田舎三昧の生活と意見

掲示板にもどうぞ (~ ~)/

2005年5月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Web Camera


Mini Theater

  データが重いので休館中

VR Theater
データが重いので休館中
You need QT Player !



■Contents■

01 真ちゃんだ!
  田植え
  悲しき玩具
02 電波時計
  マロニエ
03 イチロー。美技
  やっぱり、脳足りん
04 不誠実
05 阿保は天王寺
  花より団子
  開いた口が、そのまま
06 交通戦犯
  居座り、断念
  日常茶飯事
07 花火
  綿帽子
  不祥事ぞろぞろ
08 覆水盆に還らず
09 電気自動車
  友達
  スモークツリー
  ぶどう
10 自前清掃
  獅童と結子
  松平穴
  役場の対応、その後
  甘い
11 血が騒ぐ
  やっぱりね
  マロニエ
  スモークツリー
  到来物
  レジーナのある風景
12 宮代の貧弱な街路樹
  お役所仕事
  マロニエの宇都宮
13 猫も丸くなる
  橋の補修工事
14 2市3町の人口
  花盗人
  胎動
  脱帽・尊敬
15 葛飾北斎
16 サラリーマン長者
17 吊し上げ
  体験
  世代交代
18 金鳥
19 久々に
  金鳥小説
20 悲しき末路
  金鳥小説
  岡田ビジョン
21 群れる
  鴨の散歩
  庭
  本末転倒
  うはうは
22 労働
  白物メーカー苦戦
23 あわや、広告ジャック
  金鳥小説第6回
  痛し痒し
  100億円部長
  ネーミング
  ブリーフ
24 視点120号
  金鳥小説第7回

  生態系無視
25 金鳥小説8回
  JALの愚
26 金鳥小説9回
  石津健介氏死去
27 新選組!
  初夏の花咲く
  5年前
  金鳥小説最終回
28 望郷
  東武鉄道の運転士
  父の日
  お邪魔虫
29 江戸の夕栄
  忍冬
  診療室
30 早めに就寝
  小児医療費
  メッセンジャーバッグ
  譲さん
  二十日大根
  無花果
  紫蘭
31 夕日
  金鳥広告
  レッサー騒動
  雨天


Archive
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月

Link
Yellow House
Chicago Short Stay
Miyashiro Avenue

Category
Advertising
Area
Area2

Drink
Case
Culture
Cycling
Economy
Expression
History
Hobby
Memory
Movie/Drama
Panorama
PC
Person
Poetry
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

First Uploaded 030907
Last Modified 050531

       


    

     

       

     
5月31日(火曜日)
●夕日
はっきり言って、Hawaian Sunsetには負けます。

午前中のシトシトピッチャンが午後からブルースカイに変わった。
相変わらず風邪っぴきなので厚着をしていたのだが、
気温の上昇に誘われて薄着になった。
周囲の若葉が実に美しい。
ハーブガーデンのバラも見事である。
一年を通じてこの時期の風景が一番だ。

レジーナの木組みの向こうに沈む夕日もいいが、
ここは田園地帯らしく水田の向こうに落ちるさまを撮影。
18時45分。
周囲はまだ明るい。

●金鳥広告
金鳥小説は10回をもって終了した。
「ひでちゃん」と恋敵「月波」先生、ともに
「はるちゃん」への想いを遂げることはできなかった。
これは「水性」蚊取りの広告だった。

昔ながらのスプレータイプの広告は
別のシチュエーションでやっている。
「ひでちゃん」が女盛りの和装・和風美人と縁側に座っている。
離れた木陰から息子が二人のありさまを双眼鏡でうかがっている。
ひでちゃんは、うわずった調子でキンチョーの効能などを喋っている。

しびれを切らした女性は
「そんなことを言うために、私をこんなところまで連れ出したの?」
ひでちゃんの、困ったような、照れたような表情。
カメラは次第に引いて夏の午後の情景になる。
せみしぐれ。

今年の夏、ひでちゃんは「初恋の人にアタック」失敗。
同時進行で、別の女性にもアプローチ。
こっちはどういう具合に展開するかわからないが、
続編は用意されていないんじゃないのかな。

とにかく、老いてますます盛んな「ひでちゃん」なのだ。
高齢化社会の日本のどこにでもありそうな物語である。

●レッサー騒動
直立するレッサーパンダ「風太」が話題になっている。
千葉県は名前を商標登録するとか。
でも、所有するのは静岡県。ここから借りていたのね。
意外な人気に静岡の本音は「返して」じゃないの。

「うちのレッサーも立ちます」とアピールする動物園も出てきた。
波及効果で「立つキリン」を目玉にしようとするのが「宇都宮動物園」
テレビで見たが、あれはちょっち違うね。
高いところにある新芽を食べようとして柵に前足をかけているだけで
自力で直立しているわけではない。
完全に便乗型だ。

動物がちょっと可愛い仕草をすると「癒しだ」と騒ぐ。
これが、動物たちには「ストレス」を与える。

動物園は入場者の頭打ち、減少で経営が苦しい。
アザラシやクジラが海岸に現れ人気をさらっても
指をくわえて見ているだけだった。

ところが、園内に思わぬヒーローが出現した。
今まで見過ごしていた他愛ないことでも、見方によっては価値がある。
これを気づかせてくれたのが「風太」だった。
どんなレッサーパンダでも骨格構造上、直立できるのだそうだ。
「餌はまだかな〜〜」などというときに立つのであって
「客の入りはどうかな」と思って立っているのではない。

シンプルな精神構造の人間たちは、それを争って見に行く。
お前らだって「直立」だぜ。
「四つん這い」で見に行けば、檻の中のレッサー君は驚いて「直立」するだろうよ。

「旭川動物園」は動物展示に斬新な手法を取り入れ入園者数を飛躍させている。
そうと知った同業者はなりふりかまわぬ「模倣展示」をはじめた。
その「旭川動物園」が、
今回のレッサー騒動に警告を発している。
「レッサーが立つのは当たり前。騒ぎ立てては彼等にストレスを与えるだけ」

ひとつが当たれば、馬鹿みたいに右へならえするのではなく、
もっと頭を使っていただきたいですね。

「動き回るナマケモノ」「ころがりながら移動するペンギン」
意外な動きをする動物の発見はひとえに飼育係の観察眼にかかっております。

●雨天
2日続いて天気が悪い。朝は気温も低めだ。
小さいほうのファンヒーターを引っ込めることができない。
明日から6月だが、梅雨寒があるので
わが家の暖房器は「夏炉冬扇」というわけにはゆかない。

元大関、貴乃花が亡くなった。
55歳。まだ若いのにね。
今朝はどの局もこの話題でもちきりだ。
2人の息子を横綱にした親方というのは初めてね。
その後、息子の花嫁問題。息子同士の確執。
親方と婦人の離婚。
相撲界でこれだけ芸能ニュースで取り上げられたファミリーも珍しい。
藤島部屋、二子山部屋、貴乃花部屋…
1つの部屋でこれだけ名前の変わったケースも珍しい。
いろんな意味で、国民を角界に目を向けさせた親方だった。
御冥福をお祈りします。 合掌

5月30日(月曜日)
●早めに就寝
まだ風邪が抜けきれていない。
咳が出る。
鼻をかみすぎたのか、頭の中が若干朦朧状態。
大事をとって、今日中に寝ることにした。
宵っ張りの皆さま、お先におやすみなさ〜〜い。

明日も元気に7時起き。
孫の朝食作らなくてはいけないので。

●小児医療費
児童の医療費は5歳の誕生月まで、かかった費用全額が返還される。
入院費は7歳の誕生月までだ。
孫は丁度今月まで診察代、投薬代が戻ってくる。
わずかな額だが申請のために町役場へ出向く。

訪問先は初回にいやな思いをした「子育て支援」係である。
お〜〜〜っといましたよ。
小生に無礼な態度をとった「お○だ」青年が。
机に向かっていたので彼は気づかなかったが、
一度被害に遭った者は警戒をゆるめないよ。
あっちは忘れているのだろうけどね。

この係りを訪れるのは今日で3回目だ。
応対に出たのは、小柄な女性だった。
初めて出向いたとき、「お○だ」青年の無礼な態度に
怒りを抑えながら帰るとき、すまなそうに頭を下げた女性である。

領収書の枚数を確認して、申請書を持ってきた。
領収書ごとに申請をするのだ。

必要以上におどおどしているように見えたね。
声が小さくて何を言ってるのか聞き取れない。
耳の遠い年寄りなら理解不能だろうよ。

自分の業務にもっと自信をもって、
はきはき、てきぱきと処理していただきたいですね。
性格がシャイなんかな?

●メッセンジャーバッグ
娘からの「父の日」プレゼントが届いた。
自転車に乗るときのメッセンジャーバッグである。

銀座、丸の内などで車の間隙をぬって、ビルの裏から裏へ。
地理を熟知した若者が企業の依頼で書類などを配達する仕事。
メッセンジャーはニューヨークあたりで生まれた職業だが
あっという間に日本でも定着した。
映画にもなり、「かこいい」のだそうだ。

おじさんがママチャリでよたよたしながら走るのではこのバッグは似合わない。
マウンテンバイクやロードレーサーなんだろうね。
現在私が乗るのはポタリング用だ。
これでも似合わないことはない。
やっぱ、マウンテンバイクが欲しくなるね。

●譲さん
このところ、冒険小説家「佐々木譲」さんのサイトへよく顔を出している。
彼は北海道に執筆の場を求めた。
もっとも出身地があちらである。
精力的に仕事をこなすかたわら、Blogの更新も頻繁である。
ところが、ここ2〜3日更新がないと思ったら
急性腰痛で入院していたという。
職業病なのだろうと思った。

ここには漫画家の「すがやみつる」氏も出入りしている。
パソコンがマイコンと呼ばれていた20年以上も前、
プログラミング言語Basicの啓蒙漫画を描いていた。
マイコンの「マ」を始めた私は、彼の本を2冊購入し、それを今でも所有している。
譲さんのBBSはその頃のパソコン通信の話で盛り上がっていた。
当時、私ものめりこんでいたので、
よく私が顔を出していたBBS in Hrajyukuの名前を出したら
すがやさんも、そこには行ったことがあると書き込みをした。
うろ覚えで漫画本の名前を「べーしっ君」を持っています、と書いたら
「それは別人の作です」と言われてしまった。
大いに恥じ入った私は、「書庫」という名の物置に行き確認したところ
「こんにちはマイコン」だった。
失礼を詫びる投稿をしたら「気にしないで」という返事が返ってきた。

東京に住む漫画家と埼玉に住むおっさんが北海道のBBSで会話する。
あ〜〜これは、昔のパソ通の乗りである。
ここには、中南米で活動する女性声楽家も登場する。
彼女のサイトには、数多くの著作、CDが紹介されていた。
初めて聞く名前であったが、その筋では著名であるらしい。

譲さんは私より遥かに若い。
だが、昔、赤坂溜池の小さな広告代理店で席を並べていたことがある。
同じコピーライターであった。
当時、彼が小説家であることを知らなかった私は
物静かで謙虚であるが的確な意見を言う彼に一目置いていた。

アルパインというカーオーディオメーカーの仕事を一緒にやったのだが
そのとき既に彼は富士通の親指キーボードを採用した
ワープロ専用機「OASYS」を自宅で使っていた。
彼は広告のキーワード探しのとき「アクセス」という単語を提案した。
今でこそこなれている言葉だが、当時は「なにそれ?」という感じだった。
パソコンはもちろん、ワープロも使っていなかった私は
その言葉の意味を知らなかった。

上層部と衝突した私は、その会社を飛び出した。
その後東急Agcも辞め完全フリーとなった。
そして中目黒に事務所をもち、中目黒のホームで譲さんとばったりあった。
彼は首に鞭打ちの器具をつけていた。
バイクで事故ったと言っていた。
彼も会社を辞め、同じ中目黒の駅の向こうに事務所を構えていたのだった。
その後また道でばったり。
その足でわが事務所へ来ていただき缶ビールを飲んだ。
まだ事故の後遺症に悩まされていたようで、酒の量ははかどらなかった。

この事務所で私はパソコン通信と近所の飲屋三昧だった。
4年ほどでこの事務所を引き払って横浜に戻った。
遊びすぎた果て、であった。

ややあって、本屋の棚で面白そうな本を見つけた。
第二次世界大戦物、「ベルリン飛行指令」であった。
著者を見て驚いた「佐々木譲」。
譲さんだった。
大日本帝国海軍航空隊が誇る「ゼロ戦」をドイツに運ぶという
壮大なフィクションである。

私の好きな世界であり、その面白さに引きずり込まれた。
いっぺんに譲さんのフアンになってしまった。
その後彼は精力的に第二次世界大戦物を発表する。
シェンノート率いる義勇軍の航空隊と日本のパイロットの死闘を描いた「鷲と鷹」。
これはフィクションとノンフィクションが巧みに綾織になっていて面白い。
「エトロフ発緊急電」これはNHKでドラマ化されたスパイ物。
日本版「針の目」というところか。
さらに「ストックホルムの密使」「ワシントン封印工作」。
軍事物でそれぞれ、すこぶる面白い。

「昭南島に蘭ありや」。これは残念ながらまだ読んでいない。
昭南島とは日本が占領したシンガポールの和名である。

シンガポールはマレーの虎・山下将軍が英国のパーシバルに
「イエスかノーか」と無条件降伏を迫ることで有名だ。
しかし、日本も降伏。ジェネラル山下は今度は裁かれる側になる。
セントーサ島にある博物館には、そのシーンを再現した
精巧な蝋人形があり、迫力に圧倒されましたね。

その後、譲さんは「武揚伝」上・下巻を出す。
とにかく分厚い力作であったが、短時間で読了した。

彼が描く男の世界は、どれも痛快で読者の気分をすかっとさせる。
その後も、続々作品を発表しているが、私の読書量がスローダウンしている。

近いうちに譲作品読破の前線復帰したいものと思っている。
その彼が「腰痛」で入院。
早くなおってね。

●二十日大根

しゃれて言えば「ラディッシュ」ね。
これほど簡単にできる野菜はない。
ダイコンとは言うものの、小型赤カブのようだ。
サラダの色どりなどに利用するが、私はそんなに好みではない。
種まき後、ほぼ1ヶ月で収穫となる。
わが家も収穫の時期になった。
葉が柔らかくて、おいしそうに見える。
こちらはいつも捨てているのだが、利用できないものか。

時間差種まきで、秋まで絶え間なく収穫できるが
トマト、キュウリなどと比べればそんなに利用価値があるとは思えない。

●無花果

わが家の裏に「新しい村」の「無花果畑」がある。
ここで収穫されたものは「結」の工房でジャムになり、販売所で売られる。
スーパーで大きな無花果が売られているが、
出荷用に育成される無花果がどんなものか知らなかった。
ところが、裏手の無花果畑でその栽培法がわかった。
ともかくばさばさと剪定している。
幹が太く、低木に形を変えて行くのだ。
そして収穫が終わると、またばっさり枝を切り落とす。

一度実のなった枝からは、次の年にはいい実がならない。
だから、常に新しい枝に実をつけさせるよにするのだそうだ。
枝の切り口は消毒用に何か塗っている。

家庭に植えてある無花果の枝は伸ばし放題。
どんどん徒長して、上になった実は鳥の餌になる。
実はわが家もそうである。
確かに、古い枝に実がついても枯れて落ちてしまうことがある。
今年は遅かったので、秋には「ばっさり」やるか。

●紫蘭

植物図鑑によれば、
「本州中部以西の山中に自生し、庭園にも植えられるラン科の多年草」
横浜の頃は、ほとんど目にしたことがなかった。
こちらに来て、農家の周囲などでよく目にする。
「蘭」といえば高価な花である。
「紫蘭」だから本家「蘭」の親戚筋である。
確か、知り合いになった農家から株を分けていただいた。
どこの家でもやるように、家の入口やアプローチに植えたら
何年か後に増えに増えてしまった。
昨年、ほんのわずかな本数だけを残し、裏の雑木林に移植した。
それが、今年は美しい花を咲かせている。

もともと「山中」に自生する花だから
彼等はふるさとに帰ったようなものである。
木漏れ日と腐葉土で葉焼けなし。花の色は鮮やか。
表に植えてあるものより美人に見えます。

5月29日(日曜日)
●江戸の夕栄(ゆうばえ)
中公文庫から面白そうな文庫本がでた。
著者の「鹿島萬兵衛」はペリー来航の4年前に生まれた・ばむ
幕末から維新の江戸を見聞した実業家、という。
渋沢栄一と同年代なのかな?
内容は「江戸の町人文化の最後の輝きの回顧録」
書評で紹介されているのは、食事や食材への驚くこだわり。
その1。江戸の高級料理店はスイカを切って座敷に置きハエよけとしていた。
甘い液体にハエが群がっている間に、人間は卓の料理を堪能する。
それを知らず、スイカを食べてしまった野暮な男の話。
今ならさしずめ、フィンガーボールの水を飲んでしまうようなものか。
その2。ウナギのかば焼きも、通(つう)は江戸以外でとれたものを
「旅鰻」といい嫌ったという。
焼き方も「団扇2枚であおいでおくれ」と注文をつけた、とか。
こんな、「江戸庶民の粋でぜいたくなこだわり」がちりばめられている。
ぜひ読んでみたい本ではある。

21世紀のいま、グルメ番組が隆盛だ。
しかし「斬新」とは思っても「粋」は伝わってこない。

そういう店は原宿、四谷、神楽坂、神田、上野などの裏通りにひっそり息づいているかも知れない。
ぜひ探してみたいものだ。

●忍冬
読売コラム、俳人・長谷川櫂の「四季」。
毎日続けて1年以上。
編集手帳は複数の人が担当しているらしいが「四季」は1人。
小さなスペースだが、毎日となるとかなりエネルギーを要する。
俳句、和歌、漢詩、詩などと季節の風物を見事に調和させております。
愛読してます。
 
本日は「忍冬」
名前からすると早春の草花のようだが、実は違う。
「すいかずら」
名前は知っていたが見たことはない、と思っていた。
ところが、掲載されていたのは、
「くちなし」の花に似ており、どこぞで見ていた。
 
植物図鑑では
「日本全土の山野にはえる。花は白色、後に黄色になる。
葉を乾燥したものを漢方では<にんどう>といい薬用にする」。

なんだ、裏の雑木林にある甘い香りのする、あれ、であった。
「ふ〜ん、これね」改めてしみじみ。
犬の散歩のとき、東武動物公園のゴーカートコースの金網にも
巻きついていましたね。

今朝は、またひとつ「おりこうさん」になりました。
生きていてよかった。

●診療室
なかなか抜けない風邪の症状のため
宮代町立病院「六花(りっか)」へ出向いた。
この病院のネーミングは町民の応募で決まった。
隣の杉戸町には「六花舎」という建築関係の会社がある。
旧4号線に面した場所にあるので、この界隈では結構知られていると思う。
近くに同じような名前があるのに、よくもまあ名付けたな、というのが
医療施設の名前が発表されたときの感想だった。
企業や商品のネーミングなら、まず考えられないことだがね。
おおらかというか無神経というか…

初診だと思いカードを作ったら
受付の女性から、すでに登録してあります、と言われた。
これまで身体頑健が取り得の小生としては、
無意識に病院を避けるという思いが働いていたのかも知れない。
あるいは、アルツの初期症状か。

この病院は「すいている」というので有名。
開院して1年以上になろうか。
なぜ、「客」が並ばないのかな?
考えられる理由は、恐くて露骨には言えません。
今回は、たかが「風邪」だろうと思い、このくらいの病気なら
医師としては基礎の基礎。
どなたに診てもらっても「当たり外れ」がないだろうという思惑があった。

受付カウンターの女性が言った。
「どなたか指名される先生はいますか」
え、ここは風俗みたいに指名できるの!?
でもさ、初診と思い込んでいる私は
先生をハシゴで診てもらったことはありません。
ふりの客みたいに「いいえ」と答えた。
大昔の川崎・堀の内を思い出すね〜〜。
ドアを入った奥で待つと、先生から呼ばれた。

お〜〜〜っと。
この先生は、孫が熱を出したときにお世話になったな。
小児科、内科は兼務なのかな?

最近の診療室はすっきりしている。
パソコンと最小限の道具だけ。
パソコンは日立の「プリウス」だった。
熾烈な落札競争でNEC、富士通、IBMは負けたんだな。
液晶画面の文字は、患者からもはっきり見てとれる。
電子カルテなんでしょうね。
若い先生だけあってマウス操作は手馴れたものだ。

私がここ4〜5日の症状を言う。
口を開け喉を見る。
聴診器で胸と背中の音を聴く。

私が聞きたかったのは、
朝は元気でも夕方になると気力減退、微熱。
これが3日程続いている。
その正体はなんなのか…ということだった。
しかし、30半ばと思われる青年医師は、
小冊子をめくりはじめた。
投与する薬のアンチョコのように、私には思えた。
私が言った症状に対応する薬を懸命に探しているようにも見えた。

不安になりましたね〜〜〜。
こういうことでいいのだろうか?

結果、4種類の薬、4日分が決定した。
これで、診療はお・し・ま・い。
初診料が1000ちょい。
病院の前にある調剤薬局でもらった薬が1500円ちょい。

でもな〜〜、あの程度で終わるなら市販の風邪薬でもよかったような…

病院には13時ちょい過ぎに行ったのだが、がらがら。

ラーメン屋の場合、かきいれどきに空いている店は、
味がまずいか、味のわりに値段が高いか。
いつも空いているラーメン屋は、それだけの店である。
同じことは病院に当てはまるかどうか?

新しいから院内の雰囲気は最高ですよ。
しかし、患者は雰囲気では行かないからな。
私は、近くて、待たされないから行きましたがね。

5月28日(土曜日)
●望郷
「ペペルモコ」ではない。
NHKの特番、シベリアに抑留された日本兵の実話をドラマ化した。
先日放映されたものを再放送していた。
あいにく見ていなかった。
ドラマは後半だった。
西田佐知子の息子が演じる軍医大尉とルーマニア兵との友情が描かれていた。
多くの犠牲者を出しながらも大尉は運よく敗戦後2年で帰国できた。
帰国後は、ドラマは一転してドキュメンタリーになる。
大尉は生存していた。
奉職していた大学を定年退職。
悠々自適の生活をしているところに
死んだと思っていたルーマニア人の「アールヒップ」さんから手紙が届く。
宛先は、収容所で彼に頼まれて日本語で書いた
大尉の故郷の住所だった。
「大日本帝国新潟県…」それが転送されてきたのだ。
アールヒップさんは脳梗塞で療養中だった。
元大尉は友情の証のために90近い年齢にもかかわらずルーマニアに旅たつ。
飛行機の中では始終にこやかだったが、
臥している彼と会うと、彼を包み込むように抱き号泣する。

思わずこちらも、もらい泣き。
最近、とみに涙腺が弱くなってきた。
こういう戦争がらみは特に弱い。

ミセス・アールヒップは、大尉が収容所で名前を聞いていたその人だった。

帰国して間もなく、アール氏の死亡を知らせる便りが届く。
それから時を経ずして婦人も後を追うようにして他界した、とも。

再び元大尉はルーマニアの墓を訪ねる。
あの極寒の収容所で国境を越えた友情が芽生え、
生きてそれぞれの国に帰ることができたら再会を誓った。
60年近くを経てそれが実現したと思ったら、
永遠の別れという過酷な現実。

大尉は収容所でアールヒップ氏に言った。
この戦争を憎むが、
戦争がなかったらあなたと出会うことはなかった。
その意味では戦争に感謝する、という複雑な気持だ、と。

墓の前で、元大尉は再び号泣する。
墓碑には「1919−2002」と記されていた。

NHKには金に汚い制作者が多いが、
民放には真似のできない良心的な番組を作る人たちもいる。
一部の不心得者のおかげで、色眼鏡で見られるんだろうね。
可哀相に。

●東武鉄道の運転士
東武動物公園駅、下り側の踏み切りで、待つことしばし。
踏み切りの左手で中目黒駅行きの電車が出番を待っていた。
この駅は、相互乗り入れの始発駅である。

運転士が電車から降りて、線路の上に立っていた。
遠くを見ながらニヤニヤしている。
おいおい、だいじょーっぶかよ!
東武版「日勤教育」を受けて心理的に参っているんじゃないだろうね。
尋常じゃないぜ、あの様子は…

彼の視線を追ってみた。
すると、向こう側の踏み切りで赤ん坊を抱いた若い女性がいた。
彼女は、子供の手をとって振っている。
なんだ、彼は自分の家族に笑顔を見せていたのだよ。

パパの仕事ぶりを可愛い娘に見せたかったのだろうが
赤ん坊じゃ憶えているわけがない。
ややあって、彼は運転席に消えた。
電車は私の前を通ってプラットホームへ向かった。
おいおい、家族を見てないで信号を確認しておくれでないかえ。

パパは交通「戦士」なのだ。
いつ、交通「戦死」するかわからないから、
愛する家族とここで別れの「お手振り」をしているんだね。

踏切が開くのを待つ間に、家族の凝縮された愛の形を見せていただきました。

●父の日
いつだっけ?
私には関係ないものと思っていたのだが、シカゴの娘から電話があった。
プレゼントを送ったという。
一緒にDVDも、と。
私はサイクリングが好きである。
昔のディパックを背負っているのを娘は知っていて
最近流行っているデザインのものを選んだという。
DVDは映画だという。
USA版では私のヒアリング能力ではしんどいな。
と思ったらインターネットの日本のサイトで購入して
送り先が日本であれば、支払いがUSAでもOK。
日本語モードがあるので、パパも大丈夫ということだった。

クックッ〜〜(感動してるのね)
持つべきものは娘…。

息子もいるのだがね。
彼からは大きすぎるプレゼントだよ。
なんせ、彼の子供を預かって育てているのだからね。
今朝は保育園の遠足で隣県の動物園にいっている。

ば〜ちゃんは早起きして、慣れない手つきで
たこちゃんウインナ・ちくわのはちまき付きやフライドポテト
エビのうんたらかんたら。
俵型のおむすびなどを作っておりました。
息子のリクエストで孫のために30年ぶりに遠足の弁当づくり。

息子が子育て不適格な女とくっついたばっかりに、
還暦すぎてからじいさんばあさんが、再度の子育てとは…

私の後半生はこういうことになるとは夢にも思いませんでしたね。
これまで寝込んだことのない私だったが、
この3〜4日、夕方になると発熱。9時には就寝。
多分に心理的なものだと思いますがね。

●お邪魔虫

退屈するのか、かまってくれないからか。
ミミがディスプレイに乗り尻尾をワイパー振り。

窓の外に見える金木犀は葉を茂らせている。
ここには鳩が子育てをした巣がある。
ここを巣立った鳩なのか、その親なのかわからんが
マイホームを訪れる。
ミミがそれに気づき窓越しに小刻みな鳴き声を上げている。

ディスプレイの上から鳩がよく見える。
彼等の到来を待ちつつ、退屈だからワイパーしているのかもしれない。
でも、私にとって邪魔な動きに変わりはない。

5月27日(金曜日)
●新選組!
昨年の大河ドラマの続編が来年1月に放映されるとアナウンス。
近藤勇亡き後の土方の東北、北海道への遁走劇が主体だそうだ。
そして、函館で戦死した歳三が天国で勇と再会する、という。
期待しながら待ちましょう。

今年の大河ドラマ「義経」だが、
このところ、腹違いの兄、頼朝から疎外されているとしか思えないシーンが続く。

義経は兄を敬い信じているのに受け入れられない。
頼朝は世を治めていくには、
一族で固めるという平家方式ではまずい、と思っているので
ことさら義経を無視するような行動をとる。
脇にいる政子の策略家のような危険な目つきが、なんとも言えませんな。
義経の郎党は個性的だが弁慶を除けば迫力に欠ける面々。
新選組・近藤側近に比べ見劣りします。

義経が鎌倉に居る間は、やっぱ主人公は頼朝になってしまうのでしょうかね。

●初夏の花咲く

ニゲラ(クロタネソウ)地中海沿岸地方原産、キンポウゲ科の1年草。
トケイソウ、ブラジル原産。アサガオに似て夜は花を閉じてしまう。

●5年前

東武動物公園と笠原小脇から新しい村へ抜ける道は開通していない。
細い道は、どんずまり。
クランクを左に曲がり、橋を右に曲がる。
車が鉢合わせしようものなら、どっちかが延々とバックしなくてはならない。
山崎地区に入るには不便そのものだった。
人が通らないものだから、ばあちゃんが中腰立ちしょんべん、
あるときは、中年女性が尻を丸出しにして座りしょんべんするなど、
農村地帯ののどかさそのもだった。
初めて目撃したときは「ああ、これが田舎なんだ」と思ったものだ。

ところが道が1本開通してから、すっかり様変わり。
白岡、西原方面から駅西口へ抜ける便利な道なので人も車も増えた。
大勢の人が「新しい村」へ行く。
相変わらずじいちゃんたちは立ちしょんべんしているが
女性のはしたない姿はなくなった。

わが家へと続く田舎道。
耕運機や小型バンが農作業で通っていたから「わだち」がついている。
そのイメージを舗装道路に残そうと思ったのが失敗のはじまり。
「わだち」ではなく「分離帯」となってしまった。
しかも、車の通行を頭に入れず幅を広くとりすぎたたため、
そこに車輪が乗り上げ、いまでは無残な姿をさらしている。
無理に舗装することもなかったのにね。
こうして田園風景は様変わりしていく。

●金鳥小説 最終回
花火見物のあと一人帰途につく「ひでちゃん」を呼び止める人あり。
俳句の「月波」先生だった。
彼も「春ちゃん」に愛の告白をして、みごと振られた。

マドンナを巡る勝利者なしの短い日々だった。
心にぽっかり穴の開いた者同士。
「一杯やっか」と肩を並べるのであった。

という、他愛のない「老いらくの恋」の行方であった。
めでたしめでたし。
こういう短期連載で「勝利者」がいては面白くないもんね。

5月26日(木曜日)

●金鳥小説9回
花火見物する「ひでちゃん」と「春ちゃんの」姿があった。
先日、ひでちゃんの息子に「言い過ぎた」かなと反省した「春ちゃん」は
「いつまでも、いいお友達でいましょうね」のつもりで
そっと「ひでちゃん」の手を握った。

花火の反射のようにも見えたが、実はゆでだこのように赤くなった顔なのだ。
舞い上がってしまった彼は、
一人合点して、またあらぬ行動に走るのではないだろ〜ね。
たぶん、明日が最終回。

●石津健介氏死去
男性ファッションメーカー「VAN」の創設者が昨日死去した。
93歳だった。
昭和38〜9年だったか、男性週刊誌「平凡パンチ」が創刊され
大橋歩氏の表紙イラストレーションが斬新だったし、
その若者たちのファッションがVANがプロデュースする「アイビー調」だった。
さらにVANからは「ケープコード・スピリッツ」なるブランドも発表。
販促用の印刷物、ノベルティの魅力は大変なもので手に入れるのは苦労した。

ファッションを軸に若者文化を発信した。
社内にアメフトチームを作って
よく遊び、よく働きをVANのライフスタイルを実践してみせた。

しかし、拡大路線が過ぎたのか会社はあえなく倒産。
石津氏は再び経済界の一線に戻ることはなかった。

読売コラムは
「拝金主義が横行するいま、石津氏の生き様は<現代のおとぎ話>のようだ」という。
まさに、そのとおり。
氏の「いさぎよさ」は、M&Aに血道をあげるIT経営者には理解できないだろうな。

5月25日(水曜日)
●金鳥小説8回

親父を思う息子は喫茶店で単刀直入に切り出す。
「彼に対する気持はどうなのでしょうか?」
「いいおともだち」
春ちゃんは死んだ亭主がいまでも心の中で生き続けている。
親父の一方的な思い過ごしだった。
「月波」師匠に対してもたぶん同じだろう。

明日からは、息子が親父に現実を切り出すのか、
相変わらず独り相撲する「ひでちゃん」なのか。

甘酸っぱいというより「すえた」老いらくの恋である。

●JALの愚
JALが採算の合わないサイパン路線を今年10月から全面運休するという。
さらにグアムまで運急拡大を図ろうとしている。
理由は「ビジネス需要が見込めないから」
全く、根拠薄弱な理由である。
するて〜と、JALは観光路線は頭に入れていない、というわけかい?

これまで、お手軽なリゾートとしてかなり儲けてきたんでしょうが。
最近、タイ、インドネシアなど東南アジアのリゾート開発が進み
わざわざ遠くまで出かけなくても間に合うそうなのだ。

だが、JALと言えばわが国を代表する「世界の翼」と言われていた。
いわば公共運輸機関のようなものだ。
それが、最近の相次ぐ不祥事である。
経営の失敗を路線縮小で対応するなど最低の選択である。
体質改善と人員整理が急務ではないのか。

JR西同様、無能経営者の姿が浮き上がってくる。
調子のいいときは誰がやっても企業なんてもんは「ころがせる」ものだ。
「こけはじめた」とき、その真価が問われるのだ。

5月24日(火曜日)
●視点120号
宮代町会議員で自分の考えや町政の報告を定期的に
しかも、120号という長きにわたり発行しているのはK議員だけである。
あとのお方は、立候補するときはへ〜〜こらしても、
当選しちまえばこっちのもん、とばかり有権者と接点を持とうとしない。
もちろん、ホームページの利用など、づづ〜〜っと先のことだろう。

私が4才から独身に別れを告げるまで過ごしたのは葛飾区金町である。
同じ町内から区会議員が誕生した。
安斉さんというが、彼は小学校の先輩で奥さんは小学校の同級生である。
ホームページをすぐ立ち上げ区政報告を迅速に行い自分の主張を発表している。
事務局は、Mrs.安斉の関係で小学校の同級生が手伝っている。
また、後援会を組織し親睦会、報告会を開催している。
同級生のよしみでか、票に関係のない宮代在住の私のところまで区政報告が届く。

有権者は地元選出の議員を常に注目している。
だから、議員自身も気が抜けませんよ。
油断すると、次回の選挙に憂き目を見る。

以上のような緊張感が町会議員レベルではほとんど感じられません。
名誉職と心得ておられる年配議員も多いのではないかと勘ぐられてもしょ〜がない。

「議会を傍聴しろ」というが、その前に自分の活動を有権者に報告しろ。

K議員は佐渡10市町村の合併について報告している。
2004年3月1日に合併し佐渡市になった。
それまでは「ずさんな国政の縮図だった」という。
しかし、強烈なリーダーシップをもった人により、新潟市の一部になることを拒み
島内にあった、全島ではなく小刻みな合併論議をひとつにまとめ、1島合併にこぎつけたという。

K議員は1島1市合併を「是」と感じ、「視点59号」に書いたことを憶えている、のだそうだ。
(ほら、自画自賛の自慢話が始まってしまったよ)

宮代を混迷させた1市3町合併反対の当初の旗振り役は彼女だった。
その後、復活運動を挫折させるために「杉戸合併」に票を投じたが。
さらに、その後「民主主義至上主義者」による運動が盛り上がり
K議員は合併反対の表舞台から身を引いたように見えた。

合併復活運動は合法活動だったが、地裁に違法性を訴えた「閑人」がいた。
当然却下されたが、3月の法定期限が過ぎるまでの時間稼ぎの戦術ということは明白だった。
そんなこんなの「迷走騒ぎ」が、マスコミの県版をにぎわせることになり、
宮代町は合併しないで単独でゆくことになった。
同じような歩調の杉戸町も合併失敗。
春日部市と庄和町による1市1町合併が実現した。

K議員が、今頃佐渡市の合併話しを持ち出した真意は何か?
1島1市を「是」としたように、宮代単独を「是」と感じたんだろうね。
それで、先見の明のある彼女の判断は正しかったと推論させようというのかな?

ところで、佐渡市の誕生は現市長のリーダーシップによるところが大きいわけだが、
この町はどうだろう?
合併反対という民意に反して町長は合併推進派だった。
思わぬところで町民に足をすくわれた感じになってしまったが、
昨年7月の住民投票以後も、合併の可能性を探り続けていた。
杉戸町は宮代の動向を見ながら、これまたわけのわからない動きをしていた。
10月に町長改選がある。
現町長は出馬表明をしたが、町を混乱させたために
前回の無風選挙ではなく、対立候補が出るという観測もある。

もともと庄和町は春日部市の衛星都市みたいなものだから
町民も比較的すんなりと合併を納得した。
財政的にも春日部と一緒になることで、一息つける。そんな思惑もあった。

どういうわけか、宮代は「金のある町」と思われていた。
「貧乏な町」と思われるよりマシだから、町民もなんとなく納得し
次第に「町には金がある」と錯覚してしまったのだね。
合併すると、宮代の金を持っていかれると、単独派は不安感を煽り立てた。

幹線道路に面していない、従って工業団地もない、高齢化は進む一方。
人口34000人の小さな町の税収など先細りするだけ。
国からの金だって削減されるから、この先どうなるかは明明白白。
なぜこんな風説情報が飛び交っていたのか不思議である。

町制施行後わずか50年で老人町になってしまった。
道路整備、住宅整備、産業整備…どれも満足なものはない。
そのツケが一気に噴き出したといえよう。
新住民が誇りをもって2代、3代と住み続けたくなる町かどうか。
この際よ〜〜〜く考えてみよう。

●鉄の女の傲慢、非礼

昨日午後、純ちゃんと会談を予定していた、チャイナの呉副首相が
本国からの命令で突然帰国した。
首相のあと岡田民主党代表との会談も取りやめ。
午前中は、河野衆院議長と議長公邸で会談し、
昼には日本経団連の奥田碩会長らとの会食に臨んだ。
ところが、1国の代表とはドタキャン。
ついでに岡田代表もこけにされた。
岡田氏は首相のあとの刺身のツマのような感じだがね。

純ちゃんは「会いたくないのなら会わなければいい」と
相変わらず、蛙の面に水のような態度。
向こうから申し込んでおきながら、勝手に中止するという
あちらも相変わらずのチャイナ非常識。
国際社会の仲間入りには、まだ超えなければいけないハードルが多い。

この呉という副首相だが、チャイナのSARZ撲滅に辣腕を振るったという。
米国のライス国務長官とともに世界に影響力を与える女性政治家の一人だそうだ。

ということは国際派でもあるのかな?
日本での非礼は、純ちゃんのに揺さぶりをかけるための本国打電か。
緊急事態発生で帰国はしたものの、その後のモンゴル訪問は通常通り行うという。

デモ騒動といい、今回のドタキャンといい、
どこまで馬鹿にされなければいけないの。

チャイナは世界の工場とか言われ、経済も右肩あがりで
指導者と一部の富裕層は鼻の穴をふくらませているが、
農村部、民工など多くの犠牲の上に成り立っているあぶなっかしい国家なのだよ。

賃金が安いから世界から狙われているに過ぎない。
経済植民地化が進んでいるというのが現実だ。
租界慣れした国だから、違和感がないのだろうがね。
だから発展途上の田舎者と思われてもしかたがない。

●金鳥小説第7回
落ち込む「ひでちゃん」を息子がいぶかるが、原因はわからない。
街を歩く息子に老女が声をかけてきた。
「ひでちゃんそっくりなもので」と。
息子は老女を喫茶店に誘い話を聞きだす。

足踏み状態の第7話であった。
コピーライターの手すさびも、もはやこれまで。
面白くないが惰性で目を通している僕ちゃんであった。

●生態系無視

紫蘭(左)とアップルミント

タラノキ(左)とヤマウド

わが家の裏は雑木林である。
笹、しきび、栗、樫などが生い茂っている。
整地部分と雑木林の境界線に、
家の庭で増えすぎたり、ご用済みになった花や樹木を移植している。
一昨日は、薔薇、シュウカイドウ。昨日はユリを植えた。

裏では、レンギョウ、水仙、スノーホワイト、アイリスが終わり
君子蘭が新しい葉を出し始めた。
紫蘭が花盛り。
アップルミントも肉厚の葉を茂らせてきた。

隣には野性のタラノキ、ヤマウドが生育中。
今年は天麩羅にしていない。

やがて生態系無視の花園ができるだろう。

5月23日(月曜日)
●あわや、広告ジャック

夕刊がサントリーの広告でうまった。
写真左はラジ番下の全10段。右は見開き30段。
商品は「缶チューハイ」。
惜しいことに1面が製薬会社の広告だった。
サントリーとしてはパーフェクトを狙いたかったのだろうが、阻止された。
昨夜の「中日・川上投手」のように。

以前は果汁を混ぜていたのだが、
新製品はマイナス196度で果物を瞬間冷凍して破砕し、焼酎に浸したという。
味がどう違うのかね。
缶チューハイ市場規模がどの程度か知らないが
当然TVCF、週刊誌などにも投入するだろう。
宣伝費は億単位。
採算ありとふんだから、派手な宣伝をやっているんだろうね。
広告自体は商品主体の発売告知で面白味に欠けるが、
これだけの物量で攻められると、つい見てしまうよな〜

●金鳥小説「夏にきた、春」第6回
「ひでちゃん」は恋敵の「月波」先生に乱暴狼藉を働き、その噂で狭い町内はもちきりだ。
その理由というのが
「春ちゃん」ちの軒下でごそごそやっていた「月波」先生を
風呂の覗き見をしていると早トチし、
引き摺り下ろして手にしていたタマゴをぶつけたという。
飛び出してきた春ちゃんに「乱暴する人は嫌いよ!」と怒鳴られ
へなへな、となってしまった「ひでちゃん」であった。

「歳とっての色恋沙汰つ〜のは滑稽だね」などと影で言われている
老人の三角関係模様であった。

今回は、あらましを見ていた人の証言という展開。
他愛ない物語であるが、あと4回読み続けるか。

●痛し痒し

「カメラグランプリ2005」で、コニカミノルタフォトイメージングのデジタル一眼レフ
「コニカミノルタα-7 DIGITAL」がグランプリを受賞した。
機能、デザインなど総合評価で選出されるが、大きな理由は
カメラボディに内蔵した手ぶれ補正アンチシェイクが評価されたらしい。
Nikon、CANON、AsahiPentaxが入門用デジタル一眼で
しのぎを削っている。
どれも、小型軽量を目指し、コンパクトデジタルカメラとの価格帯に迫っているのに
「α-7 DIGITAL」は重さも価格も重量級で20万近い。
ターゲットはハイアマチュアというところか。
市場規模はまだ未成熟だ。
多くのメーカーがボリュームゾーンで熾烈な戦いを繰り広げている中、
肝心のマスマーケットで「コニカミノルタ」は影が薄い。
この市場を制さないことには利益をあげにくいのだ。

フィルム式一眼レフ市場で、ミノルタα-7は健闘していたが
CANON、Nikonの後塵を拝していた。
デジタル一眼市場では、ミノルタに代わりPentaxが健闘している。

α-7 DIGITALの手ぶれ補正機構をコンパクトデジカメには応用できないのかね。
それと、デザインをもっとあかぬけたものにしないと、ますます苦境に立たされるだろう。
ミノルタは、レンズが飛び出さないズーム機構をいち早く取り入れた。
「コニカミノルタ」になって、あの機種はどうしたんだろ。
今では、その機構を取り入れたSonyが超薄型カードサイズを発売して気を吐いている。
最近Nikonも追従した。
ますます本家の影が薄くなるばかりだ。

●100億円部長

高額所得者No1に躍り出たサラリーマン長者
清原達郎氏のプロフィルが週刊誌に出始めた。
今朝発売の、現代・ポストでは顔写真入りで報じている。
「金に愛された驚きの半生」
「自宅は12畳のワンルーム」
「高級焼肉にニンニクが好物」
「バツイチの再婚でボディビル愛好家」
「歯を磨く暇も惜しむ仕事フリーク」
「天敵は北尾吉孝」
現代が彼の後姿なのに、ポストはばっちり顔を出している。

あまりの額の大きさに、うらやましさを通り越しておりますよ。

●ネーミング
読売コラムにお茶の水女子大の土屋賢二先生が書いていた。
哲学者というから形而上的な内容かと思ったら大違い。
「名前に悩んだら<浦和方式>」というタイトルだった。
最近の安直な名前の付け方に皮肉をこいているのである。
彼は言う。
「人間は名前にこだわるため、名前のつけ方に悩むものだが、浦和方式を使えば便利である」
そして、そのサンプルをこれでもか!と並べあげる。
浦和周辺の駅には東浦和・西浦和・北浦和・南浦和・中浦和・武蔵浦和があり、
ただの浦和まである。

多いとは聞いていたが、日頃利用することもないので、
これほどまぎらわしいとは思わなかったよ。

「今後、浦和周辺にいくつ駅が新設されても簡単に対応できる」
北北東浦和など無数の可能性があり、浦和地区を越えても
越後浦和・香港浦和・フロリダ州浦和と使える。
その他、大浦和・小浦和・奥浦和・元浦和・新浦和・外浦和・上浦和・並浦和・半浦和
非浦和・不浦和・未浦和・満期受取型浦和・生浦和・本浦和・メバチ浦和・ビンチョウ浦和
浦和の中落…
元祖・本家浦和の人が聞いたら「クラクラ」するような「浦和」のオンパレである。

さいたま市となった今も、浦和のステータスは高い。
だから「浦和」にこだわった駅名が続々誕生したのだろうが、
あまりにもイージーすぎやしないかね。

この記事を読んだデベロッパーは「おっし、いただき」つ〜名前があるだろう。
「元浦和高級住宅地 分譲開始」のチラシが入るかも知れんよ。

東武線にも、越谷・新越谷・北越谷・南越谷があるけどね。

翌日の書評コラム「この駅名に問題あり」で、
イメージを先行させたゆえに、元の名前が完全に埋没してしまった事例を紹介していた。
東急田園都市線だ。
「青葉台」「藤が丘」「多摩プラーザ」など相変わらず人気の住宅地で物件も高い。
先の2つの駅のある町名は「恩田町」。
響きがいいから、もうなじんでいるから、と認めてしまうと日本の地名は大変なことになる、
と警告している。
8月開業予定の「筑波エクスプレス」にも
「流山セントラルパーク」「柏の葉キャンパス」「みらい平」…
口あたりのいい名前だが、これらは住民からの公募によるネーミングだという。
これで不動産価値が上がれば、住民はえびす顔だわさ。
地名をそのまま駅名にするより、メリットは大きい。
地主の百姓からも文句は出まい。

だが、著者が警鐘を鳴らす。
「こんな民主主義至上主義を続けていると、元号まで公募で決められる事態になりかねない」
問題を拡大し過ぎていると思うけどね。

(う〜〜ん、民主主義至上主義か。1市町合併問題で、宮代の合併反対派は
民主主義があぶない、とヒステリックに叫んでいたが…)


私が住む町の駅は「東武動物公園」という。
明治に開通して以来「杉戸」という駅名だった。
ところが、東武資本の動物公園の開園とともにコマーシャルベースで
長年親しんできた名前があっさり変わった。

百間村と須賀村の2村合併で「宮代町」が生まれた。
駅名は「杉戸」だが、行政的に駅は「宮代領地」にあった。
宮代住民は、自分の町なのに隣町の名前がついていては面白くなかったのだろう。
しかし、生まれたばかりの「宮代」では知名度が低すぎる。
「東武動物公園」でど〜でっかという、東武鉄道側の提案に飛びついたんだろうね。
おかげさまをもちまして、宮代町は、いつまでたっても「東武動物公園」のある町。
自立できずに、有名女優の夫みたいな立場を引きずっておりますよ。

●ブリーフ
潜伏していた穴から引きずり出されてから時が過ぎた。
過去の人…かと思うがそうでもないらしい。
かつて、サダムといい思いをした連中は忠誠心高く、地下にもぐり、
あるいは普通の市民として生活し復権を密かに期待する。

※独裁者の頃と今

※逮捕された頃

※これが問題の下着姿。清潔そうな「おじさんブリーフ」だね。

彼が統治したアラビアンナイトの地は、武装勢力が跋扈し麻の如く乱れている。
獄舎につながれるフセインも、心の中で「にんまり」。
「ざま〜見ろ、アメ公が占領したって、お前等の思う通りにはいかんぜよ」
よく食い、よく眠り、心身ともに健康そのもの。

英国の大衆紙SUNにパンツ姿のフセインの写真が掲載され物議をかもしている。
敗れたといえ、かつての為政者に対する冒涜だ。
さらには、イラク人を1段下と見ている証拠だ。
米軍は、この写真を流した犯人をやっきになって探している。

先頃コーランをトイレに流し問題を起こし、今回またこの騒ぎ。
「世界のポリ公」アメリカも、最近腕が鈍っている。
人心を力で押さえつけようというのは無理だということを、はやくわかってちょ〜だい。

日本の占領統治がスムーズにいったのは
八百万の神が支配する大和民族だからだぜ。
日本人は「都合のいい女」みたいなんだから。
軍国主義者も一夜明ければ自由主義者にころっと。
変わり身の早さが身上なのさ。
ところが、かのアラブの人々はイスラムの教えが生活に浸透している。
確固たる信念の持ち主に対し、宗教抜きのうわべだけの改革はすぐ見破られ抵抗される。

5月22日(日曜日)
●労働
久々の休日だった。
朝から夕方まで畑と庭に汗を流す。
野菜の水遣り、樹木の消毒と移動。
木陰のテーブルの再配置。
昼食はそのテーブルで済ます。
薔薇3本と野草を裏庭に植え替え。
ふぁ〜〜〜〜〜〜〜、疲れたっと!

「もっこうばら」の木陰では雨がえるが昼寝をしていた。
近寄っても薄目をあけるだけで逃げようよしない。
まだ冬の保護色のシルバーグレーである。

労働の「基地」。飲み物、タバコなどとともに、年代物のSONYラジオ。
J-Waveをがんがん鳴らしながら作業ね。

今年初めて咲いた「時計草」。

●白物メーカーの苦戦
「三洋のデジカメ事業見直し」という新聞見出しがあった。
パソコン以上にライフサイクルの短いデジカメは、
各メーカーの消耗戦となっている。

白物メーカーではないが、京セラが自社ブランド、CONTAXブランド共に撤退を表明した。
CONTAXの香水びんのような小型デジカメを手にとって見たが、
作りもデザインと機能のバランスもひどいものだった。

家電品を作っている「白物メーカー」のデジカメはどうか?
冒頭の三洋電機は、「動画に強いデジカメ」に主力を置いている。
デザインも見慣れた矩形スタイルではなく、小型ムービーカメラのようだ。
CMでは故「松田優作」に似せたSMAPの「草薙」君を起用。
「なんじゃこりゃ〜」と叫ばせている。
私に言わせりゃ、「際物デジカメ」「デジカメの鬼っ子」だ。
あんな異形のカメラを持っている人を見たことがない。
私も恥ずかしくて持ちたくない。
昔、京セラから発売されていた「SAMURAI」と同じ発想ね。

三洋電機は製品開発に当たり、リサーチをしないのかね。
技術者という世間知らずの自惚れ屋まかせでは、
機能は優れていても市場性のない製品が生まれることが多い。

日本ビクターの最新デジタルムービーカメラはハードディスクに記録する。
画質は「今市」らしいが、先進性は評価できる。
しかも、デザインは縦型、横型の2種類を用意した。
ビクターの後ろには松下電器が控えている。
ビクターでテスト販売し、「いける」と思ったら
天下の「マネシタ電器」にふさわしく、Panasonicブランドで攻勢をかけてくるだろう。

三洋の「動画デジカメ」も同じ機能で2タイプ発売すれば、
少しは荷動きがあったのではないかね?

日立は子会社の「日立リビングサプライ」がデジカメを扱っている。
「蚊も鳴く」じゃなかった「可もなく、不可もなく」といった平凡なカメラを発売しているが
通販のパソコンの「おまけ」的な扱いを受けておりますね。

東芝は自社ブランドで発売していたが、静かに退場したのか?
PCショップで見かけることはない。

元気なのは「まねした」の松下電器だ。
「手ぶれ防止機能」を低価格機種にまで搭載し、結構人気があるらしい。
以前は、Panasonicロゴをカメラの一番目立つ場所に光らせていたのだが
さすがにまずいと思ったのか「Lumix」を前に出してきた。

市場の様子見で出だしは鈍いが、一旦商機ありとなったら
「まねした」さんは一気呵成にきますね。
他の白物メーカーが苦戦中なのに、一人、気を吐いています。

5月21日(土曜日)
●群がる
ポピー畑に「摘み取り自由」の立て札がたった。
花屋で買えばそこそこの値段だぜ。
獲物に群がる鳥のように人々が集まった。
残り物には福はない。
時間がたったポピーはよれよれだ。
あ、わが家は地の利を生かして、午前中の早い時間に
活きのいいところを2000円分くらいいただきました。
「ごちそ〜〜〜さま」


●鴨の散歩
午後3時頃、新しい村の「いちじく畑」脇を自転車で過ぎようとしたとき。
水路にさざ波がたった。
おやっ?
この水路の周りは雑草がおおいかぶさり、水面を見ようとする人はほとんどいない。
鴨の母親はそれを知っていた。
子供たち数羽を連れて散歩していたのだ。

このあたりは鴨が多く、田圃の虫などを食事にしている。
デコイでもそうだが、その表情はとても愛らしい。
その鴨が、またこれ可愛い小鴨を引き連れ、ひと目を避けるように泳いでいたのだ。
突然、人間がおおいかぶさるように現れた。
親鴨は警戒して水路を右往左往するが、
小鴨を連れているため自分だけ逃げるわけにも行かない。

驚かせてごめんごめん。
1枚だけシャッターを切ってその場を去った。

※4時半頃、再び用水脇を通った。
ポンプ小屋の前にカラスが止まって下を見ていた。
私が近付くとあわてて飛び去った。
水面を見ると先程の鴨の親子が固まっていた。
カラスが小鴨を狙っていたのだ。
奴等は獰猛で子猫を集団で襲い殺してしまうことがある。
人間ならよほどしつけの悪いガキ以外は、か弱い鳥に手出しはしないが
鴨にはそれをわかるはずがない。
私の姿を見ると再び不安そうに右往左往しはじめた。
「早く巣に戻れよ」と願うだけだ。


●庭
春の花も終わり樹木の花は実をつけ始めている。
初夏を迎える花々が開花し始めた。
名札を紛失してしまい名前がわからないのもある。
葡萄は近所のプロが作るものより実が小さい。
無事、収穫できれば「巨峰」になるのだが。

西洋おだまき

???

巨峰の赤ちゃん
※マクロでも寄れない接写は、クローズアップレンズを購入する必要はない。
ルーペをデジタルカメラのレンズの前に置いて撮影すればOK。
私は、銀座伊東屋で購入した5倍のプラスチックレンズを使っておりますよ。

●本末転倒
人工衛星で撮影された朝鮮半島。
北鮮で山火事が頻発していることを示している。
素朴な感想「あら、地図そっくり」

美しい風景を眺めて「まるで絵のようだ」ということがある。
高校の美術の教師が、この比喩について、
「絵画は対象を描写したものだから、風景を見て絵のように美しい、というのはおかしい」と
言ったことを、今でも憶えている。

朝鮮半島も、もともとこういう形をしていたのだ。
だから、「地図そっくり」と言うのもなんとなくおかしい。
その昔、伊能忠敬が足で測量し現代に通じる日本の国土を表わしたが、
人工衛星で超高度から俯瞰することができなかった頃、
世界の正確な地形をどのように表わしたのかという素朴な疑問は依然として残るがね。

●うはうは
鴨川、袖ヶ浦、千葉市。
このところ千葉県はウケに入っている。
動物たちが疲れた人間の心を癒してくれているのだ。
ゴマフアザララシ、クジラ、レッサーパンダ。
「鴨」ちゃんは帰ってこない、クジラは定置網にかかって死去。
次の目玉は「なんじゃろう」と思案していたところ、
千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太(ふうた)」が猿人のように立ち上がった。
しかも、背筋をのばして直立するというのは非常に珍しいという。
写真では着ぐるみ姿の人間のようにも見える。

同じパンダでも、「レッサー」がつくと、姿はアライグマのようで人気はいまひとつだった。
パンダに比べポピュラーなので、どこの動物園でも見ることが出来る。
飼育係は園長から「うちのレッサーもなんとかならんの?」と責められるだろう。

わが家の庭のような東武動物公園にも2頭ほど飼育されているが、
この前行ったときは木の上で寝ていた。
「ホワイトタイガー」人気もかげりがちなので、文字通り「客寄せパンダ」が必要ね。

5月20日(金曜日)
●悲しき末路
UFJの銀行マンが未成年女児を売春目的で紹介した罪で逮捕された。
51歳の男は渋谷で知り合った小学生を、インターネットで勧誘した男に紹介し
手数料6万5000円を受け取った。
さらに中学3年の少女(14)を会社員紹介し6万円を受け取った疑い。
☆斡旋した男の名前
元UFJ銀行蒲田ローンセンター所長代理、滝沢保彦。
☆買った男たち
横浜市の会社員岡口公大(29)
埼玉県川越市の会社員篠原直秀(36)
当然、滝沢は銀行をくび。
おそろし〜ですね。
少女をおもちゃにした連中の名前もしっかり出てしまう。

銀行員といえば給料のいいエリートというイメージだったが、今は昔日の面影なし。
売春斡旋までして金が必要だったのはなぜだろう。
性に関わる犯罪は、破廉恥罪といい、人として最も恥ずべきこと。
本人以上に家族が恥ずかしい思いをするよな〜。
これまでは、周囲の人もうらやむ幸せそうな家庭。
それが犯罪で暗転するのだ。

最近のガキは食い物がよく、性情報も氾濫しているので成熟が早い。
いわゆる「マセガキ」ね。
渋谷センター街あたりで、おやじが声かけると反応してしまうのかね。
小学生売春つ〜のも、発展途上国ならともかく日本で蔓延しているとしたら亡国の兆し。

●金鳥小説
新聞小説と違って毎朝掲載面が違うつ〜のがわずらわしいね。

今朝は、俳句の「月波先生」に対抗すべく
「一芸」特訓する「ひでちゃん」の姿があった。
彼がチャレンジするのは「落語」である。
冒頭から商品名を織り込んだ程度の低い「だじゃれ」を連発する、ひでちゃん。
(これでは、恋敵に軽くあしらわれるだろう)
息子が登場する。
おやじのやっていることをいぶかりなから
唐突に「最近母親の墓参りにも行ってない…」などと言われてしまう。

不純な動機で落語修行しているのを見透かされたような言葉に
ひでちゃんは、またしても家を飛び出す。
(すぐに、居場所がなくなってしまう。多くのリタイヤおと〜さんのように)

近くの川のほとりで満開の桜を見る、ひでちゃん。
やるせなく、やり場のない気持を静めるようにね。
まるで、恋する少年だね。

同じ日の新聞の「歳時記」には
私の好きな蕪村の句
 愁いつつ岡にのぼれば花いばら
が掲載されていた。

この「愁い」はままならぬ人を恋うる気持かと思っていたが、解説はそうではなかった。

●岡田ビジョン
民主党の岡田代表が外交・安全保障政策ビジョン「開かれた国益をめざして」を発表。
日中関係の再構築や東アジア共同体の実現など対アジア政策と、
国連の枠組みを重視する方向へ転換を打ち出したのが特徴。
アメリカ追従の小泉政権との差別化を図ろうとしているが、
自衛隊の海外での武力行使といった争点は具体論に踏み込んでいない。

外に目を向けることもいいが、国内問題をないがしろにしては、なんにもなりませんね。
憲法に手をつけなければ自衛隊は手かせ足かせがとれない。

この岡田ビジョンは
2007年に民主党が政権をとったと想定、衆院の任期2期分の8年を経た
2010年後までに実行するとした内容だ。

民主党は常日頃「政権をとったと想定」し、「次の内閣」を組閣している。
今の状況で2年後に政権交代できると本気で思っているのだろうか?
総選挙では「何かやってくれるだろう」という国民の期待を担って数だけは増えるが
その後はまるでぱっとしない。
支持率も自民党とくらべ下落一方だ。
マニフェストなどと、英国の模倣の目新しいことをやるが、選挙が終われば尻つぼみ。
「かっこマンのお坊ちゃん政党」「迫力がない、気迫に欠ける」


純ちゃんは、靖国参拝、郵政民営化に血道をあげているが
航空、鉄道といった輸送機関の「安全への気の緩み」の噴出。
さらに続発する性犯罪、年寄りを狙ったあくどい犯罪という「社会のタガ外れ」。
日々の生活さえままならない21世紀日本を、立て直さなければ
夢のようなビジョンを策定したところで「画餅」である。

足が地に着いた政策を打ち出せば、国民の信頼を少しは回復できるだろう。

ここへきて、民主党が自前で政治家養成スクールを設立する。
松下政経塾のマネ。二番煎じ。オリジナリティに欠ける。個性がない。
民主党議員の多くは自民党の流れ者集団。
だからいつまでたっても第二政党を脱することはできないのだ。

「たけしのテレビタックル」に出演する自民党議員は
もっとマシな人選をしないとさらにイメージダウンするぜ。

5月19日(木曜日)
●久々に
学生時代に所属していたクラブのホームページを訪れた。
役員紹介つ〜ページへ飛んで、びっくらこいた。
委員長、副委員長はもとより要職はすべて女性であった。
男性はわずか1名。
われわれの時代はすべて男子だった。
世の中変わった、「コーヒーにせんべい」「ご飯にマヨネーズ」である。

夏には館山で合宿するが、朝のランニングの先頭も女性なのかね。
年間行事のひとつに「ミスコン」があるが、同性の美醜を競ってどうするのかね。
同じようなエネルギーで「ミスターコンテスト」を開催しなくてはいけないんじゃないの?

過去、男性が敷いてきた路線を単に女性が引き継ぐというのではあまりにもイージー。
客寄せパンダ的な人事だわね。
電通EYEつ〜、女性経営陣による広告代理店があるが、
女性の視点で個性的なクラブ運営をされんことを望みますばい。

●金鳥小説
今朝の展開は…

初恋の相手と句会で偶然再会した「ひでちゃん」だった。
春ちゃんの亭主は、ひでちゃんの知り合いであり、
春ちゃんは彼が好きとわかって、ひでちゃんの初恋は終わったのだった。
その亭主は墓の下。
ひでちゃんも息子とのきままな暮らし。

浮き浮き気分で「春ちゃん」の家を訪れる。
2人の恋路をじゃまする障害はなにもない。
「むふふ」
と、庭先から男の声。
玄関ではなく庭先から訪れるとは、ただごとではない。
現れた男性は、句会の講師「月波」先生だった。
「げっぱ」ではなく「つきなみ」という苗字が俳人としてすんばらしい。

恋敵の出現に、大人気なく席をたつ「ひでちゃん」だった。

老いらくの恋がテーマの、短期連載である。
ま、日本は世界一の長寿国だし、こういうことは珍しくない。

5月18日(水曜日)
●金鳥
機密性がよくなった日本家屋で蚊は越冬するらしい。
ときたま、寝ている耳のあたりを、ぷ〜〜〜〜んと飛び去る。
昔、こういう現象は、もっと暑くなってからだと思ったがな。

盛夏になると、どこの家でも「蚊帳」をつった。(「張る」とも言ったかな)
多くは蚊帳の繊維は緑色に染色され中に入ると麻のにおいがした。
そのような夏の風物が姿を消して久しい。

「日本の夏は金鳥」である。
美空ひばりが存命のころは、浴衣の彼女を使って「大日本除虫菊」が
蚊取線香の広告を派手にやらかした。

最近は渦巻き型の蚊取り線香より液体型のほうが需要が高いのかな?
昔に比べれば地味だがTV、新聞、ラジオ、インターネットを連動した
個性的な広告を展開している。
「金鳥小説」
名付けて「夏にきた、春」。ドラマ仕立てである。
登場人物は、大滝秀治、岸辺一徳、加藤治子。
昨年も大滝、岸辺で同じ形式の広告を行っている。
今日は3回目の小説が掲載されていた。10回ほど続く予定。

ストーリーは、大滝が初恋の相手加藤と偶然、句会で会う。
前回もそうだったが、昭和30年代をほうふつとさせるノスタルジック小説。
今回もほのぼの、しみじみさせる展開だろう。
回想シーンを混ぜながら展開するのだが、大滝の息子の岸辺がまだ登場しない。
岸辺は相変わらず、ずっこけ息子を演じるのだろう。

TVコマーシャルでは、加藤治子に「蚊と男は家に入れない」と言わせているが、
ラジオでは、大滝、加藤を縦軸に、死んだ加藤の亭主、岸辺を横軸にドラマが繰り広げられ
同時に新聞小説が掲載される。
インターネットでは、ラジオドラマを聴くことができる。
制作は大阪電通なのかな?

今朝の小説は、朝4時に起きた大滝が、公園に散歩に出かける。
そして、薬屋をたたき起こして「蚊にきくカトリス」を購入するのだが、
5時や6時に店を起こすという設定には、ちょい無理があるのではないかね。
そして初恋の相手、加藤「春」ちゃんの家の縁側に腰を下ろす。

相手は亭主を亡くした初恋の相手だ。
何十年ぶりに再会すると、舞い上がってしまい
朝の7時ごろ、相手の迷惑も考えずに、こういうことをするかね。
年よりは「早寝早起き」だから、これが常識的な時間なのかな?

なぜこんな具合になるのか。
伏線なのか。
不自然さが目立つ「夏にきた、春」なんだな〜。

5月17日(火曜日)
●吊し上げ
昨日の衆院予算委員会でJR西の垣内社長以下関連部署の偉いさんが参考人招致された。
民主党の管さんが質疑しているのを、たまたまNHKの中継で見た。
以前から彼は舌鋒鋭く迫るのを得意としていたが、
今回もかなりなものであったが、
質問内容はこれまで新聞報道で行われているものばかりで、
いまさら何とぼけたこと聞いているの…という感じだった。

対する、鉄仮面・垣内社長は、場馴れしていない国会に呼び出され
大勢の議員が見守るなか、冷や汗百斗といった感じで参考人席に立ち答弁していた。
相変わらず面白味のない人物である。

ところで、質問に立った管氏だが、<民主党「次の内閣」国土交通相>なのだそうだよ。
英国を真似た共産党の「シャドウキャビネット」然り。
政権を取れない連中が「内閣ごっこ」やっているようで、いじましいというか
ないものねだりというか、みっともないというか、大人気ないというか、滑稽である。
第2党である民主党だが、今のままでは到底政権政党は「夢のまた夢」。

鳩山元代表が武部自民党幹事長に
「はやく自民党に戻ってくれば」などと言われているようではね。

●体験

わが家の裏の「市民農園」は、今が野菜苗植え付けの最盛期。
ウイークディにはリタイヤしたと思われる人たちが汗を流している。
今朝は百間保育園の園児たちが、さつま芋の植え付けにやってきていた。
先生がお手本を示し、園児たちがぎごちない手つきで苗を土中に植える。
都会の子供たちにはできない大地との触れ合い。貴重な経験。
秋には収穫の楽しみが待っている。

●世代交代
新聞記事で読売広告社のトップが替わったことを知った。
この会社は中途入社組は社長にはなれないという不文律があった。
大きなグループ内から人選される東急Agcとは大いに違う。
社員のモチベーションは、どっちがいいかな?

前社長のK氏は、私が入社したときの上司で組合の闘士だった。
これまで組合の執行部を経験した人たちは、
結構いいセンまで昇進するのだ。
組合でがたがたやられるより、経営側に取り込んでしまえということか。
これもよしあしで、あまりのめりこむと懲罰のような人事が待っていることもある。

今回の人事でK氏は会長に、社長はI氏になったが、
新社長と私は入社年度がかなり違うので存じ上げない。
当然、役員も見知らぬ人々だろう。

以前は銀座に出たおりなど、知り合いを呼び出してお茶飲んだものだが、、ついに浦島太郎だな。

5月16日(月曜日)
●サラリーマン長者
【新聞情報】
日本一の「長者」は年収100億円のスーパーサラリーマン。16日に公示された高額納税者で、
給与所得者が初めてトップに立った。成功報酬、企業合併・買収(M&A)、起業家――。
上位3人の顔ぶれからは、時代を反映するキーワードが浮かんでくる。

1位の「タワー投資顧問」(東京都)の清原達郎・運用部長(46)。
この歳で100億円の年収といっても、誰もがピンときませんね。
たまたま、TBSニュースを見ていたのだが、1万円札を積み上げると
TBS本社の建物の高さとほぼ同じだと。
1杯2**円の牛丼を毎日食べ続けると何年、
というような庶民的な比較もやっていたが、すっげ〜と単純に思うだけ。
一体どんな所に住んで、どんな金の使い方をしてるんだろうか?
そのうち刊誌が面白おかしく伝えてくれるだろう。

5月15日(日曜日)
●葛飾北斎
長野県小布施町に「北斎館」がある。
江戸の絵師の作品が、なぜ雪深い田舎に集められているのか?
北斎は小布施と何かかかわりがあったのだろうか?
場所の意外性が気になっていた。

「北斎館」のホームページに「北斎と小布施」という解説があり。そこに
「天保改革の余波のさなか、80歳半ばの北斎は小布施に舞い来たりました。」とある。
これでは、疑問の解消というわけにはゆかない。
90歳で死去する人間が80歳半ばで、なぜ気候の厳しい山奥を訪れたのか、その理由がわからない。
(HP情報では、収蔵品は晩年の肉筆画が多いようだ。)

雑誌を読んでいて、やっとわかった。
小布施出身の「高井鴻山(こうざん)」という豪商が、
江戸に遊学したとき、当代随一の人気絵師葛飾北斎と知り合った。
その数年後、鴻山は小布施に仕事場を作り北斎を招いた。
北斎は4回小布施を訪れ長逗留をしたが、その面倒を鴻山がすべてみた。
パトロンである。
北斎はこれまで版画1本でやってきたがこの地で、初めて肉筆画に精力を傾けた。

これで、小布施と北斎館の収蔵品の謎が解けた。

「北斎館」のHP
北斎を語る時、93回を数えるとされる転居の癖とともに、
用いた画号の多さも大きなテーマとなります。

北斎の引越しの多さも有名だが、その理由の1つに
「素行不良というできの悪い孫から逃避するため」というのがある。

※それにしても、小さな町にしては小布施には美術館が多い。

5月14日(土曜日)
●2市3町の人口
久喜市 74009(H17.5)
幸手市 55107(H17.4)
白岡町 48291(H15.1)
杉戸町 47278(H17.5)
宮代町 34236(H17.4)
合計 258921
これでは中核市の条件をクリアしませんね。
他の市町、41079人以上の員数合わせが必要。
中核市になるつ〜のも大変だ。

●花盗人
昼の12時45分頃である。
ハーブ園脇を自転車で通り抜けようとした。
挙動不審な女性がいた。
彼女は背中越しに見られているのに気がつかない。
農の家の係りの人たちも市民農園の人も昼時の真空地帯。
左右をうかがったあと、かがんで花をさっと摘み取った。
「おばさんだめじゃない、そんなことしたら」
ギョッとして振り返ったのは老婆であった。
紫外線除けの大きな帽子で顔を隠して、バッグに花を入れてそそくさと立ち去った。
スーパーで万引きする率が高いのがあの年代なんだろうな。
自他の区別がつかず、罪悪感もなく、欲しいものをかすめとる。
ふんとに、ず〜ず〜し〜ババ〜だぜ。

●胎動
法定期限の3月末をもって宮代町の長かった合併騒動は、
「単独」という棘の道を進むことで決着をした。
6月の健康診断は、昨年まで無料だったのが、基本検診1300円。
そのほかオプションごとに200〜800円が追加される。
ひととおりやると2500円程度になる。
町民の多くが望んだ「合併拒否」の結果だから不平・不満はないよね。

今朝1色刷りの地味な新聞折込があった。
やたら細かい文字がびっしり書き込まれている。
目の悪い人なら、そのままゴミ箱直行だね。

「宮代の<あす>を考える会」の解散宣言だった。
合併復活に署名を寄せた多くの町民に感謝しながら、
「単独」でGOした宮代町の財政逼迫事情と
結果、町民の財布に重くのしかかって来たことを述べている。
「単独を選択した近視眼的な皆さん、それ、見たことか」と言わんばかりである。

宮代の経営が何年か後にたちゆかなくなり、新春日部に泣きつけば「吸収」となる。
これは、有利な合併で態度が大きくなった庄和町町長が明言している。

で、次なる提案である。
いずれ、どこかの誰かかやると思いましたよ。
「中核市」づくりを推進しようではあ〜〜りませんか、というのである。
名称は「中核都市を目指す会」。
発起人代表は「中野松夫」さんだ。
どのような経歴のお方かしらん?

意義として、3点挙げてある
・行政基盤の確立
・周辺市町と一体化したまちづくり
・魅力ある都市づくり

これは、先の1市3町合併の精神と同じだ。
当然だろう、春日部は庄和、杉戸、宮代と合併し「中核市構想」を持っていたのだから。
庄和・春日部だけでは、人口が「中核市」の条件を満たさない。
で、特例債獲得のため、とりあえず庄和と一緒になったが、中核市計画は頓挫している。

ゆくゆくは宮代、杉戸を「吸収」して「中核市」と思っても、そうは問屋がおろさない。
この界隈は合併破綻した市町だらけなのだ。
それぞれが「単独」の選択失敗を肌で感じれば、「残り物には福」という合併が考えられる。

中核市となるべき市が備えなければならない要件は
 (1) 人口30万以上
 (2) 人口が50万未満の場合にあっては、面積100平方キロメートル以上

となると、久喜市、幸手市、白岡町、杉戸町、宮代町の2市3町合併構想だね。
過去、久喜市は幸手市と、白岡は蓮田市との合併に破れている。
問題は久喜、幸手に「しこり」が残っていないか。
さらに、西を向いていた白岡が東を向く可能性がどの程度あるか?
過去の住民意向調査で白岡町民が宮代、久喜、幸手との合併をどの程度望んでいたか。
これらをクリアしてゆかなければならない。
自治体任せの合併を、住民レベルでテコ入れし
2市3町の住民が将来の姿を理解、納得して合併の大きなうねりを起こすようにしないと
いつまでたっても「会議は踊る」で実現の日の目は見ないだろう。

「宮代の<あす>を考える会」の解散宣言を、
「中核都市を目指す会」のチラシの軒先を借りて行っている。
この2つの会の構成メンバーは重複しているいのかな?

●脱帽・尊敬

昨夜、NHK23時からの「にんげんドキュメント<93歳現役社長>」。
夕刊の番組紹介を読んで楽しみにしていたが、有意義な番組だった。
社員の不祥事を受けて、便乗・受信料不払いが増えている。
だが、多くの制作スタッフは民放では到底作れそうもない良心的な番組を送り出している。

今回の主人公は名古屋の町工場の社長「成瀬博」さん。
ぬわんと、93歳で現役。
しかも、技術者として最前線に立つ。
工場スタッフの1/3は60歳以上という。
多くの零細町工場が苦戦する中、ユニークな経営手腕で年商4億。
大企業の工場で使われる部品洗浄機を製造している。
社長自ら工具を手にして製品改良も怠らない。

顔にはシミ、長い無精ひげ。しかし、製品に取り組む姿は93歳を感じさせない。
工場にコンピュータはない。
「人も長持ち、モノも長持ち」のモットーで社員は熟練、工作機械も使い込んだものばかり。

腰を痛めた63歳の社員のために、納期に余裕を持たせた。
大企業の言いなりにはならないよ、という姿勢は、自社製品に自信があるからだし
社長から見れば若い、老社員への気配りを忘れない。

給料は銀行振込みではなく、社長自ら感謝の気持を込めて手で渡す。

自社では出来ないステンレスの溶接は、近くの工場に依頼する。
この溶接工場、バブル期に人員増強して新製品を売り出したが、
崩壊とともに経営が苦しくなった。
いよいよこれまで…というとき、93際の社長は工場を買い取り
賃貸で仕事を継続できるようにした。

93歳は飄々と言う。
「人助けをしているという気持はない。それで仕事が続けられるのならと思って」と。
「買収」などという「野暮」なことはやらない。
そして、恩着せがましくない。

溶接工場の社長は「半信半疑」であったという。
今は業務を縮小し、奥さん、娘の3人で切り盛りする。
業績は昔ほどではないが、徐々に回復しつつある

93歳社長の度量の大きさを感じるね〜。
俳優の中村賀津雄が年をとったら、こうなるのではないか、と思う味のある顔。
アルカイックスマイルのような笑みをたたえて、ゆっくりと話す。

趣味がドライブと社交ダンス。
写真は競技会のものだが、姿勢正しく顔立ちキリリ。
作業帽、作業服のおっさんとはまるで別人。

早く母親に死なれ、若い頃は相当苦労したらしいが、
昔の男は、どこか超越した大きなものを感じますね。
大いに学ぶところあり。
恐れ入りました。

5月13日(金曜日)
●猫も丸くなる
涼しいというより、寒い日であった。
教室はファンヒータが復活。
その隣には扇風機が置いてある。
リビングのミミは、ホットカーペットから離れようとしない。
人間は長袖シャツに逆戻り。


●橋の補修工事

「農の家」前の道から「市民農園」へ入る橋の補修工事が行われている。
やはり、丸太を組んだだけの橋では、山の中ではないのだから塩梅が悪いと思ったのかな?
この橋は、細かい芸当がほどこされていた。
コンクリートで段差を解消するだけでなく、
左側は自転車用で、丸太にカンナが当てられていた。
スロープになっているのだ。
一昨日、工事用のトラックが止まり、けたたましい音を出していたのは
丸太を削っていたんだね。
コンクリートが乾くまで通行禁止になっている。

最初からこのように作らないで、利用者の状態を見ながら手を加えるという心憎い方式ね。

残りの1つ。幅の狭い階段のある橋も、作り直すのだろうか。

5月12日(木曜日)
●宮代の貧弱な街路樹
東武動物公園西口から直線に伸びる通りの街路樹だ。
動物公園を訪れる人たちが通る。
いわば、町の顔だ。
昨日、宇都宮の立派なマロニエ並木を見てきたので
わが町の「貧弱」な姿が余計目につく。
恥ずかしい、嘆かわしい。
なんとかしてくんさい、と伏してお願いするしかありませぬ。

 
※右の写真の、右側に写る大きな木は欅である。木の右には新築の庁舎がある。
 そこにも立派な欅があって、それは美しい景観を形成している。
 宮代をおとづれる人たちは、貧弱な街路樹との落差をどう見るかだね。
 官に厚く、民に薄い…

●お役所仕事
「新しい村」の仕事ぶりである。

☆少しは良きケース


「農の家」に面した砂利道が舗装されると同時に、
その道からハーブ園に入る「側溝(あえてそう呼ぶ)」に
木製の小さな橋がかかった。
材木を縦に並べた素朴な橋である。
自転車で渡る人もいる(私もその一人だ)。
材木と材木の間隔があるため、タイヤがはまりこんで危険であった。
当初2〜3回、私もバランスを崩した。
「板を渡せばいいものを、なんでこんな材料を使ったのか」と思ったが
タイヤを少し斜めにして渡ればいいので、別に意識はしなくなった。
ところが。
2〜3日前、橋が補修されていた。
材木の隙間に小割が埋め込まれ、橋に対しタイヤを垂直にして渡っても
なんら不都合がなくなった。
その後、隣の橋も同じような補修がされたが、
そっちは、もっと芸が細かかった。
左側が段差をなくして、よりスムースに渡れるようになったのだ。
もうひとつの橋は、隙間が開いたままであるが。

 
※隙間に小割が埋め込まれ、自転車が通りやすくなった。右は未修理の橋だが、段差は解消された。


※みごとな段差が残る橋。バリアフリーなどどこ吹く風といった橋である。
階段の幅が狭い。市民農園に作業にくるお年寄りが足を踏み外して、捻挫、骨折してから
ようやっと作りなおすのだろう。

この対応は早かった。
誰か役場に投書をしたのか。
あるいは、どこぞの視察、見学の前に、「バリアフリー」まで気遣っていますという
姿勢を示すため、素早い対応をしたのか?
何かなくては、こんな早く手を加えることはないだろう。
自らの発案と意思で実行したとは、到底考えられないもんね。

初めからそのように作っておけばいいものを、
なんとなく間の抜けた行為である。

☆悪しきケース

修理された橋の脇を通る舗装道路だが、
「轍(わだち)」をイメージしたという、幅広の分離帯に芝が植えてある。
「養生中」の立て札が打ち込んであるため、
土は盛り上がり、芝生は順調に、健康に育成してきた。

もし、この分離帯が「轍(わだち)」であるなら、車はこれをまたぐように走らなければならない。
すると、対向車が来た場合どうなるのかね?
それぞれの側に寄るから、芝生にタイヤがめり込むことになる。
担当者は1車線の道をイメージしてここを作ったというのかね?
現実を考えなさ過ぎる、と判断されても無理からぬ道だよな〜〜。
お役所仕事以前の問題だぜ、これは。
芝は、あっという間に踏みしだかれ、ただの土の道に変貌する。

 
※舗装化された道。後にセメントで分離帯を狭くした。どういうわけか途中で終わる、分離帯。
  「養生中」の小さな立て札が取り払われた。この美しい状態がいつまで続くのか…

すると、町は性懲りもなく芝生を植え替えるのだ。
2〜3年そんな無駄な金を使ったあと、「轍」は放置され、ひどい道になる。
その、いい例が、1本裏を通っている。
育苗施設から「いそ整形医院」へ抜ける道だ。
「読み違え」で「轍」の幅を広く取りすぎた。
結果、今はひどい状態になっている。
芝生のの痕跡はまるでなく、えぐられ、でこぼこの無惨な分離帯が
かえって車を走りにくくしている。
先日は、このひどい道にハンドルを取られて転倒した子供がいた。
 
※最初に作られた舗装道路。芝生の分離帯の痕跡もない。深くえぐられ、通行障害を起こす原因となっている。

こういう状態になるであろうことは、容易に想像できたろう。
それをあえて強硬したというのは、何か理由があってのことかいな?

早急に埋め戻して、舗装のやり直しを強く希望する。
その際は「轍」の幻想は捨て、普通の道にしておくれ。

レジーナ脇の「分離帯」にしても、当初は少し広く作りすぎた。
車が芝生を植える前の土をガタガタにしたため、
あわてて両サイドにセメントを流し込み「狭く」した。
最初からそうすればいいものを、
前回の失敗の教訓がまるで生かされていない。
これが「お役所仕事」というものでせうかね?

「新しい村」には他の自治体の見学があるんだろうね。
だから見える場所は、めいっぱいおしゃれをして
地元の人間が利用する場所は、おざなり。


※同じ浄化施設でも、この落差の大きなこと!左は人目につく側、右は地域住民が通る側。
左の豪邸に対し右は、ほったて(ほっつけ、じゃないよ)小屋だぜ。

※左の施設には、ご丁寧にも説明が。誇らしげに書かれているが、裏を返せば、公共下水設備が
完備していない田舎町なので、生活排水が灌漑水路に流れ込んでいる。汚れてしょうがないので
「ろ過」しております、と町の恥をさらしていることに、気がついておるのだろうか?

浄化槽施設にしても、同じことが言える。
表通りは、芝生や木を植えて凝った設備にしているが、
「いそ整形医院」前の浄化槽は、一体なんだね!
見栄えの悪い「簡易浄化槽」だぜ。
外に目が向き、地元に顔をそむける典型だと思うが、いかがかな?担当殿。

●マロニエの宇都宮
NHKテレビのニュースで宇都宮のマロニエ並木が紹介された。
無性に見たくなった。
昨日午後、突然時間が空いたので、今にも降ってきそうな天気だったが出かけた。
最寄のJR新白岡から1時間。運賃片道1110円。
同じ料金で八王子まで行けるのだから、結構遠い。

宇都宮に初めて降りたのは30年も昔。
取材で行ったのだが、夜食べた刺身が内陸県にしては美味だった、ということしか覚えていない。
今回、北口から見るその町は、作りが「仙台」に似ていた。
(仙台より高層建築は少ないが)
駅前からまっすぐ延びる道と両脇のみごとな街路樹。
仙台は欅だが、宇都宮はマロニエである。
マロニエ=西洋トチノキ
トチノキといえば栃木県の名前の元。
 

裏通りも、おしゃれ。

 県庁へ続く並木道

 

駅付近はぱらぱらであったが、ずんずん(バスで)進むと立派なマロニエ通り。
大きな葉が茂り、わが家と同じ赤い花をつけていた。

大通りを曲がると県庁へ続く道。
ここのマロニエは幹も太く、葉がうっそうと茂っている。
表通りのとは樹齢が違う。
盛夏でも、この通りなら散歩に最適。
ガス燈のような照明がマロニエ通りによく似合っていた。

表通りも裏通りもちりひとつ落ちていない清潔な町だった。
このときも、ボランティアの夫人部隊がいたるところで清掃を行っていた。

わが宮代町西口の、あれはプラタナスですかね?
毎年切られて、まる坊主。
この時期になっても、小さな葉をつけただけで存在感がまるでない。
宇都宮のマロニエと比べたら、格が違いすぎるので、哀れとしかいいようがない。
西口からの直線道路は町の顔でもありますよ。
もっと考えたほうがいい、と思いますがね。
ま、意識とセンスの問題だけどね。
ブラジル村と言われる、東武小泉線の「西小泉」。
館林からさらに単線で入る、宮代よりかなりローカルな小さな町でさえ街路樹は立派だよ。
「新しい村」の次は、西口の街路樹を「新しい村」並みの熱心さで変えてくれませんかね。

マロニエのプロムナードを堪能したあと、
駅前の餃子専門店で宇都宮名物を食す。

「できるまで10分ほどかかりますが」
出てきたのは、餃子とはいうものの、飲茶の小さな肉まんのようなぽっちゃり型。
5個400円(税別)。
味は…好みがあるだろうが、具は野菜系の「もわっ」とした感じ。
皮が厚いのか、歯の裏側にくっついてしまった。
こういう経験も初めて。
「幸楽苑」の小ぶりで表面をぱりぱりに焼いた餃子のほうが私はうまいと思うがね。
うわさの宇都宮餃子。1度食べれば十分。

帰りの電車は、ボックス席のある車両を選んだら1両目だった。
JR西の事故が響いてか、がらがら。
私も気になって、ときおり線路の具合を眺めてみた。
宇都宮、新白岡間は直線コースが多い。
結構飛ばしているようだ。
しかし、どの駅もオーバーランはなかった。
運転士はそんな若くはなかった。
車掌は女性であった。
宇都宮を出発するとき、運転士が込み具合をちらっと見ていた。
「あ〜〜あ」てな感じだったね。

年配のおじさんが席が空いているにもかかわらず、
長いこと運転席をじ〜〜〜〜〜〜っと見ていた。
背中越しに強烈な視線を感じて運転士もやりにくいだろ〜な。
下車駅近くになり車両を移動したら3、4両目は結構乗ってましたね。

とんぼ帰りの宇都宮詣であった。
マロニエの花の咲くころ再度ゆっくり訪問してみたいと思う。

5月11日(水曜日)
●血が騒ぐ
イラクで拘束された斎藤昭彦さん(44)は、英国の警備会社に勤務し
派遣先のイラクで災難に遭った。
これまで何人かの邦人が拘束され、不幸にも殺害された方もいる。
彼等はボランティア、マスコミ、観光でイラクを訪れていた。
今回は、今までとは事情が少し違う。
斎藤氏が就職した英国の警備会社の仕事は「戦争の下請け屋」だ。
武装勢力側からすれば「戦争協力者」である。

日本政府は情報収集を行っているが、
すでに、おなじみの「自己責任」という言葉が出ている。

拘束された斎藤氏は、この仕事に就くまで、
20年以上フランスの「外人部隊」に、その前は2年間自衛隊に在籍。
いわば、「戦争のプロ」だ。
細心の注意を払って行動していたのだろうが情報が漏れていた。

こういう危険な地帯を渡り歩く男の心理とは?
子供の頃から「戦争ごっこ」が好きで、
長じては、原野でサバイバルゲームに興じ、
思いが高じて、合法的に銃を扱える、「闘争本能」を発露できる、組織に身を置いた。

原始人的「牡」の血がたぎっていたのかも知れんね。

●やっぱりね
JR西日本社長、垣内。
マスコミに登場する姿が人間味に欠ける冷徹漢。
犠牲者遺族に謝罪する姿、表情からは、「誠意」が感じられない。
こういう冷たい男が経営のトップとはね…

東大法卒の旧国鉄時代からの「超エリート」だった。
キャリア中のキャリアである。
「真面目で、議論好き」だったそうだが「鉄仮面」。
表情ひとつ変えない、感情のない男。
「安全」を口にしながら、新ATS予算を削減していた。
ドル箱路線の「利益確保」を優先させた。

民営化されたとはいえ、旧国鉄の体質を引きずり官僚的で、現場の実態を知らなかった。
周囲の茶坊主たちも進言しなかった。
悪しき伝統が裏目に出た。

やはり、挫折を知らない超エリートというのは
かくも「人間性」に欠けた「欠陥者」であった。
こういう企業だから、ブレキーの利きの甘い「欠陥車」を平気で走らせることができるのだ。

もちろん、事故を起こした高見運転士の罪は大きい。
だが、起こるべくして起こった事故を
経営サイドから防げなかった経営者の罪はさらに大きい。

●マロニエ
宇都宮・栃木県庁前の「とちのき(マロニエ)」の大木に
わが家と同じような、赤い花が咲いているらしい。
見に行きたくなった

●スモークツリー

毎日勢いよく成長している。
秋までどれだけ伸びるか楽しみ。

●到来物
「たけのこ」がやってきた。
と言っても、ひとりで「のこのこ」やって来たわけではない。
岩槻のお寺の竹やぶで朝獲れたものを知人が届けてくれた。

梅干を竹の子の皮でくるんでチューチューやっていると
いつの間にか皮が赤くなっていく、という遊びをやったことがあった。
遥か昔の子供の頃の思い出である。
今では、そういう皮など目もくれない。
包丁でザクッと切って柔らかな部分を取り出す。
精米したときに出た「糠」があるので、それと一緒に茹でる。
それから薄味で煮て、季節の竹の子が食卓にのぼる。
ほのかな苦味が初夏の味である。
「山椒」の葉が欲しいところだが、わが家の庭にはない。
薬味用に植えておいてもいいかな。

●レジーナのある風景
宮代町は都心から41km、34000人の小さな町である。
(イラクに派遣された米軍は12〜3万人というからね〜)
東武動物公園のある町として知られているが、
宮代町自体の知名度はそんなに高くない。
「低い」と言ったほうがいいだろう。
(中には<みやだいまち>と言うのもいるからね。)
(それは湯桶読みだろ。だったら<ぐうだいまち>と言ってよ)

「どこにお住まいで?」
「宮代町です」
「????」
「東武動物公園って知ってますか?、これがあるのが宮代町です」
というと、相手はわかってくれるが、
「森林公園」と「動物公園」を混同している奴もいる。
「春日部の隣りで、日光や鬼怒川へ行く途中にあるんだよ!」
「へ〜〜ずいぶん遠くに住んでいるんですね」
…余計なお世話だ。

都心から41kmと言えば、JR大船とほぼ同じ距離だが、
あちらよりは、だいぶ奥まった所のような感じがする。

最近は住宅建設が進み、西口周辺は様変わりしているが、
東武動物公園の裏手、つまり私の住む「山崎」界隈は昔ながらの田園風景が広がる。

どこを歩いても目に入るのが「レジーナ」だ。
巨大な構造物だが、「木製」のジェットコースターは、なぜか田舎の風景になじんでしまう。
あれが、鉄製で鮮やかな色が塗られていれば浮いてしまうのだろう。

この地域の田植えはほとんど終わった。
唯一、ほっつけが残っている。
近いうちに「手植え」で行われると思うが。
水田に映るレジーナは美しい。
お花畑の背景に映るレジーナも美しい。
あの、曲線はやっぱり「貴婦人」の「腰つき」なのかね。

5月10日(火曜日)
●自前清掃

合併問題が沈静化した昨今、
新聞の県版にわが宮代町のニュースが載ることは少なくなった。
ところが、本日、
役場職員の町の清掃美化の模様が伝えられた。
予算削減で外部に委託していた業務を自分たちで行うという。
毎月第3月曜日の始業前45分間だそうだ。
1回目は4月18日に実施され、榊原町長、助役以下60名が参加したとか。
写真が掲載されていた。
5月の第3月曜日は16日だからな〜。
なぜ、今朝このニュースが掲載されたんだろうね?

写真の左端の男性はコートを着たままごみ拾い。
いかにも出勤途中、という風情。
新聞社のカメラが狙っているのだから、
全員がユニフォーム着てさ、
気合を入れて「やってます!」という演出しても文句は言わんよ。

●獅童と結子
高感度No1。期待される女優、竹内結子が
結婚を前提として交際している相手をHPで公表した。
その相手も、自分のHPで交際宣言。
ラッキーボーイは中村獅童。
シノラーこと篠原なにがしとの付き合いを解消したのはこういう背景があったのね。

獅童といえば梨園の異端児。
あのマスクと落差のある金属的な声。
どんな役も器用にこなす貴重な存在だ。
シノラーといえば、奇想天外なファッションと下町風な親しみやすさ。
意外なカップルだったが、篠原も竹内と比べられてはブが悪いよな〜。

竹内はしっとりとした和風美人。
最近彼女のような正統派が減少する中、輝きを増しつつある。
24歳の女性には最近珍しい「子」のつく名前だ。
映画で共演して意識しあう仲になったそうだ。
獅童も将来のことを考えれば、どちらを選んだほうがいいかは明白。

「いい女」には虫がつきやすい。
その後のニュースでは妊娠3か月だと!
手が早い獅童!
どこで「種付け」作業を行ったの?

●松平穴
NHKの「ラジオ深夜便」。
テレビで話題になった藤沢周平の「蝉しぐれ」を彼の朗読で放送している。
テレビの「その時歴史は動いた」やNHKスペシャルのキャスターをつとめるなど
ラジオ、テレビで八面六臂の働きだ。

今夜は7回目、平四郎の父親が川の氾濫の指揮するくだり。
朗読がなかなか上手いのである。
番組を楽しんでいるようにも思える。

徳川無声を意識しているのかな?
それにしては「間」の取り方がまだ短すぎる。
堤防決壊という緊迫したシーンと、宮本武蔵の決闘では心の推移が違うから
同列には語れないが、松平穴のトーンは講釈師のようだね。

●宮代町役場の対応、その後
昨日、再び宮代町役場「子育て支援係」を訪れた。
私は息子と一緒で、彼に手続きをまかせ隣で見ていた。

彼は、自分が住んでいる庄和町役場で同じような手続きを行っている。
あちらの女性担当は、業務に精通、親切丁寧。
宮代町とまるで違う、と。

前回対応した「お○だ」という職員の無礼な態度に
電子メール「町長への手紙」で職員の実名を記載して苦情と改善を述べておいた。
また彼が対応するのかな。
「接客態度」がどう変わったのか観察しようと思ったが、彼の姿はなかった。

相変わらず、2人の女性職員は段取りが悪い。
前回提出した書類が見つからなくて右往左往している。
そんな難しい仕事ではないのにね。
若い方がどこかに電話していた。
「お〜っと、いよいよ大将のお出ましか」
と思ったら、ベテランらしい女性職員が登場した。

こちらの話しに耳を傾け、書類に目を通しながら、こちらの疑問に答える。
この自然で普通のやりとりという、当たり前のことが前回はできていなかった。

手続きを済ませお礼をいい、帰ろうとすると
その女性職員が、奥にいた上司と思われる男性の席に行き、何やら話しをしていた。
その男性がカウンターまでやって来て、前回の職員の非礼を詫びた。
「課長」と書かれたネームプレートから地元の方と推察した。

私はそのようなことを望んではいなかった。

「お○だ」という職員は、まさか名指しで町長に批判が行くとは思ってなかったろう。
彼のあのような態度に不愉快な思いをしていた町民が少なからず居たであろうことは想像がつく。
「子育て支援」係を訪れるのは。
仕事を持つ若い母親か、留守を預かる祖父母である。
そういう弱者に対し、横柄かつ威圧的な態度をとるというのは権威を笠に着る行為。
声を上げられない町民にこそ「自然で普通」のカウンター対応ができるよう望んでおりますよ。

最近、病院では客を「患者様」などと呼んでいるが、あれは過剰反応。
かえって馬鹿にされていると思うね。「患者さん」でいいのだよ。
ああいう卑屈で気色悪いことをしなくてもいいからね。

彼の姿が見えなかったのは寂しいぜ。
ぜひ、またカウンター越しに会いたいものだ。

●甘い
尼崎電車事故で、事故を起こした電車を運転していた複数の運転士が
「(あの車両は)ブレーキの利きが甘かった」と証言した。
死亡した高見運転士は当然そのことを先輩から聞いていた、と思う。
度重なるオーバーランは、その車両の「癖」からきたものではなかったか…というのだ。
であれば、それを見越してブレーキのタイミングを計らなくてはいけなかったのに
それを高見運転士はできなかった。
運転歴11ヶ月という未熟さからではないだろう。
荒馬を乗りこなすには、その癖を見極めなくてはならない。
彼はその努力を怠っていたのだ。
しかし、電車の「癖」が運転士の間で知れ渡っていたということなら、
整備部門が、なぜそれを改善しなかったか、ということだ。

自動車なら、ブレーキの利きが甘かったら整備工場で即、修理ということになるがね。

5月9日(月曜日)
●電気自動車

地球環境を守る切り札のひとつが電気自動車。
宮代町役場には何台かあるようだが、民間では希少車種。
この形式は町に1台。
シーマコーポレーションの社長自らPRに努めている。
家庭のAC電源で一晩充電すると50km走行できるという。
エンジン音がないから静か。
道が狭く曲がりくねっているこの町には最適だろう。

●友達

東武動物公園のゴーカートが化粧直しした。
「サファリ仕様」である。
従来は池の周囲を赤や黄色のゴーカートが走るだけだった。
防護柵をコンクリートにする工事が始まり、
コース脇に象の親子、コンドル、フラミンゴなどが設置された。
ゴーカートには迷彩がほどこされた。
これでアフリカの砂漠を走る気分にさせるのだ。
今年のゴールデンウィークの目玉の1つでもあった。

犬の散歩の折りに気づいたのだが、
2〜3羽のフラミンゴ像の前に白鳥が1羽姿を現すようになった。
この池には白鷺と川鵜が集まる木があり、白鳥は部外者である。
新参者の少数派、フラミンゴを、仲間だと思い寄り添っているのかな。

●スモークツリー

まわりの木々が新緑なのに、この木は赤茶色。
都会では鉢植えにする家が多いそうだが
地植えにすると4〜5mになるという。
花が羽毛状になり煙がかかっているように見えるのでこの名がついている。

昨年まで二股のひょろっとした木だったが、ばっさり切ってしまった。
今年は剪定しないでどこまで伸びるか試してみよう。

●ぶどう

初めて植えた木が3年目にしてやっと実をつけた。
棚ではなく柵で育てているので枝の伸び具合には限度がある。
順調に育ったら袋をかけなくてはね。
小さな昆虫も実が大きくなるのを待っているようだ。

5月8日(日曜日)
●覆水盆に還らず
JR西の不祥事は止まるところを知らない。
今度は、車掌や運転士らでつくる親睦(しんぼく)団体のメンバー39人が
事故当日の4月25日夜、兵庫県篠山市のリゾート施設で
宴会とカラオケをしていたことがわかった。
篠山市出身の民主党梶原康弘衆院議員(48)も同席というおまけつき。

JR西日本広報室は「(会合を開いた団体は)会社内部の組織ではない。
あくまでもプライベートな問題で、会社として把握するものではないと考えている」とコメント。
この期に及んでもまだ、こういう感覚である。

親睦会の幹事は「犠牲者の遺族や負傷者の感情を考えると、申し訳なく思う」と話している。
これを「覆水盆に帰らず」という。
やってしまった後に、いくら反省しても始まらない。
こういう判断ミスが事故につながるのだよ。

5月7日(土曜日)
●花火
朝は小雨が降っていたが、午後から青空になった。
午前中は春先の装いだったが、上も下も1枚脱いで初夏のスタイルに。
19時から東武動物公園の花火が始まった。
毎年ゴールデンウィークに2回ほど夜空を染める。
新しい村「農の家」の駐車場がスペシャルシート。
わが家から至近距離なので、椅子持参で陣取った。
田圃の蛙の声を聞きながら見物だい。
動物公園の釣堀とボート池の2カ所から打ち上げられる。
30分という短い時間だが、
花火の音がレジーナに反射しさらに増幅され迫力満点だった。

小さなバカチョンデジカメでは、あの美しい花火を撮影することはできない。

●綿帽子
「いちめんの なのはな」という詩はあるけど
今夕の風景は「いちめんの たんぽぽ」だった。
花は咲き終わり、強い西日を受けた綿帽子がキラキラ光っている。
小さなバカチョンデジカメでは、この美しい眺めをとても描写できない。


●不祥事ぞろぞろ
尼崎大事故が発生した後、JR西日本の大阪、神戸、広島、米子などの支社で
懇親会、送別会、韓国旅行、愛知万博見物、ゴルフコンペなどをやっていた事実が発覚。
自己申告で17件と人事部長が発表したが、その後1件増えて18件という数に上った。
この人事部長の記者会見の態度も横柄だった。
隣の白髪の部長がひたすら反省の風情なのに対し、
「俺は、人事部長だ〜〜」というような対応は不愉快極まりない。
JR西日本の管理職は、なぜ、こういう連中が多いのかね。
よほど権力が集中していたのだろう。

裏日本の島根支社は、尼崎で発生した事故など会社の出来事と思っていたのだろうか?
各支社とも同じ会社という意識がまるで希薄なのだ。
天王寺車掌区など、そんなに離れていないと思うのだが、
完全なセクショナリズムがまかり通っていた。

JR西日本は大集団であり、組織と呼べる代物ではない。

巨大化したマンモスが地球の環境変化について行けず滅亡したように
JR西日本も同じような運命をたどるのだろうかね。

人命救助に奔走した近隣企業、住民に感謝状を出すくらいのことをしろよな。
(もらっても、相手がJR西日本じゃ、冗談ぽくっ嬉しくないか)

ところで、今回の大事故で、なぜ小泉首相が現地入りしないのかな?
国家威信に関わる問題でもあるんだぜ。

5月6日(金曜日)
●交通戦犯

A級戦犯
人道に対する罪:死刑
元帥(会長:南谷昌二郎)
大将(社長:垣内剛)
少佐(部長:村上恒美)


B級戦犯
敵前逃亡に対する罪:重労働15年
曹長(区長:古田宏二)

●居座り断念
交通・運輸は電力、ガスなどと並び都会のインフラを支える基幹産業だ。
JR西日本、関西電力、大阪ガス…
大企業であり、その企業のトップはおおむね経済団体の要職を兼ねている。
実績、人望などで地域経済の重鎮ということだろう。

しかし、その実態はJR西日本に限り当てはまらなかった。
日頃の安全確保をないがしろにしたまま、
事故が起こらなかったほうが不思議なくらいだ。
末端業務の実情など、「よきにはからえ」で彼等の耳に入らなかったのか。
こういう方々が関西財界のリーダーでは塩梅が悪いことは言うまでもない。

JR宝塚線の列車脱線事故を受け、JR西日本の南谷昌二郎会長(63)は6日、
再任が内定していた関西経済連合会の副会長職を辞退することを明らかにした。
しかし、事故発生直後は
「(事故への対応で)関経連の活動に割く時間を減らしても
(関経連に)迷惑にはならないと思っている」と述べ、副会長職を続投する考えを漏らしていた。
だが、車掌が救助活動に加わらなかった、さらに車掌の親睦会、飲み会など
事故など「どこ吹く風」で遊び呆ける同僚たちがいた。
こうした不手際が相次いで表面化。JR西日本の経営トップの一人である南谷氏が、
財界の要職を続けると、さらなる批判を招きかねないと判断したようだ。

それにしても、遅すぎる決断。

垣内剛社長も、内定していた関西経済同友会代表幹事を辞退している。

ま、当然だろうが対応が鈍い。
鉄面皮の垣内社長は見慣れたが、
南谷会長つ〜のはお詫び会見に姿を出したことがあったろうか?
いままでどこに隠れていたのか?
会長は雲上人で神のような存在か?

社長の垣内も、社内では居座っている。
この事件の決着と、安全思想を徹底させるまで、と責任感のあるようなポーズだが、
なになに、このポストに恋々、固執しているに過ぎない。

無能トップと阿保管理職という白蟻に土台をぼろぼろにされたJR西日本は、
この際、人事刷新。ゼロからのスタート、
いやいや「ー5」くらいからの出発進行を行わなくてはならないだろ〜な。

●日常茶飯事
尼崎大事故以来、新幹線、特急、在来線、私鉄など
日本各地の鉄道のオーバーラン、編成誤認識による停止位置間違いなどの
報道が連日マスコミを賑わせている。
連鎖反応ではないだろう。
大事故が起こらなかったら新聞ネタにもならないほど
当たり前のことだったのかも知れない。
新幹線が停車駅を通過した、というニュースは稀にあったが。

これらは、過密ダイヤによる運転士への負荷増大ばかりではなさそうだ。
運転士の士気のゆるみからくる単純ミス。
基本的なところでプロ意識が欠如しているのだろう。

大事故がいつ発生してもおかしくない状態で列車は運行している。
今後電車に乗る時は、どの箱がいいのか見極める必要がありそうだ。

5月5日(木曜日)
●阿保は天王寺
天王寺車掌区の52歳になる区長が釈明会見を行った。
「他の車掌区の事故だから、(親睦会を)行ってもいいと思った…」
JR西日本という同じ企業だろう!
こういう無神経な考えをする奴が「区長」というのだから。
家族も情けない思いをしているだろうよ。
「人間やめちまえ」!

部長クラスが「安全に対する考えや風土が(当社には)根付いていなかった…」
これが、人員輸送を行う企業の幹部社員の言うことかね。
それも、ヌケヌケとよくいうぜ。

車掌区のボーリング大会に続く飲み会。2次会、3次会まで行った奴がいるそうだ。
尼崎大事故のニュースと死者の数がどんどん増えていくことは当然知っていたろう。
人間性のかけらも持ち合わせていない、ドアホばかりである。

人事部長つ〜奴も、釈明会見に登場した。
社長同様、冷たい表情の男だ。
親睦会とそれ以後のことについて記者からの質問が飛ぶ。
それに答えられなくて、会見一時中断。
前にも同じようなことが起こった。
会社側は、記者の質問くらい「想定範囲」だろう。
しっかりと調べ上げてから会見に臨めばいいものを、
こいつらも気が動転してるのか、名ばかりのアホ「幹部」なのか、醜態ばかりさらしている。

こういう間抜けな対応が、遺族の神経を逆撫ですることくらいわかるだろうに。

運輸業務をまかせておくには危険すぎる連中だ。

●花より団子

トマト12本、キュウリ6本。ここ数年、夏場は買ったことがなかったのだが…

ナス3本、奥にピーマン、シシトウ。トマトは小さな花をつけている。

ナスの1番花は育成の妨げ。1週間ほど前に播いたツルナシインゲン「サツキ・ミドリ」が芽を出した。

例年今頃が野菜の植え付け時期である。
わが家の裏手の「市民農園」にも連休を利用して畑作業に汗する人の姿が増えた。
例年、トマトは同じ場所に植えていたが連作弊害を防ぐため
花壇を野菜畑に変えてしまった。花より団子である。
元トマト畑だった場所にはナスを植えたが、この2つは親戚筋で、
やはり連作を嫌うのではなかったっけ?
ま、いいや。狭い場所を工面しながら使っているのだ。
隣にキュウリの「くね」を作り、6本植えた。
新しい「猫の額」にすべて植え付け完了。
さて、どんな出来になるか。

●開いた口が、そのまま
JR西日本でまたまた不祥事発覚。
尼崎事故が発生後、天王寺車掌区の区長以下の連中が親善ボーリング大会に興じていた。
電話で報告が届いていたが、大事故という認識がなかった。
「中止しよう」という声もあがらず、そのまま楽しんだという。
こいつらの神経構造は一体どうなっているのか、
阪大付属病院に全員連れて行き頭のCTスキャンしろ!

事故を起こした同じ電車に乗り合わせた車掌2人は勤務先に報告したが、
電話を受けた上司は、出勤を命じたという。

車掌区の区長、職場の上司の状況判断、車掌の自発的な判断…まるでなっちゃない。

日露戦争でバルチック艦隊を撃破した日本連合艦隊の「丁字戦法」つ〜のがある。
この作成を導入するにあたり、
作戦の最終目的を各艦長は理解し、作戦遂行中に敵の突発的な動きがあった場合、
柔軟に対処するということを徹底的に教え込んだという。
艦隊行動は、方向転換するにも非常に時間がかかる。
命令に絶対服従という軍隊にあって、海戦はその限りにあらずという。
で、第二艦隊の、とっさの行動で勝利することができた。
明治人の柔軟な思考。

運転士の相棒である車掌が、相方の起こした事故になぜ無関心でいられるのかわからない。
それ以前に「鉄道マン」とは、こんなものだったのか。

社長、安全推進部長の「他人事」のような発言。
こうした「うそ寒い」雰囲気が蔓延しているのだろう。

5月4日(水曜日)
●不誠実
JR西日本の大事故に関し、経営陣の誠意のなさが非常に目につく。
脱線転覆事故を起こした当初、「置き石」説を流し捜査を撹乱。
脱線速度を130kmなどと言ったが、計算の基準が机上の空論。
なぜ、このような計算になったかとの問いに、
複雑な条件を加味しながら算出するのが難しかった。
最新型ATM装置の設置を最優先させなかった。
事故電車に通勤途上の運転士が乗っていたにもかかわらず、救助作業をしないで出勤した。

社長以下テレビに登場する経営陣の、他人事のような態度と表情。
昨日は、遺族の方々に混じって社長が献花を行った。
手を合わせて「…申し訳ございませんでした」。
マイクは社長の声を拾っていたが、なんか空々しい。
全身からお詫びと反省の態度がまるで伝わってこないのだ。

たぶん、彼はこれまでエリート社員として順風満帆の出世をしてきたのだろう。
頭を下げることを知らなかった。
挫折を知らない優等生が、いままで味わったことのない屈辱感を味わっているのではないか。
心の底では「この事件が夢であって欲しい。悪夢なら、早く過ぎ去ってくれ」と思っているのだろう。
だから、これまで報道された彼の表情は、他人事としてか映らない。

「償い」という言葉は彼の辞書には、行動規範にはないのだろう。
犠牲者のこと、今後の安全輸送を思うのであれば、
陣頭指揮をとる、背広など着ないで作業服にする、焦燥感のためにげっそりする、
最新ATSの設置を最優先にする、犠牲者への補償委員会を設立する、
被害に遭ったマンション住民への補償委員会を設立する…
などなど手を打つべきことは山ほどあるだろう。

それなのに、悔しさ、在任中の事故で経歴に傷がつく…など
余計なことを考えているから、あんな「蛙のつらに水」のような表情になるのだ。

5月3日(火曜日)
●イチロー、美技

(Sの字にスパイクの跡がくっきり)
対エンゼルス戦でさすが、と思わせる「超ファインプレー」を披露した。
通常ならホームランだが、彼は壁に足をかけよじ登り捕球してしまった。
実況アナも観客も、「たいしたたまげた」を連発。
奮闘空しくマリナーズは敗れた。

●やっぱり、脳足りん

テレビで見るJR西日本のトップ陣は、「言い訳、前言の翻し」に始終している。
一昨日は、最新型ATSへの切り替えは遅くなる、と言った。
昨日、北側運輸省が「そんなことなら、運転再開を許可しないよ」と通達。
JR西日本は、最速で切り替える、と態度を変えた。
昨夕、JR西日本の「とぼけ顔」が記者の質問攻めにあった。
「なんで、ころころ変わるのか」
会見、一時中断。
別室で、社長以下、責任のすり替えを得意とする連中が、「ない頭」を絞った。
会見再開。
お笑いの関西らしく、「とぼけ顔」で「あれは私個人の意見でした…」
この男「村上安全推進部長」という。
部長とは名ばかりの社長の「パシリ」だ。
もっとましな言い訳を考えろよ。
素直に「国の指導に従いました」と言えばいいものを。
この期に及んでなにをそんなに面子にこだわるのか。

国の指導が入らなかったら、あれだけの大事故を起こしながら、
なにも改善しないまま営業再開をするつもりだった。
世間をなめているのか、おめ〜らは。
自覚と責任感のない奴等が、トップだというから、恐い。

新事実が発覚した。
事故を起こした電車の後部車両に出勤途中の運転士2人が乗っていた。
電車を脱出した後、出勤。平常業務についていた。
事故電車に乗っていたと報告を受けた上司も、黙認していた。

線路際の住民、企業など一般人総出で救出作業に当たったというのに、
運転士、上司の感覚は一体どうしたことか。
このような重大問題をどう認識しているのか?
上から下まで、たがが緩んだ組織が大量の人員輸送を行っているというのだから
「安全運転」など空念仏に過ぎない。

5月2日(月曜日)
●電波時計
名前は聞いていたが、それがどんなものかは知らなかった。
故あって今、机の上にある。
外見は何の変哲もないデジタル時計だ。
ところが、画面左下に携帯電話のような電波状況と強さを知らせる
アンテナと波型のサインがある。

正確さの原理はこうだ。
通信総合研究所が時刻とカレンダー情報をのせた標準電波を発信している。
発信所は東日本・福島、西日本・九州の2カ所にある。
時刻情報は10万年に1秒の誤差という超高精度セシウム原子時計により発信されている。
これを受信し正確な時刻を表示する。

能書きはどうあれ、日本の標準時にピタリと合う。
使い始めの時刻合わせは昨夜マニュアルでアバウトに行った。
今朝、たまたまNHKラジオを聞いていた。
時報のとき、電波時計を見ていたら秒まで正確だった(当然だが)。
電波を受信して自動的に正しい時刻合わせを行っていたのだ。

目覚ましを7時にセットしておいた。
形に比べ大きな音だった。
止めて、30分ほど寝過ごしたが。

正確というのはありがたいのだろうが、
私は電車を運転をするわけでもないので、
これが生活にどう影響するのかわかりまへん。

時計の製造元はセイコーだ。
以前は文字盤にSEIKOと刻印されていたものだが
この時計には何もない。
ブランドネームのFORUMと書いてあるだけ。
底を見るとMade in china。
一見金属のようだが材質はプラスチック。
使い捨てのような商品にはメーカーも責任の所在を明らかにしないのかな。

●マロニエ
「鈴懸の径」つ〜のは母校の理学部校舎の前。
大昔、灰田勝彦の歌で一世風靡したからね。
ロマンチックな雰囲気でありますが、樹としては面白味があるとは言えない。
木陰の季節が終わり、落ち葉になるとあの大きな葉がやっかいものだ。



マロニエの木陰…などと言うけれど、どんな樹か知らなかった。
昨年の今頃、幸手ジョイフル本田で1本購入し、アプローチに植えた。
まだ、子供の樹で小さな日陰を作るだけ。
これも街路樹に使われ30mもの巨木になるという。
今年のマロちゃんは違っていた。
3月終わり頃、丸坊主の枝の先に、小さな茶色の球が付き始めた。
面白い形をしているな、と思いつつ写真に収めなかった。
4月10日前頃から、その球からにょきにょきと葉が生え始めた。
4月中旬、細い枝が伸び始め、小さな花をつけはじめた。
4月下旬、その花は次々に開き始め、
樹の花としては珍しいヒヤシンスのような形の鮮やかな赤色を満開にさせている。
和名はセイヨウトチノキ。
白い花が多く「ベニバナトチノキ」というのは珍しいそうだ。
そんなこと、ちっとも知りませんでした。

5月1日(日曜日)

●真ちゃんだ!

「義経」を見終わってテレビ東京にチャンネルを変えた。
ここの旅行、味、町などの情報番組は好きなんですよ。
今夜は「社長の晩ごはん」。
なにやら「突撃となりの晩ごはん」を下敷きにした「社長バージョン」。
こういうところもいいですね。

おっと〜「大久保真一」氏、通称「真ちゃん」が出ているではないでっか!
彼は読広の1級先輩で、私が制作部にいたとき、隣の企画部に在籍していた。
3〜4年でアメリカへ旅立った。
会社を辞めて経営学の勉強に、である。
いつ帰国し、どんなビジネスを始めたか知らなかった。
誰かから、オフィスにコーヒーを置く仕事で、順調らしい…と。
その後、ビジネス誌上でお目にかかり、Webでも彼の成功談を見た。
浜松町の世界貿易センタービルの20数階にオフィスを構え年商114億!!
今ではアメリカ進出し、西海岸ではトップシェアであると!!
現在、オフィスの清掃まで仕事を広げ、ビジネスで世界各国を飛び回っている。
ふぁ〜〜〜、そうなんですか。
久々にテレビ画面でお目にかかりましたよ。
年相応にふけましたね。

アメリカ映画で、オフィスのデスクに腰掛けてコーヒー飲みながら談笑、なんてシーンが
あったけど、彼が経営の勉強で渡米した昭和40年代中ごろ、
そういう光景を目にして、いずれ日本にもコーヒーのオフィスデリバリー時代が
やってくる、とひらめいたんですかね?

日本に滞在した中国人が本国に帰り
中国になくて日本で大当たりしているビジネス、「宅配便」で大成功した人がいるもんね。

みなさん目のつけどころが違いますです。

●田植え

新しい村「結」の前の田圃でもう始まった。
最近は機械である。
先祖の田畑を守る人も高齢化、しかも後継者がいない。
自分たちで田植えをすることもできない。
新しい村の「育苗施設」は、援農作業も行っている。

苗の植付け機械を間じかに見るのは初めてだった。
水田に鉄の機械が入り、後ろにセットした苗を、深すぎず浅すぎず植えてゆく。
動作音はほとんど聞こえない。
ガラスのコップを掴むことができるロボットがあるが
少し力が入ると割ってしまう。
その微妙な力加減が難しいのだそうだが、
この苗植機械のしなやかな指さばきもたいしたもんです。


●悲しき玩具

石川啄木ではありません。念のため。

日本通販のカタログを見ていたら面白い商品があった。
先日「あっとスライス」を購入したので、カタログが送られてきたんだ。
東急百貨店、ディノスなどでは絶対お目にかかれない。
さすが、日本通販。キワ物を扱っております。

正座をした女性の下半身。
男がその太腿を枕に目を閉じている。手は膝を包み込むようにしている。
狸寝入りのような男性モデルは、なんとはなしに照れくさそうである。

商品名を「ひざまくら」という。税込価格9429円。送料930円。
下半身の材質はポリウレタン。中国で生産されている。
商品説明
☆「ひざまくら」は実際の女性の脚型をもとに説明された商品。
 柔らかすぎない太股の質感がリアルです。
☆なめらかな肌触りは、思わず頬ずりしたくなります。
☆バックスタイルはパンティラインが透けて見えます。
☆スカートは着せ替え可。

太股はリアルっぽいが、足の加工が手抜きのようだ。
スカートの色は赤・黒から選べるが、着せ替えもできるという。
こういう商品は誰が使うのだろうか?
妻帯者は除外されると思うが、妻に内緒でという奴もいるかも知れない。
見つかったら追い出されるか、里に帰られるか離婚通告だね。
独身が着せ替え用のスカートを持っているとしたら、女装趣味か変質者だろうな。
姉や妹のを盗んで着せ替えても気分は出ないだろう。

標準品は薄物だからパンティラインが透けて見えるのだろうが、パンティも付属しているんだ。
膝をもみもみ、尻をすりすりしながら使うんかね。
冬場に厚地を着せたら面白味もなくなるというわけね。
キャッチが
「あなたは誰の膝に、癒してもらいますか」ときたもんだ。
購入した奴は、まず「すっぽんぽん」にして「幻滅」し、
本来の使い方へと移行するのだろうな。

こんな気持の悪いことするくらいなら、
加藤登紀子ではないが自分の「膝小僧を抱いて」寝たほうがましだな。

第一次南極越冬隊員が持参したとされるダッチワイフ「南極1号」的な機能は当然ない。
幻の処理人形はビニール製で宿舎の外の「イグルー」内に置かれ
「べんてん様」と呼ばれていたようだ。
氷点下数十度という極寒、さらに氷の家では、そんなことする気も失せ、
老婆心で用意された「人形」のごやっかいになる隊員はいなかったそうだ。
ちなみに、この人形は国家予算で開発されたという。
ったく、日本つ〜のは変な国だね。
他の国々は、そのテの処理はどのようにしているのでせうか?

あまり、ていねいに考察、レポートすると、
また「あきれ顔」さんから掲示板に抗議の書き込みがありそうなので、やめとこ。
最新版ダッチワイフつ〜のは超リアル、とだけ御報告。

爽やかな季節の始まりの日に適切な話題ではなかったかな?
| page top |
inserted by FC2 system