田舎三昧の生活と意見

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2004年10月
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■Contents■
01 ミニ・サイクリング
  誤解
  新市、町誕生
02 議員の、今日の視点
  やたっ〜〜イチロー
  団体さん
  金木犀
03 またまた新選組
  アイ・ロボット
  純ちゃん
04 JRと東武が握手
  白面の貴公子
05 没落
  杉戸○、宮代×
06 地震!!!
  宮代の場合2
  4日ぶりの太陽
  恒例、文春・新潮2番勝負
  杉戸の去就
  宮代の場合
  彼の地では
07 つかの間の晴れ
  伊七さんは、ちょっと待ってと…
08 イラクの拉致事件
  テニス界の妖精たち
  10年前の合併事情
09 この町が好きだから…
  台風21号接近中
10 新旧キーボード
  またまた新選組
11 なんでも反対、共産党
  ユーモア
  フフフ
12 真珠
  朝日埼玉版
  集団自殺
  ロケ地
  宮代特産
13 杉戸は態度保留
  こんなことって…
  備長炭
14 愚民放
  アイバ・戸栗の声
  恒例、文春・新潮2番勝負
  若気の至り
15 大同団結
  しびれをきらした春日部
  忘れた頃に
  ビリーバンバン
  NHK穴
16 てんやわんや
  歴史が動いた
  とりあえず1市1町
17 またまた新選組
  未来派or復古派
18 国体カウントダウン
  ゆらゆらと
19 虐待相次ぐ
  1日駅長
  台風23号接近中
  幕末の群像
20 不自然
  祈り空しく
  薄氷のヤンキース
  23号、四国一部暴風圏に
  混乱
21 日本シリーズ
  獅子柚子のある家
  無理な姿勢
  アーチェリー会場
  ミニサイクリング
  恒例文春・新潮2番勝負
  久々
  最悪
22 サイクリング・アゲイン
  明日、国体開催
  プロ野球界激震
  平成宮代紙つぶて合戦
23 地震!地震!地震!地震!!
  国体会場
  またまたサイクリング
24 相変わらず余震が続く
  またまた新選組
  今日の競技場
  カボス芽吹く
  2004年新潟県中越地震
25 死者増える
  久々に
26 国体、個人戦
  宮代合併、新たな動き
  庭先の恵み
27 イラクで日本人拘束
  またまた強震
  隣の合併事情
28 古賀メロディー
  満月?
  恒例、文春・新潮2番勝負
  おんぶ
  奇跡の生還
  拘束日本人
29 宮代杉戸合併推進
  イラク日本人拘束事件
  見舞い
30 クラス会
  宮代の台所事情
  杉戸のデモ行進
  庄和町の町長選
31 またまた新選組
  事件報道
  舗装
  遺体は日本人


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10月31日(日曜日)
●またまた新選組
平助の死
勇をいくるめて新選組を脱退した伊東甲子太郎一派は、
尊皇派の集まりに顔を出すが、新選組出身ということで相手にされない。
薩摩の大久保からは近藤の首を取れば、仲間に入れるだろうと知恵をつけられる。
これを鵜呑みにした伊東は、藤堂平助に書を届けさせる。
 
(久しぶりに総司と談笑する平助)         (短刀を懐に、近藤と話をする伊東)
また、前のときのように言葉の力で近藤を丸め込み隙をついて短刀で刺そうという魂胆だった。
このたくらみは斎藤一よって近藤に知らされていた。
斎藤は土方の命を受けて間者となっていたのだ。
2人は丸腰で向かい合って話していた。
伊東は捨て身の話術を使った。
「自分たちが勤皇に相手にされないのは新選組出身だからだ」と。
近藤は
「そうではない。貴方が長州、薩摩の武士ではないからだ」と喝破する。
愚直と思っていた近藤のまっすぐな意見に伊藤は己を恥じ、懐の短刀を畳に置く。
お互いにやっと胸襟が開けた。
「もっと早くこうなればよかった」近藤の目にはうっすらと熱いものがあふれていた。
才気走った伊東だったが、今夜は近藤の度量の大きさを知らされることになった。
 
(あっけない伊東の死だった)            (御陵衛士たちは、新選組斬るべし、と)
平和な気分で近藤の休息所を出た伊東だったが、
新選組の若い連中に襲われ槍で刺されてしまう。

現場にかけつけた土方は、一計を案じる。
このチャンスに彼等を壊滅させようというのだ。
伊東の死体をそのまま油小路の辻に放置し、番屋に知らせを走らせる。
番屋からは御陵衛士の元に知らせが届く。
斬られた首領の遺体が放置されているが、新選組の待ち伏せに遭うことは予想できた。
伊東を駕籠に入れたところで新選組の猛者たちの襲撃を受けた。

永倉新八をはじめ古参隊士は、同じ釜の飯を食った永倉だけは助けようとする。
これは近藤、土方の意向でもあった。
しかし、新八は御陵衛士の一員として敢然と立ち向かい斬られてしまう。
 


(勇、歳三も平助の死を悼む)
こうして伊東一派は敗退するのだが、
勇は生き残った篠原泰之進により銃で狙撃され肩に被弾してしまう。
(これは来週の話)

才走った伊東だったが、周囲の言に惑わされやすいという弱い性格が災いした。
彼は、まだ火災の余韻ののこる油小路を通過したしたとき、
塀の隙間から繰り出された槍で絶命する、というのが小説の話だが
今回のドラマでは焼け跡のないきれいな町並みだった。
平助の死にざまは、さすが歌舞伎役者だけあって真に迫っておりました。
永倉が平助の命を最後まで助けようとしたあたり、また彼は株をあげましたね。
伊東が近藤に会うくだりは三谷さんの新解釈。なかなか面白い。

●事件報道
香田氏の事件を報ずるイラクのWebSite。


●舗装
 
レジーナ脇のフェンス沿いは雨が降るとぬかるむ砂利道だ。
年に2〜3回あるイベントのたびにへこんだ部分を埋めて急場をしのいできた。
田圃の中に舗装道路を作るより、こっちのほうが先ではないのと、
このサイトで何度か言ってきたが、やっと舗装されることになった。
工事は10月下旬から来年2月までだそうだ。
よかった。今年の予算で。
来年度だったら歳入減少のあおりを受けてお蔵入りになるんだろうな。

●遺体は日本人
朝日新聞報道
政府は31日、イラクのバグダッド市内で見つかった首を切られたアジア人男性の遺体について、
イスラム過激派グループ「イラク・アルカイダ機構」に拘束されていた
日本人旅行者、香田証生さん(24)のものであると確認した。
町村外相が同日午前、「(香田さんと)指紋が一致した。
すでに総理に報告している」と記者団に語った。

やはり最悪の事態になってしまった。
親は「イラクの人のために何かやりたいと思って入国したのだろう…」と話していたが
これは子を思うあまりの発言だ。
実はニュージーランドにいるものとばかり思っていたという。
日頃、イラク問題に関心があったということもなさそうな青年だ。
「なんでも見てやろう精神」は視野を広めるために悪いことではない。
しかし、わざわざ治安の悪い国に入り、外国人とわかる服装や風貌で市内を
うろつきまわればどうなるか、という認識は持ち合わせていなかった。
危機管理が甘すぎる。自己責任の究極の結果だ。
この事件が、お気楽日本人旅行者への警鐘となればいいのだが。
それにしても、命と引き代えの旅行とはね。

10月30日(土曜日)
●クラス会
小学校のクラス会が2年ぶりで柴又の川千家で開催された。
12時からなので自宅から1時間半とふんだ。
北千住から千代田線で金町。そこから京成で柴又へ。
久しぶりに乗った電車であるが沿線の変わりようにはただびっくり。
昔は綾瀬の駅前は空き地だらけだったが、立錐の余地なしというほどに
マンション、店舗ビルが建っている。亀有も同様。
金町も中川寄りの工場の跡地がきれいに整地されていた。
駅に近い最後の広大な土地である。
いずれマンションが建ち立派な街区になるという。
柴又に降り立つのも何十年ぶり。
「寅」の立像を初めてみましたよ。
ひなびた門前町もすっかりきれいになって見違えた。
参道の中ほどに川千家はある。
あいにくの雨である。10分遅れた。
銀座へ出るより遠いのね。
母校は隣町の金町小学校。
創立130周年という「老舗」の学校で、「下町の学習院」と呼ばれたこともあった。
金町浄水場をはさんで向こうが柴又であるが、
当時は江戸川堤を通って柴又も遊び場だ。
もちろん「ふ〜てんの寅さん」が生まれる遥か昔である。
卒業して50年というから、我ながらびっくり。
※クラス会の模様は6年4組WebSiteに掲載します。
私信:トム君ごめん。反映したものを明日ポストします。カンちゃんのメアドが抜けていた。
 昨日配ったのと同じものをpdfで6.4Siteに掲載します。そこから印刷できます)

毎回、物故者が増える。
まだそんな年回りではないのだけれどもね。
クラス会の顔ぶれはだいたい決まってきた。
元気に会えるうちが華なのにね。
2時間という宴会時間はあっという間。
金町に舞い戻り、カラオケですよ。
大学教授も弁護士も昔に戻って大騒ぎ。
子供のときからの仲間はいいもんですね。
「あのときさ〜」なんて53〜4年前の話に突然ワープするんだから。

●宮代の台所事情
朝日新聞に載ってしまった。
来年度の歳入が10億4千万円不足と。
これに対し、今までの貯金を取り崩しと歳出削減で対応するという。
結果、町長以下特別職の給与節減、道路建設や駅周辺の開発が凍結される。
たこが自分の足を食って生きながらえようとするのに等しい。
さ〜困った。
単独でゆくと言ってるそばから赤字が見込まれたわけだから。
自己保身しか思えない町会議員たちはこの現実をどう打開するのか。
町の職員と同じように給与削減を申し出るか、議員数の削減を
自ら提案して町の危機を乗り切るか、はたまた起死回生の政策を導入するか…
対応が見ものである。

●杉戸でデモ行進
杉戸町は春日部、庄和との1市2町合併に賛成する者が多かったにもかかわらず
町長の伊七さんは宮代町との合併を強行しようとしている。
これに対し、「杉戸町合併応援団」が31日にデモ行進を行うという。
鉢巻してプラカード立てて派手にやるのかな?
町長へのプレッシャーなら役場近くを後進すればいいのだが、あいにく日曜日。
宮代ではこういう運動は今までありませんね。

●庄和町の町長選
11月14日に投票が行われる。
春日部との合併を強引に進めようとする現町長に対抗馬が現れた。
庄和町は比較的スムーズに合併話が進んでいると思っていたのだが、
なかなかうまい具合にいかんものですな。

10月29日(金曜日)
●宮代・杉戸合併推進
今月4日宮代議会で杉戸・宮代の合併協議会設置が否決された。
あくまで議会は宮代単独でゆく方針を変えない。
「杉戸町・宮代町の合併を進める会」が次の行動のための署名活動を開始した。
宮代・杉戸合併の是非を問う住民投票の請求を行おうというのだ。
もし、有権者の1/6、4689人の署名が集まれば、宮代町選挙管理委員会へ
住民投票の実施が要求できるという。
投票の結果、賛成多数であれば合併協議会を設置し「十分な時間」をかけ、
よりよい新市作りを行ってゆきたい、という。

十分な時間、とはどの程度の時間なのか?
なんども言うが、両町の現状を比較するデータも作成し参考資料として
届けていただきたいものである。
「まるで、ひとつの町だ」という散文的な表現だけでは済まされない問題である。

●イラク日本人拘束事件
アジア人らしい遺体が発見された、との報道。12:15
☆朝日新聞報道
中国の華僑向け通信社「中国新聞社」が28日夜、「イラクのティクリート付近で、
頭と胸に銃による傷がある遺体が発見され、身元を調べている最中」とする
ロシアからの情報を報じた。「ロシアからの報道」を引用しており、
銃で撃たれたとみられる遺体は東洋人の特徴があり、日本人人質事件との
関係も排除できないという。ティクリートの医療当局者が28日に明らかにしたという。

●見舞い
中越地震は国際的にも注目されている。
脱線した新幹線だが、あの震動であの程度で済んだことへの評価も高い。
車体もそうだが、線路を支える高架建設のほうが重要だろう。
高速道路のように鉄筋をけちったり、コンクリートの水増しをしていれば
路線そのものが崩壊し大事故を招いた。

ところで、周辺諸国から義捐金や見舞品が寄せられている。
隣国の災難というだけでなく、日本は多大な援助金を各国に提供しているから、
それに対する感謝の念を込めてということもあるだろう。
同盟国・米国から義捐金と防水シート、韓国、中国も義捐金。
珍しく、北朝鮮から反応があった。
「お見舞い電報!」だけである。
ああいう国が、そういう気持になっただけ評価しなくてはいけないのだろうが、
普段から資金、物資でどれだけ世話になっているか。
しかも、マンギョンボン号が出入りする新潟港のお膝元での災害である。
日本には「貧者の一灯」という言葉もある。
あちらは貧乏国なのだから日本は期待をしていませんよ。
でもね、軍のために備蓄した「石炭」や「木材」の少しくらい送ってもよさそうなものだ。

10月28日(木曜日)
●古賀メロディー
NHK穴が面白い間違いをしていた
「東京ラプソディー」というべきところを「東京ラブソテー」。
「東京・狂詩曲」が「東京・愛の炒め料理」ですよ。

●満月?

夕方5時15分。もう暗い。
レジーナ脇からまあるい大きな月が昇った。
色はオレンジ。

「めだかの学校」の作者、茶木滋の「とても大きな月だから」がふいに口をついた。
とても大きな月だから
海のさかなは ねられない
青いひかりの ものかげで
はぜと こがにが
じゃんけんぽん

●恒例、文春・新潮2番勝負


<特集>
文春:
☆逆指名選手への裏金疑惑を糺す
 明治大学一場選手への現金授受に端を発した各球団
 大物選手への疑惑の数々
☆新潟地震が教えてくれた
 地震から身を守る知恵の数々
☆小泉内閣ミスキャスト大臣
 笑いを取れる「南野法務大臣」。死刑の最終責任者が、これでは困るのだ。
新潮:
☆驚天震地
 中越地震を巡る人々の泣き笑い。
 新潟地盤の田中真紀子の一枚岩も激震が走るのかな?
☆天変人異
 ショーケン、新選組、一場投手、細木数子などが話題を提供する。
 交通事故を起こした萩原健一の扱いが異常に大きかったが、薬物使用疑惑があったのね。
<記事>
文春:
堤義明の麦飯生活はあるのか
  疑惑の株売買の主役がいよいよつながれる?
萩原健一、映画プロデューサー脅迫テープ独占入手
  交通事故にとどまらない、ショーケンのダーク部分
新潮:
  堤義明、3月逮捕必至か
  武部幹事長、はやくもボロがボロを呼ぶ
   BSEの舌禍でおなじみだしね。
今週は、広告の作りでは新潮に軍配が上がる。
くくりがタイムリーだし読む気にさせます。

●おんぶ

椅子の後ろに回ったミミが私の背中に手をかけた。
おんぶのおねだりである。
これで4回目なのだが、はじめはびっくりした。
肺がんで逝ったマミが全く同じ動作をしていたのだ。
あわてて洗面所で撮影した。

マミはことのほかおんぶが好きな猫で、私の背中だけに乗ってきた。
その姿で外に出るのは厳禁されていたが。

教えたわけでもないのにミミがね〜〜
感慨ひとしお。
やっぱり、ミミはあまり悲しまないように、とマミがこの世に送り出したのかな?

ミミとマミ。まぎらわしいので、いつも呼び間違っている。

●奇跡の生還

巨大な岩の下敷きになった車の中から2歳の子供が奇跡的に救出された。
母親は搬送先の病院で死亡が確認されたと発表されたが
救出されたときすでに事切れていたらしい。
本日午後零時20分。長女の死亡も確認された。
母親の年齢の割には子供が幼い。念願のわが子だったのだろう。

突然頭上にふりかかってきた巨岩の一撃のあと
押し流されながら土砂に埋もれて行く最愛の子供と自分の運命を悔やんだことだろう。
もう少し早く出発していれば…高速道路を使えば…
否、新幹線を利用すれば…
運の悪さを呪い、おさなごに謝りながら意識が薄れていったに違いない。

禍福は糾(あざな)える縄の如し

救出の模様が対岸からのカメラとヘリで中継された。
山の一部がえぐり取られ。巨岩と土砂が道路をふさぎ川へ流れ込んでいる。
岩の隙間からわずかに車の鼻先が見える。
足場は悪いうえ2次災害を誘発する恐れがあるので機材は使えない。
多くのレスキュー隊員が岩を取り囲み車内の親子を救出しようとしている。

2歳の男の子は車と岩の間にできた隙間に出ていたという。
頭部に裂傷を負っていたが生命は無事だった。
隊員がリレーで子供を受け渡し搬送地点まで下ろした。

昔、御巣鷹山に日航機が墜落したとき、奇跡的に助かった少女がいた。
ヘリから救出する劇的なシーンが報道されたが
そのときと同じように感動的な救出劇だった。

●拘束日本人
新聞報道では、ニュージーランドにいるものだと親は思っていた。
アンマンではホテルマンや滞在していた邦人の忠告を
振り切ってイラク入りしたという。
自分探しの旅、ということだが
なぜ混乱する国に入ることが「自分探し」なのか?
イスラム信者でもなさそうだし政治的信条もない、単なる物見遊山である。
であれば、インド、ネパール、チベット、モンゴルでもよかったのではないか?
あるいはシルクロードに踏み込めばよかった。

インドに滞在した人は一様に深い精神世界に触れることができると言う。
治安の乱れた国で無謀な行動をするのは理解に苦しむ。
拘束したグループは過激な活動を行うザルカウィ一派というから
最悪の事態になることも予想される。

10月27日(水曜日)
●日本人がイラクで拘束

福岡県直方市出身の香田証生(こうだ・しょうせい・24歳)と判明。
旅行で入国したらしい。
こういう時期に全く人騒がせな男である。
自己責任だよ。自業自得だよ。
同情の余地はない。
でも、状況把握のできないこういう無責任男のために
国家は動かなくてはならない。
今回だけは税金の無駄遣いだ。

●またまた強震
10時40分頃、中越地方で震度6弱の地震発生。
4日前の地震発生以来、連日続く余震と雨で地盤は弱っている。
やっと収束するのかと思われたところへまた激震である。
建物の倒壊も発生したという。
神戸大震災のときは火災が発生し多くの死者を出したが
今回は死者の数は少ないが、負傷者、家屋倒壊数は膨大だ。
被害地域もかなり広く、道路、交通網も寸断されている。
豪雪地帯に間もなく厳しい季節がやってくる。
避難生活をされている方々のことを思うと胸が詰まる。

東京都は空いている住宅の提供を申し出たそうだ。
多くの企業も救援物資を送っている。
神戸の時は各地から民間ボランティア部隊が駆けつけたが
今回はあまりそのニュースは伝わってこない。

ここ埼玉も横揺れが何秒か続いた。
小松左京の「日本沈没」という言葉がふとよぎる。

●隣の合併事情
久喜・幸手・鷲宮連合軍が久喜の造反によって崩れた。
11月末をもって合併協議会を解散させることになった。
埼玉東部の合併で、円滑に進んでいるところはない。
お上の強引な政策に反発するのか、単なる郷土愛で合併を嫌うのか。

これまで都内1、横浜市内4と何度も住む場所を変えてきた「流浪の民」にとっては、
今後この町に住み続けるかどうかわからない。
10年間住んでいるのは郷土愛より、他所に比べ住みやすいか否かである。
宮代町がどう変わるか今少し見守らなくてはいけないと思うが。

10月26日(火曜日)
●国体・個人戦
アーチェリーの個人戦では
アテネ銀メダリストで埼玉の山本選手が予想通り優勝。
今日から団体戦が始まるのだが、あいにくの雨。
さすがに「はらっパーク」に出かける気がしない。
アーチェリーは悪天候でも強行するんだろうか?

隣の春日部市では卓球が行われている。
TVのニュースでは、青森の「愛ちゃん」見たさで
5000人を超える観客が集まったそうだ。

●宮代合併、新たな動き
このところ静かだった住民運動が再燃した。
先日、杉戸との合併協議会設置が議会で否決された
「杉戸町・宮代町の合併を進める会」が
合併協議会設置の是非を問う住民投票の実施を目指し
署名運動を開始した。
これは、合併特例法に基づく合法活動だ。
「1市3町復活派」に対しては、一度こわれた枠組みなので
新たな枠組みを求めて活動する」と。

ウェーブの会は、合併反対派から杉戸合併賛成派に鞍替えした。
「合併復活派」の運動に対しては、民主主義の原則を覆すものと批判を行った。
今度は、「宮代単独」で決まったことを「杉戸合併」推進を行うことで、
自分たちが「民主主義の原則」を覆そうとしている。
こういう「日和見」グループは今後の活動の信頼にも影響を及ぼすと思うが。

さて、杉戸との合併だが、ムードに流されないように用心したい。
「杉戸町・宮代町の合併を進める会」は
バランスシート、利害得失を明確に提示していただきたい。
2町が合併すれば財政的にも磐石という証拠を示していただきたい。
昔から生活圏が一緒という情緒的要因だけでは説得力が弱い。

●庭先の恵み
先日、新しい村「結」で「ぎんなん」を購入した。
1袋何グラムかわからないが230円だった。
まだ乾燥が足りず、袋を開けたら独特のにおいがした。
生産者の名前が入っている。「循環経済」のたまものだ。

公孫樹の木は農家の庭先でよく見かける。
流通体制が整っていなかった4年前までは
自家消費、保存、親戚に配る…現金にはならなかった。
それが、「新しい村・結」の出現で金に化けるようになった。
これは農家にとって画期的な出来事だ。
柿、いちじく、栗…庭先の果樹が「金」に変わってしまうのだ。
じいちゃん、ばあちゃんの小遣い程度なっているのだろうが
これに味をしめて粗悪商品だけは出荷しないでいただきたい。

いちじくなど「でかい」だけで「ぼそぼそ」、
味が悪い、値段が高いということがあった。
仕入担当も試食して売れるか否かを判断していただきたい。

従来からの露地物野菜、季節の果物を販売するのもいいが、
第3セクターなのだから、対外販売に耐えうる
商品の開発に力を入れてもいいのではないか?

都会の味覚に合った商品の開発である。
例えば、ブルーベリー、プルーン栽培の奨励。
いちじくジャムより遥かにおいしいと思うのだが。

「はっぱ」を商品化した村があった。
首都圏の高級料亭で料理のツマに使う。
これが結構評判がいい。
おばあやんが「庭先の木の葉がお金になるなんて」とほくほく顔だ。
山奥の村なので「たぬきが木の葉を金に変える」昔話を思い出した。

要は、アイデアである。
地方交付税が削減されているのだから、自治体が知恵をひねって
経済活動を行わなくてはね。
第3セクター不振が喧伝さえているが、ハウステンボスのように
金をかければいいってもんではありませぬ。

10月25日(月曜日)
●死者増える
新潟中越地震の死者は25人に増えた。
家屋倒壊の圧死、ショック死、過労死などである。
生後間もない赤ちゃんも亡くなった。
車で避難しようとして、赤ちゃんをシートベルトで押さえた。
そのとき激震に見舞われた。
首の座らない乳幼児だったために激しく揺さぶられ、
そのショックで亡くなったという。
中には人工呼吸器が激しい揺れで外れて亡くなったお年寄りもいた。

地震への備えは、時の流れとともに薄らいでいくようだ。

直下型という突然襲う激しい上下動では
家財道具が予測も出来ない動きをみせる。
家財だけでなく家そのものも危険にさらされる。
土台、屋根の重さなどが複雑にからみあい倒壊することがある。
しかし、家を強固にするのは金もかかることだし、なかなか手が回らない。
裏に山がある場所では手の打ちようがない。

過去に宮城県でも大地震が発生したが、
たまたま知人が当時仙台に住んでいて遭遇した。
ピアノや冷蔵庫など大型家財が部屋の中を動き回るという。
一度でもそういう恐怖体験をした方は、
家財を壁に固定するなどの対策を行う。

阪神大震災のあと、首都圏では防災グッズが売れた。
あれから9年。「天災は忘れた頃にやってくる」だ。
家財と天井を固定する「突っ張り棒」は機能しているだろうか。

我が家はゼロだ。
今までの横揺れ地震の場合は、ぼけ〜〜っと天井を見ながら
「このまま揺れ続けるのだろうか」と考える程度。
突然、ズンと来る今回の直下型でさえも同じような動作。
震源が隣の久喜市の活断層だったら、
そんな猶予もなく家財が倒れこんでくるのだろう。

さすがに、枕元の家具上のラジカセや鉢植えは下に下ろした。
懐中電灯、小型ラジオを手の届くところに置くようにした。
ここは関東平野の平坦地で、周囲は雑木林。
家の外へ逃げ出すことができれば命だけは助かりそうだ。

●久々に
朝7時半出発。尚仁沢へ水汲みに出かける。
この時間帯の4号バイパスは、東京方面が混み、宇都宮方面は比較的空いていた。
相変わらずトラックが多い。物流の大動脈である。
宇都宮郊外を過ぎ、日光方面のガードをくぐる。
ひたすらまっすぐ。新幹線のガードをくぐり、大きな交差点を右折。
(そのまま直進すれば日光方面だ。)
出発時は曇天だったが、栃木県に入る頃には快晴。車内は暑いので窓全開。
鬼怒川の橋を渡ってすぐ左に塩屋町の「道の駅」がある。ここの野菜は安い。
県道6号を20数キロひたすらゆくと尚仁沢の入口、玉生(たまにゅう)に到着。
交差点を直進。(左折すれば鬼怒川だ。)

一度大きく右に曲がり少し行くと「東古屋湖」の標識がある。
ここを左折。見逃すと、とんでもない場所に行ってしまう。
あとは道なり。舗装された快適な道を山に入ってゆく。
この界隈は常緑樹が多く紅葉は見られない。

        ハートランド                  野菜、ばか安

中ではこんなおしゃれな商品も売っている。もうクリスマスだ。

塩屋町・町営「ハートランド」の敷地内に尚仁沢・水汲場がある。
10時過ぎに到着した。
名水100選に選ばれた水だけあって人気が高い。
地元・栃木ナンバーの車だけでなく、埼玉、茨城などもある。
さすがに東京は見かけたことがない。
ここには麺を扱う店も大量のポリタンでやってくる。
自家消費も思い思いのタンク持参。
慣れた人は長靴、じょうご、ホース、台車持参だ。

今回、我が家は128リットルを汲みこんだ。
ニュービートルはトランクが小さいので、後部座席を使ってもこれが限度。
やや沈み込んだ車は、一気に幸手までの帰途につく。
4号線のお気に入りの店で遅い食事を済ませる。
で、3時半には帰宅。
鬼怒川まで行って、とんぼ返り…という距離であった。

これで、約2ヶ月。おいしいお茶やコーヒーが飲める。

10月24日(日曜日)
●相変わらす余震が続く
中越地方だけでなく、北陸、さっきは茨城震源で家が揺れた。
関東甲信越が不気味である。
明日は新潟地方は雨から雪の予報。
夜は気温がぐんぐん下がる。屋外に避難している人たちのご苦労を思うと
何と言っていいか…

●またまた新選組
竜馬暗殺。
定説どおり見廻組が竜馬を襲った。
ドラマでは佐々木只三郎が斬ったが、真相は藪の中。
坂本と中岡が2人きりになるまでさまざまな人が出入りしている。
警護の藤堂平助、御陵衛士の伊藤甲子太郎、斎藤一。
そして最後に訪れた武士、彼が掛け軸を置いていった。
竜馬の血が、その掛け軸に飛び散る。
この掛け軸は現在も残っている。

向かいの家から様子をうかがう見廻組       来客が帰りくつろぐ竜馬と中岡

佐々木の剣が竜馬を襲う                近江屋の一室で絶命した二人

だいぶ昔、やはりNHKで、誰が竜馬を切ったか、という推理番組があった。
そこでは、今夜のように見廻組は乱入してはいない。
坂本と中岡のいる部屋に面会に来た男たちがいた。
2人であろうと推測されている。
その一方が、居合いで竜馬を斬った。
天井が低い部屋なので太刀を振りかぶれないという理由だ。
その番組でも竜馬の血が掛け軸に飛び散った。
脚本の三谷氏は、この番組を見ていたのだろうね。

竜馬を狙うのは幕府方だけではなかった。
大政奉還を実現させた竜馬を薩摩の西郷、公家の岩倉具視たちも
自分たちの行動の「目の上のたんこぶ」と思うようになってきていた。
そして暗殺を目論んでいたとは!
さらに、見廻組が竜馬を狙うので、それを新選組が阻止しようとする
薩長の連中を暗殺するのが新選組の役目だったのに!
土方だけが「どうなってるんだ。そんなおかしことあるか」と怒鳴ってましたが。

いよいよ来週は「油小路の血闘」
伊藤甲子太郎が新選組に斬られ
近藤勇ら多摩派と苦楽をともにしてきた藤堂平助が斬られます。

●今日の競技場
時間の都合がつかなくて競技中のグラウンドに行くことができなかった。
夕方顔を出すと、観客の多くは帰っていた。
高校生クラスの競技があったようで、女子選手が得点を確認していた。
新潟の選手はふるさとの地震が気になっているのだろね。
ニュースが入るたびに、余震は頻発、被害が拡大しているのだから。


●カボス芽吹く
鉢に植えたカボスが小さな葉をつけた。
よく見ると2枚のはずが1枚になっている。奇形だ。
そんな境遇にも負けず元気に育ってくれることを祈る。


●2004年新潟県中越地震
昨夕、6時少し前に発生した新潟小千谷市を震源とした大地震。
その後も大きな余震が頻発。1夜明けた今日も余震は続いている。
震度6強、マグニチュード6.8は95年の阪神大震災並みという。
震源の深さが10kmという浅い直下型という。
中越地方はまだ余震の恐れありということで緊張状態が続いている。

台風であれば避難場所は公民館とか小学校だが
地震はその建物が倒壊しかねないので屋外に避難しなくてはならない。
秋も深まった頃の新潟の夜はかなり冷え込むだろう。
車のなかで夜を過ごす人もいるそうだ。

新幹が脱線したが、64年の創業以来初めての出来事という。
関越自動車道もやられた。
首都圏からの観光道路の性格もある高速道路の寸断は、
新潟方面への秋冬レジャーがパ〜。経済へのダメージも大きい。

新潟各地で死者が出ているが、阪神大震災に比べその数は13人と少ない。
その後21名に増えた。
亡くなられた家族の方々には申し訳ないが、不幸中の幸いというべきか。
だが、ライフラインはずたずただ。

お隣、久喜市が震度5弱だった。
久喜には活断層が走っているというから、その影響なのかな。

地震のメカニズムは解明されているが、
相変わらず予知ができない。
地震発生後、なぜそれが発生したかを解説するばかりである。

優秀な頭脳が長い間研究しても、それほど難しいことなのだろう。
そこで、もっと重要視しなくてはいけないのが自然界の異変じゃないの?
動物が異常な行動を起こす、井戸の水が減少する、地震雲が現れる等々
伝承される地震予知がある。
地震研究に携わる人々は、そういう非科学的な余地方法は
沽券にかかわるのか、鼻先で笑っているらしいが、
科学で予知できないのだから、民間予知を体系化してはいかがかな?

地震計の隣になまず、犬、猫、マウス、馬、牛、などが飼育されていたらちょとおかしい。
大学の解剖実験室みたいもんね。
やっぱり地震研究者はやりたがらないか。

地震雲だが、最近テレビで紹介されていた。
家人が18日に友人と車で日光へ出かけた。
東北道の矢板付近を走っているとき、空に垂直に屹立する異常な雲を見たという。
地震雲だと確信し、1週間から10日後に大きな地震があるかもしれない…と友人に話していた。
そして、実際その通りになった。

台風・地震など自然の猛威の前には、人間の営みのなんと小さなことかを痛感させられる。
質素に生活していれば失うものも少ない、ということか。

10月23日(土曜日)
●地震!地震!地震!地震!!
夕方6時少し前。激しい揺れの後、ゆるやかな横揺れ。
めまいがしてきた。
NHKにチャンネルを変える。震源は新潟県小千谷市。震度6.
報道中、また地震。さらにまた。そしてまたまた。
こんなに頻繁な地震は生まれて初めてだった。
台風のあとに地震。
自然の猛威に日本列島がさらされている。
新潟県では新幹線脱線、道路隆起・陥没、停電、土砂災害などが発生しているらしい。
あ〜〜こわ。





震度4で宮代町がスーパーインポーズされた。6日に続き2度目ね。

●国体会場
今日、開会式をやるのかと思ったら、アーチェリー競技場は違っていた。
明日の競技開始に向けスタッフの入念なリハーサルが行われていた。
学生が多いようだが、地元の中学生や高校生なんだろうね。
「宮代にきてよかったと思ってもらえるように…」
競技場いっぱいに響き渡るPAから大人の声が聞こえてきた。
 



●またまたサイクリング
サイクリングと呼ぶほど遠出ではないのでポタリングかな。
ニュースでは台風の影響で野菜が軒並み高騰したと報じている。
特に「葉物」の高値が著しいとか。
そういうときに無理してレタスなど食さなくてもいいが
キャベツ、白菜、大根、ネギなど毎日の食卓に使う野菜が値上がりしては
台所を預かる者としては財布のダメージが大きい。

新しい村・野菜直売所「結」は、午前10時には駐車場が満杯だった。
最近、質の低下、値段が高いという評判ですね。
でも、スーパーより安いのかな?
 

 
そこで、白岡の直売所へ出かけることにした。
自転車で20分程度。朝のウォーミングアップにはちょうどいい。
白岡町役場の隣に位置する食彩市場。
土曜ということもありフリーマーケットも出店。
地元でとれた野菜野菜だから流通マージンがないので確かに安い。
こういうときは都会の人には悪いが、田舎暮らしの特権ですね。
「いっとこ茶屋」という別棟の食堂で「たぬき蕎麦」を注文。
地元産の蕎麦粉を使った手打ちは美味でしたが、汁の味付けが私には「ちょい薄」。
標準530円、大盛100円プラスだった。

10月22日(金曜日)
●サイクリング、アゲイン
昨日のコースを逆に行ってみた。
連日雨にたたられた反動で、晴れると外に出たくなる。
「はらっパーク」を過ぎ、隼人堀川の宮代側の堤防を進む。
今まで気が付かなかったが、舗装された散歩には最適なコースだ。
ところどころにベンチがあり、そこには健康器具が設置されている。
前原中学前は「ぶらさがり健康器」だった。
明日は、国体の開催日。前原中のグランドにはアーチェリーの練習場ができていて、
各県からやって来た選手たちが汗を流していた。
快適な舗装道路を直進して2つ目の橋を渡る。
林の中に共栄大学の校舎がそびえている。
T字路を右折して大学グラウンドを見ながら短大の正門まで出る。
そのまま、直進すると住宅地に出る。戸建団地だった。
晩秋の午後は日が低い。両サイドを林に囲まれた団地は日陰の中である。
また、大学グラウンドを見ながらT字路に出る。
そのまま林の中を直進。コスモス畑あり、野菜畑ありの開けた場所に出る。
道は細いがすべて舗装されているので走りは快適。
うねうね道を行くと、「うどん市」へ行く道に出てしまった。
ここを左折して再び隼人堀川まで。直進すると西光院の「東」のT字路だ。
橋を渡って左折。舗装道路を出発点まで戻った。
自転車にメーターが付いていないので何キロのコースかわからない。
時間は45分。新白岡往復コースとほぼ同じ所用時間だ。

今度は内牧公園まで足を伸ばしてみるつもり。

●明日、国体開催
はらっパークにテント村完成。
 
明日、宮代には各方面から大勢人がやってくる。
しかし、大駐車場がないのが玉キズ。
久喜に近い総合運動場「ぐるる宮代」の駐車場から循環バスでピストン輸送するのだが
小さな町とはいえ、春日部寄り・外れにあるアーチェリー競技場まで結構時間がかかる。
町民は徒歩か自転車で観戦ね。

●プロ野球界激震
明治大学の一場靖弘投手(22)への金銭授受により、巨人、横浜に次いで
阪神のオーナーまでが辞任することになった。
一方、コクドの堤氏は不透明かつ不可解な株の売買で詰め腹切ることなるだろうし
西武のオーナーだって辞任するかも知れない。
ダイエーにはソフトバンクが名乗りをあげたと思ったら、もう1社出てきた。
仙台では楽天とライブドアが攻防戦を展開している。

中日は落合が監督だったからいいものを、一昔前の星野だったら
大学の後輩一場獲得に動いたかも知れない。

今のところセで静かなのはヤクルトと広島だけ。
西武の選手など日本シリーズを悠長にやってる場合ではないだろうね。

近鉄・オリックスの合併に端を発した球団再編成だったが
球界総入れ替えの雲行きだね。
元オーナー達は万年赤字の球団経営に情熱を失い
これ幸いと逃げ出した、とも映る。

●平成宮代紙つぶて合戦
昨日、チラシが入った。
「宮代のあすを考える会」賢い選択 合併する・しない
A3サイズのド派手な文字がいやでも目に付き、合併反対派を刺激する。

と、思ったら本日、加納議員の「視点」113号がポスティングされていた。
表面タイトル:底知れぬ資金力と人海作戦
ますます加速する「合併復活派」の動きを揶揄しているのか、恐れているのか。

表面は手書きである。裏面はパソコンを使っている。
見え方を違えているというのは、何か考えがあってのことか。

加納議員は「復活派」が繰り出す強烈なパンチに防戦一方だ。
「視点」を発行することが、議員の仕事の基本と心得ている。
だが、まず先に「議員活動」ありき、ではないですか?
しかる後、解説を含めて報告するのが「視点」の役割ではなかろうか。
ここからして、「視点」がぶれている。

14日夜、「宮あす」の事務所に呼ばれたそうだ。
商工会有志5〜6人と「視点112号」の内容について激論を交わしたという。
その席では「友好的な関係はくずれなかった、と思っていた」そうだ。
しかし、合併反対から杉戸との合併賛成にまわった加納議員と、1市3町合併復活を
目指す団体が「友好的」なわけがない。お互いに「腹の探りあい」ではないのか?

さらに、「宮あす」と「虫の目・鳥の目」の論調が同じである事を指摘している。
お互いに「1市3町合併なくして宮代の明日はない」と考える人たちだから
内容が乖離していてはおかしいことになるのだが…。
「虫・鳥」は公明党の方が執筆しているという。
加納議員と同じ「学園台団地」に住むというから、膝詰めで話し合えばいいものを。
よっぽど「視点」のネタとして面白いと思うよ。

さらに「宮あす」の発行物の記事内容の間違いを指摘。
露骨な署名活動に嫌悪感を抱く町民ぞろぞろ…とも。

「宮あす」の宣伝物は、現在の活動が民主主義のルールを逸脱するものではない、
合法的なものだ、と「単独派」の言い分に反論した。
構成メンバーが商工会の有志だから、この町で事業をする人たちだ。
資金もそこから拠出されているだろうから「大鑑」だ。
「視点」は「小船」だからゲリラ的な表現しかできない。
しかし、「視点」の発行者は「転向者」だからな。
とにかく「春日部」とだけは合併したくないことだけはよくわかった。
杉戸と一緒になっても、ごたごたすると思うけどね。

裏面タイトル:失速しないで!住民自治

これが、「杉戸との合併賛成」に1票を投じた人がつけるタイトルか?
たまたま議会で否決されたが、「合併派」に転向したわけだから
「住民自治」をひっくりかえそうとしたことには変わりない。

加納議員はいう。
「私は合併を否定するものではありません。しかし、今、合併に飛び乗るのに反対です。
いずれ合併推進する条件がそろう日が来ます」と。

で、杉戸との合併に賛成したのですね。

では、加納議員にお尋ねしたい。
「合併推進する条件がそろう日」はいつごろやってくるとふんでいますか?
「いずれ」では困ります。

「単独で行く場合、地方交付税が減額されるいっぽうですが、宮代単独で経営するための
財政的な裏づけはどうなっているのですか?
企業なら、売上減少、過去の投資の失敗でつぶれることがわかっていれば、
企業の社会的責任において、泣く泣く合併で生き残ろうとしますが、自治体はどうなのでしょう?
財政基盤がしっかりしていれば、私は小さな自治体が好きだから、単独賛成です。」
もし、「杉戸と合併したら宮代のスタンスはどうなりますか?1市3町のときと同じように
合併推進委員会を立ち上げ、合併要件を1つづつクリアにしていかなくてはなりませんが、
対等合併の場合の新市のイメージをお聞かせください。
同じく、2町合併の財政基盤についても展望をお聞かせください」

「宮あす」の活動批判ではなく、
こういう建設的な「視点」を、私は加納議員に期待しております。
情報発信しない他の多くの議員さんは、何を考えているのかさっぱりわかりません。
ついつい、加納議員に対して矛先を向けてしまいますが、お許しください。

10月21日(木曜日)
●日本シリーズ
第4戦が行われ中日が圧倒的なリードである。
ラジオはNHKも含めどこも馬鹿みたいに同じ中継を行っている。
日本人全員が聴きたいと思っているのだろうかね。
そこで、野球以外の番組をやっている局はないか、と思い
そろりそろりとチューニングしたら、
韓国語、ロシア語放送に混じって
比較的クリアなディスクジョッキー番組が聞こえてきた。

NHK第一の少し下である「ラジオ関西」だった。
AM放送は結構遠くの局を拾うもんだ。
大阪かなと思ったら神戸の局。JOCR558Hhz。
「ホットホットなんたらかんたら…」
なぜか、日本放送のアナウンサーが担当してるんだよね。

兵庫県といえば神戸、明石、淡路島といった瀬戸内海側が有名だけど
北は日本海に面する大きな県なんですね。
今回の23号台風で90%以上が水につかった市が日本海側にあるらしい。
志賀直哉で有名な城崎温泉(きのさき)もそっち方面だが
一生訪れることもない場所なんだろうな。

●「獅子柚子」のある家
宮代で巨大な柚子がなっているのを初めて見ました。
3年前知人が届けてくれたときはびっくりしましたね。
大きさが通常の柚子の3倍以上もあるんですから。

我が家の柚子の木も例年通り実をつけていますが
一向に黄色くならない。
台風で強風が吹くたびに、貴重な小さな実が落ちています。
そろそろ鍋物の恋しい季節になりますが、
庭でとれた黄色い柚子を使うのが楽しみなんですね。
強い酸味がなく、汁が上品な味になるので。

●無理な姿勢
スノッブ化したくつろぎのポーズというのだろうか?
リゾートホテルで本を読むおやじがいるかと思えば、
ホットカーペットでパソコンに向かう女性がいる。
この「うつぶせ姿勢」は思うほど楽ではない。

私も、小学生の頃、布団にもぐって本を読んだように
パソコンを枕元で使ったことがある。
身体が痛くなって15分ももちませんでしたね。
やっぱり机やテーブルに向かい正しい姿勢で臨むのが正解ですね。

●アーチェリー会場
第56回国民体育大会「彩の国まごころ国体 秋季大会」が23日から開催される。
宮代町はアーチェリー会場となる。
春日部と境を接する町外れに「はらっパーク」がある。
競技がなければ「はらっぱ」の広大な広場。
あさってに迫った開会式を前に花壇を整える人、選手用の施設を作る人など
受け入れ準備が急ピッチで進められていた。
久々の快晴。競技場の芝も輝いておりましたよ。
 


●ミニサイクリング
アーチェリー競技場過ぎ、隼人堀川を渡り春日部に入った。
厚生年金施設「春日部エミナース」のゴルフ練習場を左側に入り込む。
従業員宿舎の前を進むと、ほんのわずかだが風情ある竹林の小道がある。
ここを過ぎると、交通量の多い通りに出る。
16号の梅田から御成街道の岡泉を結ぶ78号線だ。
左折して春日部方面に向かう。
道の両サイドには「なしのもぎ取り」の家が並ぶ。
2つ目の信号が「共栄大学」の入口。
この界隈は春日部でも緑豊かな地域。雑木林も結構多い。
落葉の始まった片側桜並木をゆくと共栄短大の建物にぶちあたる。
さらに直進すると共栄大学の校舎。周囲は雑木林。
舗装された細い道を左へ進む。
学校の裏手はテニスコートや野球のグランドがあった。
初めて通る道だった。
宮代にはこういう風景はない。
横浜の緑区、都筑区のような感じである。
林を抜けると、前に広がる風景は宮代である。
前原中学が見える。
隼人堀川に細い橋がかかっていた。
そこを渡って宮代へ入る。
舗装された土手は快適なサイクリングコース。
そのまま行くとアーチェリー会場に戻る。
45分ほどの行程だったが、豊かな自然に包まれた
快適なサイクリングだった。

●恒例、文春・新潮2番勝負



<特集>
文春:(1)「山崎拓の篭絡を狙う北朝鮮「女性協力者」
純ちゃんの側近となった拓ぼんだが、女に弱いのがタマキズ。
昔の政治家は女好きでも艶福家と呼ばれた。
田中角栄は死後だいぶたってから暴露されたが、
明治時代の政治家はそんなことはなかったね。
女性の扱いがうまかったのだ。
最近はせこくつきあうから、しっぺがえしを食うんだね。
(2)「メダリストたちのその後のドラマ」
ハンマー投げの室伏が、あの立派な肉体にもかかわらず「上がり性」
ということを、ルーマニア人の母親が暴露。
女との別れ方を見ても気が小さいということがわかるね。

新潮:(1)楽天・ライブドア「最終決戦の行方」
球団経営にソフトバンクも参入し賑やかになってきた。
監督、コーチの人選も進んでいる。仙台決戦も間もなく決着がつく。
なかなか面白そうな記事だ。
(2)ギャンブル観戦される天皇陛下
戦後初めてだそうだ。天皇は学習院在学中は乗馬もお上手。
競馬も好きなのかな?
最近、新潮は特集2本立てが多い。

<記事>
文春:「ネット7人心中 女性ロック歌手最後の電話」
あの集団自殺の中に有名な人がいたんだね。
新潮:庶民派タレント赤井秀和の娘がタレントデビュー。
その娘と彼は12年も会っていないんだって。何があったの?
「キャスター誕生 久米宏」報道をバラエティ化した「軽佻浮薄」の原点。
いいじゃないの。報道だからといって堅苦しいスタイルで伝えなくっても、と思うが。

そんなわけで、今週も新潮ですね。面白そうなのは。
広告の作りで差があるのは、文春のほうが
記事の紹介がくどくど長い、ということ。
新潮のほうが短く端的だ。

<番外 女性セブン>

文春の対抗面に掲載されていたのが面白い。
「おじんギャル化」現象に合わせたものなのかな?
でも、原稿の作りがまるで違う。
女性誌は斜め、横、小割…と縦横無尽な使い方をしている。
集団自殺の記事も
「2人の父からの性的虐待」とエキセントリックな書き方。
34才で死んでいったミュージシャンの元妻に、実父・義父が
どんな性的虐待をやったの?

●久々

午後からカッと日が射した。なつかしい明るさが戻ってきた。
野鳥たちもうれしそうにさえずっております。
あの、かん高い声を聞くと冬も間近。
えっ、また。台風24号が南の海で生まれたとか。
もう、うんざりです。

●最悪
死者数で最悪の事態となった台風23号。
深夜まで警戒していたが、
埼玉東部は豪雨、強風もなく幸い我が家は思ったほどではなかった。
夜中のNHKニュース穴も最悪だった。
「帆船」(はんせん)を「ほせん」
「小包」(こづつみ)を「こづつむ」
「マグニチュード」を「マグネチュード」
「得票率」を「ときひょうりつ」
「広い範囲」を「白い範囲」
わずかなニュース時間だったが、隣の人から小声で注意される始末。
この穴、どんな人なんだろうね。

ヤンキースがまた負けてるよ!

10月20日(水曜日)
●不自然
東急リゾートクラブの広告。
567.7万円で会員になれば本州に散在するホテルが利用できる。
当然、宿泊費は別途1拍1名3360支払う。
利用券は年間30枚支給されるというもの。

景気の動向は相変わらずぱっとしないのだが、
会員制リゾートクラブの広告とは恐れ入るが、
こういう時代でも業績を伸ばす企業はある。
そんな人向けだよね。
広告のターゲットは、写真で見る限り若者ではない。
おとっつあんが、箱根仙石原のリゾートホテル「箱根甲子園」の一室で
紅葉の山をバックに読書にふける、という図だ。

だがね、おっさんがこういう姿勢で本を読むつ〜〜のが
いかに苦しいことかわかっとらんね。
肘が痛くなる、本を支える手首も痛くなる。
背中をえびぞりにしているので背骨や腰が痛くなる。
「悠々閑々」などとキャッチでは言ってるが、
実は「腰碗・痛々」なのだ。

広告制作に携わったのは若い連中なんだろうな。
ゆったりとした時間を過ごしたいなら、
年配者にとってああういう姿勢は苦痛に過ぎない。

長椅子か、パラマウントみたいな自由に角度が変えられる介護用ベッドが最適なのだよ。

●祈り空しく
負けました。






●薄氷のヤンキース
先に3勝しこのままいくかと思えば、2連敗。
ヤンキースタジアムに戻り一気に決着がつくかと思えば
4対2でレッドソックスに負けている。
このところ松井は湿りがち。
9回表にグランドに警察官が入った。
ヒートするヤンキースフアンを牽制するらしい。
レッドソックスの盗塁も許してしまった。
台風も気になるが、ヤンキースの行方も気になる。
 


●23号、四国一部暴風圏に
 
超大f型台風が本州を襲おうとしている。
宮代町は昨夜から弱い雨が降り続いている。
杉戸町との境界である古利根川は、たぶん増水しているだろう。

NHKは国会中継を中断して台風情報を流し続けている。
男性穴が、四国を相変わらず「こく」(死国)と発音している。
ときおり、気象予報士の女性にスイッチするが
彼女はきちんと「しこく」と発音している。

昨夜は、人名を読み間違えた女性穴がいた。
「****ゆたか」さんを「****ゆかた」さんと言って、あわてて「ゆたか」と読み直した。
彼等は原稿を下読みしていないのだろうか?
TVでは、新しいニュースが手渡されることがある。
こういう時は、あらかじめ目を通すことは不可能だが、
ラジオの通常番組では台本があるはずだからね。

NHKは不透明な金の使い方が指摘されているが、
こういう「たが」のゆるみが、現場にも波及しているようだ。

●混乱
宮代「単独派」は「復活派」の運動を、「民主主義のルールを無視する暴挙」という。
一方「復活派」は「住民発議制度」に基づいた正規の行動、という。
合併反対の旗頭だったウェーブの会は、杉戸との合併に賛成する。
では、多くの町民が望んだ「単独派」はどうかというと、なりをひそめている。

杉戸との合併が議会で否決され、選択肢は閉ざされたのかと思うと
そうではないらしい。まだ、余地が残っているという。
これはどういうルールによるものかわからないが、
宮代が単独でいくか、1市3町に復活するかの2者択一しかない、と
町民の多くは思っているだろう。

杉戸が春日部、庄和の呼びかけに、態度をあいまいにしているのは
宮代との合併を第一に考えているからだ、という。

それぞれの思惑が複雑にからみあって、町民を混乱させている。

町を走れば「合併復活」の立看がやたら目につく。
チラシも頻繁に折り込まれる。
商工会関係者が運動の主体だから資金もあるのだろう。
杉戸との合併運動は町民レベルだからこういう派手な動きはなかった。
復活派の活動に嫌悪感を表わす町民も多い。

合併反対で、宮代が単独で町を経営することになると、
「身の丈にあった」町に「縮む」ために、固定資産税、公共料金は上がる。
公共サービスは縮小される。公共投資は行わない。
そして財政破綻が近い将来やってくる。
「合併反対派」は、こういう現実を把握した上で「縮む」ことを覚悟したのだろうね。
歳入のみに頼らない、活力ある町への脱皮について、
政策公開を町に要求しなくてもいいのだろうか?
なんでも「お上」まかせでいいのだろうか?
これまでの、「行政への町民参加」は、「暮らしの向上」だった。
もちろん、これは大切だが、やがて「資金不足」になるという考えが欠落している。
「町おこし」の組織もあるようだが、現在のところ動きは鈍いようだ。

県、国、企業へのパイプを太くして行動を起こさなければ問題解撤はできない。
視野の広い町会議員が、財政基盤を安定させる政策をぶちあげてくれればいいのだが
そういうことは苦手のようだ。

財政不足になるということがわかっていながら、
それに対する抜本的な手が打てない、というのが今の状況だろう。
今のところ経費節減、町民負担増大だけだもんね。

こういう時こそ町長の強烈なリーダーシップが発揮されなければいけないのだが、
肝心の町長も、多くの議員と同じく貝になってしまった。

町民は混乱するばかりだ。

10月19日(火曜日)
●虐待相次ぐ
相変わらず親がわが子を虐待している。
この写真をじっくり見ていただきたい。


●1日駅長
アーチェリーの山本選手が東武線のどこかの駅の1日駅長をやった。
夕方のニュースで偶然見かけた。
「埼玉県の宮代町というところで国体のアーチェリーが開催されます。
隣の春日部市では卓球が開催され、福原愛も来るので
時間があれば見に行きたいです」などと言っていた。

宮代は知名度が低いから「というところで…」ということになる。
もうひとこと言ってほしかった「宮代は東武動物公園のある町です」と

東武沿線で開催される市町は
幸手:新体操 春日部、庄和、越谷:野球 草加:相撲 久喜:バトミントン
越谷:バレーボール 加須:山岳(クライミング)
などである。

●台風23号接近中
超大型であるという。
正午、沖縄・奄美が暴風雨圏に入ったという。半径800Kmの巨大台風だ。
最大瞬間風速は48m。明日、本州に接近。大雨が予想されている。
関東で250mm。
今年は台風の当たり年だが、10月下旬に来るとはね。
埼玉国体の頃は快晴が続く模様なので、ひとまず安心…

13歳のジョンと3歳のミミがガラス戸越しのお見合い。
雨が降る日のデッキで、なんとなくジョンは割りくっている。
寒がりのミミはディスプレイをこたつ代わりにしている。

●幕末の群像
外人を中心に若い武士たちが勢ぞろいした写真がある。
大政奉還より2年前に当たる慶応元年(1865年)に撮影されたとされる。
撮ったのは下岡蓮杖と並び写真技術の祖である上野彦馬であるという。


この写真にまつわる話しがものすごい。
歴史上に名だたる幕末の偉人・士人らが勢ぞろいしているというのだ。
慶応元年か2月中旬ごろから3月18日の間、
長崎を訪れた各藩の勤王党を写したものという説がある。
坂本竜馬・・・・・最前列、右から4番目の
桂小五郎・・・・・最前列左で腕組している
西郷隆盛・・・・・フルベッキのうしろのごつい人
勝海舟・・・・・・左端に立っている
中岡慎太郎・・・・桂の真うしろにいる
このほか若い日の明治天皇までもこの中にいる。

明治維新の原動力となった若者たちが、この時期に一同に会すというのも
「まゆつば」ものである。

では、真ん中にいるいる外人は誰か?
これははっきりしている。
明治政府が外国の新知識を取り入れるために招聘した
「お雇い外国人」フルベッキ(Guido H.F.Verbeck 1830-98)である。
オランダ生まれの彼は
1852年、アメリカに移住。オーバン神学校を卒業して宣教師となり、1859年11月長崎に赴任。
その頃の日本は1854(安政元)年に日米和親条約を結び、1858(安政5)年に欧米諸国と
通商条約を結んで開国したところで、フルベッキは日本への宣教師派遣に応募し来日した。

来日後、キリスト教伝道のかたわら、塾を開いて日本の青年たちに英学を教え始めた。
佐賀藩の役人として長崎にきていた大隈重信がこの英学塾で学び、大きな影響を受けたという。
大隈はここで大変な秀才ぶりを発揮したらしく、
フルベッキが「私は二人のごく有望な生徒をもった。
それは副島種臣と大隈である。かれらは新約聖書の大部分を研究し
アメリカ憲法の大体を学んでしまった。」と賞賛した話が伝えられている。
大隈らは、「致遠館」という英学塾をつくり、フルベッキを校長に迎え、
自らも教師になって学習に励んだ。これがのちに早稲田大学の原点となった。

上野彦馬が撮影したのは
明治2年、フルベッキが東京に移る際、
「致遠館」の学生達との送別の時に撮影されたというのが真相だ。
斬髪令が発令されるのは明治4年だから、まだみんな江戸時代のいでたちなのだ。

しかし、これだけの人間にそれらしい人を割り振ってしまった人の
エネルギーには感心させられる。
夢のある写真ではありますが…

10月18日(月曜日)
●国体カウントダウン
「彩の国まごころ国体秋季大会」が23日から開催される。
メイン会場は熊谷だが、宮代では24日〜27日
「はらっぱーく」でアーチェリーが行われる。
アテネ五輪・銀メダリストの山本選手が埼玉代表で競技するので会場はにぎわうだろう。
本日は、五輪の聖火リレーに相当する「炬火(きょか)リレー」が宮代でも開催された。
午前11時半だったが10分遅れで、新しい村で引継ぎが行われた。
見物人はぱらぱらだったが、ムードは次第に盛り上がってきている。
先日は、山崎集会所が選手の宿舎となるので、化粧直しをやっていた。
各地区ごとに歓迎班、美化班、炊事班など役割を決め住民参加もきめ細かく行われている。
このあたりが小さい町の連帯意識なのだろうね。
はらっぱーくの芝もきれいに刈り込まれ、いよいよである。




●ゆらゆらと
小河原議員の「議会報告」と加納議員の「視点」がポストに入っていた。
現在のところ、定期的にレポートを発行しているのはこの2名の議員だけ。
他の議員たちはど〜してるんでしょうね。
小河原議員は「議会報告」のタイトルどおり、町議会の経緯を
主観を交えずリポートしている。傍聴できなかった者にはありがたい。

臨時議会の焦点は、杉戸との合併を進めるか否か。
隣の杉戸からも傍聴にきていたという。
結局、賛成9・反対10で否決されるのだが、
「1市3町」合併反対をしたウエーブの会が、
杉戸との合併賛成に票を投じるという不可解な行動が目に付く。

一般会計決算。
歳入総額114億3116万円
歳出総額105億247万円
翌年度へ繰越9億1242万円
実質残額1626万円
歳入の減少:
固定資産税の評価替えによる減額。景気低迷、給与所得者数の減少による個人町民税の減額。
主力財源の地方交付税の減額。
町の収入のトリプルダウンは今後、単独でいく場合の不安材料だ。

一般質問:「合併の是非を問う行財政改革の説明資料の性格について」
町の回答:合併が白紙になった場合の状況をわかりやすく知らせるためのもの。
毎年10億円が不足するのは間違いないので、経費の大幅削減、サービスの大幅な見直しや
中止、受益者負担の適正化、税負担の増加が必要。

かなり深刻な回答がなされている。
町がこういう状況なのに、単独派は「国に責任をとってもらう」というばかり。
他力本願の「ぶらさがり」精神。

加納議員の「視点」
表面タイトル:フットワーク(行動)が違う
内容:「決起大会」を開いた「宮代のあすを考える会」。
復活派のイベントを単独派の視点からの報告。
ゲストの総務省の役人の講演を「なんの変哲もない」と。
もう一人のゲスト土屋ひなこ国会議員の話は「気合が入っていた」と

彼女は「決起大会」の講演にやって来た総務省合併推進課長へ電話をしたそうだ。
そのやりとりが掲載されている。
課長の認識の誤りを指摘している。
さらに、講演料をいくらもらったのか、を尋ねている。
職場から旅費として2660円だけなのだそうだ。
「それ、いい情報ですよ。私、会報で知らせますよ。みんなすっごいお金もらってきていると
思ってますから」と加納議員。
なんともはや、ワイドショーの女性レポーターの乗りである。
こういう重箱の隅をつつくのはお上手。
やっぱり、生活感あふれた「台所自治」がいいのかも知れない。
明日の町をどうする、という「視点」がない。
タイトルの「フットワーク(行動)が違う、とはどういう意味なのか?
加納議員の、マイクを持って飛び回る姿勢のことか?

裏面タイトル:2町合併採択に複雑な要素
杉戸との合併をどうする、という臨時議会レポートだ。

10対9で否決されることになるのだが、
なんと「合併賛成」に票を投じた中に加納議員の所属する「ウェーブの会」全員が入っていた。
1市3町には反対だが、杉戸とは賛成だったのだ。
「ウェ」は単独でゆくはずだったのではなかったの?

苦渋の選択だったのだそうだ。
賛成の理由は次の点
請願者は、合併特例債にこだわらなかった。
杉戸となら、歴史・文化を共有し将来ビジョンが持てる
反対が通過すると、復活派の行動を加速する

合併復活派の署名活動に対する町民の声が紹介されている。
「合併を考える会」も同じような記事を載せていたが。

1市3町には反対だったが、杉戸とならOKの意思表示をしたウェーブの会は
「単独」でいく道から鞍替えした。
合併復活派を牽制するという作戦もあったのだが、軸がずれてきた。
今後、「復活派」を批判しても、説得力がなくなる。

「ウェーブ」だけあって、風向きによって波のようにゆらゆら揺れて、方向が定まらないのだね。

10月17日(日曜日)
●またまた新選組
武田観柳斉の死
新選組の幹部はこれまでの目ざましい働きにより、幕府直参に召し抱えられる。
勇は旗本。土方以下主な幹部は御家人だ。
将軍にお目見えできる晴れがましいほどの出世であった。
多摩の百姓出身の勇と歳三は、柄にもなく人目を忍んで大喜びする。
ところが、隊でも評判のよくない観柳斉が山倉等より厚遇され、
古参隊員は不満を口にする。

また、脱藩して新選組に加わった武士たちは、
自分たちは近藤の武士願望の犠牲になったのではないか、と思う。
こういう組織にはいられないと、観柳斉に相談すると
伊藤の御陵衛士に行け、自分が間をとりもつから…と
しかし、伊藤は近藤との約束、と武田を追い返す。
残された面々は行き場を失う。隊に戻れば切腹だ。
とりあえず、会津藩邸に身を寄せるが、
藩から勇へ「引き取るように」との沙汰が来る。
絶望した4人の隊士は会津藩邸で自刃する。



ことがあらぬ方向へ進展してしまったため、観柳斉は隊を脱走する。
とはいえ、京にとどまりホームレスのような生活をしている。
この間、再度、伊藤のもとへ行くが断られる。
伊藤は時代遅れの軍学師などはなから相手にしていない。
途方にくれた観柳斉は、薩摩藩へゆき売り込みをかけるが
西郷から無理難題を吹っかけられる。

8日後に発見された観柳斉は隊に連れ戻される。
本来ならば切腹だが、勇の温情により命だけは助かるが
1隊士として出直すことになった。

そんなある夜、観柳斉の行動に反感をもつ複数の隊士に斬られてしまう。
滑稽とも思える処世術で隊の幹部になった観柳斉の哀れな死。

今夜も、これまで小説で描かれた観柳斉と異なり
かなり脚色されております。
大きく移り変わろうとするときに、日本古来の軍学を武器に入隊した観柳斉。
武士という身分にかたくなまでに固執した勇と似ている。
しかし、自己保身のために仲間を裏切り信頼を失ってゆく。
その結果の死であった。

●未来派or復古派
コンパクトデジタルカメラが成熟期を迎えつつある。
各社からユニークな製品が続々デビューしている。
このところ元気なオリンパスから、システム・デジタルカメラとでもいうべきモデルが登場。
「i:robe(アイ・ローブ) という。

 
写真ではどこにレンズがあるのかわからない。
単体ではSONYの薄型のようだ。
昔はドッキング・ステーションと言った、クレードルが40Gのハードディスクを内蔵。
カメラのデータを移動したり、単体でHDDとして使えるというもの。
カメラに電源供給もするから、撮影したばかりの画像データを表示する
「写真スタンド」にもなる。
さらに小型プリンタに接続すれば、パソコンを経由しなくてもさっと印刷可能。
これらは1つ1つ見れば目新しいものではない。
SONY、CANONで製品化済みだが、単なるアクセサリー扱いだった。
これをシステムとして新しい楽しみ方を提供したところがミソ。
同時にAppleのiPodキラーとなりうる可能性をもった、HDD内蔵音楽プレーヤーも発売。
m:robe」(エム ローブ)。なかなか未来的なデザイン。
オリンパスもなかなかやりますよ。

PENTAXもかなり積極的。

コンパクトタイプのハイエンドに投入したのが700万画素のOptio 750Z。
こちらは、オリンパスとは正反対のクラシック調。
マグネシウム合金のボディというから高級感は文句なし。
カメラ上部の大型ダイヤルもレトロです。
30〜40年前の小型35mmカメラを髣髴とさせる外観に最新技術を盛り込んだ。
古くからのカメラフアンには受けるかも知れないが、
若い層が支持するかは疑問ですがね。

どちらを選ぶと聞かれれば、PENTAXですね。

10月16日(土曜日)
●てんやわんや

こんなに美しい夕焼けだというのに、町は「合併か否か」をめぐって上を下への大騒ぎ。
チラシが入ること入ること…

 


「宮代の<あす>を考える会」と「虫の目鳥の目」の論調は同じ。
1市3町の合併をしないと宮代町はとんでもないことになる。
さらに、久喜宮代衛生組合職員労働組合の「宮代の合併を考える会」のニュース。
「合併を考える会」というから合併に前向きの論調かと思ったら、
「合併すると暮らし・財政 悪くなります」という。
「単独派」だった。気がつかなかったがニュースは8号だ。
現行と合併後の「都市計画税、宅地課税」「国保税・健康診断・就学援助・長寿者褒章事業」
について比較しているが、合併したら軒並みアップするという。

さて困った。どちらが正しいのか?
単独の場合、住民サービスは今の水準をいつまで維持できるのか、ということが気になる。
赤字財政転落は必至なのだから、何年か後に住民負担になるのは目に見えている。
こういう都合の悪いことは、書いていない(当然だよね)

「宮代の合併を考える会」は、「宮代町総合計画」を支持している。
それは、農業を基軸にした「自然循環型まちづくり」である。
「自然との共生のまちづくち」とは「口あたり」のいい言葉だが、
こういう閉鎖型経済によるまちづくりは、国から地方自治体に与えられる歳入が
満足のいく額であることが基本である。
それが、今どんどん減額されようとしている。
共産党はじめ単独派の言い分は、常に「景気を回復させ国に責任をとっていただく」というもの。
はやく景気を上向きにして歳入を増やしてもらおう、というものだ。

役人、議員など税金で食っている連中は、こういう考え方しかできない。
なんで「開放型経済」によるまちづくりを考えないのだろう。
「単独」でいくのもいい。
しかし、国に頼ってばかりいないで、第3セクターによる企業経営で
自力で町に金を呼び込む努力をしないのだろう?
株式会社宮代の姿勢だよ。

税金は払うばかりで、それで生活したことのない私など、
国をゆさぶれば金が出てくる、などという発想がない。常に「自立型」ですね。
ここにきて年金をもらっているが、
これは自分が積み立てたものを分割して返していただいているだけ。
しかも、企業に所属しない一匹狼の時期が長いので、
他人をあてにするという消極的な思考ではなく、自分で掴み取るというスタンスだ。
崖っぷちに立たされれば知恵は回るものよ。

地方自治体にとって歳入は権利だから大いに請求すればいい。
だけど、「おねだり」ばかりでなく、自分たちで何とかしようという姿勢も必要だ。

●歴史が動いた
「その時歴史が動いた」。NHKの人気番組の1つである。
面白い内容を見逃すことがあるが、深夜の再放送でキャッチできることもある。
「ちょんまげ物語」もそう。

明治革命が成立した後、政府要人は日本の近代化に腐心していた。
その頃中国が列強に食い荒らされていた。
西洋人の目には、中国人のヘアスタイル「弁髪」が奇異に映り
軽蔑の対象になっていることを、明治政府の高官が知る。
木戸孝允と大久保利通であった。
伝統的な髪型「ちょんまげ」のゆえに日本が劣等国、野蛮国とみなされることを恐れた。
西洋化は「ちょんまげをちょんぎる」ことにありと。
「じゃんぎり頭をたたいてみれば文明開化の音がする」とは人口に膾炙されたせりふだが
これは、みずから率先して断髪した木戸孝允の作とは知りませんでした。
「ちょんまげ頭をたたいてみれば因循姑息(いんじゅんこそく)の音がする」と続きます。
「じゃんぎり」は「ざんきり」とも言い「散切り」と書く。そして「散髪」として今に至る。

明治4年、斬髪・廃刀(ざんぱつ・はいとう)令を出すが、
地方あまねく普及するには時間がかかった。
髷を落とした亭主のあまりにも変わりように、ついてゆけない女房が続出
日本各地で「斬髪離婚」が発生したという。
村長が率先して断髪し、村人に強制したため焼き討ちにあった。
など、信じられない事件も起こっている。
伝統のヘアスタイルを革新するということは実に困難だった。

この年、幕府が締結した日米不平等条約改正のため、
岩倉具視を全権大使とする一行を欧米に派遣する。
木戸孝允、大久保利通、伊藤博文などが同行する。
アメリカとの交渉には失敗するのだが、
使節一行はアメリカ文化、経済、産業などを目の前にしてびっくり仰天。
その足でヨーロッパを視察して帰国。
日本の早急な近代化を痛切に感じる。

岩倉使節団が沖に待つ船に向かう錦絵がある。
これは歴史の時間に見たことがある人も多いのではないか。
小船には岩倉を真ん中に木戸と大久保が立っている。
岩倉は江戸時代からの公家のいでたち。
木戸と大久保は洋髪、洋服である。
出発前に、木戸と岩倉の間に「髪を切る、切らない」のせめぎあいがあったのだ。
(こういうことを先生は教えてくれなかったが、表面的な知識だけで
ちょんまげ問題までは知らなかったのではないかな。)

ここに描写される人々だが、ちょんまげあり、断髪ありでなかなか面白い。

サンフランシスコで撮影された岩倉具視。
武士とは異なる公家のヘアスタイル。
日本人は頭にピストルを乗せている、と言われたほどだ。

500円札の岩倉具視。これは晩年の肖像だ。

頑固な岩倉だったが、高度に発達した文明を見て、アメリカで髪を切っている。
変わり身も早い。

新選組!では、岩倉は落ちぶれた公家として登場している。
その彼に、伊東甲子太郎が接近し
「胡散臭い奴」と喝破される。
「そういう胡散臭い奴が私は好きなのだよ」とも。
維新後は明治政府高官となる。500円札の肖像でおなじみ。

しかし、斬髪令は遅々として進まなかった。
大久保らが考えたのは、明治天皇に髷を落としていただくことであった。
しかし、天皇のお世話をする女官たちの抵抗にあい、なかなか実現しない。
薩摩藩出身の某を派遣し宮中改革をすすめた。
ステーキを食事に出すようにしたのもこのときだという。
2〜3年後、やっと天皇が洋髪になった。
天子様がそうなのだから、と国民はこぞってちょんまげを落としたということだ。
 

●とりあえず1市1町
春日部市と庄和町は来月早々には1市1町で法定協議会を設置する意向。
両首長とも、最終的には1市3町による中核市を念頭に置いた
「とりあえずの合併」であることを強調した。
春日部市長は「合併復活」運動を展開している
宮代の住民団体事務所に立ち寄りエールを送った。

ということは、ここで宮代の運動が成功すると
杉戸が態度を保留中していても、宮代単独でも仲間に入れてくれるということか。
合併特例法適用期限は来年3月。
これを逃せば特例債はパ〜だからね。

10月15日(金曜日)
●大同団結
宮代町民が「合併反対」を選択。
議会で杉戸との合併請願も否決。
いまのところ、宮代は「単独」でゆくことになっている。
朝日新聞の県版が伝えるところでは、
ある宮代町議は「住民は自分たちが突きつけた結果にたじろぎ、動揺している。
しかし、それは住民自治を深めるチャンスでもある」と評価している。

1市3町合併にNOといったのは町民だが
杉戸との合併準備をNOとしたのは議員だ。
それを「住民自治を深めるチャンス」などと問題を摩り替え或いは責任転嫁されては困る。
こういう議員たちは宮代が破綻したら「それは住民が選んだ道」と逃げを打つに決まっている。

町民が選んだ議員たちは、
単独でゆく宮代を今後財政的に不安なく経営していくにはどうしたらいいかを
考えなくてはいけないのに、何を血迷った物言い。
目先のこまごましたことは考えつくが、大所高所に立脚したビジョン策定は慣れていないのだろう。

この期に及んで、様子見をしていないで「自立ための政策」を考えたら如何。
たぶん1市3町復活の動向が気になってしかたないんだろう。
ここで旗幟鮮明な態度をとると、復活したら立場がないからね。
町や町民の行く末より、自己保身つ〜〜ところか。
単独でも1市3町でも議員定数は減るのだから、ここで目ざましい働きをしておけば
町民も評価し首がつながる、ということもある。

議員一丸となって「単独」に賭け、町の行く末を真剣に討議、
町民を安心させてくれてもいいんじゃないの?

それが不可能であれば、合併もやむなし。
でも実現するかどうかは神のみぞ知る。
自己保身にきゅうきゅうとしてしている議員は、見苦しいだけ。

●しびれをきらした春日部
杉戸町の優柔不断な態度にしびれをきらした春日部市と庄和町は
1市1町の枠組みでゆくことを検討し始めた。
ところが、春日部と庄和では人口がまるで違う。
対等合併でいくか、庄和町の春日部市への編入ということになるのか。
またひともめありそうだ。
一方、宮代町は1市3町の枠組み復活運動を展開しているが、
杉戸脱落ということになれば、1市2町となる。
今度は春日部・庄和が首を縦に振るか不透明である。

岩槻市はさいたま市へ編入されるんですね。
歴史のある市が編入という選択をしたのは
財政ままならず、このままでは破綻という危機感からなのかな?
苦渋の選択だろうが、岩槻市民は複雑な思いだろうね。
市の財政がそこまで悪化しているのに対策を講じられなかった
市長はじめ議員団の実力不足が問われるだろうが、今となっては遅い。
「寄らば大樹の陰」だ。

宮代は「鶏口となるも牛後となるなかれ」の道を選択したのだが
町長以下議員が
無策では、それこそ「暴挙」である。

●忘れた頃に
今年は山の熊が餌を求めて里に姿を見せる事件が多発している。
庭の柿の木に登っていた。
鶏がやられた。
2本足で部屋に入ってきた。
事務所に入り込んでいた。
親熊はほとんど射殺されてしまう。
小熊は捕獲され、一時保護されるかそのまま山に返す。
天候不順で熊の常食がめっきり少ないそうなのだ。

栗の実なども彼等は食べるのだろうね。
昔からあった我が家の栗の木は豊作だったというのに。

きのこ採りに出かけた老人が襲われるケースも多い。
彼等は熊のいる山に入っていくのだから
それなりの熊対策をしていたのだろうか?
あるいはこれまで遭遇したことがないので軽装で出かけたのかな。

8日ぶりの快晴である。
猫を抱いて庭を眺めていたら、大きなきのこが目に入った。
長雨の後に、地面から生えているのはこれまでよく目撃していた。
しかし、木の柵に出ていたのだ。
椎茸だった。
この柵はもとは「ほだぎ」で、2年前椎茸菌を植えつけたのだが
時期が遅いうえ、管理が悪かったので柵にしてしまったという経緯がある。
残っていた椎茸菌が、長雨で生き返ったのかな?
ともかく2つの椎茸が大きな傘を開いていたのだ。
ラッキー!今夜はバタ焼きだい。
 
庭の柵になっていた「ほだぎ」だが、偶然にも本来の役割を果たした。

みごとな椎茸。

8日ぶりの快晴である。

●ビリーバンバン
昭和44年「白いブランコ」で兄弟デビュー。
兄が慶応、弟が青学とは知りませんでした。
以来35年活動を続けている。
団塊の世代ですね。
今月、35年記念アルバム「時は今、君の中」を発売。
オリジナルは1988年に弟、進のソロで発売された。
過去の恋を封印しようとする、静かな曲だ。
であれば、「いま君は、時の中」でもよさそうなものだが。
このほうが、主語が「きみ」なので
悠久の中で生きている想いが浮かび上がる。

●NHK穴
まただよ。
午前零時のニュース。
弁論:「べんん」なのに「んろん」だってさ。
インク:「いん」なのに「んく」だもんね。
アクセントはどれも前にきてるぜ。
P田穴、あんただよ。

10月14日(木曜日)
●愚民放
埼玉県東部で聴取可能な民間AM放送。
東京放送、文化放送、ニッポン放送。
どの局をチューニングしても似たり寄ったりの番組編成だ。
朝から夕方まではTBSの大沢悠里、文化の大沢照美、ニッポンのテリー伊藤。
パーソナリティのトーク番組。TBSと文化は長寿番組だ。
スポーツシーズンの夜など野球中継ばかり。
22時台はTBSのアクセス以外は聴きたくもない。
24時以降の民放はジャリたちのうるさい番組だけ。
昔は「100万人の英語」といった語学や受験放送もあったのだが今は娯楽のみ。

民放は今も夜中は「若者の解放区」だと思っているのだろうか?
少子高齢化で、年配のリスナーが激増している。
中年・高齢者対象番組はNHKの独壇場で
民放が入り込むことができないとでも思っているのだろうか。

民放は創業以来番組編成の大枠は変わっていないように思う。
電波割り当て制限があるから大人市場を狙った新局が登場できないのだろうが、
既存局が実験的に取り組んでもよさそうなものだ。

●アイバ・戸栗の声
アメリカ生まれの日系2世、東京ローズことアイバ・戸栗が、日本を訪れているとき
太平洋戦争が勃発した。
帰国が叶わなくなり、親戚に身を寄せながら職探しをしNHKに採用される。
当初、タイピストだったが、語学力を見込まれてアナウンサーとなる。
受け持たされたのが、
戦時謀略放送「ゼロ・アワー」の「Orphan Ann(孤児<みなしご>アン)」という
コーナーだった。
これが太平洋地域のGIの人気番組となり、
いつしか声の主は「東京ローズ」と呼ばれるようになる。
放送から語りかける声の主は「みなしごアン」であり
自分から「東京ローズ」と言ったわけではなかった。
放送を行うのはNHKだが、「レイディオ トーキョ」と名乗った。
現在のTBSとは違いますよ。
「みなしごアン」は複数の女性アナが担当したが、
不幸なことに、あるきっかけからアイバ・戸栗=東京ローズになってしまった。

たぶん、ドウス・昌代さんの「東京ローズ」で、アイバの声はがらがらで
魅力的ではなかった、というような一文があったような気がする。
なんせ、この本が出版されたのは古く、出版元のサイマル出版は現存しないという。
私も図書館で借りたので手元にはない。

太平洋上、あるいはその島々で、国の妻や恋人への思いをかきたて
厭戦気分にさせるのが、ゼロ・アワーの目的だったから、
さぞかし、セクシーで甘く、鼻にかかったような声でささやきかけるのかと
思ったら、アイバの声がその正反対だったという。
しかし、本の描写からはその声は聞こえてこない。
実際はどんな声だったのだろう、と気になっていたが、
ひょんなことから、貴重な彼女の音源を入手することができた。
では、そのボイスをとくとお聞きあれ。
放送中のアイバ

写真をクリックすると、Windows MediaPlayerが起動し、音声を再生します。

●恒例、文春・新潮2番勝負


《特集》
文春:楽天イチロー獲得100億円
新潮:民主党の破廉恥国会議員
    田原総一郎 不倫の美談化
    タイ人美少女の養子美談のうそ
このところ新潮の取材陣は力が入っています。
文春はタイムリーな企画ですが、イチローが移籍しますかね?嘘っぽい。
ライブドアのあっと驚く新球団名、中畑が巨人助監督を断った理由。
野球好きには興味ある話題だ。
《記事》
文春:細かい記事の寄せ集めが多い。
    大魔神佐々木(39)がタレント榎本某(24)にめろめろ。
    ※中年男の火遊びは危険だぜ。地位も名誉もパ〜にすることがあるもんね。
    シャラポア追っかけ72時間
    ※話題の美少女だもんね。でも、なんとなく文春らしくない。
新潮:元文春編集長「花田」氏5度目の正直はあるか
    ※競合誌の名物編集長はさまざまな雑誌を渡り歩いている。
    移るたびに雑誌の格が落ちているように見えるが、こんどはどこなんだろうね。

というわけで、今週も新潮のほうが内容も、新聞広告も元気があります。

●若気の至り
警察のごやっかいになったことがありますか?
私は1度だけあります。
独身時代、都内を飲みまくっていた時期がありました。
大学を卒業して銀座の広告代理店に就職。
まだ20代の半ばですね。
仕事は半人前だが夜遊びは一人前。
寒い時期だった。へべれけになって道に迷った。
自分がどこにいるのかもわからない。
夜も更けている。
交番があったので飛び込むが、パトロール中で無人だった。
うとうとしてしまったんですね。
パトロールから帰ってきたおまわりさんに起こされた。
酔っ払っていたので、そこにいたワケも忘れてたてついたんでしょうね。
当時は交番爆破事件が相次いでいたので
本署に連行されてしまった。
それが、どこの署だったのか記憶の彼方に消え去っています。
たぶん文京区だったと思うのだが。
なぜそんなところをさまよったのかも???だ。
そろそろ正気に戻ってきたとき、ストーブの前に座っていた。
携帯品を確認された。
警官は私の身体に触れない。
自分でポケットのなかから手帳、定期などを取り出した。
身分がわかると、
初老の刑事が、なぜそんなに飲むのか、聞かれたような気がする。
テレビドラマに出てくる人情派の刑事っているんだ、と思った。
ストーブに手をかざしているうちに、酒が抜けてきた。
刑事は威嚇するわけでもなく、淡々と話しかけてきた。
夜が明けた。
そのまま会社に出たのか、帰宅したのかまるで「記憶にございません」
今では、あの元気が嘘みたい。
酒飲むとすぐ眠くなります。

犯罪を犯して警察で顔写真を撮られる。
これを、アメリカでは「Mag Shot」と言うらしい。
結構、流出している。
今をときめく世界一の金持ちも若い頃の写真が残っている。
ハリウッドスターにしても、エッ、あの人がという写真もある。
ご開帳〜〜〜

ビル・ゲイツ。うれしそうな顔をしてますね。何をやったんでしょうか?
マイクロソフトの総帥にして、今や世界一の金持ちですよ。

キアヌ・リーブス。青春の彷徨をしていたのかな。
「スピード」の彼はかっこよかった。だんだんカルト的になっておりますが。

アル・パチーノ。ゴッドファーザー2はよかった。

古いところで、フランク・シナトラ。
もともとチンピラ。マフィアとの付き合いも取り沙汰されていた。
こういう写真が似合うのだ、彼は。

10月13日(水曜日)
●杉戸は態度保留
議会で意見はまとまらなかった。
で、春日部・庄和からの「1市2町」の枠組に対する態度を
旗幟鮮明(Show the flagだね)にして欲しい、という要請に
杉戸の伊七さんは、
「そう言われても、うちの議会の意見がまとまらんのよ」と態度を保留した。

一方、宮代は杉戸を含めた1市3町合併枠組みへの復帰活動が盛んだ。
一部の議員、共産党、単独遂行有志の
「民主主義のルール違反です」という大合唱も打ち消されんばかり。
「住民発議制度にのっとった合法的な活動だぜ」とますます気炎をあげる。

杉戸は宮代2町との枠組みが宮代の反対で消えた。
現在のところ単独でいくような按配なのだが、
杉戸の本当の狙いはどこにあるのだろう。

●こんなことって…
私が主宰しているパソコン教室のWebサイトの掲示板
「東京ローズ」に関する書き込みがあった。
その方も関心を持っていて、Googleで検索したら私のサイトにたどりついたという。
ところが奇遇にも彼は大学の後輩だった。
それだけでなく、私が所属していた広告研究会のキャンプストアに
バンド奏者として参加していたというのだ。
年代が違うのですれ違いなのだが。
(奇遇×2)だった。

以前、私はシカゴの彼女、東京ローズの家を訪ねたことがあった。
あいにくその日は豪雪の翌日で、
彼女の家、「戸栗商店」は閉まっていた。
なんとしてでも、「アイバ・トグリ」に会いたいと思ったのだが不可能だった。

娘がシカゴに住んでいるので、
一昨日、なんとかコンタクトをとって
アイバ・トグリの消息を探って欲しいとメールを入れたばかりだった。
娘はときおり「戸栗商店」に日本のものを買いにゆくのだが
老境の男性が店番をやっていて
その彼がとっつきにくく、挨拶ていどしかしていない、という返事が返ってきた。
なんとか、コミュニケーションをとって、
その後のアイバ・トグリの消息を聞きだして欲しい。
彼女と娘の記念写真が撮れれば最高、と追加指令を出した。

東京ローズに関する著作物は少ない。
私はドウス昌代さんの「東京ローズ」を読んだだけだが、
後輩が「上坂冬子」が書いていると教えてくれた。
早速、図書館へ行こう。

●備長炭
ルーツは江戸時代。
回船問屋・備中屋長左衛門が取り扱っていた
紀州藩のウバメガシを用いた白炭の商標だった。

長時間にわたり安定した火力を保つ備長炭は
高級割烹、鰻屋、焼鳥屋などで使われ、木炭のステータス商品となった。
素人が見ても木炭の姿がいい。
燃料としてだけでなく水質浄化、脱臭、土壌改良などにも利用されている。
この高級木炭だが、国産はわずかだった。
なんと80%以上が中国産。
ところが10月から中国が森林保安を理由に木炭の前面禁輸措置をとった。
林野庁は国内の木炭増産や中国以外の国からの輸入などの
対策に乗り出したという。

日本が白羽の矢を立てる国は
当初は外貨獲得が果たせるために歓迎するが次第に困惑するようになる。
日本向け鰻、エビなどの養殖は設備で行うが、材木は森林破壊を引き起こす。
材木を供給するインドネシアでは、日本の消費傾向が旺盛なため
森林破壊が顕著となり、オランウータンの棲家が失われてしまった。

日本に狙われたら国土を食い荒らされる、という風評が立たなければいいが。

10月12日(火曜日)
●真珠
見出しも本紙とWeb版では少し違う。
読売夕刊では「1匹の真珠」だがWeb版は「真珠になった魚」である。
Web版のほうが夢があるね。童話のタイトルみたい。
両方とも、美しい即身仏の写真が掲載されている。

新聞記事は、
真珠の養殖に使われるシロチョウガイをすみかとする魚が貝の中でそのまま真珠となった。
この魚は貝の中に隠れながら生息するカクレウオの一種で、
抱え込んだ異物を真珠質にする外套(がいとう)膜と貝殻の間に何らかの拍子で入り込み、
真空パックのような状態で約1年かけて真珠になったとみられている。

●朝日新聞埼玉版・合併カウントダウンより
埼玉県東部では、宮代を含む1市3町、久喜の2市1町、加須の1市1町の合併枠組みが
ことごとく解消された。
そのことについて住民投票「ドミノ倒し」と題して、朝日埼玉版で報じている。

 4日の宮代町議会。定員50人の傍聴席は満員だった。隣の杉戸町からの傍聴者も見守る中、宮代・杉戸両町の合併協を設置する補正予算案は1票差で否決された。

 春日部・杉戸・庄和との1市3町による合併協議が住民投票で白紙となり、榊原一雄町長は事実上の単独宣言を出した。しかし、生活圏が重なる杉戸町との合併協設置を求める署名運動が起き、議案が提出された。

 議会で2町合併は否決されたが、今度は1市3町の協議復活を求める署名運動が始まった。これには「投票結果を覆そうとするのはルール違反」という批判もある。

 住民投票では、宮代町の投票率が67%と、1市3町で最も高く、また唯一、反対票が大きく賛成を上回った。

 2日に決起集会を開いた「復活派」は「財政上の必要性など、合併の趣旨を本当に理解しての投票だったか、反省が必要だ」と訴える。講演した総務省幹部は「住民投票でつぶれる例は、特定の地域で連鎖反応的に起きている。雰囲気に流される面もあるだろう」と指摘した。

 9月で解散した合併協幹部の一人も「説明に努力はしたが、この問題を解決するために合併します、という形で提示できなかった。論点が広すぎて、どこまで正確な情報で判断してくれたか疑問だ」と振り返る。

 一方で、ある宮代町議は「住民は自分たちが突きつけた結果にたじろぎ、動揺している。しかし、それは住民自治を深めるチャンスでもある」と評価している。

●集団自殺
埼玉と神奈川で車の中から複数の死体が発見された。
いま流行の集団自殺である。
これまで集団自殺といえば、将来を悲観した家族、宗教団体など
相場が決まっていたが、昨今はまるで違う。
10〜20代の男女。
インターネットの自殺サイトで知り合い、初めて会った同士が
いとも簡単に死を選ぶ。
車に目張りをしてコンロを用いる、
排ガスを引き込む2酸化炭素中毒死というのも共通している。

多情多感な時期には死への誘惑があるというが、
1人で死ぬ勇気がないから仲間を誘うのか?
それにしても、なぜこうも死に急ぐのか?
国はこの特異な現象の研究を進めなくてはいけないだろう。

「ネットワーク社会への過渡期に起因される例外的な事件」
などという大雑把なものでなく、死んだ1人1人について
友人、家族、学校、企業などへヒアリングを行い原因の究明を行い
再発防止のための方策を模索しなければならない。

●ロケ地
最近は、「下妻物語」「草の乱」などローカルを舞台にした映画が製作される。
NHKのドラマの撮影のクレジットを見ても「伊奈町」がよく登場する。
埼玉県の伊奈かと思ったら茨城県だった。
NHKは栃木、茨城が好き。と週刊誌にも書かれたほどだ。

映画、テレビドラマの制作会社に「わが町でロケを」というアプローチを行う自治体が増えてきた。
今年の夏は新しい村付近でバラエティ番組のロケを行っていたし、
東武動物公園もよく登場する。
宮代だってまんざら捨てたもんではない。
笠原小学校、進修館、郷土資料館、新しい村…
桜の時期の日工大の裏手の風景
カメラから覗けば魅力的な建造物や景観は結構あるじゃないの。
住民は当たり前の風景としてとらえているけど
外部から見れば新鮮に映るものだ。

当然撮影となれば町はいろいろ便宜をはかることになるけど
そのくらいお安いご用だよね。

町が宮代を舞台にしたシナリオを募集して
ドラマ化をするつ〜のもある。
もちろんそれなりの仕込みは大変だとは思うが

●宮代特産
一応、「巨峰」ということになっている。
生産高はどの程度なのだろう。
町の巨峰農家といってもそんなに数があるわけでもない。
探すのに苦労するほどだ。
宮代米、日本酒、ワインもあるが石高は微々たるもので
「特産」と声高に叫べるほどのものではない。
「幻の…」と冠詞がつく「希少商品」であれば価値が出るが
そういうこともない。
「モロヘイヤ」はその後どうなったのだろう?
ホームラン性の商品を生み出すことは至難の技だから
試行錯誤しながらヒット性の商品を探り当てることが必要ではないか。

隣の白岡には「ゴールドクレスト」を生産している。
最近はクリスマスツリーに使われるようだ。
出荷が始まり、時流に乗った商品として注目されている。

宮代も、高付加価値商品の開発が必要と先刻提言したが、
農産物関係は、第3セクターの「農の家」「育苗施設」が担当するのが最適だろう。
町内循環の野菜、苗だけでなく、都内に出荷できる商品開発を行っていただきたい。
また、食肉用の「しゃも」、卵のための「うこっけい」飼育。
杉戸でもやっているけど「舞茸」の生産もやってはいかがか?
「エリンギ」を超える新しいキノコがあればそれに着目するとか。
宮代には農業を目指す人のルーキー農場があって、野菜の栽培を行っているが、
高付加価値を考えると、露地物ではたかが知れている。
やるのなら、温室栽培のトマト、キュウリですね。

リタイヤ組の生涯学習と実利をかねて町が奨励すれば
新たな展開が考えられるんじゃないの?
で、リタイヤ組がイキイキと活動する首都圏近郊の町、ということで
知名度がアップすれば、若者は流出するかもしれないが
リタイヤ・パワーが流入するということも考えられる。

カナダにはこういう町があちこちに存在している。

10月11日(月曜日)
●何でも反対共産党
日本共産党が合併に対するチラシを初めて出した。
宮代の合併復活運動に対し「暴挙」である、と。
多くの単独派の言い分と同じ「民主主義の原則を無視している」。
歳入を減らす国のやりかた、「いじめ」に反対し
むだ遣いをなくし、くらしと福祉、生活環境の充実に全力をつくす、というもの。

これも、「情」に訴えているだけだ。
相変わらず歳入減を憤っているだけ。つまり国のせいにしている。
なんで自立の方向は探れないないのかね。
地方自治こそ政策手腕のみせどころだと思うのだが。

単独で行くなら「共産党が考える宮代自立政策」を発表していただきたい。
自分でやるのがムリなら党本部の知恵を借りましょう。

少子化についても、国の政策が悪い、というだけ。
どの地方自治体も同じ問題を抱えている。
国の改善策を待っていたら「宮代沈没」。
10年で1000人の人口減を、宮代の共産党はどう考える。
いちいち本部にお伺いを立てないで、地域の問題として捉えましょう。

国があてにできないのだから
宮代単独でゆきたいなら、自立政策を打ち出しましょうね。
出来のいいものなら、町民は納得し「自立」に賭けるでしょう。

「悪いのは国の政策・だから反対」では説得力に欠ける。

共産党の「シャドウ・キャビネット」なんて、
政権からはるか遠くにいる
弱小政党の「遠吠え」聞こえるからやめようよ。
民主党の「次の内閣」もそうだが。
そういうことだけ、外国の真似をするんだから。
なんだか「物欲しげ」でみっともない。

●ユーモア
NHK青森で「命とユーモア」の公開ナマ番組をやっていた。
ゲストは「死」について積極的な発言をしている永六輔氏。
高齢になっても、死の床についても、それを軽くいなすユーモアの精神が必要だと。

泉重千代さんが、好みの女性を聞かれて「年上の人がいい」
きんさん・ぎんさん、TVの出演料の使い道を聞かれて「老後に備え蓄えておきます」

自宅や病院での過ごし方、気の持ちようだ。

永氏は言う「ホスピスで笑いを奨励するのは問題であるのかも」
ホスピスは「死の床」である。泣いて泣いて泣いて、静かにお迎えを待つ場所である。
ここで、笑ってしまうと、生きるっていいことだと思ってしまい、
また死に向かう安らぎの心に戻すまでが大変なのだ、と。
死への向かい方が真面目だと疲れる。
非真面目(不真面目ではないよ)であれば、
死の恐怖も乗り越えられるのかも知れないね。

ユーモアと駄洒落はちょっと違う。
おやじギャグは地口がベースの駄洒落だが、
ユーモアは人間性、教養が試される。

葬儀場で、焼香しながら「よかったよかった」と言っている男性がいた。
亡くなった人の友人らしい。
いぶかって、そのわけを尋ねると
「娘を失った親の悲しみは慰められないが、親を失った娘の悲しみなら慰められる。」

う〜〜ん、深い。

●フフフ
9時のNHKニュース。
中国の西安で日本人の墓誌が見つかった。
1200年以上も前、遣唐使の随行留学生のものという。
同じ遣唐船で入唐した有名人に阿倍仲麻呂と吉備真備がいた。
「穴」が読み上げた。
「きびの・まびき」ん?「間引き」?「まきび」じゃないの?
「穴」はあわてて言い直した。「きびのまきび」。
常識以前の問題じゃないの?
「松本穴」あなたです。

有名な話がある。
「カンボジア難民」と言うべきを
「なんぼじゃ・かんみん」といい間違えた穴がいるくらいだから、
「まきび」が「まびき」になっても傷は浅いか。

10月10日(日曜日)
●新旧キーボード

インテリアになっている事務機が時おり仕事にかり出される。
それはプラスチック製のタイプライター。
「真っ赤なバケツ」と呼ばれた「バレンタイン」。
事務機器としてのタイプライターをパーソナルユースにした
画期的な製品だった。
電動ではなく指に力を入れてパタパタとアルファベットを打つ。
発売はイタリア・オリベッティ社、製造はスペイン。
現在ニューヨーク近代美術館のパーマネント
デザインコレクションにも認定されているらしい。
昭和51年に購入したから今から28年前。
デビューしたのは昭和43年だから、新発売後8年経過してからということになる。
1992年に復刻版が発売され価格は39900円。
日本橋コレドの2階で見ることができる。
 
コンピュータと初めて出会うまで、慣れ親しんだキーボードである。
パソコンのキー配列はタイプライターを参考にしているから、いわゆる「QWERTY」配列。
おかげで、キーボードアレルギーはまるでなかった。
機械式だから、ていねいに使えば約30年経っても用をたすことができる。
パソコンじゃ絶対あり得ないことだ。

「赤いバケツ」のニックネームの由来は、このポスターでもわかるように、キャリングケースが
バケツのように見えるのだ。

●またまた新選組
伊東甲子太郎の野心で新選組からの独立(分離といっている)の話しを
伊東が開いた新年会の席上で、永倉と斎藤を招いて話した。
伊東は近藤の了解をとっていると嘘をついて永倉と斎藤を誘ったのだ。
無断で仕事を離れると新選組には過酷な罰則が待っている。
それを承知で伊東は策を弄した。

伊東のはかりごとが近藤に知れた。
機先を制して伊藤は近藤に申し入れる。
天皇が逝去されたのでその墓を守る衛士として新選組から分離したいと。
外部にはそのように見させておいて、その実、長州の動静を探る。
見え透いた言葉に、土方はいらいらしながら近藤を見る。
勇はこれ以上仲間と血を流すのを避けるため、分離を認める。
伊東は得意満面であった。

試衛館から仲の良かった沖田と藤堂が話している。
藤堂は伊東道場の出身なので分離派と行動を共にしなくてはならない。
藤堂は伊東にとって自分は員数外の存在だと思い込んで悩んでいた。
ところが、伊東と藤堂の関係を沖田はそうはとっていなかった。
総司は「だからいつになってもお前は子供なんだ」と
年は近いのに兄のような口ぶりで平助をさとす。
勇は分離を許したものの、伊東派と一戦を交えることになるだろう、と総司は思っている。
仲のよい2人の別れだった。
今夜は、勇の京都妻「深雪太夫」が死んだ。
しかし、総司と平助の別れのシーンがよかったですね。
男の友情つ〜もんにジンときましたよ。

平助は新選組の仲間に別れを告げる
これが最後の別れとなる

10月9日(土曜日)
●この町が好きだから…
「単独か、合併か」宮代町は揺れている。
杉戸町との枠組みが宮代町議会で否決された結果、
「1市3町の元の枠組みに戻る」と「宮代単独」の動きがそれぞれ活動を行っている。
「復活派」は宮代で事業を営む人々が中心になっている。
「単独派」は一部の議員と町の有志だ。
それぞれの主張をチラシで各戸に配布して紙つぶて合戦。
「復活派」は町中に「ステ看」をたて「宣伝カー」を繰り出している。
「単独派」は派手な動きはなく、町民の良識に訴えている。

「単独派」の言い分は7月11日の選挙で「合併反対」が決まったのだから
それを覆すのは「議会制民主主義」を無視する暴挙である、と。
「復活派」は「単独では近い将来町が破綻する。1市3町の枠組みを復活させることで
町に活力をつけよう」と。

「単独派」は宮代が単独で町を運営できるという根拠を明らかにしていない。
選挙で決まったことだ。民主主義を尊重しろだけでは、この期に及んで説得力に欠ける。
これは「1市3町の合併に反対する新町民連合有志の会/代表:島村繁夫さん」の言い分。
選挙で決まったことだから、とりあえず単独で2〜3年ゆき、行き詰まったら1市3町の
合併を考えればいいんじゃない、という。
でも、周囲との協調を無視して、だめだったら仲間に入れて…というのでは
虫がよすぎません?

もし、会社で団結しようとしているとき、自説を曲げず一人で行動し失敗したから
グループに入れてくれないか?と打診してきた。私はそういう奴は仲間に入れませんが。

さらに、町会議員ウェーブの会の加納氏は「宮代は沈没しません。私が町に提案・提言を
しているからだいじょうぶ」と言っている。
だから、その「提案・提言の内容を町民にも開示してください」と思うのだが
一向にそういうことはない。これも「情」に訴えているだけだ。

どちらの陣営も、この町が好きだから活動しているのだろうけど、
合併反対の人々は、町が単独で経営できるという根拠を早く公開していただきたい。
 合併復活派:威勢がいい
 合併反対派:遠慮がち

●台風22号接近中
NHKは朝から番組を中止して台風情報だけを放送している。
昨夜から雨が降り続いている。
16時伊豆半島に上陸した。
宮代町の災害放送が町内に設置されたスピーカーから流れ始めた。
笠原地区では避難場所としてして進修館、姫宮では川端公民館が提供されるという。
JR、私鉄も続々運休。
東武鉄道は、急行両毛号が運転を取りやめた。
我が家も、夜に暴風雨になるので、日除けを取り外し、裏の水はけを改善、
樋につまった落ち葉を取り除いた。犬は物置に避難。
これから強烈な南風が吹くという。
北西の季節風対策は行っているが、南風には弱い。
物置のひさしの波板がまた吹き飛ばされる恐れがある。

土砂崩れがないのが不幸中の幸いだ。

プール状態の田圃(左)、灌漑用水(右の水路)も間もなくあふれそう。

その後、19時過ぎには千葉から茨城を抜けたようだ。
埼玉は雨も止み風もだいぶ弱くなった。
ほっ。

10月8日(金曜日)
●イラクの拉致事件
今まで130人の外国人が誘拐され、殺害された人も多い。
外人の場合、母国が大々的に報道するから事件は多くの人が知ることになる。
こうした外国人を狙うだけでなく、イラク人も狙われているのはほとんど知られていない。
治安が悪化したイラクでは、身代金目的で誘拐事件が多発しているという。
その数15000人といわれる。
富裕層の子ども、女性、大学教授などが狙われるそうだ。
殺害された人も多く、難を逃れるため海外脱出する者も数知れず。
女性の場合身代金を払って解放されたとしても、ほとんどが強姦されているという。

人心の荒廃。
日本はこういう国に人道支援しているが、
最近はニュースソースとしての価値も下がり気味。

核兵器疑惑で米国がイラクに攻め込んだが
あの時点で核兵器、化学兵器はなかったことが判明した。
アメリカが難癖つけて喧嘩を売った構図だ。
こういう国に日本は盲従して、今も水を供給している。
純ちゃんがお調子者だから
派遣されている隊員には悪いけど、あほくさ。

●テニス界の妖精たち
シャラポア、ゴロビン、バイディソバ。
名前はどれもいかついが、テニスの妖精たちである。
テレビのスポーツニュースでも彼女たちの華麗な姿を見るようになった。
シャラポア:身長183cm、17歳、ロシア出身。
ゴロビン:身長175cm、16歳、フランス出身。
バイディソバ:15歳、チェコ出身。
国籍が違うけど彼女たちに共通しているのは、米国のテニスアカデミー出身ということ。
天才教育を受けているんですね。
若い。スタイリッシュ。かわいい。
今、有明でAIGオープンが開催されているが
テニスより彼女等をひと目見たいというにわかフアンが急増中。
連日満員だそうである。
中でもシャラポアは実力、美人度で他の2人を引き離している。
モデルもやっているんですってね。
日本の選手はどうかな。
若手が育っていない感じです。
今のところオリンピックにも出場した杉山愛が第一人者ですが
世界ではもうひとつ上位にゆけない。
ゲームを見ていると、年もいってるので悲壮感さえ漂う。
そこへゆくと、外国の10代の選手ははつらつとしていますよ。
日本もテニス振興をはかりたいなら美人の10代を育成をしなくては。
卓球は10代の愛ちゃんの健闘で人気が出るんじゃないですか。

この長い手足。優雅な野生動物の感じすらします。

こんな薄いウェアを着用していた選手っていたっけ?人気が出るわけだ。
 
海外のカメラ小僧はこういうアングルを狙います。
にわかフアンがカメラ付携帯電話で撮影してもこういうショットはとれないよ。

モデルをやってもさまになる。

●10年前の合併事情
平成6年1月埼玉新聞に宮代・杉戸町長の合併に対する姿勢が掲載された。
その記事の抜粋が「くらしのガイド」春日部版で紹介されている。
両町とも今と同じ町長である。
杉戸の小川氏は合併に意欲的だが、宮代の榊原氏は「もう少し成長してから」と消極的だ。
10年後の今も両氏・両町のスタンスは同じように思える。

宮代の場合、人口5万人構想だったらしい。
当時は3万5千人、10年後は増えるどころか1000人減少している。
魅力がないのかなこの町は。
「人口は無理して増やさず、今住んでいる人を大事にしてゆきたい」とも。
10年間で郷土資料館、図書館、医療センター、はらっパークなどの施設ができた。、
「農のある町」「ガーデンシティ」などの言葉もあるが、
今も、町そのものは暗く、活気がなく、やぼったいイメージがつきまとう。
これではガーデンシティではなく、変哲のない「ただの田舎の町」だ。

今年の夏は、レジーナ前の田圃でテレビのバラエティ番組のロケがあった。
高田順次が、ぬいぐるみの馬を従えて小川でザリガニを取っていた。
偶然その番組を見た。どこから眺めても田舎の風景だ。
でも、このあたりはこれでいいのね。

駅周辺はおしゃれ、そこから数分歩くとスマートな田園風景が広がる、という具合には
いかないものか。あ、これは西口ですが。
東口はむずかしいよね。狭くてごちゃごちゃしてるから。
再開発は住民の全面的な協力が必要だが、地権者がすんなりOK出すわけがない。

10月7日(木曜日)
●つかの間の晴れ
秋雨前線が後退した。
晴れ間が戻ったので、夕方近場を自転車で走った。
養護学校の裏あたりから白岡に抜ける初めての道だった。
刈り入れの終わった畑が広がり、空には秋の定番・鰯雲。
夕日を浴びて新築中の家があった。
屋根はソーラーかなと思ったら違っていた。
納屋か作業場の小屋が母屋につながっている。
開口部が大きく明るいリビングが見える。
かなりおしゃれである。
周囲に家は迫っていない広々とした空間。
牧歌的だな〜〜。
ここから駅はどうやっていくのだろう?
JR新白岡、東武動物公園も遥かかなた。
我が家の近くの草むらに真っ赤なカラスウリを発見。
以前は笹薮にたくさんあったが、その藪が半分にけずられ、
カラスウリは全滅した。
たった1個だったが、それがかえって鮮やかだった。
 


●伊七さんは、ちょっと待ってと…

昨日、春日部、庄和首長から1市2町枠組みへの
参加回答を8日正午までにください、の申し入れがあった。
杉戸町長小川氏は、12日に全員協議会で討議するため
返事は12日以降にしてほしいと申し入れた。

牛歩かな?

10月6日(水曜日)
●地震!!!
6日が終わろうとする、23時40分。
突然ガタガタと部屋が揺れた。
何秒続いたろうか。これまで何度も地震があったが、
棚に置いたものが音をたてて揺れるということはなかった。
しかし、切り口の鮮やかな揺れであった。
あわててNHKにチャンネルをかえた。
テロップが入ったが、震源地は特定されていなかった。
やがて、茨城南部、地下60km、マグニチュード5.8ということがわかった。
が、その後が大変。
宮代町震度5弱という画面が現れた。

なにも、こんなことで全国に名を知られなくてもいいものを。
聞きなれたご近所の市町村の名前が続々表示される。
ほんの数キロ先の杉戸、春日部は震度4である。
ラジオでも宮代役場へNHKが電話する。
役場の当直塩谷勝治氏が、
寝ていたら地鳴りがしてきた、木造の建物だから揺れがひどかったなどと話している。
急に、親しみのある地震に思えてきた。

このデータを作成している零時15分。電話がかかってきた。
シカゴにいる娘からだった。
「パパ大丈夫」という。はじめは何のことかと思った。
まさか、23時40分に起こった地震のニュースがシカゴに伝わっているわけがない。
ところが、たまたまインターネットで日本の新聞を見ていたら
両親の住んでいる「宮代町が震度5弱」というニュースが表示され
びっくりして電話をしてきたというわけだ。
世の中、変わった。遥か遠いアメリカでわずかな時間差でニュースが伝わるなんて。
ありがとう。R子。

●宮代の場合2
町のWebサイトに杉戸との合併枠組みに対する宮代の否決記事が掲載されている。
以下、その内容

10月 4日(月) 宮代町・杉戸町合併協議会設置議案否決 9月27日からの臨時議会において、
宮代町・杉戸町合併協議会設置議案は賛成少数により否決されました。
なお、杉戸町での宮代町・杉戸町合併協議会設置議案は、賛成多数により可決されました。

今後は、町長による発議での住民投票の実施、
または、住民発議による1/6の署名をもって住民投票の実施が可能となります。

ということだ。
町長が、「もう一度杉戸とのことを考えてみては」とか
住民側から「合併するなら杉戸がいいよ」と署名活動を行い、有権者数の1/6の署名が
集まれば住民投票を行うことができるというわけか。

町長は「年度内に合併の話をまとめることについては「難しくなった」との見方を示しているため
発議はしない。だから合併を進めたいなら住民運動でやるっきゃない。
「1市3町の枠組みに戻る」運動も展開中だし、
まだまだ先は見えない。
久喜との合併希望運動も持ち上がるのかな?
そうなるとますます混迷の度合いは深まる。
町民も混乱し、いっそ単独でいって、あとは野となれ山となれ派が増えるんでないの?
もしそうなると、不燃焼のまま単独になだれ込むという、あまりほめられた図式ではなくなるが。

●4日ぶりの太陽
 
秋雨前線が長いこと居座っていたためくさくさする日が続いた。
関西では台風に加え今回の長雨で土砂崩れが発生。
家は飲み込まれ命までも失う。
新聞によると、地球の環境変化で、
秋の雨は「しとしと」だったのが「ざ〜ざ〜」になったと報じた。
昼頃突然季節風が強くなったが、太陽が久しぶりに照っている。
薄着になった。
雲の流れは速い。金木犀、銀木犀が満開。
甘い空気が一面に漂っている。

●恒例、文春・新潮2番勝負


<特集>
新潮:中山参与が辞任を決意したジャカルタの出来事
文春:読売が高橋由伸父・借金11億円」肩代わり」決定的証拠」公開
    イチロー天才の知られざる」日常生活
野球もいいが拉致問題も欠かせない。
ここにきて純ちゃんは不幸な事件の幕引き、あるいは後退を意味するような人員配置を行ったからね。
でも、イチローの快挙も興味がある。
人柄のいい松井ゴジラに比べイチローは求道者のような雰囲気がある。
当然性格もクールなんだろうね。変人という表現もある。
文春はサブ見出しで日常生活の一端を知らせる。
「朝食はかならずカレーライス、クルマは日産、遠征先では焼肉だけ」と。
ハウス食品、日産、叙々苑、88が聞いたら喜びそうだ。
チチローとの断絶つ〜のもその後どうなっているのか?
今週は目立った事件がないので、「ささやき話」が多い。
<記事>
新潮:「新内閣の問題大臣」で小池百合子、中川昭一などが槍玉に。
    「激アツ人生」でイチロー、筑紫哲也、朝日新聞社員などなど。
    「芸能界内緒話」で草なぎ、キムタク、細木数子、長嶋監督、桜金造などが面白がられている。
文春:小泉首相が中山参与を」切り捨てた不純な動機
    「にっちもさっちも」、芸能人ホントのお値段全調査などなど小さな記事の寄せ集め。
今週も新潮かな。広告も新潮のほうが元気がいい。

●杉戸の去就
宮代との枠組みが崩れた杉戸に対し、春日部・庄和の首長と春日部議会の正副議長が
宮代を外した1市2町で行きましょうよ、ついては返事を8日正午までにちょうだい、と迫った。
杉戸の伊七さんは「議会と相談して…」と返事。
その足で、宮代町を訪れ、榊原町長に
「1市3町が理想だが、当面は1市2町か1市1町でいく」と伝えた。
杉戸はまだ、宮代との合併を視野に入れており、春日部側に明確な姿勢を伝えていない。
宮代は「単独」の意思が固いとみているが、春日部側は
よかったら元通りにという選択の余地を残している。
当然、宮代で「復活」運動が展開されていることを意識してだ。

●宮代の場合
宮代町議会は、合併協設置の補正予算案を9対10で否決した、という。
僅差だが、杉戸がいやだというわけではなさそうだ。
反対理由1:「合併反対票が上回った住民投票の結果を尊重する」
反対理由2:「1市3町の協議復活のために反対した」

榊原町長は、
「将来の合併は否定しないが、まずは町単独でしっかりやることを考える」
あくまで宮代1町でいくみたいですね。

●彼の地では
イラクで日本人が捕まり解放され、報道人が殺害された。
その後、邦人の被害が出ていないので、マスコミは静かだ。
しかし、欧米諸国、アジアの出稼ぎの人々が相変わらず犠牲になっている。
建設関係で入国していたユジーン・アームストロング氏が処刑された。
そのビデオ映像がインターネットに出回っている。
時間は約8分46秒。
タイトルつきだ。そのあと、長々と声明文が読み上げられる。
捕虜はオレンジの囚人服。
韓国青年の場合と同じだが、アームストロング氏は意識がある。
でも薬物を与えられたのか動きは緩慢である。
このスピーチが終われば何が起こるかわかるはずだから、
正気ならもっと抵抗するはずだ。
7分46秒まで朗読が続く。他の兵士は微動だにしない。
残りの1分で、首が切断される。
首にかなり刃が入っても死にきれないので、うめき声がする。
切り口からおびただしい血が流れ落ちる。
やがて胴体から離れた首が身体の上に置かれる。
目は見開いたままだ。
この前の韓国青年の時より鮮明で音もリアル。
ムービーは重いので、gif化したものを、caseに掲載する。
かなり、「えぐい」から、自信のない方は見ないほうがいい。
考えてみりゃ、幕末の京都では、こんなこと日常茶飯事だった。
近藤も土方も、美剣士沖田も薩長の武士に対し、はたまた局中法度を破った隊士にも
切れ味するどい日本刀で首を斬っていたのだね。
近藤の最期も、鳩首を京の町に晒される。
首を釘で止めているんだね。あ〜〜こわ。
あの三島由紀夫だって、森田なにがしの介錯で
市谷防衛庁の一室で胴体と首が離れていたんだからね。


10月5日(火曜日)
●没落
とんでもなく面白そうな映画が日本にもやってきそう。
ドイツ語で「del Untrgangウンターガング」、英語では「 Downfallダウンフォール」。邦題「没落」
ドイツ人によるドイツ語のヒトラーの最期の12日間を描いた映画だ。
ドイツでは9月16日から封切。
新聞情報では1週間で75万人が観たという。
2年前にドイツでベストセラーとなったヨアヒム・フェスト
著書「没落」が原作となっている。これまであまり明らかにされていなかった
ヒトラーの生涯や人となりが明確に記されている。
過去にナチス政権やヒトラーを題材とした映画は数え切れないほどあるが、
ドイツ映画でこれだけ歴史に忠実な作品はないといわれている。
製作総額は1350万ユーロ(約18億円)で、国内映画としては史上最高。
12日間(1945年4月20日から5月2日まで)、ヒトラーの自殺と無
条件降伏までの期間を多くの周辺人物とともに細かく描写している。
この映画は、大衆の前で吠えるヒトラーではなく、ソ連軍がベルリンに近付き、
地下壕で過ごすことを余儀なくされた、人間ヒトラーが描かれている。
秘書の目から見た最後の12日間という設定だ。

上は映画の中の人々。下は本物の人々

左からヒトラー、エヴァ・ブラウン、ゲッペルス、ゲッペルス夫人マグダ、ヒムラー、シュペーア。
この中ではシュペーアが酷似している。ヒトラーの愛人エヴァはあんなにおでこちゃんではなかった。
実際の写真は結構出回っているが、一番よく撮れていると思えるものを選んだ。
 
左はヒトラーが公の前で撮影された最期の写真。右が映画のシーン、
ヒトラーユーゲントを鼓舞する有名な写真だが、ヒトラーと握手する少年もよく似ている。
また、ヒトラーは左手の指が不自由だたので、後ろから撮影させなかった。
だが、この映画では不自然な形がよくわかる。
総統官邸でエヴァ、ヒトラー、シュペーア(映画)
 
実際のエヴァはタバコが好き。右は彼女が愛用した灰皿。手前にE・Bのイニシャルが刻印してある。
  
ヒトラー3態。左本物。中、映画。右、日本人田原総一郎

ハリウッド製のナチ物はドイツ軍人が英語使うので興ざめ。
ドイツ映画の「Uボート」は全編ドイツ語。
もちろんまるでわかりませんが、臨場感はあります。
今回の「没落」も大いに期待がもてそう。

では、ナチス崩壊の12日間に何があったのだろう。
4/20総統誕生日
  OKW、OKH、空軍総司令部、オーバーザルツブルグへ移転。
  米軍、ニュルンベルクへ入城。
  赤軍、ベルリンに対し一斉砲撃を開始。
  最後のベルリン大空襲。
4/21フランス軍、シュトゥットガルトに突入。
  自由ポーランド軍、ボローニャ入城。
  総統、スタイナーにベルリン救出を厳命。
  ルールの独軍降伏。モーデル元帥は拳銃自殺。
  ツォッセンのドイツ陸軍総司令部、赤軍の手に。
4/22ベルリン電報局閉鎖。
4/23ベルリン発の最終ルフトハンザ機、ストックホルムに到着。
  ゲーリング、総統に任務承継の用意ありと打電。
  総統、ゲーリング逮捕を命令、空軍司令官にフォン・グライム将軍を任命。
  地政学者アルプレヒト・ハウスホーファー処刑。
4/24OKH、OKWに吸収される。全統帥はOKW管下に。
  総統、ムソリーニに最後の打電。
4/25グライム及びハンナ・ライチュ、シュトルヒにて空路ベルリン入り。
  総統、ヴァイトリング将軍に逮捕命令。
  逮捕命令取り消し、ヴァイトリングをベルリン戦闘指揮官に任命。
  エルベの邂逅。
4/26ポツダム陥落、赤軍によるベルリン包囲完了。
4/28ムッソリーニ、愛人とともに射殺さる。
4/29総統、グライムにベルリン脱出を許可、ヒムラー逮捕を命令。
  イタリアのドイツ軍降伏。
  総統の「政治的遺書」成る。
  デーニッツを後継大統領に、ゲッベルスを後継首相に任命。
  総統、エヴァ・ブラウンと結婚。
4/30国会議事堂に赤旗翻る。
  総統自裁。
5/1 ゲッベルス一家自殺。クレプス将軍自決。ボルマン行方不明に。
5/2 ベルリン降伏。ハンブルクの開城交渉開始。
  フォン・ブラウンら米軍に投降。

こうして見ると、断末魔の叫びが聞こえてきそうだ。
日本公開は未定だが、これはなんとしてでも見なくては。

●杉戸○、宮代×
宮代側では「杉戸との合併」
杉戸川では「宮代との合併」
双方の議会で討議された結果、杉戸は「賛成」、宮代は「反対」。
で、2町の枠組みはこれでパ〜になった。
杉戸町長は「私はもともと1市3町合併を推進したかった」
宮代町長は「悪い町にならないように努力していく」

宮代側で進めている「1市3町復活」運動の去就が注目される。
それにしても宮代町長の「悪い町にならないよう…」というネガティブな表現。
どうして「小さくても住みよいいい町になるよう努力する」といえないんだろう。
控えめな性格がなせる業か?

料理のできを聞かれて
「まずくはなかった」
こういう人っているんだよね。

「おいしかった」
このほうが作った人はどんなに気分がいいか。

10月4日(月曜日)
●JRと東武が握手

新宿から日光へ。
これまでは、東武浅草からスペーシアに乗る。
JR東北線で宇都宮へ出てJR日光線に乗り換える。
どちらにしろ、あまり便利とはいえなかった。
が、JR宇都宮線栗橋から東武栗橋へ相互乗り入れをすることになった。
2006年春にも完成させるそうだが、急ピッチですね。
1日計4往復程度を計画しており、新宿―東武日光間は約2時間で結ばれ、
現在の浅草―東武日光とほぼ同じ時間になる、という。

JRの新宿湘南ラインは栃木・埼玉から新宿・渋谷・横浜への便利な足になった。
今度は東京西部から日光、鬼怒川へ容易に出かけることができる。
地盤沈下著しい鬼怒川など新ルート開通を一日千秋の思いで待っていることだろう。

便利になるのはいいが、東武日光線の虎の子列車スペーシアの
利用客低下が懸念される。
今でもシーズンオフの昼間など利用客は少なく空気を運んでいる。
相互乗り入れで当面は「特急」だけを走らせるそうだが、東武は栗橋、日光間。
特急券は新宿で発売されるのだから、往復券なら東武は減収になる。
実を捨てて名をとったのかな?運賃収入は東武とJRで折半するのかな?

●白面の貴公子
(新選組の続き)伊東甲子太郎
 
近藤勇の江戸での隊士募集に応じて参加した伊東甲子太郎は
山南亡き後の理論家として新選組参謀の地位を与えられている。
彼は理想主義の野心家であった。
西国の革命家たち(憂国の志士だが)の暗殺だけでなく
隊内の粛清など血なまぐさい方法で問題解決をしてゆく新選組と袂を分かち
いわゆる「オレ流」で尊皇攘夷を行おうと思っていた。
が、隊を離れることはご法度で、切腹を意味する。
そこで、頭のいい伊東は策をめぐらせる。
離隊ではなく、外部には「分離独立」ということにして勤皇派の情報を探ることにしてはどうか?
近藤はこの奇妙な提案をのむことにする。
あるいは、伊東のさわやかな弁舌(詭弁)に煙にまかれたふりをしたのか?

近藤や土方の写真は残っているが、伊東のものはない。
肖像画を見ると、無骨物の多い新選組のなかでは都会的な風貌だ。
それもそのはず、江戸の水で磨かれている。
彼は深川佐賀町で北辰一刀流・伊東道場の主であった。
出身は茨城県新治で鈴木姓であったが、早くから江戸に出て伊東道場で技を磨いた。
道場主の没後、塾頭から後継者となり、故人の娘婿となり改姓したというわけだ。
腕は立つのだろうが、外見は甘いマスクの文学青年という感じ。
ドラマでもハンサムボーイが伊東を演じている。
心も甘いかというとそうでもない。
京都に長期逗留している夫を、寂しがった妻が実母が危篤といって江戸に呼び戻す。
嘘とわかった時点で、伊東は婿養子にもかかわらず、妻を離縁してしまうのだ。
男の理想達成の前にこういう女は足手まといと映ったのか?
それとも、迫り来る運命を予感して、類が及ばないようにとの配慮だったのか?

ともかく、江戸から連れてきた14名の門人とともに新選組を離れ、
「孝明帝陵衛士」(御陵衛士)という任務につく。
この中に藤堂平助、斎藤一も混じっていた。
藤堂はもともと伊東道場に通っていたが、旧知の沖田総司に誘われ
試衛館道場を見学にいって、そちらに鞍替えしたという経緯があった。
ドラマでは伊東道場を離れるとき、甲子太郎から何かを言い含められている。
斎藤一は間者であった。このため、伊東たちの様子は新選組に筒抜けになる。
(不思議な男、斎藤一については、別の機会に)
やがて高台寺党を名乗る。分派したというものの、その後の伊東たちの動きは
倒幕に傾斜していった。資金は極秘に薩摩藩から出ていた。
策士としての伊東の絶頂期であった。

新選組からは反動と見られる行為を続ける伊東たちに近藤も黙っているわけではなかった。
いつの間にか、斎藤一は伊東から離れ新選組に戻っていた。
これまでの斎藤の動きを見れば、どういう男か伊東もわかっていたはずだ。
危険な男を自分たちのグループに入れた彼の判断の甘さがあったね。

近藤は、「国事について談合したい」などと言って
自分の休息所(現地妻、深雪のいる場所)へ招待する。
11月18日の夜であった。
伊東派は危険だからと忠告するが、よもや私を斬ることはないだろう、と思っていた。
これも判断が甘かった。
そこには、近藤はじめ、土方、原田、山崎等がいて堅い話はなく、酒盛りが始まった。
10時過ぎ、ほろ酔いの伊東は駕籠を断り夜風に吹かれながら帰途につく。
夜風は寒かったはずだが、その夜の談笑の余韻にひたっていた。
堀川にかかる木津屋橋を渡り、火災のあとの板囲いの前を通過したとき
突然、板の隙間から槍の穂先が突出され、伊東の喉から肩へ刺しつかれた。
北辰一刀流免許皆伝の伊東もかわすことはできなかった。
絶命した伊東の遺骸を7条油小路の辻へ遺棄した。
下手人は新選組の宮川、横倉、大石といわれる。

真夜中近く月真院の仲間に知らせが届く。
7名が現場にかけつける。この中に藤堂平助もいた。
新選組が辻に伊東の亡骸を遺棄したのは残党をおびき寄せるための囮だった。
彼等もそれは承知していた。
駕籠に伊東の亡骸を入れて帰途につこうとしたとき、
物陰から完全武装の新選組が現れた。その数は40名を越していた。
腕のたつ藤堂平助が真っ先に取り囲まれ斬り殺された。
伊東の弟、鈴木三樹三郎ら4名は逃げ延びることができ、
今出川の薩摩屋敷にかくまわれる。
三樹三郎たちが引き取りにきたときを襲うため
藤堂らの死骸は伊東とおなじく放置されたが、数日後に埋葬された。

「近藤勇のトホホ」
油小路の血闘から1か月後の12月18日の暮れ。
伏見街道藤森神社前を馬で通り過ぎようとしていた
近藤勇が鉄砲で狙撃された。
狙ったのは伊東派の残党であった。
弾は肩と胸の間に命中したが、勇は落馬もせず屯所まで逃げ帰る。
幸い一命は取りとめたが、治療に専念しなくてはならなくなった。
このため、勇は明治元年1月鳥羽伏見の戦いに参戦できず。
1月12日新選組が軍艦で大阪を退去したときも床に臥せっていた。
肝心なときに陣頭指揮がとれなかったのである。

10月3日(日曜日)
●またまた新選組
なんだかんだいいながら、結局毎週欠かさず見ております。
今宵は、隊内の殺戮話。
副長助勤/七番隊組長・谷三十郎。
切込み隊長の谷は、実は槍の使い手。
大阪で道場を開いていた頃、原田佐之助が一時期通ったことがあった。
このつてを頼って3兄弟で新選組に入隊したと言われている。
その後、末の弟が近藤勇の養子・周平となったため、長兄である三十郎は
次第に尊大になってくる。
もともと武士の出ということで勇はそれなりに遇していた。
ところが、河合の切腹の際の介錯を仕損じてしまう。
隊内での評価はがた落ち。本人も卑屈になってしまう。
そんな或る日、弟たちに隊を脱走することを告げる。
2番目は同調したが、末の周平は自分の立場を熟慮して兄には従わない。
脱走を察知した探索方の知らせで、勇は追っ手を出す。
斎藤一に見つかった三十郎は抵抗するも、あっけなく斬られてしまう。

しかし、巷間伝わるところでは、1866(慶応2)年没。その死因は明らかではない。
1965年「新選組血風録」では前年の大坂での不始末の責任により斎藤一により、
1970年「燃えよ剣」では祗園での不行跡により藤堂平助・原田によって殺害されている。

血なまぐさい抗争の明け暮れでも、男と女の間には心を通わせ所帯をもつ隊員も出てくる。
ひょうきんな、原田佐之助が通いつめたお茶屋の娘「まさ」の心を射止める。
永倉の音頭で試衛館以来の仲間たちがささやかな祝宴を開いた。
土方独断で反目している永倉も今夜だけはその気持を忘れたようだった。
その祝宴の最中、勇は養子の周平脱走の知らせを受ける。
お幸の機転と源さんの嘆願で周平は死なずに済む。


鉄壁の団結を維持するために違反者には冷酷な事実が待っている。
しかし、将軍と天皇の逝去という時代のターニングポイントを迎える。
(薩長にとってはあまりにも都合のいいできごと。暗殺の可能性もあるんじゃないの?)
武士道に執着するあまり、
時代の変化から徐々に取り残される新選組に「ほころび」が出始める。

その頃、竜馬は幕府側に襲われたときの傷を癒すために薩摩の地に旅立った。
お竜とつかの間のときを過ごす。
「お竜」としみじみ話す竜馬。
ここで夫婦となるわけだ。このシーンは日本の「新婚旅行」の嚆矢となる。


いよいよ次回は伊藤甲子太郎の新選組からの離脱。
「油小路の血闘」が待っているのを甲子太郎は知らない。
策士策に溺れる。以って銘すべし。

●アイ ロボット
9月18日からロードショー。
先月「華氏911」を草加に見に行ったとき、予告編で紹介された。
SF映画はあまり好きではないのだが、エイリアンのような「おどろおどろしい」くはないし
近未来なので見たいと思っていた。
草加の映画館は狭いしスクリーンは小さい。
「華氏911」のような記録映画を編集した作品ならいいかもしれないが、
こういう映画は大きなスクリーンのほうがいいに決まってる。
というわけで、有楽町マリオンの日劇へ出かけた。
雨だというのに有楽町界隈は傘の波。
全館入れ替え・全席指定なので早めに行って入場券を先に購入。
西銀座デパートでお茶を飲んで待つことしばし。
好きな席が指定できるつ〜のがいいですね。
チケット料金は年齢特権を行使して1000円。
往復の電車賃のほうが映画代より高いんだもんね。

アイ・ロボットの舞台は2035年のシカゴ。
31年後という設定が妙にリアルだが、町は大いに様変わりしている。
高層ビル群が増え、地下のハイウエイは進化した自動車が自動操縦でビュンビュン。
町を行く人の波に混じって、買い物をする、犬の散歩をさせているロボットの姿がある。
ゴミ清掃を行うのもロボット、店の店員もロボットだったりする。
いま、この町には従来のロボットに代わる
新世代ロボットの販売を開始しようとしている巨大企業がある。
5家庭に1台の割合で普及させたいという計画だ。
その矢先、ロボットの生みの親「ラニング博士」が殺される。
殺人事件を担当するのが、ロボット嫌いのウイル・スミス演じるスプーナー刑事である。
そこから、物語が進展するするわけだが、
新世代ロボット「サニー」が気持悪くなるほどよくできている。

顔つきは「まるで人間じゃん」。薄気味悪いと感じる時もあった。
実際に俳優の動きをコンピュータに連動させてCGを作成したらしい。
だが、動きは「すり足」のようだったり、コマ落としのようだったりちょっと不自然。

シカゴの町並みもCGで作成しているわけだが、
道を歩くロボットとすれ違っても、ロボットが黙々と清掃業務に従事していても
人間が珍しがって見るわけでもなし、完全に人間と共存しているのだ。
人間の形をしたロボットをアンドロイド型っていうんだっけ?
現在、SONYやHONDAがロボット製作しているけど
今後30年で今回の映画のように進化させることができるのかね〜〜
その頃私は当然この世とおさらばしているわけだが、無理なんじゃないの?
 
刑事の車。アウディ。ガルウイングで、タイヤは覆われている。
右は地下の高速道路。近未来の車はどれもずんぐりしている。燃料はGASではなさそう。

●純ちゃん
第二次改造内閣の顔ぶれが、各派閥領袖の不評を買っている。
親交の厚い森前首相など、怒り心頭の様相である。
「郵政民営化」に意固地なまでの純ちゃんだ。
この大事業に反対する奴は閣僚にしないよ、と組閣人事は単純明快。
さまざまな国家問題の焦点を1つにしてしまったシンプルさが気になる。
もともと純ちゃんは米国の「茂み」大統領に似ている。
「シンプル・ライフ」なのである。
社会はそんな単純なものではないことも彼等は熟知している。
だが、そんなことにいちいち対応していたら焦点はボケる。
関心を1つに集約して突破する。
北朝鮮問題などプライオリティは大幅に後退してしまったようだ。
下半身の人格(チン格だな)を持ち合わせていない
山崎拓を側近にすえたのも奇妙な人事。
先輩の意見より親友を独断で選んだ。

数多くの問題を1つにまとめちゃうナチスの手法を用いているんじゃないの?
あのときは、ヒトラーの思想を宣伝相ゲッペルスが巧妙な手段で増幅していたけど。
日本の眠い目をした官房長官には、ゲッペルスのような芸当はできないだろうけどね。

イチローの記録達成のコメントは、優勝した力士、金メダルを獲得した選手に
対して発せられたものと大同小異。単純言葉のぶつ切りであった。

純ちゃんの冷徹さは、彼の離婚したかみさんと子供への
接し方を見ればよくわかる。
目が細く唇薄い。こういう人相は、どんな性格なのか細木さん一刀両断してよ。
でも、彼女は権力に上手に擦り寄るテクはうまい。
石原慎太郎都知事とのトーキングで判明した。

10月2日(土曜日)
●議員の、今日の視点
宮代町議会・加納議員の「視点」111号がポストに入っていた。
表面のタイトル「身の丈にあった」とは自力をつけること、とある。
内容は、合併特例債の性格の解説だ。
いわく、3割は返還しなくてはいけない新しい借金である。
日本は巨額な借金があるのに云々…は先日の「島村繁夫氏」のデータと同じ。
次に、「身の丈」とはどんな「丈」と不安をもつ町民の声を紹介。
「東姫宮に住む私の友人は率直に問います」
「スーパーライフ前で」
2つの声を紹介していて、加納氏の答えが
「私は町の自立計画に沿って、多くの提言、提案をしています。だから、不安はありません」
と、結んでいる。
「身の丈にあった」とは自力をつけること、の答えがこれである。
「合併反対派」の筆頭としては、いつも、隔靴掻痒の物言いですね。
だから、何度も言います。「多くの提言、提案」の内容を早く開示してください。
「抜くぞ、抜くぞ」といいつつ、抜かない宝刀。
抜いたとたん、竹光や赤いわしだったらと思うと恐いですね。

裏面のタイトル:「宮代町は沈没しません」
これは、復活派がまいたビラ「宮代、沈没」を受けての、加納議員の答えだ。
単独でいった場合、「宮代のあすを考える会」が主張する通りになるのか?
加納議員:否である
宮代は沈没しない、宮代が吸収を希望しない限りそういう結果にならない。
戸別訪問による署名活動の圧力、民主主義のルール違反、について述べている。

だが、
本当に財政破綻しないと断言できるのだろうか?
現在の町のバランスシートと5年先、10年先をシミュレートしたものを知りたいものだ。
沈没しないために「自立プラン」があるのだろうが、
町長以下職員の賃金カット、公共料金の住民負担などという安直なものを期待はしていません。
(それも多くのプランの中の1つでしょうけど)
加納議員の提言、提案の一端をぜひ知りたいですね。
内容如何では、応援しちゃうかもしれないものね。でも、いままで、何んもなかったからな〜〜。

加納議員は「合併を全面的に否定はしません」という。
「縁があれば、信頼関係ができたときに必然的に合併の機運が住民の側から出てきます。
良縁がくる、その時、宮代はうまく脱皮を果たしましょう」
良縁とは、久喜、杉戸、春日部・庄和、ことによったら破綻後の白岡しかないでしょう
境界を接している市町は?
合併反対の先鋒が、こういう物言いである。いつも自分の逃げ道を作っている。

合併反対した手前、私たちと、とにかく単独で10年やってみましょう。
そのために反対派は自立のための第一次5年計画、第二次5年計画を試案しました。
町民のみなさん、よ〜〜くご検討ください。と、早く安心させてくださいな。
「私は町の自立計画に沿って、多くの提言、提案をしています。だから、不安はありません」
などと抽象的な物言いはやめてね。
私も思うんですよ。町を単独で経営できるなら、それに越したことはない、と。

●やたっ〜〜イチロー

午前中に258安打の大リーグ新記録達成 。
アンビリーバボー!サプライズ!クール!ワンダフル!(ボキャ貧だな)

●団体さん
携帯電話に押されていた簡易型携帯電話、ピッチが久々に存在感をアピールした。
このところ多機能化を続ける携帯電話だが、使いこなしているのは若い世代。
多くのおじさん、おばさんには電話がかけられメールのやりとりがきればいい。
あるいは、電話ができるだけでいいという年配者も多いだろう。
高齢化がすすむわが国では、単機能マーケットが確かに存在する。
そういう追い風を受けて、PHSが大枚をはたいて見開き広告を掲載した。
 
キャッチ:「日本って、おじさんとおばさんの国なんだ」
ええ、わかっておりますよ。高齢化が進んでいるのは。
見開きに大群衆。100人いる。
これだけの集団を撮影するスタジオって、どこを使ったんだろう。
みんな笑顔である。撮影助手が「は〜〜い、笑って〜〜」と声を出したんだろうね。
目を閉じている人はいない。これも大変なことなのだ。
一般的にこれだけの人数では、目を閉じている人が何人かいるものなのだ。
よほどの枚数を抑えたんだろうね。
なぜ、100人なのか。
アイデアの源泉は、以前あった「もし、地球が100人の村だったら」だ。
この広告では、日本が100人の国だったら、こういう年齢分布になりますよ、と言っている。
どこから「おじさん、おばさん」の線引きをするのかむずかしいところだが、
中学生から見れば、30過ぎれば、だよね。
すると、日本の3分の2は「おじさん、おばさん」だ。
初婚年齢は上がる、子供を生む数は減る。これでは若年層が薄くなるばかりだ。
最近は結婚しなくても子供を作る風潮だから、私生児(古いね)でもなんでもいい
「生めよ増やせよ」、だね。でも、現実は育てにくい。
話しは、どんどんそれてしまった。

要は、年配者は多機能携帯電話なんかいらんよ。
基本機能をおさえたPHSで充分ということなんだ。

1列の真ん中に、Tu-Kaの広告キャラクター、ダウンタウンのやまちゃんが気をつけしている。

●金木犀
ほのかな香りが周囲に漂っていた。
10年前、季節風よけに植えた金木犀が屋根を越える大木になっている。
まだ若い、黄色っぽい花をいっぱいつけていた。
英語ではfragrant olive。「芳香オリーブ」
オリーブは、モクセイ科。金木犀とは親戚だった。

この金木犀の下には蝉が卵を産みつけている。
今年も、この木から多くの蝉が羽化していった。
葉の裏にはその痕跡を見ることができる。
空蝉は主人が死んでもしっかり葉にしがみついている。
自然に落ちるのだろうが、このまま年を越すものもある。
目を開けたまま亡くなった人の目を閉じてあげるように、
抜け殻を地上に下ろすべきかどうか迷うところである。

10月1日(金曜日)
●ミニ・サイクリング
快晴であった。
4時過ぎに我が家の近くを走っている「水と緑のサイクリングロード」を走る。
このコースは久喜、騎西を抜け行田を通り利根川まで続いている。
春は桜並木が美しい。今はコスモス、野菊などの野草と
稲刈りの終わった田圃を見ながら、新白岡まで片道30分の運動である。

駅周辺の町並みが好きで、新白岡はよく訪れる。
区画整理の行き届いた道。
比較的庭の広い戸建団地は熟成して落ち着いた町を形成している。
そして、作りのしっかりしたマンション群と欅の並木道。
駅前からの広い道…。少し坂のある小さな公園
この界隈はゆったりと時間が流れているように感じる。
 
わが宮代にはまねのできそうもない、雰囲気のある町づくりがなされています。
しかし、大型スーパーはない。店も極端に少ない。
夜の暗さは尋常ではないだろう。
以前、駅横交番隣の現金自動支払機が盗難にあったほどだから。
でも、電車の便はいいよね。
上野はもちろん、新宿、渋谷、横浜まで1本で行けるのだから。
湘南ライナーの止まるJR沿線の町はパワフルだよ。
もちろん、宮代から九段、渋谷にも乗り換えなしで行けるが時間がかかりすぎる。

将来が楽しみな新白岡の広大な戸建団地の脇に
住宅群が建設されいたが、最近人が住み始めた。
あきらかに、家の作りが先輩住宅とは異なる。
若いファミリーが好みそうな明るくおしゃれな外観。
エントランスは小さいが気の利いた作りである。
周囲に緑が豊富にあれば
アメリカの郊外の住宅地といったおもむきすらします。
 
宮代もミニ開発が各所で進められているが、どれも中年好みの家が多いみたい。
こういう感覚の差が、町の雰囲気を決めてゆきますね。

左側が先輩の住宅地。真ん中が建設中の新しい住宅群。
少し宮代側に走れば、そこには田圃が広がっておりますが…

●誤解
神無月(かみなづき・かんなづき・かむなづき)。陰暦10月の異名。
この月は「八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり、他の地には不在になる」といわれる。
多くの人はこのように理解している。
が、「な」は「の」の意の格助詞で、「神の月」が正しい。後世、「な」を「無」の意に解釈して、
神々が出払ってしまう月とされた。
「神有月(かみありづき)」も陰暦10月の異名になっております。

●新市、町誕生
本日付けで13県で74市町村が再編され、新たに10市、13町が誕生する。
全国の市町村数は51減って3030になる。

七尾市(石川県)=七尾、田鶴浜、中島、能登島の4市町
志摩市(三重県)=浜島、大王、志摩、阿児、磯部の5町
甲賀市(滋賀県)=水口、土山、甲賀、甲南、信楽の5町
野洲市(同)=中主、野洲の2町
湖南市(同)=石部、甲西の2町
葛城市(奈良県)=新庄、当麻の2町
安来市(島根県)=安来、広瀬、伯太の3市町
江津市(同)=江津、桜江の2市町
高梁市(岡山県)=高梁、有漢、成羽、川上、備中の5市町
吉野川市(徳島県)=鴨島、川島、山川、美郷の4町村

狸の焼き物で有名な信楽は甲賀市になってしまうのね。
でも中核市の名前をそのまま引きずっている新市も多いですね。
合併の成功率は「西高東低」なのかな?
「うらやまし〜〜っ」と思っている東の首長も多いはず。

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