田舎三昧の生活と意見
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1日また見てしまった新選組
  杉戸フラカッソ撤退?
2日絶滅の恐れあり
  人生相談
  ナチス敗退
3日隣の新市名事情
  最新ウイルス情報
  恵方巻き
  福は内
4日夢をけずる
  受験シーズン
  赤穂浪士切腹
5日烏
  最後の柚子
6日どっこい一太郎
  人生相談を傍から眺める
7日転進
8日またまた新選組
  猫の本
  町議会議員選挙
9日猫の親子
10日湯西川温泉
   満艦飾
11日名門温泉地の凋落
12日ブ大統領、軍歴詐称疑惑
   新選組便乗販促活動
13日13・金
   連呼、熱が入る
   選挙公報まだ?
14日合併反対
   ケンさん
   アクセント
15日またまた新選組
   北鮮の困ったアプローチ
   頑固な純ちゃん
16日強風
17日廃業
   無駄な努力
   ハワイ移民始まる
18日新種ワーム発生
   ウイルスとワーム
   新庁舎建設
   思ったとおり
   和蘭
19日合併
20日銀行は不死鳥
   都内再開発
21日今年初の尚仁沢
   聞き間違い
   新しい村追加工事
22日またまた新選組
   大胆素敵
   なんとも無粋な芋侍
23日近隣回転寿司事情
24日春、そこかしこ
   テレビ生まれのヒーロー
25日埼玉は札束もゴミ
26日みぶろ
   2.26事件
27日南米移民
28日老人弁護団
   2つの戦争映画
29日100トン会
   早春の味


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■2月29日(日曜日)
☆「肉の日」だそうですが、受難ですね。
☆ヤンキースの松井は「サムライ」。メッツの松井は「ニンジャ」と
  呼ばれているそうだ。現地のマスコミにね。
●100トン会
女優の若村真由美が結婚していた。
その昔、NHK朝の連ドラ「はっさいせんせい」を見ていたので
彼女の成長ぶりは知っていた。
最近は時代劇で新境地を開いている。
焼酎だか日本酒のコマーシャルにも出演。
ズラの似合う女優になっていた、その矢先…
すでに結婚していたのだ。
相手の写真が紹介されたが、ゲゲゲのゲ。
その相手は新興宗教の教祖!
宗教団体の名を「釈尊会」という。
彼女38歳、相手51歳。
またしても年の差カップルだ。
誰と結婚しても私には関係のないことだが、ゲゲゲのゲ。
ものすごい巨漢。100Kgを越すともいわれている。
イジュ〜インヒカルも真っ青。
二人が並んだとしたらKONISIKIと最初のカミサンのようだ。
100Kgの彼が率いる宗教団体の名前が紹介されたとき
「しゃくそんかい」が「100トンかい」に聞こえてしまったよ。

宗教家の巨漢氏と結婚したことで、彼女のCM生命は絶たれた。
巨漢氏の姿がちらつく日本酒など飲みたくないもんね。
彼女も信者なのだろうけど、38歳の女の選択としてはどうなんだろうね?
記者会見の喋り方など、落ち着いて堂々としたもんだ。
すでに、宗教家の妻の貫禄であった。
そっちの道1本に絞ったほうがよさそうだ。
入信の動機はなんだろうね?
●早春の味

春が近くなると、食べられる野草類が目を覚ます。
我が家の隣の駐車場は、少し前までは雑木林だった。
その縁に「ふき」が自生していた。
茎は佃煮にできるが、それは試したことがない。
駐車場の奥はまだ藪が残っている。
数は少なくなったが、「ふきのとう」が地面から顔を出す。
「てんぷら」である。ちょっと苦味があるが季節の味だ。
写真の「ふきのとう」は「とう」が立ちすぎた。
もっと早く気がついて摘み取らなくてはいけない。
暖かい日の午前中は畦道で「よもぎ」摘みをする人の姿を見かける。
野芹、野蒜、土筆、たらの芽、うど…散歩の楽しみが増える。
 
沈丁花が花を開き始めた。しばらくの間、悩ましい香りが周囲を包む。
今年のアネモネは真冬も小さな花をつけていた。
殺風景な庭がここだけはちょっと華やかなステージだった。

■2月28日(土曜日)
●老人弁護団
松本智津夫は予想通り「死刑」。
これまで、遺族の神経を逆なでするような牛歩弁護を行ってきた。
今回の判決により12人の弁護団が全員辞任するという。
判決後の裁判所内での言動では、まだ闘うかと思われたが意外な展開。
「心身ともに限界」なのだそうな。
で、この後どうなるのかというと、
老人弁護団は死刑判決を不服として即日控訴。
2審裁判は舞台を東京高裁に移して続くことになる。
1審だけで7年10カ月、257回の公判を要した長期裁判。
新たな国選弁護人は何を争点に据えるか、判決まで何年かかるのか。
と、報道されたが、私選弁護人が決まったらしいではないですか。
手探りが続く松本被告の裁判は、2審の行方も未知数だ。
松本はほくそ笑んでいるだろうな。
遺族の気持ちを思うとやりきれないね。
純ちゃんも今回の判決は「当然」とコメントした。
在任中に、松本が刑場の露と消えるのを見ることはないと思うが。
●2つの戦争映画
杉戸のTUTAYAでビデオを借りてきた。
「ブラックホーク・ダウン」と「非常戦闘区域」。
「非常戦闘区域」はNATO多国籍軍の平和維持のために派遣された
スペイン軍の物語で、舞台は深刻な状況の「コソボ」。
日本の自衛隊は「人道支援」でイラクに出かけているが、
まかり間違えば似たような悲劇が起こりかねない危険をはらんでいる。
続きを読む

■2月27日(金曜日)
☆マイクロソフトの総帥ビル・ゲイツが10年連続世界一の金持ちだって。
  その、ほんのわずかな部分(ミクロ単位ね)は私の分も入っているんだな〜
☆オウム松本智津夫の判決公判が、今この時間に開かれている。(10:17)
  世紀の極悪人に対して裁判官は主文ではなく、事実認定と
  判決理由の朗読から開始したそうだ。当然死刑が予想される主文は午後からになる模様。
●南米移民
明治の中ごろ南米に移民した人たちの3世、4世が日本で働いている。
日本人1世は彼の地のサトウキビ農場で劣悪な環境下、過酷な労働に従事しながら
新天地に同化しようとしていた。
それから100年、末裔は日本で何をやっているのかな?

群馬県小泉町は「リトル・ブラジル」と呼ばれるように、
新「コロニー」を形成しているとマスコミで報道された。
町の或る地域がブラジル一色になっているのかと思ったが
駅の両サイドにポルトガル語で大書されたスーパー、レストラン、
スナック、旅行代理店、家電店が点在しているだけであった。
ウィークデイの昼下がりだったので、町は静かだったが
日本人の顔はしているが、色の浅黒い若者や
インディオやヨーロッパ系の混血と思われる女性の姿があった。
その多くはまじめに働いているのだろうが、
必ず落ちこぼれる連中が現れる。
外国人の犯罪で中国、韓国、台湾に混じってブラジル人も顔を出す。
ひいじいさんの苦労を思えば異国でそんなことができないはずだが。
ところで、日本人は100年前、移民先で犯罪を犯したのだろうか?
調べてみると過酷な労働に耐えかねて逃げ出したという記録はあっても
犯罪に関する記述は見つからない。

ハワイ、アメリカ本土への移民は明治元年から行われたが、
それから約30年後の1899年(明治32)の今日、
わが国初の南米移民790名が「佐倉丸」でペルーに向かった。

首都リマ市郊外のカヤオ港に到着するのは4月3日である。

100年後の今日、約10万人がペルーに住むという。
なお、最初のブラジル移民は1908年(明治41)。

■2月26日(木曜日)
●みぶろ
「近隣では<みぶろ>と呼ばれていました」と
住宅を宿舎に提供した八木さんの子孫はヒーおじいさんから聞いていた。
これは、新選組の前身「壬生浪士隊」のことである。

浪士隊は1862(文久2)年2月26日、清河八郎の提案で、
事件が頻発している京都の警護に当る為に幕府が江戸で募集をしたもの。

1863年2月に江戸を出発したが、京都に着いた途端、
清河は浪士隊の目的は尊皇攘夷だと言い出したため、
浪士隊は空中分解してしまう。
幕府の帰還命令を受けて清川ら209名は江戸に戻る。
近藤勇・芹沢鴨・土方歳三ら24名はそのまま京都に残留し、
京都守護職で会津藩の松平容保の配下に入って、8月、「新選組」と改称する。

「みぶろ」は、浪士隊の屯所が置かれたのが京都壬生の八木邸だったことから
「壬生浪士隊」を略して「みぶろ」と土地の人々が呼んだもの。
今も昔も長い名前は短縮していたのね。
●2.26事件
昭和11年(1936)の今日、東京は30年ぶりの大雪。
(最近は地球の温暖化で、東京は雪の気配もしない。)
午前5時頃1400名余りの将兵による陸軍のクーデターが起こった。
2.26事件はあまりにも有名なので、お話はこれでおしまい。

この事件を機に日本は急速に軍国主義へ傾斜してゆく。
暗い世相のもとショッキングな事件が5月に起きる。「阿部定」事件である。
2.26事件が起きたとき、鎮圧部隊は帝国ホテルの 裏の空き地に陣を張り、
帝国ホテルにその部隊のための炊き出しの依頼があった。
(反乱部隊は赤坂溜池の山王ホテルにいたから、鎮圧部隊とは目と鼻の先)
大雪が降って底冷えのしている時期なので、
ホテルのシェフは、すぐ食べられて体が暖まるものということで
カレーライスを作ることを思いついた。
雪の中、明日は仲間と戦わなければならないかと緊張している
鎮圧部隊の兵たち にこの熱いカレーライスは忘れられない味となる。。
そして彼らによって 東京の洋食屋さんで発達したカレーライスの味が
全国に広まったと言われている。

「反乱」という2.26事件を扱った映画があった。
当時小学生だった私は「金町映画館」でこの映画を見ている。
安藤大尉(だったかな)という自決する反乱軍将校が妙に記憶に残っている。
誰が演じたのか調べてみたが、Googleの検索にも引っかからなかった。

■2月25日(水曜日)
●埼玉では札束もゴミ!?
草加市で回収した古紙を分別中に2800万円が見つかった。
昨年は行田市の粗大ごみ処理場で3380万円
99年は越谷市の不燃物処理施設で1800万円が見つかっている。
越谷は所有者が名乗り出なかったので市の歳入になった。
行田も草加もお金の行方が宙に浮いている。
草加市の場合、千葉県の古紙回収業者が届け出たのだそうだが、指定業者ではなかった。
市の資源を無断で持ち出したのだから違法行為、所有権は市にあると主張。
このまま現れないと、所有権を巡って泥仕合が繰り広げられそう。
草加市も全部ふところに入れようとしないで、少し分け前をあげたらいいのにね。
じゃないと、正直者は減ると思うが。
どんな人がゴミと間違って出すんだろうな?
普通の人なら血相変えて警察に出向くのだろうが、
そういうこともなさそうだから、いわくつきの金かも知れない。
それにしても、埼玉県の東武線界隈は豪勢な話がころがっている。
私が拾った最高額は3000円。20年も前の話。銀座の歩道であった。
交番は通りを渡ったところにあったが、友達と飲んでしまった。すいません。m(_ _)m

■2月24日(火曜日)
●春、そこかしこ
強い南風で目を覚ましたのかな?
都会では花屋の店先やショーウインドウでしか季節を感じられないが
ここ田園地帯では散歩の折、春の兆しをいたるところで見つけることができる。
赤紫の小さな花をつける「ほとけのざ」は一番気が早い。
以前は、その周囲にスカイブルーとホワイトという
おしゃれなツートンカラーの「いぬふぐり」が寄り添って花をつけたものだった。
「新しい村」ができたことにより、地勢が変わりそれを見つけることはむずかしい。
固い蕾に覆われていた「うめ」もほころび始めた。
「猫柳」はビロードのような輝きを見せている。
庭には小さなクロッカスが黄色の花をつけはじめた。
水仙の葉もいたるところに出てきている。
夜の闇にむせるような沈丁花は、まだもう少し先。
「草餅」の材料になる「よもぎ」もやわらかそうな葉で摘まれるのを待っている。
「よもぎ」の葉裏の「にこげ」がおきゅうの「もぐさ」の材料になるんですってね。
知りませんでした。
あとは、畦道に「つくし」が顔を出せば、春の役者が揃う。
最近、「西洋たんぽぽ」は真冬でも花をつけるので、季節感を喪失しています。

新しい村育苗施設のビニールハウス。最近、業績向上なのか、ハウス増築。
大空をゆったりとゆく雲も春を誘う。
 
 

テレビ生まれのヒーロー

日本のアニメーション技術は世界一。
子供たちの胸をときめかせるヒーローがそこから生まれる。
そのヒーローは時代によって異なるから、
飲み屋で回顧談に花が咲いても話がすれ違うこともある。

わが国初の国産連続テレビ映画「月光仮面」が
1958年(昭和33)の今日放映された。(アニメではなかったが)
その頃、私は中学2〜3年だったから、このテレビドラマを見てもわくわくはしなかったが、
5歳下の弟が、風呂敷をまとって子供自転車にまたがっていた。
大部屋俳優だった「大瀬康一」がヒーロー役に抜擢された。
制作裏話によると、
ヒト(俳優)、モノ(撮影機材)、カネ(制作費)の欠如した状態で制作が開始されたという。
肝心のヒーローは代役でも演じられるように覆面姿に設定されたそうだ。
予算がないから、スタジオ撮影はできない。
そのためロケが敢行された。
カメラもニュース用を用いたため1度に28秒しか撮影できない。
このため、短いカットをつないだスピーディな画面作りとなった。
結果、アクション物に向いたきびきびしたドラマになったという。
劣悪な撮影環境を逆手にとって、人気ドラマが誕生したというわけ。

ロケ地に、どういうわけか当時私が住んでいた葛飾区金町の江戸川堤が選ばれていた。
今、国道6号線には「新葛飾橋」がかかり、隣に常磐線の鉄橋が並んでいる。
当時、新葛飾橋はまだ存在せず、古ぼけた鉄橋があった。
中学にはプールがなく、鉄橋の下が水泳場だった。
葛西神社から金町小学校へ向かう道の鉄橋ガード付近で撮影が行われていたのを
1度だけ目撃したことがあった。
タイトな白い衣装に身を包んだ「月光仮面」がバイクにまたがり疾駆する。
このバイクはホンダCS72ということだ。

主演の大瀬康一は、このドラマでヒーローになる。
「月光仮面」終了後は「隠密剣士」でまたまた人気俳優になる。
「隠密剣士」後は芸能界に見切りをつけて実業家に転身したとか。
「月光仮面」を制作した会社は広告代理店の「宣弘社」。
月光仮面、快傑ハリマオ、隠密剣士、サザエさんなどで一世風靡したが、
サントリーに吸収され2002年3月1日に「サン宣弘社」として生まれ変わった。

■2月23日(月曜日)
●近隣回転寿司事情
くるくる回る寿司屋が出現したのはいつ頃か。
20数年前、横浜線・中山にあった店に行ったのが私にとって初体験だ。
チープな感じがしてそれっきりだった。
しかし、食べ盛りの子供がいる家庭には、おと〜さんの財布も少しは安心ね。
時価と書かれた寿司屋はこわくて飛込みでは入れない。
最近の回転寿司屋は「安い・ネタよし」を売りにしている。
今では何の抵抗もなく入ることができる。
私の住む宮代町に回転寿司はない。幹線道路がないからね。
春日部・杉戸・久喜など隣接地には結構多い。
杉戸「松五郎」・幸手「かっぱ寿司」・久喜「がってん寿司」に顔を出す。
一番新しく開店した「かっぱ寿司」は、チェーンの巨大店だ。
夜7時前後に行くとかなり待たされる。
ネタはすべて100円というバカ安。だから家族連れでいっぱいだ。
ネタの種類も豊富だが、小ぶりの寿司である。
4〜5人で行ってたらふく食べても1万円でお釣りがくるだろう。
「松五郎」は4号線の小渕へ行く途中にある。
同じ建物にお好み焼き、カラオケがある。混んでいるのはそっちね。
寿司乃部は待たされることはほとんない。
ネタが発泡スチロールの皿に入っているのが見えるのは、いい光景ではない。
久喜「大宮・栗橋線」の「がってん寿司」はネタが大きく、美味。
ここはいつも混んでいる。だから出かけるのなら5〜6時頃がよい。
どこの店でも「中トロ」と「赤貝」又は「みる貝」を最初に口にするのだが
「がってん」が高得点ですね。
最近の回転寿司は回っている皿ではなく、好みを板さんに注文できるから
カウンター寿司店と変わりはない。
 
 
                             この程度皿を重ねても3000円位。

■2月22日(日曜日)
南風強し。やっと春一番という感じですね。
●またまた新選組
武市瑞山(半平太)が尊皇攘夷を掲げる土佐勤皇党を組織する。1861年(文久1)。
このときも、まだ方向の定まらない坂本竜馬の姿があった。
近藤勇27歳。竜馬との真剣勝負にびっくらこいた。
1863年(文久3)会津・薩摩藩の公武合体派によるクーデター「8月18日」の政変勃発。
土佐藩の方針も公武合体になり、半平太は孤立。
組織後4年経った1865年(慶応1)武市半平太切腹。

今回は「勇」が講武所に仕官できるかどうか、だった。
武芸に秀でた人間ならと出自を問わずいうことだったが、
結局、農民出身ということで夢は叶わない。
この事件で、勇はますます「武士以上の精神をもった農民になろう」という気持ちが強くなる。
幕府側の窓口になった侍役は、往年のロックシンガー「藤木孝」ではなかったかな?
●大胆素敵
先日クライスラーのテレビコマーシャルを見た。
クラシックなデザインの乗用車だった。
ナレーションが入った。
「…大胆素敵…」
「ん」このコピーは?
2〜30年前になるだろうか、だれだか名前は忘れたが
どこぞのコピーライターが使った新聞広告で話題になったキャッチであった。
「大胆不敵」が「大胆素敵」になったわけだが、
二番煎じである。
普通、こういうことはやらない。
自分のオリジナリティの欠如を露呈することになるからだ。
「昔、そんなコピーがあったのを知りませんでした」という言い訳も通用しない。
こういうコピーを採用した制作側のディレクターも勉強不足。
こういう案を採用したクライアントも勉強不足。
たぶん、30代のクリエィターが制作に参加しているんだろうね。
広告コピーはオリジナルを以って尊しとなす。
「大胆素敵」がが紙面を飾ったとき、彼は生まれたばかりかもしれない。
でも、プロなら広告文案の歴史も頭にたたきこむ必要がある。
ま、小説家、大学教授、医学博士も作品、論文に盗用はときたまありますが
社会的評価は下落するもんね。

「大胆素敵」を初めて作った人は、戦時中の国策フレーズ
「贅沢は敵だ」を知っている人だろう。
戦争遂行のために国民に犠牲を払わせるプロパガンダであった。
しかし、庶民の感覚は優れていた。
こいう押し付けのフレーズに対し「贅沢は素敵だ」という文言がすぐに生まれた。
「素」をつけるだけで、意味は全く逆になってしまう。
人生キャリアのあるコピーライターに、感覚だけで攻める若いライターはかないませんね。

残念ながら広告コピーに著作権はない。
あくまで「コピー」(複製物)なのだ。
汗水ながし、呻吟して作ったキャッチフレーズも水の泡みたいなものだ。
だから、先人が作ったものを再利用しても、咎められることはない。
しかし、そういうことを続けると、彼の品格は下がり、悪い噂が立つことだけは確か。
とにかく「お勉強」なのだ。

発想について学びたいと思う人にはいい本がある。
1987年・電通発行「コピー100想」
当時の電通CRの主力コピーライターたちが綴ったコラム集だが、アイデアの着眼に至る
もやもやをどのように定着させてゆくか、の参考になるだろう。
1984年・誠堂文新光社発行「コピーライティングのいろは匂へと」
電通勤務の女性コピーライターが、体験をもとにコピー作法を説く。
1982年・誠堂文新光社発行「名作コピー読本」
キャッチフレーズは書けてもボディコピーが苦手というコピーライターに、当時話題になった
広告を教科書にさまざまな解説を加える。
最近広告関係の本を読まなくなったが、
与えられたテーマで広告を作ってゆくとき、どのような思考過程をふむかという
本質は変わらないだろう。
●なんとも無粋な、薩長の芋侍
135年前の今日、それまで続いていた日本人の世界に誇る習慣に対し
明治新政府は禁止令を出した。
それは何かといいますと「混浴禁止令」
江戸時代の銭湯は混浴が当たり前だった。
ペリーが日本にやってきたときの記録「ペリー遠征記」の挿絵にはこんなものがある。

インドの夫人がガンジス川で湯浴みする。
インドネシアの少女が村を流れる川で裸で髪をすく。
こんな自然な日常の行為と同じように
わが国は男女がすっぽんぽんで同じ浴槽で入浴していたのだよ。
それを、明治2年に時の新政府の役人どもが禁止したのだ。

明治政府は西欧化を性急に進めようとしていた。
廃仏毀釈などもその典型的な政策。
日本古来からの風俗習慣なども槍玉にあがった。
日本にやってきた西洋人の目に、男女混浴は奇異に映ったらしい。
彼らの思考の根幹をなすキリスト教では混浴などもってのほかだ。
しかし、日本人は男女の性器まで信仰の対象にしてしまうほどおおらかな国民だ。
これは、農耕民族だから、作物の豊かな実りへの願望の現われであった。
無粋な薩長の芋どもは、混浴を日本の恥と思ってしまった。

ま、きれいごとを並べたが、
徳川幕府も混浴禁止令を何度も出していた。
根拠は風紀の乱れである。
そうだろうね。成人男女が混浴していては、ろくなことが起こりませんよ。
江戸時代の銭湯は、現在のような浴槽に身体を沈めるという入浴スタイルではなかった。
浅い浴場で蒸風呂式、蒸気浴が中心。今のスチームバス形式ですね。
湯気を逃がさないために、入口は柘榴口(ざくろぐち)といった板が張られた。
柘榴口から浴場へは、四つんばいでないと入れないほど小さくて狭かった。
おまけに内部は板囲いの上、灯り取りもなくもうろうとたちこめる
湯気でほとんど暗闇に近かったという。
ペリーのイラストは光が差し込んでいるが、真っ暗では絵にはならないものね。

新政府が、混浴禁止令を出したものの、長年の風習はそう簡単には改まらない。
明治10年、これまでの浴室を一新させるような画期的な発明が完成した。
温泉からヒントを得た「改良風呂」である。
柘榴口を取っ払い、天井に湯気抜き窓をつけ、浴槽を板間に沈めて湯をたっぷり入れる。
明るく清潔で開放的、という意味ではまさに銭湯の「文明開化」。
浴槽のふちを少し高くして洗い場の汚水の入らぬように工夫を重ねた「改良風呂」は
都市を中心にし次第に広がっていった。
警視庁のお達しにより「柘榴口式浴場」が禁止されたのは、明治17年。
実際に混浴がなくなるのは、明治23年(1890)。
子どもでも7歳以上の混浴は禁止という法令が出されて以降のことだ。

■2月21日(土曜日)
●今年初の尚仁沢
午後から栃木県塩谷郡の尚仁沢へ水汲みに出かける。
天気快晴とはいかなかったが、風もなく暖か。穏やかな水汲み日和だった。
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●聞き違い
2、3日前の新聞コラム。
著名な人が夫婦で東北の温泉にでかけた。
人のよさそうな番頭さんが迎えてくれた。
「じいさん・ばあさん、いらっしゃい」
外を歩こうと思い出かけようとすると
「じいさん・ばあさん、いってらっしゃい」
確かに年はとっているけど、それはあんまりだと、むっとした。
よくよく確かめると、部屋番号が「13番」。
東北弁だから「じゅうさんばん・さん」が「じいさん・ばあさん」と聞こえた。
これは、ほのぼのとした笑える話だ。

アンプルの分量を間違って投与。患者は死亡した。
医師の指示に従った看護師が逮捕された。
医師は「半・アンプル」といったのだが
看護師は「3アンプル」と聞いた。
6倍の量を身体に入れられた患者はたまったもんではない。
病院は詫びたが、そんな単純ミスで家族を失った側だってたまったもんではない。
病院の医療ミスが頻発する。
病院は、人間を「物体」視しているのではないかね。
命にかかわる仕事に携わる人は
2重、3重の確認作業があってしかるべきである。

私の知り合いが入院したとき、
同室に同姓の人がいた。
事実、食事が間違っていたそうだ。
食事ならまだ、命に直接関わりはないが
これが手術だったらと思うとぞっとしたと、話していた。
●新しい村追加工事
宮代町の目玉施設「新しい村」は、ほゞ完成したのかと思ってたら、
「ほっつけ」と笠原小学校の境界となっている小川(笠原沼落)の工事が始まった。
川の両サイドに散歩道を作っているようだ。
左手の小道は笠原小と町立図書館の裏を通り向こうの道に抜けられる。

写真の奥に見える建物は、プラスチックのリサイクル工場。
廃プラスチックを粉砕する大きな音を撒き散らしている。
かなり離れた我が家まで聞こえることがある。
宮代の原風景を残した広大な施設が「新しい村」であるが、
この自然環境に無粋な工場が似合わないのだが
町が提示した代替地と折り合いがつかず、そのままになっている。
だから、右手の小道はリサイクル工場の野積部分の手前で終わっている。
突き当たりの道まで開通させればいいのに。
それと、道幅が狭すぎるんではないかい?
小学校裏の道はすれ違うのもやっとだね。
せっかくの散歩の小道がなんとなく中途半端でんな。
お上のやることは、やっぱりわからない。

■2月20日(金曜日)
●銀行は不死鳥
旧日本長期信用銀行、バブル期の経営のまずさから破綻。
名前改め「新生銀行」が昨日、再度上場した。
期待感が高く結構な値がついたと報じられた。
銀行はいいよな。潰れても国が金つぎ込んで立ちなおらさせてくれるもん。
そこへゆくと、一般企業は過酷な運命が待っている。
銀行は、預金者が預けた金の運用でで商売をしている。
つまり「他人の褌」ビジネスつ〜わけね。
その割には行員の皆さん、変なエリート意識があったようで。
景気が悪くても高給をむさぼっていた。
やっと、自分の立場に気が付いたのか、リストラ、ボーナスカットなどを行い始めた。

「新生銀行」であるが、「死に体」の息を吹き返すために
国が投入した金額は8兆円!!
どのくらいの札束になるのか、昨夜のニュースステーションでやっていた。
1兆円で1万円の札束がスタジオに小山のようになった。
まして、8兆円はスタジオに入りきれない。
庶民の目には金とは映らず、異様な物体のように見えた。
上場にあたり、社長は胸を張ったが、国民の税金で立ち直ったことに対する
陳謝、お礼の言葉は聞かれなかった。
こういう感覚の人間がまたトップに立つのかと思うとうんざりする。
この銀行、外国の投資会社が引き受けた。
当時、再建に手をあげた日本の企業はなかった。
国は優遇政策を用意し外国企業に再生をゆだねた。
結果、今回の上場を果たしたわけだが、
投資会社は4年間で1千億もの利益を挙げることができたという。
この金に国税庁は課税することができないとか。
まるまる、国民の血税が海外流出してしまうわけね。
日本つ〜〜国は不思議。
いや、国ではなく国の舵取りをしている「純ちゃん」とその一派が不思議なんだね。
「外国投資グループが巨額の利益を得た」ことについて
感想を求められた純ちゃんは
「日本の会社も買おうと思えば買えた。リスクを負った価値があったということだろう」
今回「瑕疵担保条項」の特権をフルに利用したのが海外投資組合だ。
この条項を全面に出し、日本企業への根回しをやっていれば買おうと思う会社もあったはず。
そうすれば血税をむざむざ海外へ流出しなくても済んだものを。
上場に際し高値をつけたことに関して聞かれ
「どのような値をつけるかは市場が決めること」とそっけない。
田中真紀子が議員辞職したときの感想を求められたときは、
「それは本人が決めることですから」
以前から彼の弁は一貫している。
自分の考えを述べず、放り出してしまうことだ。
いずれ日本をぐちゃぐちゃにして投げ出すんじゃないの。
細川坊ちゃんのように、難しくなったらすぐ投げ出したほうが被害は少ない。

「新生銀行」の名前であるが、これも変だね。
「あたらしく生まれる」なんて、昔の傷を引きずっているというイメージが付いてまわる。
いっそのこと堂々と「再生銀行」にして
その破綻の歴史を長く忘れないようにして欲しいね。
●都内再開発
六本木ヒルズつ〜所が都内の新名所だってね。
恥ずかしながら私、まだ出かけておりません。
Webサイトで所在地を見たが、あまりおしゃれな地図なので一瞬どこだか
わかりませんでしたよ。
六本木といえば交差点の「アマンド」が起点だもんね。
で、よくよく見ると、なんだ昔のテレ朝本社のあった場所じゃないの。
溜池に移ってから、旧本社の影が薄かったけど、あのあたりが再開発されたんだ。
私が初めて六本木をうろついたのは昭和40年。
道幅は狭く、まだ都電が通っていたもん。
西麻布のアマンドができてまだ日が浅く、
そこの2階は亡くなった写真家秋山庄太郎氏のスタジオだった。
銀座から流れて防衛庁付近や芋洗坂の飲み屋に顔を出すこともあった。
テレ朝の旧本社へは、日比谷線六本木から裏通りを通って行くのだが
今でも「メイ・牛山美容室」はあるのかな?
ぐだぐだ言っても、遥か昔になっちゃったんだな〜。グス。

東京駅丸の内側も、新しい丸ビルが出来てから、
単なるビジネス街からの脱皮に成功したようですね。
その、旧丸ビルが竣工したのが、大正12年(1923年)2月20日。つまり81年前の今日。
そして、その年の9月1日午前11時58分、関東大震災に見舞われる。
丸ビルは地下1階地上8階建て剛構造の建築物で、
地べたに張り付くような設置面積の広い、地震に強いビルのはずだった。
しかし、外装工事がほぼ完了した大正11年4月、
浦賀沖地震による震災で被害を受け、竣工を前に補修・補強工事を余儀なくされる。
さらに、完成の半年後に起こった関東大震災で大被害を被ってしまう。
内外の壁には亀裂が生じ、その改修工事には3年もかかっている。
その後も数回におよぶ改修・補強工事を行ってきた。
阪神・淡路大震災の後を受けて行った耐震診断の結果、
旧丸ビルが現在の耐震基準を満たしていないことが判明し、建替えを決定。
戦災も免れたビルだが、81年の歴史に幕を閉じることになった。
誕生から終焉まで地震に悩まされ続けたビルである。

日本橋地区も再開発が進められている。
閉店した東急日本橋店の跡地を日本橋地区商業ゾーンの中核にしたいもよう。
三越、高島屋を抱える地区にしては夜も休日も閑散としているもんね。
日本橋地区はビジネス街、ショッピング街としても中途半端だもんな。
東急日本橋店は昔の白木屋。
その昔、火災を起こし多くの女店員が犠牲となった。
理由は、当時は和服で下着をつけていなかった。
そのため、救命袋から滑り降りる際、下半身があらわになる。
羞恥心からためらった結果であった。
白木屋火災以後、女性の下着着用が普及したと言われる。

銀座の表通りに建つビルは建築法の高度制限があるので、みな同じ高さなんだろうね。
これが意外につまらない景観になっている。
新宿西口みたいに高層ビルになればもっと面白いと思うのだ。
新宿のビル群はデザインが似たり寄ったりで、高いばかりでやはり面白みがない。
数少ない海外旅行で見たシカゴのダウンタウン、シンガポールのビジネス街など
ビルの大小にかかわらず、それぞれ個性的な形をしているもんね。

■2月19日(木曜日)
●合併
自治体だけでなく公立大学も合併なんですね。
東京都では都立の大学を統合して「首都大学東京」という名前になったそうな。
応募された名前の中から、石原さんが最終的に決めたみたい。
しかし、すわりの悪い名前ですな。
「東京首都大学」のように最後に大学と付けなかったのにはわけがあるんかな?
東京の動きに呼応して、「副都心大学埼玉」「遷都大学栃木」
「臨海大学千葉」「MM大学神奈川」なんつ〜のも
いずれ誕生するのかもしれないね。

■2月18日(水曜日)
●新種ワーム「ベーグル・ビー」発生
大分県で鶏がウイルス感染したが、コンピュータの世界では新種ワームが発見された。
名前はベーグル・ビー(Bagle.b)。
感染症状:パソコン内のメールアドレスを自動で探し出し、ウイルスを添付したメールを送信。
       メールソフトで送るわけではないので、特に自覚症状はない。
インターネット接続時にアイコンをタスクトレイ表示する設定にしていて、何もしていないのにアイコンが点滅する場合は要注意。
対策:
メールに添付された添付ファイルを実行しない。
    添付ファイルのファイル名はランダムに変化する。
使用される拡張子は.EXE
●ウイルスとワームの違いをおさらいしましょう。
最近、ウイルスという名前で「ひとくくり」にされているが、厳密には悪さのしかたが異なる。
ワーム(Worm)は、インターネットなどのネットワークを介して自己増殖することを主な目的とする不正プログラム。システムに侵入してディスク容量や処理時間を占有することでトラブルを引き起こすことも多い。ほかのファイルに感染しないことから、コンピューターウイルスとは区別される
最近被害が多い、メールにコンピューターウイルスを添付して勝手に送信する機能を持つコンピューターウイルスは、厳密にはワームに分類される。
コンピュータ・ウイルス(computer virus)は、ユーザーのパソコンにトラブルを起こすことを目的として作られたプログラム。
単にメッセージを表示するだけのものから、ファイルを消したり、ディスクをフォーマットするなど、悪質なものも数多くある。
感染予防には、コンピューターウイルスの発見や駆除を行うウイルス対策ソフトが不可欠である。また、ダウンロードしたファイルや電子メールの添付ファイルは開く前にウイルス対策ソフトでこまめにチェックする、外部から持ち込んだハードディスクは初期化してから使う、不特定多数の人とのハードウエアやフロッピーディスクの共用を避けるといった注意も必要だ。
●新庁舎建設
いよいよ宮代町の新庁舎の建設がスタートする。
早ければ3月上旬工事着工、今年12月中旬の完成を目指すという。
周辺の市町に比べ、宮代町は老朽庁舎でよくがんばってきたと思う。
庄和町はすごいもんね。林の中のホテルみたい。
来年3月末には合併の予定だから、
新庁舎は春日部市の「総合支所」になるんだってさ。
宮代町は金があるとの噂のとおり、建設費の借り入れはなく自主財源で建てる。
新庁舎の「場所は、老人たちがグランド・ゴルフを楽しんでいる「コミュニティ広場」。
敷地面積約7600平米。建物は木造2階建て、延べ床面積約4500平米という。
周辺の庁舎と比べコンパクトな感じがするが、人口に見合っているのかな?
進修館、笠原小、新しい村などユニークな建築物の多い宮代町だから、
コンパクトでもユニークな庁舎になるのかな?

さて、この建設にあたる業者だが町のWebサイトから落札業者と落札額がわかる。
新庁舎の建築工事は、地元の業者ではものが大きく手に余るのか応札していない。
落札したのは春日部市の三ッ和・中村特定建設工事共同企業体。
入札額は\886,900,000、落札額は\931,245,000となっている。
入札額と落札額の関係はどう読むのかな?
7社が応札したが、一番低く見積もった三ッ和・中村特定建設工事共同企業体が落札。
実際の建築には\931,245,000が使えるということ?1億円の差がありますが。
2番手は約300万円高くて涙を飲んでいる。
電気設備工事は、地元の中野電業社
\153,800,000で入札。
12社が参加の激戦区。残りの11社は100万円ほど高くて惜敗。
落札額は\161,490,000。
外構工事は全て宮代の業者で9社が応札。
\80,900,000で入札した木下建設が落札。
給排水工事は10社の地元業者が応札。
\30,200,000で入札した中村工業所が落札。
負けた業者の金額と落札業者のそれは僅差である。
よくもまあ、同じような額が揃ったもんだと思う。
当たり前であるが、フェアに行われているんでしょうね。
●思った通り
元ハンセン病患者の宿泊拒否で指弾されたホテルの廃業で
やはり、思ったとおりになった。
朝日新聞によると、ハンセン病施設に抗議のいやがらせ電話がかかっているという。
こういう事態は、アイスター社長の「思う壺」。筋書き通りなんだろうね。
☆新聞記事
専門家らは「差別そのものは何も解決しておらず、
『廃業』はかえって事態を複雑化した」と話す。
ホテル経営のアイスター広報室は「何も申し上げることはない」としている。
●和蘭
我国の自衛隊はイラクの地でオランダ軍の世話になっている。
当初は酪農の国オランダの軍隊といわれてもピンと来なかった。
現在、イラクには数多くの国の軍隊が駐屯している。
「モンゴル」も派兵しているのを知り驚いた。どんな軍装をしているのだろう。
蒙古軍といえば、鎌倉時代に攻めてきた元寇くらいしか知らんもんね。

今から208年前<1796年(寛政8)>の今日、日本初の蘭和辞典が完成した。
当時の洋学といえば蘭学だった。
ヨーロッパの優れた文化は、出島にやってくるオランダ人から吸収していた。
昔も今も縁が深いのである
辞書の名前は「波留麻和解(はるまわげ)」。編者は因幡藩医の「稲村三伯」。
原典はオランダ人ハルマ(F.Halma)の蘭仏辞書であった。
1816年(文化13)にオランダ通詞たちが完成させた「長崎波留麻」に対し
稲村版は「江戸波留麻」とも呼ばれている。

■2月17日(火曜日)
●廃業
以前、元ハンセン病患者の宿泊を拒否した
九州の温泉ホテルが廃業すると声明を出した。
宿泊拒否の報道がなされたとき、
このホテルは自治体、マスコミ、国民から袋叩きにあった。
もともと、国家の政策で「らい病」患者は隔離政策がとられていた。
その後、研究が進み伝染性がないとわかった。
国は抑圧されていた人たちと和解し和解金を払った。
しかし、国の政策により長い間植えつけられた国民感情を一気に払拭するのは困難だ。
今の若い人には抵抗がなくても、当時の若者(現代の年配者)の心の底には
何かしら抵抗感が残っているのではあるまいか。
だから、入浴設備もあることだし他の宿泊者を考慮して「お断り」してしまったのだ。
「廃業」という最悪の結果になったわけだが、
「うちに引き合いがこなくてよかった」と安堵している近隣の同業者もいるのではないか。

今回の事件で、全国の業者には意識徹底させることができた。
しかし、元ハンセン病側では、新たな展開を危惧している。
これまでの弱者集団が一転して「圧力集団化」視されることへの懸念である。
少々無理を言っても通るのではないか。マスコミは大々的に報道してくれるし…
もし、そうなれば「弱者の驕り」とマスコミは彼らに攻撃の矛先を向けるだろう。
旅館の廃業により、38名の従業員が職を失うことになる。
彼らの生活はこれからどうなるのか?
元ハンセン病側が、あれほど強硬な態度をとらずに和解すればよかったものを。
従業員の心の中には彼らに対し、新たな感情が芽生えるね。
廃業の時期は未定だというが、
今回の決定は「社長の大いなる抵抗」のように思えてならない。

廃業Part2
地元の食堂兼居酒屋「まもてい」が「しばらく休業」の張り紙を出していた。
先日前を通ったら建物をショベルカーが壊していた。
まだ建てて間もない店なのに、もったいない。
跡地にはなにができるのだろう。
おいしい食事ができた店だった。合掌
●無駄な努力
新しい村の育苗施設に通じる畑の道が立派な舗装道路になった。
このことに関しては、以前記載したことがある。
道幅が狭いのに、真ん中にグリーンベルトがあり芝が植えてある。
こういう道のデザインはナンセンスである。
当初から危惧していたとおり、自動車の往来により
芝はえぐられ土が露出している箇所がある。
ところが、今朝*和組の人たちがえぐられたところに芝を張っていた。
何をやってるんだろ〜〜ね?
町の要請だから彼らには罪はないのだが、
お上のやることはよ〜〜わからん。
波打ち際に砂の山を作り、波にさらわれた部分に、また砂を積み上げるようなもんだ。
ささいな額かもしれないが、これを税金の無駄遣いといわんで何という。
役人は他人の金を使うのだから、財布は傷まないからいい。
しかし、たぶん違う地域でも同じようなことをやっているんだろうな。
私企業が冗費節約にやっきになっているというのに何という時代錯誤。
今回の選挙で当選した議員さんにお願いする。
町の金の使い方の細かいところまで目を光らせてほしい。
●ハワイ移民始まる
年末年始の海外渡航人気の高いハワイであるが、119年前の今日、
1885年(明治18)第1回ハワイ移民、横浜出航。
これ以前にハワイに渡った日本人はいるが、
国が後ろ盾となった、「官約移民」945名が東京市号に乗船してハワイへ向け出発した。
多くは広島、岡山の人々であった。
彼の地では砂糖黍畑の過酷な労働が待っていたことは、よく知られる。
ハワイ移民に関して「元年者」という言葉がある。
明治元年にハワイに渡ろうという動きがあった。
ハワイの外務大臣R・C・ワイリーは、
1865年に横浜に住む商人ヴァン・リードを駐日ハワイ国総領事に任命し、
日本との通商条約の締結と日本人移民の導入に対する準備にあたらせた。
1868年、ヴァン・リードは153名のハワイ渡航希望者を集め
横浜港に停泊中の英国船サイオト号に乗せハワイに向け出発する予定であった。
しかし、時代は明治へ変わり、
新政府はリードが幕府から得た渡航許可と旅券を取り上げ、無効とした。
そのため無許可のまま横浜港を出港した。
こうした事件により、日本とハワイ王国との間に紛争が起きた。
これが「元年者」事件である。

この頃、戊辰戦争で敗れた会津藩でも移民の話が出ていた。
新政府に弓を引き賊軍になったわけだから、過酷な仕打ちが待っている。
いっそ、新天地でやり直そうという気持ちがあったのかも知れない。
会津藩は、武器商人ヘンリー・スネルを軍事顧問に雇っていた。
彼は日本女性と結婚して子をなし、平松武兵衛の和名をもち材木町の屋敷に住んでいた。
スネルは藩主松平容保に、ゴールドラッシュにわくカリフォルニアの話をして、
藩士らで金鉱を探し、アメリカでの農場経営を勧めた。
藩主の了解を得て、会津藩の数人を引き連れ
スネルらの移民団は明治2年、チャイナ号で横浜を出航。
2月、サンフランシスコへ入港。
カリフォルニア州エルドラド郡に購入した600エーカーの土地に
日本人最古の入植地(異説もある)を建設した。
これが「若松コロニー」である。
茶の栽培と養蚕を目的としたが、資金不足、病の流行などのため挫折、
スネルは同行者を置き去りにして日本へもどった。
残った中には「おけい」という子守の少女がいた。
彼女は若くして死ぬが、当地には墓が残っている。
(会津若松には彼女の銅像がある)
ヘンリー・スネルの死は不明。恨みを買って殺されたとも。
これは弟のエドワード・スネル。ヘンリーの写真が見つからない。

■2月16日(月曜日)
●強風
なんじゃこりゃ〜〜である。
昨夜から猛烈な風が吹きまくっている。
梢を渡る風…など生易しいものではない。
枝も折れんばかりの風圧で木が悲鳴を上げる音でねつかれなかった。
宮代・山崎地区名物の季節風だ。
これが吹かないと新しい季節が来ないのだ。
ワンちゃんの散歩も前傾姿勢である。

■2月15日(日曜日)
終日季節風強し。春一番と報じられていたが、ここは違うみたい。
●またまた新選組「逃げろヒュースケン」
サッカー番組の解説でおなじみ川平慈英がヒュースケン。
ヒュースケンも陽気な青年だったらしいから、近似イメージかな。
「私は殺されるだろう」と自分の未来を予言していたとおり薩摩藩士に殺害される。

彼が残した「ヒュースケン日本日記1855〜1861」は
ニューヨークを出発、日本に向う南方航路の印象を記した1855年から、
翌年下田に到着、外交折衝や日本での見聞をつづった1861年までの日誌で
読み物としての楽しさも十分にそなえた幕末外交史の貴重な記録という。

アムステルダムで生まれたヒュースケンは渡航先のアメリカで、
ドイツ語、フランス語等もできる語学力をハリスにかわれて日本に赴任した。
陽気活達な気質と日本の国情に精通した見識で
江戸に滞留する外国人間で知名士であったが、
プロシア使節と日本側との通訳として通っていた赤羽接遇所からの帰り道、
中の橋のたもとで刺客の一団に襲われた。
1861年1月15日(万延元年十二月五日)、享年28歳。
墓は光林寺 (南麻布4−ll−25)
幕府はヒュースケンの母に扶助料・慰労金合計1万ドルを支払った。
この暗殺を陰で糸引く男が、清川八郎だ。
後に、勇たちは八郎の呼びかけに呼応し京都に赴くことになる。
●北鮮の困ったアプローチ
中曽根元首相が言っていた。
「北鮮は求愛を恫喝で行っている」
な〜〜るほど。よくわかる。
拉致問題に対する国家レベルの交渉が再開されたが、
あちらの論法は、以前と変わらず。「帰国した人たちを北鮮に戻せ」
そんなことできるわけないでしょ。
彼らは何をやるかわからない。そのまま拘束される恐れがある。
北鮮は日本の援助を喉から手が出るほど欲しがっている。
だったら、それらしいアプローチをすればいいものを
神経を逆撫でするような対応しかできない。
素直ではない、というのは彼の国の国民性なのかしらね?
歴史的に見て、近隣諸国から常に侵略され続けた国である。
だから被害者意識が染み付いているのかな?
「対話と圧力」により、金と物資の援助も、
頼みの綱の「マンギョンボン号」も新潟に入港できなくなる可能性が高いというのに
相変わらず高圧的な姿勢を崩さない。
誘拐した日本の人たちをカードに使うなよ。
そうすれば「援助」という「お恵み」も再開されるんだよ。
●頑固な純ちゃん
信念なのか、単なる頑固じさまなのか?
靖国神社に参拝するたびに中国はじめ北アジア諸国の神経を逆撫でしている。
世界が注目する中国市場は日本にとっても、最重要ターゲットである。
西欧諸国に比べ、地理的に優位だけでなく歴史・風土も関係の深い国である。
そういう国と円滑な付き合いをしておかなくてはならないのに。
1国の首相という立場が、すっぽり抜けているかのようだ。
靖国神社には太平洋戦争の戦犯が祭られている。
アジア諸国は、自国を蹂躙した戦争の責任者になぜ頭を下げるのか、と言っているのだ。
中曽根元首相は、靖国神社を分社化して、そちらに1級戦犯を祀ればいいと主張している。
そして靖国神社には、国を守るために戦死した兵隊さんを祀り
政府要人は、こっちに参拝すれば、余計な刺激を与えないというのだ。

中曽根さんは、バッチを外してから歯切れ良く、
外交、経済などさまざまな問題を語ってくれる。
首相時代は、真意が読み取れず、虫の好かない政治家だと思っていたが
最近すっかり評価が変わった。
日本の国家大計を考えている偉大な政治家ではありますね。

も、ひとつ。
政策の大鉈を振るうときは、
被害を被る人々たちの救済措置を策定してから行うべきである、というもの。
そういう点で、田中角栄元首相を評価していた。
純ちゃんは「痛みを分かち合う」というだけ。
無策の3流政治家じゃないの?
その結果、多くの中高年勤労者がリストラの犠牲になっている。
疲弊した国民が大勢いても、首相はじめ閣僚の生活は豪華でしょ。
晩のおかずの数が減る、質が落ちる、こどもの大学進学を断念させる…
なんてことは間違ってもないよね。
日本の地位をレベルダウンさせても、彼らの恩給は高額でしょ。
最近は、銀行を破綻させた経営陣に責任を取らせることもある。
全財産を召し上げて、企業に返還させるのだよ。
一時期は「おいしい汁」を吸ったのだから当然だよな。
国を破綻させた政治家も同罪。財産没収、遠流だよ。

■2月14日(土曜日)
バレンタイン・デーだったのね。関係ないもんね〜〜。
●合併反対
今回の1市3町の合併だが、新市名が「春日部市」に決まってから
新しい市への期待感もしぼんでしまった。
そんなとき、共産党のチラシが入った。

従来から宮代町の国民健康保険料は高かったが、合併によりさらにアップするようだ。
さらに都市計画税というのも課税されるようになる。
また、宮代町の基金保有額は新庁舎建設費約10億円を差し引いても38億円あるという。
この金が春日部市との合併の持参金になってはたまらん、というのだ。
(この基金というのは杉戸、庄和、春日部はいくらぐらいあるのかな?)
だから、このまま来年夏の合併が本当にいいのかどうか、よ〜く考えようというもの。
しかし、このチラシは「合併反対」とは言っていないのね。
春日部と合併してもろくなことないよ。だから住民投票で意思表示しようという
巧妙な表現である。
自助努力でこの先、町の経営が成り立つものなら合併することはない。
「鶏口となるとも牛後となるなかれ」である。
しかし、共産党もここまであおるなら、「NO」と意思表示したあと、
この町がどうなるのかといったところまで言及してくれなきゃね。
巷間言われる「なんでも反対、共産党」で終わってしまう。
●ケンさん
昔は「ケンさん」といえば高倉健だったが、今は渡辺謙である。
アカデミー助演男優賞にノミネートされ、注目の人である。
元妻との確執で、女関係をばらされてアララである。
映画中の人物と実生活では違って当たり前だが、
女好きの普通の男になってしまった。
ドラマで共演した相手と恋愛関係になるという俳優は結構多いらしいが
彼の場合はどうなのかな?
男好きの女は「恋多き女」だが、
女好きの男が「恋多き男」ではなんとなくしまりがない。
好色男を「ドンファン」と言ったが、21世紀じゃ通用しないよな。

鞍馬天狗俳優「嵐寛寿郎」は多くの女性と浮名を流したが
別れるときには、そのときの財産を相手に渡し、自分は身一つで出て行ったという。
こういうことをできる男は、今はいないのだろうね。
ケチなことをいうから、週刊誌に売られ自滅してしまう。山崎拓みたいに。
「蜂の一刺し」で失脚したのもいた。
名の知れた連中は、女で社会的な地位を失うことは多々ある。
それを恐れて殺人を犯した歌手もいた。かつみしげるみたいに。
「粋な別れ」つ〜のは歌の中にしかないものなのかね。
●アクセント
最近NHKを視聴・聴取することが多い。
以前は標準語の喋りの規範となっていたNHKのアナだが
最近はアクセントのひどさが耳につく。
筋萎縮症になった65歳の京都の料理人のドキュメンタリーをやっていた。
彼が話ができるうちに弟子たちに料理の極意を伝えようとする感動的な番組だった。
「きせきを待つ」というナレーションで
本来なら「奇跡」なのだが「鬼籍」というアクセントになっていた。
回復の見込めない病気だから、やがて「鬼籍に入る」方なのだ。
身体を動かすことも会話をすることも大変な方に対して失礼ではないか!
当然、アナウンサーを統括する年配の上司もいるだろうに。
もっときちんとチェックしろよ!しっかりしろよNHK京都!!
こういう傾向はテレビだけではない。
ベテランアナウンサーが担当するNHK「ラジオ深夜便」でも
あやふやな発音をする人がいる。
それも、私と同年齢くらいの著名なアナですよ。

これはアクセント違いではなく、同音異義語であったが。
休みを利用して実家に帰った学生が交通事故を起こした。
「帰省中の学生が…」と言ったのだが
私には「寄生虫の学生が…」と聞こえてしまった。
パラサイト・シングル時代である。
言いえて妙、ではなく「聞こえて妙」であった。

■2月13日(金曜日)
●13日の金曜日
今年は2月と8月がこの日にあたる。
昔あったホラー映画の題名。ジェイソン(だっけ?)がやってくる。
私は大学時代に「広告研究会」に入っていた。
この日をクラブの同期会にしたのだが、縁起の悪い日なので忘れるはずがない
参加するのは、ほとんどが都内に住む連中で、遠いところで横浜・日吉。
東武動物公園が一番遠い。
場所は六本木・材木町のとあるビルの2階にあるBar。
7時頃から集まり始め、9時頃から盛り上がり始める。
10時過ぎ頃から元気になり始め、有志が「さぁ〜〜て次行こう」となる。
その時刻に私は電車の都合で帰宅しなくてはならない。
東武線は終電が早すぎるのである。
最終は北春日部止まり。タクシー待ちの人であふれるが台数が少ない。
越してきた当初、2駅歩いて帰ったこともあった。
栗橋に大きな基地があるのだから、都内の最終を栗橋行き24時45分位にして欲しいよ。
そんなわけで、同期会には2度ほど顔を出しただけ。最近は長期欠席している。
●連呼、熱が入る
朝は、宣車の「うぐいすばあちゃん」の声で目が覚めた。
今回の町議選はいつもと違う。みなさん腰を入れて臨んでいるようだ。
これまで宣車が絶対通らなかった場所まで入ってくる。
今朝は、動物公園のフェンスに沿って走っているのを見た。
育苗施設に何人か従業員がいるからかな?
地元地区から立候補している人、活発に情報フィードバックしている人
そのくらいしか候補者のことはわからない。
明日の公報が待たれる。
●選挙公報まだ?
連日舌戦が繰り広げられている。
過疎地、わが家の前の道にもいつになく多くの宣車が通る。
隣の病院に来ている人がお目当てなのかも知れない。
とにかく、大勢の票田が待合室に居るのだから。
日曜が選挙だというのにまだ公報が届かない。
ポスターとラウドスピーカーからでは人物が見極められない。
「広報みやしろ」を読み返したら、14日の主要紙に折り込むとあった。
選挙の前日つ〜のは超遅ではないの?
あまり前に配布しても精読効果がないと思っているのだろうか?
今回は定員20名に対し22名が立候補している。
自分の活動や、いま問題になっていることなど
情報を常にフィードバックしている熱心な議員が1人居る。
他の人は「議会だより」の質問内容で判断するしかないが、
あれは、きれいごと過ぎる。
やはり自分の言葉で報告してくれなくてはね。
政党ではなく人で選びたいから、早く公報に目を通したいのである。

■2月12日(木曜日)
●ブッシュ大統領に軍歴詐称疑惑
日本の議員の学歴詐称などぶっとびそうな気配。
ブ大統領はベトナム行きを忌避するために父親の権力を使って
州兵志願をしたが、その州兵時代に黒い霧がかかっているとの疑惑が浮上した。
こういう指導者が、若者をイラク派兵していいものかと
大統領予備選挙の対抗馬ケリー氏が糾弾している。
ケリー氏はベトナム戦争のヒーローである。
米国人は正義感が特に強いから、卑怯者は嫌われる。
chicken bush(俗語で訳したら、とんでもない意味になるね)
はたしてブ大統領の去就は如何に?

●新選組便乗販促活動
京都ロイヤルホテルで、
新選組隊員と同姓同名なら宿泊代無料というキャンペーンを実施している。
姓か名のどちらかが同じでも70〜75%引きにする。3月18日までの期間限定。
新選組隊員なら誰でもいいか、と思うが
近藤勇や土方歳三ら、新選組の第一次編成時隊士26人と同姓同名という条件が付く。
早速、ロイヤルホテルに行って対象の姓名を聞いてきた。
●局長芹沢 鴨(せりざわ かも) 近藤 勇(こんどう いさみ) 新見 錦(にいみ にしき)
●副 長 山南 敬助(やまなみ けいすけ) 土方 歳三(ひじかた としぞう)
●助 勤 沖田 総司(おきた そうじ) 永倉 新八(ながくら しんぱち)
     
原田 佐之助(はらだ さのすけ) 藤堂 平助(とうどう へいすけ)
       井上 源三郎(いのうえ げんざぶろう) 平山 五郎(ひらやま ごろう)
      野口 健司(のぐち けんじ) 平間 重助(ひらま ごろう) 斉藤 一(さいとう はじめ)
      尾形 俊太郎(おがた しゅんたろう) 山崎 蒸(やまざき すすむ)
      谷三 十郎(たに さんじゅうろう) 松原 忠司(まつばら ちゅうじ)

    
安藤 早太郎(あんどう はやたろう)
●調役並監察 島田 魁(しまだ かい) 川島 勝司(かわしま かつじ)
      林 信太郎(はやし しんたろう)

●勘定役並小荷駄方 岸島 芳太郎(きしじま よしたろう)
     尾関 弥兵衛(おぜき やへえ) 河合 耆三郎(かわい きざぶろう)
    酒井 兵庫(さかい ひょうご)
以上の皆さんである。
現代に通用する同姓同名もある。姓か名が同じという人は結構いそうだ。
はたしてこのキャンペーンがヒットするかどうか?
新聞も取り上げるから、結構なパブリシティ効果はある。
鬼怒川温泉も、温泉全体でこういうキャンペーンを考えたら如何?

■2月11日(水曜日)建国記念日
●名門温泉地の凋落
朝日新聞によると鬼怒川温泉地域に産業再生機構が手を差し伸べるとか。
足利銀行の沈没で、そこをメインバンクとしていた
8〜9割の旅館がギブアップ状態であるという。
どうりで一昨日、通過したとき、車窓からでも活況のなさが見てとれた。
旅館が約50軒あるという街全体が灰色に沈んでいた。
すでに営業していない旅館、錆びて汚れた旅館、取り壊し中の旅館が痛々しかった。
地域のメイン産業不調を尻目に、新築の個人住宅が目立つ。
こういう人たちはどこから金が入ってくるのかね。
熱海も一時期は存亡の危機を迎えたことがあった。
今は最盛期ほどではないにしても、活気を取り戻しつつあるという。
NHKで熱海の旅館経営者の会議の模様を報じたことがあった。
伝統が新しいことへのチャレンジを妨げている。
危機感をつのらせた若い経営者が新機軸を打ち出そうとしていた。

知人が鬼怒川の温泉ホテルでカラオケをやったときのこと。
5人で借りて代金が15000円以上請求されたといって憤慨していた。
景気が悪くなると来た客から何とかして金を取ろうとするとこうなる。
ぼったくり、である。
こうした悪循環により経営はさらに苦しくなる。
鬼怒川も伝統に胡坐をかいていないで抜本的な対策を練らなくては
気分良く財布の紐を緩めさせることを考えなくてはね。
このまま地盤沈下は続く。結果、沈没である。
栃木県で最近元気のいいのは「おおるり」。
どの温泉地もマイクロバスで送り込まれる客でいっぱい。
閑古鳥が鳴く温泉は、よ〜く考えてみよう。成功の秘訣を。

■2月10日(火曜日)
●湯西川温泉
紅葉もいいけれど、冬はさらにいいという。
以前から一度訪れてみたい温泉地であった。
日光、鬼怒川などと同じく湯西川も東武動物公園駅からは交通至便である。
10:59分の快速に乗れば13:10分に湯西川温泉駅。
そこからバスで約30分。雪の中の温泉に到着である。
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●満艦飾
出揃いました。わが町の議員立候補者。
遠くのほうから宣車の声が聞こえてくるが、
通りから引っ込んだわが家のほうまで入ってくることはない。
不謹慎な選択だが、わが家の前を通った人の中から決めようかな?


■2月9日(月曜日)
●猫の親子
小さな人形である。毛がふさふさして、表情も柔和だ。
平和そうな母猫と好奇心旺盛な子猫。
以前、ミミの届く場所に置いたら、興味をもってしまった。
あるとき、爪をたて噛み付いていた。
で、今は彼女の手の届かない本棚の上のほうに避難させた。


■2月8日(日曜日)
●またまた新選組
ついつい見てしまう。虚構が面白くて。
今回は勇の婚礼。その席上に桂小五郎が出席するなんていい度胸。
勇の故郷の人々が、ほとんど喜劇役者みたい。
馬鹿にしてない農民を?
獅童さんも軽い役をこなしています。
勇の細君「つね」。
沖田惣司の姉「みつ」に「私ほど美人じゃないけど」と言わせている。
実際、勇は何度か見合いをして「美人は対象外」としている。
理由。道場には若い男が大勢来るから、美人の女房では
彼らの気が散ってしょうがない。
多少器量が悪くても家庭内のことをきっちりやってくれる人を望んだ。
その結果、希望通りになった。
「つね」を演じている目の大きいタレントさんは、なんつ〜人?

実際の「つね」さん。晩年の図。
最後のほうに、やがて勇に粛清される「新見錦」が、ちらっと顔を出した。不敵ね
●猫の本
パリ画壇の巨匠「藤田嗣治」の画文集をWebサイトから購入した。

注文した翌日に届くのだから、近くに書店のない人には超便利。
仮にあったとしても、小さな書店だったら注文して1週間はかかるだろう。
新聞で書評を読んでWeb注文というスタイルが今後は定着するだろうね。
さて、この画文集であるが藤田の繊細なタッチで猫の様々な姿態が描かれている。
実際に彼と共に暮らしていた猫だから、実に観察が細かい。
猫との出会いは巴里の街角である。
足にまとわり付いてくるノラちゃんを、不憫と思って飼いはじめた。
1921年の絵には猫が登場するが裸婦の脇に佇んでいる。
1927年頃には猫が主役。1929年頃は「猫十態」で様々な姿を描いている。
その猫は「トラ」で、わが家のミミとそっくりである。
眺めているとつい微笑んでしまう。
「あるある。こんなポーズするよね〜」てな具合である。
この本は昭和初期に一度発売されている。
私の父の書棚にあったのだが、いつの間にか紛失してしまった。
で、今回は豪華装丁になって3000円。消費税150円。配達手数料300円。
合計3450円也。オンライン書店の「bk1」である。
ある書店のWebサイトで注文しようと思ったら3800円位になってしまった。
サイトによって価格がずいぶん違うのね。
●おらが町の最後の選挙

1週間後、町議会議員の選挙がある。
来年は春日部市に組み込まれるわが町である。
議員定数が多いという運動を起こしている人々がいる。
確かに1市3町が合併し、従来通りの人数とはいかんでしょうね。
今回の選挙で選ばれた議員さんの中には短命で終わる方もいるわけね。
割りきれぬまま新市名が決まってしまい合併期待も半減。
そんな気分で行われる選挙だから、投票率も低いんでないの?

■2月7日(土曜日)
●転〜〜進
アップルコンピュータ日本法人社長「原田永幸」氏が
日本マグドナルドの代表取締役になるという。
新聞はじめWebサイトではそんな話でもちきりだ。
アップルコンピュータのパソコンは「Mac(マック)」。
ハンバーガーも「マック」(関西ではマクド)。
パソコンの「マック」からハンバーガーの「マック」へ乗り換えというのが面白い。

かつて、ペプシコ社長のスカリーを当時アップル社長のスティーブ・ジョブズが
「砂糖水を売って一生過ごすのか?」と口説いて、アップルへスカウトした話は有名だ。
(後年、その彼にジョブズがアップルを追われたのは皮肉な話だが)
原田社長は、どんなふうに口説かれたのか。
「同じ名前だから気軽に来てね。そのかわりお手当て弾むからサ」ってか?
2chに面白いのがあった。
「一生を退屈な箱を売って過ごすのか、プリオンで世界を変えてみないか」
※日本じゃBSE騒ぎでひっくりかえっているのに、アメリカではマックバーガーの
 売上は好調らしいね。大雑把なんだよねあちらの方は。

55歳の原田社長は、少し前に結婚話で話題になった。
ぬわんと、年齢差19歳というから、36歳の女性をものにしたのであるよ。にゃろめ!
シンガーソングライターの谷村有美さん。
原田さん55まで独身だったの?
それとも家庭を放り出して若い女と一緒になったのか、それは知らない。
相手が若くて大変だ。(何が?)
歳の差カップル誕生

新聞によると、71年(昭46年)東海大工卒、72年日本NCR入社。
90年にアップルの日本法人に入社。97年社長就任。
98年、カラフルでデザインの優れた「iMac」を発売。
アップルのシェアを拡大させた。
「市場調査や在庫削減を実行する能力が高い」とある。
へ〜〜〜知らなかった。iMacは原田氏が生み出したの!?
アメリカ本社のスティーブ・ジョブズだと思っていたよ。
それと、社長の資質で「市場調査」の実行能力が高いってどういうこと?
なんか不思議な評価のしかただね。

■2月6日(金曜日)今夜は満月だよ〜
●Luna Rossa(赤い月)
明日公開の「赤い月」。なかにし礼原作、降旗康男監督作品で、
TVでは前景気をあおっている。
最近、注目株の常盤貴子が主演というのも期待がもてそう。
ところで、今夜の満月、見ましたか?
夕刻、犬の散歩に出かけた。
このところ、日が伸びて5時を30分も過ぎたというのに薄明るい。
広大な田圃の中を歩いているとき、
まさに、雑木林の間に太陽が沈もうとしていた。
幾日か前、日没の反対側を見たら月が昇るところで蕪村の世界であった。
(菜の花はなかったが)
今夕は月はまだ昇っていなかった。
6時半ころ所用で出かけた。東の空の低いところに満月が昇るところだった。
大きな月で、色は濃いオレンジ。
イタリア語で言うところの「ルナ・ロッサ」である。
大昔、そんな題名のカンツォーネがあったことを思い出した。
23時庭に出て月を見た。頭上にあり、乳白色の寒々とした色に変わっていた。
地球という星からの眺めはまことに結構である。
●どっこい一太郎
最新バージョン一太郎2004が本日発売された。

これまで真っ赤なパッケージで毛筆のロゴだったが、黒と赤のシックなものに変わった。
紐のようなものがにゅるにゅるして気色悪いが。
価格は20000円、Webサイトから購入すれば17000円だ。DOS時代の52000円からすれば、かなり敷居が低くなった。
Windowになるまで、一太郎といえばダントツのワープロソフトだった。
それに並ぶのは管理工学研究所の「松」があった。「松」は「一太郎」より先に発売されていた。価格はなんと10万円。
個人で簡単に購入できる金額ではない。
(Excelの前身Multiplan、Lotus123も、みんな10万円もした。)
そこに価格で殴り込みをかけたのが徳島のJustSystem「一太郎」だった。
ショップのコーナーが「赤」のパッケージで埋め尽くされるほど
派手な登場をしたものだ。
物書きに愛用者が多いというのが「松」の特徴。
しかし、文筆家の声援を受けたのが間違いの始まり。
管理工学は技術によほど自信があったのか価格を下げなかった。
管理工学から「桐」というリレーショナルデータベースソフトも発売された。
これも優秀なソフトだったが、今はどうなっているのか?
Windows環境になって、鋭意開発中という広告を最後に噂は聞かなくなった。
企業自体存在しているのかどうか不明だ。
社名からして技術者集団とわかる。
だからマーケティングが弱かったのかな?
「松」「桐」という花札まがいのネーミングで最後は「坊主」になった。
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●人生相談を傍から眺める
一日遅れになるが。読売の昨日の人生相談も「ひきこもり男」。
今回は母親から。4日前は兄嫁から。
こんな短期間に同じような相談が寄せられるというのは、
「引きこもり」(<閉じこもり>という表現は使わないの最近は?)がいかに多いかの証左。
内容は、
家から独立した30代の息子が、仕事を辞めアパートに引きこもる。
家を出たきっかけは仕事先で出会った女性であるという。
生活費は母親が面倒見ている。
年金暮らしの母親だから、いつまで援助が続くかわからない。
精神科の治療をすすめても聞く耳持たず。
息子が20代の頃、仕事について親が忠告したことを根に持って
働かない理由にしている。
保健所に相談したら「家族で話し合ってくれ」というだけ。
私、これからどうしたらいいの?
精神科医の回答。
息子さんは独立心の強い方で、周囲や家族からいろいろ言われるのが苦手なのだろう。
保健所に相談したり、病院行きを勧めると、いやな気持ちになる可能性がある。
母親であるあなたが、適度な距離を置いて、暖かく見守れば、
自分の力で立ち上がり、自分の道を進んでゆくことができると思う。
道には多くの困難があるとしても、
息子が自分の力で人生を築くように成長することを期待しましょう。

これでは、先日の立松和平氏と似たり寄ったりだ。
結局、適度な距離を置いて見守るほかないのだ。
精神科医の専門的な視点が語られていない。
「独立心」が強いのではない。女といつでも会えるからだろうに。
それと、まわりから意見されるのがうっとうしいだけなのだよ。
そんなことくらい親ならわかる。
回答者のもってまわった言い方に、かえっていらいらさせられるね。
本当にそう思っているなら、ヤブね。
もっと、歯に衣着せない言い方はできないもんかね。
新聞の人生相談の限界なのだろうか。
或いは、紙面のスペース上、詳細に語れないのか。

相談者の文面からは、父親の姿が見えない。
また、家を出るきっかけとなった女性と息子がどうなのか不明だ。
女性と同棲したのか。女性とうまく行かなかったので仕事を辞めたのか
仕事を辞めたから女性とうまくいかなくなったのか?
息子は、若い頃仕事のことで親からあれこれ言われたのを根に持って
引きこもっている、と母親はいうが、これは息子が嘘ついているね。
女性とうまく行っていれば仕事を辞めることはなかったのではないかな。
仮に、女性が彼のことを愛していれば、
人間関係で仕事を辞めても、いろいろ助言してくれるということもある。
あるいは、どうしょうもない風俗嬢に入れあげたのか?
「住み込みで働いていて、知り合った女性」という母親の文面からは
どんな風にその女性と出会ったのか明確にはわからない。
引きこもる男の心の闇は、彼が真実を語らないだけに
周囲は推測するだけである。
なぜ引きこもるのか本人も自己分析できないものなのだろうか?
「病気だから」で済ませていいものか?
挫折、甘え、怠惰、コンプレックス…さまざまな要因が組み合わさったものだと思うが。
「距離をおいて暖かく見守る」だけでは解決できないだろう。
年老いた親にこういうことで心配をかける息子は親不孝の最たるものだ。
引きこもった兄を弟が映像を撮りつづけたドキュメンタリーがあるという。
現在、兄は立ち直り、引きこもる連中の相談にのっているそうだ。
新聞に相談するのではなく、こういう映像を見たほうが
解決の糸口が見つかるような気がする。

■2月5日(木曜日)
●烏
夕方、梅の開花具合を自転車で見に行った。
金原のお寺脇の梅林の蕾はまだ固かった。
立春過ぎたので手袋をしないで出かけたが、凍りついたようになってしまった。
逆井を抜けて帰る途中、畑中の土の盛り上がった所に大量の烏が群れていた。
ヒッチコックの「鳥」を思い浮かべる。
少し近寄っても逃げる気配はない。異様な烏軍団であった。

爪田ケ谷を走っているとき、放し飼いにされている4〜5の犬に吠えられる。
自転車間近に寄ってきて威嚇するのである。
その家はフェンス内に十数頭(もっとかな)の犬を飼っている。
今日はどうしたわけか道に出張っていたのだ。
あの道は犬の散歩に向かない。
一斉に飛び出してきたらどうなるかわからんもんね。
躾の悪い犬は、つないでおいてもらわんとな〜〜。
●最後の柚子
わが家の柚子の木は通りからの目隠しである。
そのため、上に伸ばさず、常に剪定している。
一昨年、豊富に実をつけたので、昨年は木が疲れたのか数は少なかった。
とは言え50個近く、一昨年より大きな実をつけた。
鍋料理、牡蠣、漬物…大活躍であった。
常緑の緑の葉に黄色の実は、鮮やかなコントラストで
冬枯れの庭を少しは華やかにしてくれていた。
最後の2個を収穫した。「今日でお別れ、もう会えない」である。
昨年暮れに「お礼肥」をやったので、今年も期待している。


■2月4日(水曜日)春分の日
●夢をけずる
時期を反映してか予備校・学習塾のチラシが多い。
今朝はnavioが目についた。
navioつ〜〜のは栄光ゼミナール高等部から発展した大学受験予備校らしい。
そのキャッチ「夢をけずるな!現役生」
「大きな夢をけずって先細りにするなよ。浪人しないで志望校に入ろうぜ!」
ということなのだろう。
従来「夢」は「ふくらみ」「しぼむ」ものだった。
通常「けずる」のは鉛筆であったり材木、命である。
だが、当たり前の表現をしては陳腐である。
手垢のついたアプローチである。
これを打破するためにコピーライターは頭を悩ます。
しかし、あまりひねりすぎると意味不明になる。
どこで手を打つかが勘どころ。
こういう案を20〜30。あるいはそれ以上用意することもある。

以前清涼飲料の広告に、
従来はタブーだった機械系の言葉をあてはめたことがあった。
「ビールは性能である」
なんのこっちゃ。
喉越しすっきり爽やかでなくてはいけないビールなのに
油臭い感じがしていいものか。
でも、先にやっちゃったほうが勝ちである。
これでクライアントを説得できた制作者の勝ちである。
今後も、こういう例は出てくるだろう。
他の畑からもってきた言葉は、最初は異形だが、慣れてしまうのだ。
●受験シーズン
受験生をかかえる家庭は本人も周囲もぴりぴり。
いくつになっても当時のことはよく憶えていると言う人は多い。
しかし、何十年も前、都立高校、私立大学を受験してきた私だが
当時のことはあまり記憶にない。
受験勉強は確かにやってきているのだが…
ただ、高校の合格発表のとき、古びた校舎の正門脇に掲出された
模造紙の中に自分の番号を見つけたときの嬉しさは
なんとはなしに憶えている。
大学に至っては、どんな気持で受験したのか
発表はどこで行われたのか????である。
4年間の学生生活は、クラブやゼミ、アルバイトの楽しさ
親友と呼べる男たちとの出会いなどに彩られているが
それより、卒業後、社会に出てからのほうが遥かに面白い。
駆け出しのコピーライターの頃、フリーになってからの変化に富んだ毎日。
パソコンとの出会いと悪戦苦闘。ついこの前のように思い出される。
学校という柵の中で学ぶ期間はわずか16年。
実社会で経験、学習することのほうがず〜〜〜〜〜っと長いのだ。
自由な時間の多い学生時代に、自分の進む道と、
一生付き合える友人が見つかれば、それで十分すぎるくらい。
あ、単位落として卒業出来ないと、
古賀議員みたいに、あとでホゾ噛むこともある。
●赤穂浪士切腹
1703年(元禄16)の今日、それぞれのお預け先で腹を切って果てる。
1702年12月14日深夜(早朝)、本所松坂町の吉良上野介宅を急襲。
上野介の鳩首を挙げ主君浅野内匠頭の仇を打つ。
自首した彼らは各大名屋敷に預けられること2ヶ月。
「ことによったら助かるかも…」という甘い観測も生まれた。
その間、幕府は四十七士の処分に関し学者を招いて喧々諤々。
林鳳岡(はやしほうこう)の同情論、荻生徂徠(おぎゅうそらい)の断罪論が対立する。
時の将軍・徳川綱吉は荻生案を採用。
荻生は綱吉の側用人で権勢を誇った柳沢吉保の御用学者。
柳沢は自分の今後のこともあるから万全の理論武装で臨んだ。
林は感情論だったために荻生を論破できず。
結局、打ち首ではなく浅野家の武士の体面を重んじた切腹を申し付ける。
討ち入りの原因は吉良側にあったが、仇討ちの被害者吉良家の面目も立てた。
為政者の苦労の跡がうかがえる結論であった。
その後現在に至るまで、浅野家側の人気はうなぎ登り。
片や吉良家は悪人役。地元では名君だというのにね。

■2月3日(火曜日)節分
●隣の新市名事情
久喜、幸手、鷲宮2市1町合併における新市名募集要項。
1.現市、町名と異なること
2.算用数字を使わないこと
3.現在の名称と読みが同じで表記が違うものはだめ
「新市が地理的にイメージでき、歴史や文化にちなんだ名前が望ましい」
こういう条件がつけば、どこかの新市みたいに、安易に昔の名前がつくこともない。
●最新ウイルス情報(にわとり、豚のじゃないよ。コンピュータのね)
Mydoom (マイドゥーム) と呼ばれるウイルスやその亜種が発生中。
メールを受け取ったり、開いたりするだけで自動的に感染することはない。
添付されているファイルを開封することにより感染。
誤って添付のファイルを開くと、自分自身をディスク上にコピーし、
コンピューター内の様々なファイルからメールアドレスを取得し、
大量のメールを送信する。
私にも最近、SPAMメールが日に90通以上送りつけられるが
その8割は、あやしい添付ファイル付き。
そのまま削除しましょう。
●恵方巻き
太巻きを、「恵方(えほう」に向いて食べると吉という。
昔は節分にこんな習慣はなかった。
と思ったら、今日は「のり巻きの日」でもあった。
なぜ今日が「のり巻きの日」なのか、理由はあるのだろうが、
業界の販売促進ですな。
バレンタインデーのチョコのように普及するか未知数だが
テレビが物珍しさで報道するもんだから
コンビニではそこそこ売れているような。
「恵方」とは陰陽道でその年の干支に基づいて定められた
めでたい方角で、今年は「東北東」であるという。
17〜8cm位の太巻きをほおばるのであるが、その間、
お喋りはNGであるという。
若い娘が集団でそんなことをしている図は異様だね。
太巻きのサイズが微妙だよ。
フロイト先生が見たらびっくりするだろうな。
「舌を巻く」をキスと思っている連中だから、違和感ないか。
●福は内
今夜は節分ですね。
最近「豆播き」する家ってあるんですかね?
子供の頃は下町に住んでいた。
夕飯が済み一息ついた頃、どこからともなく「福わ〜〜〜うち」という声がする。
すると、父も炒った大豆の入った升を持って、
数少ない部屋を大声を出しながら豆をまいて歩いた。
少し恥ずかしい思いをしながら後に従った。
それから、升に残った大豆を一掴みする。
自分の歳の数だけ掴むのだが、子供の頃は7〜8粒程度でよかったんだよね。。
それを食べたあと、大豆を入れたお茶を飲む。
「福茶」と言ったかな?湯が熱くても、福が逃げてしまうので吹いてはいけない。
私が家庭を持った横浜でも、小さなアパートで「福は内」を行った。
こちらに越してきても、周囲に家がないのでことさら大声を出している。
掴む豆の数が格段に増えてしまった。
明日は「立春」。
まだまだ寒い日は続くが、新しい季節へのスタンプが押されたようで気分はほかほか。
でもね、これから「どか雪」が降るんだよね。
私が小学校を卒業した年の4月1日に大雪が降ったような記憶がある。

■2月2日(月曜日)
●絶滅の恐れあり
消えてゆこうとするのは何も動植物ばかりではない。
時代の波に洗われ消滅しかかっている日本語もある。
「懐かしい日本の言葉」という本が発売された。その広告から。
「敷居が高い」を高級レストランのことだと思っていたOL
「舌を巻く」をキスだと言った女子高校生(ディープばっかやってんだ)
「船を漕ぐ」が何の形容かわからなかったお笑いタレント
「夜もすがら」を「よるもすがら」と読んでしまったパーソナリティ。
では、
「○をかける」女性を口説くときの言葉
「○の字」男女関係に関する言葉
この○にどんな語が入るかおわかりですか?
若い女性はほとんどわからなかったそうです。
●人生相談
昨日の読売朝刊に「33才男性の引きこもり」について
その兄嫁から相談が寄せられていた。
大学卒の義弟は身体をこわし会社を辞め、以来自室に閉じこもる。
食事の世話は母親がし、父親とは顔を合わせない。
母親はカウンセリングを受けたりしている。
両親亡き後、その義弟を引き取るのはまっぴら。
で、災難がふりかからないうちに離婚を考えている。
父親は、その引きこもり義弟とは「縁を切れ」というが、あまりにも無責任。
私、どうしたらいいの?…というものだった。
回答者は宇都宮出身の作家「立松和平」氏。
引きこもりは「怠けている」のではなく「病気」である。
当の本人が一番苦しんでいる。父母も苦しんでいる。
そういう状況を客観的に見て、思いやる心をもちましょう。
離婚を考えるのは短絡的過ぎます。
親が死んだら、息子は閉じこもってはいられないと思いますよ、というもの。
う〜〜ん。こういう回答なら誰にでも言えるよな。
もっと具体的でなきゃ、相談者はオブラートに包まれたよう。
「両親が死んだら…」といっても、何年後かわからんし、
長寿の家系だったらどうするんだろうね〜。
隔靴掻痒のきらいがある。

昔はこういう病に悩む人ってあまりいなかったような気がするな。
ストレスに誘引されるのか、もともと本人がもっていた因子なのか?
病気と自覚していない引きこもり本人に対し、
カウンセリングを勧めるのは両親の役割なのかな?
特に、日常のコミュニケーションがとれていない父親は言いにくいだろうね。
母親が言って暴力振るわれたらどうするんだろう?
「家庭内暴力」で思い余った末に、父親が子供を殺害するという
痛ましい事件が時折発生するが、「引きこもり」家庭もこういう危険を内包しているね。
●ナチス敗退
1943年(昭和18)の今日、スターリングラードでナチスドイツ軍降伏。
「スターリン・グラード」という映画がありましたね。
ジュード・ロウ演じる赤軍の狙撃手と、エド・ハリス演じる独軍将校スナイパーの
息づまる攻防戦は圧巻だった。
ナチ軍服が似合う最近の映画スターの一人に、「バルジ大作戦」のロバート・ショーがいる。
エド・ハリスはロバートと風貌が似ているので、当然はまり役である。
任務遂行のためには子供までロープに吊るすという非情な役に徹していた。
同じ国防軍将校でも、「戦場のピアニスト」に出てくる彼は、シュピルマンを救う。
片や敗戦色濃いスターリングラード、片やナチス上り調子のワルシャワ・ゲットー。
戦局は異なるが、同じドイツ人でも暖かい血が流れていた人もいるのだ。

2月2日から3夜連続。BS1プライムタイムで「スターリングラード攻防戦」を放映。
赤軍ジューコフ元帥麾下の機甲師団に包囲された独軍将兵30万。
独軍の救出作戦も失敗し、捕虜になり母国に帰還できたのは6000名という。
食料は尽き軍馬はもちろん、人肉まで口にした兵隊もいるという。
生き残った将兵も、今は80歳以上。貴重な証言が得られた。
初めて見る記録フィルム。
赤軍・独軍とも、激戦下でよくもまあ撮影したものだと、カメラマン魂にただ脱帽。
NHKはナチス物がよく放映される。
好きなプロデューサーがいるのかな?

■2月1日(日曜日)
●またまたまた、見てしまった新選組
今夜は「桜田門外の変」。芹沢鴨、山南敬助、斉藤一が登場した。
芹沢と斉藤は近藤勇と居酒屋で不思議な出会い。
しかも、芹沢に鯉の洗いを振舞われる。
山南は北辰一刀流千葉道場で同門の坂本竜馬から
「近藤という面白い男がいるから会ってみたら」と言われ試衛館道場へ尋ねてくる。
人と人の出会いという小さな流れがやがて、京都で本流になる。
現在は、小さな流れのエピソードが繰り広げられているが、
これまでの小説や解説書にはない、唐突であるが面白い出会いにびっくり。
演出家の空想力の逞しさに、これから見続けるようになるだろうな。
オダギリ・ジョー演じる斉藤一は、
1915(大正4)年、72歳で畳の上で没した数少ない新選組生き残りの一人。
土方歳三がかなり屈折した人間として描かれていますね。

思い出すのは
1977年(昭和52)に放映された「新選組始末記」
近藤が平幹二郎
土方に古谷一行
沖田が草刈正雄
俳優もよくシリアスでした。
当時はビデオデッキなどなかったから音声を録音しましたねぇ〜
家のどこかに保存してあるはず。
こういうものが多いので、結局他人から見ればガラクタ。
家人からすれば、廃棄物の対象になってしまう。
●杉戸の「フラカッソ」撤退?
国道4号線・杉戸高校前、イタリア家庭料理の店「フラカッソ」に出向く。
あらら、看板ない。店内、真っ暗。
ここのスパゲッチと薄いピッザが好きだったんですよ。
いつ行っても、そこそこ客が入っていたように思えたが…
仕方なく並びの「スカイラーク」に。
長いこと住んでおりますが、ここに入るの初めて。
スパゲッチ、ピッザの種類も少なく、お値段expensive。
良心的なお店が、だんだん少なくなります。
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