田舎三昧の生活と意見

掲示板にもどうぞ (~ ~)/

2005年3月
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■Contents■

01 人間性
  ITファッション
  珍作戦
  民意
  誤解
  移籍
  千葉県知事選
  宮代樹海
02 食文化
  継続
  親の因果
  一歩引いたジャストシステム
03 大雪警戒
  ごっこ
  文化の違い
  恒例・文春/新潮2番勝負

  堤義明氏逮捕
  錯誤
  堅調
04 大雪警報
  アンバランス
  べた猫ちゃん
05 新手口
06 人生訓
  手巻き煙草
07 渡良瀬遊水地
  日立のデジカメ
  ラウリー英会話教室
  ポストvs現代
  応援合戦
08 締切
  県民所得
  1色刷り
09 ミミ帰る
  事件の陰に
  安太郎苦戦
  テレビジャック
10 合同・個人演説会
  痴漢電車
  SONY新製品
  ホリエモン調書
11 京セラ撤退
  阿保
  独り寝
  ハイビスカス
  沈丁花
12 アメリカ事情
  手口
  情緒的
13 最後のお願い
  歩み寄り
14 北の零年
  政策
  終了
15 無惨
  戦犯
  オリンパスの小型デジカメ
  攻防戦
16 竹島問題
  コダック新製品
  首都圏連合
17 冷めたお茶
  根拠
  ライブドア快進撃
  変貌
18 中年・埼玉
  強風
  外出
  日韓併合
19 禁煙
  懐古
   韓流まつり
  ヒステリック
20 亀は亀
  翻弄
  名前
  深夜便
  復刻版
21 80周年
  幼稚
22 発言ペ
  好意or下心or両方
  慰労会
23 類似
  努力
24 恒例・文春/新潮2番勝負
  浪花節
  順当
  混沌
  流れ
  自覚
  過敏症
  鼻の穴
25 イラン戦
  マネーゲーム
  軍人将棋
26 NHKスペシャル
  総統
  庭の春
27 かきいれどき
28 漢字の国
  無惨
  番組改編
  出稼ぎ
  芝生広場
29 悪乗り、純ちゃん
  リチャード・ギア
  レトリックとロジック
30樋口一葉
  シルヴィー・バルタン
  にごりえ
31 元気
  小さな血縁


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ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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3月31日(木曜日)
●元気
企業の決算も、市町村合併の申し出も今日でとりあえずのカタがつく。
この時期、新聞に全面広告を出すのは社会から指弾を浴びていない健康な会社だ。

もっとも、つい2〜3日前、三菱自動車が復活を思わせる15段カラー広告を掲載したが
社会面では、またまた欠陥車問題で外人社長以下経営陣が
記者団の前で深々とこうべを垂れるという「おなじみ」の光景が報道されていた。
もっとも、乗用車とトラックは別会社なのだが、同じ三菱系列だから同一視される。
「復活」と「不祥事」が同じ日の新聞に載ってしまう、という
「大ポカ」をやってしまったのは、これが初めてではない。
三菱グループは大阪の不動産でも、公害物質の危険がある土地の上に
マンションをつくり、それを隠蔽したまま販売したので告発された。
三菱グループ全体に「臭いものにふた」「見つからなければいい」という
企業にあるまじき法律無視という体質があるらしい。
このグループの中には国防製品、つまり艦艇、戦車、銃などを作っている企業がある。
有事の際に、暴発、転輪破損、スクリュー停止…なんてことになったら
それこそ国を滅ぼしかねない。
こういうところに発注している政府は「癒着」と思われても仕方がない。
「李下に冠を正さず」。

「東京メトロ」が「東京スピード」のキャッチで広告を打っていた。
最近売り出し中のCanCanだったかのモデル出身の彼女が中途半端な姿勢で微笑んでいる。
スピード感を表現したつもりなのだろうが、ちょっち、違うよな。

「スローな暮らしもいいけれど」と
近頃流行の「スローライフ」を否定しながら、
東京の地下を「蟻の巣」のように結ぶ電車に乗って、
「スピード」であっちこっちのイベントを楽しもう、という消費をあおる提案をしている。
余談だが、スローの反対はファーストだったよね。スピードではなく。

コピーは続く。
「せっかく東京という街に暮らしているのだから
東京のスピードを楽しむのも、いいと思う」

ああ、そうかい。
あたしゃ東京という街には暮らしていませんよ!
わっちは埼玉つ〜田舎だよ!
ときたま慣れ親しんだ銀座の雑踏に出ることがあるが、
汚れた空気、さつまいもね〜、じゃがいもあに〜ばかりで
昔の「おつにすました」大人の街ではなくなった。
2時間もいれば頭が痛くなってくる。
夕方なら馴染みの飲み屋に飛び込むこともできるが
昼下がりではいかんともしがたい。
雑木林に囲まれたわが家に帰るとほっとしますよ。

コピーはさらに続く
「東京の楽しみを加速する、東京メトロ
東京のスピードで楽しもう」

広告では「東京スピード」を「東京メトロ」と同格に使っている。
「東京でスピードを楽しもう」ではなく
「東京のスピードを楽しもう」なのだ。

ということは、東京でメトロのスピード感を楽しむのではなく
目まぐるしく変わる東京をメトロで楽しもう、と言いたいわけね。
同日、チラシが入っていた。
中面には、都内のイベント、地下鉄構内の様変わりしたショップが紹介されている。

「ふんとに、と〜きょ〜つ〜ところは、うるさくて、めまぐるしいだけだべさ。」
「おらいやだ、こんなまちはいやだ。はやく、たんぼでけろけろ鳴くかえるにあいて〜」
「はやく、けろ」

●小さな血縁
私には小さな血縁がいる。
息子の子供である。
世間では「孫」と言っているらしい。
かつて、東北の演歌好きが「〜孫と言う名の贈り物…」などと歌ってプロデビュー。
結構、売り上げたようだ。
「孫」をダシに金儲けしたわけだ。
往々にして、歳がいくと「孫」の存在が生甲斐になるようである。
これが、私にはわからない。
わが家の界隈でもそういう「おじいちゃん」をよく見かける。
傍目からすると、有り余る時間をつぶしているように映る。
他にやることがないのかね、と。

昨日、その若い血縁と2人で東武動物公園に出かけた。
いつもはジョンの散歩でフェンスの外を歩いているのだが、今回はフェンスの内側だ。
時は春休み。友達同士で来ている小学校高学年、中学生。
乳飲み子と4〜5歳の子供を連れた若い夫婦。
じいちゃん、ばあちゃん+子連れ夫婦。カップル。
という組み合わせが多かったが、中には30近い男の2人連れという気持の悪いのもあった。

「一度来れば結構。二度行くところではない」というのが東武動物公園への評価。
当地に越してきて10年。
動物公園内に入るのは2度目だった。
1度目は連れ合いと、タダ券で行ったことがあったがクソ面白くもなかった。
やはり、遊園地は若い連中と行くのがいいのだろう。

今回同行した若い彼は4才11ヶ月。
赤ん坊に毛が生えたようなもんだ。
だけど、おしゃべりはいっちょまえ。
つい先日、父親と行ったばかりなのだが、前の晩から興奮していた。
私としては、レジーナに乗りたいのだが彼はその年齢に達していないので断念。
チケットは1000円券で11枚。
乗物はだいたい3枚。
小さいので1人で乗れるものは限られる。
2人で乗ると6枚だから、次に乗るには1枚100円で追加購入する必要がある。
子供用ジェットコースターや上下に揺れる飛行機、くるくる回るティーカップなど
大人の私も結構楽しめた。
園内は結構広く、動物ゾーンへはかなり歩かなくてはならない。
しかし、若い彼は「疲れを知らない子供のように」元気いっぱい。
動物には興味がなかったようだが、強制的にアニマルゾーンへ行く。
「ホワイトタイガー」なる珍獣を、この歳にして私も初めて対面。
(冥途への土産話になるかな)
キリン、象、サイなどを間近に見るなんて何十年ぶりだろう。
なんだか、私のほうが楽しんでしまったようだ。
午後1時に入園。出たのが5時ですよ。
家まで自転車で4分。
今度は、フライングカーペット、クレージーマウス、レジーナに乗ろっと!

夜になると、3歳になったミミが膝に乗ろうと待ち構えている。
13歳のジョンは外なので一番割り食っている。

3月30日(水曜日)
●樋口一葉
バーレーン戦を見ていてチャンネルを変えるのが遅くなってしまった。
今夜の「そのとき歴史が動いた」は「恋・人生・そして小説」。
樋口一葉の物語だった。
半井桃半と別れ、下谷竜泉寺町で小間物屋を開いたあたりまで話は進んでいた。
小説で身を立てようとした一葉が、生活に困窮し
家賃の安い吉原に近い場所に越してきたわけだが、どこから来たのかな?
小説は思うように書けず、細々とした商いで食いつないでいたが
やがて、近所に同じような店ができ、一葉の所はさらに不振に陥る。

新聞で見ただけで面識のない相場師に会いに行き借金を申し込むが断られる。
かなり、常軌を逸した行動に出たもんだ。
懲りずに2度目の借金を申し込みに行くが、「体と引き換え」と文面で言われ憤慨する。
そうだろう、縁もゆかりもない女に無担保で金を貸す奴は現代にもおりません。
一葉は小説家にしては常識がないのか、世間知らずなのか。

竜泉寺での生活に見切りをつけ、さらに家賃の安い本郷丸山町に引っ越す。
和歌の私塾の助手をしながら小説を書こうとするが方向が定まらない。
当時、本郷丸山という場所は銘酒屋が並ぶ「胡散臭い町」だった。
飲み屋の2階は私娼窟。酌婦が売春を行っていた。
筆が立ち字も上手いところから、春を鬻ぐ女性たちが一葉のもとへ
手紙の代筆を頼みにくるようになった。

こういう経緯があったので、20歳そこそこでああいう世界の事情に通じていたのだ。
一葉自身は貧困という社会の底辺であえいでいた。
仕事は異なるが同じような境遇の女性に暖かな目を向け、社会に一石を投じた。
「にごりえ」は、この経験を。
「たけくらべ」はその後、竜泉寺時代の経験を元に書かれた。
そして24歳の若さで肺結核によりこの世を去る。

●シルヴィー・バルタン
今の子供なら「バルタン星人」なのだろうが。

(20歳の頃)
60年代のフレンチポップスは元気があった。
フランスといえばシャンソンというのが相場だったが
シルビー・バルタン、ダニエル・ビダル、ジョニー・アリディ
突如として男女ともに人気シンガーが続出。
いま、ホリエモンに飲み込まれようとしている
ニッポン放送も連日電波に乗せ普及の一翼を担っていた。

なかでも、シルビーは金髪、みめ麗しい風貌に似合わないつっぱり風で人気があった。
その後自動車事故で顔もやられ、整形後は険しい顔つきで生まれ変わった。
彼女は生粋のフランス人かと思っていたが、
フランス人の父に、ハンガリア人を母に持つ混血児。
1944年8月15日、ブルガリア生まれ。
10才の時に一家4人でパリに移住ということだった。
昭和41年に来日したときに 、レナウン のコマーシャルに出演。
曲の詩から、「イエイエ」という言葉が流行、イエイエ娘というニックネームもついた。
映画挿入歌「アイドルを探せ」が日本で大ヒット。
来日回数も多く、カタコトの日本語を話せる。
40年後
還暦のシルビーが来日していた。
当然、「つっぱり風」もすっかり姿をひそめ
いい雰囲気の年配になっていた。

●にごりえ
NHKラジオ深夜便。
樋口一葉の名作「にごりえ」をラジオドラマをやっていた。
今宵は後編。出演は中村メイ子、滝田裕介。
明治の吉原を描いている。
この小説は読んだことはない。
20歳そこそこの一葉が、郭に通う男とそれを迎える女の人情の機微を
よこくもまあ、ここまで濃密に書くことができたもんだと…
相変わらず、中村メイ子は「うまい」。
本人は70歳に近いと思うのだが、声に艶があり歯切れもよく、
酸いも甘いもわかりきった中・年増を生々しく演じている。

かつて「郭」は男の修練所だった。
所詮男と女の世の中だ。
粋も野暮も相手あってのこと。
商いに失敗した男が昔の馴染に会いに来る。
女には既に心を動かされそうな新しい客がいる。
同じ時刻にその2人の男が登楼した。
メイ子演じる女郎の「さばき」の妙味。
人間、落ち目になりたくない、と思わせるに十分な名演技。

これが空想の産物から生まれたとしたら、一葉は早熟の天才。
半井桃半との不幸な恋愛。
生活のために吉原近くで開いた小商い。
失敗して本郷へ引っ越す。
わずかな期間の経験で書いた幾つかの小説が平成に甦る。

5000円の肖像の一葉だが
妙にこじんまりとした彼女がいる。
なんとなく二十日鼠に似ている。
残された肖像画からは、も少し聡明な雰囲気が伝わってくるのだが。

3月29日(火曜日)
●悪乗り、純ちゃん

あらら、本当にやっちゃったよ!
危惧していたことが現実になりました。
純ちゃんがギア氏の表敬訪問を受け、
ギア氏から「Shall we dance?」と誘われたら本当にポーズをとりました。
タレント好きな軽い首相の本領発揮。
米国映画プロモーションの片棒をかつがされていることを知らんのかね。

●リチャード・ギア

彼が2年ぶりの来日という。
ヒットした周防監督「シャルウィーダンス」の米国版のプロモーションだそうだ。
役所浩二が扮した役をギアが演じるらしい。
日本の広告の露出が多い。出稼ぎか?と昨日、言った。
確かにそれもあるだろうが、
いろんなシーンで顔を出していれば、映画も、広告スポンサーも喜ぶもんね。
一石二鳥の来日ということだ。
これで、「少し似ている」ということで小泉純ちゃんが会ってくれれば
ますます、効果は上がるということだね。

●レトリックとロジック
私が駆け出しのコピーライターだった頃。
「広告コピーのレトリック」という本があった。
今も段ボール箱に入っているのだが、どこにあるかわからない。
「修辞学」である。
同じ言い回しでも、より効果的に相手に伝えるためのテクニック本だ。
当時は、「赤線」を引いてよく読んだものだった。
しかし、今思うに、レトリックよりロジックのほうが数段重要だと思う。
「論理学」
あるアイデアを理詰めで結論に落とし込む方法だ。
このロジックがしっかりしていないと、
レトリックは単なる「薄っぺら」な表現で終わらざるを得ない。

アイデアは往々にして形の無いゲル状のような状態で「思いつく」。
それを「理論武装」して、かつ「やさしく」「面白く」仕上げるのが広告制作の日常業務なのだ。
例えば「TBSの変」のキャッチによる広告だが、
ロジックによる落とし込みが甘かった。
「世の中を変える」ということにのみ思いがいってしまい、
「…変」を起こした人がどうなったか、まで思いが及ばなかった。


最近は「近親感」を表わすためか、やたらシンボルマークに「変なもの」を使う風潮がある。
テレビキー局では、フジテレビの「目玉」のようなもの、
日テレが「ぶた」だったんじゃないの?
TBSは、「人」の字をデザイン化したおかしなマーク。
とことが、今春のTBSは「豚」のオンパレね。
まるで「白痴」集団だ。
もちょっとマシなシンボルマークができないものか、と思う。

そういう感性の企業だから、TBSの「変」のような、
表面的な「変」な広告がまかり通ることになる。

3月28日(月曜日)
●漢字の国
世界最大の人口を抱える中国では長い間「一人っ子政策」を進めていた。
が、上海では2030年には、2人に1人が65歳以上となると試算。
このため、第2子出産を奨励する動きが加速しているという。
少子高齢化した町を「白髪都市」と新聞が名づけた。
さすが漢字の国である。
「少子高齢化社会」というより「白髪社会」といったほうが実感がこもっているし
町中を白髪の老人が右往左往する姿が容易にイメージできるでないの。

わが宮代町も人口構成では確実に「白髪町」である。

●無惨

初陣は勝利したが、第2戦は歴史的大敗を喫した。
26対0とは、かえってすっきりするかもしれない。
先はまだ長いんだからね。
見出し「楽天・落胆」。
新聞社もコピーライター真っ青なものを作る。
作る部署は「整理部」
広告業界とは異なり地味な名称の部署だが、経験豊富なベテランが
原稿を整理して紙面に割付、タイトルをつける。
広告と違って短時間でこの作業を行うわけだから大変と言えば大変。

●番組改編
 
春先は民放各局の番組が衣替えの季節。
企業広告を兼ねて凝った広告を掲載する。
TBSの「ぶた」が語りかけている。
1582年本能寺の変
1860年桜田門外の変
2005年TBSの変
いまこそ時代を変えるんだブーーー!
3.28日、新しいTBSへ。新しい世の中へ。

だけど、「変」を起こした当事者はみんな悲惨な最後だぜ。
ということは、TBSが犠牲になって社会を変えるつ〜ことか。
ホリエモンが狙いを定めるのはTBSでありフジではなかったのかもしれんな。
だから、そんな広告を作る「TBSは変」

●出稼ぎ

よく似ているな、と思った。
男性エステの広告にリチャード・ギア風の男性が掲載されていた。
先日はマンションの広告に顔を出した。
不動産広告にハリウッドスターが顔を出すなんて前代未聞のこと。
あちらで落ち目になり、まだネームバリューのある日本に出稼ぎに来たんだ。
1週間も経ないうちに「エステ」である。
映画人にとっては両企業とも「きわもの」だ。
資生堂男性化粧品、ホンダ2輪車、スポーツタイプなどであれば
イメージダウンしないだろうが、マンションとエステサロンだからね。
やっぱり、なりふりかまわない出稼ぎだ。
かつて、チャールスブロンソン、アランドロンが日本企業の広告に登場したことがあった。
自分のイメージを崩さないよう配慮していたもんね。

●芝生広場
新しい村の東側の工事が急ピッチで進んでいる。
 
 
「ほっつけ」と呼ばれる江戸時代からの田圃を生かし
その先に生まれる「芝生広場」。

図書館から抜けて村に入る屋根付き橋。
杉の皮で葺いた屋根など、なかなか凝った造り。
「マジソン郡の橋」ならぬ「南埼玉郡の橋」。
白木のままではなく、防腐剤など塗布したほうが味が出ると思うのだが。
この村の展望台など構造物は全て白木のまま。
最初はいいのだが、2〜3年雨ざらしされると、くたびれた代物になるからね。

さらに金子合成の山積になったプラスチックのサイクル製品を目隠しするための植栽。
若干背が低いので、完全に見えなくなるには年月がかかりそう。
町の開発計画より先にこの場所で操業している金子合成さんには申し訳ないが、「新しい村」とは相容れない。
町が移転先を提供できなかったことが原因だけどね。
植栽の前は芝が植えられ養生中。
そして、掘割りのようなものも生まれた。

動物公園の釣堀との境界となっていた小川の脇も工事中。
これが終われば、レジーナ脇までの遊歩道が出来上がる。
桜の時期には間に合わないかも知れないが。

マスタープランとはだいぶ違ったが、「新しい村」も間もなく完成する。
年月を経て造成工事もその痕跡が薄れれば、町民の格好の憩いの場になるはず。
だが、駅周辺が再開発され、より都会らしくなりその後背地が「新しい村」であれば
メリハリがあるのだが、現状では西口側がまだローカルムードにあふれている。
問題はこれですね。

3月27日(日曜日)

●かきいれどき
時は春。久々のぽかぽか陽気。給料日後の日曜日。
というわけで、東武動物公園と周囲の駐車場は大忙し。
駅から続く道は家族連れ、カップルがぞろぞろ。
いつもは静かな町も今日はお祭り気分。
とうに店をたたんだ魚屋さんも
前に弁当を並べて客を呼ぶが、長年商売から離れていたのでカンが狂ったか。
青い入れ物を地べたに置いているもんだから
人はちらりと横目で見て通り過ぎるばかり。
夜店の弁当屋ではないのだから、
会議用テーブルを用意してその上に並べて脇にPOPでも添えれば
もう少しはマシになったろうにね。
駐車場の呼び込みおばさんも、旗振りに力が入る。
でも、そろそろ駐車場は満杯。
群馬ナンバーもあった。
本当ならディズニーランドまで足を延ばしたいのだろうが
浦安はあまりにも遠い。で、ここに。

わが家からもレジーナの音がよく聞こえる。
莫大な建設費をかけて作った木製ジェットコースターだが
デビュー当時から比べると人気は下降気味。
周囲の住民としては採算ベースで稼動してもらわないとね。
あそこが住宅地にでもなったら、この町はまたまた静かになってしまうもんね。

3月26日(土曜日)
●NHKスペシャル

制作費横領でなにかと問題の多いNHKだが、
NHKでなくてはできないという番組は多い。
NHKスペシャルもそのひとつ。
今夜は「明治に学ぶ変革の知恵」。
今後、4回に渡り放映されるというから楽しみだ。
今夜は概論ともいうべき、明治政府がいかに近代国家に脱皮できたかを概観した。
中でも「渋沢栄一」の働きは、現代日本のほとんどの基礎を作ったということだ。
経済学者ピーター・ドラッガーも彼の働きを絶賛している。
昨年の大河ドラマ「新選組!」にもちょい役で渋沢栄一は出てきたが
それは、彼の若き日の仮の姿でしかない。
維新後、短期間、新政府の役人になった後、経済界に転身する。
それからの彼の働きが目ざましい。
埼玉出身の偉人ではあるが、
彼の功績・偉業は日本国民がもっと知ってしかるべき。
栄一は、志をもって国家のためにさまざまなことにチャレンジしたが
大正時代には、経済活動が私利私欲に堕落したことを憂いている。
「誠」と「志」。
なんだか新選組精神ののようだが、
人間が生きていく上での指針として今にも通じる「語」であるね。

ホリエモンの果敢な挑戦魂は賞賛されるべきかもしれないが、
いやがる女を強姦まがいにものにする、という「手口」に「へきえき」というムードが漂ってきた。
あいつは、女を口説くにも札びらで顔をたたいているのかな。
それでもなびく女がいるのだからね。
「敵対的買収」を私はやったことがない、とソフトバンクの孫さんは言っております。

●総統

全体を統治すること、(人)。
歴史上はヒトラーが名高い。
彼は、1934年ヒンデンブルク大統領死後、大統領・首相・党首の
全権を掌握しこの称号を用いた。
台湾は1947年憲法で設置された国家元首の名称。初代は蒋介石。
スペインもフランコが第二次世界大戦当時、総統を名乗っていた。
先頃、マドリード(だったか)にあった最後の銅像が撤去されたと報じられた。
現在、この称号を台湾のみが使っている。陳水扁総統。
常にヒトラーを思い出させ独裁者のイメージがつきまとう肩書きをなぜあえて使うのかね。
昨日、中国の台湾独立を阻止しようとする法律制定に対し
総統を含め100万人規模のデモを行った。
第二次世界大戦の落とし子は、半世紀過ぎても両国に暗い影を落としている。

●庭の春
ときたま風が冷たい日もあるが、おおむね春。
庭の花々がそれを告げている。

沈丁花は満開。濃厚な香りをふりまいているし、
その下のヒヤシンスもいつの間にか花をつけた。
ヒヤシンスもかなり香りが強いのだが地植にすると沈丁花には負けるようだ。
昔、狭い部屋の窓辺で水栽培をしたことがあったが、
そのときは、むせかえるようだったのに。

日本水仙も黄色い花をつけ始めた。
昨年、増えすぎたので裏に移植したものも、
背は低いがそこそこ元気に育っている。
隣では鈴蘭に似たスノーフォールまで小さな花をつけていた。
白梅、紅梅、桃などがないわが家は、
早春の訪れを感じないまま一気に春になる。

3月25日(金曜日)
●イラン戦
1:0で後半戦を迎えていた。
が、21時からの「ギャングス オブ ニューヨーク」の魅力には勝てず日テレを見ていた。
南北戦争当時のアメリカ。
発展途上のニューヨークでは、
移民同士が覇権争いで血なまぐさい争いが親子2代にわたり繰り広げられていた。
まるで「町内戦争」のような。
治安は形骸化しナイフ、こん棒による殺人が日常茶飯事だった。
民主主義の国アメリカの「民主主義」の産みの苦しさを味わっている頃だ。
これが、史実だとしたら、明治維新の日本のような状況ね。

ディカプリオはあまり好きな俳優ではなかったし
題名から1920年代のギャング物かと思っていた。
ところが1840年代。
日本では天保年間。
徳川幕府もそろそろガタがきはじめていた頃だ。

24:00 日本がゴール。1:1になった。
アウェーで善戦健闘。

当時のニューヨークの風俗、都市構造などがわかり
なかなか面白い映画ではありました。

ディカプリオとの愛に目覚めるアバズレがキヤメロン・ディアス。
不幸な少女時代。生きるために身を売り、スリもする。
美人ではないが、勝気でいい味。

この映画、しっかりビデオに残しました。

きゃ〜〜24:10。イランがまたゴール。2:1になってしまった。

●マネーゲーム
企業規模の小さなライブドアが巨大企業に立ち向かう姿は
無謀にも思えるが、大いなるチャレンジだね。
もし負ければ大火傷では済まないほどダメージが大きい。
だから、彼とそのブレーンは必死に知恵を絞っている。
「マネーゲーム」だと批判される。
「放送に対するビジョンがない」とも言われる。

プロダクション並みの小さな会社からスタートし
買収を繰り返し今の企業に育て上げた。
今回、ソフトバンクグループ企業がフジ側についたが
この企業だって買収につぐ買収でのしあがってきた。

ホリエモンは小さな会社をスタートさせたとき
ヒマラヤのように大きなソフトバンクを目標にしていたかもしれない。
何しろ郷土の先輩であり、孫さんの弟とは昵懇だもんね。

小さな企業を手っ取り早く大きくするには
同じ仕事で営々とやるより、買収でグループ企業を増やすことが先決…
これは「孫氏の経営法」から学んだかもしれないよ。
そして狙った先が、ニッポン放送だった。
株主構成を見ると、常識では考えられないことになっていた。
小さな放送局が大きなテレビ局の大株主だった。
これは「宝の山」だと思ったんだろうね。
ホリエモンに買付資金を提供した外資も、勝算ありと踏んだか。
負け戦とわかっていて大金を渡すわけがない。

米国での話。
以前、ポータルサイトの雄AOLがタイム・ワーナーを買収した。
「蟻が象を呑む」と話題になったが、この買収は未曾有の赤字を出して失敗に終わる。
新興IT企業が保守的な老舗とは社員同士がうまくゆかず
まるで歯車のかみ合わない合併だったかた、という。
さらにAOLが「狙った豊富なコンテンツも著作権がらみで思うようにいかなかった。
今、ニッポン放送社員はライブドアと一緒に仕事するのはやだよ〜〜と言っている。
ビジネスはそんなメンタルなもんではないぜ、と思ったが
ドライなアメリカでもこの始末。
ライブドアも同じ轍を踏むことになるのかな〜。

で、マネーゲームだが。
以前、アンケートで人生において大切なものが「命」の次に「金」なんですね。
世の中「金が万能」「万事、金」という風潮になっております。
こういう時代だから「マネーゲーム」に走っても意外でも不思議でもない。
「他人は信用するな」「世の中、金次第」という「せちがらい空気」が横溢している。

例えば、「認知症」(痴呆症)の老人を抱えた家族は、施設に入れる。
グループホームでは、入れても経済的負担に耐えられず、自宅に戻す人が3割という。
で、どのくらいかかるかといえば、
介護保険の1割負担に家賃・食費を合わせた利用者負担の月額は、
10〜15万円台がグループホーム全体の6割を占めるという。
大家族ならともかく核家族ではこの金額はきつい。

金の無い奴は、ボケることもできないし病気にもなれない。
健康でいつづけなくてはならないのだから、結構なのかも知れんが。
老後は必ず「金」なんだね。

●軍人将棋
子供の頃やった覚えがある。
駒の配置は将棋に似ているが、突破口は2カ所。
駒に書かれているのは桂、飛車、角、王将ではない
大将、飛行機、戦車のような戦争の道具。
審判員がいてぶつかった駒の強さを判定する、というようなものだった。

今回のライブドア対フジの戦いをみていて、
ふと、軍人将棋のことを思い出した。

ここへきて逆転を狙うニッポン放送が、所有するフジの株を
ソフトバンク系の企業に貸し出した。
こういうこともできるのね。
敵対とか友好とかいう言葉。
ホワイト・ナイト。「白い夜」かと思ったら「白馬の騎士」だと。
友好的な援軍なんだろね。
米国ではこういう言葉を使って「マネーゲーム」を「軍人将棋」みたいに楽しんでいるんだ。
「ポイゾン・ピル」(毒薬)つ〜のもあったが、
軍人将棋には「ヒ素入りカレー」みたいな「卑怯」なテはない。
白兵戦か航空戦、海上戦だ。

3月24日(木曜日)
●恒例・文春/新潮2番勝負



<特集>
文春:進駐軍ホリエモンが企むフジ「地獄のリストラ」
新潮:「竹島」WARS
※2誌とも今、ホットな話題で一致したが、文春は国内経済、新潮は国際政治。
<第二特集>
文春:安藤美姫本当のカレシは3歳年上の超イケメン
新潮:「ホリエモン退治!」に乗り出すソフトバンク「孫正義」
※さすが新潮。ソフトバンクグループがフジの筆頭株主に躍り出たという24日
 夕刻のトップニュース。これが「想定範囲」だったのか?
 文春は相変わらずスポーツ・芸能ね。
「竹島」問題は一部の自民党議員が「国際司法裁判所」に持ち込むべき、と息巻く。
国家間で調整がつかなければ、こういう手段にでなくてはいかんでしょうね。
この際、対馬、魚釣島など韓国、中国が自国だと言い張っている問題についても
「恐れながら」と訴えを起こしたらどうでっか。
なにしろ日本は国内にあっては企業防衛意識が低く、国際的には自国領に対する意識が低い。
両方とも足元をすくわれたらすぐこける。
これで経済大国というのだから国際的な笑いものになりまっせ。

●浪花節
ニッポン放送がライブドア傘下になったら番組を降りると
いきまいている芸人、脚本家が結構いるようだ。
野球解説の元議員・江本は選手をやめたとき拾ってくれたのがニッポン放送。
その恩義を考えれば心情的に降板するしかない、という。
中島みゆき、たもり。
脚本家では倉本聰、市川森一。加藤諦三などが番組降板を申し入れてきているそうだ。

倉本さんは「今は亀渕社長の『ずるい』という一言が胸にずしんと響いている」と語った、とか。
ホリエモンはひどく嫌われたもんだ。
ニッポン放送は孤軍奮闘中に強力な援軍登場で少しは力が出たかな?

しかし、こういう人種がニッポン放送の旧経営陣と心中するとは意外だね。
彼等は与えられた場で黙々と仕事をするのが務めでしょ。
浪花節がマスコミでは通用するんだ。
プロ意識の欠如。

胸にずしんと響かせたのが、亀の「ずるい」という言葉だったとは、
倉本聰もやわな心臓の持ち主だね。
亀だって「新株発行」というテで防戦しようとしたんでしょ。
どっちもどっちだぜ。
「ずるい」なんて表現は、「おやつ」を横取りされた幼稚園児のせりふだぜ。

ホリエモンの時間外取引はあの時点では合法だったんだからね。
こういうことは、江川の巨人入団みないなもんで
グレーだけど「黒」ではないのだよ。

ニッポン放送は「人気パーソナリティーが降板することは、即『聴取率の低下』を意味し、
広告媒体としての価値が落ちる」と主張していた。
あらら、「公共性」など偉そうなこと言っていた舌の根の乾かないうちに
利益追求企業という本音が出てきたよ。

ポニキャニ株売却、人気パーソナリティ流失という
企業価値を落とす「焼土作戦」(ジュエリー・クラウン)は、
ライブドアに効果があっても、他の株主、放送の公共性を完全に無視したものでしょ。

都合が悪くなると「放送の公共性」を持ち出すんだよね、亀将軍は。

●順当
IT先進国・米国では新聞社がインターネット企業を買収。
新聞3社が、ニュース専門サイトを手中にしたそうだ。
既存メディアが新興メディアを飲み込む。
資本規模の大きいほうが小さい企業を飲み込む。
ま、これが順当な構図であろう。
だが、日本では若者率いる新興企業が老舗大メディアを飲み込もうとしている。

今回の事件に危機感を抱いた日本の地方新聞が
何社か連合でIT企業に先制攻撃をかける、という現象が日本でも起こるかも。

●混沌
ライブドアのニッポン放送買収濃厚という展開を受けて、
夕刊1面で
「ライブドア、フジと資本提携提案」の文字が踊っていた。
それによると、ライブドアがこれまで買い占めたニッポン放送「株」を
フジテレビに譲渡するかわりに、フジテレビ「株」を一定割合取得し
ライブドアがフジテレビの大株主になる、というもの。
ところが、夕方のTVニュースで、とんでもない情報が入ってきた。
「ソフトバンクがフジテレビの事実上の筆頭株主に」というもの。
【Web新聞情報】
ソフトバンク系の投資会社ソフトバンク・インベストメント(SBI)、
フジテレビジョン、ニッポン放送の3社は24日、
ニッポン放送が保有するフジテレビ株約35万株(発行済み株式の13・88%)について、
株券消費貸借によりSBIに貸し出すことで合意したと発表した。

2010年4月1日までの消費貸借期間中は、フジテレビ株の議決権はSBIに移転し、
SBIがフジテレビの筆頭株主となる。

フジ側もも秘術を繰り出しているわけだ。
今週の週刊新潮では「ソフトバンクがライブドアをこらしめる」という見出しがあったが
これが事実となってしまった。

選んだ相手がソフトバンクとは。
ライブドアにとってこれは強敵である。
どさくさに紛れてソフトバンクがフジテレビを買収してしまう、ということがあるのか?
そうなると、ライブドアは球団に続き最終場面でまた他社に「油揚げ」をさらわれてしまうことに。
どこまでもついていない会社ということになる。

●流れ
最近、テレビ機能を内蔵したパソコンがトレンドだ。

少し古いタイプでも拡張ボードを差し込むか、外付けでテレビ化できる。
時代の流れを感じますね。
22〜3年前。パソコンがやっと個人所有できる時代になった。
13インチディスプレイもあったが、
テレビに接続できるパソコンも多かった。
アスキーが提唱したMSX規格はホームパソコンの性格で
各社から販売されていたが、ほとんどはテレビにつないでいた。

それが、今、パソコンの中にテレビがある。
大容量ハードディスクに録画もできる。
パソコンが家庭の情報ステーション化する端的な事例だが
このままでは終わらない。
インターネットを用いて外出先から携帯電話でPCに命令し
時間がきたら明かりをともし、風呂を沸かし、料理を作る。
家事ロボットが配膳を行う。
収入を打ち込んでおくと収支を計算。
使いすぎを注意してくれたり、確定申告の書類も作る。
家事ロボットはホームマネジメントもまかされる、
といったSFの世界もあながち夢ではなくなる。
ユビキタス社会では
結婚して家庭を築くという形態も変わるだろうね。

●自覚
ライブドアのニッポン放送買収劇で、他の民放ラジオが一斉にニッポン放送の肩をもちはじめた。
「メディアの社会性」を盾にしている。
高裁の新株発行権差し止め判決を受けて、ニッポン放送社員は
「メディアは利潤追求するものではない」
「マネーゲームの対象にはならない」
「世論形成に寄与するものである」
などと、急にメディア本質論を振りかざしている。
笑止千万。
これまで、ラジオはなにをやってきたか。
公器といえども民放はスポンサーからのCM料が経営の基盤となっていた。
最近はそれだけではきついので各種事業で経営の安定を図ろうとしている。
ニッポン放送も子会社ポニーキャニオンの売上のほうがはるかにすごい。

都合が悪くなると「公共放送」を前面に打ち出すが、
通常は利益を追求する企業となんら変わらない。
ラジオの番組編成も聴取率に左右される。
だから、くだらない娯楽番組がほとんどだ。
地震があったときなど、民放を聴いていても即NHKに変えてしまう。
災害報道はNHK。このイメージが定着しているからだ。
民放は、「日本の伝統芸」などを定期的にオンエアしているだろうか?
福祉関係はどうか?
聴取率がかせげない番組は見向きもされない。
こういう企業が、買収されそうになると、とち狂ったことを言い出す。
これを機にラジオも本来の使命を自覚してくれればいいのだが。

ホリエモンも「ぬるま湯」体質のラジオに一石を投じたという点では評価できる。

●過敏症
韓国の盧武鉉大統領は23日、青瓦台のホームページに
対日政策について国民向けの談話を寄せ、
島根県議会の「竹島の日」条例制定と歴史教科書検定問題を
「侵略の歴史を正当化する行為」と批判。
【以上新聞報道】

今、日本は「花粉症」の季節である。
韓国にはこういうアレルギーはないのかね。
猿にも花粉症があるというのにね。
だが、日本の韓国に関することについては花粉症以上に敏感に反応する。
もし、日本を「悪の権化」みたいに解説している韓国の教科書に日本政府が口をはさんだら
あちらはなんと言うか。
「余計なお世話だ。内政干渉をするな。非常識な国だ」など罵詈雑言が返ってくるだろう。
日本は、格下の国と争ってもしょうがない、と静観しているのをご存じないだろうな。
朝青龍の横綱相撲みたいが、彼はモンゴルからの出稼ぎ組だな。
韓国もK1じゃなく、大相撲で日本力士を投げ飛ばす人材を養成すれば…

韓国がぴりぴりするのは、彼等に自信がない証拠だね。
もし、国力、民力、経済力、貨幣価値、文化レベルなどなど日本を上回っていれば
日本の政策にあれほど過敏になるわけがない。
企業では日本を凌ぐものもある。
LG、サムスンなどだが。
先日、売上1兆円を突破したヤマダ電機岩槻店でビデオデッキを見たが
SONY、Victorなどに混じってLGのスマイルマークがついた製品があった。
Videoテープ録再、DVD再生機で日本製は2万に近い値付けだが、
LGは2ランク下の1万ちょいだった。
まだまだブランド力がないんだね。
欧米市場でも似たりよったりではないの?

戦後60年。
昭和20年の敗戦直後、日本は朝鮮動乱のおかげで「朝鮮特需」でうるおった。
もっと時間がかかると思われた戦後復興も加速度がついた。
池田内閣のとき「もはや戦後ではない」と、経済復興を果たした。
ところが戦場となった韓国は南北分断。
経済復興どころではない、南北で同胞がいがみあった。
それと、過去の歴史から見るに中国、日本からの侵略で国民は「宦官状態」。
骨抜きにされた悲哀を感じるね。
暗い過去を背負った青年・韓国は「怨」によって自己の存在を確立しなくてはならなかった。
「今ある心身ともに貧しい自分は、周囲のせいだ」

犯罪にもあるでしょ。
自分のことを棚に上げて他人のせいにするパープリンが。

まだまだ、日本に及ばないわけだ。
せいぜい、サッカーで勝って溜飲をさげておくれでないかい。

日本もやがて国が衰退する時期がくるだろう。
そのとき、韓国が国自体が若さを維持していれば
老人をいじめることの空しさを感じるかもしれない。
なんせ儒教が暮らしに定着している国なのだから。

●鼻の穴
高裁でまたまたホリエモンに有利な判決。
読売新聞は号外まで出したそうで。
同じ穴のマスコミということで大いに気になる事件なのだろう。
今回、IT企業の既存メディアへの触手伸ばしが成功すると
模倣する企業が現れないとも限らないが、
二番手はホリエモンほどのインパクトはないし、
狙うのがもし地方新聞社などだったら物笑いのタネだもんな。

ニッポン放送の亀将軍が記者会見に臨んだが
沈鬱そうな表情ではなかった。
「いやいや」とはいいつつも「これも運命」と諦めたか?
一方、ライブドアの記者会見では、
取材のライトを浴びてホリエモンはますますあぶらぎった感じ。
しかも、鼻の穴がいつもより広がって
余裕の笑顔を押し殺すように臨んでおりました。
「ニッポン放送を子会社化したら何をやりたいか」という質問に
幾つか具体例を挙げていたが、新鮮味はなかった。
「ニッポン放送の聴取者をライブドアに呼び込んで、ネット通販を…」などと言っても
実際、ライブドアが開店した「オンライン百貨店」に思惑通りの人が訪れるかは未知数。

一方、球団買収に成功した楽天のフランチャイズ仙台は、地域経済が活況を呈しているという。
駅前のメインストリートも「楽天イーグルス」歓迎ムード一色。
ビジネスビルの空き室は埋まるし、裏通りに出店を検討する飲食店も多いとか。
間もなく長いペナントレースが始まるが、仙台を訪れる人をあてこんだ
ビジネスが動き始め、町全体がいきいきし始めた。
楽天はライブドアに遅れて手を挙げ、当初は冷たい視線を浴びたが
今や仙台の救世主となり企業イメージは向上。
経済界のおじいさんたちも、楽天の手腕に目を細める。
「老人キラー」といわれる三木谷氏の面目躍如というところだろう。

一方、ホリエモンは球界、放送界の旧弊に風穴をあける大胆なことをやって
世間の注目を浴びているが、必ずしも評判がいいとはいえない。
「風雲児」の苦悩を一身で感じているだろう。
そういう彼を「織田信長」に例えた人もいるが、
ちょい持ち上げすぎじゃないのかな。
まだ買収は成功したわけでもないし、これからも攻防戦は続くだろう。
子会社化しても、ニッポン放送には進駐軍を快く思わない人間は多い。
彼等の気持をひとつにし、ホリエモンが描くITと放送の融合が
円滑に回り始めて、彼の評価が決まるだろう。
あるいは「信長」のように志半ばで憤死するのか。

3月23日(水曜日)
●類似

やってはいけないこと。模倣。
広告では一番避けなくてはいけないのに、やってしまった自治体がある。
「福島県」。
かつて「うつくしま ふくしま」で
「でっかいどう ほっかいどう」「This伊豆」などとともに「名作」の部類に入ったキャッチだが、
こうみると語呂合わせばっかで「迷作」と言われてもしょんない。
とにかく、広告界は仲間内で誉めあう体質じゃけん。
最近は「あの島より、福島」に変わったが、「あの島」とはどこを指すのか。
宮城県「松島」か、新潟県「佐渡島」か、島根県「竹島」か、福岡県「対馬」か
東京都「大島」「八丈島」「式根島」「神津島」か、静岡県「堂ヶ島」か
千葉県「伊右衛門島」か…あ〜〜疲れた。
挑戦的なキャッチは反発をくらうことがある。昔のほうがよかったのにね。
問題なのは、キャッチではない。ビジュアルである。
写真の上に線画のイラストをのせてある。
ちょっと見は、郷愁を誘う絵柄なのだが、この手法は
このところマイクロソフトのコマーシャルで流し続けている。

何年か前に使ったテをおずおずと「やらせて」いただくのならともかく
こうも大胆に「パクリ」をやるとは、いい度胸をしている。
というか、無神経極まりない。
制作者たちのオリジナリティへのチャレンジマインドはどこへ行ってしまったの?
これを採用したCD(コンパクトディスクじゃないよ、クリエィティブ・ディレクターね)や
福島県広報課の連中はマイクロソフトの広告を知らなかったのかね。
かなりの露出量だから「知りませんでした」では済まされない。
そのイージーな仕事ぶりが批判されるべきである。

広告のキャッチは「東京にないもの見つけにきませんか」
子供2人と夫婦。
亭主はソフトをかぶり、サスペンダーをしてカメラを手にしている。
妻のヘアスタイルはレトロ。
湖ではしゃぐ子供たちの服装も古い。
昭和初期のセピア色の写真を見るような世界である。

この郷愁を誘う広告で「じゃ、行ってみるか」というシズルを感じさせるかね。
観光広告なのだが、まるで楽しさが伝わってこないのだよ。
「ぱくり」図柄とインパクトに欠けるアプローチ。
こりゃ、だめだ。

と、思ってよく見たら企業誘致の広告だった。
企業には税で優遇する、というのはあったかな?
移住者には職の確保とか、東京通勤圏とか書いてあったかな?
人や企業の関心をひくような記述はなく、
水がきれい、子育ての環境がいいとか情緒的なことが書いてあった。

レトロ親父の持っているカメラはデジタルだった。
目的が即、伝わらない広告だ。

●努力
合併破談になった市町村は緊縮財政を受けて議員定数の削減を図っている。
お隣、杉戸町では町議会が23から18に削減することを決定した。
当然でしょうね。
ところが、幸手市で面白い現象が発生。
定数削減を提案した議員を市議会が「懲罰特別委員会」を設置して
削減の是非を討議するのではなく、動議をした市議を槍玉にあげることになった。
意にそぐわない提案をしたら即「懲罰」つ〜のも
前近代的な「村」の精神構造を感じますね。
削減されれば、何人かの市議が職を失い、収入も減るが
それが市の財源に還元される。いいことじゃない。
日頃、活動を熱心に行い市民の支持を受けている議員なら
定数削減されても恐くないでしょ。
名前だけの名誉職的な人が、落選を恐れて反発するのだろうね。

わが宮代町は今後、どうなるのでせうか?

3月22日(火曜日)
●発言ペ
「竹島問題」で彼が意見を述べた。
韓国青年らしく「竹島(独島)はわが国固有の領土」と。
ペ、よお前もか。

●好意or下心or両方
昨日行った新松戸で、
59歳の独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」調査役という
硬そうな仕事に従事する男が、19歳のタイ人女性を
自分のマンションに約10ヶ月住まわせていたとして
出入国管理法違反(不法残留)の幇助(ほうじょ)容疑で逮捕された。

出会いが派遣型売春クラブで知り合ったというから
この男、妻子と別居中で疑似独身をいいことに若い女を連れ込んだ。
相手の弱い立場につけこみ、
毎月5万円を渡し、「外出を控え、つかまらないように気を付けなさい」などと
指示していたというから悪質だ。

駅周辺には何棟もの高層マンションが建っている。
新松戸3丁目といわれてもどのあたりだがわからないが
その一室で59歳の狒々親父が、東南アジアの女性を夜な夜な弄んでいたと思われても仕方がない。

●慰労会
新松戸は初めて降りる町。

昨日ここで、先日千葉知事選で敗れた山田安太郎氏の慰労会が開催された。
定刻より早めに到着して見て歩く。
駅の片側だけが開けた町だが、広い道路が縦横に走っている。
ビルが並び、活気にあふれた賑わいをみせていた。
少し歩くとダイエー、流通経済大学がありその先は欅並木となっている。
マツモトキヨシ発祥の地ということで、あちこちに大小のマツキヨがあった。
スケール感のある駅周辺だがダイエー界隈は低地を開発したらしく冠水するという。

慰労会には安太郎を含め10名の仲間が集まった。
推薦や運動中の話を聞いたが、ひどいもんだ。
集まった仲間からは厳しい意見も出た。これも彼を思うゆえね。
準備期間が非常に短く、運動方法にも問題があった。
今度、何かあったら早めに知らせていただき
「勝手連」支援活動をすることでしゃんしゃんしゃん。


3月21日(月曜日)

●80周年
NHK開局80周年ということで、ラジオは盛んに特番を組んでいる。
深夜便はTVと同時放送を行った。
民放の往年の深夜放送のディスクジョッキー「きんきん」「レモンちゃん」などが登場。
相変わらず「きんきん」はよく喋る。

司会の女性アナ・宇田川清江さんに初めておめもじ。
声の調子から「津島恵子」のような方を想像していたがまるで違った。

朝7時。突然激しい風が吹き始めた。
日除けのテントががたがた揺れる音で目が覚め、そのまま起床。
こんなに早く起きるのは今年初めて。
ラジオのスイッチを入れる。
(きょうもお世話になりますNHKさん)
NHK放送研究所の所長が話していた。
「山本耕作作曲のJOAK行進曲」というのがありまして…云々」
もうひとつ忘れていませんか?所長。
「NHKの歌」つ〜〜のがあるでしょ。
正確には、NHKのコールサインJOAKを読み込んだ「JOAK」という歌。
4番からなるエスプリのきいた楽しい童謡だ。

私は、NHKに「記録」として残っていることは確認している。
が、音、譜面が散逸しているらしいのだ。
今年が80周年ということを、もっと早く思い出し
わが家にある「NHKの歌」のSP盤を寄贈すればよかった。
天袋に入れたまま死蔵していてはもったいないもんね。

この「NHKの歌」は私の父が10代の最後に作詞したものだ。
北原白秋選の「赤い鳥」に投稿しながら童謡界デビューを夢見ていた父が
公募に応募して特選に選ばれレコード化されたものだ。

私の母は群馬県邑楽郡永楽村(今の千代田町)というところに住んでいて
昭和10年頃、ラジオから流れていたこの曲をよく聞いたらしい。
昭和16年縁あって父親と見合いをした。
話はとんとん拍子に進み結婚。翌年私が生まれることになる。
父親を選んだ理由のひとつに「NHKの歌」の作詞をした人ということがある。
田舎娘だった母親は都会に強い憧れをもっていた。
当時、父親は日本橋馬喰町に住み、酒屋の長男だった。
母は後年、看護婦となって都会暮らしを始めるのだが、
都会と文化の香りのする父親に「いちころ」だったらしい。

私には厳しい母親だったが、父親には歳をとってもかしずくように仕えていた。
しかし、脳血栓で倒れたあと、リハビリに失敗した。
四肢が不自由な父が外で歩行訓練する姿を他人に見られるのを嫌ったらしい。
彼女の中では「パーフェクト」な昔の姿のままでいてほしかったのだろう。
病の床に臥せった父親の下着やおむつのかえも頻繁に行わなかったふしがある。
ただ、傍らに付き添っていただけだ。
気が利かない。
元看護婦ならその技術を生かすこともできたと思うのだがね。

田舎娘の心を激しくゆすぶった都会の若き童謡作家。
彼女の中では夫の姿が、そこで凝固したままだったのかも知れんね。
連れ合いが病んだとき、どうすればいいのか。
それが抜けていたのだよ。

●幼稚
訪韓中のライス国務長官に盧武鉉統領は
日本の教科書問題、竹島問題を説明し賛同を求めようとした。
が、彼女は無反応。
大統領の目論見は外れた。
一体彼は、国務長官に何を求めたのかね。
彼女の口から日本政府に韓国に有利な発言をして欲しいとでも思ったのか。
賢明な彼女がそのテに乗るとでも。
彼女は韓国が不当な行いをやっているということはお見通し。
その上で、自分たちで解決できない、リーダーシップに欠ける人物と看破したかも。

だいたい、歴史教科書にしても韓国が日本の教科書に口を挟むなど
ルール無視もはなはだしい。これは内政干渉だぜ。
もし、日本が韓国の歴史教科書の日本の記述に横槍を入れたら彼等は何と言うだろう。

3月20日(日曜日)
●亀は亀
ニッポン放送・亀渕昭信社長が音楽・ソフト販売子会社の
ポニーキャニオン株売却を表明したことについて
「ニッポン放送は損をする。フジテレビジョンも(所有する)
ニッポン放送株の価値が下がる。だれも得をしないことはやらずに、
なかよくやっていった方がいい」と述べた。
以上は新聞情報だが、この人のコメントはいつも子供のような表現だね。
これが企業の本音なんだろうな。
確かに、彼のいうとおりなのだろうが、組織のトップとして
もっとましな言い方はできないのかね。
あの「公共放送」のスタンスが完全に抜けておりまする。

●翻弄
ファイブドアのニッポン放送買収劇。
さらにはホリエモンのフジテレビへの野心。
小さな企業が大企業相手に仕掛けるM&A劇は、
蛇が野鼠を飲み込もうとする姿にも似ている。
前に、だったらフジ側が株価の安いライブドアの株を大量に買ってしまえばいいじゃない…
と書いたことがあったが、これが現実味を帯びてきた。

ライブドアの株価の変動に、
ライブドアのニッポン放送経営権取得が確実とされる中、
フジ側「究極の逆襲法」とされるのが、
ライブドアを逆買収する「パックマンディフェンス」。
「ホワイトナイト(白馬の騎士)」と呼ばれるフジの援軍企業が登場した可能性もある、と
マスコミは伝える。

今回の騒動で、ジュエリークラウン、パックマンディフェンス、ホワイトナイトなど
いろいろな言葉が出てきたね。
M&Aの本場米国では、こんな言葉を使ってマネーゲームをしているんだ。

フジ買収を狙っているとされる堀江社長は19日午前、
日本テレビ「ウェークアップ!」に録画出演。
ヤフーなどに勝てなかった場合「さっさと会社(ライブドア)を売ってやめた方がいい。
1位にならないと意味がない」「1位にならなければもちろん(ライブドアを)売っちゃいますよ。
(会社への)情緒感なんて持つ意味がない」とあっさり。
フジからの逆買収についても、互いの株主にとっていいので、と受け入れる姿勢を表明した。

こういうドライな姿勢は、今のところ日本企業の風土に合わないし、
今後、彼に対する風当たりが強くなるなるだろう。

●名前
日本の10代・スノーボーダーがスウェーデンで開催されたW杯ハーフパイプで総合優勝した。
卓球のあいちゃん、フィギアスケートの美姫ちゃんなど若手が世間の耳目を集めている。
スノーボード界のスターは「チーム・夢クラブ」の兄妹弟。
長男19歳「童夢」(どうむ)
長女17歳「夢露」(めろ)
次男11歳「緑夢」(ぐりむ)
長男の名前は(同じような車のチームがあったような気がする)読めても
あとの2人はかなり無理がある。
「ゆめ」を「め」と読ませ、「みどり」の英語読み「グリーン」の「ぐり」という
ことなのだろうね。
こういう無理な読みでも、最近の役所は受理するのだね。
一方、人名漢字を外れた命名をすると、受け付けてくれない。

今回、総合優勝したのは「めろ」ちゃんだ。
おと〜さんは「めろ・めろ」なんだろうね。
名付けの由来は
「露のようなはかない青春で夢を輝かせてほしい」
ロマンチストの御両親だ。
今回の優勝で親の期待の1つは乗り越えた。
「めろ」ちゃんの青春は今後もはてしなく継続するのでせうか。
「夢露」ちゃんが日記をつけると「夢露日記」(ゆめつゆにっき)ね。
昔、吉永小百合が主演した「夢千代日記」というのがありましたっけ。

●深夜便
久々のNHK老男女の愛聴番組「深夜便」。
放送開始80周年記念の特番。
「チェリッシュ」がゲストで歌った。
「天道虫のサンバ」「なのにあなたは京都へ行くの」など往年のHit曲を歌ったのはいいが、
「えっちゃん」の声がまるきり出なくなっていた。
そのうえ、微妙に音程が狂う。
可哀相だが、もう商品価値がないんではないの?
60〜70年代の歌手が懐メロに出演するが
「聞かなきゃよかった」という場合が多い。
唯一「由紀さおり」とねえさんは、相変わらずうまいでんな。

●復刻版
昨夜、NHKラジオで昭和27年5月24日、第一回放送の「君の名は」復刻版を放送した。
復刻版とは、当時の放送を流すのではなく当時使った台本を使って現代の声優で再現する。
なんと、後宮春樹が萩原聖人、氏家真知子が田中美里。
つまり「冬のソナタ」のヨン様、ジウ嬢の吹き替えと同じ。
NHKもイージーなことをやるもんだ。
ナレーションを映画で真知子を演じた岸恵子が行っていた。
舞台は昭和20年5月。敗戦を3か月後に控えた、東京数寄屋橋。
空襲の最中、爆撃で右往左往する真知子が春樹に助けられるシーンから始まる。
そして数寄屋橋での再会を誓い、名前を聞くこともなく別れる。
春樹の声のイメージが軽くて違和感があった。

途中で席を立ったりして熱心に聞き入ったわけではない。
戦後、真知子が佐渡島へ渡り、春樹が出身地の関西に帰る。

春樹は姉と話している。
そこへ裏木戸から男の声。
姉の夫は戦死している。
訪ねてきた男は姉が結婚する前に付き合っていた男であった。
姉は誤解されまいといろいろ口実めいたことを弟に話す。
とはいえ、不倫を想像させるような「きな臭さ」を感じさせる。
こういう人間関係が横糸になっていたんだ。

当時、この放送が始まると女湯から人の姿が消える、という伝説を生んだ化け物番組だ。
小学校低学年の私は、こういう男と女のどろどろした番組に当然興味がなかったのね。
当時は子供向けの「新諸国物語」「三太物語」「鐘の鳴る丘」といった
人気番組があり、それを聴いていたものだ。

復刻版は3夜連続で放送されるらしい。
時間があったら聞いてみましょ。

3月19日(土曜日)
●禁煙
たばこ愛好家はだんだん肩身が狭くなってくる。
喫煙できる場所がどんどん減っているからね。
お茶の水は歩行禁煙地区ということを知らずにくわえ煙草で歩いていた。
さて、棄てようと思ったらどこにもBOXがない。
ベンチの下の見えない場所に置いてきた。
今後は携帯灰皿を持ち歩かなくては。
三省堂の裏手に喫煙ゾーンを発見。オアシスだね。

禁煙運動をすすめる医者たちがとんでもないことを言い出した。
喫煙は「ニコチン依存症」という病気とみなすというのだ。

重度にのめりこむと最近は何にでも「依存症」という言葉をつけたがる。
「携帯メール依存症」がその典型だが、
メールを打たないと不安で仕方がない、精神不安定になるというのだ。
いい年こいて「まんが雑誌」を読みふける30代は「まんが依存症」。
飲ん兵衛は「アルコール依存症」子供たちは「テレビゲーム依存症」。
「インターネット依存症」「パソコン依存症」「乱雑依存症」
「虐待依存症」「DV依存症」「パチンコ依存症」
「依存症」はまるで接頭語のように何にでもつけることができる。
ストーカーは「特定異性依存症」だな。

害になるものなら売らなければいいのに、煙草税は国家にとり重要な財源。
1920年代の米国の禁酒法のように嗜好品を禁止すれば「ヤミ」が出回る。
犯罪の温床になる。
喫煙、飲酒など大人が「自己責任」で行うものなのだから
好きにやらせておけばいいのにね。

●懐古

実業之日本社から「昭和30年代・東京懐かしの散歩地図」という本が発売された。
立ち読みしたら懐かしい写真に出会ったので即購入。
30年代といえばどこかゆったりした東京の町並みである。
東京オリンピックが近付くにつれ、都電は廃止、川は埋められ、
高速道路が建設されるという具合に町は今の原型となる。

東京を紹介する本は、だいたい銀座から始まる。
そこに昭和40年頃の銀座1丁目から京橋を望んだ写真が掲載されていた。
都電の車内から撮影されている。
なんと、私が社会人第一歩を踏み出した年の会社が写っていた。

撮影ポイントは都電が停止している場所、つまり「乗り場」からカメラを向けている。
交通量の激しい道路の真ん中に「停車場」があり、石積みの「「孤島」みたいな所で
電車を待つのだから、今から考えれば危険な光景だ。
確か、「停車場」は「安全地帯」と呼ばれたと思うが、
あの危険な場所を「安全」とはよく言った。

銀座1丁目の角にこげ茶色の窓のないビルがあり、
そこに「Y」のマークと「読売広告社」の細長いアクリ看板がせりだしている。
確か39年に落成した建物で表通りに面した壁面に窓がないというのは
銀座1〜8丁目で松屋と読広ビルだけではなかったか。

隣の天麩羅屋には入ることなく読広を辞めてしまったが。
読広本社の右隣はメルサができる前で、キャバレー「クインビー」があった。
半村良の時代SF小説「お米平吉ときあなの道行き」で
過去・未来に通じるタイムマシンは、このクインビーの地下にあった。

今、読広本社は総ガラス張りの社屋に変わり、銀座通りに面した部分は
なんとかいうアメリカの宝石屋に賃貸していて、社員は脇から出入りしている。
看板は「読売広告社」だが、博報堂・大広・読広3社で「博報堂DK」という
持ち株会社を設立し、電通の対抗勢力を目論んでいる。
同期の連中は監査役で残る1人以外はすべて定年退職。
顔見知りは社長のK氏と同じ飲み屋に通っていた5〜6年後輩の何人かだが
彼等も役員にならなかったら間もなく定年だろう。
…そして知人は誰もいなくなった。
そんなもんだよ。
あとは年1回、秋に開催される読広OB会で
髪はなくなり、皺がふえ、縮んでしまった先輩たちと旧交を温めるだけ。
「今の社員は可哀相だよ。われわれの時代はよかった」という話に落ち着く。

●韓流まつり
東京ドームシティで「第一回韓流まつり」が開催された。
もし、これが韓国で「日流祭」が開催されることになっていたら即刻中止だろうね。
事実、東北の高校生による伝統芸を韓国で披露するイベントが中止されている。
日本人は、感度が鈍いのか、無関心なのか、お人よしなのか、誇りがないのか、
度量が広いのか、あほなのか…
隣国の日本に対する見苦しいまでの動きに抗議の意思表示をしようとしない。
国も「遺憾の意」を外相が表明するのみ。
憂国の右翼団体も表立って行動しない。
この、「韓流まつり」にどれだけ人が集まったがわからんが、
「会場に足を運ばない」というのも意思表示である。
しかし、熱烈支持層が「おばはん」だから、国際問題は無関心か。

●ヒステリック
「竹島問題」に端を発した日本への強硬な風当たりが思わぬ方向へ飛び火した。
奴等は、あてつけがましく日本人が住む島を自国とみなし「対馬の日」を短期間のうちに制定。
これに呼応するかのように、日本と友好都市縁組をしている各市が「縁切り」を通達。
「冬のソナタ」の舞台となり日本からの観光客で潤った市も同調したという。
また、あるゴルフ場では「日本人立入禁止」の表示をしたとも。

韓国政府が日本に対し強硬策を打ち出したが、国民は冷静に対応するようにと
通達を出してもなんら効き目がない。
燎原の火のように、嫌日ムードは全国規模で広がりを見せている。

狂犬に手足を咬まれたようなもんですね。
これだけ「コケ」にされて、小泉政権はまだ「対話」ですか。
もっとも、相手の挑発とも思える行動に、うかうか乗るとそれこそ喧嘩になるかも知れない。
日本は大人の対応をしているつもりなのだろうが、
こういう紳士的な動きは、良識ある国家に対して通用するのであって、
育ちが悪く、ききわけのない駄々っ子みたいな国には、強硬策が必要なのかも知れないね。

人間関係にもあるでしょ。
摩擦を起こしたくないから下出に出ていると、頭に乗って尊大になってくる。
業を煮やし、あるとき強硬な態度に出たら
手のひらを返したように卑屈になる。
今までのあれは何だったの、という奴がいるんだよね。

スポーツ、芸能レベルでせっかくいいムードになってきたというのに、残念。

3月18日(金曜日)
●中年・埼玉
今年1月現在の県人口調査の結果を県が公表した。
それによると、県民平均年齢は41・2歳。
前年に比べ0・4歳アップしている。
調査を開始した1979年の30・1歳より11・1歳上昇した。
26年でこの加速ぶり。
全国的な少子高齢化は今後の国家運営に大きな支障をきたすことになる。

これまでの世界的な人口のメカニズムは
増えすぎると、戦争が起こって多数の死者を出しバランスを保っていたのだが、
現代社会では「核戦争」となり人類滅亡の恐れがあるので抑止力が働いている。
減り続ける人口を増やすには、夫婦にがんばってもらう以外はないのだが、
肝心のカップルが晩婚、子供は作りたがらない。
今朝の新聞に「人はなぜするのか」という本の広告があったが、
生殖のために「する」のではなく、快楽のために「する」ようになったのかな?

話がそれた。
男女別平均年齢は、男性は40・3歳と初めて40歳を超え、女性は42・1歳となった。
若い町は、戸田市の37・7歳、和光市の38歳、朝霞市の38・9歳。
老いた村は、大滝村の55・9歳、次いで神泉村の48・7歳、東秩父村の47歳。
東京に近いベッドタウンで、おしゃれな雰囲気の町に若い連中が移り住んでいる。

宮代町の年代別人口分布は55歳〜59歳が一番多く、3175名。
次いで60〜64歳の3020名。続くのが団塊の世代である。
(平成16年4月1日現在:町の統計資料による)

●強風
午後から季節風が吹きまくっている。夜になっても勢いは収まらず。
西側の畑から微粒子となった土を巻き上げながらやって来るので、
教室の換気口から室内に入り込む。
午後から換気扇をつけっぱなしで進入を防がなければならない。
ときおり、ファンが押し戻されそうな強風も吹く。

季節の変わり目にはおなじみのできごと。
この風の洗礼を何度か受けると、本格的な春だ。

●外出
国家は日本に対し厳しい政策をとるが、国民は冷静に対応するように…
ということは、韓国政府の決定はあくまでポーズと映る。

そんな折、ヨン様主演映画の制作発表が行われた。
原題「外出」。邦題「四月の雪」。
この名前の落差。韓国は夢も希望もない現実的。国民性かね。
(でもな〜、愛の告白は日本の男がやらないような演出をするというが)
相手役は、チェさんではないよ。23歳のソン・イェジンさん。
ペさんは32歳。かなり若いのを相手にするんだね。

ストーリーは
ぺさんふんする照明技師のインスとソンさん演じるソヨンが、
不倫の関係にあったそれぞれの配偶者の交通事故をきっかけに知り合い、恋に落ちる。
これまた古典的。
日本の「君の名は」みたいに「すれ違い」「あり得ない出会い」の「とろろつなぎ」で
話を長引かせるんだろうね。

ヒロインのソンさんは写真で見る限り、若き日の「ふぶきじゅん」に似ている。
美人じゃないが、男心をそそる顔つきというところがね。

竹島をめぐり日韓関係が悪化していることについて「
代表的な『韓流スター』としてどう思うか」と韓国記者から質問が飛んだが、
「重要な問題で国民のひとりとして心配しているが、今日は映画の話をする」と回答を避けた。

映画は、9月に韓国や日本、台湾、香港などアジア10か国・地域で同時公開されるという。
ペさんは「スキャンダル」みたいな韓国時代劇より、「トレンディ・ドラマ」のほうが似合うかもね。

この「トレンディ・ドラマ」という言葉も古くなった。
「岸辺のアルバム」を見た人たちも今は60近い。
「昭和は遠くなりにけり」。

●日韓併合
明治新政府は西欧列強のアジア侵略に危機感をつのらせ、
明治27年・日清戦争、明治37年・日露戦争を引き起こしいずれも勝利。
朝鮮半島、台湾、樺太など巨大な権益を手中に収めることに成功。

当然、新興国にとって2つの大戦は大きな賭けだった。
戦時国債を発行し戦費を調達するという綱渡り。
この博打に勝ったからいいが、もし負けていたら今頃日本はどうなっていたか…

徳川政権を倒し近代国家に脱皮した日本がわずか30数年で
世界の大国と肩を並べるに至ったという、幕末人のすさまじいばかりの上昇志向。
戦前の世界地図は日本帝国とその領土を示す「赤」の面積の大きかったこと。

やがて支配をより確実にするため、1910(明治43)年韓国を「朝鮮」と改称し
日韓併合。日本領土とする。これは、日本が敗戦する1945年(昭和20)まで続く。
統治下の朝鮮人を本土の役務に狩り出す、
太平洋戦争中は朝鮮婦人を慰安婦として徴用、兵隊の性のはけ口とする。

韓国人が強制連行されたのは、今に始まったことではない。
豊臣秀吉の時代、韓国の進んだ文化を取り入れるため多くの工人が日本に連れ去られた。
その数は北朝鮮が行っている「拉致」どころではない。

昔から日本は韓国に対しひどいことをやってきたのは確かだね。
だから「怨み」はわれわれが考える以上に大きく深い。

最近の若い日本人は、太平洋戦争のことも知らないし、
日本が大陸で行ってきたことも知るよしがない。
歴史の時間に何を教えているのかわからんが、韓国では連綿と民族教育が行われており、
日本の残虐非道を若い世代は熟知している。
親も子供たちに機会あるたびに聞かせている。

日本の支配下にあった韓国だから、経済、文化、教育で
日本に追いつき追い越すことが至上命題。スポーツも同じ。
とにかく日本に負けることが「シャク」なのだ。

最近「韓流」ブームで、あちらのドラマが放映されるが、
ストーリーのルーツは日本にある。
「追い越せ」どころか日本の真似から入っているのだね。
だから、日本では見向きもされなくなった、古典的な男女のドラマが逆に新鮮に感じ
おばさんたちが熱狂しているに過ぎない。

日本に過剰反応するのは、それだけ「意識」していることの証左。
「憎いけど気になる国」それが日本。
過去に日本に調教されたその苦痛と快楽が交互に行き来する…
SMの調教みたいだがね。
こういう屈折した心理の国だから扱いにくいのは当然だ。

韓国政府が17日、対日政策の新原則を発表した。
日韓併合の35年の怨みつらみが戦後60年経過してからまた噴き出した。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は、日本に「真の謝罪と反省」を改めて迫り、
韓国人元慰安婦や被爆者に対する補償を、性懲りもなく要求した。
日本の歴代内閣が誠意をもって対処しているはずなのだが、
国民のコントロールがきかなくなると見ると、
韓国政府はそのエネルギーの矛先を日本に向けるような動きを行う。
その手法は北朝鮮とよく似ている。
近くて遠い国、韓国。
その距離はいつになっても近付くことは無理なのかな。

この際、「わるうございました」と、在日朝鮮人をすべて母国にお返ししたら?

3月17日(木曜日)
●冷めたお茶
遥か昔のできごとのような感じがする判決が出た。
宮代町が合併を巡って大騒ぎをしていた頃、
「合併復活派」の署名運動に対し、
宮代町の翻訳業の男性が、
住民投票で否定された春日部市など1市3町による
合併の復活を求めた署名活動は不当だとして、
署名を集めた団体を相手取って訴訟を起こした。

その判決が15日「さいたま地裁」であり、
中山幾次郎裁判官は、訴えは不適法だとして却下した。

判決は、原告は署名をもとに町長が復活協議に入ることの適否を問題としており、
運動団体に過ぎない被告への判決が出ても町長への効力はない、と判断。
訴えは不適法だとしている。

宮代共同宣言デスクは、この男性の行動に拍手喝采。
ところが開けてみたら、この始末。

合併復活問題は、2月になって春日部市などが協議を断り、決着している。
冷めたお茶など、もうどうでもいいのだよ。

●根拠
韓国政府は竹島を天然記念物に指定しこれまで入島制限をしていたが、
今回の島根県の条例設定への対抗措置として国民の島への渡航を大幅緩和した。
ばんばん島に来させて既成事実を作ろうとする作戦だ。
不思議に思うのは、韓国は何を根拠に竹島を自国の領土だと言い張るのかね。

不法占拠で自分のものにしようとするのは
戦後のどさくさで在日朝鮮人が戦勝国の威を借り日本人の土地に居座り
自分のものにしてしまったのと同じ手口だ。
やりくちが汚いね。
韓国人は信用できない、という世論も形成されるやも知れぬ。

大使館前で日本国旗を焼く民衆の姿がTVで報道される。
せっかくいいムードだったのにね。
中越地震のとき「冬のソナタ」のヨン様、チェ・ジウ嬢が
ポケットマネーで多額の見舞金を送った「美談」も吹き飛びそうな
一般民衆の常軌を逸した反応。
盧武鉉大統領は、戦争中のことを蒸し返し金で解決しろと言い出すし。
まったく扱いにくいよお隣さんは。
日本人はいつまで奴等のいいなりにならにゃいかんの!

●ライブドア快進撃

ニッポン放送の株取得が50%超となった模様。
いよいよ占領態勢が整ってきた。
新株発行差し止めも2度目の判決で否決されさらにライブドアが有利になった。
ポニーキャニオン「株」をフジテレビに売り渡すという「クラウン・ジュエル」作戦の第一歩は
フジテレビがどう対応するか。
内容次第で亀将軍は顔面蒼白、せりふも上ずってしまうのではないか。
いよいよ社長職が似合わなくなってきますよ。
6月の株主総会ではホリエモン・マッカーサー司令官が副官を従えて
コーンパイプとレイバンのサングラス姿で厚木飛行場、おっと違った総会会場へ乗り込む。
司令官は天皇制を存続させたが、亀将軍はニッポン放送の天皇でもカリスマでもなさそうだから
単なる抵抗ゲリラの隊長ということで永久追放かね。
最後は局舎に火をはなち建物ともども消えてゆくという劇的な負け方もあるぜ。
そうすりゃ、「最後まで抵抗した勇気ある将軍」として2年位は名を残せるだろ〜。

●変貌
小泉政権が行っている平成の大合併、郵政公社の民営化などは本震の前の余震みたいなもんだ。
景気回復がうまくいかず国の財源が疲弊してきた(その割にはODAなどで大盤振舞しているが)。
地方交付税も厳しいので、市町村をひとくくりにして分配金の効率化を図ろうとするもの。
政府の失策を地方自治体におしつけているだけ。
しかし、これらは、コップの中の嵐に過ぎない。

もっと日本が劇的に変わろうとしている。
現在の国の仕組みは明治新政府が制定したものを多少手直しながら今にいたる。
ところが、「国民裁判官制度」と「道州制」はこれまで日本人が経験したことのないルールだ。

重大な刑事事件の審理に市民が参加する「国民裁判官制度」。
不勉強なので、アメリカの陪審員制度とどう違うのかよ〜わ〜らん。
(そのうち学習しようと思うが)
ある日突然、国から裁判に立ち会うように通知がくるらしい。
これを断ることは、よほどの理由があっても難しいようだ。
軽い事件ならともかく、殺人事件、暴力団がらみの事件などに当たったら不幸。
また、経済事件など高度な専門知識が要求されるものに当たったら、ちんぷんかんぷん。
こんな庶民が人を裁いてもいいのでしょうか?
まずは、素朴な疑問ね。

「道州制」は「都道府県」を、もっと広域で区切って
それぞれに強大な自治権を与ようとするもの、かな。
(これも、現在のところ勉強不足)
アメリカ合衆国やドイツ連邦などとはどう違うのだろう。
松沢神奈川県知事が提唱する「首都圏連合」は
「道州制」への第一歩といいたいのだろうが、区切り方が少しおかしいのではなかろうか。
もっと広域で区切り、東京「千代田区」はアメリカのワシントン特別区のように
日本合衆国or日本連邦を統括するようにしなくてはいけないのではないですか。
関東地方を「関東州」にするわけ。だけど試案の名称は「関東道」だね。
「東北道」などは「高速道路と間違いそう。
「州」と「道」はどう違うのかね。
単なる呼称の違いだけなのだろうか。
「関東州」などとしては、「大日本帝国時代」の大陸にもこんな呼び方があったので嫌うのかな。
で、いつ頃導入しようとしているのかしらね?
てな具合で、まるで勉強不足。
いずれマスコミが盛んに取り上げるようになるでしょう。

3月16日(水曜日)
●竹島問題

島根県の「竹島の日」制定に対し韓国がヒステリックな反応をしている。
国民レベル、文化レベルでせっかく雪解け模様になってきたというのに彼の国の対応が水をさしかけない。
韓国の日本大使館前で、親子が抗議のため「指を切断」したという。
ったく大時代な行動をするものだ。
北の非常識に続き、「南」よお前もか、である。
明治の「日韓併合」以前、豊臣秀吉・慶長の役の頃から韓国人は「大和民族」に
煮え湯を飲まされてきたから過剰反応するのは仕方がないか。
その後、「朝鮮通信使」を送り込んで貢物を行うなど
韓国は日本より格下の国とみなされ続けてきたから、
1945年の独立以後、これまでの「意趣返し」とばかり
日本にはことあるごとく牙をむき、いやがらせをし、たてつく国となった。
北朝鮮などもっとひどいもので、乞食が恵んでもらうのに、品物を指定するという厚かましさ。
もともと朝鮮半島は1つの国だし同じ民族だから、南だって心底は北と似たようなもんだ。

葬式に「泣き女」が「アイゴーアイゴー」と泣き叫ぶくらいだから
なにごとにもオーバーなんだな。

そもそも「竹島」は江戸の昔から日本の領土だった。
なにも、祖先が「かつあげ」で朝鮮から奪った島ではない。
竹島が日本領であることを示す当時の文書も残っている。
韓国にはそのようなものはないのだよ。
それを、日本が敗けたものだからそのどさくさに紛れて領土主張している。
戦後の闇市で急に朝鮮人がのさばってきたのと同じだね。

排他的水域で、竹島が韓国領であれば漁場も広がる。
だから軍隊が不法占拠しているのだろうが、国際法無視もいいところだ。
最近の日本外交は腰が引けていて、正当性を強行に訴えるようなことができない。
北方4島、魚釣島、対馬、小笠原など至るところで領有権問題が発生している。
相手は朝鮮だけではない。台湾、中国、ソ連みんな手強いぜ。
島国日本が弱腰でいたら狭い海域に閉じ込められてしまう。
「対話と圧力」もいいけれど、主張すべきときはしっかりと強硬に臨んでおくれ。

【外務省資料】
1905年(明治38年)の、閣議決定及び島根県告示による竹島の島根県への編入措置は、日本政府が近代国家として竹島を領有する意志を再確認したものであり、それ以前に、日本が竹島を領有していなかったこと、ましてや他国が竹島を領有していたことを示すものではなく、また、当時、新聞にも掲載され、秘密裡に行われたものではないなど、有効に実施されたものである。

韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではない。
(注:韓国側からは、我が国が竹島を実効的に支配し、領有権を確立した以前に、韓国が同島を実効的に支配していたことを示す明確な根拠は提示されていない。)

●コダック新製品
デジタルカメラでは日本市場から撤退し再参入したコダックが久々に新製品を投入した。
高倍率ズーム機能搭載の「Kodak EasyShare Z740 Zoom」。
光学10倍ズームレンズを搭載。有効500万画素のCCDに1.8型液晶モニターを装備。
予想実売価格は4万円前後。

一眼レフのようなデザイン。ペンタプリズム部にストロボを内蔵している。
面白みのない面構えだだが、類似製品は松下電器からすでに発売済み。

「LUMIX DMC-FZ5」は、有効500万画素のCCDに、
35mm判換算で36〜432mm相当の光学12倍ズームレンズを搭載した高倍率ズームモデル。
レンズ内に光学式手ブレ補正機構を搭載し、
超望遠域でも手持ちでの撮影を可能としているのが特徴だ。 実売価格:5万4800円

ここにきて、また松下が新製品を投入。
「LUMIX DMC-LZ2」は、コンパクトなボディーに35mm判換算で37〜222mm相当の
光学6倍ズームレンズを搭載した500万画素モデル。
実売価格3万7800円。安いエントリーモデルながら、
上位シリーズで好評の光学式手ぶれ補正機能を惜しみなく搭載してきた点が注目される。

デジタルカメラで健闘している松下電器だが、あたしはこの会社の姿勢が好きくないので
カメラがどんなに魅力的になっても絶対買わんもんね。

これらの上級機種がCANON「PowerShot G6」ね。

CCDの画素数を710万画素へとアップし、さらに液晶モニターを2型へと大型化。
また、9点測距のAiAF機能を搭載するほか、起動時間やAF速度の向上を図っている。
高倍率ズームが売りではないので光学式4倍。実売価格:8万3800円
コンパクトデジカメの最高峰というところか。
この価格帯なら、もう少し出せばデジタル一眼が買える。
アサヒペンタックス、CANONはコンパクトタイプに迫る小型デジタル一眼を発売している。
どちらを選ぶかは使用者の見識。
コンパクトタイプのハイエンドモデルか、デジタル一眼のエントリーモデルかということだ。

●首都圏連合
千葉県知事選で「もりけん」の公約の1つが「首都圏連合」の推進だった。
おかげで、石原東京都知事、松沢神奈川県知事、上田埼玉県知事の応援を得て
演説会に大勢の聴衆を集めることができた。
接戦の結果「もりけん」は僅差で敗れた。
これを受けて上田埼玉県知事が、堂本千葉県知事との関係修復に手を打ち始めた。
それはそうだろう。
上田知事は「首都圏連合をスピーディーに進めるには森田氏しかいない」と持ち上げていたからね。
今後、会合のおり、72歳の老練千葉県知事と顔を合わせれば「皮肉」だけでは済まないだろう。
で、「(堂本氏を支持した)中田宏・横浜市長に頼むしかない」としている。
なんとなく情けないですな。
自ら出かけて「姐さんの御意のままに…」と命を預ければいいものを、青年市長にお願いとはね。
石原都知事は意に介さないだろう。
松沢知事はどう対応するかな。

「もりけん」のお陰で頻繁に耳にすることになったが、そもそも首都圏連合ってなんなの?
提唱者は神奈川県の松沢知事。
平成15年、知事選に立候補する際の公約の1番目に挙げたものだ。
「神奈川、東京、千葉、埼玉等が参加する
新たな広域政府「首都圏連合」を神奈川から提案し、
交通、環境、産業、防災等の首都圏政策を展開します」というもの。
さらに、日本列島の再編成ともいうべき「道州制」を視野に入れている。
「約130年前につくられ、社会需要に合致しなくなった
「都道府県制」から「道州制」への転換を提案し、分権型地域主権国家をめざす。」としている。

神奈川が提唱しても、中核となるのは東京都だ。
石原都知事は積極的にこの構想に賛同しているのかね?
「もりけん」が、これに飛びついたわけだ。
松沢さんのフンドシを借りたわけね。
独創性のない男に千葉県民はよくもあれだけ大量票を投じたものだ。
すばらしい見識、と感心いたします、です。
上田埼玉県知事も、推進の旗振りをしたがあてが外れた。
しかも、千葉とは境界を接しているので堂本知事とうまくやらなくては按配が悪い。
神奈川県は埼玉、千葉とは2の次で、東京とうまくやれればいい。
東京は横綱相撲でどっちにころんでも痛くも痒くもない。

悲哀こもごも、明暗くっきり。

月15日(火曜日)
●無惨
相変わらず殺伐とした事件が連日発生している。
千葉では知事選当日若い女性が刺殺された。
コートの上から刺され、かばおうとした腕にも傷があった。
他で殺され運ばれた疑いもあるという。
行きずりの事件か顔見知りの犯行か。
21歳の彼女は親ではなく叔父、祖父母と暮らしていた。
複雑な家庭事情があるのかもしれない。

東京では80歳代の老夫婦が孫に刺殺された。
33歳のこの男は「仕事に失敗し祖母に叱られるくらいなら殺したほうがまし。」
こう供述している。
祖母をかばった祖父まで殺してしまった。
こんな動機で人が殺せるものなのか。
命の価値がどんどん軽くなってゆく。

家庭、地域社会、学校。文化、情報。コミュニケーション。
人心荒廃は、子供たちを空気のように取り巻く環境の急激な変質に起因する。
しかし、命の尊さは不変のものだろう。
幼少時から生き物に異常な虐待を加えるヘキのある奴は、早期発見、早期治療(癌みたいね)しかない。
人権侵害などと理解者面してはいけない。
こういう子供が矯正されぬまま成長したらそれこそ恐い。
国立の施設を作り、どんどん放り込む。
治らない奴は一生そこで過ごせばいいのだ。

●戦犯
ライブドアvsニッポン放送戦争で「焦土作戦」を展開する亀将軍。

ヒトラーの「バルバロッサ作戦」でソ連を蹂躙するナチスドイツ軍に対し
スターリンのソ連は村々を焼き尽くし退却する「焦土作戦」を行った。
ナチスが侵攻したときそこには焼土と化した地域が広がるばかりで糧秣確保もできなかった。
やがて冬将軍の到来でソ連は反攻のきっかけをつかむ。

亀麾下のニッポン放送軍もこのテを使っているわけで。
ヨーロッパ戦線ではナチスが崩壊したが、
ライブドアvsニッポン放送ではライブドア優勢という観測がもっぱら。

ニッポン放送にライブドア占領軍が乗り込み敵の指導者を拘束。
亀将軍は実際の戦争ならA級戦犯で絞首刑だが、株戦争だから追放という極刑が下される。

フジサンケイ帝国の属国でありながら、帝国を支配できるという「ねじれ」構造が
今回の戦争を複雑にしている。
属国の指導者は小心者で帝国の顔色ばかりうかがっている。
忠誠のあかしとして焼土作戦を行ったが、
小さくても機動力に勝る独裁者の新興国ライブドアは講和を求めている。
これを拒否するニッポン放送軍は今後も玉砕戦法を繰り出すのだろうか?
抵抗に抵抗を続けて、追放の日を待つことになるのかね〜〜。亀将軍は。

●オリンパスの小型デジカメ
春先は各社の新製品ラッシュが続く。

OLIMPUSもSONYに負けず独創的なデジカメを発表する。
「μ−mini DIGITAL S」は2004年10月に発売された「μ-mini DIGITAL」の後継モデル。
角を取り去りバランスを欠いたような独特なデザインだ。しずくをイメージしたという。
手中に収まってしまいそうな小さなボディにしては大きめの1.8インチの液晶ディスプレイ。
35mm判換算で35〜70mmの光学2倍ズームレンズを搭載で生活防水機能を備える。
水辺やスキー場での撮影に実力を発揮する。画素数はいまどきの標準500万画素。
首にかけてちょっとおしゃれな雰囲気を、と思ったがロゴや機種名の刻印が大きすぎる。
もちょっと小さくスマートにできなかったのかね。
このデザインを見ればオリンパスとすぐにわかるのだから。

●攻防戦
ライブドアとニッポン放送の攻防戦はますます熾烈をきわめてきた。
ニッポン放送の新株発行に関し司法は差止めの判断を下した。
今度は、子会社のポニーキャニオン株をフジテレビに買ってもらおうという手段に出た。
ライブドアがニッポン放送に乗り込んできたことを想定し自社の価値を低めようという作戦だ。
フジサンケイグループ傘下でしか生き延びることができないという思いに凝り固まっている。
社長の亀渕は、寄らば大樹精神が骨の髄までしみこんだ、全く不甲斐ない男だね。
しかも、今回の作戦は株主の意向を無視した暴挙。
マスコミはこれを「焦土作戦」と名付けている。
もし、ニッポン放送がライブドア傘下になれば取り引きしないというフジテレビの姿勢は
独禁法に抵触するかもしれないという新たな問題も発生。
普段は娯楽番組しか放送していない民放ラジオが「公共性」を前面に押し出し
ニッポン放送の肩を持つなど、茶番も始まった。
媒体価値の物指しである広告費がインターネットに追い越されたというのに
今頃何を寝ぼけたことを言い始めるんだろうね。
ラジオという落ち目媒体の断末魔のあがきとしか聞こえません。
キー局は音楽、スポーツ、政治経済、芸能、福祉など専門局になってしまえばいいのにね。

3月14日(月曜日)

●北の零年
この映画が封切られてだいぶ経つ。
見ようと思いつつなかなか実現できないでいる。
徳島藩家老の稲田九郎兵衛邦植が淡路島から、北海道・静内に入植し、開拓した物語。

実話らしいのだが、私の友人が当時入植した人の子孫であることがわかりびっくりした。
大学を卒業して入社した読売広告社の同期である。

入社後、同じ大学だったことが判明。
実家は北海道で牧場をやっているということは知っていた。
彼はマーケティング研究会、私は広告研究会に所属。
近い分野だったのだが大学構内で顔を合わせた記憶もない。
入社後、初めてもらったボーナスを一晩で使い切るという
アホな遊びを一緒にやったので、以後親しく付き合っている。

彼は企画部、私が制作部勤務となり、同じフロアの仕切りの向こうとこっちにデスクがあった。
私が先に会社を辞め、彼も十何年か後に辞めた。
今は新宿西口の「しょんべん横丁」で蕎麦屋をやっている。
きれいな白髪とエリートビジネスマン然とした風貌で、
とても蕎麦屋の親父とは見えないが、早朝から出勤し仕事に精を出している。
「一茶」という名のその店に私も2〜3度顔を出したことがあるが、結構うまい蕎麦を出す。
彼の書き込みは、「同期会Web」のBBSで見ることができる。

●政策
終わってしまったことだが。
安太郎候補の知事選にあたり公約を発表したが、
ビジョンが大きく、「県」レベルを超えているものがあった。
例えば、「憲法」問題。
彼の略歴と主張をわかりやすく解説した小冊子「庶民の弁護士 山田安太郎物語」によると
「憲法が暮らしのすみずみに生きる県政を」というくだりがある。
自衛隊がイラク派兵で成田空港から出発したことに対し、
堂本知事は「民間機に通常の旅客として乗り込んだのだから軍事利用ではない」と答弁。
詭弁としかいいようがない。
知事のこうした背信行為に対し「護憲」を訴えた。
ところが、早とちりした県民の中には、「県知事選挙なのに憲法かよ?」などと
短絡的な捕らえ方をした奴がいる。

公約は「高邁」でないほうがいいのだ。
だから、「もりけん」の「東京湾アクアライン通行料を800円にして、
往来を増やし経済波及効果を実現する」などと、
具体的かつメリットが見えるような公約に県民は目がいってしまう。
あとは「元気」「いきいき」「若さ」など抽象的な言葉で煙に巻く。
ビジョンは大きくても、県民に直接メリットがあるようなことに置き換えて
演説しないと聴衆は未消化で終わる。

思い出したことがある。
義兄が民主党の衆議院議員をやっている。
横浜市会議員を4期だったかやっていた。
通常は次は県会を狙うのだが、それを通り越して国政にチャレンジした。

市会議員はどぶ板選挙で、外灯を直しますよとか
道路の補修を迅速にとか地域に密着した政策で票を獲得することが多い。
ところが彼は、市会の範囲を超える政策をぶちあげていた。
羽田空港を国際空港に戻すとか、MM21に国際会議場を誘致するとか
アジアを視野に入れ「沖縄にハブ空港を作る」とか
傍目には「土俵が違うのでは」という運動に情熱を傾けていた。

自民党で市議の幹事長までやったのだが
地盤を秘書に渡して国政に挑んだが、あえなく敗退。
同じ選挙区の2世議員を蹴落とすことができなかった。
その男、Oはとても国会議員とは思えないのだが父親が昔外務大臣をやったお陰で
取り巻きがしっかりしていた。
義兄はことあるごとにチャレンジを続けたがことごとく敗退。

「猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちればただの人」という言葉がある。
落選に続く落選で、支持者の中には去ってゆく人も居た。
苦節10年。執念が実り衆議院選挙神奈川2区で当選。
現在は、若い議員に混じって活動している。
同じ神奈川県の小泉純一郎氏とは旧知の仲。
(自民党時代の後輩だ)
議員会館で新人が割り当てられる部屋は決まっているが、
どういうわけか義兄は首相やお歴々の近くに陣取っているらしい。

初志貫徹。

新人で知名度がほとんどなし、というハンディを背負って挑戦した安太郎だが、
今回の選挙戦で顔が広がった。
これは大きな財産である。
今後は、弁護士でこの経験を活かすのか、
あるいは政治の世界で彼のビジョンを実現しようとするのかわからんが
世のため人のために精力的に活動してほしい。

●終了
安太郎の熱く長い選挙戦も終わった。
本当にごくろうさま。
現職強しの下馬評だったが、
予想以上に「もりけん」がデッドヒートを展開したのには「心底たまげた」
開票率22%時は「もりけん」がリードしていた。
その後、堂本がじりじり追い上げ、抜いた。
81%のとき、また「もりけん」が堂本を抜く。
95%で堂本が抜く。
なかなか当確が出ない。
23:17、開票率96%のとき、やっと堂本当確。
これには現職も薄氷を踏む思いだったろうね。

それにしても千葉県民はあの「もりけん」に、
よくもまああれだけの票を入れたものだ。
まかり間違えば大阪府知事に横山ノックが選ばれたのと
同じ状況になるところだった。

千葉県民は大阪人ほど「しゃれ」が好きとは思えない。
だけどこの結果なんだよね。

23:45
やっと堂本が「当選」となった。
堂本 暁子     当  959,957
森田 健作        953,895
山田安太郎      162,484
当日有権者数は483万6033人。投票率は43.28%で、前回(01年)を6.4ポイント上回った。

3月13日(日曜日)
●最後のお願い
選挙運動最終日。
ラストスパートをかける千葉県知事候補の姿がTVで報道された。
現職・堂本派は大阪府など女性知事が参加して気勢をあげた。
「もりけん」には相変わらず石原東京都知事が貼り付いている。
他に首都圏連合を目論む埼玉、神奈川の知事も「がん首」を揃えた。

対立候補は知名度の高い連中を揃えて愛嬌を振りまく。
一方、安太郎はどうだ。
共産党推薦という、唯一「党」のバックがついた候補なのに
肝心の志位委員長以下幹部の姿はない。
(あったのかも知れないが画面には映らない)
大き目のたすきをかけ、連日、足でかせぐ遊説で「面やつれ」した彼の姿があった。
まったくの孤軍奮闘である。
これが選対のいう「地をはう運動」なのか。
太平洋戦争時、日本軍の無謀な「インパール作戦」を思い出した。
歩兵戦には空・海からの援護がなくては効果がないことを知らないのかね。
だから言ったろう「血を吐く運動」になると…

こういう映像を見て千葉県民に「判官贔屓」という効果が生まれるだろうか?
安房、上総、下総の時代ならともかく、メンタリティが違いすぎるからね昔とは。

票を投じる権利のない私は切歯扼腕した。

●選挙
千葉県知事選挙が本日行われる。即日開票だ。
投票率が気になるところだが、
安太郎候補は浮動層をうまく取り込むことができただろうか?

6年4組WebBBSに、千葉県に住む仲間が
最終コーナーで有権者に訴える彼の姿を寄せている。
今となっては現職にどこまで迫れるかが焦点だ。
祈る気持で見守ろう。

●歩み寄り
フジテレビが、メリットがあればライブドアと業務提携してもよい、と態度を軟化させた。
不思議なこともあるものだ。
毎朝、定例インタビューに登場する日枝氏は
ライブドアと聞くと苦虫を噛み潰したような按配だったのが、どういう風の吹き回しか。
ニッポン放送の新株発行が差し止めになり、空気を読んだかな。
ここで、懐柔しておいて、スキを見て孤島に取り残された感のある亀渕君を
奪回せんとの深謀遠慮か?
態度がコロッと変わってしまったので裏読みをしたくなりまんな。

3月12日(土曜日)
●サラダ工場
電動野菜スライサーを通販で購入した。
これがなかなか便利である。
大根、人参はあまり好きではないのだが、これでみじん切りにして
キュウリ、パセリなどとミックスしたサラダなら、それこそばりばり食べられる。

包丁で大根1本分をみじん切りするのは大変な作業だが
スライサーなら3つに輪切りしたあと、押し込むだけ。
1分かからないうちにできあがり。

大量に作るのは簡単だが作りすぎると鮮度が落ちるので、
材料を用意して一気に作成する「サラダ工場」はだいたい3日に1度稼動する。
朝昼晩、同じサラダが食卓にのるが、マヨネーズ、ドレッシング、塩などで調子を変える。
みじん大根はみそ汁に入れる。細いから抵抗なく食せる。
野菜嫌いにはGoodな道具だ。

作業しているとき、指は刃物に届かないので指をスライスすることはない。
むしろ、使い終わって刃のついたプレートを水洗いするときに注意が要る。
※作り方はこちら->Click

●アメリカ事情
米国では既存メディア(新聞社)がIT企業(ポータル)の買収を盛んに行っているという。
日本とはまったく逆の現象である。

先ごろ、電通が発表した日本の広告費は
ラジオはインターネットに越された。
4大メディアといえば、新聞、テレビ、雑誌、ラジオだったが、
その分類も過去のものとなった。

米国も全く同じ。
新聞社がITのM&Aを行うのは広告費への魅力のようだ。
アメリカでは若くして起業し成功を収め
高い金でビックビジネスに買い取ってもらい巨万の金を手に入れるという事例は多い。
特に情報産業といった新興分野は若者が参入しやすい。
自分で興した企業でも執着心が少なく、いい値段がつけばさっさと手放す。
ドライである。

ライブドアはフジテレビにとって目の上のタンコブ
ライブドアの株価は安い。
フジがライブドア株を買い占めて子会社化すれば
煮て食おうが焼いて食おうが思うがままだ。
ここまできちゃったんだから、「仁義なき戦い」を仕掛ければいいのに。
外野は面白がって拍手だぜ。

今朝の新聞は、1面、2・3面ニッポン放送vsライブドアの記事ばかり。
これだけ大きく扱われる経済事件は珍しい。
西武事件などかすんでいる。
堤御大はホッとしているだろう。

●手口
企業買収は本来ドライなものだ。
そこに従業員の気持など反映されることはない。
ところが、ライブドアに仕掛けられたニッポン放送は
社長以下社員が「いやだ、いやだ」の大合唱。

ホリエモンは、相手のそんな悲鳴をを聞き流し「事業提携」を呼びかける。
一見、乗っ取り屋の「理解ある発言」のように聞こえる。
だがね。
ちょっと見方を変えれば、いまどきの若者がよく事件を起こす「ストーカー」行為のようにも思える。
「俺が好きなんだから、がんがん突き進むぜ。相手の気持などクソ食らえ」

嫌いな男から一方的に言い寄られ、付きまとわれ、いやな思いをする程度ならまだまし。
恐怖を感じ、命を落とした女性もいる。桶川事件だよ。

今のところルールに沿った企業対企業の攻防戦。
だが、男対女に置き換えると、
ホリエモンは札びら切って言い寄る、「虫唾の走るいやな野郎」となる。

●情緒的
ニッポン放送の大量新株発行に対し、
ライブドアの仮処分申請が認められた。
そうだろうな。
発行の目的が「スタジオ改修…」とかいうもの。
時期が時期だけに、まるっきり説得力がなかった。
「フジテレビ傘下に残りたい」ということが見え見えだった。
だから、今回の判定は「当然」だといういう気がする。

これを受けて、亀渕ニッポン放送社長は
「社員一同の気持ちが否定され、残念です」

なんとも情緒的なコメントである。
M&A戦争下の企業TOPの発言とは到底思えない。
彼は、本来、経営者タイプではないのだろう。
深夜放送のマイクに向かっていればよかったのだ。

経済人としての素養のない者が偶然社長になってしまった。
平和な時期はそれでもボロが出ないが、
乱世では「おろおろ」するばかり。
当然、顧問弁護士もついているのだろうが、
今回のライブドアの動きは電撃作戦で、
今までのマニュアルは通用しない。
高額の顧問料をもらっている彼等も右往左往。
せいぜい、異議申し立てするのが関の山。

ホリエモンはこれでまた「調子づく」だろうな。

3月11日(金曜日)
●京セラ撤退
京セラがデジタルカメラから撤退する。
開発競争が激しく今後の展望なし、という結論。
京セラは高級一眼レフCONTAXを製造している。
この時点では一応の評価を得ていた。
デジタルカメラの時代になり、それなりに新機種をデビューさせていた。
しかし、独創的というか「珍妙」というかキヤノン、SONYなどと比べて
「オエッ」というデザインばかりなのだ。
「SAMURAI」というネーミングからしておかしい。
(シャープのNotePCにも「MURASAME」だったか「MURAMASA]という変なのがあった。
関西メーカーは際物が好みなようで)
キャラクターは安室の元亭主「SAM]だった。
キャッチは「SAM TRY SAMURAI」という語呂合わせ。
外観はおよそデジカメらしくない。ムービーカメラの顔つきだ。
あんなもの恥ずかしくて持ち歩けるか!というような代物だ。
それを堂々と販売しちゃうところが京セラらしい。

その後、ボディとレンズ部が回転するタイプ
(これはNionCOOLPIXの古いタイプと構造が似ている)
最近はCONTAXブランドで「香水入れ」をイメージした小型タイプ。
すべてクセのある容貌ばかり。

「どうせシェアがほとんどないのだから、やるんだったら化け物を」という
開発陣の意気込みが感じられるものばかり。
そして、今回の「撤退」である。
マーチャンダイジングの敗北である。
よ〜〜く考えれば、今のデジカメに不足しているカテゴリが存在する。
「誰に向けて」より「どんな用途に」という視点から考えればヒット作が生まれたろうに。残念!

●阿保
馬鹿な議員が破廉恥事件で辞職した。
夜の六本木。酔っ払った彼は女性に抱きつき胸にタッチしたというのだ。
言い訳。
「客引きだと思った」
じゃ、客引きなら何をやってもいいのかね。
触られた女性は麻布署に飛び込んだ。
その後、容疑者は逮捕されたのだが、
30mほど離れたスナックにいるところを発見とある。
警察官はそのスナックにたどり着くまでしらみつぶしにドアを開けたのだろうか?
容疑者は地下鉄に乗ってしまうことだって予測されるしTAXYを拾うことだってある。
あるいは目撃情報があったのか?
そのあたりが不明。

強制わいせつの現行犯で警視庁に逮捕された自民党の
中西一善衆院議員(東京4区)は10日夜、代理人を通じて、
衆院議長あてに議員辞職願を提出した。
同容疑者と被害に遭った女性は示談が成立、
女性は同日午後、被害届と告訴を取り下げたという。

これにより東京4区では補欠選挙が行われる。
こんな不心得者のおかげで税金の無駄遣い。

●独り寝

かまってくれる人がいないと、ほどよく暖のきいた綿製カーペットで寝ている。
昼間は3歳の自立した猫のように見える。
ところが、夜はべたべた。
先代のマミは隣に置いた椅子の上で眠りながら待っていたが
ミミは私の膝の上でなきゃ気がすまない。
ちょっと前まではやはり少し離れた椅子で寝ていたのだが
脱走後はそこで過ごすこともなくなった。

昨日、私が松戸に行っているあいだ、ミミがまた脱走したらしい。
頻繁すぎるので私に怒鳴られると思い家人は探しに出たが見つかるはずがない。
近所の人(猫を何匹か飼っている)に事情を話したら
「またたび」をまいておびきよせればいい、と少し分けてくれた。
門の入口、車の下、コンクリートの上、窓の下、玄関…
通りそうなところへ小さくちぎったマタタビを置き、窓をわずかに開けていた。
すると、30分ほどで「ニャン(ただいま)」という声とともに姿を現したという。

へ〜〜。そんなに効き目があるんだ。

「おかげさまで戻ってきました」と、挨拶に行ったら
「そのままにしておいたら、他の猫もきちゃうよ」と言われ
あわててマタタビを掃いたとさ。

●ハイビスカス

例年は外に出しっぱなし。
こちらの寒さで霜の降りる夜、葉が枯れてしまっていた。
昨年から部屋に入れて常夏の木にふさわしい待遇をした。
庭は冬枯れで殺風景だが室内のハイビスはみずみずしい緑の葉を残した。
ばさばさと剪定した部分から小さな芽がふいてきた。
10数年物のハイビスで、発育に合わせて何度か鉢を大きなものに変えてきた。
今年も大きな花をつけそうな予感がする。

●沈丁花
ジョンの散歩の時。
ある場所を通過したら突然、沈丁花の香りが漂った。
いよいよ早春の、あの濃厚なヴェールに包まれる頃になった。
わが家のそれは、まだ蕾だが近々芳香を放つだろう。

沈丁にすこし開けおく夜の障子  有働亨
沈丁や風塵つねの多摩郡     有働亨

上の句のほうがはるかにいい。

3月10日(木曜日)
●合同・個人演説会
県知事立候補者が顔を合わせ、聴衆の前で所信を述べ互いに意見をやりあう。
駅前で個人演説を聞くより、一同に会していただいたほうが
選挙民には比較検討ができて、なかなかよろしい企画である。

18時45分から松戸市民会館大ホールで「千葉県知事選 合同・個人演説会」が開催された。
企画したのは「松戸で公開討論会を開く市民の会」

子供の頃、江戸川をはさんで隣りの「金町」に住んでいたので
「松戸」は耳になじんだ町なのだが、小学校の頃1度行ったきりなので
まるで知らない町と言っていい。

東武動物公園からは新越谷で武蔵野線に乗り換え新松戸へ。
そこから千代田線で松戸まで1時間の旅。
早めに行って町並みを見ることにした。
新松戸というから松戸の隣かと思ったら3つ4つ先だった。
会場は東口。
コンコースでは現職・堂本派の派手な演説会が行われていた。
運動員が10名程度、よくわからんが学生服姿が金管楽器を吹いていた。
だが、本人の姿はない。

高台が迫った狭い駅前はビルが林立。
下り方面へ歩いてみた。
趣味のいい飲み屋があるかどうかを探るためだった。
和風であまり大きくなく入口の造りが凝っていて清潔そうな店ね。
いつの間にかラブホゾーンに紛れ込んでしまったが
そこを折れて駅方面に向かう途中に1軒発見。
時間が来たので会場方面へ向かう途中にまた1軒。こっちの名前は「関宿」。
わが家から車で30分程度で行ける地名だった。
(関宿は千葉県の最北端で、野田市に編入された町だ。)
演説会の帰りに小学校の同級生と立ち寄るにはいいかもしれない。

入口で刷り物を受け取り、待つことしばし。
同級生の一団が現れた。女性陣のほうが多い。
階段状のかなり大きなホールだった。
上の方の席を埋め尽くすほどではない。参加者は6割5分程度か。

やがて、現職と山田候補が壇上に姿を現す。
コーディネーターは早大大学院教授だった。
 
「森田健作」候補は欠席。
時間がとれないなどという言い訳は通用しないぜ。
まして、腹痛や風邪などとガキみたいな口実をつけるなよ。
急遽「知事になりたい病」が再発した「もりけん」候補は
取り巻きが作成した公約を棒読みしているだけだろうから
こういう席で丁々発止とやられたら「絶句」。
そうだろう「付け焼刃」だもんな。
物も言えない知事候補じゃ居ないほうがまし、というわけで不戦敗宣言をしたようなものだ。
もし、こういう候補に票を入れるようじゃ千葉県民の「痴性」の面目躍如だろう。

昔、青島幸雄が都知事選に立ち、ほとんど演説もしないで当選しちまったことがあったが
もしや「もりけん」が、これと同じようなことを狙っているとしたら甘いぜ。
あなたは「もりけんルンバ」でも踊っていればよろし。

安太郎が席についたとき、小学校の同級生が陣取っているのがすぐわかったようだ。
私が手を上げたら、彼は小さく手を上げて応えた。
連日の遊説で多少やつれたようだ。

1つの課題で持ち時間2分というルールの下で
「財政」「危機管理」「千葉県民のセールスポイント」などについて所信表明を行った。
それぞれの立場で数字を上げながら説明をしていたが。
安太郎は弁護士らしく、落ち着いた様子で、高からず低からずよく通る声で話を行ったが
内容が「真面目」すぎた。
これは実直な性格からきているものだろう。
小柄な身体だから「たすき」が大きく感じた。
だぶだぶの洋服を着たような按配だ。
「たすき」のサイズは決められているのだろうか?
もう少し身体にフィットさせたほうがよかったろう。

現職は太目の身体に「たすき」がはちきれんばかり。
それが精力的に感じる。

アメリカではイメージも選挙戦略の重要ポイント。
PR会社の専任がついて、服装、髪型、メガネのデザイン、メメイクまでアドバイスする。
さらに喋り方、抑揚のつけかた、身振り手振りのボディーランゲージまでも。
共産党はそこまでやらないのかね。

持ち時間が短いから、いかに的確、具体的、わかりやすく述べるかが重要だ。
現職は場慣れたものだが、安太郎には若さが見えることもあった。

印象的だったのは、最終ラウンド。会場からの質問に答えるというもの。
高校生が「千葉県の投票率はなぜ低いのか」という疑問を寄せた。
安太郎は、「政治を教育の場からもっと身近にしていく必要がある」というようなことを述べた。
ところが、堂本現職は肝心なことには触れず、「選挙には隣近所に声をかけてください」と言っただけ。
これが、高校生の素朴な疑問に答えたと言えるだろうか。

こういう公開討論は出席した者の見識、知識が試される。
森田健作ではとても歯が立たないね。
やっぱ、欠席してよかった。恥の上塗りをしなくて済んだものね。
20時30分頃、散会。
我々は壇上へ近付き安太郎と握手。

出口に行くと再び彼が現れた。
彼の家族、親兄弟も一緒で、明日に備え帰宅するという。
健闘を祈って別れた。
で、クラスの面々は女性が多いので駅前の喫茶店ということになってしまった。
彫刻家にして広島芸大教授のWと私は飲めなくて残念と思いつつ従った。

臨時のクラス会といった感じで雑談。
私以外は近場の面々。22時お開き。
再び武蔵野線で北上。23時ちょい過ぎ帰宅。

●痴漢電車
埼京線は通勤時の女性にとって苦痛以外のなにものでもない。
そこで、女性専用車両の導入を検討中とか。
1両まるまる女性用にすると、混雑が助長されるため慎重だったが、
相次ぐ被害でそうもいってられなくなった。
電車もトイレ、浴場と同じようになるとはね…
そうなると、「男女兼用車両」に乗り込む女性は、
お触りOKと勘違いするバカ男も現れるだろう。

●SONYの新製品
先日TOPが交代したばかりのSONYから春の新デジカメが登場。
ボディの一辺にアールのついたサイバーショットシリーズではなく、カード型タイプ。
厚さ1cmを切った「DSC-T7」。
500万画素、最薄部の厚さがわずか9.8mm。
実売価格は5万5000円前後の見込み。発売は4月15日の予定。
レンズは、35mm判換算で38〜114mmとなる光学3倍ズーム(カール・ツァイス バリオ・テッサーレンズ)。液晶モニターは2.5型のクリアフォト液晶で、明るい屋外でも見やすいハイブリッドタイプを採用する。
記録メディアはメモリースティックDuo。

ますます薄くなるが、レンズバリア兼電源ONのスタイルが2代前に戻った。
1代前はレンズ部分だけが保護される機構だったが、今回はスライド式。
1代前のほうが使いやすいと思うが。
このシリーズは小さい割にはずっしりとした重量感がある。
高級小型精密機器といった趣き。

カードサイズでますます薄型はいいのだが、使いやすさはどうなんだろうね。
手ぶれを起こしやすいのではないかな?

もうひとつ。
スティックデザインを採用するエントリーモデル「DSC-S40」 。
有効410万画素の1/2.7型CCDを搭載。
単3形ニッケル水素充電池(2500mAhタイプ)を利用することにより、約550枚ものバッテリー撮影枚数を誇るのが特徴(単3形アルカリ乾電池の場合は約110枚)。
レンズは光学3倍ズームで、35mm判換算の焦点距離は32〜96mm。背面の液晶モニターは1.5型で、光学ファインダーも搭載。記録メディアはメモリースティックで、
本体に32MBのフラッシュメモリーも内蔵する。
値段も安いし、気軽にばしゃばしゃ撮影するにはいいかも。


●ホリエモン調書
週刊誌でも言及しているが、ホリエモンには離婚歴があった。
相手は元ライブドア社員。
商品に手をつけ99年に「できちゃった婚」。
わずか2年で破局。その前妻は長男(4)を引き取って、
実家がある秋田県でつましい生活を送っている。
家電量販店のパートに出ていて、週5日、朝10時から午後3時半まで時給620円で働いている。
堀江社長から養育費50万円を送ってもらっているが、
慰謝料はなく、子供の教育資金や蓄えのため、地味に暮らしているようだ。

堀江社長は家賃220万円といわれる東京・六本木ヒルズの高層マンションに
タレントの西村美保(23)と同棲中。
IT関係者を招いてホームパーティーを開いたり、
高級しゃぶしゃぶやイタメシを食べ歩いている。
愛車は2700万円のフェラーリ360モデナで、「小遣いは年間3000万円」という。

大企業に果敢に挑む姿は、同年代の共感を呼ぶのか?
はたまた「蟷螂の斧」に過ぎないのか。
連日マスコミを賑わしている「時の人」だが、
自身の豪奢な暮らしと、ひっそり暮らす前妻のギャップが女性から反感をくらう恐れあり、ですね。

彼は九州福岡出身なんですね。
ソフトバンクの孫社長の弟と中・高の同級生。
孫氏の弟はオンラインゲーム会社を経営していて
今般、大阪の「ヘラクレス」に上場を果たしたということだ。

福岡はミュージシャンだけでなくIT業界でも活躍する人が多いのね。

3月9日(水曜日)
●ミミ帰る
昨夕、ジョンの散歩から戻ると、犬小屋のそばで黒い塊が動いた。
おやっ?
ミミだった。目が合った。
呼ぼうとしたが走り出す態勢になっていた。
あっという間に家の裏手に走り去る。
逆側から回りこんでつかまえようとしたが、笹薮の中に姿を消してしまった。

リビングの空気を入れかえるためサッシを開けたときに脱走したらしい。
昼間は暖かかったが夜はまだ寒い。
このまま帰ってこなかったらどうしよう。
家の中で餌を与えられぬくぬく育った猫が外でたくましく生きてゆけるわけがない。
心配だったが夜になっては手のうちようがない。

深夜12時頃まで1時間おきに懐中電灯をもって家のまわりを探すが姿はない。
子猫の頃脱出したことがあった。
そのときは車の下に隠れていたのでのぞいてみたがいない。
暗闇で黒猫を探すのは大変だ。

雨戸は全て閉めたが、万一ということもあるので
私の寝る部屋の窓を少し開けておいた。
今夜はこの状態で床につくと風邪をひくのではないかと憂鬱だったが。

確定申告の帳簿を作成していた。
深夜1時15分。
「ニャン」という小さな声が聞こえた。
ミミが帰ってきた!
「ただいま」とでも言ったのかな。
小声で「ど〜〜こほっつき歩いていたんだよ〜」
ミミはきょとんとしている。

8時間の自由を満喫してきたのだろうか。
悪いことをしたと、少しは思っているのか
いつもなら人の顔を見ると「にゃ〜にゃ〜」とうるさく話しかけてくるのだが
このときは言葉少なに毛づくろいに余念がない。

抱き上げて、窓を閉めにゆく。
私の布団に入ってくるので、外の汚れのままではたまらん。
ばけつに湯を入れタオルで顔、体を拭きあげる。
抵抗しないでされるがままであった。

やがて餌をがつがつ、水をぴちゃぴちゃ。
外でほとんど食べていなかったのだろうか。
常に用意されたものを食べているので、自立できていないからね。

人心地ならぬ猫心地がついたら、いつものミミに戻った。
私の膝で眠りにつこうとするのだが、
今夜はそれどころではない。まだまだ帳簿との戦いだ。
すると、本棚の上に飛び乗り、「早く寝ようよ」という視線を送ってきた。

仕方ね〜〜な。
今日はきりきり舞いさせられたから早めに切り上げるか。
というわけで、ミミはいつものように
私の右傍らで「ふみふみ」をしながら熟睡態勢に入った。

●事件の陰に
NHKプロデューサーの番組制作費詐取事件の裏に女あり、だった。
名古屋勤務時代に知り合った女と不倫関係になり
彼女に貢ぐ金欲しさの事件だったことが判明。

青森の住宅供給公社の職員の横領も
出稼ぎ外人女に貢ぐためのものだった。

「男と女の間には深くて暗い川がある」
それが犯罪になるとわかっていても、
「えんやこ〜ら、今夜も舟を出す」のだね。
男はアホで寂しい生き物よ。
最近は、男を上回る「性悪女」も急増中だがね。

●安太郎苦戦
13日に迫った千葉県知事選だが、3候補の展開が刻々と報道される。
予想通り、現職堂本氏が強い。
自民県連が後押しする「もりけん」は、知名度はあり、
応援弁士に石原慎太郎を招くなど派手なパフォーマンス。
公約は新鮮味がないが、それなりの地盤固めを行っている。
一方、新人、政治未経験の山田安太郎は苦戦。
千葉は想像以上の保守地盤なのね。

山田氏は昨年末にいち早く立候補を表明し、告示前に県内を一巡するなど、
政策の浸透を図ってきた。共産支持層の6割以上を固めたものの、
他の政党支持層や無党派層への支持は広がりを見せていない。
【朝日千葉版】

明日、松戸で演説会が開催される。
小学校の同級生が打ち揃って出かけ激励することになっている。

●テレビジャック
昨夜のできごと。
ホリエモンがフジテレビを除くNHK、民放キー局に顔をだした。
六本木ヒルズのインタビュー会場と局を結ぶ2元放送だった。
私が見たのは、23時過ぎ。
TBSとテレビ東京の2局のみだったが、
パーソナリティの質問内容が違って面白かった。
筑紫哲也氏はジャーナリストらしく、ラジオとインターネットのメディアの違いから
ホリエモンはどんな融合を図りたいと思っているのかを聞く。
ITという基本的には有線世界とラジオという無線世界。
堀江氏のイメージする融合が筑紫氏に伝わったか疑問だ。
一方、テレビ東京は、母体が日経新聞なので、株の買収問題に始終した。
スタジオの女性キャスターは、今後の展開に興味があるらしく
「もし」とか「…と仮定して」という質問を投げかけるが
堀江氏は、「そういう仮定の話はヨシにしましょう」と相手にしない。

NHK、日テレ、テレ朝の番組も見たかった。
古館はずけずけ突っ込むから結構面白かったかもね。

同一人物が時間差で各局に出演するという「事件」は記憶にない。
他のキー局は「自分のところでなくてよかった」と安堵しながら
対岸の火事に注目しているわけだ。

3月8日(火曜日)
●締切
確定申告の提出期限があと1週間に迫った。
頭痛〜〜い。
公共料金の年間費用を調べるため自動振替の通帳を見たら
16年2月からでそれ以前の通帳が見当たらない。
あわてて銀行へ行き、1ヶ月間分をプリントアウトできるかどうか聞いた。
「できる」というので、まず一安心。
2時半頃行ったら、4時半に取りに来てくださいという。
「あら、銀行の窓口業務は3時まででしょ?裏口から行けばいいの?」
「いえ、最近は5時までやっています」という。
へ〜知らなかった。銀行もサービスアップしたんだ。
いかに銀行と無縁の生活をしているかだな。
手数料400円也で無事、ささやかな金の流れを記した紙をいただきましたね。

昔から原稿締切に余裕があるとぎりぎりまで手をつけない。
切羽詰ったところで一気に向かうという悪い癖が抜けていない。
2005年度こそは、ゆとりをもって提出したいものだ。

●県民所得
2002年度・日本自治体別住民所得ランクが発表された。
資本・情報が集中する東京都が1位というのは納得できる。
2位がこのところ元気のいい中部経済圏の愛知県。
関東圏では千葉5位、神奈川6位、栃木7位、群馬11位、茨城12位。
「森の石松」ではないが、「誰か忘れちゃ〜〜いませんか?」と
周囲を見渡しても姿はない。
下のほうを見たら26位に埼玉県。
予想外に低いのには「驚き桃の木山椒の木」

郷土に人一倍、誇りと愛着を持っていた土屋前知事だったらこの結果をどう見るか。
さっそく、各部署に大号令、叱咤激励、ゲキが飛ぶだろう。
県知事会長までやっていたのだから、
自分の県の所得が関東で一番低いのではプライドが許さないだろう。
今の知事はどうかな?あまり存在感のない人だからな。
首都圏連合などを推進する前に、
県民所得を上げる経済政策を前面に打ち出す必要があるのではないか。

人口増首都圏でNo1。埼玉県が暮らしやすいから。などと言っているが
生活必需品が安いのは所得に応じた値付けがされているのだろうね。

首都圏で埼玉県はガソリン、灯油が安い。
横浜から越してきた当初は大いに助かったものだが、
これも所得水準に応じたものなのかね?
と、思ったら4号線で栃木県に入るとハイオクは埼玉より安い。
県民所得は埼玉より上。
ということは、あちらのほうが生活水準は高いということになる。

●1色刷り
幸手ヨークマートのチラシ。
B4両面印刷、赤版1色だが、網点を使って疑似2色効果を出している。
紙質は再生紙なので薄い。
かなり経済的に作成している。
プロの手によるものだから、価格を白抜きして目立たせたり、枠に変化をつけている。
ヨークマートの場合、通常は4色を用いているが、
食品特売のときは、紙質を落とし、インクも1色で、安さを強調している。
裏面の商品のグルーピングもよく考えられている。

春日部、杉戸、久喜が宮代の通常購買範囲だが、
幸手まで足を伸ばすに足りる価格なんだろうな。
こういうチラシを播かれると地元の小規模スパーはますます厳しい。
価格訴求だけでは太刀打ちできないこともある。
新たなサービスを考えなくてはいけないだろう。
例えば、独居老人や老齢夫妻だけの家庭には、昔ながらの御用聞きをするなどね。

3月7日(月曜日)
●渡良瀬遊水地
NHKの「不思議・大自然」で「渡良瀬遊水地」のメカニズムを紹介していた。
わが家からそんなに遠くない北川辺町から入ることができる。
これまで2度ほと訪れたことがある。
とはいえ、深くまで分け入ったことがなく、池のほとりまでだが。
「都心から1時間の大自然」と言っていたが、JR宇都宮線古河から行くのだろうか。

古河側の遊水地は水上スポーツのメッカで、
初夏から夏にかけてウインドサーフィンに興じる人が集まる。

ここは本州1の葦原の湿地帯だそうだ。
そして、満水時は箱根芦ノ湖と同じ水をたたえるという。
そんな巨大な場所とは知りませんでした。

絶滅種に近い植物群、250種に及ぶ野鳥が生息する自然の宝庫だった。
もう少し基礎知識を入れて、この春、再度訪れてみようと思う。

●日立のデジカメ
有効約500万画素CCD搭載のデジタルカメラ「i.mega」の新モデル「HDC-531」。
有効約500万画素CCDに光学3倍ズームレンズを搭載し、
モニターには約20万画素の2.5型低温ポリシリコンTFTカラー液晶を採用。
記録メディアにはSDメモリーカードを使用。6cmからのマクロ撮影や、
音声付き静止画撮影(最大30秒)、最大約312秒(64MB SDメモリーカード使用時)の
動画撮影機能などを搭載している。予想実売価格は4万5000円前後。

持っている人をあまり見かけたことのない日立のデジカメだが、
新製品は他社と比較しても遜色のないデザイン。
ということは、平凡な姿になったわけだが。

●ラウリー英会話教室

姫宮西口駅近く。英国人ラウリーさんの英会話教室。
自宅は平屋で一度おじゃましたことがある。
横浜本牧や福生の外人ハウスといった趣きだった。
庭には桜があって日本的でしたが。

「春期生徒募集」チラシが入っていた。
「Word」で作成されたもので、WordArt、表組、オートシェイプ、クリップアートを駆使している。
パソコン教室が用意する作例のような文書ですが
内容は明快、シンプルで目的達成しております。

Mrs.ラウリー、Kさんは10年前私が始めたパソコン教室の1期生。
当時某有名女子大に通っていた娘さんも一緒に見えました。
もう結婚して英国に住んでいるらしいですが。
Macのレッスンを行いましたが、あのMacはもう代替わりしているのでしょうね。
その後ご子息も見えました。
彼も立派な青年となって横浜に住んでいるという。

このチラシを拝見して、懐かしいシーンを思い出しました。

●ポストvs現代
  
月曜日は、男性向け週刊誌の発売日。
以前、2誌とも半5段のスペースだったが、今週は文春・新潮と同じく全5段。
広告の作りは似ている。見出しに重きを置く文春・新潮と異なり、
ビジュアルもウェイトを占め、女性誌のような原稿だ。

TOP記事:ポスト「堀江ライブドア暴力団に脅される」、現代「西武堤社長の愛人問題」
第2記事:ポスト「悲しきカリスマの最期・猪瀬直樹」、現代「堀江社長家庭内暴力の過去」

記事の重きの置き方が2誌では逆になっているが、西武・堀江には変わりない。
文春より感度がいいが、むしろこれが当然で、文春が鈍感といえよう。
ついに出ました、堤社長の愛人問題。遅すぎる登場だ。

今日の新聞では、株偽装問題で取り調べの内容が報道されている。
堤氏はとぼけていたが、確信犯。インサイダー取引であることはわかっていた。

新潮は堤西武を扱うにしても、まず企業、組織を先行し、次に人物に焦点を当てるという正攻法。
他誌は堤のスキャンダルからという芸能誌的取材。

「現代」は「宮崎ますみ」の復活をグラビアで伝えている。
中年世代には懐かしい名前だろう。
クールな美人で、新興宗教のデブ教祖と結婚した若村真由美と同じ頃活躍。
結婚してあっというまに引退。ハワイで子育てしていた。
宮崎は女盛りで「高島礼子」といい勝負するのではないかな。

●応援合戦
13日の投開票を前に中盤戦を迎えた千葉県知事選。
堂本、森田陣営はそれぞれ有名人を迎え聴衆の確保を狙った。
と言っても、相手陣営をこきおろす内容。

☆堂本支援:
民主党・菅前代表「森田候補はかつて、社会党、民社党、社民連の推薦で(国会に)当選し、あっという間に自民党に行った」と批判。
千葉商科大・加藤寛学長「東京都の言いなりになるケチな人には出てきてほしくない。何で(東京湾)アクアラインの値下げをするのか。(補てん分を)都が出すならいいが、県に負担させる。そんなバカなことをする必要はない」

☆森田支援:
石原東京都知事「犯罪対策など首都圏で取り組む課題に触れ、「(堂本知事は)この問題になると
反応が遅く、イライラさせられた。ものごとはすぐやらなければだめだ」と現職批判。

松沢神奈川知事は「首都圏連合に反対する陣営は『東京の配下に入るのか』と批判しているそうだが、
意味を理解していない。千葉のいいところを伸ばすためのものだ」とアピールした。

☆山田支援:
共産党推薦の山田候補だが、肝心の志位和夫委員長の援護射撃はど〜したんだろ〜。
対抗陣営は、知名度のある応援を得ているというのに。

5日掲げたのは「地をはう選挙」。市川、浦安市内で街頭演説を繰り返した。
JR新浦安駅前では、近くの商店街にも飛び込み、
一軒一軒に「地元商店街の活性化も頑張ります」と声を掛けて回った。

(朝刊では現職、森田の見出しが躍る。山田候補は最後にわずか3行)

こういう状況では「地をはう選挙」ではなく「血を吐く選挙」みたいじゃん。
現職優位で展開される知事選だが、
「不見転(みずてん)」森田健作だけには負けて欲しくないのだよ。

3月6日(日曜日)

●人生訓
陽明学研究者の井上新甫氏の新著「王陽明と儒教」の中に
「才なく知なくも、徳や情があれば人生、間違いはない。
徳が根幹、才は枝葉である。
才より徳のまされるを君子といい、才徳共に兼備していることを聖人といい、
才徳兼亡を愚人という」というくだりがあるそうだ。

これを、西武王国の堕ちた偶像「堤義明」氏にあてはめてみるとどうだろう。
父親の命を受け若くして統帥となった氏は
大磯ロングビーチや箱根にテンガロー村を開設する。
機を見るに敏、であり「才」はあったのだろう。
しかし、自分の周囲には自ら興した早大観光研究会の後輩で固め
アゴで使うような組織を作る。
封建的な家訓に固執し、新しい時代の組織を作れなかった。
頂点に君臨すること幾十年。
風通しの悪い組織はついに腐って崩壊する。
「才あって徳なし」の見本のような社長であった。

また、記事は、毎年成人の日にサントリーが打つ広告も紹介していた。
これは、故山口瞳氏の筆、柳原良平氏イラストによるもの。
含蓄ある筆致で20歳からの人生の処し方を説いていた。
名作である。
それは「多少品行が悪くても品性が劣っていてはいけない」という。

これも堤義明氏にあてはめてみる。
品行が悪いのは父親譲り。下半身の「ドラ息子」がうずいてばかり。
品性はどうかというと、気に入った女優がいると、
金にあかせて迂回作戦で接近しモノにするというのが常套手段。
品行、品性ともに下劣というのでは、評価に値しない。
しかし、今のところ外に作った子供のニュースは漏れてこない。
「血を複雑にするな」という親の遺訓は守っていたのか。

●手巻き煙草
至るところで喫煙禁止。
喫煙者には肩身の狭い時代になった。
禁煙に走る人も増加中。
煙草は罪悪の感がある。
JTが早期退職者を募ったら予想を上回る希望者で退職金も膨大。
先行きのない企業に見切りをつけたんだろうね。

喫煙者は相次ぐ値上げにもかかわらず
高い税金を国に払い続けている。

昨日、シカゴから一時帰国した娘が面白い物をもっていた。
「手巻き煙草」である。

懐かしい代物だ。
私が小学生の頃、父親が自分で煙草を巻いて喫っていた。
巻紙は英語辞書の薄い紙。
煙草の葉を紙の上に乗せ、2つのローラーがついた「煙草巻き機」で
やや細めの煙草を手作りしていた。

今、禁煙先進国アメリカは煙草の値段が恐ろしく高い。
1箱6$〜7$もするという。
(セブンスターは値上がり後280円になったが、米国に比べればまだ安い)
だから、「手巻き派」に転向する人が多いという。
若者の間ではファッションで、
煙草、紙、フィルター、巻き機を購入しブレンドしたり香りをつけて楽しんでいるという。
マリファナを喫っている奴は機械なしで器用に巻けるらしい。
 
(上はセブンスター、下が巻きタバコ。おしゃれな煙草ケースは必需品)

わが国では煙草は専売品なので、巻き煙草(^。^)y-.。o○が入手できるのか?
調べてみたら、数は多くはないが、葉巻などと同じように売られていた。

「ローラー」と呼ばれる「巻き機」も進化して簡単に「両切り」が作ることができる。
「ピー缶」の「ピース」と同じような煙草だが、「きつすぎる」人はフィルターをつければいい。

箱入り煙草より単価が安いという経済的なメリットもあるが、
自分で好みの葉をブレンドし、
少しの時間をかけて作るという「優雅さ」がよさそうだ。

市販品では無意識に、習慣的に煙草をくわえている、ということが多いが
「手巻き煙草」なら、自作の時間を経なければならないので
本数を減らす効果もあるのではないか?

通販で「手巻き煙草」道具を購入することもできるが
銀座の喫煙具店をのぞいて見たくなった。

JTも、完成品ばかり売らないで、
煙草の楽しみを広げる商品の開発に取り組んだらいいのにね。
元「専売公社」の殿様体質なんだろ〜〜ね。

3月5日(土曜日)

●新手口
埼玉県横瀬町で発生した銀行強盗だが、この手口は今までになかったのではないか。
前日の夕方帰宅する行員を拉致。
拳銃のようなものをちらつかせながら、翌日7時過ぎまで周辺を走行させる。
銀行員にドアを開けさせ、出社した行員を次々に縛り上げる。
最後に支店長に金庫とATMを開けさせ4500万円を奪い、支店長の車で逃走。
男は30〜40歳で、身長約1メートル70。小太りで、車内ではマスク、
支店内では目出し帽で顔を隠していたという。

郊外のサラ金のATMをユンボで強引に破壊して強奪するという
荒っぽい手口に比べれば、今回の犯罪は知能犯だ。
しかも単独だから、うまく逃げおおせれば分け前でごたつくこともない。
ことによったら模倣犯があらわれるかもしれない。

銀行も、集団下校ではないが、新たなる対策を講じなければならない。

この手口なら、都会の銀行にも応用がきくだろうな。
銀行の裏門から退社する行員を尾行する。
人気のないところで拉致し、銀行に戻る。
で、翌日まで待つことはない。
金庫とATMを爆破すれば現金を手にすることができるのだから。

或いは、店長を拉致する。彼は金庫の番号を知っているからね。
客のふりして昼間銀行へ行けば、店長の面は割れるだろう。
彼の行動を1週間も監視すれば、拉致も容易だ。
当然銀行は夜間は警備会社と契約しているだろうから、仕事はスピード勝負だ。

映画にあるように、開店後にカウンターから襲えば
行員の誰かが非常ベルを押すだろう。
今回の事件は、開店前のわずかな時間で仕事を済ませた。
こういうことは「危険回避マニュアル」には記載されていなかったのだろうか。
銀行は盲点を突かれた。

3月4日(金曜日)
●大雪警報

雨戸を開けると、湯西川温泉と見まごうばかりの雪景色。
昨夜の予報で「大雪」と繰り返していたが、思ったほどではなかった。
さらさらした小さな雪片である。
これが昼過ぎまで降り続くというから…やはり大雪になる恐れあり。

入試を行う大学が数校あるらしい。
軒並み開始時間を少し遅らせたそうだが、受験生は可哀相。

●アンバランス

リコーはデジタルカメラ創世記から商品提供を行っている老舗のひとつ。
「Caplio R1V」は502万画素のCCDを搭載したコンパクトデジカメだ。
小型サイズながら、光学4.8倍ズームレンズを搭載しており、
28〜135mm相当という幅広い焦点域をカバーするのが大きな魅力。
グリップ部を横にスライドさせることで素速く電源がオンになる。
AFの合焦スピードも速く、レリーズタイムラグも約0.05秒と高速なため、
通常のスナップ撮影においてストレスを感じることはほとんどない。
…と、スナップ用としてよさそうな機能を搭載する。
デザインはレンズを収納した状態ではスマートである。
しかし、4倍ズームにしたため、レンズのせり出しがかなり長くなる。
薄型なのだがこのズームがデザインバランスを崩してしまう。

35mm小型カメラもズーム倍率を競った結果、
消防車の梯子のようになが〜〜く飛び出す。
このバランスの悪さで、一切購入しなかった。

今後デジタルカメラのズーム比率競争になれば、
35mm時代と同じようなことになってしまうだろう。

スナップ用には短焦点、スライド式電源ONカメラが最適だ。
このコンセプトで大人の所有に耐えられる
小型高級カメラの登場を待ち望んでいる。

●べた猫ちゃん

わが家のミミは一人(一匹)では眠れない。
私がPCに向かっているときは膝の上で時間を過ごす。
寝てしまうときもあれば毛づくろいに急がしいときもある。
20分が限度で、私の脚は痺れてしまう。
ミミの寝室。
私のもうひとつの椅子なのだが、いつの間にか彼女に取られてしまった。
抱いて連れてゆくと、近くに私の気配があるかぎりそこで寝ている。
私が部屋に戻り床に就く。
まどろんでいるうちに布団にもぐりこんでくることもある。
私が寝込んでしまう。
朝、気がつくと私の傍らで寝ている。

夜は常に私のそばから離れない。
猫は、覚めた生き物で人間と距離を置いて生活すると思っていたが
ミミはそういう意識はないらしい。

3月3日(木曜日)
●大雪警戒
予報ではかなり積もるという。
22時15分、ジョンの排泄のために外に出たら雨が降ってきた。
これが夜中に雪に変わるのだろうか?

●ごっこ
面白い記事が掲載された。
「ライブドアの経営参画に反対 ニッポン放送社員が声明 」

ニッポン放送の株を買い占めているライブドアに対し
社員が「ライブドア傘下はいやよ。
なぜなら、いままで安泰だったのはフジサンケイグループの一員だったから。
堀江さんが乗り込めば、サンケイグループは援助してくれないから」
平たく言えばこういうことなのだ。

こいつらの意識は低いよな〜。
「寄らば大樹の陰」意識そのもの。
寄生虫意識ばかりが先にたち、自分たちで何とかしようという気概がまるで感じられない。
往年の名ディスクジョッキー亀渕社長の会見を見ても、
初めてマスコミの前に引き出された罪人のようにおどおどしてる。
ラジオの人間はカメラ慣れしていないからかね。

ラジオ放送局つ〜〜のは、こんな主体性のないアホ企業だったの?と改めて思った。
だいたい、労働組合がないことにも驚いた。
企業というより「放送ごっこ」をしているアマちゃん集団という感じだね。
電波法、放送法で庇護されていると、こんなふうに「成り下がって」しまうんだ。
「きんXXを抜かれた宦官集団」だということが暴露されちまったな。

それにしても馬鹿な声明を出したもんだ。
こういう企業は、一度世間の荒波に放り出したほうがいいに決まっている。
後に判明したことだが、
声明文には社員の名前が記載されていないという。
万一、ライブドアに買収されたばあい、反動分子とみなされるから。
ますます、こういう自己保身だけの奴等に嫌気がさしましたね。

●文化の違い
2日、「国連婦人の地位委員会」閣僚級会合が開かれているニューヨークの国連本部で
女優のメリル・ストリープさんがNGO団体「イクオリティー・ナウ」を代表して会見し、
日本を含め多くの国で女性を差別する法律が存在すると警告した。

「クウェートでは女性が投票できないし、スーダンやイエメンでは
妻は夫に従順にしなければいけないと決めた法があり夫の許可なく外出できない。
ハイチやシリアでは男が名誉を守るため妻殺しをした場合、刑罰を受けない」などと、
差別法を改正しない国を列挙。
「男性と違って女性は、離婚後も6カ月間結婚できない」と日本の民法もやり玉に挙げた。
【以上新聞報道】

(右はさえない女教師という感じ。彼女のイメージはこっちだ)
メリル・ストリープだが、ず〜〜っと「メリル・ストリーブ」だと思っていた。
ところが、「Meryl Streep」。「ぶ」じゃなくて「ぷ」なんですね。

彼女が出演した映画を初めて見たのが「Deer Hunter」だった。
ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケンなどと共に
2人から想いを寄せられる女性を演じていた。
男の友情映画の「さしみのつま」のようでしたが。
1978年の映画だった。
あれから幾年月。
知性派でとりたてて美人ではないメリル・ストリープは演技派として数々の映画に出演。
いつの間にか「女性地位向上」の活動家になっておりました。

女性差別が著しいアラブ諸国の例を挙げたが
これは「イスラム教」の教えによるものだ。
彼等の生活に宗教は深く根ざしており、
キリスト教国の女性が声高に叫んでも
「はいそうですか。悪うございました」と簡単に改まるものではない。
「一夫多妻」もそうだが、メリさんは言及しておりませんね。
あれは容認されるのかな?

日本の民法にも噛み付いた。
「男は離婚してもすぐ再婚できるが、女性は半年経たないとNGつ〜のはおかしい。」

これは、離婚前の亭主の子供が腹に入っていないかどうかを見極めるもの。
もし、妊娠していればその子は前の男の財産の相続人となれる。
この歯止めがなければ、
女性は前の亭主に財産がなく、次の亭主は財産持ちという場合
前の亭主の子を新しい亭主の子供と言い張ることだってできちゃうじゃないの。

男は種付けだけ。
「妊娠したのはあのとき、あの男」とわかるのは女性だけなのだ。

離婚しようとする男女が「子作り行動」を行うのか?
素朴な疑問がわくが、こればかりは当事者じゃないとわからん。

メリちゃんさ、言うのは簡単。
その前に宗教や法律が生まれる文化的背景も学習してね。
世界の正義はアメリカにあり、というブッシュと同じじゃん。

●恒例・文春/新潮2番勝負


※両誌とも西武のドンをトップ扱い。
※ホリエモンを追うのは新潮。文春は軽い扱い。
 ライブドアvsニッポン放送は今週もまだ旬のネタじゃないのかね。
<特集>
文春:「堤逮捕で震撼する人々」
※女優好きの義明氏らしく、吉永小百合にも軽井沢別荘を安く売っていたのかね?
元財界のプリンス、プリンスホテルのオーナーも「プリズン」入りではしゃれにもならん。
新潮:「義明メモ」
※政治家への便宜の内容が記されているという。
かなり恩恵を蒙った人も多いだろうから、身に覚えのある奴は戦々恐々だ。
<記事>
文春:「里谷多英・泥酔公然わいせつ事件」
※ライブドアと株攻防戦の真っ最中のフジテレビ社員が、深夜の六本木で外人と
とんでもないことをやってしまった。
    「日枝会長「ホリエモン潰し」のイヤ〜な感じ」
※意図的ではないのだろうが、フジテレビへのマイナス要因記事が2つ。
新潮:「追い詰められたホリエモン」
※連日テレビで強気発言をしている堀江氏だが、じわりじわりと外堀が埋められているということか?
このほか、「流出したドラマ出演料一覧」「時間外取引」などのくくりで、小さな記事を集めている。

新潮は相変わらず記事作りがうまい。
「堤」記事にしても文春は女性誌感覚なのに、新潮は政治家との癒着をにおわせる。
軟派文春、硬派新潮の差が表れている。

●堤義明氏逮捕
株の偽装問題でついに司直の手が伸びた。
最近は「悪い奴ほどよく眠る」ことはできない。
冬眠の穴の中から白昼に引っ張り出され指弾を受ける。

70歳になってこのザマ。
「晩節を汚す」などと生易しいものではない。
既得権益の上に問題意識なく胡坐をかいていた莫大なツケを支払わされた。

朝のワイドショーでは堤一族の紹介にかなり時間をさいている。
父親亡き後、30歳で西武帝国のトップになった
堤氏の会議の模様が映された。
先代に仕えた多くの番頭が若干30の若者の前にへ〜こらしている。
番頭が深々とおじぎをして若者を迎える。
彼は先に椅子に座る。
そして、親くらいの歳の番頭たちに向かって言う「座っていいよ」。

番頭たちは飼いならされた犬。おあずけをくらっているような姿。
なさけない光景だったな。

●錯誤
プチ整形の国の元首らしく、自らも目元パッチリ「童顔」可憐な風貌で
とんでもないことを言い出した。

韓国の盧武鉉大統領が、植民地時代の独立運動を記念した式典で、
日本に、「謝罪」と「賠償」を求めた。

「冬のソナタ」のおかげで韓国を訪れる日本人も激増し
観光収入もアップしている矢先だ。
「韓流」ブームで日韓が国民レベルでいいムードになっている。
だのに「冬のあなた」は何を言い出すの。

北鮮の拉致問題に対しても、「過去に行った日本のことを考えれば
騒ぎ立てるのはおかしいよ」などとキムさん擁護発言みたいなことも。

時代錯誤もはなはだしいとはこのこと。
われわれの2代3代前の日本人が朝鮮半島に対して行ってきたことは、
戦後、歴代内閣が誠意をもって対応し、補償も行い、
国家間の「約束」で解決してきた。
それを、今頃何を「トチ狂った」ことを言い出すのかね。
政権維持の人気取りのために、隣国を巻き込んではいかんぜよ。

もっとも、日本をたたけば多くの国民が溜飲を下げるというお国柄じゃけ。

●堅調
CANON、SONYの華々しさに比べ、やや地味なOLIMPUSだが、
着実に新製品を投入している。
今月中旬発売予定のデジタルカメラ「i:robe IR-300」 は、

「i:robe」シリーズの第二弾で、なかなかすっきりした顔立ち。
パソコンに画像を転送するときはカメラ本体とパソコンをケーブルでつなぐが、これは、クレードル経由。
しかも、HDDやDVDに保存したり、印刷・閲覧が可能だ。
これを「Dock & Done」 というのだそうだ。
レンズはボディ中央。カメラを構えたとき自然な視界確保できる。
小型・薄型・軽量のボディに2.0液晶モニターを搭載。
撮像素子は有効500万画素CCD。35mmフィルム換算38〜114mm、
ワイド側開放F値3.3の光学3倍ズームレンズを搭載する。
記録メディアはxD-ピクチャーカードで、15MBの内蔵メモリーも備える。
予想実売価格は4万円前後。
写真からはレンズカバーがどのように開閉するかわからない。

速写性を考えれば短焦点。レンズカバーをスライドすれば
電源ONとなり撮影体制になる。
Web素材の収集用にはこのようなカメラが使いやすい。
最近ズームばやりで、こういうタイプは少ない。

MINOXのように小型で完成されたデジタルカメラが出現するのはいつのことだろう。

3月2日(水曜日)
●食文化

牛肉の輸入再開を引き延ばしている日本に対しアメリカ議会は業を煮やし、
「日本へ経済制裁を行うべきだ」と発言する議員も飛び出す始末。

わが国は北朝鮮への経済制裁をじわじわと展開しているというのに
後ろから首に紐を巻きつけられるようなことになってしまった。

もともと日本は子牛の耳にタグをつけて飼育するなど
牛肉に対する品質管理は厳重だった。
そこへゆくと、肉食国アメリカはかなり大雑把。
それもそうだろう。飼育頭数がまるで違うのだから、
そんなことをやっていたら商売にならない。

わが国では牛にビールを飲ませて飼育するなど肉の味にこだわってきた。
米国の肉は大味でおせじにもうまいとは言えない。
ハンバーガーの肉も日本と米国では大いに違う。

病気持ちの牛を輸入するわけにもゆかないので
日本は「全頭検査」を要求したが、大変な作業と膨大な設備投資が必要だから
あちらは日本の言いなりにはならない。

生後20ヶ月以内の若い牛に対し検査を行っているが、
これもアメリカ流のあいまい検査。
骨髄の部分を見れば健康かそうでないか判別できるというのだが、
なにしろ目視で行うのだ。

食文化の違いが、今回の摩擦を引き起こした。
アメリカにも都合があるのだろうが、
日本だって、そんなあやふやな検査で入ってきた牛肉を国民は敬遠するだろう。

あちらの議員は
「日本製タイヤを排除する…」などと具体的なことを口走ったらしいが、
ブリジストン以下タイヤメーカーは冷水を浴びせられたような気がしたろう。
「なにもタイヤを引き合いに出さなくても。
他にも制裁対象になりそうな製品はあるだろうに」と。

●継続
年度変わりで「新しい村」の工事も急ピッチである。
図書館裏を流れる水路では橋桁工事の足場が組まれている。
「新しい村」付近の浄化槽も親水施設のような顔つきになってきた。
逆井側からの入口の舗装工事も終わった。
「お立ち台」のような盛り土には階段が作られた。
「像」の周囲は立派な石積になった。
レジーナ脇の舗装道路もグリーンベルトをせばめるコンクリート工事も終わり
「グリーン」を植えつけるまでになっている。

間もなく完成だな、と思ったら回覧が入った。
新たな工事の開始予告だった。
「森の市場」裏の駐車場整備と、動物公園と畑の境界線の環境整備だという。
花を植えるのかな?
だが、誰があんな奥まったところまで入り込むのだろう。
畑の持ち主が農作業の折、トラクター越しに目を楽しませる効果はあるだろうね。

●親の因果
マスコミを賑わせているニッポン放送・フジテレビと西武だが、
どちらも「株」がらみということで共通している。
外から見れば立派な企業だが、企業の根幹となる部分が無茶苦茶。
特に西武の場合、創業者である先代の遺訓をしっかり守っている。
その内容が栄耀栄華を維持するため、名義偽装株のノウハウだ。

創業者、堤康次郎氏は実業家であり衆議院議長まで務めた人物だが、
生涯に正妻3人、内妻2人、5男2女の子どもをもうけた。
「下半身に人格なし」を身をもって実行した。
どういうわけか正妻が生むのは女の子ばかり。
外に作った中から3男の義明氏を後継者としてコクド社長に指名した。
西武百貨店は次男、豊島園は4男、プリンスホテル5男と
異母兄弟それぞれが西武王国の要職に就いていたが確執があった。

義明氏は子供の頃から父親から一番怒鳴られていたという。
そして後継者に指名されたとき
「友達はつくるな」「親の死後10年は動くな」と言われた。
作家の猪瀬直樹氏は義明氏を父親のクローンだと評した。
好色なところも似ていたが、父親ほどハチャメチャではなかった。
「血を複雑にするな」とも言われていたらしいから。

だが、4男の康弘氏は
義明氏に対する刑事責任追及の動きに関しては、冷たく言い放った。
「特に何も感じない。あの人は、先代(康次郎氏)が掲げた『感謝と奉仕の精神』とは
かけ離れたことばかりしてきた。結局、二代目の立場を最大限に利用して、
あれこれとやりたかっただけ。
今ごろ先代は、『あの男を跡継ぎにしたのは間違いだった』と思っているに違いない」

テレビで見る義明氏は、生気なく目はうつろ。
頬にシミの目立つ老人でしかなかった。

●1歩引いたジャスト・システム
ワープロソフト「一太郎」のヘルプ表示で
松下電器から著作権侵害で訴えられていた「ジャスト・システム」が
修正プログラムを本日から自社サイトでダウンロードできるようにした。
無用な摩擦を防ぐ措置だと思うが、
内容は、「?」マークだけに絵柄が変更されるというもの。
ジャストシステムは「アイコンではなくなり、特許を侵害しない」としている。
画面は見てないが、小手先の変更に過ぎないようだ。

3月1日(火曜日)
●人間性

ニューヨークヤンキース松井秀喜選手がジャイアンツ時代に
松井HR基金というのを作っていたそうだ。
ホームランを打つたびに販売したテレカの代金をプールして
恵まれない子供たちに寄付していたという。
今回、その一部を中越地震のために寄付した。

30前後の青年にはなかなかできないことである。
が、彼は常に社会に目を向け善行を行っている。
イチローもすばらしい選手であるが、ついぞ聞いたことがない。
自分で稼いだ金なのだからどう使おうが外野がとやかく言うことではない。
気の強そうな美人の年上女を娶り、米国と日本に豪邸を構える。
いいよ。それはそれで。
だけど、子供たちに夢を与える仕事に就いているんじゃないの。
稼いだ金のほんの少しを、恵まれない子供たちのために使ってもバチはあたらんぜ。
親の教育のしかたが違ったんだろうな。

松井の、試合後のインタビュー。
出来がよくても悪くても記者を前にきちんと答える。
誠実な人柄があらわれております。
さらに数々の善行。
できすぎくらい、よくできた人間だわな。

●ITファッション
ホリエモンのマスコミに登場するラフなファッションが
コンサバな企業経営者に評判が悪い。
年配の経営者はダークスーツと相場が決まっているのに
ホリエモンは休日のようなカジュアルないでたち。

IT先進国米国では、このようなカジュアルファッションが一般的であるという。
世界一の金持ちマイクロソフトのビル・ゲイツだって、
アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズだって
新製品発表などで公の前に立つときのファッションは
ホリエモンのようだ。いや、ホリエモンがITの先輩を真似ているのだ。

こういうのを「ボボズ・ファッション」というらしい。
当の米国人でもこの名を知る人は少数派。
「ブルジョア、ボヘミアン」に由来するらしい。
金はあってもボヘミアンのような自由人ということ。

同じITでも、IBMやHPといった企業を相手にする企業は
ビジネスマンらしくスーツでびしっと決める。
ソフトウェア開発部門はどうかわからんが、トップや営業マンはスーツね。

IBMやHPとマイクロソフト、アップルとでは企業の発生形態が異なる。
ビルやスティーブの若い頃は反体制のヒッピーだった。
それが、既存のコンピュータメーカーに挑戦するように、
そして、自分たちの夢を実現するために
OSを開発したり、誰でも所有できるパソコンを作った。
自宅の駐車場の一隅から出発したので、ガレージカンパニーなどと呼ばれる。

こういう彼等だからコンサバの対極にある服装を好む。
コンサバは「守り」「変化しない」の象徴に映るんだろうね。

今回、ニッポン放送+フジテレビという巨大企業に挑むライブドアは
まさに70年代を彷彿させるか、といえばそうではない。
ホリエモンが行っているのは「買収」だが、
先輩のビルやスティーブが挑戦したのは、新しいコンピュータ文化の創造だった。
発想がまるで異なる。
ホリエモンが、ライブドア自身でニッポン放送に欠如していたことを始めて
ITと放送の融合を図ればよかったのだが、
「乗っ取り」という手っ取り早いが、日本の企業風土が嫌うやりかたを
とったことが、既存大企業の反発を買っている。

若者が、大企業に挑む姿を好ましいと感じるか
違う方法で既存放送業界に風穴を開けるほうが若者らしいと感じるか。

巨大な金をバックになりふりかわぬ方法で買収しようとする姿が
少々鼻についてきましたが、私は。
受けるフジ・サンケイグループも、防戦一方で「かっこわる〜〜」ですね。
大企業らしからぬ法務部門のおそまつさをさらけだしております。

「ボボズ・ファッション」だが、北国で連呼するなよ。
若い女性にビンタくらうぜ。

●珍作戦
フジテレビは女子アナに「合コン禁止令」を出したという。
これも、今回のライブドアとの戦いの作戦のひとつという。
なぜ?
若いIT業界らしく、経営者、重役たちは同業者同士の情報交換を兼ねて
合コンを開催しているらしいのである。
そこへテレビ局の女性アナが呼ばれるのだそうだ。
若くて、高学歴、金もある。
気位の高い女子アナでも、こういう場でロマンスでも生まれればという
気持が働くのか、各局から顔を見せるという。

こういう奴等に引っかからないよう、フジテレビのおじいちゃんたちが
老婆心で導入した「禁止令」というのだ。

なんか、動脈硬化を起こしているような滑稽なできごと。

●民意
新市名で話題になった「中央アルプス市」も合併破談になったという。
「平成の大合併」は日本全国で利害、思惑が入り乱れて悲喜こもごもだ。
読売埼玉版では「試される自治」<合併の選択>シリーズが始まった。
今日が第1回。「民意」とは何かのタイトルで、花園町と宮代町が紹介されている。

花園町:町民の意向をいち早く受け入れ対処した例として紹介
昔から交流の深い寄居町との合併を視野に入れ、
それを公約に町長は当選した。
ところが、合併先を問うと深谷市、岡部町、川本町との
1市3町合併を希望する町民が多かった。
町長はそれを「民意」とし、迅速に「寄居町」との合併協議会を解散。
新しい1市3町との合併にこぎつけ、来年1月に新「深谷市」が誕生する。

宮代町:町民の意向を反映せず麻のように乱れた例として紹介されている。
昨年7月、1市3町合併是非を問う投票が行われ、民意は「否」という選択をした。
秋に、町の将来を憂えた団体が「合併復活」運動を起こす。ほぼ同時に
杉戸町との2町合併推進運動も始まった。
「民意」を守れという運動もいくつか起こり、これが1本化され「宮代町共同宣言デスク」の
名称で精力的な運動を展開する。
三つ巴の運動が繰り広げられたが、
合併復活運動の物量の前に杉戸町との合併運動は下火になってしまう。
その後、合併復活運動の責任者が浦和地裁に起訴されるという事件が起こった。
だが、もともと合併推進派だった町長は、投票結果に反し、合併復活話を
春日部・庄和町に持ちかけた。
「単独推進派」の人々は民意を無視するものと「町長リコール」運動まで起こりそうな
按配だったが、これは回避される。
春日部との合併を望む町民が多かった杉戸町は、
宮代との合併を密かに望む町長と議会が宮代の動きを静観していた。
けっきょく、まとまりのつかない宮代の申し入れが断られ
春日部・庄和町1市1町の合併が実現、今年10月新・春日部市が誕生する。

花園町と宮代町は、同じ「民意」でも状況が違うので
同列に論じることはできないだろう。
1市2町が花園町の申し入れを飲んだから順調に運んだからであって、
どこかが「否」となれば破談となるところだった。

一方、わが町宮代は、単独で決まったものの、復活運動の発生で
これも「民意」とばかり町長の意思がぐらついたことから混乱が始まった。
もともと、町長は、町の未来を合併により強固にしようという思いがあったので
この運動に望みをかけたと思われる。
春日部・庄和の合併が進んでいるところへ、宮代だけが復活話を持ち込んでも
拒絶されるのは自明の理。
杉戸との意見調整を行い、2町の「民意」を1本化する、
あるいは2町の「強権発動」という行政クーデターで持ち込むのならともかく…

そんなわけで、ねじれにねじれた
(西武、フジサンケイグループなど<ねじれ>は時代の流行だがね)
宮代の場合、「民意」は「民主主義」を守れという原則論運動により
一応の決着を見ることになった。

合併復活運動は町の活性化を視野に入れたもの。
合併反対運動は活性より現状を見直し、緊縮予算にあった町の運営を願うもの。

「貧しくも美しく」ということか。
負担を強いられる年金暮らしに住みよい町になるのか否かはやがてわかる。
これからの町を担う若者に住み続けたい町かどうか、これもやがて判明する。

●誤解
 
相変わらず、ライブドアとニッポン放送+フジテレビは熾烈な闘争を行っている。
先日、TVアサヒとテレビ東京の経営者は、フジテレビの肩をもった。
今朝の新聞では、日テレ会長「堀江氏に共感できぬ」という見出し。
これが、くわせものなのだ。
見出しだけを見れば、堀江の露骨な株買い占めを批判したようにとれる。
ことろが、会長は、堀江氏のラフなスタイルで番組に登場したり
インタビューを受けることに対して「共感できない」とコメントしたのであって
株の件では「既成の権力に立ち向かっている姿勢は、日本に活力をもたらすのかな…」という見解。

読売のタイトルの付け方は作為がみえみえなのだ。
今回の騒動で「株の買い占め」と「服装」のどちらのニュース性が高いのか
考えなくてもわかりそうなもの。
それを、あえて「服装」へのコメントを大きく扱う読売の姿勢は
結局、アンチ堀江ということを物語っている。

●移籍

懐かしい雑誌の広告だ。
「宣伝会議」「ブレーン」ともに、学生時代から社会人になっても購読していた。
昔、「宣伝会議」は故久保田孝の「久保田宣伝研究所」から発行されていた。
「クボセン」の名で親しまれ、現在も続く「コピーライター養成所」を主催している。
広告業界を目指していた私は、大学2年の時、銀座で開催されていた「養成所」に通った。
自腹ではなく、大学で所属していた「広告研究会」からの派遣だった。
銀座との出会いは、まさにこのとき。
その華やかな雰囲気が気に入って、何が何でも銀座の広告代理店に入社すると心に決め、
卒業と同時に、1丁目の「読売広告社」へ入社した。
昭和40年だった。
業界人はニュースとトレンドを得るために、この2冊の雑誌は目を通していた。
「くぼせん」も紆余曲折あって、社名も「宣伝会議」に変わった。
「ブレーン」は「コマーシャルフォト」などと同じ、誠文堂新光社が発行元だった。
だが、いつの間にか「宣伝会議」に変わっていた。
何があったんだろうね。
これらの雑誌に目を通すこともなくなってから久しい。

●千葉県知事選
「合同個人演説会」は、3候補が同じテーマでそれぞれの公約の視点から
意見交換を行おうというもの。
市民団体「千葉マニフェスト討論フォーラム」(内田豊代表)の呼びかけで実現した。
27日夜、浦安市の市立入船中学体育館で開かれた。
約800人が議論を聞いた。
森田候補は途中で退場。
これは、敵前逃亡とみなされても仕方ないだろうな。

合同個人演説会は
3月3日午後7時、東金市文化会館
7日午後7時、成田市立西中学校。
8日午後7時半、千葉市文化センター
10日午後6時45分、松戸市民会館でも予定されているが、
堂本、山田両氏だけが参加する見込みという。

「もりけん」候補は、急遽、知事になりたくなったお方で、
こういう場で、数字をもとに意見のやりとりをすると「ボロ」が出る。
なんせ「付け焼刃」だからね。
公開討論会に出席できないような知事候補を、千葉県民が何票いれるかね。

宮代樹海
宮代に残る雑木林で最大級と思われるものが
「新しい村」育苗施設裏手の水田の向こうに広がっている。

野菜直売所「結」の向かいの雑木林は、だいぶ手が加えられたが、
そこはほとんど手付かずで、私は密かに「宮代樹海」と名付けている。

「農の道」に沿ったこの雑木林には多くの野鳥が生息している。
また水路にそって、彼岸花が植えてある。

鳩小屋の前に2本の栗の木があり、季節には大きな実をつける。
そこにパワーショベルが入り、あっという間に木を伐採しならしてしまった。
トクホンの裏手の道が丸見えである。

宮代樹海の一角が破壊されたのだ。
ここには住宅を建てることができないから
建設会社の資材置き場になるのだろう。
すでに「樹海」の右端は資材置き場になっている。
ここにきてまた同様のことが起こると
宮代町の「原風景」も「かたなし」となってしまう。

「新しい村」は「農のある町」を標榜する宮代町が進める大事業だ。
「宮代樹海」も重要な構成要素なのだが、
個人の所有地だからどう使おうと町は口をはさむわけにはゆかない。

少し前なら環境保全のために町が買い上げたかも知れないが
緊縮財政では夢のまた夢。
所有者の理解を求めたいところだが、あちらにも事情があるのだろうね。

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