田舎三昧の生活と意見

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■Contents■

01 安売り
  悠長
  桜開花
02 有料化
  流行顔?
  訓示
  どっちを向く
03 ビール
04 松井大活躍!
05 弟よお前もか!
  春到来
06 仮面の下
  やったね!
  恐いセリフ
  儚い生涯
  大人の都合
07 恒例・文春/新潮2番勝負
08 偽装認知
  満開
  桜7分咲き
09 桜と柳
  春爛漫
10 頭痛のたね
11 NHK穴
  偏向教育
  無情の雨
  最悪
12 詐欺教授
13 いいがかり
  いじめ
14 チューリップ
  霧の朝
15 騒動
16 ミミの得意技
  鴉
  鳩
17 初夏、急ぎ足
  山菜
  錬金術
  愛国無罪
18 銀座
  Office
  月2回刊
  貧弱
  抗日有理

19 千年女優
  和解
20 丹羽文雄
  歴史の暗部
  戦い済んで
  地震
  新法王
21 離婚
   剽窃
22 ポール・牧、自殺
23 チャールズのとほほ
  サイト検索
  違法コピー
24 期待
  図鑑
25 尼崎大惨事
  津波現象
26 サービスの質、JR西日本の場合
  サービスの質、宮代役場の場合
  死者58名
27 オーバーラン大会
  死者92名に
  田毎
  トレンドマイクロ社の茶番
  死者76名に
28 痛恨
  播種
  死者106人に
  死者105人に
  死者96人に
29 見苦しい
  高見運転士
  行く春
  親戚
30 犠牲者
  奇跡的


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4月30日(土曜日)
●犠牲者
JR西日本の業務実態が明らかになるにつれ、
今回の尼崎大事故を引き起こした高見運転手も組織の犠牲者であるように思えてきた。
もちろん、彼の行為は許されることではないが、
彼をあのような惨劇へ導いたJR西日本の運転士に対する教育システムに欠陥があることは明白だ。
23歳ならまだやり直しはいくらでもあるが、
新幹線の運転手を目指していたというから、この職業は彼の天職だったのかもしれない。
だが、これまでの勤務状況から、鉄道マン、とくに極度の緊張を強いられる
運転士には向いていなかったのかも知れない。

私鉄vsJRの過当競争から、秒単位のダイヤ管理が行われていた。
テレビの世界も同じく秒単位であるが、直接人命には及ばない。

ロスタイムを回復するために高速運転、急ブレーキは、裏技として日常的に行われていたという。
研修期間中に添乗した先輩運転士から、このテクニックを高見運転士も学んでいたはずだという。
車でも、高速道路で時速100kからのブレーキはかなり慎重に行わなくてはいけない。
まして、7〜8両の電車は慣性が働いているので
7段階あるというブレーキを早めにかけてゆかなければ思った通り減速するのは困難だろう。
と、素人でも考えることを、高見運転士は瞬時の判断ミスからできなかった。
23歳という若さからくる、甘さもあったかもしれない。

乗客の安全輸送をまかせるには若いのではないか、と書いたが
JR西日本の偏った人員構成があった。
国有から民間に移行し、定期採用にムラがあった。
だから、30代の運転士が極端に少ない。
20代から一気に40〜50代に飛んでしまうのだ。
このため、若輩でも操縦桿を握らざるを得ないという職場環境だった。
過酷な「日勤」と呼ばれる懲罰教育を、社会経験の少ない若者は極端に恐れた。

謝罪会見に顔を出すJR西日本の社長、幹部社員たちは、
その表情に「反省の色」を感じ取ることはできない。
そういう顔の構造なんかね。
「痛恨、悔恨」の情を少しは見せてくれ。

●奇跡的
1〜2両に乗り合わせた、あの、悪夢の尼崎事故から生還した人たちがTVに登場し始めた。
1両目は約20mの車体が7mまでに押しつぶされてしまった。
真ん中に乗っていた人が、衝撃で後ろへ吹き飛ばされた。
後ろの乗客は真ん中の人たちのクッションになってしまったようだ。
生還した2人の学生が登場したが、彼等は自力で敗れた窓から脱出した。
1人は首に鞭打症のような器具をつけていたが、
もう一人は顔に傷もなく外見的には健康人のようだった。

マンションに張り付いて紙のようになった2両目の生還者はサラリーマンで足を負傷していた。
真ん中の座席に座っていたが、衝撃で後方へ吹き飛ばされた。
前方から中央部は紙のようになってしまったが、後方にわずかな隙間ができた。
やはり、後方にいた人たちがクッションになり、彼は救助された。
このような形で助かったことを考えると、亡くなった方々に申し訳ない…と言葉を詰まらせた。

尼崎の乗換え、終点の同志社大前の改札に近いということから
通勤、通学の利用者は1〜2両目多かったという。

電車はもちろん、乗用車、バス、飛行機、船…居た場所で明暗を分けることがよくある。
尼崎事故発生以後、相変わらず全国で列車、バスの事故が発生している。
昨日からゴールデンウィークに入った。
国内、海外さまざまな形で日本人が移動している。
無事、自宅に帰り着けるよう祈るばかりである。

4月29日(金曜日)
●見苦しい
尼崎事件勃発当時、JR関西は「置き石」があったことを強調していた。
こんなこと当初から「責任のすり替え」であることは誰も感じていたことだ。

仮にタバコの箱くらいの石で電車を脱線転覆できるだろうか?
始発電車ではなくラッシュ時の9時過ぎの時間帯に線路に電車を脱線させるような
でかい石を運びこもうとすれば、ひと目があまりにも多すぎるだろうよ。

JR西日本の経営陣は、こんなだれにでもわかるような「うそ」を
よくもまあ、堂々と、真面目な顔をして報道発表したもんだ、と。
テレビに登場する専門家も、真面目に考察していた。
「木を見て森を見ず」

すでに何本もの電車がそのレールを通り過ぎている。
ダイヤ間隔も短い。その間隙をぬって、日の高い9時過ぎに、
誰が妨害の「石」を置こうとするかね。
列車妨害の常習犯が聞いたら激怒するだろうよ。

これで、JR西日本の経営陣も保身にきゅうきゅうとするアホばかり、ということを露呈した。
この、大事件でも社長は引責辞任しないそうだ。
被害者家族の神経を逆撫でする
厚顔無恥の、おおばかやろう、である。
これが、関西経済界の大物というのだから、お寒い限り。
日本の将来も暗いわな。

●高見運転士
テレビ報道で、彼は運転席に座ったまま横になっていたと報じた。
読売新聞は、運転席で機材を握ったまま…という記述。
だいぶ違うじゃないの。
機材とは車のハンドルにあたる操縦桿(アクセル)のことか。
彼は相当な勉強をして運転士になったようである。
だが、車掌勤務時代に利用者から「いねむり」を指摘されている。
運転士になってからオーバーランを引き起こした。

事故直前のオーバーランという度重なるミスによる資格剥奪を恐れた。
まじめで、気の小さい男だとしたら、
「苦労して得たこの資格を失うくらいなら、死んだほうがまし」と
オーバーランの直後、考えたことはなかったか。
一応、車掌には距離の短縮を依頼しているが、それは必ず発覚する。
であれば、「突っ込め!!」

つまり、大勢の利用者を道連れにした覚悟の死である。

運転士に固執した自殺。それが操縦桿を握ったままの彼の姿なのだ。

…ということも考えられなくはない、ということ。
※その後、彼は操縦桿(ブレーキ)を握ったままという情報も流れた。
 そうなると、遅れた時間を回復させようとして運転操作を間違ったことになる。

●行く春

行く春を近江の人と惜しみけり…
わが家の花水木も満開を過ぎて緑の葉がつきはじめた。
左の白と、赤は越してきてすぐ植えた10年もの。
幹も太くなり、特に赤は鮮やかな花をつける。
よく見るとこの2本は左に傾斜している。
右隣りに病院ができ、季節風の防波堤になってくれるまでは
ともかく強い北西風が通り過ぎた。
街路樹のように添え木を当てなかったので、風で曲がってしまった。
右の白は、まだ3年もの。
季節風の洗礼がないため、まっすぐに成長している。

●親戚
東武動物公園は庭みたいなものだ。
しかし、この庭に入るには入園料かいるし、乗物に乗るにも金が要る。
だから、「庭」とはいえ「借景」に過ぎない。
ところが「子の子」がいるので(「この子」ではないよ)、今月は2度行くことになった。
(子の子、とは専門用語で自分の子供の子供、つまり孫を指すのね)
GWに出かけようものなら、乗物前で列をなすが、直前の普通の日はがらがら。
ま、入園料は、地域に配られる「視察券」つ〜のがあるからタダだけど。

列が出来ないと金を使ってしょうがない、と気づいた。
並んで乗って、また並んで乗って…で、4〜5時間過ごせるのだが、2時間で帰ってきてしまった。

今回は動物観察に主眼を置いた。
珍獣ホワイトタイガー前にも誰もいない。
主人公はガラスの檻で退屈そうであった。
お陰さまで近くまで寄ってじっくり撮影することができた。
わが家のミミとは遠い親戚だが、間近で見ると貫禄が違う。
思ったより前歯が小さいことがわかった。




猿山では大勢の猿が遊んだり、寝そべったりしている。
30分見ていても飽きませんね。
日光で跳梁跋扈するようなニホンザルではないのだろう。
スリムで顔つきもやさしそう。
ボスを探したがわからなかった。
ここの群れは若い連中が多そうだ。
人間でいえば、小学校高学年から中学生くらいの連中が遊びまわっている。
高齢化が進む日本国とは違って、山の未来は明るい。

2〜3匹で仲良くやっているのもいれば、一人遊び専門もいる。
ひなたぼっこしながら横になっているのは、
かあちゃんかばあちゃんか。はやまたと〜ちゃんかじ〜ちゃんか?

頭の上でしつこく動き回る若造を追い払おうと起き上がったのは
しなびた胸の様子では、ば〜ちゃんか?
みんな断崖絶壁を器用に昇り降りする。
ロッククライマーはあの手足の動きを観察する必要があるかもしれない。

我を通せば小さな群れのリーダーから威嚇される。
目上にご機嫌をとろうとするのもいる。
人間社会の縮図のように思えてきましたね。
今度来る時は、弁当持参でじっくり観察しよ〜〜っと。

4月28日(木曜日)
●痛恨
 

 

●播種

Tシャツ1枚で過ごせるほどの陽気だった。
「新しい村・結」で「つるなしいんげん」「20日大根」「チンゲンサイ」の種を購入。
花畑の脇に速成の畝を作り播種。
どれも以前作ったことがあるものなので、水遣りと肥料をきちんとやれば
やがて収穫できる、と思う。
いんげんのネーミングが「さつき・みどり」という。
「1週間に10日来い」を歌った江戸川区平井の肉屋の娘だね。
TBSラジオでお耳にかかるけど、とんちんかんなことを言うのがご愛嬌なのかな。
妹は「小松みどり」だが、最近はさっぱりだ。
目の整形に失敗したんとちゃうか?
コマツナのネーミングに「こまつ・みどり」なんつ〜のがあっても不思議ではない。

チンゲンサイの育成元は「サカタのタネ」だった。
なつかしい名前である。
反町にあるその店は、今もJR東神奈川から横浜へ向かう途中の右側に見える。
ここに来る前は、サカタまで自転車で10分位のところに住んでいたのでよく顔を出した。
14年ほど前、猫の額のような土地でトマト、ピーマンを初めて栽培した。
その苗を購入したのがサカタ。
以来、野菜作りにはまり現在に至っている。

素人が露地で育てる定番はトマト、きゅうり、なす、ピーマンなどだろう。
今年も来週になったら、タカハシ園芸に予約してある苗を植えることになる。
すでに裏の小さな畑には「里芋」「ねぎ」を植えた。
じゃがいも、さつまいも、だいこんまで手を伸ばしたいのだが土が悪くて歯が立たない。
時間ができたら菜園を拡張しようと思っているが、いつのことになるやら。

●死者106人に(20:05)
【新聞情報】
兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車(7両編成)が脱線した事故で、
県警などは28日夕、マンション1階駐車場に突っ込み最後まで捜索が難航していた
電車の1両目の引き出しを終え、遺体の収容作業を完了した。

1両目の車両は20mほどあったものが7mに圧縮されていたそうだ。
すさまじい速度で突っ込みマンションの駐車場にもぐりこんだ。
その際、とてつもない力が加わったんだろうね。
高見運転士は運転席に座ったままの姿勢で横に倒れていたという。
他の情報では
高見隆二郎運転士(23)の遺体は、下半身を運転席と運転台に挟まれていた。
右手はしっかりと運転機材を握りしめていたという。
(木口小平は死んでも喇叭をはなしませんでした、という美談がある、
彼の罪は重いが、哀れを誘うものがある)

顔の損傷はそれほどでもなかったが、出血は激しかったと。
通常1mはある運転席が、めりこんでかなり狭くなっていたそうだ。
即死だったろうな。
彼のプロフィルが徐々に出始めた。
学友たちの証言では、真面目で目立たなかったという。
人と接するのが苦手なので、狭い空間で一人できる仕事を選んだのだろうか?

(運び出された高見運転士)

●死者105人に(14:40)
【新聞情報】
鉄道事故で死者が100人を超えたのは、
1963年に161人が死亡した旧国鉄横須賀線鶴見事故以来で、この40年で最悪の惨事となった。
午後0時40分ごろ、制服姿の男性1人が運び出され、高見隆二郎運転士(23)と確認された。

●死者97人に
28日0時41分現在の数。
1両目車両に8名の存在が確認された。全員死亡の模様。

運転士への過酷な実態が組合関係者の話でわかってきた。
ところが、発言者は委員長にもかかわらず「再教育の実態」は「…らしい」など
推測に始終し正確に把握していないようだ。
それほど箝口令が敷かれ秘密のヴェールに包まれているのか。

オーバーランや運行遅延が未熟な運転技術から発生するものであれば
それを「再教育」してレベルアップする必要は、ある。

再教育中に自殺した元運転士の親が登場し、
「技術の習熟とは異なり、精神的に追い込むような教育内容だった」と発言した。
短時間のうちに何枚ものレポートを提出させるということを行ったそうだ。
そのレポートには細かい字でびっしり書き込まれていた。
3日目だったか、彼は自殺した。
30秒の遅れで再教育の対象になったという。

大事故が発生しなければ、教育内容が世間にさらされることはなかったろう。
「再教育」の名の下に、旧日本帝国陸軍内務班のような凄惨な「いじめ」が横行していたのか。
企業のトップは実態を把握していなかったのだろうか?
このような内容が改善されていれば、大惨事は防げていたかも知れない。

再教育の対象になった運転士は「決意書」なるものを書かされるという。
「今度、同じようなことを引き起こしたら降りる(運転士を辞める)」というような内容だ。
現場に戻ってもこれが相当なプレッシャーになるという。
だから、高見運転士は車掌にオーバーランの距離を少なく報告するように依頼したと思われる。

過密ダイヤと、平行して走る私鉄との利用者獲得競争が生み出した過酷な実体だ。

今回の事故で、肝心の高見運転士のプロフィールがわからない。
新聞、テレビでも報道されないのだ。
何か故あってのことなのか?
再教育の実態と運転士の素顔…週刊新潮の好きそうな材材だ。
次の号で詳細がわかるかも知れない。

コリア、チャイナなど今回の事件を、日本叩きの材料に使っているのだろうな。
「人間性無視。技術過信が産んだ、当然の帰結」などと。

4月27日(水曜日)
●オーバーラン大会
JR西日本では「オーバーラン」競技会が開催されているようだ。
本日午前10時過ぎ、JR京都では10mオーバーラン。
この程度の記録では、まだ電車の中にいる尼崎事件の彼には及ばない。
京都の彼は運転士歴4年11カ月で年齢は26歳という。
尼崎の彼は23歳で運転士歴11ヶ月。
ということは、電車の運転士つ〜のは21〜2歳で「いっちょまえ」として
ハンドル(かな)を握っているの?
昔は「岩倉鉄道学校」というのがあった。
そういう専門学校を卒業して現場研修を経て配属されるのだろうが、
若すぎる感じがしないでもない。

飛行機に比べれば操縦はやさしいのだろうが、
「シミュレーター」できっちり訓練されているのだろうね。
その後、現場でベテランが添乗してみっちり鍛えられているのだろうね。

JRと私鉄が平行して走っている場合、
利用者の「ぶんどり合戦」が熾烈であるという。
そこで、サービス競争を行うわけだが
「速い」というのは危険だという認識を持つだろう、利用者は。

わが町を走る東武線は唯我独尊、わが路線をゆく、という状況だ。
棲み分けがなされているから、無理な運転は行われないだろうね〜〜。
しかし、踏み切りの開閉では問題含み。
ここ宮代にも開かずの踏切があり、危険を内包している。

新宿、渋谷、横浜へ行くときなど「JR湘南ライン」を使うほうが便利である。
東武郷物公園よりJR新白岡を使うケースが増えるのだが、
東武とJRが平行して走っているわけではない。

また、日光へ行くにはJRと東武が相互乗り入れをして、
やがて、栗橋あたりからJRが東武線を走る。
これも共存共栄ということで、露骨な利用者争奪戦ということもないだろう。

●死者95名に
19時時点でこの数字。まだ増える模様。
亡くなった方々のプロフィールが紹介されている。
ご夫妻で、幼い子供を残し、大学入学直後、初めての海外旅行に向かう仲良しが…
胸が詰まる…

●田毎

「田毎の月」とは、水田に水が入った頃の宵。
天上の月が畑ごとの水に映る、風情のある情景だ。
近所の田にも水が入った。
灌漑用水も満々と水をたたえ流れも早い。
菜の花は、春の名残り。
やがてここに、ふな、こい、せいごなどがやってくる。
「田毎のレジーナ」も、例年の風景だ。
待ち遠しかった春もあっという間に終わる。
新緑と水が美しい。
間もなく水田には稲が植えられ緑の絨毯に変わる。

●トレンドマイクロ社の茶番
ウイルスでうけにいってるのはシマンテック、トレンドマイクロなど
アンチウィルスソフトを提供している企業だ。
ところが、トレンドマイクロの「ウイルスバスター」がコンピュータ障害を引き起こすという副産物を産んだ。
安心のためにインストールしたソフトで、本丸がおかしくなるという本末転倒・アホな話しである。
だいたい、こういう「忍者ソフト」の経営者つ〜のはマスコミに登場しない。
ところが、今回ここの偉いさんが顔を出した。
名前を「エバ・チェン、社長兼最高経営責任者」という。ロングヘアの妙齢の女性だ。
カメラアングルでは、そんなに美人じゃないけど、

彼女が今回の騒動に対し、役員報酬を月額594円にするという。
なんだ、この中途半端な数字は。
「594」は障害を引き起こしたファイルの番号なのだそうだ。
どうせなら「いただきません」と言えばいいものを。
【新聞報道】
「今回の問題を肝に銘じるため、最後の1台が正常に戻るまで自分の役員報酬を
月額594円にする」と謝罪した
顧客が被った損害などに対する賠償は「考えていない」
(マヘンドラ・ネギ最高財務責任者)という。

ソフトの定款に書いてある
「このソフトで蒙った被害に関しては当社は一切の責任をもちません」
この条項を持ち出したのだろう。
ソフト開発社なんて、都合がいいからね。
売って儲けるだけ。相手のことなどまるで考えていない。

「チェン」「ネギ」。
トレンドマイクロを牛耳るのはアジア系なんだ。

昔の映画「インターネット」(だったかな)に、アンチウイルスソフト開発会社が
同じく「ウイルス」も開発。
それを撃退するためのソフトを販売して大儲け、つ〜のがあった。
日本では「マッチポンプ」というが、
映画の影響か、アンチウイルスソフト開発社つ〜のは胡散臭ってたまらんね。
新興宗教と同じさ。

●死者76名に
尼崎・電車事故で死者がまた増えた。
1両目の車両には、高見運転士はじめ、まだ10数名が取り残されている模様。
もう生体反応はないらしい。
ますます増えるだろう。

JR西日本の広報担当が死者の発表を行った。
厳粛であるべきなのだが「身元が判明していない御遺体は5遺体…」
こういう場面で「おやじギャグ」でもないだろうに!
偶然とはいえ、間の悪い「同音異義語」ではあった。

脱線の原因は、単純なスピードオーバーだけでなく
急ブレーキの「複合」だろうという見解が浮上した。

カーブでスピードを出しながらブレーキかければスピンするなんてことは
車に乗っている人も自転車をこぐ人もバイク運転する人もみんな知ってるよ。
こういうアホなことをやってしまった高見という運転士は、その瞬間、何を考えていたのか。
成績優秀だというが
「ペーパーテストとは、やっぱ違うわ」と思いつつ、突っ込んでいったんかね。

大勢の人の安全を第一に考える、ということに頭が回らなかった。
「今度、オーバーランを起こしダイヤ運行に支障をきたしたら、査定に響く、運転士生命が終わる」
と、自分のことしか考えなかった。
そして、本当に、生命を終わらせてしまった。多くの人を巻き添えにして。
罪は重いぜ。

4月26日(火曜日)
●サービスの質、JR西日本の場合

尼崎市の電車事故は、カーブで減速しなかったことが原因ではないかともっぱらの観測。
JR西日本設立以来の大事故になったわけだが、
乗客サービスの根幹は「正確なダイヤ運行」にあったようだ。
上部からの通達には「電車の遅れをお客さまは喜びません」というような文言がある。

運転手は前の駅でオーバーランしたために1分半ダイヤが遅れた。
それを取り戻そうとして、時速70km以下と決められたカーブを
100Kmを超す猛スピードで走り抜けようとした。

あたらしい情報では、オーバーランの距離を、
車掌は運転手からの要請で40mのところを8mと虚偽の報告をしていた。
23歳の若造のルール違反を42歳の車掌は受け入れた。
本来なら、忠告、諌めなければならない先輩が、なにをとち狂ったことをやったのか。

「見つからなければいい」という現場の「馴れ合い体質」に他ならない。

若造の運転手は成績優秀だったという。
仮にペーパーテストがよくても、人間性が劣っていては社会人としては失格だぜ。
役人にもこういう手合いは多いのだろうね。

利用者の「安全」を第一に考えなくてはならない企業が
「世界一正確無比な日本のダイヤ」という神話」に踊らされた。
過密ダイヤと、昔は国有という役所的なぬるま湯体質が引き起こした悲劇だ。

また、キャリア11ヶ月、23歳の運転手はこういう仕事に不適格と思える事件の常習犯だった。
不適格者は業務から外すべきだろう。

過去の車掌時代に、「いねむり」を乗客から指摘されている。
「目が死んでいる」と乗客には映ったようだ。
さらに運転手になってから、100mのオーバーラン」を引き起こしている。
約半月の再研修のあと、運転手として復活。
この事故を引き起こしてしまった。
こんな輩を堂々と運転室に座らせていた監督部署の責任は大きい。

事件が発生してかなり時間が経過しているが
運転手はまだ運転席に閉じ込められたままである。
1両目はマンションの駐車場にもぐりこんでいる。
運転手より乗客の救出のほうが先なのかな。

もう、彼は死んでいるだろう。
テレビの解説では専門家が「憶測」による解説を行っている。
運転手が奇跡的に生還したら、真相が語られる。

この事件により最新ATMの未整備など、
JR西日本のお粗末な安全対策が露呈してしまった。

「お前は死んでお詫びしろ」つ〜のが経営陣の偽らざる心境だろう。

まるで関係のないことだが、
パリ郊外でバスが高速道路から転落。
日本人観光客3名が死亡した。
ツアーの主催は「日本旅行関西支店」。
尼崎事故の報道で、JR西日本本社ビルが映された。
そのとき、日本旅行のボードもあった。
同じビルに入っていたのだ。
2社で死者が出て、てんやわんやなんだろうね。

●サービスの質、宮代町役場の場合

サービスの質に関して、身近なできごと。

宮代町は4月に新庁舎が落成した。
合併破綻で緊縮財政になるというのに、あまりいいタイミングでのスタートではなかった。
だが、この建設費は昔から別枠で積み立てていたので、
町民にガタガタいわれるスジはない、そうなのである。

用事もないので、いつも横目で見ていたが、本日所用があり初めて庁舎を訪れた。
窓が大きく天井が高い。開放感のある内部だった。
行くべき窓口はどこにあるのかと思い案内板を眺めていたら、見知った顔があった。
この度の人事異動で、情報政策担当主幹から、改革推進室長になったK氏だった。
腕章を巻いて、訪れたお年寄りに窓口案内をしていた。
室長と言えば軍隊で言えば「士官」である。
そういう立場の人がフロアに立ち町民を誘導している。
サービスを徹底させるために先頭に立っているのだろう、と思った。

2カ所の窓口を回るので、彼に所在を尋ねた。
教えられたカウンターに出かけた。

その1、健康保険。

古くなった保険証を返却したのだが
対応に出た女性は始終にこやか。
「少しお待ちください」といってディスプレイで確認し、
「昨日新しくお作りしたんですね。もうお手元にはありますか」と尋ねた。
親切な対応に感謝しながら、次へ向かう。

その2、健康福祉課・子育て支援係。

役場の正面玄関から入り、一番右奥にあるカウンターだ。
用件を述べると、対応に出た女性は、一瞬とまどったような顔つきになり
対応を向かいの髪の長い若い女性にバトンタッチした。
彼女も、戸惑ったような表情になったが、書類を持ってきた。
そこに、記入していると、
「昨日お渡ししているので、(記入しなくて)結構です」といって席を外した。
なんか、よそよそしく、不自然な態度であった。
「たらいまわし」なら、パソコンのサポートで慣れてるぜ!
姿を消した係りの女性を待つ間、ぼんやりと職員の仕事ぶりを眺めていた。

子育て支援係で最初に対応した女性の、背中合わせの女性が座って電話をしていた。
カウンターが低いので足元まで見えてしまう。
なんとその彼女は両足の靴を脱いで、足で足をボリボリ掻いていた。
ここは給湯室ではないよ。
町民と職員が接する最前線である。
なんとも、緊張感に欠ける光景であった。
常に見られている、という意識が欠落している。

ややあって、男性の職員が出てきて私の対応をした。
ところが、言葉遣いはぶっきらぼうで、喧嘩を売るような態度であった。
初対面である。
私が、何か気に障ることでもしたかね。
名前を確認しようと思ったが彼は「ネームプレート」を下げていなかった。

私は来訪の目的を告げて説明を行った。
メガネをかけ小柄で色浅黒く髪の長い、時代遅れの「岡サーファー」のようなその男は
相変わらず、居丈高、尊大な姿勢を崩そうとしなかった。
私は怒りをこらえて、手続きをすませた。
書類に記入し、彼が目を通す。
字の乱れは心の現われ(俺も未熟さ)
受理していただくと、「さっさと帰れ」とでも言わんばかりの態度で
机に向かい、一心不乱に仕事をしているようなモードになった。
そんな多忙な部署かよ!
「ご苦労さま」「お預かりします」の言葉もない。

ここで喧嘩をしても始まらない。
手続きをしにきたのだから。
子供の件でやってくる窓口に無愛想な男など配置する必要はない。
しかも、けんもほろろの応対しかできない、サービス業務不適格者は外すべきだ。

町民サービスを行うカウンターの態度としては最低である。
庁舎は新しくなっても「仏作って魂入れず」とはまさにこのこと。
「士官」級がロビーで誘導していても、現場の「兵隊」がこんなザマじゃしょうがない。
帰り際、最初に対応した中年の女性が、すまなそうに頭を下げたのが印象に残った。

ロビーの入口にいたK氏に「岡サーファー」の名前を聞いた。

役場もサービス業なのであれば職員は「ネームプレート」は常に胸につける。
さらに、カウンターには顔写真入りのプレート立て、
「ただ今の担当は、「おxだ」」です、の表示をして欲しいね。

こういう傲慢不遜な態度をとる時代錯誤の職員つ〜のも、最近は珍しい。
何か、勘違いしているのではないかね。
確かに、戦前の村役場は村の権力者、有力者の子弟・子女が数多く就職しており、
利用する多くは水呑百姓だから、「お代官様」的な居丈高な対応がまかり通っていた。
だがね、今の役人がそういう妄想に陥っているのだとしたら、
矯正のために民間企業に1年間くらい放り込んでおけばいい。
外食産業、コンビニで徹底的にサービスの本質を叩き込む必要がある。
役場内の2〜3週間の教育では、今回の尼崎の電車事故を引き起こした運転手と同じ
再発することはうけあいだ。

言いたいことがあったら、掲示板でもメールでもいいからど〜ぞ、「お×だ」君。
この件に関してはインターネットの「町長への手紙」で実名で報告、提案しておくからね。

●死者73名に
その後も死者は増え続けている。
JR西日本の利用者の安全を無視したダイヤ運用問題が浮かび上がった。

●死者58名
尼崎・電車事故の犠牲者はさらに増えた。
まだ車内に取り残されている人もいるらしく、救出作業は夜を徹して行われている。
事故を起こした当事者・高見隆二郎運転士(23)は車内に閉じこめられたまま。
生死情報はまだ発表されていない。
電車つ〜のは、正面衝突に備えて車両前面は強固に作ってあるが側面はヤワらしい。
「想定外」とJR西日本は言っているが、ホリエモンのように「想定内」という
万全のガードが施されていなかったわけだ。
だから、2両目車両はマンションに貼りつくような按配だった。

運転手が生きて救助されれば原因究明に弾みがつくが、
事故発生以後かなり時間が経過している。
たぶん、運転室で事切れているのではないか。
彼は前回のオーバーランで、わずか半月!!の再教育を受けて現場復帰したらしいが、
電車の運転は適性ではなかったのかも知れないね。
その後、車掌時代に「いねむり」を乗客に注意されたりしていることが判明。

子供の頃からの憧れの職業についたのかもしれない。
夢の実現とかで傍目には聞こえはいいが、思い入れに反して向いていなかったのかも。

4月25日(月曜日)
●尼崎大惨事

午前9時過ぎにJRで脱線事故。死者はその後増え続け15時半現49名。
テレビは現場中継を行っている。
カーブを100km以上のスピードで通り過ぎようとして前3両が脱線。
線路脇のマンションに2両がぶつかった、というより貼り付いたように食い込んでいる。
こういう状況はレアケース。
運転手は23歳、運転歴11ヶ月。
未熟者のスピード狂による事故。
肝心の運転手は今もって車両内に閉じ込められたままらしい。生死不明。
こやつは、前の駅でオーバーランして、1分半ほどダイヤが乱れたという。
この遅れを取り戻そうとスピードを出した、とも推測だれているが
オーバーランは前の任地でも引き起こしている。常習犯だ。

こういう奴を凝りもせずに投入すているJR西日本の管理体制も問題視されるだろう。
23歳という若造が大量輸送機関の運転をしている、ということにも驚かされた。
社内的には
ベテランが脇について適切な指示を与える。
もう少し社会的経験を積ませてから電車に乗せる。
利用者サービスとして
運転手と車掌の顔写真、運転歴、車掌歴を各車両のディスプレイに表示する。
さらに運転状況、スピードメーターも表示する。
などの措置をとらないといかんね。

運転歴の浅い運転手とわかれば、1〜3両目に乗りたいとは思わん。

●津波現象
中国で発生した「反日」の大きな揺れは、やっと政府が動いて沈静化してきた模様。
暴動の最中は静観。ウミが出たところで動くという政府の戦略だった。
そうでもしなきゃ、矛先が政府に向けられる。

この騒動が太平洋を渡り米国で発生。
先日はニューヨーク。昨日はロスで華僑と韓国人が共闘した。
日本の領事館までデモ行進したらしいが、
流石に中国と同じという具合にはゆかない。
米国流プラカード行進。
「小泉の靖国参拝阻止」「日本の教科書に南京虐殺を載せろ」「日本製品ボイコット」
馬鹿の一つ覚えみたいに、チャイナ、コリア本国と同じ。
望郷の念をかきたてられたか、どっこい生きているのアピールか。
それにしても反応速度の鈍いこと。
インターネットを使えば本国のデモの日時くらい即把握できるのに。
これだけのタイムラグが生じたのは、米国在住者が逡巡したのか?
本国の低レベル国民よりやや自制心がきいたのか?
でも、やっちゃったんだよな。
ボトル、たまご、インクを投げないだけましか。
そんなことになったら、米国のポリスがきちんと取り締まるからね。

4月24日(日曜日)
●期待

「首相にふさわしい政治家」アンケートのトップに石原都知事が選ばれた。
無礼な中国、韓国、北朝鮮に対し弱腰の小泉内閣。
従来から歯に衣着せぬ「鷹派」石原氏の姿勢が、期待されたのだろう。
しかし、もし石原氏が総理になったら、日頃の言動どおり行動するかどうかは疑問。
都知事という国政より一段低いところから物を言うのと違うからね。
しょせん外野からの大きな野次に過ぎない。

2位安倍晋三氏。北朝鮮に示した強硬姿勢が評価されたんだろうね。
だが、小泉内閣は「対話と圧力」路線で安倍氏の思いは届かなかった。
3位が純ちゃん。まだ期待されているんだ。
というより他に適当なのがいない、からね。
4位田中真紀子。すべてパフォーマンスのこの人にまかせたらとんでもないことになる。
実力と人気の差が大きすぎる。過大評価されすぎ。
5位小沢一郎。闇将軍を気取る「壊し屋」も器ではないね。それに人相が悪すぎ。
6位管直人。昨年まで期待される一人だったが、民主党代表を降りてから影が薄くなった。
年金問題で代表を辞したが無実だった。失敗したと後悔しても後の祭り。
頭丸めてお遍路のパフォーマンスも国会討論で純ちゃんに軽くいなされちゃったしな。
7位。岡田克也。真面目なんだろうけど面白味まるでなし。
党首討論も正攻法。話術は管さんのほうが上手かったね。
8位。福田康夫。9位麻生太郎。サラブレッドなのだろうが小粒。
10位加藤紘一。加藤の乱のみっともない幕引きが芯のなさを露呈。
11位鳩山由紀夫。この人もサラブレッド。政治家に就職したようなもんで、元代表だが
演説は下手、党首討論では蛇の前の蛙のように萎縮。純ちゃんとは役者が違いすぎ。

吉田茂、佐藤栄作、岸信介、田中角栄など個性派揃の歴代首相の前では
現代の政治家は影が薄くなってしまうね。

●図鑑

企業が大きくなり過ぎると人々は何を作っている会社なのかわからなくなる。
日立の企業広告。
昔、このテは大上段に振りかぶった広告が多かった。
観念的で理解しにくいアプローチが好まれた。
今回の日立は「安心をお届けする」をコンセプトに図鑑のような楽しい内容。
「へ〜、ウチの会社はこんなことまでやっているのか」と社員にもアピールする。

制作者は結構大変だ。
CDまたは営業があちらの宣伝部と綿密に打ち合わせて
どの部門をピックアップし、何をテーマにするかを決める。
制作は何案かラフを作り方向を定めるが、
プレゼンテーションはカンプを作らなくてはならない。
昔は、カンプライターというイラストを描く連中がかなりリアルに作りこんだ。
最近はコンピュータのおかげで、
掲載寸前のような完成度の高い制作物が要求される。
3〜4案も用意しようものなら現場は大騒ぎ。
以前は、「切り口」を変えたものを作成したが、
最近は同じアプローチで見え方が違うものが多いと聞く。

コンピュータを使えば容易にでき上がるが、
この方法はアイデアの貧困さを露呈するようなものだ。
デザイナーはディスプレイに向かい必死に仕事をしているように、はた目からは見える。
しかし、実態はレイアウトを変更したり、ビジュアル部分を差替えているに過ぎない。
でも、短時間に点数を要求されるから、ハードワークになる。
こういう最終段階の仕事は
代理店ではなくプロダクションが行っている。
労働強化された分、デザイナー生命は短くなる。
だが、心配はいらない。
専門学校がテクニックだけは「いっぱし」の若いデザイナーを続々送り出しているから。

こうして、広告戦略づくりは代理店が行い、
手作業はプロダクションが行うという仕事の流れのなかで
歯車となった制作者は、いつも「こまねずみ」のように動き回らなくてはいけない。
消耗品だぜ、彼等は。

4月23日(土曜日)
●チャールズのとほほ
昨夜、テレビ東京で放映。
26〜7歳で1つ年上のカミラと知り合ったチャールスが、
なぜ30年愛を貫きカミラにこだわったか…をおもしろおかしく伝えていた。

「ひいばあさん」がチャールズの「じいさん」の愛人だったという
因縁話でカミラはチャールズの気をひいた。
そして、チャールズは年上女の「性技」の虜になってしまんだと。
マザコンのチャールスは軍隊に在職、海外勤務についていたときカミラの結婚を知る。
王位継承者の特権で急ぎ帰国。あっという間に生まれた子供を抱くカミラと再会。
そこで第二回目のプロポーズをしたという「入れ込み」ぶり。
カミラのベッドテクニックを受けているパーカーボウル氏がうらやましくてしょ〜がなかったか。

権力者が愛人を持つというのは、英国王室の文化で
周囲は見て見ぬふりをするのがエチケットだったらしい。
人妻カミラは「いつでも逢える」とチャールズをなぐさめたという。
その後カミラもチャールズも離婚。
しかし、障害が多く、すぐに再婚というわけにはゆかなかった。

そんな頃の2人の電話の会話が盗聴されていた。
チャールズは、「今度生まれてくるときはキミのパンツになりたい」
ウプッ!よくも言ったり!破廉恥男!
「馬面カミラ」の夜の技術はそんなにすごいのかね。
しかしもう60だぜ。ほどほどにしないと腰の蝶番を痛めるぜ。

●サイト検索

ポータルの雄、GoogleとYahooでこのサイトを「田舎三昧」で検索してみた。
Googleは10万7千件、Yahooは50件ヒット。
gooは2万件だった。
この数の差は何だろね。
「田舎三昧の生活と意見」はGoogleで2位、Yahooは「7、8位」、gooは4位をキープした。
これがいつまで続くかまるでわからない。

検索の第一画面で表示されれば「御の字」。
ポータルの上位にランクされると効果は絶大。
初めての方が大勢訪問する。
「田舎三昧」といっても「田園生活礼賛」「野菜生活」の記事は極めて少ない。
「物言わざるは腹ふくれる」と、好きなことを書いております。
なんせ、私の「備忘録」なのだから。
糞の役にもたたない駄文ならそれっきり。
興味を持っていただければリピートも期待できまする。
今後とも御贔屓の程を…

●違法コピー
17〜8年前、Excelの前身はMultiplanといってMS-DOS上で動いていた。
当時、価格は10万円。
ビジネスならともかく個人で買うには敷居が高すぎた。
で、悪いと思いつつ会社を経営していた友人から「おすそ分け」してもらったことがあった。
現在は、パソコンの普及しアプリケーションの価格も
通常使うものなら2万円前後、優れたフリーソフトもある。
夢のような環境になってきた。

ある調査会社が2003年・全世界の違法コピー率を発表した。
中国とベトナム92%、ロシア87%、日本29%、米国22%。全世界36%。
発展途上国はさすがにすさまじい。
「反日」を掲げ、暴動の中心的な役割を果たした20〜30代。
ほとんどがインターネットの掲示板で情報を得ているが
奴等のほとんどが違法コピーしているんだろうな。
偉そうなこと言っても、「知的所有権」への知識は皆無、あるいは無視。
ビデオも海賊版が出回っているし、バイクなども特許など「ヘ」とも思わない。

日本も戦後間もなく欧米のコピー商品を作ったが、
その後60年かけてコピーされる側になった。
中国は、欧米・日本の文化が成熟・爛熟した頃、
やっと、惰眠から目覚めたので、それらの技術を一気に取り込んだ。
空を飛ぶもので食べないのは飛行機だけという中国国民の旺盛な食欲同様、
パソコン、ITも急速に普及したからたまらない。
時間をかければ、自然な状態で暮らしに馴染んでゆくのだが、
あせったばかりに、急性食中毒、未消化状態を引き起こしている。

そんな連中が、何をとち狂ったか日本を攻撃。
日本製品ボイコットなどと叫んでいる。
中国に進出した日本企業も多く、そこで働くチャンコロも多いというのに。
自分の首を絞めることになるのも判らず騒ぐ暗愚の民。

隣国というだけで、
こういう連中とパートナーシップを組まなくてはいけない日本もつらいところだ。
「脱亜入欧」だったか、アジアに学ぶものなしとして欧米に目を向けた
明治の指導者たちだが、スケールの大きな4文字漢字を作るのがお上手。
「愛国無罪」など真っ青だぜ。

4月22日(金曜日)
●ポール牧、自殺
自宅のある新宿のマンションの庭で発見された。63歳。
今の若手芸人のような、厭味のある芸人ではなかったね。合掌。

(湯西川の郷土資料館)
【新聞情報】
マネジャーは同署に「最近、仕事が少ない、と落ち込んでいた」と話しているという。
 牧さんは北海道天塩町の禅寺に生まれた。
10歳で得度したが僧侶の道をあきらめ、58年に芸能界入り。
68年に、故・関武志さんとコント・ラッキー7を結成して人気となった。
その後は劇団「東京新喜劇」を主宰しながらテレビ、映画、司会などで活躍。
96年には再得度をした。指を鳴らす「指パッチン」がトレードマークだった。

4月21日(木曜日)
●離婚
森進一に続き郷ひろみも!
2人とも2度目の失敗。
森進一は大原、森とも芸能界だから同業者。
こういう相手に家庭を望むなど無理なこと。
当然わかっていたにも関わらず同じ轍を踏んだ。
「おふくろさん」をイメージしながら選ぶのはいつも正反対。
森昌子は庶民的な顔立ちだが、最近は整形するなど脱皮を図ろうとしていた。
子供の教育問題などと、口あたりのいい理由だが、真相は別だろう。
山だしで素朴そうな女だが、実はまるっきり正反対。
それが、保守的な彼には我慢がならなかった(のかな?)

郷ひろみは、初婚に懲りて選んだ相手がこともあろうに自立した女。
アメリカ住まいで郷とはすれ違い。
いい友達でいればよかったものを、何をとち狂ったか結婚しちまった。
若いうちはなにやってもリカバリできるが、彼も中年。
過去の栄光を追ってばかりはいられなかった。
それを包み込めなかった相手だが、年の差がありすぎた。

でもさ。森、郷ともに3回目にチャレンジすればいいではないの。
無責任な外野は「いつも新しい畳でいいじゃないの」と言うだろうが
当の本人たちは女運の悪さを嘆いているかもね。

●剽窃
30年ほど前、銀座のBarの止り木で飲む酒といえばレッドだった。
ウイスキーのグレードつ〜もんがあった。
トリス>レッド>ホワイト>角>リザーブ。
この序列が銀座3丁目「憩」では厳然として存在し、
学卒のぺ〜ぺ〜が「角」をボトルキープしようもんなら
オーナーバーテンの「お〜さん」から「10年早い」と言われたもんだ。
流石にキリキリするトリスはキープしなかった。
いつかは「檜」になろうとする「あすなろ物語」のように、
隣の年配が「リザーブ」を飲むのを横目に、安い「レッド」をガブ飲みしたもんだ。

酒修行をした「憩」が銀座から姿を消した今となっては、飲みたいものを飲む。
バーボン、スコッチだアイリッシュだテネシーウイスキーだなどと「ごたく」は並べない。
深夜自宅でパソコン相手に飲む酒はなんでもいい。
ときに焼酎、はたまた国産ウイスキー。
ほろ酔いになればいいのだよ。

ニッカウヰスキーが販促をやっている。
「女房にプレゼントキャンペーン」という。
ボトルの裏のシールを送れば、外国のキッチンウェアが当たるというもの。
飲兵衛のせめてもの罪滅ぼしという心理を突いたもの。
販促企画自体はいいんじゃないですか。
もっとも、この商品欲しさに(抽選だが)、ニッカを買うという人も少ないだろうが。

問題は、そこで使われているコピーだ。
「女房酔わせてどうするつもり」

これは、その昔サントリーが使ったコピーではないの?萬田久子キャラで。
(もしかしたらニッカだったかも知れない。飲んでいるから「おぼろ」なのね)
コピーアプローチはサントリーだね。
大原麗子を使い「少し愛して、長く愛して」というコピーの広告があったが、
「女房酔わせて…」も話題になった。

女房相手に飲んで、相手が酔っ払ったらオメ〜は何をしたいの?という酒場の話題。
「もちろんXXXX」と言うのは結婚キャリアの浅い奴。
「もちろん、早く寝ていただいて、あたしゃゆっくり飲む」というのは結婚キャリアの長い奴。

こういう話題を提供するであろうことは、制作するクリエィティブディレクターの計算のうち。

日本酒、洋酒を問わず、酒の広告は商品そのものを主役にする方法と
酒がもつ雰囲気をテーマにするやりかたがある。
さらに有名タレントを使う(イージーだがね)、雰囲気のある新人を使う。
このようなアプローチを組み合わせて、斬新なものを生み出そうと、苦労する。

4月20日(木曜日)
●丹羽文雄
100歳という高齢で大往生。
文士でここまで生きた人つ〜のは聞いたことないね。
文壇のゴルフ学校と言われ、達人のもとには人が集まったようだ。
甘いマスクでダンディという印象があった。
氏の著作は1冊も読んだことがない。

●歴史の暗部
旧日本軍部が中国大陸で引き起こした非人道的な事件に対し
戦後60年を経過しても謝罪せよと強硬な態度を崩さない。
田中角栄内閣の日中国交回復とその後の70兆円にも及ぶ支援事業で
わが国は事足れり、としているようだが、
中国は、首相の戦争指導者・A級戦犯が合祀される靖国参拝と
歴史教科書の中国関連の記述が気に入らない。
だが、反日デモを許容する政治的背景が解明されてきた。
中国は経済大国の日本が、
国連安保理理事国入りを果たして政治的大国になることに危機感を抱いている。
「戦勝国クラブ」と称される国連の既得権の一角が崩れることを懸念している。
大体、当時、たなぼた式に戦勝国になった中国が常任理事国というのも不思議な現象だ。

今回、中国は同じく常任理事国入りを目指す「ドイツ」を支持した。
かの国は日本と同盟を結んでいた枢軸国だ。
ヒトラー率いるナチスドイツがヨーロッパを蹂躙し、
ユダヤ人虐殺という大犯罪を犯している。
これらの悪行は日本軍の比ではない。
しかし戦後ドイツは「ヒトラーの犯罪」ということで封印し
ヨーロッパ諸国に誠意を尽くしてきた。
そういう態度を中国が評価したのかも知れない。
だが、ヒトラーとその一派に責任を押し付け、国民はむしろ被害者という姿勢は卑怯じゃないの?
第一次世界大戦の敗戦で2流国に転落したドイツは
ヨーロッパ諸国から膨大な金を請求された。
貧乏国の国民は疲弊し救世主の出現を待ち望んでいた。
ヒトラーが政党を掌握しドイツを支配しようとしたとき
鉄鋼・化学財閥など実業界はこぞって支援、資金提供をした。
軍部も「軍曹あがり」をコントロールできるものと錯覚していた。
当初は雇用機会を増大し、期待通りだったが、
ヒトラーの野心は膨れ上がり暴走するに至り、実業界は「共犯」となる。
国民は、ナチスの巧妙な愛国教育の成果でヒトラーの思うままになった。
現在の共産党独裁の中国は、侵略は露骨に行っていないが
思想教育はナチスと同じである。

「臭いものに蓋」をしたドイツに理解を示し、
戦後60年、懺悔の平和国家を歩む「おとなしい」日本を目の仇にする。
なんとも矛盾した国家ではある。
「矛盾」という言葉も元は中国。
日本と中国は1000年以上も前から友好の道を歩んできた。
鎌倉時代は元からの攻撃を受けたが日本は水際で撃退している。
日本が中国大陸を蹂躙した時、中国は撃退する力もなかったね。
国家が権力闘争で麻のように乱れていたから、力を1本化できなかったのが原因。
中国3000年の歴史をもってすれば、先人の教えに学ぶことも多いのではないの?
それとも、相変わらず搾取層と被搾取層が明確で
富裕層は、下層の不満をそらすために外国をターゲットにしているの?
だとしたら、進歩のない国としか思えない。

どの国も、直視したくない歴史の暗部つ〜のはある。
アメリカも、先住民族・インデアンに行った過酷な行為。
さらに、アフリカから連れてきた「奴隷」に対する非人道的な扱い。
ほとんど知られていないことだが、
「奴隷のブリーダー」という商売もあったようだ。
「つがい」の黒人を「飼育」し「繁殖」させ、出来た「子供」を売り飛ばすビジネス。

現在、犬のブリーダーがやっていることを「犬」に代わり「人間」で行っていたのだよ。
移民初期の時代はひどいもんだった、とわかる。
映画「ギャングス イン ニューヨーク」でも1800年代・創成期のニューヨーク
「ファイブ・ポイント」の支配権を巡って、ネイティブとアイルランド移民で闘争が起こる。
棍棒、ナイフによる殺し合いで決着をつけるという野蛮な方法がとられている。
当時の日本のほうが社会制度は、はるかに進んでいた。

●戦い済んで
ホリエモン騒動が日本企業へ「敵対的M&A」への警鐘を鳴らし
「時間外取引」という法の盲点を突いてきたことから国の法整備を促した。
「ガードを固める」という効果はあったんだろうね。
しかし、
「法の盲点を突くという「形ではなくルールを共有した上での力比べが好ましい」中川経済産業相
「奇策によるM&Aが行われないことを望む」山口日本商工会議所会頭
など、紳士的な「合併吸収」の勧めを…という。
だが、規模の小さな組織が巨大組織を飲み込もうとするときは、そんな図式はあてはまらない。
逆に潰されてしまうだろう。
隠密裏に作戦が練られ、突然一気に攻める。これが勝利への戦法だ。
しかも奇襲は歴史の昔から日本のお家芸。
「真珠湾攻撃」「桶狭間の戦い」「本能寺の変」「ひよどりごえ」などなど枚挙にいとまがない。

「やるな」といっても盲点は突かれる。
だから、法整備、厳罰で臨まなくてはいかん。
これからホリエモン流・「性悪説」の輩が必ず出てくるに違いない。

●地震
またまた九州福岡地域で地震。
前回、玄海島に被害をもたらした地震の余震であるという。
6時11分震度5、6時22分震度4、6時44分震度3.
深度10k、マグニチュード5.7。
これまで地震安全神話のあった九州地区だが、
日本列島すべて安全ではないことがよ〜〜くわかった。
今、ネット上では関東、中部地区で大地震発生の情報が飛び交っているらしい。

●新法王
18日からシスティーナ礼拝堂で行われていた「コンクラーベ」で
やっと「白い煙」がのぼった。
煙だけでなくサンピエトロ大聖堂から鐘が鳴り響いた。
ドイツ出身のラツインガー枢機卿(78歳)が代265代法王ベネディクト16世となった。
ドイツ出身の法王は11世紀以来の出来事という。
ふ〜〜ん。

4月19日(火曜日)
●千年女優


NHK-BSはアニメ週間。
ジプリ作品をはじめアニメつ〜ジャンルは好みでないためまるで見ることもなかった。
偶然見た「千年女優」。
キャラのタッチがガキ向けではなかったので、そのまま1時間半見てしまった。
結論からいうと面白かった。
2002年9月上映で海外でも評価された作品だとか。
まるで知りませんでしたね。
1人の女優が戦前、偶然街で遭遇した「主義者」に恋をしてその人を追いかけるというもの。
時空を超えたSF調で、戦時色濃い東京の街、戦国時代、幕末、敗戦直後、宇宙などへ自在に移動する。
切り替わりの面白さ、色彩の見事さ、主人公の表情をとらえるアングル…
かけあしの日本歴史物として大人が見ても楽しめる。
戦前・戦後の映画制作現場の話も面白い。
DVD化されている。
これは購入してもいいかなっと!

●和解
約2ヶ月に及ぶ攻防戦を繰り広げたライブドアvsフジテレビの買収合戦も幕引きのときを迎えた。
昨夕、フジテレビ本社内で記者会見が行われた。
フジ、ニッポン放送の経営陣はスーツなのにホリエモンは相変わらずのラフないでたち。
スーツ組はときおり引きつった笑顔を見せるが、だいたいは苦虫を噛み潰したよう。
ホリエモンは相変わらずの薄ら笑い。
これほど違和感のある記者会見つ〜のも珍しい。

フジテレビ会長は
「忸怩たる思い」(自分のおこないについて、心のうちで恥じ入るさま。)
と、会見席上で言ったが「小僧にしてやられた」という気持で一杯だろう。
ニッポン放送社長は、「コミュニケーションの大切さを痛切に感じた」などと
言っていたが、萎縮した「亀」。
フジテレビの子会社化を熱望し、その通りいったわけだが
ホリエモンへの嫌悪感を表明していた男が、短時間で「話せば氷解」するものなのかね。
業務提携したとはいえ、そのビジョンはこれから策定する。
世間を騒がせた連中の「まずは握手から」という茶番劇としか映らないぜ。

ホリエモンは、今回の「乗っ取り未遂劇」で手にした金を宇宙ビジネスへの手がかりにするという。
野球参入失敗、競馬参入失敗、放送局乗っ取り失敗(その代わり親会社から大金をせしめた)。
ホリエモンの興味は支離滅裂。
弱っている獲物に食いつき、揺さぶりをかける。
ビジネスマンというイメージからほど遠く、世間を騒がせる売名男のような感じがしなくもない。

4月18日(月曜日)
●銀座

全ページ見開き広告。昭和33年銀座4丁目交叉店の風景。
クライアントはアーバンコーポレーションというから不動産屋か。
キャッチ「街が元気になると、人が元気になる」
主語の「が」が重なって品がない。
「街が元気になると、人も元気になる」ではいけなかったの?
ボディコピーは読まず写真に釘付け。

私が銀座に勤務する7年前。
4丁目から京橋方面を望む珍しい写真だ。
望遠レンズを使っているから2丁目あたりから4丁目までが凝縮されている。
三越は見えないが隣は「いさみや洋装店」。今は消滅。
今ではローカル都市でも使わないようなクラシックな名前の店だ。
三和銀行の看板がある。今は行名も変わってしまったね。
右隣はおもちゃの「金太郎」だったが、今フードビルになってしまった。
古い書体の「MATSUYA」その隣が「三共」。
「銀座の柳」も今は中央通りにはない。
人も街もくすんだように見える。

自動車も地下鉄も今ほどではないから、都内の足はバスか都電。
都電の表示は「五反田」とある。
これは4番で銀座2丁目−新橋−金杉橋−古川橋経由の長い道のりだ。
そう言えば、南千住から22番で浅草−銀座−新橋つ〜のもあった。
母校墨田川高校の脇には30番の寺島2丁目−須田町の路線があった。
浅草−上野経由で行くのだがのんびりしたものだった。
これで神保町の古本屋街へ何度か行った。

写真を見てると、いにしえのことをいろいろ思い出すね。

●Office

マイクロソフト広告のビジュアル部分。
怪獣が書類を前に会話している。
内容の数字が古かったためにビジネスチャンスを逃してしまったらしい。
彼等が使っていたのはOffice98という古いバージョンだったのだ。
最新バージョンを使えば、コラボレーションが容易に行えるので
常に最新の書類を回覧できる、というもの。

最近のマイクロソフトはウルトラマンや怪獣を用いた広告制作を行っている。
通常ならビジネスマンを登場させるところなのだろうが、
企業の最前線の若い連中が、こういうアニメやキャラクターで遊んだ世代なのかな。
彼等の興味、共感を得るためにこういうガキっぽい仕掛けをしているのだろう。

ちなみに、怪獣が使っているノートPCだが、
後姿と開閉ノブの形状からHPコンパックということがわかる。
マイクロソフトとConpaqは仲がよかった。
マイクロソフト社内ではここのPCが多く使われていた。
CompaqがHPに買収された後も、そうなのかな?


●月2回刊


昔お世話になった業界誌「宣伝会議」が月刊から、月2回刊になった。
「赤の宣伝会議」と「黒の宣伝会議」という。
スタンダールじゃあるまいし「赤と黒」とはね。
で、2色の雑誌は内容がどう違うのかは広告を見る限りわからない。

先程、フジ、ニッポン放送、ライブドアの共同記者会見があった。
通信と放送の融合を目指すホリエモンの思惑通りになった。
広告業界も、4大メディアにインターネット広告が加わり複雑な様相を呈している。
メディアミックスも巧妙になり、企画する側も大変と、昔の広告人は思うが
担当はごく当たり前のこととして捕らえているんだろうな。
業界誌もこのあたりを考慮して立体編集を行うのかも知れん。

●貧弱

駅西口からまっすぐに延びる道。
写真の右は役場前の広場。
毎日天気のいい日には老人たちがグランドゴルフに興じている。

山崎地区の木々は新緑に向かって葉を伸張させているというのに
この道の両サイドの街路樹は、丸坊主。
西口の顔となる通りにしてはかなり貧弱である。
夏は、クソ暑い陽射しをさえぎるほどに葉は茂らない。
動物公園へ徒歩で向かう人たちは、このあたりでいい加減いやになるだろう。

木々は冬を迎える前に、枝を切られてしまうので、
この時期はいつもこんな状態だ。

西口の景観は、10年経っても「埃っぽく・潤い」がない。
夏は欅の木が駅からずぃ〜〜んと商工会あたりまで緑陰を作っていれば
それだけで他のマイナス要因をカバーできるのにね。
(他のマイナス要因とは、道路沿いに魅力的な店がひとつもない、ことだ)

●抗日有理
「愛国無罪」に続き「抗日有理」というワードも使われているとか。
文化大革命の「造反有理」を思い出させる。
さすがに漢字の国、と感心している場合ではない。
連日、中国各地で勃発している「反日暴動」。

町村外相は北京で開催された会議で
謝罪と、攻撃を受けた日本領事館への補償を求めたが拒否。
上層部からの指令だから仕方ないとしても中国の無礼な態度は目に余る。

中国にはかなりの日本企業が進出しているから
「国交断絶」をしようものなら資産凍結で経済への打撃が大きい。
そのあたりを計算しつくして、日本への風当たりをますます強くする。
「下劣」「卑劣」「劣等」…「劣中国」

4月17日(日曜日)
●初夏、急ぎ足



桜が散った。
周囲の林は新緑がまぶしい。
畑には耕運機が入り入念に耕された。
灌漑用水に水が満ち始め、やがて畑を潤す。
最近は、機械で田植えをするので、あっという間に
水田は緑の絨毯に変化する。

●暴発
中国国民の一部は暴発しやすい連中だということがわかった。
付和雷同も多く、その数はすぐに膨れ上がる。
かつて、この国は江青女史の煽動による「文化大革命」で揺れに揺れた。
暴発した若者たちは、多くの良識ある文化人を追放。
ねじ曲がった社会を作り上げた。

今「愛国無罪」で「反日暴走」している若者たちのエネルギーが
「国家体制打倒、それが愛国」という方向に向かないという保証はない。
「反日無罪」のスローガンに変えておかないと、中国は大変なことになるぜ。

●山菜

裏の雑木林に「タラノメ」と「ウド」が芽を出した。
もう少し大きくなったら天麩羅である。
季節の食材だから1〜2度は食すがその程度で十分。
そういえば、湯西川温泉の旅館で「食べ放題」と銘打っていたが
対象が「山菜テンプラ」だった。
ロースとビーフ、えび、かに…ならともかく山菜につられて行く客がいるのかね。
わらび、ぜんまい、こごみ、たらのめなどは、ほんの少し食べるから
ありがたみがあると思うのだが。

●錬金術
ホリエモンはマネーゲームではないと言ってても
結果的には大金を手中にしそうな事態になってきた。

ニッポン放送を巡るライブドアとフジテレビの攻防戦は
ライブドアが取得したニッポン放送の全株をフジテレビが買い戻し
フジがニッポン放送を子会社化することに落ち着きそうだ。
ライブドアが買い占めに要した1000億以上の金額を遥かに上回る額で買い戻すというから、
1ヶ月ちょいの攻防戦で100億近くの金がホリエモン側に入る見通し。

これまで、子会社だったフジテレビの子会社になることを熱望していた
ニッポン放送は、やっと念願叶ったわけだが、なんか情けない思いがするね。
放送人つ〜のはこんな不甲斐ない連中だったのね。
好きなお皿回したり、お喋りしていれば満足している中学校の放送部並みだな。

で、フジがライブドアへ資本参加する。
ITという実態の不透明な企業へ、マスコミの雄が歩み寄るつ〜んだから
ホリエモンにとっては心強い限り。

結局、リーマンブラザースから多額の借金をして始めた買収騒動だが、
借りた金を返しても、まだお釣りがきて、企業も経営強化できる。
寝技のような買収合戦で、一番トクするのはホリエモンなのだ。
だから彼が偉そうなこと言っても
詰まるところ「マネーゲーム」と言われても仕方あるまい。

●愛国無罪
「国家を愛するゆえの行動は罪にならない」
中国の反日デモを行う連中が免罪符のように唱える、都合のいい呪文だ。
昨日の上海デモでは、領事館が襲われ窓ガラスは割れ、壁面は塗料で汚された。
大使館、領事館は治外法権であり、そこが暴徒に襲撃されたとなると
重大な国際問題に発展しかねない事件だ。
ニュース映像では警備の警官は阻止するでもなく容認しているように見える。
日本料理店も襲われ看板はめちゃめちゃ。出火もした。
日本人が襲撃され負傷した。
とにかく、無法地帯然となった。

発展途上国をやっと抜け出し、
国際社会の一員となろうとしている国の実態がこれではお寒い限りである。
国家は背伸びし過ぎ。国民レベルが「未開人」ということを露呈してしまった。

馬鹿の一つ覚えみたいに歴史問題を騒ぎ立てているが、
デモを行っている連中は20〜30代。
国の都合のいい歴史教育を無批判に受け入れた連中だ。
単細胞の烏合の衆が、日本製品ボイコットなどと叫んでいるが
奴等が手にしている携帯電話、デジカメ、デジタルビデオ
日常の足になっているバイク(やっと自転車を卒業だ)などは日本製。
奴等が中国製だと思っている製品も、日本の技術を盗んだ海賊製品だぜ。
そういうこともわからず付和雷同するというレベルの低さ。

中国政府は日本の教科書にしつこく口を挟んでいるが
では、そちらの教科書を日本政府に提出してみなさいよ。
おそらく、手前味噌、都合のいいことばかり列記されているに違いない。
当然、日本の担当も目にしてはいるだろうが
わが国に対する記述に対し、横槍を入れたことがあっただろうか?
日本は国際ルールに沿って物事を判断している大人の国だからね。

日本海、東シナ海の向こうは、常識の通用しない国ばかり。
自己主張ばかり強くて相手の話を聞くという姿勢がまるでなし。
ここまでやられては、武力で叩き潰した旧日本軍部の苦悩もわからないでもない。

4月16日(土曜日)
●ミミの得意技

忙しいので遊んであげないと
こんな状態になってしまう。
偶然なのか故意なのか。
籠の鳥ならぬ籠の猫は、このポーズで
外の景色をしばらくの間眺めている。
この窓の左の窓からは鳩の巣が見えるというのに。
小生は、しっぽを除けながら画面に向かうことになる。
じゃま!!

●鴉

全5段いっぱいに、目つきの悪いカラスのイラストをあしらった広告が目についた。
村上豊画伯のタッチかな?
宮部みゆきの小説であった。
キヤッチ「いままでの宮部みゆきは序章に過ぎなかった」
おや、稀代のストーリーテラー宮部女史の新作かなと思いつつ
左下の小説のタイトルに目をやる。
「ひぐらし」「ぼんくら」
なんだ、新刊ではないんじゃないの!
昔発表した作品の文庫本化だった。
だったら、あのキャッチはおかしいんでないかい?
講談社さん、まぎらわしいコピーにOKを出さんでほしいばい。

●鳩

この界隈には土鳩が結構いる。
裏の雑木林から低い単調な鳴き声がよく聞こえてくる。
一昨日、風除けに植えた金木犀の下におびただしい鳥の糞が落ちていたのに気づいた。
小枝と葉が密集した場所に鳩が巣を作っていた。
外部からはほとんど見えないし、隣に病院があるので季節風も吹き込まない。
葉と葉が重なって雨の心配もない。
鳩もいい場所を見つけたもんだと感心した。
教室の西側の窓からはまる見えなのだが、
いつもスクリーンを下ろしていたので気がつかなかった。
2羽の小鳩が間もなく巣立つほどの大きさになっていた。
いつもは巣の中に身を潜めているが
親鳩が餌を運んできた時は大きな身体を半分以上乗り出して奪い合いを行う。
今朝、フラッシュをたいたら1羽が巣から飛び出してしまった。
隣の金木犀の小枝に止まったままになった。
気になったがいつまでも見ているわけには行かない。
再び窓から覗いたら、ちゃんと収まっておりました。

4月15日(金曜日)
●騒動
☆フジテレビVSライブドア
媒体への露出量が激減したホリエモン。
米国から帰国した折、取り囲んだ報道陣にビデオカメラを向けて逆取材した。
昔、オウムがやった手法に似ている。
そして、居丈高に開き直った。
取材陣の知識の浅いことを承知で、ムズい質問を彼等に投げかけたのだ。
彼の「想定範囲」外の動きがあったため
戦略転換をせざるを得なくなり、そのイライラが昂じているようだ。

水面下では、フジとの話し合いが持たれているようだ。
・ライブドアが取得したニッポン放送の株をフジに譲渡する。
・フジはライブドアに資本参加する
・2社は業務提携をする
などの情報が流れている。
しかし、これも流動的で、お互いの利益の探りあいが行われている。

ところで、ホリエモンは「穴熊」とも呼ばれているらしい。
風貌からきているのか、将棋の戦法からきているのか?
たぶん、小太り、小柄という体躯から連想される、イタチ科の動物なんだろうな。

☆チャイナVS日本
歴史問題、海底資源、領土で摩擦が起きている。

チャイナの首相がインドを訪問し、インドの国連常任理事国入りを支援するとの談話を行った。
同時に日本は支持しないとも。
その後、参加を狙っているドイツ、ブラジルも支援するが、日本はNO!とダメ押しした。
何と厭味な態度。
チャイナ本土では相変わらず「反日デモ」の脅威。
そんな中で日系スーパーが開店、日本人学校も開校。
コシノジュンコはファッションショーを開催するという。
騒動など馬耳東風といった風情だ。

奴等にとって「小日本」とは日本への蔑称である。
日本のチャイナへの蔑称は「チャンコロ」か。
「劣中国」つ〜のは向こうでどんな意味合いになるのだろうね。

☆コリアvs日本
歴史、領土で摩擦が起きている。
コリアは姉妹都市関係にある日本の市町村と提携解消、日本旅行の中止などを行っている。
それなのに、日本は相変わらず「韓流」。
朝鮮観光の流れは止まらず、韓国ドラマも相変わらず放映されている。
韓国政府が日本に強硬なのに対し日本国民は馬耳東風。
鈍感なのか、無関心なのか、超大人なのか不可解。
日本の国旗を焼き、スプレーで汚すニュースが報道されても何とも思わないのかね。

☆北朝鮮vs日本
拉致問題が遅々として進まない。
先に帰国を果たした家族が持ち込んだ、写真が今頃になって発表される。
このタイムラグは何なのだ?
あちらは拉致問題は解決済みとして、日本の要求を無視。
「横田めぐみ」さんの遺骨と称する人骨を返せと言って来ている。
そういう、一方的な態度をとりながら、マンギョンボン号は再び新潟港へやってくるようだ。
「偉大なる将軍様」の好きな「メロン」を運ぶためにね。

☆ロシアvs日本
領土問題で摩擦が起きている。
矢折れ刀尽き死んだも同然の日本に、突然侵攻し占領してしまった北方領土。
2島返還で問題解決とするプーチン・ロシアに対し全島返還を要求する日本が膠着状態だ。

戦後60年。悲惨な戦争のことなど歴史の彼方にかすんでしまった。
日本の若い連中は、どんな歴史を学んでいるんだろうね。
「臭いものには蓋」で、おいしことばかりだとしたら危険すぎはしないかね。
領土問題を見れば、戦争の傷が今も癒えていないことが明白なのに。
「民族教育」はきちんとやらんといかんぜよ。

4月14日(木曜日)
●チューリップ
庭に埋め込んだ花々が次々に春を告げる。
殺風景だった場所がだんだん華やかになってくる。

スモークツリー、ひめしゃら、夏つばきなど潅木類も盛んに芽吹いている。
これらの木々は若いので、初夏に涼しい木陰をつくるまでには至らない。

11年目の花水木は白と赤の花をつけはじめた。
5月中ごろには形のよい葉の下でお茶を飲む。
田園生活の至福のときである。

●霧の朝
最近起床が早い。
7時。いつものように新聞受けに出向く。

霧であった。
昨日までの雨が今朝の気温で急激に暖められ、畑の水分を蒸発させているのかな。
あわててデジタルカメラを取りに戻る。

グレーの煙幕の向こうに、巨大なレジーナがぼんやりと見えていた。
靄と霧はどう違うのか、今度調べておこう。

4月13日(水曜日)
●いいがかり
今回の中国の日本に対する「難癖」は理不尽なものだが、
歴史的に見ると国際間にはよくある。
現在紛争の続くコソボ地域だが、狭い地域に多くの民族が住んでいるため、
東欧の火薬庫と呼ばれ、第一次世界大戦勃発の場所となった。
その後、チトーが民族を束ね「ユーゴースラビア」としたが、
それでも、民族間でくすぶり始めた。
そこで、チトーは国民の目を外にそらすため、
国境を接しているオーストリアに対し、
交通標識がドイツ語ばかりで、スラブ系の文字で記されていないと
「いいがかり」をつけて国境紛争の火種を作ったという。

今回のチャイナの動きもそれに似ている。
つっつけば破裂しそうなチャイナ国民は、出稼ぎにきている「民工」と呼ばれる人たちだ。
地方の貧しい村から出てきて、大都会の文化にふれる。
落差の大きさに愕然とする。
さらに、低賃金だから欲しいものも買えない。
成功を収めた都会の連中は高級外車を乗り回し派手に遊ぶ。
こういう大きな落差を目の前にして欲求不満は高まるばかり。

このイライラが政府に向けられては、国家基盤にも関わるとばかり
「抗日」という使い古されたが、都合のいいキーワードを「再利用」。
あ、まだ「反日」止まりだったっけ。
「怒り」の矛先を日本に向けさせた、というわけだ。

しかし、別の地方では、のどかだった農村に大規模工場群が出現し環境破壊を行っている。
水質・空気汚染など、昔は日本も体験したものだ。
国に訴えても一向に改善されない。
農民を中心に2万人規模のデモが繰り広げられたという。
怒りの矛先は日本でなく、中国政府に向けられている。
こういう動きが各地で勃発すれば、
中国政府は、いつまでも矛先を日本に向けさせておく戦術を転換せざるを得ないだろう。

「世界の工場」として国際社会への仲間入りと経済大国にのしあがろうと目論む中国だが、
そのスピードがあまりにも速いので思わぬ歪があちらこちらで噴き出してくる。
世界中の石油と鉄を「むさぼり食っている」と評される現代中国だ。
海の底に眠る資源を巡って日本と争っている中国だが、執拗な態度は、こういう背景もある。
鉄鋼の国際価格が跳ね上がれば、車をはじめビル、道路建設などにも皺寄せがくる。
千載一遇のチャンスとばかり、中国がこのまま突っ走れば世界中の価格を狂わせる。
危険な「中華思想」は21世紀の国際社会でどこまで通用するか。
調子に乗りすぎると、世界中から袋叩きに遭うぜ。

●いじめ
ここ数日、中国本土で日本に対するヒステリックな行動が目立っている。
上海では留学生が暴行を受けた。
北京では幾つかの日本企業が攻撃対象になった。
日本政府が抗議を行うと
「今回の行動の発端は日本にある。日本の猛省を望む」など、ぬけぬけと言う。
反省する姿勢など毛頭ないようだ。
事件が起きたら相手のせいにする、というやりかたは北鮮そっくり。

で、今度は横浜の中国銀行の窓ガラスが割られると
間髪を入れず「日本側に真相究明と日本在住の中国人の安全確保」などを求めた。
日本も「 今回の行動の発端は中国にある。中国の猛省を望む」と答えればいい。

戦後60年。奴等は本当にしつこい民族だ。
外交で問題解決済みなのに、何度も蒸し返す。
「昨日の敵は今日の友」っていうだろう。
かつての敵、米国と日本は今はパートナーだぜ。

小泉純ちゃんも、頑固に靖国参拝しているし、
教科書の歴史の記述も気に入らないんだね。
チャイナの神経を逆撫でしているのだろうが、
これに対して、口を挟むのは越権行為だ。
どれも名指しでチャイナを非難しているわけではないのだから。

アヘン戦争時、諸外国に蹂躙されて以来、猜疑心がさらに強くなった。
当時、占領した欧米諸国にもケンカを売ったらどうかね?
敗戦後、国際的に後退した日本に対してだけは強気だがね。
これを、「いじめ」というんだぜ。
戦後日本は経済大国になり「札びら」で世界を渡ってきたといういやみな姿勢にも問題があるけどね。

育ちの悪いガキが、金持ちでちょっと気弱な子供を目の仇にするが
今回のチャイナの行動はそんな感じがする。

4月12日(火曜日)
●同居
朝から雨。花冷え。
おとといまでは、ぽかぽか天気。
薄着をしてサーキュレーターで部屋の空気を攪拌していた。
今日は、ファンヒーターのやっかいになっている。
油断をすると風邪を引きそうな天候だ。

●詐欺教授
元東大教授が詐欺容疑で書類送検されていた。
片山武司(61)という、この男、海外出張の旅費の領収書を2枚もらい、
招待した企業と所属していた理研から2重取りしていたというもの。
元東京大原子核科学研究センター教授という立派な肩書きとは裏腹に金に汚い奴である。

詐欺師はもともと頭が悪くてはできない商売だから
こいつは子供の頃から、頭はよかった(なんせ東大もんな)。
腕力で劣るが持ち前の頭脳で、陰で糸引く悪をやっていたのだろう。
だから、詐欺的資質の男が東大教授になったに過ぎない。

理研は昨年2月、片山容疑者を解職、片山容疑者は東大を昨年6月に辞職したが、
大学は在職中にセクハラ行為をしていたとして、同年12月、諭旨解雇相当とする処分を決めた。

詐欺だけでなく、権威をカサにセクハラをやっていたという、とんでもない野郎だ。
わが国を代表する大学の教授も質が低下したもんだ。
学力偏重、人間教育をおろそかにした結果、こういう奴が権力を握ると
とんでもないことになるという好例だね。


4月11日(月曜日)
●NHK穴
ラジオをつけると相変わらずNHK穴のへんなアクセントが耳につく。
標準語の推進役という役割は、とっくに終わったらしい。
最近は関西の穴が関東にも出ずっぱり。
ますます怪しい発音を聞かなくてはならない。
昨日だが、ベテランと思える男性穴が
「満開の桜」(まんかい)を(まんかい)と読み上げた。
アナウンス室の偉いさんよ、なんとかならんかい!

昨日のNHK特集「明治」のように、「いい番組」を作る会社と
「いい加減な発音」を容認する会社が同じだとは、落差の大きさを感じますね。


●偏向教育
中国で日本人が理由なき受難に遭っている。
天安門事件以降に導入された「愛国教育」で育った若者が中心になって騒乱を起こしているという。

中国の共産党独裁体制を崩壊させないとも限らない民衆パワーに恐れを抱いた当局は、
彼等の次の世代の目をそらすために
「愛国教育」という「日本」を槍玉にあげる「偏向教育」を導入した。
なにしろ、日本国民は勤勉で、敗戦国から経済大国にまでのしあがった。
一方、目を盗んではサボタージュするような中国国民は、そういう自分の行為を棚に上げて
成功者をねたみ、逆恨みするという困った人種でもある。

経済が熱い中国では、すでに勝ち組と負け組みの色分けができている。
負け組みの不満が政府に向けられては困るので
日本を「生贄の羊」に仕立て上げたたわけだ。
日本に国土を蹂躙されたという歴史的事実を、自分たちの都合のいいように歪曲している。
(朝鮮もまったく同じ構図で日本を悪者にしているが)

日本の歴史教科書の記述が発端となっているようだが、「余計なお世話」だぜ。
他人の家の中に土足で入ってきて、家具の置き方、間取りがおかしい…と難癖つけているようなもんだ。
こういう神経の持ち主だから、中国人は油断がならない。

出稼ぎの華僑が世界に散らばっているが、
独善的な連中だから地域に溶け込めず「チャイナタウン」を形成し、肩を寄せ合って生きてゆくしかない。

一方、日本は敗戦後、意見を主張できない国に成り下がってしまった。
1〜2世代が犯した罪のために子孫は、チャイナ、コリアに一生頭を下げて生きてゆかにゃならんの?
戦犯の子孫を人質に差し出せばいいのかね?

罪もない企業人、学生が暴徒に襲われてもチャイナ公安は手を打つこともない。
「今回の事件は中国政府には関係がない」と都合のいいことを言っている。
日本製品ボイコット、などと言っているが騒動の様子をビデオやデジカメで撮り、
携帯電話で連絡をとりあっている。
それが日本製品だというのに。
「都合のいい、厚かましい」人種である。
国際社会への仲間入りなど1世紀早い。
まして、何をとち狂ったか「オリンピック開催」だと!
すぐ群れる猿山の猿みたいな連中には200年早いぜ。


●無情の雨

例年こんなもんだ。
昨日まで咲き誇っていた桜も今朝からの雨で路上は白っぽいピンクの花びらで埋まっている。
笠原小学校前のどぶ川も、大量の桜で川面が見えなくなっている。
おかげで汚水が隠れて、まことによろしい。

下水の普及が遅れている宮代は、
どこの水の流れも汚れて「どぶ」状態。
しかも、平気でゴミを捨てる公徳心のない連中が多い。

役場は立派だが、周辺環境が立ち遅れというのではバランスに欠けるのではないかい?
学園台などという、都市ガス、下水の完備した立派な場所に住む町会議員は、
「農のある町」の顔となっている山崎地区が文化レベルが低いというのを知らんだろうね。

●最悪
8時45分〜9時15分頃、百間新道商店街からの踏切は最悪の事態になる。
東武動物公園駅の上り側のすぐ近くにあるため、上下線とも減速する。
スペーシア、Ryomou、伊勢崎線、日光線、営団地下鉄、快速これらの
上り下りがひっきりなしに通過する。
わけあって30分ほど、このサマを見ていた。
踏切の道路幅は片側1車線。遮断機が開いたと思ったら1台が通過してすぐ閉まる。
閉まったら最後15分はそのままだ。
孫を連れたヒマなじいちゃんなら、東武鉄道の車両がすべて見られるのだから
いい社会勉強になるだろう。

小さい頃から見て育った子供は、電車の運転手になるかもしれない。
だが、この時間帯、そんな暇人ばかりではないのだよ。
出勤途中、約束、急病人などなど、さまざまな目的で、早く踏切を渡りたい人がいる。
宮代の東西を結ぶ、この開かずの踏み切りは、
ドライバーにとって、ベルリンの壁よりも(もう取り払われたが)、じゃまくさい代物だ。

このあたりは東武鉄道が高架になることもない。
地下を掘るにも人家が密集していて不可能だ。
ここの利用者は、ただただ羊のように黙っているしかないのかね?

その昔、土屋品子なる国会議員が、この界隈の混雑緩和のための道路整備を公約に当選を果たしたが
その後、どうなったのか、風の噂も入ってこない。
都市計画道路つ〜のがあって、杉戸の4号線から宮代に入る広い道ができるらしい。
どのあたりにできて、いつ完成するのかもわからん。
(これが彼女の公約のことか?或いはすでに計画されていたのか?)
万が一完成しても、住民がちょっと、西口側から東口側に抜けるのに大回りする人がどれほどいるか?
迂回道路ができても、生活道路は相変わらず混雑するに違いない。

東武鉄道が高架にするっきゃないのだが、都市化が進む越谷あたりでストップ。
県東の「大都会」、春日部でさえ地面の上をとことこ走っているだけだ。
まして、その先の宮代が高架になるのはいつのことやら。
俺の生きているうちはムリだろう。


4月10日(日曜日)
●頭痛の種
英国女王にとって悩み多き長男の再婚が昨日執り行われた。
チャールズ英皇太子(56)とカミラ・パーカー・ボウルズさん(57)は
30年以上にわたり不倫関係にあった。
公認の愛人という17〜8世紀の英仏宮廷文化が脈々と息づいていたのだよ。
青春真っ只中の20代後半にポロの試合で出会ったとか。
互いに一目惚れだったのかね?
だが、カミラは別の男と結婚する。
その後、独身のチャールズと夫がいる身でありながらヨリが戻る。
そういう状態でありながら、ダイアナと結婚。
やがてカミラは離婚。
そしてダイアナ王妃も離婚。やがて事故死。
すべてがチャールズの思い通りになった。
よくもまあ、情熱が持続したもんだ。
離婚したカミラの元亭主のことは話題にならんが、いい面の皮だよな。
この事件は、シンプソン婦人のときのように、歴史に刻まれるのだろうね。


(2人とも顔が長いだけあって「ウマ」が合うんだろうね)
巷間伝えられるところによると、ダイアナ元王妃との結婚式の前日も
夜を共にしていた、というとんでもないカップル。
ダイアナ妃は最悪の相手を選んでしまったというわけだ。
もし、異なる男性と一緒になっていたら、
平安な暮らしを送っていたのかも知れない。

母親の女王は結婚式には出席せず。
参列者も少なかった。
次期、国王としては寂しい限りの第二の船出だった。
立会いは2人の子供たち。

結婚以来、背信行為をしていた父親をダイアナの遺児はどう思っているのだろうね。
報道ではにこやかな表情だったが。


4月9日(土曜日)
●桜と柳

この時期、一番のお気に入りが東武動物公園・釣堀フェンス脇に植えられた桜と柳。
今までは手前のフェンス越しに見るだけだったが、
新しい散歩道が造成されフェンスが取り払われた。
柔らかそうな小さな葉の頼り気のない緑と
今を盛りに咲き誇る桜の対比が実にいい。
こういう風景にはなかなかお目にかかれるものではない。


●春爛漫
宮代の桜は今が盛り。
あとは風に吹かれて散るばかり。
畑には菜の花。
そのすぐ上を2匹のモンシロチョウが戯れあって花の中に消える。
菜の花と言ってもその種類は多い。
植えたままのハクサイ、ダイコン、コマツナなど葉物が一斉に育ち花をつける。


道端には春の3点セット、
タンポポ、ホトケノザ、イヌフグリが寄り添って咲いている。


今は耕作前でぺんぺん草が生えている畑には
飛来したポピーが可憐な花を咲かせている。
白木蓮は散りだした。
わが家のユキヤナギは満開。白に混じって赤いユキヤナギも今年は咲いた。
レンギョウも黄色い小さな花をつけている。
ネクタリンが桃のような花を咲かせた。
チューリップも蕾が出てきた。
ムスカリは雑草のようにパステル調の青紫の花(?)をつけている。


家の裏に植えてあるニラが今年も元気。
種から育てたもので、2年目あたりから野菜炒めに使えるようになった。
先週1度2株分を使ったが、アシタバ並みに生育が早い。
自宅で栽培している安全野菜かつ柔らかい。


今朝、レジーナのフェンスに沿った新しい散歩道で「カワセミ」を見た。
エメラルドグリーンの羽根が朝日に輝いてタマムシ色に輝いていた。
2〜3秒で東武動物公園の中に飛び去っていったが
年に2〜3回しか見ることができない小鳥に出会うと
その日はいいことが起きるかも知れないと思う。
宝くじでも買おうかな。


4月8日(金曜日)
●偽装認知
不法滞在のための新たな手口が開発された。
主にそのテを使うのは中国人であるという。
犯罪の温床になるために国が捜査をはじめた。
中国本土では日本を目の仇にしているが、
密入国して居続け、そのあげく中国人同士でガキを作り
日本人として登録して、日本国籍のパスポートまで取得するという。
手口は生活困窮の日本人を買収し役所へ虚偽の認知申請をするという。
悪知恵の働く連中だ。

日本における中国人の犯罪件数は外国人犯罪で群を抜き、目に余る。
やりかたも荒っぽくて殺人などヘとも思わない。
滞在不適正国民としてビシビシ取り締まり本国へ送還すべし。

日本人も中国でくだらないことをやって捕まるが
麻薬所持、女体盛り、女漁りなど殺人までは及ばない。
中国人の「都合のよさ」を見習って、
日本も窃盗、殺人犯罪激増への抗議と密出国取締りの厳重化を要請すればいい。


●満開
今朝もぽかぽか。
薄手の綿シャツが気持よい時期になった。
東武動物公園入口付近の桜は満開。
一説にここのフェンス脇と内部の桜は3000本という。

 
中国でも武漢(だったか)の大学構内の桜が満開だそうで。
この桜は大戦中に日本軍が本土から運び植えたものだそうだ。
戦後60年を経て、若木もみごとに育ち構内に華やかさをもたらした。
中国で桜は珍しく、観桜は有料にもかかわらずひきもきらずということだ。

折りしも、中国と日本はがたがたしている最中。
日本企業は暴徒に襲われ窓ガラスが割られるなどしている。
いただくものと、攻撃するものをきちんと「分別」しているのね。
身勝手で、都合のいい民族である。


●桜7分咲き
昨日のぽかぽか陽気で桜の開花が一斉に進んだ。
宮代町の西口側はとにかく桜が多い。
東武動物公園のフェンス脇、川、灌漑用水沿いなど
自転車で30分も走れば、主な見所をすべてまわれる。

 
(レジーナ脇の桜。フェンスに沿って今、舗装工事中。間もなくいい散歩道になる)

(笠原小前の桜。おばあちゃんたちは右側で夜の7時過ぎに宴会をやっていた。
桜はきれいだが、川が汚れているので、風情も半減する)

都内の桜の名所は夜になるとライトアップして夜桜の雰囲気を盛り上げる。
宮代はそんな人工的なことはしない。
あくまで自然の一部で、闇の中に溶け込んでいる。
ところが、7時過ぎに笠原小学校脇を通った。
懐中電灯の明かりで3〜4人のおばあちゃんたちが
ビニールの上にお茶やちょっとした食べ物を用意して宴会をやっていた。
暗いあかり1つなので夜桜どころではない。
手元を照らすのが精一杯なのだ。
でも、それなりに楽しいんだろうね。


4月7日(木曜日)
●恒例・文春/新潮2番勝負



ホリエモン騒動も、当事者たちは攻防の最中だが、
あまりに長引く戦いに外野の興味はやや薄れ気味。
2誌ともライブドア関連記事はタイトルにもなっていない。
切れ味のよかった新潮も「桜前線Part2」と題して小さな記事の寄せ集め。
天敵の「朝日新聞」について迫っている。
文春は、いつもの通り芸能誌、女性誌すれすれの編集方針。
だが、NHK職員の裏金作りの手口を特集記事にしsている。

読売新聞が、ちょっと面白い編集をしている。
文春・新潮広告掲載当日、週刊誌と連動したような記事が掲載されていた。
その1.文春の「NHKの裏金づくり」について、その事実はないとNHKのコメントを掲載。
その2.新潮の「女子学生との不純関係で、解任された池坊短大学長」の見出しに連動し
「廉潔性が望まれるのにそれを逸脱した行為があった」などと大学側のコメントと
女婿のプロフィールを簡単に掲載していた。

週刊誌のニュースソースは、独自の取材網もあるだろうが、新聞、テレビ、インターネットなどから
ヒントを得、それを掘り下げるという方法をとることがある。
週刊誌の広告のタイミングと新聞記事が奇しくも連動してしまったというのは珍しい。

新潮は、森進一の離婚問題関連で、
彼がよく相談するという鹿児島の親友の素性を取り上げた。
「森昌子悪妻説を流した森進一の親友は<夜逃げをした詐欺師>だった」
こんな奴が森の親友だったの!
離婚した大原麗子といい森昌子といい女運が悪い上に、友達にも恵まれないと、
彼の評判を下げるような記事だ。

たまたま、親友のインタビューをテレビで見たが
たばこすぱすぱ、酒チビチビしながら答えていた。
目は落ち着きがなく、口ごもる。
地方の素朴な男なのだろうが、なんか悪いことでもしたのかね…という印象。
<夜逃げした詐欺師>なら堂々とテレビになど出ないと思うがね。

しかし、最近は捜査の途中で、犯人が善意の人という仮面をかぶって
インタビューに答える時代だからな。


4月6日(水曜日)
●仮面の下
新興宗教ほどうさんくさい商売はない。
オウムしかり、今回代表が逮捕された京都の聖神中央教会もそうだ。
代表が好色という点でも共通だ。
オウムの麻原は目が悪いといつつ、はべらせるのは美人だった。
本妻をやきもきさせながらも、平然と幹部の女に子供を産ませた。
あるいは、麻原の子供を産んだから幹部になったのか。
その女は確か横浜市神奈川区白幡界隈の在住だ。

朝日では京都の聖神中央教会の永田保容疑者(61)と報じているが
読売は主管牧師、金保容疑者(61)となっている。
こいつは朝鮮人だぜ。永田とは日本に住むための名前だ。
罪状は、12歳の少女に性的暴行を加えたと読売は言うが
朝日は「強姦」と報じている。
小学校6年の少女を60過ぎの爺さんがやってしまった。
孫同然の子供に、そんなことができるものなのかね?
「聖職者」の仮面の下は「性色者」というとんでもないエロ・コリアじじ〜だ。

韓国で日本人の聖職者が同様のことをしたら、コリア国民はどんな反応を示すだろう。
国を挙げて「殺せ、殺せ」のシュプレヒコールだろうね。

金保容疑者の日本での犯罪に対して
日本国民は、過去、在日に過酷なことを行ったという後ろめたさから
嫌韓ムードを燃え上がらせるようなこともないだろう。
とにかく国際問題に対し、日本人はタマを抜かれたようにおとなしい。
民族意識が欠如している。
とりわけ東アジアの国々からは完全にナメられている。

そういえば、ウチのジョンは牡なのだが「抜かれて」いるから、やはりおとなしい。


●やったね!
松井が2試合連続ホームラン!
うれしいね。うれしいね。
ジーターの逆転ソロホーマー、4−3で宿敵レッドソックスをくだす。
も〜〜サイコウ!
ヒデキ、チャッチャッチャ!


●恐いセリフ
リエモンの考えを如実にあらわすひとこと。
「女は金のある者に寄ってくる」
誰もが多少は思っていることだろうが、
そういう人格欠陥みたいなことを口に出すことはなかった。
それをシャラッと言ってしまうところに恐さがある。
企業人として偉そうなことを言っても、
それが彼の人間性だとしたら「屑」に近いものがある。

ホリエモンみたいな「小柄豚」に近付く女も女だから
「似たもの同士」でいいのかもしれないけどね。


●儚い生涯
「人偏」に「夢」と書いて「はかない」。
言いえて妙である。だから漢字は面白い。
「花の生涯」とは伊井大老(だったかな)。
多くの庶民は「儚い生涯」だね。

ところで、人生を終えた後は、「終の棲家」である墓に入るわけだが、
夫の墓に一緒に入りたくないという老妻(49〜79歳)が1割いるそうだ。
「××家墓」という家制度に疑問を抱いているのでは、と
調査を実施した人は分析している。
「家」に嫁ぎ、舅・姑に仕え、小間使いみたいに、あるいは労働力のようにこき使われ
夫のギャンブル、酒、女問題に悩まされ…、
あげくの果ては子供の教育に疲れ…
死んだあとまで、「家」の犠牲になりたくない、という意思表示ではないか…と。

今の若いもんは、いやならさっさと別れるから、そんなことで悩まなくてもいい。
そして、死んでしまえば「無縁仏」になろうが、なるまいが「わからない」のだから関係ない。

まさに「儚い生涯」だ。

しかし、人間は連綿と子孫を残し現在に至っている。
今ある私も、遥か遡れば、縄文の雄の「ひとしずく」と牝の「卵」の合体による。
「無縁」とは、生きた足跡を地球に残せない、ということだ。

この調査では、将来自分の墓が継承者のいない
「無縁」になるのではないかと感じている人が約25%いる。
自分たちの子供があまりあてにならない、ということだ。

私は長男なので先祖の墓を守っている。
戦災に遭ったので墓石が傷んでいたのを、大枚はたいて私が建てかえた。
郊外の公園墓地でなはく、浅草に近い場所だからか墓石もえらく高かった。

親父は自分の家を2度にわたり大改造したが
最後に自分の入る場所まで手がまわらなかった。
私は親にさほど迷惑をかけたことはないが孝行もしなかった。
だから、墓の建てかえは、ささやかな孝行だと思っている。
(しかし、私の子供たちがきちんとやってくれるという保証はないのだがね。)

「儚い生涯」かつ「墓ない生涯」ではかっこつかんからな〜。


●大人の都合
義務教育の学力低下が叫ばれて久しい。
「ゆとり教育」などという、大人の休日増に合わせたようなシステムが導入された。
だいたい、こういう制度を考える連中は、日本の現状がわかっていない。

子供たちの休日を増やし、休みの日には自主学習にあてるなどと親に責任転嫁した。
ところが、そんな「画餅」は多くの庶民に通用するわけがない。
全てが、為政者の思惑通り動く家庭ばかりではない、ということに気づいていない。
策定する連中は、母子家庭や父子家庭、
独楽鼠のように働いても利益の薄い商売に従事している家庭などのことが視野に入っていない。
結局、思ったような効果が生まれなかったため、「ゆとり教育」は見直し。

そして、今度は「教科書問題」。
歴史については、中国、朝鮮から総スカンを喰らっている。
昔、日本の支配下にあったチャイナ、コリアは何年経過しても被害者意識が消えない。
戦争を知らない連中が妄想をさらに増幅させ、今回の日本の国連常任理事国入りに
ヒステリックに反応している。
(これは、中国政府にとって国民のガス抜き効果があるので、傍観するのみ)

大戦時の記述は、占領国と被占領国では異なるのが当たり前。
日本が「愛国教育」をしようとすれば、
「おじいちゃんの時代は、すごかった」
「だけど、やりかたが間違っていた」
「おかげで、原爆を2発もくらうことになってしまった」
「国際社会の一員としてこれからどうすればいいか」
という、事実と展望をしっかり教育すればいい。

主権を侵す。横槍を入れるという「趣味」のあるチャイナ、コリアだから、
中国、韓国、北朝鮮、日本の有識者が「歴史教科書策定国際委員会」でも作り、
互いの国の「光と陰」を徹底的に討論すりゃいいじゃん。
オブザーバーに台湾、タイ、ミャンマー、シンガポールなど日本が占領した国々も加える。

そうでもしなきゃ、日本はいつになってもチクチクやられるだけだ。
日本が占領したことで、英国、オランダ支配から脱却し、一時ではあるが感謝されたこともあるのだ。

日本の栄光と凋落は複雑な国際間の力関係が働いている。
こういう問題を社会科の教師はしっかり学習し、
若い連中に「誇り」と「謙虚さ」をたたきこむべきだろう。
当然、教師の力量も問われる。
「でも・しか」教師には即刻退場していただき、
明治の気概を持った若者を送り出す教育をしなければならない。

話は、だいぶ蛇行してしまったが、
自然科学の教科書に「発展」という条項が誕生したという。
昔なら高校で教える内容を中学で教える。
久しく途絶えていた内容を復活させる、など模索の結果が教科書に反映されたそうだ。

これも、「学力低下」を受けた専門家が策定した内容が教科書に反映されたということだ。
長期ビジョンのない連中が、そのときどきの風潮で右往左往する。
極端から極端に走る。
大戦時に「神風」を始めとする「特攻兵器」を短兵急に導入した
軍部の発想とちっとも変わっていない。
短絡的に、明治人のやりかたを取り入れろとは言わないが、
彼等のビジョンを少しは参考にしてもいいんじゃないの?

明治政府以前の藩校教育は高度だったらしいが、
学べるのは武士の子弟だ。
現代日本では「平等意識」が蔓延しているが、次代の日本を担えるエリート教育は必要だ。
機会均等で、合格した連中には国がバックアップする。
チャイナの「科挙」、フランスの「バカレロア」(だっけ?)といった制度のようなものかな。
しっかりした教育制度を少なくとも1世紀くらい継続させなくてはね。


4月5日(火曜日)
●弟よお前もか!
元西武グループ総帥、堤義明の実弟・堤康弘前社長の「豊島園」が
2億円の所得隠しで国税庁から追徴課税されていた。
知人の女性を顧問としてすえ、勤務実態がないにもかかわらず高額の顧問料を支払い、
また、その女性の住む家を社宅扱いにして豊島園から支払っていた、という。
弟は、3月末、「経営上の不正の疑いが見つかった」として社長を解任された。

こういう脱税のやりかたは、一代で会社を築き上げた町工場の社長の手口だね。
猜疑心の強い創業者は、経理の女性に手を出し妾にして金庫番をやらせる、という方法。
豊島園の場合、多少スマートだが、強引に「顧問」に据えた。
「お手当て」と「家」を会社の金でまかなったわけだ。
兄貴が兄貴なら弟も弟。
弟は兄貴を批判したが、自分のことを棚にあげてよくもまあ「ぬけぬけ」と言ったもんだ。
「一つ穴の狢」とはこのこと。
西武の創業者は、自分の女関係の経験をもとに、もっと懇切丁寧に「禁止事項」を
定めておけばよかったのにね。
「堤家家訓」には「下半身事情」が記載されていなかったことが「蟻の1穴」となった。
息子たちも親父を反面教師とし「1穴主義」を通さなかった。
チャンチャン。


●春到来
風が冷たい日もあるが、花々が確実に春を告げている。
大きな庭のあるお宅の多くに「白木蓮」が白い立派な花をいっぱいにつけている。
この町の花でもあり、町制施行の際、苗木が配られたとも聞いている。

 
高床式の古代家屋という風情の町立笠原小学校の入口の木蓮も満開。
今、NHKの新ラジオ歌謡で「白木蓮」という歌を流しているが
時期もぴったりで、思わず聞き入ってしまう。

小学校の脇の桜並木は2分咲き。
陽気は暖かいと報じているから
9日の「桜市」の頃はたぶん満開かな。
※なんと、桜市は2日でした。
もう終わっちまった。例年なら満開の桜の下で開催されるのに、今年は寂しいかったね。

 
わが家の庭のプラムもいつの間にか白い花をつけた。
媒介昆虫がめっきり減ったので人工授粉をしないと結実しないのが、ちょっとやっかい。
下を見れば、私の好きな「アネモネ」が小さいながらも大きな花を開いている。
この時期は室内にいるより、外のほうが暖かく気持がよい。

そのうち、花水木も形のよい葉を繁らせるだろう。
野菜の苗の植え付けも佳境に入る頃だ。


4月4日(月曜日)
●松井活躍!

米大リーグ開幕戦。
レッドソックス戦に臨んだ松井。
先発ピッチャーは移籍したランディ・ジョンソン。
今年も大リーグは面白い。
ジョンソンは先制点を許したが、2回、オーバーフェンスの当たりを
松井が客席に手を伸ばしてキャッチという、超ファインプレー。
2回、先頭打者でヒット。
すばらしい。

 


誠実で、礼儀正しく、技術もハイレベル。
こういう選手は他に見当たらない。

そんな彼と契約した重機のKOMATUが、開幕戦に向け広告を出した。
松井の打席をTVが映すと、グランドの壁にはKOMATUの広告。
デジタル処理ではめこんでいるのだが、これは効果がありますね。

中村ノリはマイナー落ち。
不満そうなコメントを出していたが、もし松井ならああは言わないだろう。
中村は自分の売り時を間違った。
望まれていたときを外して向こうに渡ったのだから、
契約主の方針には素直に従うのがスジだろう。


4月3日(日曜日)
●ビール
いつ飲んでもうまいのだが、これからいよいよ本格的なシーズンとなる。
従来のビールに発泡酒も加わり、左党はにこにこね。
私など、昔ながらのビールは苦すぎてだめになりました。
水代わりに発泡酒は最適です。



需要期に先駆け、アサヒビールが全5段広告を打った。
従来、ビールの広告といえば、イメージ訴求が多かった。
しのごの言わず、爽快感とか喉越し、切れ味をタレントをつかって
大砲を打ち込むようにテレビ、新聞などで宣伝戦を行っていた。

ところが、このアサヒビールはちょっと違っていた。
親子の肖像である。
通常なら「笑顔」を使うのだが、硬い表情だ。
しかも、ボディコピーが多い。
読ませようとする広告だ。
文章はともかく、
父親、息子の肖像写真してみると面白い。
老境1歩前のオヤジと成長した息子。
親子関係は円満にここまできたのだろうか?
反抗する子供との確執はなかったんだろうか?
血を分けただけあって顔つきは似ているな…
などなど、広告のメッセージ以外のことを考えさせられたね。


4月2日(土曜日)
●有料化
町の緊縮財政を受けて、健康診断が有料になった。
基本検診が1300円。
小生に関係のあるもの。以下オプション。
胃がん検診500円、肺がん(レントゲン300円、たん検査300円)。大腸がん300円。
合計2700円。
商工会の健康診断は確か基本検診が1万円以上だったから、町が行うのは安いといえば安い。
だが、昨年までは無料だった。
これは第一波。今後どんなサービスが有料になるのだろうね。


●流行顔?
「はやりやまい」つ〜のは聞くが「はやりがお」つ〜のはあまり知らない。
でも、時代に受け入れられやすい容貌、つ〜のはあるようでんな。
平安の昔は、絵巻から察するに下ぶくれの「おかめ顔」だ。
それが江戸時代になると、浮世絵から察するに「うりざね・富士額」となる。
明治に入ると芸者衆の写真が残っている。
これは個性いろいろ。現代風美人もいれば、クラシカルな姐御もおります。
で、平成になるともう百花繚乱ですね。
昔で言うと、ファニーフェイスも健闘しています。


目の間隔が広いつ〜のが共通点かな。
もちろん正統派もおります。


少し前なら伊藤美咲、矢田亜希子が正統派でしたが近頃若手台頭。
最近は資生堂CMに出演中の竹内結花(だったかな)。結子だった。
JRのいい日旅立ちで、その存在に気がつき、
この娘は売れるだろうなと思っておりました。
結構当たるんですね、私の予想は。


●屹立
 
宮代樹海と私が命名している雑木林の一部が削られ何かが建設されている。
当初は資材置場かと思ったが、かなりていねいな基礎工事が行われた。
住宅にしては基礎部分が小さすぎた。
けさ、資材をつりあげるクレーンが屹立していた。
NECマークのついたヘルメットを着用した現場責任者らしき人に聞いた。
ボーダフォンのアンテナができるとのこと。
その高さ30m。
これで電波僻地の解消か。といっても携帯を持たない私には関係ないけどね。
それより、近くの鉄塔や向かいの大きな木のためにテレビ映りが悪いので
共同アンテナでも設置してもらったほうがよっぽど助かるけどね。


●訓示
昨日から企業にピカピカの新入社員がやってきた。
新しい背広姿がまだ板につかない若者を街で見かけることも増えるだろう。
上田県知事
「若いのだから無理、無茶、無駄と思われることでも積極的にチャレンジして欲しい」
武銀三輪頭取
「自己研鑽に励む、幅広い視野を持つ、コンプライアンスの重要性を認識する」を社会人として心がける。
県の代表的な方の訓示である。
では、その感想。
県知事は公務員の長としてなっちゃない与太話をしたもんだ。
「む」の語呂合わせで臨んだのだろうが、税金で食っている立場の人間が
こんな訓示垂れてどうするの。
本当に新人公務員が「無理、無茶、無駄」なことに血道を上げたら迷惑するのは県民だ。
企業では「ムリ、ムダ、ムラ」を省こうとやっきなのに。
「だから公務員はしょうがない」と思われるよ。
石原都知事、土屋前知事のような個性的な首長が「逆説的」に言うのならともかく、
印象の薄い、非個性的な人がこんなこと言ったらおかしいね。
銀行の頭取は、さすがにまともである。


●どっちを向く

先月で合併特例債という「人参」つきの合併話も一段落。
宮代町周辺は、春日部・庄和の合併を除きすべてぱ〜。
国は全国の市町村の数をもっと減らすために「新合併特例法」で臨む。
ところが、これは「持参金」なしの結婚話となる。
赤字や借金を抱えながら一緒になるというのだから、新生活のスタートは多難だろうね。
だから、国が地方自治体の尻をたたいても、あまり効果がないのではないか、という観測。
人口数千人の村や1万人前後の町は、
なかば強制的に合併させられるかも知れないけどね。

ところで、
「なぜ合併できなかったのか、3市6町でもう一度話し合ってみたい」と述べた近隣の町長がいる。
鷲宮町の本多健治氏だ。
3市6町とは、久喜、幸手、蓮田の3市と、栗橋、鷲宮、菖蒲、白岡、宮代、杉戸のこと。
01年、最初はこの枠組みで合併の研究を始めた。
結局、3市6町の足並みはそろわず、4つの枠組みに分かれ、
いずれのグループも住民投票で合併は白紙に戻った。
知りませんでしたね。そんな広域合併の話があったなんて。
もっとも、どの地域の住人も当時は合併にそれほど関心を持っていなかったのではないか。

「宮代町は金持ち」という風説が飛び交い、1市3町で合併しなくてもやっていける。
合併すると、いままで無料だったサービスが他と歩調を合わせるため有料となる、
税金が上がるなどなど、合併は「損」というムードが漂っていた。
住民選挙で「単独」の道を選び、その後のごたごたのあと、
結局、単独に落ち着いたという経緯がある。

自助努力で町を運営することになるが、結局だめだった、となると
新・春日部市に吸収される公算が大。
それなら、最初から合併しておけばよかったのに、という声が当然あがる。
それに、あれだけ開き直ったのが、おめおめ白旗あげては格好がつかないので、
傷が浅いうちに、近隣との合併話がふたたび浮上するだろう。
そうなったとき、宮代は「どちらを向くか」だ。

鷲宮町長が再度模索したいという広域合併はたぶんないだろう。
今まで、春日部・庄和という前(東京方面)を向いていたのに、
なぜ、後ろを向かなくてはならないの?
財政メリットはあるのだろうか?田舎のイメージがますます強くなるのではないか?
となると、横を見れば杉戸、白岡があるでないの。
どういうわけか、宮代・杉戸という選択を多くの人が行うが
宮代・白岡はあまり聞いたことがない。
和戸地域は白岡より久喜なんだろうね。
粂原あたりは白岡なのかね。

国道のない宮代は、幹線道路のある杉戸、白岡と一緒になるのがいいと思うけどね。
縦に長い市より横に伸びる自治体のほうが、この界隈の地勢からは、
鉄道、道路とも有利に展開できる。
人や物の流れがスムーズでなければ将来性はない。

杉戸との合併話がまだくすぶっている。
「生活圏が昔から一緒で、まるでひとつの町だ」などと
情緒的な動機で行う合併などもってのほか。

経済基盤が確立できるかどうかが大きな目安になる。

4月1日(金曜日)
●安売り

おやっと思った。
今日は1月15日だっけ?
サントリーの広告。故山口瞳氏による新成人諸君に贈る名文と
柳原良平氏によるほのぼのイラスト。名作だった。
これの後を継ぐ作者は大変だ。
伊集院静氏が3代目となった。
ところが4月1日という冗談のような日に
「生きる力をくれたまえ」などと
老人のお願いみたいなことを、のたまう。
結びが「その日のために乾杯」。
なんのこっちゃ。
中身がごちゃごちゃ書いてあるが、
どうせ「エプリルフール」の冗談話かと思い、読む気にならない。

成人の日だって、その年によってふらふら変わる。
伝統行事の日は国民におもねないで、ど〜〜んとかまえていて欲しいぜ。
だから、毎年1月15日、「角」で行った山口氏の広告が掲載されると
自分のときのことを思い出してしみじみとした気分になったものだが。

で、4月1日は、なんで「シャンパン」で乾杯せにゃならんの?
広告中に、赤い斜線が引かれていれば、反射的に「禁止」と思うでないの?
シャンパンのラベルに合わせたようだが、
深層心理的に、「消費にブレーキ」がかかりそうな広告ではあるよ。

●悠長
  
昨日、協和発酵の全ページ広告が掲載された。
わけのわからない物体が画面中央に横たわっている。
バック生きの写真だから広告全体をぼんやりとさせている。
キャッチは小さく置かれている。
何が書いてあったか記憶にもない。
そして、今朝同じようなレイアウトの広告が再び掲載された。
昨日の謎の物体はスプーンの柄であった。
そして今日、スプーンの前半分が登場。
先っぽにグリーンピース粒がささっている。
「分社化」の通達に2日と膨大な予算をかけている。
こんなイメージの希薄な広告にお目にかかるのは珍しい。
この会社、広告効果などあまり念頭にないらしい。
予算消化のための広告、株主相手の告知。
世の中「スロー」流行りだが、広告は「スピード」主流なのだよ。
2枚の広告を壁に張り出し、一番喜んでいるのは制作者だ。
「こんなおいしい広告を作らせてくれるクライアントなど今どきいないぜ。
ありがて〜よな。今年の賞でも狙うか…」
でも、こういうトロイ広告を選ぶ審査員がいたら
「思考において<きょうわ発酵>が足りない」、ということになるぜ。

●桜開花
昨日、上野
公園の桜が昨年より13日遅れで開花。
わが町の古木はまだ蕾が固いが、「新しい村」に植えられた若木はとうに花をつけていた。
若いのは、どの世界でも気が早い。


来週は、笠原小学校前で恒例「桜市」が開催される。
その頃になれば、幾つもある宮代町・観桜ポイントも満開になっているだろう。

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