田舎三昧の生活と意見

掲示板にもどうぞ (~ ~)/

2004年12月
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Web Camera


Mini Theater


VR Theater
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■Contents■

01 絶景
  羽田空港
  単独で良くなる?
  Webカメラ
  デジタル一眼レフ続々
02 相討ち
  横柄な衛生組合の電話対応
  次男坊の失言
  恒例・文春/新潮2番勝負
  WebCam
  迅速
03 異色の教授
  苦悩する吉川市
  絶滅動物
04 ハラキリ
  宮代合併復活派、動く
  宮代町の決意
  はじける
05 またまた新選組
  暖日
  ムービーファイル
  究極のデジタルカメラ
06 新庁舎
  単独でいこ〜、か?
07 脳足りん
  饒舌
  新市着々
  議員の反乱?
08 嫌がらせ
  提訴
  真珠湾
09 獅子柚子
  恒例/文春・新潮2番勝負
  色ボケ列島
10 今度は日体大
11 同窓会
  資質
  陽だまり
  喝采
12 戦ピア
  ついに終了、新選組
  今夜は忙しい
  男、晋ちゃん
  守り
13夜中の流れ星
   ふたご座流星群
14 恫喝
  愛国
  変化
  直感的
15 初暦
  4役減給
  解放の風
  つけ
  工事
16 恒例/文春・新潮2番勝負
  文庫本
  NHK穴
17 反撃
  相似形
  愛機
18 模索
  高松宮妃
  流星
  職人技
19 工事
  さかきばら
20 エビジョンイル
  白鷺
21 怪気炎
  冬至
22 恒例・文春/新潮2番勝負
  カワセミ
  またまたNHK穴
23 尚仁沢
24 ちほう
  ハナ金&イヴ
25 定型
  ASCII ART
26 VR第2弾
  猟奇的
  VR動画
27 午前の紅茶
  収穫
28 災
29 同級生
  合併列島
  命日
  初雪
  TUNAMI
30 容疑者
31 ばいばい2004
  雪、降り積む
  雪
  象徴的
  旗照夫
  完全版・終了


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人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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12月31日(金曜日)
●ばいばい2004
間もなく「災」の年も終わろうとしている。
年賀状をやっと書き終えた。元旦の投函ね。

このサイトを訪れていただきました皆さま、
毎日の駄文をお読みいただきありがとうございました。
明日からも、興のおもむくまま書きまくり、写真をとりまくります。
どうぞよろしくお願いいたします。

皆さまに幸多き年でありますよう、お祈りしております。

●雪、降り積む
午後3時。ぼたん雪に。
元旦は雪かきから始まる。



 

●雪
昼頃から雪になった。
昨日の雪がまだ残っているのに。

予報では夜中には止む。
ということは、積もるということだ。
犬小屋に降り込む雪対策、日除けの巻上げ、物置のひさしの波板のずれを直す。
仕事が増えた。
今年はまだ年賀状を作成していない。
元旦に届かない。みなさま、ごめんなさい。

●象徴的
今年最後の新聞は「災の年」を象徴していた。

奈良少女誘拐殺人犯が逮捕された。
36歳の変質者。
毎日新聞販売店に勤務していた。
各紙の販売店を渡り歩いていたらしい。
毎日は運が悪かった。冷や汗物で陳謝していたが、いい迷惑だ。
長崎少女殺人事件の当事者の父親は毎日新聞支局長。

幼女殺人事件に毎日がからんでいるというのも不思議な因縁。
社長は、お祓いしましょう。

新聞はスマトラ沖地震の死者数増大を伝えている。
津波の恐ろしさを体験したインド洋沿岸諸国は「早期通報システム」の導入を急いでいる。
こういう最悪の事態が発生しなければ、普及しないというのも困ったものだが。

天皇家長女の婚約発表が、締めくくりにふさわしい明るいニュース。
今年は、長男の発言が皇室、宮内庁を震撼とさせた。
皇室の「災」である。
これに対し、次男が長男を批判。天皇ご夫妻も同調した。
皇太子が孤立しているようにも見える。
皇室長女の夫君になる黒田氏は、「なまず」殿下のご学友。
周囲は、皇太子にとりますます窮屈になってきた。

●旗照夫
戦後間もない頃のジャズシンガーである彼はまだ現役だった。
NHKの深夜放送に生出演していた。

女性アナに聞いていた
「NHKの人は10点をなぜ<じってん>というんですかね?
ふつうは<じゅってん>と言うでしょう?
私には<実点>と聞こえてしょうがないんですよ」
女性アナは
「私生活では<じゅってん>と言っていますが、原稿を読むときは
<じってん>といってます。上司からそのように発音しろと言われるんです」
と言っていた。
年とともに、アクセントとか読み方が気になってくるのだろうか?

「あいつ」を歌った。まだ声が出ますね。

旗照夫の兄さんが旗昭二というモデルでSOSに所属していた。
後にモデル兼モデルクラブ経営をしていたんじゃないかな?
昭和40年中頃、銀座8丁目に「豊川ビル」つ〜のがあって、
そこにモデルクラブSOSの事務所があった。
私が3度目に籍を置いた会社も同じビルにあって、
カークダグラスみたいに、かっこいい旗昭二氏を幾度となく見かけた。
このビルには、若き日の「おすぎ」か「ぴーこ」のどっちかが出入りしていた。

朝10時近く、新橋から私の前を少し猫背の黒ずくめの男が歩いていく。
たまたま同じビルに入った。
2〜3度そんなことがあった。
顔つきは今と同じ。若い頃から「いも」っぽい感じだったね。

●完全版・終了
10夜連続「冬のソナタ」完全版が31日零時過ぎに終了した。
睡眠不足をものともせず連夜見続けたおばさんも多いのではなかろうか。

私は1話を途中から見て、あと中抜け。
最終の19・20話はしっかり見てしまった。
紆余曲折あって、失明したジュンサンとユジンが3年ぶりに再会。
逆光の中で抱き合い、2人の新しい未来の始まりを暗示して終わる。

「親の因果が子に報い」…のドラマだが、
諸悪の根源は、ジュンサンの母親、カン・ミヒだね。
彼女があんなまわりくどいことしなきゃ3話位で終わっちゃう。

ユジンの大粒の涙が頻繁に映し出される。
感情移入しているおばさんたちは、自分に置き換えウルウルしていたと思うが
私はまるで涙腺を刺激されない。

「新選組!」の山南敬介の死、近藤と土方の最後の別れのほうが
よっぽどジンときた。
男と女の悲恋より志を同じくする男の物語のほうが共感を呼ぶのだろう。
そんな年回りになっちゃったのを悲しむべきなのかな?
そこへゆくと、女性はいつになっても恋にあこがれているのかしら。
幾多の困難を克服し高校時代の初恋を成就させたチュンサンとユジョン。
実ることのなかった若き日の自分に置き換え
ブラウン管に釘付けになっているおばさんたちを「タン・ジュンサン」と呼んではいけないよ。

BSの再放送はオリジナル版だった。
韓国語をこれだけ長時間聞くのは初めて。
あちらでは、名前を呼ぶのにはっきり発音しない。
例えば、「ユジン」と呼ぶのに、最後の「ン」を下げ気味で鼻に抜けるようにする。
だから、ぼやけてにごっているように聞こえる。
また、「ユジナー」のようにも発音する。
これは、親愛の情を込めたものなのだろうか?
また、フルネームは「カン・ジュンサン」だが名前だけのときは「チュンサン」。
いろいろな呼び方があるものだ。

日本語と同じ発音も幾つかあった。
約束、運命、高校生、三角関係…もっとあったが失念。

近くて遠い国。それが韓国だった。

12月30日(木曜日)

●容疑者
奈良女児殺人事件の重要参考人が特定された。
殺害した女児の携帯電話で写真を送りつけるだけでなく
その後も両親、親戚に恐怖のメールを送るという犯人の異常な行動が
世間を震撼とさせた。

朝日新聞によると
36歳の男で、毎日新聞販売所勤務であるという。
朝日の販売員だったら、明示しただろうかね?
当の毎日、読売を見たが、勤務先は伏せられていた。

朝日のスクープだろうか?
違うね。警察発表では勤務先が明らかにされたのだろう。
それを朝日は掲載、読売、毎日は伏せた…。
多くの新聞も「新聞販売員」と表記している。
同業者への配慮か?いや、朝日のフライングだよな。
その男には逮捕状が請求されたというから、
逮捕となれば、一斉に毎日新聞販売員と書きたてるだろう。

12月29日(水曜日)
●同級生
来年3月、千葉県知事の任期満了に伴う選挙が行われる。
記事を読んでいたら、同姓同名だった…
な、なんと小学校の同級生が出馬表明した!
弁護士は長いが政治の世界は初めて。
ぜひがんばってほしい。
10月のクラス会では何も言っていなかったな〜。
         
知事選立候補を表明する山田氏(県庁で)    クラス会での安太郎(呼び捨てでごめんね)

【朝日記事】
知事選(二月二十四日告示、三月十三日投開票)で、弁護士の山田安太郎氏(61)が二十八日、無所属での立候補を表明した。堂本知事が事実上の出馬表明を行っているが、正式な表明は山田氏が初めて。また、元衆院議員の森田健作氏(55)が立候補を検討していることもわかった。

山田氏を擁立したのは、共産党県委員会などでつくる「明るい民主県政をつくる会」。山田氏は「つくる会」と政策協定を結び、共産党が推薦する予定。

県庁で記者会見した山田氏は、「憲法を県政に生かし、大型開発を縮小・凍結し、福祉や教育を充実させたい」と決意を述べた。

公約では、県立病院統廃合計画や八ッ場ダム建設、第二湾岸道路計画などの中止・凍結――などを挙げ、県住宅供給公社問題について「公社が破たんに至った原因を追及すべきだ」と県の対応を批判した。

山田氏は鹿児島県出身で千葉市若葉区在住。早大法学部卒業後、一九八〇年に弁護士を開業した。県弁護士会副会長などを歴任、現在、自由法曹団幹事、青年法律家協会千葉支部長などを務めている。

●合併列島
来月には23県133市町が誕生するという。
「村」のない県は兵庫、広島、香川
さらに、愛媛、滋賀からは「村」という単位が消える。
合併が進んでいるのは「西高東低」だ。
埼玉県は「飯能市」のみ。

わが「宮代町」も、運動のその後の動きは聞こえてこない。
来年に持ち越しだが、期限の3月などあっという間だ。

宮代の反対で枠組みがコケたが、
春日部市・庄和町は合併協議会を立ち上げ、
法定期限内の合併に向けて着実に進み始めた。
こういう状態のところへ、宮代が「ちょっと待った!」と割り込んでも
相手にしてくれないだろうな。
また、土壇場でひっくり返されると困るもんね。

●命日
3年前の今夜、マミがこの世を去った。
美人にありがちな気位が高くわがままだったが可愛かった。
壁のいたるところに爪あとが残り、
床と壁の境目にはおしっこのシミが白い粉を吹いている。
ショックが大きくもう飼うまいと思っていた。
 
が、翌年の9月、今は薬局になっている隣の雑木林の
伐採された木と木の間で子猫が鳴いていた。
そしてわが家の一員となった。
日がたつうちにミミにマミの面影を見つけた。
仕草も結構似ている。
ミミには悪いが、ついくらべてしまう。

●初雪
 
天気予報どおりだった。
みぞれが次第に積もりそうなぼたん雪に変わっていった。
雪の降る日は、ジョンの体が薄汚れて見える。
冬が来る前に風呂に入れなかったからね〜。
横浜で3年、当地で10年。
彼も老犬になった。
まるまる太った人形のような子犬の頃が、つい先日のように思い出される。
最近は、晴れた日は終日デッキでうとうとしている。
耳が遠く、目も少しにごってきた。
先日、フィラリアの注射に行ったとき獣医さんから
心臓に少し雑音が聞こえると言われた。
なにごともなければいいが。

●TUNAMI
「津波」は日本生まれの国際語。
海外のニュースでも「ツナ〜ミ」と言っている。
スマトラ島沖地震の犠牲者が日が経つにつれ増えている。
ロイター通信28日発表によると4万人を超えるという。
スリランカ18706、インド9500、インドネシア7072、タイ1516、ミャンマー90
マレーシア60、モルディブ52、ソマリア38、セーシェル3、バングラディシュ2。
日本人は4名が確定しているが、未確認者が多数いる。
この地域に1310人のツアー客がいたというのだ。

犠牲者が増えた原因がインド洋には「早期警戒警報システム」が皆無ということ。
日本と異なり「津波」が少ない地域なので、
必要性をあまり感じていなかった。
インド洋沿岸は発展途上国が多く高価なシステムの導入まで手が及ばない。
この事件を契機に日本のシステム援助要請があったという。

とりあえず日本は医療チームの派遣、3億円程度の援助を行った。
これから国民レベルの義捐金募集が行われる。
韓国も多額の援助を行う。
アジア地域の経済発展著しい国が援助を行う。
中国はどんなことを行うのだろうね。
北朝鮮は、常套手段の「お見舞い電報」で終わるのかな。

台風、地震で国内もずたずた。
多額の復興資金が投入される。
ODAでも大盤振る舞い。
イラクへの自衛隊派遣。
海外災害での予期せぬ出費。
(日本は対面を保つためそれなりの額を用意しなくてはならない)
国家の財布は出ていくことばかり。
(実際、そんなに金持ちだったっけ?)
これを支えるのが国民の税金。
ところが、役人が不正に金を使い自分の懐を肥やしている。
肝心の国民は不況感にあえいでいる。

イライライライライラ。

12月28日(火曜日)

●災
今年の様子を漢字であらわすと「災」と、清水寺の管主が発表したばかり。
とどめの一撃がインドネシア・スマトラ島の地震だった。
お膝元のプーケット島は津波の大惨事。
スリランカをはじめインド洋の遥か対岸のアフリカまで被害をもたらした。
年末年始を常夏のリゾートで過ごそうとした欧米人、日本人も死亡した。

旅行会社は、相次ぐキャンセルで大打撃。
一方、建設会社は被害地復興のため思わぬ需要拡大。

「禍福はあざなえる縄のごとし」

どこにも行かず家で年末年始を過ごす人が「福」かというと、
それはわからない。
強盗に入られ命を落とすかも知れないし、
酔っ払って水路に転落して、人知れずあの世にいくかもわからない。

12月27日(月曜日)

●午前の紅茶
そろそろできるところから暮れの掃除をしなくてはならない。
最終2〜3日であわててやるのは好みではない。
1時間ばかり、吹き溜まった枯葉掃除。
陽射しは柔らかく風もない掃除日和。
仕事の後、夏ならビールなのだろうが、この季節は紅茶とケーキ。


●収穫
笠原小学校の低学年児童が
自分たちが育てた大根を掘り出して
学校に戻るとことに出くわした。
まるで小鴨の行進であった。
撮影に気づいた少女が「散歩ですか」と話しかけてきた。

こういう純真な子供たちが犯罪に巻き込まれている。
親は「知らないおじちゃんが話しかけてきたら逃げるのよ」と
教えているだろう。
教諭が近くにいたとはいえ、知らないおじちゃんに話しかけてくる。
大人は信用できない…こういう意識が彼等に植え付けられないよう
わたしは笑顔でていねいに挨拶をかえした。

12月26日(日曜日)
●VR第2弾
レジーナ前に広がる冬枯れの田圃を180度の視界でVR化してみました。
「冬枯れ」
↑ここをクリック
新しいウインドウが開き、大きめのQuickTimePlayerが表示されます。
マウスの左ボタンを押したまま上下左右にドラッグすると映像が指示通りに動きます。
右端のブルーの建物が医院。その隣がわが家です。
(すんげ〜田舎!)

左側の「VR劇場」は小さな「窓」なので、かなり視界が制約されています。
もっと大きな画面でご覧になりたいときは、
新しい村の池
↑ここをクリック
池の向こうがユニークな「笠原小学校」です。

●猟奇的
日本と韓国では意味が違うらしい。
「猟奇的な彼女」という韓国映画の題名だけは知っていたが
変態映画かと思っていた。
昨日の昼下がり、テレビ放映されていたのを偶然見た。
可愛い顔して暴力的な彼女と少し頼りない大学生のラブコメディだった。
テンポもよく結構面白い。
現代韓国の若者の生態がわかる。
彼女のおやじがのんべで、泥酔もしていないのに
突然テーブルに頭をぶつけて正体を失ってしまうなど、誇張的な表現が面白い。
デートの場所が焼き肉屋というのも韓国らしい。
しかも、隣のテーブルの女の子は
映っているにもかかわらず、目ヤニとりに夢中という
偶然なのか演出なのかわからないほどヘンなのだ。

ドタバタが終わり、彼女の正体がわかりつつある段になって
仕事で中座してしまった。
ちょっと残念。

ちなみに韓国で「猟奇的」とは「ちょっと変わった」という意味だとか。

●VR動画
QuickTime Playerで再生するVR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)動画を設置しました。
新しい村の裏手の池から笠原小学校を撮影。
画面内でマウスの左ボタンを押したまま、
上下左右に移動させると、パノラマ映像をご覧いただけます。
静止画、ムービー、VRの3本立てです。

12月25日(土曜日)
●定型
俳句は日本が世界に誇る短詩である。
そこには有季定型というルールがあるが、
俳句の名を借りて決まりを壊そうとする連中がいるのも確か。
山頭火はその代表格だが、好きに短い言葉を連ねるなら、
俳句と呼ばなくてもよさそうなものだが、なぜか彼の作も俳句ジャンルに入っている。

俳句の面白くて奥が深いのは、ルールがあるからだろう。
575という言葉の連なりだから、
ふと口をついて出てきた言葉がそのまま俳句になってしまうこともある。

☆毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規

「母の詞 自ら句になりて」と前書きがある。
この句は子規の母堂の言葉がそのまま句になったものだ。

ひねり過ぎてもよくないが、ひねらないと凡句にもなる。
15文字のひとつひつが言葉のジグゾーのようで
おさまりが悪いと始末におえないが
ひとたび決まると俳句独特の世界を生み出す。

☆秋の航一大紺円盤の中

名句とされているが座りが悪い。
「あきのこう いちだいこんえん ばんのなか」とすると意味不明。
「あきのこう いちだいこん えんばんのなか」と読むと意味が通じる。
575から外れている。
☆降る雪や明治は遠くなりにけり
これは定型。同じ人の句だが落差は大きいね。

☆菜の花や月は東に日は西に

農村の夕刻を描写したスケールの大きな句である。

☆ひらひらと月光降りぬ貝割菜

静かな夜に高速度撮影をしたような情景が目に浮かぶ。

優れた俳人は感性の豊かさ、観察力の鋭さ、言葉の豊富さに加え
言い回しの妙を心得ている。

☆闇汁の杓子(しゃくし)を逃げしものや何 高浜虚子

闇鍋、闇汁など最近はやらなくなったが、
昔の若者には面白い遊びであった。
ぐつぐつ煮えていれば生き物はいないはずだが、
ぬるかったのだろう。
誰が何を入れたか、杓子で探ってみたら何やら動いているものがあった。
ユーモラスであり不気味でもある。
こんな闇汁の情景がまざまざと浮かぶ。
混入した者の「クックッ」という忍び笑いまで聞こえてきそうだ。

俳聖芭蕉にしても
「かわず飛び込む水の音」だけが先にできていて
上5がなかなか決まらなかったという。
そして「古池や」になるのだが、苦吟している。

定型に凝縮しなくてはいけないので難しい反面
決まった時の爽快感がある。
やはり俳句の醍醐味は有季定型だと思う。

●ASCII ART
キーボードに割り振られた文字、記号で絵を描くASCII ART。
2chには名作、迷作がごろごろしている。
似顔絵もよく似ている。感心しますね。
データからASCIIに変換するソフトもありました。
そこで、さっそくいたずらしてみた。

Merry Chrisimas!

12月24日(金曜日)
●ちほう
NHK20時のニュース。
「地方が自由に使える財源…」
NHK穴は「ほう」と発音していた。

「関東ほう」で「ちう症」なのかな?
これまで「かんとうちほう」は「ちほう」と平板に発音し、
「ちほうしょう」は「ちう」と「ほ」を強くしていた。

穴の発音で気になったのは、「地方」だけのとき
「ち」を強く発音すると、妙に言葉が浮いてしまい奇異に聞こえる。
やはり「ちほう」のように平板のほうが自然だろう。
鈴木慶一郎アナ、あなたです。

●ハナ金&イヴ
最近は景気が悪いので「華の金曜日=ハナキン」などという言葉も死語になったかな?
でも、クリスマス・イヴが重なれば、
IT関連の若い男性は「ティファニー」のアクセサリーを奮発するのかも知れない。

業種によって賃金格差が開くという現実。
どんな企業に入るかは大きな賭けですね。
夢に向うより、食うための就職というのもなんだか哀しい。

学校卒業しても定職に就かないニートも増えているという。
やがて起業して成功すればいいが、
そのままゆくと「負け組」の烙印を押される。

イヴを共に過ごす相手もなく
鬱屈としたときを過ごす。
彼等が犯罪に走らないという保証はない。

うそ寒い風が夜の街を吹きぬける。

12月23日(木曜日)平成天皇誕生日

●尚仁沢
 
※左日光へ、右尚仁沢。前の車は門松を運んでいた。正月も近い。
※鬼怒川下流から日光連山を望む。ここは塩谷町の入口。

久々に水汲み。
出発が遅れ10時を過ぎてしまった。
国道4号線は通るたびにきれいになっていく。
一部、高速道路の雰囲気。
宇都宮の外れから日光・今市方面へのガードをくぐる。
もう何度も通った道である。
新幹線ガードをくぐって1つ目の大きな交差点を右折。
県道63号線をひたすらまっすぐ。
この道も拡張されきれいになっている。
鬼怒川を渡れば塩谷町の野菜直売所。野菜を買い込む。
ひたすら直進。「麺小町」のうどん・そば直売所で買い込む。
ここの麺はうまい。
ひたすら直進。矢板からの道とぶちあたるT字路を左折。
つきあたりを右折。5〜6分走れば尚仁沢の入口「玉生(たまにゅう)」に到着。
十字路を左折すれば鬼怒川温泉だが、水汲みは直進。
信号のあるT字路を左折。あとは道なりで尚仁沢へ。

朝出遅れたのと、休日ということもあって水汲場は混んでいた。
水の勢いがいいので汲み始めれば早いのだが、
持ち込むポリタンの量が半端じゃない。
20L、10Lはもちろん、焼酎の空きボトル、2Lボトルなどボトルの見本市。
約1時間待ちであった。
 
※立派なウッドハウスがハートランド。水汲みにきた人の車が並ぶ。
※ハートランド2階の食堂。天井が高く、座席もゆったりしている。

ハートランドの2階で遅い食事。
1階の物品販売所で「たまり漬のもと」という醤油に似た調味料を購入。
これが、おもちや焼きおにぎりにつけると大層美味であるという。

帰路、小山あたりで日が暮れた。
帰宅17時45分。
往復約5時間、500kmの水汲行脚である。

12月22日(水曜日)
●恒例/文春・新潮2番勝負


奇しくも両誌とも女性にスポットが当てられていた。
文春はいつもの前5段ではなく7段。気張った。
<特集>
文春:気になる女斬り
新潮:問題の女
小さな記事の寄せ集めだが、元気のいい女性が多いということ。
ダブっていないというのも、いかに話題の女性が多いかの証左。
<記事>
文春:少年Aの日常生活
※神戸の「サカキバラ」である。22歳になって企業の正社員となって
  いるらしい。雇った会社は正体を知っているのかね。
    その時お金が動いた
※「その時歴史が動いた」の司会・松平氏の80万円着服疑惑。
  NHKの看板アナで高給取りなんだろうが金はいくらあってもいいということ
新潮:コクドの女帝
※スキャンダル企業西武の持ち株会社コクド。
3流不動産会社みたいな名前だが。ドンの堤義明にくっついていた女の失脚。
昔、三越にもこんな話があった。珍しいことではない。

今週は、芸能誌並みの総力取材をした文春でも読んでみましょか。

●カワセミ
いつもより1時間遅いジョンの散歩だった。
育苗施設前の「農の道」に面した雑木林の枝に光る小鳥を発見。
カワセミだった。
体の割りに大きなくちばし。羽を動かすと下に隠れた光ブルーがまぶしい。
尻からピュッと排泄すると、動物公園のゴーカートコースのほうへ飛んでいってしまった。
この間、数秒。カメラを取り出すひまもなかった。
前に見たのはいつか思い出せないほどである。
新しい村の前の雑木林は手入れが届きすぎで見通しが良くなった。
こういう場所には住みにくいのだろう。
まだ未開の雑木林に移り住んだのかも知れない。
でも、まだ山崎に棲息していた。
林の宝石との再会に気分が華やいだ。

●またまたNHK穴
深夜のニュース番組で「32台」を「3重荷台」と発音していた男穴。
下読みをして本番に臨んでいないみたいね。
年配穴だからそれをチェックする上司もいないのかな。
自分が責任者だったりして。

12月21日(火曜日)冬至
●怪気炎
ポストにビラが入っていた。
「あきれた!!1市3町合併復活運動に怒る」
「民主主義のルールを守れ 宮代町民は声を上げよう」
宮代町の民主主義を守る 共同宣言デスク

このところ静かな「合併派」に向けての批判文書だ

宮代には産業があるわけでもなし、優良企業を擁する工業団地もない。
来年度の国家予算案も地方交付税は減額。
町がますますやせ細ってゆくことがわかっていながら「合併反対」とはね…

2〜3年単独でやって、だめなら合併を考える、というのだろうがそれこそ自己中心的。
団結しようという呼びかけにそっぽをむき、「だめ」になったら「仲間に入れて」では
それこそ、あきれたもんだ。「民主主義」が泣きますね。

「宮代町の民主主義を守る」共同宣言デスクは、5つの団体の総意で
行われているのだろうが、
学園台・宮代台という新住民グループ、
宮代・宮東・百間という原住民グループで構成されている。
メンバーの年齢は高いのではないかな。
彼等は精神論が先行する人々だ。
戦前・中派だから「民主主義」という言葉に酔い、ルールに固執する。
彼等の肉体のように精神も硬直している

「合併復活」運動は「特例法」で許された範囲で行われていることを
彼等は知っていても、都合が悪いから触れない。

しかし状況判断が甘いのではないか。
公共工事、環境整備の多くが棚上げされ、
そんどんみすぼらしくなっていく町に若者が定着するとでも思っているのだろうか?
合併特例債は借金だが、返済期間までに新たな政策を導入して
町に活力をつければいいではないか。

「清貧」に甘んじろと言われても、若者たちには通用しない。
結婚を機にこの町を去ってゆく。
10年間で1000人も人口流出しているんだぜ。
この傾向にますます拍車がかかるだろう。
そして、年寄りしかいなくなった「どん底」の町は魅力の失せた廃墟の様相を呈すだろう。

でも、安心するがいい。
このまま進めば、合併派の運動はタイムリミットを迎えて消滅するだろう。
宮代、杉戸のコップの中の嵐を横目に
春日部、庄和町は1市1町合併に向けて住民説明会を始める。

めでたく、単独で行くことになった暁には
「共同宣言デスク」の皆さんが「町の活性化」に向けて
長老のアイデアを出してくれるだろう。

「国がなんとかしろ」などという共産党みたいな意見は通用しませんから。
「うちらの運動は民主主義を守るためのものであって、
町の経営は議員と行政の範疇だ」なんて逃げは打たないでね。
お手並み拝見ですね。

●完全版
批判さなかのNHKで「冬のソナタ」完全版が放映された。
1回2話、10夜連続とか。
日本語の吹き替えでなく韓国語で行われた。

日本語と同じ発音があった。
「高校生」「三角関係」「約束」…
韓国語に日本語が混じっているようで、不思議な気分。
学生服も日本みたい。
可愛い顔した「ユジン」ですが
韓国語は女の子の喋りも喧嘩越しという感じですね。

天真爛漫な女子高生「ユジン」と、ちょっとすねた「ジュンサン」。(純さん…)
おずおずとした心の接近は、
私の高校時代の頃の一般的な「交際」の始まりに似ている。
おばさんならずとも、懐かしい気分になった。

これから9夜この番組につきあうことはできないが、
とり急ぎ全ストーリーを読んでみた。
麻縄のように錯綜し、意外な結末を迎えるのね。

数々の困難と試練。結ばれそうで結ばれない。
昔のメロドラマの典型ですね。

今の日本のドラマはこういうオーソドックスなものは皆無で
奇をてらったシチュエーションが多い。
だから正統派の「冬ソナ」は新鮮に思えるのだろう。

12月20日(月曜日)
●エビジョンイル
NHKの釈明放送が昨夜行われた。
幸い見なかったが、本日のワイドショーでは各局が取り上げている。
海老沢勝二会長の風貌は損してますね。
時代劇の敵役。悪代官。悪徳商人。

冒頭、仕方なく頭を下げたが、「嵐よ過ぎよ」という態度。
地位に「恋々」としていない、というが今の問題を解決するまで居座るそうだ。

今に始まったことではない制作費の不正。
現場のボスが遊興費に流用していた。
その最たる男が花形ディレクターだというのだからな。

NHKのドンの耳に入らないはずがない。
内部もみ消ししたことも過去に多々あったと思われても仕方がない。

受信料不払いの人数が増えていることに対して
副会長という男が答えていたが、
記者の質問に対し何度も聞き返していた。
耳が悪いなら補聴器くらいしろよ。
あるいは、聞き返すという時間稼ぎで答えを考えていたのか。

「不払いによる減収もカバーできる」などと、とんちんかんな答えだった。
そんな返答を聞きたくて質問したんじゃないだろ、バカモン。
まるで反省していないつ〜ことだ。

なんせ、営業しなくても入ってくる受信料だから管理も次第に甘くなる。
英国のNHKに相当するBBCも大幅な機構刷新するらしいが、
これを機にNHKも経営陣総入れ替えで生まれ変わったほうがいいのではないかい。

一部の不心得者のお陰で良心的な制作マンまで濡れ衣では可哀相。
いい番組も作るし、「韓流」ブームの火付け役はNHKなんだから。
時代の感度もいいのだが、トップが鈍くてはね。

●白鷺
東武動物公園、ゴーカートコースは池のまわりに作られている。
この季節は鴨がのんびりと泳いでいる。
池の脇の樹木は晩秋まで白鷺のねぐらだった。
白鷺は渡り鳥なのだろうか。
或る日一斉に姿を消した。
ところが、わずかな数が残っていた。
いま、その樹木は川鵜と鷺が仲良く暮らしている。

鷺は水田は干上がっているので、灌漑用水を餌場にしている。
汚れているがフナやモロコといった小魚がいる。
用水に沿った散歩道を歩いていると
不意に鷺が飛び立つことがある。
歩いているほうからは見えないのだから
潜んでいればわからないものを…

たまたまオリンパスのズーム付カメラをぶらさげていた。
飛び立った瞬間をとらえることができた。
なかなか美しい姿だ。


12月19日(日曜日)
●工事
平日は工作機械が入っているので近寄れない。
休日、現場に踏み込む。
農の家前はかなり深く掘り込んでいる。
単なる舗装工事ではないらしい。
まさか、遺跡調査をやっているんじゃないだろうね。
この舗装工事、山崎地区以外の人たちには「無駄なことをして」と評判がよくない。


●さかきばら
と、言っても、わが宮代町町長「榊原」氏のことではない。
世間を震撼とさせた神戸児童殺傷事件の犯人が
警察に挑戦状を送りつけた際に用いた名前だ。
その少年がいよいよ社会復帰した。
名前を変え、ひっそりと。
変質野獣が再び野に放たれた。
うわさでは関東地方である。
正体を知るのはごく一部の人間だけ。

収監中、精神は通常の人間に戻ったというのだが
小学生の首を切断するという猟奇的な大罪を犯した奴が
わずか数年で正常に戻れるものなのかね?
保護観察状態らしいが、観察士の目を盗んで
奴の血が再び騒いでしまったらどうなるのか。

未成年は殺人を犯しても刑が軽すぎる。
しかも、完全にガードされて、はたから見れば「ぬくぬく」としている。
子供を殺された親は極刑を望むだろうが…

被害者側はマスコミにさらされてたまったものではない。
この大きな落差はおかしいのではないかい。

未成年の殺人は監督責任のある親も同罪。
一生責め苦を負いながら生きる。
もし、こうなると、子供を作るのも恐いね。
少子化がますます進み、亡国に至る…か。

12月18日(土曜日)
●模索
私が所属する宮代インターネット研究会の忘年会が行われた。
会の結成は1996年だから8年目。
現会員は10数名だが活動しているのは数名。
結成当初はインターネットがやっと普及の途についたばかり。
パソコン通信から新しいネットワークへということで
未知の世界に対する好奇心に満ちていた。
が、現在はインターネットも普及し活動も変化を求められている。
酒を飲みながら喧々諤々だったが、結論は持ち越された。


●高松宮妃
昭和天皇の弟君の妃、喜久子妃殿下。92歳でご他界。
知りませんでした、15代将軍徳川慶喜の孫だったんですね。
維新の頃なら公武合体だ。

慶喜は子沢山。
司馬遼太郎の「最後の将軍−徳川慶喜」には
エピソードが豊富に紹介されている。
特筆すべきはその好色ぶり。
これは父親ゆずりだ。
水戸の烈公は毀誉褒貶の人。
大奥では蛇蝎の如く嫌われていたらしい。
慶喜が書状を直接渡そうと、男子では目立ちすぎるので
慶喜の妻の女官を借りて水戸までつかわした。
父親はその娘を犯してしまう。
慶喜は親を畏敬していたが、そのときからさすがに見る目が変わったという。

慶喜自身も、正室・美賀子以外の女性との間にも多くの子をなした。
成人した者だけで10男11女。
その間数多くの子供が幼くして亡くなっている。
彼の女好きには側近もほとほと手を焼いていた。

喜久子妃殿下は7男、徳川慶久公爵の息女。
当然、お爺さまの行跡は知っていただろう。
慶久公の母親は誰だったのだろう?
それにしても、江戸末期の殿様に一気につながってしまうとは…

●流星
ふたご座流星群は明日19日まで見ることができるという。
一昨日は朝の4時頃空を仰いだ。
風が強く寒かったが雲ひとつなく満天の星だった。
北斗七星、オリオンがよく確認できた。
しかし流星は見えなかった。
昨晩は24時頃だったが、やはり見ることはできなかった。
とくに西の空には星もなく茫漠たる宇宙が広がるのみだった。

思い出したことがある。
宇宙も人体もどんどんつきつめてゆくと「無」の状態になる。
昔、初期のコンピュータグラフィックス技術を駆使した
「Powers of 10」という超短編映画があった。
「10倍の力」とは、宇宙方向へは1m、10m、100m…と10倍ずつ遠のいてゆくと
あっという間に大気圏を飛び出し、太陽系を抜け、銀河系を去り…宇宙の彼方に。
また、人体へは1/1、1/10、1/100…とミクロの距離で人体へ入ってゆく。
皮膚から細胞、原子核…
その結果、宇宙も、人体も全く同じ、漆黒の「無」の世界になってしまうのだ。

「人の命は地球より重い」どころではない。「宇宙と等価値」なのだ。

●職人技
東京医大で45歳の医師が執刀した手術の失敗で
多くの患者が犠牲になった。
外科医で45歳といえば脂の乗った時期で
技術も安定していると思うのだが、その医師は違っていた。
週刊誌の見出しによると
「患者を練習台にしていた」
以前、慈恵医大青砥病院」では
未熟な医師が功名心から高度な手術にチャレンジし失敗している。

医療の世界も技術進歩が著しい。
これに呼応し医療器具も日進月歩である。
電子化された機器を操作するのも難しければ
医師の手にある器具も同様だ。

慈恵医大の場合はマニュアルを見ながらオペをしたというのだから恐ろしい。
手術台は棺桶の直行便となこともしばしば。
密室で起こるこういう不祥事はおおむね隠蔽される。
カルテ改竄、口裏合わせ等々、外部に洩れることはない。
上司の教授ももみ消してしまう。

技術のおそまつさが世間に知られるとまずいからだが、
職業倫理、道徳はどこへいってしまったの?
ところが良心の呵責からかスタッフの内部告発で露見する。

「失敗しました」と医者は自己申告すればいいものを
隠すから、見つかった時の世間からの指弾は厳しくなる。

人の命を預かるという崇高な仕事に対し
医者に対し世間は高額な報酬を許容しているのだよ。
下手な腕前(ヤブね)なら、おとといおいで!ってなもんだ。

腹を切開せず、穴を開けてディスプレイを見ながら患部を除去するという
神業的な手術、「ふくくうきょう」というのかな?、などますます高度化する。
まさに職人技だね。
これについていけない医者は、無理して罪を犯す前に
新しい仕事に鞍替えしてほしいね。

12月17日(金曜日)
●反撃
合併復活派や杉戸合併派が足踏みしている間に
単独派が行動を起こした。
復活派の物量作戦を苦々しく思っていた5市民団体が
昨日、1市3町の首長に対し投票結果を尊重するように、と申し入れを行った。
各議会で宮代の合併復活を相手にするな、ということだ。

合併特例法は、国が合併促進するために導入した短期的な法律で
当然国の都合のいいようにできている。
とはいえ、効力をもつ法律には違いない。
それを復活派は用いて行動を起こした。

これが民主主義の原則を逸脱すると、合併反対派が糾弾している。
彼等も、告訴という民主主義の手段を用いて対抗している。
民主主義といえども、表もあれば裏もある。

「おみくじ」にもあるではないか。
「凶」と出たら「大吉」が出るまで買う人が。
(ちょっと例が違うかな)

「合併反対」という多くの住民の選択が「吉」と出るか「凶」となるか。
財政的に、すでに「凶」である。
公共事業、福祉事業どれも金のかかることばかり。
その元となる金が先細りというのは明白なのだから、
宮代町民は、あえて苦難の道を選択したことになる。

今回、合併反対住民団体が、周辺自治体を訪問したが、
「お家のごたごたは、自分たちで解消して」というのが
訪問を受けた首長たちの本音だろう。

●相似形
 
      故マミ                        ミミ
3年前の12月29日にこの世を去ったマミ。
2年前の9月我が家にやってきたミミ。
夜遅い時間に私の脇でひたすら待っていたマミ。
夜遅くなると私の膝で眠ろうとするミミ。
寝姿がそっくり。
やっぱりミミはマミがつかわしたのかな。

●愛機
デジタルカメラを購入する前まで、20年以上愛用していたカメラがある。
CANONオートボーイA35というコンパクトタイプ35mmだ。
それ以前はNikonの1眼レフだったが重いので代替した。
 
スマートなデザインではなかったが、恐ろしく頑丈だった。
撮影年月日を写し込むことができたが、
用意された西暦の数字が足りなくなってしまったほどだ。
出かけるときは常にバッグに入れていた。
お陰で貴重な銀座の裏通り、飲み屋の写真をものにすることができた。
しかし、デジタルカメラ時代となって静かに退場。
「老兵は死なず。ただ消え行くのみ…」
今は箪笥の中で眠っている。
 
最近、この愛機の後を継げそうなデジタルカメラが登場した。
CANONパワーショットA95である。
スマートなIXYデジタルに隠れて地味な存在だが、
デジカメのボリュームゾーンにCANONが自信をもって投入しただけあって
コストパフォーマンスが非常に高い。
薄型が隆盛であるが、ホールド用グリップがせり出し無骨である。
500万画素、光学3倍ズーム。バリアングル液晶モニター搭載。
オプションだがコンバージョンレンズも用意されている。
これでフィルターもあれば言うことなしだが。
電池は専用でなく単3が使える。
リチャージャブルもOKで、こちらなら枚数がかせげる。
レンズが沈胴式で2段分せり出す。
せり出したレンズ内でズーミングできれば
デザインバランスが崩れないと思うのだが
3倍ズームじゃ無理なのかもしれない。

銀塩カメラと異なりデジタルの進歩は速いから
20年使い続けることはできない。
液晶が劣化したときが「おしまい」だ。

12月16日(木曜日)
●恒例/文春・新潮2番勝負


<特集>ともに北鮮問題
文春:小泉首相の「経済制裁やりたくない」発言
 ※弱腰の原因はどこにあるのかね
経済制裁は金正日体制崩壊の第1歩
 ※首相にくらべ元気のいい安倍さんへのインタビューだが、
   彼の主張は民放各局で喋っているからだいたいわかる。
新潮:嘘つき「キム・ジョンイル」居座り「エビ・ジョンイル」
 ※北のドンとNHKのドンの悪行を暴いている。
   ゴロ合わせだが、両人とも話題の人なのでおもしろそう。
<特集2>
文春:年末年始番組裏ガイド
   お得意の芸能情報。またか!
新潮:曽我ひとみさんの「悲痛な手紙」
   平沢代議士が彼女を「見世物にした」と訴えた。
   彼の選挙区、下町柴又までなぜ連れて行かされた?
   選挙の道具に使っているのでは?
 ※最近、硬派の新潮。がんばっとります。
<記事>
文春:これといって読みたいものはありまへん。
新潮:東京医大の手術ミス続発。
 ※45歳の執刀医は患者でトレーニングをやっていた、という驚愕の事実。
   これを隠蔽していた上層部も同罪だっ!
ドラッグで汚染された六本木
 ※エリート外人が次々に死亡していくという。

最近、文春は題材の取り上げ方がちょい甘い。
読者が知りたいことは、TVが提供するわけだから、それを縦横に料理しなくては。
テレビの後塵を拝すようでいやだったら、自社スクープですね。

新潮はタイトルの付け方もうまい。
元ネタはTVであっても、料理のしかたがお上手。
今週も、読むんだったら「新潮」

●文庫本
小学校の頃は嫌いではなかったがあまり読書に熱心ではなかった。
私が通った金町小学校は昭和20年代に図書館はなかった。
図書室はあったのかどうか記憶が定かでない。

本格的に本を読み出したのは中学時代になってから。
1年の時、担任の和田先生が国語の教師で読書の楽しみを教えてくれた。

この頃から文庫本を買うようになった。
値段が手頃でいつでも持ち歩けるところが気に入った。
2大定番は「新潮社」と「角川書店」だった。
武者小路実篤や有島武雄、芥川龍之介はほとんど文庫本だ。
2つの文庫本には微妙な違いがあった。
新潮はつるつるした色白の紙で、同じ厚さの本なら角川よりわずかに重かった。
角川は若干色黒で紙質もざらついていた。
活字は角川のほうが読みやすかったが、私は新潮文庫だった。

その後、文春、集英社、光文社、講談社、河出書房新社など続々参入してきた。
後発の出版社は独自色を出すために著者の選択に工夫を凝らしている。

最近は文春をよく購入する。
紙は色黒で質も悪い。年月を経ると紙の「こば」が黄ばむというより茶色に変色して
古本化するのだが、興味のあるタイトルが多い。
しかもタイプフェイス、活字の大きさ、文字間、インクの色などが秀逸で読みやすい。
最近はコンピュータ上で編集されているからどれも顔つきが似ている。
文春文庫は活版印刷の雰囲気をもっているのである。

●NHK穴
アクセントが狂っているのは相変わらずである。
イラクのニュースで「治安が悪い」の発音が
あんがわるい」ときたもんだ。「知案」と聞こえるではないの。
「ち
ん」だろ、馬鹿たれが!
喋っているのはベテランだぜ。

NHKは制作現場の連中の金の使い方が狂っただけでなく
穴の発音までおかしくなった。
深夜放送を聞いているのは
ほとんどが人生の大先輩ばかりだぜ。
奇異に聞こえるはずなんだがな〜。

でも、寄せられる文面はアクセントに関するものは皆無。
みなさん唯々諾々と聞いていらっしゃるのかしら。
耳ざわりが悪いと感じないのか、大目に見ているのか、意に介さないのか。
どうなんでせうね。

12月15日(水曜日)
●初暦
銀座に出た折、昔、在籍した広告代理店に顔を出し
カレンダーをもらいうける。
同期入社のほとんどは去ってしまったが
役員で残っているNがいるので昨年に続き頼んでおいた。


暮れの銀座はウィークデイも雑踏である。
今年は2丁目と3丁目の交差点が注目を集めている。
2丁目の角にカルティエ。3丁目がシャネル。
通りの向こうは松屋の隣のヴィトン。
熾烈なブランド戦争を繰り広げている。
もう銀座は表通りも裏通りも海外ブランド植民地になってしまった。

伊東屋も小物を求める人々でごったがえしていた。
8階が手帳売場。
システム手帳を使っていた頃がなつかしい。
今はあんな重量級の手帳でなく、小型版にしている。
ここ数年、能率手帳である。

今にも降りそうな銀座をさっさと後にした。

教室に来年のカレンダーをとりつける。

初暦知らぬ月日の美しく 吉屋信子
いい句ですね。

●4役減給
宮代議会が昨日、町のえらいさんの給与を引き下げる条例案を可決した。
それによると、
町長2割、助役1割5分、収入役・教育長1割カットで
来年1月から10月まで適用されるという。
緊縮財政に対応して「隗より始めよ」だが「魁」ともとれる。
率先垂範はいいのだが、
議員たちが「自分たちもカット」します、となぜ言わない。
さらに、定数がこの町の規模にしては多すぎるので軽減します、となぜ言わない。

死んだふりしていた議員が、一斉に「合併復活」を大合唱。
日頃から自己の政治心情をなぜ、アピールしない?
議席を暖めるだけの方から退場を願うのがスジではないかな。

●解放の風
中国共産党の頭痛の種は大量情報の流通だ。
国民が党の思惑以外の情報を知っては困るのだ。

先日も政府から「性」に関する番組放映に横槍が入った。
「マスク」という顔を隠した人が自分の性体験を語る番組だそうだ。
1月1日から夜の11時から深夜1時までの間の30分、毎晩放送されるはずだった。
番組制作の目的は「性知識の普及」ということだが、
偉そうな趣旨であっても「のぞき番組」でしかない。
わが国の「新婚さんいらっしゃい」の「性生活」に特化したようなものか。
大衆の「公序良俗を乱す」という政府判断だろう。
いくら政府が禁止してもインターネットから飛び込んでくるのにね。

日本では、NHKでもこんな番組は作らない。
民放が深夜に「お色気」番組を流すことから始まった。
あれは昭和41年頃かな。私が広告代理店に入社間もない頃。
番組編成表が配布された。
NTVの深夜枠の新番組のセールスについての資料もあった。
それが「11PM」だった。
こま切れ番組で、こういうのにスポンサーがつくのかと思ったが、長寿番組となった。
以後、各局から深夜は裸のね〜ちゃんたちが登場する。
娯楽番組である。
中国みたいに「性知識の普及」などと深刻ぶって、大袈裟なことは言わない。
徹底的に楽しんじゃうのが日本人だ。

●つけ
そのときはいいが、あとあと後悔することになる。
飲み屋の「つけ」のようなものが、子供たちを苦しめ始めた。
学力の低下である。
高校生、中学生を対象に行われた国際学力テストで日本は軒並みダウン。
文部科学省も深刻に受け止め改善する動きが見える。

だいたい「ゆとり教育」など「眉唾」ものを導入した国がおかしい。
危機感をもった私立学校は、独自のカリキュラムで対応。
受験校は高水準を保っているが、公立学校はレベル低下。
賢明な親子は公立を敬遠して私立へ走る。悪循環に陥る。

大人社会の週休5日制が定着した。
大人ばかり遊んでいては子供にしめしがつかない。
大人と子供の休日がずれて、出かけるにも都合が悪い。
でもって、学生たちにも休日を「おすそわけ」
「ゆとり教育」などと美名のもとに、大人のエゴが見え隠れ。

自由な時間を与えられた子供たちが、
大人が思い描くような時間の過ごし方をするわけがない。
この制度を導入した大人たちの子供時代を考えてごらんよ。
親の目を盗んでろくなことをしていなかったはずだ。

人生の時間で学生時代なんて大学入れてもたかだか16年。
学生時代はしっかり教養を積むことが肝心。
忙しい合間をを縫って遊ぶほうが中身が濃くなるなずだ。
社会に出てからのほうがずっと長い。
常識のタガが外れたまま社会に出て大恥かくより
ずっとましだと思うのだが。

それにしても、大人の、いや役人のやることというのは「ザル」だね。
思いつき、気分で制度を決め、だめだったら戻すというのでは
これから大人になる、子供に示しがつかない。

●工事
レジーナ脇の工事が進んでいる。
水路が、道路が見違えるようになる。
K山さんの畑の脇は石垣になり、水辺に降りられるようだが、
降りてみたくなるようなきれいな水が流れるのはいつのことか。
 
工事が今年度の予算でよかったね。
来年は緊縮財政で軒並み工事が中止、凍結させるからね。

残るは2か所の汚水処理施設。
新しい村の駐車場に飯場ができているので
間もなく工事が始まるのだろう。

駅に近い地域は都市ガス、上下水完備の文化的生活。
山崎地区は下水設備がない。ガスもプロパンだ。
遅れているのである。
農村の原風景を残す地域だからといって、
そこまで昔のままにすることもないと思うのだが。

生活用水が水路に排出されている。
排出する水路がない家は敷地内に大きな穴を掘って
そこに水を流しているという、信じられない話も聞いた。
(これは西原地区だが)

この用水の水を処理施設でろ過して再び用水に戻すのだろうが
どのように水を迂回させるのだろうか?
下水設備がこの地区に完備されれば用がなくなる設備だが、
こういう設備が作られるということは、
当分下水設備はやってこない、ということを証明してしまった。

12月14日(火曜日)
●恫喝
北鮮が「めぐみさん」の遺骨は本人のものと伝え、さらに
「日本が経済制裁を行えば宣戦布告とみなし強力な物理的な方法で即時対応する」と
悪魔のメッセージを送ってきた。
経済援助を受けている国の言葉とはとても思えないが
常識が通用しない狂気の国だからな。

北は核搭載可能な長距離誘導弾を保有する国だ。
「物理的な方法」とは何か?
核兵器は最終手段だから簡単には発射しないだろう。
と、思うのは常識的な考えか。

船を使っての攻撃は自衛隊でも対応できる。
北鮮領海内から裏切り者のいる佐渡に向けてミサイルを発射するか?
こういう局地的な攻撃では、日本に対する腹いせとしては手ぬるい、と考えるかも知れない。

核を使用すれば米軍の攻撃の口実を与えることになるが、
国家を滅亡させる自暴自棄的な攻撃を仕掛ける恐れがあるかも。

安倍さんは、経済制裁をしても北鮮は攻撃してこない。
金総書記の思考はそこまで崩れていない、というのだが…

●愛国
中国では、日本軍が引き起こした「南京大虐殺」事件が13日で67周年を迎えた。
旧日本軍が30万人を虐殺したと中国が主張している事件だ。
この機会をとらえ小学生に対し愛国行事が盛大に行われた。

日本側は「そんな事件はなかった」と主張する人もいるが、
犠牲者の数は水増しされているとは思うが、
そういう残虐行為は行われていると思う。

被害を被った側はいつまでもそれを忘れない。
だからといって、日本はアメリカの非道を責め立ててはいない。
原爆の被害を恒久平和のシンボルとしている。
かつての敵国は政治・経済・文化・国防で深く結びついている。
アメリカにとっても日本は、イラクをみてもわかるように
非常に重要な国となっている。

一方、中国と日本はどうか。
中国に内政干渉されるわ、領海侵犯されるわで
日本をないがしろにすることおびただしい。

田中角栄首相のとき国交回復したが、
その後の関係は順風満帆とはいいがたい。
サッカーのときの中国の若者たちの日本に対する態度は最悪だった。

国家レベルでは日本との関係を重要視しているようだが、
その裏で、青少年教育は日本を極悪非道の国と教えている。
かつて日本軍が大陸侵攻したときの歴史を
中国の都合のいいように教え込み、洗脳している。
(北朝鮮も全く同じだが)

しかし、ここにきてインターネットの普及が中国でも一気に爆発した。
経済成長も勢いがいい。
情報、物がかなり自由に入手できるようになった。

これが中国の指導者には「痛しかゆし」。
なんせ、資本主義と対極にある共産党独裁国家なのだ。
ここにきて共産党の理念が崩れつつある。
本来、国民は平等のはずだが、資本家と労働者の構図が明確になってきてしまった。

経済を発展させたいが身分格差が出ている。
情報は統制したいがインターネットで垣根がなくなってしまった。

ここで、ふんどしを締めなおさないと共産党の屋台骨もおかしくなりそう。
そういう思惑もあって、「愛国」のキーワードを持ち出し
日本を「悪の国家」教育に拍車をかけたのだね。

日本も戦前、軍部が国家を牛耳っていたときは、
都合の悪いことから目をそらすための教育、情報統制が行われた。

指導者に都合がよくても国民が真実を知ったときから崩壊が始まる。
そんな事例は歴史をひもとけばいくらでもある。

時代に逆行するような愛国教育を始めるようでは、末期的症状だと思うがね。

●変化
中国にも艶かしい風が吹いてきた。
先日整形美人コンテストが開催された。
女性ばかりと思いきや、男も登場。
「お釜」である。
商売上なのか、女性として認められた「カルーセル眞紀」同様
誤って男として生まれた女なのかわからないが。


●直感的
最近のNotePCはFDDを内蔵していないタイプが増えている。
データのバックアップはCD−Rに行う。
CD−Rの単価も100以下。
しかも容量は650〜700MBで、FDの1.4MBに比べれば桁違いに大きい。

FDと異なりCDに記録するにはソフトが必要だ。
機種によって添付ソフトが異なるが、
SONYのVAIOにはDraginDropが画面右下に貼りついている。
そこへデータをDrag&Dropして焼きこむ。

定番ソフトにRoxoのEasyCD Creatorがある。
バージョン6になりGUIが変わった。
雰囲気はDraginDropのようだが
顔つきが違うし「焼き方」も違う。

とにかく簡単なのだ。
外付けCDDのようなアイコンにコピーしたいデータをDrag&Dropして
「取り出し」を選べば書き込みは終わる。

あまりにもあっけないので、不安な向きには
従来どおりのマニュアルモードもある。
しかし、こまめに行うとその度に「糊代」を13MBも消費するので、
みんなまとめて一気にコピーするのがコツ。

12月13日(月曜日)
●夜中の流れ星
23時過ぎに外に出てみた。
この時期にしては暖かい。
晴れているのだが雲が多く、肝心の星は見えない。
病院の自販機、薬局の看板。
4〜5年前に比べるとここの夜も明るくなった。
この流星群は19日頃まで見ることができるそうだ。

●ふたご座流星群
3年前、真夜中に「しし座」流星群を見た。
周囲に明るいものがなんにもないので、
東の夜空に降る星を見た。
今夜は南の空らしい。
深夜ということでもないらしい。
日が沈んだら見え始めるという。

12月12日(日曜日)
●戦ピア
監督のロマン・ポランスキーが幼少時代に経験したことだから
考証は凝りに凝っている。
ナチ物は数多く映画化されているが、
これほどユダヤ人側からのドキュメンタリー・タッチは珍しい。

恐ろしいのは、同胞が敵側に寝返って管理する側に回わったこと。
「ゲットー」だけでなく、絶滅収容所でも「カポ」と呼ばれる監視者がいた。
銃殺された同胞、ガス室で死んだ同胞を「処理」する役割を与えられ
みずからは生き延びた。
人間の「くず」である。
その子孫がヨーロッパ、アメリカのマスコミ、金融を牛耳っている。
ユダは恐ろしい。

●ついに終了、新選組
泣けたぜ。
勇が最期に見たものは刑場の下を流れる小川の蛙と、空を飛ぶ鳥だった。
薩摩藩の有馬は勇の武士道精神に惚れ、なんとか命を助けようとしたが
軽輩ゆえ力足らずだった。
薩長の憎しみを一身に背負い、「生贄の羊」として勇は散った。
板橋の刑場は、現在のJR板橋の富士銀行あたりというが、
富士銀行は、いま、なんという銀行になったのか。
昔は、死んだ牛馬の置き場だったという。

心から信頼できる友がいる。
勇も歳三も、言葉に出さなくてもわかっていた。
自分の行いに恥じることがなければ死も恐れることはない。

「友情」と「確信」
これさえあれば恐いものなしだ。

私は思う。「英介」の死は早すぎた。
奴が生きていれば…
泣けるぜ。

●今夜は忙しい
20時から新選組最終回、21時から「戦場のピアニスト」
久々にテレビ三昧

●男、晋ちゃん
自民党・安倍幹事長代理の北鮮・拉致に対する発言に全国民が注目している。
だって、そうだろ〜。
小泉首相が「対話と圧力」と言いつつ「対話」に固執し
態度が煮え切らないから、安倍氏の発言が共感を呼ぶ。

安倍氏「経済制裁を断行しても北鮮はミサイル攻撃はしない。」
※敵も大馬鹿でない限り、自国を滅亡に導く愚行はしない。
仮に発射したら、日米安保条約により米軍が応戦、攻撃となる。
町村外相の訪朝に関して
「こちらから会談をもちかけるのは、外交政策として愚策」
※確かにそうだ。被害を受けているのはどっちなの?
向こうから打診してくるのを待つ。当然だね。
繰り返し不誠実なことをやる国に対しこちらが頭を下げることはない。

安倍氏の発言は、多くの国民が感じていることそのものだ。

しかし、彼の鷹派的発言は小泉首相と示し合わせているかもしれない。
首相の判断は国家を大きく左右する。
「だからさ〜、晋ちゃんね、俺がぐずぐずするから、君がグイグイ押してくれ」と。
たぶん示し合わせている。

慎太郎都知事と晋三幹事長代理が国民の欲求不満を解消してくれる。

●守り
スポーツも人生も「守り」の体制に入ると先がない、といわれる。
が、日本の「軍隊」は攻撃はできない。つねに「守り」の武装集団だ。
国際情勢の変化を見据え「新防衛大綱」が発表された。
それによると「機動性の重視」。
国内では「戦車戦」など想定できないので、その数を減らし「装甲車」を増やす。
北の脅威は昔は「ソ連」だったが、崩壊したいま、北鮮と中国になった。
仮想敵国である。
北鮮のミサイルに対しては米軍頼みのところがあるが
早期発見、迎撃は自衛隊の任務でもあろう。
イージス艦に加え、偵察衛星も欲しいところだが、
日本のロケット技術はこのところ湿りがち。
衛星を打ち上げることもできない。

仮想敵国になったことで「中国」は不快感を表明したが、
日本の領海を我が物顔で侵犯しながら、よくいうよ。
ったく「ジコチュー」国家である。
しかし、21世紀になって「遅れてやってきた中国」は
潜在能力を秘めているから経済、軍事ともに脅威である。
先進国から見れば「肥沃なマーケット」。
軽々しく相手の神経を逆撫でできない。
外交バランスからすればムズイ相手だ。

そういう立場をわかった上で、日本を挑発しにくるわけだから始末が悪い。
もっと、過激にこきおろそうと思ったがやめ。

武部自民党幹事長が「日本の若者をイラクへ連れてゆき鍛えなおせ」と、
喋り過ぎたが、気分はわかる。
(あの人は農水相時代から舌禍を引き起こしたが、幹事長になっても変わらんね)

12月11日(土曜日)
●同窓会

なんと、テレビ朝日でNHK大河ドラマ「新選組!」の俳優が集まってしまった。
明日、最終回。勇が斬首される。
はじめは若輩ばかりのドラマで違和感を感じていたが、
次第にまじめに見るようになった。
いま、TV朝日の番組を見ながら書いているが、
背広を着た面々が楽しそうにNHKの番組をながめている。
何問かクイズが出た。
また、新しい発見があった。
これが渡哲也の近藤勇以下、錚々たる俳優が演じていたら
こういう同窓会的な番組はできにくかったろう。
三谷氏が発展途上中の若い連中を起用したから
和気藹々の生番組が誕生した。

それぞれが深く役にのめり込んで演じていたらしく、
香取・近藤はやっと勇が抜けてきたと言っていた。

●資質
教師の不祥事が多すぎる。
一部の不心得な教育者のために
真面目に取り組んでいる多くの教師までも色眼鏡で見られる。

「心神障害」で休職中も増えているとか。
「やわ」な人間は頻繁にコミュニケーションをとらなくても済む
学究の徒となったほうが幸せかもしれない。

「でも・しか」で教師という職業を選んだ者は不幸である。
早く天職を見つけたほうが自分のためだ。

先頭にたって生徒を傷つけるような行動を起こす教師もいる。
これを校長や教頭は「行き過ぎた指導」などと言って
焦点をぼかそうとする傾向がある。

好色・変態教師も後を絶たない。
こういう教師は学校を釣堀とでも思っているのかな。
「おいしそうな少年・少女」がうようよ…と見えるのだろう。
男の教師だからといって男子生徒は安心できない。
福岡の中学では、股間をさわられるという事件でクビになったのがいる。
男色先生もいるわけだ。

デズモンド・モリスの「マンウォッチング」によれば、
親愛の情を示すにしても、そこまでは踏み込めない、
つまり、触れてはいけない精神的・肉体的「タブーゾーン」がある。
それは、親子、兄弟、姉妹、夫婦、恋人など近しい関係にも存在する。

まして、男性教師と男子生徒間で、教師が「スキンシップ」のために
生徒の股間に触れるというのは、最大のタブーを犯したことになる。
文化人類学を学ばなくても、こんなことは自然に学習するものだが、
変態教師には通用しなかった。

教師の資格試験はペーパーだけでなく、心理テストも導入しなくては
いけないんじゃないの?

だけどな〜、大学教授で心理カウンセラーという男が
女性患者に迫るという事件も発生しているしね〜。
審査する側がこれじゃね。

●陽だまり
この2〜3日、風のないおだやかな日が続く。
晩秋ならともかく、冬の真っ只中でも「小春日和」というのかな?
わが家で「サティアン」と呼ぶ物置き脇の「さやえんどう」がみごとである。
1/3は犬のジョンに食いちぎられてしまったのだが、残りが可憐な花をつけている。
東南に面しており暖冬も手伝って元気なのだろう。
今朝気がついたら「さや」がいくつかなっていた。
もう少し育ったらみそ汁に浮かそうか。


●喝采
沖ノ鳥島は「岩」だからと、日本の排他的経済領域として認めない中国。
連日、海底資源調査船が日本の領海を侵犯している。
しかし、「国連海事法条約」で国際的に認められた日本の領土だ。
日本政府は「遺憾の意」を表すだけだが、
度重なる挑発的行動に石原東京都知事が動いた。
沖ノ鳥島は東京都に属すので、この海域で経済活動を起こすといういうのだ。
具体的には小笠原漁協が漁礁を作成、漁場としようとするもの。
この過程での損失は都が補填するという。

中、北鮮になめられっぱなしの政府だが、
都知事の決断に拍手を送る。
もともとタカ派といわれる人だが、
政府の「フ抜け外交」が目だっている折、
彼のような気骨ある日本人がいるのは心強い。

先日、慎太郎の「弟」がTV放映されたが、
彼は父亡き後、「家長」の役割を背負わされた。
家族の庇護者である。
災難がふりかかろうとすると、全知全能で家族を守るという立場だ。
そこで培った精神が、国の災難に対して行動を起こすことになったのだろう。

「憂国」の三島由紀夫は、私設軍団「盾の会」を組織して国を憂いたが、
精神だけが先行する小説家の不毛な行動で終わった。
そこへいくと慎太郎は小説家でもあるが、行政を通じて社会とつながっている。
本人は否定するが、総理大臣待望論もないではない。

軍国日本は否定されるべきだが、
国民が日本人であることに誇りをもって、
主権が侵されそうになったときは、それなりの意思表示をしなくてはならない。

12月10日(金曜日)

●今度は日体大
日体大の学生が婦女暴行未遂。
被害者の親の告発で露見した。
相手は同じスキー部の女子部員だという。
4年と2年の男が18歳の仲間を手篭めにしようとした。
本来なら尊敬される先輩である立場の者がね〜。
自覚のないことおびただしい。

長谷川学長のコメントがふるっている、というかズレている。

「日体大の運動部に入る学生は高い運動能力を備えており、
子供の頃から英雄視されがちだ。
自分なら許されるという甘えと、
その甘えを許す環境が人として大事なものを失わせたのかもしれない。」

自分の学校の生徒が、そういう「うぬぼれ」をもっているということが
わかっているのなら、入学式の席上で「一喝」しておかなくてなならない。
「きみたちは、運動能力が優れているかもしれないが、
知的能力がそれに比例しているとはいいがたい。
うちの大学の偏差値がそれを証明している。
4年間で良識ある社会人になるための準備をしたまえ」…と

「英雄視」されていたガキも社会に出れば
それが幻想だということを思い知らされるだろう。
それを、「うちの子たちは一種の英雄だからね〜」などと
目を細めていること自体が教育の道を誤らせている。
学長もそういう「エリート意識」を持っていたのとちゃうのかいな。
だから、あんなコメントが出せる。

発言者のインテリジェンスも問われるわけだから
コメントを出す時は注意しませう。

12月9日(木曜日)
●獅子柚子

またBig Citronの季節になった。
ちょうど1年前。騎西町の生徒さんが自宅の獅子柚子を届けてくれた。
生まれて初めて見る、夏蜜柑ほどの柚子に仰天したが、
今年は慣れましたよ。ありがとう。
わが家の柚子と比べていかにジャンボかわかるでしょ。
冬至の柚子湯にすると豪快な気分になりますよ。

●恒例/文春・新潮2番勝負


今週は2誌の特長があらわれた。
文春は芸能誌系、新潮は社会派系。
<特集>
文春(皇室物):雅子さまご静養1年。書かれざる平成皇室の軋み
 美智子妃殿下は次男なまず殿下の発言に満足された。
 優等生の兄と自由奔放な弟の逆転
 雅子さま御料牧場ご静養への批判
 紀子さま第3子出産はあるか
 女性天皇論に困惑の声
※タイトルからすると、皇室継承は男子ということが垣間見える。
 雅子さんが静養に出発した時、中越地震の真っ最中。
 私もなにも、こんなときに行くことはない、と書いたが、
 開かれた皇室、庶民を思いやる皇室のイメージが崩れた事件だった。
<第2特集>
 NHK大物プロデューサーの愛人同伴ラスベガス豪遊。
※受信料不払いが増えるのもうなずける不祥事。
 責任者のエビジョンイルは相変わらず社長の座にい続け。
新潮(拉致事件):暴かれた「金正日の闇」
 横田めぐみさんの夫は別人だった。
※では、ヘギョンちゃんは父親はだれなのか
 曽我ひとみさん拉致の日本人協力者がまだ佐渡にいる。
※ひとみさん一家は故郷へ帰ったが、こういう人物が存在しているとは。
 彼女が読めば推測できるのだろうか。
<第2特集>
 奈良誘拐殺人事件
 30代フリーター男がマークされている。
※捜査は遅々としている。慎重なのか決定打に欠けるのか。
<記事>
文春:予期せぬ脱線
・中学生に千円札を偽造されたニチギンのメンツ
※PCとプリンタで自販機もだまされる精巧な札ができるとはね。
模倣犯が必ず現れるね。
イ・エローキャブに反旗を翻した小池栄子とサトエリと社長の戦い。
デカパイのわりにはかしこい2人がプロダクションを飛び出したんだ。
新潮:温首相に恫喝されていた小泉首相。
※言いたい放題の中国の前に純ちゃんは防戦一方だもんね。
※2誌とも国士舘大学サッカー部員の輪姦事件を報じている。
文春:15人行列レイプの7時間
新潮:新聞に書けない裏事情

読むなら、芸能情報が少なく社会ネタで迫った新潮ね。

●色ぼけ列島
70歳の独身男が女子高生に交際を迫りストーカー。
熊本の話だが、「肥後もっこす」が泣くね。
と言いつつ、最近の70男は元気だな。
文豪ゲーテにも匹敵する情熱家であるが、やりかたを間違った。
それと、年が離れすぎね。
茶飲み話ができるばーちゃんにすればよかったものを。
かと思うと、老人ホームでは、ばーちゃんを2人のじーちゃんが奪い合って
殺人事件に発展したこともある。

警察官、教師、官公庁職員、学生の淫行、猥褻行為も新聞、ワイドショーにねたを提供している。
カウンセラーとしても著名な香川大学の教授は、
妙齢の女性を治療と称して一緒に風呂に入りおさわり。

考えることは女のことしかないのかね。
考えてみれば、不景気だが平和だもんね。
近代兵器による外国からの侵略はアメリカが守ってくれるもんね。
臨戦態勢で兵役のある韓国とは大違い。
学校も先生と生徒は距離をおいているし、
「男らしさ、女らしさ」もどこかへいっちゃった。

破廉恥事件は、昔からあったのだろうが、
表面化しなかっただけのことかもしれない。
女性が泣き寝入りですよ。
昔は、本人も親も嫁入り前の娘がキズものになることを恐れた。
猥褻行為は「親告罪」だから、裁判所で若い女性が蒙った被害を
とうとうと述べられたのではたまらない、という意識があった。

だが、近頃の女性は強い。
朝の東横線で痴漢をやった男が「すけべやろ〜」と怒鳴られていたのを目撃したことがある。
混みあった電車は代官山から渋谷に向うとき、カーブで乗客の姿勢が大きく崩れた。
そのとき、この声があがった。
一斉にその女とバツの悪そうな男に視線が注がれた。
思いもよらない反撃に男はキモを冷やしただろうな。
亜細亜大野球部の屈強な男に取り囲まれて痴漢をされた女性は気の毒だった。
本当に卑劣な行為である。

年少女児への変態行為も増加の傾向。
これは誘拐、殺人となるケースも多く、非常に危険な傾向だ。
こういう連中を生み出す社会とは…
家族、教育の変質、急激な情報化など枠組みが変わり
対人関係の欠如、希薄化がもたらしたものではないか。

12月8日(水曜日)
●嫌がらせ
中国の海底資源調査船が、南鳥島の経済的排他水域で測量を行った。
先日は原子力潜水艦が日本の領海を侵犯。
その前は、尖閣諸島沖で資源調査。
尖閣諸島に無断で上陸することはしばしば。
中国は日本の主権を完全に無視した行動を頻繁に行っている。

日本国を小馬鹿にした動きだ。
しかも、小泉首相の靖国参拝にケチをつける。
これはまぎれもない内政干渉。

こういう国がですよ、日本から4兆円近いODAを受けている。
ODAを受けるのは発展途上国、つまり後進国の証拠なのだが、
IBMから1288億円でパソコン部門を買収するという、先進国並みのことをやってのけた。
これで、米国のDELL、HPに次ぐビッグカンパニーが中国に誕生する。

おかしではないか。
貧乏を装いながら、日本から金を恵んでもらい
一方で大型買収を行う。

で日本がOEDの削減を発言すると
温首相は「日中関係は、はじける」と脅しをかけた。
これが中国人の正体である。
身勝手なことおびただしい。

小泉内閣は「厳重注意」「遺憾の意を表す」とだけ。
北鮮への経済制裁を行わないのと同じように、「口頭」「文書」のみ。
「我慢の限界」つ〜のがいつくるの?

60数年前のABCD包囲陣ということはないだろうが、
日本をコケにすると、どうなるか?
大和民族の「狂気」は恐いよ。
(21世紀に、そいうことにはならんだろうがね)

●提訴
合併騒動に新しい動きがあった。
「住民投票の結果を守る会」という住民団体が組織されていた。
代表の菊地氏が春日部市役所で会見した。
「合併復活派」の邑田代表を相手取り、署名簿は無効として
2日に「さいたま地裁」に提訴したというのだ。

これは今後どういう経過をとるのだろうね。
地裁は無条件に受け付けて審議を始めるのだろうか?
そうなると、復活派の動きはこの間ストップするわけだ。
審議の時間がとのくらいかかるかわからんが、迅速とは言えないだろう。
すると、合併協議会の設置など諸作業が遅れて
法定期限内では無理ということになるかも知れない。

復活派は「特例法」という「抜け道」で行動を起こしたが、
今度は、単独派に「提訴」という「隠し球」でやられた。

でも、なぜ宮代のことを、「春日部市」で記者会見を開いたのだろうか?
注目を集める演出なのかな?

●真珠湾
大学の先生が生徒に「真珠湾はどこにありますか」と聞いたら
少し考えた後「三重県」と答えた。
当然先生はずっこけた。
真珠>伊勢志摩>三重県の連想だろうが、本当の話かと耳を疑った。

高校生の学力が低下しているらしいが、大学生も相当なものだ。
これは、学力というより「常識」だと思うね。

昭和16年12月8日は帝国日本がハワイ・パールハーバーを奇襲し
太平洋戦争勃発の端緒となった。
以後3年半、熾烈な戦いが繰り広げられる。

機動隊の真珠湾を攻撃の直後
日本軍は英領マレー半島に侵攻した。
(パールハーバー奇襲の大成功で、陰が薄くなっているが)
上陸地点はシンゴラ、バタニ、コタバルの3か所。

英軍は日本軍を見くびっていた。
マレー半島の住民も英軍の言葉を信じて疑わなかったが、
英軍は張子の虎みたいなもんで、
旧式の武器、飛行機では我が日本軍に立ち向かうことはできなかった。
後に中国大陸ではソ連の戦車に蹴散らされる日本の軽戦車も
マレー半島では王者であった。
この機甲部隊と、銀輪部隊と呼ばれる自転車に乗った兵隊が
破竹の勢いでマレー半島を南下する。
コタバルの反対側にあるペナン島には12月19日。
クアラルンプールには1月11日。
半島先端のジョホール・バルには1月15日。
シンガポールは苦戦したが2月15日占領。
「マレーの虎」山下将軍が敵の司令官パーシバルに
無条件降伏に「イエスかノーか」と迫って、完全勝利をものにした。

いま、シンガポール・セントーサ島の博物館で
ジェネラル・山下の降伏を迫る会談の蝋人形を見ることができる。
マダム・タッソーもびっくりのみごとなできばえだ。
同時に、日本軍の残虐行為の人形もある。
「昭南島」へ観光の折には、ぜひ立ち寄りたい場所である。

2月7日(火曜日)

●脳足りん
国士舘大サッカー部員に続き亜細亜大野球部員が強制猥褻で逮捕された。
国士舘は15歳の高校生を輪姦。
亜細亜大は20歳の女性を電車内で痴漢。
亜細亜は以前にも同じ女性に同じことをやっていた。
警察に相談し警戒していたところ痴漢未遂で現行犯逮捕。
懲りない連中。

集団で実行に及ぶというのが嘆かわしい。
早稲田のスーフリは体育会ではないけれどこれも「集団」
どれも「赤信号みんなで渡れば…」のくちね。
そこへゆくと、大学教授のセクハラは大人だけあって
単独犯だもんね。立派なものだ。

最近の大学は、頭の中に生殖器を移植したような連中ばかり。
こういうところへ娘を行かせる親は覚悟を決めなきやあかんな。

●饒舌
曽我ひとみさん一家が佐渡にわたり新しい生活が始まる。
その前に米タイムズ誌がジェンキンズ氏の記事をスクープした。

「私は北へ脱走するという過ちを犯した」
「娘はスパイに仕立て上げられようとした。」
「北鮮から娘たちを脱出させたのは私ができた正しいことのひとつだった」
「インドネシアから曽我さんを連れ戻せば家でも車でも好きなものを与えると
キムさんから言われていた」
ジェ氏は忠誠を尽くすことを装い、連れ戻すと言った。
北からすればジェ氏に裏切られたことになる。

彼が北に脱走して、「まずった」と思ったのはいつ頃からだったのか?
再び自由社会への脱出を計画しながら
指導部には恭順の意を表していたとすれば、すごい役者だね。

タイム誌の内容は北を刺激しそうなことばかりだ。
キムさんが、ヘソ曲げて、まだ北のどこかに隠されている
拉致被害者たちをさらに奥深くへ仕舞い込んだらどうするの?

曽我一家は全員日本で幸せな暮らしを送ることができるからいいですよ。
しかし、まだまだ不幸を背負っている人たちが大勢いることをお忘れなく。
思いやりの心を日本人は大切にします。

●新市着々
春日部市と庄和町の合併協議会の会合が行われ
1市1町の新市名が、1市3町のときと同じ「春日部市」と決まった。
議員定数は36名。
合併方式:対等。
合併期日:平成17年10月1日。

次第に外堀が埋められてゆく。
宮代、杉戸がここにうまく割り込めるのはいつのこと?

※吉川市議会では、現行議員定数26名を20名に減らすことを決定。
逼迫財政に対応する動きが活発だ。

●議員の反乱?
「宮代の合併を考える会」が議員に行った公開質問状で
「回答なし」の11名、「必要なし」の1名の議員が
連名で町長に復活を求める申し入れをしていた。
定数20名中12名ですよ。
これで、宮代の合併復活が旗幟鮮明になったが、
あくまで相手あってのこと。
春日部市と庄和町は、宮代、杉戸の足並みが乱れたために
1市1町の合併協議会設置に向けて動き出したばかり。
杉戸は宮代合併派と1市2町(春日部、庄和、杉戸)合併派が
それぞれ運動を展開している。
これを、もとの「1市3町」へ導くのは大変なエネルギーを必要とする。
はたして、期限内に1本化できるのかどうか微妙だ。

町長に申し入れた町議12人はもともと合併の推進派で、
10月に町が「合併しないと来年度10億円の歳入が不足する」との
報告をまとめたことから、改めて合併推進で結束したという。(朝日)

12月6日(月曜日)
●新庁舎

ちょっと学校のようなイメージの建物が次第に姿を現してきた。
建築当初は、1市3町合併推進中だったので、
総合支所になる予定で町長室はなかった。
7月の住民投票で、宮代はあっと驚く合併反対。急ぎ設計変更。
これに何千万かの金がかかった。

白岡、庄和など周辺の町の庁舎もなかなか立派である。
それらが鉄筋なのに対し、宮代は木材の在来工法。
周囲の景観と調和させたのだろう。
これで植栽が充実すれば「農のある町」にふさわしい建物になるかもしれない。

老朽化した庁舎より誇らしく思っていいのだろうが、
これからの町の財政を考えると、なんとなくしっくりこない。
「庁舎建設のために長年積み立ててきた資金を使うのだから…」と言われてもねぇ〜。
家庭経済なら、建築資金も日常の金も「財布はひとつ」。
今後厳しいときがくるとわかっているなら、
「新築計画をリフォームや増築で我慢」ということになる。
税金でまかなっている人たちには、そういう感覚が希薄なのかも知れない。

●単独でいこ〜、か?
「宮代の合併を考える会」(久喜宮代衛生組合職員労働組合の市民団体)が、
ポスティングを行った。「7月11日の住民投票の結果の尊重を」。
合併復活派が合併特例法のもと、行動を起こしたのに対し、
宮代町の住民投票条例第15条「町長・議会は住民投票の結果を尊重しなければならない」を
持ち出してきた。
特例法と町の条例はどちらが上位概念なんだろうね。
この団体の注目すべきは、啓蒙的なところである。
合併復活派の直接請求を審議する議会の傍聴をすすめる。
「宮代の家計簿」と題して財政のしくみ、財政状況などの学習会を開く。
町民の宮代単独への意識を高めるために努力しております。

面白い結果がある。
この会が町会議員に公開質問状を送った。
「合併復活」の協議会が設置されたら、住民投票で意思を問う必要があるかどうか、というもの。
「必要あり」が加納、西村、丸藤、野口、合川、加藤、柴山、唐沢議員。
ウェーブの会と共産党かな。
「必要なし」が高岡議員。
「回答なし」が飯山、榎本、大高、小河原、角野田、川野、木村、小山、高柳、山下、横手議員。
高岡議員は明快ですな。
回答なしは「様子見」議員とみていいのね。腹は決まっているが、公にしないというのだろうね。

裏面も面白い。
単独で町の財政計画で、福島、長野、新潟各県の町が紹介されている。
福島県矢祭町「標準的財政サービスの財源は国が保証すべき」というのがある。
これは共産党の論調と同じ。国に責任をとってもらうのはいいが、その日はいつやってくるか
わからない。持ちこたえられずに破綻してしまうことだってある。
「地方交付税の2割削減でも運営できるよう各種経費の削減」。身を削るタコ足政策ですな。
新潟県津南町「職員削減164名から97名へ」。
長野県原村「職員数を15年計画で20%削減」。企業も真っ先にやるのが首切りですね。
宮代はまだ余裕があるのか、町長以下4役の減給にとどまってます。甘いんじゃないの?

事例は4件だが、単独を目指す自治体の財政計画はどこも似ている。
第3セクターによる事業の拡充をあげるところはない。
多くの失敗例を見ているから及び腰なのかもしれないが、
大型事業ばかりに目がいくからであり、もっと頭を使い、身の丈にあった
事業展開すれば、花開くことだってある。
宮代は、「地産地消」の循環型経済手法を導入し、まあまあ成功している。
これを土台に開放型も研究し首都圏を市場にしたプランを導入する必要がある。

宮代の総合計画優先施策が紹介されている。
・福祉、教育の優先
・公共事業の見直しとムダ・非効率をなくす改革
・地産地消型で
・自然にもやさしく「農あるまちずくり」
これは、歳入が計画通りの場合であって、今後削減されることがわかっているのだから
そんな悠長なことはいってられない。
「福祉・教育の優先」にしても、各種サービスの見直し、休止、廃止、受益者負担が
打ち出されているのだからね。

単独ときれいごと言っても、町民に皺寄せがくる行政では反発を招くだけだ。
「痛みを分かち合う」など小泉みたいなことは言わんでほしい。
国とはもう、充分わかち合ってきた。
また、
大型公共事業はほとんど凍結あるいは中止される。
ご存知のように宮代の道路は踏切を含めて不便極まりない。
さらに、動物公園駅東・西口は前近代的な代物だ。
こういう問題が解決されていれば、単独でもいいかもしれないが、
さあ、これからというときに、大型公共事業が全面ストップで、今後の見通しはゼロというのでは、
町の発展は望むべくもない。
若者の流出、残るのは年寄りばかり。だから、福祉重点にせざるを得なくなる。
もっとバランスのとれた町にするには、単独では無理、ということが明白である。
過去10年で1000人の人口流出。この現実を、住民はどう捕らえているのだろう。

12月5日(日曜日)
●またまた新選組
いよいよ来週1回を残すのみとなった。

甲州勝沼の戦で敗残した新選組は江戸に逃げ帰る。
江戸無血開城を画策する勝安房は、江戸総攻撃を仕掛けようとする
西郷隆盛と話をつけた。
会合の場所は、品川と浜松町の中間あたり、
国道1号線の三菱自動車本社界隈で、碑が建っている。

武闘派の新選組が江戸市中にいては都合が悪かった。
再び出撃命令が出る。官軍が攻めんとする会津への結集である。
負け戦続きの新選組は隊士も減り、立て直す必要があった。
そこで、北千住で幕府の医師「松本良順」の応援を得て増員を図った。
応援に駆けつけた中には、浅草今戸の弾左衛門がいた。
彼は、いわゆる穢多・非人と呼ばれた賤民の総元締めだ。

募集場所は、武州足立群五兵衛新田、今の西綾瀬、の名主見習金子家。
慶応4年(1868)3月15日。新選組はたったの15名。
4月1日には131名に膨れ上がった。五兵衛新田の寺や民家に分宿した。
近藤は松本良順を通じて幕府陸軍奉行並・松平太郎に意見具申する。
水陸交通要地で戦略的に重要な「流山」に布陣したい、と。
幕府はしばらく止まっていてほしいというだけ。
土方は、「こんな田圃の中じゃどうしょうもない」と近藤をせっつく。
4月1日近藤は独断で流山に兵を動かす。

水戸街道を進み葛飾区新宿で小休止。
松戸に向うとみせかけて、小利根川(江戸川)沿いを上る。
(私が子供の頃住んでいた金町も通過したんだよ)
対岸の流山が見える「丹後の渡し」から、流山の船問屋の船で川越を完了。

造り酒屋「長岡」を近藤らの本陣に。同じく造り酒屋「相模屋」に兵隊たちが宿泊。
酒盛りが始まった。
4月2日。急造の兵隊たちが訓練を始める。

官軍の動きが急を告げていた。
結城藩、宇都宮藩の内紛を鎮圧に向っていた西軍は
千住、草加、越谷を経て4月1日、粕壁で宿陣していたところ、
流山に賊徒あり、の報が入る。
西軍は東山道軍先鋒隊付参謀香川敬三が指揮していた。
2日。香川は兵を2手に分けて流山の賊徒を平定することにした。
総督府への諒解や、偵察隊を出すのに時間がかかり、そのまま粕壁にとどまる。
3日早暁、500名の主力隊は越谷、大相模、吉川から羽口の渡しから流山に向う。

同じ頃、総督府斥候・薩摩藩・有馬藤太の一隊が江戸川を渡っていた。
香川隊は流山を包囲するが、近藤たちはまだ気がついていない。
昼間から酒を飲んでいる隊士もいたという。

(信頼しあっていた男たちの別れの抱擁)
(人は何かに心を託す時、目を閉じる、という言葉を思い起こそうね)
近藤らの本陣に官軍が姿を現す。
土方が会ったのは、有馬と彦根藩斥候西村捨三だった。
(これは、ドラマも同じ。玄関先でのやりとりも、古文書通り)
彦根藩の渡辺九郎左衛門が、土方の後に出てきた近藤の顔を見る。
彼は京都で近藤の顔を知っていた。

(有馬は大久保大和に近藤をどう思うか、と尋ねる。話を聞くうちに勇の男気に惚れる)
近藤は「大久保大和」通し、勝ち目はないと武器を差し出し降伏する。
そして、西軍の陣へ赴き、次第を説明して詫びを入れる、ことになる。
4月3日、近藤の鎮撫隊はあっけなく崩壊してしまった。

近藤は越谷に1拍。4日午後板橋本営へ到着。
元新選組隊士で薩摩藩の軍にいた加納道之助が近藤の面通しを行った。
8日、近藤への取調べが行われ処置の会議が開かれる。
温情派と強硬派に分かれたが、土佐、薩摩が京都の因縁で勇の処刑を迫る。
4月25日、勇断罪。35歳。首を刎ねたのは横倉喜三次であった。

(板橋の西軍陣地で大久保大和で通すが、元新選組隊士が現れる)
136年前、強者共の夢が潰え去った。
近藤勇の最期を彩る場所として、埼玉東部の身近な地名が結構出てくる。

勇たちに加勢する旗本の「菜っ葉隊」というのが先週登場したが、
それに扮したのが「ビビルなんとか」というタレント。彼は春日部出身だとか。

ところで、勇の養子となった近藤周介だが、
武芸より学問が好きな彼に
勇に「生きよ。これからはお前のような者が活躍できる時代になる」と言われて
別れを告げられていた。
ところが、彼は近藤が鳥羽伏見の戦い後、旗本に取り立てられた頃、
養子縁組を解消されている。
江戸に逃げ帰った後、新選組を脱走。
維新後は大阪府警に入るが、辞職。神戸で54歳で没したと言われる。
勇が見込んだほどのことはなかったのだ。

●暖日
夜半の雨でさらに落葉すすむ。
南側の雲は冬のものとは思えない綿飴状で
活発に西から東へ動いている。
空気は湿り気を帯びた春特有のにおいがする。
雑木林の小鳥たちも新しい季節の到来かと、
賑やかにさえずっている。
先日は東シナ海に台風が発生したし、変な陽気!


●ムービーファイル
ちょっと貼り付けてみました。
3歳のミミです。
耳障りな声が入っておりますが、お許しを。
なるべく早く差し替えます。

●究極のデジタルカメラ
EPSONがとんでもないデジタルカメラの予告をしたのは、3〜4ヶ月前だったか。
ブラックボディで往年のライカを彷彿とさせるデザイン。
軍艦部は精巧なアナログメータが鎮座している。


メカマニアには垂涎ものだが、価格は20万近い。
交換レンズを揃えたら大変な額になるが、
ライカマウントが使えるらしいから、往年のフアンにはうれしいだろう。
裏はデジカメだから液晶ファインダーがあるが、
バリアングルファインダーなので、回転させて収納すると液晶が隠れてしまい
昔ながらの35mmカメラ然となってしまう。

昔、「羊の皮をかむった狼」という車のキャッチがあったが、
このカメラもまさにそれだ。
と、思ったが比喩がちょっと違った。
欲しい気持を封印して眺めることになりそうだ。

12月4日(土曜日)
●ハラキリ
とんでもない事件を埼玉新座市の男が引き起こした。
インターネットで妊娠中絶を望む女性に
医者でもない男が反応し、宮城県まで出向き妊娠7〜8ヶ月の腹を切り裂いた。
縫合したものの、痛みに耐えかねた女が救急車を呼び、男はその間に逃走した。
女と胎児の生命に異常なしということだが…

インターネットの医療サイトに、そういうことを書き込む女も女だが
医者でもないやつがのこのこやってきて、
民家で中絶手術をやるというのだから恐れ入る。
中絶するのに腹を切り裂くかね?
奴は帝王切開と間違えたんじゃないの?

壮絶なお医者さんごっこだね〜。

イギリスだったか「切り裂きジャック」という変態殺人鬼がいたが、
なんともおぞましい事件だ。

●宮代の「合併復活派」動く
昨日、8833人分の署名をもって合併協議会の設置を直接請求した。
町長は関連首長へ通知を行う。
春日部市は、1市3町合併の宮代反対による破談で、最近庄和町との
合併協議会設置に向けて動き出したばかり。
宮代から、以前の枠組みで、と伝えられても当惑するわな。
市長は「市議会・庄和町と協議して慎重に対応したい」と、コメントした。

先日は、合併に反対する複数の市民団体が宮代町長と会い、
「一旦決まったことを簡単に覆すようなことはしないで欲しい、と要望を入れたばかり。
あちこちで、きしみ、ずれが起きています。
先行き暗いかな?

●宮代町の決意
広報「みやしろ」12月号では、
「自律と協働による宮代町の改革」と題して
単独で行くための施策が3ページにわたり掲載されている。

来年度から相当厳しくなりますね。
・町長等の給与や職員の手当て削減をはじめ、義務的諸経費の可能な限り節減。
・道路などの建設事業は、継続中を含めて優先順位の見直しを行い、事業の全部又は一部凍結。
・道仏地区土地区画整理事業の計画見直し。
・駅周辺街づくり推進、和戸駅西側の土地区画整理事業の休止。
・段階的に公平な受益者負担へ。
・全事業のゼロからの見直し。

職員の早期退職奨励がない。
入ってくる金が少なくなるから、身の丈を縮めて乗り切ろうというものばかりで、
自治体で事業を興し町に活力を与える、という視点はありませんでしたね。
駅周辺が薄汚れた町になりそう。

●はじける
「そろそろODA援助国を卒業し、今度はODAを行う国へ…」。
中国に対し日本政府の意向を伝えると、「温首相」は
「もし日本がそういうことをするなら、日中関係ははじける」と語った。
貧者の脅しかね?ところが、中国経済は右肩上がりなのだ。

もらえる物はなんでももらう。
北鮮は貧乏国だから、悪知恵を働かせ日本から絞り取っているが
中国までもが「たかり」とは。
これがアジア後進国の精神構造なのかしら。

中国は日本の侵略と残虐行為に対し、損害賠償を行わなかった。
だから、償いの意味を込めて支払い続けるのは当然だ、という気持が根底にあるのだろう。

さすが、華僑の国だけあって商売がお上手。
日本は敗れても不死鳥のようによみがえるということを敵はよんでいた。
敗戦直後の日本に膨大な賠償金を請求しても支払いは困難。
「豚は太らせてから食え」という言葉通り
「賠償金は請求しましぇーん」と寛大な心を見せておき、
経済復興を果たしたのち、じわりじわりとしめつけにかかる、という魂胆だった。

しかも「宝」さんは、純ちゃんの靖国参拝まで難癖つけている。
蛇のような執念深さ。
明らかに内政干渉だぜ。

言いたい放題の中国、やりたい放題の北朝鮮。
日本はこれに対し腰が引けた対応ばかり。
なぜこんなに気の弱い国に堕ちてしまったのかね。

12月3日(金曜日)
●異色の教授
横浜に開設される芸大大学院の映像関係の教授に
「北野たけし」さんが就任する。
お笑い界の異端児が最高学府で教鞭をとるなんて
世界でも類がないのではないか。
映画では俳優としても監督としても著名である。
「戦場のメリークリスマス」は見ていないが、
コマーシャルで使われた
「メリークリスマス ミスターローレンツ」という台詞が記憶にある。
その顔つきは、日本陸軍に大勢いたであろう
農村地帯の2男3男坊にありがちな野卑で粗野な風貌がよく似合っていた。
また、テレビドラマにもよく出演している。
その幾つかは見ているが、だいたい暴力的か破滅的な役柄が多い。
台詞は棒読みで決してうまいとはいえない。
その、とつとつとした喋りが、鬱屈した役柄にはまっていて、いい味は出していた。
監督は世界的に評価されておりますが、私は1本も見ていません。

北野教授が自分の番組で、映画評論家の「おすぎ」を名指しで批判していた。
彼は(彼女か?)、よく映画広告にコメントを寄せている。
こういう行為を、タケシは「映画評論家とあろうものが、
金もらって広告に顔を出すべきではない」

別の番組で、「おすぎ」が
「失礼しちゃうわね、あの作品をほめてあげたのに」などと喋っている。
この「…あげた」という物言いに、評論家の驕りを感じる。
評論家が監督より上の存在だと思っているのだろうか。

この鍔迫り合いが、
「野村サッチー&浅香ミッチー」のように泥沼化すればテレビ局は飛びつくのだろうが、
2人ともそんなことで、お茶の間の話題を集めたいとは思わないだろうから、
いつの間にか沈静化したようだ。

●苦悩する吉川市
先に松伏町との合併を反古にされた吉川市が、
財源難で条例改正案を市議会に提出した。
福祉予算を来年度は1519万8000円削減目標だそうだ。
また、合併協議会にかかった費用が1884万円。
・市長以下4役の給与削減
・保存樹木維持管理助成の廃止
・重度心身障害者入院時食事療養費の助成廃止
・敬老祝金、白寿5万円から1万へ
・乳幼児の入院時食事療養費助成の廃止
市民からは「合併失敗のツケを弱者にまわした」という批判の声があがっている。
市長は言う。
「削減は合併失敗の影響ではなく、高齢者や乳児いじめでもない。
市の厳しい財政状況を理解してほしい」

いくら弁明しても、結局、年寄り、赤ん坊に皺寄せがゆくことに代わりがない。
このまま進むと、宮代もこういうことになるのだろうね。

●絶滅動物
先日NHK教育放送で、絶滅鳥の「ドードー」を放映していた。
インド洋上のモーリシャス島に棲息していた飛べない鳥で
かなり昔に姿を消し、いまではわずかな骨格見本しか残っていないらしい。
テレビではC Gの「ドードー」が、かなり忠実に再現されていた。

インターネットでこの鳥の図版をさがしてみたが、まともなものはない。
ところが、灯台下暗し。わが家の物置に資料が眠っていた。
だいぶ昔、小学館の「滅び行く動物」という豪華本の広告を作ったとき献本された。

(これはWebCamで撮影したものだが、Web用には十分ですね)
16世紀にポルトガル人がマダガスカル島東方のマスカリン諸島に上陸。
当時モーリシャス島には数多くのドードーがいた。
しかし、1681年に絶滅する。
記録にはドードーの肉はすこぶるまずく「吐き気鳥」と呼ばれたにも関わらず
食肉用に乱獲された。
ドードーは羽が退化し飛べない鳥だった。
人間が来るまで、天敵もなく繁殖しいたが、飛べないことがあだになった。

ポルトガル人が犬や猫、豚を島に持ち込んだため、雛鳥を彼等が
食べ荒らし絶滅したとされている。

最近動物学者が、16世紀のゴミ捨て場を掘って調べたところ
ドードーの骨は少なかったという。
人間の乱獲ではなく、犬、猫、豚等の餌になったことが絶滅を早めたのだろうと
いうことになった。

ドードーに限らず、いかに地球から姿を消した動物の多いことか。
人間の乱獲だけでなく、生息環境の喪失、気象条件、天敵などさまざまな要素がからんでいる。

例えば、オランウータンは過度の森林伐採で棲家を追われている。
倒された木は建築材となって日本に輸出されるというのだから、複雑な気分になる。

12月2日(木曜日)
●相討ち
WebCamを撮影する私をWebCamが撮影した。
小型デジカメとはいえSonyは200万画素。レンズも明るい。
WebCamは35万画素。画質は歴然である。



●横柄な衛生組合の電話対応
昨日は町役場の迅速な対応を賞賛したが、
本日は久喜宮代衛生協同組合の
電話に出たおばさんの対応の悪さに苦言を呈す。

木曜日は缶・ビン・新聞・雑誌など資源ごみの日である。
わが家では、新聞・雑誌は紐でくくる。
缶・ビン、生ゴミはプラスチック製の大きなゴミ容器に入れている。
新聞と缶ビンの回収車は異なっている。
新聞は持っていってくれたが、缶ビンは忘れられていた。

取りこぼしが頻繁に発生している。
その都度、衛生組合に電話をしているので、
向こうも名前を覚えていたらしい。

対応した中年の女性の話では
基本的に缶ビンはポリ袋に入れて出してほしい、という。
回収忘れは当方も悪いが、ゴミ容器に入れて出したそちらにも非があると言わんばかり。

衛生組合の文書に、缶ビンの出し方は規定されていないのだから
当然、ゴミ容器に入れてもいいはずだ。

回収場所にゴミ容器が置いてあれば、蓋を開けて確認するのが
回収員の仕事のひとつだろう。
そんなに手間ヒマかかる行為ではない。
電話の中年女は中座して、周囲に聞いたらしい。
その結果、缶ビンを容器に入れて出すのは少数派らしのだ。
がぜん、強気でこちらが悪いような話しぶりになった。

「すいませんでした、係りの者が忘れたようで…」と言えば済むものを
素直に謝罪するのに抵抗があるようだった。

その上、「お宅は缶・ビンを洗って出していますか?」などと話題をすりかえてくる始末。
協同組合の職員は公務員ではないのだろうが、
公共サービスに就業しているサービス員だぜ。
自分でルールを作って、町民に押し付けるとは何事か!
中年女は「あ〜いえば、こ〜ゆ〜」だから始末が悪い。
なんだかんだ屁理屈をつけたがる。

こんなくだらん事で言い争わなくてはいけないとは、疲れるね。

ごみ置場に、ポリ袋に入れて出すより、
ポリ袋に入れたものをゴミ容器に入れたほうが美観を損なわない。
鳥たちの悪さから守れるというものだ。

●次男坊の失言
皇太子が雅子さんの健康をおもんばかってされた発言に対し、
弟が39歳の誕生日に批判的な発言を行った。
記者会見の席上だから公式発言ですね。
「なまず殿下」のみならず、何を勘違いしたのか「きこ」さんも
あの虫も殺さないような、お譲ちゃん顔andはにかみ顔で
義理の兄と姉を批判した。
「ああいうことは独断で言うべきでない。親や宮内庁の判断を仰ぐべきだ…」と。
これは、おおごとですよ。
皇太子は立派な成人だし、親の操り人形ではない。
さらに、諸悪の根源が宮内庁にあるのだから、奴等に相談などしたら
握りつぶされるでないの。
皇太子は熟慮の結果、あのような発言をしたのだ。
雅子さんのプロポーズの言葉の中には「あなたを守る」というのがあった。
これを彼は実行したにすぎない。
旧弊に満ちた皇室に風穴をあける、勇気ある行為ではないか。

それを、「のーてんき」な弟は、親に相談しろという。
ということは、兄貴を批判するような発言内容を事前に親に親に話していたんだろうね。
平成天皇夫妻は「あ〜その通りだから、言いなさい」と許可したのだろうか?
彼は2番目だから自由闊達に育ったというが、マザコンではないのかね。
皇太子は、なぜか親の愛情薄く、「なまず」は親の愛情厚く育ったのかとも思ってしまう。
あるいは、雅子さんは姑の気に染まぬ女性であったのか、とも思ってしまう。
とにかく、皇位継承者筆頭が、皇室の中で居づらい状況にあるということだけはよくわかる。

兄貴不在の町内会の集まりで、
「兄貴はよ〜、家庭の内情をあんな言い方するこたね〜だろう」と
いっしょについてきた、おかみさんまで「そ〜よ、そ〜よ」と同調した。
下世話好きなおばさん相手に話したようなもんだから、内容は一気に伝わってしまう。
これがしもじもの世界なら喧嘩になるよ。

●恒例・文春/新潮2番勝負


今週の特集は期せずして同じ内容だった。
<特集>
文春:「ヨン様って何様?微笑みに隠された11の謎」
※人気が突出するとタタかれる。男性記者のやっかみ半分もあって
これからさまざまなころが根掘り葉掘りあぶり出されるだろうね。
おばさまたちには売れるかもしれない。
「秋篠宮人格否定発言」大批判で懸念される皇太子ご一家の孤立
※文春はヨン様を第一特集にした。
新潮:「皇太子ご夫妻」を批判された「秋篠宮」発言の大波紋
「ヨン様ヒステリー」
※こちらは皇室ネタを第一特集にしたが、雑誌の性格からいうと
当然という感がある。文春は芸能誌志向かな?
<記事>
文春:「まじめな親ほど殺される」
これは茨城県の親に限ってのことかいな?
不真面目な親は子供を虐待する。バランスがとれております。
新潮:過激な「出会い系サイト」と化した「立教大学」公式ホームページ
※わが母校ですからね〜。気になります。後で行って見るかな。
「野田聖子」の告白
女性総理に一番近い女。でも最近なんか話題があるの?この人って?
政治よりプライベートなことばっかりじゃん。
「ゴジラ松井」の相手、酒井美紀が交際を偽装。
※関係者の間では評判のいい女優らしいけど、あまりぱっとしないよね。
松井との関係を公表されてまずいことがあるのかな。
あるいは、賢い女だからこういうことで名前が浮上するのを嫌がっているのかな?

今週も、読むなら「新潮」でした。

●Web Cam
現在使用しているホームページ作成ソフトには
Webカメラ機能があって、撮影した映像を簡単にWebサイトに掲載できる。
添付マニュアルや解説本には、ほとんどその記事が載っていない。
たぶんこんなことができるのだろうと想像していたのだが、
使っているうちに差があることがわかった。

「転送予約」という常駐ソフトが、設定した時刻に静止画を撮影し
それを自動的にアップロードするのかと思ったが、当て外れ。
ホームページ作成ソフトでカメラを操作し事前に画像を撮影しておく。
そのデータを指定時刻に自動的にサーバーへ送るようになっている。

しかし、表示されなかった。
送る先がルートディレクトリだったのだ。
画像は2階層下のディレクトリに格納するようになっているので、
自動的に送ってはいるのだが、表示されないという結果になっていた。
このソフトはディレクトリを指定できないので、私のWebでは利用できない。
しかたなく、マニュアル操作でサーバへアップロードしている。
おかげで頻繁に画像を変えることができる。

今後の課題は、ホームページ作成ソフトの「Webカメラ」機能を使わないで、
ライブビデオのストリーミング配信つ〜のを実現することね。
常時接続だからできる、つ〜のに挑戦だいっ!

WebCamのスタイルは、まるでタコ。
デジカメのミニ三脚をつけたらますますユーモラスな形になった。

●迅速
昔、松戸市の「すぐやる課」が住民サービスの
スピードアップを実現して注目されたことがあった。
今回わが町、宮代もそのすばやい行動に感心をしましたね。

(草刈前と後)
わが家の前に町有地がある。
以前はかなりのの木があったが
あるとき松食い虫にやられてほとんど伐採された。
現在は空き地で放置されている。
夏の初めに一度草刈りをしたが、再び雑草が生い茂ってしまった。
冬を迎えて枯れ草になり、何かの拍子に火がついたら危険である。

町役場に電話した。
係りの人に私の住所と名前を告げた。
その日の午後にデジカメを持った担当がわが家を訪問。
雑草の所在を確認した。
翌日、2人の男性が機械であっという間にきれいにしてしまった。
打てば響くような反応で見直しましたよ。

12月1日(水曜日)
●絶景
この時期の宮代のおすすめポイント。
東武動物公園内の釣堀。
釣堀に大きな木が映りこんで、どこぞの観光地かと思うほど。


●羽田空港
本日、第二ターミナルオープン。
こちらはANAの基地となる。第一はJAL。
2社の顧客獲得競争が熾烈になるといわれている。
全面広告は、空港連合に加え、ANAが単独で行っていた。
かなりリキが入っている。
キャッチ「世の中は前向きに、空港は海向きに」
ん?なんのこっちゃ。
第二ターミナルは第一より海寄りに位置している。
東京湾の眺めがいいらしい。
これを言いたいために「世の中は前向きに」をくっつけたのだろうが、
「向き」の韻をふむのでこうなった。
「世の中」と「海」を対句にするにはちょい無理があると思うのだがね。
 
第二のほうは、ターミナルから直接飛行機に乗り込めるスポットが15もあるという。
これ、便利。昔は遠くの飛行機までバスで連れて行かれたもんね。
第一はどうなんだろう?
このお陰でANAの客が増えたりしてね。

●「単独」で良くなる?
昨日、「宮代を良くする会」など5団体が町長を訪問。
「合併復活」派が進める直接請求に対し
実現することのないよう申し入れた、と新聞報道。

杉戸との合併派の動きが最近見えないが、
町を3分している「合併大騒動」。
法定期限は来年3月。
このままもつれて、準備ができなければ「単独」に落ち着く。

周囲の町村の悲哀こもごもを巻き込んで12月には4市が誕生する。
函館市・常陸太田市が本日、前橋市(5日)、桑名市(6日)。
ここに至るまで、大変だったんだろうな。

●Web Camera
一時期、事務所の熱帯魚の水槽や、コーヒー沸かし器を撮影し
Webサイトで流すことが、ちょっと流行ったことがあった。
なんということもないのだが、なんとなく面白かった。
最近は、携帯電話でWebCamの映像を受信することができる。
室内で飼っている猫や犬などをモニターするのだそうだ。
他にはアダルトサイトで女の子の室内をモニターするなんてのもある。
ま、覗きですな。

遅ればせながら、私のSiteもカウンター下にWebCam画像を貼りつけた。
はじめ、窓から見えるレジーナを映そうかと思ったが、
これから寒くなるのに窓を開けっ放しではたまらん、
ということで、室内にすることにした。
設定が正しければ画像が1時間ごとに変わるはず。
たいして面白くないけど、
教室の入口や窓辺のグリーンを眺めることができます。

●デジタル一眼レフ続々
キヤノン、ニコンについで、アサヒペンタックス、コニカミノルタが参入。
名門カメラメーカーのデジタル一眼レフが出揃った。
注目は、コニカミノルタの「α-7デジタル」。
写真で見る限り超弩級という感じ。価格は198000円。
背面にはかなりの数の機能ボタンがついている。
一方、アサペンの「*ist DS」は小型一眼レフで、価格は12万7800円。
デジタル一眼レフのボリュームゾーンだ。
ショップで実機に触れたが機能ボタンの数も少ない、価格が安い分、なんとなく頼りない。
コニカミノルタ

アサペン

こういうカメラでびしばし撮影してみたい気もするが
芸術写真を撮るわけでもなし、日常の記録を残すには重すぎる。
ポートレートを撮影するにしても
相手に威圧感を感じさせるブラックボディの重量級より
コンパクトデジカメのほうが気楽だしね。

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