田舎三昧の生活と意見12月版

<--田舎三昧の掲示板

2011年12月
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●吉太郎童謡集

■Contents

01言葉のはしはし
02師走の銀座
  整形顔
03模倣品
04坂の上の雲、再開
05発言の価値
06この町に住んで
07「朝鮮王朝儀軌」1200冊を引き渡し
18笑えない現実
09巧言令色鮮し仁
10皆既月食
11防災訓練
12話しはつながる
13ストリートビュー
14機能拡張
15戦争物
16またNAZI物
17韓国、中国と日本
18韓国大統領来日
19金総書記死亡
20名作
21Private Ryan
22The Pacific
23変換ソフト
24結果
25衝撃作
26ファイル結合
27国策帝王の驕り
28情けない判断
29死刑執行ゼロ
30災害報道
31センス


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Last Modified 2011/1231
First Uploaded 2003/0901


12月31日(土曜日)
●センス
シンプルな画面構成が腕のいい職人のようで
検索はもっぱらGoogleを利用している。
かといって、武骨ではない。
偉人の誕生日とかUSAの祭日などは
「Google」の文字が楽しいデザインに変わる。
本日は、「よいお年を」のメッセージだ。
結構しゃれっ気がある。




対抗するBingはマイクロソフトが提供している。
画面作りはそれなりに工夫しているけど、
故スティーブ・ジョブズが言っているように、
マイクロ・ソフトにデザインセンスを求めるのは酷なのだろうか。

企業風土からして、真面目なのだが遊び心に欠けるというイメージ。

OSはMacに比べ泥臭い。
マウス、キーボードはLogicool比べごつい。
ウィンドウOSを搭載したスマートフォンが発売されたが
ホーム画面はiPhone、アンドロイドに比べ「タイル」と呼ばれる
面白味のないスクェアだ画面。
これが、PCの時期OS、Win8にも踏襲されるというからかなりユーウツ。

一方、Googleは、傘下のYouTubeなどは
スマートフォンを意識した画面構成に変更したし、
Adobeが提供する開発環境Airを使ったアプリケーションも
優れたGUIを搭載する。

マイクロソフトOfficeは、
2003、2007、2010と機能は進化しているが、
使いやすさという点では逆行しているだろう。
互換ソフトもいくつかあるが、
マイクロソフト画面を追従するばかりで独創性がない。

仕事で使うソフトにしゃれっ気は必要ないのかもしれないが、
センスの良さは忘れてほしくない。

本年も、駄文におつきあいいただきありがとうございました。
よいお年をお迎えください。


12月30日(金曜日)
●災害報道
これまでは、局や視聴者が撮影した
津波のすさまじい破壊力を主眼にしたものが多かった。
9か月経過してひとひねりされてきた。

午後からの特番で被災地のビデオ愛好家たちが撮影した
震災当日の映像をあるテレビ局が延々と流していた。
ホームビデオカメラではないので画像は鮮明だ。

すぐ後ろまで津波がきていても
老齢のために走ることができずそのまま流された人。

家に残した祖父の様子を見にゆき
津波に巻き込まれ木材のながでもがいていた16歳の少女。
彼女は、流されて民家の2階に避難していた自衛官のとっさの判断で
投げ下ろされたロープ代わりのーツで間一髪で救出された。

多くの仲間を失い、生き残った消防団員の苦悩。

妻にメールを残し亡くなった夫。
流される車の中から夫にメールを送り亡くなった妻。

防災無線で最後まで避難を呼びかけ亡くなった役場職員。
結婚を控えていた彼女の生前にの姿。

報道局員が被災地を駆けずり回って集めた素材が
次から次へと映し出される。

後世に伝えなくてはならない記録映像なのだろうが
被災もしない地域でこたつに入って高みの見物…
次第に見るのが苦痛になってきた。

チャンネルをクイズ番組に変えたが、
東大、京大の連中が超難問を解いてゆくという内容。
最後は、東大と京大の医学部の学生の対決になったのだが、
同じ人間なのに、
ものすごい人種がいるもんだと、
凡人は頭が痛くなった。

12月29日(木曜日)
●死刑執行ゼロ
民主党政権になって法務大臣は千葉景子、江田五月、平岡秀夫の3人。
平岡は千葉が最後の仕事として開催した「死刑制度存廃に係わる勉強会」
(これは、今も続いている)を理由に執行を行わない考えを示した。

1年を通して死刑が執行されないのは、1992年以来、19年ぶりという。

刑事訴訟法では死刑確定から6カ月以内に法相が執行を命じると定めるが、
強制力はない。(権力内のザル法だ)

11月下旬時点で確定死刑囚は124人。
確定後30年以上拘置されている死刑囚もいるという。

この中には、検察の強引な、というより無法の「犯人でっちあげ」で
冤罪に泣く死刑囚もいるかもしれない。
詐病で生き延びているオウムの教祖という極悪人もいる。

法務大臣は、政治家が好きな言葉を使えば
「粛々と」仕事をこなさなくてはいけないのだが、
あれこれ理由をつけて回避しようとする。
まっこと、職務怠慢だ。

自民党の鳩山邦夫のように、
「粛々と」ではなく「嬉々として」の印象が残る執行つ〜のも問題だが、
平岡は、法相を退いてから信条に基づいた行動をしていただいて、
法相在任中は、きちんと任務遂行すべし!

この男、山口県岩国市出身。1954年1月14日(57歳)。
東大法卒。在学中に司法試験合格。大蔵省勤務後弁護士開業。
衆議院銀5期。親韓議員。
頭はもちろんいい。
が、人間味に欠ける。
エリートにありがちな性向の持ち主。



平岡はテレビでも被害者の神経を逆なでするような発言をしていた。



スタジオは紛糾。
少年法継続を望む「人権派」という始末の悪い民主党議員「郡」は
ばっかじゃないのモナはと言わんばかり薄笑いを浮かべ対応する。




番組での発言が問題視され、国会で追及されている平岡。
「情」のない発言で自己弁護に始終している。
「政治屋」とはこんなもんだ。



12月28日(水曜日)
●情けない判断
基地移設問題で揺れる沖縄で、
「どじょう」内閣のあきれた判断が実行された。

「環境影響評価」という書類は、
米軍普天間基地の名護市辺野古への移転が行われても
なんら環境に変化はありませんよ。
だから、来年6月に海岸の埋め立てを行わせてください、と
沖縄県知事にお願いするものだ。

民主党政府のこれまでのまずいやりかたで、
沖縄県民は完全に態度硬化させている。

政府は沖縄防衛局員が持参するよう命じたが
7000ページにも及ぶ分厚い書類を20部は
県庁の入口で移設反対派の県民に阻止された。
段ボール箱16個にもなるという。

28日で官庁は仕事納め。
提出日は迫っている。

そこで、次の一手を考えた。
「これは妙案」と思ったのだろうか。

で、ぬわんと、宅配業者に依頼し、
早朝4時に搬入させた。
突然大量の段ボールが運び込まれ、警備員はびっくりしたろう。
業者は納品の署名、押印もせずそそくさと立ち去った。

「夜討ち朝駆け」は記者の専売特許と思っていたが、
野田政権がなりふりかまわぬ汚いテを使うとは…
沖縄の将来を決める大切な書類の受け渡しとはとても思えない。

肝心の「どじょう」は外国に行っていたらしいが、
事前にわたりをつけておくとかしなかったのかね。
面倒な仕事は丸投げか。
口先だけのお方に似合っているかもしれん。

日本列島お寒い限り。

2月27日(火曜日)
●国策帝王の驕
福島第一原発はその後どんな状態なのか。
政府は「終息宣言」などと誇大な発表をして
世界から「甘い」認識を指摘されている、
「どじょう」は「宣言」を聞いた国民が
一様に胸を撫で下ろすとでも思ったのだろうか?

地震で屋台骨を揺さぶられ、
津波で施設でさらわれ満身創痍となった第一原発だが、
政府、東電発の情報は隔靴掻痒、歯に衣着せたようで
すっきりしまいまま今に至っている。

国民を欺瞞しているのではないか?

国と東電によって創作された「安全神話」など、
大災害にはクソの役にもならなかった。
しかし、東電の広報担当の尊大さは目に余る。

お前らに詳しい構造を話したってわかるわけないだろう。
大本営発表を心して聞いていればいいんだよ。

国策施設を運営する連中の態度が鼻持ちならない。

「なんの根拠もないのに安全だ安全だと言い続け
国民の皆さまを欺いてきたことを深く陳謝します」という姿勢が今もってない。

権力側にいる連中は、素直に非を認めるということに慣れていないからのだろう。

「安全院」などという原子力施設を監視する組織も
クソの役にもたっていない。
多忙を極める中、女といちゃついていた広報係官が左遷された。
神経構造を疑うね。
どうせ東大卒の官僚なのだろう。
試験の成績はずば抜けていても
人間的に壊れた部分がある。

こういう連中が君臨しているのだから、
事故の収束は推して知るべし。
常に国民が泣かされる。



原発事故調査・検証委員会が中間報告を行った。
原発というモンスターを甘く考えていたこと。
政府、東電の連携のまずさ。
政府は生半可な知識で右往左往。
東電はむずかしい専門用語で煙に巻く。

なにを以て「安全」なのかという視点が完全に欠落していたことが
一番の問題だ。

原発の旗振りをしていた学者たちたちは口をつぐんだまま。
事故対応に関連した偉いさんたちは、
自己弁護と責任転嫁に始終する。
まるで他人事。

そんなことで時間をかせぎ、
風化することを願っているとしか思えない。

12月26日(月曜日)
●ファイル結合
14ファイルに分割された「ANONYMA - Eine Frau in Berlin」を、
1本の作品にする作業が待っている。
で、最近見つけたメディア・コンバーターを使用。
GUIの優れたソフトで使いやすく
出力形式も多彩だ。



今回はmpegの元ファイルをmpeg4に変換する。
14本分を一括変換すると時間がかかりそうなので、
半物づつ2回に分け、さらにそれを1本にまとめるという作業。

最新CPUとramディスクのおかげか、
変換時間はそんなにかからなかった。
で、2時間6分の作品が完成。

このソフト、ミュージック動画から音楽部分も取り出せそうだし、
DVDへの焼きこみをできるみたい。
これがフリーソフトといういのだから驚き。
これからいろいろ試してみるつもり。

12月25日(日曜日)
●衝撃作
例によってNAZI物を探していたら、
とんでもない作品が引っかかってきた。
ドイツ・ポーランド合作映画で2008年に製作された。
「ベルリン ある女性の中の一人の物語」という。
原題は「ANONYMA - Eine Frau in Berlin」
直訳すると「匿名 ベルリンの一人の女性」。
14分割され1つが10分程度。


※映画の公式Webサイト

一種のNAZI物だが、毛色が違う。
原作は「ベルリン終戦日記 ある女性の記録」という本だ。

もちろん著作も映画も全く知らない。
だが、AMAZONで書籍は販売されていた。
出版社、白水社、価格2730円。

映画のDVDタイトルは『ベルリン陥落1945』。
原作の内容を限りなくぼかしてしまったタイトルだ。



1945年4月といえば、
ベルリン市街にソ連軍が侵攻し、
官庁街での攻防戦はその後も続くが、
アパートが並ぶ街区は戦車とともにやってきた
大部隊がほぼ制圧していた。

石造りの街並みは連日の猛攻で瓦礫の山となっていたが、
幸いにも爆弾の直撃を免れたアパートには
市民が息をひそめて生活していた。

そして、5月1日にヒトラーが自殺しドイツは降伏する。
進駐したソ連軍の傍若無人ぶりは、
戦勝国でありあまりおおやけにはなっていない。
が、それを克明に記録した日記が存在した。

ベルリン市街戦映画は男目線で描かれることが多いが、
この映画「匿名 ベルリンの一人の女性」は、
女性の目からソ連兵がベルリン女性をなぶりものにし、
それから身を守るために行った行為が描かれる。

非常に重いテーマを赤裸々に扱っている。
原作本は戦後間もなく出版されたそうだが、
当時は、この女性の行為を非難する声が高く、
国辱出版物と闇に葬られた。
著者がこの世を去ってから再出版され、
国際的に話題になった。

ソ連兵の日常的なレイプを知るための第1級資料ともいえる
ものだそうだ。



4月20日、陥落寸前のベルリンのアパートで
中流と思われる階層のパーティが開催されていた。
女性は着飾り、優雅にワインなどを飲み談笑している。
軍服姿の男性も見える。
首都防衛隊員か。
だが、話の内容は深刻だ。
夫たちは戦線に駆り出されているのだ。

やがて、ソ連兵が戦車でやってくる。
アパートの住人達は地下壕で肩を寄せ合っている。
キャタピラの轟音が地下室にも響く。

街区を侵攻したグループは戦勝気分。
アパートに潜んだドイツ軍が散発的に攻撃するが制圧される。

アパートの住人は子供から老婆まで女性が多い。
男性は老人たちだ。
連帯感が強い。

ソ連兵はしらみつぶしに残党狩りを行う。
そして、地下壕の女性を見つけると、
年齢などおかまいなしにレイプする。

そこに34歳の女性ジャーナリストがころがりこんでくる。
彼女はロシア語ができた。

その彼女も兵士に犯される。
しかし、彼女のジャーナリスティックな視線は
彼らの性向を観察しながら、レイプのルールを発見する。


※ロシア兵の好色な視線を浴びてベルリンの町を行く彼女

ロシア語を駆使して、
街区占領部隊トップの少佐に近づき、
彼と「専属契約」を結ぶ。

しかし、彼女は少佐の前に大尉と関係をもっていた。
やがて少佐と大尉の間で女を巡る小競り合いが発生。
少佐は左遷。

ベルリン市民たちが少ない食料と生命の保全で苦悩する中
ヒトラーは自殺。
ベルリン陥落。
ドイツ降伏。

妻を差し出した男は自殺する。
軍人だった彼女の男が戻ってくる。
ベルリンの女性が生きるために行っていたことを記録したノートを見せられる。
そして「ウクライナの女」になった彼女の元を去ってゆく。

輪姦されるなら、
高級軍人の女となって生命と食料の保全を選んだ女たちは
時おりアパートでソ連兵から差し入れられた
強い酒を飲みながら「情報交換」を行う。
「あんた何回やられた」…などと
酔いも手伝ってかあけすけな会話がされる。

この日記を記録した女性は、
パトロンとなった少佐と肉体だけでなく心を通わせる仲になるのだが、
彼は左遷されてベルリンを去ってゆくのだ。

ドイツ人の彼、ソ連軍人とも彼女の元を去ってゆくのだが、
めげずに、力強く混乱のベルリンを生きようとするのだ。



ブロンドで目の大きな「ニーナ・ホス」という主演女優はもちろん初めて聞く。
クラシカルで知的雰囲気をもっている。
役柄にあった人をよく見つけるものだ。



連合軍がパリ解放。
ドイツ占領中のパリでは
ドイツ兵士の狼藉から身を守るために進んで愛人になった女性がいるのだろうか?
レジスタンスはドイツ軍に通じた女性たちを
公衆の面前で丸坊主にした。

ベルリン陥落では、
生きるためにソ連兵の愛人になった女性たちがいた。

彼女たちを糾弾したドイツ男性は存在したのだろうか?

占領下のベルリンは後に東西分断され、
ソ連管理下に置かれた東ベルリンでは、
そんな勇気ある男はいなかったのではないか?

日本では、敗戦とともに
一般女性が進駐軍の兵士たちにレイプされないように
手回しよく「慰安所」が作られた。

売春婦、女給といった応募者に混じって、
戦死した軍人の妻も混じっていた。

さらに「オンリー」と呼ばれ、
米国軍人の愛人になった女性も多い。

高級軍人たちはどうしたのだろうか?
政財界、宮家などの邸宅でパーティなどが開かれていたが
そこに招かれたGHQなどの高級軍人たちを
もてなす女性がいたに違いない。
マスコミの目の届かないところで、
秘密の何かがあった、とにらんでいるのだが。



14分割されたファイルは
クレイビング・エクスプローラでダウンロード。
フォーマットはmpg。
14ファイルを指定しておけば自動的にダウンロードするので、
他の仕事に支障をきたさない、というわけでおます。

12月24日(土曜日)

仏教徒のイヴは静かなものだ。
●結果
ダウンロードしまくったらこんな結果になってしまった。

☆日本関係
シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 4本分割3時間40分

 ビートたけしが東条英機、西田敏行が徳富蘇峰に扮して、日本が勝ち目のない戦争に
 突っ走った経緯を描く。当時の記録映画も多数使われている。

シリーズ激動の昭和 3月10日東京大空襲 1本 1時間54分

 米軍軍は日本人の戦意喪失を目的に無差別爆撃を行った。下町の惨状を警視庁の記録員が
 ライカカメラで撮影していた。33枚の写真をもとにドラマ化。

・都市爆撃の真実 1本 57分

 東京大空襲後、日本の主要都市に向けてもB29による無差別攻撃が行われた。
 生き残った人々の証言を交えてアメリカの真意を探る。

カラーで記録した第二次席大戦 4本分割 3時間

 膨大な記録フィルムでヨーロッパ戦線、太平洋戦争を検証する。

太平洋戦争 2本 24分

 カラーフィルム記録を交えて敗戦への道のりを描く。

終戦直後の日本 2本 20分

 進駐した米軍が撮影。闇市の様子なども描かれている。

THE SUN ロシア映画 1本 1時間54分

 イッセー尾形演じる昭和天皇。ロシア映画だが全編日本語で展開する珍しい映画。
 当時、外部からはうかがい知れないユーモアとペーソスにあふれた人間天皇がいる。

☆ナチスドイツ
長いナイフの夜 英語版 1本 45分

 ナチス初期、ヒトラーの片腕だった突撃隊隊長エルンスト・レームと突撃隊の
 粛清の模様を描く貴重なドキュメンタリー。

☆アメリカ
映画プライベート・ライアン 3本 

 英語版 2時間42分
 字幕版 2時間49分、吹替え版 2時間49分

テレビドラマ バンド・オブ・ブラザーズ 5本分割(1本2話収録) 10時間


テレビドラマ ザ・パシフィック 全10話 10本 各1時間 10時間


12月23日(金曜日)

●変換ソフト
ブラウザに機能拡張としてダウンローダーを付加できるけど、
ダウンロードを念頭において開発されたブラウザ、
クレイビング・エクスプローラを使えば、
YouTubeでは、あらかじめフォーマットを選択できる。

今後は、mpg4かaviでダウンロードする必要がありそうだ。

しかし、かつてダウンロードしたナチスドイツはじめ、
連合軍、太平洋戦争の貴重な記録フィルム類はすべてflv。

よりクォリテイのよいデータに変換しておく必要がある。

現行のコンバーターで変換してもいいのだが、
このソフト、使い始めてだいぶ年月が経過している。

で、探し当てたのがFreemake video Conberter。
使用するにはNET Framework 4 Cliant Profileというソフトが必要になる。
MicrosoftのWebサイトで探し出したのだが、
私のXPマシンにインストールすることができない。
やむなく7マシンで動作させた。

新しいソフトだけあって使い勝手が良い。
出力形式も多彩だ。

さらにもう1つ。Xmedia Recode。
ドイツ製のソフトだけど自動的に日本語化される。
最近、優れたGUIのソフトが多い中、これは顔つきが従来タイプ。
素っ気ないができることは豊富。
少し慣れが必要。



年の瀬が迫っているのに
こんなことやってていいのか、と思いつつ
新しい世界にチャレンジしております。

私にとって価値あるドキュメンタリー動画が
この数日でかなりコレクション入りしたことも事実だけど。

12月22日(木曜日)
●The Pacific
Band of Brothers情報をさまよっていたら、
同じく2010年に製作された「The Pacific」が引っかかってきた。

Band of Brothersはヨーロッパ戦線だが、
The Pacificは太平洋戦争。
ガダルカナル、硫黄島、ペリリューなど
日本軍が劣悪な装備で米軍と互角に渡り合った激戦地を映像化してある。

スピルバーグの戦争3部作とくれば
落すっきゃない。
YouTubeに分割された動画が20本近く。
こちらも10話だが、何話か抜けていた。
さらに検索すると、完璧版がfc2に存在すると判明。
(こうなると、執念ね)
しかし、韓国のサーバーに置かれた7話以降のファイルは、
missinngと表示されてしまった。

Youtubeの分割ファイルを落としまくり、
fc2と合わせて10話分のデータを揃えたが、
ペリリュー後編の2分のファイルは見つからなかった。

次の作業は分割ファイルの結合。
flvをmpg4に変換すると結合ソフトが認識しない。
仕方なくvmwに変換しMovie Makerで結合し、
再びmpeg4に変換したのだが、
画面の作りが微妙に変わってしまう。

mpg4をそのまま結合できるアプリケーションがあれば
即問題解決なので、
今度は、最適なソフトを探す作業に取りかかった。

いろいろやることがある年末に
こんなことをやっていていいのか、と思うが
始めてしまったからには
やるっきゃない。

ソフト探しは明日へと続く。

12月21日(水曜日)
●Privete RyanからBand of Brothersへ
YouTubeには分割されたPrivate Ryanに混じって
Fullバージョンがあった。
当然英語版。
いろいろ試した結果vmwかmp4で落とせればいいのだが
エクスプローラーで使っているダウンローダーはflvのみ。
このフォーマットは圧縮されているので画質が落ちる。

Chromの機能拡張ダウンローダーはflvとmpg4が選べると判明。
これで最大画面にしても多少みられる画質だ。
もちろんDVDに比べれば、ひどいものだが、
無料で落としているのだから贅沢はいえない。

さらに海外動画サイトを調べたらVEOHで
Private Ryanの日本語字幕版と吹替え版を発見。
ここはダウンローダーを使わなくても、
サイトにダウンロードボタンが用意されている。
しかし、専用アプリをダウンロードする必要があり、
ファイル形式はvmw。
しかたなく、FireFoxを使うことにする。
flvだが高速に落とせる。
字幕版、吹替え版ともに444MB、
ChromからYouTubeでダウンロードしたmpg4は1本で800MBだった。
この分、画質が違う。

さらに、ここには、
1998年、劇場用Private Ryanのあとに製作され
2010年テレビ放映された「Band of Brothers」もアップロードされていた。
これもスピルバーグとトム・ハンクスが製作に携わっている。
ヨーロッパ戦線を扱った全10話の作品だ。
これもビデオテープに録画してあったが、画質は最悪。

2話ずつアップロードされた5本の作品を
無事、ダウンロード完了。

また戦争映画の名作がコレクションに加わった。

12月20日(火曜日)
●名作
映画やテレビドラマにはいくつになっても
強烈に記憶に残っている作品がある。

米国製テレビドラマ「コンバット」もそのひとつ。
大学から社会に出て少したつ頃まで放映されたものだ。
故ビック・モロー演じたサンダース軍曹のニヒルな風貌は
いまも記憶の底に張りついている。

当時はモノクロ(最終回に近づくにつれてカラー版)で、
ドキュメンタリー映画のような画面のつくりがリアル感を増幅させていた。
アメリカ製のナチス映画は
ドイツ軍人が英語を話すというものが多かったが、
コンバットでは、ちゃんとドイツ語だったし、
フランス人はフランス語を話すというところにも真実味を感じさせていた。

同時期に「ギャラントマン」という戦争ドラマがあった。
コンバットがドイツ本土での戦いだったのに対し、
ギャラントマンはイタリア戦線を描いていた。
ドラマはほとんど記憶にないが、
主題歌「My Heart bilongs to you」という
戦争物には不似合いな甘ったるいものだった。

それから何十年も経過したが、
海外製の戦争テレビドラマシリーズはほとんどお目にかからない。
映画は、相変わらずヨーロッパ戦線が人気だ。
昔のようなドンパチだけの活劇物は少なくなり、
緻密な時代考証、心理描写などコクが出てきた。

特に、リアリティを追及したスピルバーグ作品はなかなか。
「プライベート・ライアン」は、
ノルマンディ上陸シーンに息をのみ、
ドイツ軍の抵抗を受けながら任務をまっとうするなかで、
個性的な兵隊の演技が光っている。

この作品は、テレビで何回も放映されているので録画しておいた。
しかし、昔のことでVHSテープ。
デジタル時代となっては画質が悪すぎて見る気も失せる。

偶然、インターネットで字幕版、吹き替え版の完全版を見つけた。
市販のDVDよりはデータ容量が小さいので
画質は劣るが、PCで見る分にはテープよりクリアだ。

YouTubeも探してみた。
知られた映画のフルバージョンが結構多いことに気づいたのだが、
そのほとんどが英語か英語字幕なので歯が立たない。

そんなわけで、とりあえず
「プライベート・ライアン」で我慢したのだが、
もしや…と次のステップに踏み込み、
インターネットの大海を
ただよう始末となってしまった。

12月19日(月曜日)
●金総書記長死亡
朝鮮中央放送は、北朝鮮の指導者金正日総書記の死亡を報道した。
17日、午前8時半、現地指導中、
列車内心筋梗塞で急死したという。

※総書記死亡を伝えるテレビと新聞

朝鮮中央放送の名物女性アナが画面から姿を消して久しいが、
その彼女が喪服に身を包み
例によって、「おごそか」な口調で死を伝えていた。

日本では正午のTVでは各局ともトップニュースで伝えた。

後継者は3男に移譲されてはいるものの、
まだ若く指導力は未知数。
故総書記の取り巻きが補佐するのだろうが、
当面は路線継承するのだろうが
今後北朝鮮がどんな恐怖のサプライズを引き起こすか?

もっとも気になるのが拉致問題。
いまもって不透明ななか、
日本国政府は「国民の生命、財産を守る」という
基本的な事柄に誠実に取り組んでいるとはとても思えない。
そして、北朝鮮新体制で、この問題の位置づけがどうなるか
まったく見えない。
拉致被害者の皆さんの心中を思うと、
心、さらに痛む。

12月18日(日曜日)
●韓国大統領来日
昨日、李明博大統領来日。
未来に向けて建設的な話し合いが行われるのかと思いきや、
韓国側は「従軍慰安婦」問題に始終し
歩み寄りなしという空しい会談。

日本側は昭和40年の日韓国交正常化の際
締結された日韓基本条約で、完全かつ最終的に解決された、と
従来からの姿勢を崩さない。
韓国側は「慰安婦問題」が再燃しており、
韓国の日本大使館前に、当時の慰安婦を想起させる少女像を建てた。
日本は、この「嫌味な」行いに、
早く撤去するよう求めた。
が、そんなことで「はい」と言うようなタマではない。
平行線のままだ。

韓国の言いなりになっていたらこの先も、
戦時中の出来事をネタに「強請り」を続けるだろう。

民主党前原政調会長は、今年10月韓国の金外交通商相に対し
「新たな人道措置」を検討する考えを示した。
この人は、昔から思いつきというか短絡的な考えを
ペラッと口にしてしまう悪いクセがある。
今回も政府の方針に反するようなフライングである。
在日韓国夫人から献金を受けていたこともあるし、
彼の心には韓国人に何か特別な思いがあるのだろうか?

最近では「従軍慰安婦」から「従軍」の文字が外れ「慰安婦」だけになった。
しかし、「慰安婦」とは「売春婦」のことであり、
世界最古の職業といわれるほど歴史が長い。

日本軍が韓国女性を強制連行して兵士相手に売春を行ったとされる
事柄を言うなら「従軍」がつかないと、わかりにくい。

しかしこの問題は南京虐殺同様
諸説紛々。
解釈有象無象。
魑魅魍魎なのだ。

日本に風当たりの強い韓国だが、
フィリピンから似たようなことで抗議を受けている。
それを棚に上げよ〜言うよ。

韓国が日本に誠意ある態度を示せというなら、
竹島の実効支配をやめたら
考えてもよい、と交換条件を出せば。
とにかく膝下外交だけはやめていただきたい。

12月17日(土曜日)
●韓国、中国と日本
韓国の経済的排他水域で操業していた中国漁船に
韓国の警備艇乗組員が乗り込んだところ、
船長に脇腹を刺され1人が死亡、もう1人が重傷を負った。

黄海という狭い海域では中国と韓国の小競り合いが日常茶飯事という。
経済大国化した中国側は鼻息がさらに荒く
無法操業を繰り返し、韓国が抗議しても一向に改善されない。

もともと、海より川魚を好んでいた中国国民だが、
経済状況の好転とともに、海の魚の味を知ってしまった。
日本もこの被害に遭っている。
寿司やマグロの刺身など高根の花だった彼らが、
貪欲に胃袋に放り込むようになった結果、
日本市場への供給に変化が起きてしまった。

中国漁民は乱獲がお家芸なので、
彼らの後にはぺんぺん草も生えない。

人命軽視と荒っぽい操業に
韓国国民は猛烈な抗議を行った。
派手な集会では、例によって中国国旗が焼かれ、シュプレヒコール。

中国と韓国は歴史的には冊封関係にあった。
言ってみれば主従の間柄だが、
最近、韓国の経済成長も目覚ましい。
そんなわけで、昔の主人に猛烈にたてついた。

当初は静観していた中国も、
国際世論を気にしてか、
やっと「遺憾の意」を表した。
が、「謝罪」は行っていない。

日本ではこういう過激な抗議行動は起きない。
尖閣諸島で違法操業をしていた中国漁船が
海保の船艇に体当たりされた事件では、
当初は情報が隠されたままだった。
海保乗組員がYouTubeに投稿して発覚、
しかし、中国人乗組員は早期に帰国。
あちらではヒーローになった。
映像を流出させた海保乗組員は職場を去る。

大国中国にひざまずいたような民主党の外交姿勢に
日本国民は主権を侵された国辱的対応、と叫ぶこともなく、
過去の出来事になってしまった。

北方領土、竹島、尖閣諸島で
ロシア、韓国、中国と互角に渡り合わなくてはいけないのに
今のところ、「遺憾」を繰り返すばかり。
相手は、日本の弱腰外交を見抜き、
好き勝手なことを来年も続けるだろう。

かつて、
日露戦争に勝利し、朝鮮半島を併合し、満州国を建設し、
中国本土を蹂躙したという歴史がある。
相手にとってこの大きな傷は今後も癒えないのだろうか?

ヨーロッパ大陸を混乱に陥れたナチス・ドイツは
ヒトラーを封印することで、
近隣諸国と、大きな摩擦を生むことなく共存するどころか、
経済をリードしている。

日本の戦争責任はあいまいさを残したままだ。
ニュルンベルク裁判同様、東京裁判では
軍人兼総理大臣東条英機以下何人かの高級軍人、閣僚を絞首刑したが、
実は彼らを統帥していたのは天皇だった。

ナチスドイツ時代、首相・総統として国家・軍隊を支配したヒトラーだが
ドイツのヒトラーに相当するのは天皇かといえば、そうではない。
ヒトラーは戦争の作戦をみずから行い、軍隊が実行した。

天皇は、陸軍・海軍から上奏された作戦計画を承認するだけで、
自分から立案・指導することはなかった。
軍部は、天皇をうまく利用したにすぎない。
幕末に天皇を担ぎ出すというアイデアで、
優勢にことを進めた薩長と同じやりかただ。

それで勝利すればいいのだが、
負けた場合の責任の所在があいまいなのだ。

敗戦後、日本を民主化に向けて統治することになったアメリカは、
天皇を処刑すれば日本が混乱することを知っていて、
ソ連の戦争責任の当事者、天皇を東京裁判にかけるという要求を蹴った。

おかげで、民主化と戦後復興は異例のスピードで達成され、
高度経済成長国家として生まれ変わった。

東南アジア諸国へは「賠償」という経済援助が長期にわたり行われ
蹂躙した国々のインフラ整備が整ったが、
「謝罪、償い」がうやむやになった大陸での「戦争犯罪」があった。
「うしろめたさ」もあってか、
真正面から取り組むことなく、戦後歴代内閣はのらりくらりとした
外交を展開してきた。

そのつけは、中国、韓国の民族教育という「利息」がついて
今後も日本はチクチクとやられるのだろう。

12月16日(金曜日)
●またNAZI物
ヒトラーと6人の側近たちのPartUがあった。
アイヒマン、メンゲレ、ボルマンの3人だがすべて興味深い連中だ。

アイヒマンはイスラエルのモサドの懸命な探索により
アルゼンチンで逮捕された。
その後、イスラエルに移送され裁判により死刑宣告、果てた。
ボルマンは、やはり南米逃亡説が強かったが、
このドキュメンタリーでは、
ヒトラーに従い最後まで総統官邸地下壕にとどまったが、
ヒトラー自殺後、逃亡。
逃げられないと知り青酸カリ自殺したと結論付けている。

メンゲレは、絶滅収容所の医師で、ユダヤ人の子供たち、
特に双子を人体実験。
「死の天使」として恐れられていた。
敗戦後、南米に逃亡。
アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルを転々としたが、イスラエル秘密機関や
ウィーゼンタールの追及を逃れ、
1979年、サンパウロで水泳中、心臓疾患で死亡した。



※ちょっと甘いマスクをしている。収容所で生き残った女性たちはハンサム、と証言。


※晩年のメンゲレ。いっぱしの紳士ではある。

※1985年メンゲレの墓は掘り返された。

日本陸軍も満州で
関東防疫給水部という隠れ蓑で、
中国人への人体実験や細菌戦の準備をしていた。
森村誠一の「悪魔の飽食」で、
その存在が一気に明るみに出た。

メンゲレの人体実験は、
おびただしいユダヤ人がいたため、
実験材料には事欠かなかったようだが、
自分の悪魔の行為は認識していて、
逃亡中はつねに追手の影におびえていたという。

ナチスの戦争犯罪人を裁いたニュルンベルグ裁判では、
彼は死亡とされていた。
偽名を使っていたが、ドイツの妻から離婚を告げられ、
本名のメンゲレに戻った。
それが、イスラエルのモサドに知られることになるが、再び偽名をつかう。
逃げきったのはメンゲレだけだそうだ。

12月15日(木曜日)
●戦争物
最近常用しているブラウザ、Chromから
YouTube画像が簡単にDownloadできるようになって、
またぞろ、戦争物視聴に熱が入る結果となった。

YouTubeは第二次世界大戦動画の宝庫でもある。

とりあえず、見逃したNHKの戦争物を探す。
NHKは民放に比べ貴重なドキュメンタリーに力を入れている。
簡単に引っかかってきたのが、
BSで放映された「カラー版第二次世界大戦」4回シリーズ。
1回47分の作品で、2002年イギリスで作成された。



戦勝国なので、ナチスドイツから押収した記録フィルム、
それもフルカラー版が豊富にあるのだろう。
4回分を一気にDownloadしたが、
ほとんどが初めて見るものばかり。
欣喜雀躍!!
永久保存版にせねば。


※昭和11年のベルリン。目抜き通りにナチスの旗が林立する、すさまじい光景。
宣伝相ゲッベルスの巧みな演出により、国民は催眠状態に陥れられたのだろう。
米国では、大西洋無着陸横断飛行で一躍ヒーローになったリンドバーグが、ナチ礼賛
演説しているのが、面白い。

12月14日(水曜日)
●機能拡張
アプリケーションに様々な機能を付加すれば、
他のアプリを使わなくても済む。
最近人気上昇中のChromやFireFoxは、
数多く機能拡張ソフトが用意されている。

代表的なもののひとつが、
例えばブラウザからYouTubeの画像を
自分のHDDに取り込むダウンローダー。

Chromにそれを付加してみた。
ダウンロードが始まると、
なぜか途中でストリーミングがストップしてしまうのが難点だが、
動画はしっかり落とされている。


※拡張機能で、「共有」の隣に「Download」ボタンが加わった。

15年前NHKで放映された「ヒトラーと6人の側近たち」。
ゲッベルス、ゲーリング、ヘス、ヒムラー、デーニッツ、シュペーア。
ドイツで制作された映像で、
ナチスは膨大な記録フィルムを残しているので
彼らの貴重な映像を見ることができた。

1回45分の番組を3分割してアップロードされていた。
18本の動画を個人別の6本にまとめる必要がある。

これは専用ソフトを使わなくてはならない。
しかし、結合のための情報不足というアラートが出て不成功に終わった。

そこで、ファイルコンバーターで
ファイルタイプをflvからwmvに変換して、
MovieMakerで編集の要領でつなげてみたら見事成功。

ファイルコンバーターでwmvから再びflvに戻せば
ダウンロードした状態に戻せるわけだが、
まだ、そこまではやっていない。

12月13日(火曜日)
●ストリート・ビュー
GoogleMapのストリートビューが
東日本大震災の被災地に対応した。
さっそく、陸前高田の海岸沿いに降り立った。

9か月経過した町並みが、
あらめて当時の破壊力のすさまじさを想起させられる。


※石巻

12月12日(月曜日)
●話はつながる
藤田嗣治「本の仕事」という本を購入した。
彼は明治19年東京に生まれ、パリの画壇で活躍し、
昭和43年スイスで没した国際派の画家。
大正時代に髪はおかっぱ、丸いふちのメガネをかけ、耳にはピアス。
今でも通用しそうな個性派だ。



父親が昭和初年に購入した画集がわが家にあった。
そのため、子供の頃から名前と作品は知っていたが、
当時は「ふじた・つぐじ」と記憶していたのだが、
正しくは「つぐはる」だった。

乳白色と繊細なタッチの画風は、
画材に独特の仕掛けをほどこして編み出したものだ。
デッサン、裸体画とともに無類の猫好きだったため、
数多くの猫を描いている。

横浜の頃は犬を飼っていたが
こちらに居を移してから猫も加わった。
初代のマミは5歳で亡くなったが、
2代目ミミは10年近くになる。
ミミはミックスのトラである。



7年前、藤田嗣治画文集「猫の本」を購入していた。
表紙の親子の猫の表情があまりにも可愛らしいので
衝動買いしたものだ。

子猫が目を伏せて母親の顔に自分の顔をつけている。
母猫も目を伏せ子猫を包み込むようにしている。
その表情は親に守られている安心感と、
わが子を抱く幸福感にあふれている。

人間社会では若い親が自分たちの子や
パートナーの連れ子を虐待し、
死に至らしめるという悲惨な事件が多々発生しているか、
彼らの部屋に、この絵を飾ってあげたくなる。

この親子猫の柄が、わが家のミミと同じなので、
今も、ときたま画集を開く。
そして、フランスに帰化してしまった
レオナール・フジタの華やかな交流をイメージしたりする。
モリディアーニ、ピカソ、ルソーなど錚々たる画家との
濃密な付き合いがあった人なのだ。

「本のしごと」には、フジタの装丁、挿絵を紹介している。
その前に買った「手しごとの家」は、彼の凝りに凝った
インテリア趣味、高価だったライカによる写真趣味などが紹介されている。

パリの画壇で成功し経済的にもゆとりがあったからできたことだが、
彼の出自も上流階級で係累は軍、芸術、政治など多方面に広がっている。

軍医の家に生まれ、父親は森鴎外の後任として
陸軍軍医総監(中将相当)にまで昇進した人物。
法学者の兄の義父は、日露戦争でも名前をよく聞く陸軍大将児玉源太郎。
従兄には小山内薫。甥に舞踊評論家の蘆原英了と建築家の蘆原義信。
親族に石橋正二郎、鳩山由紀夫という「華麗なる一族」。

家族親族に軍人が多いことから、
戦時中は日本に帰国し国威発揚の絵を描いた。
戦後、それが災いして日本を追われるようにフランスに渡り、
以後帰国することはなかった。

しかし、彼の戦争画を見るとすべて礼賛ではなく、
累々と横たわる死体の脇で応戦する兵士など、
悲惨さを克明に描いている。



雑誌を読んでいたら、
偶然、2人の女性とおさまる藤田嗣治の写真に出あう。
彼は戦時中、パリから帰国していたからその頃のものだろう。
和服姿は浅草の芸者から国民的歌手になった市丸姐さん。
では、見るからにパリジェンヌ然の女性は…?


別の本を行きつ戻りつすると…
フジタは5回結婚していて、
内訳は日本人2人、フランス人3人。
最初の日本人はフジタが渡仏する前に別れ、
最後の日本人は25歳とし下の堀内君代さん。
彼女がフジタを看取り、2009年、98歳で死去。
間の3人がフランス人だが、
写真の彼女は帰国した際フランスから連れてきた
愛人のマドレーヌ。
(おいしそうな名だ)
彼女とは日本で暮らすが、1936年6月急逝する。


その後、堀内君代と出会い年貢を納めることになった。
君代さんは、フジタ没後もフランスの家屋、作品、遺品を守り続け、
その多くをフジタの母校である芸大に寄贈したという。

最近、高齢男子の歳の差婚が話題になっているが、
フジタは、昭和初期にすでに実践していた。



ファッション感覚も結婚スタイルも
ぶっとんでいたお方なのであるよ。
さすが、明治生まれの日本男児。
敬服。



市丸姐さんは長野県出身で、
地元の温泉芸者をやっていたが、
その後浅草に出て芸を磨き人気芸者に躍進。
歌手としても成功する。
自宅は柳橋にあり彼女亡き後、今はギャリーとして開放されているという。

私の本籍と近いこともあり、
柳橋は何度か歩いている。
戦前の柳橋といえば名だたる花柳界。
政界、財界の偉いさんたちが使った場所だ。

いま、柳橋界隈は低い家並みが残るが
周囲を高いビルに囲まれ、
午後は日陰の町に変わる。

両国へ抜ける鉄製の古い橋、柳橋が往時を偲ばせるのみ。

12月11日(日曜日)
●防災訓練
奇しくも、東日本大震災から9か月目。
津波、原発事故で東北地方の太平洋岸は未曾有の大災害を
被ることになってしまった。
いまだ多くの方々が厳しい季節を目前に不安な日々を過ごしている。

復興は加速しているとはとても思えず、
担当大臣が働くのは当然だが、
内閣を束ねる人物の強力なリーダシップが伝わらない。
適材を欠いた閣僚人事で国会は空転し、復興に焦点が定まらない。
緊張感のない顔つきで、デブ体系も相変わらず。
金魚どころかウナギにもなれないドジョウは、
支持率を確実に落としている。



朝から防災訓練。
この地区は、明治の洪水、関東大震災、昭和22年のカスリン台風にも
たいした被害を受けていない。
安全神話があるのだろうが、「想定外」は許されないため、
先月に行った屋外訓練に続き、
今回は室内でAEDを用いた救急救命、三角巾による応急処置を学習。

コンパクトデジカメの動画機能で
その様子を撮影したが、結構きれいにとれている。

XPのMovieMakerはワイド画面に対応していないので、
Window7のそれで編集を行う。
ソフトの作りがだいぶ違うので最初は戸惑ったが、
基本は同じなので2つのクリップをつなぎ合わせた。
で、それをYoutubeに投稿してみた。



12月10日(土曜日)
●皆既月食
朝からマスコミは防寒対策をじっかりと伝える。
特に今夜は10年ぶりの満月時の皆既月食。
好天に恵まれ最初から最後までしっかり見ることができる。
次回は2014年。

ということであれば、天体愛好家でなくても見てしまう。

テレビのLive中継を見つつ庭に飛び出す。
オリオンもはっきり見える。
その上に、欠け始めた月があった。




天体望遠鏡、超望遠レンズなど持っていないから、
小さなデジカメのズームで撮影するが、
皆既月食状態など撮影できるはずがない。

テレビでオレンジ色になった月を見て、再び庭に出る。



あ〜〜〜テレビと同じ。
(当たり前だけど)

真上に出ている月のため、首が痛くなる。
カメラを構えると、右腕が痛い。

写真は小さいけれど、色の違いは見て取れる。

12月9日(金曜日)
●巧言令色鮮し仁
民主党の代表選で「どじょう」と「ノーサイド」という
キーワードに使った演説で人心をつかんだまではいいが、
その後がまるでなってない。

(こうげんれいしょくすくなしじん)
最近の野田首相の答弁を聞くにつけ、この言葉が浮かんでくる。

デカ顔で表情一つ変えずに官僚の作文を慎重に読むだけで、
自身の心がまるで伝わってこないのだ。
鉄面皮とは彼のためにある言葉のようだ。

脱官僚が聞いてあきれる。
しょせん、政権を握るための空証文だったのだろう。
国民は完全に騙された。
が、ダメ自民党というあの時の状況では
他に選択肢がなかったからに他ならない。

問責だの任命責任ばかりに時間を費やし、
肝心なことは先送り。

「忸怩たる思い」と首相は言うが、
苦悩の顔つきなどまるでなく、
いつものデカ顔で淡々と喋るだけ。

とんでもない男が登りつめたと思うが、後の祭り。

東日本大震災発生後、テレビCMは自粛され
公共広告ばかりがオンエアされた。
中でも「こだまでしょうか」の仁科明子と娘のCMにはへきえきしたが、
最近は、牛の目のようなデカ顔が流れると、
うんざりするようになってきた。

12月8日(木曜日)
●笑えない現実
70年前のこの日、日本はハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、
太平洋戦争の泥沼へ突っ込んでいった。

新聞コラムによると、こんな勘違いがあるそうだ。

いくさで亡くなった兵士の「英霊」を、イギリス人の幽霊。
ハワイの軍港「パールハーバー=真珠湾」を三重県の湾。
日本本土を攻撃した米軍の爆撃機「B29」を柔らかい鉛筆。

70年間と言えば、
江戸幕府が瓦解してから明治〜大正〜昭和に至る長〜〜〜い年月。
そう考えると、3年半にわたる太平洋戦争は、
平成23年では遥か昔の出来事だ。
新語を生み出す天才の若者たちが、
新しい意味づけすることなど自然なのだろう。

間違った解釈は、お粗末な歴史教育のたまもの、ともいえる。

日本史は小・中・高でどのように教えられているのか?
高校になると受験用歴史となってしまうようだ。
カリキュラムを取り急ぎこなしているのだろう。

歴史は教諭の教え方によってもだいぶ違う。
通り一遍でなく、エピソード、多面的な人物像、外国とのかかわりなどを
面白く教えれば、生徒は歴史を好きになるものだ。

今、「歴女」という歴史に滅法詳しい女性たちがいる。
そのなかの一人が徳川歴代15将軍の人物像を解説した
「TOKUGAWA15」という書籍を出版した。
彼女は、江戸時代の古文書まで読みこなし、
ほとんど知られていなかったエピソードまで掘り起こすという、
歴史学者なみの努力をしている。

そこまで深くなくても、
教養としての日本史を身に付けておくことは
日本人として当然ではあるまいか。

12月7日(水曜日)
●「朝鮮王朝儀軌」1200冊を引き渡し
宮内庁に眠っていた、李王朝時代の古文書が韓国に引き渡たされた。

日本統治時代に日本国皇室に対して献上された古文書だが、
敗戦により元植民地の韓国にはひたすら低姿勢外交をすすめた結果、
彼らの要求は際限なくずうずうしくなってくる。

昔は文化を教えてあげた日本の支配下に置かれたことが
このうえもない屈辱となり、憎き国となったのだろう。

経済でもスポーツでも競争では絶対日本に勝つ、という精神だから
「火事場の馬鹿力」を発揮する。
先日は、野球で日本一になったソフトバンクが、
最終戦でサムスンに敗北してしまった。
長いことアジアナンバーワンを誇っていた日本が、韓国の軍門に下った。
これで、かれらもほんの少し留飲を下げただろう。
しかし今後もすべての競技で打倒日本の姿勢は変わらない。

長い間の怨念はちょっとやそっとでおさまるものではない。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」お気楽日本人とはDNAが違う。
「韓流ドラマ」などに夢中になる日本人を見るにつけつくずく思う。



皇居に眠っていた「朝鮮王朝儀軌」は、
皇室財産だから博物館に展示されることもなかったのだろう。
あちらに返す前に、国民の目に触れさせてもよかったのに。
こういう貴重な文書が、あそこにはまだ死蔵されているのだろうか?

韓国に「返還」するのでなく、「引き渡した」という表現が使われたのは、
あちらが「献上」したものだからなのだろう。

しかし、韓国の反応は「略奪」された古文書を「取り戻した」という認識。

韓国には、植民統治時代の日本の重要文書があるらしいのだが、
彼らはそれを「返還」する気はさらさらない。

奪われたものは取り返す。
残していったものは返さない。
こういうものの考え方なのだ。

鎖国を行っていた李王朝時代、
フランスに「略奪」された古文書が多数あるという。
韓国は返還要求しているが、
フラン政府は拒否していたようだ。
が、長期間レンタルという条件で韓国に戻している。
韓国は、事実上の返還と認識したようだが、
日本への対応に比べれば、きわめて柔らかい態度で臨んでいる。

やはり、日本には征服されたという鬱屈した意識が働く。

実効支配される「竹島」は、もう戻らないだろう。
フランス流に長期レンタルでもすればいいと思うが、
強制排他水域の関係で、日本領土と遠吠えし続けなければならないのだろうね。

12月6日(火曜日)
●この町に住んで
近くに全国に知られた「サカタのタネ」があり、
大した理由もなくピーマンと茄子の苗を購入。
猫の額のような花壇に植えたら
みごとな野菜が収穫できた。
平成の時代が始まって間もなくの頃だった。

それから野菜づくりが面白くなり。
平成6年夏、雑木林に囲まれた場所に平屋を建て
横浜から移住した。

以来、夏の定番野菜を植え
育てる楽しみ、食べる幸せを味わっている。

この町で異彩を放っているのが笠原小学校。
東武動物公園東口ゲートの隣りにあり
動物公園を訪れた人たちは必ず足を止め見入っている。

18年前、建物の朱色は今より鮮やかで、
高床式の竜宮城のおもむきがあった。

建物の壁には詩歌のレリーフが埋め込まれている。
小学校だから「雨ニモ負ケズ」は妥当としても
島崎藤村の「初恋」にはちょっとびっくり。
「まだあげそめしまえがみの りんごのもとにみゆるとき…」
私がこの詩に出あったのは中学の頃だったと思うが、
今の子供たちは、このような抒情詩がすんなり理解できるのだろうか?

この詩の舞台は明治時代の小諸の林檎畑だが、
この町も、小学校の周囲は田園風景が広がっている。
林檎畑はないけれど、葡萄畑はある。
野外実習などで、心ときめく出会いがあるのかもしれない。
校庭は土で、子供たちは学内を裸足で過ごすという。
自然と土に親しんでいる。

昔は純農村地帯だったが、
高度経済成長とともに市街化が進んだ。
だが、ものの10分も歩けば、
雑木林が広がり、米、野菜づくりが行われ
のんびりとした農村風景が今も残っている。

ある年齢になると、
都会の息苦しさを離れ
こうした環境に身を置きたくなる。

昨今のように、大災害発生の危険をはらんでくると
住宅密集地より雑木林に囲まれているほうが安全度は高い。



平成の大合併で、
この町は1市3町の合併を目指したが
成就することはなかった。

6年以上にわたる合併運動では
推進派に属し住民活動を行ってきたが、
その間、多くの方々との知己を得た。

昭和の大合併で誕生したこの町の歴史を聞く機会が多くあった。
必ず出てくるのが初代町長、齋藤甲馬氏。
合併以後亡くなるまでの20数年、
村長時代を入れると30年近く行政の長として
まちづくりをになってきた人だ。

平成の合併に乗り遅れて以降、町単独でゆくことになり
「身の丈に合った」とか「農のあるまち」という言葉をよく耳にするが、
これらは、齋藤氏がすでに実践していた。

自立できる町をめざし
初期投資に金のかかる集合住宅を作らず戸建てを推進する。
親の愛情を感じながら子供が育つという視点で、
画一的な学校給食は導入せず弁当をもたせる。

役場には「長」のつく職制を置かず全員が複数の仕事を兼務する。
こういうユニークな政策と人事で町づくりを行ってきた名物町長。
ときには「独裁」の声も聞こえたりする。

だが、確固たる信念に基づいた町づくりは、
現在も町の骨格として生き続けている。

しかし、地縁、血縁で行われてきた町づくりも、
「他所者」の増加により姿をかえつつある。
いや、変えざるを得ない。

市街化地域以外、つまり市街化調整地域は町の約7割を占めるが、
ここに縁もゆかりもない者が突然やってきて居を構えることはできない。
この地域は何代にもわたり住んでいる人が多いので、
彼らから見れば移住者は何年たっても「新参者、よそもの」なのだ。

それを露骨に口にする人もいるし、
2年前の町長選では、
「他所者」に町政をまかせることはできない、と
地元出身の年老いた候補者を支援した人も大勢いる。

だが、前町長が後継者指名した東北出身の若い町長が
「しがらみのなさ」「世代交代」を訴え当選した。
任期はあと2年あるので、
新しい風を呼び込んでくれることを期待している。



このたび「斎藤甲馬と宮代」--世界のどこにもないまちを創る という書籍が上梓された。

初代・名物町長が行ってきたまちづくりが克明に描かれれている。
貴重な写真も豊富だ。


※できたばかりの進修館。現在、役場のあるあたりは水田だった。
  最近、住宅地にもなっているが、液状化の心配が…

いわゆる在郷の指導者をいただいく地方自治体は
中央から遠く離れた農山漁村に存在したのだろうが、
明治時代に東武線か開通したという
都心から比較的近い場所では珍しいのではないか。

そして人物像や業績を詳細に伝える
書籍が発行されてしまうところが稀有だ。
「斎藤甲馬と宮代」というより「斎藤甲馬の宮代」の趣がある。

郷土資料館は齋藤氏が町に寄贈した土地に建つ。
人口3万3千の小さな町に不似合いなほど立派な建物で
企画展がひんぱんに開催される。
その一隅に氏の自宅が移築されている。

この一帯のたたずまいが好きで、年に何度か訪れるが、
文化財を大切にする姿勢が好ましい。
しかし、予算とのかねあいもあるので、
高齢化の進む少人口の自治体としては、
今後は維持の困難さが懸念される。
金のかかる「箱物」と仕訳けされないことを祈るばかり。

12月5日(月曜日)
●発言の価値
すでに過去の人の発言がときたま新聞に載る。
その記事を選んだデスクの真意は何なのだろう。
まだ、ニュース価値があると思っているのか、
まだ、影響力があると勘違いしている
ピエロの滑稽さを伝えたいのか?

都内での会合で民主党の鳩山元首相は
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について語った。

「首相官邸で主導しながら
(名護市の)辺野古以外にもあるかどうか探し続ける必要がある」

こういう発言をする前に、一川防衛相関連を語っていただきたい。

沖縄県民は鳩山元首相の無責任な発言に振り回され、
一川防衛相と防衛省沖縄方面隊のトップの発言に
完全に態度を硬化させている。

大前提を無視して代替地域を探せとは、相変わらずのノーテンキ。

さらに鳩山氏は「米国は、私によって
日米関係がズタズタにされたとは思っていないはずだ」とも。
首相退任後、オバマ米大統領から手紙が届いたことを紹介し、
「(私が)普天間移設問題で頑張ったことに感謝する内容だった」と語った。

米国は首相の優柔不断に時間を浪費したと思っているだろう。
だのに、オバマのリップサービスを「皮肉」と感じず素直に喜ぶ。

名門、良家のお坊ちゃまとは、こんなものか。

メディアは彼を無視すればいいのにね。

12月4日(日曜日)
●坂の上の雲、再開
膨大な制作費と長い期間をかけた「坂の上の雲」が再開された。
今夜は、難攻不落の旅順要塞攻撃。
乃木大将は203高地で自身の2人の子息と多くの兵を戦死させた。

陸軍と海軍の食い違いは太平洋戦争でも如実だったが、
日露戦争でも見受けられた。
明治維新から30数年後の話しだ。


近代的な兵器を使用するロシア軍にくらべ
日本は肉弾戦による総攻撃を繰り返すという
人命軽視の作戦だ。

精神論で突っ込んでゆくという戦法は陸軍の伝統らしい。

海軍はバルチック艦隊を迎え撃つため、
陸軍が「地ならし」をしなくてはならなかった。

日露戦争は総力戦では日本に不利だったが、
そのさなか、ロシア革命が勃発しロマノフ王朝は
戦争どころではなくなった
それで、かろうじて勝利を拾ったというのが真相だろう。

ヨーロッパの地で革命を側面から支援した
明石大佐の活躍があった。
諜報戦だから歴史の表舞台に登場しにくい。

ドラマ「坂の上の雲」は四国松山出身の男3名を中心にした物語だが、
日露戦争に関しては、勝利の陰の立役者は「明石大佐」なのだ。

この時期、NHKが金と時間をかけて作製する
対露戦勝利のドラマは、何を意味するのか?

日本側の提案も無視し続ける北方領土。
実効支配を続け既成事実を作ろうとしている竹島問題。
海底資源ならびに太平洋にスムーズ出るための尖閣列島問題。
ロシア、韓国、中国に対し日本は「遺憾の意」だけを表明している。

弱腰としか映らない外交に対し、
明治の日本は北方から脅威に、
多数の犠牲を出しながらも気概を示した、
という暗示にでもなるのかな?

11月3日(土曜日)
●模倣品
従来デザインとまるで違う
丸型の掃除機「ルンバ」が登場したのは2002年。

コードレスで部屋をくるくる回るiRobotは英国製。
発売当時はおもちゃっぽい、きわものと思われたが、
改良を重ね、2006年5月までに200万台が販売されたという。

最新機種は、掃除が終わると充電装置に自動で戻るという
「おりこうさん」だ。

市場が成熟するのをじっとうかがい、
「いける」と思ったら後発参入する。
こういうスタイルは、
昔の松下電器=「まねしたさん」を彷彿とさせるが、
なんと東芝から発売された。
名前は「スマーボ」
形状は「ルンバ」そっくりさん。
ここまで真似るならネーミングは「タンゴ」にすればよかったのに。

突起部のない円形デザインは「部屋を丸く」掃くイメージだ。
いわゆる「手抜き掃除」の代名詞。
従って部屋の隅のほこりは、とりこぼすのではないかと気がかり。

どうせなら「角型」ロボット掃除機にすればよかった。
形状は「角」でも駆動部を円型にしておけば、
部屋の角にぴたりおさまり、
手抜きのない掃除をしてくれそうだ。

戦後、日本の工業製品は物まねの粗悪品からはじまったが、
SONY、HONDAの努力により
独創的な製品を世に問う工業国に成長した。

が、家電品は韓国勢の急成長により形成はきわめて不利になってきた。

そんなところへ、東芝の「そっくり」さん。



そういえば、特異なデザインの「Dyson」は1990年に誕生。
これも英国製だ。
紙パック不要の吸塵装置はシースルーで、集塵状況がじかに見える。
いかに多くの綿ほこりの中で生活しているのかと驚く。
このサイクロン方式も、日本の各社が模倣することになった。

もともと日本は「ものまねものづくり」上手。
最近は「エコ」流行りだが、これは小手先の改良技術。
革新的な基本構造を備えた
家電品、IT商品は外国メーカーに侵食されている。

先人の努力で先進国に登りつめたが、
その後の工業製品への想像力欠如にほかならない。



横浜ベイスターズはDeNAという
若い社長が率いるケータイゲーム開発会社に身売りした。
通販、金融と柱が太い楽天もネットワークの恩恵で成立している。
パソコンのソフト流通、出版からスタートしたソフトバンクは、
通信業の一翼を担うまでに成長した。
ネットワークというアメリカ生まれの技術の上に乗っている。
しかも、オリジネーターはすべて米国だ。

日本の若いIT起業家は「乗っかる」のがうまいが、
Google、Twitter、Facebookなど
米国生まれと比べると、
バスに乗り合わせた客の感じがしてならない。

こうした安易な姿勢が、
老舗メーカーにも伝染したのかと思うと、
かなりユーウツではある。

2月2日(金曜日)
●師走の銀座

※京橋から4丁目方向を見る。

※旧本社前から向かいのビルを見る。
  入社当時はここを都電が走っていた。

※みんなじいさんになった。当然だけど…

大学卒業と同時に入社した広告代理店の同期会が、
旧本社近くの店で開かれた。
今は赤坂に移っているが、
やはり銀座が落ち着く。
20名の同期中、12名が集まった。
すでに3名が物故している。

10月は全社のOB会が
昔の東銀座1丁目で開催され、
同期会は本日銀座1丁目の裏通りの店だった。
表通りは賑やかだが裏は人影もまばらで歩きやすい。

先月急逝した仲間への黙祷で始まり、
恒例の病気談義、そして近況報告会。

たっぷりの時間を自分のために使っている者、
会社を興し現役の者。
地域に溶け込み忙しくしている者。
22〜3歳で出会った若者たちが
人生の最終ラウンドをそれぞれのペースで走っていた。

2時間はあっという間に過ぎ、
昔なら、2次会に繰り出したのだが、
帰りの電車を思えばもうそんな元気はない。
次第に冷え込んできた銀座を後にした。

●整形顔
本日の「徹子の部屋」のゲストは渡辺美佐子。
初めは「どちら様ですか」と思った。

ふっくらとした顔立ちで美人ではないが可愛らしかった。
だが、画面は昔から知る顔と大違い。

※徹子の部屋の美佐子さん(左)と元の顔(右)

整形が過ぎるとなぜかみなさん清川虹子みたいになってしまう。

弘田三枝子もそうだ。
「アスパラで生き抜こう」とCMで
ショートヘアで元気のいい姿を見せていたと思ったら
「人形の家」を歌ったときに大変身。
さなぎが蝶になったようなスレンダー美人になっていた。
それでやめておけばよかったのだが、
一度、その道に入ってしまうと、
次から次へ顔をいじりたくなるのか?
ヒットに恵まれず、だいぶたってTVに姿を見せたとき
悪い方に大化け。
清川虹子第2号となっていた。

鰐淵晴子もそうだ。
若い頃はハーフ美人だったが、
中年になり、虹子さんほどでもなかったが
造作がかなり変わってしまった。
へんにいじらなくても十分、美人だったのに。
叶姉妹の長女のような雰囲気になってしまった。

山本リンダも同上。

渡辺美佐子さんは79歳。
昔ドラマで見たことはあったが、
その頃の顔を思い出せなくなっていた。

顔が腫れ気味で
何かを注入しているのは明らかだった。
さらに、補聴器を使っているのかと思ったのだが、
よく見ると、耳たぶがだら〜んとしていた。
「福耳」なんてものではない。
まことに不自然なのだ。

終戦直後の稀有な体験を話していたが、
彼女の顔と耳が気になって仕方なかった。
このまま、整形道にのめりこむと、
虹子第3号になるのは間違いない。

12月1日(木曜日)
言葉のはしはし
田中沖縄防衛局長(50歳)が、
普天間を巡る不適切な発言で更迭された。

一川防衛相が辺野古移設への環境影響評価書の提出時期を
明言しないことについて記者から聞かれ、
女性を乱暴することに例え
「犯す前に(これから)やらせろとは言わない」などと発言。

オフレコの会見らしかったが、
問題視した地元紙が記事にした。

オフレコなのでテープには残っていない。
田中沖縄防衛局長は、「犯す」と発言した記憶はないと釈明するが、
似たニュアンスだったことを認めた。

沖縄では米兵によるレイプ事件も発生している。
さらに基地移設という微妙な時期に
うっかりでは済まされない発言をしたものだ。

県民の神経を逆なでするという単純な問題ではない。
防衛省の沖縄方面隊のトップが沖縄を軽視している。

ボスの一川防衛相は、
つい先日、ブータン国王の晩餐会には姿を見せず
民主党議員の資金集めパーティに出席。
「こちらのほうが大事と思い…」などと発言。

民主党の「ゆるふん」ぶりが防衛省に伝染した。
東日本大震災で日夜獅子奮迅の働きをした自衛隊員たちは何を思う?



女性宮家創設案件が宮内庁から発表された。
天皇の血を引く一族は女性が多く、彼女たちは結婚適齢期を迎えている。
結婚すると皇族ではなくなる。
このため、天皇家に公務が集中し、こなしきれなくなるという。

ワイドニュースで宮家の御姫様たちが紹介された。
なんと、個性的な御顔立ちの方々が多いことかと、驚いた。



皇族の減少について、
秋篠宮さまがご発言。
「今後の皇室の在り方を考えるときには、私、もしくは皇太子殿下の
意見を聞いてもらうことがあってもよいと思います」

ん?
秋篠宮さまは皇太子殿下の弟君であらせられる。
それなのに、
「私、もしくは皇太子殿下の…」とは?
ふつうなら
「皇太子殿下もしくは私の…」と言うべきなのではないかね。

秋篠宮さまは、心の中では、
「俺は、兄貴より両陛下からの覚えがめでたいし、
家庭も兄貴よりしっかり築いているもんね」という
優越感があるのではないか。

確かに、つねに笑みを絶やさないお人形のような奥方と、
1男2女という盤石の家族構成だ。
そこへゆくと、ご長男の家庭はきしみがあるように思える。

次男なのに、長男かのような錯覚をしておられるためのご発言。
つまり、長男軽視なのだ。

週刊文春の見出しには
秋篠宮は
「皇太子殿下との交流はそれほど多くありません」と。

兄弟間の仲もあまり良好とはいえなそうだ。

長男は弟を御所の裏手に呼び出しポカリと…やらんだろうな〜〜。

長幼の序をわきまえない不遜な態度と発言に
俺なら体に教え込んであげるけど。
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