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人工衛星からの地球の画像を提供する新サービスが「GoogleEarth」。先に開始した「GoogleMap」で、地図画面から「サテライト」モードに入れば同じように衛星写真を見ることもズーミングすることもできます。これは、これで満足していました、「GoogleEarth」を体験するまでは。 「GoogleEarth」から見る地球は、きわめて滑らかな無段階ズームが可能です。宇宙から大気圏内に突入してゆくような感覚といいましょうか、そのスムーズな画面移動は感動もの。また、地名を入力してエンターキーを押すと、その場所に落下してゆくようなスピード感。もう、やめられない、とまらない、カッパエビセンです。というわけで、夜な夜な世界のあちこちを徘徊して回る今日この頃です。 宇宙飛行士が見る地球はこういうものだろうと感無量になるでしょう。それが、パソコンの画面で体験できるのだから欣喜雀躍ですね。地球儀のようにくるくる回して世界を概観することもできるし、特定地域をズームアップして地形や都市構造や建築物を確認することも自由自在。まだ見ぬ国への興味はいやが上にも膨れ上がります。こうした観光的な遊び方に加え、マスコミが伝える海外ニュースの現場を確認することもできます。昔から親しんできた世界地図帖ですが、それとはひと味もふた味も違った楽しみができると思います。以下のコンテンツは、これから始めようとする人のための超入門講座です。 2006年9月。GoogleEarthがバージョン3からバージョン4にアップ。。 そして日本語表示になりました。 表示される衛星写真もかなり広範囲にわたり高精細になり、3D画像で建物の立体表示 も可能になりました。 画面のコントロール方法も変わっています。 |
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■楽しむための準備 1)「GoogleEarth」をダウンロードしましょう。 「GoogleMap」と異なり、英語版Googleからエンジン部分をダウンロードします。 ダウンロードサイト:http://earth.google.com/ |
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画面の右上「Get google Earth Free version」をクリック 次の画面の一番上のDownloadボタンをクリック Something you should know about Google Earth (beta)... |
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※GoogleEarthのバージョン 私が初めてインストールしたのは2005年8月。 バージョンは3.0.0.395(beta)でした。 11月に入り再インストールしたら3.0.0.739でbetaが外れていました。 画面のつくりも「検索」など細かいところで変わっています。 |
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ダウンロードが終わると、画面上にアイコンが生成されるので、 それをクリックして起動すると、GoogleEarthのエンジン部分の インストールを開始します。 インストールが終わると、地球のアイコンが生成されます。 インストール用プログラムは削除しましょう。 ※下:インストール用プログラム 上:GoogleEarthのショートカット |
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2)地図を用意しましょう。 「GoogleEarth」で、ある国の上空からズームアップすると、高高度から数百メートル上空よりの概観を見ることができます。 しかし、今のところ、北米大陸、英国、日本それに、世界の大都市、特定都市の詳細データしか用意されていません。 だから、マイナー地域をズームアップすると、判然としない図形になってしまいます。 また、熟知した有名都市でも上空からの眺めはだいぶ勝手が違います。 爆撃機のナビゲータのように山、川、湖といった地形、高層建築など目標物を探してそこから都市へ入るようにします。 このため、地図が必要になります。 現在、私は4冊の地図を傍らに置いて探索に出かけます。各国の旅行ガイドがあればそれを利用することもできます。また、インターネットから各国語の地図を探すこともよいでしょう。 レンタカーのHartsが各国の地図を提供しているようです。地図の文字が細かいときは、ルーペを使います。 |
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3)下調べをしましょう。 その場所について基礎知識があれば、探す楽しみもさらに大きくなります。手元の文献、さらにはインターネットで下調べをしておきましょう。歴史物の場合、日本・西洋・東洋対比年表があると便利です。 |
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4)画面キャプチャしましょう。 お目当ての場所を見つけたら、その画面をjpg化してリポートの素材にしましょう。 その画面を表示させ、キーボードの[Print Screen]キーを押します。 ノートタイプでは[Prt sc]などと略してあります。 そうすることにより、画像データはクリップボードにコピーされます。 |
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5)キャプチャ画像を利用しましょう。 単独の画像データにするか、書類に貼り付けるかによって、使うソフトが異なります。 (1)単独データにする方法 PhotoshopElementやフリーソフトのJtrimなどグラフィックツールを使います。 (2)文書に貼り込む方法 ワープロソフト「MS-Word」やエディタを使います。 「MS-Word」の場合、キャプチャした画像を「貼り付け」で文書にペーストします。 余分な画面は「トリミング」で除去します。 |
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6)GoogleMapも同時利用しましょう。 「GoogleEarth」は、ある程度ズームアップすると地名が表示されます。 しかし、基本は衛星写真なので、場所を特定するのは結構むずかしい。 同時に「GoogleMap」を表示させておけば、特に北米、英国は便利です。 こちらの基本は地図なので詳細な地名が入っています。 「GoogleMap」は日本語版ではなく、英語版を利用すれば「マップ」「サテライト」に 衛星画像にロードマップを重ねて表示できる「ハイブリッド」モードがあるため、 大変便利です。 |
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7)「GoogleEarth」と「GoogleMap」の違い。 「GoogleMap」は、検索ソフトGoogleの拡張機能のひとつで、 「Google」の検索文字列入力窓の上にある「more」をクリックし、 「Googleのサービス」から「マップ」をクリックすると「マップ」画面になります。 |
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8)GoogleMap日本語版のオープニング画面。 画面は「マップ」と「サテライト」の2モードがあります。 |
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9)US版GoogleのGoogleMapオープニング画面。 画面が「Map」「Satellite」「Hibrid]の3モードが利用できます。。 日本地図も問題なく見られます。従って、こちらのほうがなにかにつけ便利です。 ※Mac用のExplorerやMac付属のブラウザSafari(でしたっけ)では、上のような画面表示はできません。OPERAのMacバージョンならOKです。 |
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10)GoogleEarthを起動しましょう。 |
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GoogleEarthのオープニング画面 これで、下準備は終わりです。 ※今のところ、Mac用GoogleEarthは提供されておりません。こんなところでも、少数派はワリくいます。 |
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■さあ、世界旅行に出かけましょう。 GoogleEarthのコントロールパネルです。 |
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[ズームバー]飛行体の上昇・下降を行います。 [チルトバー]目標にパースをつけます。奥行きが出ますが疑似ですね。 [チルトキャンセルボタン]画面を俯瞰状態に戻します。 [画面回転ボタン]基本は画面上が「北」を向いていますが、 見やすい画面に変えることができます。 [画面を北にボタン]これをクリックすれば、迅速に画面上を北に戻せます。 [画面移動ボタン]東西南北に画面を移動します。画面上でドラッグすれば 好みの場所に移動可能です。 [目標表示オプション]クリックして道や建造物などの情報を表示できます。 選びすぎると画面がうるさくなります。 |
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国境を表示させました。 |
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州境を表示させました。 |
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州境とルートを表示。かなり画面がうるさくなります。 |
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画面表示の細かい設定は左側のパネルでも行えますが、チェックをつけすぎると画面がうるさくなります。最初のうちは無視して、地球の造りを楽しんだほうがいいでしょう。 ※オプションが増えたのはGoogleEarthがスポンサーをつけたから、という事情もあるようです。レストラン、ホテル、歴史的建造物などきめ細かなジャンルが用意されています。 |
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●高解像度画面と低解像度画面 「GoogleEarth」「GoogleMap」ともに、ズームアップしたとき細部までクリアに表示するとは限りません。 上の画像は、私が住んでいる地域(青い○印が埼玉県宮代町)ですが、このまま拡大すると、低解像度のため、「茫洋」とした画面になって判読不能になります。画面、右半分の茶色の画面は高解像度なので、細部までクリアに表示することが可能。この画像上部で、利根川から江戸川が分岐する千葉県野田市関宿周辺が確認できますが、「境大橋」ははっきり表示が可能、関宿城は解読不能です。 ※GoogleEarth Ver4では、この地域も高精細画像になり、かなりはっきり見えます。 |
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旅客機がサテライトに集結しているのがわかります。旅客機の塗装に詳しい方ならどこの航空会社かわかると思います。さらに、中央のジャンボにズームイン。 |
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かなり、ぼけぼけになってきますが、貨物搭載用のカートが並んでいるのまで確認できます。 |
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同じ場所のMapモードです。 |
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ハイブリッドモードにすると、衛星画像とルートを表示します。(US版GoogleMapの場合) |
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見え方の違い。 左は普通の地図帳で見た「デンマーク」。中央はGoogleMapで見た白地図。右はサテライトデータ。同じ国でも見え方がまるで違います。 これは、GoogleEarthで、シェラン島の上部のフィヨルドをズームアップしたもの。地名が表示されますが、英語ではありません。 |
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これで、準備と楽しみ方の基本はおしまいです。あとは、興味のおもむくまま世界各地へ旅立ちましょう。 | |||