田舎三昧の生活と意見6月版

<--田舎三昧の掲示板

2011年6月
S  M  T  W  T  F  S
         01 02 03 04
05 06 07 08 09 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30       



mimi動画ストリーミングテスト*
ご覧になるには
WindowsMesiaPlayerが必要です


●吉太郎童謡集

■Contents

01青筋
02クーデター失敗
03Windows8
  ペテン師
04アウトロー
05野菜みな元気
06しぶとい
07日没
  ジューンべりー
08隠居学
09ロングライダーズ
10バルカロール
11柏葉アジサイ
12ドクダミ
  水やりと消毒
13また、バルカロール
14夕暮れ時
  間もなく開花
  よみうり寸評
15収穫第一陣
16板画展
17義捐金
18叙勲
19100日経過
20モヒカン、監獄へ
  ああいえば…
21ライカ
22夏至
  堕ちた為政者
23しがみつく
24クリームスキミング
25世界自然遺産に小笠原決定
PENTAX Q
27馬鹿殿ご乱心
28ママチャリ
29びっくり発言
30大震災余波


Archive

Link
Blog From Small Garden
Blog My Junk Box
Yellow House
Chicago Short Stay
Play with Google Earh

Category
Area
Area2

Case
Culture
Expression
Ginza
History
Hobby
Movie/Drama
PC
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも

サイト内検索 powered by Google
ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

Last Modified 2011/0630
First Uploaded 2003/0901


6月30日(木曜日)
●大震災余波
あれから3か月半。
被災地の復興は格差が生まれているようだ。
義捐金の分配も遅れ避難所生活の皆さんは難渋している。

義捐金は
久米宏が早々に1億円を。
ソフトバンク孫社長が個人資産100億円。
ゴルフの遼君が今年の賞金全額を寄付。
レディGAGAが300万ドルを。

孫社長がぶちあげた巨額な金は、まだ全額支払われていない。
遼君は優勝できずに悩んでいる。
レディGAGAは、一部を着服。
などなど、その後の報道が賑やかだ。

商売人孫氏は、太陽光発電ビジネスに参入意欲が旺盛なようで、
管首相に急速接近した。
100億円の金額は話題集めのPR費とすれば安いもんだ。
なんせ、国家のインフラ事業に食い込むまたとないチャンスなのだから。
実験プラントの建設地に札幌市が名乗りをあげたようだ。
太陽光発電にはじまり、
その後のスマート・グリッドまで視野に入れていることは間違いないだろう。

ソフトバンクはソフトウェアと書籍・雑誌販売からスタート。
当時は同じような業種のASCIIといいライバルだった。
その後、南海ホークスの親会社になり、
電話事業に参入し、iPhone、iPadの販売権を獲得。
業種を広げ順調に業績を上げてゆく。
一方、ASCIIは出版事業から脱皮できず、あえいでいる。

パソコン黎明期。
そちら方面の書籍、雑誌をかなり読んでいたが、
ASCIIの書籍のほうが
スマートで好みだったが…

通信事業と電気事業を手中に収めたあとの
孫氏のターゲットは?

孫氏の兵法ならぬ、孫氏の商法はどこまで膨らみ続けるのだろう。

週刊新潮
「脱原発の政商になる 孫正義の果てなき商魂」
週刊文春
「再生エネルギーまで食い物にする 孫正義の強欲経営の正体」

今週の週刊誌は刺激的な惹句が目立っております。

6月29日(水曜日)

●びっくり発言
政治家の失言、暴言はよくあることだ。

就任ほやほやの松本復興相が記者会見に現れた。
あら〜〜ら〜〜
前代未聞のサングラスをかけていましたね。
自分がスターになったのと勘違いしてるんですかね〜〜。
いやしくも閣僚がこんなザマでは先が思いやられる。

と、思ったら。
危惧したことはすぐ現れた。

記者から「閣僚交代人事に対する野党の反発をどう思うか」と聞かれ
「3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌いだ。政局の話はしない」
と、唐突に発言。
「政局の話はしたくない」とだけ言えばいいものを。

「ぼくちゃん、みんなきらいだ〜〜〜」
とは、あまりにもガキっぽいね。

居並ぶ記者のほとんどがずっこけただろう。
答えになっていないし、あまりにも現状を認識していないのだから。

与野党が国難に当たろうとするとき、
その責任大臣が「みんなきらいだ〜〜」ではね。

その後、発言の真意を
「被害者に寄り添うことが使命であるということを言いたかった」と釈明した。

が、あの発言が、この釈明に結びつかない。
たんなる言い逃れだ。
それとも、国語力がないのか。
そんな大臣なのか。

日のあまり当たらない場所にいた地味な男が
突然脚光を浴びたための不幸か。

6月28日(火曜日)

●ママチャリ
子供を前と後ろに乗せて走るヤンママの姿を見かけることがある。
さらにスーパーの袋も。
母は強し。

基準をクリアした自転車なら3人乗りが許されているが、
はたから見ていて非常にあぶなっかしい。
道交法では自転車は車道を走らなければいけないのだが、
歩行者を避けさせ堂々と歩道を走るママもいる。

運転技術が優れていても接触、転倒すれば怪我では済まないこともある。
最悪は死に至る。

※3人乗り自転車 見るからに危険

子供を乗せる自転車は2輪でなく3輪車にすれば
安全性はかなり向上するだろう。

自転車王国、ヨーロッパには
様々なスタイルの自転車が存在する。

前輪が2、後輪1の逆3輪車を雑誌で見たときは驚いた。
前に、大きな荷台がついている。
そこに、買い物袋や子供を乗せているのだ。

日本にも3輪自転車があるが、
年寄り向けとみなされている。

発想を変えれば、若い家族にもっと安全で便利な乗り物になるはずだ。

6月27日(月曜日)

●馬鹿殿ご乱心
江戸時代なら「殿ご乱心」と
大老以下幕閣が策をめぐらし座敷牢に閉じ込めただろう。
今回の人事は暗愚宰相の大罪だ。

亀に副総理を断られたと思ったら補佐官に任命。
新設の復興担当相に松本龍環境相兼防災担当相を起用。
ほとんど無名というか影の薄いおっさんでいいのかね?
仕事は党内だけで済むような内容ではないのに
他党、官僚、財界を串刺しにして進めなくてはならんのに、
新大臣はそれだけの人脈があるのか全く未知数。

さらに新設の原発担当相に細野豪志首相補佐官を起用。
見栄え押し出しはいいけれど、
これまでの仕事ぶりをみると
単なるメッセンジャーボーイのようだけど。

さらにさらに、細野氏の後釜の首相補佐官にあの蓮舫女史とは。
女史の前職、行政刷新相は枝野幸男官房長官が兼務。

亀ちゃんと女史が「亜・管」の補佐では、
亀が不機嫌になるんではないの。

元クラリオン・ガールでぴちぴちの体を面積の少ない水着で覆い
街角のポスターで微笑んでいた小娘が、
あれよあれよと大出世。
仕訳で国民の人気を総なめにした。
「2番じゃだめなんですか」のセリフは流行語になり、
ますます女史はうけにいっている。

予算を削られるという憂き目を見ながら
世界一に返り咲いたスパコンだが、
昔のセリフはさらりとかわし、
SMAPの歌の一部を拝借し
「ナンバーよりオンリーワン」などと
わけのわからん注文をつけ煙に巻いた。
自らの発言に対し、
決して謝罪しないしたたかな女史である。

こういう小生意気なのと亀がうまくやっていけるかどうか。

新ポストを乱発し、
わけのわからない人物を配し
お山の大将、裸の王様はご満足。

そしてうまくいけば自分の手腕
失敗したら部下のせい。

最も嫌われるリーダーではあります。

ちょっと前まで「馬鹿殿」とは「鳩」だったのにね。

6月26日(日曜日)

●PENTAX-Q
ペンタックスがレンズ交換式デジタルカメラの発売を予告した。
オリンパス、パナソニックでスタートしたマイクロ・フォーサーズ規格。
SONYが追従し、女性層を取り込んだ新市場を形成してきた。

そこへPENTAXが乗り込んだ。
自社独自のQマウントだから、マイクロフォーサーズと互換性はない。
オリンパスより先輩のカメラ専業メーカーだから、
あちらが提唱する規格に安易に乗りませんヨ、ということか。

1240万画素で、今のところ世界最小・最軽量という。
ボディはデジタル一眼の中級機以上で使われる
マグネシウム合金というから剛性がある。
本体だけ見るとわからないが、
手との比較ではかなり小さい本格カメラのようだ。

同時に交換レンズ、ビューファインダーが提供される。

レンズキット7万円。
ダブルレンズキット9万円。

オリンパス、パナソニック、SONYの価格帯と完全に競合する。

フィルム時代に
一眼レフでは日常的に持ち歩くには重い、かさばるというので、
コンパクトタイプを購入し、こちらを持ち歩いていたが、
レンズ交換はできなかった。
デジタル時代になり、小型になってもシステムで使えるメリットは大きい。
しかも、PENTAXのデザインは昔のカメラを彷彿とさせる。

しかし、メニューデザインが相変わらず子供っぽい。
これさえ改善すれば、
趣味性を生かした大人のカメラになるのだが。


主要メーカーでこのジャンルに投入していないのは
Nikon、Canonだけとなった。

マーケットがこれだけ賑わっていれば
真打登場も間近なのかもしれない。

6月25日(土曜日
●世界自然遺産に小笠原決定
「東洋のガラパゴス」と呼ばれ固有の動植物が多い
日本の秘境小笠原諸島が世界自然遺産に決まった。

現在も交通アクセスは船便だけなので、
ちょっと行ってくる、ということは無理。
最低1週間は必要だ。
この不便さと島民の努力で環境破壊が免れてきたが
今回のことで俄然脚光を浴びると
せっかくの世界自然遺産が破壊されはしないか、と
つい老婆心が頭をもたげる。

島の名前だが、説明では
1593年、信州深志城主の小笠原長時の孫・貞頼が発見したと
伝えられることによる、と。

豊臣秀次の時代の文禄2年に現在の長野県松本市という
内陸県から、どのように舟を漕ぎ出し、島の発見に至ったのか
以前から疑問に思っていた。



貞頼という人物の実在自体が現在では否定されている、という。

1670年(寛文10年)2月20日 - 紀州の蜜柑船(長右衛門ら7人)が
母島に漂着し八丈島経由で伊豆下田に生還、
島の存在が下田奉行所経由で幕府に報告された。
現在ではこの報告例が最初の発見報告と考えられている。

1727年(享保12年貞頼の子孫と称する浪人者の小笠原貞任が
貞頼の探検事実の確認と島の領有権を求めて幕府に訴え出る。
小笠原島と呼ばれるのはこれ以降のことである。
最終的に貞任の訴えは却下され探検の事実どころか
先祖である貞頼の実在も否定された。
このため、貞任は1735年に詐欺の罪に問われ、
財産没収の上、重追放の処分を受けた。

という、かなりキナくさい事件も起こっていた。

当時欧米の捕鯨船が島に上陸し
イギリスが領有宣言をする、
ハワイから白人、ハワイ人らが移住する。
ペリーが寄港するなど、
外国の往来が激しくなっていた。
このため徳川幕府から明治政府に代わっても
自国領とするためかなり努力を払っている。

幕末〜維新という激動の時代に
為政者が交代しても…である。



大震災、津波、原発事故、北方領土、尖閣列島、竹島。
現代日本は国難と領土問題で大きく揺れている。
状況は、近代日本と似ているが、
これを乗り越え、解決する方策はまるで見えてこない。

小粒になったか為政者たち。

6月24日(金曜日

●クリーム・スキミング
努力・苦労は他人にさせて、できあがったおいしいところをかすめとる。
そういうせこいことを常套手段としているのが、
お隣の大陸国家だ。
著しい経済成長で、19世紀以降やっと訪れた
「わが世の春」で有頂天になっている。

社会主義体制だから、
本来、資本家が存在しないはずなのだが…

ゆがんだ発展はやがて破たんの道を歩むことになるのだろうが
いまのところ政党執行部の巧みな統治で
なんとかバランスがとれている、
ように見えるが盤石ではない。

その国は先端技術の遅れをなんとか取り戻そうと
欧米・日本などから技術供与を受けている。

経済特区をつくり外国企業の誘致を図る。
発電、交通などインフラは国家プロジェクトで
外国においしいエサをちらつかせる。

マーケットが先細りの海外企業は
広大な国土と膨大な国民という魅力につられ技術提供を行う。

マル秘技術もこれで丸裸になり
かの国はほくほく顔。

やがて、「その技術は我が国独自で開発したもの」と宣言する。
盗まれた企業は後の祭り。

わかっていながら進出せざるを得ない事情を
すべて読んだ、遅れてきた大国のやりかただ。



中国が新幹線技術を米国で特許申請、という新聞記事。

もともと川崎重工が技術供与されたものだ。

が、日本独自でなく日独共同技術だとも言っているらしい。

日本が40年以上積み上げてきた新幹線技術を
中国が数年で完成できるわけがない。

こういうことを臆面もなく言いだすのがかの国である。

日本が強硬に抗議したとする。
敵は、国際入札に参加させないよ、というだろう。
大型契約は欲しい、が
やすやす技術を盗まれるのも許せない。

さて、日本政府はどうする。
現政権はそこまで気が回らない…か。

6月23日(木曜日)

●しがみつく
デパートのおもちゃ売り場で
欲しいものを買ってもらえない子供が
床に寝そべりだだをこねる。
母親は子供の手を引っ張って売り場を去ろうとするが
その腕にしがみついて思い切り体重をかけて抵抗する。

国会の会期延長。
「新首相のもとで」という表現にいちゃもんをつけ
「新体制のもとで」と変えさせた。

管首相の抵抗は、母親に逆らってだだをこねる
ガキを思い浮かべてしまう。

結局、母親は根負けしておもちゃを買って与えるハメになる。
こんな子供が大人になったのが管首相。

なんだかんだ理由をこねているけど、
首相の座に留まりたいのだ。

ここで手柄をあげておけば、
10年後海部元首相のように最高位勲章の対象になるかも知れないのだ。

満面の笑みを浮かべ
自分の作戦を自画自賛する首相の姿を見た被災地の人々は、
大災害のことより延命のことしか頭にない男に
力が抜けたことだろう。

6月22日(水曜日)

●夏至
本日、昼間が一番長かった。
明日から米ひと粒づつ夜が長くなる、という。
梅雨明け、盛夏、残暑…
これからが厳しいというのに。
もう秋、冬が視野に入ってくるとは

●堕ちた為政者
たまに被災地を訪れるが、「受け狙い」の感が否めない管。

東北地方が梅雨入りしたかと思えば
真夏日になったところもある。
避難所で暮らす人々は
原発事故のあおりを受け過酷な生活なのに節電を強いられている。
まだ水道の復旧率が7%でペットボトルを使っている地区がある。

原発事故の復旧は一進一退。
先が見えない。

こういうニュースが入っているに違いないのだが
永田町は国会延長に向けて
ハチの巣をつついたような状況だ。
しかも個人の面子や地位に固執のために空転する。

肝心の首相が司令塔の機能を失ったまま迷走しているのだ。
国民を愚弄するのもいいかげんにしていただきたい。

拙い手法で政治をおもちゃにした民主党は断罪されるべきだが、
それに代わる政党が不在というのが日本の悲劇。



2014年を目標にした普天間移設が棚上げされた。
つまりうやむや。
鳩山はトラスト・ミ〜とアメリカにささやき
なにもないのに「腹案あり」と国民を騙した。
沖縄の人々は、終わりのない戦いを継続しなければならない。
疲れるし不幸だね。

思えば「うやむや外交」は日本の得意技。
アメリカが日本に開国を迫った幕末の徳川幕府の対応を
民主党は見習ったのだろう。

かくたる結論もないまま
その場しのぎの返答で回答を遅らせる。
相手はしびれをきらすが、相変わらずのらりくらり。

時代は変わっても為政者の手法は変わらない。

6月21日(火曜日)

●ライカ
ドイツの名門カメラ。
戦後日本のカメラはライカ・コピーから始まった。
持ち前の器用さと研究熱心さで
レンジファインダーから一眼レフへと進化させ、
さらにデジタルカメラへと…

世界の市場を席捲してきた日本製カメラだが、
プロカメラマン、ヘビーアマチュアの中には
相変わらずライカ信奉者が存在する。

ライカは世界の流れでデジタル一眼レフもラインアップしているが、
レンジファインダーの「Mシリーズ」は
機構を強化しても外観デザインはほぼ変わらず。
ノスタルジック、レトロな雰囲気を醸し出している。

工業デザインとしてのメカっぽい美しさに
デジタルにシフトした一般愛好家も、
思わず見とれてしまう。



今は亡くなった愛犬ジョンが、まだ横浜にいたとき。
散歩ですれ違ったボルゾイを振り返ってみていたことがあった。

脚も顔も長くよく手入れされたふさふさした毛。
同じ犬族でも中型短毛雑種のジョンは
別次元の「種」の存在を初めて知ったのではなかったか、と。




ライカM9は外観は昔のイメージだが、
メカ部はデジタル化されている。
いわば「狐の皮をかぶったオオカミ」

最近、富士フィルムからレトロタイプが発売されたけど、格が違う。

最新版「M9ハンマートーン」は限定台数で
価格がぬわんと、119万7千円!!

Apple製品は昔は高価な故に医者、弁護士が顧客だったが、
ライカは相変わらずステイタス商品だ。

6月20日(月曜日)

●モヒカン、獄舎へ
東京高検は懲役2年6月の実刑が確定した堀江貴文・元ライブドア社長(38)
を東京・小菅の東京拘置所に収監した。
収監前、東京・霞が関の弁護士会館前で取材に応じ、
「人生をリセットして帰ってきたい。2年半、自分を見つめ直したい」と話した。



カメラの前に立ったほりえもんのヘアスタイルはモヒカン刈り。
頭頂部を立てるツンツンヘアなら今ふうだが、モヒカンとはなんとレトロ。
驚きの表現もレトロに「あっと驚くタメゴロ〜」。

もともとアメリカインデアン・モヒカン族がルーツだが、
彼らはスリムで精悍だった。
デブで目がとろんとしているほりえもんは対極にある。
およそ似合わないのだがお構いなし。
以前からファッションには無頓着な男だったが、今回も面目躍如。

●ああいえば…
日本のスーパーコンピューターが7年ぶりに計算速度世界一に返り咲いた。

ここで思い出されるのが民主党の「事業仕分け」。
予算を削られ、科学者たちは目先のことにとらわれた政府の方針に
怒りを隠さなかった。


だが今回の快挙だ。
「(世界)2位じゃだめなのか」の発言で注目を集めた
蓮舫行政刷新相も称賛を送った。

自らの発言については「メディアが勝手に短い部分を流した」と反論。
「ナンバーワンになることだけを目的とするのではなく、
国民の皆様の税金を活用させていただいているので、
オンリーワンを目指す努力を期待したい」と注文をつけた。

自分の発言を正当化し、
SMAPの歌からフレーズを拝借し
「ナンバーワン」より「オンリーワン」を目指せ、とは。

オウムのジョ〜ユ〜みたいで
可愛くないね〜

6月19日(日曜日)
●100日経過
3月11日東日本大震災発生から昨日で100日経過。
巨大津波で原発事故が起こったのは「想定外」。
多くの人々の運命を狂わせ現在に至っている。

書店には震災、サバイバル本が平積み。
関東大震災後も似たような現象が起こったのだろうか。



大震災を経験し生活スタイルが確かに変わった。
圧迫感があるので以前から縦長の食器棚はなかった。
食器類を入れてあるサイドボードは、
日々使う必要最小限のものを収納し、
他はダンボールに詰めてしまった。

液晶テレビは画面の大きさにくらべ足が小さいので
多少気になっていたが、地震を機に転倒防止具で固定した。

さらに、調理台に置いた急須、湯のみ茶碗、マグカップなどは
就寝前、シンク内に移動、
重いホーロー鍋は床に置くなど
万一の場合、落下・破損・飛散しないようにした。



従来から「低く暮らす」を実践していたのだが、
さらに道具類は必要最小限にするなど、
シンプルライフになってきた。



朝刊の書籍広告
少ないくらいがちょうどいい「シンプルに暮らす」
ドミニック・ローホ著 が目に付いた。

大震災の影響なのだろう。
そういえば、震災発生時の自宅の状況を撮影した動画が
YouTubeで見ることができる。

等しくいえるのは
狭いリビングの壁を有効利用するため
高い家具・食器棚を目いっぱい置き、
おびただしい陶磁器が収納されていた。
さらにインテリア、大型液晶テレビ…
家具に囲まれたリビングに
へばりつくように生活しているのだ。

大地震がくればそれらがいっせいに落下。
足の踏み場もない。

「断捨離」という言葉もはやっている。

持ち物を見直す時期なのだ。

6月18日(土曜日)

●叙勲
大震災で遅れていた春の叙勲対象者4064名が発表された。
グランプリ、と言っては失礼だが、
最高位の桐花大綬章は海部俊樹元首相。
久々に見る姿だった。
ふさふさ頭髪もかなり薄くなっている。
御年80歳だから無理もない。

組閣は平成元年。
第二次内閣のとき湾岸戦争勃発。
自衛隊のペルシャ湾に派遣を決定した。

国土の専守防衛だから「自衛隊」。
表向きは軍隊ではない武装組織を海外に派遣するという
日米関係を重視した結果、綱渡りをやってのけた「ご褒美」かと思ったら
叙勲理由は
「首相の重責を果たし、長年国会議員として議案審議の重責を果たした」
ことによる。

首相経験後10年で叙勲。

な〜〜んだ、当たり前の仕事をやっただけじゃないの。
でも、海部家にとって末代までの誇りとなるんだろう。



菅直人現首相は、自分の政党からも辞めろコールが起こっているのに
本人は一向にその気はない。
のらりくらりとかわしている。
一時期、悲壮感が漂っていたが
このところ開き直ったように笑顔を見せている。
たぶん、参謀の菅夫人から指令が出たのだろう。

どうせ玉砕するなら笑顔で死地に向かいなさい、と。

まるで、神風特別攻撃隊だね。

本人は、今回の叙勲ニュースを読み、
大震災対応のまずさばかりが目立って
10年後のグランプリが狙えない。
何か手柄を残さなくては、と思っているのかな?

6月17日(金曜日)

●義捐金
報道によると国内外から東日本大震災に寄せられた義捐金が被災地の大部分に届かず、
財産を失った人々たちが困惑している。
金がプールされているのは日本赤十字と赤い羽根で知られる中央共同募金会だ。

それぞれにどれだけの金額が眠っているのかわからないが、
3か月経過しても義捐金配分が満足に機能していない。

赤十字の担当がTVのニュースで遅れの弁明をしていた。
こんなときは、最高責任者がすべきことではないの?

赤十字のTOPは「総裁」とか「理事長」という肩書きなのかと思ったら
なんと「社長」だった。
赤い羽根は社会福祉法人中央共同募金会で「会長」だった。

日赤は皇室に直結している。
赤十字社長 近衞忠W
名誉総裁  皇后陛下
名誉副総裁 皇太子殿下・同妃殿下 秋篠宮妃殿下
      常陸宮殿下・同妃殿下
      三笠宮殿下・同妃殿下 ェ仁親王妃信子殿下
      高円宮妃殿下
そうそうたる顔ぶれだ。

社長の近衛氏は名前からして皇室警護の系統だし
奥方は昭和天皇の3女。

こういうやんごとなき方は、
義捐金が遅れたくらいで、
「謝罪」のため下々の前に顔を出すことはない(のかな?)。

6月16日(木曜日)

●板画展
日本板画院主催第61回「板院展」が
北千住丸井「シアター1010」で開催されている。

この種の催しはだいたい上野のお山と相場が決まっているのに
なぜ、下町の北千住で…と思ったのだが、
理由は簡単、上野の都立美術館が改修工事中のためだそうだ。

知人の作品が受賞したというので出かける。

北千住は都内に出るとき必ず通るのだが
これまで改札を出たことはなかった。

昔は江戸から東北へ行く際の宿場町で、
松尾芭蕉の「奥の細道」への旅もここから始まっている。
いずれゆっくり歩いてみたいものと思っていたが
なかなかその機会がなかった。

4号線まで商店街が続いているものと思ったら
駅ビルを出ると2階相当のコンコース。
右手が丸井の見上げるような建物だ。

エレベータで11階に行くと目の前が「板院展」の会場だ。
同じ階に映画館もあった。
とても北千住とは思えない。

昭和30年代は金町駅から常磐線北千住を通過して上野に出ていた。
付近に「お化け煙突」が見える
ごみごみした地域というイメージが抜けていない。

全国から寄せられ、入選したおびただしい作品が展示されていた。

昔から版画は好きなので点数が多くても苦にならない。

これぞ版画というものから
エッチング風、油絵風など作風も多彩だ。

棟方志功賞受賞作品は写実的な人物像だった。
受賞した知人の作品を探しながら鑑賞していると
静かな館内で大きな笑い声が聞こえた。

不似合いな人がいる、と思いながら
そちらを見たら、ぬわんと知人その人だった。
師匠と談笑していたらしい。

頭髪が真っ白になった夫人だが大学の同級生だ。
作品に案内していただく。
かって訪れたトルコ・カッパドキアがモチーフ。
多色作品なのだが、これを1版で作るというのだ。



色の数だけ版を作って重ね合わせてゆくのが多色刷りという
固定観念が抜けないので、
バレンを使っている姿がイメージできない。

気になった作品の制作法を尋ねながら鑑賞終了。

会場を訪れていた人々すべてが高齢者。
版画は老人の手慰みになったのかと思いましたね。

もっとも主催団体の構成メンバーが高齢者で、
他に若い版画家の集団もあるのだろう。

通常「版画」だが、今回の展覧会は「板画」。
そこに「何か」ありそうだ。

屋上からの眺めは雑然とした下町。
当然、スカイツリーは見える。
緑が見えない。
息苦しそう。



町を散策することもなく東武線に乗る。

6月15日(水曜日)

●収穫第一陣
GWに植えたナスとミニトマトを収穫。
数は少ないけど色、艶ともに良好。
自ら育てただけに食欲をそそる。


近くの市民農園の発育具合を見たが、まだまだという感じだ。

苗を植える前に腐葉土、堆肥を埋め込み、消石灰をまき
土づくりをしたのが功を奏したのかな。

ともかく、めでたしめでたし。

6月14日(火曜日)

●夕暮れ時
夏至は22日だから、今ごろは一年で一番日が長い。
6時半を過ぎてもまだ明るい。
ガーデンテーブルを壁際から花壇の隣りに移動した。

※奥の方に見えるワインレッドの薔薇がバルカロール

Appleマークがまだ7色だった頃の
お気に入りのマグカップにビールを注ぎ夕刊を読む。
(前からやってみたかったこと)

大きな活字がおどる。
「生活保護200万人突破
不況で59年ぶり。
被災で申請、福島最多335世帯。

ダブルパンチで不本意ながら
申請しなくてはならなかった人々のことを思う。
反面、不正受給をしている連中も多いことに腹が立つ。

昼間は賑やかだった木製ジェットコースターの音もなく
ここは静かで平和な夕暮れだ。

縞蚊がうるさいが、
被災した方々のことを思えば
そんなことで文句はいえない。


●間もなく開花
昨年10球植えた百合がすべて発芽した。
そして立派に育った。
大きなつぼみがたのもしい。


●よみうり寸評
朝刊の「編集手帳」は有益だが
夕刊の「よみうり寸評」もなかなかだ。

「人間はそうなってほしくないことは考えない。
そういう習性がどうしてもあり、それが取り返しのつまないことの原因となる」
畑村洋太郎東大名誉教授「失敗学から見た原発事故」の一文だそうだ。

だが、これは以前から指摘されていたことだ。

昭和62年発刊 児島襄著「誤算の論理」。
「失敗学」とはちょっと視点が違うが、
事を起こし「こんなはずじゃなかった」という歴史的事例が解説されている。

冒頭が「維新の誤算 西郷隆盛の影」
明治維新が達成され薩長藩閥体制が敷かれた。
西郷は薩摩藩に戻り藩政に従事していたが、
明治政府は、ある事情から西郷を呼び戻す。
ところが、その目論見はとんでもない方向へ向かう原因となった…
明治政府要人からすれば「失敗」だった。

近・現代史の東西事例が11も紹介されているのだから
面白いに決まっている。

歴史の水先案内人・半藤一利も
当時の秀才を集めた陸軍参謀本部ですら、
「そうなってほしくないことは考えない」性向があり
敵はこないだろう、と無謀な作戦を立案し続けた。

彼らは戦線から遥か離れた場所にいるので、生命の危険はない。
彼らの作戦で命を落とすのは前線指揮官と一兵卒だ。

原発事故の処理についても、
高級社員という参謀が安全地帯から「大本営発表」を行う。
被爆するのは、一部の東電社員つまり前線指揮官と
下請け、孫請けの一兵卒だ。

テクノロジーは進化しても命令、指揮系統は
昔からな〜〜んも変わっていない。

なんまんだぶ。

6月13日(月曜日)
●また、バルカロール
大輪のワインレッドがまた咲いた。
たまたま3日前、蕾の姿を撮影してあった。

蕾のバルカロールは黒ずんでおり
ちっとも美しくはない。
いも虫がアゲハになるようなものか。


この時期、庭も菜園も毎日変化している。
植物観察が楽しくなるとは。
以前は考えられないことだったが…

毒舌の大竹まことが同じようなことを言っていた。
年とった証拠なんだってさ。

そういえば、毎月のTOP絵柄も浮世絵に変わったしね。

6月12日(日)

●ドクダミ
この時期になると
塀際や家の裏の日当たりのよくない場所に
ドクダミの花が咲く。
名前と独特のにおい、旺盛な繁殖力で
どちらか〜〜というと敬遠されぎみの植物だ。
だが十字架のようなかわいらしい白い花に
目を留める人は少なくない。



わが家には鉢に植えられたドクダミもある。
ありふれた草花をなぜ大切に育てているのかと
ほとんどの人がびっくりする。
説明を聞いて、また驚く。
鉢植えの花は八重なのだ。





切れ長の一重の花と、
少女マンガのような八重の花。

珍しい八重は自然に生えてきたのではない。
遠方まで出向き購入してきた。
従って今のところ大切に育てている。

いずれ株分けすれば混在させることができるかもしれない。

最近、家人は一重ドクダミを採集してドクダミ茶の飲用を始めた。
私は飲んだことがない。

●水やりと消毒
梅雨の晴れ間が続くと土は乾燥してしまうので、
こまめな水やりが必要だ。
油断すると花水木に毛虫が発生する。
そんなわけで、
貴重な空き時間の多くはそちらに向けられる。


6月11日(土曜日)

●柏葉アジサイ
梅雨時にふさわしくアジサイが花をつけている。
この種はコーンアイスのようにこんもりとしている。


6月10日(金曜日)

●バルカロール
昨年、何本かの薔薇を入れた。
ほとんどが白、淡いピンクなので
バルカロールという名の
大輪のワインレッドが浮き立っている。



※ちょっと加工すると神秘的に

6月9日(木曜日)

●ロングライダーズ
先日の「ジェシー・ジェームスの暗殺」に続いて
「ロングライダーズ」を観る。
これもジェシー・ジェームスを扱ったものだが、活劇物。
1980年公開という古めかしい作品。
しかし、カメラワークがすばらしい。


「ジェシー・ジェームスの暗殺」は彼を殺した青年の目で物語は進むが、
今回は追手となる「ピンカートン探偵社」との攻防戦だ。

銀行強盗に失敗し逃げようとするのだが
町の自警団や市民に四方をふさがれてしまう。
ライフルで集中攻撃され仲間の何人かは殺される。

逃げ惑うシーンは高速撮影によるスローモーション。
家に飛び込み大きな窓を破って逃走路を確保するのだが、
突き破る馬の表情、こなごなに散り飛ぶ破片が圧巻だ。

身体にめり込む銃弾、苦痛にゆがむ顔。
悪いことをすると、結局こういう無惨な死に方になるのだよ、
というのが開拓時代の西部の掟なのだ。

ジェシーはフォード兄弟にあっけなくやられてしまうのだが、
その後、兄は自首し彼の遺体を引き取って生まれ故郷に戻る。

伝説のヒーローだった男の乗った列車を
馬に乗った若者が見送る、というシーンで終わる。
アウトローが跋扈した時代も彼の死で終わりを告げることになる。

以後アメリカは工業文明の道をひた走る。
そしてアル・カポネ、ボニー&クライドなどの
新しいアンチヒーローが登場するのだ。

ジェシー・ジェームス強盗団は兄弟で参加していたメンバーが多い。
映画はキャスティングにも兄弟を起用するという凝りようだ。

ジェシー・ジェームズ(ジェームズ・キーチ)
フランク・ジェームズ(ステイシー・キーチ)

コール・ヤンガー(デヴィッド・キャラダイン)
ジム・ヤンガー (キース・キャラダイン)
ボブ・ヤンガー (ロバート・キャラダイン)

エド・ミラー (デニス・クエイド)
クレル・ミラー(ランディ・クエイド)

ボブ・フォード   (ニコラス・ゲスト)
チャーリー・フォード(クリストファー・ゲスト)

3人兄弟が俳優というキャラダイン。
デヴィッド・キャラダインは東洋武術家で、
カンフー映画では有名だ。

2作とも堪能できました。

6月8日(水曜日)

●隠居学
「隠居学」は2005年、社会学者・加藤秀俊氏の著作。
読んではいないが、さまざまな角度から老後の生き方について
薀蓄を傾けているらしい。

NHK、ラジオ深夜便には「天野祐吉の隠居学」という番組がある。
加藤氏の著作に触発されたのかどうかわからないが、
早朝5時という時間帯では、聞けるわけがない。

と、思っていたら、好評につき深夜1時という
「早い」時間に再放送されている。

公開対談だが、話の内容が面白い。
ゲストがかなり個性的だから当然だけど。

昨夜は俳人・坪内稔典(としのり/ねんてん)さん。
関西の大学教授でもありました。
彼の名は、以前、深夜便に招かれた折たまたま聞いていたので知っていた。
とにかく、ユニークな句を詠む。

彼を有名にしたのは「甘納豆」を詠んだ12か月の句。
甘納豆は季語ではないが、たくみに配置されている。
意味をなすようでそうでないようで…
ユーモアがあって、音の感触がよく、楽しい。

【甘納豆】

 「一月の甘納豆はやせてます」
 「二月には甘納豆と坂下る」
 「三月の甘納豆のうふふふふ」
 「四月には死んだまねする甘納豆」

 「五月来て困ってしまう甘納豆」
 「甘納豆六月ごろにはごろついて」
 「腰を病む甘納豆も七月も」
 「八月の嘘と親しむ甘納豆」

 「ほろほろと生きる九月の甘納豆」
 「十月の男女はみんな甘納豆」
 「河馬を呼ぶ十一月の甘納豆」
 「十二月どうするどうする甘納豆」

3月が特に有名なのだそうだ。

「たんぽぽ」も知られている

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ

たんぽぽの ぽぽのその後は 知りません

解釈に苦しむ句ではある。



この坪内稔典さんと司会・進行役の天野祐吉さんのやりとりが自由に羽ばたく。

坪内さんは甘納豆も好きだが、あんぱんはもっと大好きで、
毎日食事をするように食べているという。
しかも、粒あんでなければならない。

天野さんは「こしあん」党だった。

互いに薀蓄の限りを尽くす。
そこから和歌・俳句の世界へ飛ぶ。

天野さんは広告代理店・博報堂を辞め、「広告批評」という雑誌を創刊。
1988年編集長を島森路子に譲り、現マドラ出版社主。
テレビのコメンテーターとしても時折顔を出す。

ラジオではソフトな声のトーンが聞きやすい。



これまで、横尾忠則、赤瀬川源平、谷川俊太郎を聴いた。
小沢昭一も登場したらしい。

詩人・谷川俊太郎さんが和田誠の挿絵で出していた童話が好きで
昔は何冊か購入していたが、詩集は手元にない。

すごいことをさらりと言ってのけている詩がある。
これには曲もついているようだ。

 『男の子のマーチ』 

おちんちんはとがってて 
月へゆくロケツトそっくりだ
とべとべおちんちん 
おにがめかくししてるまに

おちんちんはやらかくて 
ちっちゃなけものみたいだ
はしれはしれおちんちん 
へびのキキよりもっとはやく

おちんちんはつめたくて 
ひらきかけのはなのつぼみ
ひらけひらけおちんちん 
みつはつぼみにあふれそう

おちんちんはかたくって 
どろぼうのピストルににてる
うてうておちんちん 
なまりのへいたいみなごろし

『女の子のワルツ』はないけれど、
下腹部を詩にしたのはあります。、
が、ここへの掲載は遠慮ね。

最近は、自己紹介を詩でおこなっている。

「私―谷川俊太郎詩集」:自己紹介
私は背の低い禿頭の老人です

もう半世紀以上ものあいだ

名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など

言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから

どちらかというと無言を好みます


私は工具類が嫌いではありません

また樹木が灌木も含めて大好きですが

それらの名称を覚えるのは苦手です

私は過去の日付にあまり関心がなく

権威というものに反感をもっています


斜視で乱視で老眼です

家には仏壇も神棚もありませんが

室内に直結の巨大な郵便受けがあります

私にとって睡眠は快楽の一種です

夢は見ても目覚めたときには忘れています


天野さんとの対談では、
こどもの「おちんちん」ではなく、
おとなのそれを詩にしたときのことを話していた。

うつらうつらしながらイヤホンで聴いていたので
くっきりとした輪郭ではないのが、
「おちんちんに苦労をかけた…」とかいうような内容で、
それを聞いた、お寺の和尚に
「どんな苦労をかけたのですか」と聞かれ絶句したと。



天野祐吉の「隠居学」自体、遊びの一環だ。
身の回りのことをおもしろおかしく生活に取り入れて愉快にやろうよ、
ということか。
はたから見ればばかばかしくても当人はいたって真面目。
娑婆っ気があってはいけないそうだ。

落語のご隠居とはちょっと違う。

次の放送が楽しみだ。

6月7日(火曜日)

●日没
夕方6時半過ぎ
西の空が染まっていた。
大きな夕日だ。
見る見るうちに沈んでゆく

地球が太陽系の一員だと思わせる一瞬。



●ジューンべりー

ジューンべりーは何本かある果樹のうち遅れてやってきた1本だ。
庭の入口、モッコウバラの脇に植えた。
寒い季節だったので落葉し弱々しかった。

強制収容所のユダヤ人少女のようだったが、
何度か季節が移るうちに緑の葉が美しい背の高い女性に変化した。
まるで、映画「愛の嵐」のシャーロット・ランブリングだね。

昨年少し赤い実をつけた。
今年は小さくてつやのないさくらんぼのような実がたわわである。
ざらざらとしてかすかな甘みがある。
ブルーベリーのほうが私は好みだ。

しかし、6月の名前のついたベリーである。
今朝、高い場所の実を収穫した。
家人はジャムにするらしい。


6月6日(月曜日)

●しぶとい
官房長官、幹事長は「地位に恋々とすることはない」とボスを擁護するが、
はた目には、やっとつかんだ最高権力者の座に固執しているに過ぎないように見える。
(一介の市民活動家から最高ポストへの長い道のりを経て成り上がったんだから
無理もないか)

子育て支援、学費支援、高速道路の社会的実験など、ばらまき政策だけで、
経済対策、年金問題、消費税など肝心なことは無策という素人首相だったが、
大震災対応のまずさで、ついに行き詰まった。

国会では居眠りするし、まぶたが落ちそうな目つきで答弁するなど、
職務に対する真摯さも感じられない。

手腕もなく人望も失ったのだから、
さっさと退陣すればいいものを、と思うが
彼なりの計算では
後世に残る業績ひとつあげられず消えてゆくのは不本意なのだろう。

震災後の対応はまずいくせに、
原発被災地の野菜をうまそうに食うといった
旅芸人以下のパフォーマンスはうまい、ときている。

野党からの「辞めろ」コールだけでなく
頼みとする民主党内からも「管おろし」が聞こえているのに、
記者団に笑顔で対応するなど「タフさ」だけは一流だ。

ボクサーなら打たれ強い奴。
しかし、ファイターではない。
のらりくらり身をかわし相手の疲れを誘うというテクニシャン。
ビッグ・ファイトを期待した観客は
15ラウンドこの軟体動物のような動きを見せられうんざりだ。

首相は退陣時期について「常識的な時期に判断する」と、
相変わらずタコな発言。

しかし、辞任を口にした時点で「レームダック(死に体)」状態。
管首相が延命を画策しても世界は彼を相手にしなくなる。
党内抗争に明け暮れている場合ではない。

目まぐるしく首相が交代する自民党政権末期から
政治的には三流国家に堕ちた。
その悪しき前例を民主党はそっくり受け継いだ。

国民、国家のことを考えたら
どうすればいいのか明快な答えを聞きたい。

6月5日(日曜日)

●野菜みな元気
GWに植えた苗類が順調に育っている。

シシトウ、ピーマンは数は少ないが早くも1回目の収穫があった。
(苗が若いうちは発育に負担をかけないよう
早めにとったほうがいいだけのこと)
さっそく野菜炒めにしたが採りたては柔らかくて美味。

※ピーマンはゆっくり生育

初めて植えた枝豆は小さな実を付けはじめ、

※枝豆

ナスは濃い青紫色の花が葉陰から顔を出している。


定番トマト、大きな実をつける桃太郎は茎が太く2段目の花をつけた。
脇芽をこまめにかいて5段くらいで上への成長を止める。
1段に4個程度育成させるから計算では1本で20個の収穫。
これが15本だから今年は300個に…捕らぬ狸の皮算用。

初心者向きのミニトマトは時期が来れば苦もなく収穫。

店に並んでいるサイズにするには時間のかかるネギだけど、
適度に間引いて蕎麦の薬味に、卵焼きの具に、鉄板焼きに。

地植えの青紫蘇は大きく成長するので1本で充分。
これも薬味、天麩羅に。


パセリは地植えから鉢に移動。
日よけシートの下、風通しの良い半日蔭なので生き生きしている。
必要なときサッと使えるので便利になった。

※パセリは取りやすい位置に

ニラは雑草状態に生えている。
野菜炒めやギョーザの具に、必要な量だけつめばよい。

つるなしインゲンも発育順調。

人参が5cmくらいまでになった。
菜園に小石が残っているので形の悪いものができるだろう。
が、久々に播種したので収穫までたどり着けるか疑問。

※赤ちゃんニンジン

野菜は12種類栽培していることになる。
家庭菜園が賑やかなはず。

放射能がちょっと気になるけど
採れたてを食卓に…いま、最高の贅沢かも。

6月4日(土曜日)

●アウトロー
子供の頃の最大の娯楽と言えば映画だった。
当時私が住んでいた常磐線金町には映画館が2館あったが
日本映画ばかりで洋画を見るときは隣町の亀有に行かなければならなかった。
2町の間には中川があった。
人が渡れる橋は2か所あったが恐ろしく離れているので、
最短コースを行こうとすれば国鉄の鉄橋を渡るしかなかった。
(もちろん禁止されていたのだが)
そこは電車も通れば貨物列車も通る。
渡っている最中に遭遇すると退避橋に逃げるのだが
上りと下りの線路をつなぐような細い橋で
真下は中川という怖い場所だった。
従って電車が過ぎ去った直後、
レールの間に渡された細い板を亀有方向へ走るのだが
これがかなりスリリング。

思えばかなり無茶なことをやっていたし、
警官に見つかればこっぴどくしかられたろう。
今なら新聞のローカル面に載ってしまったかもしれない。

しかし、そんなこともなく今日に至っている。
おおらかな時代だった。

洋画館でみるのは、だいたい西部劇だった。
ジョン・ウェイン、ゲーリ・クーパーなどビッグスターや、
黒づくめのガンマンランドルフ・スコット(この俳優が一番好きだった)
ギャングスターのジェームス・キャグニー、
ちょっと気弱そうなヘンリー・フォンダ
後に、バート・ランカスター、カーク・ダグラス
ずっと遅れてスティーブ・マックィーン。

騎兵隊だったり荒野の荒くれ者だったり、保安官だったり、カウボーイだったり

いまから思えば勧善懲悪のシンプルなストーリーに
食い入るようにスクリーンに見入っていたのだろう。

小学校ではピストルやライフルの絵を描くことが流行ったこともあった。

以上が長〜〜い前置き。

ジェシー・ジェームスというアウトローがいた。
南北戦争前後の実在の人物。
日本はその頃幕末から維新の時代。

ジェシーは南軍に参加し敗走。
南軍仲間と強盗団を組織し銀行や列車を襲っていた。
金持ちから金品を巻き上げるという
一種の義賊イメージがマスコミ(新聞、雑誌)で創り上げられた。
このため、市民からのタレこみもなく逃亡、潜伏も容易だった。

頻繁に襲われる鉄道会社、銀行は探偵を雇い
ジェシー一味の行方を追うようになる。
この探偵社が有名なピンカートン探偵社だ。
さらに懸賞金をかけ市民からの情報提供を求める。

ジェシー一味は次第に追いつめられ強盗団を解散。
メンバーはそれぞれひっそりと暮らすようになる。

ジェシーは実業家を名乗り
妻と2人の子供と暮らしていたが、
「仕事」をするために、
昔の一味のフォード兄弟を自宅に呼び寄せ作戦を練っていた。

しかし、懸賞金に目がくらんだ兄弟により
自宅居間で背後から撃たれ絶命する。
1847(弘化4年)〜1882(明治15)の生涯だった。

というのが、ジェシー・ジェームズのあらまし。



映画「ジェシー・ジェームスの暗殺」は2008年日本公開。
昔のような単なるドンパチ活劇ではない。
最後に組んだフォード兄弟の弟、ロバートの目を通して描かれている。

19歳のロバートは当時流行った(ジェシーを伝説のヒーローに祭り上げた)
安っぽい小説(ダイム・ノベルス)に感化されジェシーを崇拝していていた。
ジェシー強盗団華やかなりし頃、兄弟でこの一味に加わっていた。
大きいことをしてジェシーに認められて欲しいと思っていたが若造をだれも相手にしない。

ロバートを演じているのはケイシー・アフレックという俳優だ。
彼の演技がいい。
強盗団の一味というより青白いインテリという感じなのだ。
内気で何を考えているのかわからない、という薄気味悪い一面もある。
色白で青い大きな目と時折浮かべる薄笑いが拍車をかける。

実際のケイシー・アフレックは
ジョージ・ワシントン大学、コロンビア大学で物理学、天文学、西洋哲学を学んだ
超インテリだった。

ボスの家で過ごし、ボスを殺害しようとする意思をさとられまいとする兄弟と
彼らから何かを探り出そうとする心理的駆け引き。
ブラビが抑えた演技で好演している。

壁にかかった絵画を直すため
椅子を踏み台にし兄弟に背中を向けたジェシー。
兄弟は拳銃を取出し狙いをつける。
額のガラスにそれが映ったが、ときすでに遅し…

実際に引き金を引いたのは兄のチャーリーだったが、
ロバートは自分の手柄にしてしまう。

映画ではその後のロバートが描かれるが
それは見てからのお楽しみ。

西部劇も単純な勧善懲悪から心理劇に。
時代は変わりましたね〜。


※若いころのジェシー かなりハンサム


※殺害直後のジェシー


※実行犯 ロバート・フォード こちらもいい男

6月3日(金曜日)

●Windows8
XPのサポート終了は2014年4月。
発売が2001年11月だから
約12年にわたり最前線で使われ続けるOSは珍しい。
それだけ利用者は多い。
そしてMS−Office2003を使い続けている人も多い。

2007年1月後継OSとしてVistaが登場したが評判は芳しくなかった。
そしてWindows7が2009年10月に発売された。
Vistaは短命なOSだった。

2011年6月1日、マイクロソフトは開発中の次期OSWindows8を
ちょこっとだけ披露した。

※「スタートスクリーン」と呼ばれる初期画面。
 従来のWindowsのようにデスクトップは表示されず、タイル状にアプリのアイコンが並ぶ。

XPからVistaになったときは
ユーザーインターフェースが大きく変わった。
VistaからWindows7は見た目は大きな変化がなかった。

が、Win8はまたまた大きく変わる。
操作がタッチ・スクリーンになる(旧来通りの方法もある)。
明らかにスマート・フォンやiPadに影響されているようだ。
と、思ったら
Windows Phone 7では、
タッチ操作に最適化した「Metro」と呼ばれるインタフェースが採用されている。
これをWindows8に持ち込んだ、ということらしい。
逆輸入のようなもんだ。

Win8がデビューすると
従来のような蓋付きのノートPCは姿を消して、いわゆるスレートPCになる。

デスクトップは、CPUとディスプレィを一体化したiMacスタイルになり、
キーボードは文書作成のとき使うだけで、
ブラウザはタッチパネルで行う。
スマート・フォン慣れした人にはいいだろう。

さらにディスプレイを垂直にしておく必要がなくなる。
指で操作するのだから、20〜30度傾斜させたほうが使い勝手がいい。
電子書籍を表示させる書見台のようだ。

こうして、スマートフォン、情報端末から始まった
使い勝手の良いタッチパネルが、
王道を歩んできたデスクトップPCのデザインを変える。

Windows7、Office2010にして日が浅いのに
もう、時代が変わる足音がするとは…

●ペテン師
管首相の首の皮がつながった。
民主党員の造反票は2票だった。
流れを変えたのは
管に「辞任」を納得させた私の一言、と
鳩山前首相が自信なさげに胸を張った。

ところが管は「大震災復興のメドがついたら」と
さらに「年明け以降」と。

党の危機を救う仲介者を気取った鳩山は
めんつをつぶされて怒った。
記者を前に「うそつき、ペテン師」と管を罵倒した。

細かい詰めのない話し合いだったらしい。
結果、言った、言わないの泥仕合。

鳩山は「うそつき、ペテン師」といったが、
肝心の鳩山だって、
首相辞任後、政界引退と口走り、結局居すわったままだ。
これを「うそつき」と、一般にはいう。

「うそつき」が相手を「ペテン師」と罵倒したところで、
なんの説得力はないけど。

ちなみに「ペテン」の語源は中国語で「人をいつわりだます」こと。

それにしても、民主党はガキの喧嘩状態に陥っております。

首脳陣の正体がまさかこんなレベルの低い連中とは思わず
選んでしまった人が多いんだろうね。

6月2日(木曜日)

●クーデター失敗
管首相のあまりの不甲斐ない手腕に業を煮やした連中が
不信任案を提出したが結局失敗。
管首相はこの結果に「よかったね」とまるで他人事。
議場で居眠りする姿もばっちりカメラに撮られ
自分の立場が危ういというのに緊張感のなさが伝わる。
こうした、意に介さない一連の反応は
豪胆なのかといえばそうではない。
ドン・管ならともかく鈍感だけなのだ。

仕掛けた小沢は採決に姿を見せず。
社民はどちらにころんでも漁夫の利を得ようと欠席する始末。

管退陣に賛成と見られた鳩山は、土壇場で反対にまわる。
相変わらず不可解な人ではある。
投票前の鳩山・管会談で、鳩山が山積する難問解決にメドがついたら
退陣しなさい、と説得し官が応じたために、急きょ意見を翻した。
自分が創ったと自負する民主党が空中分解することを恐れたためらしいが、
絶対退陣しないと開き直っていた管を説得したのはオレとまた、手柄話。
鳩にはまったくうんざりさせられる。

※相変わらずの鉄面皮で自らの影響力をアピール

小沢を信じて賛成投票したの松木氏わずか1名。
親分からはしごを外された。
振り返ったら誰もいなかった。
情報は入っていなかったのだろう。
直情型、生一本の代議士はこういう結果になるというサンプル。
暗黒社会では、鉄砲玉ということになるのだろう。

管の首はつながったが、これもつかの間だ。
これから管降ろしに走った連中への粛清が始まる。
そしてさらに党内のミゾは深くなる。

東北の人々のことなどおかまいなし。
永田町は権力抗争に明け暮れる。
こ〜〜んな浅薄な連中に政権を任せたのは誰だ。

6月1日(水曜日)

●青筋
党首討論で威勢だけはいいのが谷垣自民党総裁。
開口一番「お辞めになったらいかが」と管首相に迫る。
弁護士出身だけに舌鋒鋭く悪態をつくのは得意だ。

しかし、童顔の男がいくら吠えても威圧感はない。
青筋だけが空しく目立つ。

| page top |
inserted by FC2 system