田舎三昧の生活と意見 平成22年4月版
田舎三昧の生活と意見

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2010年4月
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●吉太郎童謡集

■Contents■
01JAZZの海
02iTune
  禁煙条例
03桜日和
04華やぐ町
05Fado
06霞町物語
07キッチュ
08カメラテスト
09桜並木
10後味の悪さ
  ゆい
  レジーナ
  水と緑のふれあいロード
11花筏
  わが家の歴史
  TOYっぽさの効用
12ひかりTVでわかったこと
  わが家の歴史最終回
13着せ替え
14わが家の歴史
  カメラケース
15短くも美しく
  郷土資料館
  ひかりTVその後
16ハートロッカー
  天候不順
17幸手
  起動が遅い
  春の雪
18下町散歩
  深夜便
19徳川慶喜
  民意
20素敵なあなた
21愚か者
22順応?容認?
23野菜
24れんげ草
25Win7
26珍品
27フロッピーディスク
28疑惑の人
29歌舞伎座
30野菜植付け

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Last Modified 2010/0430
First Uploaded 2003/0901


4月30日(金曜日)
●野菜植付け
天候も安定し朝から野菜の苗の植付け作業。
トマト大玉10、中玉2、ミニ2。
ナス3、ピーマン3、シシトウ1、唐辛子1という構成。
さらに、つる性インゲンを播種。
アオジソは昨年の場所から芽を出し始めている。

近くの市民農園も畑作業をする人たちが増えてきた。

初秋まで夏野菜の楽しい仕事が続く。

※ブルーベリーの花

4月29日(木曜日)

●歌舞伎座
本日、昭和の日で休日。昔、昭和天皇誕生日。
ゴールデン・ウィークがスタートした。

歌舞伎座は今月いっぱいで閉館し解体される。
3年後に新歌舞伎座として、前のイメージを残しつつ新規オープンとのこと。
一昨日あたりから、テレビ、新聞で60余年の歴史を持つ和風建築の最後を
頻繁に報道しはじめた。

名残を惜しみつつカメラを向ける人の波、
最後の舞台を見ようとする人たちであふれるさま。

それらを見ていたらウズウズしてきた。
1ヶ月以上前に撮影しているが、
あと2日の姿を収めるため午後、歌舞伎座の前に立っていた。
想像していたよりカメラの数は少なかったが、
デジタル一眼の年配者、コンパクトデジカメや携帯電話の物見遊山が、
あまり広くない通りに集まっていた。

目の前と、通りの向こうからシャッターを押す。
別に歌舞伎趣味ではない。
小学校のとき歌舞伎教室に行っただけなのだが。
失われ行く物への惜別ですね。

4丁目に向かうがホコテン。
久々の晴れということあって、こちらの人では最高。
春と初夏の服装が入り混じり、銀座を華やかにしていた。

田舎の新緑もいいが、
2丁目のドトール2階から眺めるマロニエはなおいい。
まだ花は咲いていなかったが、
我が家のマロニエと違い幹は太く、大きな葉が茂っていた。


※みゆき通りは交通遮断。道いっぱいに富山のチューリップの花びらアート。

昔、通った8丁目の飲み屋「銭形」を見に行くが
日祭は休日の看板。
その店は初代が亡くなり息子が継いでいる。
自社ビルで、自分の店で2フロア、
4フロアは他の店に貸している。
ひと財産ではありますな。

ウィークデイに出かけて、
互いの健康を祝わなくてはね。

銀巴里もなく、古いビルの地下にあったBar「樽」もなし。
「樽」の跡地は駐車場になっておりましたよ。
あ〜〜、銀座は遠くなりにけり。


北越谷と大袋間で人身事故発生。
西新井の駅で降ろされ、夜のプラットホームは人であふれた。
約2時間半遅れで東武動物公園駅に到着。

4月28日(水曜日)

●疑惑の人
民主党の事実上の権力者、小沢幹事長が嫌疑不十分で
限りないグレーゾーンのまま、
政治資金に対する立場は「白」となっていた。
が、検察審査会により「起訴相当」という判定になった。

建設会社は「金を渡した」といい、
元秘書は小沢氏了解の下、帳簿偽装したとゲロしている。
当の小沢氏は「秘書が勝手にやった」と自身の潔白を表明している。
外堀は埋められているのに、聞き苦しい言い訳を繰り返す。

小沢氏は不動産に異常に執着している。
世田谷区の土地は序の口で、他にも土地や複数のマンションを所有。
基地問題で揺れる沖縄にも土地を所有している。
地元民は、あまり価値もない場所なのに、なぜ小沢氏が所有するのかといぶかっている。

金丸師じきじきに錬金術を学んだ小沢氏だ。
株でいうならインサイダー取引で、
万が一基地の一部が氏所有の土地周辺にきたら一気に金の卵になってしまう。

庶民は「それを当て込んで先行投資したんでないの」と、
貪欲な小沢氏の行状から、勘ぐってしまうのですよ。

政治資金では、「一つ穴の狢」である鳩山首相であるからして、
「起訴相当」との判断にも、幹事長続投と強気の小沢氏を擁護するふうだ。

小沢幹事長の腰ぎんちゃくの副幹事長などは、
今回「市民目線」の判断で「起訴相当」になったことについて、
「市民目線」で、以前の判定がひっくり返されてもいいものか、と不満を露わにしている。

しかし、どう見ても先の「不起訴」は権力の圧力に負けたという感がいなめない。
金を渡したと建設会社が言い、伝票操作したと元秘書が言っているのだから
常識的には「黒」だ。

不動産管理は陸山会が行っているから、
小沢氏個人の財産ではないといわれても、
「それは聞こえません伝兵衛さん」。
不透明な金で不動産をころがす幹事長に対し、
潔く「お縄ちょうだい」と国民は願っているのでありますよ。

4月27日(火曜日)

●フロッピーディスク
先日、SONYが3.5インチフロッピーディスクから撤退というニュース。
生産は中国で行っているが、ハードディスク、DVD、フラッシュメモリーなど
大容量外部記憶装置の普及で、フロッピーディスクの役割も終わったという。

思えば25〜6年前。
本格的なパソコン、NEC PC−9801Fを購入したのだが、
外部記憶装置は5インチフロッピーだった。
その前に購入したのは、今は亡きSORDのM5だが、
カセットテープで、ピーピー、ギャーギャーとデータを読み込ませていた。
その後、買い換えたF2は3.5インチフロッピーになっていた。

当時ハードディスクは高価。
毎回n-88BasicというOSを起動させ、
ゴーフルのような円盤からワープロソフトを読み込ませていた。
漢字変換はROMだったので応答は速かった。

OSがMS−DOSに変わると
フロントエンドプロセッサと呼ばれた日本語変換部分を
現在のようにハードディスクからではなく
メモリに読み込ませて使っていたので、格段に速かった。

その頃、Macに乗り換えた。
小さな容量のハードディスクが内蔵されていて、
OSリカバリー用に10枚程度の3.5インチフロッピーが付属していた。

その後、CDが登場してキラキラ光るディスクからプログラムが供給されるようになった。
3.5インチFDはデータ保存、受け渡し用に使われていた。
しかし、1.3Mという容量は文書ならいいが、画像ではすぐ満杯。

すでにPCからFDドライブが外されている。
だいぶ前に個人用のFDは破棄した。

パソコンの進歩は今後も続く。
外部記憶装置も時代と共に変わる。

江戸時代の武士や庶民の記録が発見され、
当時の生活を知るための貴重な資料になるのだが、
これは筆で書かれているからであって、
仮にDVDに残した映像やHDに残された文書が
200年後に再生できるという保証はない。

筆やブルーブラックインクで書かれた文字や
フィルムで残された映像が歴史を伝える資料になるのかも知れない。

4月26日(月曜日)

●珍品
サイマル放送が始まってラジオがPCで聞けるようになった。
はじめは珍しいのでよく聞いていたがそろそろ飽きてきた。

当たり前だが、
パソコンに電源が入っていなければ聞けない。
FMのようなクリアな音質なのだが、
ラジオで聞くようなウォームトーンのほうがAMらしい。
FMがおしゃれなカフェならAMは大衆酒場。

というわけで、前から持っている携帯ラジオに戻ってしまった。

3台の古いラジオは。いずれもSONY製。
音が出るので棄てるに忍びず、引越しのたびに連れてきた。
が、経年変化で受信感度が低下しているようだ。
アナログチューナーはベスト・チューニングポイントを探すのが困難。
で、ショップで新しいタイプを探したが、
単体ラジオはマイナーな存在らしく好みのデザインと出会えず今に至っていた。

ある日、ショップの棚に積まれたパッケージが目に入った。
丸いスピーカとアナログチューナーと2つのダイヤル。
真空管ラジオのようなクラシックな顔つき。
懐かしいデザインに思わず飛びついた。

筐体は合板だがウッド。
それなりにコンパクトだが重量がある。
モノラルだがAM、FMが聞ける。
感度良好。
電源はACのみ。
シンプルそのもの。

その形状と包み込むような丸い音にほのぼの気分。

4月25日(日曜日)

●Win7
重い、と評判の悪かったOS、Vistaに代わりWindows7は
雑誌情報では好意的に扱われている。
マシンの性能によって32bit、64bit版も用意されている。

相変わらずXPを使っている身としては、
Win7にした場合の周辺機器との整合性がどうなのかわからないのが不安だし、
XPで充分快適なので、今のところOSを変える気はない。

マイクロソフトはXP SP3の延長サポートを
2014年4月8日で打ち切り、としている。

あと4年は使えるわけだし、その間にマシンを買い換える公算は大きい。
昔の環境だからプリンタとスキャナが別物だが、
最近は複合機に人気が集まる。
場所をとらないし、実行スピードが速いのには驚いた。

Win7はバグフィックスが行われるだろうから、
1〜2年後に周辺機器も含めて一気に変えるということになるのだろう。

4月24日(土曜日)

●れんげ草
水田に水が張られ田植えの時期も近い。
機械化されているから、
始まれば広い田もあっという間に苗が整然と植えられた田に変貌する。

れんげ草の咲く陸田は一見お花畑。
やがては肥料になる植物が可憐な花を咲かせている。

昨年秋、大量の新人を含め第一党になった民主党だが、
鳩山政権のピーチク、パーチクぶりを見るにつけ
「やはり野に置けれんげ草」
という思いにかられる。

野党であったころは、
自民党の政治資金不祥事に噛み付いた鳩山総理だった。
政権をとったら母親からもらっていた莫大な政治資金について、
すべて秘書に罪をかぶせて、本人は知らぬ、存ぜぬ一点張り。

普天間基地問題は迷走。
高速道路は料金と建設問題で大臣と幹事長が不協和音。
高らかにぶちあげた二酸化炭素削減など話題にもならない。
穴だらけの子ども手当てに地方自治体の窓口が振り回される。
独法の仕訳だけが注目されるのみ。
もっとも、独法は自民党の官僚への大盤振る舞いだったから
事業仕訳で是正されるのは当然だけど。

先ごろ500人を超す養子をもつという韓国人男性が受給申請に来た。
申請どおりに支払えば年間2000万円を軽くオーバーしてしまう。
担当は厚生省に問い合わせ支払い拒否したというが、当然だ。
韓国人男性の妻はインドネシア人、養子もインドネシアで暮らす。
こういう家族になんで日本の子ども手当てを支払わなくてはいけないの?
子ども、両親ともに日本国籍(国際結婚ならどちらか一方が日本国籍)というのが、
血税を使うための第一ハードルだろう。

民主党は政権を取る前、
英国のシャドーキャビネットを真似て「次の内閣」という
内閣ごっこをやっていた。

「ごっこ」が現実のものになったものだから大慌て。
あげくのはてに銀のスプーンをくわえて生まれた鳩山「おぼったま」は
金で首相の座を買ったようなものだから、
稚拙な政権運営しかできないのもむべなるかな。

汗水流して稼ぐのは労働者。
金はもらうもの、ばらまくものという認識だから
現実味のないことばっかりやっている。

子どもにかねをばらまくくらいなら、景気を浮揚させるのが先決だろう。
結果、親父がしっかり稼いで、子どもを養育するほうが
よっぽど気分がすっきりする。

といっても、先の衆院選は選択肢は限られていた。
小泉政権のあと、安部、麻生の首相がひどかったから、
自民党に鉄槌を、と民主党に投票した人が多い。
結果、時流に乗って大量議席獲得してしまった不幸ではある。



夏の参院選に向けて動きが騒がしい。
打倒民主党を狙う自民党だが、総裁の求心力がないから離党者続出。
それぞれ新党を作って選挙に臨む。
屋台骨が危うい民主党だが、自民党の混乱のおかげで幹事長は強気だ。

迷惑するのが国民。
「選挙棄権」という最悪の手段を行使する人が増えるのではないか、という予測もある。
本来あってはならないが、「先生」たちの混乱ぶりが選挙民をそんな気持ちにさせる。

4月23日(金曜日)

●野菜

例年ゴールデンウィークに野菜の苗を植えている。
苗は一昨年から近くの野菜直売所で購入。
近年の家庭菜園の流行と、
天候不順の影響で野菜が高騰しているので、
早めに苗が売り切れるのではないかと思い、少しずつ買い足している。
定番のトマト、ナス、ピーマン。

菜園に腐葉土、堆肥を入れ込み来るべき日を待つ。

4月22日(木曜日)
●順応、容認?
中国の軍備増強は世界の耳目を集めている。
10日、10隻の中国艦隊が東シナ海から沖縄本島・宮古島間を通過し太平洋へ向かった。
22日、同じコースをたどり本国へ向かった。

領海なら大問題だが、中国艦隊は公海を通過していた。
念のため海自護衛艦が出動した。

今回の行動は海上補給、艦載ヘリの訓練と思われる。

新聞情報は中国艦隊の母港を明記していないが、
当然、海自は日本領海へ近づく艦隊の確認は行っていたはず。
早期警戒ができないレーダー網では国防はおぼつかない。

公海といえども、南西諸島の真ん中を突き抜けるように進めた中国海軍は
日本の出方をうかがうことも訓練のうちだろう。
日本との摩擦を避けたいなら、台湾方面に南下したあと、太平洋に向かうはずだ。

今回の中国艦隊の行動と日本の対応について、
中国は国際問題専門誌「国際先駆導報」を通じて
「日本は中国海軍の動向に神経質になっている」
「中国の艦艇が、さらに多く頻繁に外洋にでることについて日本は順応すべき」
などと海軍関係者のコメントを掲載している、という。

公海といえど日本国土すれすれを通過してゆくことに「順応」しろとは、
あまりにも身勝手な言い分。
同じようなことを海自艦艇が中国に対して行ったら、過剰反応することはみえみえ。
護衛艦が監視に出動することは当然の行為なのだ。

中国の自分に都合のいい言い分は国防に限ったことではない。
二酸化炭素排出では、自国を発展途上国とし世界の動向に背を向け、
一流ブランドの贋作を作り続け「屁」とも思わない。
国民は「著作権ってなんですか?」という低レベルな認識なのだ。
その一方で驚異的な経済発展を続け、先進国意識は想像以上。

もともと3000年の歴史をもつ国であり、中華思想が底流にある。
エジプト、メソポタミア、インドと並んで文明発祥の地という誇りがある。
機械文明ではヨーロッパ、アメリカに遅れ、
国家が弱体化した時期、欧・米・日に蹂躙されたが、
中国人は選ばれた民なのだ。
長い歴史の中で100年程度の文化の遅れなどたいしたことではない。

先進諸国が時間をかけて開花させた技術の数々が、中国では短期間で開花した。
例えばインターネット普及率。
2008年で日本は68.85%、中国20%超なのだが、
なにしろ13.4億人と人口が多いから、軽く日本の利用者数を超えてしまう。

中華思想は、ときに傍若無人に見えてしまう。

長い間不遇を囲っていた貧乏人が急速に成り金になったようなものだ。
歴史の長さをバックボーンとした選良思想と結びつき
鼻持ちならない言動となる。

4月21日(水曜日)

●愚か者
党首討論の際、谷垣自民党総裁は先日の米国マスコミの報道
(日本の首相をかなり貶める表現だった)に触れて攻撃した。
受ける鳩山首相は
「確かに私は愚かな総理かもしれません…」と
言うにこと欠いて自分を卑下するような発言をしてしまった。

これだけは、言って欲しくなかったですね〜。
多くの国民は内心そう思っているのだから、
面と向かって言われては鼻白んでしまう。

こういう政党を選んでしまった国民が「愚か者」と言われているに等しいのだから。

昔から、鳩が豆鉄砲を食らったような目つきだったが、
最近は生気を失い、目が泳ぎ始めている。
安倍首相退陣のときもそうだったけど。

テレビではやたら横からアップで映すものだから、
あら、鳩山さんヘア・ウィッグを使っているんでないかい?
後頭下部の髪は黒いのに、それより上の部分の白髪交じりの髪が浮いて見えるのね。
ヘアブラシの使い方が入念でなかったのか、違和感を感じてしまうのですよ。

おじいさんの遺志をついで「友愛」を掲げる鳩山首相は、本質は善人なのだろう。
だから一国の首相になるべき人ではなかった。
政治の世界では彼のあっちにもこっちにも優しい気持ちは伝わらない。
早々に引退して、ろくろを回している元首相がいるけれど、
彼は、陶芸の世界で大成したようだが、
鳩山さんも政治から離れた道を行ったほうが幸せね。
なんせ、金には困らないのだから早く趣味の世界にどっぷりつかつのがいい。

4月20日(火曜日)
●素敵なあなた
オーバー還暦シンガー秋元順子さんが注目される前、
横浜のラジオ日本の深夜放送でディスクジョッキーをやっていた。
往年の洋楽が中心だが、曲間に私の歌を聞いてください…という。
そのとき出会ったのが「雨の旅人」だった。
抜群の歌唱力と魅惑的な声に、即、参ってしまった。
毎週1回、深夜放送が楽しみになった。
間もなくAmazonからシングル盤を購入した。

次第に人気が出て、ついにブレイク。
紅白出場、コンサートチケットは入手困難というところまで
駆け上ってしまった。

その後オリジナルを2〜3曲出した。
相変わらず歌はうまいが、内容が昔より甘ったるくなった。
「雨の旅人」が今も一番好みである。

購入履歴が管理されているので、
Amazonから秋元順子の新作メールが頻繁に入る。

最近Jazzのスタンダードナンバーを収録した
「アンコール」が発売されたという。
ちょっとのぞいてみた。
ベサメ・ムーチョ、ミスティ、サマータイム、慕情などおなじみの11曲。

試聴ができた。
「素敵なあなた」を聴いてみた。
なかなかいいのだ。
もともとJazz歌手でもあったからね。

原題は「Bei mir bist du schoen」
この曲、たぶん昭和30年代に日本で流行している。
「スリー・グレーセス」が歌ったのかは定かではないが。
ドイツ語と英語が混じった不思議な曲だった。
もちろん内容はわからないから、「乗り」だけで聴いていたのだが。

世界中でどんな歌手が歌っているのだろう、と
ちょっと興味が脇にそれて、YouTubeで検索してみた。

この曲は、スゥイング・ジャズだから、誕生はかなり古い。
1937年(昭和11)アメリカで流行った。
アンドリュー・シスターズが有名で、ベニー・グッドマンも
ダンス曲として演奏している。
著名なジャズ・シンガーはエラ・フィッツジェラルドくらい。
日本では知名度のない(たぶん)女声コーラスは結構あった。

では、どんな内容なのかつ〜と、
日本語訳があった。



男友達はたくさんいるけれど
あなたに会うまでは孤独だった
あなたをはじめて見た時 こころが浮き浮きした
まるで世界が変わったみたいだった
あなたはほんとうに素敵なひと
他の人とは全然違う
いくら考えても
あなたの魅力は言葉では言い尽くせない

言葉でうまく言えないけれど
あなたは素敵だってことが
つまり
わたしはあなたの虜だということ
(この辺では一番美人だということ)
ベラベラ いや ウンダーバーといってもいいくらい
言葉の限りをつくしてどんなにあなたが素晴らしいか伝えたい
’Bei Mir Bist Du Schon’の意味を説明したい
だからキスして そして私の伝えたい意味をわかったと言って


と、内容は他愛ない。
いい男と運命の出会いをした女性のメロメロ・ソングなのだ。

アマゾネスのような現代の女性には、
こんな気持ちはわからんだろ〜〜な。



ひとつ収穫。
「Swing Kids」なるDVDの存在が判明。
邦題「引き裂かれた青春」
1993年米国映画。
1930年代ドイツが舞台。
ナチズムがひたひた台頭し軍服が街にあふれてきた。
こうした風潮に逆らうように
Swing Jazzに熱中する若者グループがいた。
やがて、この中からヒトラーユーゲントに入隊する者。
あくまで国家社会主義に反発する者に分かれてゆく。
そして迎える悲劇…
この中でも「素敵なあなた」は歌われていた。

こういう映画があったとは、ツユ知らず。
はたしてTUTAYAにあるのか?
通販では9千円〜1万5千円の高値がついていた。

4月19日(月曜日)

●徳川慶喜
昨夜の「竜馬伝」。
竜馬が勝海舟の弟子入りをする。
海舟は「龍馬命」の武田鉄也が演じていた。

劇中の海舟は、ご多聞に漏れずべらんめい口調だ。
従来のドラマを見ても同様に伝法なしゃべりをしている。
幕閣ともあろう人物が、実際の日常会話はこんな具合だったのかな。
彼の日常を綴った当時の確かな文献があるのだろうか。

武市半平太の画策で、
公家を将軍に会わせ「攘夷」を天皇に上奏することを誓わせる。
幕閣は非現実的と頭を抱えるが、
時期将軍となる徳川慶喜が登場し、威勢のいい意見をぶち上げる。

が、含みのある笑いをアップで映す。
丸顔の得体の知れない男だった。

しかし、新し物好きの慶喜は自分の写真を数多く残している。
面長の聡明そうな顔つきだ。

実像が出回っているのに、
丸顔の慶喜では違和感があるんでないの。

●民意
普天間に代わる新たな候補として徳之島が浮上。
首相独断発言で島民は青天の霹靂。
人口28000人の島が15000人反対集会を開いた。
戦争経験のあるお年寄り、子育て中の母親が悲痛な声を上げた。

その有り様をを見て、「これもひとつの民意…」。
民主党への支持率低下も「民意」
首相への信頼性低下も「民意」


初代バカ殿も、こんな陳腐な発言はしないだろう。

4月18日(日曜日)

●下町散歩
久々のチャリ日和。
永代橋を渡り江東区に入る。
門仲、木場、砂町と軽快に走る。
門仲では富岡八幡に立ち寄り、この界隈に住んでいた伊能忠敬先生の銅像と対面。
永代通りから明治通りに折れ北砂へ。

※測量姿の伊能先生、年配者の星。

本日の主たる目的は、元気な商店街「砂町銀座」見学。
この商店街、マスコミにたびたび登場する。
昨年12月5日にはテレビ東京の「出没!アド街ック天国」で紹介された。
全国的に商店街が不振ななか、ここは数少ない人気商店街のひとつ。
『日本経済新聞』2005年2月5日号で「訪れてみたい商店街」の3位に選ばれている。

※砂町銀座 明治通り側

ちなみに1位は、巣鴨地蔵通り商店街、2位は横浜市元町、4位が小布施(長野県小布施町)、
5位が吉祥寺サンロード(東京都武蔵野市)及び、みやのかわ商店街(埼玉県秩父市)。

※明治通り側入口の焼き鳥屋。持ち帰り、その場で食べることもOK.
平均1串100円。「さざえ」は120円!安い。当然、食べた。

明治通りを大島に向けて走るが、
「砂町銀座」は大通りに面していないので、見逃しそうになった。
駐輪禁止だったがそっと止めちゃって、早速探訪。
当然、車両進入禁止。

道幅は狭い。3.5mだそうだ。
地元客以外に評判を聞きつけた観光気分の人たちが多い。
日曜ということもあって肩が触れ合うような混雑だ。
八百屋、肉屋、魚屋、おでん材料、焼き鳥、焼き豚、漬物、乾物など食料品店が多い。
用品、雑貨、パチンコ屋(3軒)、写真館、診療所、眼鏡屋、風呂屋、床屋、
回転寿司、ケーキ屋、ラーメン屋、レストラン、酒屋、米屋、ドトール
670mという商店街の左右に日常生活に困らない商店がずらり軒を並べる。
スーパーも共存共栄している。

昔の下町風情を色濃く残す、圧倒的な存在感だ。
同じような、横浜六角橋商店街も(あまり外部に知られていないが)健在だ。
金町南口すずらん通り商店街もそうだったっけ。
と、昭和30年代を思い起こす。

車が入れない狭い地域のごった煮のような雰囲気が好まれるようだ。
私の住む町の商店街はいくつかあるが、この条件を満たしていない。
多くのシャッター通り商店街も広い通りを車が行過ぎる。

エネルギーに満ち溢れた「砂町銀座」だが、苦労はあるようだ。
約180店の店が並び、その内50店が新しい店に変わったという。
古くからあった店は売上不振から廃業したのではなく、すべて高齢化が原因とのこと。
評判の商店街ということで、ドトールや回転寿司など外部資本が参入している。
家賃は坪2万円。かなりの負担だが、空き店舗もすぐに埋まってしまうという。

印象的だったのは、丸八通り側の入口の「トマト専門店」。
小さな間口だが、さまざまな種類のトマトが並べられ、
若い母親が品定めをしていた。

※丸八通り側入口。赤と緑がトマト専門店

砂町銀座を後に、清洲橋通りを中央区に向かう。
途中、「横十間川親水公園」を通過。
有名な親水公園で、以前からぜひ一度見ておきたかった。

横十間川親水公園

江東区は江戸時代からの掘割が縦横に走っている。
そこには中小企業の工場が密集し、地下水を汲みすぎて地盤沈下。
「江東ゼロメートル地帯」という言葉が流行した。
時代と共に工場は移転し、掘割を改修し流れを狭くして両サイドを散歩道にした。
今では樹木が育ち緑豊かで、きれいな水が流れる公園となって区民に親しまれている。

宮代町にも親水公園を、と思い
東武動物公園脇の姫宮落川が最適かと思っていたが、
生活雑排水が流れ込む川では、とても「親水」というわけにはゆかない。
上流の都市下水の完備が「親水公園」の前提条件。
というわけで、私の生きている間は無理。
せいぜい、流域のクリーンアップを小まめにするしかない。

しかも自然環境をいじらないことに
価値を見出している人たちが多いようなので、
都会の環境をもってきても、田舎には不向きなのだろう。

2時近く出発し日本橋にたどりついたのは5時近く。
日が伸びた。
少し前ならとっぷり暮れていた。

隅田川で隔てられた中央区と江東区。
電車や車ではわからないが、
地を這うように移動すれば、
江戸の昔から、両地域のかかわりが手に取るようだ。

●深夜便
急逝した立松和平氏、井上ひさし氏のインタビュー特集。

和平氏は昨年12月、新しい小説の構想を語っていた。
両親が満州で苦労したこと、引き上げ後、宇都宮で小さな商売を始めたこと。
それなのに、本年2月他界。
最後まで聞き入ってしまった。

4月17日(土曜日)

●幸手
その昔、日光街道と御成街道が交差する幸手市は宿場町として栄えていた。
平成の大合併では久喜市との合併が失敗。
久喜市は周囲3町と合併し新久喜市が誕生。
隣接する杉戸町は春日部市・宮代町との合併が流産。
先月をもって国が旗振りをする合併騒動は終息した。
幸手市周辺は失敗した「町」だらけという按配だ。

幸手の総合病院は久喜市に移転。
市民は涙を飲んだと思ったら、杉戸町から東埼玉病院の招聘に成功。
幸手市にもって行かれた杉戸町民は不満たらたら。
という、病院の玉突き現象が起こっている。

権現堂の桜は全国区になり、市は観光振興に力を入れる。
車や電車で訪れる人たちに好印象をもっていただくためには、
桜の周辺だけでなく地域全体の景観アップということもあってか
(もちろん市民も自分の町を誇れるようになる)
駅周辺の再開発が行われていた。

で、久々に所用で駅前を訪れたのだが、
その変わりように、たいしたたまげた。
道は拡幅され電線は埋設され、面した家や店舗も建て替えられ
すっきり、ひろびろ、開放感あふれる通りに変わっていた。

まあ、地方都市にありがちな景観になった。
駅周辺が似たような雰囲気の町として、
春日部東口、羽生、加須、館林、栃木などがあるが。

それにしてもこの変わりよう。
金と時間はかかるが、やればできるという証左。

宮代町は古利根川をはさんで杉戸町と接している。
東武動物公園駅の利用者は、両町だけでなく
遠く利根川を越えた茨城県からもやってくる。
しかし、道幅は狭く商店は昔のままのイメージだ。
幸手と同じように駅前から4号線まで拡幅し、
商店群を建て替え、さらに橋を作り直して
21世紀の街並みに生まれ変わるには…

計画を一本化し住民の合意を得、資金面もクリアしなければならない
気の遠くなるような話しだが、
誰かが楔を打たないことには何も始まらない。

仮に周辺すべてが変貌し、ここだけが取り残された場合、
「昭和の香りの残る街」で、それはそれでいいのかもしれないけど。
あたしゃこの世にいないから、しりまへん。

●起動が遅い
YouTubeにリンクした動画が増えております。
このため時間によっては
読み込みに時間がかかり、画面がフリーズしたようになってしまいます。
ご容赦を。

●春の雪
昨夜は雨音がしていた。
朝の室温9度。冬と同じ。
雨戸を開けたら、まさかの白い景色。
予報は当たってしまった。
散り残った桜もびっくりしているだろう。

天候不順で野菜の値上がりが顕著。
キャベツが4〜500円。
二分の一、四分の一カットも出回っている。
朝刊では今まで棄てていた芯、皮をなどの徹底利用を呼びかけている。

廃棄部分に栄養価があるようだ。
偶然だが、わが家では1週間ほど前から使っている。

ジューサーミキサーが壊れてしまったので買い換えていた。
品定めに出かけたとき、この数年間でさまざまなタイプが誕生していたのを知る。
従来のミキサータイプは大きくて、
使用後の洗浄、保管がやっかいだった。
そこで、今回はコンパクトタイプを選んだ。
「ミルサー」といって、「ミル」と「ミキサー」の混血。
ダイニングテーブルに置いたままでも違和感がない。

「ミル」機能は煮干、小魚、海草、お茶、大豆、コーヒー豆を粉末にする。
だし、ふりかけが簡単にできあがる。

「ミキサー」機能で野菜ジュースができる。
きゃべつ、こまつな、ほうれんそう、きゃべつなど青野菜と
にんじん、とまとなどを刻んで放り込む。
もちろん、きゃべつの芯まで放り込む。
どろどろのジュースができるので、水、牛乳を加えれば飲みやすくなる。

昔から野菜はあまり好きではないので、
食卓に出してもらうにも少量だったが、
液体にすれば大量を一気に嚥下できる。

というわけで、無駄なく野菜を使い、
必要量を摂取することができる。
めでたし、めでたし。

家電量販ではPC、カメラ関係しか見ないのだが、
たまに調理用品に足を運ぶ必要がありそうだ。
進化した機器に出会えるもんね。

4月16日(金曜日)

●ハート・ロッカー
先月ロードショーされたのがだ、
近所ではモラージュ菖蒲まで行かねばならなかった。
やや遅れて春日部ララガーデンで上映。
天気は悪いし寒いし…急遽午後一上映を見ることに。

女性監督の戦争映画。
しかも82回アカデミー賞作品賞を受賞。
元夫のジェームス・キャメロン監督の3D映画「アバター」も
ノミネートされていたが、作品賞で夫を退けた。

イラク戦争で危険物処理に従事する兵士の物語だ。
タイトルの「ハート・ロッカー」とは
アメリカ軍の隠語で「棺桶」「苦痛の極限状態」を指すのだそうだ。

アメリカ軍が進駐するバクダッド郊外では、
イスラム過激派が爆弾テロを繰り返している。
爆弾は道路脇、車など市街地のいたるところに仕掛けられ
発見されると爆破装置解除、爆破作業などを行うチームがある。

路上のゴミの中に仕掛けられた爆発物を
キャタピラ付きのロボットが調査に出動。
チームリーダーは映像を見ながら処理を判断する。
爆破することになり、ロボットの後ろに小さなリヤカーを連結して
爆破用コードを運ぶのだが、リヤカーの車輪が外れてしまう。
兵士は「アメリカ製だからな」と笑う。

米軍は兵士の命を大切にするから
危険な爆発物処理はロボットがやるのかと思ったら、
リーダーは防護服を着用し装置解除に向かう。

無事作業が終わり、爆発物に背を向け
重い防護服を引きずりながら仲間が待つ場所へ歩み始めたとき、
爆発が起こり彼は死んでしまう。
物陰から様子をうかがっていた男が
無線誘導の装置を作動させたのだ。

カメラはその模様をローアングルで狙った。
道路が盛り上がり砂利、土、砂埃が舞がり爆薬の威力のほどがわかる。

リーダーが死んでしまったら映画は終わり…
ではなかった。
後任の軍曹が赴任するのだが、
彼がとんでもない命知らずだった。

複雑な装置を次々に解除するのだが、
チームのメンバーは彼が仕事をしている間、
銃を構え市民に紛れ込んだテロリストの発見しようとする。
見えない敵は通行人や建物から様子をうかがう人に紛れている。
今もイラクに派遣されているが、特に新兵の緊張感、恐怖感はものすごいだろう。

ドキュメンタリー作品のような粒子の荒れた画面で市内が映される。
人々に混じって道を横切る猫がいた。
その猫は負傷していて、びっこを引いていたのが妙にリアル。

冒頭に文字が流れる。
「戦争は麻薬だ」

爆発物処理という死と直面する作業に長いこと従事していると、
この張りつめた感覚の虜になるのだろうか。
昔「ディア・ハンター」という映画があった。
ホーチミン軍の捕虜になった兵士がロシアン・ルーレットをやらされる。
無事救出されたが、死と隣り合わせのゲームが忘れられなくなるという
シーンがあった。

危険な処理作業の任務が終わり帰国した彼は
平和な家庭生活になじめず、
再び戦場に戻ってゆく。

さらに印象的なシーン2つ。

850m離れた相手を撃ちあうという
砂漠の狙撃対決。

少年の死体に埋め込まれた爆薬を取り出す。
このためR指定になっているのだろう。

2時間半もの長い映画だったが眠くなるヒマはなかった。
観客は10名前後。
シニア料金で申し訳ない。

●天候不順
間もなく初夏になろうとしているのだが、今年は様子が違う。
北海道では吹雪。
今朝の仕事場は14℃という冬の昼頃の気温だった。
北関東は今夕、降雪の恐れありという予報が出た。
野菜がダメージを受け、価格に跳ね返ってきた。

とはいうものの、暖かい日も希にあるので樹木は芽吹き始めている。
庭には4本の花水木があるが花を付けた。
若木の花は大きいが15年物はまだ。

新緑が小雨に煙っている。
裏手の散歩道はこれから一番美しいときを迎える。

4月15日(木曜日)

●短くも美しく
その昔、「短くも美しく燃え」つ〜悲恋映画があったけど、
わが町の桜は「短くも美しく咲き」だった。
若葉が芽吹きだした桜が本日の寒空にふるえておりましたよ。

去り行く花時を惜しみつつ記念切手を作成。
USA、CANADAバージョンなのであしからず。




●郷土資料館


私が当地に移住した年に開館したということもあり親近感があるだけではない。
緑に囲まれたたたずまいを好ましく思っている。
今は珍しい藁葺屋根の農家と瓦屋根のしっかりした造りの旧家が
そっくり移築されている。
ときの流れがゆっくりとした頃の日本に会えるような気がする。

あっという間に過ぎてしまったが、桜の季節もいい。
新緑はもちろん、夏の緑陰、秋の紅葉、
防風林というか屋敷林に囲まれた冬。
四季を通じて落ち着ける場所だ。

このような文化施設に力を入れるということは、
小さい町ながら、心が豊かということなのだろう。

●ひかりTVその後
NTT東・西がプロモートしているネットワークを通じて
地上デジタル、多彩な映像を視聴する先進システム。
とは聞こえがいいが、期待は大きく裏切られた。

一昨日結線したものの、放置したまま。

窓口の番号を控えていたのでそこへ電話。
すぐ、引き取りにきていただきたい、と。
理由を聞かれた。
@Bフレッツでは地デジ受信が不可能
A画像がモザイク状になって視聴に耐えない
Bルーターとテレビの距離が10m以上あるため
 LANケーブルの引き回しが困難
Cテレビ増設のたびにチューナーが必要

これだけ列挙すれば充分だろう。

電話の向こうも納得した模様。
だが、設置月の解約はNGという。
5月になったら、また電話ちょ、ということだった。

※5月の返却を待つパッケージ

撤収作業でやっかいだったのはLANケーブル。
10mのケーブルを元どおりに巻きなおすのは不可能だ。
セットはタイトなパッケージに入っているので、
ケーブルだけはみ出してしまう。
見栄えは悪いが荷造り用の幅広テープ止めで返すことにするか。

端から見ているだけでは内容がわからない。
今回はいい経験。

WOWWOW、スターチャンネルなど映画好きにはいいのかも知れないが、
常に私好みのジャンルを流しているわけではない。
ロードショーかレンタルビデオで充分。
現行テレビ局にBSチャンネルだけでも用は足りる。
今以上、これ以上(安全地帯の歌の文句みたいけど)、テレビ画面と向き合う気はないもんね。

4月14日(水曜日)

●わが家の歴史
フジテレビ開局50周年記念番組「わが家の歴史」の視聴率が出た。
3夜連続しかも長編ドラマにもかかわらず平均20.3%もの高視聴率を稼ぎ出した。
年配の皆さんが、わが身と照らし合わせながら、
夫婦でテレビを囲んで見たのだろう。

2チャンネルでは多くの書き込みがあった。
敗戦後の昭和から高度成長期に変わってゆく日本の姿を
映像や本でしか知らない若い連中がほとんどだから、
裏番組の「3丁目の夕日」を見ていただの、
フォレスト・ガンプのパクリだの好き勝手なことを書いている。

だけどな〜、キミたちの親かそれ以上に相当する
おぢさん、おばさんたちは自分の子供時代を懐かしみながら見入っていたのだよ。
めでたし、めでたし。

●レトロティスト

オリンパスのマイクロフォーサーズ機のレトロ化に拍車がかかっている。
今回は皮ケースを着せるのではなく、ボディに革貼りをしようというもの。
ファインダーやフードはライカモデルを使用している。
デジタル一眼はここまで遊べないので、
昔の35mmレンジファインダーカメラの雰囲気をもつ
レンズ交換デジカメの新しい楽しみ方は
ますますエスカレートするだろう。

●カメラケース
人気カメラにはいろいろなアクセサリー類が他社から発売されるものだが、
昔はカメラを買うとケースはついてきた。
そういえば、と思い納戸の奥に眠っている小さなカメラを引っ張り出した。
昭和26年(1951)小西六から発売されたスプリングカメラ「コニレット」。
当時の価格は5500円。12枚撮りの専用フィルムを使用した。
筐体はベークライトだと思っていたが
クラシックカメラの本にはプラスチックと書いてあった。
カメラケースの裏には父親の字で住所と名前が書いてある。






※ピンと、絞り、シャッターセット、全て手動だ。

昭和30年、父親から中学入学祝に買ってもらった初めてのカメラだ。
今は油脂分もなくなり干からびたような革製ケースに包まれ眠っている。
近くの江戸川や隣町の柴又帝釈天に出かけたとき、
このカメラで撮った写真が古びたアルバムに貼ってある。

小学校時代は父親のカメラをいたずらした程度だったが、
中学に入ってから、がぜんカメラ好きになり、写真部に入ってしまった。
以来、撮ることもそうだがカメラのメカニズムと造形美好きが
今日まで続いている。

高校に入ったときは、富士フィルムのFujica35という
レンジファインダーの35mmカメラを買ってもらった。

さすがにCANONだNikonだとは言えず、
憧れのNikonを自分の金で買ったのは昭和50年過ぎだった。
電子回路になる前の日本の35mmカメラは美しい形をしている。
以後、不朽の名作NikonF、Nicca、Minoltaなど
古いカメラをぽつりぽつりと集め始めた。

戦後間もなく日本のカメラはライカコピーから始まったので、みんな一見、ライカ。
しかし、金属を削りだしたような金属ボディや小さなつまみの意匠は
最近のデジタルカメラとは違って、見ていて飽きない。

そんな小生のカメラ好きを知ってか、
かって同業の古い友人がオールドカメラを送ってくれた。
彼の父親はカメラ団体に関係していた。
よって、カメラは仕事で趣味もカメラであった。
昨年物故し遺品のカメラを当方に送るという。

暮に宅急便でそれは届いた。
胸躍らせながら開くと…
それは存在は知っており雑誌でも見かける
一世を風靡したカメラたちと交換レンズだった。

あわてて電話。
本当に当方が頂いてよろしいのか、と。
年賀状とたまにメールはやりとりするが、声を聞くのは久しぶりだった。
彼はオールドカメラよりデジタルカメラのほうに興味があるので、
小生のほうが大切に扱ってくれるだろうから、という。

大昔、二人で飲みに行った二子玉川の飲み屋の話になった。
二子玉川にはパイオニアの研修センターがあり、
仕事でしばしば行った帰りに開拓した店で「有酒(ありさ)」といった。
ちょっと色っぽい女将で、当時は30代だったか。
もう顔も思い出せない。

最近彼がその店に行ったという。
場所は変わってビルの中になったそうだが、
彼女は相変わらず店を切り盛りしており、
当時の話をしてみたが忘れていたという。
だろ〜な〜〜30年ほど前のことだもの。

お礼に飲まなくてはと思っているのだが、
お互い距離も離れているので、
中間地点は銀座ということになるだろう。
まだその日は決められないでいる。

4月13日(火曜日)

●着せ替え
Appleの携帯プレーヤー「iPod」は若者たちのハートをわしづかみにした。

カセットテープを屋外に持ち出せるようにしたSony・ウォークマンは
私より少し下の世代の心を捕らえ、新しい音楽文化を創出したが、
今も、Appleの後塵を拝している。

音楽データをPCを介して行う時代を迎え、
Appleは一足先に実用化した。
Sonyはテープからの脱却を図るも、データ形式でせこい手段を採用したため、
より広範なデータを扱えるAppleに人気が集中してしまった。

一旦普及が始まると、Appleに対応した周辺機器が多くのメーカから発売される。
スピーカー、イヤホン、ヘッドホン、オーディオシステムなど
ユーザーは数多くの製品群から選ぶことができる。
しかも、おしゃれなAppleに似合いそうなグッド・デザインを。

Sonyも健闘しているようだが、
スタート時の失敗の差がなかなか埋まらない。

デジタルカメラにも同じようなことが言える。
というより、多彩なアクセサリー類が出始めたら、
対象機種の売れ行きがいいということだ。

注目はオリンパスのE-P1と2。

マイクロフォーサーズという規格を提唱するオリンパスが、
往年の名機・フィルムカメラの「オリンパス・ペン」をイメージした
レトロ感覚のデザインながら、内部は先進機構を備えている。
レンズ交換が可能で、アタッチメント経由でフィルム時代のレンズも装着できる。
だから、往年のカメラマニアの心を揺さぶった。
本体だけなら10万以下、レンズセットでも12〜3万という
こなれた価格ながらシステマチックに使えるのだ。

売れ行きのいい機種に対して、アクセサリーが他メーカーから発売されるようになった。
本皮のケースだ。

35mm一眼レフカメラが高価な貴重品だった時代、
裸で持ち歩くと大切なボディにキズがつくので、
全体をすっぽりくるんでしまうケースに入れて外出していた。
なにしろ、昭和30年代のNikonときたら、
サラリーマンの給料2〜3ヶ月分もするという超高級品だったのだから無理もない。
だが、速写性を著しく損ねていたことは確かだ。
その後、回路が電子化され値段がこなれてくると、裸で持ち歩く人が増えた。

価格にして10万前後のカメラに皮ケースというのもおかしなものだが、
これはレトロ回帰現象なのだろう。
昔のレンズ、ファインダーを取り付け、古ぼけた感じの皮ケースを着せる。
年配は昔を懐かしみ、若者は新しいファッションとして受け止める。

3万以下のコンデジはバカチョンカメラのようにラフに扱い、
10万前後のシステムカメラは着せ替えを楽しむ。
中級、プロ用デジタル一眼はむきだしのまま使う。

…こんな風になるのかな。

4月12日(月曜日)

●ひかりTV でわかったこと
インターネット接続をBfletsにした際、電話も光電話に代えた。
確かに電話代は安くなったように思う。
「光」は速いし、安い…いいことづくめなのだろうか

来年7月で地上波アナログ放送が終了し、テレビは地上デジタル放送に変わる。
昭和20年代にテレビが放送されてから初めての方式転換だ。
すでにアンテナをデジタル対応にした家も多い。
わが家は未対応。
高圧線が近くに走っているため難視聴地域で共同アンテナからケーブルを引いている。
地デジ開通とともに、この方式は打ち切られる。
デジタル放送は高圧線の干渉に強いのだろうか?
地デジ対応のアンテナを立てれば解消するという保証はない。
また、向かいに背の高い木が数本植えられている。
電波の飛来方向なので、これも映りを悪くする原因、と
昔、調査に来た人が言っていた。
よそ様の樹木だから、幹を切り落としてとは言い出しにくい。

というわけで、地デジ対応はアンテナだけでなく、
間もなくこの地域もケーブルテレビサービスが始まるという話もあるし、
光テレビという選択肢もある。

などと考えていたら、ひかりテレビのセールスが電話であった。
選択肢のことを話すと、2ヶ月は無料だからぜひ使ってみてちょ、という。
ならば、とお願いして、チューナーが到着したのが10日ほど後。
マニュアルを見ると、エントリーコードを入力する必要があり、
それは別便で発送とある。
そのまま放置すること1週間。
結局2ヵ月無料といいながら、もう1カ月の半ばまで過ぎてしまっていた。

接続は簡単だ。
BフレッツのブロードバンドルータとチューナーをLANケーブルでつなぎ、
HDMIケーブルをテレビとつなぐ。これだけ。

ところが、予想はしていたのだが。
ルーターとテレビは10m以上離れている。
同梱されたLANケーブルでは届かなかった。
さいわい使っていないHubとLANケーブルでなんとか伝送路を確保した。

テレビ側の入力をHDMIにしてチューナーに電源を入れると、
「ネットワークに接続中」という画面になる。
液晶テレビがモニターになったような感じ。
接続したら、エントリーコードの入力を求められる。
付属のリモコンから数字を入れると、
賑やかな画面に変わった。
「ひかりTV」の入口だ。

仮契約は月額3675円の「お値うちプラン」。
テレビサービス、ビデオサービスが受けられる。
ほかにテレビおすすめ、ビデオざんまい、基本放送という合計4プランがあるなかで、
「お値うち」は一番高額だ。

40以上のチャンネルが表示される画面にワクワク。
一通りの内容を見ると、視聴できないものもある。
ビデオはオプションビデオ、プレミアムビデオがあり、これらは
オプション料金が発生する。

さらに、NHKオンデマンドという過去に放映された番組を見るのもオプション。
カラオケを使うにもオプション。

3675円支払っても大した番組は見られない、ということだ。

肝心の地デジ放送を見るのはどうしたらいいか。
電話のおねえさんは、地デジもOKといっていたが、
ここには落とし穴がある。

地デジを見られる光サービスは、「フレッツ光ネクスト」だ。
多くの個人が契約している「Bフレッツ」では受信できない

◎これで「ひかりTV」は選択肢から外れた。

さらに、映像が乱れるのだ。
Bフレでは伝送スピードが遅いのかどうかわからないが、
画像がモザイク状に崩れ、見られたものではない。

さらにさらに。
ルーターからチューナまで10M以上LANケーブルを引き回すという最悪の状態。
壁に這わせても見栄えのいいものではない。

さらにさらにさらに。
テレビが増えたらチューナも増やさなくてはいけない。
ルーターの端子がテレビ用に使われてしまう。
スイッチングハブを増設しなくてはならなくなってしまう。

2ヵ月無料というが、即刻返却したい代物だった。

「ひかりTV」。
知らないうちが花なのね。
知ってしまえばそれまでよ。


※ひかりTVのチューナーと書類。設置したものの…

●わが家の歴史、最終回
昨夜21時から、連続3夜の最終回が始まった。
3時間という長丁場。
合計7時間、CMが入るので実質6時間余りの長編だった。

博多でナイトクラブを経営する男、佐藤浩市の愛人となった
八女家の長女、芝咲コウの人生を通じて、
父親・西田敏行、母親・富司純子と男2人、女3人の7人。
それぞれの連れ合いという大家族と
それを取り巻く人々が織りなす戦後の物語。

世相を巧みに織り込み、おびただしい時の人が登場する。
今回は、将棋の升田幸三を「せみしぐれ」で鮮烈な演技をした内野聖陽。
3女が大磯ロングビーチで結婚をするのだが、
海岸を歩いていたのが引退した吉田茂。
さらに「貧乏人は麦を食え」の暴言を吐いた池田勇人。
ロケット工学の一人者糸川博士を高嶋正伸。

浅草のストリップ小屋に出入していた永井荷風。
石坂浩二が演じていたが雰囲気が似ていた。
慶応の大先輩の役をやるとは思っていなかったろう。

特筆すべきは、大泉洋演じる次男の親友。
彼が時代の狂言回しのようで、さまざまなシーンに登場する。
帝銀事件の犯人と似ているということから博多を脱出し、
都内でルンペンをした後、警察予備隊に入ったり、
機動隊、南極越冬隊、黒4ダム工事、要人警護などさまざなま職種に転じ
八女家とかかわりをもつ。
南極越冬隊と太郎、次郎の物語も折り込まれる。

長女の初恋の相手は郵便局員だったが、赤紙で満州へ飛ばされそこで終戦。
シベリア送りとなり、興安丸で舞鶴に帰国すると共産党員になっていた。
「不毛地帯」の壱岐のことが思い出される。
彼もまた時代に翻弄されながら八女家とかかわりをもつ。

八女家の居間の調度品は当時の平均的な家庭のもので、
小さなブラウン管のモノクロテレビが懐かしい。

ナレーターは役所広司。
初回から「私は…」という視点で始まっていたが、
本人が登場するのは3回目から。
しかも小学生の時代でドラマは終わるので、
役所広司がドラマに顔を出すことなはかった。
昭和36年、少年が運動会の徒競走に出る。
スタート用のピストルが一瞬写されるが、確かにあんな形をしていた。
小道具の隅々まで時代を語る。

戦後間もなく東京都葛飾区立金町小学校に入学した小生としては、
当時の出来事と自分のことを思い出しながら見ていたのだが、
たぶん、同じような見方をしていた方も多いだろう。


CMが多いのは止むを得ない。
その間、隣りで寝ているミミを相手にしていた。


4月11日(日曜日)
●花筏
夕方から雲が厚くなり風が出てきた。
わが町の桜も散る頃を迎えたかと、いつもの観桜ポイントへ出向く。
寒いのに宴会2グループ。
片方は大学生、もう一方は高校生。
チャリで来た高校生は酒も入らないのに元気がいい。
特に女の子たちが奇声をあげていた。

姫宮落は上流の花びらが流れてきて
花筏ならぬ川面を覆いつくすほどの花の川になっていた。



まだ花吹雪という状態ではない。
2〜3日後は道路を花びらが埋め尽くすほどになっているだろう。
風が吹けば舞う。
雨が降れば濡れ花びら。
それぞれのシーンで風情はある。

●わが家の歴史
フジテレビ開局50周年特別企画と銘打ち、
三谷幸喜原作「わが家の歴史」を3夜連続で放映している。
本日が最終日。
敗戦前後の福岡から始まり2夜は東京へ舞台が移った。

昭和前・中期は当たり前だった大家族の物語だ。
何をやっても長続きしない父親を西田敏行。
母親を、緋牡丹博徒の富司純子(やつれ具合が敗戦直後らしくていい)
しっかり者の長女が芝咲コウ。
その他テレビでよく見る大物俳優、タレント総出演のごった煮風人情劇。
当時の世相を取り入れ、実在の有名人を大挙登場させCGを多用している。

2話では銀座7丁目の銀巴里にウエィンツ扮する丸山明弘がステージに立ち、
観客に遠藤周作がいる。
また、銀座の文壇バーには手塚治虫がリボンの騎士のコスチュームで登場。
演じるのは、NHK大河ドラマ「新選組!」で
沖田宗司を演じていたあのハンサムボーイ藤原竜也。
九州から上京する夜行列車で明治大学に入学したての後の高倉健が…
力道山、笠木シズ子、美空ひばり、古川ロッパなども出てくる。
私生活では仲のいいという、中井貴一と佐藤浩市が興行を巡ってピストルで対決。
使用したのは旧日本軍の制式拳銃というのも凝っている。

長男は東大に入り、こともあろうに
学生高利貸し「光クラブ」(ドラマでは太陽クラブ)でパシリをやっている。
帝銀事件、アメリカかぶれの現金強奪事件「オーミスティク」は流行語になったが、
ドラマでは「オーマイガッド」と言葉を変えて登場。
警察予備隊を警察と間違って入隊させたり、金を売るための売血など、
昭和24年当時の世相もテンポよく飛び出す。

私も子どもの頃見た「街頭テレビ」はなつかしか〜〜。

というわけで、笑いつつ、昔を思い出しつつ三谷ワールドを楽しませていただいている。

●TOYっぽさの効用
PENTAXコンパクトデジカメH90はパンダカラー。
CANON、Nikon、Pana、オリンパス、カシオのように
これでもか!と先端性を主張しているわけではない。

カタログは謳う
「そこに、むだなラインはひとつもない」
「シンプルなフォルムとカラーリング」

確かに今どき珍しいスクェアタイプ。
ボタンも少なく一見バカチョン。
しかし、これが相手に安心感を与えることがわかった。

「ゆい」の店内を動画で撮影たときは、
胸のあたりにカメラを構えていたのだが
ほとんどの人は気にしなかった。

これがビデオカメラやデジタル一眼の動画だったら、
人によっては顔をそむけるか背を向けるだろう。
おもちゃみたいな小さなデジカメで
まさかHD動画を撮影しているとは夢にも思わない。

撮られても写真だと思う。
しかし、シャッターに指を置いていないので
変わったカメラの持ち方をしている、とは思われるかもしれない。

スナップ写真、動画には、こういうカメラが最適なのかも知れない。

だが、PENTAXの気に入らないところは、
液晶画面のアイコン類まで安っぽいことだ。
これは、フラグシップのデジタル一眼K−7にも当てはまる。

昨年、K−7が発売されたとき、上野まで出かけ実機にふれた。
正面のつらがまえは男っぽくてよかったが、液晶画面で失望した。
アイコンデザインは幼稚で文字も大きい。
一気に期待感がすぼんでしまった。
液晶画面の表示はさすがCANON、Nikonはうまい。
当然、PENTAXも他社を研究しているのだろうが、
その結果がアレでは…

4月10日(土曜日)
●後味の悪さ
「農の道」という散歩道がある。
自転車を降りてレジーナにカメラを向けていた。
すると、白いワンボックスがいつのまにか細い道に入り込んで
私のそばに迫っていた。
ここは自動車進入禁止である。
手で合図した。
車の男はそれを無視し入り込んでくる。
そのうえ、そこをどけ、というように手でごみを払うような動作をした。

尊大で傲慢な態度にムッとして、
車に近づくと、その男は窓を開けた。
「ここは車両進入禁止ですよ」と、私(もっとひどい言葉だったが)
「の〜さぎょ〜〜」と、男。
年回りは私とどっこいかもしれなかった。

お互いに乱暴な言葉の応酬があって、痛み分け。
記念にその男が農作業をする姿をカメラに収めた。

※農の道に止められた白い車と我がもの顔の男。

いくら農作業とはいえ、大きな車で細い道に侵入してきたのだ。
よけてもらうにも、
それなりのマナーがあるだろう。
人を虫けらのように手で払うような仕草は失礼千万。
自分の尺度でしか物事を考えないアホと
同じ土俵で言い合った自分に腹が立った。

●ゆい

野菜の産直販売所「結」に出かける。
近いので必要な分を買うだけでいい。
社長のS氏がレシートを回収して学校へ図書を送りましょうと言っている。
許可をいただき動画撮影。
近隣にもこのような施設があって、
安心、新鮮野菜が安く買えるとあってどこも人気がある。
「結」の販売スペースは近隣に比べコンパクト。
杉戸、白岡、大利根には「そば」「うどん」を食せるコーナーがある。
「結」にはとんがり帽子の軽食コーナーはあるのだが、
年配者が希望する麺類は扱っていない。
背中には池がある。
これを見ながら食事ができたらと思うのだが、
一向にその気配はない。

●レジーナ
東武動物公園のレジーナは木製ジェットコースターとして人気がある。
かつて一度乗ったことがあるが左右、上下に激しく揺れる。
先頭車両に座ったので、最上部に到達し、わが家を目の下に見たと思ったら
奈落の底に落ちるような按配で急降下した。
メガネをかけたままだったが、なんとか吹き飛ばされずに済んだ。

レジーナのフェンス脇の桜は一部の桜マニアには人気がある。
レジーナの一番どっしりとした構造部を背に太い幹が大きく枝を伸ばしている。
間もなくここも散り始めるだろう。
幸い晴天。
午前中の日が撮影にはいい。
この季節にはこれまで何度も撮影しているので
レジーナと桜が映えるポイントはわかっている。
というわけでH90のテストを兼ねてシャッターを押す。



動画だが、基本はムービーカメラでなくデジカメなので、
ズーム操作の音を拾ってしまう。
同じ画角で撮るほうがいいようだ。




パノラマモードは、体をひねりながら3回撮影すれば
カメラ側で合成してくれる。
これまで、画像ソフトで編集していたのだが、不要になった。
空のつなぎ目が色のバランスを崩しているが、
作品ではなく記録なのだからぜ〜〜んぜん気にしない。

●水と緑のふれあいロードの桜
商工会はす前の用水からサイクリングロードが始まる。
細い道だが、行田の利根川大堰まで続く長〜〜いロードだ。
10年以上前、終点まで走ったことがあるが、
宮代の景観のよさは他を圧している。
他の地域は田圃が広がることが多いのだが、
宮代地域は屋敷林が迫り、雑木林が遠望できる。
さらに、長い桜並木が道沿いに続くのは宮代しかない。

時は春。
桜満開。
走らねばならない。
といっても、全行程ではなく桜並木だけの約2Km。
10分程度だから楽勝だ。
H90を手に昨日動画を撮影したのだが、10分を少しオーバーしていた。
2つに分割しようかと思ったが頭と尻をカットしたら10分以内に収まった。
しかも、編集ソフトを使ったら2Gもあったデータが半分以下になってしまった。
アップロードも15分程度。
画質がどう変わるか予測がつかないが、
昨夜のクソ長さを考えたら拍子抜けするほど速攻だ。

舗装された道だから画面の揺れは少ない。
風を切る音だけが耳につく。
桜の色がくすんでいる。
晴れていたら申し分なかったのだが


4月9日(金曜日)

●桜並木
食後の運動を兼ねてH90をポケットに入れ桜の径を走る。
東武動物公園西口ゲート側から「水と緑のふれあいロード」の桜の終点から、
商工会前のスタート地点まで撮影を試みる。
手でじかに持つとホールディングが不安定なので
超小型三脚をつけ、そこを握って走ることにした。
なかなか具合がいい。
しかも、コースはサイクリングロードなので舗装されている。
昨日のような画面の激しい揺れは回避できるだろう。
曇天で平日の昼下がりということもあって、人の姿は極端に少ない。
約2kのコースを快適に走った。

首尾よく撮影は終わったのだが、
動画の長さは11分。
YouYubeは10分までのデータを受け付ける。
5分と6分に切り分けてアップロードしなければならないし、
容量は2Gを超えていた。
アップロード時間がかなりかかる。

保健センターから笠原小までの「桜市」が開かれたコースも満開。
ひと風吹けば花吹雪という状態だ。
姫宮落には花筏が流れている。
ここから、新しい村までを撮影。
笠原小前で学童パトロールをやっている知人がいて、
挨拶の声が入ってしまったのはご愛嬌。
こちらは5分で容量は1G。
フォーマットはaviだからそのままアップできる。
隣りのPCがもう2時間以上作業を行っている。

で、やっとアップロードできたものがこれ。
新しい村「結」もカバーしてある。


同じPCでアップロードしつつ他のことをやれなくもないが、
極端に能率が落ちてしまう。
従って、就寝中にPCに働いてもらうかサブ機で行わなければならいつ〜ことが
わかっただけでも収穫ね。

西口ゲート脇でつくしを発見。
ほとんど人が通らない場所なので、
集団で元気よく春を謳歌していた。
昔は山崎山周辺にもこのような場所があったが、
最近は探すのに苦労する。

4月8日(木曜日)

●カメラテスト
都内の桜は散り始めているが、
埼玉東部地区は寒い日が続くおかげで、
咲き始めたのも遅いが、まだ咲き誇っている。
宮代町には何ヵ所か桜のビューポイントがあるが、
おすすめは東武動物公園に沿って流れる姫宮落だろう。
直進する約1.2kmの径が桜の並木だ。
幹はほどよく太く枝ぶりもよい。
枝はもちろん幹から直接花をつけている。
自然のままの小川の両サイドにカラシナや菜の花が生い茂り
都内では見ることのできない昔ながらの風情が残っている。
ポリ容器などが浮いているのが残念だ。
せめてこの時期くらいは清掃が必要だろう。

PENTAX H90をポケットに入れて桜を追った。
木製ジェットコースター脇の桜も姿がいい。
通常サイズとアスペクト比16:9をテスト。
横長画面はパノラマミックになり雄大さが感じられる。

※通常サイズ

※アスペクト比を変更。上下の部分がカットされた分、広がりが感じられる。

※どこまでも続く桜並木。高い建物がないので、鉄塔がスカイツリーのように見える。

※16:9を縦位置で撮影。幹にびっしりついた花の様子がわかる。

次に、桜の径を動画で撮影。
1280×720というHDモードに設定。
東武動物公園東口ゲート脇から
ハンドルを片手で保持し、右手でカメラをかまえそのまま走る。
カメラが小さいので、機能ボタンを押しそうになってしまうのを注意しながら。
未舗装の土の道は、乗っている人にはあまり感じないのだが、
カメラの揺れがはげしい。
約7分、1.2kmの桜並木を散歩者をよけながらノンストップで終点まで撮影。
で、YouTUbeにアップロード。
サイズが1G超なのでおびただしい時間がかかってしまった。
そのまま床に入り、翌朝無事アップロード完了を確認。


思った以上に画面の揺れが激しい。
人の声をよく拾っている。

歩きながら撮影すれば画面は安定するが、
15分以上かかってしまうだろう。
専用バッテリーは1個しかない。
動画の消費量は未定なので、今回のやりかたで正解だろう。
iPodのように自転車に固定する器具があればいいのだが、
それを使ったら、揺れはもっと激しくなる。

宮代町にはいくつかの散歩道が整備されているが、
ここ、姫宮落の桜並木道もぜひ舗装していただきたいが、
予算の都合で無理な相談なのだろう。

というわけで、とり急ぎH90のテストを終えた。
顔つきに似合わず、多彩な使い方ができそうだ。

4月7日(水曜日)

●キッチュ
キッチュ=Kitsch 安っぽい、まがいもの、俗悪な。
商品を形容するのに、あまり褒められた言葉ではないが、
まさに、その通りのデジタルカメラに遭遇してしまった。

キヤノン、パナソニック、Nikonといった
滑らかでぴかぴかのきれいどころが顔見世する中で、
それはスクゥエアで、ツートン・カラー。
周囲から明らかに浮いていた。
アフガン・シープドッグやボルゾイといった高貴な雰囲気を漂わせる
わんちゃんの中で、パグを見つけたようなものだった。
だが逆に目立っていた。

シルバーとオレンジ、シルバーとブラック、ホワイトとシルバー。
Toyカメラのような3台は
PENTAXのOptio H90と言った。

Lomo(ロモ)というフィルムを使うToyカメラが
一部のカメラ愛好家に人気があるが、
H90はデジタル版Lomoとでもいうべきか。
これほど遊び心のあるコンパクトデジタルカメラを発売しているメーカーはない。

そういえば、PENTAXはデジタル一眼でも
豊富なカラーバリエーションのあるタイプがある。
ピンクの一眼などは、
ことによったらコスプレ族には人気があるかも知れない。

わが町のコミュニティセンターで毎週繰り広げられている
コスプレ大会には大勢の愛好家が集まり、
思い思いのコスチュームでポーズをとっている。
それをデジタルカメラで撮影しているのだが、
コンパクトデジタルカメラは少数派で、
若い娘たちがデジタル一眼を使っている。
今のところ、ほとんどがオーソドックスなブラックタイプだが、
そのうちカラフルなカメラにお目にかかるかもしれない。

で、H90だが外観はトイカメラだが機能はすごかった。
1210万画素、広角28mmからの5倍ズーム。
しかもHD動画対応ときたもんだ。

いま、コンパクトデジカメはキヤノンPowerShotを使っているのだが、
それに比べ起動もズームの繰り出しも速い。

見た目と性能の落差にすっかりまいってしまった。

別のコーナーで最近発売されたSonyのbloggieに触れてみた。
小型・薄型でフルハイビジョン撮影ができる。
インターネット上で姿は見ていたが、実機を見ると…
価格は安いが、それに見合ったちゃっちいムービーカメラだった。
せめてSonyのICレコーダーくらいの外観にしてほしかったな。

再びH90と対面する。
決めたっ!
昨年3月にPowerShotを買ったばかりなのに、
H90の誘惑には勝てなかったんだな〜〜。

選んだのは銀×白磁。
銀×黒と迷ったが、こちらはありきたりのカラーコーディネートだし、
レンズ周りが黒だから溶け込んでしまう。
朱×銀鼠は女性好み。
ボディの白、レンズの黒の対比が鮮やかで、上の部分の銀と合わせて3色。
結構派手なおもちゃという感じになる。
専用電池というのが不満だが薄型なのでやむを得ない。

というわけで、今後はバッグにCANON、
ポケットにPENTAXということになる。
勝負撮影はデジタル一眼、サブがH90かな。
そうなると、予備バッテリーが2個必要になってくる。
単3が使えるCANONは、万一に備えてという構成だろうな。

4月6日(火曜日)

●霞町物語
1998年に書かれた浅田次郎の短編小説集。
オリンピック東京開催が決まり、中心部が開発され街が変わり行く頃、
霞町を舞台にした高校生の青春グラフティだ。
学校群華やかなりし頃で主人公は、都立青山高校に在籍している、と思われる。

青山高校は名前は青山だが、港区ではない。
渋谷区神宮前の神宮球場近くにある。
有数の進学校で、前身は昭和15年創立の府立15中だ。
小説内でも、東大、早慶へ大量の合格者を出していることが語られている。
芸能界のOBでは、ドリフターズの中本工事、最近東尾理子と結婚した石田純一、
美人アナ 滝川クリステル、落語家 柳家小三治などがいる。

伊能写真館が主人公の家。
明治の頃から続く老舗だがカメラの普及でわざわざ写真館で撮る人も少なく、
2代目の父親の代でたぶん終わるのだろう。
初代の祖父も愛用のライカを撫ぜながら店でうつらうつらしている。
深川芸者あがりの祖母は亡くなってしまった。
養子の父親が店を切り盛りし、母親は祖母と同じ芝居にうつつを抜かしている。

高校生の伊能君はよなよな六本木で遊び狂っている。
グループの中には女の子もいる。

加賀まり子は若い頃は六本木野獣会のメンバーだったが、
時代はシンクロするのかもしれない。

今、六本木界隈も当時の町名がすっかり変わっている。
昭和30年代の六本木は六本木町といい、
交差点あたりの狭い地域だった。
日本教育テレビがあったのは材木町で、
そこからゆるやかな坂を渋谷方面に向かうと霞町だった。
右に折れれば青山墓地だ。

私が社会人になった昭和40年以降、
たまに銀座から六本木に遠征して飲むことがあった。
檜町公園の向かい、芋洗坂など裏手が多かったが、
たまに知り合いがやっていた霞町のスナックにも出かけた。

地名は昔のままで、霞町は交差点界隈も暗く、夜中の人通りは少なかった。

小説は、そんな当時の雰囲気をよく伝えていた。
六本木族という言葉は使っていないが、
車を使い軟派を繰り返し、多摩川の川向こうから遊びにやってくる
金持ちのぼんくら息子たちと抗争を繰り広げる。

「青い花火」は、青山を通る都電の最後の姿をカメラにおさめようとする
祖父の話だ。
しみじみさせる。

「雛の花」は祖母の秘密に迫る。
これは、明治時代の男と女の切ない話で、
口調は伝法だが、しみじみ。

「平成の泣かせ屋」の異名を持つ浅田の小説らしく、
内容は破天荒でも、人情の機微を感じさせるものが多い。

私の昭和30年代は、向島で高校生活を送っていたが、
川向こうの浅草にひんぱんに出入していた級友がいた、という話は聞いたことがない。
もちろん、向島の三業地で遊んだなどということは、教師でも少ないだろう。
ただ、1年の頃当時の3年生には通りの向こうの玉ノ井で遊んだ、という
剛の者がいたらしい。
まもなく、売春防止法の施行で、おおっぴらには売春婦はいなくなってしまったのだ。

そんな大人の歓楽街に囲まれた高校だったが、
われながらまじめな生活を送ったものだ、と、
「霞町物語」を読みながら青春時代を振り返る。

山本一力氏の「ワシントンハイツの旋風」が自伝的小説だったので、
「霞町物語」の浅田氏の…と思ったが、違っていた。
氏は、東京都中野区鍋屋横丁の旧士族の家に生まれる。
駒場東邦中学校、中央大学杉並高等学校(5期生)を経て、自衛隊に入隊という経歴だった。
作品の舞台については、各種資料で調査しているが、
現地を訪れることなく書かれた作品も多いという。

4月5日(月曜日)

●Fado
ポルトガル歌謡ファド。
アマリア・ロドリゲスの「暗いはしけ」しか知らない者としては、
沈みがちな音楽としか聞こえない。
40年以上前の偉大な歌手のあとを継ぐ若手はほとんど日本に知られていない。
ところがどっこい、Marizaという金髪を短く刈り込んだ歌手がいた。
歌い方は伝統のFadoだが、ユーロ・ビートを歌いそうな雰囲気をもっている。
だが、昔、ポルトガル領だったアフリカ・モザンビーク生まれの37歳。

1つ年上にCristina Brancoがいる。
こちらは彫りの深い顔だちと黒髪。
黒い服装がよく似合うオーソドックスな歌手という雰囲気。


好みとしてはMariza。
ファッショナブルで歌はうまい。

4月4日(日曜日)

●華やぐ町
近隣の幸手市は権現堂が有名だ。
桜と菜の花の対比が美しい。
近郊近在から見物客が訪れ
この華やかな舞台をバックにマラソン大会が開催されている。
立派な観光資源になっている。

幸手に限らず、田園地帯は縦横に灌漑用水が走り
小川も暗渠化されていない。
そして、水辺に桜が植えられていることが多い。

私が住む宮代町も例外ではない。
東武動物公園内は一説に3000本以上の桜がある。
ここに沿って流れる姫宮落川の両岸、
並行する灌漑用水にもおびただしい桜が植えられている。

※左へ行けば動物公園入口。奥へ進めば桜の散歩道

この季節は駅から12〜3分の場所が桜一色に染まる。
昨日は1日限定の「さくら市」が開催されていた。
短い距離に屋台が出てそこそこの賑わいだった。
それを横目に大勢の人が通り過ぎるが、彼等は動物公園の客だ。

※曇っていたが、今が見ごろ。

上野の山はブルーシートを敷いて宴会を開く人々が連日山をなす。
宮代の場合、桜は多いが宴会を開くスペースがほんのわずか。
90%は散歩道なので、滞留することができない。
そんなわけで、せっかくの観光資源は、
地元の人々が独り占めすることになる。
なんともぜいたくな話。

※町の人だけが楽しむ散歩道

※動物公園内の釣堀では、獲物を狙う猫が共存。

町は幾つかの道を「散歩道」として整備しているが、
動物公園一帯は、白岡町領分もあるからなのか、
手がつけられていない。
1周約45分の道は堤防だったり砂利道もある。
年配者の健康維持のコースだけではもったいないような気もするが。

※ばあちゃんも、好奇の視線を向けることはない。

※ひときわ背の高い白いドレス。じつは男性だった!

コスプレは本日も賑やかだ。
昨日は笠原小も開放されたが、
本日はコミュニティセンター進修館のみ。
庄司町長後援会の町政報告会が開催されたのと同時刻に、
コミック、アニメの服装に身を固めた愛好者が大勢集まって
思い思いのポーズで写真を撮っている。

保守的な年配者と異次元の若者たちが
同じホールですれ違う。
もう見慣れた光景なのか年配者たちは奇異のまなざしを向けることもない。

鳩山氏の支持率は急降下。
もう死に体であるにも関わらず
世は全て事もなし。
平和ではある。

4月3日(土曜日)

●桜日和
上野公園、千鳥ヶ淵、飛鳥山…
新聞、テレビで連日都内の桜情報が伝えられる。

なかでも上野のお山の陣取りはマスコミの絶好の被写体。
小雨降る肌寒い午後、夜からの宴会に備えて
防寒具姿の若手社員がブルーシートを敷き詰めている。

風雨に備えて段ボールで急ごしらえの陣地をつくるグループも。
お山の先住民にあまりの下手さに笑われてしまうだろう。

一昨日位まで蕾の固かったわが町の桜も一気に7〜8分まで咲きそろった。
本日は笠原小脇で、恒例「さくら市」が開催されていた。
保健センターまでの短い距離だが、屋台が出てそこそこの賑わい。
いつもと違うのは、笠原小がコスプレの舞台になったらしく、
参加者たちが、一般の花見客に混じっていた。
桜の下で思い思いのポーズで写真撮影する。
焼き鳥に食らいつく派手な色のかつらの娘たち。
桜と華やかさを競っておりました。
こういう図は都内でもなかなかお目にかかれないでせう。






同時刻にコミュニティセンター「進修館」の前庭でも
コスプレ大会が開催されていた。
ふだんは静かな町も、この日ばかりは艶やかに。

コスプレイヤーの唯一の不満は、帰りに「お茶」する場所がない、こと。
需要をみすみす逃がしているとはもったいない話ではある。

4月2日(金曜日)

●iTune
iPodを使っている人は必携ソフトだが、
Sony愛用者にはとりたててインストールすることもない。
が、海外の音楽を聞くには便利だ。
ウインドウメディアプレーヤーでも同じことができるが、
iTuneがカバーする局の多さはその比ではない。
JAZZは143局、米国以外の海外は、ぬわんと590局を受信できる。
最近、パソコンでラジオが聞けるサイマル放送が始まったが6局だ。

今日のようなぐずついた日には明るい音楽を流していたい。
パーソナリティーのおしゃべりは不要で、
軽快なサウンドをシームレスで部屋を満たしたい、というときは
iTuneに頼らざるを得ない。
が、局数が多すぎてお気に入りにゆきあたるまでがたいへん。
登録できるのかもしれないが、
使いこなしているわけでもないので、
そのつど細かいリストから選ぶことになる。

各音楽ジャンルからごきげんな局だけを抽出しておければ…と誰もが考える。
ところが、偶然にもそれができてしまった。
それも、こぶりの音楽再生ソフトに局のデータを記憶させるので、
以後、重いiTuneを起動させなくても済むという
なんとも嬉しい結果となった。
今のところデスクトップPC上なので、
同じ環境をNoteで構築せねば。

Cool Med Radioつ〜、地中海のChillOut系の局はいいですね。

●禁煙条例
昨夜の風はうなりをあげていた。
ごみ容器はころがり、何かが落下する。
闇夜の屋外は騒々しい限りであった。

神奈川県では昨日から厳しい条例がしかれ喫煙者は違反すると罰金。
この日のためにだいぶ前から啓発運動が行われていた。
東神奈川駅頭ではチラシを配って禁煙区域のPRをしていたし、
横浜駅西口は広場の隅に喫煙館ができ、そこ以外は禁煙。
以前は高島屋前のダイヤモンド地下街への階段脇が
人目がさえぎられるので、なんとなく喫煙地域になっており、
おびただしい吸殻が落ちていたものだが。

今朝のワイド番組で施行されたばかりの神奈川県内の様子を報じていた。
喫煙室を2〜300万円かけて作った箱根の旅館、
脱衣所で風呂上りの一服ができなくなって不満たらたらの客。

飲酒に煙草はつきものだが、分煙で片隅に追いやられた客。
一人の男がインタビューされていた。
小生、食事をしながら見ていたのだが、
「あっと驚くタメゴロ〜〜」(ふ古い!)
なんと、サラリーマン時代の同期入社「大*」ではないの!
数秒にも満たなかったが、
学生時代はバレーボールをやっていたので、
スリムで引き締まっていた身体をしていたが今は見る影もない。
太ったのかむくんでいるのか、ふくっらした顔が
バストショットで映し出された。
元気で飲めるうちが花ね。
取材された本人は見ていたのだろうか。

4月1日(木曜日)
●JAZZの海
YouTubeの音楽ファイルの大海を漂流していると、
思わぬミュージシャンに遭遇することが多々ある。
もちろん当方が知らないだけで、ファンは先刻承知なわけだけど。

YouTubeの画面が変わっていますね。
使いやすくなった部分もあります。

いつものクセで歌のうまい「美人」シンガーを探していた。
最近ジェーン・モンハイトという若手のJAZZ歌手と出会った。
ついで、セシリア・ノービーというデンマーク出身のシンガーにたどりついた。
若くはないが歌が滅法うまい。
長い金髪を振り乱す姿が迫力ある。

そうこうしているうちに、アヴィシャイ・コーエンという男性ベーシストに流れ着いた。
Liveフィルムが多く、かなりいい乗りをしている。
モダンジャズは頭が痛くなるので敬遠するが、彼の曲は聞きやすい。
ウッドベースをビンビン響かせ、自分の世界にのめりこんでいる演奏スタイルがいい。
さらにピアノは弾く、歌う…
しわがれた声がなかなかいいのだが、
JAZZという雰囲気ではない。
ご詠歌のような雰囲気さえある。

かなりの数のファイルをダウンロードして、
彼のプロフィルを調べてみた。

イスラエル生まれのJAZZマンで、ニューヨークで修行し、
チック・コリアのバンドでベースを弾いていたという。
その後イスラエルに戻り兵役につく。
空軍だそうだ。
除隊後、同じイスラエルの仲間と、ピアノ、ドラム、ベースのトリオを結成して活躍中。
ご詠歌のように聞こえたのは、ユダヤ教をテーマにしたものかも知れない。

Live版はflvファイルのままノートPCに移し、
アンプ経由で出力してみたが、なかなかごきげん。


※野外フェスティバルの様子。これはエレキベースだけど…、
このトリオは4年前に横浜でLiveを開いていた。

深夜、ドスのきいたウッドベースを聴いていると、
オンザロックスをやりたくなるが、
あいにく手元にはない。

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