下館市のハム工房と窯元
初めて水汲みに行ったときは、地図と首っ引きだった。2度目になると行く先はわかっているから、左右を見る余裕が出てくる。
知らない町を訪問するのも大きな楽しみ。何しろ寺山修二の「書を捨てて町へ出よう」とか永六輔の「遠くへ行きたい」で育った年代なのだ。
雨引へは国道50号を結城市、下館市、大和村と行くのだが、下館にいいお店があるとの情報を得た。で、小1時間ほど寄り道をしてみた。

50号は下館市の泉町交差点を右折。左側のNTTの建物が目印。JR水戸線の高架を抜けると5差路にぶちあたる。その一番右を行くと日本ハム茨城工場にたどり着きます。ここが最終目的地ではありません。
工場脇の「下館工房」と「金海窯」がお目当ての場所です。

手づくり体験「下館工房」

日本ハム茨城工場の脇にあるおしゃれな建物。予約してウインナソーセージづくりが体験できます。夏休みということもあり、建物の左の部屋で、2組ほどの子供たちが帽子に白衣というスタイルで体験しておりました。中央は「ソーセージカフェ」。できたてのハム・ソーセージを使ったメニューで軽い食事ができます。
天井の高いすてきな空間です。中でオリジナル商品を購入することもできます。
前庭はバーベキューガーデン。1人2時間まで2500円で生ビール飲み放題でバーベキューができます。これはかなりお得な感じ。この日は都内から来たという2組の家族が楽しんでいました。お父さんたちはビールをクイックイッやっていましたが、帰りは奥さんが運転するのでしょうか?

室内禁煙なので、テラスでいっぷく。

韓国で磨いた技、「金海窯(きんかいがま)」

周囲が住宅の、とある1軒。ショーウインドウに焼き物が。前には何やら大ぶりの鉢のような瓶のようなものが置いてあります。
これは、ここの主の説明で判明したのですが、右の3つは工芸品として韓国で作られたキムチを漬け込む甕。左の土瓶の親玉みたいのは漢方薬を煎じる道具なのだそうです。

未完成のままオブジェとなった焼き物か?

シャッターが半開き。奥のスチール棚には焼き物が無造作に積まれている。入り口には大陸の道祖神らしき石造が鎮座する。

近づいてみると。青磁のような色合いの皿、茶碗、酒器などが見える。
ここが韓国で修行し下館に窯を開いたK田氏の工房「金海窯」なのです。氏の作品は新宿、青山、銀座などで購入することができるとのことですが、当然そちらより窯元からのほうが安く入手できます。
3か月に1度位のペースで窯出しがあるとか。その日に当たれば焼きたて(なんかパンみたいな表現ですね)にご対面できます。8月2日は少し早かったようです。
住所:茨城県下館市みどり町1-13-3 TEL0296-22-2443

金海窯から、下館工房は至近距離。工房内でここの作品を展示販売していますが、わずかな距離を歩けば生産元。どちらで購入すればお得なのか、よ〜〜〜く考えなくても答えは明白ですね。

今回購入したお皿とボウル。飾り気のない素朴な表情。使えば使うほど味が出て、愛着が生まれることでしょう。

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