雨引観音の延命水

わが家からそんな遠くない所に名水があるという情報を小耳にはさんだ。
茨城県筑波山麓の雨引観音(あまびきかんのん)だった。
もちろん初めて聞く名前。HPで検索し所在地を確認して出かけた。

■雨引観音への道
国道4号線をひたすら下る。左へゆけば小山市、右は水戸市という50号とのクロスポイントを水戸方面へ。ここは立体交差になったため、車線を左に寄せて下に下りる。
50号は一部昔ながらの狭い道もあるがおおむねゆったりしている。ひたすら走る。結城市、下館市を過ぎると雨引観音のある真壁町に入る。50号に入って約1時間位か。右折のポイントが少しわかりにくい。土地の人に言わせると標識があるというのだが。初めてのことなので行過ぎて水戸線岩瀬駅まで行ってしまい、1ブロック戻る。
わが家から1時間半。尚仁沢より1時間短縮だ。

 

右折のポイント。左に大きなラーメン屋、右にNettsのカーディーラーの店舗

右折後、ひたすら道なりに行くと雨引観音の看板。そこを左折。民家が点在する細い道を行く。石材加工の家が多いのは、加波山から切り出される花崗岩を使った石材加工が盛んな地域だから。坂にぶつかるのでそこを右折。突然道が開け竹細工屋が出現する。
2003.8.3時点、50号から雨引観音へ入る目印のラーメン屋が撤退しておりました。したがって、トヨタNetsのお店だけがたよりです。

ここは数多くの民具を扱っている。安いものもあれば結構なお値段のもある。写真の右手では野菜を売っていた。トマト1袋150円。2つ購入した。

■雨引観音の名水
雨引観音の裏手の山の中にある。駐車場は2つあるが、上のほうの第二駐車場が水を運ぶときに便利。
水量はちょろちょろ。本来参拝に来た人が口をすすぎ軽く飲むためのもので「延命水」と名づけられている。水場の脇には「参拝の人を優先させてください」という貼り紙。ポリタン族は、おこぼれちょうだい、のスタンスである。水の口は1つしかない。

普段は多少混むらしいのだが、この日はだれもいなかった。20L入りポリタン5つ、7L入りポリタン2つ、ペットボトル少々。これで1ヶ月の飲料水がまかなえる。

100Kg以上の水を積んだ車は、雨引観音の第2駐車場からゆっくり降りる。この車はこのドライブが最後になった。今度は同じ赤でも違う車種で水汲みに向かう。


■坂東観音霊場第二十四番 札所「雨引観音」

雨引山は、真壁郡大和村にあり、筑波山の北に連なる加波山を中心とする山塊の最北端位置する標高409mの山です。水郷筑波国定公園の北端になります。
雨引山の中腹には子育てで有名な雨引観音があります。雨引観音は、正式には雨引山法楽寺といい、観音様を安置しています。約1300年前に開かれ、境内には、推定樹齢400年を越すといわれているスダジイの巨木があり、天然記念物に指定されています。本尊の観世音菩薩立像は国指定重要文化財です。

仁王門

内部の彫刻

色鮮やかで日光みたい。

本堂

樹齢300年を超すといわれる天然記念物のスダジイ

■後記
雨引観音は春・桜・牡丹、雨季・紫陽花、秋・紅葉と四季折々の楽しさがあるようだ。孔雀が放し飼いされている。平成8年頃から数羽の孔雀を放し飼いしたところ、最近では繁殖して、十数羽に繁殖したという。
参拝に来ていた土地の人から、真壁町には他にも水汲み場があることを聞いた。後日、真壁町商工会にメールで問い合わせたところ回答を得た。わが家界隈から筑波方面に向かうには、もっと近道があるという。機会があれば新しいルートで訪れたい。


このページのTOPへ  |水汲みの目次へ | ホームページの目次へ
inserted by FC2 system