カポネの隠れ家は今…
70年前のシカゴ市内はひんぱんにドンパチがあったのだろうか?警察博物館で$9.95で購入した「CAPONE'S CHICAGO」という冊子には室内で、レストランで、路上で射殺された人々のおびただしい写真が掲載されている。脱税容疑で逮捕されたカポネは獄中、脳梅でこの世を去ることになるのだが、現役中、悪事を働いたら逃げ帰る隠れ家があった。市内からおよそ1時間半。雑木林に囲まれた二階建ての一軒家。前にはFOX川が流れている。いざという時は水路からの逃亡にも便利だ。日本でいうなら銀座で犯罪をおかし江ノ島あたりまで逃走した…という感覚だろうか。今、その家はステーキレストラン「SPEAKEASY=スピキィージー」に姿を変え好事家たちが集う。雪が降ったあとのアイスバーンと化した道をひたすら走りたどり着いたら、夜になっていた。ドライバーも初めてのコースということもあり非常に危険なドライブだった。 |
カポネの隠れ家、今はレストラン「SPEAKEASY」の入口。周囲に家はありません。暗闇に窓の明かりが見えたときは正直ホッとしました。ペンキが塗られてかなり派手な建物となっています。 |
入口のドアもかなり派手目。チャールストンを踊りそうな女性と子分を従えたカポネが迎えてくれます。靴は白と黒のコンビ。あちらでも日本でもこういうのをはく人種は今も昔も変わらないようで…。 |
おみやげコーナーの片隅のバー。壁にはトミーガン(かな)が飾ってある。このタイプのマシンガンはカポネがよく使っていたのかな?警察博物館で購入した冊子のカットにも使われている。私はここでビアカップと灰皿を購入しました。 |
レストランの2階。その日は雪の後ということもあり客はまばらであった。私が日本から来たことを告げると、マネージャーはこのフロアを見せてくれた。ここで裏切者を実際に射殺したということだ。今でもポルターガイスト現象がが起こる、と彼は真顔で話した。 |