名作の宝庫、Chicago美術館

現代的なビルが屹立するオフィス街、ダウンタウンの一角にクラシックな建物が鎮座する。入口に日本橋三越のようなペアのライオン像。日本のように手で触られてテカテカしてはいない。風雪に耐え緑青に覆われた姿で迎えてくれる。像が大きくて台座にしか触れないということもある。この建物は1879年に建設され印象派、後期印象派の絵画コレクションでは世界有数とか。美術全集ではおなじみの、ルノワール、ゴッホ、スーラなどの傑作がごろごろ。日本の浮世絵もありまして、あまりにも有名な葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」もここでお目にかかりました。この他、東洋美術、宗教画、アメリカ美術、中世紀の甲冑・武具など展示数が膨大で2〜3時間ではとても見切れるものではありません。


カイユボット「パリ、雨の日」。1877年制作。日本では西南戦争が勃発、西郷どんが自殺しております。

グレコ「聖母昇天」1577年。織田信長が日本を制定中の頃。楽市楽座による流通も活発化してきました。

あまりにも有名なGoghの自画像。スーラの点錨法を採り入れ、放浪する男の不安と焦燥を表現している、と解説書にあります。

模写をする小学生たち。わたくし、国内の美術館にはあまり行かないのですが、日本でもこのような美術教育が行われているのでしょうか?

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