驚異の人体スライス

風光明媚なミシガン湖畔を走るレイクショアドライブを南に。科学産業博物館へ向かう。イオニア式の円柱をもつギリシャ様式の荘厳な建物だった。正面は皇居に面した第一生命ビル(終戦後のGHQ)というたたずまい。科学・産業という幅広いジャンルがテーマだけに展示物は「ごった煮」。古代エジプトから宇宙まで。さらに、機械から生物まで(区切りかたも要領を得ない)。日本の博物館では絶対見ることができないものがありました。それは、人体の垂直と水平スライス。現代医学は胴体でも頭でもスキャンして輪切り状態をフィルムで見ることができる。しかし、ここのそれは、人体をスライスしてホルマリン漬けにしたあった。見た後、生ハムは食べられないでしょう。

体内に宿った赤ちゃんの発育過程がホルマリン漬けになっている。この胎児をどのように用意したのだろうか?

人体を垂直にスライスした標本。切断面は非常に鋭利な刃物を使ったようだ。本当に本物なのだろうかと思ってしまう。

標本になって現代に残る被害者(?)は、黒人女性だそうだ。脇のプレートには臓器の位置の説明がなされている。

こちらは、水平にスライスされた標本。1体から垂直、水平スライスの標本はできるわけがないので、何人かが犠牲になっているはず。何年頃に作成されたものか不明だが、どんな素性の人なのだろうか?

胴体輪切り。腹部の脂肪、肉の部分。内臓がはっきりわかる。牛の標本なら、霜降りの肉ではないことがわかるが、これは人間ですからね〜。なんといったらいいのか。これ見たら生ハムや焼き肉が食べられなくなりますね。


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