鵜のマンション
はじめは動物公園で飼われている鳥かと思った。ところが、ネットはないので、自由に飛び回っている。ゴーカートのコースは大きな池の周りを走っている。一番大きな木の枝に鳥が無数に止まっていた。だれも近くには寄れない。そう、ここは鳥たちのサンクチュアリだった。
ペリカンのような袋のついたくちばしから川鵜だとわかった。朝早く飛び立ち、夕方になると三々五々と帰ってくる。どこに仕事に行っているのかわからないが、途中で赤ちょうちんに立ち寄ることもない、真面目なサラリーマンのようである。
バード愛好家には知られたポイントであるらしい。ズーム率が低いから彼らの表情まではわからない。でも、枝にお行儀よく並んだ鵜がよく観察できる。
冬はグレーなのだが、夏は羽毛が白くなる。飛ぶさまは結構優雅である。
…と思ったら、鵜と白鷺が同じ木に同居している模様。夕方、近くから見たら相変わらず濃いグレーの鵜がおりました。

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