蛍はいつ還るのだろうか?
畑と湿地だった地域は整備され、人々が憩う場所になった。畦道が舗装された道路になり、ある人にとっては非常に便利になった。水路も一部はコンクリートになったが、今年の夏はザリガニ、どじょう、めだかが棲息するようになった。コンクリートを使わない昔ながらの水路は、ちょっと雨が降らないと干上がってしまう。新しい村のマスタープランでは、このひび割れた水路あたりが「蛍」舞う小川になっている。何年か後には、こういう場所に本当にほたるが舞い戻って来るのだろうか。

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