祭りの秋
犬の散歩コースを歩けば掲示板にあたる。この時期は町のイベントが多い。新しい村界隈で行われる「ふるさと祭り」、町営グランドでは「町民体育祭」、コミュニティセンターでは「町民文化祭」と目白押し。人口35000人の小さな町だから、町民パワーが結集され盛り上がる。
私が住む地区の集会所の壁には体育祭の表彰状がずらりと額に入っている。若者や若い家族が多かった頃は常に上位入賞をしていたのだそうだが、最近は高齢化が著しく昔日の面影はないとか。
現在、この町も平成の大合併プロジェクトが進行中である。1市3町が1つになり埼玉県東部の中核都市になるという。地域の告知に混じって新市名称募集のポスターも掲出されていた。
小さくても個性のある企業が、合併してそのよさが失われるということはよくある。町も企業と同じで、大きくなることが最終選択ではないと思うのだが将来的な布石のためにはやむを得ないのか。
曇ってはいたが連休ということもあり、新しい村は大勢の人で賑わっていた。結構遠方から来ている車もあった。午後から雨が降り出した。以前体育の日は10月10日だった。統計的に晴れの日の確率の高い日が選ばれたようだが、「ハッピーマンデー」とかいう連休を創出するというお上の親心で、この日は流動的になった。その結果がこれである。

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