お〜い、雲よ
空気が澄み空が一段と高く感じられるようになった。こちらに来るまではしみじみ見上げることもなかった。周囲に高層建造物もなければ家も密集していない。田圃の上には雄大な空が広がるばかり。そして雲は太陽の位置や光の具合で多彩な表情を見せる。大きくてきれいな川が流れていれば、土手で仰向けになって飽きることなく見ているだろう。
朝夕の犬の散歩時はデジタルカメラをもって出ることが多い。不思議なことに、忘れたときなどに、とてつもなく美しい雲を見ることがある。犬には迷惑だが散歩を早々に切り上げ家に戻りカメラを手にするが、すでに雲散霧消している。大地震の前に予兆の雲が出現するらしい。活断層が隣市にあるので、いつか遭遇するのではないかと密かに思っているのだが。

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