自然の造形美・瓢箪とへちま
農の家の前庭には立派な棚がある。この界隈の家でやっているように、葡萄かキウイでも植えるのかな、と思っていたら、予想は完全に外れた。頼りなげな苗がつるを伸ばしていったが、実がついてやっとわかった。
乾燥させて製品になったのは見たことがあったが、なっている「瓢箪」はこの歳にして初めて見た。風に揺れているさまはユーモラスである。ヘチマは化粧水を作り、繊維だけを取り出し「あかすり」にするのだろうか?最近は「あかすり」も石油繊維で作られたものがほとんどである。稲や麦の茎から作るストローが姿を消したように、天然自然の「あかすり」も見なくなった。こちらのほうが肌にやさしいように思うのだが。この本数では「結」で販売をすることもないだろう。

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