種子から育てる楽しみ
銀座8丁目千疋屋2階は植物園のようなティールームだった。(今もそうだろうか?)そこで、1m位の細めの幹に大ぶりの葉のついた鉢植えを見た。パキラとかベンジャミンなどの観葉植物が流行っていた頃であった。見慣れない植物だったので店の人に聞くと、アボガドということだった。種子から育成でき、店の鉢植えもそのようにして育てたという。20年以上も昔の話である。
マカデミアナッツを大きくしたようなアボガドの種子は、そのまま捨てるのはもったいないような存在感があった。そこで「種子から育てる果物の木」という本を購入して挑戦することにした。鉢植えと水耕栽培があることを知り、窓辺の光を通して美しくみえるだろうと「水」で育てることにした。種子の3カ所に楊枝を刺してヒヤシンス用の容器に置くだけである。次に、鉢植えもやってみた。待てど暮らせど芽が出ない。アボガドは発芽までに約3カ月も要する。水耕栽培は容器の制約から大きくは育たない。ともかく種子から育てる面白さは体験できた。これらの植物はこちらに移住するとき破棄してきた。
今年の夏、再チャレンジをしたが昔と同じように発芽した。さらに頂き物のビワも植えてみたが1カ月で発芽した。ビワは2本を鉢植えにして室内で、残りは来春に地植にしようと思う。ビワはいずれ実をつけるだろうが、アボガドの果実を収穫するのは至難の技らしい。

初めて育てるビワ。

鉢植えのアボガドは期待がもてそう。

水耕栽培は最近元気がなくなってきた。

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