MAMIとMIMI
どちらかと言えば犬派だったのだが、いつの頃からか猫も好きになっていた。2001年12月29日に5年間共に暮らしたアメリカンショートヘアのMAMIがガンでこの世を去った。2002年9月、隣の雑木林でミャーミャーないていた子猫がわが家の一員になった。MIMIである。似たような名前をつけてしまったのでよく呼び間違える。2匹とも私の膝が好きである。パソコンに向かうことの多い私が、あまり遊んであげないと有無をいわさず乗ってくる。MAMIのときは近くでタバコをよく吸っていた。死因が肺がんだったので、MAMIの前では禁煙を誓ったのだが…。●MAMIは高貴な顔立ちをしていたが、壁で爪とぎはする、至るところにマーキングするというわけで家はガビガビになってしまった。水道から水を飲むという芸当ができ、ノブにぶらさがってドアを開けることもできた。寒い季節には布団に入ってくるのだが、私が寝込んでしまっていると、前足で頬をノックする。それでも目を覚まさないときは爪を立てて意思表示をした。●一方MIMIは、高度な芸はできないが小さなおもちゃを遠くへ投げると犬のようにくわえてくるというMAMIにはできないことが得意である。最初から爪とぎ、排泄も所定の場所ででき、しつけがきちんとされていた。布団には強引にもぐりこんでいるらしく、朝は私の顔の位置で寝ている。犬は人につき、猫は家につくといわれるが、わが家の猫は人間にべったりである。●猫好きの著名人といえば、英国首相のチャーチルが知られている。ジョックという子猫とともに食事をし寝るときも一緒だったという。ヘミングウェイもマイアミの家で多くの猫を飼っていた。主なきあとも、猫の子孫がそこに棲みついているという。猫嫌いは米国大統領アイゼンハウアー。散弾銃を傍らに置き猫がくると空砲で退散させたという逸話がある。

在りし日のMAMI

新しい仲間MIMI

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