石油ストーブ
この数日、寒い日が続いている。11月中旬なのだから順当に季節は巡ってきているのだろうと思うが、朝の室温が15℃になったのでついに石油ストーブのお出ましとなった。懐かしい反射型である。●最近の暖房機は種類が多い。通販カタログにはスペイン、イタリア、フランス製のおしゃれなパネルヒーターや熱線ヒーター入りカーペットが顔を並べ、床暖房のTVコマーシャルも目立つ。ファンヒータに混じって今年のトレンドは扇風機のようなヒーターで電気店の店頭を賑わしている。●1昨年までファンヒーターを使っていたのだが、昨年末レトロな石油ストーブに替えた。理由は簡単。お湯がわかせるから。湯気が出るのでその他の暖房器具のように加湿器も不要だ。●最近、火鉢や手あぶりも見直されているようである。廊下に置けばほのかな暖かさが狭い空間を満たしてくれる。近頃の家は機密性が高いので換気には十分気をつけなくてはいけないが。十能や火消し壷もホームセンターで売られている。●昭和30〜40年代、反射式石油ストーブや火鉢はどこの家庭でも見かけた。暖をとるだけでなく、湯を沸かしたり煮物を行っていた。昔は燃費節約だったが、最近は合理的で省エネ精神にもかなっているのだろう。

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