新築ラッシュ
世の中の景気低迷をよそに、この町では至るところで建売住宅が新築中である。以前は田圃だったところにまで家が建つ。地目変更は簡単にできるの?という素朴な疑問も生まれる。●交通は便利なのに、人口35000人体制が長い間続いている。この新築により多少増えるのだろうね。以前小耳にはさんだのだが、この町は人口増にあまり積極的でないという。それに伴う公共投資に金がかかるから。●とはいえ、高齢化・少子化の進展により税収の先行きが危ぶまれる。町内には工業団地がないので企業からの税収増も×。となれば、住宅購入が可能な若い世代に期待せざるを得ない。●今後、周辺市町との合併が実現したとき、税収の分配はどうなるのか?だが、最低のことは旧町で自助努力しなくてはいけないだろう。企業だって合併したからといって親会社におんぶにだっこは許されない。それどころか、厳しい目標を課せられることのほうが多い。●雑木林と田圃…日本の原風景が残る町だがこれを維持すれば過疎となり自治体運営の費用がままならなくなる。市街化を進めれば「農のある町」が後退する。To be or not to beである。

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