米軍根岸住宅地
先日、昼のワイドショーで横浜の米軍根岸住宅地のことをやっていた。
横須賀などの米軍施設勤務者の住宅地なのだそうだ。東京ドーム3個分(だったかな)という広大な敷地。
金網で囲まれた中は治外法権で「米国領」。金網の外は日本人の住宅が密集している。金網の中はゆったり。広い庭のある米国風住宅地。戦後60年、まだ占領政策の爪あとは横浜に残っていた。
本国の9.11事件以来、入出は厳重になり、ゲートでIDを提示しなければならない。こういうケースは日本の米軍基地周辺では普通の光景だろう。しかし、根岸住宅地はちょっと様子が違う。治外法権地域内に日本人の敷地がすっぽり入り込んでいる。住宅地の真ん中に林が見える。ここに日本人3世帯(だったか)が住んでいる、というのだ。ここの住民がテレビに出て話していた。ゲートを通らないと町に出ることもできない。で、日本人だが米軍が発行したIDカードを所有しそれを提示するという。新聞や郵便もゲートまでで、自宅に届けられることもない。以前は新聞販売所や郵便局まで取りに行っていたという。年寄りがいるお宅では、救急車も家の前まで来ることもできない。あらかじめ、米軍に届け出が必要ということだが、急患の事前届けなどできるわけがない。
なぜ、米軍が接収したときにその一帯だけ取り残したのか理由がわからないそうだ。横浜市、神奈川県に訴えても取り上げてもくれない、という。

広大な米軍住宅地は根岸森林公園からほど遠くない。細長い住宅地の中央に林が見える。そこが治外法権地域内の日本領。3世帯が住んでいる。
白い屋根がアメちゃんの家。フェンスの外側の日本人住宅の密集に比べゆったりと配置されている。
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