田舎三昧の生活と意見9月版

<--田舎三昧の掲示板

2011年9月
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●吉太郎童謡集

■Contents

01三つ巴
  NHKサイマル放送開始
02「らじる」を聴く
  宝島社
03どじょうの正体は
04耳ざわりのいい言葉
05さすが中国
  ふてぶてしい女
06液状化
07妄言
08やば!
09早くも辞任
  鳥取地震
  発言の軽さ
10地震!
11地震!
12小さいけれど
  戦場カメラマン
13今日もまた
14今日もまた揺れました
15ガラパゴス沈没
  MSの新OS
16SHANGHAI
17成金
18ペンタブレット
19サイバー攻撃
20フォーン・ブース
21Nikonついにミラーレス機
22オバマに迫られ
23大風呂敷
24せめぎあい
25読書スタイルが変わる?
26これはなんでしょう?
27深沢七郎展
28ドック
29超安全運転

30露中の動き



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Last Modified 2011/0930
First Uploaded 2003/0901


9月30日(金曜日)
●露中の動き
南北1000Kmに及ぶ日本列島は
日本海をはさんで
大陸のロシア、中国、韓国、北朝鮮を蓋するように横たわっている。

ふだん見慣れた世界地図も、
彼らの視点では目の上のたんこぶだ。

中国は最短で太平洋へ出るには沖縄諸島がじゃまをする。
ロシアは不凍港のウラジオストクが極東艦隊の拠点だから
太平洋に出るには九州側、北海道側、どちらも遠い。
北方領土が戦略的に重要になる。
韓国は当面外洋に出る必要はないので、
日本海の名称を変えろ、とか竹島は自分の領土だ、とわめいている。
北朝鮮はやりたい放題。

露中の軍備拡張は日本に脅威を与える。

明治政府は、これら4国を押さえこみ
漁夫の利を含めて領土的野心を満たしたが、
今となっては夢のまた夢。
遥か昔の物語。

21世紀はせめて主権を侵されないよう努力するしかない。
だが、すべて不発。

民主党の若い外務大臣は、
目をぎょろぎょろさせるだけでなく、
国益を損なわないようふんばっていただきたいのだが、
海千山千の国家を相手に
どこまでやれるかね〜。
前歴は国家戦略を担っていたが、
「戦略」はそんなやさしいものではおまへん。

9月29日(木曜日)

●超安全運転
野田首相だが、
民主党代表選出馬の際や、代表に選出されたときの演説は
たぶん、「駅前演説」で培ったテクニックを駆使したのだろう。
「ノーサイド」や「どじょう」の文言が結構話題になった。

前の2首相に比べ巧みな話術だと思ったが、
内閣を組閣し国会答弁を聞くに及び、
野党から言質をとられることを用心するあまり、
まったく、つまらない言葉遣いになってしまった。

しかも、「ぶらさがり会見」をやめ「記者会見」にウェイトを置く、という。

「ぶらさがり会見」の面白さは、
首相と記者の絶妙な駆け引きだ。

口がすべって墓穴を掘ることもあるので、向き不向きがある。

小泉前首相は、これをうまく使っていた。
なにしろ、ブッシュ大統領ファミリーの前で
プレスリーの真似をしてエアギターまでやっちゃう
陽気なキャラだった。

鳩山前首相は「ぶらさがり」の餌食になった。
管前首相は、自分の言葉に「小躍り」するような軽さだった。

こうした先輩たちの、あぶなっかしい「運転」ぶりを見ていた野田首相は、
ポッポ氏の助言もあったようで「安全運転」を決めたようだ。

記者会見は官房長官の定例会見と同じで、
面白味のない内容に始終する。

当初は「個性」を感じさせる話術を駆使した男が、
記者会見ではね〜。
彼のキャラがまるで見えなくなる。

もともと、つまらなそうな顔つきなのだから、
せめて、話くらいは面白くなくては。

9月28日(水曜日)

●ドック
Wacomペンタブレットのドライバーを最新版にしたら、
お好みでユーティリティを追加できるようになった。

さっそく試してみる。
「BambooDock」というランチャーだが、
アイコンが洗練されている。
まるでスマホのスタート画面だ。



ここに、Airアプリを登録できる。

昨日、自動更新して、
「BambooPaper」が加わった。
これは、iPadに提供されているアプリのPC版のようだ。
マウスでもコントロールできるが、
やはり「ペン」を使い、
鉛筆で文字を書くように使うのに適している。


キーボードから入力すれば
きれいで見やすいフォント表示するのに、
パソコンでわざわざ手書きとは…
と、思うでしょう?

しかし、たまにはデジタル機器で
アナログ文字を入力するのも
雰囲気変わって面白い。


9月27日(火曜日)

●深沢七郎展
山梨県石和町出身の小説家、深沢七郎展が、
山梨県立文学館で11月6日まで開催されている。

小説家になる前は日劇ミュージックホールでギターを弾いていた。
戦前はギターリサイタルを開くほどの腕前の
プロのミュージシャンだ。

舞台の合間を縫って楽屋で小説を書いていたという。
できあがった作品が「楢山節考」。
日劇ミュージックホールのプロデューサー丸尾長顕にすすめられ
中央公論新人賞に応募。
第1回の受賞者となる。
その後発表した「風流夢譚」で天皇が殺害されるという物騒な内容で
出版元の中央公論社長宅が1961年、右翼に襲撃される。

身の危険を感じた深沢七郎は筆を折り逃避行を始めた。
1965年、たどり着いたのが南埼玉郡菖蒲町上大崎。
(今は合併して久喜市になった)
2人の青年を従え、
プレスリーファンらしく「ラブミー農場」と名付けた農園で
自給自足の生活を始める。

菖蒲町は今でも交通の不便なところだ。
彼が暮らし始めた昭和40年頃は、
まだ車の普及率も少なく、
身を潜めるには最適だったのかも知れない。

一時期、東武曳舟で「夢屋」という今川焼屋を開く。
菖蒲からバスで久喜に出て、
東武伊勢崎線浅草行で1本で行けた。
今は東武動物公園駅になっているが、当時は「杉戸」。
彼は、宮代町の風景を見ながら曳舟に向かったのだろう。
終点の浅草では人目につきすぎる、という
配慮があったのかな?

1987年8月18日、心不全のため73歳で死去。



彼が住んだ「ラブミー農場」をチャリで3度訪問している。
最初のとき、
目的地がわからず、地元の人何人かに聞いたが、
みなさんご存じなかった。
あの有名な小説家の隠遁の住まいを、ですよ…。

やっと探り当てた場所は、
町役場のすぐ近くだった。

菖蒲町では若い人にはもちろん、
年配者にも深沢七郎は忘れられていた。
「水面に映える文化都市」の宮代町に住んでいたら、
郷土資料館に彼のコーナーができていたに違いない。

農場はなく、主の住んだ家は廃屋のようだったが、
入口には「深沢」と粗末な表札があった。

かつてその下で七郎氏が過ごしたぶどう棚の残骸らしきものはあった。

菖蒲町が彼に関心を抱いていれば、
もっと違っていたのに、と

ここは、郷土出身で日比谷公園を設計した本田博士の方が大切で
よそ者、流れ者には冷たいのだ、と
以前ここに書いたような気がする。



異端の作家だが、
出身地では暖かい。

文学館は、以前、ミレーの晩鐘を見に行った
県立美術館と同じ敷地内にある。

あの眠そうで柔和な目の作家の
回顧展を見に行きたいと思う。

ここからは、
東武線新越谷から武蔵野線南越谷経由で
国立あたりで乗りかえ立川に出て、
そこから中央線に乗れば
2時間ちょいで甲府に到着だ。

9月26日(月曜日)
●これはなんでしょう?
スマートフォンは「アプリ」がウリとなっている。
Mac、Androidともに豊富に用意されている。
定番はインストールされているが、
自分のライフスタイルに合ったものを探すのも楽しみのひとつ。

こうした現象は新興スマフォだけのものではない。
歴史の長いPCにだってスマホ以上のアプリが
世界中にころがっている。

アプリ・ハンターとしては
グラフィック系、エディター系、音楽・映像系を探している。

これまでのPCアプリは、
グラフィックインターフェースが弱いというか、
便利でも素っ気ない、味気ないものが多かった。
しかし、最近はスマホの影響を受けたのかどうかわかりませんが
視覚的に楽しいものが増えつつある。




このアプリは「Mood Tuner」。
一見、グラフィックのカラーチャートのようだが、
実は、気分を色で表現し、それに合った
音楽ジャンルを探すラジオ・チューナー。

マウスで円状のふちをドラッグすると、
カラーチャートのように色が変わる。
ウォーム・トーンはやわらかめの曲、
コールド・トーンはとんがりめの曲。

お好みの曲をシームレスで聴くことができ、
気に入った局を下に登録することができる。

ボリュームコントロール機能はないのでPC側で調整する。

ノートPCで再生したら、
あまりにもボリュームのレベルが高いので
小さなスピーカーの音が割れてしまった。
外付けで聴いたほうが安心かも。

デスクトップはスピーカーで音量調節できるから、
適度に絞ってBGMにすれば、
晴れた日も、雨の降る日もごきげんで
PCに向かうことができるかもしれない。



グラフィカルなアプリケーションは
Macが得意とするところだったが、
最近はWindowsも
AdobeAirのお蔭でAirアプリが増えてきた。

グラフィック系はもちろん
気分転換のゲームなども
秀逸なものが多い。
めでたしめでたし。

9月25日(日曜日

●読書スタイルが変わる?
Appleが発売したiPad以来、
その可能性は多方面に広がっている。

パソコンでできる多くのことが
スレートと呼ばれる薄い筐体の
ディスプレィだけで済んでしまうのだから。

その昔、アラン・ケイが夢見た「ダイナブック」が
やっと実現した、と古からのパソコン愛好者は思うだろう。

目玉のひとつに電子書籍がある。
それ自体は目新しいものではないが、
実際の本のようにページがめくれるといったギミックが
気分をそそる。

かつてビデオデッキの規格にソニーのβ方式と
ナショナルのVHS方式があったように
電子書籍にも文字を表示させるフォーマットの規格がある。

ビデオの場合、2つの規格とも日本だったが、
電子書籍の場合、
日本のメジャーフォーマットとして
ボイジャージャパンのドットブックと
シャープのXMDFの2方式があり、
漢字、カナ、ひらがな、縦書き、ルビ表記などが可能。

iPadの母国アメリカにはEPUB。
これがデファクトスタンダード(事実上の世界標準)となっている。



このEPUBが、縦書きを可能にして日本にやってくることになり、
SONY、楽天が採用することを表明。
これに対し、シャープは自社のXMDF方式の優位性をアピール。



ビデオの場合、2つの規格が当初は並立して
各メーカーはどちらかの陣営に属して生産し
両方式はそれなりに普及していた。

が、ナショナルとのシェア戦争にSONYは敗れ、
機構的には優れていたにもかかわらず、βは市場から姿を消した。

今、ナショナルはパナソニックと社名を替えたが、
テープデッキは時代遅れになり、
ハードディスクレコーダーになっている。
思えば空しい戦いをしたものだが、あのときは真剣だった。



複数の規格が存在すると電子書籍普及の妨げになるという。

しかし、1つの規格のみになると、
電子出版の当事者たちは効率がよくなるだろうが、
進歩の速度がそがれるだろう。
並立することで互いに切磋琢磨する。

日本の文字文化を知り尽くしたシャープ製のXMDFだが、
ハード面ではブが悪い。
ZAURSは姿を消したし、鳴り物入りで登場したGALAPAGOSも、
流通経路はお先真っ暗。

SONYがEPUBに真っ先に手を挙げたのも、
シャープの先行き不安を感じたからではないか。



利用者は、美しく読みやすい縦書き文字が表示され、
業界の水面下の戦いがユーザーの迷惑にならなければ
電子書籍のフォーマット外来でも国産でも関係ない。



電子書籍の普及を横目で見ながら、
私は昔ながらの活字を指向すると思うけど。

9月24日(土曜日)

●せめぎあい
利用者が8億人に達したというFaceBookが機能強化したという。
GoogleがGoogle+でSNSに本格参入をしたことを受けての対抗策という。


※カジュアルな服装で会見に臨むFaceBook CEO ザッカーバーグ氏
 NotePCにはリンゴマークが。

Twitterも利用者には面白い装置なのだろうが、
FaceBookの敵はTwitterではなくGoogle+ということなのだ。

あるときGoogleのTopページに、手描きの「↑」マークが表示され
左上の新しいリンクへ視線を移動するよう促す。
クリックするとGoogle+のページに移動した。
そこがGoogleの新しいSNSサービスだった。
とりあえず顔写真を貼り付けておいたが
内容がまるでわからいので「参加」ボタンは押していない。



FaceBookのザッカーバーグCEOが、
今回の機能強化について記者会見を行った。
Appleのスティーブ・ジョブズと同じ
Tシャツというラフなスタイル。
使っているPCはMacProだった。

その昔、ジョブスはオフィスマシンを提供していたIBMに対抗し
個人が所有できるパソコンを開発、Appleを誕生させた。

当時IBMは高額なハードウェアとOSを独占的に提供し
ビジネス世界を席巻していた。

IBMの社員はYシャツ、スーツという典型的なエスタブリッシュ。
これに対しApple社はGパン、Tシャツという自由な雰囲気だった。
同じころ、マイクロソフトをビル・ゲイツが興した。
開発部隊の服装は自由だったが、
企業に売り込む部隊はビジネスマン風。



Appleの後継機種MacはOSもハードも自社で提供している。
Appleの台頭を無視できなくなったIBMは
個人向けコンピュータの開発に着手する。

IBMは自社規格のPCを普及させるためオープンにした。
自社開発のOSもあったが、ビルゲイツのMS-DOSに目をつけた。

商売上手なビルはIBMとの交渉をMSのホワイト・カラー部隊が行う。
IBMはもう1社のOSも検討していたが、
ヒッピーまがいの彼らは約束の時間を守らず、
結局マイクロソフトのMS-DOSが採用され
やがてWindowsに進化してゆく。

仕様を公開したため日本のNEC、富士通、SONYをはじめ
台湾、韓国メーカーが参入し競争が激化。
肝心のIBMは、パソコンから撤退、
ノートパソコンThinkPadは中国のレノボに売却された。

Windowsマシンはその生い立ちからビジネス系で大量に使われている。
一方、Macは誕生当時から創造系の利用者が多い。



OSの覇権争いは、いまPCからスマートフォンに移行している。
人気のiPhoneはMacと同じくハードもソフトもAppleが提供している。
iPhpne人気に他のメーカーも追従した。
彼らが選んだのはGoogleのAndoroid。
GoogleはOSを提供するだけでなく、
携帯電話で実績のあるモトローラの一部門を買収。
OS、ハードを一貫生産できる体制を整えた。
Windows陣営もPCの実績を引っさげてWindowsPhoneを発売。



Googleは、Google+でSNSの雄、FaceBookに挑戦。



新興GoogleとFaceBookが、
老舗Apple、MSに挑む構図だが、
主役はすべてUSA。

Young Japaneseは
オリジナリティ欠如、ということか。

9月23日(金曜日

●大風呂敷
日本時間22日夜、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた
初の「原子力安全に関するハイレベル会合」で福島第一原子力発電所事故を受け、
演説を行い、日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高め
利用を継続する考えを明確にした。
また、海外への原発輸出を継続する考えも鮮明にした。

日本のエネルギーのあり方については
「原発への依存度を下げる」という表現は使わず、
「来年の夏を目途(もくと)に、
具体的な戦略と計画を示す」と述べるにとどめた。

野田首相は前の2首相より弁舌がたつ。

「FUKUSIMA」といえば
チェルノブイリに替わる原発事故の代名詞となっている。

大事故発生後、世界はFUKUSHIMAを注目している。

その結果、手際の悪さが知れ渡った。

原発プラント設計、設置はできても
事故対応はフランス、アメリカに頼り
自前技術が遅れていることも判明した。

半年経過してもうまく進展しているとは思えない。
こっちをふさげば、あっちから漏れ出すという具合だ。

そんな日本が
「原子力発電の安全性を世界最高水準に高める」といっても
マユにツバをつけて見られてもしかたない。

しかも、早期に再稼働させ、原発プラントの輸出は従前どおり行う、という。

足許がおぼつかないというのに、自信たっぷりな喋り。
「駅前留学はNOVA、駅前演説はNODA」で培った
技術を如何なく発揮している。

その自信が「三百代言」と背中合わせ。

あとはお手並みを拝見するしかない。

反原発グループからは総すかんだけど。



夫婦は似る、というけど
野田夫妻もよく似ておりますね。

9月22日(木曜日)

●オバマに迫られ
野田首相が国連本部でオバマ大統領と会談した。

半年前はアメリカ大統領と握手するとは
夢にも思わなかっただろう男の大舞台だ。

大統領から「普天間問題、そろそろ結果を出して」と迫られた。

さもありなん。
鳩にはぐらかされ、管にうやむやにされ…
難問題はのらりくらりと引き延ばすのは日本の伝統。
幕末の黒船来航の幕府のやり方と全く同じなのだ。

野田首相は就任以来大震災、原発事故の対応に追われ
普天間移設に関して何か動きを見せた、ということはない。

「沖縄の理解を得られるよう全力を尽くす」と、述べたが
これが一番難問題で、前の2人の首相はサジを投げた。

野田首相はオバマの心証を悪くしないよう対応したが、
はたして妙案はあるのだろうか?
「腹案がある」のセリフだけは御免蒙る。

9月21日(水曜日

●Nikonついにミラーレス機
レンズ交換ができる小型デジタルカメラが人気。
オリンパスが自社が提唱する
マイクロ・フォーサーズ規格機で新市場を開拓。
パナソニックもこれに参加した。

やや遅れてSonyが独自規格で参入。
もっと遅れてPentaxが、超小型ミラーレス機で殴り込む。

「カメラ女子」も。大きくて思いデジタル一眼より、
持ち運びに便利で本格撮影ができるミラーレス機がお気に入り。

活況を呈する市場をNikon、Canonが
黙って見ているはずがない、と思っていたら
案の定、しびれをきらしたNikonが
新レンズマウントシステム「Nikon 1(ワン)マウント」を採用した
レンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1 J1」を発売するとアナウンス。

カメラ界の王者も新興勢力のミラーレス市場を見過ごせなくなった。
あとは、Canonがどんな対応するかみもの。

「Nikon 1 J1」の位機種に「Nikon 1 V1」がある。

「Nikon 1 V1」は電子ビューファインダー内蔵なので、
カメラを顔に近づけて撮影できる。
交換レズ群のほかフラッシュ、GPSユニットなどアクセサリーも豊富なシステムカメラだ。
レンズ付きが10万5千円程度という。

しかし、ファインダーがボディから突出ししていて
なんとも不細工なデザインだ。

下位機種の「Nikon 1 J1」は非常にすっきりしてライカボディを思わせる。

アクセサリーシューがないので電子ビューファインダー、GPSユニットは取り付けられない。
ポップアップのフラッシュが内蔵されている。
レンズ付きが7万円、ダブルズーム付きキットが9万3千円程度という。

ここまで上位と下位機種の差別を行うのも珍しい。
Sony、オリンパスはオプションで用意しているというのに。

広告展開はイメージキャラに相変わらずキムタクを起用する。
そろそろいい加減にしていただきたい、
あのトッチャン坊やを使うのは。

9月20日(火曜日)
●フォーン・ブース

コリン・ファレルの映画をNHKハイビジョンでやっていた。
先日「戦場カメラマン」を見たばかり。
「フォーン・ブース」の日本公開は2003年11月。
27〜8歳の頃の作品だ。
初めて聞くタイトルだった。
日本語なら「公衆電話ボックス」、
サスペンスだという。



ニューヨークの目抜き通りを
携帯電話をかけながら
自分の庭のように歩き回るキザな男。
彼にあこがれる助手を連れアゴで使っている。

これが、コリン・ファレルの
PRマン、スチュワート・シェパード、通称スチュー。
口先だけで商売している軽薄な男を上手に演じている。

似たような光景が銀座でも見られるだろう。
携帯電話の爆発的な普及で、
ニューヨークも銀座も電話ボックスが
表通りから姿を消して行く。

助手と別れたスチューは、
その数少ない電話ボックスに入る。
携帯電話を持っているのになぜ?

携帯は通話履歴が残るから、
知られてはまずい相手に電話をするときは、
いつものボックスを使っていたのだ。

エンゲージリングを外し、
電話した相手は、売出し中の女優で
彼のクライアントでもあった。

なんとか口説き落としてベッドインを、と思うが
相手は乗ってこない。

電話中の彼のボックスを男がノックする。
肝心な話をしているときなのに。
男は、注文のピザを届けにきた、という。
スチューは金を握らせじゃけんに追い返してしまう。
インド系の配達人は、
侮蔑した彼の態度に憎悪の視線を投げつつ去ってゆく。

口説きに失敗したスチューは
電話を切りボックスから出ると、
切ったばかりの電話が鳴った。

私も昔、公衆電話のベルが鳴るのを聞いたことがあるが、
誰がなんのために鳴らすのか不思議だった。

スチューは、
いぶかりながらボックスに入り
受話器に耳をあてる。

「電話を切ったらお前を殺す」と
見えない相手が言う。



電話ボックスを独占する男の前に
通りの向こうにたむろする売春婦の一人が
早く出ろ!という。
彼女は出るに出られない事情があることなど知るわけがない。
何度か言い合ううちに
女たちの用心棒が現われついに口論となってしまう。
男はバットを持ち出しボックスのガラスを破り
スチューを殴打しようとする。

身の危険を感じたスチューに
電話の向こうの男は
「殺してあげようか」という。
あわや、というときスチューは「Yes」と叫んでしまう。
男は即死。

警察出動、野次馬が取り巻く、テレビクルーが駆けつける。
さらにはスチューの妻、口説き中の女優もやってきてしまった。

群衆に取り囲まれながら、
スチューは見えない相手と必死のやりとりが続く。



ほとんどのシーンが、電話ボックスだけ。
コリン・ファレルの迫真の演技だけで展開してゆく。

群衆へ向けて、彼の懺悔がのセリフがなかなかだ。
軽佻浮薄な男だが、これだけ自分を分析できるのだから
心底バカではない。

あまりお喋りするとネタばれになる。

1時間20分ほどの作品だが、
DVDを借りてもういちど見たくなる。
それほど面白い。

9月19日(月曜日)

●サイバー攻撃
岩崎弥太郎の創立以来、三菱重工は国家御用企業。
戦艦、戦車、航空機など兵器を生産してきた。
戦後、解体されたが再統合を図り、
現在は防衛・宇宙関連など国家の根幹をなす産業に従事している。

今回、三菱重工の生産拠点、本社のサーバー、パソコン80台が
サイバー攻撃を受けていた。

報道内容から仕掛けたのは中国で
設計図など機密情報を盗み出すのが目的らしいのだが
これから捜査するので、
記事は国を特定していない。

生産拠点のコンピュータへ忍び込んだウィルスは、
中国語の命令で行動を起こすというから恐ろしい。

こうなると、サイバー攻撃というより
ウィルスによるスパイ行為といえる。



これまで、三菱重工のどこで何を生産しているのか
わからなかったが、新聞報道で明らかになってしまった。

神戸造船所:原子力プラント 潜水艦
長崎造船所:護衛艦
小牧市誘導推進システム製作所:弾道ミサイル迎撃用誘導弾、
宇宙開発用ロケットエンジン
相模原製作所:特殊車両

小銃など小火器は豊和工業が生産している。



WANからLAN経由で忍び込み極秘情報を盗み取る。
産業スパイの手口も高度化したものが、
足跡は必ずトレースできるので、
発覚すれば国家間で緊張状態に陥る。

日本、ドイツ、カナダなどから技術指導を受け、
高速鉄道を開通させがのはいいが、
その技術は自国独自のものと言い張った国がある。

経済発展してもインフラなどの技術が伴わない。

軍事大国を目指しても時代遅れの装備では
昔揶揄された「はりこの虎」同然。
先進国に追いつけ追い越せを目論んでも
軍事情報は平和産業にように簡単に入手できない。
「真似する」「盗む」はお家芸の国家だから、
今回のような手段をとってもおかしくない。

9月18日(日曜日)

●ペンタブレット
2年位前Wacomのペンタブレットを購入したのだが、
常にイラストを描くわけでもないので
短期間使用しただけで、
外したままになってしまった。

デザイン要素を含んだ書類を作る必要があって
久々に接続した。

Wacomのサイトで
最新のドライバをダウンロード。

Word、Paint、Photoshopを往き来しながら
操作したのだが、
これがスムーズでマウスより使いやすい。

Wacomの最新機種は
スマート・フォンやタブレットと同じように
指先でコントロールできるらしいが、
2年前の製品にはそんなしゃれた機能はない。
しかし、同じようなことは
専用ボタンでできる。

とくに、表示サイズを無段階コントロールできるというのは、
60%くらいでレイアウト確認、
200%で細かい部分の作成といった作業には大変便利。

Windows7で使えば、
WindowsJournalという
Vistaから登場した手描き用ノートが使える。

PCの文書作成は
キーをタイプするもの、と思いがちだが
いま流行りの情報端末タブレットのように
専用ペンで色を変えながら
手描きのノートが作成できる。

また、スニッピング・ツールは
Webサイトなどから図形、写真を切り取って
Wordに貼りつけ手描きの文字を加ええることができる。

XPにはこの機能は搭載されていない。

ペンタブレットの便利さを再認識し
この数日間、つなぎっぱなし。

9月17日(土曜日)
●成金
不安定な世情の間隙をぬって財をなす
抜け目のない人間つ〜のが昔から存在する。
戦前なら軍需成金、戦後なら闇市成金。
近頃はIT成金だが、
「成金」という言葉が古めかしいのか
「IT長者」などと呼ばれている。

「できちゃった婚」を「おめでた婚」などと言い換えても中身は一緒。
これと同じで、「成金」が「長者」に変わっても
短期間で持ちなれないものを手中にしたことには変わりない。

しかし、もてはやされるのもつかの間。
いつの間にか姿を消していった連中も大勢いる。

現代中国がまさにそれ。

エネルギー資源を求めて
アフリカ、南アメリカを侵食したかと思うと、
領土、領海問題で近隣諸国と摩擦を起こしている。
国民も世界のショッピングゾーンを肩で風切っている。

世界第二の経済大国だが、
えげつない対外戦略、
国民を無視した経済拡大政策。
成金国家から成金企業が続々誕生する。

共産主義国家ながら
自由経済手法を導入するという
矛盾をなんとも思わない。
が、甘い汁を吸えなかった多くの国民は
国家の言うなりにならない時期がいずれやってくる。

その時までわが世の春を楽しめばいい。



インド・ベトナムで
南シナ海ガス・油田開発を行う。

南シナ海を領海と主張する中国に対し。
いつも苦い思いをさせられているベトナムと、
インド洋を狙う中国に脅威感をもつインドとの利害が
一致したためという。
中国は反発しているらしいが。

さらにASEANが利害を超えて一枚岩になれば、
状況は変わってくる…かも。

9月16日(金曜日)

●SHANGHAI
8月20日に封切られた映画「上海」。
原題「SHANGHAI」。

夏休み中は子供たちで混雑するのでは、と
敬遠していたら、9月もなかばになってしまった。

12時55分からの上映。
エアコンのきいた劇場で観客は3名。
なんとも贅沢な空間。



趣味の歴史探訪でゾルゲ事件を調べていた。
彼が日本に来る前に滞在していたのが上海。
後に協力者となる尾崎秀実と知己を得た場所でもあった。

ゾルゲが上海で過ごしたのは
1930年〜1933年。

映画「上海」は1941年が舞台。
その頃、ゾルゲは真珠湾攻撃の情報をソ連に打電し、
日本での諜報活動を終え本国に帰る準備をしていた。
そして、10月18日日本の官憲に逮捕される。
1944年11月7日、
ロシア革命記念日に巣鴨拘置所にて死刑が執行された。

そんなわけで、映画「SHANGHAI」のスパイが暗躍するのは
大物スパイ・ゾルゲが去ったあとの上海。

しかし、列強の司法がまかり通る「租界」は相変わらずで、
ゾルゲが滞在したときと同じように、
西欧租界のナイトクラブでは、
あちらの文化をもちこんだ夜の嬌態が繰り広げられていた。
日、独、ソ、米のスパイたちが暗躍し、
中国の抗日ゲリラも騒動を起こしていた。



映画「SHANGHAI」は、
ジャーナリストを装った米国諜報員が主役。
デーブ・スペクターにちょい似のジョン・キューザックが演じる。
ひ弱そうなスパイだが、
ハリウッド製スパイと違い現実はそんなもんだ。

日本の国際派映画スター渡辺謙は
日本軍諜報機関の元締め田中大佐。
軍装から海軍だとわかる。

彼がなぜ国際派スターなのかよ〜わからん。
映画では英語、中国語を使っているが、
ネイティブに言わせるとKen Watanabeの英語は
聞けたもんではない、という。

今回の演技も、大陸侵攻をもくろむ日本軍諜報部の大佐という
横柄で、尊大な感じはなく、
卑屈な表情と態度が目立つ。

中国の闇の世界の元締めを
香港のスターチョウ・ユンファ。

彼の妻で、実は抗日ゲリラを中国の名花コン・リー。
のっぺりした顔つきは鈴木京香みたい。
とびきりの美人ではないが
「京香」というより「色香」で、妙に色っぽい。

さらに、数少ない日本の国際派女優、菊地凛子が謎の女スミコ。
アヘン中毒者でセリフは少なく、
早い時期に拉致されてしまうので、
国際女優としての演技と流ちょうな会話のシーンつ〜のがまるでない。

米国領事にデヴィッド・モース。
この俳優は刑事、警官役で結構顔を見る。
「グリーンマイル」にも出ていた。



昭和16年秋、
真珠湾攻撃を前に日本軍は陽動作戦を行っていた。
戦艦、空母などの大艦隊が上海の港に入った。
補給と兵隊の休養という触れ込みだが、
アメリカのスパイは、キナ臭さをかぎとる。
偵察していると2隻の空母が姿を消していた。

諜報員ポール・ソームズは、親友の同僚が
上海で殺され真実を探るために派遣された。
日・独の情報をつかむことも任務だった。

ポールもゾルゲ同様、女性を使って情報を得ていた。
ポールは上海ドイツ大使館の技術者の妻から
(夫婦間は都合のいいことに冷え切っていた)
軍事技術情報をとろうとしていた。

同衾し女が寝込んでいる間にデスクにあった
技術資料を小型カメラに収めた。
魚雷の設計図のようだ。
当時のドイツの兵器技術は日本より進んでいたが、
日本海軍の水素魚雷は世界一の性能だった。

機密書類を撮影したのは彼女の家の夫の書斎だと思うが、
肝心の夫は大使館で当直だったのだろうか?

映画「スパイ ゾルゲ」では
日本のドイツ大使館でゾルゲも同じようなことをしたが、
彼は35mmライカを使っていた。
ポールは、各国スパイ御用達の超小型カメラ「ミノックス」だ。

その姿を彼女に見られてしまう。
でも、彼女は告発しない。
国家秘密より不毛の愛を優先したのかもしれない。



ポールは同僚の死を探るうち、
コン・リー演じるアンナに惹かれてゆく。
田中大佐はコン・リーの背後をつかもうとする。
アンナの夫、暗黒街のボス、アンソニーは
田中大佐の協力者でもある。
謎の女スミコは死んだアメリカ諜報員の情婦だったが、
彼から情報を得て田中大佐に渡す役だった。



情報を巡る各国スパイの熾烈な闘い、
あるときは出し抜き、またあるときは出し抜かれ…
というスパイアクションを期待していったのだが、
どうも様子が違う。

女がからみ
愛情というチョコレートシロップが注がれると
映画はだいたい「腑抜け」になってしまう。

エスピオナージというより
米国スパイと抗日女ゲリラのラブストーリーなのだ。

女性が出てきても
乾いた映画つ〜のもある。
「スターリングラード」。
2001年製作のアメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド合作。
党の方針で名狙撃手にされてしまった兵士と、
党の政治将校が戦争のさなか女性を巡っていろいろ起こるが、
最後は、ドイツの狙撃手との対決となる。
2時間超の映画だったが面白かった。

ドンパチの戦争映画と情報戦のスパイ映画では
作りが違ってくるのは当然かもしれない。
日本映画「ゾルゲ」でも、ゾルゲは優秀なスパイだがプレイボーイだ。
上海で米国人ジャーナリスト・スメドレーと浮名を流し、
日本ではドイツバーの女給・石井花子と同棲している。



そんなわけで、
映画鑑賞中2〜3度睡魔に襲われた。

9月15日(木曜日)

●ガラパゴス沈没
昨年12月発売された、シャープ製タブレット型情報端末「ガラパゴス」。
今年7月にOSをAndroid 2.3に変更するとアナウンス。
こういう機器が大好きな知識のあるユーザーはともかく、
普通のユーザーに多大な迷惑をかけた。
(もともとどんなOSだったのかは、知らないけど)

そして、本日、
「ガラパゴス」の主力2機種のネット直販を9月末で終了すると発表。


※スマートフォンと似て非なるところに悲劇があった

量販店などで取り扱っている7型の「ガラパゴス」の販売は継続する。
販売を終了するのは液晶画面が5.5型で新書サイズの「モバイルモデル」(3万9800円)と、
10.8型で雑誌サイズの「ホームモデル」(5万4800円)。

原因は、スマートフォンなどに押されて普及が進まなかったことによる。

シャープは昔から携帯端末の開発に熱心で
「ザウルス」という機種はそれなりにファンがついていた。
だが、時代とともに姿を消した。
そして、「ガラパゴス」となったわけだが、わずか10か月で
傍流に押し流されてしまった。

目のつけどころはいいのだが、
戦略やタイミングがまずいために
主流商品にはなれない、というのがシャープの弱点。

ネーミングも滅亡した恐竜だったり、
孤高の商品の代名詞「ガラパゴス」だったり。
遊び心はいいのだが、
「どこか消えてゆくタバコの煙」のように
はかなさを感じてしまう。

信頼して購入したユーザーはたまったものではない。

そんなわけで、私はシャープ製商品には
これまでもこれからも手をだすことはありまへん。

●MSの新OS
今年の6月にお披露目されたWindow8はマイクロソフトの次期OS。
9月13日、開発者向け会議を米国で開いた。
席上、2012年にも投入するパソコンや多機能情報端末(タブレット)向け基本ソフト(OS)
「ウィンドウズ8(仮称)」の概要を発表。

新OSを搭載したWindowsPhoneが発売され
マスコミでかなり報道されているので、
「8公」の顔つきくらいはご承知のはず。

携帯電話のメインストリームになりつつあるスマートフォンですが、
MSはPCに先行してWindowsPhoneに「8」を搭載してしまった。
PC用は来年になるという。

PC用OSもスマートフォン同様、
ディスプレイを指先で操作できる。

※「8」のスタート画面

とはいえ21ワイドスクリーンで上下左右に指を動かすなんてね〜
リーチの関係でディスプレイに近づかなきゃいけないし、
長時間PCに向かう者には健康上よろしくない。
そういう危惧を考慮してか
Windows7のような画面も用意されているという。

※「8」のおすすめ画面


※「7」のような「8」

MSが急いでスマートフォンに新OSを搭載したのは
先行するAppleのiPhoneとGoogleのAndoroid搭載機に対抗するため。

今後も成長が見込まれるスマートフォン市場は
台数ではAndoroid搭載機がiPhoneを上回っている。
Googleはモトローラの一部門を買収し、
スマートフォンだけでなくAndoroid搭載PCの投入も予想される。

これまでOSの雄として君臨してきたMSも危機感を抱いている。
その結果、「8」のスマートフォンへの先行投入となったのだろう。

タブレット端末の起動時間はPCに比べ格段に早い。
ノートPCでも「小型」「軽量」「瞬間起動」「長時間駆動」が実現できれば、
OSはなんでもいい。

選択肢が増えればユーザは
より快適なマシンを手に入れることができるのだから。

9月14日(水曜日)

●今日もまた揺れました
体感しなくても、
大地は揺れています。


9月13日(火曜日)

●今日もまた
関東、東北地方が揺れております。


9月12日(月曜日)
●小さいけれど
日本列島、あちらこちらで揺れております。


●戦場カメラマン
20世紀を代表する戦場カメラマンはロバート・キャパ有名だ。
彼はスペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、
第一次中東戦争、および第一次インドシナ戦争の5つの戦争を取材し、
インドシナ戦争で地雷に触れ死亡した。

日本にも戦場で斃れたカメラマンがいたが、
最近は、不思議なしゃべり方をする渡辺陽一さんが
テレビへの露出度の高さで知られている。

彼の飄々としたキャラクターからは、
死と直面する過酷な場所での撮影をこなしている人とは思えない。

世界各地で発生している戦争の報道写真には
日本のデジタルカメラが活躍している。
渡辺さんがCANON EOSを使っているという。

戦前・戦後間もなくまで
報道用カメラといえばドイツのライカだったが、
朝鮮戦争で初めてNikonが使われ
日本製の評価が一気に高まった。



コリン・ファレル主演の映画
そのものずばり「戦場カメラマン」をDVDで見た。
ストーリーより彼が、どこのカメラを使っているかに興味があった。

イラクとクルド人が戦争をしていた1988年といえば
サダム・フセイン政権下で、生物兵器が使われた。

映画は、クルド陣営で報道写真を撮影している
コリン・ファレルと親友のカメラマンが登場する。

彼らはNikonを2台づつ肩にしていた。

コリン・ファレルは、ブラックタイプのNikon F3と、
サブにシルバータイプ。
友人は2台ともシルバータイプだ。

シルバータイプは太陽光を反射する。
敵に発見されやすく、
遠方からだとカメラが武器に見えるので
攻撃されやすいのでブラックタイプを使うのが普通だが、
コリンの友人はその掟を無視していた。

まだ、35mmフィルム時代なので、
最大36枚撮りだから
頻繁にフィルム交換しなければならない。

コリンの友人は奥さんが臨月なので
出産までに帰国したいと思っている。
コリンは最前線でスクープをものにしたい、と思っている。
彼はGFはいるが結婚していない。



コリン・ファレルという俳優は
ちょっと見はブラビに似ているが、もっと野性味がある。
昔「リクルート」というスパイ養成の映画、
「タイガー・ランド」という軍律を平気で破る兵隊の映画を見て、
彼のファンになった。

男っぽくって、シャイで、どこか陰りがあって…
いい時代のハリウッド映画のようだが、
それほど大スターというオーラは感じない。
と、いうのが彼の印象だった。



危険地帯を撮影するカメラマンは
新聞社、テレビ会社には所属していない。
マスコミ各社に特ダネ写真を配信するニュース通信社と契約している。

危険な作業は下請けにまかせて、という
原発事故に当たる作業員のようなものだ。

コリンもスクープ写真をものにして
通信社に高額で買ってもらおうと、
クルド人民兵と最前線に行こうとしていた。



この映画の邦題は「戦場カメラマン 真実の証明」という。
原題は「Triage(トリアージ)。

映画を観終わって、邦題と原題の落差を感じた。

邦題では、イラクと戦うクルド人たちの戦いを通じ、
フセイン軍の非道をあばく映画のようにも思える。
しかし、「真実」の内容がまるで違うのだが。

「トリアージ」という言葉を聞いたのは、
秋葉原無差別殺人事件が起こったときだった。

犯人が乗った車にはねられた人や、
ナイフで刺された人たちが道に横たわっている。

傷の浅い人、深いけど助かりそうな人。致命的な人などと
状況を素早く見極め、治療の順番を決めることをいうそうだ。
もともとはフランス語という。



医療設備のままならない野戦病院での「トリアージ」とは…

これが原題の言わんとするところだ。



コリンは戦場ですさまじい体験をし
負傷してボロボロになって帰国する。

カメラは紛失するがフィルムだけは無事だった。

戦場で別れた友人は帰国していない。

コリンの様子が変だ。
医者の見立てではPTSDだという。

コリンのガールフレンドの祖父は
スペイン内乱時の兵士の戦場で負った心の傷を治した
精神医学者だった。

この役を、ドラキュラ俳優クリストファー・リーが演じている。

昔取った杵柄、で
コリンの心の闇をほぐしてゆく。
すると、意外な事実が判明…



という、非常に面白い映画だ。
邦題と原題の落差を思いながら見ることをおすすめ。

それにしても、コリン・ファレルはいい演技をしている。

9月11日(日曜日)

●地震!
震源:千葉県北西部

東日本大震災発生から半年経過。



9月10日(土曜日)

●地震!
震源茨城県沖



9月9日(金曜日

●早くも辞任
鉢呂経済産業相は自らの発言の責任をとり辞任。

まだ船出して間もない「どじょう船団」だが、
湾内を出る前に穴があいた。

被災地視察では首相の後ろで影のように神妙な鉢呂氏だったが、
一人になったら、すっかり羽根を伸ばし、記者の前で非常識な発言をしてしまった。

彼を取り巻いた記者にサービスするつもりのジョーク、という
軽い気持だったのだろうが、
とっさに気の利いたネタが出るような訓練はしていなかったのが災いの元。

この「あほたれ」ぶりに、地元の支援者たちは
げんなりしているだろう。

冗談は顔だけにしておけばよかったのにね〜〜〜。

●鳥取地震
68年前の本日、発生!

第二次世界大戦中の1943年9月10日17時36分54秒に発生した。
震源地は鳥取県気高郡豊実村(現・鳥取市)野坂川中流域(北緯35度28.3分、
東経134度11分)。M7.2。震源が極めて浅く、鳥取市で震度6、
遠く瀬戸内海沿岸の岡山市でも震度5を記録した。
1945年の敗戦前後にかけて4年連続で1000名を超える死者を出した
4大地震(東南海地震、三河地震、南海地震)の一つ。

鳥取市の中心部は壊滅し、古い町並みは全て失われてしまった。
木造家屋のほぼ全てが倒壊した一方で、五臓円薬局ビルなど
鉄筋コンクリートの建物は比較的持ちこたえた。
全壊率は80%を超え、854人もの死者を出した。
夕食の準備中だったこともあり、地震後には、市内16ヶ所から出火。
水道管が破裂するという悪条件の下、市民は必死にバケツリレーを行った。
その結果、大火にはならなかったが、251戸を焼いた。

総被害は、死者1083人、家屋全壊7485戸、半壊6185戸、
焼失251戸、被害総額は1億6000万円(当時)。

戦争中の大地震。
内容は異なるが地震、津波、原発事故、ゲリラ豪雨災害…
複合大災害の様相は似ている。

●発言の軽さ
民主党、新閣僚たちの「軽い発言」というより
「配慮・思慮を欠いた発言」が続いている。


鉢呂経産相が、原発事故被災地を訪れたのち、
「市街地は人っ子一人いない、まさに死の街という形だった」。
その後、報道陣の1人に近づき防護服をなすりつけるしぐさをして
「放射能をうつしてやる」という趣旨の発言をしていた。

女性大臣が、個人的見解を厚労省の意見にすり替えたり、
防衛相がシビリアンコントロールの意味を知らなかったり。

舌禍というより未熟な発言。

鉢呂 吉雄氏、北大-農協から国政へ。社会党から民主党へ。

民主党は、右派、左派、中道で構成されている感があるが、
鉢呂氏は左派。
民主党の八路軍。

野田内閣は危険分子をかかえている。



上の円がなめらかで、下の円がギザギザという民主党のシンボルマークは
不安定要素があると思っていた。
なんで、不協和音のようなマークを使っているのだろう?
もっとも、今の民主党にふさわしいのかもしれないけど。


党サイトには、こんな説明があった。

民主党のロゴマークは1998年4月に現在の民主党が結党されたときに作られたもので、
デザインは数々の広告デザインで知られる浅葉克己さんです。

デザインの意図について、浅葉さんから次のような説明がつけられていました。

「2つの円。2つの球。それは、『民の力』の結合の象徴です。
円は、球は、止まっていない。みなぎる力で動いてゆく。
育ってゆく。生命体のように、成長しつつ、融合しつつ、新しい形を生み出していく。
円は和でもあります。語り合い、論じ合いながら、一つの力になっていく。
その無限大 ∞ の形に、未来への限りない可能性を示しつつ、
真紅に、『民の力』は統合されていくのです」

以前からトンバ文字のデザインと卓球に打ち込んでいる浅葉克己氏のデザインとは…

抽象的なこじつけである。
コンセプトなど「後づけ」でなんとでも言える。
党は、これをもとにさらに政党色を付加しなければならないのに、
デザイナーのいいなり。
いったままをそのまま転載するという
イージー、お気楽集団。
「党の綱領」がない、というのもむべなるかな。

これは、水平線に浮かぶ太陽で、落日を表現するものだ。
民主党の10数年後の姿を表現していたなら、
浅羽氏の慧眼に感服する。
で、彼は落日の宿命を背負った政党から
いくら巻き上げたのでしょうね?

金持ちボンボンの鳩山氏だから、結構はずんだのかな。

8月8日(木曜日)

●やば!
サブマシンが、
電源を入れてもディスプレイが真っ黒なまま。

HDDは動いている。
ネットワークを組んでいるので、
メイン機種からサブ機種の状況を察することはできる。
共有、MyDoccumentが表示されるので
Windowsは起動している。

最悪はこのデータをコピーして
OSを再インストールすればいいのだが、
画面が真っ黒では手の施しようがない。

Windowsが立ち上がる前に
以前からアラートが出ていた。
半病人だったのだ。
その時点でデータをバックアップして
OSを書き換えておけばよかった、と思っても後の祭。

Windowsの場合、
強制的にCDから立ち上げることはできない。
電源を入れたらF12を連打し「ブート・メニュー」を表示させ、
CDを選ぶつ〜のがふつうだ。

しかし、これをやっても画面に表示されないので、
レーダーなしで黒雲の中を飛行するようなもの。

いよいよお手上げ。
廃棄するっきゃないかと弱気になる。

ケーブル類を外そうか、と
PCの裏面を見ると、
拡張ボードのめくら板が1枚外れ
ディスプレイボードがゆるんでいた。

念のためすべてのケーブルを外し
何年かぶりにPCオープン。

最近のスリム型と違い
タワー型はかなりごつい作りだ。

めくら板を固定し
ディスプレイボードをしっかり押し込み
たまったほこりをはらってクローズ。
にゅうねんにケーブルをつなぐ。
PCテーブルもぞうきんがけ。

祈るような気持ちで電源投入。
するて〜〜と、
あららら、ディスプレィにXPの起動画面。

昨夜から本日昼過ぎまで、
OSがいかれたと思い込み
あれこれ悩みまくったけど、
ディスプレィボードのゆるみだった。

いい経験をしましたとさ。
ちゃんちゃん。

ついでに、ユーティリティを使って
100以上たまったレジストリやTEMPファイルを削除。
ウィルス監視ソフトを2012年版にアップグレード。

手入れが行き届き快適な走りをみせる
ビンテージカーのような
オールドPCに変貌した。

8月7日(水曜日)

●妄言
なりたてほやほや大臣、小宮山厚労相が
突然、たばこ増税しかも段階的に700円と発言した。

ふっくらとして色白、上品な顔つきの大臣は
笑みを浮かべながら、とんでもないことをいう。
増税の前に、議員定数や報酬の削減など
自分たちの無駄をはぶく努力をするのが当然だ。

藤村官房長官は「個人的な思いを述べられたものだ」といい
安住財務相も「たばこ税の所管は私だ。小宮山先生はたばこ嫌いなんですよね」
閣僚らの反応も否定的だ。

マスコミも唐突な発言を加熱的に報道。

すると、当の大臣は
「厚労省は700円に上げる省ではない」
「個人的意見というよりは厚労省を代表して申し上げた意見だ」
と軌道修正発言。

「厚労省を代表して」というが、
事務次官、幹部らの意見を集約したものかどうかは怪しい。

さらに、
「増税というより健康的な見地から」などと親心発言。
たばこの値段が上がれば禁煙する人も増える、というのだ。

だが、余計なお世話だね。

この女史は言を左右に振りながら
たばこの値上げだけは譲れない、という意思をうかがわせる。

管政権の法務大臣は
死刑執行にサインしなければならないのだが、
死刑廃止論者だったし、
野田政権の厚労相は、禁煙推進論者とはね。
そのうち、健康的見地から酒の値上げを言いはじめるかもしれないぜ。

肺がん、肝臓疾病が減れば
他の難病に予算を回せるのかも知れないが
そんな簡単なものではない。
彼女が辞めれば状況は変わる。

とにかく嗜好品の増税を
個人の趣味嗜好でやられてはたまらん。

日本の女性大臣は他の先進諸国に比べ少ないと言われるが、
大所高所から判断できる人材がいないからではないの?



小宮山という人は、
父親が元東京大学総長の加藤一郎氏。
本人は成城大学文芸学部を出てNHKのアナウンサーだった。
人当たりのよさはこれによるものだ
歌手の森山良子が大学の同級生、とは。

母方の祖父は大蔵大臣や初代大東亜大臣を務めた青木一男、
父方の祖父は北海道銀行頭取を務めた加藤守一。
愛媛県知事を務めた青木重臣は大叔父。
なんともすごい家柄ではある。

庶民の心にはうとい階級出身ということは確か。

◎民法改正による選択的夫婦別姓導入に積極的な立場。
◎在日外国人への参政権付与の推進者。
◎禁煙行政に力を注いでおり、超党派による禁煙推進議員連盟の事務局長を務めた。

特に、在日への参政権付与に関して問題がある。
彼らは日本国民というより、本国に経済的な利益を還流させるための出先のようなものだ。
そういう人たちに参政権を与えるとロクなことがない。

なんともやりにくい、62歳のおばはんだ。


東北地方太平洋沖地震に対する不健全な政府の対応について
2011年3月20日放送のBSフジ「プライムニュース」で
「初めてのことであったから」と発言。

国難対策のまずさに対し、こういう「逃げ」の発言を
ぬけぬけとする人でもある。

9月6日(火曜日)

●液状化
と、いっても地震災害の話しではない。

人が亡くなったら
バーナーで焼くのが一般的だが、
とてつもない死体処理装置が実用化された。

薬品で臓器、筋肉、皮膚を溶かし、
骨と金属が残るというのだ。



火葬の場合、骨ももろくなっているので、骨壺に納まるが
薬品で溶かしたら骨はど〜なるのかね?

CGで紹介されるシステムでは
頭蓋骨、肋骨などそのままの形をしている。
まるで骨格見本だ。

かつてオウム真理教は、
超大型の電子レンジのようなもので殺害した人を
粉末にして湖に撒いてしまった。

例えば、
魚の干物の骨と皮を家庭用電子レンジで
骨センベイや粉末にしてふりかけにしたことがあったが、
それと同じことなのだろう。

薬品で液状化するより
電磁波で粉末にするほうが
より小型の骨壺に収めることができると思うのだが。

しかし、喉仏の骨を
骨壺の一番上に収めることが
できなくなってしまうけど。

9月5日(月曜日)

●さすが中国
やることがえげつない。

リビアのカダフィ政権は本人が雲隠れしたまま行方が洋として知れず。
反体制派は国内のほとんどを制圧したものの、
独裁者の首をとらなくてはしめしがつかない。

そんな折、リビアの首都トリポリで中国がカダフィ政権に
ロケット発射装置や対戦車ミサイルなど
武器の売却をしたことを示す文書が発見された。

中国の軍事企業3社が7月、約2億ドル(約153億円)相当の
武器の売却をリビアのカダフィ政権に申し出ていたというのだ。

実際に売却されたかどうかは不明というが、
反カダフィ派「国民評議会」の軍事部門トップ、オマル・ハリリ氏は
「武器が実際に(カダフィ政権側に)渡り、われわれに向けて使われたと
ほぼ確信している」と述べ、中国に強い不快感を示した。

昔から武器商人は、
体制、反体制、敵、味方にかかわらず
求められれば売る、というビジネススタンス。

武器販売で国益をあげているヨーロッパ諸国は
反体制側についているので、
その間隙をぬって体制側にアプローチとは
さすが、第二の経済大国。

反体制派は不快感を示していても、
荒廃したリビアの再興には
安い、早い…中国パワーに頼らざるを得ないのかも。

●ふてぶてしい女
久々に朝からグラフィックツールの「イラストレータ」で
デザイン作業を行った。
明日、午前中にCDに焼いたデータを発送しなくてはならない。
夕方になって、aiデータでなくpdfでOKということになった。
速攻で仕上げ、CDに焼き
明日の午前中に到着するよう宅急便の窓口に出向く。

手続きを終え車に乗り込むと
当方の車にぴったり寄せて車が止まった。
がらがらの駐車場なのに、わざわざ隣りに止めるのかね?

スライドドアなので、寄せても出入りにさして苦労はない。
だが後方の座席から小学校5〜6年くらいの女の子が窮屈そうに出てきた。
運転席から35〜6歳の母親が、同じく降りにくそうに出てきた。

当方、発進させることもできず
なりゆきを見守るだけ。

母親は、なぜ自分の車の隣りに置くんだとばかり
こちらを睨みつけながら事務所に入っていった。

ふつうなら、こっちが待っているのだから
軽く会釈してしてもよさそうなものだが、
そんな常識は持ち合わせていない。

太りぎみの肉体をGパンに押し込んだような体型と、
可愛げのない顔の女だだった。



ある出来事を思い出した。
その昔、今は亡きジョン君と田んぼに沿った道を散歩していた。
小雨が降っていて傘をさし、リードを握っていた。

向こうからジョンより少し大きな犬がやってきた。
鎖のないその犬はジョンを見つけると
突進してジョンを噛もうとした。
こっちは、傘で防戦したが相手の犬はしつこくジョンの足を狙った。

飼い主の中年女がやってきたので
私が、鎖をつけるよう抗議すると、
その女は、
「だめじゃないの、そっちが鎖でしっかりつかんでなきゃ」と
文句を言ったのだ。

正当化しようとするにも、支離滅裂だ。
こういう非常識には何を言っても始まらない。



夜になってスーパーに出かけた。
広い駐車場だが結構混んでいた。
空きを探すため回り込むと、車道に母親と娘が立っていた。
軽くクラクションを鳴らす。

ライトに照らされた向こうに
こちらを睨みつける女の姿が浮かんだ。

あらら!!
さっき宅配便の駐車場で隣りにつけた女だよっ。
2時間以内に2回も遭うことになってしまった。
この女も自分の行動を正当化しようとしている。

それにしても、なぜ睨むのかね。
軽く会釈すれば済むものを。

家庭でなにか面白くないことでもあったのかな?
ああいう可愛げない態度じゃ亭主もいやになるだろうな。
相手にしてくれないから、うっぷんを外部ではらす。

同じ地域に住んでいるとはいえ厄日だね。
ブスならせめて愛想よくしましょうね。
それがブスに残された最後の道なのよ。

8月4日(日曜日)

●耳ざわりのいい言葉
野田総理を首班とする内閣への支持率が65%とかなり高い。
もっとも、前内閣への支持率が超低空になったので
交代するわけだから、
今度こそ…なにかやってくれるのでは…という期待値。

鳩山政権75%、管政権64%と発足当時は
異常な高さを示していた。
両名ともダメぶりを如何なく発揮して去って行ったが。

新首相は20年以上、雨の日も風の日も地元駅前で辻立ちをしている。
「駅前留学はNOVA、駅前演説はNODA」というのだそうだ。
そのお蔭もあってか野田首相は演説のうまさでは定評がある。

今回、平易な言葉と「たとえ」を使った「どじょう」が歩き出した。
輿石氏を通じて知った、「相田みつお」の一節に
「どじょうが金魚の真似をしてもしょうがねえじゃん。」
というのがあるそうで、それをパクって演説した。

政治家にも相田みつおファンは結構いるらしい。
私は氏の作品に目を通したことはないのだが、
「人生の応援歌」のようなものなのだろう。
それを少し目先の変わった切り口で文章にしている。

ある人が言っていた。
相田みつおの詩というか人生訓には
「曖昧なわかりやすさ」があるという。

あいまいだから都合のいいように解釈もできる。

「失敗してもいいじゃないか、人間だもの」に
勇気づけられた人は大勢いるだろう。

政治家であれば、
「嘘ついてもいいじゃないか、政治家だもの」
「献金受けてもいいじゃないか、政治家だもの」
などと勝手に解釈しかねない。

所信演説用原稿は自分で草稿を練るか
スピーチライターの草稿に手を入れるかどっちなのか?
たぶん、比喩やたとえがちりばめられるのだろう。

次に待つのが政策用スピーチだ。
復興、原発、景気、消費税、外交、社会保険などなど
官僚が作る従来通りの原稿に、
野田氏の耳ざわりのいい言葉がどの程度加味されるのか。

徳俵に足のかかった民主党の3代目の手腕を
期待しながら待つほかない。

9月3日(土曜日)
●どじょうの正体は
新内閣が発足したばかりの野田政権だが、
御大将の政治資金に芳しくない事実が発覚した。
野田佳彦首相の資金管理団体「未来クラブ」に
千葉県船橋市の在日外国人(韓国人会社役員)が
計約16万円を献金していたことが朝日新聞の調べで判明。

時期は2001年〜03年というから、公訴時効は3年で、すでに時効だが、
外国人による献金は政治資金規正法で禁じられていることを
新首相は当然知っている。

10年後、首相になるとはツユ知らず。
そうと知っていれば、と思っても後の祭り。
野党からの恰好な攻撃材料に。

それにしても、前原、管といった政党幹部たちもそうだが、
在日韓国人からの献金、それも少額の、に手を出してしまうのか?
小沢は日本の企業から桁外れの献金をもらっているとというのに。

自民党系は巨悪で、
民主党は小悪党というところか。

野田氏は「どじょう」どころか
なんでもパクつく「だぼはぜ」のほうが似合うのかも。

9月2日(金曜日)

●「らじる」を聴く
昨日始まったNHKのサイマル放送「らじる☆らじる」。
専用アプリがないので、
毎回Webサイトに出向かなければならない。

聴取用ボタンを押すと細長い別窓が開く。
民放の「らじこ」に似ているが、
ブラウザの外に取り出すことはできない。
第一、第二、FMの切り替えができるが、
画面に重なるので結構うざい。

で、ブラウザの画面をディスプレイ最大にし、
表示サイトを浮かすようにしてみた。
これで重なりが改善。



NHKは台風、地震、組閣情報をシームレスに流すので、
この時期、つけっぱなし。
パソコンで聴くから
携帯ラジオの電池節約、
通常ラジオの節電。

音質は格段にいい。
まことに結構。

●宝島社
見開きでどえりゃ〜広告を掲載した。


アメリカのマークの入った軍用機の
無愛想なタラップの2段目を降りた高級軍人の写真。
レイバンのティア・ドロップ型サングラスをかけ
コーンパイプをくわえている。
なかなかの「洒落男」だ。

キャッチは
「いい国つくろう、何度でも」

いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府、なのだが。

ビジュアル要素はこれだけなので、
いやでも目をくぎ付けにする。



この写真、
1945年8月30日、
専用機「バターン号」で神奈川県の厚木海軍飛行場に到着した
マッカーサー元帥のあまりにも有名な写真だ。
この日から6年間占領軍のトップとして
日本を民主主義国に生まれ変わらせるために辣腕をふるう。



東日本大震災は、三陸の国土を壊滅させたため、
「第二の敗戦」とも呼ばれている。

1964年4月5日、満84歳で亡くなった彼が
「I shall return」するわけがないが、

マッカーサー元帥に替わって
日本を復興させなくてはいけないのが
できたてほやほやの「野田首相」。

さきほど組閣が終わり、
2時過ぎに皇居に出かけ
夕方記者会見をする模様。

国民受け狙いのサプライズ人事は不要だが、
顔と名前が一致しない閣僚も結構いる。
「地味」、おっと間違えた「自見」という人もいるね。

名より実をとったのかも知れないが
復興、経済立て直し、
国際関係をきっちりやってくれればいいだけ。

「いい国つくろう、何度でも」

9月1日(木曜日)
●三つ巴
最近のスマートフォンの勢いはすさまじい。
PCに限りなく近づいた情報端末機能は魅力的だ。

ソフトバンクがiPhoneを扱って
日本市場に火がついたのだが、
dokomoがAndoroidを発売し
auがWindowsPhoneを投入した。

パソコンはOSを制するものが業界を牛耳るが、
スマートフォンの世界も同じことがいえる。

ソフトバンクがAppleのMacOS
DocomoがGoogleのAndoroid
auがMicrosoftのWindowOS。

MacはOSとハードウェアを1社で提供する。

Googleは先日、モトローラを買収したので、
現在は各社から発売しているスマートフォンに加えて
自社でも提供できる体制が整った。

マイクロソフトはハードウェア部門はない。
PC向けのOSを独占しているが
スマートフォンでは後発でハードウェアは外部任せ。
WindiowsPCとの親和性を持たせた機種を発表するのだろうが、
先行する2つのOSにどれだけ食い込めるのか。

この闘いは
さらに刺激的な製品をユーザーに
提供してくれる可能性を秘めているので、
大いに期待しております。

●NHKサイマル放送開始
サイマル放送はPCでラジオ番組が聞ける便利な放送スタイル。
JwaveなどFMは電波の到達距離が短いので、
クリアに聴こうと思えばアンテナをたてなければならなかった。
が、主要民放キー局とFM局が参加した
サイマル放送「ラジコ」により悩みは解消した。

NHKが本日からPCで第一、第二、FMが聴けるようになった。
http://www3.nhk.or.jp/netradio/
「らじる☆らじる」
長い名前だ。

アプリがないので
NHKのホームページに
毎回アクセスしなければならないのが難。

スマートホン用アプリは来月提供されるらしいが、
PC用もお願いしたい。
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