田舎三昧の生活と意見7月版

<--田舎三昧の掲示板

2011年7月
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●吉太郎童謡集

■Contents

01ぼかし言葉
02流浪のPENTAX
03上を向いて歩こう
04またも失言。懲りない大臣
05早くも辞任
06ストレステスト
071枚のメモ
08猫好き
09米国の砂嵐
10地震!
11あれから4か月
12身内からの批判
13節電意識の落差
14復興ビジョンなき政府
15ひかりごけ
16ずれ
17阿修羅のごとく
18なでしこジャパン
19原田芳雄死去
20寝ても覚めても
21何かと話題の東電
  名作「火の鳥」オンエア
22負け鳩の歯ぎしり
23ルドルフ・ヘス
24イメージギャップ
25中国高速鉄道大事故
26事故と故事
27大学のある町
28中国の偽Appleショップ
29露骨な中国
30最近、女は笑い男は泣く
31知事選


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Last Modified 2011/0731
First Uploaded 2003/0901


7月31日(日曜日)
●知事選
夕方投票所に行ったのだが投票者は私だけ。
6〜7名の関係者の注目を背中に受けて
票を投じてきましたが、
盛り上がりの感じられない知事選を
象徴しているような図ではありました。

7月30日(土曜日)

●最近、女は笑い男は泣く
昔から高校野球は負けた方は当然として
勝ったほうもよく泣く。
それは爽やかな涙として映っていた。

なでしこリーグの世界制覇で
ドイツから飛び込んできたのは
常に笑顔が絶えない「なでしこ」たちだった。

とくに、最後のPK戦で
これから胃が痛くなるような戦いが
始まろうとしているのに
円陣を組んだ彼女たちと監督はにこやかだった。

昔から日本人はわけのわからない
薄笑いを浮かべる民族として
欧米人からWhy?と思われていた。

ところが、彼女たちは
余裕さえ感じられる明るい笑みだった。

GK海堀のファインプレーもあり
日本は今まで勝てなかった米国を破って
世界一の座を勝ち取った。

優勝の喜びも笑顔で、
泣いている選手は見当たらない。

同じ競技で男子はどうか、といえば
ここ一番は体と心が硬直するようだ。
ゴール前の競り合いで
澤のような絶妙なシュートを決めた選手は
ボレーシュートを決めた韓国籍の彼くらいだ。
あとは、どたばたしてチャンスを逃すという展開に始終する。

コーナーキックで澤が突然飛び出すという
意表をつく作戦は、
米国選手の負傷で試合が中断したときに
2人で決めたという。
やっぱ、スゲ〜わ。

国際試合で男子選手は笑顔で円陣を組むことはない。
どちらかといえば悲壮だ。
ゆとりがない。
高校球児のように
周囲を憚らず泣くシーンは見られないが
人差し指で背中をツンと突っつけば
涙がジワリという顔つきをしている。

昨日テレビで閣僚が泣く姿を見てしまった。
海江田通産大臣だ。
彼は原発事故対応で多忙を極めている。
猫の目のように方針が変わる管首相に振り回されて、
一時期は涙目で辞任を匂わせた。
手のひらに「忍」の字を書いて
国会に臨んでいることも
先日写真入りでばれてしまった。
そして、野党から突っ込まれて
悔しさが涙となった。

席に戻って手で顔を覆う姿に
真面目すぎる男に大臣つ〜職務は難しいのかと思ってしまった。

彼はいい体つきをしているわりには、
感受性が強いのかもしれん。

大変な時期に
大変な首相に仕えなくてはいけなくなった
不幸と思うしかない。

7月29日(金曜日)

●露骨な中国
性急に先進国に肩を並べようとした高速鉄道だが、
案の定、事故を起こした。
高架から墜落した先頭車両を穴を掘って埋めたかと思うと
翌日には掘り起こして原因究明するという。

事故発生から短期間で路線開通。
列車は何事もなかったように
事故現場を走りすぎる。

早期回復だけが念頭にあり
人命を軽視する当局に遺族やネット上の書き込みが猛反発。

党の執行部も
さすがにまずいと思ったのか
現場を訪れ花を手向けた。

当初、遺族に50万元を支払うことで
手を打とうとしたが、
急遽、和解金を91万5000元に吊り上げた。
日本円で約1100万円というから、
中国人には巨額なのだろう。

金の力で抑え込もうとする為政者の姿勢が露骨だ。

花を手向けた事故現場から要人が去ると、
人々が群がり花束は無惨にも踏みにじられていた。

穴を掘る人あり、金属探知機で地面を探る人あり。
事故車両の破片を探し、
売りさばこうとする人たちの群れだった。

こういう映像が世界に配信される。
先進国の人々にどう思われようがおかまいなし。

あさましい姿をさらしているのに
彼らは餌に群がる猿のように
なんとも思っていない。

3000年の歴史に裏付けられた
すさまじい民ではあるね。



東日本大震災以降、中国からの観光客は減っていたが、
次第に復調しつつある。
銀座、秋葉原をわが物顔で闊歩する団体を見なくてはならない。
彼らの札びらの前に笑顔を作らなきゃいかん
セールススタッフのみなさんご苦労さん。

銀座6丁目の名門・松坂屋は
全館「熱烈歓迎の館」に成り下がってしまった。

バブル最盛期の日本人も
アメリカ、ヨーロッパでああいうことをやっていたのだろう。
今の日本は長い景気低迷で祭りの後の虚脱感がずっ〜〜と漂っている。
が、東日本大震災以降、
なんでもかんでも買いまくっていた物欲性向に変化が起きたようだ。
ブランド物を手放し地に着いた暮らしを指向する人も増えたという。

さらに復興に向かって気持ちがひとつになれたし、
なでしこジャパンの快挙で、気分が高揚してきた。

大災害で日本人は少し成長したのかもしれない。
だが中国人には通用しないだろう。

7月28日(木曜日)

●中国の偽Appleショップ
中国版新幹線「高速鉄道」は日本、ドイツなど
先進国の技術を導入したものだが、
中国は独自の技術と言い張り、
あろうことか米国に特許申請を行おうとしていた。

テーマパークのキャラクター、
ゲームソフト、音楽、数々のブランド商品など
知的財産について中国は無法地帯。

敗戦直後の日本も
工業製品はアメリカなどの模倣から始まった。
「安いが品質が悪い」と言われ続けていたが
町工場からスタートしたSONY、HONDAは
世界中で通用する信頼のブランドとなった。

模倣国日本と言われたが
中国に比べればまだ良心のカケラは残っていた。
中国人の胃袋は、飛ぶものは飛行機以外はなんでも食べると言われるほど強靭だ。
精神構造も同様なのだろう。
いいものは真似て何が悪い、という自尊心のない国民性だ。



Apple製品が世界中を席捲している。
日本にも直営店が主要都市にあるが、
中国には北京、上海に2店づつ、計4店舗ある。
ところが、他の大都市に
偽Appleショップが出現していた。
店の作り、スタッフのユニフォームも全く同じ。
コピーというよりクローン店。
就職した人は、てっきり直営店だと思っていたという。

※偽ショップのスタッフは態度が悪そう

模倣よりたちが悪いが
彼らにつける薬はいまのところない。
管首相の早期退陣を促す
陣痛促進剤のような薬がないのと同じように。

7月27日(水曜日)

●大学のある町
若い人たちが行き交い、
彼らを相手にするおしゃれなショップが並び、
よく整備された道と大きく葉を広げる街路樹。
こういう場所を散策すると
気分が高揚しリフレッシュできる。

※ここは駿河台

ところが最近は
道の両サイドはビルに変わり
昔の面影はすっかりなくなってしまった。

大正時代に創立された
自由教育で有名な学校も
いつの間にか高層の校舎に変わっていた。
だがアプローチは昔からの大木が茂り
街路樹とは違う魅力的な空間が残されていた。

アート、映像、創作などを学ぶ男女学生たちが
新しい校舎に吸い込まれてゆく。
語り合いながら広い階段を降りてくる。

小さな森に置かれたベンチに腰をおろし
彼らが活躍する頃を想像しておりました。

私の住む町にも大学はあるのだが…

7月26日(火曜日)

●事故と故事
中国の高速鉄道事故で、

中国事故「遺体がない」、と新聞見出し。

これを、

中国故事「遺体がない」、と読んでしまった。

中国はかつて日本が、文化、文字を見倣った国である。
強引に隠蔽することを「遺体がない」という故事があるのかと
思いましたとさ。






事故後、車体を穴に埋めてしまったのだが、
本日、それを掘り起こして原因究明することにしたという。

世界の国々は配信された
珍妙な光景をどう見ているのでしょ〜ね〜

7月25日(月曜日)

●中国高速鉄道大事故
新聞は高架路線から無惨にも落下して2つに折れた車体と
同じく落下して橋げたによりかかっている車体の写真を掲載していた。

ホレ見たことか!と言いたくなるような事故だった。

その後、事故車の一部を穴を掘って埋めてしまった!
なんという常識はずれの処置。
先進国なら原因究明のため現状保存する。

復旧の邪魔になるから埋めたという
中国当局の苦しい釈明だが、
それが国際社会に通用すると本気で思っているのなら、末恐ろしい。
黒を白と強弁するのだろう。

日本、ドイツなどの技術を導入して完成させた高速鉄道だが、
できあがってしまえば、
自分たちの独自技術で作り上げたという。
しかも、米国で特許申請をもくろんでいる。
新興国への売り込みも積極的に行っている。

だが、安全性を無視したシステムを
値段が安いから、と導入する国はなくなるのは必定。
でも、臆面もなくセールスするのがこの国だ。

膨大な人口の大消費国だらやむなく付き合っているが、
北朝鮮と同じく、
こういう国とはできるならお付き合いは願い下げなのだが。

7月24日(日曜日)

●イメージギャップ
暴力とかテロというイメージからほど遠い
北欧ノルウェーでビル・爆破、大量殺人という
ショッキングな事件が発生した。

犯人は自殺することもなく逮捕された。
30過ぎの若者で国粋主義者と名乗ったそうだ。

テロに走ったのは、
移民政策を推進する政府への抗議から。

フランス、ドイツをはじめとするヨーロッパの国々は
イスラム系の人々が大勢移民している。

ドイツではトルコ人が増えガテン系の仕事に就いている。
そのため、ドイツ人の雇用が奪われ不満のタネ。
フランスではコーランの教えに従った
生活習慣を崩さないので白人たちと摩擦が起きている。

ノルウェーの殺人犯は
金髪碧眼という典型的なアングロ・サクソン系の風貌だった。
その彼が、
昔、ナチスドイツがユダヤ人を排斥したように
肌の色が違う人たちが
白人社会に入り込むことを拒絶、阻止しようと
極端な行動に走ってしまった。

ノルウェーには死刑がなく、
90人を越す殺人を犯しても最高21年程度で出所してしまうらしい。

これだけのテロが発生しても、
法制改正の声が上がらないのだろうか?

その昔、北の海を荒らしまわった
バイキングの子孫たちは
大量殺戮にも寛容なのかな?

7月23日(土曜日)

●ルドルフ・ヘス
新聞に小さな記事が載った。
「ナチス副総統ヘスの墓撤去」。

ドイツ南部ウンジーデルにあるナチス副総統ルドルフ・ヘスの墓が
20日、撤去された。
遺骨は火葬され、灰は海にまかれる。

墓がネオナチの「聖地」となったための措置という。

ヘスといえば、ナチス創設以来ヒトラーの側近として仕えていた。
ミュンヘン一揆に失敗したヒトラーは獄中生活を送るがヘスも同様だった。
獄中書かれた「わが闘争」の口述筆記をしたのがヘスと言われる。

副総統とはいえ、
ヘルマンゲーリング、ゲッペルス、ヒムラーといった
個性的?な側近に比べ地味な存在。
その彼が、ベルリン陥落寸前、
和平工作に向かう、と単独飛行で英国に行ってしまう。

ヘスの行動は連合軍からはなもひっかけられなかった。
本当に和平工作なのか亡命なのかわからない。

ヒトラーは激怒するが、
敵に捕らえられたヘスをどうすることもできない。

ソ連軍侵攻により
ヒトラーは総統官邸地下壕で自殺。
ヒムラーは一兵卒の服装で逃亡するが見破られ捕らえられるが、
隠し持った青酸カリで自殺。
デブのゲーリングはニュルンベルグ裁判で有罪になったが、
ヒムラー同様、青酸カプセルを噛み砕き自殺。
火葬された骨は刑務所脇の水路に捨てられたともいわれる。

かくして首脳陣は死んでしまったが
イギリスに捕らえられていたヘスだけは生き残る。
ニュルンベルク裁判で終身刑となり
長いことシュパンダウ刑務所暮らし。

老いても四角い顔とくぼんだ目、太い眉は
若いころをほうふつとさせていた。
だが、自殺で93歳の生涯を閉じた。



印象の薄い副総統だったが、
ナチの勃興、栄光、没落を知る唯一の人物として
当時を知らない若者ネオナチは
単純に彼を神格化したのだろう。



平和国家日本は極右思想で徒党を組む若者というのを聞いたことがない。

かつて三島由紀夫の「憂国」と「盾の会」があったが、
ナルシストのようであった。

日本を戦争に導いた軍人たちの墓は
あちこちに存在するが、苔むすばかり。
いや、遺族がていねいに守っているかもしれない。
東条英機の娘などは名誉回復に動いていたが。
しかし、「聖地」化することもないだろうね。

再び軍国へ傾斜することは真っ平御免。
シビリアンコントロールが機能している間は
たぶんだいじょび。

腰砕け政権が居座り続ける間に
軍事クーデーター勃発ということもない。

しかし、突然、極端に走る性癖がある民族のようだから、
昔でいう、参謀本部の一部の将校が極秘でシミュレーションしているかも。

仮に国内の混乱があったとしても
アジアの軍備力を見れば
ロシア、中国には歯が立たないし、
韓国の精神力にも負けるだろうから、
このまま頼りない平和は継続するのだろう。

7月22日(金曜日)

●負け鳩の歯ぎしり
民主党岡田幹事長が、2年前のマニフェストについて
「財源に関してやや見通しが甘かった…」と謝罪文を記者会見で発表。

国民にお詫びをしたわけだが、
あのときの政権公約のリーフレットには
「政権交代」という惹句と目をむいた鳩山前代表の大首写真が印刷されていた。
昨日のことのように目に浮かぶ。

埋蔵金をあぶり出し財源にあてるという、
イージーな発想と、ばらまき手当に多くの国民はだまされたわけね。
だが民主党初代首相になった鳩山僕ちゃんの
得意満面の日々は長く続かなかった。
母親からの莫大なおこずかいでなんとか対面をつくろっていたが、
CO2削減で絵に描いた餅のような数字を世界に向けてぶちあげた。
が、根拠のない大風呂敷で
今ではすっかりしぼんでいる。
さらに、基地問題で沖縄の人たちをだました。
首相を退き、引退を口にしたが今も居座っている。
戦後の歴代首相のなかでも安っぽさではぴかいち。

じいさん、おやじの威光と莫大な資金だけで泳いできたわけだから
仕方ないことのなのだろうが。

その彼が中心になって作成した政権公約だから
「甘さ」においては天下一品。

東日本大震災の対応のまずさが問題になっている最中に
マニフェスト謝罪した岡田幹事長も唐突すぎて狙いがわからない。
これに関し、肝心のボスの管首相の反応が見えてこない。
空中分解を早めるだけの行為のように思える。

運動会の二人三脚なら
足を踏み出したとたん、コケている。

テレビや新聞を見るたびに
怒りを通り越して、
目を伏せたくなりますね。



岡田氏の唐突な謝罪に対し、
僕ちゃん鳩山は
「マニフェストは命のように貴重な存在」を反発した。

ザル公約が「命」というのだから、
この人の政治マインドもおして知るべし。

うんざり

7月21日(木曜日)

●何かと話題の東電
原発事故で福島県の太平洋岸地域を不毛の地にした企業として
今後の日本史教科書に永久に記載されるだろう。

世界一の「なでしこジャパン」に原発事務員として働いていた選手がいた。
彼女にはな〜〜んも責任はない。
就職した当時は優良企業に就職できたと周囲から祝福されたのだろうが、
こんな結果となってしまった。
でも、彼女にはな〜んも罪はない。

1997年(平成9年)3月19日、渋谷区円山町の安アパートの一室で39歳の女性が
殺害されていた。
通報したネパール人が犯人とされ2003年10月20日無期懲役となる。
彼は一貫して無罪を主張している。

いわゆる「東電OL殺人事件」。

被害者は渡邉泰子。慶応大学経済学部を卒業し東電に総合職として就職。
父親は東大、母と妹は女子大卒。
エリート家庭かつエリート社員が、夜の円山町で売春婦として街に立っていた。
映画「昼顔」でカトリーヌ・ドヌーブが演じたような、
落差の大きな人物像と猟奇事件で社会の耳目を集めた。


※殺害された日本版「昼顔」の方


※売春と犯行が行われた安アパート

今回、あいまいな点が多く裁判のやり直し行われるかどうか注目されている。

テレビ、ラジオでは証拠を巡って、避妊具内に残された体液、室内に残された体毛などと
あいまいな言葉を使っているが、放送コードで精液、陰毛とはっきり言えないのかね。
なんか滑稽だ。

実際は、こんな具合だ。
トイレに捨ててあったコンドームの残留精液から検出された血液型はB型で、
DNA鑑定を行った結果、マイナリ(通報者)のそれと一致した。
ところが、そのコンドームが発見されるまでかなり時間が経過している。
時間経過にともない精子は破壊されていくので、
捨てられてから発見までの時間を特定するために実験が行われた。

現場から採取された陰毛は全部で16本あった。
うち12本はDNA鑑定の結果、泰子とマイナリのものと判明した。
残り4本のうち3本の陰毛は最後まで誰のものか判明しなかった。

裁判では被害者の夜の商売についてなまなましい証言がされている。

金のない東南アジア人には1000円〜5000円でも体を売っていたのだ。
ホテル代のない客には屋外でも相手をしたという。
ニンフォマニアではないかと思えるが、
彼女がそこに至るまでに別の事情があるらしい。



というわけで、
売春婦と客が行うことはひとつなのに、
マスコミは体液、体毛などとあいまいな表現をするので
調べてみたら、
以上のことがわかったとさ。

東電社員は大勢いるから、
こんなことが起こっても不思議ではないけど。

●名作「火の魚」オンエア
原田芳雄追悼「火の魚」が
今晩10時からNHK BSプレミアムで再放送される。
絶対、見る。

7月20日(水曜日)

●寝ても覚めても
ワイドニュース番組はどの局も朝から晩まで「なでしこジャパン」でもちきり。
フジTV「とくだね」は選手と監督を招き
なんと8時〜9時の1時間、今回のを快挙をナマの声で伝えた。

米国との死闘を制した猛者とは思えないほど
よく笑い、司会者からのぶしつけな質問にも、
軽くいなしながら答えていた。

互いに信頼しすばらしいチームワークの集団だということが伝わってくる。
延長戦で澤のひと蹴りで同点になったわけだが、
あの瞬間的な高度なテクニックや、スタジオでの対応ぶりを見ていると
男子より役者が上としか思えない。

9時、12時、14時、18時…
しつこくワイドニュースを見たのだが、
あの快挙に各界から祝福メッセージが届けられたのだが、
どういうわけか、男子サッカー選手は
中田、カズくらいで現役の声は聞かれない。

今まで男子人気の陰に隠れていた女子サッカーだったが、
茶の間の話題は一挙に逆転してしまった。

ゴール前でどたばたして
チャンスを逃すことの多い男子のプレーに比べ
なでしこジャパンの選手たちは
冷静な判断で
ここ一番のチャンスをものにしていた。
やっぱり、判断力、技術も一枚上手だったのだ。

海堀のアクロバティックなPK阻止の映像を見た
若い女性は
「女でも惚れてしまう」と最高の賛辞を送っていた。



立役者の澤穂希選手だが
「子」のつかない「いまふう」の名前だが、
「ほまれ」とはクラシック。

確か、戦時中、日本帝国陸軍航空機に「誉(ほまれ)」というのがあったと思うし、
「穂」は「稲穂」の「穂」で純日本的。
「希」は、日露戦争の「野木希典」の「希」ときた。

やさしい響きだが、
敢闘精神に満ち満ちた意味合いを持つ不屈の女性と思いましたね。

7月19日(火曜日)

●原田芳雄死去
テレビはWサッカーで奇跡の優勝を果たした
「なでしこジャパン」のニュースでもちきりだった。
今朝、凱旋帰国したので報道のボルテージはさらに高まっていた。

番組の最後に、「原田芳雄」死去のニュースが飛び込んできた。
本日午前中不帰の人となた、と。

つい先日、彼が主演した映画「大鹿村騒動記」の公開舞台あいさつに顔を出していた。
頭を剃って車椅子で現れた姿に、
あの原田芳雄!?と変わり果てた姿に唖然とした。
声が出ないので共演の石橋蓮治に代読してもらっていた。
両手に数珠をして涙目。
観客に感謝の手を合わせる姿は、
無頼イメージの俳優とは思えなかった。

腸閉塞で入院し誤嚥性肺炎を併発したという。
彼はその前に大腸がんの手術を行っていたというのも初耳だった。
それが原因で腸閉塞を発症した。

「竜馬暗殺」「ツィゴイネルワイゼン」はつとに有名だったが
彼の映画は見たことがない。

だが、最近のテレビドラマは見ていた。
印象的なのは「火の魚」。
2009年7月、NHK広島の作品だ。
原作は室生犀星の小説。
瀬戸内海の島に住む初老の小説家と女性編集者の話。

※新しい作品の表紙に、飼っている金魚の魚拓をのせる、と
 とんでもないことを思いつく原田老作家。
 魚拓づくりを腕に覚えのある女性編集者に依頼する。


※老作家が住む瀬戸内の島に東京から女性編集者が突然来なくなった。
 彼女は重篤な病におかされていたのだった。
 彼女を見舞うため、昔無頼な生活を送っていた東京へ出かけた原田老作家。
 このころは、無頼の奥に隠されたシャイな姿を
 気取られまいとする彼らしい味がよく出ていた。


同じく2009年の「不毛地帯」は新興商社の社長役。
山崎豊子原作の連続ものだったが全て見た。

2作とも、原田芳雄らしい生きのいい役柄だった。

2010年「新参者」では、公園を犬を連れて散歩する老人役で
1話だけの登場で、陰のある静かな姿が新しかった。

その後、自分が企画を持ち込んだ
「大鹿村騒動記」の製作に入っていたらしい。



熱いクセのある男が似合う俳優で
てっきり、九州、四国あたりの出かと思っていたら
東京都足立区出身で都立本所工業高校卒業だった。
なんと、下町の人だった。

71歳は若すぎる。
合掌

7月18日(月曜日)

●なでしこジャパン
優勝を賭けて常勝アメリカと戦う。
早朝3時頃から実況が始まるが、それを見るのはちょっと無理。
しかし、5時に目が覚めた。
後半戦だった。
0対0と世界ランク1位のアメリカ相手に4位の日本はよく戦っていた。
子供と大人くらいの身長差のある大女を相手に、
クジラに群がるシャチのように果敢だった。

延長戦になったが、2対2のまま。
PK戦になった。
結局日本が競り勝った。

※まさかの敗退でぼう「然とする女王さまたち

2点目を蹴り込んだ澤だったが、
カメラアングルで一瞬わからなかった。
別の角度からそのシーンを映したが
かかとを使ったボレーシュートのようで
その高度なテクニックに目を見張る。

決勝に臨む選手たちは金をとる、と意気が上がっていたが
これまでアメリカに勝ったことがない。
あの体格の差では…と思うが
ドイツ、スエーデンの大女たちに勝ってきたので
その勢いで、ことによったら「勝っちゃう」かもしれないとの思いもあった。

PKでの海堀選手のキーパーぶりも見事だった。
手をめいっぱい伸ばし、しかも足で阻止するという技は
男子の試合でもお目にかかれない。

これまで「なでしこジャパン」に関して
選手の名前と顔が一致しなかった。
今回の快挙で事情が異なってくる。

高い心肺能力が要求されるスポーツでも
女性は着実に向上している。

※みなさんいい顔しています

ここ一番の勝負強さは
男子以上ではないか?
男はまだ頂点に立ったことはないもんね。

早起きしたので、午後はねむい。


※復興にかける日本に最高のプレゼント。
 アメリカのサポータも、負けた相手が日本でよかった、と言っていた。

7月17日(日曜日)

●阿修羅のごとく
向田邦子原作のTVドラマ。
NHKで昭和54年に放映された。

たまたま電源を入れたらNHKアーカイブで再放送していた。

向田作品は名前くらい知っていたが
小説を読んだことも、テレビドラマを見たこともなかった。

画面に丸い卓袱台を囲んで家族が食事をしていた。
懐かしい昭和の光景だ。

先日、クライアントへ顔を出した際、
カード会社のPR誌があった。
特集「向田邦子という生き方」
社長が不要、というので頂いてきた。

航空機事故で突然亡くなってしまった方だが、
その前に、向田氏の妹がやっている赤坂の呑み屋に
何度か顔を出したことがあった。

赤坂といってもTBS界隈からかなり離れていた。
地下鉄の駅から溜池方面に戻った
大通りから1本入った場所にあった。

おふくろの味というか素朴な料理だった。
あの人が向田邦子の妹、と
連れがカウンターの奥にいた中年女性を顎で示してくれた。
姉と似ていない無愛想な人のような印象があった。

PR誌で紹介されている数々の作品をながめていたが、
彼女が昭和時代の話を数多く発表していることを知り、
読んでみたくなった。
記念すべき1冊が「あ・うん」だった。
一緒に購入した吉村昭氏「ひとり旅」が面白くて
まだ、彼女の作品はページを閉じたままだけど。


テレビ画面には懐かしい顔が出ていた。
当然、まだ若い。
加藤治子は老け顔だからあまり変わってない。
八千草薫は、最近老化現象防止サプリのCMに出ているが、当時の彼女は魅力的だ。
30年経つとこうなる。
いしだあゆみは、昔からスレンダーだったが、顔は適度にふっくらしていた。
今は、人相が変わるほどガリガリだが。
風吹ジュンは、もこもこカーリーヘアで生きのいい役柄。
この人がデビューしたての昭和40年代後半、
某石油会社のPR誌の表紙に起用したことがあった。
小柄で小生意気な人という印象だったが。

男性陣は緒方拳、菅原健二、佐分利信など。
すべて亡くなってしまった。



謹厳実直だと思っていた父親(佐分利信)に愛人がいたことが発覚。
4人姉妹が問題解決のために相談するが、
彼女たちもそれぞれ問題を抱えていて…
というドラマだが、
何事もないように団らんの食卓を囲む家族の傍らの
石油ストーブが「ブルーフレーム」だった。

色、デザインとも、私が今も愛用しているのと同じだ。
構造がシンプルだし、替え芯は今も売っている。
昭和の商品は大切に使えば捨てられることはないことを実証している。

このドラマの放映は昭和54年。
私が社会に出て14年。
さまざまなことが思い出された。

7月16日(土曜日)

●ずれ
地層の大きな「ずれ」は怖いが、
対外的な国家の「ずれ」は滑稽だ。

領土問題で島国日本は北方、竹島、尖閣と問題山積。
どれも、負け犬の遠吠えのような対応しかできないでいる。

明治時代の政治家が墓の中から出てきて一喝してもらいたいくらいだ。

6月16日というから、ちょうど1か月前、
大韓航空機が竹島上空をデモ飛行を行った。

外務省は「領空侵犯」に抗議して
今月18日から1か月間、全職員の大韓航空機利用を自粛する、という。
国が弱腰なのに、外務省がそんなことやってもなんの効果もない。
通常、職員が利用するのはANA、JALというのだから、
あえて大韓を利用するなというのは不可解。

ご承知のように、日本領土である竹島は韓国名「独島」。
韓国は軍隊を常駐させ、観光客を上陸させ実効支配している。
このように居座り続け、自国領にしてしまおう、という魂胆だ。

居座るのは管総理だけの得意技ではなかった。

日本政府は、韓国の暴挙に対し相変わらず「強い憤り」や「遺憾の意」を感じるだけで
なんら、強硬手段に訴えることはしない。
穏便措置とはいうが「事なかれ主義」でしかない。
これでは、相手国に舐められるだけ。

韓国には、植民地支配という負い目があるからか。
そのあたりは当の韓国、先刻承知。

さらに大震災以後、日本政府の指導力のなさをあざ笑うかのように
着実にゆさぶりをかけてきている。
しかも韓国は、冬季五輪招致に成功する、
IT産業は上向き、芸能も日本を席捲などなど勢いがいい。

韓流にうつつを抜かす日本の女性たちも
国際情勢に目を向け、少しは批判してもいいと思うが
そんなことはどこ吹く風。
最近は、中性的な「グンソク」君にキャーキャー。

元気のいい韓国に対し日本はしめりがち。
統治時代の気概を持てとまではいわないが、
自国の主権だけは堂々と主張してもバチは当たらないだろう。

竹島問題に対して、
国際司法裁判所に提訴してもよさそうなものだが、
やっとできつつあるいい関係と経済的なつながりの悪化を恐れているんだろうね。

7月15日(金曜日)

●ひかりごけ
埼玉県の「吉見百穴」でこの時期になると
「穴」の中のコケが光りはじめるという。
温度と湿度の関係らしい。
ニュースで伝えていたのだが、
アナが「よしみひゃくあな」と原稿を読み上げていた。

ん?
「よしみひゃっけつ」というのでは…?
子供の頃、確か遠足か社会見学で行ったような気がするが
そのころから「ひゃっけつ」と発音していた。

NHKアナがまた間違い、と批判するまえに調べてみたら、
2つのよみかたがあって、「ひゃくあな」のほうが前にある。
ということは、「よしみひゃくあな」が最近は正解なのだろう。

しまりのない、ということは間の抜けた聞こえだけどね。

7月14日(木曜日)

●復興ビジョンなき政府
大地震、大津波、原発事故という3大災害が
時を同じくして起こったのだから
あわてふためくのも無理はない…と、
政府の対応に一応は理解を示してあげる。

だが、政府は国家を統治するプロの集団である。
そのトップが管総理なのだが、
総理、閣僚とも巨大すぎる災害を前に右往左往。
4か月経過しているというのに、
復興の青写真に1本筋が通っていない。

管総理は、対策を次から次へぶち上げるが
ビジョンがないから思いつきと思われてもしょうがない。
各論ばかりで総論がメルトダウンしている。

政治主導、脱官僚などと
受けのいいフレーズを民主党はぶち上げたが、
官僚を使いこなすのが政治家の力量だろう。

政治家は官僚から提出される資料に沿って動くのを
本来使う側が使われているような錯覚に陥いって嫌うけど、
自分の勉強不足を棚に上げているだけだ。
もっとも、人事が猫の目のように変わっては
勉強している暇もないか?

であれば、普段から良好な関係を築かなくてはいけないのだが、
「政治主導」の文言が足かせになってしまう。

だから受けのよさそうな各論プランを、思いつくままたれ流す。
民主党マニフェストと同じアプローチだね。
結局、あれも頓挫している。

人が変われど、
体質が変わらないから
結局だれがやっても同じ。
じゃ、管でもいいやということになる。
彼もそのあたりはよくわかっているから、
居座り続けられる。

7月13日(水曜日)

●節電意識の落差
所用があって御茶ノ水へ出かけた。
JRの駅を出たのはちょうどお昼時。
スクランブル交差点には人の波。
照りつける太陽でクラクラしそうだった。

タバコが吸えるロッテリアの2階に飛び込んだ。
10分もしないうちに満席になった。

自宅は節電でエアコン使用も最小限にしているのに、ここはクール天国。
汗もすぐ引っ込んだ。
目の前に神田川の対岸、東京医科歯科大、順天堂大の大きなビル群。
橋を渡る人たちが小さく見え、等しく暑そうだ。

店内を見渡すと、外光だけでも十分明るいのに
窓際のオレンジシェードの照明はすべて点灯してあるし、
天井のライトもこうこうと輝いている。
わが家は、2重のすだれで薄暗いのに。
郊外の町と都内の節電意識はここまで差がある。

計画停電が導入されても23区は適用外。
わが家はモロ停電対象。
差別も極まれり。

確か、わが町の駅中のロッテリアは節電してたはず。
都内のチェーン店が
昼間の照明を切るか、せめて3分の1にするだけでも
節電効果があがる、と確信した次第のひとときでしたね。

7月12日(火曜日)

●身内からの批判
西岡武夫参院議長が居座り続ける管総理退陣に向けた行動を呼びかけた
「国難に直面して、いま、民主党議員はなにをなすべきか」という論文を書いていた。
新聞に強烈な文面が紹介されていた。

「脱原発」に傾斜している管総理の行動を
「疑似市民運動の野望家らしい振る舞い」
「場当たり的な政治家」、とこきおろし

福島第一原発周辺の計画的避難区域設定などの住民対応について
「命の安全をも自分で決めろという『鬼の政治』」と
きつい表現で非難している。

肝心の管総理は先輩の苦言もどこ吹く風。
馬の耳に念仏。
かえるのつらにしょんべん。

暖簾に腕押し。
柳に風。

こんな人を首相にしちまって…と思っても
覆水盆に返らず。
後悔先に立たず。

7月11日(月曜日)
●あれから4か月。
東日本大震災発生から4か月が過ぎた。

長い冬が終わりを告げる頃で、
あの日も柔らかい日射しが降り注いでいた。
隣町のメガネ店にできあがったメガネの調整を行っていたときだった。
大きな横揺れが続き、
危険を感じて店を出て線路際に避難した。
電線は大きく揺れ、立っていることができずしゃがみこんでしまった。

駅周辺の店にいた人たちは外に出て
不安そうに見渡していた。
昼下がりの時間だったのでホームにあまり人がいなかったが、
彼らはあまりあわてふためいていなかったのが
不思議な光景だった。

三陸地方で津波による大惨事が発生していることなど知るよしもなかった。

命からがら車で戻ったのだが、
家の中は私の本が机から落下している程度で
複数のPCはすべて無事だった。

その後テレビから流れてきた映像は
この世のものとは思えなかった。

計画停電が始まり、
夜は余震におびえる日が続き、
備蓄物資、非常用品の少なさに唖然としつつ時が過ぎた。

大地震、大津波、原発事故による放射能汚染という
3重苦が今も被災地の人々を苦しめる。
政治混乱がそれに拍車をかけている。
強力に復興を推進しなくてはならない政府だが、
指導能力のなさが国民の疲弊感をさらにあおる。

被災地は国の支援を待たず独自に復興を実現しようとしている。

まったく情けない国家になってしまった。
居すわる首相の熟したいちじくのような鼻を見るのもおぞましい。

7月10日(日曜日)

●地震!
午前9時57分ごろ、牡鹿半島沖を震源地とする地震が発生し、
県内では盛岡・薮川と矢巾で震度4を観測した。一時津波注意報、被害の報告なし。
震源は牡鹿半島の東約180キロ。
震源の深さは約34キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・3と推定される。

発生当時、パソコンに向かっていた。
ディスプレイが微妙に揺れている。
あら?
大きな船がゆっくり揺れるように地面がうねっている。
このあと大きな揺れになるのか、と
実を固くするが、そのまま収まった。

パソコンにインストールしてある
地震アラートも起動しなかったので、
関東地方には及ばないかとは思ったが、
余震ではないか、と一瞬緊張。
最近、気が緩み始めていたからね。

7月9日(土曜日)

●米国の砂嵐
ハリケーン、竜巻など
米国の自然の脅威は津波の回数より多い。
テレビで紹介された砂嵐は常識の範疇を超えていた。

場所はアリゾナ州ツーソン地方フェニックス。
大規模な砂塵の雲が、砂漠を横切って北上し、フェニックスの街を飲み込んでしまった。
砂嵐を観測したレーダーのデータによると、
砂嵐の規模は高さ約8000フィートから1万フィート(約2400m〜3000m)、
場所によっては約2マイル(約3200m)にもおよんでいるとのこと。

街を砂の津波が呑み込むさまは、SF映画のCG画面を思わせた。
人的被害はなかったようで、
砂嵐が去った後の車の洗車で忙しいとは、
ある意味、平和であります。

7月8日(金曜日)

●猫好き
読売夕刊、週1回
主に犬・猫好きな人の「交遊録」というコラムがある。

今回は精神科医にして作家、春日氏の猫自慢。
犬は嫌いではないが、毎日散歩させなくてはならない。
氏自身、散歩好きだが犬の散歩コースと氏の歩きたい場所が違うので、
結局猫を飼うことにしたのだそうだ。
そして同居する三毛猫との生活がユーモラスに描かれている。


わが家には3匹の猫がいる。
姉妹の2匹と先住猫の相性がよくなく、
1年以上顔をつきあわせているのに、
まだコミュニケーションがとれていない。

新参が近づくと先住のミミが唸りはじめ
とりつくしまがないのだ。

互いにストレスをためこんではいかん、と
新参を別棟(といってもプレハブ小屋だが)で飼うことにした。
朝夕の食事どきは部屋の清掃を兼ねて母屋で過ごさせている。

これを雨の日、雪の日もやるのだから
人間のほうにストレスがたまりそうだが、
しかし、飼った以上しかたがない。

新聞の猫は1匹で、
ご主人の仕事部屋の窓際で満足げだ。
ご主人も顔をほころばせている。

机の上はよく片づけられ
ディスプレイとキーボード、筆立て、スタンドが置かれている。
机は右隅がえぐらえた変形。
CPUは机の下なのだろうか。
右側の壁の本棚が使いやすそう。
大きな窓の外は隣家と適当に離れているようで、開放的。

私の仕事場も
机の上をすっきりさせたいのだが、
意に反してさまざまな小物が置かれている。
本棚は背中側の壁に。
隣家の2階しか見えない高い窓。
西日を受けるので暑苦しい。

いずれ大幅なレイアウト変更で、
使いやすくしなければならないね。

7月7日(木曜日)

●1枚のメモ
ストレステストで騒然とする玄海原発だが、
運営する九州電力で不祥事が発覚。

原発再開の是非を巡り
ローカルテレビで中継される公開討論が行われたのだが、
視聴者からの意見をFAXで受け付けることになっていた。

これに先立ち、九電は子会社4社に対し
「賛成」意見を述べるように依頼していたことが発覚。

この「やらせ」に対し九電社長が記者会見を開いた。
質問に対し、都合が悪いとノーコメント連発。

とどめの一発「依頼メールを承知していたのか」に対し、
のらりくらりと対応していた社長に、
脇からメモが渡された。

そのとたん、態度一変。
トップは知らず。

社長がメモ一枚で態度を豹変させるとは…
部下をかばい自身が責任を負おうとしたように見えるが
会見にあたっての打ち合わせで
メールの存在を質問されることなど想定内のことだ。

おそまつすぎる会見だったが、
社長を操る影の存在つ〜のがあるのかね。

九電に都合のいい意見を述べるよう
子会社に要請したことは過去にもあったようで、
それまでは、証拠が残らないよう口頭で行っていたという。

メールは証拠として必ず露見するという事件が
大相撲以外にもあったのに、
彼らは「学習」していなかった、というおそまつ。
チャンチャン。

7月6日(水曜日)

●ストレステスト
新しい言葉だ。
原発の耐性検査のことらしい。

玄海原発の再開に向けて話し合ってきた
海江田通産相、町長、知事は
唐突な管首相の命令に戸惑い反発。

部下に話を先行させておき、
決まりかけたところでひっくりかえす。
強大な権力を見せつけたのだが、
話の進め方が逆。
まず、ストレステストでしょ。

管自身がストレステストを受ける必要があるね。

7月5日(火曜日)

●早くも辞任
先月25日の就任以来、数々の失言というより常識を疑う暴言で
復興大臣の適性が危ぶまれていた松本氏が
辞表を提出し受理された。

首相の居座りに比べればあっさりしたものだ。
執着しないということは、
本心はあまりやりたくなかったのかとも思えるし、
地方の大きな土建屋の御曹司という
毛並みのよさ(?)からくる、淡泊なお方なのかも知れない。

管首相のように徒手空拳でのし上がってきた人物とは違うのだろう。

それにしても民主党の人材不足は目に余る。

7月4日(月曜日)

●またも失言、懲りない大臣
就任ほやほやの松本復興相が、またまた失言。
とういうより暴言の連発だ。
野党は辞任を求めて息巻いている。
官房長官は発言を濁している。
擁護するにはあまりにも次元の低い内容だもんね。

新聞、テレビで報道されているので
改めて採録するまでもないのだが…

3日、
岩手県庁で達増拓也知事と会談し、
被災地の復興について「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。
そのくらいの気持ちを持って」と述べた。

また、「九州の人間だから、(被災地の)何市がどこの県とか分からん」と冗談めかして発言した。

その後訪れた宮城県庁では、村井嘉浩知事が後から部屋に入ったことについて、
「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ」
「自衛隊ならそうやるぞ。最後の言葉はオフレコです。」
「書いたらその社は終わりですから」
と語った。
同県が重点的な漁港整備を要望していることについても、
「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ」と述べた。

ニュース映像でそのシーンがあった。
態度が悪い。
腕組みをした「お代官様」ふぜい。
地位に舞い上がっている。
言葉遣いが悪い。
文面からは伝わらないトーンがわかる。
ガラの悪い中学校の体育の先公が生徒に話すような雰囲気だ。
しかし、声に重みがないから
駆け出しの芸人が相方に突っ込みを入れているような感じだ。

受け狙いのジョークならまだしも、
東北の地勢が頭に入っていないような発言は
失礼極まりない。
こんなことなら、東北出身者を大臣にすればよかったのに。

はっきり言って品がないのだ。
経歴を見れば祖父、父親も政治家だが、稼業は福岡の土建業。
ガラの悪さは出自にあった。
小泉元首相の祖父も政治家だが横須賀の港湾業で、
背中にくりからもんもんを入れていたと言われる。
彼も、福田、阿部氏に比べ品はいいほうではない。
だが、パフォーマンス能力は秀でていた。

松本復興相は、相撲でいえば地位は大関クラスだが、
実力は幕下もいいところ。
不祥事続きで持ち駒がいなくなり、
負け越しても地位が上がった力士がいたが
今回の内閣人事もそれと同じ。

暴言に対し辞任する気はさらさらない。
厚顔ぶりも親分に似ている。

7月3日(日曜日)

●上を向いて歩こう
東日本大震災以後、坂本九が歌ってヒットした「上を向いて歩こう」が
復興応援ソングとして頻繁に流れるようになった。

作詞者の永六輔がラジオでこの歌が生まれたいきさつを語っていた。

日本が戦争に負けた昭和20年8月当時、
永六輔は12歳の少年だった。

9月になると厚木飛行場にダグラス・マッカーサー将軍が降り立つ。
敗戦日本を軍政で統治する最高司令官だ。

天皇より偉いその人が、
「日本人は12歳の子供」と発言した。

後にラジオで活躍する永六輔は、
マッカーサー発言と敗戦時の自分の歳が同じだったことを思い出し
復興日本と、人生の挫折からの立ち直りをダブらせて
歌詞にしたのだそうだ。

この、失礼なマッカーサー発言に対し、
「確かにそうかもしれない。
 だが、アメリカは、それより4歳若い」と
痛快に切り返した日本人がいたことも紹介した。

それが誰だったか、聞き洩らした。
ヨシユキ…と

7月2日(土曜日)

●流浪のPENTAX
衝撃的なニュースが飛び込んできた。
PENTAXがリコーに吸収されるというのだ。

PENTAXは何年か前HOYAの軍門に下ったばかりなのに。

PENTAXの前身は旭光学で、
日本で初めて35mm一眼レフカメラを発売した企業として
知る人は知っている。
昭和20年代〜30年代は日本の写真工業は群雄割拠のとき。
有名無名の企業が個性的なカメラを発表していた。

そこから抜け出したのがNikonとCANON。
そして今では世界の代表的なカメラメーカーとしてこの2社が君臨する。

旭光学は一眼レフ一筋にやってきたメーカー。
先の2社にくらべ価格は安いが拡張性のある世界を構築していた。
しかし、デジタル時代になってから、
次第に水をあけられHOYAに買収された。

一方、リコーはリコーフレックスという二眼カメラで名をはせたていた。
今はクラシックカメラとしてしか見ることはできないが、
当時は直方体の2つ目のカメラのカテゴリーがあった。
ローライというドイツ製品が最高級で、
国産ではMAMIYA、ミノルタ、プリモといったブランドがあった。
昭和20年代後半で価格は2〜3万円だったが、
そこに登場したリコーフレックスは6〜7千円という大衆価格。
これが爆発的な大ヒットとなった。

リコーはデジタルカメラではコンパクトタイプで手堅い商品を作っているが、
コンデジマーケットは飽和状態。
期待の持てるデジタル一眼市場に参入しようにも一から開発していたのでは
資金、人材もきつい。
見渡せば、PENTAXを買収したものHOYAにとって
体力勝負のPENTAXは結構お荷物だった。

HOYAとリコーの利害が一致して、
今回の「手打ち」なった。

たまらんのは、PENTAX。
インテリくさいガラス屋に身請けされたと思ったら
金食い虫で旦那から愛想つかされ。
新しい無身請け先は、昔の同業者。
それも格下だ。
プライドだけでは生きてゆけない。
泣く泣く金歯のヒヒ親爺に抱かれることになっちまった。

よくありがちな
聞くも涙の物語りなのだ。

ブランド名だけは残るらしいけど。

7月1日(金曜日)

●ぼかし言葉
のらりくらりと
うなぎのようだね
あのしとは

当初の「2015年まで」を「2010年代半ばに」に変えた。
消費税の現行税率を段階的に引き上げる時期のこと。

少し前は、「新首相のもと」を「新体制のもと」に変えた。

その前は「メドがついたら若い世代に責任を移す」と退陣時期を
「メド」という言葉でうやむやにした。

ひとことひとことが思わせぶりで
その解釈を巡って与野党はざわついて結論がでない。

発信人は相当なタマである。

指導力がない、バカだちょんだと言われても馬耳東風。
部下をどなりつけたかと思うと異常にはしゃいでみたり。
常人には理解しがたい。

「菅直人・人間性の研究」つ〜卒論テーマになるだろうね。

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