田舎三昧の生活と意見3月版

<--田舎三昧の掲示板

2011年3月
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●吉太郎童謡集

■Contents

01FceBook
02追いつめられて
03iPad2
04手口
  国会中継
05つなぐ
06Win7の仮想モード
07雪
08小さな春
09誰が使うの?
10売国奴
11大災害発生
  自縄自縛
  二枚舌
12地元の被害
13計画停電
  地元の震度
14わが町の計画停電
  長蛇の列
  計画停電
15計画停電
16単位
  飛び地?
  停電
  初体験
17災害支援
  東北地方再生100年計画
  異変
18マイクロソフトの新サービス
  放送
19放水
20乾電池
21放水
  極めて遺憾、管
22電波時計
23罰当たり
24防災服
  こんなとき、なんですが…
  せパ同時開催
  不協和音
25拍子抜け
  作業員被爆
  あさましい
  金町浄水所
26計画停電区割細分化
27東京DL
28新・計画停電スタート
29液状化
30福島原発事故
31慰問


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Last Modified 2011/0331
First Uploaded 2003/0901


3月31日(木曜日)
●慰問
自衛隊が被災された方々を少しでも元気づけようと慰問を行った。
ドレスを着た正統派クラシック歌手が歌い始めたのは…
「ふるさと」

津波ですべて失った方々が不便な生活を余儀なくされている。
明日で3週間。
心の傷はまだ深い。
それなのに、

「う〜さ〜ぎぃお〜〜いし、かぁ〜の〜やまぁ〜〜〜」などと
ソプラノで歌われては滂沱の涙。

戦地の兵隊さんの慰問ではない。

水前寺清子の「365歩のマーチ」のほうが
まだ救われる。

3月30日(水曜日)

●福島原発事故
連日かんばしくないニュースが伝わってくる。

昨日あたりから新聞には過酷で危険な状況で
作業する人たちの情報が掲載されるようになった。
下請けの関電工と孫請け企業の人々、
それに原発建設を行った日立の技術社員、ということだ。

食事も睡眠も十分でない極限状況で
必死に修復作業をやっている人たちのご苦労は察するに余りある。

テレビのニュースでは、政府、保安院、東電、原子力識者グループ等から
進行状況が随時発表されている。
さらに、ワイドニュースでは、
各局が起用した専門知識を有するコメンテーターが解説を行う。

デマ、風説に惑わされないように…とマスコミは言うが、
彼らが送り出すニュースが千差万別なので、
不安を増幅させているのだよ。

週刊誌の見出しもひどいもんだ。
脅しのような見出しをつければ売り上げが伸びるとでも…

東京キー局のニュースキャスターたちがが画面から姿を消したら、
こりゃほんまにあぶない、と思うしかないね。

万が一、そんなことになり家族が避難したとしても
あたしゃ、3匹の猫と自宅にとどまり
花木に水、野鳥に餌をやり
心静かに生活してるからね。

3月29日(火曜日)

●液状化
大津波と原発事故に目を奪われていたら、
液状化で深刻なダメージを受けていた
浦安市がクローズアップされた。
と、思ったら習志野市でも同じようなことが発生していた。

ベイサイドエリアは高級感にあふれた戸建てや高層マンションで人気が高い。
だが、海側の埋立地に開発されたていたために
液状化現象が発生してしまった。

夕方のニュースは内陸県の液状化を伝えていた。
それが、ぬわんと、となりの久喜市。
旧市内と合併で久喜市になった南栗橋の住宅地だった。

ピンときましたね。

今は住宅地になっているけど、
その昔は畑か沼地ではなかったか…と。

関東平野は江戸の昔から肥沃な土地で、
米や野菜の生産地だった。
近年になり都内への通勤圏が拡大し人口流入が始まり
湿地や田畑を造成し住宅地にした。

静かなときは暮らしやすいが、
地面が大きく揺れると、深いところで昔のなごりが噴き出してくるのだ。
関東ローム層とは、そんな場所らしい。

これから住宅を建てようとする人は、
土地の素性を歴史をさかのぼって詳細に調べ上げるのではないだろうか?

宮代は地震が発生すると
速報で必ずと言っていいほど名を連ねる土地柄であるが、
山崎地区は縄文時代の遺跡や土器が発掘される場所でもある。
大宮台地の北端ということだが、
太古から人が住みついていた証明だ。

昭和の埋立地と違うから、
たぶん、大地震にもある程度持ちこたえてくれるものと
信じて住んでおりますが。
仮に倒壊しても、平屋でコロニアル風屋根なので、
ダイニングテーブルの下にもくりこんでいればなんとかなるだろう。

気になるのは、利根川、江戸川の堤防決壊だ。
今回の大震災では幸手市の江戸川堤防の法面が200m崩落した。

昭和21年のカスリン台風で栗橋付近が決壊して
都内まで水が流れ込んだ。
以来、利根川と江戸川の分岐点、関宿では
スーパー堤防を築き万全の備えをしている。

が、「想定外」の揺れで堤防が決壊したら
津波ほどではないが大洪水となり北葛飾、南埼玉、足立、葛飾は水浸し。

もう、運を天にまかせるっきゃないですね。

だが、あのカスリン台風の大洪水のときも、
私の住む地区は「山」と呼ばれているほどだから、
高い場所に位置し、水の被害はなかった、という。

人口密度が低く里山の風景を残す地域だが、
火災だけ注意をすれば、天災には持ちこたえられそうだ。

しかし、自主防災は万全にし、
四季、時間を問わずやってくる目に見えない相手から
弱者の生命を守らなくてはならない。

3月28日(月曜日)
●新・計画停電スタート
土・日は中止された。
終日電気が通っているというだけで気分的にゆとりが生まれる。
もちろん節電に努めておりますが。

本日から各グループが細分化された
新しい区割りで計画停電が実施される。

宝くじの番号を調べるように
東京電力のWebサイトにアクセスして
停電時間を確認している。

宝くじは「当たり」を願うが、
停電は「外れ」を期待する。

で、本日は
第1グループの06:20〜10:00、
第3グループの12:20〜16:00は中止。

09:20〜13:00の第2グループは、A・B・Cの区分で実施。
D・Eの区分では実施しない。

なんてこった。
新ルール初停電で
第2グループBの当地域は「当たり!」
ったく、ついていない。

不公平感がますます膨れ上がる。
東電さんよ、この地域になんか恨みがあるの
とぼやきたくなる。

3月27日(日曜日)

●東京DL
太平洋岸東日本の悲惨さに目を向けていたら
おひざ元が大変なことになっていた。
千葉県浦安市では市の3分の2がダメージを受けていた。
もともと陸地だった元町地区は持ちこたえたが
埋立地に造成された高層マンション、瀟洒な戸建てが並ぶ
新興住宅地が液状化に見舞われていたのだ。

道路は隆起、陥没しマンホールは飛び出し、電柱は曲がり、
集合住宅は土台から浮き上がり、戸建ての家は傾き、
門扉が倒壊…
今も上下水がストップしている。

湾岸沿いのおしゃれな住宅地、住みたい街の浦安地区だったが、
あらためて埋立地の恐ろしさが伝わってくる。
浦安地区の地価は下がるだろうし、
ローンの残債をかかえた人たちは住み替えもままならない。

大震災は思いもよらない、さまざまな場面で影響を及ぼす。



隣接する東京DLも同様の被害を受けた。
さらに東京ドームの10倍ともいわれる電力を使う遊戯具とあって、
再開のめどもたっていない。

子供たちに夢を与える施設として
抜群の主客力を誇っていた東京DLだが、
ダブルパンチが経営を圧迫する。



計画停電で23区で停電対象となっている
荒川・足立の区長が怒りの会見を行っていた。
「封建時代の圧政よりひどい」と。
そりゃそ〜だろう。

ダメ管のおひざ元武蔵野市では、
首相の住宅地域が停電を免れているそうだ。
元管首相の秘書で現在市議のなんとかいうアホが、
自分の提言で回避されたようなことをBlogで書いてしまって
コトが発覚した。
停電回避を自分の手柄にしようと吹聴する浅知恵。
こんな奴でも議員ができるのね。
幻滅。

3月26日(土曜日)

●計画停電区割細分化
1G〜5Gの各グループが細分化された。
各グループをさらに5つ、計25グループに分け不公平是正を行った、という。

しかし、見かけだけだ。

東京23区では荒川区、足立区だけが停電対象。
千代田、中央、港は国の中枢機関、大使館、大企業などがあるため
やむを得ないとしても、それ以外の18区が除外されている。
都民と信じている荒川、足立区民も複雑な心境だろう。
抗議の声をあげなくてはね。

東京電力は新しい区割りに「不公平感」がなくなったと
本心から言っているのなら、彼らの感覚を疑う。

人口密度の高い地域を停電にすることが
効果的な節電になるつ〜ことくらい、小学生でもわかる。



やわな原発をつくり、事故を起こし
挙句の果てに電気料金値上げだと!

自分たちの甘い予測でヘマしたあげく、
再建費用を値上げで捻出しようつ〜魂胆。

ならば、停電対象から外れた21区の電力料金を
真っ先に上げるべきでないの?
それが公平つ〜もんだ。



わが家では一気に節電意識が強くなった。
家族はリビングで過ごすことが多くなり
そこにノートPCを持ち込んでいる。
待機電力を防ぐため、使わない家電機器は
冷蔵庫を除いて外してある。
さすがにルーターだけは常に電源を入れているけど。

石油の備蓄が少ないのでストーブ使用は最小限。
電気ヒーターも極力使わない。
重ね着をして寒さをしのいでいるわけだが、
この数日の寒さはこたえますな。
しかし、東北の人たちを思えば、耐えなくてはいけない。



本日、天気晴朗なれど季節風強し。
北西風だから放射能飛散も生半可ではないだろう。
さらに花粉も加わって…

3月25日(金曜日)

●拍子抜け
18時20分からの予定が19時から始まった。
この時間帯の停電が一番ワリを食う感じがする。
朝や昼間なら読書、外の景色を見たり散歩でマを持たせられるが
真っ暗な22時までの3時間をどう過ごせというのだ。

…というわけで
ソファに毛布を持ち込みスリーピングタイム。
Zzzzzzz〜

突然フットライトが点灯。
おっ22時…と思ったら20時15分。
1時間15分の計画停電だった。

覚悟を決めて寝ていたのだよ。
きっかり22時までやってくれっ!

●原発作業員被爆
3人被爆し2人入院。

昼過ぎのワイドショーでは、
放射能を含んだ水がどこから漏れ出したかなどと言っているけど、
屋内の危険な場所で短靴で作業していたことに、たいしたたまげた。
なんとも命知らずの男たち。

自衛隊、消防庁、警察など屋外で作業する人たちでさえ
万全の防御態勢で臨んでいるというのに。

3人のうち長靴をはいていた人は入院を免れた。
短靴の2人はそこから汚染水が入り被爆。
やけどのようなものらしいが、原因が放射能というのが
先行き不明で恐ろしい。

みなさん下請け会社の社員で、
長靴の人は別の下請けだった。

東電が関電工に仕事を出し、関電工からさらに下請けに。
被害を負ったのは孫請け会社の社員。

下流ほど危険作業に従事せざるを得ないつ〜のは
ゼネコンの下・孫・ひ孫請け関係に似ている。

被爆したのは20代、30代の若者。

これまでの日常作業もこんな塩梅で行っていたのだろう。
今回の大惨事下の作業でも、「慣れた」スタイルで行っていたというのであれば、
危機管理が徹底していなかった。

テレビでは保安院の見慣れた顔が、うろたえていた。

上から下まで「甘い」

●あさましい
スーパーから水、牛乳、納豆が姿を消している。
水は水道水汚染ニュース以後、さらに拍車がかかっている。
乳幼児を抱えた母親はミルクを溶かす水の確保に必死。

大人世帯はそんな深刻にならなくてもよさそうなものだが。
飲料用ならウーロン茶のボトルでもいいんじゃないの。
しかし風潮にあおられ買いだめに走っている。

納豆がないつ〜のは不思議な現象だ。
小生、大嫌いなのでまるで不自由しないのだが。
5〜6個をわしずかみにするのは中年女性、老女に多いようだ。
狭いコーナーで奪い合いがあるという。

レジで注意され
気まずい思いというより、くやしい表情であきらめるおばはんたち。
自分ちだけよければいいつ〜精神は
見苦しくあさましい。
人間性を露呈しますな〜〜。

●金町浄水場
出身地の名前がマスコミに頻繁に登場している。

昔はJR常磐線が停車したが、今は通過する。
千代田線が代替したが
上野に出るには北千住か西日暮里乗り換えで、不便になった。
湯島、御茶ノ水に出るには便利なので、利用者は悲喜こもごも。

柴又は「寅さん」「矢切の渡し」、
亀有は「こち亀」で知名度は全国区になったが、
両町に挟まれた金町は売り出すキャクタもなく、
なんとなく沈みがちだったが、
今回の原発事故のあおりを受けて、
金町浄水場の名前が一気に広まった。

上空から見る浄水所は広い敷地で美しく整備されていた。
23区はもとより周辺市といった
地域まで供給しているとは知らなかった。

浄水所は金町と柴又の間に位置しており、
写真の右側が柴又、左が金町だ。
左上の建物が母校・金町小学校。

当時、浄水所は工事中で金網の向こうには
いくつもの砂山があった。
禁止されていたが、その金網をくぐって遊んでいた。

江戸川には2つの取水塔がある。
写真に小さく写っている。
上流側が建物の先がとんがりぼうしになっている。
この界隈も遊戯禁止だったが、
川べりの石垣にカニ取りに出かけたものだ。

※昭和28〜9年頃。金町浄水所の取水等をバックに。
 チャンバラごっこ。私は前列右ね。

小学校の校庭は狭くプールもなかったが、門を抜ければ
自然の遊び場が広がっていた。
水遊び、ちゃんばらごっこで日長一日駆け回っていた。
懐かしいですね。



ところで、福島原発事故で福島はもとより
茨城、群馬などの野菜出荷停止が相次いでいる。
宮崎県の口蹄疫事故でも多くの牛、豚が処分されたが、
生産農家の嘆きは消費者にも痛いほど伝わってくる。

牛乳もそうだ。
放射能汚染で元乳を廃棄しなければならない。
乳牛は搾乳しないと生命にかかわるので、
それでも搾りつづける。

インターネットに、
ミルクも捨てずにチーズにさせて長期間熟成させたり、
粉ミルクにするなど、時間をおけば問題なく食べることができる、
という文言があった。

貴重なミルクを無駄にしたくないものだ。

3月24日(木曜日)

●防災服
現場に赴く行政の高官なら着用もわかるけど、
首相など被災地視察を断っておきながら
議事堂内をうろつくときに着用している。

また、官房長官が記者の前に立つときも
臨戦態勢をアピールするように着用している。

彼らは安全な場所にいるわけだから、
パフォーマンスをするな、という声があがっている。

官房長官は少し前は上下とも防災仕様だったが、
最近、ジャンバーだけになった。
相変わらず肥満体型は目立っておりますが。

防災服だが、上下セパレートでなく「つなぎ」のほうが
使い勝手がいいように思うけど。

色もぱっとしませんね。
消防庁がオレンジ、自衛隊はオリーブ。
政府関係者は、濃い黄色で背中に黒の「government」の文字。
かっこい〜〜〜。



蓮舫大臣は防災ジャンバーのエリを立てていた、と批判されている。
エリをただすのでなく、立てるのは彼女のファッションセンス。
街中のポスターに彼女の笑顔があった。
白のトレード・ファッションで、
やっぱりエリは立っておりました。


●こんなとき、なんですが…
下谷の樋口一葉記念館へ行ってきました。

ちょっと奥まったところにあるのでわかりにくいが
低い家並みが続く角地に3階建ての近代的な建物があった。
旧宅跡ではない。
その場所は通り1本向こうにある。
前は小さな公園。

案の定、訪れる人はほとんどいない。
1階は小説家になる前の時代。
家族や一葉が通った萩の舎の展示。
2階、「奇跡の14カ月」と言われる生命を燃やし尽きる1年2か月に
創作された名作小説の世界。
3階、一葉が暮らした町の模型、彼女が使った日用品などが展示されている。

一葉の作品は、「たけくらべ」「十三夜」を
原文と現代訳が対比できる本で読んだことがあったが
ギブ・アップしsていた。

記念館で一番記憶に残ったのが、3階の入り口にあった
辻村ジュサブロー氏作による一葉人形。
顔は例の縮緬を使っているのだが、
憂いを含んだ表情が訴えていた。

5000円の肖像画になっている一葉だが、
家族写真を見るとうりざねの小さな顔で
近代的で知的な顔つきをしているのがわかる。
妹の「くに」も同様だ。

父母は山梨の塩山出身。
父親は農家の出だが親子2代にわたり農業より文芸に身を入れていたようだ。

結婚を許されなかった父母は幕末の江戸に駆け落ち。
士族の株を買って、農民から武士になった。
次女の夏子(一葉の本名、奈津は戸籍名)も
父親の死で家は没落し、針仕事などの内職で生計を立てなくてはならなかったが、
そのような労働を蔑視していたという。
もっぱら母親と妹が行い、一葉は文芸の道を目指していたらしい。

文壇に彗星のように登場し短期間で消えていった一葉の作品を
整理し、後世に残るようにしたのは、妹の「くに」ということだ。
しかし、彼女の情報はほとんどない。

後年の写真が残っているが、
姉と同じように、年をとっても美しい人だった。

お札に女性を登用する際、与謝野晶子の名前も挙がったようだ。

記念館には、一葉亡きあと文芸人が集まった写真があった。
与謝野鉄幹、晶子と一葉の妹「くに」の姿があった。
「くに」の輪郭も一葉に似ていた。
晶子といえば、面長のどうでもいい顔をしていた。
5000円は一葉でよかったのだ。

一葉旧宅の目と鼻の先が新吉原だ。
明治のころは一大遊興ゾーン。
当然今は面影は残っていないのだが、
「見返り柳」と「お歯黒どぶ」の遺構の一部が残っているらしい。

ぶらぶらと旧新吉原方面へ。
廓内は江戸町、揚屋町、角町、角海老と京町があった。

京町1の指標に出くわした。
一葉記念館一帯は細い道が入り組んでいたが、
旧郭内は直線の広い道。
往時は左右にきらびやかな建物が男たちを誘っていたのだろう。
今はマンションに混じって
申し訳なさそうに風俗店がほんの少しあるのみ。
昭和40年代、千束界隈は一大トルコゾーンだったが。

さらにぶらぶら。
待乳山聖天に出た。
桜のつぼみも固い。
大川の向こうに世界一の高さになったスカイツリー。
下町の低い家並みに、にょっきりと竹の子のような姿が
まだアンバランスだ。

●セ・パ同時開催
やっとセ・リーグが態度を軟化させ、
4月12日、セ・パ同時開催となった。
ごねずに最初からそうやっていればよかったのに。

●不協和音
プロ野球公式戦開催に向けてセントラル・リーグと国がもめている。
パ・リーグは東日本大震災、原発事故、節電を受け、
早々に開催日をずらした。
ところが、セ・リーグは予定通りの開催を強硬しようとしている。
選手会は難色を示しているし、
国民の反応も「なにもこんなときに…」と冷ややかな視線を送る。

セ・リーグのコミッショナーが監督官庁の文科省へ
予定通りの開催を打診したが、文科相は首をたてに振らない。
蓮舫節電お目付けも厳しい顔つきでダメだし。

白髪のコミッショナーは孫のような年かさの蓮舫にまで
「なに考えてるのよ、じいちゃんは」と言われて、
鳩が豆鉄砲をくらったように目を白黒。

セ・リーグが固執する裏には
天皇「ナベツネ」の意向が働いているのだろう。

大地震発生時から、威勢のいいラベツネ・ラッパ発言は止まらなかった。
この人物は読売ジャイアンツをバックに
セ・リーグを私物化している。
反対できる球団オーナーもいないのだろう。
完全に老害。

首都圏が節電で不便を囲っているというのに、
大電力を消費するナイターでもあるまいに。

こんなことをゴリ押ししたら、
野球人気も停滞するだろう。

選手会の感覚のほうが正しい。

昔から「人気のセ・実力のパ」と言われてきた。
人気の頂点に君臨するのがジャイアンツで、
それを思うがままにできるのがナベツネだから、
傲慢、思い上がりも頂点にのぼりつめてしまった。

硬直した組織の陸軍は国を滅ぼし、
柔軟な海軍は、機を見るに敏。
敗戦とともに海軍省を復員省に看板をかけ替え
パワーを温存した。

セとパはこの違いに似ておりまする。

3月23日(水曜日)
●罰当たり
家も家族も津波に押し流された人々が
避難所で秩序ある行動をとっている。
倒壊を免れた無人のスーパー、コンビニに押し入って盗む人もいない。

世界はこうした日本人に賞賛の声を送っている。

が、こともあろうに大被害をこうむった気仙沼の信用金庫から
4000万円が盗難に遭っていたいたことが判明。

「火事場泥棒」という言葉があるように、
混乱に乗じて悪事を働く奴等は昔から日本にも存在した。
土地の人々は最悪の環境で耐えているわけだから、
犯人は犯行目的で外部からやってきたのだろう。
おりからボランティアの人たちが大勢被害地入りしている。

通常なら「よそ者」は見分けがつくが、
この状態ではわからない。
善意の顔をして人々の不幸に乗じる卑劣な連中に
過大なる災いあれ。

募金箱を奪い去る女子高校生、老人。
車からガソリンを抜き去る心貧しき者。
彼らにも鉄槌を。

3月22日(火曜日)

余震2〜3回。震源は東北地方。

●電波時計
正確に同期する時計だが、置く場所によって電波を受信しない。

窓際に置いた時計だが、
曇天、雨天は比較的受信するが
晴天が続くと受信しなくなっていた。

天候に左右されるのかと思っていたが、この2日間調子が悪い。

日本の電波時計は2か所からの電波を受信できる。
佐賀県羽金山は60kHz、福島県大鷹谷山は40kHZ。
関東は40kHz帯だ。

しかし、受信ボタンを押して40kHz帯を選んでも短時間で受信できなくなる。
時計の向きを変えておいたら60kHz帯の電波を拾って
数時間受信し続けている。
おかげで、時報に正確に同期できた。

※佐賀県からの電波を受信し続けている。

福島県からの電波は今回の地震の影響を受けているのだろうか?

3月21日(月曜日)

終日雨。肌寒い春分の日
●放水
東京消防庁と自衛隊は福島原発へ決死的な放水作業を続けている。
夕刻、放水を予定していたが3号機の原子炉建屋付近から
灰色がかった煙が出ていたので一時退避。
白い煙なら水蒸気だがグレーは曲者だ。

昨日は午後9時39分から約6時間20分、
3号機の貯蔵プールに放水し、放水量は合計1140トンにもなったという。

自衛隊は本日午前6時37分から約1時間50分、
4号機の貯蔵プールに消防車両12台で約90トンを放水。

これまで、おびただしい量の放水を行ってきたわけだが、
貯蔵プールの容積はどの程度なのか?
当然オーバーフローしているだろう。

あふれ出た海水はどこへ流れるのか?
それらには、どの程度の放射能が含まれているのか?

関係者の勇敢な行動は伝えられるが
素朴な疑問の答えは聞こえてこない

●極めて遺憾、管
本朝、東日本大震災の被害地を視察する予定だった管首相は「行くの、や〜〜めた」。
搭乗機は自衛隊ヘリだったが、天候不良で運行が難しいので、と言い訳。
さらに、被災地の方々に負担がかかる、とも。
12日に次いで2回目の訪問予定だったが。

ふつうなら最高責任者が激励に訪れたら現場の士気があがるものだ。
肩書は偉くても頼りない奴が出向いたら迷惑がられる。

自衛隊は訓練しているから、暴風雨でもないのだから
東京から福島、宮城、岩手までの飛行なら強行できるだろう。

結局、それらしい理由をつけて視察中止したのは、
被害者からの怒号に怖気ついたからでないの?

ハイパーレスキューの皆さんは
昼夜を問わず必死で放水しているというのに…

参謀総長は安全な場所で采配を振る。
指揮命令系統は末端で混乱している。
大日本帝国の軍部も太平洋戦争末期はそうだったけど。

3月20日(日曜日)

●乾電池
今回の大災害と計画停電でスーパー、コンビニ、ホームセンターから
電池が姿を消した。
ラジオ、ライト用に人々が買いに走ったためだ。
わずかに残っていたのはボタン型水銀電池のみ。

わが家の非常用懐中電灯は単1を2個使用する古いタイプ。
予備のアルカリ乾電池もあるので安心していた。

電池は長期間使用しないので外してあった。
が、点灯しない。
バッテリーメーターで確認したら4個とも放電していた。
非常時になんてこった!

電池を子細に点検すると有効期限の日付が刻印してあった。

外しておけば劣化しないものとばかり思っていたのだが、
4年前に期限切れになっていた。
使い物にならないが、時すでに遅し。

残るのは自転車用小型ライト。
3個の単4で動作する。
LEDなので小さいのにめっぽう明るい。
自転車のハンドルに取り付け薄暗い道を照らすのだから当然なのだが。

世の中落ち着くまでこれでしのぐことにする。

買いだめ騒動がそのうち沈静化したら、
アウトドア用の強力タイプを購入しなければ。



何年か前からラジオ、デジカメの使用頻度が高いので
充電式乾電池、主に単3、4の
エネループを使うようになっていた。
このため予備電池はかなりあるので、
電気が使える時間帯にせっせと充電している。
なにが幸いするかわからない。



10:31地震発生!
夜の揺れは恐怖感が走るが明るい時間帯は気分的に余裕がある。

本日、計画停電回避。

福島原発への放水は昼夜兼行で行われいる。
仕事とはいえ勇気ある行動に頭が下がる思い。



リビアに欧米諸国が軍事介入。
カダフィ大佐は徹底抗戦を叫んでいるが、
このままでは国民に多大な犠牲が出るだろう。

間もなく麗しい季節を迎えようとしているが、
日本はじめ国際社会が騒然としてしまった。



わが町も福島原発事故で避難した40名の皆さまが暮らしている。
「ふれあいセンター」ということだが、
そこなら入浴施設もあり、疲れた心と体を癒していただけるだろう。

わが町は国体のアーチェリー会場になったこともあり、
各地区の集会所、個人宅で全国の選手を受け入れた経験がある。
住民のホスピタリティの心は健在だ。

3月19日(土曜日)

●放水
福島原発3号機、4号機に放水が昼夜兼行で行われている。

第一段階、
自衛隊のヘリが空中から海水を放水したが、
使用済み核燃料棒が収まった建屋には
放射能の関係で接近できない、
高所からは風向きで命中しにくい、
などの理由で思ったほどの効果がなかった。

第2段階、
自衛隊、警視庁の放水車が出動。地上から放水。
建屋に直線的に放水できても、
榴弾のように弧を描いて放水できないので、
燃料棒をためたプールへの直接放水は困難。

自衛隊、警視庁の放水車はデモ鎮圧などに使用するタイプだから、
水圧は強烈でも、建物への放水は得意ではない。

第3段階、
消防庁の特殊放水車が出動。
深夜から、現在も放水を行っている。

消火の真打登場。

不思議に思うのは、
爆発で吹き飛んだ建屋内の燃料棒保管プールへの放水…
ということになれば、
なぜ真っ先に消防庁へ指示とならなかったのか?

管内閣の貧困なイマジネーションとしか言えない。

さらに、米国からの専門家派遣を断るといったヘマもやっている。
工学部出身の「バ管」が、自分で仕切りたがったという噂も…
そんなこと言っている場合じゃないだろう。

さらに、「亜保・管」は自民党谷垣総裁に
原発担当大臣就任要請を行っていた。
民主党内に適任者不在だからだろう。

これもおかしな行動だ。
北朝鮮が6か国会議を提唱し、
それを断った国家を非難したことがあった。
それまでの自国の行動を棚に上げ、身勝手な発言をする
北朝鮮を国際社会は冷ややかな目で見たものだが、
今回の民主党の身勝手な提案は北朝鮮並み。

官僚を排し政治主導などと大見得を切ったが
この非常時に、それが裏目に出た。

現実を見ず机上の空論を振り回してきた民主党は
すでに「メルトダウン」している。



政府のこうした対応のまずさに、
諸外国大使館関係者、多くの外国人は
放射能拡散の恐れに敏感な反応を示し、
国外脱出、関西方面の移動などが相次いでいる。



「夢見る金持ち坊ちゃん」鳩山の首相就任から
民主党の自壊は始まっていたのだ。
「市民運動出身の成り上がり」管は、
大所高所から判断するのは苦手で、
小さな運動の指導者が似合う小物だった。

ふんぞりかえっている、自民党、旧社会党出身の
大物とされる連中は歳をとりすぎて使い物にならない。
若手は経験不足で足手まとい。

ど〜してこんな連中に政権を与えたんだろうと
後悔しても後の祭り。

持ち駒を工面しながら非常時を乗り切ってもらわにゃ困るのだ。



閣議に臨む首相、官房長官、防衛相の写真が朝刊に載った。
目立ったのが枝野。
連日、原発事故に関する政府発表を行っている。
歯切れの悪さは、何かを隠しているのではないかと、
国民に疑念を抱かせる。

その彼が
肥満体を直立不動させ、指先をピンと伸ばし気をつけをしている。

※トリミングの関係で官房長官の指先をちょんぎってしまった

総統ヒトラーを迎える宣伝大臣ゲッベルスのように
忠誠を誓った姿勢である。

東北には食うや食わずのお年寄りがいるというのに、
フォアグラ状態の肢体をさらすな!と言いたい。


3月18日(金曜日)
●マイクロソフトの新サービス
HotmailやOutlookカレンダーが、
自分が所属するグループの計画停電時間帯を表示できるようになった。

MSNサイトのTOPページから「計画停電の実施地域とその時間帯について」に入り、
所属グループをクリックすると、カレンダーに反映される。

●放送
今回の大災害でラジオは停電時にも使えるというので急速に再評価。
前々からのヘビー・ラジオ・リスナーとしては
何を今さら…だけど。

ラジオは買ったが電池がない、電池はあるがラジオが売り切れ。
日頃の備えがないとこうなってしまう。

午後の報道バラエティ番組「MIYANEYA」は
ネットワーク局の報道記者が陸前高田市からの生放送。
ここは大津波で町の大半が消失してしまった。
ちょうど1週間前だ。
生き残った役場職員、消防団員が海岸から5K離れた高台にある
給食センターに集合し黙祷をささげていた。

市長自身は役場の屋上に逃げ、さらに屋根にのぼってかろうじて助かったという。
その市長がカメラの前に立った。
今日で行方不明者の捜索は終了し、被災者の対策に切り替えるという。
市長の奥さんは行方不明で悲痛な面持ちだ。
しかし家族の前に公務がある。

関西よみうりテレビのスタジオから宮根が呼びかける。

不足しているものはありますか?
視聴者にひとこと。
などと。

市長は
ガソリン、灯油、軽油不足を訴える。
難局を乗り切るためにがんばる。
と。

画面はスタジオに戻り、4〜5人のコメンテーターが
わいわいがやがや喋る。

今度は、仙台の病院に切り替わる。
食事責任者の女性が、食料不足を切々と訴える。

画面は再びスタジオに切り替わり、
コメンテーターがわいわいがやがや。

日頃、関西系の軽さ、軽佻浮薄さで人気を博している宮根が、
大災害報道の司会をやっても、そらぞらしいし、
コメンテーターは国と地方自治体の連携の悪さを喋っている。

こんなことは誰でも知っているのだ。

どこの局も似たり寄ったりだろう。

関西という、今回は一番奥まった安全な場所から、
訳知り顔の雑談めいた話しなど聞きたくはない。

「じゃ〜、関テレから緊急物資を責任をもって
お届けしますから1日待ってください」と
宮根が言えば、「ほ〜、やるじゃん」とは思うが、
フリーの司会者には何の権限もない。
単なる番組の進行係だから。

そして、仕事が終わった彼らの誰かは
夜の街に繰り出し酒を飲み、ほろ酔いで帰宅し
ぬくぬくした床に入るのだろう。

難儀をしている東北の人たちをダシに使わないでいただきたい。
ほんまでっせ。

「放送」は正義漢面をしているが、本来、「送りっ放し」なのだ。

3月17日(木曜日)

●災害支援
個人、企業、団体が続々災害支援を行っている。
韓流スターのペ・ヨンジュン氏は、大災害のたびに義捐金を申し出ているが、
今回も7000万円を提供。チェ・ジウさんほかのスターも巨額の義捐金を。

そこへゆくと日本の芸能人、文化人、スポーツ人などテレビでおなじみの人々が
義捐金を送ったというニュースはあまり聞こえてこない。

募金の先頭に立つとかチャリティコンサートを行うつ〜のは聞くが、
個人で○○○○円を提供というのがない。

ビッグなお笑いの人、吉本興業の芸人、ワイドニュースの司会者、コメンテーター…
いつも、庶民にお願いばかりしていないで、
個人の財布のひもをゆるめていただけないものか?

スポーツ人は、自分がしっかりプレーすることが勇気を与えるなんていってるが、
稼いだ金のいくばくかを東北の被害者に振り向けてもいいんじゃないの?

災害現場のスタッフは言う。
支援物資は結構集まるので、利用範囲の広い「キャッシュ」が有効と。

●東北地方再生100年計画
このたびの大地震で三陸はじめ福島、茨城の太平洋に面した都市は
地震と津波で甚大な被害に見舞われた。
いまは、消失し、破壊された市や町の人命救助、被災者対策、原発対策で
国も自治体も忙しい。

民主党は手腕の見せ所なのだが、
なにもかも「想定外」の大災害のうえ、
すでに党内地殻変動が起きていたので、
対応が後手に回っている。

目先のことで手一杯のうえ目こぼしもある。
まして、今後のビジョンなど考えている余裕などまるでない。
一段落したら、またぞろ逆風が吹きまくるだろう。

しかし、被害にあった地域は復興に向けて立ち上がらなくてはいけない。
東京は関東大震災後の都市計画で近代都市に変貌した。
神戸がもとの姿に戻るまで10年以上かかった。

今回、被害に遭った地域だけでなく、
東北地方そのものの再生を行う、またとないチャンスではないか。

江戸幕府崩壊時、東北諸藩は薩長に抵抗したため、
薩長土肥、西日本の明治政府により、見せしめのような扱いを受けた。
このため、近代化が遅れるとともに、
地政学上冷害に悩まされ、人身売買、出稼ぎのマーケットとなった。
今こそ、「東北の地に太陽を」。

緯度的に見ると東北地方は
フランス、ドイツやサンフランシスコ・シアトルの中間地点にあたる。
それらの国々や都市が経済的発展を遂げているように、
東北の人たちが出稼ぎに出かけなくても、
生まれた場所で家族そろって幸せに暮らせるような地域にしなければならない。

日本列島の真ん中を奥羽山脈が背骨のように走り、
岩手は北上高地がそびえる。
平野は宮城の仙台平野のみ。
仙台がその平野の入り口にありに東北の玄関口といわれる近代都市を形成した。
それ以外は地方小都市といったあんばいだ。
新計画は、仙台平野の中央部(石巻の奥)を、復興の中心にすえる。
平城遷都みたいなもんだ。

特に三陸は、リアス式海岸の湾内に面した小さな町がほとんど。
山が海岸線近くまで迫り、狭い地域に人が暮らす。
大津波は、それらをことごとく飲みこんでしまった。

津波に強い町とは高い堤防を築くことではなかった。
とすれば、海岸線から10Km以上離れた場所の山を削り
新しい都市を誕生させなくてはならないだろう。

海岸線とは広い道でつながり途中の要所要所には波消しの構造物がある。
山側は片側2車線の道路で各町とつながる。

すべてこのような考えで都市計画が行われれば
鉄道線路も新しい路線を敷かなくてはならない。
山が迫っていれば、崖崩れ対策も講じなくてはならない。
線路の下を道路が走っていたのでは二次災害で交通がマヒするので、
100mほど距離をあける。

こうした交通網のもと都市づくりが行われれば、
工場誘致、学校誘致も可能だろう。
都会に出なくてもその土地で働くことも可能だ。

こうして1世紀が経過すれば、東北は独自の発展を遂げることができるだろう。

現在の日本のように党利党略で動いていたら、
政権が変われば公共投資を削減してバラマキに走るようでは
この壮大な計画などできるはずがない。

「コンクリートから人へ」などと
わかったようでわからないスローガンでタナボタ式に政権についた連中には
国家100年の計など理解できないだろうが。

国家は、コンクリートも木材も鉄もレアメタルも、農産物も、海産物も、人も必要なのだよ。
わかった?

●異変
新聞は紙面構成を災害報道メインにしている。
読売新聞は最終面だったテレビ欄を中面に移動した。
ラジオ欄と見開きで見られるようになった。
結構便利。

テレビコマーシャルは商品広告が姿を消し公共広告ばかりとなった。
ノーテンキに消費をあおることは自粛したのだろう。
そのかわり、同じコマーシャルばかり見せられることになった。
仁科明子と娘の子宮頸がん啓発、オシム元監督の脳梗塞啓発、
金子みすずの童謡による「知層」…

広告主はACジャパン。
前は公共広告機構といった。
全国1200の企業と団体が社会的責任活動の一環として参加しているそうだ。
広告収入が頼りの民放としても赤字覚悟の対応なのだろうか。



昨日のニュース報道。
三陸からの入荷ができなくなった回転寿司屋で若い母親が息子と食事をしていた。
皿を積み重ね、かたわらに生ビールが置かれていた。

東北・関東大地震など眼中にないような幸せそうなシーン。
悲惨な映像ばかりでは…という局の配慮かどうか知らんが、
被災した人たちがこれを見たらどんな気持ちだろう。

こういう連中が買いだめに走るんだろうな。

カメラ向けられたら拒否する権利もあるのだが。
Vサインを出さないだけマシか。

3月16日(水曜日)

●単位
福島原発事故で「シーベルト」なる放射線量の単位がクローズアップされている。
「シート・ベルト」なら知ってるが…

「キュリー」も知ってるけど、もう使われていないみたい。
「ミリバール」は「ヘクトパスカル」だし…

古い奴だと笑われそう。
事実、古いんだからしかたね〜〜。

●飛び地?
わが町の計画停電グループは2Gと4Gと思っていたら
新聞で3Gがあることを遅ればせながら知る。
2Gが最大で4Gが8地区、3Gは川端1丁目、東姫宮1丁目のわずか2地区。
送電線の関係かどうかわからないが、
周囲の多くが点灯しているのに、この狭い地区は停電。
その逆もあるわけで…
なんとなく不思議な区割りではある。

●停電
今日は3時20分から7時10分の予定だったが、
実際は4時から6時半までだった。
日がのびたので夜の停電より気持ちに余裕。
最初は夕刊を読んだり、雑誌に目を通していたが5時過ぎから睡眠。

11日以降睡眠不足なので停電時間は休憩タイムに最適ね。
この間携帯ラジオのスイッチは入れっぱなし。

エネループと携帯電話はこまめに充電。

東北の人たちにくらべれば、この程度の不便さなど、ないにひとしい。

激しい季節風が吹きまくっている。
福島原発事故の行方が心配。

●初体験
一昨日の計画停電初日は結局実施されなかった。
いつくるかと固唾をのんでその時を待っていたのだが
肩すかしをくらった。
昨日はすべてのグループで実施する、と東電。
福島原発事故対応に追われながら停電強硬。
両方ともおそまつな情報開示で
King of electric power companyも平身低頭。

東京電力の記者会見はかなりおそまつ。
記者の質問にまともに答えることができない。

私の地域は埼玉第2グループ。
18時20分〜22時のうち任意の3時間停電。
夕食とその後の家族団らんという大切な時間帯が真っ暗になる。
でも大災害直後だし我慢するのは当然だ。

いつもより早めに食事を済ませ、食器を洗い、電子レンジや湯沸かし器の電源を切り、その時を待つ。

ダイニングテーブル上にラジオ、小型ライト、ローソクを用意した。

スタート時刻となっても始まらない。
幅があるのだから仕方ないが、気分がすっきりしない。
結局19時にBlack Out。
即ローソクをともす。
椅子に座ってラジオを聴きながら22時まで過ごすのもしんどい。
災害発生後遅くまで情報入手しているので睡眠不足。
布団の中で終わるのを待つことに。

いつの間にか寝込んでしまった。
枕元のスタンドが点灯し目覚める。
21時だった。
国家へのご奉公は2時間で終わった。



停電開始時刻も停電時間も定かでない。

頭に袋をかぶせられ、
足元の蓋が開くスイッチがいつ押されるか…
それを待つような気分。



世界の耳目が日本の大災害に注がれている間に、
リビアではカダフィ大佐の体制派が
勢力を回復しつつあるようだ。


3月15日(火曜日)

●計画停電
この状況だから受け入れることはやむを得ないが、さまざまな混乱を招いている。
東電は企業として利用者との約款で踏み切ったが、
国には電気事業法で対応する。
が、国が後手に回った。

「未曾有」の大災害で、国会のごたごたはとりあえす棚上げされた。
管政権は「天の恵み」だったろう。
これで、国難を乗り切れれば支持率も回復するだろう、と。

しかし、首相のリーダーシップの欠如が取り沙汰されている。
福島原発の爆発で電力供給が低下したため計画停電に踏み切ったわけだが、
一連の危機管理対応、情報把握が甘そうだ。

さらに、被災地復興を第一とし、予算をそちらに振り向けるべきを、
相変わらず「子ども手当て」「学費手当」支給にこだわっている(らしい)。

災害復興には大型公共投資が必要だ。
ことによったら景気回復の引き金になるかもしれない。
民主党が削減に情熱を傾けてきた道路建設などのインフラ整備ですよ。

状況を見て柔軟に対応するのが当たり前だろう。
もしそれができないようなら、
常識をわきまえない幼稚な内閣といわれても仕方ないね。



埼玉第二グループの計画停電時間帯が東電サイトで確認できた。

15日:18:20〜22:00
16日:15:20〜19:20
17日:12:10〜15:50
18日:09:20〜12:50
    16:50〜20:30
ダイヤグラムのような細かい表から読み取っているので、
分単位は多少誤差があるかもしれない。

キリ番のような数字にならんかね。
例えば17:00〜21:00みたいに。

計画停電で電車は動かない、極端に本数が減っている。
普段はがらがらのわが町の道路も車が渋滞している。
しかし、ガソリンが払底している。
そのうち、車も走れなくなり、静かな町はさらにひっそりするだろう。
そして、空気は澄んで美しい田園風景が広がるだろう。
昭和20〜30年代のような…

石原都知事の「津波が我欲を流し去った」発言はきついが、
この機会に、節電、節水、倹約で膨らみすぎた暮らしぶりを見直すのは、
いいかもしれない。
「清貧の思想」の再来かな?
65〜75歳の人々は子供時代を思い出せばいいだけだけど…

3月14日(月曜日)
●わが町の計画停電
2グループと4グループに属しているが、
その詳細地域が判明。
4Gは2Gに比べ圧倒的に少ない。
停電回数は本日は2Gは1日2回、4Gは1回。
なぜこのようになっているのかは???
資料は14日3時版。
時間と回数は毎日変動するのかな?

本日は停電を免れたけど。


※以下姫宮方面も2G


※4Gはこれだけ

●長蛇の列
余震への警戒と、計画停電の対応でスーパーには客が殺到した。

11時前に近くの店へ追加の食材調達に出かける。
橋が隆起し通行不能。車は遠回りになるのでチャリが一番。
瓦が落ちた家の応急処理があちこちで始まっていた。

水はない。しかたなくウーロン茶。
パンもない。
野菜、肉、インスタントラーメン、生ラーメン、菓子類を選ぶ。
東北方面の流通ルートが壊滅していると思われるので、
食材も次第に逼迫するかもしれない。

4台のレジは長蛇の列。
精算まで20分近くかかった。

節水、節電、節約で乗り切らなくてはならないが、
この状況がいつまで続くのか。

電気は夜の10時以降は使えるようになるので、
生活スタイルを変えればいいかもね。

●計画停電
ついさっきまで「計画停電」と言っていたのだが
いつの間にか「輪番停電」になっていた。
呼び方を変えてやることは同じ。
国の機関や大企業が集中する千代田、中央、港の都心部は除外されるが、
東電のサービスエリアの9都県(静岡県は富士川以東)全域で実施される。

内容が発表された。
本日6時20分から5グループで1日3時間、かと思ったら
第1、2グループは2回、計6時間だ。

パソコンがないと仕事にならないので、真っ先に自分の住む町を探した。
ギョッ、1日6時間の第2グループに名前を発見!
さらにスクロールしてみた。
ウワッ、第4グループにも名前があった。

いったいどうしたこと?

 ◇第2グループ
<平成23年3月14日(月) 9:20〜13:.00 18:20〜22:00> 
 ◇第4グループ
<平成23年3月14日(月)13:50〜17:30>

停電時間を並べ替えてみる。
9:20〜13:.00
13:50〜17:30
18:20〜22:00

ひどいもんだ。
使える時間帯を計算するのもいやになる。

ローカルの小さな自治体など電気は使っていないだろう、とでもいいたいのかね。
これは完全に差別だね。

これは13日限定シフトなのだろうか。
最低4月いっぱいまで継続されそうな「輪番停電」だが、
人口の少ない小さな自治体にしわ寄せがくるといのは東電の横暴だ。

抵抗して電気代を払わないと送電ストップになるから、
泣く子と東電には勝てませんよ。

東京都は市部が該当するが、区部は荒川だけで、
ほかは停電がない。
荒川区民はあったまくるだろう。
これもおかしいんじゃないの。
早急に見直し、公平にやっていただきたね。



安全でクリーンということで建設された原発だが、想定外の地震にはもろかった。
爆発して放射能をまき散らす。
安全神話は簡単に崩れてしまった。

で、供給量が低下したための措置が「輪番停電」だが、
ずさんな計画であることは確か。



水道、鉄道、交通、病院も影響を受ける。
停電が社会に及ぼす影響は計り知れない。
生活はマヒし、さまざまな面で混乱が発生する。

高度に発達した文明は意外にもろいことを痛いほど知らされた。

3月13日(日曜日)

●計画停電
福島電発の爆発による電源供給停止により東電は管内を5つのグループに分け、
6時20分から夜10まで3時間程度の停電を実施する。

最も早い午前6時20分から10時の間に停電するのは、宇都宮市、高崎市、
茨城県かすみがうら市、さいたま市、東京都武蔵野市、神奈川県逗子市、
静岡県御殿場市など。

わが町の停電時間帯情報はまだ得られないが、
仕事のひとつがパソコンに向かうことなので結構退屈しそう。

高速道路の「社会実験」とか、今回の「計画停電」など、
言いえて妙な新語が生まれております。

●地元の震度
いつでも行動できるように
11日から寝間着に着かえず横になっている。
野外活動をしているようなものだ。

朝刊の県版を見て驚いた。
わが町は震度6弱!という見出し。

これまでも、この町はそうだった。

茨城、栃木震源の地震があると、
必ずと言っていいほどわが町の名前がTVのスーパーに出てくる。
しかし、わが家はそんな揺れを感じていない。

※わが町は震度6弱

地震計がどこに設置されているのか知れないが
地盤の弱いところなのだろう。
わが家は、大宮台地の一番先端に位置している。
この界隈は縄文人が生活していた。
周囲から遺跡、土器、石器などが発掘される。

大昔から地盤が安定している、と信じている。

仮に平屋という身軽なわが家が倒壊するほどの大地震なら、
地盤の悪い地域は全壊累々だろう。



※11〜13日の大見出し



「福島原発で爆発」という大見出し。

地元の恐れはもちろんだが、
チェリノブイリ、スリーマイルス原発事故の記憶がよぎる。

日本の技術は進んでいるようで、
システムの輸出話も進んでいるようだが、
地震でこんな具合になるのでは、相手国も躊躇するだろう。

核分裂を抑えるため炉内に海水とホウ酸を注入、という。
ホウ酸水といえば、目を消毒する液体と思うが、
原発にも有効とは。



大災害発生で、民主党は息を吹き返せるか。
この間、野党との政局論争は一時停止。
管首相のリーダーシップの力量が試されている。

クライスト・チャーチの地震への注目も消し飛んだ。
大相撲の八百長疑惑、その他社会を賑わせている
もろもろのうさんくさい話も、蓋をされてしまった。

プロ野球開幕、地方統一選の延期も…

3月12日(土曜日)

●地元の被害
地域には自主防災組織がある。
私は情報班なのでチャリで地区の被害を見て回る。
野菜直売所前の道路が隆起。
直売所内の小さな部分に液状化現象。

その後の話では、古い墓の倒壊、瓦の崩落があったようだ。

昼頃近くのスーパーに食材買い出し。
野菜、牛乳類はいつもと変わらない。
が、パンは少なく水はなかった。

道すがらの光景。
大きな農家はほとんどが立派な瓦屋根だが、瓦が崩落した家が数件。
風格ある家の長屋門の瓦も崩落していた。
民家の破損は見受けられない。



※不幸につけこむ悪人もいる。



報道は地震のすさまじさをリアルタイムで伝えている。
町を一瞬にして飲みこみ押し流してしまう津波のすさまじさ。
屋根の上に乗った車。街中に押し流された漁船。
病院の屋上で助けを求める人々。
火災で半分を失った町もある。
都内、横浜、千葉も少なからず被害を受けている。

このような映像が深夜まで流され続けられる。
阪神大震災のときもそうだった。

被災地の人たちには大変申し訳ないが、
海もない山もない平坦な田園地帯に住む者の安堵感はある。
しかし、震源が関東で
利根川、江戸川の堤防が決壊したら水浸しになる地域である。
明日は我が身と、常に備えなければならない。

自主防災の重要性を改めて感じた。



深夜2時までPCに向かい情報収集。
熟睡すれば揺れても目が覚めない。
早朝の烈震に遭えばひとたまりもないだろう。

3月11日(金曜日)

●大災害発生!
短期間のうちニュージーランドで三陸地方で中国で大地震が発生した。
なんとなく不吉な予感がしていた。

午後3時近く杉戸高野台のあるお店にいた。
客のひとりが「あっ地震だ」といった。
左右に大きくゆっくり揺れていた。
ちょっと身構えながら天井の照明を仰ぎ見る。

この程度ならやがてしずまるだろう…
これまでは、ほとんどそうだった。
だが、今回は違った。
小船が大海に漕ぎ出したように揺れがひどくなる。
外に目をやると電線が大きく揺れている。

めまいがしてきた。
危険を感じて店を飛び出す。
止めた車がサイドブレーキがかかっているのに前後に大きく揺れている。

揺れはさらに左右に大きくなったように感じた。
立っていられなかった。
四つん這いになって安定を保った。

揺れがさらに大きくなった。
建物が倒壊するのではないか、と思った。
もし、そうなっても安全なように
建物から離れた線路側に避難していた。

揺れは4〜5分も続いたろうか。

見渡せば建物から飛び出した人の姿があったが、
その数は思ったほど多くはなかった。
泰然自若なのか鈍感なのか。

※地震直後。店から飛び出す人、しゃがみ込む人。車は前後に揺れている。



道路に亀裂、隆起がないか気をつけながら帰宅。
メインルートはすでに渋滞していたので裏道、横道をゆく。
笠原小学校前の橋が隆起し不通。このため迂回。
家々の被害はなさそうだ。



自宅は
リビング…落下物なし
事務所は、
ディスプレイが横に曲がり、机に積んだ雑誌類が崩れていた。
本棚の一番上の本が落下…
被害は最小限。





水道。最初、水の出が悪かったが回復。

テレビをONしたら、想像を絶する光景が飛び込んできた。


※津波に飲みこまれる車

※炎上する気仙沼市

午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)8・8の巨大地震!!

津波、火災

リアス式海岸沿いの、のどかな町々が消えてゆく。

これほど広範囲な巨大地震が日本の歴史上あっただろうか。

震源が増える。
そのたびに警戒情報がTV画面上に表示される。
ややあって家が揺れ始める。

福島、茨城まで震源が下がってきた。
群発地震。

今のところ震源は海上だが、誘発されて関東平野にもやってくるのではないか
などと恐怖感が走る。

リビングの高いところのものを床に移動。
いつでも飛び出せるように雨戸は閉めず。
ベランダに靴を移す。

直下型のばあい、ダイニングテーブル下に逃げ込めるように。

棚も家具もが少ないリビングが一番安全そうなので、
パソコンを持ち込んでストリーミング放送で情報を入手。

19時頃、コンビニに行ったが
めぼしい食材はなにも残っていなかった。
店員さんの話では、地震発生直後に客がどっと押し寄せたという。
小さな牛乳とインスタントラーメンを購入する。

テレビ局はすべて災害報道になった。
民放はコマーシャルを入れず臨戦態勢。

結局朝の4時までPCとともに過ごした。

翌朝は8時に起きたのだが
熟睡してしまえば何もわからない。
家が倒壊すれば、たぶん人生の幕を閉じることになる。

●自縄自縛
クリーン政党を目指すため政治資金規正を厳しくした。
ために、地位を辞さざるを得ない議員がぞろぞろの気配。
先日、前原が外相をおりた。
昔から知る在日女性から1回5万円、5回受け取っていた。
金額は些少でも、ルールはルール。

今度は管首相が、自らの資金管理団体が
在日韓国人系金融機関の元理事から
献金を受けていたことを明らかにした。

相撲協会の野球賭博、八百長のように、
自ら名乗れば多少罪が軽くなるとでも思ったのか。

日本名で日本国籍と思い、外国籍とは全く承知していなかったと
弁明するが、
ダボハゼのように金に食いついた罪はぬぐえない。

「知らなかったのだから仕方ない。」
前原は自ら辞任表明した。
あたしゃしないよ、とあくまで首相の座にしがみつく。

前原、土肥、管…すべて韓国がらみ。
したたかな工作かな。

脇の甘い議員は与野党にまだまだ潜在するだろう。
彼らは自己申告するのか、発覚しないことを祈っているのか。

●二枚舌
韓国に出向いた民主党の国会議員が、こともあろうに
「日本は竹島の領有権主張を中止する」旨の宣言文に
韓国国会議員とともにサインしていた。

国家を裏切る前代未聞の愚行だが、発覚と同時に
マスコミの追及を受け、都合のいい言い訳を繰り返している。

「竹島に関する文面を精査しなかった」
「牧師の立場で参加したので国を背負った意識はなかった」とほざく。
まるで、ガキの言い訳だ。
鳩山の「抑止力」と同レベル。

だが、彼は
「日韓キリスト教議員連盟」の日本側代表として参加しているのだ。

靖国参拝では「公人」「私人」がうるさく言われるが、
土肥隆一は議員の資格で訪韓している。

日本側報道陣の前では
「竹島は日本の固有領土であることに反論することはない」

72歳の、人の道を説く牧師にしてこのありさま。

「人は地位、肩書を使い分けその場を言い逃れしなさい、とキリストは言う」とでも…

こういう輩を日本では「二股膏薬」「二枚舌」といい、
信用のおけない奴を指すのだよ。

これで、土肥のおっさんは、
日本、韓国からダメ男の烙印。

はよ〜辞職しなされ。
そして、管のように四国巡礼パフォーマンスをやりなはれ。

3月10日(木曜日)

●売国奴
土肥 隆一という72歳の牧師にして、兵庫県選出、旧社会党出身の民主党議員が
韓国でとんでもないことをやっていた。

先月27日、日韓キリスト教議員連盟の日本側会長として、
竹島領有権の放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名し、
韓国の国会で韓国の議員らと記者会見を行ったというのだ。

尖閣、北方領土でもめているというのに、韓国との領土問題に油を注ぐ愚行。
しかも与党議員なのに政府の見解とは真逆といいうのが、泣かせるぜ。
管首相のリーダーシップのなさ。
腐れは末端まで。

土肥は、今回の問題の菅政権への影響について、
「わたしはそれほど影響力はないと思うが、
なるべく邪魔をしないように心がけている」と述べた。

民主党内で小物・陣笠だから、という自虐的な考えも見え隠れする。
だが、知名度は低くても菅総理大臣に近い議員グループの幹部だと。

今回の行為に対し責任を取りたいとして、
衆議院の政治倫理審査会の会長と党の常任幹事会の議長を辞任する考えを
岡田幹事長に伝え、了承された、が議員辞職はしない模様。

朝鮮京城出身の宗教家という土肥 隆一だけにコリアシンパなのだろうか。、

国家の利益を損なうような国賊は、役職を退いただけでは済まされないだろう。
野党にまた攻撃材料を与えてしまった。

外相辞任、年金不正支給、売国発言…
落ち目になると身内からも崩壊が始まる。

リビアのカダフィは土俵際でふんばっておりますが、
悲劇は容赦なく国民に降りかかる。
わが国はこのままだとますます混迷する。

3月9日(水曜日)

●誰が使うの?
来月の統一地方選挙用ポスターができあがった。
「前へ。 新しいニッポンと、民主党」のキャッチフレーズ。


笑顔をふりまけばふりまくほど
空しい、空々しい。

だから、首相の顔の入っていないものなど4種類用意したそうだ。

シャドウキャビネットで「内閣ごっこ」やっていた頃が華だった。

3月8日(火曜日)

●小さな春
日の入りは確実に伸びているけれど気温はまだ肌を刺す。
しかし、庭を見ると新しい季節を待ちかねるように
小さな花が目に入りはじめた。
味気ない風景が変わるまであとわずか。

※チューリップが少し顔を出した。

※気の早いクロッカス。

※冬の間も花をつけていたクリスマスローズ。
 かなりタフ。

3月7日(月曜日)

●雪
朝から雨だったが10時過ぎころから、まさかの雪。
芽吹いてきた庭のチューリップも首をすくめているだろう。
間もなく彼岸だが、昔からこの日を境に新しい季節がぐっと近づく。

早春賦を口ずさみながら待つとしましょうか。

3月6日(日曜日)

●Win7の仮想モード
Macは起動時にWinを選ぶとWindows環境にすることもできる。
以前からエミュレーションソフトで
Macを起動中にWindowsの窓を開くこともできた。

ビジネスソフトが充実したWinとクリエイティブ系ソフトで定評のあるMacを
往き来しながら仕事ができるわけ。



WinマシンからMacを起動する仕掛けはまだないが、
Win7 Professionalには、
Win7起動中にXPの窓を表示できるエミュレーション機能を搭載している。

最新OSと古いOSを同時に使うメリットはなにか?

例えば建設関係では積算数値を反映させるような業務ソフト。
流通本数が少ないので値段は100万を超す場合がある。
不幸にしてソフトウェア会社が倒産した場合、
Win7に対応するバージョンアップは行われない。
そんなとき、XP環境を起動してそこで動かす。


※Win7環境にXPのデスクトップが現れた。


※Win7上のOffice2010Wordの前で、XPのOffice2003が動いている。
  新旧ソフトを同じ環境内にインストールすると不都合が発生するが、
  バーチャルモードなら問題なし。



家電量販店で販売しているWinマシンは
ほとんどがWin7HomePremiumなのでこの機能は使えない。

もし、7〜8年前購入した高価な業務ソフトを今も使い続けたいのなら
今のマシンを大切にするか、
予備用にWin7のバーチャル環境にインストールしておくことだ。

マシンは直販メーカーが多いので、
ある程度パソコンに習熟している必要があるが。

3月5日(土曜日)

●つなぐ
ノートPCは以前ならデスクトップPCのサブ機のようなポジションだったが、
性能の向上とともに省スペース機としてビジネス最前線で使われている。
液晶サイズは15インチが多い。

しかし、仕事の都合で持ち歩こうとすると
重量は3Kg超なので、かなり負担がかかる。

営業マンたちはモバイルタイプを使うことになる。
最近はスタバなどでインターネットに接続したマシンをよく見かけるようになった。
重さは1.5Kg程度。
画面は11〜13インチなので文字はかなり小さい。
若者にはいいかもしれないが視力が衰えたシニア層にはかなりつらい。

2年ほど前、ネット・ブックという10インチ、1Kgという
利用範囲をインターネット閲覧、メール送受信に絞り込んだ小型軽量タイプが流行ったが、
スマート・フォンでも同じようなことができるので
最近は存在感が薄くなっている。

その中間に14インチというタイプがある。
重さは2Kgを少しオーバーする程度なので
持ち歩きにさほど苦労せず、
机の上での作業も過不足なくこなすことができる。

が、高解像度なので文字がやや小さい。



デスクトップ用の21インチディスプレイにつないでみた。
外見はマルチディスプレイだが、
クローンなので2つの画面に同じ内容を表示する。
しかし、文字は見やすい大きさになった。
さらに、ワイヤレスマウスとキーボードなので自由度は高い。

なかなか具合がいい。
自宅での作業はこれに限る、かな。

3月4日(金曜日)

●手口
京大ほか3私大で行われた携帯電話を使ったカンニング事件だが、
発生から6日で19歳1浪の受験生が逮捕された。
山形出身、仙台在住だった。
発信履歴から携帯電話が特定された。
女性名義だったが息子が使っていた。
受験生は予備校の寮に入っていたが事件が報道されてから行方不明。
しかし、携帯のGPS機能で警察に探知され市内で身柄確保された。

携帯電話を使った犯行は必ず足がつく。
折しも入試シーズンたけなわ、ということで
第2第3の類似事件への抑止とも思えるスピード解決だ。

はたして一人でやったのか、協力者がいるのか…
関心はそちらに向かった。

少年は一人でやったといっている。
京大受験では席が後ろの、監督官から死角の席だったので
目を盗み携帯を股の間に入れ、
右手で鉛筆を、左手だけで入力をしていたという。

普通にメールを入力するのさえもたつくおぢさんたちは、
片手でブラインドタッチという芸当は生涯無理。
しかし、携帯慣れした若者は不可能ではないという。

実際、夕方のニュース番組では
目つきのあぶなそうな若いのが実演していた。



実行した受験生は、IPアドレスやハンドルネームを解析されるとは
思っていなかったらしいのだが、
高度な技術をもっているワリには世間のニュースに疎かった。
携帯メールを使った力士の八百長事件、
尖閣列島流出ビデオなどネットワークを使った行為は
必ず身元が割れるということを。



どうしても京大に入りたかった、という理由で
大それたことをやってしまったが、
彼は近年父親を亡くし、1浪し、故郷山形から仙台の予備校の宿舎暮らし。
母親にこれ以上経済的な負担をかけたくないという理由もあったのだろう。

山形の有数の県立進学校出身というから、
京大に固執せずランクを下げて
どこぞの国立大を選べば入れたものを、と思うが。

大学の期末試験ならこれほど騒がれなかったかもしれないが、
入学試験に携帯を悪用したのが悪かった。
クニの母親が可哀そう。

●国会中継
PCワンセグをONしたら参議院予算委員会の国会中継。

自民党山本一太議員が竹島問題に触れていた。
韓国の「実効支配」に対し、与党の見解を尋ねたが
「不法占拠」ではないか、につき
首相、外相、官房長官は
「法的根拠のないまま支配されている」と繰り返す。

この微妙な言葉遣いについて、答弁不十分として山本議員はしつこく食い下がる。
自民党は「不法占拠」と言わせたいのだが、民主党はがんとして譲らない
表現の違いについて議論は堂々巡り。

政府は対韓外交をおもんばかっているのだろう。

何度も質疑は中断。

いつも思うのだが「予算委員会」なんだよね。

3月3日(木曜日)
●iPad2
昨日サンフランシスコでiPad2のアナウンスが行われた。
去年5月に発売された、あっと驚くタブレット型端末が
1年も経たないうちにさらに変化したのだ。



※昨年春、iPadが紹介されたばかり。

インターネットというインフラとハードウェア、ソフトウェアの進化で
その昔、アラン・ケイが提唱した「Dynabook」が、
いよいよ本格普及に向けて加速するのだろう。

東芝のノートPCには、「Dynabook」という名称がついているが、
アラン・ケイを知る人から見れば、名前だけもらって
中身は単なるコンピュータという情けなさに開いた口が、そのままあんぐり。



発表の基調講演は例によってスティーブ・ジョブズが行っている。

AppleUSサイトでは当日の模様を動画で見ることができる。

Gパンといういつものようなラフなスタイルで登場した。
まだ病が癒えていない彼はさらに細身になった。


彼の発表は静止画で何度も見ているが動画は初めてだった。

広いステージの後ろには大きなスクリーン。
彼の脇には椅子。
ただそれだけのシンプルな構成。
手に持った小型リモコンを操作しながらiPad2の魅力を語る。

72分という長い動画だった。


※大勢の人に拍手で迎えられた

より速く、より薄く、より軽く、より長く(バッテリー駆動が)なった製品を
いとおしむように紹介する。
日本の政治家のように手元の原稿を見るのに忙しく顔を上げない、なんてことはない。

彼は、前半の約30分間、新しくなったハードウェアについて喋り続ける。
台詞はすべて頭に入っている。

ときに間合いをとって、手ぶりをまじえ、笑いを取り…
ジョブズの「独り舞台」を見るようだった。

病み上がりなので、疲れたら座る椅子なのかと思ったら、
彼は一度も腰をおろさなかった。



後半はソフトウェアの説明で3人のスタッフが、
ビデオ、動画編集、音楽について優秀性をアピールした。

4.99$で発売される、GarageBandという音楽ソフトはすばらしい。
キーボードはピアノ、オルガン、シンセが選べ、さらにドラムス、弦楽器も用意されている。
さらに8トラックレコーディングとミキシングもできてしまう。

楽器が弾けなくても、オタマジャクシが読めなくても、
オリジナル曲を作ることができるという。
も〜、気分はミュージシャンね。



iPad2は3月11日に米国で発売。
日本は、直販店とソフトバンクから3月25日に発売という。

米国での最低価格は499$(約4万1千円)。
日本での価格は検討中という。

従来のシルバーに、ホワイトも加わるようだ。

※本体は2色だが、カラフルなカバーが用意されている



55歳になり大病を患ったスティーブは、昔の挑戦的な態度はすっかり影をひそめ
愛しい孫娘を紹介するようにiPad2をデビューさせた。

全てのソフトを指先だけでコントロールできる近未来志向の製品に
興味を抱いたのだが、
電子書籍を読みまくり、楽器をかきならし、ビデオ撮影・編集し
魅力的なソフトをさらにインストールし…
こんなことばかりやっていたら、
「ありときりぎりす」のキリギリスになってしまうのとちゃう?

う〜〜ん、だけど面白そう。

3月2日(水曜日)

●追いつめられて
京大、同志社、早稲田、立教の入試で発覚した携帯電話による不正は
ITカンニング事件とでもいえる。
同志社(だったか)は該当する答案用紙すべてチェックしたが、
Yahooに寄せられた解答と一致するものはなく、
それに近い答案用紙が少なからず見つかった。
しかし、英訳問題なら似てくるのは当然で、「犯人」の特定は困難だろう。

京大は警察が動き、使われた携帯がdocomoということを割り出し、
さらに、その携帯の所有者は東北地方、というところまでこぎつけた。
実行者が特定されるのは時間の問題だろう。



大相撲の八百長問題も消去された携帯メールを復元した。
踏んづけて壊した、水に落としたなど子供じみた理由をつけて
提出を拒んでいる力士もいたが、潔白ならそんな必要もないのにね。



携帯は便利な機器だが、痕跡が残るということが最近の事件で明らかになった。

試験はフェアに受けましょう。
相撲はまじめにとりましょう。

当たり前のことなんだけどね。

携帯は足がつく。
学習したワルは大勢いるだろう。

が、その網の目をくぐる新たなテが生まれるかも。
人生は挑戦だっ!



リビアのカダフィ大佐も反体制派に次第に追いつめられているようだ。

陸軍はカダフィ大佐への忠誠を破棄した。
彼を守るのはアフリカ人の傭兵と空軍ということだ。
支持者に金をばらまき、武器庫を開放したとも。

海外のカダフィ一族の2兆円超の資産はアメリカ、ヨーロッパ各国が凍結。

外堀を埋められた体制側は、
大勢の国民を巻き添えにして終焉を迎えるのかもしれない。

イラクのフセイン大統領は
地中に隠れていたところを発見され裁判にかけられ絞首刑になったが、
カダフィ大佐は拘束される前に自決する勇気があるのだろうか?

3月1日(火曜日)

●FaceBook
「FaceBook」の誕生と成功の映画「ソーシャル・ネットワーク」が
アカデミー賞にノミネートされ、
エジプト政権崩壊の原動力となったコミュニケーション・ツールと喧伝され…

すでに日本にも愛好者はいたが、マスコミに頻繁に登場するようになって、
エントリーする人がさらに増えた。

小生もその一人だが。

Twitterもそうだが、とりあえず飛びついてはみたものの、
ペンペン草状態になってしまう。

この歳になると、学生時代の同級生で
パソコンを使いこなしている連中は限られてしまう。
実名でFaceBookに参加してしても、
「友だち」を探すのは至難の技だ。

7つの海にボトル・メッセージを送るような気分でプロフィールを公開した。



幾日かたって、仕事でお付き合いのある隣町の会社の社長が
私の名前を見つけて「友だちになる」メッセージを送ってきた。
さらに、日が経過して…
同じ高校を出た方からメッセージが入った。
面識がないのだが、彼の100人近い友だちネットワークを見ると、
年代を超えて同じ高校、大学の人たちとコンタクトをとっているようだ。
住まいは墨田区だから高校と同じ地域に住んでいる。

また日が経って、お隣の町の社長の奥さんがエントリーしたので
「お友だち」メールを送って、承認された。

従って3人がFACEBOOK上の友だちとなった。



もしや、と思い娘の名前を検索したら、エントリしていた。
父親が娘に「友だちになってください」とメールするのもおかしな話だが。

まるで反応がないので、彼女の常用メールに送信したら、
「もう古いよ。あれは暇人がやること」とつれない返事。
4〜5年前にやっていたが、今は放ってあるという。
彼女のシカゴの友だちを2〜3人知っているので
そこから、さらに友だちが広がるかな、という目論見は簡単に崩れてしまった。



小説家の佐々木譲さんを検索してみた。
彼もエントリーしていた。

直木賞作家で、警察物の話題作を次々に送り出す人気作家だから、
ファンをはじめ大勢の人たちのネットワークが構築されているかと思っていたが、
彼は、「おつきあいのあるかたに限らせていただいています」と
断り書きを入れていた。

FACEBOOKのガイドでも言っている。
知り合いで「友達の輪」を広げた方がいい…と。
現在、仕事で付き合いのある方、友人
長い間ご無沙汰の方とFACEBOOKで再会することのすすめである。

量より質ということか。

譲さんと私は30年近く前、赤坂溜池の広告代理店で
短い期間机を並べていた。
中目黒のホームで偶然再会して軽くビールを飲んだことがあった。
その後、北海道に居を移し作家活動に専念し、Webサイトから情報発信していた。
そこに2〜3度書き込みをした程度だ。

警察小説以前の維新物、第二次世界大戦物のファンではあるが、
はたしてそんな昔のことを憶えてくれているかな〜〜
と思いつつ「お友だち」メールを送信した。

ややあって「お久しぶりです」と承認メールが届いた。

「ニュースフィード」から
この時間だと、譲さんはグラスを傾けながらなのかな?
私は確定申告の帳簿を右の画面で、FACEBOOKを左の画面で見ながらだけど。
譲さん、いつの日か幕末もの、大戦物を上梓してくださいね。

と書きこんだら、

「まだまだ仕事しています。いまちょっと、ネットのほうで気分転換。」

と返信が書き込まれた。

同時刻に相手が画面を見ていれば即返事が来るチャットモードだ。

昔のパソコン通信をほうふつとさせる。



小生、人脈を広げたい学生やビジネスマンではないので、
細い縁をたどって見知らぬ人と友達になるより、
旧知の方との再会に価値を見出すことはできるだろう。

特に年賀状で「生存挨拶」をかわす人たちがここでつながれば
いいと思うのだが年齢がネック。
試しに昔の仕事仲間を検索してみたが誰もヒットしなかった。



2004年、学生名鑑から始まったFACEBOOKは、
2011年現在、世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNS。
日本国内のユーザー数は2010年12月現在、約308万人という。
人口が中国、インドに次ぐ、と言われる所以。

この巨大なコミュニケーション・ツールはマーケティングに利用できる。

先月28日、モンスター広告代理店「電通」は、米Facebookと広告事業において業務提携。
電通が日本での公式広告販売パートナーとなり、
Facebookの「プレミア広告枠」を独占販売するほか、
日本の広告主・媒体社向けに「Facebookページ」の制作や活用支援などのコンサルティングも行う。

創業して10年も満たないうちに、この仕組みを編み出したハーバード大出身のザッカーバーグは
若干26歳にして個人資産69億ドル(約5590億円)といわれる。
電通をパートナーにして、さらに資産が膨らむという寸法だ。

現在、カリフォルニア州パロアルト本社近くの借家にガールフレンドと住み
車は中型の日本車。服装はジーンズとスエットシャツを愛用といたって質素なのだそうだ。



わずかな年金でシコシコ生活しているおぢさんは、
億万長者のシステムを地味に利用させていただいておりますよ。
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