田舎三昧の生活と意見11月

<--田舎三昧の掲示板

2010年11月
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●吉太郎童謡集

■Contents

01領土問題
  獅子柚子
  悪夢
02早慶戦
03駐露大使一時帰国
045夜連続ドラマ
  地デジとワンセグ
05地震!
  尖閣ビデオ流出
  意表
06赤と黄
07第4夜
08銀木犀
09仕事場
10流出映像
11大正時代の白秋初版本
12リクエスト本
13飛行船
  ホットYUZU
14防災訓練
15スポーツの晩秋
16紅葉
17下町
18街路樹
19月島慕情
  鮮烈
20銀座の家電量販
  武玉川
  新蕎麦祭
21今日も行列
  観葉植物
22大臣辞任
23夜景
24北鮮暴挙
25優柔不断
26中国のコメント
27夜空に
  延坪島
28韓国動顛
29久々にGotan
30また、GOTAN
  海老蔵受難

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Last Modified 2010/1130
First Uploaded 2003/0901


11月30日(火曜日)
●また、GOTAN
Gotan Projectのサンタ・マリアは人気曲なので、
さまざまなミュージックビデオが存在する。
ダンスシーンの静止画もあれば凝ったつくりもある。
最新と思われるのは
Gotan Project 2010 (Wedding Concept Video)。 <--click!
結構美しく楽しい。

日本映画「Shall we dance?」はリチャード・ギア主演で
米国で製作されたが、そこにも使われていた。

※制限がありサイト内埋め込みができないので、本家へど〜じょ。
Shall We Dance? Movie Clip   <--Click

ダンスとは無縁の小生だが音楽と映像のつくりには興味がある。
●海老蔵受難
西麻布で泥酔した海老蔵氏が同じ店にいた男にボコボコにされた。
歯は折れ、顔面骨折。
美男役者も売り物が台無しになった。
被害届を出してそれほど時間の経たないうちに
容疑者は杉並区在住の26歳の男と特定された。

6階のバーで最初のトラブル発生。
同じビルの11階の会員制カラオケ店で暴行が行われ
海老蔵氏は非常階段から逃げるところを再びやられた模様。
相手は暴走族のメンバーらしい。
海老蔵氏は顔をガードするだけで精一杯と言っているが、
結果的には仕事に致命的なダメージを受けていた。

テレビで識者は顔を執拗に狙っている。
喧嘩慣れしているようだ、と言う。

だが、相手が歌舞伎の海老蔵と知って
商品の顔をあれだけ破壊したとしたなら
何か怨みがあるのか、と思ってしまう。

最近の喧嘩はまかり間違えば死に至るほど
手加減しない、と言われている。
加害者と思われる男は、喧嘩慣れしていなかったのではないか。

逮捕状が出たと深夜のニュースで伝えていたので、
朝のワイドショーでは、
逮捕の報道が行われるのかもしれない。

若気の至りというには代償が大きすぎる事件ではある。
酒は彼にとって「気違い水」だった。
これを機に断酒…というわけにはゆかんだろうね。

11月29日(月曜日)

●久々にGotan
YouTubeの音楽の海に漕ぎ出した。
昔からタンゴは好きだったが、
聞き慣れた正調ではなく
現代風に味付けしたGotanProjectというグループの存在を知ってから
もっぱらこっちを聞くようになってしまった。
本来のタンゴの曲調を生かしながら電子音をうまく取り入れ、
乗りがよく、哀愁もある。
多少人生経験のある大人を引きつける曲が多い。
頭髪が薄くなったフランス人中年男性3人が
背広を着てステージに立つ。

楽器を持たない彼らと町ですれ違えば、
企業の管理職のように見えるだろう。
通常のミュージシャンスタイルでないのが意外性があって、え〜でんな。

YouTubeは10分以下の動画という投稿規定。
だから1曲分にはいいが、
ライブの動画は物足りない。

もしやと…VEOHでGOTANを検索してみたら、
数は少ないが30分超の動画が2本アップロードされていた。
ウンブリア・ジャズ・フェスティバル02のステージだった。

VEOHはプラグインのダウンローダでは落とせない。
専用のツールバーが必要だし
その前に専用プレーヤーをかませないと全編再生できない。

準備を整えダウンロード。
flvではなくaviで落とすからファイルサイズは大きいが画質はいい。
PCのスピーカーではなく
オーディオにつないで再生すれば臨場感も増すだろう。

ライブ版はカメラ・ワークもよく結構楽しめる。

一番好きな「サンタマリア」



同じ曲でシチュエーション違い



※39分のライブ版

画面をクリックすると、本家に飛びます。

11月28日(日曜日)

●韓国動顛
北鮮の砲撃事件で朝鮮半島の地図をじっくり見る機会に恵まれた。
攻撃を受けたヨンビョンドなる島は初めて聞く。
島民は仁川港に非難した。
仁川はインチョンだが、
昔の人間にはジンセンのほうが耳になじんでいる。
朝鮮戦争でマッカーサー元帥が上陸したのが、確か仁川だった。

仁川の少し上に、江華島があるが、
カンファドとルビがふってある。
昔の人間には「コウカトウ」のほうが馴染みがある。

明治8年(1875)、日本が朝鮮への足ががりをつけようと、
鎖国政策をとっていた李王朝へ開国を迫り挑発、朝鮮側が発砲。
これを口実に江華島の砲台を占領する。

西郷隆盛が戦死する西南戦争の2年前の出来事というから、
明治政府は誕生後早い時期から大陸進出を目論んでいた。

満州事変は関東軍の謀略で日本側が仕掛けて戦争に拡大。
太平洋戦争は真珠湾奇襲という、
今回の北鮮のように先制攻撃で戦争が始まった。

過去の日本は明らかに「侵略国家」。
当時の欧米列強を模倣したものだが、
決して褒められたものではない。
今ならさしずめ「ならずもの国家」と見られるだろう。

敗戦によりすっかり牙を抜かれて国防意識は極端に低下。
自衛隊は「暴力装置」などと呼ばれ、ままっこ扱い。
災害援助部隊としかみられていない。
「羹に懲りて膾を吹く」ようなものだ。

本日、米韓軍事演習を行う黄海海域は、
日清・日露戦争で「黄海海戦」がおこなわれた。

明治27年(1894.7.25)日清戦争勃発。
朝鮮を支配したい日本と宗主国・清との間で戦端が開かれた。
9.17黄海海戦。
国力衰退の清に日本が圧勝。
下関条約で朝鮮を清から切り離すことに成功。
台湾を日本領にすることに成功。
遼東半島も手中に収めるも三国干渉で手離すことになった。

明治37年(1904)満州・朝鮮への南下政策をとるロシアと阻止したい日本が激突。
2月仁川沖奇襲、8月黄海海戦。
ポーツマス条約で、朝鮮での日本の優位性確立、樺太の半分割譲、千島列島日本領へ。

日清・日露戦争で広大な海外権益を手中にした日本だったが、
昭和軍部の暴走と稚拙な戦略で、
明治政府が多大な犠牲を払って獲得した海外領土は水泡に帰してしまった。

「足るを知る」政府・軍部であれば、
朝鮮半島の不協和音、台湾・中国の摩擦、北方領土問題など
起こるはずもなかった。
現代北東アジアの混乱は日本の敗戦によるもの…と強引に結論付ける。

11月27日(土曜日)

●夜空に

自らを輝かせた飛行船が真っ暗な空に浮かんでいた。
またもやわが家上空。
脇腹にAlocoの文字。
東武動物公園の帰り客にアピールしたかったのだろう。
北朝鮮からの風船爆弾でなくてよかった。

●延坪島
北鮮から砲撃を受けた延坪島の被害状況が明らかになってきた。
敵の着弾は非常に正確だった。
GPSを使っているのだろう、と識者は言っている。
平和利用の人工衛星を北鮮は軍事目的に使った。
悪賢さは折り紙つき。

新聞の図では民家が集中している地域以外は斜線が引かれ地形がわからない。
GoogleEarthで延坪島を見ると、
軍施設などは平地で砲撃地点も割り出しやすそうだ。





イラクの戦いではカメラを備えたミサイルが
ピンポイントで建物を攻撃したが、
北鮮は砲撃でピンポイント破壊を行っている。
榴弾砲で放物線を描くように発射したのだろうが、
先制攻撃だからじっくり着弾点を計算できたのだろうね。

聞くところによると次期将軍様は砲術に長けているようだ。

11月26日(金曜日)

●中国のコメント
28日から米韓合同軍事演習を黄海で実施する。
黄海といえば中国の軍事拠点「青島」は目と鼻の先。
中国は不快感を示しコメントを発表。
「関係各国は情勢の緩和と朝鮮半島の平和と安定に役立つことを多くなすべきだ」

米国、韓国は俺っちの庭先でドンパチの練習をせず、
違った方法で朝鮮半島の平和と安定を目指すべき、などと言っている。

冊封関係は昔から変わらずで
北朝鮮を陰で操る中国。
舎弟が乱暴狼藉を働いても肩を持つ。

このメッセージの主語を変えてみる。
「中国は情勢の緩和と東シナ海の平和と安定に役立つことを多くなすべきだ」
尖閣諸島の領有権を主張する中国へ日本からのメッセージだ。

自分の行為を棚に上げて他国を批判とは
中国は見上げたもんだよ屋根屋のふんどし。

11月25日(木曜日)

※40年前、三島由紀夫が市ヶ谷で割腹して果てた日でした。
●優柔不断
北鮮の韓国に対する砲撃を受け米国は敏感に反応した。

米韓軍事演習を黄海で開始する。
米海軍横須賀基地から原子力空母ジョージワシントンが、
米軍から巡洋艦カウペンス、駆逐艦ステザムが参加する。

米韓軍事同盟は蜜月で、たよりになる兄貴が喧嘩の現場に
おっとりがたなで駆けつけるという構図だ。

横須賀基地は戦前は大日本帝国海軍基地。
太平洋の向こうの敵国・米国ににらみをきかせていたが、
敗戦で接収され米軍基地となった。

今や有事の可能性は太平洋でなく日本海、東シナ海だ。
今般、ジョージワシントンが黄海に急行しても時間がかかる。
米軍としては沖縄、九州、日本海側に基地があれば
抑止力としても有効と考えるだろう。

だが、世間知らずのタワケ・鳩山内閣以来関係がおかしくなった。
仮に、狂人国家が日本海の向こうから日本本土を攻撃したら
仙石官房長官言うところの「暴力装置」自衛隊だけでは「自衛」は不可能。
米軍の助っ人が必要なのは言うまでもない。

日本政府は、日米韓の緊密な連携促進と、
中国に北鮮へ自重するようにとのメッセージをお願いしたいなどとしている。

尖閣問題が丸く収まっていないのに
中国にお願いするなどという甘い考え。
太平洋戦争の終結の仲介を当時のソ連にお願いしようと思っていた
一部の軍国指導部と同じ、稚拙な国際感覚だろう。

夕刊では、米中政府高官が数日中に対応を協議、
オバマ大統領も胡錦濤・国家主席と電話会談を行う、と報じている。

合同演習で北鮮に圧力をかける一方で、
北鮮に影響力をもつ中国要人を話し合いを行う。
米国の有事に対する動きが素早い。
一方温家宝はモスクワでメドベージェフと会談し米韓演習を牽制。
安全保障に関し日本の存在感がますます薄くなる。

世界の動きから取り残され、
日本は二級国家に成り下がる。
国民から期待された民主党の輝かしい成果だけど。

午前中の国会中継では、
韓国有事発生時に管首相の反応の鈍さがヤリ玉にあがっていた。
野党から、その時刻どこで何をしていたなどと質問されていたが、
終わったことをチクチク聞き出しても時間のムダ。
鈍管首相なのだから仕方ない。
官房長官、幹事長、外相みなさん頼りなさすぎる。
だからと言って野党に適役を見つけるのも難しい。

政治的貧困時代を迎えてしまった日本ではありまする。
竜馬はじめ幕末、維新期が見直されておりますが、
無い物ねだりをしても空しい。
教育を根本的に見直し40〜50年後に期待するっきゃないか。
その頃、日本は存在するのか。
あたしゃ墓の中だからね〜。

11月24日(水曜日)

●北鮮暴挙

昨日午後2時34分、北鮮は黄海の軍事境界線(北方限界線)で対峙する
韓国の延坪島(ヨンビョンド)に突如砲撃を行った。

平時からこの海域で韓国が軍事訓練を行っており、
北方限界線を認めず、独自の海上軍事境界線を主張する北鮮は
韓国の挑発とみて、それに対抗したものとみられる。

北鮮の砲撃は正確で、人家が密集する島の南側の左右に着弾。
島民の脱出を阻むという狙いがあったと軍事評論家は解説。

いつもの北鮮のやりかただが、今回の恫喝は度を過ぎている。
以前は魚雷で艦艇を沈没させられ多くの軍人の命を奪い、
今回の砲撃で市民を巻き込んだ。
韓国政府はつねに冷静に対処しているが、
国民はここまでやられて静観するのかと怒りがピークに達している。

国家体制は異なるが、もともとは一つの国。
日本が植民地支配していた頃、半島は1つだったが、
支配国日本の敗戦により半島は分裂してしまった。
その混乱が現在に至る。Sorry Korea。

日本統治以前の李王朝時代も宮廷闘争がり、
それ以前は日本の戦国時代のようなもの。
さらにその昔は中国の属国同然。
つまるところ、半島の人々は「俺が、俺が」という連中が多すぎて
統一国家を運営するのは苦手なようではあるね。

国民に劣悪な生活を強いつつ金王朝の安泰を願う北鮮は
豊かに成長した韓国同胞に「米ちょうだい」といいつつ喧嘩をしかける。
はためには手前勝手、理不尽、不可解な行為だが、
一門ながら片方は金持ち国家。
貧乏国家の屈折した心理のなせる業か。

11月23日(火曜日)

●夜景
周囲に高い建物も繁華街もない、街灯も少ない田園地帯は
大気が澄んできたこともあって星の輝きが美しい。

田んぼにつづく道を歩きながら唱歌「冬の星座」を口ずさみたくなる。
この時期になると星座について
知識を増やしたいと思いつつ…馬齢を重ねている。

東武動物公園のイルミネーションも美しい。
地元の人間はフェンスの外からの鑑賞で十分。
寒色系のLEDは
訪れるカップルをさらに寄り添わせる効果があるのだろうか。

11月22日(月曜日)

●大臣辞任
14日広島の後援会のパーティ席上で壇上に立った柳田法相は
国会における答弁について軽はずみなスピーチをしてしまった。
「法相は気楽な稼業ときたもんだ〜〜〜」と聞こえる内容だった。
一斉にマスコミ報道。
本人は受け狙いのジョークのつもりだった、と言い訳をしたが
結局、これが命取り。
当初は辞任の意向なし、管首相も継続了承したのだが、
野党は猛烈に追及、国民はあきれ顔。
内閣の支持率は急降下だし、予算が決まらない。
結局、本人が辞意表明ということで、
発端から8日目で大臣の座を失い茶番の幕を閉じる。
口は災いの元の好見本

仙石官房長官が法相兼務というが、
この人も軽い発言、悪意のある発言が目立つ。
仙石氏が開いていた書類をズームアップで写された際は「盗撮」といい、
自衛隊を「暴力装置」と表現。
これが政権与党のスポークスマンつ〜のだから聞いてあきれる。

お行儀の悪い発言は亀井静香氏、石原慎太郎氏にも見受けられるが
愛嬌のあるところが救われる。
仙石氏の場合、自ら「悪徳弁護士」と称するように、
組織のお抱えのような顔つきと、
国会を法廷と間違っているかの如き検事的発言。
あれでは、国民の支持、共感を得られるわけがない。

人相が悪いのだから、
せめて言葉だけは選んでいただきたいものだ。

管内閣は、首相本人も含め人材不足。
このまま居すわられては先が思いやられる。

11月21日(日曜日)

●今日も行列
お祭りは昨日1日限りだったけど、
新蕎麦を求めて並ぶ人約40〜50名。

小生、昨日買い求めてあった生蕎麦を昼、食す。
沸騰した湯で30〜40秒、さかずき1杯の水を加えさらに40〜50秒。
流水でぬめりを落としざるに盛る。
歯ごたえある新蕎麦を堪能。

行列のできる店は当町では極めて珍しい。
西口の白いたい焼きの店は開店当時4〜5人並んでいた。
その後売れなくなり、餃子、浜松焼きそばを加えたが
ときすでに遅し。今月撤退。

そこへゆくと、野菜直売所は10時の開店には行列。
めぼしい野菜は午前中で売り切れる。

巨峰市、新蕎麦祭りなどイベント時は
お目当て求めて長い列ができる。

西口にも長続きする行列のできる店が出店すれば
少しは活況を呈すのだろうが、
なかなかうまくゆかない。

●観葉植物
3年目のポインセチアが染めはじめた。
緑と赤の対比が鮮やか。
一時はあきらめていたカニサボがびっしり花をつけ始めている。
日の当たる窓辺に置いたのがよかったか。


11月20日(土曜日)

●銀座の家電量販
松坂屋6階にラオックスがオープン。

これまで松屋、三越が集客力を誇っていたのに
4丁目から向こうの松坂屋はいまひとつだった。

中国の家電量販店に買収されたラオックスと、
中国からの観光客をあてこんだ松坂屋の思惑が一致したのか。

銀座は他の繁華街と一線を画していて、
大衆的な商業施設は表通りに出てくることはなかった。
家電量販と言えば秋葉原、新宿と相場が決まっていたのだが
有楽町そごうがビックカメラになった頃から様相が変わった。
海外一流ブランドショップに混じってユニクロが出店。
安価な海外ブランドも出てきた。

銀座松坂屋も地階は無印良品、1階は安い海外ブランド、6階は家電量販。
老舗の屋号は名ばかりで、なりふりかまわない構成になってしまった。
今後はお登りさん、中国人でにぎわうのだろうか。

休日のホコテンは4丁目の交差点で途切れる。
したがって、小生などは5丁目から向こうに行くことは極めてマレで、
1〜4丁目の表と裏をほっつき歩くだけで帰ることが多い。

5丁目からあっちは川向こう。
我が物顔の中国人の多い6丁目などますます足が向かなくなるだろう。

よく使う家電量販は秋葉原か上野のヨドバシカメラだし。

●武玉川
TBSラジオ、永六輔。
ゲストに中山千夏。
そこで「むたまがわ」という話が出ていた。
77調で句を詠むという。
ど〜〜ゆ〜〜こと?
どんな字を書くの?
浅学な私としては俄然興味がわいてきた。

ラジオの情報では、達人コピーライター土屋耕一氏が取り組んでいたそうだ。
土屋氏が物故されていたことも知らなかった。
昨年3月、78歳だった。
あるいは忘れていたのかもしれない。

わたしが駆け出しの頃、すでに大御所。
広告制作プロダクション・ライトパブリシティで
伊勢丹の広告を制作していた。
生み出す言葉にツヤがあって即妙でゲ〜ジツの域に達していた。

言葉に対する感覚、センスが抜群で、現役のころから回文を発表。
引退後、ますます磨きがかかっていた。
俳諧にも造詣が深く、武玉川もそのひとつ。

生前親交のあった中山千夏さんが意をくんで
ツイッターで「むかまがわ」を発信している。

人情の機微をついたものが多い。

土屋氏作
「少女は脚 もてあます夏」

江戸時代の作
「鶴の死ぬのを亀が見ている」

俳句とも川柳とも、和歌とも違う不思議な世界。

●新蕎麦祭
朝刊を読んでいたら県版にわが町の「新そば祭り」の記事があった。
9時半から。今日明日開催。
例年人気で午前中に売り切れる、と。

新聞読むのをやめてチャリでかけつけた。
会場の「新しい村」は2〜3分つ〜距離。
芝生広場にテントが張られ、テーブルとイスが用意され
大勢の人があつあつの新そばをすすっておりました。
当方、生めんを購入。
奥のテントをのぞいたら地域の組織が野菜を販売していた。
この前の自主防災訓練でおなじみの顔ぶれ。
泥つきねぎ、南京豆を購入。

自宅に戻り、ネギは畑の片隅に横にして埋め込み保存。

周囲を木々と田んぼで囲まれた自然の中の収穫祭。
なごみますね〜〜〜

※朝の10時というのにこんなに蕎好きが集まった


※新蕎麦の茹で上がりを待つ


※新しい村社長自ら蕎麦を打つ

11月19日(金曜日)

●月島慕情
少し前の日曜日だったか。
何気なくTVのスイッチを入れたら、
ガード下の靴磨きのシーンが飛び込んできた。
この時代のドラマは見るっきゃない。

戦争で両親を失い浮浪児になるところを見知らぬ人に育てられ
事業を興し成功した男の物語だった。
西田敏行、ぎばちゃんが出ていた。

クレジットに「シューシャインボーイ」とあった。
浅田次郎原作。
「月島慕情」に収められた短編小説とわかった。
Amazonで検索したら文春文庫にある。

駅中の書店に出かけたら運よく出会った。
1年前に文庫本化されていたが、
あまり売れていないらしく1刷だった。

※在りし日の浅草松屋かな。黄色い都電は南千住から銀座に行く22番ね。

自宅に戻るのももどかしく東口ドトールでページを開いた。
巻頭が月島慕情だった。
一気にそれを読み終わる。

あとはゆっくりお楽しみ。
寒い夜はちびりと身体を温めながら心もほっこりしなきゃね。

月島慕情は東北の寒村から吉原に売られた女性の話だった。
身請けをしてくれる男と年季前に廓を出られる女の切ない駆け引き。
「堪忍」という言葉と気持ちが痛いほどわかる。

明治末期から大正にかけての浅草、鳥越神社、月島、佃島…

「平成の泣かせ屋」の異名を持つ浅田次郎の真骨頂。
本当に泣かせまする。

●鮮烈
庭の花水木が燃えている。



11月18日(木曜日)

●街路樹
東武動物公園駅西口からまっすぐ道が伸びている。
コミュニティセンター進修館あたりから
街路樹のトウカエデが色づいている。

※西口からの直線道路。電線の関係で大きく伸ばすのは難しい?

以前は紅葉が終わると枝をほとんど切り落とし
幹だけの丸坊主にするという極端な剪定が行われていた。
このため夏場は枝振りの貧弱な街路樹が
たよりない木陰を作っていた。


※動物公園付近は電線もないのでもっと大きく育てればいいと思うが

つくば学園都市は広々とした道が縦横に走り
それぞれの通りはけやき、いちょう、すずかけはじめ
代表的な街路樹が植えられみごとな景観を醸し出している。
そのひとつに大きく成長したトウカエデの長い道があり、
赤と黄に染まった葉が夕日に映え、それは美しい光景だった。

電車で東京駅から有楽町に向かう。
東京フォーラムが見えてくる右側に大きな街路樹が植えられている。
その中の数本がトウカエデだ。
ある年の晩秋に有楽町から東京駅まで歩いてみた。
東京フォーラム脇にはマロニエが植えられ、
鍛冶橋通りを過ぎた東京ビル前に
電車から見えるトウカエデが植えられている。
見上げるほどの巨木だ。

本数はつくばのほうが圧倒的に多く存在感も段違いだが、
トウカエデが立派になる街路樹であることを知った。

わが宮代町の街路樹は、一般的に低く剪定されている。
上を通る電線の関係なのだろう。
例外は役場周辺のけやきと、動物公園釣堀脇の十数本の木だけ。

あるとき、このHPで西口から動物公園までの
トウカエデを丸坊主にするのでなく、
枝を伸ばすほうがいい、と書いたことがある。
剪定を請け負っている業者の仕事が減るかもしれないが…

極端な剪定は継続されたが、
そのうち町の予算の関係かどうか知らないが
枝ははらわれなくなった。
そして多少枝を張ったトウカエデの美しい紅葉が見られることになった。

だが、同じ種なのに東京駅、つくばと比べれば矮小なのが気になる。

11月17日(水曜日)

●下町
吉村昭氏に「東京の下町」という著作がある。
昭和2年生まれの氏は日暮里に住んでいた。
子どもの頃の下町の情景を描いている。
「ベイゴマ・凧その他」の章で男の子の遊びが紹介されている。
メンコ、日光写真、模型飛行機…

この種の遊びと遊び方は
昭和20年代、私の子供の頃と全く同じだった。
今の電子遊具と違ってすべて戸外で行う。

集団で行うメンコ、ベーゴマは賭け事だったが
熱中する姿はおおらかで、ほほえましかった。

戦後派「なぎら健壱」氏の著作「下町小僧」には、
さらに、ビー玉、くぎさしの遊びが紹介されている。
これも男児の必須遊戯だった。

「くぎさし」は5寸釘を使うので金がかからない。
新品の釘を使うこともあったが
古釘を磨いて油を塗って再生利用することもあった。
ベーゴマ同様グラインダーで先を尖らせ
狙った場所に確実にささる工夫もした。
線路の上に置き平らにつぶすという危険なこともやっていた。
いまならレールに近づくだけで通報されるだろう。

当時の山の手の子供の遊びは知らないが、
暗くなるまで路地裏や江戸川界隈で遊びまわっていたことを
鮮やかに思い出す。



「東京の下町・其ノ十五 説教強盗その他」には、
関東大震災、説教強盗、鬼熊事件という大正末期に起きた事件が書かれている。
どれも氏が生まれる前のできごとだが、
父親がことあるごとに講談よろしく語ってくれたそうだ。

「鬼熊事件」は大正15年8月千葉県香取郡久賀村で発生した殺人事件。
情婦と相手の男、巡査を殺害し逃走、山中に隠れた。
山狩りをするも巧みにのがれ約1か月。
包囲網が狭められ、もはやこれまでとさとり
先祖の墓の前で剃刀で喉を切り自殺、という凄惨な事件。

現在はもっとすさまじい事件が連日のように発生し
マスコミが大々的に報道するが、
当時のマスコミは新聞が主体でラジオは実用放送が始まったばかり。
猟奇事件に世間は耳目をそばだてた。

犯人は岩淵熊次郎といったが、事件の残虐さから「鬼熊」と名付けられた。

な、なんと
浅田次郎氏「終わらざる夏」に登場する富永熊男は満州事変の英雄だったが
除隊後の粗暴なふるまいから「鬼熊」と呼ばれていた。
こちらの「鬼熊」は4度目の赤紙で占守島へ赴くのだが、
一人残す母親への情が胸を打つ。

11月16日(火曜日)

●紅葉
庭の木々がみごとに染まっている。
観光地に行かずとも季節の変化が楽しめそう。

花水木はいつになく激しく燃えるような色。
微風に敏感に反応し散り急いでいる。
ブルーベリーの小さな葉は小枝にしがみつき。
まだ実をつけたことのない柘榴は黄色に染まり。
マロニエは大きな葉が変形し単なる枯葉に成り下がった。
銀木犀、柚子、蜜柑、金柑、レモンたちは
落葉樹の潔さをうらやましく思っているかも。



寄ってみれば可哀そうなほど異形の獅子柚子。
試しに切ってみたら、厚い皮の下に
グレープフルーツのような実がかくれていた。
皮は柚子特有の香りが薄く、味は淡泊。
やはり置物や冬至の柚子湯に浮かべるくらいしか使い道はなさそう。

11月15日(月曜日)
●スポーツの晩秋
☆アジア大会
大陸で行われているのだが
騒いでいるのは開催国ばかりで、
日本ではいまひとつ盛り上がりなし。
だが、ニュースでは金とった銀とったと威勢のいい報道。
金銀受賞のトライアスロンはすごいと思うけど。
新聞の片隅に各国メダル獲得数があった。
金メダル獲得数は中国。
騒ぎ浮かれているので2位が日本かと思っていたのだが
韓国に水をあけられている。
な〜〜んだ、ここでもKoreaの後塵を拝してるのね。

☆アイススケート
新人、村上が金メダル。
真央ちゃん全く影が薄い。
笑顔が可愛い高校生16歳。
打倒金妍児はこの子に託す。

☆白鵬敗れる
双葉山69連勝を破るかと思われていた横綱白鳳が
本日、2日目で稀勢の里に敗れ63で連勝ストップ。

2場所時代に2年以上かかって達成した大記録が
場所数が増えたため1年で書き換えられるかもしれない。
それも外人力士に…
複雑な思いで見守っていた日本人たちは、
稀勢の里という日本人力士が破ったことに
拍手喝采を送っただろう。

稀勢の里を攻めきれずいつもの横綱の取り口ではなかった。
さらに張り手など横綱にあるまじき技も使った。
最後は押し出しで土俵下まで転げ落ちた横綱だった。
こういう負け方も彼には珍しい。

11月14日(日曜日)
●地区防災訓練
集中豪雨による川の氾濫、崖崩れ。
関東地方を震源とする大地震。
災害は突然やってくる、
備えよ常に!

カスリーン台風は昭和22年9月16日0時利根川を決壊させ、
濁流は栗橋、幸手、杉戸、春日部を呑み込み
19日未明葛飾・櫻堤が崩壊、金町、柴又、小岩付近は水没した。

現在住むのは百間村、須賀村の2村合併で生まれた宮代町だが、
カスリーン台風が関東を襲ったとき、
小生、百間村の西光院というお寺に疎開していた。
まだ幼くて断片的な記憶しかないが、
「裏の畑に水が入りイモがやられた」と大人たちが話していたことを覚えている。

山崎地区は縄文時代の大宮台地の端に位置し、
昔から「山崎山」と呼ばれ周辺に比べ海抜は高い。
神社仏閣はその地域の高台に造営されることがおおい。
だが、カスリーン台風時、家から近い浅間神社の前まで水がきて
舟で人員輸送をしている写真が残っている。
神社自体はひときわ高い小山の上にあるが、
これは富士山信仰の影響で人工的に作られたものと思われる。

町が発行した水害ハザードマップによると、
利根川、荒川が決壊した際の浸水状況がわかるが、
わが家は台地で安心かと思ったが、床下50cm程度の浸水になるようだ。
湿地帯だった動物公園は1〜2mの浸水だが。

疎開先から引っ越した金町も水にやられ、
そのときの名残りという「池」があちらこちらにできていた。

カスリーン台風以降、利根川は護岸工事を行っているので、
水害より近頃は地震のほうが危険度は高い。
M6.9の地震を想定した地震ハザードマップによると、
わが家の位置は5段階危険度で一番低い1だった。

住宅密集度が低く平屋で周囲は雑木林。
室内で家具の下敷きにならない限りだいじょうぶ、のようだ。
家が建てこんだ都会で近くに高架道路が走っているなどという立地は
やむを得なかったとはいえ、相当の命知らず。

確率の高そうな大地震を考えると田園に暮らす喜びを感じますね。



これまで都内、横浜と住み替えてきたが、
地区の防災組織があったのかどうか記憶にない。
若いころは地元にあまり目がゆかなかったので
気がつかなかったのかもしれない。

地震、水害時に基本的なことは地域で対応しようと、
平成19年わが地域に自主防災組織が誕生した。
役員は決まったが訓練は行っていなかった。
10月町の防災訓練が実施され、本日山崎地区の訓練が開催された。

※会長が班長に任務を命ずる

※消火器訓練

※応急担架づくり

※バケツリレー

※炊き出し

※おにぎり、トン汁、クッキー、お茶、ご飯パックが配られた

※トン汁は美味!

午前9時震度6弱の地震発生という想定で、
集会所前のグランドに集まる。
役員は7時集合で準備を開始。
テントは前の日に張ってあった。
30分までに約100名が参加したが、若者の姿はない。

情報班、避難誘導班、消火班、救護班、炊事班が活動するという
約2時間の本格的な訓練だった。

曇っていたが雨は降らずの訓練日和。
実際地震は夜中に発生ということもある。
だが、このような体験をしておけば不安感も多少やわらぐだろう。
山崎地区はいったん集会所に集まってから、
被害状況、避難者数を確認してから、
町指定の避難場所に集団移動するという段階をふむ。

同じ地区でも班が違えば顔を知らない。
こういう機会に顔を合わせておけば、
災害以外にも、いざというとき共同作業がスムーズに行える。

昔の集落の名残を残す人とのつながりが
これからますます必要になるだろう。

11月13日(土曜日)

●飛行船
ひとしきりわが家の真上を旋回したあとどこぞへ去って行った。
東武動物公園の客にアピールしたかったのかな。




●ホットYUZU
YUZUと聞いて若い連中は音楽グループを思い浮かべるのだろうが、
年配者は文句なく柑橘類の柚子ね。

昨年は大量になったので今年は少し少な目。
必要に応じて取っていたのだが
春先になると中はスカスカで使い物にならない。
そんなわけで、今年は中身の濃いうちに使うことにした。

20個ばかり採取し水洗い。
輪切りで二等分し搾り器で果汁を作る。
小さなガラス容器に移し冷蔵庫に保管。



しぼりたてをお湯で割り蜂蜜を加えれば
ホットレモンならぬホットYUZU完成。
レモンより酸味が少なく飲みやすい。

さらにドレッシングやポン酢代わりに使える。
生牡蠣にかけるとも〜最高。

皮は天日干しでからからに乾燥させる。
それからど〜するかは、
ちょっと考えがある。
はたしてうまくできるか?

11月12日(金曜日)

●リクエスト本
図書館に新刊書をリクエストして借りることができる。
前評判の高い本は大勢がリクエストするので
エントリーが遅いとなかなか順番がやってこない。

くそ暑かった8月、浅田次郎氏の「終わらざる夏」をリクエスト。
同好の士が大勢いたらしく、
図書館から連絡があったのは10月下旬。
待ちくたびれた〜〜〜

それまで本屋で手に取り戻すこと2度3度。
そのたびに刷数が増えている。
こんなに待つのなら初版で上・下巻買っちゃえばよかったと思うが後の祭り。
収納の関係で最近文庫本が主体になってきた。
新刊が文庫本化されるまで時間がかかるので、久々に図書館に出向いた。

このところ浅田氏の作品にはまっている。
「終わらざる夏」は太平洋戦争もので、
日本がポツダム宣言を受諾し降伏したあと、
日ソ不可侵条約を無視して満州、千島、国後などに侵攻したソ連軍との
戦いを扱っている。
8月15日が近づく頃に売り出すという販売巧者。
10月、メドベージェフ大統領が国後視察に出かけ、
またぞろ北方領土問題にスポットが当たることになった。

ソ連はミズーリー号における降伏文書締結で日本は敗戦国になったので
ポツダム宣言受諾後は戦闘状態という解釈。
2週間ちょいの空白を突いてきた。
江川卓投手が阪神から巨人に鞍替え入団をしたのと同じような
不透明な抜け駆け行為なのだ。

日本政府は北方4島をわが国の固有領土と言っているが、ロシアは馬耳東風。
国会論戦でも、占守島の戦いを扱った「終わらず夏」を引き合いに出した議員がいた。



分厚い本である。
しかも上下巻。
下巻もリクエストしてある。

物語は、敗戦を間近にした市ヶ谷参謀本部で、
総力戦に向け兵員配備計画にあたる2人の参謀の話から始まる。

兵隊を単なる員数合わせで計画を練るのだが、
彼らには家族があり暮らしがあり、社会との関わりがある。
そんな疑問を持ち始めた「良心的な」参謀がいる。
そんなこといちいち考えていたら作戦がすすまないと
心の中のもう一人の参謀がささやく。

とにかく、北の守りのため寒さに強い弘前部隊を中心に
兵員配備を行わなくてはならない。

参謀本部から員数の書かれた指令書が地方の師団本部にゆくと、
その地域の兵隊に適した年齢の男たちをピックアップする。
それが、役場に届き「赤紙」となって選別された男たちに届く。
壮丁たちはとっくに戦場に駆り出され、
残っているのは以前徴兵検査で落ちたような連中と年寄りばかり。

英語力を生かして東京の出版社に勤務し
ささやかな家庭を築いている岩手出身の40過ぎの男。
すでに3度も戦場に出て右手の指を2本残して吹き飛ばされた元軍曹。
弘前医専から東大医学部で学ぶ医者のたまご。
彼らの生活を横糸にして、いよいよ戦地へと話が進む。

鬼熊と呼ばれた荒くれ古参軍曹と母親の別れは胸と目に迫る。

さ〜〜て、第二部の占守島だ〜〜

というところで、2週間の貸し出し期限が来てしまった。
延長していただこうと図書館へ。
ところが、リクエスト本は待っている人が多いので延長はできません。

サポーターの眼鏡をかけたご婦人が
カウンター越しに冷たく言い放つ。
が〜〜〜ん!
いったいど〜〜したらいいの、わたし。
こんな状態で下巻が来たら最悪。

リクエストはキャンセルしてもう、買うっきゃないね。

同じく浅田氏の「マンチュリアンレポート」も
「買い物籠」に入れねば。

本当に読みたい本は、
ハードカバーでも購入するのが正解だ。
安易に図書館に頼ったわたしがバカでした。

11月11日(木曜日)

●大正時代の白秋初版本
北原白秋の絵入童謡第7集「二重虹ふたえにじ」は大正15年3月
弟・鐡雄が経営する出版社アルスから発売された。
挿絵、岡本太郎の父親、岡本一平。
装丁、恩地孝四郎。
85年以上前の本だから製本は劣化し慎重に扱う必要がある。




九州から上京し早稲田大学英文科予科に入学。
学生時代、詩壇に華々しくデビューし
与謝野鉄幹、与謝野晶子、木下杢太郎、石川啄木らと知りあう。
「明星」で発表した詩が、上田敏、蒲原有明、薄田泣菫らの
賞賛するところとなり、文壇の交友さらに広がる。
森鴎外によって観潮楼歌会に招かれ、斎藤茂吉らアララギ派歌人とも面識を得るようになった。

文芸界の寵児となった白秋だったが好事魔多し。
福岡柳川の実家の家運傾き、
名声を得た白秋のもとに家族が寄寓していた。
そんな折、隣家の人妻松下俊子と明治45年、不倫な関係に陥る。
彼女は夫と離婚に向けて話は進んでいたのだが、
相手が白秋とわかると夫は姦通罪で告訴。
未決監に拘置された。
2週間後、弟鉄男らの尽力で釈放され、
後に和解が成立し告訴は取り下げられた。
このスキャンダルで華やかな名声は地に落ち経済的に困窮するようになる。

俊子は夫と離婚後、大正2年白秋と再婚、
三崎に転居するが舅・姑との折り合い悪く大正3年離婚。
名作「城ケ島の雨」はこの頃作られる。

さらに人目を避けるように、
都を去り一時期、千葉県の市川真間に仮寓するが
江戸川の川向こうの小岩に移住し、その家を「紫煙草舎」と名付ける。
大正5年夏〜6年夏までだった。

5年、江口章子(アヤコ)と結婚。白秋31歳。
やがて暮らし向きは安定し大正7年小田原へ転居。
転居先で不貞を疑い不遇時代を過ごした妻と離婚。
大正10年佐藤菊子と結婚。
大正11年、長男隆太郎、14年長女篁子(コウコ)誕生。
妻3人目にして、やっと子供に恵まれた。
だが、実家の倒産で全家族の生活は白秋の肩にかかっていた。

童謡集「二重虹」は大正5年夏から翌年夏(31歳〜32歳)に
過ごした赤貧時代のことを書いている。

ほとんどの童謡が、長男隆太郎に向けて書かれている。

序詩

虹だ。虹だ。隆太郎よ。
ああ、あれはおまへのものだ。
父さんは手をあげる。
ああ、あれは二重の虹だ。
母さんも、あれ、手をあげてる。
虹だ。虹だ。 おまへの虹だ。
向こうの木までが手をあげてる。



二重虹

坊やよ、坊やよ、御存じか
今朝がた 七いろ 二重虹。

お家の真上の二重虹、
父さん遠くで見てました。

旅から、やっとやっと、久しぶり、
坊やの顔見に帰る途(みち)。

向こうの山まで来て見たら、
お家の青空、二重虹。

坊やも目ざめか、歌うてか、
いそいそ帰ろと飛んで来た。

坊やよ、坊やよ、御存じか。
今朝がた、七いろ、二重虹、

お家の赤屋根、二重虹、
父さん涙がながれてた。


《月夜の蝶》

お床の置物

坊やよ、おききよ、おぼえとき。
父さん貧しいとの時は、
雀が啼いてもお米無い。
お床の置物、もらひもの、
紅いトマトに青胡瓜。
花瓶無ければ壺も無い。
徳利に唐黍、きびの出穂、
お縁に擂鉢、野良の花。
お空をながめちゃ歌つてた、
お腹がすいても歌ってた。

時代の寵児から、スキャンダルで奈落に堕ちた白秋の
赤貧洗うがごとしの生活ぶりが伝わってくる。
しかし、どこかあっけらかんとして、
悲壮感がないのがいい。
清貧生活また楽しからずや、かな?

本のタイトルになった「二重虹」はその頃見た珍しい虹。
小岩に山はないので、
国府台の高台から最初に住んだ市川真間へ
帰る途中なのかもしれない。

虹の美しさに素直に感動しているいる若き白秋。
童謡は長男が生まれた小田原で作られたのだが。
不遇だったが、精一杯生きた紫煙草舎での父親の姿を
息子に伝えようとしている。

カバーがないのでインターネットで探したら見つかった。


11月10日(水曜日)

●流出映像
海保の尖閣ビデオをYoutubeに投稿した人が明らかになった。
沖縄で撮影し神戸で流れた。
同じ海保の43歳の主任航海士。
巡視艇では船長、機関長に次ぐ地位だという。

警察が神戸の漫画喫茶からアップロードされたところまで突き止めたが、
人間を特定するのは困難視されていたが、
本人が勤務中の船の上で上司に告白して明るみに出た。

捜査の進展が刻々と報道され、
もう足音まで近づいていることを知り「自首」という手段を選んだのか?

一般人には入手が難しい特殊なデータなので内部の人間ではないかと
うすうす思われていたが、あっけない幕切れ。
今のところ思想的な背景もないようだ。

海保は以前、北朝鮮の工作船と銃撃戦を行い、
相手を沈没させたという華々しい「戦果」を誇る。
映像はいち早く一般公開された。
衝撃的だった。
戦後、牙を抜かれた軍隊=自衛隊は演習でしか実弾発射はできないが、
海保は体を張って日本領土を守っている。

尖閣諸島では国際法を無視した中国漁船に2隻が体当たりされ、
船長を逮捕したものの、
中国との関係悪化を恐れた「検察の独断」(ということになっている)で
釈放してしまった。
重大な外交問題にも関わらず政府は責任転嫁。
(情けね〜)

それに比べ、中国、ロシア相手に
奥まったところで腰砕けな対応をする
政府指導部のふがいなさに憤ったか。

その昔、三島由紀夫は自衛隊に決起を迫り市ヶ谷で割腹して果てた。
本人は危機意識を抱いての行動だったのだろうが、
あれは、どう見ても独りよがり。

自費で「盾の会」なる疑似軍事集団をつくり、
西武百貨店で仕立てた制服を隊員に着せて、
軍隊おたくのような行動をしていたが、
社会からは受け入れられることはなく、時代の仇花で終わった。

今回のビデオ流出は義憤にかられての行為ではないか。
日本政府がもったいつけて隠していた衝撃シーンが世界を駆け巡った。
良識ある人々は、中国がどんな言葉を使って正当化しようとしても、
漁船が故意に体当たりしたことは明らか。

共産党+中華思想は、自由主義社会に警戒感を抱かせるだろう。

それにしても、民主党には幻滅させられる。
国家運営は当分無理ね。

11月9日(火曜日)

●仕事場
ある彫刻家の制作スペースを見る機会に恵まれた。
彼が尊敬する思想家の木彫を作っている。
万力のようなもので木を固定し
それがろくろのように回転する。
数本のノミの傍らにはシャリコウベがゴロン。
石膏だと思ったら本物だという。
東南アジアの女性のものではないかということ。
本物に石膏でコーティングしてあるので、
頭蓋骨の接合部はわからない。

初めて手にしたがずっしりとしていた。
頭部の骨格を確認するのに必要なのだと言っていた。

深夜の作業で鬼気迫るつ〜ことはないのだろうか?

11月8日(月曜日)

●銀木犀
秋に花をつける金木犀が知られているけど
わが家の銀木犀は立冬を過ぎても花をつけている。
四季咲きがあると知って春、初夏に咲くのも納得。

香りは金木犀より薄いといわれ印象は薄いが
空気中にかすかに混じる上品な香りが
奥ゆかしくて好ましい。

11月7日(日曜日)

●第4夜
TBS開局60周年記念ドラマ「99年の愛」。
日本軍の真珠湾攻撃により米国では排日機運が一気に高まる。
日系人は財産を没収されたうえ強制収容所送りとなる。
アメリカ国籍をもつ二世たちも容赦なく迫害された。

米国政府は自国に忠誠を誓わせるが、
1世と2世間には母国への考えが違うため、
家族間、収容所内でぎくしゃくしてくる。

主人公の家族は、全員アメリカに忠誠を誓う。
その結果、長男は徴兵され、新たに偏された二世部隊(422部隊)で
訓練を受け、ヨーロッパ戦線へ送られる。

これまで二世部隊はハワイ出身者で編成された部隊かと思っていたが、
本土の二世との混成部隊だった。
実際の422部隊は、当初は圧倒的な数を誇るハワイ組と少数派の本土組との間で
いがみあっていたという。

ハワイへの移民は明治元年という長い歴史があり、
日系人の数も米本土より多かった。
このため、強制収容所に日系人を収容すると
社会構造が崩れてしまうという事情もあり、
監視下に置かれたのは影響力の強い指導者級の人物たちで、
一般市民、労働者は通常の生活を送ることができた。



平松家の長男一郎は422二世部隊兵士としてヨーロッパ戦線に送られた。
二世部隊は米本土の強制収容所で暮らす家族の名誉と地位確立を胸に秘め
幾度となく枢軸国との激戦で勇猛果敢な働きをした。
実際、大戦中受けた感状と勲章の数は米軍全部隊中一番多かった。

大戦末期、フランスの森林地帯でドイツ軍に包囲され
脱出不可能となったテキサス大隊の救出に出かけ、
戦友の盾となって機関銃掃射に被弾し一郎は戦死する。
強制収容所に知らせが届いたとき、
出征直前に結婚した「しのぶ」は彼の子供を抱いて悲報に接した。

二世部隊を掃射するナチスドイツ軍の機関銃はMG42。
考証も正確で、黒光りする精度の高い工業製品が登場する。
ドイツ軍の制服もきちんとしていた。
森林地帯の1本道をゆく戦車は、さすがにタイガー戦車を用意することかなわず、
複合転輪ではないNATO軍の米軍旧式戦車を使っていた。

だが、日本製ドラマでヨーロッパ戦線をここまで描いた作品は
これまでほとんどなかったろう。

さらに、マンザナ強制収容所の生活を丁寧に描いている。
急造のバラックな何棟も並び、
荒涼とした砂漠の劣悪な環境が伝わってくる。

自分たちの境遇を、逆らえないものとし、
不便ながらも楽しむ人々がいたのに対し、
脱走を試み射殺さえたもの、自殺を図ったものもいたという。

今夜、いよいよ最終回。

11月6日(土曜日)

●赤と黄
花水木、ブルーベリー。
わが家の樹木が紅葉の時期を迎えた。
水木の赤い実は野鳥の餌になり、やがてどこかで芽吹くかも。
みかん、柚子、獅子柚子など柑橘類も順調に色づき
季節は日ごとに深まってゆく。

※17歳の花水木。杉戸農業高校から購入した。

※こちらの花水木も17差。地元のグリーンショップで購入。


※3年もののポインセチア。窓辺に移動したら葉が色づき始めた。


※みかんは食べごろ


※小さな柚子は鍋物、牡蠣の味付けに


※問題の獅子柚子も豊作だ〜〜

11月5日(金曜日)

●地震!
19時15分、NHKニュースで尖閣諸島中国漁船体当たりビデオの
Youtube流出ニュースが流れていた。
突然、ズッズ〜〜ンという大きな音とともに地面が上下に揺れた。
即、石油ストーブを消し、このまま続くのか、と
椅子に座ったまま天井を見上げていたが、そのままおさまった。

NHKの地震ニュースは速い。
1〜2分で尖閣ビデオを映しながら画面上部にテロップが流れた。
震度4の強い地震。
震源・茨城県南部、深度50km、マグニチュード4.7。
深度4の自治体が…埼玉県は加須市、久喜市、宮代町!
お隣、杉戸町、春日部市は震度3なのに、
宮代はだいたい1つ多い震度で表示される。

観測地点がどこにあるのか知らないが、
軟弱地盤に設置されているのではないかね。
山崎山なら違う結果になるのではないかと、思うのだが。

それにしても、腹に響くような音は迫力満点だった。

●尖閣ビデオ流出
ついに、というか、とうとう、といおうか、
尖閣諸島中国漁船の海保巡視艇への衝突ビデオが
YouTubeに流出した。
政府は公開をしぶり、2〜3日前一部の国会議員という
一部特権に見せたものの、国民は相変わらずつんぼ桟敷だった。

今朝、ラジオでニュースを聞き、削除されたとも伝えていた。
念のため、ググったらコピーされた映像があるわあるわ。
拡散を目的に孫、ひ孫画像が掲載されている。





福島社民党党首は、漁船がコツンと当たった感じなどと、
故意の度合いを軽く見ている感想を漏らしていたが…
ビデオは強い意志を持って体当たりした緊迫映像となっている。
管総理同様、福島瑞穂党首の常に眠そうな目は節穴よりひどい。

政府、警視庁は最初の流出先を調査開始。
だが、つい先日、極秘文書を流出させた警視庁が
自分の管理の甘さをさておいて、調査するつ〜のも滑稽。

一旦流れた映像は回収不可能。
中国当局が必死に防戦しても、
政府の流した情報が、いかに自国に都合のいいものであるかがわかってしまう。
だが、それを見ても、中国の若者たちは、
お得意の愛国心から、日本の不法な行為に対し
決死的な行動に出た漁船に拍手を送るだろう。
なんせ、尖閣諸島は中国領だと思っているのだから。

●意表
世界の珍しいニュースを伝えるサイトがある。

ベルリンの広告会社が作成したカレンダー用の写真という。
医者もびっくり、レントゲン写真で撮影された「骨格美女」。
キャプションに「裸よりより恥ずかしい?」とあった。
どんな企業が使うかわからんが、脱帽。



11月4日(木曜日)

●5夜連続ドラマ
約10時間のドラマがTBSで昨夜から始まった。
橋田壽賀子脚本の「99年の愛」。
アメリカ移民3代の物語。
録画しようかと思ったがテープで10時間はかったるい。
ブラジル移民がテーマだった、同じ橋田女史の「ハルとナツ」は
録画したものの、見直してはいない。
したがって、しっかり見ることにした。

大正期に先に移民をしていた郷土の知り合いを頼って行ったものの
日本人排斥が吹き荒れ、苦労の末成功した家族を扱っている。
岸恵子、八千草薫が75年ぶりにシアトルで再開する。
セーフィコフィールド球場で活躍するイチローの姿に
時の流れを感じさせる。

草g剛が彼の持ち味を生かし、誠実で善人な役柄を演じていた。
彼は2役で、やがて太平洋戦争がはじまり日米が敵として戦うことになる。
財産を没収され強制収容所での生活を余儀なくさせられるが、
日系2世は祖国米国に忠誠を誓い、二世部隊が組織される。
直接日本軍と戦うことはなかったが、
ヨーロッパ戦線のイタリア半島の激戦地に送られる。
そこで、勇敢な働きをし、日系への見る目も変わってくる。
二世役の草g君は戦死するらしいが、
初代の草g君が築いた農園は、勤勉な子孫により大きく成長する(のだろう)。

日米開戦で、日本に戻したほうが安全という親の考えで、
帰国した岸恵子は、長い間「捨てられた」と両親を恨んでいた。
このあたりも「ハルとナツ」に似ている。

有色人種ということと、勤勉すぎて調和を乱すという変な理由から
先に入植した白人から迫害を受けながらも、
働きづめで財を成した一族の話を、全話見なければならない。



大正時代のシアトルの街並みなど、リアルに再現されており、
製作にかなり金をかけていることがうかがえる。

●地デジとワンセグ
来年夏にアナログ放送が終わる。
昭和28年にテレビが始まって以来の大変革。

当時、下町というより場末の金町に住んでいた。
渋滞情報がラジオで流れる国道6号線金町は交通量が少なく、
地元では13間道路と呼ばれており、
松戸に抜ける新葛飾橋はなく、
キヤッチボールやローラースケートの遊び場だった。
乗用車、トラック、オート三輪に混じり、
馬にひかせて野菜や、糞尿を運ぶ馬車、
人間が動力になる大八車が通っていた。
馬は場所をわきまえずウンコをし、
道端には馬糞がころがり、
できたてから湯気がたっているというのんびりしたものだった。

13間道路の向こうは1丁目。
子供の私が住んだのは4丁目。

1丁目の木村金物店の脇が広場で、
そこに街頭テレビが設置された。
水泳の見張り台のような足場の上に四角い箱。
そこに白黒テレビがセットされ、昼間は扉が閉まっている。
夜7時近く放送が始まると
大勢の大人と子供が紙芝居を見るように集まった。
子供は前で見るのだが、
遅れると背の高い大人の谷間で
いくら背伸びしても見られたものでない。

そのうち電気屋の同級生の居間に
近所の連中が集まるようになった。
人気はプロレス。
力道山とルー・テーズの死闘。
力道山・吉村(だったか)対マイクとベンのシャープ兄弟とのタッグマッチ。

そんな記憶がよみがえる。



来年になると地デジ用アンテナ設置も混雑するだろう。
光テレビ、ケーブルも検討したが、結局アンテナをたてることにした。

地元のいつもお願いしている電気屋さんのことも考えたが
以前、かなり忙しい、と言われたことを思い出しジョイフル本田に依頼。
1週間ほどして下請けの業者がやってきて
屋根に上がり器具をつかって電波を一番強く受信する場所を探り屋根馬を立て
2時間程度で作業完了。
さ〜〜て、待望のデジタル!
BS並みの高精細画像になったが、
突然「電波が受信できません」と1〜2秒画面が暗転してしまう。
電源を入れている間何度かこの現象が現れる。

※最初に立てたアンテナ。中電界だが高感度タイプではない。
 買えば2000円代の代物。
 これで満足していたら…無知つ〜のはこわい。

業者がやってきて、専門的意見を述べる。
電波がやってくる東京タワー方向に高い木がある。
葉が揺れても影響を受ける、という。
屋根馬の場所はゲインが一番高いので問題なし。
で、ポールを高くすることで様子を見てくれ、という。

もしだめなら1万円で高性能アンテナを提供する、だって。
元請けのジョイフル本田を飛ばしてジカ取引するというのだ。
その後わかったのだが、6千円前後で中電界ダブル素子アンテナを売っている。
顧客の無知に付け込んであこぎな商売をされるところだった。

それでもだめなら、アンテナの向きを東京タワーから群馬方向に変える、という。
東京MX、テレビ埼玉のローカル放送が見られなくなり
その代り群馬テレビが受信できるという。
そんなバナナ!

しかし、改善されていない。

再度、業者やってくる。
会社の上司らしき課長が同道。
高価な計測器で測り直し、室内の配線をチェック。
さすが課長、重大ミス発見!
BSとデジタルの端子を逆に接続していた!
いつも来ていた男性はバツの悪そうな顔。

これで様子をみてください、と課長。
だが、改善されなかった。

総務省の地デジ対策窓口に電話をしていた。
1週間ほど経過して電話があった。

「タワー側の南西方向に雑木林がありますね…」
先方はわが家の立地をGoogleの地図を見ながら確認していた。
しかし、3年ほど前すべて伐採され住宅地に変わっていた。
それを言うと、ダブル素子のアンテナに変えること、屋根馬の位置を移動すること。
この2点を改善案として提案した。

ついに業を煮やし、元請けのジョイフル本田に出向き抗議。
4〜5日で最初にきた男性がやってきた。

※二重素子の高感度アンテナ。これでも6000円台。
 1万円で付け直すとは、よく言うぜ!

二重素子の大きなUHFアンテナを組み立て、8本のワイヤーケーブルを切断し、
屋根馬を移動、大型アンテナ用ポールに変え…
2時間ほどで作業終了。
1万円は請求されなかった。
彼は、孫請けだった。
電気店を経営するがヒマなので工事をやっている、と言っていた。

苦情は業者に直接言わず、窓口のジョイフル本田に言うべし、と学習。

問題はほとんど解決。
ほとんど、というのはまだ完璧ではないということ。
以前ほどではないが、時々「電波受信不能」のエラーコード202が出る。

気になるならアンテナの向きを群馬方向に変えるか、
スカイツリーから電波が発射される2年後まで我慢つ〜ことになる。
北に向けては情報内容がさらにローカルになってしまう。

9月中旬に開始された地デジアンテナ騒動は11月に入りやっと解決。
長かった。



3〜4年前、パソコンにワンセグチューナーをかませTVを見ようとしたが
室内アンテナを張りめぐらせても
都内ならともかく首都40K圏ではNHKしか受信しなかった。
それもとぎれとぎれ。
「思えば遠くに来たもんだ」を実感。
けたくそ悪いのでドライバを削除してチューナーを放り出しておいた。

※パソコン上でくっきりテレビ受信も可能になった。

が、地デジアンテナを立てたので、もしや…
ドライバーを再インスト。
アンテナケーブルをテレビ端子に接続。
じゃ〜〜〜ん!!
全チャンネルクリアに受信するだけでなく、
首都圏ローカルMX、埼玉テレビ、チバテレビまで受信できてしまった。
画面キャプチャもクリックひとつ。
録画もOK。
マンセ〜マンセ〜。

11月3日(水曜日)

●駐露大使一時帰国
日本政府の忌避にもかかわらず、
メドベージェフ大統領の国後「視察」に対し
河野駐露大使を一時帰国させることにした。
ロシアへの対抗措置というが、
尖閣諸島問題で、中国がとったテと同じとは…

中国は次々と露骨な対抗措置をとってきたが、
ロシアは中国より成熟した国家だから、
日本の今回の措置にヒステリックにならないだろう、という読みがあるのかね。

太平洋戦争終盤で日本は日ソ不可侵条約を信じ切っており
ソ連を仲介に英米と講和しようとしていた。
しかし、ソ連はポツダム宣言受諾後不可侵条約を破り、突然、日本に宣戦布告。
満州国境から怒涛のように侵入してきた。
「死に体」の日本軍はなすすべもない。
同時に、北方領土も占領。
スターリンは北海道占領までもくろむが。
これは米軍により完全否定されたけど。

満州や北方戦線にかりだされていた日本軍将兵は「抑留」され、
鉄道敷設、原野開拓など過酷な労働に従事させられ多くの命が失われた。

このような火事場泥棒行為を平気でやる国だから
油断はできまへん。

ロシア大統領はモスクワから樺太のユジノサハリンスクまで飛んだ。
日本領のときの「豊原」だ。
そこから小型飛行機に乗り込むとき、
自衛隊戦闘機が飛来したという。
ロシアは日本にとって明治の昔から仮想敵国だから、
国土の守りのため当然の行為だろう。
ロシアはスホイ戦闘機が護衛していたようだ。

双方どの程度接近したのか報道されていないが、
戦闘機の飛来は互いに計算済み。
これでドンパチがはじまるわけではない。
領土に対しどれだけ神経を使っているかを確認しあったようなものだ。

ノルウェー滞在中のロシア・ラブロフ外相は、
オスロで、大統領は歯舞・色丹への訪問を計画中と語った。
やはり、日本の大使召還、「遺憾」表明など「ヘ」とも思っておりません。

国内政治混迷、外交ベタなど、
国際間での日本の存在感低下が招いた当然の結果といえる。



国後訪問中のメドベージェフ大統領は
携帯電話網が日本のものでないことにご満悦だったらしいが、
ロシア携帯会社のうち1社の端末に
「ようこそ日本へ」というメッセージが届いたという。

こんなことで留飲を下げるっきゃないのね。

11月2日(火曜日)

●メドベージェフのカメラ
わが国の国民感情など、どこ吹く風。
メドベージェフ大統領は領土視察のため国後島に上陸した。
根室湾に深く食い込んだ国後島がロシア領土とすれば、
日本は喉元にナイフを突きつけられたようなものだ。

キューバ危機では、ソ連の援護を受けたカストロ政権が
米本土に核ミサイルを撃ち込むという構えをみせ、一触即発だった。
ケネディ大統領+外交ブレーンとソ連フルシチョフ+外交ブレーンの息づまるような
外交戦で、からくも回避された。
メキシコ湾の入り口にあるキューバが
アメリカに匕首をつきつけたようなものだが、
日本の北方領土とロシアの関係も似たようなものだ。
有事になれば、即上陸されてしまうだろう。

ロシアは返還する気はさらさらない。
メドベージェフ大統領は、歯舞、色丹をはるかに臨み、
デジタルカメラで1〜2枚撮影したようだ。
ブラックタイプのレンジファインダーカメラだが、
撮影後、液晶画面で確認していたからデジタルとわかる。

ロシアには、一時期ライカ、コンタックスコピーのカメラ産業が存在したが、
機構がデジタル化されて以降、たぶん消滅したのだろう。
世界の市場を席巻するCanon、Nikonではなく、
ドイツ製ライカを持参するところなど、
今回の「視察」には注意を払っているようだ。
が、移動に乗り回した車は日産ということだ。

この島には日本の援助を受けた施設があるようだが、
大統領が視察したのは、
自国で建設した海産物加工工場や地熱発電所ばかり。

突然のパフォーマンスの裏には
プーチン首相と次期大統領選をめぐる駆け引きもある、らしい。

日本は儀礼的に抗議はしたものの、
手の内はロシアに見透かされている。

13日から横浜開催されるAPECにメドベージェフ大統領も顔を出す。
わが国の首脳はどんな行動に出るのだろう。

対ロ外交では、自民党もそんなに効果的な手を打ってこなかった、と
仙石官房長官は、事前に逃げを打っている。

アメリカは尖閣問題、国後問題で、常に日本側に立ってコメントを発している。

持つべきものは、長年にわたる自由主義社会の友。
もっとも、敗戦後マッカーサーの軍政で
日本は自由主義国家に生まれ変わったのだけど。
その前は、ペリーによって世界に門戸を開いたんだっけ。
やはり、日本とアメリカは切っても切れない縁があるわけ。

こういうアメリカをないがしろにして
社会主義国・中国に尻尾を振った鳩山、小沢。
そして両人失脚。
クソしてケツも拭かずに退陣という最悪の政治家。
さらに鳩山は沖縄基地問題を混乱の極致にしてしまった。
政治を混迷させた男は、引退を口にしたが、それを簡単に反古。
ああいう政治家に幻想を抱き政権を担わせた国民にも罪があるが。

●早慶戦
伝統の一戦だから注目度は高い。
多数のプロ球団から指名された、早大斎藤、大石は学生最後の試合となる。
当然、慶大打線をきりきり舞いさせるものと思いきや、
二人ともホームランを打たれて降板。
一時、優勝に王手をかけた早大だったが2連敗で
3日の決勝戦にもつれ込んだ。

鳴り物入りのピッチャーが学生打線にきりきり舞い。
あらら。
これでは先が思いやられる。

マー君、沢村賞受賞のマエケン。
先にプロの洗礼を受けた高卒同世代が待ち受ける。
大学野球の4年間はスラッガーの前でどれだけ通用するのか。
開幕早々登板させ、様子見。
出来具合で二軍で調整になるのだろう。

11月1日(月曜日)

●領土問題
尖閣諸島と北方領土が炎上している。

前から後ろからならぬ、南から北から中国とロシアのやりたい放題に
日本政府は完全にお手上げ状態。
多少強く出たとしても、より強く返せば腰が引ける、と完全に読まれている。
日本が何をいっても「負け犬の遠吠え」のようで、中国、ロシアはまるで意に介さない。
民主党政権は両国から完全になめられている。

大きな期待をもって迎えられ、1年以上経過したが、
外交問題は鳩山内閣のていたらく、管内閣の弱腰ときては国民はサジを投げる。

尖閣問題では、今頃になって、海保の巡視艇に体当たりした中国漁船のビデオを
一部の国会議員に見せている。
それを見た議員たちは、完全にあちらが悪い、と言っても、
気の抜けたビールのようで、
中国からすれば「それがどうした、悪いのはお前らだ」と開き直るだろう。
YouTUbeで流し、中国国民誰もが見られるようにすれば…
情報統制されている国民は真の姿を知らないのだから。

本日、国後島を訪問したロシア・メドベージェフ大統領だが、
自国の領土に足を下ろして何が悪い、という強気な姿勢。

中露は領土問題で行動を起こす前に、
日本相手の「戦勝国」として認識をひとつにしている。
役者は1枚も2枚もむこうのほうがうわて。
日本は、ばらばらに遠くから吠えるだけ。
これでは、したたかな連中相手に勝ち目がない。

敗戦から65年経過しても北方4島の返還は無理。
日本は実効支配されていると思っていても、
相手は自国の領土と確信しているのだから、永遠に平行線。
こうなったら、100年200年かけてしつこく言い続けるしかない。

そのためには、教育が必要だ。
小学校低学年から愛国教育を行う。
常に国歌斉唱、国旗掲揚を行い、
国家利益に反する行為を行う教員たちは即刻クビ。
北方4島の歌、絵画、映画、広告ありとあらゆる広報手段を用いて
ロシアの不法占拠を訴え続ける。

つまり、社会科に関しては
韓国、中国が行っているのとおなじような教育をすればいい。

彼らは日本が歴史の改竄を行っているというが、
それはあちらも同様だろう。
毛沢東・蒋介石、李承晩以降の抗争で勝者が都合のいいように改竄している。

海底資源の存在が明らかになった1970年以降、
突然領有権を主張するようになった中国の乞食根性などもってのほか。
インターネットの情報だけで反日デモを行う愚民の存在を意識しながら
日本に圧力をかける首脳部も日和見だ。

相手国の顔色をうかがうだけの日本外交では、負け続ける。
これを、「大人の対応」とは思わない。

●獅子柚子
柚子界の王者、といっても味ではなくサイズで、獅子柚子が
黄色く実り自らの重さで落果していた。
迫力あるけれど、一体全体、これをどう使えばいいのか途方に暮れる。

別名『ジャガタラユ』や『オニユ』とも呼ばれ、ゆずとは別品種。
分類上はブンタンの仲間ということだ。

インターネットで調べてみたら、
みなさん、そのビッグ・サイズに驚き、戸惑っている。

置物にすれば幸せを呼ぶそうで、皺が多いほどシワアセとか。
中国から渡来したらしく、しわしわぶりはチャウチャウ犬のような風貌でもある。

香りを楽しむ、表皮を柚子湯に入れるなど直接的なスタイルのほか、
皮は刻んで薬味、実はそのまま食べればグレープフルーツ似とか。
さらに、ママレード、ジャム、砂糖煮などの利用法があるようだ。

●悪夢
星野仙一、楽天監督就任。
タブタ君、ヘッドコーチ就任。
北京五輪の代表チームと同じ「お友達」首脳陣。
明治出身63歳、法政出身64歳、6大学を今も引きずる。
野村元監督の冷ややかなまなざし。
これで、山本浩二がからむつ〜ことはないだろうね。


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