田舎三昧の生活と意見9月

<--田舎三昧の掲示板

2010年9月
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●吉太郎童謡集

■Contents
01不毛国家
  EOS 60D
02自炊
  やっぱりね
03タブレット続々
  漢語的表現
04舌戦
05漢字の国
06押尾学という男
  皇室の憂鬱
07押尾第3回公判
  熱帯夜
08複雑な2国
  なんか変
  石打ち刑
09第4回公判
  領土問題
10ゲージツの秋
11恐怖の捏造
12虚頭鉢合わせ
13民主党代表選
  押尾公判6日目
  不快感だけでいいの?
  軽率外相
14選挙結果
  結審
15夏、終了
16ウォークマン
17準備
  花水木
  アゲちゃん
18代官山へ
  新閣僚
19シャロン先生
20言葉
21ヒステリック
22写真の行方
  三囲神社
  風情
  秋茄子
  筋読み
23レトロ・テイスト
  超高級デジタルカメラ
24郷土の英雄
  船長釈放
25司法と政治
26根拠

27原風景喪失
28ガラパゴス
29北から南から
30後継者


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Last Modified 2010/0930
First Uploaded 2003/0901


9月30日(木曜日)
●後継者
企業の後継者選びは難しい。
同族経営ならなおさらだ。

同族経営のような国家は、
国民より一族の繁栄を最優先する。

海の向こうの独裁国家では、
以前から後継者が取り沙汰されていたが
やっと決まったらしい。

しかし、当の本人の姿は皆目わからなかった。
幼少時代はスイスに留学していたらしく、
十代の写真が再三メディアを賑わせていた。

欧州人の中にほっそりとしたアジア系の長髪の少年が写っている。
当時一緒に遊んだ少年たちは、
羽振りのいい彼を大使の息子と思っていたらしい。

その彼が、やっと姿を現した。
大勢の党・軍幹部を後ろに従え、最前列に座っている。
一人置いた隣りに父親がいる。
この写真を見ても、次代の独裁国家の頂点に立つ人物であろうことがわかる。

27歳というが、ヨーロッパ時代と大いに違っていた。
髪型は脇を短く刈り込んだノース・コリア・カット。
相撲部屋に入門するかのように顔も身体もでっぷり。
父親似の体系はたぶん美食の果てなのだろう。
顔はじいちゃんの若いころに似ている。
母親は在日で北に戻った舞踊家という。

敷かれたレールの帝王教育を行い、
パパは徐々に権限移譲してゆくのだろう。
世襲の独裁国家つ〜のは世界でも珍しく、
中央アジア、アラブ、アフリカに存在するという。
しかし、3代というのはここだけ。
大戦後のどさくさに紛れ100年王国をつくりあげた一族マンセー。

拉致問題解決への道筋はますます遠くなるような感じだ。



さまざまな国内問題を抱え、
中国、ロシア、韓国など手ごわい相手の領土問題を抱え、
沖縄基地問題を抱え、
先進国として国際貢献を求められ。
民主党は荒波の舵取りができる政党になれるのかね?

松下政経塾出身がもてはやされたことがあるが、
政治、経済だけでなく、
国防、国際関係に明るい政治家が出てこないと
将来の日本はないね。

9月29日(水曜日)

●北から南から
中国とロシアにとって大戦終結65周年。
戦勝国が「中露共同声明」を表明。
ナチスの文言が亡霊のように使われている。
さらに、彼らが言いたかったのは
「大戦の歴史を改竄し…」などと、
日本が領土に関し、都合よく自国の歴史を作っていると言わんばかり。

中国は尖閣諸島、ソ連は北方領土問題を抱えている。
手を組んだのは、利害関係が一致したため。

自分たちがゴリ押しで日本の領土に手を付けたのを
正当化しようとしているのはミエミエだ。

ソ連はポツダム宣言受諾後の日本に宣戦布告し国後、択捉を強奪した。
中国は、海底資源の存在がわかると、
それまで無関心だった島を獲得するために牙を向いてきた。
というのは、表向きの理由で、
太平洋にスムーズに出られる海路を欲しがっている。

今まで関心をもって地図を見なかったが、
中国の前庭ともいえる東シナ海の先には、
薩南諸島、琉球諸島が点々と台湾まで広がっている。
台湾とは今だ緊張関係にある。
南シナ海はフィリピンの島々が台湾まで点在。

中国海軍は太平洋に出にくいという地政学的ハンディがある。
尖閣諸島が自国領になれば、太平洋への風穴を開けることができる。

ソ連は明治以来、日本の仮想敵国だった。
国後、択捉を押さえておくことは、
日本の喉元にナイフをつきつけているようなものだ。

大戦終結65周年という軍事記念を機に、
北と南から日本に圧力をかけることは、
社会主義国家にとって大いに意義のある行為なのだ。

いつもなら竹島実効支配で勇ましい韓国は静観している。
そうだろう、日韓ともに米国の傘の下。
北への恐怖は共有しているわけだから。

9月28日(火曜日)

●ガラパゴス
ダーウィンが進化論のアイデアを発見した太平洋の孤島。
周囲と断絶した環境では生物は独自の進化を遂げる。

世界の流れに反し、高機能化、多機能化し続ける日本のケータイに
つけられたのが「ガラパゴス化」。
ゆえに、世界の標準化からほど遠く、海外では受け入れられず
ビジネスチャンスを逃している、といわれる。

このたび、シャープが電子ブックリーダ端末を発表した。
iPadで再び注目される電子ブック市場に参入だ。

ブランドネームが「ガラパゴス」!

※画面の大きさはiPAD、iPhoneタイプがある。

あまりいい意味で使われない言葉をあえてブランド名にするという
大胆不敵さだけど、一発で覚えてしまう。

かつて、シャープはPDA(Personal Dital Asistant)商品に
「ザウルス」というネーミングをしていた。
これも強烈だったが、恐竜が滅亡したように姿を消した。

今般の「ガラパゴス」はどんな運命をたどるのだろうか。

9月27日(月曜日)

●原風景喪失
地産池消施設、市民農園、ハーブ園、
農業支援施設が合体した
わが町の「新しい村」は、観光農園ゾーンとして注目を集めている。

中間マージンなしの新鮮な野菜を入手しようと、
直売所「結」は9時半開店から大勢の人が訪れ
目ぼしい野菜は午前中で売り切れてしまう。

自宅から至近ということもあり連日利用しておりまする。

直売所の前は芝生広場
その先は、緑のトラストに指定された雑木林が広がる。
横を見れば、水田の先に東武動物公園の
木製ジェットコースター「レジーナ」が圧倒的な存在感を示している。
池では釣り人が糸を垂れ、
木々の向こうに、ユニークな校舎の笠原小が見える。

360度、田園風景が広がり訪れる人たちの気分をなごませている。

この施設ができて10年ほどになろうか。
以前は田圃と畑、砂利道だけの不便な地域だった。
いくつかの田圃が駐車場に変わり、車の通れる道ができ
その中心に直売所が建設された。

駅周辺は宅地化が進んだが、
直売所のある地域は、不便だったので開発がほとんど行われず、
おかげで、田舎の原風景を残す貴重な場所となった。
なにがさいわいするかわからない。

「原風景」を意識するあまり、奇妙な現象が起きていたことも事実。
舗装道路の真ん中に、花壇のような細い土の部分が作られていた。
聞けば、「わだち」という。
畦道を行く耕耘機や軽トラによってできる、グリーンベルトだ。

ところが、通行する車は、それが「わだち」を模したものはわかなない。
太めのセンターラインと思い込んでいる。
道自体が細いので、通常は道の真ん中を走っている。
この限りでは「わだち」の役目を果たしているのだが、
対向車がくると左右によけるので、「わだち」を踏むことになってしまう。
このため、土の部分がえぐられ、舗装の角が露出してしまう。

こんな部分が何か所もあり、タイヤを傷める原因となっていた。

ところが、原風景に固執するあまり、えぐられた部分を補修して
「わだち」を創造していた。
削られては直す、という空しい作業、税金の無駄遣いが数年続いた。
以前、補修作業をやっていた業者が、
「なんでこんなことやるんだろう」と首をひねっていたことを思い出す。

やっと、そのばかばかしさに気付いたのだろう。
先日、えぐられてへこんだ部分をすべて埋めて、
通常の舗装道路に変える工事が終わった。

人工の原風景は失ったが、走りやすくなった。
はじめからこうしておけばよかったのにね。

9月26日(日曜日)

●根拠
中国外務省の姜瑜・副報道局長といえば、
すっかり日本でも顔が売れてしまった。
眼鏡をかけた可愛げのない、あの女性だ。

彼女は、尖閣諸島を「我が国固有の領土」と吠えているが、
その根拠はなにか?

日本には、自国の領土を示す数々の書類があるのに、
なぜ示さないのかね?
(竹島も同様だ)

日本には中国漁船が海保の巡視艇に体当たりした証拠のビデオがあるのに、
海保は裁判の証拠とするので、公開を憚った。
挙句の果てに検察の突然の釈放。
海保は肩透かしをくらったかっこうだ。

連携の悪さが垣間見える。

中国民は日本側が体当たりしてきた、と思っているのだから
それをマスコミに流せば、彼らの認識が間違っていると気づくはず。
だが、日本が悪い、と言い続けるだろう。
それが、国民性なのだが。

日本は連携の悪さと対応が後手に回ったこと、認識の甘さで
中国にしてやられた。

外交、経済。
日本は対中戦略を根本的に改めないと、
今後も、過度な要求、圧力に屈することになってしまうぜ。

9月25日(土曜日)

●司法と政治
中国漁船船長の釈放にあたり、
中国外交筋は日本に謝罪と賠償金を求めるとの声明。

中国領土内で日本官憲が行った行為に対して、という観点だ。

日本は自国領土内で発生した事件に対し、
取り調べ途中で釈放したから、感謝されても非難される筋合いはない、と
甘い判断があったのか。

中国はあくまで強硬な態度を崩さない。
尖閣列島を領土、と主張する背景には海底地下資源がある、とされるが、
問題はそんな単純ではなさそうだ。

中国は陸・海・空で海軍は構成が弱かったが、
ハイテク艦船を充実させ空母就航を急いでいる。
海軍を増強させ海洋覇権を視野に入れている。
尖閣諸島は太平洋に出るために戦略価値の高い地域。
このため、領有に固執する、という。

日本の「国家戦略局」は内向きで
対外戦略は場当たり的で無きに等しい。
そこへゆくと中国はしたたか。

次々と繰り出す圧力に日本は屈した。

日本の息の根を止めたのは、
日本人4人を軍事施設を撮影したかどで逮捕されたことと、
ハイテク機器に必要なレアアースの対日輸出禁止という措置。

4人の人質と、産業の中核を抑えられギブアップ。

ここで問題になるのが、政治的判断と司法権。
中国人船長を釈放した沖縄地検だが、
記者会見で「今後の日中関係を考慮すると…」と政治的な発言を行った。

前原外相が「国内法にのっとり粛々と…」と言っているのに、
取り調べ中途で釈放してしまった。



読売・編集手帳では「大津事件」引合いにだし、
「司法権を中国に売り渡した」と記す。

この事件は、訪日したロシア皇太子ニコライ親王を
警備中の巡査、津田三蔵がサーベルで切り付け重傷を負わせたというもの。
明治24年のことだった。

南下政策をとる大国ロシアに対し、早くから日本は脅威を抱いていた。
最VIPとも思える皇太子の暗殺未遂が発生したのだから、
ロシアは強硬な態度をとるだろう、と明治政府は戦々恐々。
九州をよこせ、などと言われるのではないかとの流言飛語も。

だが、天皇以下官民の努力で最悪の事態は回避された。

犯人の津田三蔵には、「死刑」という世論が形成されたが、
大審院長(最高裁判所)、児島惟謙は、
未遂事件に対し法を守り抜き無期の判決をくだした。



今回の船長釈放は、那覇地検というローカル判断で行われた。
国家間の問題に、そういう対応でいいのかね。
中国は、中央が総力を挙げて向かってきているのに。



ウィキには、大津事件に対し次の記述

行政の干渉から司法の独立を確立し、
三権分立の意識を広めた近代史上重要な事件とされてきたが、
実際には「国家か法か」という回答困難な複雑な性質をもつ。
議論の末津田三蔵は無期徒刑となり、
司法大臣山田顕義は辞任した。



犯人津田三蔵のその後は?

ニコライは右側頭部に9cm近くの傷を負ったが、命に別状はなかった。

同行していたギリシャ王国王子ゲオルギオスに竹の杖で背中を打たれ、
ニコライに随伴していた人力車夫の向畑治三郎に両足を引き倒され、
同じくゲオルギオス付き車夫の北賀市市太郎に
自身の落としたサーベルで首を斬りつけられた後、
警備中の巡査に取り押さえられた。

重傷を負い、滋賀県監獄署に運び込まれた。
そこで、無期懲役となり、最終的に釧路集治監に送られる。
事件発生2か月半後に死亡。

短期間の死亡で、暗殺、自殺など憶測を呼んだが、
肺炎による病死のようだ。

9月24日(金曜日)

●郷土の英雄
といっても、羽生市のはなし。

吉村昭氏の「生麦事件」取材ノートを読んだ。
丹念な取材ぶりがうかがわれる。

リチャードソンは腹部と背中の刀傷で死亡する。
馬上の異人を一人の武士が、そのように切れるものだろうか?
疑問を解くために鹿児島まで出向き、
剣の極意を知り、大太刀の長さに驚愕し納得して筆を進める。

古文書を読み、新資料を発掘し、伝承を聞き、
事件の起きた道を歩き、その場所に立つ…
氏の取材は徹底している、という。

事件と直接関係はないが、清水卯三郎という人物が登場する。

生麦事件が原因で、後に薩英戦争が勃発する。
イギリス東洋艦隊は7隻の軍艦で錦江湾に入る。
旗艦「ユーリアラス号」に、
日本人・清水卯三郎が通訳として乗り込んでいた。

彼は武蔵国羽生村出身の商人で、江戸、横浜で商売をしていた。
異人ともコネクションがあり英語が堪能。
その縁で英国軍艦に乗り込むことができた。

薩英戦争は薩摩が敗北。
これをきっかけに薩摩は攘夷から開国に考えを改めることになり、
英国との関係が向上した。

その後、薩長同盟が成立し幕府は崩壊する。
生麦事件が明治維新への道を早めた、ともいえるのだ。

明治に入り清水卯三郎は、印刷機、歯科衛生機器の輸入販売を行い、
日本の歯学の発展に寄与した。

江戸から近いとはいえない羽生村に、
維新期を闊達に生きた青年がいたとは…。

「田舎教師」の里、としてか知らなかった羽生だが、
今度は、清水卯三郎の銅像、墓を訪ねてみようかな。

●船長釈放
海保の巡視艇に故意に体当たりをした中国漁船の船長が釈放されることになった。

領土問題がからみ、短い期間に中国はあらゆる手を使って釈放を求めてきた。
なりふり構わぬ高圧的な態度は大人げないが、
権利主張のためには手段を選ばず、という国民性か。
竹島における韓国とよく似ている。

両国ともかつて日本に辛酸を舐めさせられたから、
一段とボルテージが高まるのかね。

それにしても、今回の釈放は圧力に屈したと見られても仕方ない。
前原外相が国法にのっとり粛々と…と言った結果がこれなのか?

今回の事件に注目している諸外国はこの措置をどう見るか。
日本と同じ、かつての敗戦国、ドイツなら
このような問題をどう処理するか。

尖閣諸島に対し、今後も中国は領土権を主張してくるだろう。
日本と中国間に領土問題は存在しない、などと悠長に構えていていいのかね。
そのうち実効支配されるかもね。
竹島と同じように。

9月23日(木曜日)

●レトロ・テイスト
富士フィルムは来年初頭発売予定のデジタルカメラをアナウンス。
「FinePix X100」。
昭和30年代に流行したカメラを彷彿とさせる。


コンパクトタイプが個性的なデザインを競うのに対し、
オリンパス、パナのマイクロフォーサーズ機以降、
画質重視のカメラはレトロチックなデザインを指向するようだ。

シャッターダイヤルを独立させたのはライカ風。
APS-Cサイズの撮像素子と焦点距離23mm(35mm判換算35mm相当)F2のレンズを採用。
レンズ交換はできない。
明るいワイドレンズなので、スナップに適している。

ファインダーはレンズからの画像をライブビューできる優れもの。
オリンパス、パナのように外部ファインダーを装着する必要がないのですっきり。
液晶画面と切り替えて使用できるという。
本体、ダイヤルはマグネシウム合金というから高級感あふれる。

価格は未定だがコンパクトのハイエンドとデジタル一眼のローエンドのあいだ、
7〜8万に落ち着くのではないか。
※その後の情報では12〜15万あたり、と。
確実にデジタル一眼の価格ゾーン。
レンズ交換できないカメラが、はたして太刀打ちできるかな?

外観はレトロで機能は最先端。
CANON、Nikonも黙って見ているはずがないのだが…

●超高級デジタルカメラ
ライカが、あっと驚くデジタルカメラを12月発売とアナウンス。
500台限定でぬわんと価格が238万円!!

※カメラを持ち歩くスタイルも変わる。吊りベルトのほうが安心だけどな〜

外観は名機M6の流れをくむレンジファインダー式デジタルカメラM9。
ボディはチタン製の「M9チタン」
デザインはフォルクスワーゲングループのチーフデザイナー、
カーデザイナーのWalter de'Silva氏。
レザー外装には、アウディのプレミアムクラスの
インテリアにのみ使用するというレザーを採用。

キャリングストラップは取り付け部が1箇所の「フィンガーループ」方式を考案。
「ショルダーホルスター」も考案し、カメラおよびレンズの保護と速写性を両立した。

セットの内容は、カメラ本体と、
カメラ同様に純チタンを採用した「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」、
ショルダーホルスター、ショルダーストラップ、フィンガーループ(サイズが異なる2種類)。
いずれもカメラ本体のレザー外装と同じレザーを使用している。



デジタルカメラとカーのコラボで生まれた「M9チタン」。
ライカはデジタル一眼も商品ラインにあるけど、
35mmフィルム時代からのデザイン、Mシリーズにウェイトを置いている。
余分なものを排除して非常にシンプルな外観。
ブラックボディのM9にくらべ、精悍な顔つきだ。
ちなみに、M9は73万8千円前後、という。

一度はさわってみたいけど、
ショーケースごしの対面となるのだろうね。

その昔、ライカカメラはステイタスだったが、ここにきて、それが復活。
どんなお方が購入するのか?

238万円では、気楽に持ち歩ける代物ではないね。

9月22日(水曜日)

●写真の行方
吾妻橋上からの風景。
横並びする近代的な建物が1枚に収まる場所。
携帯電話のカメラを向けるご婦人方、
デジタル一眼、コンデジで狙う人々。


こうして見ると、赤、黄のチャイナカラーが多いのに気づく。
撮影の新名所はケバケバしい。

おびただしい人がおびただしい枚数を撮っていると思うが、
プリントアウトする人はどの程度なのだろう?
デジタル・フォト・フレームで楽しんでいる方もいるだろうし、
CDやDVDに焼いている方もいるだろう。
しかし、かなりの枚数が
ハードディスクの「こやし」として眠ったままなのではないか。

ハードディスクがクラッシュしたら、記録は戻らない。
円盤に焼きこんだとしても、永久に安心ではない。
盤が破壊されることもあるし、
この先、記録形式が変わることだってある。
デジタルデータは危険な代物なのだ。

東京タワー建設中の頃、
カメラはフィルムだったし現像・焼き付けが必須条件。

押し入れの中から昭和30年代の東京が見つかったりすると、
黄ばんだモノクロ写真がノスタルジーを増幅する。
デジタルカメラのようにシャッターを押しすぎることもなかったので、
結構まともな写真が多い。

大切な記録はプリントアウトしておかねば…
と言いつつ、小生、プリントアウト率は極めて低い。
アルバムも増える気配がない。

●三囲神社
隅田川沿いの墨堤通りは
高校時代のマラソンコースだったはずだが、全く記憶の外。
建設中のスカイツリーと神社。
墨田区ではいたる場所で新旧が交差する風景が見られる。


●風情
30℃オーバーの夏日だったが、
我が家の周辺はもう秋。
栗のイガは固くなり、彼岸花も咲きそろった。
中秋の名月でもある。






●秋茄子

8月末に切り戻しておいた茄子が小さな実をつけている。
3〜4日で収穫。
つやと弾力性があって7月の頃よりデキがいい。
毎朝、オリーブオイルで軽く炒め塩胡椒で味付けしているが、
柔らかく、とろけるようだ。
いろいろな調理法があるが、
最近はこのシンプルスタイルを満喫している。

●筋読み
厚労省の村木氏を犯罪者に仕立て上げた大阪地検特捜部。
そのリーダーが主任検事・前田恒彦(43)という男。
次代の特捜を担うといわれたエリートで
数々の大型犯罪を手掛けたエース級の人物という。

その彼が、こともあろうに証拠となるデータを改竄していた。
で、即刻逮捕された。
この地検の迅速な対応も異例中の異例。

「臭いものには蓋」なのだろうが、
臭いにおいがしてから蓋では、残念ながら遅すぎる。
国民は巨大な国家権力の暗部をしっかり見てしまった。

捜査の手順は「筋読み」という「構図」を描きそれに沿って行う、のだそうだ。
あらかじめ、主役を設定し、脇役を登場させる。
つじつまのあうように自白させ、主役を逮捕。
めでたしめでたし。
村木氏はこうして犯人に仕立て上げられた。

映画はシナリオという構図に沿って作成されるが、あくまで「虚構」の世界。
この手法が、実社会でも行われているというのだから、恐ろしい。

彼らは、政治家の犯罪、経済犯罪、社会不安を起こす大型犯罪などを扱う。
いわゆる「巨悪」に目を光らせる。
警察のような下世話な事件を扱うのではないよ、という思い上がりが、
事実を積み上げるという地道な捜査を忌避させたのかもしれない。

戦前の陸軍でいえば、少佐クラスのばりばりの参謀。
作戦を立案し、無理のある内容でも上層部を説得しとおしてしまう。
その強引さに周囲は眉をひそめるが、
過去の実績でエリート参謀と知られ上からの評価は高く、可愛がられている。
だが、そんな男の無謀な作戦で、数多くの兵隊が戦死している。
今回の主任検事にはそんなイメージがある。

でっち上げの主犯、前田主任検事の姿がメディアに流れる。
たぶん華麗な学歴と経歴なのだろうが、
風采の上がらないメタボ体型。
下町の飲み屋で焼酎でモツをほうばっているのが似合いそうな男だった。
風貌コンプレックスがあるだろうね。
よって、こういう奴が権力を盾に密室では尊大になるのだ。

9月21日(火曜日)

●ヒステリック
眼鏡をかけた中国の女性報道官が、1日に何回となく日本への圧力を伝える。
北朝鮮のチョゴリを召した女性報道官同様うざい。
原稿を読み上げるのが仕事だから、彼女らに罪はないのだけれど。

1万人単位の企業ツアーが突然キャンセル。
日本青年上海万博訪問団受け入れ延期。
閣僚級交流停止。
海底資源探査施設に掘削機材を抜け駆け搬入。
最新ニュースではSMAP公演が延期。

日本領海内の尖閣諸島付近で操業していた中国漁船が
海保の停船命令を無視して体当たりしてきた。
船長を逮捕勾留。
船員、漁船は中国に戻したが船長は勾留延長。

この日本の措置に対し、中国国民は猛反発し各地で気勢をあげている。
(彼らは日本側が中国漁船にぶつけてきた、と思っているようだ。)
それに呼応するように中国政府は日本に圧力をかけてきた。

共産主義国家でありながら人件費が安いため自由主義諸国の生産基地となり、
経済発展を遂げ、その矛盾が噴出しつつある。
日本は手ごろな「生贄のヒツジ」なのだ。

制裁内容が恣意的で無茶苦茶。
ガキの喧嘩のようで品がない。

1万人というスケールの大きな中国人団体をあてこんでいた観光地は大打撃。
だが、都内の繁華街で出くわす奴らの姿が少し減るだろうから、ほっとする。
札びらに物言わせ品のない顔つきで銀座あたりをウロウロされてはたまらんからね。

「日本・中国間に領土問題はない」と言っているから、
中国は前原・新外相には警戒しているらしい。
日本にも骨っぽいのが少しはいないとね。

石原都知事は北京の会議には出席しないと、相変わらずタカ派発言。
だが、知事クラスのコメントでは、
中国首脳部には痛くも痒くもないだろう。

9月20日(月曜日)

●言葉
テレビで40代前半と思われる男性リポーターが、
「ガッツリ食べようと思います」と言っていた。
また、別の番組では若い男が「ガツンと買う」と。

「たくさん」とか「いっぱい」という意味だと思うけど、
最近はこういう言い方をするのだろうか。
「ガツンと一発かます」ならわかるけど。

ガッツリ、ガツンともに、副詞というより擬音。
勢いのよさは感じるが、いい響きではない。

また、「それヤバイです」は、
「危ない」という否定的な意味ではなく、
例えば、着ているものを相手にそう言われたら、
褒め言葉で、「かっこいい」という肯定的な意味になるという。

私の年代では使うことのない言葉づかいだけど、
不思議な言葉や意味合いが若年層に浸透しつつあるもんだ。

昔、「ナウい」という言葉があったけど、
ツイッターの愛好者間では「***ナウ」という使いかたがあるようだ。
「今***をやっている」ということ?

朝のワイドショーから。
「手ブラ」
なんにも持たずに出かけること、ではない。
セミヌードの女性が、腕で胸を隠すこと、なのだそうだ。
「手ブラジャー」の略。
言われてなっとく。

9月19日(日曜日)

●シャロン先生
娘が誰かから聞いてきた。
「シャロン先生が英会話のイーオンのCMに出てるって」

Youtubeで見つけた。
京都で「孫がどこかへ行っちゃって」と天海さんと話している女性がシャロン先生。
御主人が日本人で、自宅で英会話を教えていた。
横浜にいたころ、娘が通っていた。
彼女はミネソタ出身で、
中学生の娘がホームスティするのでお目にかかったことがあった。
大昔のことで、先生の顔も定かではなかった。

CMで見る彼女は、チャーミングなおばあちゃん。
どんな経緯でCMデビューしたのだろう。
実際の彼女は、まだ孫はいない。

9月18日(土曜日)

●代官山へ
地下鉄や車で移動しているぶんには全く気がつかないが
東京の一部は台地の上に形成された都会であることを、
いやというほど思い知らされたチャリ乗りだった。

※日本橋「丸善」裏の脇道。ちょっとした植込みがおしゃれ。

最近とみに自転車が注目されているが、
道は自動車優先で、交差点は歩道橋を渡らなければならない地点が結構多い。
そうと知っていれば車道から走り抜けるのだが、
歩道を走っていると、行き止まり。
押し上げて歩道橋を渡るには重いチャリだったので、
横断歩道を探すというロスが数か所あった。

日本橋から赤坂溜池までは平坦地で快適に進む。
そこからだらだらと坂が続き、
フランスベッドから俳優座劇場まで急に勾配がきつくなる。
歩道は狭いので六本木まで押して歩く。

六本木の歩道も狭く人が多い。
霞町あたりまで乗ったり降りたり。
歩道の整備された青山通りから行けば渋谷までスイスイだったのだが、
ひたすら歩道の狭い首都高下をゆく。

高樹町を過ぎ青学裏あたりは歩道が極端に狭くなる。
このまま渋谷署前に行けるかと思ったら、
自動車優先で行き止まり。
やむなく宮益坂を下り、渋谷のガード下に到着。
ハチ公方面は人の波。
西口から東急プラザ方面に抜け、井の頭線ガード下をくぐり道玄坂へ。
裏通りはモツ焼き屋で昼間からほっぴーを飲む人。
上野、御徒町の雰囲気が広がっている。

※渋谷一帯は「金王神社」の祭礼。
 道玄坂も幕が張られていた。昔は風情があったが、今はケバケバしい看板だらけ。

金王神社の祭礼だった。
大勢のぷらぷら歩きの人に混じり
印半纏姿の氏子連中も肩で風を切っていた。

大きく育ったけやき並木の下、
かなり勾配のある道玄坂を押して歩く。
裏通りはともかく表通りも
ケバイ看板だらけの下品なゾーンになってしまっていた。

一刻も早く脱出、と神泉町まで。
左折すれば旧山手通り。
ここは代官山まで平坦で落ち着いた街並みが続く。

※旧山手通り。 おしゃれな店が続く。


※ハリウッド・ランチ・マーケット。古びた雑貨屋。

※GoogleMapではこんな店構え。


※エジプト大使館脇を下ると、「ひばり御殿」。
 大昔、美空ひばりが出棺のとき、私はここでそれを見ていた。
 これはGoogleMapからの写真ですけど…

おしゃれな屋台カーなどが止まっていたり、
わたし好みの通りだったが、
20年前に比べ交通量が激しく若者の姿も増えていた。

騒々しさから離れるべく、並木橋に向かう。

明治通りを古川橋まで一気に走る。
左折して桜田通りへ。
また首都高下の狭い道。三の橋、二の橋、一の橋。
南麻布の高級マンション群を見つつ走る。
大使館は多いし地価は高いが不便な場所だ。

麻布十番に出た。
昔は不便な場所だったが2つの地下鉄が入り
商店街が活気づき、おしゃれなゾーンとなった。

飯倉片町から六本木一丁目に出て、
振り出しの溜池へ。

アップダウンと狭い歩道が多くて結構疲れた。

新橋から、銀座の雑踏を避け築地、八丁堀経由で出発点へ。

約5時間、約25Kmのコース。

銀座1丁目裏、三州屋で食べたミックスフライ定食がうまかった〜。

●新閣僚
産みの苦しみが見えるような顔ぶれ。
管さんが決めたのだから、
この陣容でやるっきゃない。

馬淵氏が副大臣から国交相に格上げ。
喜びを内に秘めた顔つき。
首の太さが目立つ。
大臣というより要人警護のSPといった雰囲気。

新聞に趣味、ボディビルとあった。

9月17日(金曜日)

●準備
早く秋まき野菜をやらねば、と思いつつ
ほかにやることが多くて手がつかない。
トマトを抜いた小さな菜園は、
苦土石灰、堆肥が入るのを待っている。
やせたネギがぱらぱら。
植え付け時期を過ぎると、収穫できないので
多少あせってはいるけど。


●花水木
終日雨だった昨日とはうって違って朝から快晴。
木陰に入れば微風と相まってさわやかそのもの。

秋ですね〜。
と、のんびりしてはいられない。
伸びた庭木の枝を切り、雑草をむしる。
それを大きなビニール袋に押し込んでごみ集積所に出す。

一連の作業が終わると昼も近くなっていた。

花水木の下で水分補給。
今年の夏は日差しが強すぎて、下で憩った回数は少ないが、
やっと椅子に座る気分になった。
実が色づき始めていた。
秋が深まると紅葉。
そして、落葉。
掃除が大変だが、初夏から晩秋まで楽しめる。

引っ越して初めて植えたのが赤と白の花水木だった。
なにもない庭に苗木が2本。
「砂漠のオアシス」などと笑われたものだが、
16年を経て幹も枝振りも立派になっている。

●アゲちゃん
押尾学の判決が本日午後言い渡たされる。
あの男が見殺しにした、とされる田中さんは、
銀座のホステス時代の源氏名が「あげは」だった。
妖艶な雰囲気が伝わる「夜の蝶」にぴったんこ。
キアゲハ、クロアゲハどっちだったのかね。
クロかな?

雑草をとっていたら、レモンの木にキアゲハがやってきた。
葉から葉へせわしく飛び回る。
柔らかい葉に、なんとかして子供を産み付けたいようだ。
アゲハは柑橘類やピーマンなど緑が濃く、
あまり大きくない若い葉に産卵したがるようだ。
幼虫が食べやすいのだろう。

若いアオムシの食欲は旺盛で、
あっという間に食い荒らされてしまう。
5mm〜1cm頃は黒っぽい茶色をしているが、
成長すると保護色の緑色になる。
黒や黄、白の線が入り結構美しい。
今年は10匹以上見つけたが、
すべて、あちらにしてみればサドンデス。
なんまいだぶ。

来週はお彼岸。
あまり殺生はしたくないが、仕方がない。

9月16日(木曜日)

●ウォークマン
カセットテープで携帯プレーヤーの先鞭をつけたSONYだが、
デジタルデータを引っ提げiPodで参入したAppleに
あっという間に市場を席巻されてしまった。

長いこと後塵を拝していたSonyが、
最近Appleを抜いたという。
iPad、iPhoneに力点を置いていたため在庫薄によるものらしい。
先ごろ、新iPodが発売されたと思ったら、Sonyも新機種を発表した。

※丸みをおびた新機種(右)と2年前の機種。操作部の感じが違う。


※Appleの新機種。

で、新たなバトルが展開されることになる。

Sonyはこれまで、上位機種に搭載していた
ノイズ・キャンセラー機能を低価格機種に搭載した。
電車内で聴くときONすれば、騒音を効果的にカットして、
音楽を浮き立たせることができる。

2年ほど前購入した機種にこの機能があった。
確かに効果はある。
だが、機能対応イヤホンでなければNGという制限つき。
コードが硬質で冬季は被覆が切れて銅線が露出するという欠点があった。
買い換えようと思ったら1万円以上する。
そこまでして聞くこともない、と
オーディオ・テクニカ製にして以来、優れた機能とはオサラバだ。

最近は値段がこなれてきたのだろうか。

Sonyはノイズ・キャンセラーを使わなくても
音質ではAppleをしのぐ、といわれる。

iPadは、touch、nano、shuffleという
外観の全く異なる3アイテム。
Sonyは、外観は似ているが色、容量にバリエーションをもたせている。
デザインは、かなり丸みをおびてきた。
しかし、画面下のコントロール部のデザインは好みの分かれるところ。

3度のメシより音楽が好きという世代でもないし、
電車内では本を読んでいるか居眠りしている。
よって、両社の新機種といえども買う気をそそられることのないのだが、
Sonyの意地がどこまでAppleに肉迫できるか、は興味あり。

9月15日(水曜日)

●夏、終了
いつもの調子で夏掛けで寝ていたら、朝方、寒くて目が覚めた。
ミミは小生の足にくっつくようにして寝ている。
猫は寒暖の変化に敏感だから、
動きを見ながら寝具を対応させねば…

起床は7時半ころ。
猛暑時は6時だったので大幅寝坊。
8時には朝食を済ませていたので、今朝は1時間ずれ込んだ。

自家製トマトを使った濃縮ジュースはとうに在庫切れ。
涼しいので久々にミルクコーヒー。

最近凝っている野菜調理は炒めと蒸しの中間。
輪切りのナス、玉ねぎ、2つ切りのピーマンを
オリーブオイルで軽く熱した大きめのフライパンに敷き詰め蓋をする。
やや高めの温度で2〜3分炒め、塩こしょうをふる。
やや焦げ目のついたナスをひっくり返し、ふたたび蓋をする。
大匙2杯のそばつゆをかけたあと、同じく大匙2杯水を加える。
水分が飛ぶまで蓋をする。
できあがり。

蒸し野菜のように生っぽい色でなく、適度に焦げ目のついたナスを
口に含めばとろけるように柔らかくなっている。
しみじみとナスを味わうにはこの調理に限る。

切り戻しておいた家庭菜園のナスが、
以前のようにみずみずしい実をつけはじめた。
当分、楽しめそう。

※おいしそうな秋茄子


※ピーマンに超特大アオムシ。
 色は美しいが、見逃すと葉を食い荒らされる。かわいそうだが…

午前9時。
室温24.7℃。
少し前は、すでに30℃を超していたのに。
肌寒いのでTシャツの上に長袖をはおる。

早く畑を秋まき野菜用に耕さねば。

気がつくと12月なんてことになっている。
歳とともに1年の経過が加速する。

9月14日(火曜日)

●選挙結果
メディアの予想どおり管氏がぶっちぎりで勝利した。
小沢陣営はこれほど大差になるとは思いもよらなかったろう。
負けた小沢氏が笑顔を絶やさなかったのが、かえって不気味。

党内人事、組閣の顔ぶれがどれほどのものになるか。
一番恐ろしいのが鳩山入閣だけど。

●結審
押尾学被告の裁判員裁判第7回公判が本日、東京地裁で開かれ、結審した。

以下、メディア情報
検察側は「薬を使った性行為の危険性を認識していながら、
自己保身のために田中さんを見殺しにした」
「携帯電話で119番通報できたにもかかわらず、自らの薬物使用の発覚を恐れて通報していない、
身勝手で悪質な犯行だ」と述べた。その上で「反省の情も皆無」として、懲役6年を求刑した。

一方、弁護側は、田中さんが飲んだMDMAについて、
「田中さんは持参した薬物を自発的に使っていた」と述べ、
保護責任者遺棄致死罪についても「押尾被告は一生懸命、
人工呼吸と心臓マッサージをしていて、放置していない」
「救命の可能性は低かった」とあらためて無罪を主張した。
その上で、ほかの合成麻薬の所持などについては認め、
懲役1年6か月、執行猶予4年の判決を求めた。

判決は17日午後3時に言い渡される。



押尾は田中さん事件以前からドラッグセックスの常習者。
検察は再犯の恐れあり、と判断した。
本来押尾側につくはずのマネージャー、
親密に付き合っていた「親友」たちも検察側証人として出廷。
ドラッグセックスフレンドたちも同様。

通常なら、情状酌量を求めるために親、兄弟が弁護側証人となるらしいが、家族は来ない。
マンションを押尾に貸していた下着販売会社の女社長も姿なしの孤立無援。
唯一、面識のない薬物中毒の専門家だけが出廷という、さびしい援護射撃。

押尾の人望のなさを如実に物語っていた。

そら〜そ〜だろう。
マネ〜ジャ〜を身代りにしようとしたり、薬を抜くことばかり考えていた
自己中、自己保身のみの押尾に、周囲は愛想尽かしするのは当然至極。

法廷で、クリスチャンだから見殺しにするわけがない、と
唐突に宗教を持ち出したが、イエス様も当惑するだろうな。
胸骨の骨折は、心臓マッサージの形跡があるとは思うが…
でも、卑劣な奴には変わりない。

9月13日(月曜日)

●民主党代表選
投開票を明日に控え両陣営とも最後の追い込み。

管首相は公務をこなしながらだからハンディあり、かと思うが
選対がきめ細かく動いている。
メディアの予想では小沢氏をリードしている。

小沢氏は、トラック協会、医師会、郵便局長会など団体を訪問。
議員選挙でもないのに、なぜそんな動きを、と思ったが
各団体が支援する民主党議員へ小沢支持を願うという作戦だとか。

街頭演説会では互いに笑顔で握手しているが、
互いの水面下の腹の探り合い。
国民の前のスマイルが気色悪い。

政策論争というが、与野党間ならわかる。
民主党が打ち出したマニフェストと、
内閣の方向が異なるというのが解せない。
国民を馬鹿にするのもいいかげんにしていただきたい。

首相が短期間で変わるのはよくない、というが、
もともと管氏は鳩山短命首相の中継ぎ首相。
鳩山氏がそのまま首相を続けていても、
任期満了の9月代表選では必ず負けていただろう。
仮に、管氏が勝利したとしても短期間で首相が変わることになるのだか。

●押尾公判6日目
10時前に開廷。
弁護人側証人として福岡から男性医師がやってきた。
彼は、救急救命医師と中毒学会に所属する。

死亡した田中さんの状況から、
救急車で運ばれても助かる可能性は低い、と
先に検察側証人として証言した、
救急救命退院、救急救命医とまるで逆の証言、
つまり、押尾に有利な証言を行った。

裁判長から、これまでの救急救命に携わる証人(医師)について
どう思うか、と尋ねられ
「救急救命に関しては十分な知識と経験を持っているだろうが、
(薬物)中毒に関しては、いまいち」という感想を述べる。

検察、医師の面目まるつぶれだ。

裁判員は混乱するだろう。

次に、押尾が証言台にたつ。
12時過ぎて本来なら休憩時間なのだが
弁護士からの尋問が続く。

心が通じているから、質問にもよどみなく答える押尾。

「きたら、いる」というメール内容について解釈がはじまる。

押尾は、田中さんは以前から合成麻薬を常用しており、
彼女も所有していた。
その日は、彼女のほうから、新しい薬を入手したので、
それを使うことになっていた。
だから、「きたら、いる」と、自分から「薬がいるか」とメールする必要はない。
「いる」とは「おれの体がいるか?」
つまり、すぐSEXするか、という意味だ、と述べる。

検察側は、「いる」とは「薬」のことだとしている。

「死人に口なし」。

田中さんはドラッグ・セックス・マニアにされてしまった。

午後からの証言で、押尾は
互いに飲んだ合成麻薬の数、
どのような経過でSEXに至ったか、など細かいことをすらすら喋った。

こんな具合だ。

弁護人「田中さんとのセックスはどれくらいでしたか」

被告「だいたい1時間くらいです。
(ブルーレイディスクレコーダーの)電源を切ったのが4時ごろで、
メールでのやりとりが5時過ぎなので」

弁護人「2度目のセックスの時間はどれくらいですか」

被告「だいたい30分くらいです」

弁護人「2回目のセックスの後、何をしていましたか」

被告「(2人とも)ベッドの上であおむけになっていました」

傍聴人は昨年夏までスターだった男の
生々しい下半身生活を覗き見る思いで聞き入ったことだろう。
裁判員は頭がクラクラしてきたかな?

プライドの高い押尾が、
自らのドラッグ・セックス・ライフを大勢の前で口にするのだから、
かなり屈辱的とは思うが、
ドラマの役のように、平然とすらすら答えている。
あたかもシナリオ通りのように。

その後、田中さんの容態変化、押尾が行った蘇生法が、
すらすら語られる。
テレビの法廷ドラマで押尾という役を演じているように。

押尾のしゃべりは、田中さんを薬物常用者とすることで、
かなりつじつまの合う話の展開となってきた。

これこそ、弁護士が描いた「構図」。



3時前に質問は弁護士から検事に変わる。

とたんに、歯切れが悪くなった。

こんな具合だ。

検察官「前回は、田中さんが部屋に来て何をするつもりだったと答えましたか」

被告「覚えていません」

検察官「田中さんとのドラッグセックスの回数は?」

被告「覚えていません」

こんなやりとりもあった後、再び弁護士の質問に代わる。

30分休廷。
4時15分再開。

弁護士に続き裁判員、裁判官、裁判長が質問。

5時半閉廷。
押尾の長い一日が終わった。

次回公判は明日午前10時から、
検察側の論告求刑と、弁護側の最終弁論が行われ、結審する。



弁護士とのやりとりは、リハーサル済みのようにテキパキと。
検察とはのらりくらり。
裁判員には、くだけた口調で答えた。
(相手が素人だからナメたのか)。

押尾はどこまで真実を話しているのか…

裁判員は今日の公判で、頭を悩ますことになるだろう。


死亡した田中さんの胸骨が骨折していたことが報じられていたが、
そのことを聞いた人は誰もいない。
たぶん、押尾が心臓マッサージを行ったとき過度の力が加わり折れたのだろうが、
実際、そのようなことはよく発生するのだろうか?
その時の状況を押尾の口から聞きたかった。

10時から5時半まで。
途中休憩があるとはいえ、慣れない裁判員は苦痛の勤行だ。

小生が裁判員に当たってしまったら、
これだけの長時間、緊張感を保てるかな?

●不快感だけでいいの?
海保は日本の領海内で操業していた中国漁船を捕獲し船長を逮捕した。
この件に関し、中国は執拗に在中・中国大使を呼びつけ抗議している。
これまで5回にもなるという。
相手は外務次官、次官補、筆頭次官、外相、国務委員
それも、常識を逸脱した夜中に。

中国の尊大さは度を越していると思えるが、
一連の行動に対し、厳重抗議することなく、
仙石官房長官は「こういう時間帯に呼び出したことは遺憾」と
不快感を示した、という。

不快感を示したのは、夜中という「時間」に対してであり、
「度重なる呼びつけ」という執拗さに対してではなかった。

かなり穏便な対応といえよう。
相手の術中に陥らない配慮かと思うが、
これが、日本の「腰の引けた」外交態度なのだ。

中国当局は、国内の反日勢力、世論に対し、
厳重抗議を繰り返すことで、「強気」のポーズを示している。
さらに、日本に圧力をかけ続けることで、
対中関係の悪化を懸念する日本から融和的な姿勢を引き出そうとしている
と日本側は観測している、という。

かつての「いじめられっ子」が、
経済発展で「いじめっ子」に変身しただけなのに。
中国の勘違いは、当分続きそうだ。

●軽率外相
岡田外相は本日昼、外務省で「バターン死の行進」*で生き残った
元米兵捕虜と面会し謝罪した。

*
第2次世界大戦中に日本軍がフィリピン・ルソン島で
米軍などの捕虜約7万人を約100キロ歩かせ、多くの死者を出したとされる

「非人道的な扱いを受け、ご苦労され、
日本政府代表として、外相として、心からおわび申し上げます」と。



なぜ、この時期に、唐突に?

戦勝国アメリカの外相は、2度にわたる原爆投下に対し、
日本に謝罪したか?

アメリカ本土で日系人を強制施設に収容したことを
「非人道的な扱いを受け、ご苦労され、
米国政府代表として、外相として、心からおわび申し上げます」と
アメリカは謝罪したか?

こういう態度が海外諸国から日本の外交姿勢は弱腰と見られてしまう。

「バターン」を謝罪すれば、
英国は「泰緬鉄道」建設にあたり英国兵捕虜を過酷に扱ったことに対し
謝罪を求めてくるかもしれない。
シンガポールは、大勢の華僑を虐殺したことに謝罪を求めるだろう。
韓国は李王朝末期に、日本人外交官とその一味が、王妃を殺害したことに
謝罪を求めるだろう。

民主党の「こめつきばった」のような卑屈外交は
日本を窮地に追い込む危険性をはらんでしる。

9月12日(日曜日)

●虚頭鉢合わせ
訪ロ中の鳩山前首相は、同行した記者団に述べた。
「正々堂々と政策論争を戦わせた後は、
いい戦いだったと、握手できる環境であってほしい」

日本では猛暑の中、連日舌戦が続いているというのに、
避暑気分でロシアに外遊し、お気楽な発言だ。
当初は管氏にいい顔をし、突然小沢支持に鞍替え。
鳩山グループ全員をそちらに向かせることもできない人が…。

この時期、自民党・森元首相も訪ロしプーチン首相と
北方領土問題で会談していた。

森氏といえば、かつての権勢なく落ちた偶像。
そこへきて息子議員の不祥事で泣き面に蜂、状態。

過去の人が、奇しくもモスクワで鉢合わせ。

プーチン氏は森氏に、民主党政権に好意的な見方を示した、とされる。
自民党の元領袖に、対立政党を褒められるとはね…

対ソ外交がこうもばらばらでは、
岡田外相の心中、いかばかり。

9月11日(土曜日)

●恐怖の捏造
捏造といえば、だいぶ前になるが、
「ゴッド・ハンド」と呼ばれた男が、日本の古代史を書き換えたといわれるほど
次から次へ石器の発見を行っていた。
じつは、それが捏造で、発掘の際、あらかじめ用意しておいた物を埋め込んでおいた
というのだ。
まさに手品の「神の手」だった。
このため、教科書はその部分を全面改稿しなくてはならないという大事件だった。
毎日新聞のスクープで、男の犯罪は暴かれた。
その男とは、
藤村新一:1950年5月4日、宮城県加美郡中新田町生まれ。仙台育英高卒。

事件発覚の経過

2000年10月22日
宮城県築館町の上高森遺跡に早朝(午前6時18分)現れた藤村氏が
掘り返した穴に持参した石器を埋めるシーンを毎日新聞社のカメラマンがビデオに収めた。
以前より怪しいとの声が挙がっていたので、
毎日新聞が秘密裏に遺跡に泊まり込みをしていた。
その現場では、少なくとも6カ所で同様の作業を行った後、立ち去り、
午前9時に他のメンバーと共に再び現場にやって来た。
撮影されていたのを知らない藤村氏は当日、何喰わぬ顔で発掘。

10月27日:調査団は「約60万年前の原人の建物遺構とされる柱穴跡などの他、
石器を規則的に並べた「埋納遺構」6カ所、
同遺構以外で70万年以前を含む31点を発掘した」と発表。

11月04日:仙台市内で毎日新聞の取材に応じた。
最初は普通のインタビューだと思ったらしいが、
その捏造をしているビデオを見せられ、あっさりと「石器を埋めていた」と認めた。
今回の上高森遺跡で発掘された物のほとんどが埋めた物だと自供し、
さらに同年北海道新十津川町の総進不動坂(そうしんふどうざか)遺跡で
発掘した前期旧石器時代の石器29点はすべて自分の捏造だと認めた。



村木元厚労省局長が無罪になった。

実体のない障害者団体の会長から依頼された民主党石井一議員が、
厚労省に圧力をかけ不正を行った、という
検察のシナリオが「捏造」だったというもの。
大阪地裁はこれを否定し、当時決裁権のあった村木氏を無罪とした。

「供述調書」と「法廷証言」の信憑性で、
「法廷証言」に重きを置いた判決。

今、進められている押尾裁判でも、
検察は「供述調書」を元に公判尋問を行っている。
押尾は13日に裁判官の前でしゃべり始めるが
供述調書と法廷証言に落差があるのか興味のあるところ。
食い違いがあるとすれば、
検察の強権の前に嘘の供述を行った、と言うかもしれない。

これまで出廷した数多くの証人は、事前に検察で証言しているのかね?



捜査の前に「構図」ありき、とは…
「冤罪」は、供述調書から生まれる可能性が大ということだ。

9月10日(金曜日)

●ゲージツの秋
台風9号は熱帯低気圧となり北陸方面から関東地方に移動。
今まであまり例のない動きだった。
その影響で一昨日の午前中は一時雨が強く降ったものの、次第に回復した。
神奈川県は丹沢山塊に大雨が降り、酒匂川が濁流となり被害が出た。
そのほか、都心、千葉市周辺が局地的な集中豪雨に見舞われ、
アスファルトジャングルのもろさを露呈。

当方の住むあたりは、庭に水たまりができたがすぐ引いて被害なし。
覚悟していた風もほとんど吹かず平穏に終わった。

涼しかったのもつかの間、
空気中の塵が一掃され、再び猛暑ぶりかえす。

ゲージツ鑑賞にはふさわしくなかったが国立新美術館へ。
本来なら千代田線・乃木坂なら、そのまま美術館に入れるのだが、
1年ぶりに六本木を歩きたくなり日比谷線で目的地へ。

交差点角の本屋・誠志堂がドコモショップになっていた。
青山通り方向に進み、東京ミッドタウン西を左折すると目的だが、
その手前の細い道をゆく。
昔は典型的な裏通りで、古いモルタル壁の2階屋が連なっていた。
道の入り口あたりの狭い汚いラーメン屋は、
飲んだ帰りに立ち寄ったことがあるが、今も建物は残っていた。

うらびれた路地は「美術館通り」と名を変え石畳となり、
小さな飲食店、ブティック、マンションが並んでいる。
突当りは石垣で、それを登れば竜土町。
緑のレストラン竜土軒があったが、その姿は確認できなかった。
左に折れると目の前が国立新美術館。
故黒川紀章設計・ガラス張りのモダンな建物が広々とした前庭の奥に立つ。

1階ロビー飲食コーナーで友人と落ち合う。
昼時のサンドイッチと生ビールは、
暑い日差しの下を歩いてきただけに美味。

ロビーは3階まで吹き抜けなので、明るく開放感がある。
二科展とマン・レイ展が開催されており、
この陽気をものともせず、入館者はひきもきらず。

二科展は一昨年まで上野・都美術館で開催されていたが、
改修工事のためいま閉館中のよう。

あちらは、半地下で日陰も多く、落ち着いていたが、
こちらはガラス張りなので明るい。
このため、絵画、彫刻鑑賞というより、映画館のようだ。
長いエスカレータもあって、
有楽町マリオンのシネマコンプレックスに似ている。
軽い気持ちでゲージツできるのだ。

※彫刻コーナーは結構な人、人


※絵画コーナーは鑑賞にふさわしい、ゆったり感。
 キムタクのかみさんの作品は見ませんでしたが。

友人の作品を見たあと地下へ。
昨年は地下に寄らず六本木に繰り出したのだが。

物販コーナーの奥にレストランがあった。
白が基調のおしゃれな空間。
結構落ち着ける。

友人は健康上酒の制限があるそうだが、久々の再会を生ビールで。
暑い日は、何度飲んでもうめ〜〜。
というわけで、
男同士のお喋りは延々と続くのであった。

9月9日(木曜日)

●第4回公判
押尾裁判は10時5分に開廷。
午前の証人は、麻布消防署救急救命士、東京消防庁救急救命士の2名。
まず、女性検察官が尋問を行い次に弁護士が行う。

救急医療を行わなくてはならない傷病者には、その状況により区分けされ
運ばれる病院も異なる。
2次救急、3次救急などの内容が詳しく語られた。

検察、119番通報から救急車出動までの一般的な流れを質問。
男性検察官、六本木ヒルズのレジデンスから、
最も近い救命救急センターである日赤医療センターへの
救急車のたどったルートについて質問。

死亡した田中さんは3次救急として扱われ、救急車で病院搬送されている。

午後は、1時15分開廷。
証人、死亡した部屋にお出動した赤坂消防署救急隊長、
検察官の尋問の後、男性、女性弁護人が尋ねる。

証人から田中香織さんの死後硬直の状態が語られた。

証人、六本木ヒルズマンション防災センター職員

証人、田中さんが異変を起こした直後、押尾が電話した知人

16:55閉廷

搬送状態、搬送ルートなど
押尾が救急車を呼んでも助からなかった、と言っているのに対し、
事件発生直後に呼んでいれば、助かる可能性は高かったことを実証する
ための尋問だった。

朝10時から夕方5時近くまでの連日の裁判。
国民から選ばれた裁判員は、かなりの精神的労働。
プロは慣れているが、素人には過酷だろうな。

明日は10時から
証人は田中さんの両親ら5人に対する証人尋問の予定。

●領土問題
尖閣諸島の日本領海内で操業していた中国漁船に
立ち入り検査を行おうとした海保の船に、中国船が体当たり。
船長を逮捕。
中国国民はまた反日の狼煙をあげた。
「戦争だっ!」などと、威勢のいいことをいう奴もいる。

中国、韓国はすさまじいのに対し、日本は領土問題に淡泊だ。

読売の編集手帳では、尖閣諸島への当時の鳩山首相のコメントをのせていた。
「帰属問題は、日本か中国の当事者間同士で
しっかり議論して結論を見出してもらいたい」

わかったようなことを、偉そうに言っていたが、
明治以来、尖閣諸島は日本の固有領土だったことを
抜け落ちていたらしい。
その後、沖縄基地問題で抑止力の認識の浅さを露呈したが、
知らないことを、あたかも知っているそぶりでの発言が多かった。
一国の首相だから、特に国益に関する失言は致命的だ。

中国は、海底資源、排他的水域の確保から強硬な態度をとる。
対する日本は事なかれ主義。
弱腰外交がどういう結果を招くか明白だ。

韓国に対する竹島、
ロシアに対する北方諸島。

すべて、毅然とした外交姿勢が感じられない。
時が解決してくれるとでも思っているのだろうか。

メディアが国内の議論を盛り上げる必要もあるだろう。
しかし、継続的にキャンペーンを展開する機運も見られない。

なし崩しに国土は狭くなってゆくのだろうか。

9月8日(水曜日)

●複雑な2国
北朝鮮が韓国へ物資支援を要請。
同じくして、拿捕していた韓国の漁船乗組員7名を送還した。
「命を返すから、物をくれ」というのだろう。

北朝鮮は韓国の戦艇を魚雷で沈没させた疑惑が濃厚だ。
数多くの兵士が死亡している。
北に対する遺族の憎しみは相当なものだろう。

だが、国家は金将軍様の求めに応じて、薬品、生活用品、非常食糧など
100億ウォン(約7億円)規模の水害被害を支援する模様。
北は「南側が水害物資を提供するならば、コメやセメント、重機などが良い」と、
身勝手なオーダーをしたが、
これらは、軍に流用される可能性が大きいため、渋っているものの、
前向きに検討する、としている。

韓国は、これを機に対話を再開したい模様。

元はと言えば南と北は同胞だ。
1945年、日本が太平洋戦争に敗れ独立を勝ち取ったのもつかの間。
李承晩、金日成両巨頭は統一の方向に進めず、
前者はアメリカの後ろ盾、後者はソ連の支援を得て朝鮮戦争が勃発する。
冷戦構造の代理戦争となってしまった。

結果、38度線を境に南は自由主義国の一員に、北は共産主義の
独裁国家となってしまった。
南は北に、北は南に親戚縁者も多く、泣き別れ。

北は南に攻撃を仕掛ける。
南の国民は北に対し憎さと親しみという相反する感情を抱いている。

東西冷戦が激突し分断された朝鮮半島の人々は
互いに不幸というべきか。

だからと言って、不満のはけ口を日本に向けてもらっては困る。
北朝鮮の日本人拉致、
韓国の竹島不法占拠、日本海を東海と呼べなどという無理難癖のことね。



もし、米国がスターリンの要求を受け入れ、
北海道の一部が赤軍に割譲されていたらどうなっていたか?
朝鮮半島のような悲劇が展開されていたに違いない。

北朝鮮のような独裁国家とは異なり、ソ連の極東州に組み込まれ
本州ににらみをきかせていただろう。

ポツダム宣言受諾後、どさくさにまぎれ宣戦布告し
火事場泥棒のように北の島々を占拠したソ連に対し
太平洋戦線で多大な犠牲を払って勝利した、
米軍の総司令官マッカーサーの発言権は絶大で、
断固拒否の前に、スターリンは引かざるを得なかった。

米国は日本を自由主義の極東の砦、
中国、ソ連など共産主義国との橋頭保にしたかった。

日本は敗戦後、米国指導のもと、経済大国に成長した。
ペリーに開国を迫られて以来、
日本のターニング・ポイントには米国がいる。

従属するのではなく、対等の関係を築きながら
手を組むべき局面には、互いに協力しあうつ〜のは至極当然のこと。

小泉元首相は、米国に尻尾を振るポチと言われ、
民主党政権に移行してから、急速に米国離れをしようとしている。
どちらも、極端なのだ。
もっと大人の関係を築けないものかね〜〜。

●なんか変
鳩山前首相は本日から12日まで訪ソ。
メドベージェフ大統領と会談するそうだ。
国内では自分の所属する党がてんやわんやというときに
無冠の議員が外交ごっこをやってもらっては困るのだが。

昨日は、午後2時過ぎ、衆院第一議員会館に
当選1回の衆参両議員を集め、
-小沢氏支持を決めた理由
-管・小沢両氏の調停の経緯
約2時間、迷走の言い訳を行ったようだ。

谷亮子はじめ集まった約20名の新人は
いちはやく小沢支持をおこなっている連中ばかり。
態度保留組を集めて小沢支持に向けなければ
小沢援護にはならない。

相変わらず「甘さ・お粗末さ」は超一流。

夜になって、赤坂の中華料理店に約80名の国会議員を集めた。
記者には
「国難のときにあえて立候補してくださった小沢先生の
恩に報いるための集会だ」と、説明した。

「恩に報いる」とは、個人がピンチのとき大変お世話になった方へ、
それを返す行為だと思うが。
あくまで、恩を受けたのは「個人」で、80名個々人が
「恩」を感じているとは限らない。
日和見で小沢氏支持についた議員だっているだろう。

関ヶ原の東軍・西軍についた武将も「恩顧の臣」ばかりではない。

それとも、小沢恩顧集団の頭目が鳩山氏ということなのか。

相変わらず、自分がわかってないお方ではある。
そうだろう、管・小沢調整不発で
「ボクはなんだったんだろう」とつぶやく人なんだからね。

サンデー毎日は、そんな鳩山氏を評して
「伝書鳩-鳩山」ヒヨドリ改めアホウドリ。

かなり手厳しい。

●石打ち刑
イランではイスラムの戒律が21世紀の今も厳然と守られている。
罪を犯した者には、公開斬首、鞭打ち刑などがあることは知っていたが、
「石打ち刑」による死刑、というのがある。
これは「姦通罪」に限って適用されるという。

43歳の女性がこの宣告を受けた。

独身時代に男性と通じたということで2006年に99回の鞭打ち刑を受け、
結婚後、夫以外の男性と「不適切な関係を結んだ」罪で2007年5月、
石打による死刑の判決。

どんな刑か。

被告を胸まで地中に埋め、判事や裁判の証人などが投石して執行するという。

アムネスティ インターナショナルによると、
2002年以降少なくても6人に執行されたという。

被告と投石者の距離はどのくらいなのか?
石の大きさはどの程度なのか?
確実に死に至るまでどの程度時間がかかるのか?
コントロールの悪い人ばかりで、命中しないことはないのか?



約15分の処刑シーンのビデオを見つけた。---->

罪状が長々と読み上げられているようだ。

広場に2つ穴が掘られ、白布を巻かれたミイラのような人間が埋められる。
胸までではなく、腰のあたりまでだ。
性別は不明。
群衆が遠巻きにしている。
宗教学者らしき人の姿も見える。
やがて投石が始まる。
判事、証人だけでなく、参集した人々も、こぶし大の石を投げつける。

死刑囚は苦痛のため動き回るが、手が動かせないので芋虫のようだ。
やがて、頭部の白布がはがれ顔が露出する。
人々は、いきりたったように投げ続ける。
角のとれた石ではなく、ブロックを割ったような角のある石なので
苦痛は…想像するだけでぞっとする。



モーゼの10戒はBC1230というはるか昔。
イスラムの民はその戒律を21世紀の今も守り続けている。
イスラム法により、さらに細かく規定されている。

イスラーム法で石打ち刑を「ラジム」と呼んでいる。

現在でもおこなわれている国として、パキスタン、アフガニスタン、
イラン、ソマリア、ナイジェリアなどがある。
主にジナの罪(通姦、不倫)を犯した者に科せられる。



「石打の刑」に詳しい人が記述している。

石打ちで処刑される対象は次の通りです。
1. 不倫した女性
実態は、ほとんどが強姦された女性で、身内の夫や親族の怒りを、
同じ身内でありながら、高価な財産でその価値が損なわれた女性にぶつけるものです。

以前、自分の叔父に強姦された16歳の美少女が中東のある国で処刑され、
世界中に非難が広がりました。
そのときは、幸運にも石打ちは行われず、遠方からでも見えるよう、
30メートルの大型クレーンによる公開絞首刑で少女は素顔をさらし、
ビニールのひもでじんわりと絞められ10分程度苦しんだだけで済みました。

2. 同性愛者
実態は、聖職者の慰み物になり不要になった少年らがほとんどです。
アフガニスタンで、何度か聖職者の求めに応じた後、
拒否した17歳の美少年が石打ちの刑で処刑されました。

1日目 処刑される人はあらかじめ身動きとれないように体中を縛られ、
声を出せないように猿ぐつわをはめられます。

昼過ぎ、処刑者は数人がかりで刑場となる広場に運び込まれ、ひざ下の深さに掘った穴に立たされ、
土を埋め戻されて固定されます。
観衆の男たちは興奮して叫び声を上げ歓喜します。
すぐに周りから小石が一定間隔で投げ付けられます。
処刑者はわずかにしか動けません。
処刑者を包んだ真っ白い布は徐々に赤く染まり、1時間くらいで真っ赤になります。
激しい痛みで、最も動けるひざ辺りに負担がかかり、ひざ間接やひざ下が骨折することが多いようです。
骨折しても体は立ったままです。
石は、何人かの執行者が時を刻むように冷酷にかなりの勢いで投げ付けます。
石打ちは正確で、全身、漏れなく投げ付けられます。
夕方には、刑の執行はいったん停止されます。

2日目 朝から刑の執行が再開されます。
処刑者はまだ、動いています。
昼には、刑の執行者、観衆の昼食のため一時中断し、
その後再開し、夕方まで続けられます。
夜は、刑は行われません。

3日目 朝から刑の執行が再開されます。
処刑者はまだ、動いています。
全身の布をそめた血液はかなり変色し茶色っぽく見えます。
この日の石打ちは頻度が増え、石も大きくなるようです。
昼までには、処刑者は絶命します。
肉体は、皮膚だけでなく、筋肉、骨までもがミンチのようにされてしまいます。
刑の執行が進むにつれ、布に覆われた外側からでさえ、
肉体の崩れが確認できるようになってきます。
布で体中を覆うのは、破損した筋肉などが飛び散らないようにするためのようです。

イスラム教徒の異常性が表れた行事ですが、
イスラム教徒男性の最大の楽しみかもしれません。
性的興奮で何度も射精する者も多いようです。
処刑者は若く美しい女性が好まれ、
どこから手に入れるのか女性の顔写真を手にしている者もいるそうです。
処刑者本人のものかどうかは定かではありません。



紹介するのもおぞましい、むごい刑だ。
厳しい戒律のガス抜きなのかもしれない。



戒律の厳しいイスラム国家では、女性はラクダ、牛、馬と同じような、
男性の所有物のようだ。
夫以外の男からの好色な視線から守るため、
全身をすっぽりつつみかくしている、のかな?

所有物だから、処女がキズ物にされるのを恐れ、
結婚後は夫の面子をつぶした者には過酷な刑が下される。
身内から辱めを受けた少女は、口封じのため合法的に殺される。

すべて男に都合のいいように法制定されているのではないか、と思えてしまう。



押尾のような男は、
イスラム圏ではど〜なんだろう。
族長の息子ならやりたい放題、かな。

9月7日(火曜日)

●押尾第3回公判
東京地裁最大の広さを誇る104号。
午前10時2分、長身の押尾被告が向かって左側の扉から入ってきた。
男性4人、女性2人の裁判員も入廷し、10時4分、山口裁判長が開廷の声を発した。

本日の検察側証人は、泉田受刑者。
事件2日前の昨年7月31日、押尾被告にMDMA約10錠を渡したとして、
麻薬取締法違反(譲渡)罪で懲役1年の実刑判決が確定している。

検察官の質問で、以下のようなことが語られた。

友人を介して押尾と顔なじみとなる。
泉田には過去、大麻取締りで逮捕歴があった。
押尾に誘われ撮影現場に行くなど、短期間で親しさを増していった。

そのうち、薬物を入れるカプセルを要求され、
さらに「エクスタシー」へとエスカレートしてゆく。
メールでは「アミノ酸」という
隠語が使われた。
これは押尾からの提案で、押尾は日頃からスポーツジムに通い、
サプリメントを服用。
アミノ酸ということばを使っても不自然ではないということから。

その後、事件発生後、押尾から六本木ヒルズの部屋に呼び出され、
合成麻薬の処分(証拠隠蔽)を別室で行っていた。

午後から、弁護士側の質問が開始される。
弁護人の質問はねちっこく執拗。
質問の真意がわからない。
人を小ばかにしたように薄笑いを浮かべることもある。
このような質問法と態度を裁判長は一喝している。
泉田証人とかみ合わず、証人が声を荒げることたびたび。

途中から別の弁護士に変わり質問が継続する。

泉田の職業、
なぜ大麻取締法違反で捕まったか、
合成麻薬はどこから入手したかなど、詰問。

泉田証人は答えを拒否することも。

心証の悪い、限りなくクロに近い依頼人ということもあってか、
押尾との関わりより、証人の人間性を突いてくるように思える。
「麻薬の売人」のような反社会人イメージを
裁判員にアピールしたかったのかな。

テレビドラマで見る弁護士とは違い、
実像は油断のならない悪質な人種のように思えてくるよ。

次の証人は、元国会議員。

押尾とはスポーツジムで知り合った。
礼儀正しく、俳優という職業を通じて日米の懸け橋になりたいなどと語り、
元国会議員には「好ましい男」と映っていた。

やはり、押尾は大人をたぶらかすことがうまかった。

会食中に押尾から電話が入る。
六本木ヒルズで、相手が大変なことになってしまった。
という泣きの電話だった。
彼は、心筋梗塞かと思い、すぐ救急車を呼べと支持する。
その後、友人に託すが、2回ほど押尾に電話をして、
救急車を呼んだか、と確認した人物だ。

押尾が、薬とは全く関係ない
知り合って間もない元国会議員に電話した真意は?

彼の社会的地位を利用して事件をもみ消してくれるか、と
甘い予測があったのかもしれない。
自己保身だけの、卑劣な奴。

次回公判は9日午前10時から別の知人らへの証人尋問が行われる。

●熱帯夜
昼の酷暑がおさまらないまま夜を迎える。
寝苦しいが、短時間で夢路をただよっている。

いつものラジオ深夜便でなく、NHK第一を音声で聞く。
職もない男性が父親の年金で介護しながら暮らしていた。
そのうち父親が死亡。
届けを出すと年金が打ち切られる。
しかたなく、遺体を2階に安置した。
家のローンが残っており、それを支払うと
日々の生活が困窮した。

やや時が経過し、近所の住民が父親の姿が見えないと警察に通報。
男性は死体遺棄の罪を背負う。
生活保護を考えたが持家なので対象外だった。

いろいろ考えさせられる重い番組だった。



早起きすると(私の場合は6時だが)、
空気は適度に冷え込み気持ちがよい、
というのは昔の話しで、
今年は早朝といえども、
大気は暑さを引きずっていた。

今朝は違っていた。
太陽の関係で日陰になっているデッキで朝刊を開く。
涼しい微風が心地よい。

が、それもつかの間で
7時頃には雑木林の向こうから太陽が顔を出す。
一気に暑さが戻ってきた。

気分よく過ごそうと思えば
4時起きで、6時まで、ということになる。

そのためには22時には床につかなくてはならない。
無理。

9月6日(月曜日)

●押尾学という男
元俳優の事件にして裁判員参加の裁きということで
各局ワイドショーが盛り上がりを見せている。

ノリピー夫婦の場合は、クスリを夫婦で楽しんだのに対し、
押尾は浮気相手と。
そして快楽の果て相方が死亡した。
この差はでかい。

官能小説家が題材にしそうな話を実際にやっちゃったのだから、
「事実は小説より奇なり」。

都会人種の一部は常人が思いもよらない楽しみを実践しております。

押尾の住所は「多摩***」ということだから、
「出稼ぎ芸能人」なのだが、大都会の闇への憧れが大きすぎて
名声を利用して深みにはまってしまったわけだ。
亡くなった相手の女性は新宿のキャバクラから銀座クラブのホステスに。
岐阜県出身の一旗組だ。

押尾はテレビを見る限り事件前から尊大な男で
ふてぶてしい態度だった。
矢田亜希子と結婚したが、よりによってあんな男と…
男を見る目のなさが目立ったが、案の定。
事件後早々、離婚したが、押尾の悪い血が半分入った子供がいる。
成人した子供が父親の事件の真相を知ったら…



本日は保護責任者遺棄致死について検察、弁護士が論戦を展開。
(街頭では、このクソ暑い中、管・小沢の論戦が繰り広げられている)

検察側証人は、
亡くなった田中さんが「兄貴」と慕っていた芸能プロ社長、
押尾とドラッグセックスをした女性2名(共にホステスのよう)と、
友人の女性(ホステス)
元マネージャー、マネージャー上司、合成麻薬を渡した男。

まず、女性がひとりずつ検事から、押尾から合成麻薬を渡された事実を聞く。
一人は六本木のマンション、もうひとりはロスで
MDMAを飲んでドラッグセックスを行ったと証言。
薬は押尾から渡された。

芸能プロダクション社長は、亡くなった田中さんから、
「変な性癖のある男とつきあっている」
「薬を飲ませたがる」など、聞いていたが、
相手の名前は喋らなかった、と。

もとマネジャーは、押尾から罪をかぶってくれ、一生面倒を見るから、と懇願された、と。

弁護士が彼らに質問するが、
検察と違って、なんでこんなことを聞くのかという内容が多い。
たとえば、ドラッグセックスをした女性の友人には、
彼女の誕生日をしつこく聞く。
友人は個人のプライバシーに関するから言えない、と答えるのに、
相変わらず食い下がる。
ついに、裁判長から注意される始末。

検事は女性もおり、
質問中、しどろもどろになり男性にバトンタッチするシーンも。

裁判員は、これらのやりとりを聞きながら
判断するわけだが、弁護士の質問は低レベルのような感じを受ける。

第1回の公判で、弁護士は「先入観にとらわれないでください」と
繰り返し述べている。
すでに、テレビ、新聞、週刊誌で押尾の「ワル」ぶりが報道されているので、
それを指している。

弁護側は亡くなった田中さんの印象を悪くしようとする作戦だ。
彼女は10代で結婚しており(その後離婚したが)、相手はヤクザ。
体に入れ墨をしている。
新宿のホステス時代に暴力団幹部と肉遺体関係があって、
彼らからクスリを入手することは可能だった…と。

30そこそこで死んだ娘の、東京での下半身生活が
次々と暴露されては親もたまらんだろうね。

だが、死亡事件に関して、弁護士は押尾から聞いたことを元に弁護するので、
しぶとい押尾が嘘を突き通していたら、
弁護も空振りになってしまう。

弁護士側からどのような証人が出てくるか見ものだ。

明日も公判が続く。



押尾は、矢田亜希子と結婚した当初から、ほかの女性とドラッグセックスを行う
盛りのついた猿である。
しかも薬を使うなど、猿より悪質だ。

押尾は自分の罪を他人に押し付けるような卑劣な男である。
一人の人間が死んでいるのに、
薬のことがバレる、芸能活動ができなくなる、こどもに会えなくなるという
きわめて自己中心的な理由で。

押尾は、クスリは相手の女性から受け取ったものだから、
保護責任はない。従って無罪、と主張している。
身勝手な自己弁護。

仮に、女性が所有していたとしても、肉体関係のあった相手を
自己保身のために見殺しにする男なのだ。

最近、女性誌に手記を発表したらしい。
そこで、
「押尾学というブランドを剥奪され、死に物狂いで無罪を取る」などと書いている。

この傲慢ぶり。

原稿を採用した編集長は、押尾の発言にブレがない。
無実を信じる、と…
単に発行部数の伸びを期待した際物手記だろうに。
へんな理屈をつけるとはちゃんちゃらおかしい。



ツッパリ押尾を形成したものはなにか?
子供のころ、アメリカで過ごしたというから、
その頃の押尾はどんな子供だったのか、調べる必要がありはしないか?

明朗で正義感が強くリーダーシップを発揮できる子だったか。
人望があったのか。
頭はよく、先生や大人に受けはいいが、
かなりのワルで、悪事を裏で操るやつだったのか?

帰国して、どんな学校に通ったかわからんが、
そこでの評判はどうか?

芸能界で売れない頃はどんな奴だったか?

当然、検事側も弁護士側も調べていると思うのだけどね。

●皇室の憂鬱
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまが6日、満四歳の誕生日を迎えられた。
愛嬌あるお顔と健やかそうな仕草で可愛らしい。
2人の姉君も最近は公務をこなす。

「幸福」を絵に描いたような皇室次男宅に比べ長男宅は?
女性週刊誌広告によると、相変わらず芳しくない。
一人娘の様子がヘン。

笑わない。
御用邸に避暑に行き大勢の地元住民に迎えられ、引きつったような表情。
かと思うと、昨年の運動会では異常なはしゃぎぶり。
情緒不安定な様子が見て取れる。
母君の心のやまいを共有しているかのよう。

それに加え、長男夫婦は両陛下と円滑な意思疎通ができていない模様。

それに引きかえ、次男の子供たちは年相応に発育され、
両陛下には「目に入れても痛くない」孫のように国民から推察できる。

新年に、一族そろってにこやかにお立ち台に姿を見せるのはいつのことか。
「皇室アルバム」のファンでなくても、
多少は気をもんでいるわけであります。

戦前ならこういう記述は不敬罪なんだろうね。

8月5日(日曜日)

●漢字の国
新しい日本語にはついていけまへん。
先日の夕刊で、新人タレント某に「エロかしこい」という形容。
横浜国大出身の頭脳とセクシーさを兼ね備えたところから、らしい。
ちょっと前は「エロかわいい」。
あどけなさと大人の女の混在した様子なんだろう、かね?

昔は「エロ」には隠避と猥雑、刺激が混在し、
白昼堂々手を振って歩くような言葉じゃなかったけど、
今はあっけらかんとしておりますよ。

中国はどうか?
社会現象を的確に表現した言葉が紹介されていた。

房奴(ぼうど)生活苦に陥った都市住民。

蝸居(かきょ)狭苦しい住居(かたつむりのように)。

貪官(どんかん)業者と癒着する腐敗官僚。

小三(しょうさん)愛人

さすが、漢字の国。
小三の語源は??だけど。

9月4日(土曜日)

●舌戦
民主党代表戦に向け、管・小沢氏の激しい戦いが展開されている。

記者クラブでの両者は、どちらが首相かと思わせた。

まるで、与党・野党の代表による論戦の雰囲気。
管氏は手元の資料に目を落としながら、
攻めどころを考えている様子。
対する小沢氏はすべて頭に入っている。

管氏は小沢氏のダーティ面をあぶり出そうとチクチク質問。
小沢氏は始終ニコニコと答える。
まだ政治資金問題は決着していないし、
国民は疑惑の目を向けているというのに、余裕の対応。

朝・毎・読・日経の敏腕論説委員が代表質問を行ったが、
対象は「話題の人」小沢氏に向けられ、
カメラもそちらを追う。

管氏は野党向き。
攻撃はうまいが、与党になって立場が逆になると
歯切れが悪くなる。
小沢氏は泰然自若。

あまりにも対照的なので、
政治家のうつわ、という点では、
管氏の小物ぶりが目立ってしまった。

仲介を目論んだ鳩山氏の記事はめっきり少なくなり、
彼は悲しくてしょんない。
代表が決まったら、そちらにすり寄るのだろう。

動けば動くほど彼の政治生命は短くなるのだが、
そんなことおかまいなし。
というより、気づいていないノーテンキぶり。
いくらあがいても、じいさんを超えられないことを
自覚してほしいのだけど。

8月3日(金曜日)

●タブレット続々
iPadの成功で、柳の下のドジョウを狙うメーカー続々。

英国東芝は、10.1インチのタブレットを10月、英国内で。


韓国サムスンは7インチを9月中旬、ヨーロッパで。


両機種とも欧州デビューというのは、
iPadが先行するアメリカ、日本、韓国などを避け、
まだ参入余地のある欧州市場狙いということか。

できることはiPadと同じだが、
ディスプレイは9インチのiPadに比べ
東芝は大きく、サムスンは小さい。

サイズの違いは戦略的な意味があるのかな?

東芝はパソコンの画面に近づき
サムスンは大きなスマートフォンのようだ。

しかし、パソコンでもなくスマートフォンでもない。
情報端末だ。

iPad人気は、豊富なiアプリに支えられているように、
東芝、サムスンも同様になるのだろう。

iPadフリークは、パソコン持つのをやめて、
これ1本にするという人もいるらしいけど、
ちょっと乱暴ではないかしら。

役割が違う。

office系のソフトでビジネス書類を作ったり
クリエィティブ系ソフトで創造する人に
パソコンはマストツールなのだ。
iアプリに相当するフリーソフトだってわんさと揃う。
iPadのほうがスマートですけど…

タブレット型情報端末は、あくまで余暇ツール、
つ〜のが、最近到達した結論ですがな。

●漢語的表現
政治家は古めかしい言葉を使うのがお好き。
前の官房長官が記者会見で「忖度(そんたく)」と言ったとき、
文字が書け、意味を理解できた人が何人いたか。
まして、国民においておや。

パソコンは変換してくれるが、同音異義語以外は意味の解説なはい。
「他人の気持ちを推し量る」という意味だが、
小生、浅学にして文字も、意味も知らなんだ。

若い総務大臣は「喫緊」という言葉を使う。
「急を要する大事なこと」「大切」の意だった。

彼らはなじみのない「漢語的表現」をなぜ好むのか。
意思の伝達としてはは明らかに不利なのに。

@短い言葉で多くの意味をもつ。
A学のあることをさりげなくひけらかす。

彼らが以前から日常的に使っているとは考えにくい。
「類語辞典」「漢語表記辞典」のたぐいを置き、
秘書あたりがぱらぱらとめくり、
意に即した用語を探し出しているのかな?

9月2日(木曜日)

●自炊
Apple iPadは一部の人々に熱狂的に受け入れられている。
このタブレット型情報端末は、従来から在庫管理などに用いられている。
Appleは富士通から「iPad」の商標を買い取って、iP***の商品カテゴリを達成させた。

最近、一時期のようなヒートぶりは落ち着いたようだが、
利用法、使いこなしの書籍は、iPhoneの次に多い。

スティーブ・ショブズは、iPad発表の際、利用範囲を
Browsing,Email,Photos,Video,Music,Games,eBooksと説明した。
これらを快適に使うにはインターネット接続が前提になる。

Emailには日本語入力が必要になるが、
画面に表示されるソフトキーボードの使い勝手と、
日本語入力ソフトの変換効率がかなり悪いらしい。
しかも、電子メールはiPhoneで十分という利用者も多いという。
音楽だって、iPhoneでOKだし。

大きな画面のメリットは、ゲーム、Webサイト閲覧、電子書籍だろう。

出版、マスコミは電子書籍の普及に期待している。
確かに、ルールに沿って電子化された書籍は見る気、いや読む気をそそる。
指をスライドさせると紙のページがめくれるようなギミックは確かに秀逸。



しかし、書店のように自分の読みたい書籍がそろっているわけではない。

じゃ〜自分で作っちゃえ、というわけで、
既存の書籍を自ら電子ブック化する行為を、
ネットスラングで「自炊」というらしい。

作り方は…
書籍の背を裁断機で切り落とし、ばらばらにする。
文書スキャナーを使えば300ページを3分くらいで電子データ化してしまう。
それを、iPadの電子ブック化ソフトで「製本」。
一丁あがり!

こうすれば、お気に入りの本をiPadで持ち歩くことができる。
しかし、元の紙の本は使い道がない。
愛書家には身を切られるような感じでしょうね。

●やっぱりね
出馬表明直後の小沢氏の隣りの
見慣れない女性は誰だ?
という問い合わせが局にきたそうだ。

岡本英子衆議院議員。
昨年誕生したオザワ・ガールズのひとり。

意識して隣りに立ったわけではないが、
成り行き上ああなった、と弁明。
なんせ、知名度ない人がヤワラちゃんより
いい位置を確保したのだから、
顔を売るには絶好のチャンス。

昨年、当選した時はローカル紙の取材はあったろうが、
全国ネットの晴れがましい席で、絶好の機会。
何をいわれようと、もう流れちゃったんだから彼女の勝ち。

だけど、勝負はこれからだ。
単なる「陣笠代議士」で終わるのか、
実力で政治家になるのか。

彼女、決起集会には出席していましたが、
推薦人には名を連ねていませんでした。

9月1日(水曜日)

※本日をもちまして、このサイトは8年目に突入します。
●不毛国家
権力闘争に始終し舵取りがいない。
ボス狙いばかりでリーダー不在。
政治屋は多いが政治家不在。

戦後、吉田首相に始まり、池田、岸、佐藤、田中といった
国内外の節目には個性の強い政治家が存在したが、
最近は小粒ばかりで首がころころ代わる。

小泉首相は演出上手で国民に政治への関心を抱かせた「劇場型」政治家と言われたが
代表選をめぐる民主党のごたごたは、
見せなくてもいい内部の乱れを白日にさらした茶番劇。
管、小沢、鳩山はさしずめ「舞台裏の大根役者」。

記者から「今回の騒動について…」とマイクを向けられた鳩山氏は
真面目な顔で「いや、代表選です」と言って去った。

なんだかんだ、きれいごとを言っているが
自分がつくった民主党が崩壊することを回避したいという個人的な理由で
仲介役をつとめていただけ。
だが、全く効果なし。
自分がまるでわかっていない、というのがこの人の悲劇。

仲介が不発に終わったことについて、
「ぼくは何だったんでしょう」と
周辺に漏らしたという。

なんのつっかい棒にもならない、「屁のような存在」
ということが、まだわかっていない。

首相退陣後、政界引退をもらしたが
それがいい。
細川前首相は晴耕雨読で陶器に生きる。



小沢出馬で、テレビ各社が彼を追う。
壇上に立つ氏のミドルショット。
カメラ位置の関係でテレ朝の映像は
隣りでときおり微笑むアラフォー短髪の女性が映る。
ま〜、美人の部類。
氏にぴったり寄り添う見慣れない顔だ。

その隣に小柄なヤワラちゃんがいる。

出馬表明という大舞台の主役の隣りに
「立ち位置」を決めた彼女は、オザワガールズのひとり。
神奈川選出衆議院選挙で昨年当選した1年生。
3〜4年市会議員をつとめ、民主党旋風にのって国政に躍り出た。
横浜国大出身で大きい子供が二人。

昨年の選挙時は神奈川区六角橋に事務所を置いて戦った。
実際お目にかかったことがあるが、
実物も、女性議員の中では美形だ。
背が高くスタイルもいい。

ときにはさりげなく、あるときは積極的に顔を売ることがうまそうだ。

ことによったら、第二の蓮舫を狙っているのかな。
が、小沢支持を旗幟鮮明にしたことで、
今後の「出世」が決まる。

●EOS D60
Canonの一眼レフがEOS Kiss X4 発売以来約7か月ぶりに
上位機種EOS 60Dを9月中旬発売、とアナウンス。
現行Kissシリーズは2機種で、デジ1エントリー機種という位置づけ。
今回のD60はミドルクラスD50の後継機種となる。
店頭予想価格はボディのみ12万8,000円前後。

CANONはNikonに比べエントリ、ミドル、ハイエンドの
クラス分けと価格設定が上手。
ミドルには4機種がひしめき
ミドルエントリとミドルエンドは価格で20数万の開きがあるが、
外観は同じように見えるのがミソ。
Nikonは明らかに違いがわかる。

EOSシリーズ初のバリアングル液晶モニター搭載モデル。
最大1,920×1.080ピクセルのフルHD動画記録にも対応。

バリアングルモニタは、コンパクトデジカメ
PowerShotに採用されていた。
モニタがボディから分離できローアングル、ハイアングル撮影に便利。
他社のデジ1でも採用されているが、上下にしか動かない。
Canonはフリーアングルだ。

※D70

すぐ上にEOS 7D がある。
サイズ、重量はこちらのほうが上。
60Dはバリアングル採用で、ボタンの位置が変わった。
さらにモードダイヤルはやや丸みを帯びダイヤルロックを備えた。

※D60

ショートズーム(「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」)を同梱する
レンズキットが14万円前後、
中望遠ズーム(「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS」)を同梱する
レンズキットが17万円前後の見込み。

価格も機能もかなり魅力的。

野武士のようなごつごつしたデザインのNionに比べ、
Canonは撫で肩のような丸っこいデザイン。

3年前、男っぽさに惹かれてNionを購入したのだが、
交換レンズのデザインのよさで、
(性能より、見た目から入ってしまうのが悪いクセだが)
最近はCanonが気になってきた。
それに3年の月日は機能、性能ともに激変している。

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