田舎三昧の生活と意見

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2009年8月
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●吉太郎童謡集

■Contents■
01花火大会
02収穫量増大
03虫の正体
04木陰
05臨終
06原爆忌
07裁判員制度
  汚染
08出頭
09地震
   豪雨
   死
10夫婦 
   9号
   海軍
11海軍、第3夜
   台風9号
   キーボード
12攻防戦
13重点政策
14象
15敗戦
16カラー化
17蛾
18公示
19生存競争
20虚像
21風
    風の噂
   インフルエンザ
22祭り
23祭りPt2
24政見放送
25町を歩けば
26収穫
27政見放送
28行く夏
29再生の町
  大盛況
30無惨
   崩壊
   投票日
31台風

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8月31日(月曜日)
●台風
台風11号が関東地方に接近している。
朝から雨雲低く垂れ込め雨が時おり強く降る。
新聞は自民党惨敗を告げ、TVは落選した大物議員の敗戦の弁を報じている。
北海のヒグマの息子は、醜態を世界に晒したゆえ磐石と思われていた支持層も
あきれ果て、当然の結果を招いた。

自民党の「賞味期限が切れた」と言った人がいたが、自虐的である。
政治はナマモノ。
国内外にアンテナを張り巡らせ「いま・あす」を察知しなければならない。
ところが自民党は政権維持するために
防腐剤を加えるだけで商品改良を怠っていた。

カレンダー1枚めくれば秋がくる。
自民党の暑い長い夏は終わった。
麻生氏も覚悟を決めたようだ。

ところで、選挙前、知事会が威勢がよかったが、
すっかり埋没してしまった。
台風のように一過性なのかね。

8月30日(日曜日)

●無惨
20時から全てのテレビ局が開票速報を放映した。
出口調査結果、早々に当確を決めた人もいる。
それからというもの、自民党の壊滅的状況が刻々と流される。

地殻変動、地すべり、津波、噴火、洪水などなどが
自民党を一度に襲ったとも思える、ひどい状況だ。
首相、閣僚経験者、世襲などが次々に憤死。
小泉チルドレンはほぼ一掃。
連立与党の公明党も大物がまさかの敗戦。
今回は、小沢チルドレンが大躍進。

思えば、小泉首相が郵政改革を掲げ民主党に圧勝したが、
郵政機構が変わったからといって、暮らしが上向くわけではなし。
国民は、しまった、と思ったが後の祭り。
「痛みに耐えて」とかなんとか言われ、耐えた結果が職を失い、暮らしが悪くなった。
凶悪な事件が続発。
小泉後の3人の首相たちも、無策、愚策。
その結果が、今回の状況なのだから、自ら播いた種。

マスコミ報道の通りになったのだが、
民主党はこれからが大変だ。
大盤振る舞いのマニフェストを実行せにゃならんのだから。

●崩壊
13時、BSで「合衆国崩壊の日」というドラマを放映。
先週、偶然見たのだが滅法面白い。
今日は2話。
大統領指名を目指して民主、共和が熾烈な選挙戦を展開するのだが、
その裏で陰謀が渦巻いている。
関係者の連続殺人が発生する。
それはすさまじい。

さらに、中近東派兵の駆け引き。
偵察衛星を使って、リアルタイムで中東の事件現場の映像が
ホワイトハウスに送られる。
テロリストに誘拐された子供たちが
腰にダイナマイトを巻きつけられた俯瞰映像。
突然爆発し、子供たちは一瞬のうちに生命を失う。
それらを見ていた側近たちが、派兵か様子見か大統領に迫る。
側近には黒人女性もいて、ライス女史を想起させる。

両陣営は相手のスキャンダル探しにやっきになる。
すると…

90分ドラマはここで終わる。
来週が楽しみなのだが、お休みだってさ。

TUTAYAで探そうかな、という気にさせる。

●投票日
午後から台風11号の影響で天気が崩れるらしいので、
午前中、百間小学校で投票を済ませる。

最高裁裁判官罷免投票は、
対象者のプロフィールが公報に掲載されていたが、
形骸化した今の方法では全員セーフだろう。
世間を震撼とさせた大事件でミスジャッジをして
マスコミが大報道でもしない限り
ほとんどの国民は彼等のことを知らない。
政見放送同様、彼等にも喋るチャンスを与えたらどうかね。

8月29日(土曜日)

●再生の町
今朝ラテ面で、NHK21時より興味深いドラマが始まることを知った。
「再生の町」
財政再建団体に転落寸前の市を行政サイドから描いている。

当然、関心ある人々は見ているだろうから、
ストーリーの概略など割愛。
伏線が張られているので、今後の展開が楽しみ。

財政破綻に瀕して市役所はコストカットのプロジェクトチームを作るのだが、
リーダーと4名の職員、外部コンサルタントという構成だ。
実際もこんな少ない数でやるのだろうか?

こういう場合は必ずコンサルタントが顔を出すものなのかね。
彼は全ての事業を見直し、人件費を含め15%のコストカットをするように、と
チームに指示する。
そして、たぶん法外なコンサルタント料を請求するのだろう。
事情が事情だから、私のコンサル料も15%カット、と言うわけないね。

数字の把握は得意だろうから、職員で目標値を設定し実行するということはないのか?
それだけ、コストカットできるつ〜のに。
外部をかませれば、責任逃れができる、というメリットはあるけど。

蛇足だけど、わが町の鳴り物入りで完成した商業施設も、
外部コンサルタントが参加してあの有り様である。
コンサルはどこの誰だか知らんが、いい思いをしたのは彼だけだ。
素人が見てもスタートが誤った業態だったのだから、損害請求してもよさそうなものだ。

で、「再生の町」だが、市議会議長つ〜のが曲者だ。
職員間では「町のドン」と呼ばれている。
ドラマの舞台は、大阪市に隣接する架空の「なみはや市」ということだが、
市が左前になっているのに、大規模住宅開発をストップする気はない。

議長役を往年の二枚目「近藤正臣」が演じているが、
ワルそうな存在感を示している。
再建チームのリーダーは「岸辺一徳」。
あのボーヨーとした風貌は、地方公務員にピッタシ。
相変わらずいい味だしております。
彼が、正義を貫くのか、はたまた裏切り者なのか…。

●大盛況
子どもたちの夏休みは間もなく幕を閉じる。
小学校の頃を思い出せば、宿題の自由工作の仕上げに忙しかったような…

憲兵あがりの担任が授業の前に「地名探し」を行った。
早く見つけたいので日頃から地図を見るようになった。
そのためか、日本の積層地図作成が工作対象となった。
当時はキットが販売されていて、ハサミで各層を切り、
それを糊で積み重ねてゆく。
富士山のパーツは次第に細かくなり手先を慎重に使う。
立体感のある白地図ができたら、
高度により絵の具で塗り分ける。
仕上げはニス。
反らないように板に止めて完成。

そして現在、GooleEarthで日本はもとより世界の地勢を見て歩く。
歳を重ねても子どもの頃からの習慣は今も健在。



地場産の採りたて野菜が買えるというので
わが町の「新しい村・結」はいつ行っても混雑している。
特に休日のそれは「芋の子を洗う」状態。
買い物3分、支払い15分。
ジャガイモやサトイモを買って、これでは洒落にならない。

入店、購入、支払いの動線が計算違いだったのは明白。
客の視点に立った店舗設計になっていない。
当初、これだけ繁盛店に成長するとは考えていなかったのではないか。
せめて、大混雑が想定される休日は、レジの配置を考慮する必要がある。
改善されなければ、評判店にあぐらをかいた殿様商売と思われても仕方ない。

8月28日(金曜日)

●行く夏
時おり庭の花水木にミンミンがやかましく鳴くことがあるけど
蝉の勢力図はオーシンに代わった。
これが鳴き始めると、夏の終わりを感じる。

衆院選は、4年前の「ジージージー」から
「ミンミンミン」に変わったと言われているが
2日後には審判がくだる。

同時に行われる最高裁裁判官の国民審査だが、
政治家と違うから彼らのことを知る国民はほとんどいない。
結局、なにも記入しないで投票することになる。
罷免させたくない人にチェックを入れる方式にすれば、
彼等は真っ青になるだろう。

いっそのこと選挙運動期間中に、
「私を落さないでください」と、
走り回っていただきたいものだ。

8月27日(木曜日)

●政見放送
夕方、NHKで埼玉県・民主、自民、共産の順に政見放送をやっていた。
各党作りに趣向を凝らしている。
自民・民主はオーソドックスに立候補者中心だったが
面白かったのは共産党。
志位氏を真ん中に左右に世代・性別も異なる有権者が並ぶ。
彼等の不安や悩みを志位氏に質問し彼が答える
「共産党は……」と。
最後に候補者の短い紹介。
個人より党の存在感をPRしようというのが狙いのようだ。
だが、この党、名前で損をしている。
若い人たちはどうかわからんが、
還暦をとうに過ぎた者からすれば
「革命」「反体制」「アカ」というイメージが色濃くつきまとう。

敗戦でソ連に抑留され、そこで洗脳され帰国した連中が数多くいる。
そして、日本国内で「細胞」となって「赤色革命」を起こそうとしていた。
(スターリンソ連の政策だ)
生き延びるために洗脳されたふりをした連中も多いと聞く。
捕虜収容所内で「学習」の成果をいち早く発揮した連中が
そこで、のさばり、そうでない者を過酷に扱う。

敗戦直後の日本共産党は、本気で革命を起こそうとしていたのだから怖いね。
それが、やがて「日本赤軍」などと「アカ」の文字を使って
世界中で無謀なことをやりはじめ、やがて内ゲバを起こす。
浅間山荘事件は悲惨でありました。

今ではすっかり牙を抜かれ猫以下になって静かになったけど。
結局、夢想でしかなかった。

今の共産党は「革命」など起こせる状態でなく「生活闘争」がおとくい。
しかし「アカ」は「アカ」だ。
平成の御世にはそぐわない名前だからいっそ、改名すればよさそうなものだが、
由緒ある党だけにそうはいかんのだろうね。

嫌いな人は票を入れなければいいだけだ。



ナチスドイツのゲットーや強制収容所内には、
ドイツに媚を売り手先となってユダヤ人同胞を痛めつけた連中がいた。
とくに、強制収容所では、明日はガス室送りで怯えるユダヤ人を
カポと呼ばれるユダヤ人はナチスの手先となって、
同胞のガス室送りを手伝い、死体を運ぶ役目を担っていた。

ラーゲリで教育を受けた連中と、同胞を売ったユダヤ人が
だぶってしまうつ〜のは、はたしていけないことなんかね。



自民・民主の埼玉13区の候補者の喋り方を注意していた。
追い風民主は、自分でも34歳の若輩者、と言っている。
それをカバーするためか、喋りに妙なクセがある。
押し殺した威圧感、とでもいおうか。
これは、先日、宮代の進修館で開催された公開討論会でも感じていた。

松下政経塾出身者には、天下国家を取ったような口調でいけ、という
マニュアルでもあるのだろうか。

まるで、ヒューマノイド。
人間味を感じないのだ。
あるいは、背伸びしすぎ。
ちょこざいな青二才、と思われても仕方ない。

8月26日(水曜日)

●収穫
稲穂もこうべを垂れてきた。
早い田ではそろそろ刈り入れが始まるかもしれない。
この時期の楽しみは、
わが町の特産「巨峰」。
都内で買えば結構な値段だろうが、
地元で作っているので心ゆくまで堪能できる。

「新しい村」の「巨峰市」のチラシが入っていた。
9月5日、9時30分から一人5kgまで。
これをお目当てに遠方からやってくる。
駐車場はすぐ満杯になってしまう。

2000kg提供とあるから、
各自限度額まで買うと400名で販売終了ね。
(小学生にもできる計算だけど)

この町に住む人なら、品切れになったからといってもあわてない。
チャリで走れば数多くの栽培農家を見つけることができる。
「地方発送承り」の旗が出ていれば、直売もOKね。

次から次へと飛び込んで1Kg購入する。
だいたい3房1000円だ。
粒の密度、艶、味…みな微妙に違う。
次に、自分の好みに合った農家から購入すれば、
あちらで購入するより安く味わえる、というわけ。

ナシは春日部内牧、白岡。
これも天高く晴れ渡った日にチャリでナシめぐり。
健康にもいい。

8月25日(火曜日)

●町を歩けば
選挙運動は終盤戦を迎えた。
各党ともに「政権公約」の配布に余念がない。
自民、民主の物量は圧倒的だが、
風を受けた民主の勢いはとまらない。
新聞折込にも鳩山代表の大首写真入りのB3チラシが入る。
公認候補のチラシは入る。
街中でも配布している。
脇をかためる赤いトレーナーは若者が多い。
わが家には同じものが2〜3枚。

ところが、自民党の政権公約は手元にない。
候補者の刷り物の一部には提示してあるけど。
脇を固めるのは旧態然とした年配者。
新鮮味に欠ける。

今回は民主党の戦略のほうが一枚上手のように感じる。
自民党は4年前の小泉旋風の面影まるでなし。
小泉以後の3首相が悪すぎた。

夕刻、都内を歩いていると
わが町ではお目にかからない「国民新党」チームが
ビラまきをしていた。
初めて見る政権公約だ。
自民、民主に比べサイズも小さく、8つの「目玉政策」が
簡単に記されているだけ。
通り過ぎる人にはダイジェストで充分、というのだろう。
綿貫民輔氏の温和な笑顔だけが目立った。

8月24日(月曜日)
●政見放送
民放ラジオを聞いていたら
民主党東京小選挙区の候補者名と簡単な経歴を公約を帯で流していた。
ややあって、自民党も首相の冒頭ナレーションで千葉地区が始まった。
新聞もこの時期になると各党が公認候補群をずらりと並べた広告を行っているが、
放送はNHKの独占かと思っていたのでちょっと新鮮だった。
宣伝が緩和されたのかな?

NHKの政見放送も、内容が大いに変わっている。
以前はブルー系のバックに名札を立て、スーツ姿がカメラ目線で喋っていた。
公平を期すために同じ条件で行っていたのだろうが、
今回はCM仕立てだ。
町に飛び出し住民と対話するわ、子どもを抱き上げるわ、笑顔を振りまくわ、と
大サービスである。
ところが、よっぽど変わった公約でない限り似たり寄ったりの内容になってしまう。

このフィルムはどこで制作しているのかな。
NHKが作っていたのでは膨大な時間と費用がかかる。
外部のプロダクションで規定秒数内で作り
NHKに持ち込んでいるのだろう。
仕切るのは電通、博報堂あたりか。
ラジオの枠を購入するのも広告代理店。

そう、総選挙はBig広告代理店にとって「特需」なのだ。

8月23日(日曜日)

●祭りPt2
「宮代町民祭り」2日目にして最終日。
昨日は踊りがメインで本日は神輿が出る。
6時開催ということだったが、1時間前に出かけ模様を撮影。
メインストリートには夜店が軒を並べ浴衣の親子、神輿装束が目立つ。
担ぎ手グループの衣装はデザイン的にも凝っている。

杉戸に比べコースが短いのが玉にキズだが、町の構造上せんない。

旧役場跡地の起伏のある公園では音楽の生演奏。
ズージャバンドが「サマータイム」をやっていた。
まだ日が高い。
夕暮れ時ならもっとムードが出たのに。
この公園だが、小さくてもいいから常設ステージがあれば
愛好家の発表の場になる。
上手に情報発信すればマンガや映画に頼らなくても町の売り物になるかもしれない。

神輿が繰り出す6時半頃には人出も最高潮。
人口減に悩む町として、この賑わいは貴重である。
間隙をぬって民主党公認の若手立候補者がたすきをかけて歩き回っていた。

最近富みに人混みが苦手になってきたので
お囃子を背に山崎山の闇に向かってペダルを踏み込んだ。


※お気に入りの1枚
彼がカキ氷を買っている間に衆院選埼玉13区ポスターに見入る。
周囲は人混みなのに、ここだけ一瞬人波が切れた。
2009年8月とわかる貴重なシーン、と自画自賛。

8月22日(土曜日)

●祭り
朝から運動会告知のような花火がドン。
町民祭りの初日。
東武動物公園の今年最後の花火大会と重なった。

仕事が立て込み朝からパソコンに向かう。
テキストベースなら快適な常用PCだが、
グラフィックツールで少し大きなデータを扱うと
HDにアクセスが頻繁になりかったるい。
CPUはPentium4だが、
7年前の機械だからRAMは小さい、
アーキテクチャも今となっては古色蒼然なのだろう。

19時半に威勢のいい打ち上げ花火が始まった。
庭からも見えるが木立が邪魔をする。
やむなく外へ出る。
昔は近所の人たちが見物に来ていたがその姿はない。
もう慣れっこになったのだろう。
数人の若者がいるだけ。
だが、穴場である。

小型カメラで手持ちで撮影してみた。
露光が1秒なので、ブレは必然。
この程度が精一杯。
暗闇から浮かび上がったレジーナも確認できる。

8月21日(金曜日)

●風
選挙戦たけなわ。
マスコミは報道合戦。
新聞では、相変わらず「民主党」に風が吹くの観測気球をあげる。
ここ、埼玉13区でも民主党M氏優勢、自民党T氏追いかける。
どの選挙区も民主党>自民党である。

4年前は小泉旋風が吹き荒れ、無数のチルドレンが誕生し、
民主党は惨敗を喫した。
(小泉氏の神奈川県では民主党は総崩れだった。)
で、郵政改革に始まり、雇用問題、年金問題等々が噴き出し、
国民は「痛みに耐える」ことを強いられ、耐えた結果が格差を生み
多くの勤労者を路頭に迷わせた。
小泉内閣のあと、阿部、福田政権は短命、というより、投げ出し、
麻生内閣にいたっては、彼自身の人間性の問題もあり
国民は自民党に失望した結果、
やっと民主党に風が吹いてきた、ということなのだろう。

政党の「振り子」現象。
自民党の凋落は小泉政権の政策失敗が遠因となっている。

●風の噂
宮代町の首長選は
17日、庄司、野口氏町長選立候補表明。
20日、柴崎氏表明。
これで、噂の3氏が町会議員を辞職して選挙に臨むことが明白になった。
ところが、である
またまた風の噂が伝わってきた。
4年前町長選に立候補し榊原氏に敗れた加納女史が立候補するというのだ。
これが事実だとしたら、情勢が判明したところで勝算あり、と踏んだのか。
評論家と化した現職議員は「後出し」という表現を嫌っていたが、
現象的にはそう言われても仕方ない。

お隣、杉戸町の町長選は終わったが、
こちらには2度チャレンジして2度落選した女性議員がおります。
弁は立つ、理路整然とした演説。
議会では男性議員たちが、たじたじ、だったとも聞く。
地域の活動にも率先する。
首長選では前回と同じ政策を掲げた。
立派な方なのだろうが、善戦空しく次点。
政策スタイルは、実はどこかで見たような…
それを、演説でカバーしていたのだが。
杉戸は補欠選挙がないので、彼女は浪人しつつ、次の町議選を待つ。
彼女のブログには、地元での地道な活動を再開したことが記されている。

わが町の「アラカン・ジャンヌダルク」も、ある層には人気がある。
なんせ、町議選ではトップ当選なのだから。
しかし、「評論と解説、批判」ばかりではね〜。
ご自身の宮代での成果がまるで見えてこない。
そこが杉戸の方とは違うのかな。
基本的に町議選と首長選は違うもんね。

●インフルエンザ
病原菌は死んだわけではない。
深く静かに「その時」を待っていた。

わずか数ヶ月前。
日本国中マスクだらけだった。
メキシコでは死者が出たのに日本では感染者はいたが、最悪の事態にはならなかった。
ものものしい水際作戦と徹底した隔離作戦が功を奏したのかもしれない。
それでもゴールデンウィークの観光地は来客が減った。

初夏にはマスク姿も減り、国民はインフルエンザは沈静化したと思い始めた。
西日本を地震、豪雨の天災が襲い、
国民の関心はそっちに向き、インフルエンザは忘れかけていた。
ところが、
8月も中旬を過ぎ、沖縄、兵庫、愛知でインフルエンザによる死者が出た。
厚生省は「本格流行」と発表。

国民の気持ちがゆるみかけてきたとき、
なぜ「油断は禁物」と常に警鐘を鳴らさなかったのか。
ワクチンの備蓄もままならず、
この期に及んで、誰から先にワクチンを接種するか討議するという。

「国民皆マスク」時期からワクチン対策を継続していれば、
こんなに、あわてることもなかったろうに。

アメリカ、イギリスなどはワクチン備蓄を着々と準備を行い、
すでに、接種順番も決定済みという。

日本という国は昔から「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」体質のようだ。

太平洋戦争も、
昭和16年12月「ハワイ島奇襲攻撃」「インドシナ侵攻」の大成功に
国を挙げて「提灯行列」を行い浮かれきっていた。
半年後にはミッドウェイ海戦で大敗を喫し
それ以降ずるずると負け続け、20年8月15日を迎えるのだが、
勝利の事後対策を忘れたことによる敗戦だ。

インフルエンザ対策もすでに後手の様相。
しっかりせんかい!

8月20日(木曜日)
●虚像
以前、スターは庶民に夢を売る商売だった。
テレビ、インターネットの普及でハードルは低くなった。
昔ほど「手の届かない」存在ではなくなったが、
流行の発生源となったり、人脈の華やかさなど、まだ憧れの存在の余地はある。

その存在が、ある日突然ガラガラと崩れる。
酒井法子の世界は、最近稀に見る虚像崩壊事件だった。
「清純派」「ママドル」などともてはやされ、
手話をマスターし社会的弱者への関心も深い。
「裁判員制度」など国のキャンペーンのイメージタレントも務めた。
泥酔し全裸になって地デジのイメージキャラを降ろされた草g君など可愛いものだ。

みんなコロっと騙された。
笑顔の下に覚醒剤まみれの「のりピー」がいた。
週刊誌は久々の大物スキャンダルに勢いづいている。
早速「らりピー」とネーミング。
出生の秘密、複雑な家庭など知られたくない暗部が続々曝される。

夫はぺらぺら喋っているのに、酒井法子はかなりしぶといようだ。
口の軽い男には、小中学校時代の同級生が、首から上を写さないで
かなり辛らつな発言をしている。
酒井の態度に、親が親だからそういう血が流れているのだろう、などと推理する。
逃亡を助けた男たちの素性も見えてきた。

どのように尋問が行われているのか皆目見当がつかないが、
拘留期間も延長されたようだから、時間をかければ
さすがの酒井も落ちるのだろ〜ね。

8月19日(水曜日)
●生存競争
地震、豪雨…西日本は天災に見舞われているが、
こちらは晴天が続き、残暑が厳しい。

庭先では蝉たちが行く夏に精一杯声を枯らしている。
ときたま不協和音のように選挙カーが候補者の名前を張り上げて通り過ぎる。

規則的な蝉の声に混じって悲鳴のような鳴き声が聞こえてきた。
たまたま喫煙のため外に出ていたので、声の方向を注視した。

花水木の幹で死闘が繰り広げられていた。
かまきりが蝉を捕食しようとしていた。
首に鎌を突き立てられた蝉が断末魔の声をあげていたのだ。
発見したのが遅かったので、
仮に蝉を引き離しても死んでしまうだろう。
可哀想だが、かまきりの豪華な食事の邪魔をしないことにした。

8月18日(火曜日)

●公示
衆院選の告示日。
衆院選と市長選同時選挙の横浜。
事務所の脇の国道1号線を早速選挙カーが走り回る。
鶴見区・神奈川区の神奈川3区は4人立候補。
中曽根時代の大臣の息子が5期、居座り続けている。
そこへ、民主党の女性市議が戦いを挑む。

連続5期の代議士は初当選の頃から顔を見ているが…
今回のポスターを見て、たいしたたまげた。
逆風の自民党だから、お詫びもかねてか決意も新たになのか、
ぬわ〜〜〜んと「丸坊主」。
しかも、こぶしを…
何年たっても演説もかなわぬ玉川学園大野球部出身(といわれる)の壮丁姿。
議員というより格闘家だ。
以前はパンチ・パーマ姿だったが。
キャッチは「この国を守る」(彼のばやい「護る」のほうがいいかもね)
右翼団体のメッセージだ。

これって、逆効果ではないの。
鶴見が選挙区。
あそこには大本山総持寺がある。
(映画、ファンシーダンスの舞台だ、裕次郎のお墓もある)
いっそのこと仏門姿のほうがよかった。

8月17日(月曜日)

●蛾
デッキの日除けシートに蛾が直射日光を避けるように羽根を休めていた。
とんでもない大きさだ。
揚羽蝶くらいはある。
色は白で涼しげ。
一風代わった柄。
頭部と脚が蝶と違う。

蝶を見てもなんでもないのに
蛾は、一瞬ギョッとするのは何故だろう?
モスラのイメージと重なるからなのかな〜〜。

12月16日(日曜日)

●カラー化
22時15分〜23時45分。
NHKhi「カラー化された戦争の記録」
ラテ欄で見つけて赤いしるしをつけておいた。

第二次世界大戦では各国とも最前線で記録映画を撮影していた。
ほとんどはモノクロフィルムだが、
ナチスドイツはアグファカラー、米国はコダックという
世界有数のフィルムメーカーを擁していたためカラー映画も残っている。

モノクロ映画をデジタル処理で着色をして90分の記録映画が放映された。
ヒトラーのヨーロッパ戦線、昭和天皇と東条の太平洋戦争、ヒトラー自殺、原爆投下…

駆け足だが世界を巻き込んだ戦争の経過がわかる。
静止画では見たことがあったが、動くのは初めて見る映像ばかりだった。

印象的な場面は、ナチスドイツがフランスを陥落させパリに無血入城。
降伏文書調印にヒトラーが演出をした。
パリ郊外コンピエーヌの森に客車を持ち込ませた。
それは、第一次世界大戦でドイツが負け、屈辱的な調印をしたのと同じ客車だった。
戦勝国フランスの英雄ペタン将軍が、今度は敗戦国の代表として乗り込んできた。
当時の英雄は売国奴として晩節を汚した。
客車のテーブルについた小柄な将軍の後姿をカメラは映し出す。
調印は短時間で終了したが、ヒトラーは一言も発しなかったという。

客車から出てきたヒトラーの満足げな表情。
雑誌でよくお目にかかる写真はそのときのシーンだ。
磨き上げられた長靴の片足を上げ小躍りしているような姿が有名だ。
映画では片足を少し高く上げたシーンはなかった。

もうひとつ。貴重なシーン。
ミッドウエー海戦で日本軍は虎の子航空母艦を4隻失った。
それが、その後の戦局悪化の序章だった。

多くの画家が従軍し戦場、戦闘場面を描いている。
藤田嗣治もその中の一人だった。
パレンバン奇襲の落下傘部隊の図は有名だが、
彼がミッドウエーの艦艇に乗り込んでいた。
船べりで海戦の様子を描いている姿を映していた。

パリ在住時代の彼は、おかっぱ頭で猫と一緒の自画像を描いている。
白磁のような肌の裸婦も多数描いている。
細面で丸いめがね、ちょびひげが、彼のトレードマークだった。



※裸のマハのような絵も描いている。
猫好きな彼の絵にはよく登場する。

だが、船に乗り込んでいた彼の姿は、ぼさぼさの頭髪のいかつい日本人という感じだった。
イメージが大いに違ってしまった。

米軍の記録映像作りには巨匠「ジョン・フォード」がミッドウェーに「参戦」した。
彼は目を負傷し片目を失明したという。



※ミッドウェーで帰艦した零戦だが空母が沈没し、帰る場所がなく海に突っ込んだ。

衝撃的なシーンは数多い。
米兵に射殺される瞬間の日本兵。
墜落した日本軍パイロットを米兵が救出しようとしたとき手榴弾で自決。
ドイツ兵がウクライナで多数のユダヤ人を銃殺。
ユダヤ人は自分たちが掘った穴に崩れ落ちてゆく。

この時期は
NHKお得意の戦争ドキュメンタリーが連夜放映される。
国家がどのように戦争への道を進んでいったのか。
歯止めをかけることがなぜできなかったのか。
こういうことを現代の学生は学んでいるのだろうか?

月15日(土曜日)
●敗戦

※64年後の本日昼。レジーナは大賑わい。これでいいのだ。



※7時半から恒例、動物後援花火大会。
大勢の人が「新しい村」界隈で楽しんだ。これでいいのだ。

昭和20年の本日、日本は負けた。
人口の75.5%が戦後生まれとなった今、戦争の記憶は遠のいていく。
しかし、25.5%の中には実際に戦場へ行ったり
国内で空襲を体験、広島・長崎で被爆した人たちがいる。

当時、私は何をしていたか。
父親は赤紙で徴用され南方戦線(ハルマヘラ島)に出征していた。
母親は東京を離れ出身地である、群馬県邑楽郡千代田町(当時は赤岩村)に疎開。
村役場で看護婦をしていた。
3歳の私は、ひたすら無邪気であったが、
大泉にあった中島飛行機にB29編隊が攻撃にやってくる。
高高度を飛行するため、日本軍の迎撃機もそこまでは攻撃できない。
よって、迷彩塗装もなく、ジュラルミンの機体が太陽に反射しながら飛び去ってゆく。
母屋と納屋の間の細長い上空を見上げ、キラキラ輝いてきれい、と思っていた。
母屋とその前に広がる畑の間に防空壕があった。
そこに、1度だけ入ったことがあった。
暗くて狭い空間は恐怖だった。
その、家も取り壊されもう存在しない。



テレビ、ラジオで64前のこの日をどう伝えるか。
TBSラジオは、永六輔の番組で「終戦か敗戦か」について聴取者から意見を聞いている。
テレビは、例年NHKが積極的だったが、
今年は1chは高校野球が夕方まで、途中11時に戦没者追悼式を中継する。
3chは戦争関連はなし。
民放は相変わらずノーテンキ。たぶんニュース枠で追悼式は放映されるだろう。
唯一、フジが21時から、クリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」を放映する。
3年前の映画だが、これはロードショーで見たしパンフレットも購入した。

NHKは中波に代わりBSが特集を組んでいる。
衛星第2では12時30分から17時まで「昭和20年の記憶」と題して
各界から、あの時の証言を行う。
ハイビジョンでは、9時から「硫黄島玉砕線〜生還者61年目の証言」
11時30分、「8月15日あの日世界は何をめざしていたのか」
BSジャパン21時「何故、戦争は始まった」

太平洋戦争中は挙国一致体制で、ラジオ(NHK)、新聞こぞって誤った情報を流し
負け戦も勝ったようにみせかけ、国民を騙し戦意高揚をはかった。

軍部はマスコミを操って国を誤った方向に向けたが、
戦後の平和国家で、再びあの過ちを繰り返すことのないよう、
マスコミがこぞって日本の戦争の検証を行ってもよさそうなものだが、
衆院選、高校野球一色だ。
平和ボケ。



※硫黄島近影 手前が「すり鉢山」
映画「硫黄島からの手紙」では、ここで死闘が繰り広げられる

当然、朝から「硫黄島玉砕線〜生還者61年目の証言」を見た。
3年前NHKスペシャルで放映された番組の再放送だった。
映画「硫黄島からの手紙」の封切りと同じ時期だが、この番組は見逃していた、

映画も迫力があったが、アメリカ軍が撮影した記録フィルムはさらに生々しかった。
洞窟内で、砂浜で斃れた日本兵の姿がむごく痛々しい。
同じように米海兵隊の戦死者も累々。

硫黄島は本土攻撃の拠点として米軍はどうしても奪取しなければならない島だった。
それがわかっている日本も死守しなければならなかった。
当時、力尽きていた日本軍は
島伝いに占領してくる膨大な物資を誇る米軍を全軍で向かい撃つことになる。
陸海軍混成部隊で編成され(映画にも描かれている)、
地下壕をつくり全島要塞化して敵の上陸を待ち受けていた。
引き寄せて攻撃するという戦法に、
1日で占領するとしていた米軍は作戦変更を余儀なくされる。

21000人の守備隊のうち生存者はわずか。
今も10000の遺骨が眠っていると言われる硫黄島だ。
奇跡的に生き残った兵士、下士官がNHKの取材に答えていた。
話は凄惨をきわめていた。
洞窟内で理性を失った日本兵の地獄図絵。

一方、なかなかおちない日本軍と戦死者が増しいらだつ米軍。
艦砲射撃で一件落着かと思ったが、だめ。
上陸後、おびただしいロケット弾を打ち込んだ。これもだめ。
航空機による爆撃。
だが、日本軍の戦死者は確実に増加していった。
次、心理戦。スピーカーで投降を呼びかけていたが効果なし。
次、兵士と戦車による火炎放射器攻撃に変わった。
しかし、日本軍の抵抗は続く。
次、洞窟1つ1つ手榴弾による攻撃。
でも、効果なし。
最終手段は洞窟にガソリンの混じった海水を流し込み火をつける。
(映画はここまで描かなかった)

ありとあらゆる手段を用いて掃討作戦を行った様子がわかる。

日本人の証言者もガソリン入り海水注入攻撃の恐ろしさを語っていた。


※拡声器で投降を呼びかける米海兵隊員



生き残った兵士たちは硫黄島での体験を語らず戦後を過ごしてきた。
当時17歳の少年兵も80近い。
これを語らず世を去っては、あのとき亡くなっていった仲間に申し訳ないという
気持ちが働いて、生々しい内容を話しはじめた。

当時の新聞、ニュース映画も紹介されたが、玉砕を美化するものばかり。
軍が作成した記録も当然都合のいいものだろう。
前線で戦った兵士の証言ほど真に迫るものはない。

半藤利一氏は「昭和史」の中で、戦時報道で通信社、新聞社がやったことを批判している。
中でも毎日新聞の、軍部への
ちょうちん記事で、国民の忠国、愛国意識をあおった罪。

今もそうだが、マスコミを鵜呑みにするとこわい。
批判精神はつねに堅持する気持ちが大切だろう。

戦争は家族を引き裂き、
国家を疲弊させる一番愚かな行為であることを肝に命じよう。

といっても、アフリカ、東ヨーロッパ、アラブ世界では
部族、民族、宗教に根ざした紛争が相変わらずなのだが。

8月14日(金曜日)
●象
先日、タイでパンダの化粧をさせられた象のニュースが写真入りで載った。
また、つい2〜3日前、同じくタイ(だったと思う)でマンホールにはまった
小象のニュースも伝えられた。
タイでは昔から象は荷物運搬用に使われ、人と象との関係は親密だった。
ところが、運搬手段が車になり象はお役ごめん。
観光などに活路を見出さなくてはならなくなった。
そのため、エレファント・エレジーが聞かれるようになった。

どんな動物でもそうだが、目がひじょうに美しい。
疑うことを知らない純粋なまなざしである。
裏切られ、虐待されても主人についてゆこうとする姿は
けなげで、ときに哀れをさそうことさえある。

だから、動物をそのように扱う人々を私は信用しないし付き合う気もない。

毎年、この時期(敗戦記念日)になると秋山ちえ子氏が「可哀想な象の話」を朗読する。
本日もTBSで行った。
90歳を過ぎた女史は切実な老いを語っていた。
それから、大戦末期、食糧はなくなり、万一攻撃され檻がこわれ猛獣が逃げ出したら
大変なことになるので、動物園では「処分」することが検討され実施されていった。
飼育員の断腸の思いはいかばかり。
で、象の話になるのだが、芸をすれば食糧がもらえると刷り込まれているので、
弱った身体を起こし飼育員の前で、芸を披露する…

で、象は死んでいくのだが
あ〜〜思い出すたびに胸が熱くなる。
目頭も。

戦争は市井の民、家族を不幸のどん底に陥れるが
動物たちも例外ではない。

日本を無謀な戦争に導いた陸海軍の参謀ども。
彼らの復権を永久に許すまじ。

8月13日(木曜日)

●重点政策
各党「趣向」を凝らして政策を練り込んでいる。
同じテーマでも「差異」を出さなければ党の特色が出ないため、
例えば高速道路の通行料金では、自民党・有料、民主党・無料という違いが出ている。
子育て支給額も金額が違う。
一事が万事こんな状態なのだ。
で、大盤振る舞いの原資はどのように手当てするのか、が心もとない。

国政だから全てに満遍なく目配りするが
それらを見る限り「日本はばら色」になってしまう。
やはり「景気浮揚」「省庁の改革」「制度の見直し」「国際における存在感」
あたりを重点にすれば、「ばらまき」に頼らなくても済む。

働く場所があり、その場所は元気で、家族が暮らせ多少蓄えができる収入があり…
国民はこんな、ささやかで当たり前のことが嬉しいのだ。

役人は利権漁り、社会保障も杜撰、国際的な相対地位も沈下というのではね。

国を治めようとする人たちに志がなく、小粒になったことが諸悪の根源。
復活した派閥が蠢くようでは、先はまだ暗い。
どんな、おいしそうな政策をぶらさげてもね…

8月12日(水曜日)

●攻防戦
総選挙に向けて各党とも「政権公約」づくり、比較検討に忙しい。
新聞では、各党の採点や、各項目の比較にスペースをさいている。
TVも評論家、ワイドショーのコメンテーターが好き勝手な発言をしている。
有権者はそれらに目を通し耳を傾け、最良と思える人に1票を投じるわけだが、
そんな理想的な「人選び」ができるとは限らない。
政治家は「しがらみ」なし、と言っていても、
投票する側が組織や地域の「しがらみ」に縛られているつ〜こともある。
従って、「浮動票」の価値がある、というわけね。

マニフェストだって、他党の内容を見ながら微調整をしている。
追い風の民主党も一番先に世間の風にさらしたため、
苦しい言い訳をしながら軌道修正を行った。

国政がそうなのだから、間もなくこの地域一帯で行われる首長選でも
同じようなことが行われるかもしれない。
ぎりぎりまで表明しないで、出揃ったところで「はい、出ます」と。
全ての政策を見比べながら、欠けたところを補充し優等生的な「作文」をする。

そういう戦法もあるかもしれないが、「苦渋の決断」が「後出し」では
姑息でいかんですな〜。
ときには「勢い」「潔さ」も必要であります。
停滞した町では。

8月11日(火曜日)
●海軍、第3夜
NHKのドキュメンタリー最終章。
今夜は東京裁判と海軍参謀たち。
衝撃的な内容だった。
冒頭に、陸軍は暴力犯、海軍は知能犯というナレーション。

昭和21年5月3日、極東軍事裁判(東京裁判)が開廷。
昭和22年2月21日閉廷。
A級戦犯25名。
絞首刑、陸軍大将5名、陸軍中将1名、文官1名。

日本には空軍がなく陸軍、海軍。
ともに侵略戦争をやったのに、絞首刑は陸軍軍人のみ。
海軍は終身刑。

※陸軍(左)は絞首刑、海軍は終身刑だが、講和条約締結以後釈放。
すでに、元海軍参謀たちは想定済みだった。

これが、冒頭の「陸軍は暴力犯、海軍は知能犯」という意味なのだ。

敗戦直後に海軍は「第2復員省」という組織をつくった。
構成員は旧海軍の参謀たち。
表向きは海外で敗戦を迎えた海軍兵を帰還させる受け入れ先だが、
裏業務は、戦勝国がとりおこなう裁判で帝国海軍の将官たちを
少しでも重い罪から逃れさせるためにはどうしたらいいか、を討議実行する組織だった。
本来死刑になる可能性のあった嶋田繁太郎大将が
終身刑となったのは、彼らの働きによるものだ。

工作は入念をきわめマニュアルが作成され実行された。
将官に類が及びそうな佐官級は、事前に呼び出され逃亡、身を隠した。

「復員局」という名前は聞いたことがあったが、そんな役割を帯びていたとは知らなんだ。

東京裁判に関わる書物を読んでも、裁判の推移、かけひき等を描いても
海軍の「第2復員省」に関する記述は皆無だ。

これまた、半藤一利氏の書き下ろしを期待したい。

●キーボード
PCとキーボードは紙と筆記用具の関係。
筆記用具は自分にフィットする書き味を求めていろいろ買い漁るが
キーボードは購入時のものを使っているケースが多い。

私のデスクトップPCはいつの間にかDELLばかりになってしまったが、
初期のDELLはキーボードも気合が入っていた。
Windowsの原型となったIBMマシンに似せて作られ
重量があって打鍵感もよかった。
が、昨今のコストダウンの影響でちゃっちくなった。
軽いし、キーボードはストロークは長く打った感じはボコボコ。

わずかな投資で感じがまるで変わってしまうのがキーボードだろう。
一方のポインティングデバイス、マウスはすべてLogicoolにした。
最新のワイヤレスマウスはことのほか快適。
赤外線ではなくレーザによるトレースは正確で細かい作業にうってつけ。

サブマシンにはELECOMのキーボード。
適度な反発力のあるパンタグラフ方式のキーと
シルバー&ブラックのツートンカラーデザインが気に入って購入した。
打鍵感はいいのだが
Enterキーがやたら大きい。
ケーブルが右上。
使っているうちに不満が出てきた。
でも使い続けておりますが…

※CPUは古いが結構軽快な動きをするので愛用している。
キーボード、マウスともにLogicoolのワイヤレスタイプになった。
それでなくても、細いコードがうねうねしているので、これ以上
スパゲティ状態にしたくなかった。

メインマシンは使いにくさに閉口しながら長いこと付属のキーボードだった。
さすがに飽きてきた。
ここらで気分を変えてみようか…と。
キーボードメーカーは数社あり値段はピンキリ。
デスクトップだからテンキーつき。
シンプルなデザインでシックなカラー。
となると、4社ほどになる。
マイクロソフトはソフトだけでなくマウス、キーボードも発売している。
だが、昔からダサデザインで食指が動いたためしがない。
今回は愛用マウスと同じLogicoolを中心に比較検討。
パームレスト付きの薄型を選んだ。
しかも、ワイヤレス。
Fキーに拡張機能が割り振られている。
つや消しが欲しかったが、それはなかった。
もちろんキータッチはしっとり。
キー配列が今までとは少し違うので慣れは必要。

少し離れたところから膝に乗せて入力してみたが、ちゃんと反応した。
が、肝心の文字が読みにくくなって実用的ではない。
でも、面白い。

これから新しい相棒と楽しい時を過ごせる。
この気分のよさが大切だ。

入力スピードに比べ変換速度がもたつくことがある。
辞書をハードディスクに置いているので仕方がないのだが、
MS−DOSの頃のようにRAM-Diskに辞書をコピーできれば
快適さはさらに増すだろう。

●台風9号
帰りは電車が止まっているのではないか、と覚悟して家を出た。
横浜到着の頃は小雨が降っていた。
午後から雨風が強くなる、と思ったら
ピーカンですよ。
関東地方接近する前にコースが変わってしまったのだろう。

伊津半島界隈は朝5時頃強烈な地震に見舞われた。
不覚にも寝ていてまるで気がつかなかった。
あちらは台風と地震で最悪の事態。
天災が同時に襲うということは、いままで聞いたことがない。
地球は病んでいるのだろう、確実に。
その原因は人間にあるのだが。

8月10日(月曜日)
●夫婦
のりピーは、はからずも夫唱婦随。
夫にすすめられて覚醒剤を使用していたらしい。
法子君は「夫婦でやった」と供述しているらしいが、
夫婦なら「やる」のは当たり前だろ、バカ。

●9号
台風9号が岡山県、兵庫県に甚大な被害をもたらした。
死者も多数。
明日から関東地方に接近する。
雨台風なので、電車のダイヤも乱れるだろう。
どうしても出勤しなくてはならないときに、
こういうことが発生する。

●海軍
今週の土曜日は64年前に日本が戦争に負けた日だ。
この時期がくるとNHKは戦争特集を行う。
その番組というのが貴重なドキュメンタリー。
今まで見たことも聞いたこともないフィルムや資料が使われる。

今年は昨日から3夜連続で「海軍 400時間の証言」を放映。
当然昨日も見たのだが、生々しい当時の現場からの話が伝わってくる。

2夜は「特攻作戦」はなぜ行われたか。

神風特攻、人間魚雷回天、特攻艇震洋、桜花など
人間が爆薬を装填した兵器を操縦し敵艦に突っ込んでゆく戦法を
海軍の誰が、なぜ発想し採用し実線配備したのかを証言する。

当時の海軍軍令部に所属し作戦を立案した佐官級の人たちが話す。
場所は原宿・東郷神社近くの水交社。
海軍軍人のたまり場だ。

海軍大学を優秀な成績で卒業した20代後半から30代の人もとうに90を過ぎている。
しかし、あの時のことはしっかり記憶していた。
彼らの前に認知症という言葉など無関係という按配。

個々は優秀な頭脳でも、流れが間違った方向に向かおうとしたとき、
それにブレーキをかける意見を言うという勇気のある者がいなかった。
流された。
それが海軍の「悪しき伝統」、というのだそうだ。
なにも、海軍だけでなく、政治、企業、体育会、クラブにも、そんな芽はあるのではないか。

特攻隊生みの親は大西滝次郎ということになっているが、
その前に何人もの海軍参謀が非人道兵器を発想し、開発し、使用時期等を想定していた。
重要なポジションを占めていたのが源田実だった、とは。
彼はそんなことおくびにも出さず、戦後をしぶとく生き抜いた。



400時間の証言とは、
昭和55年から始まった海軍参謀たちの反省会のテープ記録。
テープを預かった若手参謀も90歳。
今は海軍の歴史研究家の手元に保管されている。



この番組を監修した人たちの中に半藤一利氏がいる。
ぜひ、このテープをもとに「海軍」を書き下ろしていただきたいものだ。

8月9日(日曜日)
●地震
8時頃、どこかで花火の音がした。
外に出て、笠原小の向こうにわずかに打ち上げが見えた。
春日部か松伏か越谷あたりか、と思いつつ部屋に戻る。
と、テレビが上下に小刻みに震動し始めた。
地震!しかも上下動!
家人浮き足立つ。
NHKの情報が出るはずだから、と画面に見入っていたら、
ゆっくり横揺れが始まった。
家人めまいを感じる。
このまま揺れが激しくなるのか、と思いつつ
とりあえず外に出た。
先ほどの豪雨で容器いっぱいにたまった雨水が揺れて外に飛び出している。
まだ揺れは続いていた。
ますます大きくなるのかという不安に反し揺れは止まった。
リビングのテレビはつけたままだった。
早速地震情報のテロップが流れた。
震源は東海道沖というから愛知、神奈川方面かと思ったが、
震度4は栃木、茨城方面。
わが宮代町も流れた。
おかしいのは、周辺の市町村がまるで出てこない。
ややあって、久喜、鷲宮、栗橋、杉戸、春日部も流れたが震度3。
どういうわけか、いつも宮代は周辺市町より1つ震度が大きい。
町全体の地盤がゆるいのかな。

豪雨中に地震が発生したら大変なことになるよな〜〜。
天変地異の予兆?

●豪雨
17時ちょい過ぎにポツリときた。
あやしい雲行きなので雨戸や出窓を閉めた矢先だった。
間もなく土砂降り。雷鳴も。
過去、PC2台落雷でやられているので、神経質になっている。
電源を落とすが、OSの自動更新に引っかかりスムーズに終わらない。
イライラ。

ラジオでは埼玉南部、都内の豪雨注意報が出たと報じる。
やがて雨は上がったが、遠雷は聞こえる。
出窓を開け空気を入れ替え。
ときおりピカッと光る。
こんな状態でも、蝉は鳴きやまず。

●死
タレントの覚醒剤事件で世間の耳目はそちらに向いているが、
若い世代の不祥事より、大原麗子の病死のほうが私らの世代にはショックだ。
62歳。
自宅でひとりあの世に旅立った。
2週間くらい経過していたという。
発見した実弟の話では、
ベッドの上で仰向けになり、衣服を枕代わりにしていたそうだ。
携帯電話は手元から1.5mほどにあった。
にもかかわらず、使えないほど衰弱していたのではないか、と。

彼女は20代から手足の筋力が衰える
ギラン・バレー症候群という難病にかかっていたそうだ。
が、世間に公表することなく仕事に打ち込んでいた。

チャーミングな顔立ちとハスキーがかった声で
昭和40年代に青春を送った若者たちをとりこにした。
と、言われても彼女のドラマや映画を見たという記憶はない。

「少し愛して、なが〜〜〜〜く愛して」というTVCMが強烈だった。
あれは、シリーズで制作されたのかどうかも忘れたが
コピーだけは頭にこびりついている。

彼女を偲ぶ番組でCMを放映したが、
サントリーレッドのコマーシャルだった。
「角」かと思っていたが…

「レッド」はヒラリーマンの定番だった。
私も、銀座のバーではレッドから始まった。

CMの彼女はまだ20代。
彼女を残して山へ行く夫のザックを蹴飛ばし
打ち所が悪く顔をしかめる。
ういういしい若妻の姿があったが、
実生活では2度結婚に失敗している。
2度目の森進一とは、違和感があったね〜。

とまれ、一時代を創った大原麗子さんの死に
心からお悔やみ申し上げます。

8月8日(土曜日)
●出頭
姿をくらましていた酒井のりピーが、
21時過ぎ警察に出頭したと、テロップが流れた。
山梨県身延界隈つ〜のは陽動作戦で、
実は都内の知人マンションに潜伏していたりして…

彼女の失踪中、いろんな事が興味本位に露見してしまった。
酒井の港区のマンションに夫はほとんど顔を出さない。
夫は「自称」サーファーだが、実は無職で実家は裕福。
子どもをかくまった知人とは夫の愛人で、もともと酒井の友人。
愛人は酒井公認だった。奇妙な三角関係。
酒井の実弟は九州の暴力団構成員で覚醒剤不法所持で捕まっていた。
酒井の足にはタトゥーが彫られていた。

清純イメージで手話をこなし社会貢献も大きい
今どき貴重なタレントというイメージがガラガラと崩れ去った。

テレビもスポーツ紙もビッグ芸能ニューが勃発し当分もちきり。
押尾事件は吹っ飛び、彼も少しはほっとしているだろうが、
死人が出ているのだし、同時進行で報道されるのだろう。
押尾の妻、矢田亜希子は離婚を発表。

8月7日(金曜日)
●裁判員制度
戦後初の裁判ルール。
昨日、足立区の殺人事件が結審した。
4日間という短い裁判。
懲役15年という量刑。
72歳の被告は、務め上げれば87歳。
獄死する可能性もある。

市井の民の質問には、
プロの裁判官では思いもつかない内容もあったというが、
新聞を読む限り、常識的なものだ。
こういう着眼や発想のないプロつ〜のは、やはり感覚が偏向しているのだろう。
つまり、人を裁くエリートで庶民感覚は持ち合わせていないということ。

●汚染
芸能人が麻薬・覚醒剤使用で相次いで摘発された。
つっぱり押尾。
若いホステスの住居・高級マンション六本木ヒルズで使用中に女性が死亡。
男は女からすすめられたといい、死亡した女の知人は
「男から錠剤を飲むよういわれ困惑している」というメールをもらっていた、と。
相手は死亡しているので、押尾は女に罪をかぶせようとしているのか。
つっぱり男なのに往生際の悪さが垣間見える。
相手は亡くなったのだし、仮に女にすすめられたとしても、
男らしく罪をかむるべきだろう。
保身にきゅうきゅうとする小心男にすぎない。
こんな男を見初めた矢田という女も見る目がない。
その後、死亡した女のマンションから、
服用したMDMAに加え、コカインも見つかったという。

同じ日に渋谷の路上で男がつかまった。
かみさんは、元アイドル、のりピーだ。
間もなくのりピーは子供をつれて失踪した。
3〜4日たっても行方知れずということでマスコミが騒ぎ出した。
山梨県身延方面に彼女の土地勘があるということで、
捜索の手は伸びたが依然行方知れず。
その後子供は都内の知人宅で見つかった。

折り目正しく、手話をマスターし社会貢献もしている彼女である。
夫の不始末に絶望して姿をくらましたのか…と最初は思っていたが、
ことによったら、イメージとは裏腹に彼女も染まっていた、ということも考えられた。

さきほどのニュースで、
酒井法子に覚醒剤不法所持で逮捕状が出た、と。
やっぱり!
夫から強制されたのか、みずから手を染めたのかそのうちわかる。

戦時下では、昼夜兼行で武器生産を行わなくてはならないということがあった。
眠気をふきとばすために「ヒロポン」を打って覚醒した、という。
平和な時代に、麻薬、覚醒剤に手を出すというのは別の意味をもつ。
酔った状態になるのなら飲酒でできるが、
薬、錠剤服用によるハイな気分になるのは、快楽目的。
男と女が用いれば、濃密性愛シーンが展開される(と、本に書いてある)。

押尾とホステス、
酒井法子と亭主。
人間の欲深い性(さが)が浮かび上がる(のかな)。

8月6日(木曜日)
●原爆忌
64回目の原爆忌。
米軍の原爆投下は日本の軍国主義の終焉を意味する。

敗戦の年に生まれた方々もとうに還暦を迎えた。
64年間といえば、江戸のにおいを残し、ちょんまげとじゃんぎり、
まだ腰に刀をさした武士もいるという時代から、
日清日露の大戦を経て大国となり、
満州事変、上海事件を引き起こし日本が軍国化し大陸への野望を拡大していった頃まで。
つまり明治元年から昭和7年というきわめて長い月日を経たのに相当する。

この日がくれば、広島の平和記念公園で式典が開催される。
新聞も報道する。
しかし、テレビで特集番組を組んだのはNHKのみ。
民放はニュース番組の中で簡単に式典を紹介するのみ。
相変わらずアホを増殖するバラエティ番組のオンパレード。
その昔、大谷壮一が「一億総白痴化」と看破したが
みごとにその様相を呈している。

広告費と視聴率で成り立っている民放だが、
この日が国家にとってどのような日なのかを
真摯に伝える局が1つくらいあってもいいだろう。
広島・長崎を風化させてはならない。

昨深夜のNHKテレビは「人間魚雷・回天」の生き残りの証言だった。
小型潜水艦の先端に大量の爆薬を装填した特攻兵器だが、
大型潜水艦に積まれて索敵し、目標を発見したら
艦から切り離され、潜望鏡を頼りに敵艦船に体当たり。
うまくいけばいいが、コースを外れたら自爆するという非人道兵器。

そのときがきて、運悪くモーター故障で発進できなかった
(つまり、生き残った)青年将校の幾人かが証言していた。

特攻要員として同じ時間を過ごし、
伊号潜水艦の隣同士に積載された回天で、
片方が出撃し、自分の艇が故障で出撃不能に陥った。
「生き残った」という安堵感はまるでなく、
戦友が死にに行くのに、
自分がこんなことになって申し訳ないという
慚愧の念に堪えない状況だったという。

回天特攻に出撃した青年将校は140名を上回り、
戦果(戦後、米軍の書類から調べた)は9隻に満たなかった。
非効率で非人間的な兵器を開発し、
深海に将来ある若者を沈めた海軍指導部だが、
精神力と非力な武器で戦えると本気で信じていた狂信的な思考が恐ろしい。

8月5日(水曜日)
●臨終
プラムの木の下でセミが仰向けになっていた。
この時期になると、こういう姿をよく見かける。
触れると羽をばたつかせる。
最後の力をふりしぼっているのだろう。
もう樹液を吸う力もないのだろうがプラムの幹につかまらせた。
やがてはカラスやアリの餌になるとしても
少しは時間がかせげるだろう。

※羽根に力がない


※かたちのよい空蝉

近くのレモンの葉には脱け殻がしがみついていた。
仰向けのセミと同じ種類だ。
まさか、生まれた場所に近い場所で最後の時を過ごしているのではあるまいね。

深夜のNHKテレビで連日太平洋戦争の番組を行っている。
それをFMラジオで聞いている。

ビルマのインパール作戦失敗のあと、
なおも山岳地帯での戦闘は繰り広げられていた。
相手は八路軍のようだった。
孤立した兵団は弾薬、食料もなく兵隊は次々に死んでゆく。
結局、全滅したのだが、
海での戦闘で玉砕、全滅というのはよくある話だそうだが
山岳地帯でのこのようなケースはきわめて珍しいという。

この作戦を立案したのは、あの辻参謀だった。
彼は救出の兵団を向けるからと、いちるの希望を持たせていたが、
側近には、そのような余力はないと話していた。

優秀な成績で陸軍大学校を卒業した参謀たちは
兵隊を駒のように扱い、無謀な戦線に送り込む。
失敗した作戦は闇に葬られ輝かしい戦果だけが喧伝され
虚名がどんどん大きくなってゆく。

過酷な状況をからくも生き延び帰国した
当時20歳を少し出たばかりの若者も今は90歳を迎えている。

誰かが言った「死ぬときはせめて畳の上で死にたいと思った」と。

わが庭のセミは、ことによったら幸せだ。

8月4日(火曜日)
●木陰
ブルーベリーの葉に乗り一休みする青蛙。
植物より鮮やかな緑色をしていて
空気は乾いているのに
ペンキ缶から這い出したばかりのような艶がある。
カメラを近づけても逃げようとしない。
口をヘの字に結び達観したような顔つきをしている。
眠そうな目をしているけれど…


8月3日(月曜日)
●虫の正体
7月31日、庭で見つけた不思議な生物の名前が判明。
あれを見た小学校の同級生からメールが入った。
いま、夫君の出身地山口に移住し自然の中で暮らしている。

「ハリガネ虫」というのだそうだ。
言われてみれば、全身同じ太さで錆びたハリガネのようだ。
ウイキで調べると結構情報はある。

カマキリに寄生する生物で、成虫になるとカマキリの尻から這い出すのだが、
そのためには水のあるところが必要だという。
ハリガネ虫は腹の中からカマキリを水辺に誘導させる操作を行う。
下痢をさせ脱水症状を引き起こし水を飲ませるように仕向けるのだとか…
食い破って出てくるといった乱暴な虫でなくてよかったね。

生き物の知恵は食虫植物にも見られるが、
ハリガネ虫も、ただ、のたうちまわる単純な虫ではなかった。

YouTubeにはハリガネ虫がカマキリの腹から出てくる動画もある。

8月2日(日曜日)
●収穫量増大
掃除が男の仕事になってから1ヶ月以上経過した。
これまでの掃除機と異なり小柄な女性が自由自在に引き回すにはしんどい。
形は小さいが重量がある。
ノズルがアルミパイプで太い、ホースが硬質…
だが、吸引力は抜群だ。
強弱2段階あるがフローリングは弱でブラシの回転を止める。
すると、静音とはいわないが、かなり静かになる。
それでも吸い込むパワーは尋常ではない。

※ゴミが高速回転するサイクロン方式。あまりの速さで写真では見えない。

ゴミが見える構造が「売り」のマシンで、
その量の多さに驚かされる。
作業中の様子をカメラに収めたが、高速回転するゴミの姿は写せなかった。
1部屋済んだら容器を外しゴミ箱にポイ!

量の多さを猫のせいにされたミミもいい迷惑。

8月1日(土曜日)
●花火大会
市長辞職で揺れる横浜市の開港150周年記念花火大会。
9月まで「Y150」が開催されているが、
予想をはるかに下回る動員数ということだ。
会場が3つあり焦点がぼけてしまったとの指摘もある。
そして予算は分散してしまった。

「開港」といえば「海」のイメージだが、
会場の1つは「ずーらしあ」周辺という港から遥か離れた場所。
ハマのおしゃれイメージとはほど遠い里山地帯だ。
私の子供がまだ子供だったころ、
三保市民の森(だったか)にカブスカウトの付添いで行ったことがある。
横浜にもこんなひなびた場所があるのかと思った。
会場はその周辺。

港周辺の目玉は「大きな蜘蛛」だけというのではパワー不足。
赤レンガ倉庫を臨む象の鼻パークが開園したが、
連日イベントを開催しているわけでもなさそう。

本日は花火のため人の出は多い。
象の鼻パーク周辺では撮影をしようと大勢のカメラマンが三脚を立てて
打ち上げのときを、日の高いうちから待っていた。
だが集客はできても彼らは金を落とさない。

※三脚を立て赤レンガ倉庫の上に開く花火を狙う。打ち上げはまだまだ先。

※大桟橋に「飛鳥U」が入っていた。船室から目の前に花火が見えるという特等席。

※遊覧船乗り場の少女。あどけないしぐさで人を待つ。

※MM21のビル群に明かりが灯り夕闇も迫ってくる。

※間欠泉のように打ち上げられた。

※港に向かう途中、陸の向こうに強烈な明かり。
横浜スタジアムの夜間照明。「ゆず」のライブコンサートをやっている。

※大桟橋入り口のカフェテラス。9時を過ぎても人の波。

花火の撮影はいつものように遊覧船に乗って行った。
陸のカメラマンと違い、
揺れる船で手持ちではまともな花火写真は撮影できないがやむをえない。
大型遊覧船は15000円で食事とフリードリンクつき。
ロハ組の当方、そんな恩恵などなくひたすらシャッターを押すのみ。
海上から見る夕暮れのMM21風景はまことに美しい。
光の中の未来的な都市の感がある。

花火は集中砲火のように豪勢に打ち上げるのかと思ったら、
ここも予算縮小なのか、散発的。
期待は裏切られた。

9時に陸に上がり、地下鉄で横浜へ、京浜東北線で上野、日比谷線で北千住。
そこから我が家のある駅まで…長い移動時間だ。
駅の時計は11時半を指していた。
徒歩で闇の中に沈んだ道をゆく。
田中冬二の「青い夜道」という詩を思い出してしまった。



中田市長は、この時期辞めれば市長選は総選挙と同時選挙になるため
膨大な選挙費用を浮かせることができる、と
市の財政をおもんばかったことも理由のひとつにしている。

市民の目をそちらに向けさせているが、重大な動機は伏せられたままだ。

一時期はもみ上げは長く、やせて目玉だけをぎょろつかせて人相が悪くなった。
今もそれを引きずっている。
政令指定都市の長としての風格・品格に欠けることおびただしい。
そこまで風貌を悪くさせた原因が、
そのうち白日にさらけ出されるかもしれない。

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