田舎三昧の生活と意見

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●吉太郎童謡集

■Contents■
01無線LAN
02メコン川音楽祭
03動画
04近隣の合併事情
05放火犯
06インターフォン
07円天
08季節風
09大桟橋
 FAXモデム
10読書
11建国記念の日
12音楽
13デジカメ
  Googleカレンダー
  13金
14何様?
15データ通信
  率先垂範
  収穫
  SONY
16遺跡
  不細工
17ヒラリー来日
  かばう
  ごっくん
18少年時代
  司法判断
19低レベル
  悲惨
20GotanProject
  愛護精神
  まどみちお
21修正
  隣りのドロドロ
  音楽三昧
22ブルーフレーム
23伐採
24喝采
25握手
26ラジオ深夜便の歌
27初雪
  隣りの合併事情
28近隣の合併事情


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2月28日(土曜日)
●近隣の合併事情
1市3町の合併を推進する加須市。
一昨日の合併協議会で事務局案採決のさい、
ただ一人挙手をしなかった、加須市議会議長・岩井議員が
昨日辞任願を提出し受理された。
辞任理由は、大橋加須市長の合併に対する取り組みに不信感があった」というもの。
岩井氏は、周辺3町だけの合併に反対という考え。

どこの合併も「この期に及んで」という反動が必ず発生する。
もっと早く意思表明してくれていれば、それなりの対応ができたものを。
こういう行動は造反であるね。

このあたりの議長職つ〜のは、大同団結すべき時なのに流れに掉さす存在。
宮代町議会議長は、議長就任直前まで1市2町合併推進に理解を示し
市民運動の会合に顔を出していたのだが、
議長に決まったとたん、2町合併推進に立場を変えた。
身代わりの早さに唖然としたものだ。
戦前、軍国主義を標榜していた教師共が
敗戦と同時に民主主義に鞍替えしたのと同じような驚きだ。
お隣、杉戸町も議長は春日部市との合併は否定的。



明治の廃藩置県以降、武蔵野国の境界線は
為政者の都合で複雑に書き換えられながら今日に至っている。
現在のバランスシートだけで合併反対などと叫ばず、
地政学的見地から将来を考えるという視点が必要だろう。

お隣り杉戸では、杉戸・幸手・宮代合併を望む声がある。
幸手の圏央道の存在を将来性あるものとしているが、
幹線道路を横につなぐ道より、4号線、16号線という縦横に延びる幹線道路と、
同じく縦横に伸びる鉄道網をかかえる地域のほうが
より、期待がもてると思うが。

2月27日(金曜日)

●初雪
都内や横浜は朝から雪がちらついていた。
わが町の山崎地区では雨が11時頃雪に変わった。
初雪…

大人には風情があるが
受験生には彼らの心情を表しているような空模様だ。

●隣りの合併事情
☆白岡町

行政区町会が町と町議会に要望書を提出した。

蓮田市と白岡町の1市1町合併に向けて進んでいる。
新市名は「白岡蓮田市」、新市庁舎は現白岡町役場で合意している。
今般の「蓮田市との合併に関する要望書」では
「生活がどう変わるかなどの説明がなく民意は混乱している。
合併審議は住民の声を汲み納得できる結論が得られるように」
というもの。

となり町から傍観しているので詳細はわからないが、
蓮田市・白岡町の合併はトップダウンで進められている観がある。
住民がちょっと横を向いている間に新市名、新庁舎が決まってしまった。

市と町の合併だから、
常識的には「蓮田白岡市」となるのだろうが「白岡蓮田市」だし、
新庁舎も白岡町役場になった。

住民に見えないポリティカル・パワーが働いているのだろう。
これに対し蓮田市民からの狼煙は上がらず、白岡町民の声も聞こえなかった。

両住民から、土壇場で運動が起こるのだろうか。

☆加須、騎西、大利根、北川辺

昨日、合併協議会が開催され、
合併期日2010年3月23日が承認された。
事務局から
・新市名の決定法
・新市の組織
・使用料の扱い
・消防、防災関係など各種事務の取り扱い
などの案が提出され承認された。
満場一致ではなく、
加須市議会・岩井議長だけ挙手をしなかった。
この反対表明については「ノーコメント」としている。
何か含むところがあるのだろう。

全員一丸となって進むべきを
水族館の回遊魚と同じで必ず流れに逆らって逆に泳ぐ魚がいる

2月26日(木曜日)

●前原質問
ラジオで国会中継をやっている。
民主党・前原議員が舌鋒鋭く首相を追求している。

いつも思うのだが、この方の喋りには余裕がない。
獲物を最短距離で追いつめようとする猛禽類のようだ。
鷲や鷹とは違い彼の目つきは眠そうだが。

相手を挑発するような言葉をよく使う。
今回は、麻生首相に向かって、「レームダック」と言った。
さらに、首相の祖父、吉田茂の著書を引き合いに出し
「あなたは、読んでいるのか」と迫った。

かつて、期待された若手党首だった頃、
フジテレビへライブドアが無謀な買収劇を繰り広げていた。
そこで、「贋メール」事件が発生した。
今は自殺した議員のまゆつば話に乗っかってしまい、
与党を、いつものように厳しく追及しはじめた。

ところが、肝心のメールがガサとわかり、
彼の矛先の持って行く先がなくなってしまった。
で、党首辞任。
目はうつろだった。

もっと経験を踏めば、まろやかだが、厳しい論戦ができるようになるのかね。

●ラジオ深夜便の歌
最近、次の2曲が夜中のラジオから流れてくる。
菅原洋一「ひとひらの雪」
松坂慶子「やさしさの季節」
はっきり言ってどちらも好みではない。

菅原洋一は昔から女心を歌うのが得意だった。
たま〜にテレビで姿を見かけるが、
白髪交じりのぼさぼさの長髪だった。
年老いたライオンのようであまり似合わない。

さて、「ひとひらの雪」だが、
昔の男と偶然出会い揺れる女心を切々と歌っている。
だが、老男性歌手が歌うようなシチュエーションではないのだ。

NHKの深夜放送を聞いているのは
定年退職、年金世代が多い。
多くのリスナーは、15年ほど前なら
こんなアバンチュールがあってもよさそうだ、
とは思うかもしれないが、今となっては枯れ尾花。
今さらそんな疲れることなど、ごめんだねということになるだろう。

だが、菅原は「好きよ、好きよ、好きよ」と、か細い声で繰り返す。
息絶え絶えのようで聞き苦しいのだ。
だから、この曲が流れてくると、FMに変えてしまう。

一方、松坂のほうは、歌がド下手。
少しはヒットした「愛の水中花」を出していたがあれは大昔のこと。
今は、肥満体が目立つ女性に変身した。
だから声量が豊かになったかといえば、そうでもない。
あの身体からこの不安定な声?という具合なのだ。

期待感あふれる春先だというののに、
こんなしょぼい2曲を繰り返し聞かされてはたまらん。
いい曲が生まれるときもあるのに、残念。

2月25日(水曜日)

●握手
昨日は、ワシントンとローまで世界の首脳が握手した。

オバマ政権となり、米国は日本を持ち上げている。
ヒラリー・クリントン国務長官は就任後の初外遊でアジアを選び
訪問国の最初に日本を選んだし、
オバマ大統領はホワイトハウスに初めて招く
世界の要人として日本の麻生首相を指名した。

ホワイトハウスで嬉しそうに握手する麻生首相の姿があった。

この会談後、記者発表はなかった。
と、いうことは世界にアピールできるほどの合意がなかった。
また、昼食会もなかった。
風前の灯の麻生内閣であることはオバマ大統領も先刻承知。
こういう人とながながと話しても意味がないと、
見限られたか。



クリントン国務長官初来日のときは、
ローマのG7で、当時の財務大臣の中川昭一君が酩酊記者会見で世界に恥を晒し
そのニュースで大騒動になったため、醜態報道にスペースを割かれてしまい
彼女の笑顔だけが記憶に残っている。
その後、インドネシア、韓国、中国で積極的に対話外交を行っていた。



本日、オバマ大統領が議会で施政方針演説を行った。

内容は、低下した国力を以前のように取り戻すつ〜ことだった。
太陽エネルギー取り込みの原理や、ネット社会の基礎となるICチップなどは
すべてアメリカ発の技術だが、エネルギーはドイツ、日本に先を越され、
ICチップ生産では韓国、台湾に座を奪われた。

アメリカで発明された自動車は
無能な経営者(と、あからさまにはいってないけど)のおかげで瀕死の状態。
これ以上政府は資金援助はしないが、自動車産業を見直して再び栄光を取り戻そう…

長いこと経済大国として世界経済をリードしてきた米国の誇りを再び、とオバマは吼えた。

オバマ大統領初のお目見えという光栄に浴した麻生首相だが、
喜んでばかりはいられない。

クリントン国務長官のスマイル外交もしたたかだ。
こういうサンドイッチ状態で日本が持ち上げられ、
その先に見えるのがこれまで以上に日本に負担を要求されるものだから。



一方、ヨーロッパでは、フランスのサルコジ大統領と
イタリアのベルルスコーニ首相が握手していた。
ヨーロッパ1の原子力発電所国家・フランスがイタリアへ技術援助して
4ヶ所の原発を建設し2020年に運転開始するという契約成立したのだ。
イタリアはチェルノブイリ原発事故以来、原発を凍結していたが、
原油価格の高騰で電気料金の値上げを余儀なくされた。
で、今回、危険な物質を使うが、皮肉にも地球温暖化防止という側面のある原発建設に踏み切った。

今のところ日本もフランス同様原発先進国だ。
日立、東芝、三菱などが高い技術を持っている。
当然、イタリアの原発建設のニュースもつかんでおり、商社が暗躍したのだろう。
だが、イタリアは隣国フランスの技術を選んだ。

日本の商社の情報網はかなり進んでいるらしいのだが、国家政策のトップ外交には
歯が立たないのかな。
戦後の東南アジアの賠償金ビジネス、例えば道路、水力発電所などの
インフラ整備事業では、商社、政治家がからんだ、生臭い利権ビジネスを展開したものだが。



にこやかに手を握り合うことは、はた目には好ましく見える。
が、したたかさの裏にかくされた思惑を読み取ることができるのかな。
日本の場合、歴史的にも押し切られることが多いからね。

2月23日(火曜日)

●喝采
第81回アカデミー賞・外国語映画賞で日本の「おくりびと」が受賞した。
アニメーション「つみきのいえ」の同時受賞ということもあり、
ノーベル賞もそうだったが、文化的国際舞台での日本人の躍進が目立っている。

ブラビの「ベンジャミン・バトン」が、なにかに引っかかるのではないかと
思っていたが、美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞の部門賞は受賞した。

「おくりびと」に主演した「もっくん」だが、
彼が「納棺夫の日記」という本に触発され映画化を思い立ったのは10年も前のことという。
こうして、本木の執念から生まれた作品が国際的な評価を受けたことは
彼の非凡な才能が開花したということだろう。
「すし食いねい」のジャ〜ニ〜ズボーイではなかったということだ。

偶然だが、彼の「ファンシイダンス」「しこふんじゃった」、つまり周防作品は見ていた。
どちらも神経質そうで真面目だが、どこかスキがあって憎めないという役どころだった。

「納棺師」という職業があったことも知らなかった。
亡くなった方は葬祭場関係者が段取りに沿ってやってくれるものと思っていた。
ということは、葬儀社には必ず納棺師の肩書きを持った人がいる、ということか。
不動産屋に宅建取り引主任がいるように。
といっても、納棺師は国家資格ではなさそうだ。
業界基準なのかな。


映画を見ていないのでなんともいえないが、死者を弔う「様式美」があるらしい。

ゴッドファーザーでは、
長男のソニーが高速道路の入口で抗争中の相手から
マシンガンで撃たれ蜂の巣状になって死んだ。
悲しんだ親父、ドン・コルレオーネ(マーロンブランド)は、旧知の葬儀屋に
「あのときの借りを返してくれ」と、
ぼろぼろになった長男の遺体を引き渡した。

アメリカには、死装束をする職業があるようで、
交通事故、水死、自殺など病院、自宅以外で凄惨な死にかたをした人を
もとの姿に復元するということだ。

「おくりびと」は自宅で亡くなった人を、
一定の所作にもとづいて死への旅路のお手伝いをする職業。

私の場合、社会人になりたてのころ、祖母が自宅で亡くなった。
そのときは短刀(立派なものがわが家にあったが、今はどこにあるのか不明)を
胸の上に置き、葬儀屋が来るのを待った。
出世前の若い者が見るものではない、という母親の考えで
祖母が納棺されるまでの過程に立ち会うことはなかった。
たぶんそこでは儀式めいたことが行われていたのだろう。

アカデミー受賞を受けて、国内の映画館は満員御礼のようだ。
撮影の舞台になった山形県、監督の出身地・富山県、
本木の出身地・埼玉県桶川市でも、大騒ぎである。

駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草履を作る人…

映画も大勢の人で成り立っている。
映画で死体役を演じた俳優さんたちも
我がことのように喜んでいるのだろうか。

テレビで紹介されるシーンでは、若い女性も死体役で登場する。
彼女が独身であれば、やがて結婚する彼氏に
出演作品がアカデミー受賞したことを話すのかな?

彼女に家庭があれば、子どもたちに
ママはね〜アカデミー受賞作品に出ていたのよ…と話すのかな?

2月23日(月曜日)

●伐採
2月10日の強風で裏の木が折れ、わが家の壁と屋根を直撃した。
枯木だったので大きな被害はなかったが、新たな不安を抱えることになった。
周囲は木が多いし枯れかかっているのもある。
3人の地主に連絡して、強烈な季節風の顛末を話したら迅速に対応してくれた。

前の町有地にも枯れた杉があった。
今回のように折れてもわが家に被害を与えることはないが、
電灯線、電話線、光ケーブル、共同視聴ケーブルを切断する可能性があった。
そこで、町の担当に電話をした。
2〜3時間後には係りの人が来て枯木を確認し3本に×印をつけていった。
近々中に伐採するのだろうが、迅速な対応には驚いた。

この界隈の自然を愛でる人たちには
樹木の伐採は自然破壊そのものに映るかもしれない。

だが、放置していては自然も荒れる。
下草刈り、間引き、枯木の処置が必要だが、
個人の土地では充分に対応できない。

越してきた頃、まだ周辺に家は少なかったが、
10数年経過すると人家は徐々に増えてきた。
ここで暮らす人にとって自然も大切だが、家を破壊されてはたまらん。
散歩で通過する人には、どの木がなくなったかはわからないだろう。

「きつつき」がやってくる木がなくなったのは残念だが、
切った方の話では、根元が枯れて倒木も時間の問題だった、という。
その大木がわが家を直撃したら被害甚大だった。
やれやれ。

2月22日(日曜日)

●ブルーフレーム
今年の冬もクラシックな暖房器具が存在感を発揮した。
丸窓から見える「青い炎」は
同じような色のファンヒーターのように猛々しく「燃え盛る」のではなく音もない。
完全燃焼している証拠だ。
芯の調整が悪いとオレンジの炎が混じる。
体調が悪いのではないかと落ち着かなくなる。

炭化した芯の先端を専用のカッターで掃除し
真鍮の座金の周りにこびりついたタールをドライバーでかき落とす。
再び「ブルーフレーム」になり健康を取り戻す。
コレステロールは排除してやらねばならないのだ。

手のかかる器具なのだが、親しみを憶える。

デザインが不変というこの器具を購入したのは16年以上も前になる。
初めて目にしたのは昭和40年だった。
入社1年目の冬に大阪出張があった。
神戸に住む叔母の家に泊まったとき、
居間にブルーフレームがあった。
古臭いストーブだと思ったのだが、
個性的なデザインが記憶に焼きついていた。

その後、叔母は急逝した。
関西に嫁いでも江戸っ子かたぎを失わなわない人だった。
年がいっても学生を呼んで麻雀をやるのが好きで
髪の一部を濃い紫に染めていたおしゃれな人だった。

時代は昭和から平成になり、気になっていたブルーフレームを購入した。
クリーム色と薄いグリーンの2種類あったが、
叔母の家で見た薄いグリーンを選んだ。

今では思い出のよすがでしかない、と言いたいところだが、
どっこい現役で活躍しているし、叔母との思い出は褪せてはいない。

厳しいばかりで愛情のひとかけらも感じられなかった
田舎育ちの母親に比べ
日本橋生まれの父親の妹は、粋で、曲がったことが嫌い。
よく叱責されたが、納得のいくものだった。
子どもの頃、
叔母が関西から遊びにくると、母親は露骨にいやな顔をしたものだ。
私はそれがたまらなかったが、傍観するよりほかなかった。

叔父も今は亡き人になった。
神戸大震災のとき電話で話したときは元気だったが。
子どものいない夫婦だったので、
墓がどこにあるのかもわからない。

足腰が健在なうちに、墓探しを行い、
叔母の遺骨を
彼女の父母、兄が眠るわが家の先祖代々の墓に分骨したいと思うこのごろだ。

今日もブルーフレームで暖をとっている。

2月21日(土曜日)
●修正
ある方から、杉戸町の合併意向調査についての誤りを指摘された。
小生の記述は読売新聞が元データになっているが、
これは正確に伝えているとは言えなかった。
埼玉新聞の記事では、
町が示した調査案は、
合併新法期限内に、杉戸町が宮代町と春日部市と合併することについて
「賛成」「反対」「どちらともいえない」の3択ということだった。

読売は、肝心要な部分が抜けていた。

とはいえ、この設問はあまりにもストレート過ぎるのではないかな。
杉戸・宮代2町合併を望む人もいる、合併そのものに反対の人もいる。
今回の設問案ではクロス集計をする余地がない。
統計を考慮すれば、もう少し違う設問方法でもよかった。

これでは反対派の神経を逆撫でするに過ぎない。

●隣りのドロドロ
合併に向けて迷走を続けるのは隣町、杉戸。
今般、野口町長は3月に町民の合併意向調査を行う旨を表明。
外人を含む18歳以上の全町民約4万人が対象で、
調査票を個別に郵送し、3月30日までに返送されたものを有効とする。

設問は、合併に「賛成」「反対」「どちらともいえない」 の3択。

ん?

設問はこれでいいのかな。
宮代町はじめ周辺自治体が行った合併意向調査は、
望ましい合併先が明記され、「合併はしない」という反対項目があるのが通常だ。
杉戸町の場合、仮に「賛成」が多かったとしても、
次の、ではどの自治体と…で、喧々諤々、さらなる混迷が予測できる。

「住民投票」と似たような結果を招きたいという
意識があるのではないか、と思われても仕方ない。
杉戸町の合併推進派は、心底、合併を望んでいるのか疑問が残る。

ことの成り行き上推進しているが、本心は単独または宮代との2町合併ではないのか?
そんな気にさせる意向調査内容である。

合併に慎重な議員、つまり合併反対派は、
今回の意向調査に対し反対の模様だが、
そんなに声を荒げることはない。
さらに、反対住民もこれで、胸をなでおろすだろう。

町の方針が、このようなかたちの意向調査を行うことで、
つまり、敵に塩をおくることで
反対派の勝利に一歩近づけたわけだから…

逆に、意向調査は本気で合併運動を展開してきた住民たちをがっかりさせるような方向に進むだろう。

戦略なき活動の結末を見る思いがする。

●音楽三昧
最近よく聴く陽水の曲。

「は〜ば〜らいと」

『9.5カラット』(井上陽水セルフカバーアルバム−1984年 12月21日リリース)に収録されている。
1977年、水谷豊に提供された曲。


「からたちの花」
北原白秋の歌ではありません。これも『9.5カラット』に収録されている。。 
1983年、樋口可南子 に提供された曲。



2月20日(金曜日)
●Gotan Project
最近よく聴く「サンタマリア」
数ある曲の中でもこれが一番おすすめです。


こちらは、2008/8/28オランダでのコンサート。
バンドネオンが従来のタンゴシーンをイメージさせるが、
バックに電子楽器が入り、手前のアコースティックギターも、だだのタンゴバンドではないゾと
アピールしている。
これがテクノタンゴと呼ばれる由縁だ。
電子楽器を操作している人とギターのおっさんがリーダー格。
サンタマリアでは歌の合間に合いの手を入れるギタリストの声が渋くていい。
女性歌手もジャリではなく、おばさんだ。ギタリストの頭は薄い。
このバンドは大人たちで構成されている。
だから、心地よく聴けるのかも知れない。
バックのマルチスクリーンだが、屋外コンサートでは、大きな白い布を張る。
よく考えられた映像が投影され、それを見るのも楽しい。
スタジオで完璧に作られた作品もいいが、ショーアップされたコンサートもなかなかだ。
この、ミュージッククリップでは、Diferenteと名曲Santa Mariaが演奏される。
では、音量をUPしてお聞きください。



●愛護精神
これも新聞コラムから。
飼い主を失った30匹の犬猫が処分されることになった。
そこには、母犬と彼女の愛しい子どもたちも混じっていた。
母と子は仕切板で隔てられていたが、
最後だからと係員が外してあげると、
薬を打たれて朦朧とした母犬は、力をふりしぼって
よろよろとわが子等に寄り添った、という。

動物たちは、己の運命を淡々と受け入れる。
追いやった人間を恨むこともない。
それだけに、何とかしてあげないと、人間に未来はない。

秋山ちえ子さんが読み続けている、殺された象のはなし、
昨日のペンギンの雛、今朝の犬の母子…人間のエゴが目に余る。

●まどみちお
最長老の童謡作家「まど みちお」さんが、
今年11月、100歳を迎えるという。
昭和初期、童謡運動が華やかなりし頃、
私の父親もその一群のひとりだった。
日本橋馬喰町の酒屋の長男として
家業を手伝いながら詩作を行っていた。
父親からは、童謡では食えないから、と反対されていた、という。

当時の多くの青少年少女がそうだったように
10代から白秋が主宰する「赤い鳥」に投稿し入選を繰り返していた。
昨今注目の「金子みすず」は、野口雨情が主宰する雑誌から登場した。
白秋と雨情が人気を二分していた。

その後、父は北原白秋の最後の弟子となり
誌上で知り合った人たちと同人誌を発行しながら夢を育んでいた。

「童魚」という詩と舞踊の同人誌がある。
手元に合本があるのだが、
「まど みちお」君が誌友となる、と記されている。
当時まど みちお氏は台湾に在住していた。

ほとんどの同人誌は長くは続かず、消えては新しいものが生まれていた。
「童魚」は比較的長く続いたほうだが、やがて終わる。

日本の軍国化は加速化していた。
暖簾分けした奉公人の保証人となった祖父のめがね違いで家業が傾いた。
父親は優雅に童謡を書いているわけにもゆかず、軍需工場に奉職していた。

その頃の卓上日記が残っている。
サイレンにおびえ空襲に備える日々を送ってはいたが、
銀座に出て酒を飲むこともあった。

父親は、童謡作家小林純一氏、柴野民三とは戦後も交友が続いていたようだ。
その父は昭和59年に没した。

100歳を迎える「まどみちお」氏は、
北原白秋と話した最後の童謡詩人ではないか、と思っている。
北原白秋は、昭和17年に没している。

2月19日(木曜日)

●低レベル
予算委員会のやりとりを聞いていると、
小学校のホームルームのほうが、まだまともではないかと思える。
「予算委員会」という名称ながら、
与野党の論戦は、辞職した「ごっくん」中山前財務省の任命責任に始終している。

民主党のお歴々は、首相への個人攻撃を楽しんでいるかのようだ。
自民党は、何かといえば「選挙に勝てない」と国より自分のことしか頭にない。
これが政治と政治家の姿かと思うと、実に情けない。

●悲惨

夕刊に泥まみれのペンギンの写真が載った。
南極大陸から盲腸のように南アメリカ大陸に突き出した半島の
小島に住むヒゲペンギンの雛だった。
直立して気をつけをしている。
昔なら愛らしい姿なのだろうが、
白と黒のおしゃれなカラーコーディネートのはずが、
(ひな鳥はグレーと黒だった)
どろどろに汚れている。
白いはずの大地は土が露出し
雨で泥濘化している。

地球温暖化で氷が減少し、雪ではなく雨が降った結果だった。

このままだと、水をはじく機能がある毛に生え変わる雛が
雨に打たれ、夜間に体温を奪われ凍りつく可能性もあるという。

高度な文明とそれをむさぼりつくす人間に原因がある。
過酷な環境にした人間を恨むことなく住む動物たちの写真を見ると胸が痛む。
ひとりひとりが温暖化防止への意識を高めないといけない。

2月18日(水曜日)

●少年時代
井上陽水の名曲と同じ題名の日本映画があった。
と、思ったらこの映画の主題歌だった。

映画は2時間近かったがロハで見ることができた。
これもBフレッツのお陰であります。

1990年、東宝系にて篠田正浩監督で映画化され、日本アカデミー賞を受賞する。
20年近く前の作品だった。

敗戦間近、東京から富山の親戚に疎開した小学校5年生の物語。
見るからにひ弱そうな都会の少年が、
田舎の小学校で少年たちの権力闘争に巻き込まれる。
頭はいいが喧嘩はからっきしの少年が苦悩しながら友情を見つけ出す。

どこかのサイトで、ガキ大将と転校少年の少年愛が根底にある、というような記述があったが、
どこを見てもそんなシーンはない。
田舎の少年の都会育ちに対する羨望とコンプレックスという複雑な心理だろう。
それが、ときに暴力に走り、窮地を救うというかたちで現われている。

日本の敗戦で少年が田舎を去るとき、権力抗争に敗れた少年に
親からもらった大切な軍艦レリーフのバックルを置いてくるというシーンと、
駅に見送りに来られなかった少年が、線路から手を振るシーンで
2人の心の交流が明確に表現されていた。

東京に戻り、何年か経た少年の部屋には
ひょんなことから隣町の写真館で撮った2人の写真が
少年時代の思い出として飾られていた。

学童疎開はしたことはないが、
小学校時代の校庭での遊び、雨の日の講堂での遊び
校舎を我が物顔で走り回る…など、
同じようなことをしたような記憶がある。

●司法判断
昨年4月江東区のマンションで起きた女性バラバラ殺人事件。
犯人は同じマンションの住人。派遣社員星島貴徳(34)。
猥褻目的で自室に運び込み殺害。
遺体を切断し下水に流したり小分けにして捨てるなどして証拠隠滅を図った。
被害者の2部屋隣りの住人としてTVのインタビューに答えたりしていた。

本日東京地裁の平出喜一裁判長は無期懲役を言い渡した。
「殺害行為は冷酷ではあるが残虐極まりないとまでは言えない。罪を悔いており
死刑は重過ぎる」
「殺害された被害者が1人の事案で死刑を選択するには、相当強度の悪質性が認められる
必要がある」

何を以って「残虐極まりない」という見解なのか。
一般常識からすれば、星島の死体を肉片・骨片にしてトイレに流し、
ゴミのように捨てた行為は残虐の極みと思えるが。
さらに、1人殺しただけでは死刑にしにくいという判断も疑問だ。

これまでの重犯罪をみても、裁判官の甘い量刑判断が気になっていた。

裁判員制度が間もなくスタートするが、
一般人と専門家の意識のギャップをどう埋めるか難しいところ。
もし、私が裁判員で、星島の量刑を決めるとしたら「絞首刑」だが。

2月17日(火曜日)
●ヒラリー来日
昨日夜、特別機で羽田空港に到着。
(成田は不便だからね〜。早く、羽田を成田級にしていただきたいものです)
本日から精力的に政府要人等と会談をこなしてゆく。
拉致被害者家族会の皆さんとは米国大使館で30分面会。
どこまで本気かわからなかったブッシュ時代と異なり、
確実に前進することを祈らずにはいられない。
明日はインドネシアに発つ。


※誰がやったか知らんが、フォトショップ名人!

ヒラリー国務長官の参謀は夫君のビル氏。
夫君が大統領のときは夫人が参謀を務めた。
夫唱婦随なのだ。
夫のモニカ・ルインスキーとの「不適切な関係」が発覚し
性事生命おっと違った政治生命危機も婦人のおかげて切り抜けた。
彼の日本政策が、今後国務長官の発言にどう反映されるか…

●かばう
中川財務・金融相の失態は当然、与野党から非難の声があがった。
麻生首相は、当初かばっていたが、
ただでさえ危うい内閣の沈没は必至とみて、中川氏からの辞意を受けた。
しかし、辞めるのは09年度予算案と予算関連法案の衆院通過後ということだった。
即刻クビにしろという強硬意見(至極当然)の噴出に、
急転直下、辞表を受理した。

踏ん切りの悪い茶番劇だった。

北京五輪の星野Japanの首脳陣が大学時代からのお友達でかためたのと同じく、
麻生内閣も、民主党鳩山氏から「お友達内閣」と揶揄されている。
麻生氏は、気心知れた同じ世襲議員を「泣いて馬謖(ばしょく)を切る」だったのかね。
星野Japanはあのていたらく。
麻生の先も同じこと。

今回の中川大臣醜態に、各党のTOP連中が、新鮮味のないコメントを発している。
毒舌石原都知事は、なぜか肩をもつような歯切れの悪さ。
当然だろう。
中川大臣のオヤジと石原氏はその昔、「青嵐会」を立ち上げた同志だったからね。

●ごっくん

G7での中川昭一財務・金融相の醜態をTV見て驚いた。
前代未聞の椿事、国辱ものである。
風邪薬を飲んだ結果、と言い訳していたが、
ニュースは世界に配信され嘲笑された。
あれは二日酔いの症状だね。
国内に戻り、事件のことを聞かれ、
前夜ワインを飲んだことをゲロした。
その際「ごっくんはしていない」と迷言を吐き、
当人も、その表現にご満悦のようにニヤリとした。

この人の飲ん兵衛ぶりは省庁の職員はほとんど知っていたらしいし、
G7の失態以前にも、国内で同様の醜態を演じていた。
常習なのだ。
或る人に大麻が手放せないように、この人には酒から離れられなかった。

国内経済は大きく沈み込んでいる、
舵取りをすべき人物が、国際舞台であのていたらく。
自分の置かれた立場をまるで理解していないデ*ノボー。
世襲、2世議員の馬脚を露呈した。

中川昭一の父親・中川一郎は実直・素朴な性格から「北海のひぐま」と呼ばれていた。
昭和57年11月、自民党総裁選に出馬し中曽根康弘、河本敏夫、安倍晋太郎の3氏と戦い、
最下位で落選した。
翌年1月、宿泊先の札幌パークホテルのバスルームにて自殺。

息子、昭一は職務をきっちり勤め上げていたら
やがて首相のポストが巡ってきたかも知れぬ。

非業の死を遂げたオヤジが墓の下で泣いてるね。

屍累々の農水相が石破氏になってから、落ち着きを取り戻したと思ったら
まさか、の財務金融相からボロが出るとは…
国政も景気の影響で傾いているね。

2月16日(月曜日)

●遺跡
この町は縄文時代の遺跡が各所で発掘されている。
今住んでいる所も縄文人が住んでいた一帯だ。
昨日、土地区画整理事業が進められている「道佛地区」で
2005年から発掘が進む遺跡の見学会があったそうだ。
約5000〜5500年前、縄文前期の住居14軒、火をたいた炉穴(ろあな)11基が発見されている。

都内では再開発で、江戸時代の遺構が発見されることがあるが、
多くの遺跡はコンクリートの下に眠ったまま。
わが町は畑が多いため、まだ発見される可能性を秘めている。
だが、やみくもに掘るわけにもゆかないので、
土地区画整理事業や住宅開発の前に、遺跡調査を行うことになる。

わが家のはす前の雑木林が住宅地になったときも発掘調査が行われ、
そこからも土器が出てきた。

大昔の生活痕跡との出会いは太古ロマンに満ちている。
しかし、これを重視するあまり開発規制のしばりがきついと
発展を阻害することになる。
このあたりのかねあいが難しい。

●不細工
娘からSkype電話がかかってきた。
デスクトップで受けたが、マイクが不調でこちらの音声が伝わらない。
しかたなく、チャットで会話。
調整してかけ直すことにした。
Skypeの音声テストモードで確認してもNG。

ノートPCで対応することにした。
4年位前のパソコンだからビデオカメラは内蔵していない。
ロジテックの外付けカメラを取り付け、同梱のインカムをセットして
再接続したらビデオも音声も快調。

だが、液晶ディスプレイの上にセットしたビデオカメラがいかにも不細工。
ホールドするアームと丸いカメラが
小さなロボットが画面越しにのぞいているような感じだ。
カメラ内蔵なら小さな窓があるだけで抵抗感がない。

新しいノートPCは無線LAN、カメラ、データ通信などすべて内蔵。
すっきりしている。
仕事でワープロ、表計算ソフトを使うだけならいいが、
より多岐に使おうとすれば、次第に不満がつのってくる。

2月15日(日曜日)

●データ通信
SONYのPC、TypePのところで、docomoデータ通信機能内蔵機が新発売され、
それ以前に購入した人は、内臓無線Lan機能しか使えない。
なぜなら、PCカードスロットがないから…と書いてしまった、が。
docomoのデータ通信パンフレットを見たら、それは誤りだった。
USB接続型データ通信機が2タイプ、コンパクトフラッシュタイプが1機種発売されている。

USB型を使えば、TypePでもdocomoデータ通信が可能になる。
しかしながら、機能内蔵型と外付けではスマートさが違いますね。
小型軽量機種では、なおさら余計なものをつけたくはありませんよ。

●率先垂範
小渕優子少子化担当大臣が第2子を妊娠したそうだ。
現職大臣の妊娠つ〜のは日本の憲政史上初めてらしい。

「産めよ増やせよ地に満てよの見本を私が見せるつ〜〜の」
というわけでもないだろうが…
忙しい公務をぬって夫君との愛を確認する時間はちゃんと確保してるに過ぎない。

●収穫
こういう時期でも、わずかだが葉物が採れる。
小松菜、かぶ、春菊、大根。
これでも少ない人数なので充分なのだ。
とくに、小松菜、春菊はスーパーの店頭に並ぶ「トウ」がたったものと異なり
若い葉なので柔らかく、香りがいい。
さっと湯がいて鰹節、ごまなどをふりかけ、さっと醤油をかけて食すと
なんとなく春の気配がして楽しい気分になる。


●SONY
液晶テレビでは各社同様苦戦を強いられているSONYだが、
PCは相変わらずそそられる製品作りをしている。
最新の「Type P」は、流行のモバイルノートだ。
SONYは「ポケットスタイルPC」と呼んでいる。

カタログでは女性のGパンのヒップポケットに押し込んでいる。
今朝の新聞は男のフロントポケットに突っ込んでいる。
実際にやってみればわかるが、どちらも無理があるビジュアルだ。
サイズを強調するあまり、誇張すればいいつ〜もんじゃない。

主たる使用目的はコミュニケーション。
インターネットにつないだりメール送受信。
無線LAN機能を内蔵しているからLANスポットで利用可。
ディスプレイは8型ワイド液晶だから、Word、Excelなどビジネス利用も可能。
重さ592g、バッテリー駆動4〜4.5時間。
Gパンのポケットは無理だが、バッグに入れて連れて歩ける。

今年早々に発売された「Type P」だが、
このたびdocomoとのコラボタイプが発売された。
forma通信機能内蔵という。
docomoの携帯電話サービスエリア内でインターネットにつながる。
どうせなら、電話機能をもたせてしまえばよかったのに。
発売と同時に買ってしまった方は、PCカードスロットがないので
内蔵無線LAN機能しか使えない。
失敗した!と思った人もいるだろう。

こういう機能の出し惜しみは困るね。



最近、電車内や喫茶店でThinkPadやLetsNoteを開いているビジネスマン、ウーマンを見かける。
仕事がそれを要求するのだろう。
が、先進的なスタイルとは思わない。
そこま仕事に追いかけられているのか、と同情してしまう。

SONY Type P は、コンパクトだから威圧感がない。
喫茶店でメモをとったり、音楽を聴いたりするのに使えそうだ。
仕事のためでなく、趣味や遊びのPCになってしまうが。

最近の携帯電話は仕事にも遊びにも使える。
PCとの違いは画面が小さいだけ、と言ってもよいくらい。

であれば、モバイルノートを快適に使おうとすれば、
携帯電話では不可能な、画面の大きさを最大限に利用しなければならない。
SONYの8型ワイド画面は中途半端。
たたんでA5版程度の大きさのほうが利用価値が大きい。
画面はワイドでないほうが使い勝手もよさそうだ。


そう思ったら、買いたい気分もスッと失せた。

2月14日(土曜日)

●何様?
ヒラリー・クリントン国務長官のアジア歴訪スケジュールが決まった。
2月16日〜22日に4カ国を巡る。
第一の訪問国は日本である。
次にインドネシア、韓国を訪問し最後は中国。
滞在期間は日本、中国に厚く、インドネシア、韓国は1日少ない。

訪問国の順序を決めるにも米国側の計算があるはずだ。
米国のその国の位置づけが垣間見えてくる。

今回外れたフィリピン、タイ、シンガポールなどASEAN諸国はどんな気持ちでいるのだろうか。

現政権の麻生首相との会談は当然だが、
野党第1党の民主党小沢代表にもコンタクトをとってきた。
米側は当初17日午後の会談を打診。
だが、小沢代表の地方出張と重なる、という理由で断ってしまった。

米側は17日の麻生首相はじめ要人との分刻みの会談スケジュールを組み上げた。

一方、民主党内で、今回の対応はまずいという声が噴出。
それはそうだろう。
正常な感覚の持ち主なら、オバマ新政権No.2の初アジア歴訪である。
しかも、日本は第一番目の訪問国。
あちらの配慮を考慮すれば、何を置いても会談に応じるのが礼儀であろう。
それを「地方出張」とバッティングするから断る、などという政治的判断のトロさ加減に驚く。
小沢氏はKY代表なのだ。
こういう人が政権を担っても、瑣末な事案に重きをおき、
肝心なことは後手にまわす恐れがある。

民主党山岡国対委員長は
「こちらの要請に充分配慮していただいた。
民主党が政権を取った後の日米関係を考え、会談を実現すべきだと思い交渉してきた」
などと語った。

偶然同じ名前の政党だが、あちらと、こちらでは存在感が違うだろう。

何を高いところから物を言っているのだろうね。
鈍感な政党だから、瀕死の自民党にすんなり取って代わることができない。
それがわかっていない。

結局、17日午後9時から、
ヒラリー・クリントンが主要な会談を終えた最後に、
小沢代表と顔を合わせることで落ち着いた。
つまり、日本国内の序列では一番下のランクになったわけだ。
だが、民主党の連中は「こちらの要請に充分配慮していただいた。」と悦に入っている。
めでたしめでたし…ではない、おめでたい政党である。

2月13日(金曜日)

●デジカメ
色の調子が急におかしくなってきた。
ピンクかぶりになってしまう。
1年前、SONYのデジカメが同じような色再現で死んだ。
購入4年目のCANONもいよいよご臨終のようだ。
デジタル一眼の描写力はすばらしいが、普段持ち歩くというわけにはゆかない。
ちょっとした取材にはいつもバッグに入れておけるコンパクトタイプが便利。
CANONのサドンデスは想定外だったので、ちょいあわてている。
仕方なくGoogleの新聞記事は、インターネット電話用のモニタービデオで撮影したのだが、
ひどい上がりだった。
携帯電話のカメラで撮影したが、PCに転送するケーブルがなかった。
早急に、次の機種を選定しなければならない。

●Gooleカレンダー
Googleは革新的なサービスを次々に提供している。
Earhの登場でのけぞり、Mapに驚嘆し、StreetViewで目をむいた。
Picasaに口をあんぐり、SketchUPに椅子からずり落ちた…

Gmailの巨大なスペースも群を抜いているし、カレンダーも使いやすい。

※Skype用ビデオモニターで撮影したので、ひどい写真だ…

そんなわけで、新しいサービスが始まるといちはやく飛びついていたのだが、
StreetViewは物議を起こした。
あまりにも鮮明に建物が見えるのでプライバシー侵害である…と。
さらに、ここにきて、カレンダーの共有機能が引っかかった。
プロジェクトチーム内で見るには不都合がないのだが、
外に向かって「公開」されてしまうようなのだ。
医師の手術スケジュール、企業のボーナス支給日などが漏れたということだ。

マニュアルをよく読まないで使うと、
押してはいけないボタンを押してしまう。
すると、情報が漂流しはじめる。
便利な反面怖いのがインターネットである、と再認識。

私の場合、ローカルで使うのみだが
出先のPCでアクセスできる便利さを享受している。
自宅で済ませた仕事を自分のGmailに送信しておけば、
出先で引っ張り出しで、使うことができる。
これが、結構便利なのだ。
OutlookExpressでは、通常開いたPCでしかメールを見ることはできない。
自宅で表示させてしまうと、出先では確認のしようがないものね。

●13金
キリスト教では縁起の悪い日である。
イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされているかららしいが、
これはマユツバのようだ。
キリスト教では主の受難日を金曜日としているが、その日付は定めていないそうだ。

キリスト教の影響が強い国であっても、イタリアで不吉な日は 17 日の金曜日であり、
スペイン語圏では 13 日の火曜日が不吉だとされている。13 日の金曜日を不吉とするのは、
英語圏とドイツ、フランスなどに限られる。ただしフランスでは宝くじの売り上げが急上昇する、
幸運な日でもある。

…と、ウィキペディアに記述されている。
日本では「13日の金曜日」は映画のタイトルのほうが名が通っているようだが。



年に1〜2回あるこの日に、
長いこと大学のクラブの同期生たちが六本木に集まっていた。
昔のテレビ朝日があった六本木「材木町」交差点から少し麻布に向かう通りに面した
ビルの2階「ジョンカナヤ」だった。
日光・鬼怒川でホテルを経営している「金谷観光」の系列店で
大人のBarという雰囲気のいい店だった。
同級生がここに就職している関係で、リーズナブルな値段で利用させてもらっていた。

別に召集をかけなくても、「13金」会には、その日がくると同期生があつまってきた。
仙台からも駆けつけてくる。

いい時代は過ぎ、バブル崩壊とともに、その店も閉店することになった。
今は、「13・火」に東京駅付近のイタリアンレストランに集結しているらしいが、
そこには未だ顔を出したことはない。

学生時代、苦楽を共にした友達たちは先にこの世を去り、
当時の「抵抗派」は私だけになってしまったので…

2月12日(木曜日)

●音楽
なんせ、電話局から遠く離れた我が家のADSLでは
ノッキングしながらの再生だったから、
ミュージック・クリップなど見られたものではなかった。

BフレのおかげでYouTubeもスムーズに再生できるようになった。
相変わらずGotanProjectには入れ込んでいるが、
フレンチPOPSやラテン音楽で趣味のいい歌手を探すのも楽しみだ。
趣味がいい、というのは美人で歌がうまい、ということなのだが…

日本人は懐メロが主体で最近の若者グループやボーカリストはほとんど聴かない。
どこで線引きをして懐メロと呼ぶかは微妙だが、
高橋真梨子や井上陽水はどんな位置にあるのかな?

井上陽水は「少年時代」や「リバーサイドホテル」など、よく聴く曲以外知らなかった。
あの高音と都会的なセンスはなかなかだ、と思っていた。
いつ頃のかは知らないが、すばらしい曲が結構あることを知った。
中でも「は〜ば〜らいと」「Why」「からたちの花」はいい。
恵まれないさだめを背負った男女を歌った「からたちの花」は泣かせる。
曲中で「あんたとわたい…」と云っているから女性の視点で語られているのだろう。
だが、都会では女性が自分のことを「わたい」とは云わないから、
これは、九州地方の都会の物語なのか、
あるいは少し前の時代のことなのかと思ったりする。
実にしみじみとさせられる。

2月11日(水曜日)

●建国記念の日
「建国記念日」ではなく「の」が入るつ〜のが胡散臭い。
はっきり言及できない。
何かを加えてお茶を濁そうとする。

戦前は「紀元節」で、
日本書紀には日本国を統一したカムヤマトイワレビコノミコトとは、
初代天皇になった神武天皇であると書かれている。
イワレビノミコト(神武天皇?)は、現在の建国記念の日にあたる、
辛酉元旦(現在の暦に直すと紀元前660年2月11日)に、
大和の橿原〔かしはら〕の宮で即位したとされているそうだ。

神武天皇が実在したかどうかは定かではない。
なんせ、神話の世界の人なのだ。

日本の建国を祝う日を作ろうじゃないの、という話は明治時代になって起こった。
江戸幕府が瓦解し天皇の御世になったのだから、
初代天皇が即位した日をそれに当てる、ということに落ち着つくのは自然ななりゆき。
殖産興業、海外雄飛…世界の先進国に追いつけ追い越せという国家政策で、
国民に愛国心を植えつけようとする思惑もあったのだろう。

日本は帝国主義の植民地獲得競争に顔を突っ込み、台湾、朝鮮、北方領土を手中に収める。
昭和に入り、さらに野心は拡大し大陸の一角に満州傀儡政権を樹立した。
為政者、軍部の国民に愛国心を植えつける作業も露骨化していった。
なにしろ、日本は「神国」なのだ。
皇紀2600年などという、西暦より古い年号を創作することもぬかりなかった。
で、敗戦。

進駐軍GHQは、軍国主義の復活を恐れ「紀元節」は廃止。
軍隊も解体したが、警察予備隊を組織させ、やがて自衛隊にふくれあがる。
実質は軍隊だが、そうは呼べない日陰の子だ。

昭和28年に民放が発足し、テレビ局のアンケートでは
全国民の80%以上の人が「建国を記念する日」を望んでいると判明。
その結果、1966年になり建国記念の日に関する提案が承認され、
翌年1967年から適用されることになった。

多くの国民は、この日がなぜ「日本の建国記念の日」だか判然としないだろう。
教育の現場でも、神武天皇、紀元節…など教えていないのだろう。
戦前の右翼思想を想起させる概念など日教組が受け入れるはずがない。

で、戦後の日本は、建国記念の日、自衛隊など中途半端な概念、組織が存在する。
すべて、アメリカによる戦後のありがたい思想が移植された賜物だ。

2月10日(火曜日)

●読書
電車で本を読むのは苦痛である。
近視用のメガネでは近い距離の焦点を合わせにくくなっている。
文庫本は活字が小さいのでなおさらだ。
仕方なく裸眼で読むのだが、ネック・チェーンをつけていないので
フレームの置場に困る。
不便をかこちながら、佐々木譲さんの「くろふね」を電車の中で読了した。


彼は己の信ずる道を生き、
最期は榎本武揚とともに北海道に渡り
函館戦争で戦死する。
明治2年5月16日。
二人の息子とともに。
5日前に新選組の土方歳三も討ち死にしていた。

彼がペリーの黒船に遭遇したのは16年前のことだった。
異国の大型戦艦に日本人で初めて乗船した武士だった。
以後、日本は開国に向けて突き進んでゆく。
中島三郎助は、海防をあずかる役人だった。
日本古来の砲術を身につけていたが、
黒船の新型砲の前に無力であることを悟る。

幕府は瓦解に向けて傾いていった。
小説には16代将軍徳川慶喜、
江戸城無血開城の幕府側の立役者・勝安房も登場する。


慶喜は腰抜け。
風雲急を告げるときに側室を伴い京都に行き、
最高司令官ながら、兵を見捨て大阪から浜離宮に逃げ帰る。
この軍船に三郎助は乗り込んでいた。
慶喜は大正2年まで生き、趣味三昧の生活を送り
名誉回復して貴族の最高峰公爵になっていた。
女好きで、多くの子どもを残している。

●正室:一条美賀(維新後に美賀子と改名)
(今出川公久娘、一条忠香養女、天保6年7月19日〜明治27年7月9日)
●側室:新村信(松平政隆娘、新村猛雄養女、明治38年2月8日死去)
長男:敬事(明治4年6月29日-明治5年5月22日)
長女:鏡子(明治20年3月23日結婚、徳川達孝夫人、明治6年6月2日-明治26年9月29日)
三女:鉄子(明治23年12月30日結婚、徳川達道夫人、明治8年10月27日-大正10年12月10日)
五男:池田仲博(明治23年2月25日池田輝知養子、明治10年8月28日-昭和23年1月1日)
六男:斉(明治11年8月17日-明治11年11月28日)
六女:良子(明治13年8月24日-明治13年9月29日)
九女:経子(明治30年1月9日結婚、伏見宮博恭王妃、明治15年9月23日-昭和14年8月18日)
七男:徳川慶久(明治17年9月2日-大正11年1月22日)
十一女:英子(明治44年4月29日結婚、徳川圀順夫人、明治20年3月22日-大正13年7月5日)
十男:勝精(明治32年1月20日勝海舟婿養子、明治21年8月23日-昭和7年7月10日)
●側室:中根幸(中根芳三郎長女、大正4年12月29日死去)
次男:善事(明治4年9月8日-明治5年3月10日)
三男:琢磨(明治5年10月5日-明治6年7月5日)
四男:徳川厚(明治7年2月21日-昭和5年6月12日)
次女:金子(明治8年4月3日-明治8年7月22日)
四女:筆子(明治28年12月26日結婚、蜂須賀正韶夫人、明治9年7月17日-明治40年11月30日)
五女:脩子(明治11年8月17日-明治11年10月8日)
七女:浪子(明治28年12月7日結婚、松平斉夫人、明治13年9月17日-昭和29年1月13日)
八女:国子(明治34年5月7日結婚、大河内輝耕夫人、明治15年1月23日-昭和17年9月11日)
十女:糸子(明治39年5月19日結婚、四条隆愛夫人、明治16年9月18日-昭和28年10月11日)
死産:男子(明治17年8月22日死産)
八男:寧(明治18年9月22日-明治19年7月2日)
九男:徳川誠(明治20年10月31日-昭和43年11月11日)
死産:女子(明治24年6月2日死産)
●妾:芳(新門辰五郎の娘)



勝は口先だけの世渡り上手として描かれている。
蝦夷共和国樹立を夢見た榎本武揚は賞賛されている。

譲さんは、大作「武揚伝」を上梓している。
武揚は旧幕臣ながら明治新政府でも重用された。
「二君にまみえた」のだが…

義に生きた三郎助の死の瞬間の描写が冒頭に登場する。
新政府軍の樽沢信之助という武士が三郎助の首を刎ねたのだ。

わずか140年前は、こんな凄惨な合戦だった。
もっとも、中近東の過激派は人質の首を今でも刎ねているが…

三郎助戦死の2日後榎本軍は降伏して函館戦争が終わった。
なんとか、もちこたえていたら、彼の新しい時代も始まったかも知れない。
こう思うと実に残念だが、歴史にifは禁物。

以前見たTVドラマで中島三郎助という老武士が
二人の息子と討ち死にするシーンを見たことがあった。
だが実際は49歳。
日本の開国の最前線で働いた人だったことは知らなかった。

2月9日(月曜日)

●大桟橋
東横線が東白楽から地下にもぐり中華街まで延長している。
みなとみらい線の開通でエキゾチック・ゾーンに簡単に行けるようになった。
馬車道で降りれば赤レンガ倉庫まで至近だし、
日本大通なら山下公園、大桟橋までちょっとした散歩道だ。

ちょうど、佐々木譲さんの「くろふね」を読んでいた。
開国を迫り外国船が押し寄せる。
ペリーの一行を浦賀で迎えた幕府だったが、
その後神奈川・横浜が米国の親書を受け取る舞台に選ばれた。
一寒村に過ぎなかった横浜村が一躍脚光を浴びることになる。
文明開化のさきがけとして発展してきた横浜。
その雰囲気を残しながら、新たな発展に向けて胎動している。

「くろふね」は「黒船」を迎えた浦賀の与力・中島三郎助の物語だが、
悲劇への運命が待ち受けている。
冒頭で彼の死が描かれているので、はらはらしながら読み進めている。

今年、横浜は開港150周年のイベントが目白押し。
取材を兼ねて大桟橋界隈を歩いてみた。
みなとみらい21は近代的なビル群が林立しているが、
大桟橋の入口には昭和レトロとでも言うべき対照的な建物が並んでいる。
私の好きな場所でもある。

スタバもいいけど、すすけたようなコーヒーショップでJazzを聞きながらぼんやりと過ごす。
しっくいの壁面に音がはじけ、やたら元気のいいサウンドになっているが、
Jazz喫茶ではないので、これはこれでいい。

あいにくの曇り空だったが、山下公園は遠足の小学生や小旅行の団体さんが行過ぎる。
人なつこいかもめはカメラを向けてもなかなか飛び立とうとしなかった。


●FAXモデム
少し前までPCにはデスクトップもノートもFAXモデムが内蔵されていた。
ところが最近は取り外されている。
だが、WindowsXPにはFAXソフトが内蔵されている。

ADSLのときはスプリッターで電話線とインターネット接続を分離していた。
FAXは電話線側を2分しFAXモデムに電話ケーブルをつないでいた。
当然こちらを使っているときは電話が使えなくなる。

Bフレッツにして、終端装置からブロードバンドルータ機能付モデム経由で
インターネット接続をしている。
ついでに光電話にしたので、従来の固定電話回線は休眠になった。
新しいモデムの裏には電話端子が2つついている。
1つは光電話回線につながっている。
もうひとつが空いているのだが両方ともデジタル回線だ。

これまでFAXモデムはアナログ回線経由でアナログデータをデジタルに変換して送り出していた。
今後はダイレクトにデジタル回線を使うとなると、
FAXモデム機能は一体どうなるのかと、思っていた。

現在FAX機能付電話を使っている。
こちらは、データをプリントアウトしてから送り出すので受信データの文字は荒くなる。
FAXモデムは、ソフトウェアの印刷モードからプリンタの代わりにFAXを選び
データを送り出すから、劣化のない文字を先方に送ることができる。
インクと紙を使わないのでコストパフォーマンスも高い。

ノートパソコンからデジタルFAX送信を行ってみた。
以前と同じように送れてしまった。

案ずるより産むは易し、だった。

コンパクトタイプのメイン機種にはFAXモデムがついていない。
送信のたびにノートPCを起動するのは面倒なので、
デスクトップにFAXモデムボードを差し込んでやらねばならない。

2月8日(日曜日)

●季節風
朝から強い北西風が吹きまくっていた。
夕刻、裏でずず〜〜んと音がした。
飛び出すと、土地の境界線として植えてある大木が強風で幹から折れて
わが家の壁に激突していた。
もう少し右手にずれていたら台所の窓に当たりガラスが砕けていただろう。

※幹から折れていた

※わが家の敷地に倒れこんできた

※わが家の壁を直撃!

大木のため人力では動かせない。
電動ノコで輪切りにしなくては移動は不可能だ。

同時期に植えたと思われる大木があと2〜3本ある。
切り倒してもらわないと、いつも危険におびえていなくてはならない。
ところが、その土地は最近他人に貸してある。
借りた家族が「開墾」している。

借主は木の伐採は「防風林」だから、といい顔をしなかった。
だが、その木は落葉樹で数本がまばらに生えているので
防風林の役目など果たしていない。
景観がこわれるので伐採させたくはないのだろう。
彼らは、借りた土地の木々を好きに伐採しているというのに…

土地の所有者に電話をしたが当主は不在。
帰宅は月曜日の夜になるという。

予想だにしない出来事だったが、季節風のエネルギーはすさまじい、と
改めて驚かされた。

2月7日(土曜日)

●円天
ん?
楽天と間違いそうな名前である。
詐欺事件で送検されたL&G社会長・波和二容疑者が用いた、
「使っても減らない」擬似通貨。

役員はマルチ商法の常習犯ばかり。プロの詐欺集団だった。
◆会長 波和二
APOジャパンを1971年に設立。強引なマルチ商法で自殺者が出るなど問題、のちに破綻。APOジャパン代理店『ノザック』にて詐欺容疑で実刑判決。仮釈放中にL&G設立を考案、現在に至る
◆社長 寺嶋惇
過去に『ノザック』にて波和二と同様に詐欺容疑にて逮捕歴あり 。のち『ケイ・ピー・ハーベスト』社長として60億円を騙し集め倒産。出所後L&G幹部に就任
◆谷口鎌次郎
過去に『ノザック』にて波和二と同様に詐欺容疑にて逮捕。出所後L&G幹部に就任
◆放馬茂
『経済革命倶楽部』社長として350億円を騙し集め後に逮捕。出所後L&G幹部に就任
◆佐伯万寿夫
L&G設立当初の社長。L&Gを退き1999年に『リッチランド』会長に就任、500億円を騙し集め、今年2007年1月に逮捕された。

名の知れた多くの歌手が破格の謝礼金を受け取り広告塔になっていた。
細川たかしは50回程度、L&Gの全国大会に出席。
このほか、水前寺清子、キム・ヨンジャ、小林旭、坂本冬美、瀬川瑛子、千昌夫、錦野旦、松崎しげる
長山洋子、中村美律子、伍代夏子、小柳ルミ子、小林旭…
特に、細川は歌手たちを積極的に誘っていたというから、罪は重い。

大学教授も加担していたらしいが、いまのところ名前は公表されていない。

毎度このテの詐欺に大勢の人が騙される。
うまい話などあるはずがない、とわかっていても小金持ちが出資してしまう。

2月6日(金曜日)

●インターフォン
振り込め詐欺の手口が次第に巧妙化しているらしい。
宅急便を装い近づくスタイルもあるという。

わが家のインターフォンは十数年前のものだから
ピンポ〜〜ンと鳴ると受話器を通して会話するだけだった。
モニター付インタフォンの価格もこなれてきたので付け替えることにした。
相手の姿が見えれば心構えも多少違ってくる。

本物の宅急便か詐欺の宅急便かを見極めるのは
モニター越しでは難しいとは思うが。
記録した映像は残して置けるので、後々確認するのには役立つだろう。

2月5日(木曜日)
●放火犯
htmlを使ったサイトより簡単と、Blogが隆盛だ。
しかし、そこを訪れた心ない人が非難の書き込みを行う。
その数が増え収拾がつかなくなり閉鎖に追い込まれることを「ブログ炎上」と言っている。

今般、警視庁は男性お笑いタレントのBlogに
悪質な書き込みを行い炎上させた連中を特定し18名の摘発を行った。
容疑は名誉毀損。
大阪府の国立大学職員の男45歳、千葉県松戸市の男35歳、札幌市の女子高生17歳…
年齢は幅広く、男だけでなく女も含まれていた。
いわばサイバー放火犯だ。

ターゲットになったのは、お笑い男性タレントのスマイリーキクチさん、だが
失礼ながらこの方を存じ上げなかった。
お笑いタレントのランクはそんなに高いとはいえないのかな?
しかし、今回の事件で、名前は一躍全国区になった。
怪我の功名だが、これをネタに笑いをふりまくのだろうか?
ストーカー行為で被害届を出された月亭可朝のように。

2月4日(水曜日)

●近隣の合併事情

☆久喜市1市3町の場合

住民団体「未来工房ハッピー久喜(後上民子代表)」が
2日、「合併是非の住民投票実施を求める請願書」を市議会に提出、受理された。

久喜、菖蒲、栗橋、鷲宮4市町は、郵送方式による意向調査で
合併の是非を問う考えだが、住民団体はこの方式に異議を唱えた。
久喜市の議会勢力はどのようになっているのかわからないが、
推進派が優勢なら、この請願は議会で否決されるだろう。
議員諸氏は、住民投票のもたらす結果について熟知しているだろうから。

☆加須市1市3町の場合

加須、騎西、北川辺、大利根の1市3町の首長が、合併を希望する羽生市の市町と
2日、初めて意見交換を行った。

1市3町で合併話が先行していたところに、羽生市が割って入った。
ところが、羽生市の思いは通じなかった、という経緯がある。

今回の意見交換は非公式で行われたということだが、
羽生市長は「期限内の合併は難しいとの意見を聞いた。
吸収合併になった場合は、議会と相談して対応を決めたい」とコメント。

羽生市は吸収合併をも辞さないという低姿勢。
市町は議会と相談すると言っているが、市民がどんな反応を示すか。
羽生市の隣りは行田市だが、こことは破綻した経緯があるので修復は無理だろう。
加須市グループに、吸収でもいいから一緒になりたいという羽生市は、
行田の軍門に下るより、こちらのほうが、居心地がいいのだろうね。

わが町の周辺には幸手市がある。
一度、合併をもくろんだ久喜市とはうまくゆかず、隣接する杉戸町は宮代町とともに
春日部市に行こうとしている。
したがって、幸手市は久喜市や杉戸町の動向を見守るほかない。
下手な動きをすると、近隣からさらに孤立する恐れがある。
幸手の幸せは、久喜市の合併が一段落してから、新久喜市に吸収されることだろう。

2月3日(火曜日)

●動画
Bフレッツ環境になったので、ADSLの欲求不満を解消すべく動画サイトに出没している。
Yahoo、YouTubeがメジャーだが、探せば引っかかる。
USAに「Veoh」というサイトがあった。
なんと読むのかわからなかったが、「ビオ」ということだった。
ここは高精細画像だから画像が非常に鮮明だ。
GotanProjectというテクノタンゴグループがある。
従来のダンスミュージック「タンゴ」に電子楽器を取りいれ現代的にアレンジした曲を聞かせる。
なかなかおしゃれでアダルティなサウンドなので、最近はまっている。

何年か前に来日し、六本木でコンサートをやったらしい。
残念ながら日本公演の映像はない。
そのときの様子を読んだのだが、ステージの後ろに大きなスクリーンを張り
映像を投影しながら演奏をしたという。

「Veoh」でGotanProjectを検索したら数は少なかったが存在した。
パリ公演のミュージックビデオを再生してみた。
後ろにスクリーンが張ってあった。
これのことだな。

曲はシームレスで演奏された。
いつも携帯プレーヤーで聞いている曲ばかり。
けだるい声の女声ヴォーカルはマチュアな人だった。

い〜〜〜ですね〜〜と聞いていたら5分で終わってしまった。
このミュージッククリップは58分物なのだが、はて?

全て見るには「Veoh」WebPlayerが必要、とあった。
ダウンロードするには、手続きをしなければならない。

ミュージックデータをダウンロードしながら視聴。
データサイズは870MBという大きなものだった。

NotePCの音声出力端子をパワーアンプに差込み、
外付けスピーカーで再生してみた。
パソコンで聞くより迫力があって臨場感もたっぷり。
もちろん、画像は鮮明。

Bフレにしてよかった〜〜〜。

2月2日(月曜日)

●メコン川音楽祭
昨年に続き5月に横浜でメコン川音楽祭が開催される。
主催はNPOアジア子ども基金協会。
今年は、外務省のMekongYear2009でもある。
インドシナ半島を縦断する国際河川に沿って、
ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムが存在する。
これらの国々の経済、文化交流をさらに深めようというものだ。

インドシナ半島の音楽シーンはほとんど知られていない。
が、インターネットで探すと結構引っかかってくる。



第2回メコン川音楽祭実行委員会が中華街のロイヤルホールヨコハマで開催された。
参加者は横浜の政界、財界から。
小生、プレゼンテーション要員として参加。
パワーポイントで作成したコンテンツをプロジェクタで投影。
今回は来日アーチストのミュージック・クリップを流すことにした。

風邪の病み上がりで体調万全ではなかったが、
なんとか務めを果たすことができた。

2月1日(日曜日)

●無線LAN
モデムとブロードバンドルーターが事務所にあるため、
リビングでインターネット接続はできない。
そこでADSLのとき無線LANにしたのだが、
回線速度が遅すぎるのと受信電波が微弱で使い物にならなかった。

先日やっとBフレッツになった。
映画の再生もスムーズだ。
PCをリビングのテレビにつなげば大型ワイド画面で楽しめる。
で、再度無線LAN環境を構築することにした。

Bフレッツにしてブロードバンドルーター機能付モデムがNTTから貸与された。
これに、無線LAN機能付モデムをつなぐと無線SPOTになるはずだった…
ところが、新しい機器は無線LAN機能付ブロードバンドルーターだ。
ルーターにルータを接続すると正常に機能しない。

※スイッチングハブに接続した無線LANスポット

無線LAN機能付ブロードバンドルーターからルータ機能を切り離すのに手間取ったが、
ノートPCが無線LANにつながった。
両端にディスプレイ端子のついたケーブルをすでに購入していた。

※PCカード型無線LANカード

リビングのテレビにノートPCを接続し立ち上げる。
テレビも液晶なのでデスクトップ画面もクリアに再生している。
GyAoにアクセスし戦争映画を探す。
スタンリー・キューブリックの1988年日本公開「フルメタルジャケット」のみだった。

キューブリックらしくドンパチだけのアクション映画ではない。
ベトナムに送られる新兵の猛訓練シーンが約半分。
鬼軍曹の罵詈雑言と徹底的なしごきが展開される。
後半がベトナムでの戦闘シーン。
ジャングル戦ではなく市街戦だ。
敵のスナイパーの餌食になる米兵がリアルに描かれている。

動きはスムーズだが、映画画面が狭い。
GyAoの仕様だから仕方ない。

これで、雨の日やつまらないTV番組ばかりの日の対策ができたわけ。

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