田舎三昧の生活と意見

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●吉太郎童謡集

■Contents■
01スマイル・ムーン
02ミニノート
03Tango
04その後
05手帳
06リストラ旋風
07Gmail
08真珠湾
09記憶
10落差が大きい
   30回
11隣町の事情
12受難
13迷走
  世相
14最終回
  収穫
15篤姫視聴率
  都内初霜
16モードダイヤル
17ジョン死す
18ジョン荼毘にふす
  揺れる
19加須市の合併
20あるじ不在
21落ち葉
22お茶タイム
23好きな風景
24お久しゅう
25オーデオ
26Obama
27iTunes
28昭南島
29 28年前
30暗澹
31御礼
  大晦日
  チラシ


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12月31日(水曜日)
●御礼
愚にもつかない話を書き連ねている当サイトにおつきあいくださり
ありがとうございます。
明日からも同様のスタンスで臨む所存です。

あ、それから年賀状はこれからプリントアウトにかかります。
書きはじめるのは、古式にのっとり元旦としております。
初日にいただく方には、御礼申し上げると同時に、
何卒理解いただきお許しくださいね。

●大晦日
新宿コマ劇場が本日を持って閉館。
テレビ東京では中継を行っている。
なつかしい歌手のオンパレだ。

昔から新宿は自宅から交通の便の悪さもあってなじめない町だった。
今も歌舞伎町など行きたくもない。
あのギンギラの雰囲気が今もって趣味に合わない。
当然、コマ劇場など入ったことはないから
閉館といわれても、「あっそう」てなもんだ。

有楽町日劇の閉館のほうが寂しかった。
日劇と朝日新聞社の間を抜けて深夜の有楽町駅までよく走ったものだから。

街は時代とともに変貌してゆく。
日劇と朝日新聞社は有楽町マリオンとなったが、映画を見に行くときしか入ったことがない。
なんとなく馴染めないのだ。

●チラシ
本紙は明日に備え薄くなっている。
ところがわが町周辺にできたショッピングモールの新春売り出しチラシがにぎやかだ。
昔、初荷といえば2日だったが
今日、そんな悠長なことをやっていられない。

昨日までのいやな年を忘れ
新年元旦という高揚感みなぎる日に財布のひもをゆるませようというのかな。

どこも、福袋を目玉にしているが、
越谷レイクタウンが買う気をそそられる。
例えば、1万円の福袋には3万円相当の品が入っている、と明記されている。

福袋つ〜のは買ったことがない。
割安なのはわかるが不要な品が入っているのは否めない。
ところが、XX円相当と書いてあれば、外れの商品が入っていてもあきらめがつくだろう。

2〜3日前、越谷レイクタウンに出かけたが相変わらずの混雑振りだった。
一方、春日部ララ・ガーデンは閑散としている、と聞く。
春日部の中途半端な広さが裏目に出たのだろう。

白岡にはモラージュ白岡がオープンし、
そのうち16号線の旧庄和地区にも巨大モールがオープンするという。

モールにはスーパーマーケットもあり
日常品の購入にも対応するが、
ブランド品を頻繁に買いに来る客層は限られる。

幹線道路に面したモールは都内からの客も見込めるかも知れないが
どこも同じようなテナントばかりではそのうち飽きられる。

佐野、御殿場のアウトレットモールのブランド品のほうが
「掘り出し物」を見つけられるような気がするけどね。

12月30日(火曜日)

●暗澹
産業界の人員解雇のニュースが連日報道されている。
ここまで押し詰まって首を切られ、住む場所も追い出され…
気の毒としか言いようがない。

ところで。
私がかつて属していた広告業界はどうか?
景気の影響を真っ先に受ける業界だから相当なダメージを受けているだろう。
広告代理店から仕事を請けている制作プロダクションも同様だ。
さらに、代理店やプロダクションから仕事が流れてくるフリーに至っては
いま社会問題になっている契約社員、派遣社員以上に悲惨な状況ではあるまいか。

フリーといえば聞こえがいいが、
仕事が来なくなったらそれでおしまい。
おびただしいデザイナー、カメラマン、コピーライターが
厳しい環境に急転直下する。
だが、特殊な職業だけに使いつぶしがきかない。

10数年前のバブル崩壊のとき、
全く同じ状況だったが、今回のように急変ではなかった。
真綿で首を絞められるようにじわじわと仕事が減ってきた。

鼠は船が沈没するのを本能的に察知し逃げ出す、というが
当時の小生も、異変を感じてライフスタイルを変えようと即断し
当地に移住しパソコン教室と野菜作りという
以前から望んでいた新生活をスタートさせ今日に至っている。

昔の同業の仲間と会うことはなくなってしまった。
年賀状で生きていることを互いに確認するだけだ。

12月29日(月曜日)

●28年前
歴史物で面白い本がないかと、駅中の書店に立ち寄った。
めぼしいものに会えなかったが
「東京物語」というタイトルが目に入った。
ぱらぱらと覗いた。
短編集だった。
コピーライターという言葉が目に飛び込んできた。
著者は「奥田英朗」というコピーライター出身の直木賞作家だった。
若手の名前はあまり知らない。

「あの日聴いた歌」1980/12/9
ジョン・レノンが撃たれた日らしい。

代官山の小さな広告代理店に勤務する主人公は
大学中退の駆け出しコピーライター。
彼のあわただしい1日を描いている。
代理店とはいうものの実態は制作プロダクション。

小説家はささいな出来事を、これだけの短編に仕上げる。

面白かったのは、オーディオ機器のキャッチフレーズに悪戦苦闘する姿だった。
私も30数年前オーディオ機器を担当していたので
会心の作を産み出す苦労はわかる。

私の場合、小説と違って「だめ出し」をするのはメーカーの担当だからもっとシビアだ。
ソニーの宣伝部は当時、御殿山の本社ビルにあった。
コピーはもちろんデザインまで、やられるときはひどいものだった。
長い廊下を歩きながら大の男が涙を流す、とまで言われたものだ。

それから思えば、小説の主人公はまだその洗礼を受けていない。
まだ駆け出しだから仕方ないか…

12月28日(日曜日)

●昭南島
佐々木譲氏の「昭南島に蘭ありや」の上・下を読了。
初出が1995年というから、出会うまでかなり時間がかかっている。

大日本帝国が真珠湾攻撃を敢行した昭和16年12月7日の少し前。
舞台はシンガポール。
ここで貿易会社を経営している家族とそこで働く台湾人の波乱に満ちた3年数ヶ月の物語り。



日本軍は真珠湾を攻撃するのと同時に中国、インドシナ半島、マレー半島も作戦を展開した。
いずれも電撃作戦で、
秘密を保持しながらこれだけの大作業を効率よく展開することができたことは驚異的なことだ。

特にマレー半島の迅速な南下作戦に英軍は敗退を続け、
ジョホールバルからシンガポールにやっとのことで逃げ込んだ。
しかし、ここでも破竹の勢いの日本軍を押し戻すことはできなかった。

長いこと英国の植民地だったシンガポールだが、
英軍を加勢する華僑の抗日義勇軍が組織され抵抗したものの
勢いずく日本軍の敵ではなかった。

「マレーの虎」と恐れられた山下奉文将軍が、
降伏に際しいろいろ条件をつける英国軍のパーシバルに「イエスかノーか」と迫ったのは有名な話。

いま、シンガポールの行楽地、セントーサ島の「蝋人形館」で、
昭和20年8月15日の日本の敗戦により、
今度は、降伏会談の席につく山下将軍と閣僚のリアルな人形を見ることができる。



佐々木氏の戦争物は歴史的事実とフィクションが巧みに織り交ぜられいる。
今回も、シンガポールの陥落により「昭南島」と名前を変えたこの島に、
インド独立の志士、チャンドら・ボースがやってくる。
また、総理大臣にして陸軍大臣の東条英機もやってくる。
大勢の仲間を虐殺された義勇軍の生き残りが、
東条英機の暗殺を企てるという最後の山場を迎える。

東条は東京裁判で絞首刑になったのだから
シンガポールでの暗殺事件は失敗したのだが、
実際このような計画があったのかどうか…

あっても不思議ではない、と思えるリアルさで物語は展開する。



読み進むうちに面白さが加速してきた。
深夜までページを開き、床に入って懐中電灯で読書を続けるという
中学生みたいなことまでやってしまった。

12月27日(土曜日)

●iTunes
Apple製ソフトの海外ラジオモードから主にラテン系音楽を聴いている。
iPodは持っていないので音楽転送に使うことはない。

NotePCの内蔵SPの音は聴けたものではない。
イヤホンもいいが仕事をやりながら…のときは頭にこもってしまうので塩梅が悪い。
というわけで、超小型外部スピーカーを購入してあった。

これが音の解像度がいい優れもの。
ボリュームを絞ってもボーカルや各種楽器をきっちりと再生する。
通常はヘッドホン端子に接続するのだが、これはUSBを使うこともできる。
こうすることで音のデータは余分な回路を通らず再生するので
いい音質になる、ということらしい。
BGMとして流すには最適なSPのようだ。

12月26日(金曜日)

●Obama
まだデッドヒートを繰り広げていたころ、
CNNニュースなどでTシャツやバッジを身につけた支援者の姿をよく見かけた。
ああいうグッズには縁がないと思っていたのだが、ひょんなことから入手。

すでに44代大統領に決まってしまったので
Tシャツを着るころ、彼は傾きかけた米国経済建て直しや雇用問題
泥沼状態に陥った中近東問題などを、どのように料理しているのだろうか。

12月25日(木曜日)

●オーディオ
昔からカメラやオーデオなど機械物は好きだった。
仕事でもサンスイ、パイオニア、ソニーといった当時の名門メーカーの広告を作っていたので
ぽつぽつとコンポを買い集めていた。
しかし、LPからCDの時代になり、
仕事もオーデオからビデオ、コンピュータに移り熱も沈静化していった。

越してきた頃のシステムはSONYのシスコンだったが、
カセットテープドライブが壊れたので粗大ゴミとして廃棄してから
音楽を聴くのはラジオというおそまつな環境になってしまっていた。

携帯音楽プレーヤーも机の引き出しに入れていたのだが、
昨年から「通勤」することになり復活。
先日、「GOTAN Project」というテクノ・タンゴグループの存在を知り
その音楽にしびれた。

少し高いイヤホンを購入して車内で楽しんでいたが、
スピーカーから音を出したくなった。
物置から小型スピーカーと同じく小型のパワーアンプを引っ張り出した。
遺物である。
それに携帯音楽プレーヤーをつないで音出しをしてみた。
ご・き・げ・ん

低音が割れる。
フロントグリルを外す。
ウファーのダンプ材のポリウレタンが劣化して破けていた。
物置だからこういう結果になった。
室内で保管すればよかった。

応急処置を施しなんとか低音が聴けるようになったが不満足。

Amazonで調べたら同型スピーカーを売っていた。
アンプがKenwoodなので、同じブランドの単体スピーカーも調べてみる。

昔のオーデオ趣味に少しばかり火がついかたかな。

「GOTAN Project」はおすすめ。
今のところYouTubeからダウンロードしているが、
気に入ればCDを購入すればいい。
YouTubeはこういう使い方もあったのか、と…
こんな時代がやってくるとは思いもよらなかった。

12月24日(水曜日)

●お久しゅう
「道警」を描いて新境地を拓いた「譲」さんの写真がのった広告が掲載された。
日比谷線中目黒のホームでばったり出会ってからもう20年以上経過しているだろう。
そのず〜〜っと前、赤坂溜池の小さな広告代理店で彼と短期間机を並べていたのだ。
当時、すでに彼は小説で賞をとっていたのだが、小生はそれを知らなかった。

彼は物静かで見るからに誠実そうだった。
これまで知っているコピーライターとはまるで違っていた。
あれから30年以上経過したのだが、
近影の彼は頭が薄くなったのを除けば昔のイメージをそのまま残している。

今は出身地の北海道で執筆しているが、ときおり上京しているようだ。



彼の第二次世界大戦物は1冊を残して全て読んでいる。
「武揚伝」も出版と同時に、分厚い「上・下」を読破した。
柔和な風貌から、男っぽい小説が生み出される。

先日、中公文庫で「昭南島に蘭ありや」上・下を見つけ、現在読書中。
読了すれば、大戦物は完読。

シンガポールは日本軍が占領していた頃、「昭南島」と呼んでいた。
日本軍が快進撃する頃の物語だ。
現在、水源地となっているブキテマ高地は、英軍との激戦地となった。
これからどんな展開になるのか楽しみながらページを繰っている。



彼は小生よりはるかに若い。
その緻密な頭脳から大戦秘話を題材にした小説が生まれることを
祈りつつ、紙上の再会をしましたよ。

12月23日(火曜日)

●好きな風景
私の住む町は江戸時代は天領で幕府の米倉だった。
その名残は今も残り貴重な原風景となっている。
そのような場所も好ましいが、
東武動物公園のたたずまいもなかなかだ。
とにかく広大だから外周を廻るだけでも何ヵ所かポイントがあるが、
駅に向かう道すがらの、
行ったことはないが、カナダや北欧などはこんな具合か、と思わせる場所がここ。

ネット越しに見た釣堀なのだが、
すっかり葉を落としたスマートな木々。
太い幹と細い枝が美しい幾何学模様を描いている。
その間から派手なペンキの木造の家が見える。
それが水面に映ってなんとも平和な風景となっている。
自動車・家電業界は人員の大量解雇でゆれにゆれているが、
その不景気風をほんの少し忘れさせてくれる。

12月22日(月曜日)

●お茶タイム
野菜を作っていると冬でも結構仕事がある。
ダイコンの間引き、土寄せ、
霜で浮き上がってしまったビニールトンネルの保守…
庭や家の前の落ち葉掃除もやっと一段落。
風もなく日差しも暖かい。
久々に庭でお茶する。


12月21日(日曜日)

●落葉
微風でも枯葉が舞い落ちる。
夜中に激しい季節風が吹こうものなら
翌朝の庭やデッキはおびただしい葉が山になっている。

これを何度か繰り返し、木は身軽になった。

枯葉が積もるだけ積もってから掃除にかかる。

よそ様の土地からの落ち葉でも、遠方に住む不在地主は関係ない。
清掃は地域住民の役目と、えら〜〜〜い弁護士が教えてくれた。
その地主はよく知っている男なのだが
いつもきれいにしてもらって…と挨拶の電話もない。
ちょいと常識に欠けているのではないかね。
こうした不安定な均衡がいつまで続くか。

12月20日(土曜日)

●あるじ不在
「メモリアルとね」で共同火葬にしたためジョンの遺骨は手元にない。

ジョンが亡くなった日、「とね」に今後のことを電話で尋ねたら
最短で明日、共同で行います。友引には行いません、とのことだった。
お棺に入れてあるわけでもなし、冬とはいえ長期間寝かせておくわけにはいかない。
で、速攻で火葬にしてしまったのだが、残したのは「首輪」だけだった。
これでよかったのかという思いがつきまとう。

最後のお別れのとき、1頭だけで火葬にすることもできる、ということを御亡の方から聞いた。
しかし、1日1頭なので順番待ちということだった。

外出から戻ると小屋を覗くのが習慣だった。
若い頃は嬉しそうに尾っぽを振って出てきたものだが、
歳とともに顔をちょっと上げるだけになった。

まだ亡くなったという実感がわかないので
庭に出たときもつい覗いてしまう。

12月19日(金曜日)

●加須市の合併
1市3町の合併協議会でさらに踏み込んだ内容が決まった。
@合併方式は新設(対等)合併

新市名称、市町会議員の特例などは今後検討するということだが、
新市名称は新設合併とはいえ、加須市に落ち着くだろう。
それが合併第2幕の特徴。
名称を募集して決めるとまたごたごたが起こりかねない。

A新市市役所は加須市に置く。
  騎西町、大利根町、北川辺町の役場は総合支所になる。

これは合併第1幕のときと同様。
間違っても、3町のどこかが自分のところに新市庁舎を持ってこい、とは言わない。

対等合併にしておかないと、特に3町から「吸収されるのなら断固反対」という
反旗が翻るのは目に見えている。

加須市の場合、新設合併とはいえ加須市主導の限りなく編入合併の色彩が濃い。

破綻した自治体が合併するのではないのだから、
新設か編入かにこだわるのは「めんつ」の問題だろう。
時間がないのだから、名をとるより実をとるほうがいいのに決まっているのだが、
わが町近在は、それを盾に反対している人がいる。

戦国時代から明治になるまで300年以上生き延びた藩のひとつに真田藩がる。
長野の小藩だが、時の権力、反権力にさまざまな手段を使っていた。

反対するだけなら簡単。
小さな自治体の経営施策を開陳しなければ住民の共感は得られないだろう。
無駄を省く、というだけでは説得力に欠ける。
奥さんが亭主の小遣いを減額するといった家庭経済とは異なるのだから。

12月18日(木曜日)

●ジョン荼毘にふす
加須市の「メモリアルとね」にて火葬に。
はじめて行く場所なので前夜、地図で調べておいたのだが
国道さいたま栗橋線を横切り、近道を…と思ったのが間違いの元
鷲宮に入ったあたりで迷ってしまった。
運び込まなければいけない時間は迫る。
ちょっとあせったが、定刻内の10時半にはたどりついた。

家族の一員とはいえ、人間の場合と異なり、実にあっけない「お別れ」だ。
事務所で書類の手続きを済ませ、
火葬場の左手にある「ペット用」の入口で呼び鈴を押す。
鉄のドアが開き中に入る。
係員の指示に従い、ダンボールに寝かせたジョンの重さを量る。
中に入れていいものは花だけ、と前日に言われていた。
計量が終わると、そこでお別れ…

ダンボールのふたを開け、「ジョン君、ありがとう」と声をかけた。

「骨はいただけないのですか?」
「合同ですから、それはできません」
「ちなみに、このわんちゃんだけ焼いていただくことはできるのですか」
「できますが、1日1頭なので待っていただかなければなりません」

係員はダンボールをかかえ「釜」のほうに消えていった。

事務所に戻り、ジョンの体重分の料金を支払って帰途につく。
季節から、朝から人間への「作業」は忙しそうだった。

●揺れる
自動車メーカー各社はリストラの嵐が吹きまくっている。
日産は派遣社員がゼロになったという。
忙しいときは最前線の貴重な戦力が、ヒマになったら真っ先に首を切られる。

企業存続の論理から、こういう不条理が許されるのだ。

トヨタ労組は「親」が不況にあえいでいるというのに、ベースアップの賃金闘争に入った。
互いに不信感がつのる。

「人は石垣、人は城」…古人の教えは吹き飛んだ。

12月17日(水曜日)

●ジョン死す
昼、静かに息を引き取った。
享年17歳7ヶ月。
性格のおとなしい犬らしく最後まで悲鳴をあげることはなかった。

横浜の思い出を共有した家族として
同じ屋根の下から旅立っていったことをせめてもの慰めにしよう。

あちらの世界でまたMamiとじゃれあうのだろうか。

平成9年頃のジョンとマミ。

外は涙雨。

12月16日(火曜日)
●モードダイヤル
「コンデジ」はカメラを向けてシャッターを押せばほぼ失敗のない写真が撮れる。
最近人気の高まりが著しい「デジタル一眼」は
Autoモードなら「シャッター押すだけ」だが、それだけでは使う価値がない。
シャッター優先、絞り優先、マニュアル…など昔の35ミリ一眼レフのような使い方をして
イメージした画像を得ることができる、のを身上としている。

キヤノン、ニコンのモードダイヤルを比較してみた。
キヤノンは最近発売された人気機種EOS5DMarkU(左)。
ボディだけで35万円くらいか。
EOS50Dはミドルレンジで、ボディ価格は10数万。
仕上げは5Dは艶消しで高級感があるが50Dはアルミに印刷したものを貼り付けただけで安っぽい。
Nikon。D700(左)はプロユースだからダイヤルにシーンのマークなどない。
最近発売されたミドルレンジの90Dはくっきりはっきりしているが、
キヤノン50Dのようにアルミ板を貼り付けたものではない。

キヤノン


ニコン

Nikonのダイヤル形状は台形で末広がりだが、キヤノンは垂直。
4機種ではEOS5DMarkUが存在感があるのだが、
刻印されているシルバー文字が浮いていて渋みがない。
どれも一長一短あり。

そんな折、カシオの最新機種のモードダイヤルが目に付いた。
垂直デザインにグレー文字が印刷されている。
おさえ気味の赤も気にならない。
秀逸なのだ。

モードダイヤルは頻繁に使う部分だけに、
2大メーカーはもっと気を遣ってデザインをしてもよさそうなものだが。

12月15日(月曜日)

●ジョン
17歳7ヶ月。
物も食べず、水も飲まなくなってしまった。


●居酒屋
昔からスナックより居酒屋が好きで仕事などで立ち寄る先々で
小ぶりで趣味の良い店を探すことを無類の楽しみにしていた。
若い頃は仕事で津々浦々に取材に出かけていたが夜の探訪に力が入るという始末。

外観で選ぶ基準は

ビルの中にない独立店舗
繁華街から少し外れたところにある
店構えが華美でない
うらぶれていない
大きくない

飛び込みだが成功率は高いほうだった。



Penという雑誌がある。
今号の特集は「いちばん美味い居酒屋はどこだ?」
北海道から沖縄まで、雰囲気のある写真で47軒が紹介されている。
日本版ミシュランより遥かに興味のある内容だ。

東京は唯一、湯島の「シンスケ」選ばれていた。
最近話題の神楽坂、浅草、向島ではなく
上野からほど近い湯島つ〜のが選者の見識を感じてしまう。

この店にはかなり前からときおり顔を出していた。
店の造りも内部もすっきりしていて下町ながら上品な雰囲気の店だ。
早い時間から飲めるというのもいい。
最近行ったのが小学校のクラス会の帰りだから3〜4前か。

雑誌に紹介されるとにわかに混みだすのだろうな。

上野界隈は、探せばいい店がある。
青森出身の方がやっている「北畔」も風情がある。
上野の山の寛永寺の裏手にあった店は絶品だったがいつの間にかなくなっていた。

機会があれば上野、広小路、御徒町あたりで探してみたい気もするが
自身の健康と家庭平和のため飲酒機会を激減させているので
実現は無理だろう。


旭川の「独酌 三四郎」
飛んで行きたくなりますね。

●篤姫視聴率
最終回視聴率が関東地区で28.7%、放送開始後最高の視聴率だった、そうだ。

●都内初霜
昨晩は冷え込んだ。
ジョンの小屋まわりは防寒対策をし湯たんぽを入れているが、昨晩から家に入れる。
もう自力で起き上がること、かなわず抱いて移動。
別れも間近いのか…

都内は初霜の報。
道路が凍結し自動車事故が頻発していた。

わが宮代はすでに何度か降霜。
今朝は霧もひどかったらしい。
家庭菜園も霜柱。
ビニールトンネルの表面は氷結していた。
 
10時には気温も上がり野菜の子どもたちも順調に育成中。
近々中にダイコンの間引きをする必要がある。


12月14日(日曜日)

●最終回
大河ドラマ「篤姫」が本日最終回を迎えた。
じわじわと視聴率を上げてきたというから、最終回は30%まで一息までゆくのだろうか。
明日の新聞でわかるだろう。

天璋院の晩年の写真が残っている。
面長の意志の強そうな女性だ。
今回の主人公はふけメイクをしているが童顔丸顔は隠せない。
写真と同じデザインの衣装を身に着けていた。
色は濃い小豆色だった。

同じ藩に生まれた小松、西郷、大久保も対立する立場となり篤姫より先に死んでゆく。
人生の無情を感じざるを得ない。

激動の幕末〜明治の群像は勤皇佐幕どちらを見渡しても興味深い。
来年の舞台は戦国時代…

1年という長丁場を見てしまったが
稲森いずみがよかったな〜。
はじめは篤姫と対立していたが心理的距離は後半から近づいてゆく。
同じ大河ドラマ「義経」では、義経の母親役をやっていたが艶やかだった。
単に色っぽいだけでなくシンが強そうなところがえ〜〜。

大奥時代と明治時代(右)

●収穫
家庭菜園の大根が色っぽく成長していた。
夕飯のダイコンオロシになってしまったが…


12月13日(土曜日)

●迷走
宮代町と手を携え春日部市と一緒になろうとしている杉戸町(だよね)。
その杉戸町議会で珍現象が発生したようだ。
昨日のできごと。

合併に対する議員の勢力図は、議長を除く議員17名のうち
合併推進派9人、反対派8名という。
(宮代町と酷似する)

それぞれのグループが議案を提出した。

推進派
「合併研究会を慎重かつ速やかに推進し、
住民投票で町長の意志を確認することを求める決議」案

反対派
「杉戸町が春日部市及び宮代町と合併することについて
町民の意思を問う住民投票条例」案

どちらも、住民投票を求める案だがニュアンスが異なる。

推進派は
宮代町から提案のあった「合併研究会」を1市2町で立ち上げると同時に
町長が公約としている春日部市との合併(今回は宮代も加わる)に賛成かどうか
住民投票で決めようじゃないの…
町長は町民から選ばれているんだぜ、そこんとこよろしく

反対派は
1市2町の合併に反対か賛成か、住民に聞こうじゃないの。

投票結果は

推進派が提出した案は1票差で可決。
反対派が提出した案は1票差で否決。

推進派は反対派より1名多いから、当然このような結果となった。

同時に、反対派は
この際、町長に辞めていただこうじゃないかと、
「野口町長の辞任勧告議案」
を提出したが、
反対9、賛成8の1票差で否決された。
これも、当然といえば当然。

運動会の綱引きを見ているような…
しかし、一進一退ではなく、この勝負は推進派の勝利ではありましたが。
これから先、何度このようなことが起こるのか。

●世相
毎年この時期に京都清水寺の貫主が大きな和紙に墨痕鮮やかに巨大な一文字を書いている。
その年の世相を端的に表す漢字だ。
で、今年は「変」。
確かに、政治、経済、社会ともに「変」な年だったが、変革、変動の「変」ということだ。

IT社会の幕開けとともに、
それは便利さをもたらしたが失ったものも大きすぎる。

情報は瞬時に世界を駆け巡る。
とくに経済に与える影響は計り知れない。

米国のサブプライムに端を発した経済の地すべり現象は
米国の金融界に波及し、自動車という基幹産業を直撃。
投機マネーはアイスランドを国家破綻に追い込み、オイルマネーに踊らされた。
ドルへの信頼失墜が円高を招き、日本の自動車、家電産業、下請産業、町工場を直撃。
大量失業者が発生し、景気はさらに冷え込む。
ドミノ現象はこれだけにとどまらないだろう。

携帯電話の普及は犯罪の質を変えている。
裏サイト、出会い系サイトなどが犯罪の温床となっている。

少しばかり不便だが人間が人間らしく生きていた。
江戸時代が脚光を浴びているというが、戻れないのだよ。

であれば、最先端から少し距離を置いたライフスタイルを。
とはいえ、若者たちには無理なはなしではあるね。

12月12日(金曜日)

●受難
愛煙家が社会の片隅に追いやられて久しいが、さらに追いうちをかける事態が発生した。
JR東日本は来春から首都圏201駅の喫煙所を撤去するという。

これまで、電車待つ間の一服を楽しむ人にホームのはじっこに大きな灰皿が用意されていた。
本来なら真ん中に乗ればいいものを、
喫煙コーナーのある最前部や最後部に移動していた人もいたというのに…

首都圏とは都心から50k圏内。
東は常磐線取手、京葉線曾我。
西は中央線高尾、
南は横須賀線逗子
北は京浜東北線大宮が該当する。
ただし、東京、上野、新宿、大宮4駅の排煙設備つき喫煙室は残す。

昨今、携帯灰皿は必携品となった。
(相変わらずWindow OS備え付けのIMEはアホね。
 「必携貧」と変換するもん)
私の最近の喫煙コーナーは地下鉄不忍池出口のスロープを上りきった所だ。
ここでは、乗り換える人がつかの間の息継ぎをしている。
胡散臭いおじさんたちに混じって。
彼らは常にふくらんだ荷物を傍らに置いている。
ときたま、目つきの鋭いおじさんと消えて行く。
口入屋と労働者なのかも。

12月11日(木曜日)
●隣町の事情
ともに春日部市と合併しませんか、と宮代町が申し入れた杉戸町だが
あちらは麻のように乱れている。

昨年、春日部市との合併を掲げる新町長が誕生したが、
その後町議選と同じタイミングで、春日部市との合併を問う住民投票が行われた。
結果は、春日部市との合併はヤダ、という人が多かったため、
合併を掲げた町長の公約が微妙になってしまった。

それが、今日まで尾を引いている。

遅々として進まない合併に業を煮やした女性たちがいる。
「春日部・杉戸・宮代の合併を実現する女性の会」だ。
彼女たちは合併新法期限内合併を目指して署名運動を展開していた。

15歳以上を対象に10月にスタート。
約60名の会員が戸別訪問して集めた12124名分を10日、町長に手渡した。

野口町長は
「1市2町合併は私の目指す方向。多くの署名に改めて意を強くした」と語った。

この署名活動は来年3月まで続ける予定という。

反対する議員や住民は「住民投票の結果を尊重しろ」と声を大にする。
ところが、昨年の住民投票は「杉戸町・春日部市」の1市1町合併に対してだった。
今回は、「春日部・杉戸・宮代」の1市2町合併なのだ。
局面は刻々と変化している。
いつまでも、昔の、それも筋の違う内容に拘泥していては地域の発展が阻害される。

ここは大同団結して進むべきなのだろうが、
いろいろな思惑が入り乱れうまく進まないのが面白い。

12月10日(水曜日)

●落差が大きい
音楽家のポール・モーリアは2006年11月に亡くなっているが、
華麗なストリングスを身上とする彼の楽団の曲はかつて日本で大流行した。

「チャラララララ〜」で始まる「オリーブの首飾り」もそのひとつ。
楽曲だけで詞はなかった。

ひょんなことから、原題が「El Binmo」ということが判明した。
「ビンボ」…日西翻訳すると「ふしだらな女」
ゲッ。
和題と原題の落差が大きすぎる。

ジリオラ・チンクェッテイが歌っている画像があったが、
もちろん何を言っているのかわからない。
Googleで調べても今のところ元歌詞は引っかかってこない。

いずれ、「ふしだらな女」とはどんな女か調べてみたい。

●30回
最近の日本人はあまり噛まないで嚥下するという。
食べ物が柔らかくなっているというのも原因だそうだ。
米飯やおかずは最低30回噛むとよい、と新聞に書いてあった。
消化や歯のためにもいいそうだ。

いままで気にしていなかったが、夕食で意識的にやってみた。
すると、ご飯は1膳で満腹状態。
お餅を食べたようなあんばいで食後もなかなか空腹にならない。

絶対量が少ないのだから消化器系に負担もかからないのだろう。
健康のためには、よく噛むことが、やっぱいいのだ。

12月9日(月曜日)

●記憶
父親が戦地に赴いていたとき、母親は息子(小生)と実家に疎開していた。
母親は役場に保健婦として勤務していた。

帝都はアメリカ軍の猛攻を受け焼け野原になっていたのだが、
田舎はのんびりしていた。

あるとき、役場の慰安旅行があった。
行き先は伊香保温泉だった。
トラックの荷台に乗って出かけたのだが、時局を考えホロがかかっていた。
やがて、ホロを上げると川が見えた。
その川から湯気がたっていた。
利根川しか知らなかった小生は驚きの目でその川を見ていた。
温泉の湯と交じり合って湯気を立てていたのだ。

伊香保温泉でどんな料理を食べたか、どんな風呂に入ったかは
まるで憶えていない。

湯気の立っている川の記憶だけだ。



母親の実家は母屋の脇に納屋があった。
その間に立つと細長い空が見えた。

空の高いところにキラキラ光る飛行機の編隊を見た。

近くにゼロ戦を作っていた中島飛行機があった。
今はサンヨーの工場になっている。
周辺はリトルブラジルと呼ばれている。

飛行機は攻撃を終えたB29の群れだった。
高高度を飛ぶため日本の戦闘機は攻撃を仕掛けることができない。
それがわかっているから、米軍は迷彩塗装をほどこさない。
なまのジュラルミンが太陽の光を受けて輝いていたのだ。

廃屋となった母屋は本年取り壊され更地になった。
サルスベリの木は残っているらしい。



母屋の前には防空壕があった。
中島飛行機に爆弾を落とし、あまった爆弾を周辺に落としながら大陸へ飛んでゆく。
そのとばっちりを受けてしまう不幸な集落がある。
だから、防空壕をほったのだろう。
予行演習だったのか、一度だけ入った記憶がある。

12月8日(月曜日)

●真珠湾
昭和16年の今日、日本軍の真珠湾奇襲攻撃で太平洋戦争が勃発した。
元気のよかったのは半年まで。
17年6月のミッドウェー海戦で虎の子空母の大半を失い戦局は日本に不利になってきた。
しかし、大本営は「勝った勝った、また勝った」と嘘の情報を流し続け国民を欺いていた。
20年8月15日まで国民は塗炭の苦しみ。

赤紙で召集され南方戦線・ハルマヘラ島で父親は戦っていた。
日本軍は壊滅状態で、晴れた日には水平線上に見えるモロタイ島に上陸した米軍の
戦闘機による定期的な攻撃を受けていた、という。
敵機来襲!の声でジャングルに逃げ隠れするのが精一杯。
食糧もなくなりジャングルの蛇まで食べていたそうだ。
通信兵だった父親は、日本の敗戦をいち早く知った。

米国のLT船で島を引き上げ、どこかの島から輸送船で無事帰還したのだが、
マラにリアにかかりげっそりやせていたそうだ。
ともかく、命だけは助かった…

このあたりの話は後に父親から聞いたのだが、
当時の私は、3歳で母親の実家に疎開し父の帰りを待っていた。
利根川の赤岩渡船に乗って実家に戻ってきた姿を、うっすら憶えている。
今から思えば国鉄熊谷からバスで対岸まで来たのだろう。

都内の家は戦災で財産は消失。
戦後の父親は生きるための戦いを始めた。

なんとか生活を立て直し、いくばくかの財産も残しこの世に別れを告げた。
明治男のたくましさには敬服せざるを得ない。

戦争の記憶は風化しつつある。
本日の新聞で真珠湾の記事を探すのに苦労した。

タケシがテレビドラマで東条英機を演じるそうだ。
頭をまるめ、まるいめがねとちょび髭をはやした東条タケシの写真があった。
似ている。
兵士には捕虜になるくらいなら死を選べ、と鼓舞しておきながら
自分はピストル自殺を図るも死に切れなかった、あの東条をタケシが演じる。

12月7日(日曜日)

●Gmail
電子メールは日常生活にすっかり定着している。
加入しているプロバイダから与えられたアドレスを使っている人が多いと思うが、
YahooやMicrosoftのアドレスを取得して使い分けている方もいる。

プロバイダのアドレスには、かなり前から大量のSpamメールが送られてくるようになった。
今使用しているメーラーはOutlookExpressだが、フィルターをかけて阻止している。
しかし、次から次へ新しいSpamが到着する。
内容は出会い系サイトとバ*アグラなどの薬が多い。
どういうわけか、発信人が自分自身になっている。

小生、ポータルサイトのメールアドレスはほとんどエントリしているのだが、
あまり活用ししていなかった。
だが、Spamに閉口し仕事にはGoogleのGmailを試しに使ってみた。
容量7Gという巨大なスペースが提供される。
添付ファイルのやりとりが多いのだが、まだ使用量は0%と表示されている。

受信、送信の保管容量の大きさに加え、予定カレンダーのセンスがいい、と以前書いたが、
仕事に重宝しそうな豊富な機能が提供されている。

そのひとつがドキュメント。
テキスト以外に、pdf、ワード、エクセル、パワーポイントデータを貼り付けておける。
添付ファイルを表示させ、こちらに移行しておける。
Googleのサーバーを使っているので、出先のPCで書類の閲覧はもちろん編集もできる。

資料を添付して自分宛にメールをしておけば、どこにいてもPCさえあれば仕事ができる、というわけ。

次にサイト。
非公開にチェックしておけばパーソナルなホームページとなる。

これらの機能はすべて共有できる。
チームで仕事をするときなど、お互いの予定を確認しながら進められるし、
文書も互いに手直しができる。

現役バリバリのときならヒジョーに便利なのだが、
こういう使い方をするチャンスはもうないだろうな。

12月6日(土曜日)

●リストラ旋風
1年も間もなく終わろうとする頃になって自動車業界は揺れに揺れている。
日本を代表する各社は業績悪化による大量人員解雇を行っている。
特に生産現場が厳しい。
期間工や派遣によって労働力を確保している代表的な業界なのだが、
彼らの生殺与奪は景気に握られている。

始末が悪いのは経営陣は人的資源を生産の調整弁にしていることだ。
正社員以外は立場が弱い。
真面目に働いていても会社の都合で簡単に首を切られてしまう。

通告が出された時期も最悪。
12月は特別な月なのだ。
家庭持ちにはわずかばかりの賞与が出ても
出費は通常の月よりかなり膨らむだろう。
だが、次の月も勤められることがわかっていれば希望が持てる。

期待をもって迎えた21世紀だが、
年々悪い方向に向かっているようだ。

自殺や犯罪の増加がそれを物語っている。

12月5日(金曜日)

●手帳
銀座伊東屋は来年の手帳を求める人で混雑しているのだろう。

イルミネーションのともり始めた頃、町並みを撮影し、
大昔勤務していた会社に寄ってカレンダーをいただき、
いつもの手帳を購入するのが暮れの慣わしだった。

ところが、その会社に知り合いは一人もいなくなってしまった。
そのうえ、本社は赤坂に移転。

一昨年は、いただいた手帳を使い、
昨年は隣町でA6版の手帳を購入。
これが意外に使いよく、来年版も同じタイプを購入した。
そんなわけで、暮れの銀座に出没しなくなってから3年になる。

文庫本サイズの手帳にはブックカバーを着せて一見システム手帳である。

昔は、大量のデータをリフィルに書き込んで、
分厚いシステム手帳を持ち歩いていたものだが
今、電話番号は携帯電話が、住所録はパソコンが記憶している。
スケジュール管理もOKなのだろうが、
迅速性や前後の見通しを考えれば手帳にブがある。

来年は実用本位でなく「楽しい」手帳をテーマにした。

12月4日(木曜日)

●その後
1日に偶然見たスマイルムーンだったが3日後は…
同時刻にわが家の上空を撮影したが、その痕跡はまるで感じられない。
次回は2年後…



12月3日(水曜日

●Tango
頼まれてYouTubeでダンス曲のタンゴを探しまくっていた。
私が知っている曲といえば、ラ・クンパルシータ、エル・チョクロ
それと藤沢嵐子の「ママ、私恋人が欲しいの」くらいである。
検索にかけるとその数無数。
未知の曲のオンパレだった。
片っ端から見てこれと思う曲をダウンロード。

そのうち、テクノ・タンゴとでもいうべき新しいジャンルがあることがわかった。
従来のバンドネオン、バイオリンなどに電子楽器が加わっている。
さらに検索を続けると「Gotan Project」というグループの曲がすばらしい。
頼まれ物など忘れて彼らの曲を聴きまくった。
なかでも「サンタマリア」という曲はクールだ。
3〜4年前の「Mr.&Mrs.Smith」という今は夫婦になっている
ブラビとアンジェリーナ・ジョリーが「競演」したダンスシーンで使われていたし、
日本映画のリメイク「Shall We Dance?」では
リチャード・ギアと、ジェニファー・ロペスがひとけのないダンス教室で
タンゴを踊るシーンでも使われていたのだ。

ところで、Gotanというグループだフランスで活動しているらしい。
名前はタンゴ->ゴタン。
ゴンタじゃかっこがつかないしね。
こういう感性は日本人だけかと思ったらあちらにもいた。

東京でタンゴの聴ける店がどれだけあるかわかならいが、
五反田や五反野に集まってくれば面白いのにね。

GotanProjectの曲は、激しくも哀調を帯びながらバックのテクノサウンドが
鼓動のように伝わってくる。

「Shall We Dance?」のダンス・シーン


Mr.&Mrs.Smithのダンスシーン


12月2日(火曜日)

●ミニ・ノート
最近、5万円前後のパソコン、ミニ・ノートが流行っているようだ。
台湾製で火がついて、HPやDELLが追従。
利幅が薄く、主力製品を圧迫するという理由で参入をためらっていた
NEC、富士通などの家電系メーカーも見過ごせなくなった。

閉じてA5版程度だから非常にコンパクト。
ディスプレイは7〜8インチ、メモリ1G、HDDは80〜120Gだが
高速なSSDを搭載したタイプは12Gと小さい。
無線LAN搭載、重さは1Kg前後。バッテリー持続は2〜8時間と差がある。
価格は5万円台。

これならカバンに入れても苦にならない。
メーカーはインターネット、メールの利用を推奨するが、
メモリ1G、HDD120Gも搭載しているのだから、
画面の小ささを我慢すればワープロ、表計算ソフトをインストールして
結構実用的に使えそうだ。

ショップに偵察に出かけた。
人気商品らしくPCフロアの入口付近の目立つ場所にコーナーがあった。

実機を見て、ちょっと幻滅。
チープなのだ。
価格が安いから我慢しなくてはいけないのだろうが、
筐体のプラスチックがナマである。
気分が萎えた。

ちょっと歩いたらSONYコーナーがあった。
美しく進化したVAIOが陳列してあった。
中でもtypeZは液晶部が薄く、筐体も上質。
ソリッドなデザインがクール。
13インチワイド画面、メモリ2G、HDD200Gという実用タイプ。
重量は1.45kgだから持ち運びも苦にならない。

TypeTはさらに小さく、11.1インチワイド液晶。
SONY版ミニノートだろう。
メモリはなんと4G!HDD160G。
ワンセグ内蔵で、バッテリーは10時間。
再生音質もこだわっているというから、映像、音楽など趣味の領域もカバーする。

モバイルノートはパナソニックの「LetsNote」の人気が高いようだが、
実用一点張りのデザインは営業向き。
企画、マーケ部門ならSONYに目が行くのでは…

でも、価格はミニノートの2〜3倍はする。
ならば、Macも選択肢に入るだろう。

12月1日(月曜日)

●スマイル・ムーン
冬の17時といえば日はすっかり落ち闇が急速に迫ってくる。

南西に向いた玄関ドアを開けたら不思議な光景が飛び込んできた。

上弦月の左上に明るく輝く星。右上に少し輝く星。
微笑んだ顔のように見える。
月の上の明るい星は宵の明星の金星だが、その右上の星はなんだろう。
(後でわかったのだが、木星だった)

少しは長いこと生きてきたが、このような月と星を見るのは初めてだった。
家人を呼んでしばし観賞。

19時のNHKのニュースでこの現象を取り上げていた。
「スマイル・ムーン」と呼ばれ、2〜3年に1度このような配置になる、ということだ。

写真に記録しておきたかったが、あの暗さでは無理だろう。

空が澄み周囲は田圃や雑木林だから、これから星が美しくなる。
星座に詳しくなっておけばよかったと思うのだが、実行できないまま現在に至る。

スマイルムーンを撮影した方が結構おられ、拝借してきました。

わが家の上空に見えたのも、こんな状態でした。

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