田舎三昧の生活と意見

<--田舎三昧の掲示板
<--GoogleEarthで地球と遊ぶ
       
2008年6月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

Map

Web Camera

mimi動画ストリーミングテスト*
ご覧になるには
WindowsMesiaPlayerが必要です


●吉太郎童謡集

■Contents■
01収穫
02梅雨入り
03最短コース
04収穫
05ルンバ
06秋元順子
  明暗
07合併
08戦慄
09識者
  庭
  ナイフ
10リアルタイム・ブログ
11野菜
  監視社会
  ナイフ
  タバコ1000円
12うそ寒い
  刃物
13山崎ハコ
14トマト
  ブルーベリー
  地震
  お人好し
15災害列島
16塩ラーメン
  親子関係
17初子
  順子さん
  鶴見写真機店
18到着
  死刑執行
19採れ過ぎ
20梅雨時
21浪費
22数奇
23戦争映画
24economy
25JARO
26予言
  合併
27野菜
  反ドミノ
28変遷
29CAI
30収穫
  師匠


Archive
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月

Link
Yellow House
Chicago Short Stay
Miyashiro Avenue

Category
Area
Area2

Case
Culture
Expression
Ginza
History
Hobby
Movie/Drama
PC
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

Last Modified   080630
First Uploaded  030901



6月30日(月曜日)
●収穫
朝、菜園から必要な分だけとってくる。
ピーマン、ナスは炒め、トマトはそのまま食卓へ。
都会ではこんな贅沢できまへん。


●師匠
平成6年に当地へ越してきて野菜作りをはじめた。
NHKのテキストだけを頼りに土地を耕し肥料を入れ苗を植えた。
あぶなっかしいやりかたを見ていたお百姓さんがいた。
Yさんだった。
あるとき、見かねて野菜の作り方を教えてくれるようになった。
農具の「まんのう」や苗をまっすぐ植える、糸を竹に巻いた道具をいただき
たい肥を作るスペースも作っていただいた。

おかげで、立派な野菜を作ることができるようになった。
ときたま猟犬の散歩のおり、立ち寄ってくれ、お茶を飲んだりした。

あるとき、姿を見なくなった。
1年ぶりくらいに元気な姿を見せてくれた。
80過ぎたらあちこちにガタがきちゃって…と
昨年の医者通いの話をした。

知り合ったときに比べ、畑のスペースはかなり縮小したが、
定番のトマト、キュウリ、ナス、ピーマンのできをjじっと見ていた。

本日はナスの作り方を伝授してくれた。
最盛期を過ぎると徒長した枝を切って秋茄子に備えるのだが、
そんなことをしなくても、枝に支えをして、そのまま上に伸ばせば
霜が降りるまで収穫できる、という。

※写真ではわかりにくいが、麻ひもで枝を吊っている

見本で2つ作ってくれた。
ぬわ〜るほど。
この方法なら私の身長より高くなるだろう。
そんな背の高いナスの苗は見たことがない。
ちょっと楽しみが増えた。

隣りのピーマンも同じように「枝吊り」を行った。
こちらも、今年は実のつきがいいのだ。



カサブランカ、咲く。
香り周辺に満ちる。

6月29日(日曜日)

●CIA
諜報映画というだけの知識で借りてきた「グッド・シェパード」
日本では昨年10月公開された。
当時の新聞広告ではロバートデニーロの印象が強く
彼が主演かと思ったら、監督で本人もちょっぴり出演していた。
最近注目株のマット・ディモンと、ジョン・ボイドの娘アンジェリーナ・ジョリーが主演。
舞台はキューバ危機の1960年代。

スパイ物といっても007のような、ドンパチは皆無。
全編暗い画面とCIA局員のマット・ディモンの押さえた演技。
これが職業の真実の姿なのかもしれないが、
拷問シーンはさすが裏ビジネスと思わせる。

学生時代にCIAにリクルートされて以来
職務を忠実にこなし出世の階段を上ってきた男だが、
仕事の内容は家族に秘密だし、
家庭をかえりみないため隙間風が吹いている。
そんな父親を見ながら育った息子もこともあろうにCIAに入ってしまう。
そこから悲劇が始まるのだが…

たまたま昨日マット・ディモンの「リプリー」をTVで観た。
往年の名作「太陽がいっぱい」のリメイクで、
アランドロンが演じた役をマット・ディモンがやっていた。
ドロンは美男だが、ディモンはじゃがいも。
およそ似つかわしくなかった。
彼は戦争映画やアクション映画のほうが向いている。

「リプリー」でめがねをかけていたのだが、
「グッド・シェパード」も同様だった。

「シェパード」でのフレームは上がセルで下が金属という平凡なデザイン。
一見、クソ真面目な公務員。
実態はキューバの反革命軍を指揮して
革命キューバに戦いを仕掛けるという作戦の責任者というぶっそうな男だ。

国家の命を受けて秘密裏に行動を起こすのだが、
上陸地点が事前に漏れていたことからCIAに内通者がいると調査を始める。
登場する人間の数が多く、何がどうなっているのかわかりにくい。
そのうえ、第二次世界大戦時、ドイツでの勤務シーンも出てくるので混乱する。
やっぱり途中で目をつむってしまった。

もう一度見れば流れがよくわかるだろうね。

映画「シリアナ」はジョージ・クルーニーがCIA工作員をやっていた。
この映画も、めまぐるしく画面が変わり、それが集約されて内容がやっとわかってくる。
1つの事象の底に流れるものはそれだけ複雑だということを物語っている。
国家体制や世界経済にかかわるものならなおさらだ。

市町合併ですら、公・私の思惑が交錯し一筋縄ではいかんもんね。

6月28日(土曜日)

●変遷
池袋サンシャイン。
かつて東京裁判の戦犯が収容されていた
巣鴨拘置所跡地に建設された池袋のランドマークだ。

昭和30年代の池袋は西口東口も戦後のにおいを残していた。
大学が西口にあったので、バラックの飲食街を抜けて通っていた。
東口にはときおり出かけていたが、低い家並みの雑然とした一角だった。
次第にビルが建ち始め、巣鴨拘置所も都内の一等地となり
周囲のビルから拘置所の中が丸見え状態になったことから
移転が検討された、という。

通学には常磐線金町から日暮里で乗り換え池袋に出ていた。
綾瀬を過ぎると左側に小菅刑務所が見えてくる。
灰色の高い塀に囲まれ、天気の良い日でもなんとなくくすんでいた。
東武線のガード下をくぐり北千住に到着するのだが、
そのあたりで、かつて下山事件が発生した。
そんなこともあって、好ましい場所とは思わなかった。

宮代町に越してきて、都内に出るには東武線小菅を通る。
左側にガラス張り、ヘリポート付きの立派な建物が出現していた。
昔のように高いコンクリート製の塀はない。
頑丈な明るいマンションという雰囲気だ。
小菅刑務所が東京拘置所と名前を変えた姿だった。



巣鴨拘置所の移転先が、元小菅刑務所で東京拘置所を名前を変えた、と
本日知った。
で、小菅刑務所はどこへ行ったのか?
移転先がなかなか決まらなかったらしいのだが、
広大な土地を所有する婦人が、そんなことなら、と提供した。
そこに生まれたのが栃木刑務所だった。

ふ〜〜ん。



読売新聞は土曜日に特別ページを掲載している。
これまで、いくつかの話題作が生まれた。
面白かったのは、ドナルド・キーン氏のドキュメンタリー。
そして、進行中の「叙情と闘争」だ。
元西武百貨店を率いた堤清二氏が執筆している。
彼は詩人辻井喬でもある。
その2つの目が「叙情と闘争」となった。

巣鴨拘置所顛末は、本日の「叙情と闘争」で知った。
三島由紀夫と交流のあった氏は、市ケ谷駐屯j地で三島が自決する過程も
近しい人物として記述している。
あの、三島軍隊のかっこいい制服は西武でしつらえたということも初めて知った。

文壇と政財界人との交遊が興味深い。



編集手帳も面白い。

法務大臣の死刑執行を「死に神」と表現した朝日新聞「素粒子」の非見識が問われているが
読売新聞の記事は安心できる。

ちなみに、わが家は祖父の時代から90年以上読売一筋。

6月27日(金曜日)

●野菜
腐葉土を大量に加えた効果が現われたのか
ナスとピーマンが元気。
早速野菜炒めを作ったがやわらかくて
大変おいしゅうございました。


食事中に、野菜の肥料が60%アップ!という衝撃的なニュース。
じわじわと単価にも跳ね返ってくるだろう。

穀物を飼料にしている卵も値上がり必至。
嗜好品ではなく必需品が家計を直撃とは
真綿で首を絞められるようで、暗澹たる気分だね。

※桃太郎も色づきはじめ、間もなく食卓を賑わせる

●反ドミノ
昨日、蓮田市・白岡町合併協議会は蓮田市役所で初会合をもった。
そして、2010年3月31日までに対等合併することを確認した。

新市名、新市庁舎の設置場所につては今後の検討課題。
それはそうだろう、前回の合併劇では新市庁舎を白岡町に置くことになり
蓮田市民は「市」としての誇りをいたく傷つけられ流産したという経緯がある。
今回は慎重だ。

たぶん今回は、新市名は従来どおりの蓮田市、新市庁舎も旧蓮田市庁舎を使う。
では、白岡町のメンツが…ということについては、
対等合併することで折り合いをつけるのだろう。
新市の名前を変更すると、認知に時間はかかるし、膨大な経費がかかる。
蓮田市にすれば、修正は白岡側だけなのでコストは最小限に抑えられる。

合併したからといって、前途洋洋というわけではないから
無駄を省きたいという意識が働く。
これはどの自治体も同じだ。

先に合併を発表した久喜市を中心とした1市3町も、
名称は久喜市で、新市庁舎も現久喜庁舎となる。
3町は名を捨てて実を取った。

今後の合併は大々的に新市名を公募して行うという
お祭り騒ぎは影を潜め、実質的なスタイルとなるのだろう。
川口市と鳩ヶ谷市も鳩ヶ谷市がかなり譲歩するだろう。



周辺地域は合併に向けて着々と歩を進めているというのに、
宮代町は遅々として進展しない。
合併には反対ではない、という認識の議員は多いのだが、
肝心の相手先を明言しない方々が半数以上いる。
相手先とは、杉戸町とともに春日部市。
杉戸町と2町、に集約されるのだが
ひそかに2町合併を望む議員がいることは確かである。
従って宮代にドミノ現象は起こらない…?

合併意向アンケートでは
杉戸町とともに春日部市へ、という民意が出ているのに、
せめて、春日部派が50%超なら、と逡巡している方もいるが、
これは、集計のマジックで
「合併賛成」とする人々の中で春日部を望む人は半数を超えているのだ。

町民は春日部市との合併を望んでいるというのに、
議員諸氏は民意を受けて事を進めようとしないのか。
この期に及んでも一般質問で町長の考えを伺っているというお粗末ぶり。



一方、お隣杉戸町は、春日部市との1市1町合併は昨年の住民投票で否決された。
旧1市3町の合併を公約に掲げて当選した町長と議会は喧々諤々。
杉戸町町議も合併には反対でない、としながら
宮代とともに春日部へ、の声は消されがちだ。
宮代と2町合併派も相変わらず元気。
さらに、幸手市を加え1市2町をもくろむ議員もいる。
その先は新久喜市と合併し田園都市構想の実現を夢想する。

敗者連合ともとれる、杉戸、宮代、幸手…このような合併が万が一にも実現したら、
お先真っ暗である。
宮代は杉戸とともに春日部と一体化し
首都35k圏の雄市として発展すべきなのだ。

春日部市といえども、草加市、越谷市の駅周辺と比べれば
まだ都市化は進んでいない。

都心へのアクセスは万全だし、
春日部市は伊勢崎線、野田線が交差する、
宮代・杉戸は伊勢崎・日光線の分岐点として発展の可能性を秘めている。
駅周辺は再開発で活性化するだろう。
宮代地区は住宅地と自然が調和したゾーンになり、
国道が走る杉戸地区は産業ゾーンとして未来が開ける。

将来に夢がもてるかどうか。
これが合併における大切な視点だろう。
目先にとらわれていると、
末代まで禍根を残すことになる。

6月26日(木曜日)

●予言
「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」
石川五右衛門が釜茹でにされる際の辞世の句だが、
彼の言い残したように「産地偽装」で
消費者から金品を詐取した盗っ人が次々に摘発されている。

名古屋の「丸明」の社長は飛騨牛と偽装していたのだが、
すべて社員に責任を負いかぶせようとしていた。
一転自分の指示で行ったと白状。
で、本日弁護士を従えて記者会見を行った。
記者からの質問には一切答えず。
目をつむり顔は紅潮。
自分の顔が肉のようだった。
同席した弁護士のふてぶてしい態度が目立った。
記者の質問に挑戦的な物言い。
背広の袖をたくしあげ、お詫び会見という「しおらしさ」がまるで感じられない。
悪徳経営者に雇われた態度の悪い「奴」だった。
何か勘違いしているのではないかね、この弁護士のおっちゃんは。


次いで、中国産うなぎを高級国産と偽装していた大阪の「魚秀」。
中谷社長は記者の質問に「偽装に関与していました」とあっさり白状。
観ているほうが拍子抜けしましたね。
観念したのかどうかわからないが、罪悪感がまるで感じられない。

両者とも、どうせ素人にはわかるわけがない、と消費者をなめきった態度。
職業倫理などみじんも感じられないところが、この業界の特徴だ。
ミートホープ、比内地鶏、船場吉兆…
「見つかったのは運が悪い」という考えが底流にある限り、
告発による摘発が後を絶たないだろう。

●合併
宮代町はお隣り杉戸町とともに春日部市との合併を望む声が多いのだが、
町民の代表である議員たちの思惑が交錯して足並みが乱れている。
このままか、杉戸との2町合併を…と密かに願う議員もいるのだろう。
町の将来より議員職にしがみついていたいということか。



久喜市を中心とした1市3町の合併がいよいよ、である。
前回の失敗を繰り返さないためにもトップダウンで行われた感のある合併だ。
首長ならびに関係者が周到にお膳立てをして住民に諮る。
今年に入ってからの動きはスピーディだった。
そして、2010年3月合併にこぎつけた。
合併新法期限ぎりぎりのタイミングである。

わが町は、民意を尊重するという民主主義ルールに沿って
下からの盛り上がりを期待しているようだ。
口当たりは良いが、問題解決どころか否定される可能性も大きい。
前回の合併劇がそれを如実に物語っているというのに…

昨年末の合併アンケートで、民意は春日部と出ているのに
その結果は凍結されたままである。

議員が、議会が動かない。
民意が無視されているのだ。

もっと住民運動をやってくれ、という議員もいるが
自分たちの仕事の拙速さを責任転嫁している、ともとれる。
住民運動は、合併の啓蒙、アンケート行動促進、町議選では合併推進議員の応援など
積極的に展開してきた。

で、バトンは当選した合併推進議員に渡されたのだ。
議会で合併というゴールに持ち込むのは議員の仕事である。
これを行わないというのであれば、
いくらきれいごとを言っても自己保身ととられても仕方がない。
もう時間は残されていないのである。

6月25日(水曜日)

●JARO
日本広告審査機構という組織がある。
虚偽、欺瞞広告に目を光らせている。
JAROのCMでもおなじみだ。
消費センターと同様、消費者からの通報も受け付ける。

先月27日、横浜県立音楽堂で「メコン川音楽祭」が開催された。
メコン川流域5カ国の若手人気歌手が一堂に会すという国内初のイベントだった。
横浜公演に先立ち26日に渋谷で東京公演が開催された。
その際、開演6時半がどういうわけか15分ほど早まったらしい。
東京公演は事務局の範囲外で開催されていた。

ミャンマーの「ダ・ジィン」を聞きに来た人がいた。
彼女はトップバッターだった。
開演が早まったため、その方が来たときはすでに彼女の出番は終わっていた。
最後に、アンコールというかたちで、彼女も歌ったので、
その方は聞くことができたのだが、
プログラムに虚偽があるということで、
メコン川音楽祭のホームページ、チケットを印刷してJAROに送りつけた。

JAROからメコン川音楽祭事務局に
開催時間の早まり、出演者の変更、東京公演のタイトルと実態の異なりについての申し立ての
コピーが送られてきた。

これらの手違いについて「謝罪」をオフィシャルウェブサイトに掲載することになった。

あまり細かいことは言えないが
複数の国から歌手を招く「音楽祭」の難しさを今回のイベントで味わった。
クレームを回避するさまざまなテクニックがあるのだが、
そのいくつかを見逃したために、JAROへ通告がいってしまった、ということだ。
次回の反省点として有意義だったが…

6月24日(火曜日)

●economy
若い人たちはすでに実行しているのだろうが。

Youtubeには数多くの音楽動画がアップロードされている。
お気に入りの歌手で検索してみれば名曲の数々をダウンロードできる。
秋元順子さんが先日NHKの歌謡コンサートで「愛のままで」を披露したが
その動画もアップロードされていた。

この音だけを取り出せないか、と調べてみたが
いろいろな方法があった。
そのつど、ソフトウェアをダウンロードして試したのだが、
なかなか思うようにゆかない。

しかし、ついにいい海外ソフトに出くわした。
英語表記なのだが直感で使える。


Youtubeの画像データはflvという形式でローカルに保存される。
これまで試したソフトはmpg動画に変換してから音を抽出するのだが、
flvのままで音をmpg3形式に変換してしまう。
これを携帯音楽プレーヤーに転送すればOKだ。

井上陽水と高橋真理子の「いっそセレナーデ」
因幡晃と桂銀淑の「わかってください」
山崎ハコ「織江の歌」などをmpg3にして携帯音楽プレーヤーに転送するとともに、
車で聴くために音楽CDに加工。
全て成功。

お気に入りの歌手といえども
すべての歌がいい、というわけでもない。
必要な曲だけ欲しいというときCDを購入するのは不経済。
この方法なら経済的なのだが、
法的にはまずいんだろな。
というわけで、あまりおすすめできまへん。

6月23日(月曜日)

●戦争映画
BSフジ21:00〜
メル・ギブソン主演「ワンス&フォーエヴァー」。
2002年封切り米国映画。
昔観た映画だったが、今夜もまた新鮮な気分で臨めた。
(つまり、ほとんどを忘れていた、ということ)

ベトナム戦争は1959〜1975だから、この映画の設定の
1964年は、まだ初期段階だ。
メル・ギブソンが部下思いの熱血軍人として描かれている。
相変わらず男っぽい。
い〜ですね。

後半から登場するUPIのカメラマン役はバリー・ペッパー。
「プライベート・ライアン」では、狙撃手として登場している。
「グリーン・マイル」では看守役。

彼は2台のカメラをぶらさげて激戦地入りをするが、
Nikon Fに露出計を装着したタイプを使っていた。

その頃、小生大学4年。
就職も決まりのほほんとしておりましたが。

6月22日(日曜日)

●数奇
2003年11月29・30日の2夜連続で
テレビ朝日開局45周年記念ドラマ「流転の王妃・最後の皇弟」が放映された。
5時間半の力作だった。

BS朝日で、13時と21時に分けて一気に放映した。
2003年、それを見ていたのだがかなりの部分を忘れていた。

嵯峨侯爵家令嬢の浩が満州の皇帝の弟と政略結婚させられた。
満州を占領していた関東軍が介入した政略結婚だった。
当初は抵抗感を覚えていた浩だったが、夫・愛新覚羅溥傑の誠実な人柄に触れ
互いになくてはならない存在になる。
若い二人は若い国・満州が立派な国家となるよう夢を描くが
軍部の思惑と異なっていた。

関東軍の台頭、日本の敗戦、満州国瓦解…二人は辛酸を舐めながらも生き延び
再会を果たし、戦後の北京で静かに暮らしていた。
浩が亡くなったとき、普段は感情を表さない夫は号泣したという。
そして、悲劇の皇帝の弟も天寿を全うし、今は2人とも九州に眠っている。



20時から「篤姫」。
次期将軍を巡って大奥は紀州派と一ツ橋派が対立している。
篤姫は、一ツ橋を推す養父の密命を受けて家定の妻となる。
これも政略結婚だった。

うつけ、といわれた将軍の真の姿を知り、猜疑心の強かった家定も
次第に篤子に心を開くようになる。
紀州派リーダーである家定の生母のたくらみを知り、
立派に成人した大人のものいいで母親をさとす。

家定役を、かつての大河ドラマ「新選組っ!」で山南敬介の堺雅人が演じている。
新選組では常に薄笑いを浮かべ他の隊員を小馬鹿にしていたような境だったが、
篤姫では、将軍家としては隠しておきたいアホな演技をしていたが、
あるとき、正気の目つきをした。
ほんのわずかな出来事だったが、篤姫は見逃さなかった。
次第に一ツ橋派の形勢が悪くなるなか、
国元の薩摩藩から養父の密書が届く。
しかし、篤姫は紀州派が推す人物のほうが次期将軍にはふさわしいのではないか、と
思うようになる。

将軍家定と謁見した米国外交官ハリスの手記には、
そのときの将軍の様子が描かれている。
そのことから、歴史学者は家定は脳性麻痺ではないか、としている。

結局、家定は5年在位・35歳で逝去し南紀派が推した家茂(慶福)が将軍職となり、
島津斉彬の野望は達成されることなく、13代将軍が亡くなった年に死去。
8年後に徳川慶喜が15代になるのだが、1年もしないうちに幕府は滅びた。

篤姫は徳川幕府の最後を丸く収めようと奔走し
明治16年(1883年)に東京の一橋邸で死去、享年48。



結婚により数奇な運命をたどった女性たちだが、
夫と信頼で結ばれていたことが救いですね。

6月21日(土曜日)

●浪費
省資源の観点から「もったいない」精神が脚光を浴びている。
曲解した関西政財界御用達の料亭「船場吉兆」が暖簾を降ろしたが当然だろう。

大学では社会学を学んでいた。
ゼミのサブリーダーでF.Cミノーの「テレビは一望の荒野か」
アメリカのジャーナリスト ヴァンス・パッカードの「The Waste Maker」(浪費を作る人々)を
使っていた。
今から40年以上前だ。
これらの2冊の本が描いていた姿はまさに現代社会を予言していたといえる。

日本では昭和51年に評論家大宅壮一がテレビを「一億総白痴化」の元凶と言ったが
「テレビは一望の荒野か」もアメリカのテレビ倫理委員会のミノーが低俗番組の蔓延に
警鐘を鳴らしていた。

「浪費を作る人々」は、アメリカ戦後社会の大量生産、大量消費の実態を描いたものだ。
「陳腐化させ捨てさせる」ことで企業は巨大化していく。

広告であおり、消費者は「見て欲しくなり借りて買う」。
車や住宅など高額商品の購入にはローンが欠かせないように。

広告には「AIDMAの法則」つ〜のがあって
Attention
Interest
Memory
Action
という心理経過をたどって購入行動を起こす。
それを刺激する広告制作作法という本も多数販売されていた。

私は、広告業界に就職すべく、入学と同時に広告研究会に所属し、
2年のとき銀座のコピーライター養成所を通い、
4年間を通じて広告代理店のバイトをするように心がけていた。
このお陰かどうかわからないが、首尾よく銀座の広告代理店に就職した。

「浪費を作る人々」に、広告代理店も登場するが、
メーカーとコンシューマーの間で
大量消費を達成させるための広告活動全般を担う企業という位置づけだ。

日本の広告代理店にもマーケティング概念が米国から輸入された。
コンセプトだのプレゼンテーションといったナマの言葉が現場では飛び交っていた。

今から思えば、広告代理店は資本主義の「お先棒担ぎ」のようなものだ。
威勢がよく華やかな、祭りのみこしの一番前の担ぎ手だが、広告そのもの。
サマージャンボ宝くじのTVコマーシャルを見ると、まさにその感がある。
美空ひばりの「お祭りマンボ」ではないが、終わってしまえばなぜか空しい。



20年前頃はMacを使っていた。
純正プリンタを使っていたのだが、ある日調子が悪くなった。
修理に出そうとしたとき、見積書を見て驚いた。
買ったときより遥かに高い。
新しいプリンタが買えるほどだった。
仕方なく、廃棄してEpsonプリンタに乗り換えたことがあった。
以来、パソコン本体、デジタルカメラなど故障したら廃棄するようになった。
外観は新しくて「もったいない」のだが、買い換えたほうが安い。

電子回路で武装したパソコン機器や携帯電話は「修理」という言葉が似合わない。
使い捨てだ。
その間に新しい機能を詰め込んだ魅力的な機種が登場しているのだ。

機器の内部にはレア・メタルや金が使われているので
それを取り出す新しいビジネスも発生した。
「ゴミは資源」という発想。
都会には資源が埋まっている、のである。

最近、Nikon F を虫干ししたが、
この機種は電子化された部分がない。
すべてメカニカルな精密機械だ。
故障しても部品を変えれば長く使うことができた。

さらにさかのぼれば江戸時代は、再生利用が日常的に行われ
完璧なリサイクル社会を形成していた。



ドイツ製ライカM8は外観はMシリーズを踏襲しながら
機構はデジタル化されている。
交換レンズ群も利用できる。
日本では手ブレ防止機構や笑顔検出機構などが搭載された
デジタルカメラがトレンドだ。
それが、カメラ需要を旺盛にしている。

ライカは、そんなことには目もくれない。
撮影技術を習得している人に使っていただきたいという考えなのだろう。
古い交換レンズも利用できるので、
昔からのライカファンは、カメラがデジタル化しても無用の出費をしなくてすむ。
もっとも、ボディが60万以上するので、使う人は限られるが。

科学文明を享受する21世紀だが、
使い捨て文化極まれりだ。
デジタルカメラ時代になって12〜3年で6台乗り換え。
中学入学祝に父親に初めて買ってもらったカメラから
最後のフィルムカメラまで5台。
デジタルカメラは消耗品となった。

6月20日(金曜日)

●梅雨時
町を歩けば紫陽花が花盛りだが
雨の降らない日が続いている。
ふたたび明日から本格的な梅雨空になる、ということだ。

わが家の庭に紫陽花を植え込んでいなかったのだが、
ご近所から1株いただいた。
カシワバアジサイというのだが
これまで慣れ親しんできたそれとは趣を異にする。

紫陽花は全体がメロンパンのようなかたちをしているが
カシワバアジサイはランプシェードのようで
白い花をつけ色は変わらない。
なんとなく高貴な雰囲気を漂わせている。



奇怪なキノコが生えていた。
大きさは椎茸ほどなのだが怪しい。

肉厚で焼けばおいしそう。
食べやすいようにはじめから裂けているところが泣かせる。

新宿の裏通りにいそうなキノコだ。

6月19日(木曜日)
●朝日ソノラマ
昭和30年代後半から40年代にかけて
一世を風靡した出版社だった。
付録がソノシートという薄い音盤だった。
当時ステレオ装置もLPも高価で、
飲むことに忙しいヒラのサラリーマンにはそこまで手が回らなかった。
そこへ、ソノシートである。
小さなスピーカーを内蔵した安いプレーヤーで
音質などクソくらえの音を聴いた。
カントリーウェスタンをよく聴いていたのもこの頃だった。

その朝日ソノラマ社から、カメラファン向け
「カメラレビュー」という雑誌が創刊された。
昭和52年といえば、31年前だ。

当時、アサヒカメラ、カメラ毎日と日本カメラが
写真愛好家向けの雑誌として君臨していた。
朝日ソノラマのカメラレビューは「カメラメカニズム」の雑誌というスタンスで、
他の先行誌と差別化していた。

創刊号が手元に残っているが、
特集が「日本のカメラ名機50選」だった。
戦後間もなく、ライカコピー機か乱立したが、弱小メーカーは淘汰され
数社が世界のカメラを牽引していた。
中でもニコンとキヤノンはすでに双璧で、
それにミノルタ、アサヒペンタックス、オリンパスが追従。
リコー、コニカ、フジが健闘していた。

レンジファインダーは一眼レフになり
さらに露出計が組み込まれるようになっていた。

カメラ雑誌はすべて処分したが、
朝日ソノラマの雑誌は3冊残してあった。
クラシックカメラ特集なので今となっては貴重な資料となっている。

火曜、鶴見の写真機屋さんで見たカメラもすべて掲載されていた。

※SPはニコンが報道用カメラとして世界に認知された記念すべき機種。
完成度は高く、レンジファインダー最後の機種となり、その後一眼レフのFが登場する。
Fの発売当時、非常に高価でサラリーマンの給料3か月分といわれていた。


※キヤノンは商業写真分野で使われることが多かった。かなりソリッドなデザイン。
ブラックボディがかっこいい。アサペンはNikon、Canonに比べ価格が安かった。日本で一番最初に
一眼レフを発売したメーカーの威信にかけて新機種を次々に発売していた。

※今は亡きメーカーとなってしまったが、精神はSONYに受け継がれている。

当時、小生Nikon F と NikomatELを所有していたが、
使いやすいNikomatELを主に使っていた。
NikonFは憧れのカメラだったので、やっと中古店で購入した。
使えるには使えたが、時代は露出計内蔵機が主流になっていた。

※Nikon Fに後から発売された電子露出計を取り付けた。結果、非常に重くなった。
Fは、右のようなペンタプリズムだけのほうがすっきりしている。

※その後メイン機種として使っていたNikomat EL。
仕事や遊びに常に同行していた。Fには135mm、ELには35mmが装着されている。


※酷使して軍艦部がへこんでしまった。アマチュア用デジタル一眼は樹脂製だから、
折れてしまうのだろう。

その後、一眼レフの重さに閉口し、キヤノンの小型カメラAutoBOYに移行し
常にバッグに入れていた。
飲み屋でかなり撮影していたので、
これらの写真は青春無頼時代の貴重な記録になっている。

Nikonの両機とも大切に保存してある。
久々に虫干しする気分になった。

ところで、朝日ソノラマ社は、ソノシートがすたれてしまい、その後ヒット作も出ず。
2007年9月廃業した。

●採れ過ぎ
ポットで苗を購入したツルナシインゲン。
植え付けは4月14日だった。
今月はじめ頃から収穫が始まった。
当初は早採りで、高級野菜のようだったが一気に発育が進み
毎朝夕の食卓にインゲンが登場するようになった。
茹でる、炒める、和えるなど工夫はしているがインゲンはインゲン。

実は、この細長い野菜をあまり好きではない。
青臭い食感がなじめない。
とは言うものの、無理をしながら嚥下している。
これも健康のため、と念じつつ。

6月18日(水曜日)

●到着
埼玉の人気商品「ぜんやの塩ラーメン」が届いた。
4つ入りの箱が3つで12食。
4995円。
1食416円。
ロビンソンの地下のほうが当然安い。

「ぜんや」は新座市野火止にあった。
麺は香川県で作られ、兵庫県三田市の通販ショップから
埼玉県南埼玉郡へ送られてきた。
心して味わうべき、長旅ラーメンだった。

●死刑執行
幼女連続殺人事件の犯人、宮崎勤が昨日死刑執行された。
犯人45歳。
事件発生から20年が経過していた。

先日の秋葉原無差別殺人事件を引き起こした犯人も25歳。
彼の母親が恐れていたことが現実になってしまった。

執行にサインした鳩山法相13人目の「快挙」。
戦後歴代法相として執行数でトップに躍り出た。
死刑囚は刑確定後6ヶ月以内に執行、なのだが
縁起でもない書類にはんこを押すのを回避した結果、
死刑囚の数が増え収容場所も難渋し、
税金でまかなう維持費も馬鹿にならない。
法相は、(彼らの好きな言葉)「粛々と」仕事をこなさなくてはいけないのだよ。

その意味で、「変な発言」が目立つ鳩山法相は
職務に忠実な大臣として後世に名を残すだろう。

この時期に、死刑執行された意味が憶測されている。
秋葉原事件のような無差別殺人を犯すと、殺すよ…

ところが、抑止力にもならない、とする死刑反対の超党派の議員団がいる。
亀井のおっさんがリーダーだ。
死刑廃止の国際組織アムネスティインターナショナルにも
先進国で死刑制度を取り入れている日本は評判がよろしくない。
死刑に代わり恩赦のない終身刑を取り入れろ、という人もいる。

人を殺めたらその責任はとらされる、と思うのだが。
だが、小説「高瀬舟」のような世界もあるから
殺人に至る過程は慎重に調査されるべきだ。

6月17日(火曜日)

●初子
山崎ハコの本名は「はつこ」。
YouTubeで彼女のステージ動画を落としまくった。
サングラスをかけていたステージも2つあったけど、
およそサングラ姿は似合わない歌手だった。

デビューして10年。
20代後半初めてテレビに出演したときの動画もあった。
あがりまくって、出だしを間違ってしまった初々しいハコがいた。
最近のステージは、存在感が増した彼女がいた。
それもそうだよ、51だもんね。

五木寛之の御贔屓歌手つ〜のもわかる。
五木と山崎が同じ九州出身というだけでなく
小説「青春の門」
牧織江(まき おりえ) - 主人公信介の幼馴染
織江の唄(作詞:五木寛之/作曲:山崎ハコ/歌:山崎ハコ、1981年)

五木寛之の夜 (TBSラジオ、1979年10月 - 2004年9月)
山崎ハコがゲストでよく来ていた。
小生、風呂に入りながらよく聞いていた。



シカゴの娘に山崎ハコの歌を入手できる?、とメールしたら
翌日「白い花」を送ってきた。
日本の歌は少なく、ハコは1曲のみという。
でも、「父の日のプレゼント」でアルバムを送るから、というありがたいお話。
できることなら、
2006年発売、デビュー30周年記念アルバム「歌いたいの」がいいのだけれど…

「白い花」は、五木寛之の番組で聞いたような気がするのだが、確証はない。
時おり字余りの詞だが、
自分の愛が受け入れられず、彼の愛を得た女性を「白い花」に例えた切ない曲だ。
これを朝の電車で聞くつ〜のもなかなかのものだ。

彼女は1975年、17歳のとき「飛びます」でデビュー。
1976年第2アルバム「綱渡り」に「白い花」は収められている。
わずか、17〜8歳の女性の作詞・作曲にしてはかなり大人びている。

同時期に流行っていたのは
いるか「なごり雪」、丸山圭子「どうぞこのまま」、小坂恭子「想い出枕」だった。
そうか、小生、神奈川区・六角橋の呑み屋で「想い出枕」を歌っていた頃だ。
その頃、山崎ハコは横浜にいたんだね。
ま〜〜るで知りませんでした。

「望郷」
この歌もいい。
最後のどんでんがえしがいい。

2001年、ギタリスト・安田裕美氏と結婚。
彼の伴奏で歌うハコをYoutubeで落としたが、
安心してゆだねられて歌っている、という感じかな。

横浜のラジオ日本でDJやっているワケもわかりました。

人生、白秋期を過ぎてハコの歌がいい、など
だいぶ遅れておりますな。

●順子さん
あの、還暦女性歌手「秋元順子」がNHKの歌謡コンサートに出演。
最新作「愛のままで」を歌い上げた。
いつ聞いてもうまいよな〜〜。

彼女もついに、メジャーの仲間入り。

赤坂の草月会館や銀座のセゾンで行うコンサートはいつもいっぱい。
チケットはすぐ売り切れてしまうようだ。

嬉しく思うファンと、
次第に手の届かないところへ行ってしまうと思うファンがいるのだろうね。

●鶴見写真機店
鶴見駅西口。
駅を背にして左側へゆけば石原裕次郎の墓がある、
周防監督の映画「ファンシイ・ダンス」の舞台ともなった総持寺。
ものの1分も直進すると高台の住宅地となる。
この狭い一角にどきどきするような店を見つけた。
いや、もともとあったのだが、私が気がつかなかっただけだ。

最近駅周辺でも喫煙ができなくなったが、
そこには3箇所喫煙コーナーがあり、
お年寄りがひとやすみしている。
左右は商店が入ったビル。
喫煙所の前をみると写真屋さんがあった。
最近デジカメばやりで写真屋さんはDPEの取次店になっているケースが多いのだが、
その店のショーウィンドウは、幾台ものカメラが飾られていた。

写真大好きな私は迷わず歩み寄った。
ぬわんと!昔懐かしいカメラが並んでいるではないの。
中古カメラ店だった。
店の名は「鶴見写真機店」!
「写真店」ではなく「機」がついている。
カメラ本体を売る店だった。
店内の半分はDPEを扱っていた。

通りに面した特等席には、Nikon、Canonの名機のほか、
ハッセルブラッド、ライカ、ホースマンも並べられていた。
Nikon、Canonの手入れがよく、現役時代の栄光を背負い
堂々とした顔つきだった。

中をのぞくと年老いた店主がいた。
軽く会釈して中の機種と対面した。
Nikon、Canonに混じってアサペン、オリンパス、
チタン製Contax、Yashica…
2眼レフのローライフレックスもありましたね〜〜〜。
あらっ!Minoxも。
スパイカメラと呼ばれた超小型と、
その後発売された蛇腹式小型カメラがフラッシュ付で置かれていた。

もう、どきどきわくわく。

どのカメラも銀座ほど高価ではない。
穴場なのである。

帰りにもまた店内に入り込みじっくり、なめるように見て回りましたね。

昔のカメラは、工業品というより金属を削りだし丁寧に組み立てられた
工芸品という美しさと存在感がある。
チタン製のライカは惚れ惚れしますね〜。

いや〜〜、いい店を見つけたものです。

6月16日(月曜日)

●塩ラーメン
大食いタレント、ギャルソネが推薦したことから
人気急上昇したラーメンが埼玉にある、ということを聞いた。
「ぜんやの塩ラーメン」
お店はどこにあるのかわからなかったが、
生ラーメンを販売しているということだった。
インターネットで調べ通販で注文。
18日到着ということだった。
その後、春日部のロビンソンへ出かけ地下に行ったら
ぬわんと、売っていたではありませんか。
遠方の通販を利用することもなかった。





早速、作ってみた。
スープはマイルドだったが麺は中太。
醤油ラーメン細麺、湯麺中細麺が好みの小生としては
ギャルソネがなぜ騒いだのかわかりません。

●親子関係
秋葉原無差別殺人事件の犯人加藤某の家庭環境が次第に明らかになりつつある。
取調べ中、家族の話になると涙を浮かべた、という報道もあった。
このあたりの「掘り下げ」は週刊誌の得意とするところで、
発売日の関係で週刊現代が先陣をきったが文春、新潮も取材合戦をしているだろう。


犯人の両親は離婚していたらしいが、
事件後、自宅前で報道陣に囲まれ母親は崩れ落ちた。
それを、現代は「父親は荷物のように抱えた」と表現している。
「荷物」である。
2人の間は冷めていることを表現したかったのか。

この母親については、友人に
「息子(長男)は、サカキバラ(神戸の学童の首を切断し校門に置いた、あの事件の犯人。名前を変えて
社会復帰している)と同じ歳なので、コワイと」言っていた、というスポーツ紙報道もあった。

名門私学への入学に向けた
当節「お受験戦争」は学歴至上主義の現われだろうが、
犯人の加藤宅でも地方らしい受験戦争が繰り広げられていた。

小学・中学と成績優秀だった。
親、特に母親は鼻が高かったのだろう。
両親の、特に母親の期待を担って青森県有数の進学校、県立青森高校に入学。
と、ここまでは順風満帆のようだったが、
青森県各地から秀才が集まる青森高校では、狭い義務教育地域の秀才も苦戦した。
成績は上がらず、順位は後ろから数えたほうが早い、という厳しい現実。
母親は叱咤激励(したのだろうね)。
それでも長男の成績ふるわず。
母親は、長男の不甲斐なさを嘆き、励ますどころか嫌味な小言に変わっのだろうな。

成績はもはやこれまで、と母親は長男に見切りをつけ、
やはりできのいい弟へ期待の矛先を変えた。
息子にとって家庭は居心地のいい場所ではなかった。

長男は、4年制大学進学をせず、岐阜の自動車整備を学ぶ短大に入る。
こういう短大があることを初めて知ったが、
短大とは名前がついているものの専門学校なんだろうな。
本人も車は好きだったらしく、選択の理由はわかるが
青森から岐阜である。
自宅から遠く離れたかったのだろう。

東大、東北大などを目指す同級生が多い中、
専門学校クラスの短大、というのは青森高校では、別の意味で目立ったかもしれない。

東京には彼でも入学可能な有名私大があったはずだが
それを選択しなかった。
結果、正社員の道は閉ざされ派遣の工場勤務、トラックドライバーなどを行うことになった。
身分は不安定で将来設計が描けない。
親友はもちろん、ガールフレンドもいない。
「こんな人生のはずではなかった」、と思ったかもしれない。
そして早くも、自分を人生負け組みに置いてしまった。

自分の甘い考えを棚に置き、うらみつらみが家庭、社会に向けた。
この先、殺人を犯そうと飛躍することは理性がブレーキをかけるのだが、
最近の若いのは突っ走ってしまうのかね。

奴の事件の根底には、現代日本が抱える多くの社会問題を内包している。
で、政治家の出番となるのだが、小物ばかりで…



今回の事件で父親の影が薄いのが気になる。
金融マンという男親は、息子と母親の関係をどう見ていたのか。
ここで、人生の道を説くのが父親の役割ではなかろうか。
肝心なところで手を差し伸べられなかったという後悔が
彼の人生の後半を悩ませるだろう。

このような家庭環境が事件の土台になっているのは明白だ。

ことによったら、自分に刃物が向けられたかもしれない。
首筋が寒くなる母親も多いのではないかね。

6月15日(日曜日)
梅雨の中休み続く
●災害列島
首都圏では人災が頻発している折、宮城・岩手では天災発生。
地震速報で映された映像は緑濃い地帯が山肌をあらわにしていた。
舗装道路が裁断されたように切り取られていた。
当初、地形の状況が把握できなかったが、
被害内容が明らかになるにつれ、
地震エネルギーの大きさにただ驚愕するのみ。


山岳一帯が擂り鉢状にずり落ちた、という感じだった。
巨大なダムが一瞬にしてできた、とでも言おうか。
栗駒山系ではこのような現象がいたるところで発生したらしい。
山中ということで人家は少なかったことが、
地震の大きさに比して犠牲者が少なかった。

※新しい尾根が出現した

しかし、秘湯「栗駒温泉」が被害をまともに受けた。
土砂に流され、埋まった建物がヘリで撮影された。
建物は原形を保っているので当初はわからなかったが、
元の位置から50m近く流され半回転した、という。
施設の経営者、従業員、宿泊客が犠牲になった。
2階にいた主人と息子は自力脱出したが、1階の人々が亡くなった。
客の2人は、地元観光再興のために調査に入っていた方々だった。

※温泉宿は手前の木の脇に建っていた。



大地震発生後、学者たちがあれこれ解説するのだが、
プレート講釈など聞き飽きた。
地震が発生する前にやってくれないかね。

どこどこの地域で**日先頃災害が発生する予兆がある、と
偉い先生方が言ってくれれば、
多くの人たちは救われる。

ところが、膨大な予算をつけて研究しても地震の予兆は今のところできない。



秋葉原の無差別殺人が発生後、現場の交差点、
Sofmap前には献花台がしつらえられ、多くの人々が黙祷している。
アキバの風俗、ご主人様を迎えるメイド姿の女性たちも
「他人事とは思えず…」とうっすら涙を浮かべていた。
今回の事件を受けて歩行者天国は当分中止という措置。

インターネット掲示板に、九州での無差別殺人を書き込んだハイティーンが逮捕された。
いたずらで書いたのだそうだが、犯人は少女だった。
騒乱を引き起こすのは男の特権と思っていたが、世の中変わった。

阿保の連鎖は大いに迷惑。

6月14日(土曜日)

●トマト

4段目の花が付きはじめた。
5段目が結実したら上への成長をストップさせ、
実のほうに発育エネルギーを傾けさせる。
すると、大きなトマトができるはず。
さらにぎりぎりの水やりにすると糖度が増すはず。


●ブルーベリー

4本ある木のうち大粒が熟しはじめた。
野菜直売所「結」では小さな容器に入って250円で販売されていた。
摘みたてを口に放り込む。
甘酸っぱさが広がる。
1日数粒体内に入れると目にいい、という。
パソコンの疲れ目にもいいのかな。

●地震

午前8時43分頃東北地方に地震発生!
震源は岩手県内陸南部で震度6強。
「平成20年岩手宮城内陸地震」と名付けられた。
余震は相変わらずで住民を不安に落とし入れている。
NHKは通常の番組を外して、災害情報の提供を行っている。

死者は2名。
飛び出した60歳の男性が通りかかったトラックにはねられた。
釣りをしていた男性が落石を受けた。
中国四川地震に比べれば軽微だが、このところ頻発する地震が
大地震の予兆であるかもしれない。

●お人好し
世の中を震撼とさせる残虐事件が多発するので、
他の事象がかすんでしまうほどだ。
「北朝鮮 拉致を再調査」というニュースが飛び込んできた。
併せて「よど号犯送還協力も」と。

久々の柔軟姿勢に小躍りしたのか日本政府は
「制裁一部解除へ」という対応をした。

経済制裁により新潟港への入港を制限されていた
北鮮の貨客船マンボンギョン号の入港緩和するというのだ。

まことにアホな対応といえるだろう。
これまで、おいしい話をちらつかされて裏切られてきた。
狡猾な外交手腕の前に日本は常に砂を噛む思いをさせられてきた。
今回も同様である。
非常識な隣人は狡猾でしたたかでもある。
結果が見えてきて解除するのが順当だ。

TVで識者が
「ラーメンのにおいだけかがされて金を払い、肝心の麺は食べさせてもらえなかった」ようなもの、と
言っていたが
「北鮮産マツタケの香りだけかがされて…」のほうがよかったんじゃないの?

日本人拉致という犯罪を行いそれを外交カードに使う。
盗人たけだけしい、とはまさにこのこと。
さらに国際犯罪者である「よど号」ハイジャック犯をかくまい、
彼らを使ってヨーロッパで日本人拉致の手引きをさせた国である。
もっと強い態度で臨めなかったのかね。

拉致調査継続という日本からの申し出をを強行にはねつけ続け、
気をもませてから、少しばかり柔軟な態度を示す。
日本は地道な外交成果と、財布のひもをゆるめてしまう。
心理戦では北鮮のほうが数段うわてだ。

ハイジャック犯は革命を唱えた売国奴である。
事件から30年以上経過し、還暦を迎えた奴らは
老境とともに心細さを覚え、帰国したいなどと甘ったるいことを言っている。
ああいう身勝手な連中は異郷の地で人生を終わらせればいいのだ。

6月13日(金曜日)

●山崎ハコ
相変わらず深夜放送を聴いている。
民放キー局は性懲りもなく若者をターゲットにした番組で電波を浪費している。
そんな中、横浜のラジオ日本はNHKと民放の中間をゆく番組構成だ。
秋元順子を知ったのはこの局だった。
ところが、彼女の歌と名が知られるようになってから
オンエアの曜日・時刻が変わり深夜枠から姿を消した。

木曜深夜25時。
久々にチューニングした。
相変わらず雑音が多く、短波に乗って海の向こうから聞こえてくるようだ。
ちょっとしわがれた九州なまりのある女性だった。
なんと、山崎ハコだった。
彼女の歌は昔から知っているが、暗くて暗くて。
聞いているうちに落ち込んでしまいそうになってくる。
ところが、ディスクジョッキーの彼女はそんな気配は微塵もない。

昔、TBSの週末深夜、五木寛之の世界という番組があった。
その時間帯の民放にしては珍しく大人を相手にしていた。
そこで、山崎ハコの歌がよく流れていた。
この番組で「織江の歌」「こころの歌」などを知った。
独特の歌い方で決して明るい歌とは言えないが
切々と訴えかける力があった。
人生の哀歓が伝わってくる。

五木寛之のおかげで、彼女の曲の虜になったわけでもないが
好ましく聞けるようになった。

で、深夜放送の再会である。
飄々とした彼女がいた。
曲と大いにイメージが違う。

で、調べてみた。
九州大分出身の彼女は17歳の頃から音楽活動をしていた。
親族の待つ横浜へ出て、活動拠点をここに移す。
現在51歳。
人生の辛酸を嘗め尽くしたような歌をハイティーンが歌っていたのは似合わないが
ようやく彼女の世界が彼女の歳に追いついた、という感じがした。

齢を重ねていい雰囲気をもつ女性になったのがハコ。
同時代にリリーがいる。
若い頃はエキゾチックだったが、最近映画かドラマに出ていた。
えっ、あのリリー…(絶句)

山崎ハコの名曲を集めたCDがあるらしい。
欲しくなった。

6月12日(木曜日)
●うそ寒い
秋葉原無差別殺人は休日の歩行者天国で発生した。
犯人は、事前に到着し車道に人々があふれるときを待っていたという。
そして事件発生。
犯人のトラックにはねられた人、そばにいながらからくも難をのがれた人。
瞬時に明暗が分かれた。
直後の写真が報道されたが、そばに居合わせ、心得のある人たちが
懸命に救命している姿があった。
と同時に、遠巻きにして無表情にケータイカメラを向けている多くの人もいた。
こうしたケータイカメラマンを「うそ寒い光景」と評した週刊誌があった。

このように撮られた画像を「読者提供」として使用するマスコミもある。
ケータイカメラを向けた人々は
千載一遇のチャンスと思ったのか。
戦場カメラマン気取りなのか。

カメラ黎明期のフランスのカメラマン「カルチェ・ブレッソン」は
平和な時代のパリをスナップにおさめた。
ロバート・キャパは戦場で決定的な瞬間を写した。
天才アラーキーは死の床にある母親を写した。
それぞれの写真は後世に深い感動を与えている。

私は常にデジカメを持ち歩いている。
人工呼吸の技術はない、止血法はみようみまねだ。

例えば、
腹部を深く刺された人にどのように対処すればいいかとっさの判断に迷う。
瀕死の重傷の人に人工呼吸は効果的な方法なのか。
心肺停止には電気ショックではないのか。
腕や足の出血なら心臓に近いほうをハンカチなどできつくゆわけばいいのだが。
戦争映画では、粉状の止血剤を患部に振りまいているのだが…

目の前の凄惨な事件にカメラを向けられるだろうか。
たぶん躊躇するだろう。
私が職業カメラマンならためらわずデジタル一眼を向けるだろう。

結局、傍観者でしかないのかと思ったら情けない気分になった。

●刃物
秋葉原無差別殺人事件で両刃のダガーナイフが使用された。
このナイフはミリタリーショップ、インターネット通販などで自由に購入できる。
販売店の数も把握できず、事実上野放し。

今回の事件で、警視庁は販売規制を強化する模様。
しかし購入に当たり運転免許証などの提示程度らしい。
未成年には販売しない、といっても犯罪を起こすのはハイティーンばかりとは限らない。
秋葉原、土浦は24〜5歳。
殺傷性の高い刃物は売らないといっても、
やる気になれば包丁や園芸、大工道具でも可能だ。
このあたりが刃物の取締りの難しさがある。

要は本人次第なのだ。


※一見普通の男が狂気に走るから、恐ろしい

格差社会の弊害を説く識者もいるが、
たいした努力もせず、責任を社会に転嫁する連中も多い。
拝金主義という風潮も拍車をかける。

政治、教育の貧困、とくくってしまえば簡単なのだが。

頻発する白昼の大量殺人にたいし、繁華街をパトロールするさいは
警官に防護チョッキを着用させるようだが、一般市民は無防備である。

6月11日(水曜日)
●野菜
家庭菜園の野菜たちは元気だ。

かれらと向かい合っているときが最近は一番落ち着く。

育成を続けるトマトにはより高い支柱をつけ、脇芽を丹念につんであげる。
そして足元の雑草をピンセットでつまむように抜く。

初めの葉がウドンコ病にやられたキュウリだったが、
それらを全て切り落としたら
翌日から4本の苗に黄色い花がいくつも咲き出した。
早くも丸まってしまった小さなキュウリは外してやらねば。

3株のナスも今のところナス紺の大きな葉を広げている。
先日はやっとついた小さな実をカラスにやられてしまった。
例年、上手に収穫できないナスだから、
今年の育ちっぷりに家人は大きな期待を寄せている。
カラスの侵入を防ぐためにタコ糸を張り巡らせた。
ナスの隣のピーマンも同様である。



インゲンはそろそろ育ちすぎ。
反り返った立派な「作品」が本日もざる一杯収穫できた。
小生、本来好きな野菜ではないのだが、
言われるままに食している。
だが、連日では飽きてきた。

●監視社会
殺伐とした事件が後を絶たない。
繁華街では監視カメラを増強した結果、多少は犯罪が減ったという。
銀行、コンピニ、駅、商店街…気がつけば、外に出ればあらゆるところで「撮影されて」いる。
それが、犯人逮捕に結びつくのだから仕方がないのだろう。

秋葉原殺人事件の犯人は福井県でナイフを購入する姿を
防犯カメラでばっちり映されていた。
笑いながら人を刺すようなポーズをとる犯人。
不気味である。
ところがそれは抑止力とはならず、事件が発生してから
「あっ、あの男はウチの客」となったわけだ。
愛知県の男が福井県で凶器を購入し東京で事件を起こす、という広域犯罪。

秋葉原で逮捕される瞬間の映像も出回っている。
マスコミはほとんど同じ素材を使っていた。
これは、居合わせた人が携帯で撮影したものだ。
ムービー機能があればなお臨場感あふれた場面を押さえることができる。
今回の事件は居合わせた人たちの多くがデジカメや携帯電話のカメラで撮影している。
なので、外には出ないおびただしい「お宝画像」が存在する。

携帯電話の普及でマスコミ取材陣が到着する前に
素人が決定的瞬間をおさえる事例はますます増加するだろう。
最近は500万画素超というカメラを内蔵した携帯電話もある。
報道写真は市民が担う時代に突入したわけね。
しかも、昔のように現像することもないから
写メで送れば海外でも生々しいシーンをリアルタイムで見ることことも可能。
マスコミはますます視聴者、読者に依存するようになる。
同時にエスカレータなどで犯罪となる撮影者も出現するのだ。


秋葉原の犯罪者は福井県でナイフを購入したときと同じ服装をしていたことがわかる。
髪を短くし快活そうな雰囲気。
ベージュの夏上着とウォーキングシューズ。
バッグを肩がけにしている。
街で見かける普通の青年だ。
ぬわんと、私も同じような格好をしておりますよ。

こういう、当たり前そうな奴が狂気を秘めているのだから恐ろしい。

●ナイフ
昔から日本には刀剣のコレクターは存在している。
アメリカにはナイフの愛好家が多い。
刃の美しさ柄の工芸的装飾が惹きつけて止まないのだろう。
これらは高価だから年配者が多い。
観賞用として厳重に保管されている。

ところが、若者たちはミリタリーショップなどで数千円も出せば
「実用的」な刃物が入手できるという。
ゲームや漫画の影響もあり結構な売れ行きらしい。
平和な時代に飽き飽きして戦争ごっこに興じる大人たちもおり
彼らもサバイバルナイフを購入するのだろう。
銃は取締りが厳しくなりつつあるが、
ナイフは比較的容易に購入できるのも問題だ。

※秋葉原大量殺人で犯人が用意したナイフ類。
 福井県の店というが、怪しい奴と思わなかったのだろうか。

殺戮が行われるゲームと現実世界を混同するアホも現れる。
都会をアスファルトジャングルとでも思っているのだろうか。
すると、通行人が猛獣に見えてくるのかね。

秋葉原大量殺戮を行った犯人もゲームが好きだったという。
犯行前に同じ工場の同僚にプレゼントした。
事件が発生し、もらった青年は怖くなり捨ててしまったそうだ。

小生が北千住で職務質問を受けたのはナイフを所持していないか、だった。
秋葉原事件が発生する2週間ほど前、ということになる。
職質するなら、もっと若い連中をターゲットにしなくてはね。
小生がかなり若く見られた…ということはないはずだからな〜〜。
以来、北千住で件の警官を探しているのだが、姿はない。

●タバコ1000円!
愛煙家にはキツい話が国家レベルで進んでいる。
現在1箱300円のタバコを一気に1000円にしようというのだ。
「喫煙と健康を考える…」議員が超党派で気炎をあげているのだ。

ったく、余計なお世話、といいたいところだが、
昨今、スモーカーは極端に肩身が狭くなっている。
歩行禁煙はもちろん店内、事務所、駅など人々が集まる場所はほとんどダメ。
しかたなく、携帯灰皿をもち道端で立って煙を出している。
300円の半分以上が税金だそうだから、
喫煙者は国家に貢献しているわけだが、それを潰しにかかっている。

タバコは嗜好性が強くなかなか禁煙には至らない。
ところが、1000円になったら今回ばかりはすっぱり縁をきるという人が結構多い。
しかも、TASPOの導入で買いにくくなっているのだ、
国は値上げで税収アップをもくろむが、うまく運ぶわけがない。

タバコ派とパイプ派は嗜好が異なるので
タバコ値上げでパイプに転向する人たちはあまりいないだろう。

それでも、強行したらどうなるか。
愛煙家は「キザミ」+「巻きタバコ」で対抗するしかない。
敗戦直後の物資が欠乏していた頃、このスタイルは一般的だった。
英語辞書の紙を破いて、「巻き機」を使い海苔巻きのようにタバコを自家生産するのだ。

アメリカもタバコの値段は700〜1000円するそうだが、
すでにここでは、愛煙家に定着している。
キザミ葉も好みでブレンドできる。
タバコサイズに裁断されて紙もある。
もちろん巻き機も。
昔なつかしいタバコケースも復活している。

巻きがゆるくフィルターといったしゃれたパーツはないので、
喫煙中にこぼれることがある。
当然、これを防止するフィルターつきホルダーも販売されるだろう。

コーヒーもインスタントよりドリップのほうが味がいい。
タバコも工夫しながら巻けば自分好みの品ができるはずである。

6月10日(火曜日)
●リアルタイム・ブログ
秋葉原大量殺人事件で、
携帯のブログに頻繁に書き込まれた内容により
犯行に至るまでのことが明らかになってきた。

このブログが報道されたとき、ずいぶん頻繁に書き込んでいるな、と思った。
これを、リアルタイム・ブログと呼ぶそうなのだが
こういう言葉も、ブログも知らなかった。
携帯電話だからできる自作自演の「実況中継」だ。
とはいえ、これを何人の人が見ているかわからない。
見られることはあまり期待していないのかもしれない。
凶行を正当化するための自己弁護なのかも知れない。

小中時代は優秀だったが、進学校「青森高校」に入って成績は低迷。
挫折を味わった。
ほとんどが大学進学という学校だが、犯人は青森県から遠く離れた
自動車整備の専門学校へ進学。
車は好きだったらしいが、屈折した日々を送っていたのだろう。
卒業後、派遣社員として自動車パーツ工場に勤務。
この会社もリストラが進んでいるらしく、
犯人が出社したら自分の作業服がなくなっており、
解雇されたと思い込み、これが凶行の引き金となった、らしい。

そのほか、家庭内の愚痴、恨みつらみ、
容姿に劣等感をもつこと、
彼女がいないことなど、ぐだぐだ書き込んでいた。

そして、東名から実況中継しながら秋葉原へ向かうのだ。

挫折と劣等感から被害者意識が犯人を包み込んだ。
これらを親や世間に責任転嫁して自分を正当化している。

だが、こうした悩みを抱く若者はゴマンといるはずだ。
いちいちキレていたら身が持たない。
ひとつひとつ自分自身に折り合いをつけながら暮らしている。
心を開ける同性の友人がいなかったのも不幸。

しかし、それが短絡的に殺人へ向かうというのがわからん。

電車に乗るときも乗り換えの長い道を歩くときも
それとなく注意するようになってしまった。
危ない社会になったもんだ。

6月9日(月曜日)

●識者
大量殺戮が発生するたびに、識者や学者が社会背景、心理状態などをコメントするが、
再発防止にどう役立てられているのか。
犯人の出身地の青森では早速、県警が刃物を扱う店へ指導を行ったそうだ。

ミリタリー用品販売店では、刃渡り6.5cm以上のナイフの販売も自由に行っているのだろうか。
台所用品、大工道具なども凶器に変わるものは多い。
今回のような事件を起こそうとする者がナイフの取り締まりが厳しくなったら、
代替品を購入することだって可能だ。
青森県警の対応は、しないよりまし、という程度のもの。

秋葉原の犯人は学生時代から「きれやすい」性格。
本人も自覚し、周囲の者も認識していた。

犯行に及ぶ前に、なぜブレーキが利かなかったか、とか
そもそも今の若者にはブレーキがないのではなどという意見を聞く。

ブレーキとは「理性」だ。
教育が何か忘れ物をしているし、
食育にも問題があるのではないかと愚考する次第であります。

●庭
梅雨空だが庭の一角が華やかになった。
寒色系の花が多いのだが、ここだけは色とりどりになっている。
リビングから見るとほっとさせられる風景だ。


●ナイフ
昨日秋葉原で発生した無差別殺人事件で、
犯行に使われたのがサバイバル・ナイフだった。
映画は見たことがないか、
シルベスタ・スタローンの「ランボー」でおなじみの大型ナイフと同じようなものか。
※その後、刃渡り13cm、両刃のダガーナイフと警察発表。
  戦闘用ナイフということだ。
  両刃だから、押せばすっと体内に入る。このため、犠牲者が増えた。

通り魔事件が頻発することから、
繁華街、駅などで警官は職務質問をしているのだろう。
彼らの第6勘が働いて、小生先月北千住で引っかかった。
幸いナイフが入っていなかったからよかったが、
数年前なら交番に連行されたかも知れない。
登山や旅行に持参する多機能小型ナイフ「ビクトリノックス」を
バッグに入れていたことがあったので。

※画角の関係で刃が短く写っている。

銃刀法では、刃渡り6cm以上のナイフ等を理由なく携帯することを禁止してた。
そんなことはもちろん、知らなかった。
早速、ビクトリノックスの「刃渡り」を計測してみた。
ぬわんと、6.5cm。
まさしく、アウトだった。

旅行といえども飛行機には持ち込めない。
鉄道はどうなのかな。
缶切りや栓抜き、ワインのコルク栓抜きがついていて便利だったのだが、
最近はこのような道具を使わないでも開けられるので、無用になってきた。

とは言え「肥後守」育ちとしては、小さなナイフにたまらない郷愁を憶えるのだ。

6月8日(日曜日)

●戦慄
歩行者天国で賑わう午後の秋葉原で無差別殺人が発生。

トラックで人をはねたあとトラックから降りて
サバイバルナイフで通行人を次々と刺し、警官に取り押さえられた。
これにより、男女7名が死亡、10人が怪我をした。

犯人は静岡県裾野市の25歳の男。
「世の中がいやになった。人を殺すために秋葉原に来た。
誰でもよかった」と述べている。

この世に愛想が尽きたなら、一人で始末すればいいものを。
それも愛知くんだりからはるばる東京など目指さず
富士の麓の青木が原に迷い込むほうがよっぽど近いのに。

なぜ他人を巻き込むのか。
なぜ秋葉原だったのか。

自分がうまくゆかないのは社会が悪い、という責任転嫁、短絡思考なのだろう。

新宿、渋谷、池袋、銀座などの繁華街でなかったのは土地勘があったもかも知れない。
25歳といえばまだ物欲のかたまりだ。
秋葉原は殺人犯が欲しいものばかりの街。
そこを訪れる人々は、他の街と異なりぶらぶら歩きをする人は少ない。
金を持って購買のためにやって来る。
それが奴には許せなかった。
俺が買えないのに奴らはやすやすと手に入れる…
ヤケのついでに多くの人を巻き込んだ。

おつむてんてん、が考えそうなことだ。

6月7日(土曜日)

●合併
宮代町では6月議会が開催されている。
一般質問で2名の議員が「合併」を取り上げた。
3月議会では5名が質問している。
町長の考えはブレていない。
それなのに、議員諸氏はなぜ、同じ質問を繰り返すのか。

わが町は昨年11月実施された、合併意向アンケートで
「春日部市を含む枠組み」が、合併を望む町民の過半数を超えている。
民意は出ているのである。
榊原町長も合併に対する意欲は旺盛で、
相手先は春日部市を含む枠組みであることは
議会答弁を見ても明らかである。

町民も町長も思いはひとつなのである。

これを阻害しているのはなんだろう。

なんと、町民が選んだ議員たちなのだ。
合併の足を引っ張るのが議会だった。
14名の議員の思いがばらばらで、腹の探りあい。

であれば、議員1人1人が自ら考えを、ホームページで表明していただきたい。
それが有権者への義務と思うのだが。
ところがホームページを開設している議員はたった1名というお寒い状況。
近隣自治体とくらべ遅れている。

宮代町は須加村、百間村時代とは違うのだ。
議員は名誉職ではない。
もっとプロ意識と広い見識をもって有権者に伝える必要がある。
自分が掲げた公約とそれに対する取り組み、進捗状況。
合併に対する考えを堂々と述べていただきたい。

6月6日(金曜日)
●秋元順子
ついにブレイクしはじめた。

今朝はTBS大沢悠里の番組にゲスト出演。
これまで、横浜・ラジオ日本の深夜番組を寝床でしか聞いていなかったので、
明るい場所で、その「お声」に出会うのは不思議な気がする。
「マジソン郡の恋」「愛のままで」がオンエアされた。
私の好きな「雨の旅人」は…

彼女が昔、石油会社に勤務していて
そこのバンドで歌っていたというのも初耳。

●明暗
お隣り、杉戸町とわが宮代町はともに手をたずさえ春日部市と合併しなくてはならない。
…のだが、この期に及んでまだ両町に不協和音が騒がしい。

4年前、近隣市町はことごとく合併失敗を経験している。
その轍を踏まぬよう、久喜市を中心に1市3町、蓮田市・白岡町は
合併協議会を設立し合併に向けて順調に駒を進めている。
ところが、宮代・杉戸はまるで進歩がない。
嘆かわし。

朝刊県版に杉戸・宮代のニュースが掲載された。

【杉戸】産廃町有地売却。

96年町が購入した土地を97年に売却。
その土地に産廃が埋設されていることが発覚。
撤去費用に680万円を計上した。
貴重な財源を無駄に使用したということで、町長の7月給与50%減額。
職員4人を処分した、というのだ。

杉戸・野口町長は昨年4月に5期目を狙う小川前町長を破り当選した。
96年に町が取得した土地なら小川町政時代の出来事である。
野口町長は小川氏の尻拭いをさせられたわけだ。

職人4人が処分されたということだが、どの程度の「処分」かわからない。
小川町政時代を知る職員なら、その土地の性格は知っていたはずである。
野口氏は資産家だから、給料が半額になってもど〜ってことはないが、
旧小川派にハメられたという感が否めない。
多難な町政の舵取り、野口町長にご同情申し上げます。

【宮代】地元産食材使用「フォー」発売

「フォー」とは米粉を使ったうどん状の食物で
ベトナムの主食ともいえるということだ。
ほ〜〜。
小麦粉の値上がりと余剰米の有効利用ということで
観光農園「新しい村」が地元産コシヒカリで製品化したそうだ。
明日、あさってのイベント会場で300円、400食販売されるという。

「新しい村」は宮代で一番元気な店ではなかろうか。
めぼしい野菜は午前中で売り切れてしまう。
休日は駐車場も満車。
遠方からの車もある。
わが家からは2分なので欲しい野菜だけ購入すればいい。
飲食コーナーを拡張していただき
地元産の粉を使ったうまい蕎麦を食すことを願うだけね。

6月5日(木曜日)

●ルンバ
プロ野球セパ交流戦が面白い。
野村監督率いる「楽天」が元気がいい。
寄せ集めチームとして発足したがノムさんの采配は
年を追うごとに効果を発揮してきた。

高校生ルーキー「マー君」を獲得し話題を集め
ホームグランドの仙台も活気づいている。

人を食ったようなノム語録も舌好調。
先日の巨人戦は原監督のまずい作戦で楽天が勝利した。
試合後のインタビューでノムさんは、ごきげんで
「ばっかじゃなかろかルンバ…」と鼻歌交じりで現われた。

この歌だが、とっさにノムさんが思いついたのではなく
ちゃんとした歌として存在しているようだ。
歌っているのは、「昭和枯れすすき」の「さくらと一郎」。
一昨年2月に発売されたもののほとんど話題にならなかったという。
毒舌ノムさんが歌い一躍名前を知られることになった。

ノムさんが、この超マイナーな曲をなぜ知っていたのか?
彼は知る人ぞ知るカラオケマニアなのだそうだ。
ほとんど知られていない曲を探してひそかにマスターし驚かせているのかも知れない。

「ばっかじゃなかろかルンバ」のメロディーは
ザビア・クガート楽団の名曲「マイアミビーチルンバ」のようだ。

フロリダ半島の避暑地マイアミビーチ。
キューバ革命で本国を脱出した金持が多く住む。

マイアミは単なる海辺の町だと思っていた。
これまでの平面的な地図帳ではそれ以上の情報は得られない。
だがGoogleEarthの登場で、内海のある複雑な地形の都市で
大陸側は近代的なビルが林立し、橋を渡って海側へ行くと
豪華な別荘地が密集する地域であることがわかった。

大西洋に面した海岸は白く、どこまでも長い。
いくつものビーチパラソルが見える。
海岸沿いにはリゾートホテルが並ぶ。
人工島には豪華な別荘群。

航空写真で見ると非常に魅力的な地域だ。

「マイアミビーチ・ルンバ」はマイアミ賛歌。
フルート、チューバ、トランペット、金管楽器群、ギターで同じフレーズを繰り返す。
2分たらずの短い曲だが、華やかなビーチの一日を感じることができる。

何十年か後に
「ばっかじゃなかろかルンバ」と換骨奪胎されてザビア・クガートもびっくりだろうな。

6月4日(水曜日

●収穫
昨日は台風の影響もあり終日雨が降っていた。
本日、晴れとは言えないまでも薄曇りのままなんとか夕方を迎えた。
明日はまた悪天候ということなので、家人がインゲンを収穫した。

なんと、ざるに山盛り。
スーパーで購入すれば3袋にはなるだろう。
自宅で栽培しているのだから安心、安全。
それに、かなりトクした気分になるのがいいですね。
早速、夜の食卓にのりました。

6月3日(火曜日)
●最短コース
横浜までいくつかの電車のコースを試してきた。
これまで2時間要していたが1時間45分まで短縮できることがわかった。

ラッシュ時の北千住は日比谷線の乗り換えが一苦労。
それを避けて常磐線で上野まで出る。
上野は高崎線、宇都宮線からの勤め人も合流するが、
山手線、京浜東北線に分散するので日比谷線ほど過密ではない。
品川から先に行く人が京浜東北線に乗車するわけで、
蒲田、鶴見行を見送り磯子行まで2〜3台待てば余裕の移動で、
新橋を過ぎたあたりから座ることもできる。
すべて地上を走っているのでFMの電波状態もよい。

帰路に朝と同じように常磐線を使ったのだが、ラッシュ前の下りの本数は少ない。
10分ほど待たされたことがあったので、
上野から日比谷線北千住で東武に乗り換えることにした。

これで京浜急行を使うより往復で30分も得をする。
さらに有楽町はビックカメラ別館と無印良品が同じ建物に入っているので
ちょっとしたショッピングも楽しめるというオマケつき。

通勤は単調になりがちな時間だが工夫次第で
いかようにも調理できる。

6月2日(月曜日)

●梅雨入り
関東地方は平年より6日早く、昨年より20日早い。
梅雨明けは関東甲信、東海地方は7月20日ごろ。
なが〜〜〜い、ユ〜ウツな日が続く。

午前中、ナスにマルチングをほどこす。
今年こそ豊かな実りを期待しているのだが…


6月1日(日曜日)

●収穫

4月末に植えた「つるなしインゲン」が収穫のときを迎えた。
1回分を採り軽く湯がいてマヨネーズで食す。
この野菜は好きではないのだが、自宅の菜園産は例外。
やわらかくでクセのない味を、ちょっぴり楽しんだ。

| page top |
inserted by FC2 system