田舎三昧の生活と意見

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●吉太郎童謡集

■Contents■
01街路樹
02薫風
03無情の雨
04伐採
05マロニエ
  野菜
06快晴
  異形
07サイクロン
  街路樹
  再編成
08お隣事情
  野菜
09不通
10筆記用具
11原宿界隈
12寒っ
13天災頻発
14キョンキョン
15エコ
16代理人
  キトラ古墳
17気分屋
18じょうろ
19ニゲラ
  さらばベルリン
20職務質問
  トラベルナイフ
  悪天候
21裁判員制度
22近隣事情
23庭
24受難
25家庭菜園
26雷鳴
  賑やか
27メコン音楽祭
28落城
29殺人鬼
30お手本
  欠陥人間
31破廉恥


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人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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5月31日(土曜日)
●破廉恥
また埼玉県の教育者が破廉恥行為で捕まった。
それも、元校長という指導的立場にある者が、である。

川口市立高校の元校長は以前奉職していた学校の教え子に手を出し
実刑判決が出たばかり。

今度は、中学校長を定年退職し都の嘱託職員として教育相談室長をしていた
所沢市在住の佐藤学容疑者(62)。
30日午後1時ごろ、所沢市内のファストフード店の客席で、
武蔵村山市に住む都内の高校2年の少女(16)のスカート内に手を入れるなど
わいせつな行為をした疑い。
少女は同容疑者に悩みを相談しているうちに、携帯電話で食事に誘われるようになった。
昨年末ごろから数回、わいせつな行為を受けていたが、
「尊敬できる先生だったから断れなかった」と話しているという。

立場を利用して自分の娘より若い子を歯牙に掛けるという卑劣な犯罪だ。
「魔がさした」などと都合のいい理由を述べているようだが、単なるスケベジジイである。

教育者の生徒に対する性犯罪は、3〜5年などという微罪ではなく、
類似犯罪を防ぐために、もっと厳罰に処すべきだ。

女性社員の多い企業は、風紀を乱すということでかなり厳しい社内規則がある。
もっとも、東京のデパートと地方の工場では落差が大きいだろうが。

川口の元校長は50代、所沢の元校長は62歳。
発覚すればどうなるかは熟知しているはずだが、危険な橋を渡ってしまった。

映画「徳市の恋」は「盲目の恋」。
両校長は「恋は盲目」。

どちらも、いいトシこいているのに元気である。
だが、生徒という「商品」に手をつけてはいけないよ。
若い頃もっと遊んでおけばよかったのにね。
地元では面が割れるから
ちょっと足を伸ばして風俗で発散すればいいものを。
金をケチって手近なところで済ませたのが運の尽き。

本人は社会的な制裁を受け、家族は大いに恥をかく。
めでたしめでたし。

両元校長が埼玉県つ〜のが恥ずかしい。

5月30日(金曜日)
時おり小雨の肌寒い1日。
●お手本
知る人ぞ知る「玄蕃ファーム」
この名前を知る人は、かなりガーデニングに入れ込んでいる。
加須市の外れにある森の中の店に出かけた。

天気も悪く客の姿もちらほら。
草木と小物を販売しているのだが喫茶店も併設。

母屋を中心にていねいに創られた庭のようなおむきで
ガーデニングのヒントがお店全体にちりばめられている。
庭を彩る小物もセンスがいい。
しばし散策しながら細部まで見学。
参考になりそうなものをカメラに収める。










帰り、大利根町の道の駅に立ち寄る。
商品の陳列がいい。
物販建物の隣に飲食建物がある。
天ぷら蕎麦を食す。
手打ちながら細く、汁の味とともに結構いけます。
天麩羅は掻き揚げ、いも、なすの3品。
衣に片栗を使っていたのが残念。





わが町の野菜直売所にも、こうした食事処があってもいいとは思うのだが
増築はしても一向に姿を現さない。
三角屋根のしゃれたコーナーはあるのだが。
うどんや蕎麦を扱う食堂を作ると、
田舎の雰囲気になってしまうと思っているのかね。
ここは、まごうことなく田舎なのだが。
地元のそば粉を使ったうまい蕎麦を食べてみたいものだ。

●欠陥人間
学位取得に際し謝礼を受け取っていた悪徳医師とは
横浜市大前医学部長・嶋田紘(64)。
医学部長といえば、企業の部長とは比較にならないほど絶大な権力をもつ。
奴のさじ加減ひとつで学位がとれるかどうかだから
弱い立場の者は不正とわかっていても金を渡してきた。

さらに患者の親族から手術前に金を受け取っていたことも判明。
その患者は術後死亡だったので親族は払い損。
手術の前に、責任回避の一札をとられるから親族は文句も言えない。

この元部長、金に汚いだけでなく、部下の女性医師に嫌がらせをしていたことも発覚。
この医師は7件を大学に通報し、2件がハラスメントと認定された。
内容は、
@患者の前で「絶対にお中がおかしいからCTをとれ」と罵倒された
Aもっと丸くならないと結婚できない

@は、患者と医師は信頼関係が成立していないといけない。担当医師が
 上司から「腕」を疑問視されるような罵詈雑言を吐かれては、患者はたまらん。
Aは、セクシャルハラスメント

この嶋田元部長は、立場が悪くなってきたので弁護士を代理人として
マスコミの前から姿を消した。
代理人は「黒」を「白」にするのが仕事だから、今回の件に関しても
「指導上の問題でハラスメントではない」とコメント。
Aがどうして「指導上の問題なのかね」
弁護士は、時として世間には通用しない噴飯物の「言い訳」をする。

医者と弁護士といえば誰もがおいそれとなれる仕事ではない。
だからエリート意識が臭い。
結果、独善に陥る(奴もいる)。
大学の医学部長となれば、「世界は俺を中心に回る」と錯覚するアホもいる。
頭はいいのだろうが人間としては欠陥車おっと違った欠陥者も結構いるのだろうね。

こういう奴から金をもらって、代理行為をする弁護士は悲しい商売だ。

5月29日(木曜日)

●殺人鬼
昔なら、世間を震撼させる大事件なのだが、
最近は同じような残虐な事件が多発するので
びっくりはするが、なんとなく麻痺しているような感じがする。

江東区潮見のマンションで起こった同じフロアに住む男が
1つおいた部屋の女性を殺害。
短時間でばらばらにして自室のトイレなどから流して証拠隠滅を図った。

さまざまな状況から同じマンションの住人の犯行と目星はついたのだが
星島貴徳(33)と特定するのに時間がかかった。
その間、星島はTVのインタビューに登場し平然と対応している。
自分の娘と近所の少年を殺害した秋田の殺人事件の犯人や
毒カレーで無差別殺人を犯した女も同様だ。
(すべて名前は忘れておりますよ)

バラバラ殺人は昔なら「猟奇事件」などと言われたが
最近はDV亭主をばらばらにして分散廃棄した女もいるので
星島容疑者の手法は別に目新しくもない。
人間も豚や牛の屠殺並みになったということか。

昭和初期の「阿部定」事件は「猟奇」「毒婦」などと
センセーショナルに書き立てられたが、
彼女の場合は「チン切断」だけで手足を解体してはいない。
今日の事件からすればかわいいものだ。

「猟奇的な彼女」という韓国映画があったが、
とんでもない殺人鬼映画なのかと思ったら、
ラブ・コメディのようでわれわれが思っている「猟奇」本来の意味ではないらしい。

人間が家畜のように解体されても
多少眉をひそめるだけで、感覚が慣らされていくのが怖いね。

容疑者の星島だが、誰かに似ていると思ったら身近におりました。
頭蓋骨の形状や目の感じが連載漫画「こぼちゃん」や「かりあげクン」だったとは…


考えてみれば、幕末の京都では
こういう凄惨な事件が日常茶飯事だった。
しかし、これは政治闘争だった。
21世紀の日本では隣人、親子・兄弟で行われている。
バラバラ殺人も大衆化したものだ。

映画「隣人は静かに笑う」は
真綿で首を絞めるように恐怖と災難がじわりじわりと忍び寄る。
日本の刹那的な犯罪よりもっと始末が悪い。

5月28日(水曜日
●落城
船場吉兆がついに廃業届けを出した。
社長の湯木佐知子氏(71)は、最初に事件が発覚したおり
謝罪する長男が言葉が詰まると、脇から助け舟を出し
「ささやき女将」として全国に名を知られることになったが、
その後何回か別件でマスコミの前に登場し、ひたすら謝罪し続けた。
しかし、その態度に誠実さが感じられなく、本当に反省しているのか疑わしかった。
「マスコミなんてちょろいもんよ、深々頭を下げていれば、
このご時勢、食にまつわる不祥事は頻発しているのだから、
人々が忘れるのに75日もかかりはしない」
こんな不遜な考えがあるのではないか、と思わせる姿、言動だった。


※毎度おなじみ、女将の謝罪ポーズ
  この姿もこれで見おさめ。

しかし、その後、天麩羅の揚げなおし、鮎の焼きなおし、フルーツの盛り直しなど、
料理屋の信頼の根幹にかかわる悪辣な行為が発覚し、
再建は不可能と、やっと気づき今回の廃業届けとなった。
今回の謝罪では「暖簾の上にあぐらをかいた結果」と言ったが、時すでに遅し。

「もったいない」という気持ちからこのようなことをやってしまった、と言うが
「もったいない精神」を都合よく解釈した。

船場吉兆は高級料亭だから政界、財界の接待に使われることが多かった。
もったいない精神が遺憾なく発揮されたのは、接待する側に出される料理だったという。
接待されたほうはパクつく。
接待するほうは、あまり食べない。
こういう接待の「しきたり」を熟知して、使いまわしをしていたというから悪質だ。

廃業は自業自得。
創業者は不詳の娘を墓場の下で嘆いているだろう。
暖簾分けした東京、京都などにある吉兆は、船場吉兆と資本関係はないといっても一蓮托生。
吉兆の看板を背負っている限り不正を行っているのではないか、と色眼鏡で見られる。
名門本家の犯罪は、同業他社にも影響を及ぼすことになる。

「驕る平家は久しからず」

5月27日(火曜日)

●メコン音楽祭
長い準備期間を経てやっと本日の公演にこぎつけた。
舞台は専門家が行うが、受付などの会場設営のため
12時材料を車に積み込み紅葉坂の神奈川県立音楽堂へ。
幸い天気もよく、気温は初夏を思わせた。

3時過ぎから出演者たちが次々に楽屋入り。
リハーサルを始める。

入場者数の予想はつきにくかったが、開演時には7割の入り。
タイ、カンボジア大使館関係者もみえて国際色豊かになった。
今回、米国を活動拠点に置くベトナムのアーチストの都合がつかなくて
急遽出演できなくなるというアクシデントもあったが、
スペシャルゲストに「アザブスミス」というロックバンドをスペシャルゲストに迎えた。

※アザブスミスの激しいロックサウンドはすきっぱらにこたえた

ミャンマー、ラオス、カンボジア、タイのアーチストは皆若く魅力的だった。
美人の産地チェンマイを抱えるタイはもちろんだが、
ミャンマーも美しい、と新発見。
音楽を聴くはずが美人比較となってしまった。

※左から ミャンマー、カンボジア、ラオス、タイのアーチスト
 タイの「ネコ・ジャンプ」は姉妹ディユオで、アキバ「萌え」として日本の若者ファンも多い。

※公演終了後、ステージではネコ・ジャンプの撮影会が始まった。

※私服に替えたネコ・ジャンプと不肖小生、記念撮影。これ、役得。

2時間の公演はつつがなく終了。
また機材を東神奈川に戻し、
帰宅したのが12時を過ぎていた。
受付でお金の管理をしていたこともあって、
記録が後手に回ってしまったのが心残り。


5月26日(月曜日)

●雷鳴
ラジオがチリチリと雷の雑音を拾っている。
ときおり遠方から雷鳴。
茨城は大雨洪水警報が出たと言っていた。

急激に気温が上がり大気が不安定になっているのだろう。

庭の明かりをつけに外へ出る。
7時間近なのだが、まだ明るい。
裏手を見上げたら夏のような積乱雲が発生していた。
雲の流れは早く、西から東へ向かっていた。
10分後、茜雲に変わっていた。

●賑やか
本日29度。
夏のような日射し。
小さな玉ネギのようなニゲラの蕾が次々に開いた。



今年はブルーベリーの実付きもよい。
私の背よりも高くなったものが2本、
あとから植えたものが2本。
どれもグリーンの玉をいっぱいつけている。
紫色に熟した実を食べながら収穫するのも夏場の楽しみだ。
 

5月25日(日曜日)

●家庭菜園
定番の夏野菜が実をつけ始めた。
キュウリの赤ちゃんは産毛のような棘をつけている。
トマトやピーマンは花柄が臍の緒のようについたままだ。
ナスは例年うまくいったことがないのだが、
連作を避けた畑で今のところ元気な花をつけている。
裏の物置で昔使ったマルチング用ポリシートが見つかったので、
近々中に敷いてあげようと思っている。


このまま順調に育てば結構な収穫が期待できそうなのだが、梅雨が待っている。
それぞれの苗が元気なまま夏を迎えられるようにするには
それなりの苦労が要る。

キュウリの花に迷い込んだ蟻を発見。

強い日も射さず、畑仕事日和でした。

5月24日(土曜日)

●受難
現代のサラリーマンは可哀想なくらい大変だ。
給料から老人たちを養う金を天引きされる。
厳しい人事考課で落ち着いて仕事に取り組むこともできない。

昔なら実直に勤め上げれば家が持てて、今ほど不安な老後もなかった。
日本の美徳であった年功序列は時代遅れ、
「成果主義」などという評価システムが自らの首を絞めつつある。
過激な競争と人間不信に、体調を崩し、心を病む人が増えているという。

成果主義はバブル崩壊後、急ぎ経営のスリム化を達成しなくてはならないので、
人減らしのために導入された側面をもつという。
目的が後ろ向きだから弊害も多々発生するのは当然だ。
さらに、バブル時代に心に忍び込んだ「拝金主義」を引きずる者にとっては
他を出し抜いて大金を手にすることに抵抗がない。

日本の風土になじみのない人事考課を性急に導入した企業だが、
そそのかしたのは経営コンサルタントだ。

「流行」が綿密な計算から生まれるのと同じように、
バブルというバカ騒ぎが終わり、善後策を模索する経営者たちを
巧みにその気にさせてしまった。
一時期など、成果主義を導入しない企業は過去の遺物のようにさえ喧伝された。

しかし、そのお陰で社員同士は疑心暗鬼に陥り、企業の成長の足かせとなった。
顕著な事例としてよく「富士通」「ナムコ」が紹介される。

直接生産性に携わらない部署は成果主義がなじみにくいと思うのだが
そこで適用すれば、ひずみが生まれるのは当然だ。
利潤追求が存在理由の私企業ならともかく、
殺伐とした人間関係を作りやすい危険なスタイルを導入する自治体もあるというのだから…
流行に便乗すればいい、というものではない。

ついでに言うが
自治体のスリム化手法に「指定管理者制度」つ〜のがある。
なんてことはない、ある部門を外部業者に「丸投げ」することだ。
これも、なじみにくい部門があるだろう。
運悪く丸投げされた部門に属していた職員はどうなるのか。
すでにぎりぎりの人員でやりくりしている自治体では帰る場所がない。
彼らは「お荷物」だ。
企業なら「窓際族」として扱われ退職要員となる。

「すまじきものは宮仕え」
とはいえ、フリーのような一匹狼はなお怖い。
どうすりゃいいのさ、思案橋。

5月23日(金曜日)

●庭
若葉の時期が終わり花が咲きそろいつつある。
繊細なニゲラが堅い蕾をやっとほころばせた。


冬を越したメダカの鉢には小さな睡蓮が花開く。
ホテイアオイとともに小さな魚たちの絶好の日陰になってくれる。


地面を見ると、スナック菓子「きのこの山」のモデルのような
きのこが1本顔を出していた。
形がいいのは短時間。
木漏れ日が当たってもしんなりしてしまう。

沖縄、奄美大島は昨日だったか、例年より遅れて梅雨入り。
やがて、日本列島も次の季節になる。
それまでの短い日々が庭の植物たちの天国だ。

5月22日(木曜日)

●近隣事情
周辺自治体が2010年3月末の合併新法期限内の
新市誕生に向けて胎動している。

久喜市を中心とした1市3町は合併協議会をすでに立ち上げた。
昨日は蓮田市と白岡町の合併協議会設立の調印式が行われた。
白岡町は久喜市のグループから離脱し、予想どおり蓮田市との合併を進める。

中野蓮田市長は「自主自立のまちづくりへ、揺るぎない姿勢でまい進したい」
浜田白岡町長は「この地域の発展のため、何としても合併を成功させたい」
と、述べた。

4年前の合併劇では、新市庁舎を蓮田市から白岡町にもってくるなど
蓮田市民を刺激し流産した。
今回はそのような強引な手法は使わないだろう。
対等合併で新市庁舎は蓮田側がイニシャチブを握るのだろう。
そのほうが自然だしうまくいく。

私が住む宮代町はどうか。
山崎地区の風景に似てきわめてのどかである。

英国の調査で、世界の平和な国で日本が4位だか5位だか上位に食い込んだ。
日本より上位は北欧が占めているが、あちらは福祉先進国でもある。
福祉がぐちゃぐちゃの日本がなぜ?
戦争放棄が功を奏しているのだろうが、
そのために対外的に骨抜きの国家に成り下がった。
すべてアメリカの言いなり、
竹島問題では韓国の言いなり、
北方領土ではロシアの言いなり、
海底油田では中国の言いなり。
常に「泣き笑い」でバランスを保っているという弱腰ぶり。

戦争放棄したからといって、主張すべきときは断固するという
姿勢がないから、なめられっぱなし。

平和そのもの宮代町はどうかな。
大局に目をつむり、あるいは目そむけ
良く言えば「独自のまちづくり」にいそしんでいる。
合併などは金のない自治体の逃避行為といわんばかりだ。

この期に及んで、杉戸町と2町がいい、
宮代単独がいいなどと本気で思っている町議がいるとしたら
噴飯物であるよ。
いくら口当たりのいいことを言っても、
実は自己保身だったり、小さな願望の実現なのだ。

5月21日(水曜日

●裁判員制度
いよいよ来年のこの日にスタートする。

できれば裁判とは無縁の人生を送りたいと思っている多くの庶民が
ある日、犯罪者を裁く側として裁判所に通うことになる。
扱う事件は、殺人、強盗致傷、放火などの重犯罪。
生々しい現場写真なども見せられるだろうから女性には酷な話だ。
いや、男だって気持のいいものではない。
裁判官を含め9人のチームで1つの事件を担当するらしい。

インターネット上には、自殺者、交通事故者などの写真がころがっている。
胴体と首が切断されたもの、内蔵が飛び出したもの。
怖いもの見たさでアクセスするが正視はできませんね。
食事も喉を通らなくなる。

素人裁判官は本職の裁判官に比べ重い量刑を下す傾向があるという。
身内や親戚が被害者になったことを想起し、そのような結果になるのだろうか。

この制度が導入されると、弁護士、裁判官も多忙を極めることになるらしい。
地域によって弁護士の数が少ないのだそうだ。
裁判官は裁判期間が短縮化されるため、判決文を書くのにてんてこまい。

あちらこちらに影響を及ぼしながら、あと1年後に発車。

5月20日(火曜日)

●職務質問
帰りはいつもより1時間半遅れで電車に乗ったので
都内を通過する頃はラッシュに引っかかった。
上野から常磐線で北千住まで行き、
東武線に乗り換えて帰宅する。
3回目だった。

駅は混雑していた。
東武線の改札をスイカで通過し、下りホームへ早足で向かっていた。
左後方に人を感じた。
サラリーマンはみんな帰宅を急ぐんだな…と思っていたら
「ちょっとすいません」と呼び止められた。
横を向くと2人の制服警官だった。
声を掛けたのは30半ばのがたいの大きい、顔も大きな男。
もう一人は、長い木の棒を持った20代後半の中肉中背の男だった。

瞬間、職務質問だな、と思ったが
何が彼らの勘を働かせ私に声を掛けることになったのかわからなかった。

30代が
「背中の小さなリュックにナイフか工具が入っていませんか」と言う。
「いいえ」と私。
「中を見せていただけますか」
「いいですけど」
「ここじゃなんですから、もう少し人がいないところに…」
「別に、そんなもの入っていないのだからここでいいですよ」

大勢の人たちが、何事かと見ながら過ぎる。
通路の真ん中で荷物を開くわけにもゆかないので、
はじに寄ったのだが、その脇を人が好奇心の目で見ながら通り過ぎる。
さすがに、立ち止まって見物する人はいなかった。

以前は、大きなリュックにパソコン、電源、小物、手帳、本など
すべて入れて移動していたのだが、さすがに重いので、
パソコンはショルダーバッグに、、
手帳、本などは小さなリュックに入れて通勤していた。

警官は、背中の小さなリュックに関心を寄せた。

「最近、こういう小さなのにナイフなどを入れていることがあるので」
「もうひとつのほうには何が入っているんですか」
「パソコンと電源コードですけど」

小生、2つのバッグを下す。
警官は小さいほうを開けるように促す。

3つポケットがある。
1つ1つジッパーを開け
彼らに中が見えるようにして
「はい、これはティッシュね、」
「次、手帳と筆記用具ね」
「次、本とデジタルカメラ」

「こっちも開けますか」
と、ショルダーを指すが
それには興味を示さなかった。

「ポケットの中も見せてください」
ときたもんだ。
身体検査ね。

シャツの胸ポケットから
携帯電話と携帯音楽プレーヤーを出す。
ジャンバーの内ポケットからスイカとタバコ。

左ポケットからライター。
右ポケットから携帯灰皿。

ズボンの右ポケットは空。
左ポケットから鍵。

ケツの右ポケットから財布。
左ポケットからハンカチ。

これで一通り終わった。

「ありがとうございました」と警官。



「なんで私に目をつけたの?」
「いや、小さなザックにナイフを入れている人がいるので…」と
警官はあくまでバックを強調した。

「結構、それで事件が起きているんですよ」

いや、それだけじゃないだろう。
小さなザックを背負っている人など最近は結構多い。

「じゃ、もし私の荷物からナイフが見つかったらどうなるの」
「いろいろお尋ねすることになります」
「昔は普通に持ち歩いていたけれどね」
「えっ」
「トラベルナイフという小さなやつですよ」
「でもね、あるとき何かで記事を読んでからやめました。
あらぬ疑いをかけられてはなんなんで」
「もし、知り合いでそういう人がいたら持ち歩かないように言ってください」
「最近は物騒だからね」
…と最後はお互いに笑いながら話をしたが、
20代の警官はニコリともせず注意深く私の前に立っていた。



凶器を忍ばせる可能性ありと思った根拠を
もっとはっきり言えよ、と言いたかったけど、
彼らに面と向かっては言いにくい。

このときのスタイルはGパンにジャンバー。
明らかにサラリーマンではない。
メタボとは関係ないスリム体形。
実際の歳よりは若く見える。
歩くときは背筋を伸ばして早足だ。
目つきは多少鋭いかもね。

彼らの6勘はみごとに外れたのだが、
風体から職業を類推し声を掛けたのかも知れない。
問題はジャンバーだ。
ベージュの平凡なデザイン。

胸にワンポイントがある。
馬に乗った男がスティックを振り上げている。
警官はこれに気がつかなかった。
見ても何のブランドかわからないだろう。
ラルフ・ローレンはワー○マンやキ○ラでは売ってないもんね。
ハリウッド・スターが無造作に羽織っているやつさ。
ショルダーバッグはニューヨークのビルの谷間を風を切って走る
メッセンジャーたちの愛用ブランド「TIMBUK2」。
銀座なら無粋な職質を受けることはまずないだろう。
だから下町の野暮天警官とは肌が合わない。

小さなザックが疑惑の根拠だとしたら、
今度は、ラコステのショルダーと「TIMBUKS」で歩いてみようか。
ラコステにはビクトリノックスと林檎を入れておこう。
持ち歩く必然性がないと、交番に連行されるかもしれないからね。
同じ警官を見かけたら、こちらから話しかけてやることにする。

これで通勤の楽しみが増えそうだ。

痴漢冤罪に遭わないよう気をつけていたのだが、
凶器携行などと、とんだ伏兵に狙撃された。

●トラベルナイフ
昔、山に登っていた頃。
いつも携行していた小さなナイフがある。
スイスアーミーご用達のビクトリノックス。
赤い柄の多機能ナイフだ。
果物をむいたりするナイフ、ハサミ、ハリ、ワインの栓抜、缶切り、ドライバー
楊枝などが組み込まれた多少分厚いタイプ。
かさばるので、後に薄型を購入した。
山に登らなくなった後も、薄型はバッグに入れて持ち歩いていたこともあった。

※愛用のビクトリノックスも凶器とみなされる可能性がる。

3つ目は、こちらに来てからジョイフル本田で購入した工具つきナイフ。
小さなナイフとペンチ、のこぎりがついている。
これは庭仕事で使うこともあったが、
子どもの頃、肥後守を持ち歩いていたように
何の気なしにバッグに入れておくことがあった。

※これは、ナイフと工具がついているから、携行しているとあらぬ疑いをかけられそう。

携行する目的は、
家を一歩出ると地震、電車事故など、どんな災難に遭遇するかわからない。
小さなナイフが役にたつこともある、と思ったからだ。

車のトランクに工具と古い錆びたナイフを入れていた人がいた。
彼は、そこにあることも忘れていた。
あるとき、検問に引っかかった。
警察官の指示に従ってトランクを開けたところ、
「凶器」が発見された。
で、彼は警察署まで連行され、さんざん絞られた、というのだ。

それを読んでから、バックにナイフを入れることを止めた。
ほんの3ヶ月くらい前のことだった。
今回の職務質問のことを思うと、冷や汗ものだった。

●悪天候
台風5号が本州沖を通過している。
夜中から風雨が強くなった模様。
しかし、この悪天候は台風の影響ではなく
本州と台風の間に張り出した低気圧の仕業であるという。

勤務日なので早朝起き出したが暴風雨状態だった。
テレビの交通情報で京浜東北線大宮・大船間が
「運転見合わせ」というテロップが流れた。
「運休」ではなく「運転見合わせ」というのはどんな状況なのか。

たぶん「様子を見ながら運行する」のだろう。
いつものように乗っても大幅遅れに違いない。
で、1時間遅刻することにした。

おかげでひどい降りは嘘のように小降りになったし電車は空いていた。
だが、冷房の効き過ぎには閉口。
長袖シャツにジャンバーでもまだ寒い。
除湿にすればいいものを、なんでこんな無駄をするんだろうね。

「運転見合わせ」の京浜東北線は蒲田でストップ、川崎で徐行。
先行電車がつまっているのだそうだ。
結局、到着したのが11時過ぎ。
猛烈な仕事が待っていた。

風はやや強かったが雨は止み、薄日が射すこともあった。

遅れた分、退出も1時間半ほど遅らせて帰途に。

5月19日(月曜日)

●ニゲラ

間もなく開花する。
細い糸のような葉が密集する非常に繊細な植物。
クローズアップすると先端が針のように尖っている。
花を堅固にガードしているようにも見えるが棘ではない。
毎年よく花をつけるが自然の緻密な造形に感心させられる。


●さらばベルリン
家人「カラーが見当たらなくなっちゃった」
小生「カラーじゃないよモノクロだよ」
家人「どこにいったんだろう」
小生「サイドボードの上にあるよ」


かみ合っているようで、お互い全違う話をしていた。
家人は庭の「カラー」のことをいい、
小生、午後から見ようとしていたDVDの話をしていた。


そのDVDつ〜のが「さらばベルリン」。
借りてきたのはいいけど見ているヒマがなく、返却日が近づいていた。

2006年封切り。
敗戦直後のベルリンが舞台だった。
主演は、テレビドラマ「ER」の出演後「オーシャンズ…」でブレイクしたジョージ・クルーニー。
1945年7月ベルリンというから、5月に無条件降伏して間もない。
瓦礫と化した石造りの町。
ポツダム会談がまさに開催されようとしていた。
ソ連軍、アメリカ軍がベルリンを警備する。
当時の記録フィルムを多用しているのでニュース映画のようだ。

そこに元従軍記者にして戦後は雑誌社の特派員として
昔滞在していたベルリンへ、われらがヒーロー、ジョージが軍服姿でやってくる。


はじめは2006年封切りとは知らなかったから、
モノクロ映画ということもあって、
懐かしい映画作りをやっているな、と思った。
人間の撮り方、音楽の入れ方など、「第三の男」や、一連のヒッチコック作品のようだった。

何度か殴り合いのシーンがあるが、われらがヒーロー、ジョージはからきし弱い。
勝ったためしがない、というのも面白い。
「ケイト・ブランシェット」という主演女優は大柄で造作も無造作で、
ジョージの在独中の愛人ということになっているのだが、
ちっとも魅力的ではない。

この2人と、ジョージの運転手となった伍長、アメリカ軍上層部、議員、ソ連軍が利乱れた
サスペンスとなるのだが、あまりにも古典的手法で作られているので途中眠くなった。

画面の作りも、昔の名作を髣髴とさせるシーンがあったり、
なんかくさい映画だった。


観賞後インターネットで調べたら、監督はスティーブン・ソダーバーグ。
ジョージの「オーシャンズ…」の監督で、
この2人による、40年代の手法を使った映画なのだそうだ。
さらばベルリン
哀愁
カサブランカ

ボギーの「カサブランカ」のようにしゃれたせりふも用意されていたそうだが、
わかりませんでしたね。
人間関係が「カサブランカ」や「哀愁」のようにロマンチックではないので
仮に、決め台詞があったとしても、似つかわしくないだろうな。


ベルリンでは不評で、大劇場で封切られることもなく、小さな映画館で短期間上映されて
消えていったそうだ。
日本では、ほめているサイトもあったが、ほとんどブレイクしなかったんじゃないの。

邦題「さらばベルリン」
原題「The Good German」。変なの。

5月18日(日曜日)

●じょうろ
野菜苗の育成が盛んだ。
晴れた日は朝夕水やりも欠かせない。
ホースを伸ばして勢いよく撒くと、まだ若い苗だから傷めてしまう。
そこで手間がかかるがジョウロを使う。
やさしい水に植物も喜んでいるようだ。

ジョウロだが、ポルトガル語のJarro(ジャルロ)が語源らしい。
これに日本が「如雨露」という字をあてた。
なかなか雰囲気がある。

台所の水道は蛇口だが、風呂場は「カラン」という。
なぜ風呂場に限ってそう呼ぶのかわからないが、
カランはオランダ語だ。

5月17日(土曜日)

●気分屋
四川省大地震で外国救助チームとして日本が一番乗りをした。
中国政府からの要請だが自力更生を旨とする国家の異例な措置だった。
その後ロシア、シンガポール、韓国チームが中国入りをした。
地震発生から時間が経過しているため、
豊富な経験をもつ日本チームといえ今のところ遺体を発見しただけだ。

今月中国の胡錦濤氏の訪日により日中関係は小泉政権に比べ好転している。
そのこともあって、日本は外国として最初に救助要請を受けるという「栄誉」に浴した。
救助チームの活動を目にした中国の若い世代は
「親から日本の蛮行を聞かされていたが、今回のことで日本を見る目が変わった」などと発言。
また、メディアも「地震大国日本に学ぼう」という特集を組むなど、
これまでにない好意的な視点である。

地震を契機に日中関係がまた一歩前進するか…
これは難しい問題だ。
この件に関しては日本に感謝するというのは本心だろうが、
中国の日本憎悪は根が深い。

古代日本の思想、制度は中国から輸入された。
恩ある国を明治以来の新興日本は蹂躙してきた。
中国からすれば日本は忘恩の徒である。
戦後、中国の激しい愛国教育で日本は悪者扱い。
中国にもベビーブーマー世代という層があるのだろうが、
彼ら以降の人々の多くは日本に批判的だ。
彼らの親より純粋培養されているだけに、
気化したガソリンがほんの一瞬の不注意から発火するように
またぞろ反日にひっくり返る危険性は常に内包している。

5月16日(金曜日)

●代理人
辞書によると、
法律上の代理権を持ち、本人に代わって意思表示をしたり、
意思表示を受けたりする権限のある人。
事件がらみの場合、弁護士がその任にあたる。

横浜市立大医学部嶋田教授(64)は、金に汚いとんでもないヤローで
地位を利用して学位取得にあたり学生から謝礼を受け取っていた。
欲の皮はこれだけでは済まず、
手術前に患者の家族から100万円を受け取っていたことが判明。
「有効に使わせていただく」と素直に手を出した。
その甲斐もなく患者は死亡した。

医学部は未だに「白い巨塔」のような教授を頂点とするヒエラルキーが確立しているのかね。
疑惑の嶋田は絶対権力者だったのだろう。

悪事が露見するに従い、悪の嶋田は弁護士と代理人契約を結んだ。
これにより、弁護士が盾となりマスコミの矢面に立つこともなくなった。
シロなら堂々申し開きすれば済むことだ。
代理人を立てるということは、薄汚い地位と、汚れた手を守るための最後の砦。
つまり、クロの証明なのだ。

嶋田疑惑に対し代理には「ノーコメント」とコメントを発した。
ワルと代理人契約を結べば弁護士には金が入る。
法律と判例を暗記してやっとつかんだ弁護士稼業も、
クロの盾とは因果な商売だ。
合法的にクロから汚い金を受け取るわけだもんね。

死刑廃止を叫ぶ社会派と呼ばれる弁護士は、不必要に裁判を混乱させる。
光市の母子殺害事件の弁護士団など、芋の子を洗うような頭数で
しょ〜もない理由をくっつけ殺人犯を擁護する。
売名行為の最たるものだ。

もちろん、まっとうな奴らも多いのだろうが、
弁護士商売とはダークビジネスのようにも感じてしまうね。

●キトラ古墳
奈良県明日香村で1983年11月に発見された円墳。
極色彩の壁画が注目を集めたが、長い眠りからさめ外気に触れたことで
石室内が高温多湿となりカビが発生。
世界的に注目された壁画を切り取って保存している。
1千年以上経過して掘り起こされた悲劇。

一緒に発見された木棺が朱色に塗られていた可能性があり位の高さが窺われるそうだ。
7世紀末〜8世紀の墓とされ、誰を祀ったかいろいろ説があるのだが、
木棺の色で候補が狭められるのだろうか。

ところで、キトラという名前の由来が以前から気になっていた。
語感からして日本語ではなさそうだし、この名前を聞くたびに
うろこのない銀色の剣のようなタチウオをなぜか想起してしまうのだ。
調べたところ「北浦」がなまって「きとら」となったとか…
神秘的でもなんでもない単純なことだった。

5月15日(木曜日)

●エコ
身の回りから地球温暖化防止に努めようという運動が盛んだ。

しかし上からのお声がかりではなく日々の意識の問題だろう。
資源は有限だから大切に使う、使い切る、ムダを省く…

アフリカのノーベル平和賞受賞者マータイさんの「もったいない運動」は
日本古来の精神を21世紀に復活させたものだ。

しかし、間違った方向に働くと、あの船場吉兆のように
客が手をつけなかった料理を「もったいない」といって再利用するという
料理屋の風上に置けないようなことも発生する。
吉兆は内部告発で露見してしまったが、
この店に限らず多くの店で似たようなことを行っているのではないかと
勘ぐられる結果となったが…

自転車はヨーロッパで昔から人気のある乗り物だ。
自動車に対抗するというのではなく、
ちょっとした移動に多くの人々が愛用しているし
それを受けて自治体は自転車レーンを確保して快適な環境を作っている。
鉄道も搬入可能な車両を確保したり
自転車愛好家にはうらやましい。

自転車が環境にやさしいなどというのは結果論で好きだから乗るのだ。
だからヨーロッパには多種多様なデザインがある。
日本のママチャリの荷台ではたいした量は運搬できないが、
ヨーロッパには三輪車を逆にしたような運搬用自転車がある。
前に荷物を積んで移動するのだが、そこには子どもなども乗せている。

パリで人気なのが公共貸自転車「ベリブ」。
市内に約2万台用意され24時間利用できる。
1日券が1ユーロ(約162円)で、使い終われば手近のベリブステーションに置けばいい。
リヨン市にも導入されるという。
このほかコペンハーゲン、ウィーン、バルセロナも同様のものがあるという。

「低酸素社会とは、ライフスタイルの転換」と「ベリブ」が紹介されているが、
昔からの自転車愛好家は、環境にやさしいことを実践しているし、
話題のメタボ解消にも効果がある。
それより、この時期、薫風を受けて走る気持ちよさがなによりだ。

5月14日(水曜日)

●キョンキョン
KYON2と呼ばれたアイドル歌手、小泉今日子もすでに42歳。
多彩な恋愛遍歴も大いなる肩書きとなっているが、
先日、読売新聞の読書委員に名を連ねているのを知った。
SFの書評を書いていた。
読書委員は2005年からという筋金入り。
当然、かなりの読書家でもある。

スタ誕出身でその後映画、テレビドラマ、舞台と活躍の幅を広げている。
一時期はCM女王と異名をとっていたこともある。

歌っていた頃は顔の大きな元気のいい歌手くらいのイメージしかなかったが
齢を重ね芸域が広がるにつれていい雰囲気を醸し出してきた。

彼女はマルチタレントだったのだ。

彼女の後に続くのが篠原涼子ではないか、と思っている。
芸域を広げCMも頻繁に登場する。
本年5月、歳の離れた夫との間に子どもが誕生。
これでまた新しい魅力が付加されるだろう。
あとは、彼女の文章力が磨かれれば確実。

5月13日(火曜日)

今日も寒かった。コート着用でお勤め。
●天災頻発
ミャンマーをサイクロンが襲ったかと思ったら
中国四川省で大地震発生。
死者は増え続け12000人に迫り、1万9千人近くが生き埋め。
この数字はまだまだ増えるだろう。
8月にオリンピックを控えた中国には大打撃だろうが、
聖火は何事もなかったように国土をリレーされるという。

驚異的な経済成長で気を吐く中国は
オリンピックを成功させて先進国の仲間入りを果たしたいのだろう。
だが、発展を急ぐあまり「世界の石油を飲みつくす」と評されるように
なりふりかまわずエネルギーをかき集める姿。
食の安全を無視する、地球公害発生源という負のイメージがつきまとう。
さらにチベット問題が噴き出した。

地球社会の一員としてあまりに異端なので神が警告を与えたもうた…

中国大地震でミャンマー災害がかすんでしまった。
世界の関心が中国に向けられミャンマーの軍事政権は安堵かな。

5月12日(月曜日)

●寒っ
3月下旬の気温だったという。
車内の服装は
女性はコートを着たりマフラーを巻いて5月の低温に対応しているが
サラリーマンはほとんど薄物の背広で傍目にも寒そうだ。
終日気温は上がらず。
事務所は暖房にすれば暑いし、冷房では寒いので自然換気にしているが
上着を脱いだら風邪をぶりかえしそうなのであわてて着なおす。
ノートパソコンの発熱がありがたい。

5月11日(日曜日)

●原宿界隈
昨日、雨。
本日、なんとかもちそう。
進修館はコスプレの皆さんがすでに自分の世界に没入。
小型キャリーバッグで舞台に向かう大勢の娘さんたちとすれ違う。

昼過ぎ原宿到着。
駅周辺はものすごい人出。
神宮橋の上で洋物コスプレ。
カメラを向けてもなんの抵抗もない。


代々木公園入り口に中年ロックンローラー集団。
実演が終わったあとらしく、寄る年波には勝てず座り込んでいた。


目指すはイベント広場。
タイフェスティバル2008が開催されている。
タイ王国大使館が主催する恒例イベントで集客力には定評がある。
原宿側と代々木公園側、2つの入り口から人が押し寄せていた。
今回もすでに過大とも思える人口密度。
500円のワンコインで食べられる豊富なタイ料理の店が約70店。
人気店には長い行列。
歩道以外の空間はブルーシートを敷いて食事をする人たち大勢。
大きな野外ステージも満席。
とにかく巨大なお祭りが展開されていた。

人の熱気で疲れた。

会場を一歩出ると、新緑が美しく、人の姿もあまりない静寂な公園。
この落差。


表参道に足を伸ばす。
立派な欅が車道に張り出し
左右にはおしゃれな店が並び、いつ歩いても刺激的。
入り口の交番近くに、昔何度か飲みに行った和風の店があったが、
近代的な店に変わっていた。


新白岡駅前の欅も立派だったが、最近通ったら枝がばっさり切られ貧弱な通りになってしまった。

5月10日(土曜日)

●筆記用具
弘法筆を選ばずというが、小生弘法に非ず。
もともと上手くない字体が筆や紙質で変わる。
最近使うのはシャープペンシルかボールペンなので
気分が向くと買いに走る。
ボールペンは一段落したので今度はシャープ。

通常は0.5mmのHBを使っている。
以前、Bで筆圧を弱く走り書きをしていたのだが
自分の字でさえ解読ができなくなることがあった。
で、メモや聞き書きはボールペンに変え
手帳やノートにはHBを使うことにした。

で、シャープだが握りの太さで疲れが違うことに気づいた。
太いとしっかり握ろうとするのでついつい強くなってしまう。
鉛筆の太さくらいが丁度いいと判明。
で、STAEDTLERの滑り止めのついた黒いシャープを使っていたのだが、
芯は三菱UNIのHBなのになぜか0.5mmの書き味ではない。
字が太くなってしまう。
手帳に細かい書き込みをしようとすると塩梅が悪い。


不満がくすぶっていたところ、有楽町の無印良品で
細身のシャープを見つけた。
素材はアルミでデザインも秀逸。
握り具合も上々。
万年筆のようにキャップもついているのだが、
毎回外すのはかったるいので外してある。

※無印良品製

今のところ満足している。

昔からこんな具合なので、
引き出しにはお役御免の筆記用具がごろごろしている。

※全てアルミ製 上;ロットリング、中:Fifth Avenue 下:無印良品

5月9日(金曜日)

●不通
NOTEパソコンのインターネットが不通になった。
昨日は快調だったのに…
考えられるありとあらゆることを試みたが復旧しない。

小生いやしくもパソコン教室の先生。
解決できなかったら沽券にかかわる。
しかし行き詰まり、半日放置しておいた。

もしや、と思いTCP/IPのプロパティをデスクトップの設定と比較してみた。
案の定、DNSサーバー設定がいつの間にか解除されていた。
数値を入れたら無事開通。

仕事先ではNOTEで頻繁にメールのやりとりをしている。
今までLANケーブルを差し込めばインターネットにつながっていたので
何の疑問も持たないでいたが、
あちらとこちらではプロバイダが違うので不都合が出てきたということなのだろうか。

だが、苦労の甲斐はあった。

5月8日(木曜日)

お隣り事情
先行きが不透明なわが町に比べ、
合併ラブラブ状態なのが久喜市を中心とした1市3町だ。

昨日、首長、議員などによる初の合併協議会が開催された。
この会合で、今年度の予算(約4000万円)、事業計画、協議会運営規約、
今後のスケジュールなどが承認された。

住民意識調査が6月には実施される。
4市町20歳以上の住民から13500人
(久喜6千人、菖蒲2千人、栗橋2千5百人、鷲宮3千人)を抽出し郵送方式で行う。
ここで、まさかの結果にはならないとは思うが、
4年前は、そのまさかが宮代町で発生したことがある。

今後は来年2月新市基本計画の住民説明会
同5月合併協定を調印。
6月申請。
2010年3月までに新市誕生予定。

田中久喜市長は語った。
「合併は次世代への魅力ある町づくりのチャンス。さらなる発展に向け、取り組んでいきたい」

夢があっていいな。



昨年実施したわが町の合併意向アンケートでは
春日部市との合併を望む声が多かったにもかかわらず
足踏み状態が続いている。
住民投票を行えという声も聞こえる。

原因の1つが杉戸町と一緒に合併を進めなくてはならないことだ。
合併を掲げて当選した杉戸町長だが、その後の住民投票で春日部との合併が頓挫した。

宮代、杉戸両町に合併を望まない、あるいは2町合併を望む議員がいる。
これをはね返すだけの合併推議員数が足りない。

この期に及んでも春日部市の借金額の大きさを声高に叫び反対する議員もいる。
人口一人当たりの額で比較すればいいものを
数字の大きさだけを強調している。
これを信じる人がいるのも問題だ。

人口は減り続け停滞したままの町の起爆剤が合併だ。

何を逡巡するのかね。
何を恐れるのかね。
合併しても宮代が春日部市に埋没するわけではない。

新市が誕生したら宮代地域発展のために
新市議会で発言・行動できる実力派議員を
この地域から送り出すことが要求されるのだから
今から切磋琢磨しておいていただきたいな。

●野菜
強い日差しを受けて元気に成長している。
小さなキュウリが細いツルをクネに巻きつけ始めた。

ミニトマトのような緑の実がふくらみ始めた。
小さな苗だが脇芽はしっかり除去している。


5月7日(水曜日)

●サイクロン
2日〜3日にかけてミャンマー西部を襲ったサイクロンは
イラワジ川河口(今はエヤワディ川というらしい)、旧首都ヤンゴンを壊滅的にした。
当初、4,000人死亡、不明2,100人という数字だったが、
その後、死者2万、不明4万と膨大な数字となった。
強風と豪雨に高波が加わり大惨事となったという。

ベンガル湾で発生する台風をサイクロンというらしいが、
軍政府が発表を遅らせ大きな犠牲を招いた模様。

5月26・27日は東京・横浜で「メコン川音楽祭」が開催される。
ミャンマーから人気POP歌手「ダ・ジィン」さんが出演する。
お国ではモデルもやっている美人。

このアクシデントで見送りとならなければいいが。
チャリティ音楽祭だから、収益はメコン流域5カ国に贈られることになっているが、
急遽、ミャンマーに向けられることになるのかな。

●街路樹
昨日、銀座に出かけた。
GW最終日の銀座通りはホコテンだったが、思ったほど人出はなかった、
晴海通り、並木通りとマロニエゲートで街路樹の様子を観察。

※左:晴海通り 右:並木通り
晴海通りは背の高いけやき。
並木通りはヨーロッパでは一般的なリンデンという木だった。
名札には和名セイヨウシナノキとあったけど
リンデンとは菩提樹のことではないのかね。
プランタン脇の通りは、午後からビルの日陰になり夏も涼しいのだが
そこにマロニエが植えてある。
訪れたときはMIKIMOTOのアバンギャルドな建物と光と
街路樹がマッチングして、いい雰囲気だった。
そこを派手なチャリ族がすいすい、欧州のスポーツカーがすいすい。
やっぱ銀座だわ。

※マロニエゲート。 まだ宇都宮には及ばない

●再編成
ソフトウェア界の巨人マイクロソフトの
検索界のパイオニア、ヤフーの買収劇は失敗に終わった。
マイクロソフトの独走を阻止すべく
検索業界のモンスター、グーグルが競合相手のヤフーを支援するなど
動きも注目を浴びていたのだが…

消費者金融業界も動きが急のようだ。
昔、高利貸、少し昔、サラ金。
手元不如意のとき庶民の頼もしい味方だったのだが、
最近は消費への欲望が抑えきれず
返却の見込みも立たないまま借りまくり不幸な結果を招くこともある。
挙句の果てが自己破産で借金を正当化するなど虫がいい。

業界大手レイクがアコムへ身売りするという。
町の高利貸が旺盛な需要に支えられ巨大化。
今や米国ジェネラル・エレクトリック傘下とは知らなかった。
これによりアコムの残高は2兆円となり業界トップに躍り出る。

プロミスはグループ会社の三洋信販を子会社化し残高は1兆8千億という。

アコムは三菱UFGフィナンシャルグループの一員。
プロミスは三井住友フィナンシャルGの一員。
町の小売貸も由緒正しい銀行とかかわりをもっていた。
銀行から借り入れが至難の個人が消費者金融へ流れるが
銀行はそれを取り込んで全方位貸金体制を構築したというわけだ。

全国展開するBig金貸し以外にも、小規模な店は無数にある。
サラリーマン時代の月末にお世話になったことがある銀座ROIも健在だ。
裏通りにあるその店の前を通ると、
盛大に飲みまくっていた昭和40〜50年代のことを思い出してしまう。

5月6日(火曜日)

●快晴
新しい村のステージでは本日の天気にふさわしい
高校生くらいの女の子4人のユニットが
踊りながら軽快にアレンジした童謡を披露していた。
GWも最終日となってしまったが、
フィナーレにふさわしいイベントだった。

進修館では、大勢のコスプレーヤーがそれぞれの世界に浸っていた。

●異形
目を引く建物の広告が掲載された。
丹下健三設計事務所と清水建設のコラボによる50階の高層建築。
今年10月完成予定というから、新宿西口にその姿の概略を見ることができるのだろう。

施工主は東京モード学園。
キャッチは「大学でもない専門学校でもない新しい専門学校」。
「新しい専門学校」というジャンルはないから、要は専門学校なのだ。
「新しい」というのは、ファッション、医療、ITの3つの専門学校が
巨大なビルの中に収まっているということ。
経営母体は同一だ。

モード学園は全く同じコンセプトですでに名古屋で展開している。
こちらは視覚的に不安定な傾斜したビルだ。

新宿の建設中ビルは竹かごを垂直にしたようなかたちをしている。
名付けて「コクーンタワー」。つまり、蚕の繭をイメージしている。

北京オリンピックのメイン会場と同じような構造体だ。
こちらは水平で「鳥の巣」と呼ばれている。

ファッションデザインの東京モード学園は奇抜なCMで知られる。
ITのHALは名古屋で先行していたが、東京に進出していた。
医療系の「首都医校」というネーミングは流行を反映している。
「首都医専」のほうがなんとなく価値がありそうだが。



その昔、HAL名古屋の入学案内を作成したことがあった。
打ち合わせは新宿西口の東京モード学園で行ったが、
取材のため名古屋にも出かけた。
絵柄がなかなか決まらず大変な思いをしたよな〜〜。

5月5日(月曜日)

こどもの日
家庭菜園仕事に最適な曇天。
●マロニエ
わが家のマロニエがやっと開花。
もともと街路樹のマロニエは自治体には姿形のいいA級がゆき
グリーンセンターなどで販売される家庭用はB級と聞いたことがある。

そういう目で見ると幹は曲がり下のほうから枝が出てすっきりしていない。
剪定しながら形を整えてゆくのだろうか。
枝を切ればそこがコブになり姿が悪くなる。
とはいえ、花は一緒。

縁があってわが家の庭に植えられたマロニエだから、
夏は木陰をつくる立派な木に育てよう。
だが、あまり伸ばしすぎると金木犀のようにばっさり切られる羽目になるから
そこそこの高さで満足することに…

●野菜
トマトに花がつき、小さな実をつけはじめている。
支柱をあてていたきゅうりにクネを作った。
今年は正しい剪定で徒長させないようにする予定。
周囲の雑草を徹底的に刈り込む。
野菜畑でなくベジタブル・ガーデンのように。


5月4日(日曜日)
●伐採
越してきてすぐ、家の北西側に風除けとして2本の金木犀を植えた。
14年経過し、屋根を越すほどの大木に育ち
秋には馥郁とした香りをふりまいている。

枝を張りすぎて薄暗い。
落葉の量が尋常でない。
隣家に迷惑。
で、本日、伐採することになった。
伸びすぎた木の悲劇。
小さく育てておけばよかったと後悔する。

作業は簡単。
脚立に乗りチェーンソーでばりばり。
枝をはらい幹は胴切りに。
あまり立派な木だったので悲鳴が聞こえてきそうだった。

2本の木が地上から1.5mほどを残してあっという間にすっきりしてしまった。
そして明るくなった。
が、痛々しい…

大変なのは後始末。
枝をさらに細かく裁断し小分けにして紐でゆわく。
まるで榊の出荷のようではないの。
出荷なら金が入るが、こっちはゴミ出しの準備だもんね。

5月3日(土曜日)

憲法記念日
●無情の雨
GW前の予報では晴れが続くということだったが、急遽修正された。
新しい予報通り午前中は曇り時々小雨。
花水木が一斉に散り始めた。
この雨で花びらが土や踏み石に貼りついてしまい掃除が面倒になる。

水田には早くも苗が植えられた。
隣の田は耕運機が沈み込み身動きがとれなくなっている。


GW真っ盛り。
高速の渋滞情報も頻繁に聞こえてくる。
どこへ行っても混雑するばかり。
行楽地はGW価格、サービスは低下。そのうえ行列。

毎日を比較的自由にコントロールできる身としては
列島混雑が一段落してから出かけることもできるしね。
そんなわけで、家人の手伝いで庭仕事をしております。

このところ忙しくてクロスバイクに乗っていない。
タイヤの空気も抜けている。
足慣らしでGW中に関宿城を見に行きたいとは思っております。

5月2日(金曜日)

●薫風
風が爽やか、快い。

わが町の自慢の農業施設「新しい村」。
野菜直売所「結」の芝生広場に大きな鯉のぼりが泳いでいる。
周囲の稲田には水が入った。
間もなく田植えが始まる。
最近はすべて機械化されているから農家のご苦労も削減されている。
とはいえ、秋の収穫までは薬剤散布、雑草取り、テグス張りなど
おいしい米づくりの労力には頭が下がる。

田に水が入ると、かえるが一斉に歌いだす。
騒音の消える夜間、窓を開けると一層賑やかだ。
これもまた初夏の風物。

5月1日(木曜日)

八十八夜。播種に最適。
●街路樹
若葉が美しい頃となった。
都内も緑豊かな地域が結構存在するが、
ビル街、オフィス街は街路樹がそれぞれ個性を競い合っている。

先日車窓から有楽町から東京駅にかけての線路脇に注目した。
で、久々に歩いてみた。

昭和40年頃はサラリーマン。
有楽町駅の東京駅寄りの改札を出ると交通会館はまだなく、
戦後のバラック飲み屋がひしめいていた。
今、ビックカメラのある場所は東京都交通局。
そこを右方向へ行くと銀座1丁目に出る。
本日は左に曲がりガードをくぐり右に折れる。
手入れのいいマロニエ通りだ。
東京国際フォーラムの建物が壁のように立ちはだかり
無機質な分、マロニエが引き立っている。

最近プランタン脇がマロニエゲートを名乗り人の流れも豊かだが
東京駅に向かう道は人影も少ない。
昔、赤提灯だった線路下は小じゃれた店が並び
なかなかいい雰囲気に変わっていた。
木のかたちもよく、葉が生い茂り、もう花をつけていた。

まだ日の高い夕方、マロニエの花を見ながら一杯やるのも悪くない。

さらに歩くと東京駅が見えてくる。
昭和石油の仕事で本社のある新東京ビルにはよく顔を出していた。
主婦がトイレットペーパー買いに走ったあの、オイルショックの頃だ。
通りの向かいは都内観光で有名な「はとバス」乗り場。
当時、貧弱な街路樹があったように記憶している。
それが育ったのか植え替えたのか、背の高い樹が行儀よく並んでいた。
つくば学園都市で見たのと同じようなドウダンカエデだった。
幹は太く堂々としている。
ここも手入れが行き届いていた。
秋には黄金色の美しい通りになるだろう。

都会の人工的な美しさには未来を感じる。
田舎の昔ながらの自然は過去を感じる。
理想はニューヨークのセントラルパークかな。
(テレビ、雑誌やGoogleEarthでしか見たことがないけどね)

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