田舎三昧の生活と意見

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2008年3月
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●吉太郎童謡集

■Contents■
01アンバランス
  春の音
02周防監督
  深夜放送
03入札
  指定管理者制度
04地域振興
05新しき村
  情報発信
06春寸前
07競争
  高騰
08支援策
09深夜便の歌
10礼賛
  醜態
  わからん
  展開
11濃霧
12発展
  意欲
13座り悪い
  やはり
  偉人
  ラ探訪
14冤罪
15土筆
16野焼き
17深夜便の歌
  商い
  電話
  学生服
18活気
  傾向と対策
19墓参
20オープン
  ネーミング
21結婚
22柳
  桜
23船出
  ボールペン
  かわせみ
24トンボ
  ハイブリッド
25有頂天
  川崎
26桜
  殺人
  深夜放送
  前進
  覚悟
27safari
28違い
29桜
30お勉強
  桜
  蕎麦
31雨上がる


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Ginza
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ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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3月31日(月曜日)
●雨上がる
朝から降っていた雨は予報どおり夕方には止んで日が射してきた。
しかし、季節風が吹きはじめ気温は上昇しない。
明日から光輝き花香る4月。
とはいえ、窓を開けたら「陽春」がこんにちは、ということではないから、
花冷えで風邪をひかぬよう注意をせねば。

※庭のパンジー、クリスマスローズも、まだ雨の雫が残っていた。

3月30日(日曜日)

●お勉強
フライヤーやポスターなどを作成しているのだが、
こっちはWindowsで作り、印刷はMacで受けている。
印刷屋さんから、渡すデータはイラストレータVer9で
画像はepsのリンク指定にして欲しい、と言われた。

これまでCanvasを使っていた。
マイナーなとドローソフトだが、1枚物もページレイアウトも簡単にできる。
それをpdfデータにして渡していたのだが、
印刷側のデザイナーから、先ほどのような注文が出た。
イラレは多少使っていたが、それほど詳しいわけではない。

本日午後から天候が崩れたこともあり
イラレ・レッスンにいそしむことにした。
参考書を脇に置き
不定形のトンボ作成、文字の変形、抜き文字作成…
Canvasでは不可能なことが、いとも簡単にできてしまう。
多くのプロたちに支持されているのもわかる。
各種動作もきびきびしている。
基本は単ページものを得意とするソフトだから
ページ物のデザイン、レイアウトは結構煩雑。

レイアウトソフトはAdobeからInDsignが発売されているが、
そこまでプロの世界にのめりこむこともないしね。

●桜
午前中は晴れていたが、予報どおり午後から雲が厚くなり夕方から小雨になった。
動物公園入口付近で開催されている「桜市」も、昨日は晴れて今年はなんとか賑わった。
が、出店数は思ったほどではない。
夏祭りのような一般屋台が制限され、地元の出店に限られているからなのかね。
手づくりもいいが華やかさに欠けた印象。
桜はほぼ満開。
花の下で家族連れがほほえましい宴会。

一方、レジーナ側の桜は8分咲き。
時おり散歩の人たちが愛でている。
柳と桜の対比が美しい。

●蕎麦
動物公園駅東口に立食い蕎麦屋が開店した。
もう半年以上前になると思うのだが
いつも通り過ぎるだけだった。
昨日、ふらりと立ち寄った。
狭いカウンターで、立食いではなく椅子が用意されていた。
カウンターが高すぎたので、
後から付け足したような足置きがある。
しかし座りにくい。
初めから立食いにしたほうがよかったかもしれない。
2階もあった。
厨房は下だから上で待つ人は、商品エレベータで運ばれたものを
セルフで受けるのだろうか。

では、肝心の蕎麦は…
天蕎麦大盛りを自動発券機で購入する。
掛蕎麦大盛りと、かき揚げの2品というように。
天麩羅は別添えで、油切りの金網に乗っている。
気遣いが感じられる。
蕎麦受け渡し口には、揚げ玉が用意され好きなだけ使える。
盛り蕎麦を頼んで、たぬき蕎麦に変身させることもできる。

私好みの、やや浅黒い細めの蕎麦。
王さんの娘と付き合っているわけでもないので
音をずるずる立てながら口に含む。
いい味である。
しかし、少しゆで過ぎた。
ぬめりも残っていたのが残念。
汁は、辛め。
もう少し味りんを聞かせてくれれば申し分ない。

残念な点が幾つかあったが、蕎麦はよさそうなので
今度は「ざる」を注文してみよう。

3月29日(土曜日)

●桜
レジーナ脇の桜が7分咲き。
ここを通るのは地元の人がほとんどでいつも閑散としている。
散歩中の老夫婦が見上げる姿はほのぼの感あふれている。

動物公園の向こう側では「桜市」が開催されている。
明日は天気が悪いらしいから、本日の人手はかなりなものだろう。

人混みで見るか、独占状態で観桜するか…

3月28日(金曜日)

●違い
Exploerは通常MSゴシックに設定されており文字が痩せている。
字間、行間ともに狭いと必然的に画面に顔を近づけ目を凝らして読むことになる。
そんな姿勢を続けていると途端に目が疲れる。

表示文字を変えてみたが解決しなかった。
昨日ダウンロードしたApple純正Safariは、文字が太ゴシック。
しかもやや大きめのフォントサイズが標準設定になっている。
これが実に見やすい。
普段、作業するときと同じくらいの距離をとっていてもラクに読める。
表示速度は機敏だ。

※左がSafari、右がExplorer

今のところ試験的に使っているのだが、
幾日もしないうち、常用になるかもしれない。

3月27日(木曜日)

●Safari
WindowsのブラウザといえばExplorer。
AppleでWebにアクセスするときはsafari。
OSが9.XXの頃までExplorerがMacにも提供されていたが開発中止となった。
その後Appleが開発したsafariが登場し、純正ブラウザとなった。

表計算ソフトはMultiplanという名でMS-DOS上を動いていた。
ExcelはもともとMac用に開発された。
DOSグループが黒い画面に白抜きの文字のソフトを使っているとき、
Macは白い画面に黒い文字と罫線。
おしゃれでしたね。
そのうちDOSがWindowsに進化。
開発元のMicrosoftはOS以外にMS-Officeという統合環境の提供でソフトウェアの世界制覇を目指す。
今となっては億万長者になったビルゲイツと首脳陣のしたたかな世界戦略で、
Excelの対抗馬Lotus123、Wordの好敵手WordPerfectは蹴散らされてしまった。
国産ソフト・一太郎は健闘しているが、昔の勢いはない。

ビル・ゲイツはOSとビジネス統合環境で独走するMicrosoftの最高責任者を辞し
自分が設立した財団で慈善事業に注力するという。
アメリカン・ドリームを成し遂げた人たちの典型的な生き方を彼も選択した。

一方、常に対比されてきたAppleのスティーブ・ジョブズは、
波乱万丈のビジネスライフを送っている。
自らが創業したAppleを、自分がスカウトした元ペプシコのTOP、スカリーに追い出され、
ワークステーション企業「Next社」を設立。
日本にもデモンストレーションにやってきたが、
斬新なマシンは母国でも日本でも普及しなかった。
いつの間にかNextは消滅したが、彼は画像の世界で成功する。
やがて、Appleに返り咲く。
そしてiPodの大成功を収める。
MacにはiPodとの親和性のよいiTunesが搭載された。
iPodの普及はMacの売上増を招く。
iTuneはWindowsにも移植された。
MacはiMacとなり、先進的なスタイルで販売も好調だという。

Windowsに対抗する孤高のマシンとして
デザイン、音楽などクリエイティブ業界に圧倒的な人気のあったマシンも
今では、その「かっこよさ」とiPod人気に支えられ
一般ユーザーも増えてきた。
放送局はポッドキャスティングという手法により、
番組を持ち歩けるようにした。
これにより新しい文化が生まれた。

コンピュータと周辺機器をこよなく愛する
スティーブは、MacExpoには必ず本人が壇上でデモをする。
Nextを売り込みにきたときはタキシード姿で
鍵盤楽器を弾くようにNextを操作した。
まだ長髪がふさふさした青年だった。

最近の彼は髪は薄くなり短くしている。
そしてGパン姿で登壇する。
月日は流れたが、彼は今も夢見る青年なのだ。
好ましい人生ですね。



前置きがすご〜〜〜く長くなったけど
スティーブのAppleからsafariのWindowsバージョンが提供された。
早速ダウンロード。
Explorerに比べそっけない画面だが、
反応がきびきびしている。
タブブラウザでもある。
文字の雰囲気もExploreと異なる。

※WinマシンでAppleサイトをsafariで表示させた。
 下の右端の写真のバックはわが母校ね。

ブラウザの老舗、NetScapeもいよいよ開発が終わるらしい。
Opera、LunaScapeなど競合ブラウザもあるが、
Windowsに殴り込みをかけたsafari。
iTunseと同じようにWindowsユーザーに受け入れられるのだろうか。
画面デザインが素っ気ないが、スピーディな反応を好む方なら
迷わずインストールですね。

3月26日(水曜日)

●桜
レジーナ脇の桜がやっと咲いた。
今度の日曜日はこの町も薄いピンクに染まるだろう。


●殺人
JR常磐線荒川沖と岡山市で理由なき殺人発生。
犯人は20代と10代。
茨城県は刃物で多数を切りつけ1人死亡。
岡山はホームから公務員を突き落とし、被害者は数時間後に死亡。

犯行現場はどちらも駅。
不特定多数の人々が通過する場所で突然凶行に及ぶ。
防ぎようのない事件だ。
被害に遭った人たちは不運だったなどと言ってはいられない。
駅に集まる人たちはいつ巻き込まれるか予測がつかない。

駅のコンコースを歩くときは周囲、後部に神経を巡らせ
ホームでは先頭で待たない。
電車に乗れば痴漢冤罪に気を配る。
仕事の前に疲れてしまうね。

●深夜放送
TBS25時「爆笑問題深夜のカウボーイ」
床の中で睡眠に至るまでのわずかな時間、と思っていたら
ばかばかしいけど面白いので聴いてしまった。
最近、爆笑問題は民放だけでなくNHKにも登場する。
「出まくり」である。
大田の談志を気取ったような物言いが鼻についていたのだが、
ラジオではリスナーからの投書を読み上げ、歌うことに徹している。
聴取圏外からの投書で、最近はPodキャスティングで
番組をダウンロードして聴いている、ということがわかった。
ローカル局でこのようなデータを提供していれば
思いもよらないニュースが得られるといいうことだ。

金曜2530からのラジオ日本「あなたと夜と音楽と」が
Podキャスト化されていれば、
雑音のない秋元順子の声と歌が聴けるのだが…

「爆笑問題深夜のカウボーイ」は深夜3時まで。
結局聴いてしまった。
眠るはすが目がさえてしまった。
さらに、NHKにチューニング。
3時からは日本の歌謡曲帯だ。
まずいことに「昭和25年の歌」だった。
この年は挑戦動乱が勃発している。
敗戦後5年経過した日本だが、多くの名曲が誕生していた。
次から次へ懐かしい歌が流れてくる。
もう、眠るどころではない。
昔の歌は詞がいいし、詞の中の女性が女性らしかった。
「水色のワルツ」「赤い靴のタンゴ」「白い船のいる港」「火の鳥」「東京キッド」…
女性歌手が何歳の頃歌っていたのかわからんが、
東京キッドの美空ひばりを除いて成熟した雰囲気を醸し出している。
中でも、「赤い靴の…」の奈良光枝は当時の美人歌手として名をはせた。
声から色気を発散させている。
当時、青春時代だった男たちはメロメロだったのではないかな。

「火の鳥」。
手塚治虫の名作と同じタイトルだが、これはデュエット曲で、初めて聞いた。
静かな曲なのだが秘めた男と女の想いが伝わってくる。
技巧を凝らした発声もなかなかである。
こういう曲はいつ再放送されるかわからんが、深夜3時のエアチェックが必要かな〜。

だがね、テープレコーダーは故障して全て廃棄してしまった。
従って、昔エアチェックした曲はすべて宝の持ち腐れなのだ。

結局眠りについたのは5時過ぎだと思われる。

NHKアナの穴ぶりが相変わらず嘆かわしい。
「細かな実験結果」というべき発音を「駒かな実験結果」と発音していたよ。

●前進
昨日、久喜、菖蒲、鷲宮、栗橋1市3町の4首長と議長が埼玉県上田知事を訪問。
県市町村合併推進構想に4市町の組み合わせを加えるよう求めた。
知事「人的支援など県として最大限考慮したい」

これが認められると「合併協議会へ県職員の派遣、運営費助成」などを受けられる。
お隣の地域は合併に向けさらに加速した。

田中久喜市長「ほかの地域に影響があると思うので、何としてでも完成させたい」

「ほかの地域」とは宮代町、杉戸町に向けたメッセージでもある。

宮代住人の「賽は投げられた」のである。
議員諸氏は住民の意思を受け、
行動することが責務と思うのだが…

●覚悟
現町長の義理堅い行動がとんだ話題を提供した福島県矢祭町だが、
前町長の「合併しない宣言」により、生き残りを賭けて
取り組んだ改革の内容は徹底している。
これでもか、と役場職員に汗をかかせている。

☆職員・人件費と削減
 新規採用停止(2003年以降)、嘱託職員削減、「収入役」廃止。
 議会定数削減(18人→10人、2002年9月)
 町重要職・議員報酬削減(職員の人数は減らしたが、給与削減は行わず)
☆職員削減に伴う、職員の職務兼務・組織変更
 七課体制を五課体制に。
 庁舎の清掃も、町長・助役・教育長も行う。トイレ清掃も管理職が行っている日もある。
☆開庁時間
 役場窓口業務にフレックスタイム導入
 年中無休の役場
 窓口平日は7時半〜18時半まで
☆出張役場制度の創設
 役場職員の自宅を出張役場として利用。町民は職員自宅で各種届出・納付可能に。
☆保育所・幼稚園の一元化
 保育時間は平日7時25分から18時45分まで。土曜日は7時45分から12時45分まで
☆町税等の公共料金の支払いをスタンプ券で支払い可能に
 地元商店会が発行する、スタンプ券(買い物の際に2万7000円で500円分)で、介護保険料含む各種公  共料金を支払うことが可能になった。
☆役場職員消防隊の結成
 役場職員が消防員として、消火活動にあたっている。
☆税金滞納対策
 職員自ら回収にあたる。夜は超過勤務手当のかからない課長クラスが担当。
☆住民基本台帳ネットワークシステムに非接続
 2002年7月 全国で最初に離脱を宣言。個人情報保護の観点と、利用者が年10人足らずだったことから。
☆町議会が議員報酬を月額制から日当制に変更
 月額20万8000円を廃止し、議会に1回出席するごとに日当制の3万円とし、ボーナスに当たる期末手当 も廃止。  2008年3月31日以降の議会から導入。試算では議会の人件費が3分の1以下になる。この日当 制は全国で初め てのこと。
☆その他
2006年には図書館(矢祭もったいない図書館)設立のため、蔵書の寄贈を一般に募り、約1年で全国から約43万5000冊の寄贈を受けた(収納容量に到達したため図書の募集は終了した)。建屋は古い武道館を改修した。
削減するだけでなく、住民サービスは格段に向上している。介護保険料は福島県一安い。、
◎大規模で破格的な条件で企業・住宅誘致を行うことで町税の増収を図っている。



わが宮代町はどうか。

新議員の中には、合併を否定する方がいる。
厳しい財政で宮代町を単独で運営しようと思うなら、矢祭町のような覚悟が必要だ。
しかし、当町の職員が「矢祭的激務」を簡単に受け入れるかどうか。

・「休まず・後れず・働かず」とは言わないが、1人でできることを複数でやってはいないか。
・指定管理者制度を導入しているが、原価計算をしたら職員のほうが安い、ということはないか。
・指定管理者制度で役場に戻った職員の受け入れに無駄はないか。
・3セク施設に必要以上の優遇措置はないか。

議員諸氏は、素人目にも「?」と思える内容を精査する必要があるのではないか。
口当たりのいい言葉で善良な町民を惑わさないでいただきたい。
人気取りと自己保身では、と勘ぐってしまう。

「単独」は早晩破綻する、と言えば
「合併すれば、ばら色になるのか」と反論される。

わずか3割という宮代の市街化地域の住民は負担が重くなることもある。
だが、都市計画税は合併しなくても導入される。
合併の条件に「負担は軽く・手当は厚く」という考えがある。
従って、良くなる側面もあれば、悪くなる側面もあるのは仕方がない。
旧1市3町合併の際、配布された資料に、このあたりのことは記載されている。



宮代町と矢祭町が違うのは、
宮代が東京35K圏に位置するということだ。
東京駅を基点にすると、大船とほぼ同距離になる。
周囲を山に囲まれた地方小都市ではない。
矢祭町は合併により山間僻地は切り捨てられる、という危機感がある。
宮代町は東京のベッドタウンとして発展する可能性を秘めている。
ところが、1町ではこの計画は遅々として進まない。
人口のパイを大きくして大春日部市の副都心として駅を中心に
再開発を行い、活性化を図ることが肝心なのだ。

自然が破壊されることを心配する方が大勢いるが、これは杞憂だろう。
春日部市にも内牧地区のようなすばらしい自然が残っている。
自然破壊を心配するより、庁舎前のミニ住宅開発や、
唐突なスキップ広場整備、
さらに、現在行われている旧庁舎跡地の公園化などを憂うるべきだろう。

目先のちぐはぐな整備に虎の子を注ぎ込み、
将来に向けた視点が欠けている。

安心安全なまちづくりも大切だが、
議員諸氏には足元だけでなく、
将来を視野に入れた外交センスも身につけていただきたい。

3月25日(火曜日)

●有頂天
福島県矢祭町といえば「合併しない町」として全国に名を知られている。
当然、財政は厳しいわけで、それを逆手に取り
図書の寄贈を仰ぎ図書館を作ってしまったり、
議員報酬を働いた分だけ支払うという画期的なスタイルを導入するなど
話題には事欠かない。

ここにきて、また提供してくれた。
先般、町会議員選挙が終わったばかりだが、
ぬわんと、町長が当選議員の何人かに「祝い金」を渡していたというのだ。
金銭授受は公選法に抵触する。
当然、そんな基礎の基礎はご存知のはずの町長が、なんでまた。

以前、町長も当選したとき祝い金をもらっていた。
だから、義理は「返す」のが当然と思った、のだそうだ。
旧悪を自ら告白してしまった。
語るに落ちる。
革新的なことをやってるワリには旧弊が脈々としている。
のどかな町の、とんでも騒動だった。

●川崎

京急で多摩川を渡るとJR側に高層ビル群が林立しているのが目に入る。
昔は京浜工業地帯の中心地として、雑然とした街だった。
区画整理された町並みと第一京浜へ続く広い道。
美しい街路樹のあるプロムナード。
JR川崎と京浜川崎にはさまれた地帯の変貌ぶりには目を見張る。
川崎BE、川崎アゼリア、さいか屋、丸井、ヨドバシカメラ、川崎ルフロン、
岡田屋モアーズ、川崎DICE、ラ チッタデッラ、ミューザ川崎、LAZONA川崎…
変われば変わるもんだ。
いや、変えようと思えばここまでできる、という見本ですね。

川崎市は横浜市と並ぶ政令指定都市。
いつもは通り過ぎるだけだが、
気候が良くなったら探訪する価値はある。

3月24日(月曜日)

●トンボ
本日朝刊にトンボ鉛筆全ページ広告が掲載された。
ん?トンボの広告は最近見たような…
社会人、学生が新しくなる時期にシリーズで展開しているのだろうか。
前回は3月17日だった。
巨大な赤トンボがアイキャッチャーで、
「トンボは、人間のことを知りたいと思った」
今朝は、ビル建設現場で何かを書き込む現場監督。
「人間が失敗をゆるされない時、ボールペンも失敗をゆるされない」

前回は企業広告。
今回は企業広告の顔つきをしているが、「エアプレス」という
加圧ボールペンの商品広告だ。

鉛筆では三菱、トンボ、コーリンが有名だったが、
コーリンは平成9年に倒産していた。
パイロット、ペンテルはシャープ、ボールペンでしのぎをけずる。

鉛筆、シャープ、ボールペンが代表的な筆記用具。
こうしてみると、100円前後の商品で各社が入り乱れている。
トンボ鉛筆が総合文具メーカーでシェアアップを狙い広告展開をしているのだろう。
Webサイトで、最新商品群を調べたが、斬新なデザインの筆記用具を発売している。

だが、こういうおしゃれな商品は簡単に入手できない。
伊東屋に出かけないと見ることもできないのかな。

倒産したコーリンだが、
顔のついたピラミッドのような商標がユニークだった。
確か、小学生の頃、使っていたような気がする。
世の中にはコレクターが多いらしく
昔懐かしい鉛筆を公開しているサイトが結構見つかる。


●ハイブリッド
ハイブリッド・カーつ〜のは以前から知っていたが、
ボールペンまで浸透しているとは知らなんだ。
インクをハイブリッド化するメリットとは?
パイロット万年筆からゲルインキつ〜のが出ているがこれとはどう違うんだろう。
これまで、ボールペンは書ければいいという軽い気持ちで商品選びをしていた。
あるいは、ノベルティを使っていた。

気になったのでWebで調べてみたら、
結構こだわりを持っている人が多い。

ジョイフル本田2の文具コーナーを訪れる。
各社から様々な種類が発売されているが、
水性、ハイブリッドが幅をきかせている。
油性ボールペンの所在を尋ねたが扱いはごく少ない。
ジョイフル本田のほうにあるのではないか、ということだった。
ジョイフル本田2のほうは、伊東屋のように、ちょいおしゃれな商品。
実用的な商品は本家ジョイフル本田、というわけね。

ありましたね。ZEBRAの油性ボールペン。
これが結構書きやすい。
ラバー軸なのでソフトな握り心地。
軸は細身。
これですよ。探していたのは。
とりあえず2本購入。

こうなると、Bicボールペンも欲しくなる。
黄色い軸に黒いキャップ。太字。
昔、取材用に使っていた。
最近、細字も出ているし、軸も黄色だけではないらしい。

この近所でBicは発見できなかった。
都内、横浜に出た折、店を回ってみよう。

パイロットからも使いよさそうな油性ボールペンが出ているようだ。
「クルール」手帳用0.5mm。

ついでに、これも捜索対象。
どれも安いものだが、何か目的があると外出も面白くなる。

ところで、ペンテルの「ハイブリッド」は、コピー用紙への書き味はよろしくない。
文字がかすれる。
やや上質なノートなら滑りがいいのかもしれない。

3月23日(日曜日

●船出
昨日、久喜、鷲宮、栗橋、菖蒲の1市3町の首長が久喜市役所で
第4回合併推進会議を開催。
来月1日、法定合併協議会設置の協議書を締結した。
25日に県へ報告、支援を要請するという。
実現すれば、4年前の平成大合併以降、県内では最大の合併となる。
幸手市はこの「護送船団」への参加を表明したが、1市3町は拒否。
合併して新市誕生以後、検討するという。
結局、前回の合併で「市」の驕りからか、混乱させたためそのしっぺい返しを喰らった。
何年後になるかわからんが、それでも幸手市が参加したい、ということであれば
「吸収」という屈辱的な選択となるんだろう。

4年前、宮代町は、旧1市3町合併に反対。
近隣の結束を破った張本人である。
今回も同じような「におい」がする。
周囲と共同歩調を取れない(取らない)原因はどこにあるのだろう。

前回は、久喜市との合併を望むグループの反対行動が原因だったが、
今回は、すでに久喜市は別のグループと未来に向けて船出してしまった。
が、相変わらず久喜市と一緒になりたいと思っている方々が結構いるようだ。
この町が相変わらず混迷を引きずるようであれば、
幸手市と同じ運命をたどることになるだろう。

今となっては無理な久喜市を望む背景に、
この町には「金がある」と思い込んでいる人たちが少なからず存在するということだ。
財政調整基金、つまり町の貯蓄が周辺自治体に比べ多少ゆとりがあるため、
合併せずともなんとか単独で町の運営はできるだろう、と甘い判断がある。
しかし、毎年不足分をここから取り崩しているので、
あと4〜5年後には底をつくことを彼らは知らない。
いや、知っていても目をそむけている。

合併アンケートでは春日部市を含む枠組みを選らんだ方が一番多かった。
しかし、借金の多い春日部市と何を好んで一緒になるのか、と思う人が相変わらず存在。
とりあえず、杉戸町と合併し、財政基盤を整えてから
(春日部市との合併を)考えればいい、というのだ。
しかし、歳入は減り続けるため、2町程度の合併では焼け石に水だろう。

2町が合併すると人口7万超の新市が誕生するのだが、
同じ程度の人口規模の久喜市でさえ将来に不安を抱きさらなる広域合併を考えているのだ。

小さくまとまればいい、という裏には自信のなさが見え隠れする。
大きなところと一緒になれば、小さな自治体はワリを喰う、と考えるのだろう。
素朴なアイヌが抜け目のない和人に蹂躙されたように。
独自の文化をもつチベット族が中華思想の前に消滅の憂き目を見るように。
少数民族の悲哀を自分たちにあてはめているのかも知れない。

しかし、それはちょっと違う。
温室育ちが世間の風に当たるのを恐れているだけなのだ。

隣の船は岸を離れた。
バスだっていつまでも待ってはくれない。
旧1市3町の枠組みをぶち壊したのは宮代町なのだ。
いつまでも我を張っているとだれも相手にしなくなる。
いや、見放される。

●ボールペン
昔から筆圧は強かった。
現在、HB0.5mmのシャープを常用しているが、
走り書きすると芯を折ってしまう。
で、状況に応じてボールペンにしようと思い、近くのスーパーで購入した。
ペンテルのハイブリッド。
何がハイブリッドかというと、インクが2種類の材質からできているらしい。
インクの色が艶のある黒で書いた当初は光っている。
速乾らしく、墨のような黒色に定着する。
昔から使っていたものと書き味がかなり違う。
どうもなじまない。
夕方、コンビニで見たものもペンテル。
近くのドラッグストアではパイロットを扱っていたが、やはりハイブリッド。
別のスーパーでは、ペンテルと三菱があった。
三菱は昔ながらのインクを使っているようだ。
とりあえず2本購入した。
書き味は思ったとおり、昔ながらのインクのほうがいい。

ペンテルはキャップだが三菱はノック式。
ペンテルの軸は太い、三菱は細い。

姿はペンテル、インクは三菱であればなおよし。
出かけた折に、ゼブラとBicを探さねば。

●カワセミ
東武動物公園に新しいジェットコースターがお目見え。
その名を「かわせみ」という。
池に向かって急降下する様子がカワセミの飛び方に似ているところからネーミング。

※手前がカワセミ、奥にレジーナが見える
  桜の蕾はまだ固い。

テレビコマーシャルを偶然見た。
湖につかりながら歌う合唱団。指揮者も腰まで水に…
なぜか、それがカワセミのCMだった。

新しいカワセミは昼間見ると蛍光イエロー。
夜はライトアップされ緑色に変わる。
わが家の目の前は、木製ジェットコースター「レジーナ」だが、
カワセミは反対側にあるので、こちら側からは頭しか見えない。

昨日、桜の開花状況を向こう側に観測行った折、カワセミを正面から見た。
アップダウンが激しい乗り物だ。
乗車時間はレジーナよりかなり短い。
急降下でぎゃ〜〜っと声を出しているいるうち終点に到達しそうだ。

とはいえ、1度は乗ってみる価値はありそう。

本物のカワセミは、今年瞥見しただけで本格的に遭遇していない。

3月22日(土曜日)

●柳
柳青める日〜
とくれば、〜つばめが銀座に飛ぶ日、と続くのだが…

東武動物公園釣堀の境界線に大きな木が何本も植えてある。
ついこの前まで裸だった細い枝がいつの間にか
うっすらと緑の衣をまとい始めた。

気がつけば、取り残した冬のシンボル、ユズの実が落ち始め
ご近所の梅も散り始め
わが家のモッコウバラも葉が出始め、
マロニエの蕾も大きく膨らんでいた。
春は駆け足でやってくる。

●桜
靖国神社の桜・観測木で5〜6輪が開いて東京は本日桜の開花を宣言した。
平年より6日遅く、昨年より2日遅いという。
それでは、とわが町の桜を見てまわった。
と言っても、東武動物公園のほんのさわりの部分だが。


個人的な観測木はまだまだ蕾。
人間で言えば幼稚園児というところか。
昨今の子供は発育がいいから、小学生も3年頃になると
蕾が少しふくらみ始めるようだ。
6年ともなれば、7分咲きというところか…

動物公園の桜と言っても姫宮落し側とわが家側では大いに違う。
わが家の方は胎児のような按配だった。

この町の桜は、あまり知られていないが、かなりの本数がある。
「桜市」というイベントが開催されるが、それだけ。

幸手市の権現堂は全国区になってしまい、
広範な地域から観桜客が訪れる。
そうなれば、駐車場の新設、環境整備を行わなくてはならない。

わが町は、それに耐えうるだけの予算を確保できそうもないから、
観光資源としてほとんど手付かず。
だから住民はあちら、こちらのお花見スポットを心ゆくまで観賞できる。
めでたしめでたし。

3月21日(金曜日)

●結婚
近頃「できちゃった婚」が流行っているようだ。
タレントの誰と誰ができちゃった婚、などとマスコミに騒ぎたてられている。
どいつがどいつとくっついても関係ないけどさ。
結婚という儀式まで待てず手をつけた結果、避妊に失敗。
腹ポンになっただけのことだ。
挙句の果て、でかい腹をウエディングドレスでまとい式を挙げるという
恥知らずがいるから恐ろしい。
ドレスの白は「純真無垢」の象徴なのにね。
「処女」「純潔」は死語に等しい。
せめて「清純」くらいは概念として残っていてほしい、と年配者は念じるのだがね。

世の中変わった「ご飯にマヨネーズ」



市町村合併は「結婚」にたとえられる。
恋愛でも見合いでも「相思相愛」が望ましい。
しかし、思惑が渦巻きなかなか円滑にすすまない。
既成事実を作り「できちゃった婚」つ〜のはないのかね。

合併は、自治体単独では近い将来経営が立ち行かなくなる。
赤字転落する前に、近隣自治体が一緒になり
「財布」をひとつにして足腰を強化し
難問題に立ち向かおう、ということなのだ。

現在、久喜市は菖蒲町、鷲宮町、栗橋町の1市3町合併に向けて
合併協議会を立ち上げようとしている。
各市町は合併意向アンケート結果を重視し、それに従っている。
住民投票は行っていない。
住民も議会も意思統一が図られていたのだろう。

宮代町は
単独、2町合併、1市2町合併という選択肢がある。
しかし昨年実施した合併意向アンケートでは
「春日部を含む枠組み」を選んだ方が
久喜市、杉戸町を選んだ人より多かった。

これで宮代町の方向性は決まったのだが、
ある人は、春日部合併賛成票がせめて50%を超せば、と言う。
また、ある人は住民投票を行うべきだ、という。
ある人は春日部市の財政状況を危惧する。

台所が火の車だから嫁ぎ先としてふさわしくない、というのだろうが
相手の可能性に賭け、ともに汗を流すことも必要。
このご時勢、玉の輿など望むべきもない。
宮代町の財政がこれ以上最悪しないうち、
つまり、まだ余力のある時期に合併するべきなのだ。

相手の欠点を探そうと思えば久喜市、杉戸町に対しても列記できるだろう。
要は、春日部市との合併を快く思わない人たちがアンケート結果に不満なのだ。
この期に及んで、往生際が悪い。

上田埼玉県知事は次のように言っている。
「合併はロマンとそろばん」
「ロマンだけでは立ち行かない、そろばんだけでは夢がない」
理想と現実の難しさを表しているのだが、
賽は投げられた。ルビコン川を渡るのだ。

3月20日(木曜日)

●オープン
赤坂に新名所「赤坂サカス」本日誕生。
昼間はTBSを聞いているので、本日は「アカサカサカス」と連呼している。
このところ赤坂には行っていないので、よ〜わからんが、
TBS本社と乃木坂通りに面した部分の再開発が完了したのだろう。

新聞にも全ページ広告が掲載されていた。
防衛庁跡地の東京ミッドタウンも顔を出している。
東京中心部の新しい顔である2つのゾーンは三井不動産が開発している。
郊外のショッピングゾーン「ララ・ポート」「ララ・ガーデン」も三井。
東京駅周辺は昔から三菱不動産の開発地域。
新しい丸ビルと新丸ビルの誕生でビジネス街からプラス・ショッピングの楽しさが加わった。
昔から青山・六本木地域は「森ビル」が多かったが、
ゾーン開発は三井が頭角をあらわしてきた。
すさまじい競争が展開されているのだろうね。
このほか日本橋地域、汐留地域、田町・品川地域、大崎地域など
東京は21世紀とたくましく向かい合っている。

赤坂サカスだが、六本木ゾーンと背中合わせなので
そこに至る街路を桜で満たそうとしているようだ。
折から間もなく桜の季節。
回遊コースとして客の呼び込みに忙しい。

この界隈は江戸時代からの屋敷町で寺、墓地が多く桜はごく自然な樹木だった。
青山墓地も名所である。
国道246、豊川稲荷はす向かいに「高橋是清公園」という
小さな公園があるが、ここも穴場だけど。
少し足を延ばせば上野公園、隅田川、王子公園の桜も江戸時代から有名だ。
わざわざ遠くに出かけなくても都心の桜でも十分堪能できる。
昨今の江戸人気も影響して都内は花見再発見ブームになるかもしれない。

アカザカサカスだが、音感がなめらかでないことおびただしい。
言ってみれば耳障りな響き。
「サカス」は「咲かす」のことかね。
花咲か爺さんのように、周辺の桜を咲かす、ということなのだろうか。

有楽町のマルイは「いとしや」という名前がついている。
これは、フランク永井の「有楽町で逢いましょう」の「雨もいとしや歌ってる」の一節からだ。
「いとしや」=「愛しや」

人間様は娘に国籍不明の名前をつけるのが流行っているが、
建物は「和名」をつける傾向があるのだろうか。

●ネーミング
このところ週2回は東武線業平橋駅を通過している。
駅前の土地は更地になり工事区域が塀で囲まれた。
大小の建物がすっかりなくなった場所は、都内では広いのだろうが、
春日部を過ぎてだだっぴろい風景を見慣れた者としては、頼りないスペースだ。
横浜や埼玉のようなサッカー場は作れない、もちろん球場も無理だろう。
区民の夜間照明つきテニスコートが何面かとれるくらいなのだ。

そこに日本を代表する電波塔が誕生する。
札幌、名古屋のタワーを見たことがあるが、
周囲は広い通りが走り公園が確保されている。
いわゆる「引き」があるので開放感がある。

パリのエッフル塔の場合、建設当時は大反対だったと聞く。
町の景観をだいなしにする、と。
しかし、周囲に広大な空間が確保されたため
21世紀になっても市のシンボルとして親しまれている。

ところが、「下町タワー」の周囲は家が密集している。
ここに600m級の巨大鉄塔が屹立すると、とてつもない圧迫感が生じる。
江戸下町と近代技術の粋というミスマッチ。
関東一円にデジタル時代の電波を発射するという本来の目的以外に観光名所の役割がある。
墨田区観光収入増の一翼を担うことになるのだが、
ここを訪れた人たちは浅草回遊コースとなることは必定。
タワーに上ったら、さっと浅草寺へ移動、そちらで金を落とすことになるのでないか。
するて〜と、台東区はタワー効果で思わぬ増収、ですかね。



新タワーのネーミング募集が行われている。
すでに、寄せられた数多くの案から次の6つに絞り込まれた。
・東京EDOタワー
・東京スカイツリー
・みらいタワー
・ゆめみやぐら
・ライジングイーストタワー
・ライジングタワー

ここから人気投票を行う。
石原都知事の好みはわかっている。
「東京」が頭についてはNGよ。
なんせ、「新銀行東京」と「首都大学東京」だもんね。
都の事業なら「EDOタワー東京」「スカイツリー東京」であらねばならない。
だが、運営母体は東武鉄道だから、慎太郎の影響力は及ばない(のだろうね)。

和名「ゆめみやぐら」は下町イメージに無理にこじつけかな〜
ライジングイーストタワーは長すぎる。
ライジングタワーは上の亜流。

無理して名前をつけなくてもいいじゃん。
都民は「新東京タワー」と呼ぶに決まってるもん。

その昔、アップルコンピュータが、OSの愛称をつけたことがある。
通称、漢字Talkの時代だったかな。
当代きっての人気コピーライター糸井重里氏(樋口可奈子の旦那だよ〜〜)が、
「おにぎり」と命名した。
その心は「外目は同じようでも中身が多彩」というようなものだった。
しかし、ネーミングは落語の大喜利ではない。
アップルというバタくさいイメージのコンピュータに
「にぎりめし」という大衆食はミスマッチだった。
命名者は得意満面だったが、その愛称はいつの間にか消えていった。

国鉄が民営化する際、「省線電車」、「国電」に代わる名前を募集し
「E電(いーでん)」というネーミングが採用されたが、これも
親しまれず、消えていった。

「新東京タワー」の愛称も同じ運命をたどる予感がする。

6案に絞り込んだ「識者」の名前が発表されていない。
おやじ、おばんの感性ではなく、若い連中の参加がないと普及は無理だ。
投票先の住所が江戸川区臨海町。
タワーは墨田区に建設される。
はがきの受け入れも、やはり墨田区でなくてはね。
これでは地元住民の祝福を受けていないようだもんね。

地域住民は災害避難先の公園になったほうがよかったんじゃない?
しかし、関東大震災級が発生したら、真っ先に倒壊するのがこのタワーだったりして…
あ〜こわ。

3月19日(水曜日)
●墓参
予定では明日だったが、朝から雨らしい。
で、急遽、都内の寺へ墓参。
16号線も東北道も混雑していた。
途中ポツリときたが、なんとか曇天のまま持ちこたえた。
両親・祖父母に、あることを報告。
帰りは日光街道をちんたらと行く、が流れはスムーズだった。
越谷市下間久里といえば、交通放送でよく聞く地名。
4号バイパスと旧4号の分岐点でもある。

旧4号を行く。
少し走り、右側に蕎麦屋をみつけ入る。
「砂場」
入り口の大きなダルマが目印だ。
この名前はよく聞く。
宮代町と白岡町を分ける御成街道沿いにも2軒あるが、
六本木界隈の砂場と大いに違っていた。

昼下がりということもあって客は3人。
御成街道の砂場と店内の空気が違っていた。
…これは期待できるかな

向かいの老人はウドンを食していた。
砂場でウドンとは…
好みだからそれはそれでいいのだが。

待つ間に店の造りを観察。
比較的広いスペースに年季の入った座敷、テーブル、カウンター。
レジ前では持ち帰りの乾麺を販売している。
その隣に「ご自由にお持ち帰りください」と「揚げ玉」が積まれていた。
気前がいいのである。
わが町なら150円程度の値付けがされているだろう。
なんせ、庭先でとれた、いままでなら処分したようなものでも値段をつけてしまうのだから。
割り箸は竹製でやや短い。
このあたりにもこだわりが感じられる。

この心意気なら蕎麦も期待できそうだ。
注文した「大たぬき」がやってきた。
盛りがいい。
蕎麦の色、細さも申し分ない。
わかめ、なると、ねぎ、みつばとたっぷりの揚げ玉である。
つゆは甘すぎず、しょっぱすぎず。
揚げ玉と絶妙のハーモニー。

蕎麦は少し泳がせすぎたかな。
あと1分早くゆであげていれば文句なしだった。
冷たい蕎麦をたのもうかと思ったが
ボリュームが文字通りの大盛りだったため断念。

今度は盛り蕎麦を迷わずオーダーしよっと。

宮代の蕎麦でおすすめは「都古」。
手打ちなので細さは不ぞろいだが味がいい。
夏場の「ひやしたぬき」は目にも鮮やかだ。
杉戸は「芝甲」と「つちのこ」が秀逸。

3月18日(火曜日)

●活気
胎動する町は魅力的だ。
年寄りはこうしたパワーが自分の精気を吸い取るとでも思うんかね。
前進より停滞を望むようだ。
若葉の季節に健康を損ねる年寄りもいる。
植物が一斉に発育する旺盛な力の前に人様が負けてしまう。

都会も田舎も形は違うがエネルギーに溢れているのだ。

※JR東神奈川から国道1号線に抜ける道。15年前は低い家並みだったが、
  今や両サイドはマンション群に変貌。年月の経過を如実に感じてしまう。

ところで、わが町は?
東武動物公園西口は15年経ってもまるで変化なし。これから先も同じだろう。
無策…

緑は豊かだが明日への躍動がまるで感じられまへん。

旧役場跡地の公園のような空間が次第にその姿を現わしてきた。
土がうずたかく盛られている。
周囲に樹木が植えられ、芝生のスロープになるんかね。
進修館から箱が伸びているけど、あれは何だ?

この空間を一番喜ぶのは誰だろう。
いわずもがな。
日曜日にやってくるコスプレ御一行様だ。
16日も朝からカートをころがして若い娘が大勢やってきた。
動物公園へ向かう一群とコスプレ団体で西口は一気に華やぐ。

15時近く進修館の脇を通ったら、その数の多さにびっくらこいた。
あらゆるジャンルの服装をした連中が自己陶酔中。

彼らが情報交換するサイトを見たことがあるが
進修館はおむね高評価。
しかし、道路側から丸見え。散会後お茶する場所がない。
というマイナス評価。

これからは、小山ができるので、一般人の好奇に満ちた視線からカットされる。
ますますコスプレメッカとなるだろう。
気の利いた「お茶する場所」がないのは我慢しませう。
この町の住人だってあきらめているのだからね。

「あきらめ」はこの町のキーワードなんだから〜〜。

ところで気になったのは、
役場跡地に造成中の空間の入り口に「ポンプ」が設置されたことだ。
あれって、井戸水を汲み上げる奴でしょ。
「新しい村」にあるのと同じタイプだよな〜〜。
一番目立つ場所に置いた目的がまるでわからん。
まさか飲料水ではないだろう。
手を洗うためのものなんかね。
だったら、あの空間にふさわしいデザインがあると思うんですがね。
誰が考えるのか知らんが、
むやみに田舎のノスタルジーを強調すればいいというものではない。

役場前の住宅地といい、進修館前の「井戸ポンプ」といい、
バランスの悪さがまかり通る町なんだな、ここは。

町の職員や議員諸氏は、いろんな場所に視察に行ってるらしいけど、
何を見てくるんかね、ブツブツ。
欠けているのは審美眼。

●傾向と対策
大阪の、仕組まれた「痴漢」の犠牲者のことが
ワイドショーなどで取り上げられている。
女が悲鳴をあげ、男が目撃者となって事件をでっち上げる。
そして示談金をせしめる。
金に困った男のシナリオだったが、女が自首して事件発覚。
男は甲南大法学部の学生というから開いた口が、そのままだ。
その後、男は退学処分になった。

甲南大といえば経済的に恵まれた家庭の子女が多く在籍することで知られる。
関東では成城大、成蹊大といったところか。
ときたま、美人局のようなワルも混じるんだね〜。

通勤人は、こうした事件に巻き込まれる危険と常に隣り合わせだ。
この歳にして「にわか通勤人」となった小生としても注意が必要。

通勤時間帯の最後部車両は女性専用車だ。
押上で都営地下鉄に乗り換えるので
小生はその前の車両に乗り込むことが多い。
この車両は座れる確率が高い。
今朝もラッキー!だった。

しかしマの悪いことに両サイドが女性だった。
ラッシュ時は女性の周囲に近寄らない男が増えているのかね。
座っているのだから、まさか痴漢には間違われないだろう。
パソコンの入ったディパックを両膝の間にはさむので脚はやや広がる。
とはいえ、両サイドの女性の脚に接触しないよう気をつかう。
ラジオを聞きながら目をつむっていると、
6時起きのためついうとうとする。
するて〜と脚が広がってしまうのか、左側の女がもぞもぞ動く。
加速した電車がブレーキをかけると、左側の女のほうに小生の体が寄ってしまう。
するて〜と、またその女がもそもそ動く。

ば〜ろ、俺が何かやってるよ〜じゃね〜かよ!
自意識過剰気味の女を瞥見した。
やせた小柄の女だった。
年の頃は20代中頃か。
スラックスを見ても肉付きの悪さがうかがえる。
不本意ながらかすかに触れてしまうのだが、
それを嫌悪するなら、隣の女性専用車に乗れってんだよ!
ラッシュアワーに男女混在車両に乗ってくるのなら
そのくらい我慢しろべらぼ〜め!

こういう嫌味な女がいるから通勤が不愉快になる。
いっそのこと、通勤時間帯は男性専用車を作っていただきたい。



ラジオで痴漢嫌疑に遭わないためのノウハウについて識者が語っていた。
・自分サイドの「目撃者」を探し住所氏名を聞いておく。
・ホームで冷静に話し合い解決する。
・駅員室には絶対行かない。
 ここに入ると、駅員は逃亡を防ぐ措置をとらなくてはいけないそうだ。
 そして、警察官に引き渡され、警察署では犯人扱いされる。
ということなのだそうだが、
ラジオのパーソナリティは、痴漢に間違われてカッカしているときに
そんなに冷静になれますかね〜〜と疑問視。

つまるところ、女の周囲から離れる以外自衛手段はない、ということらしい。
やっぱり女は、女性専用車に押し込めて欲しいね。

3月17日(月曜日)

午後早い時間に確定申告書類を投函。ホッ。
やっと、私に新年と春が一挙にやってきた。
●深夜便の歌
前回、いしだあゆみの深夜便の歌が、なっちゃない、と書いた。
作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童とは驚いた。
とても二人の作品とは思えないかったるさ。

さとう宗幸の「松島春秋」も歌われている。
「青葉城恋歌」の作者である。
青春唱歌として仙台のけやきのようにさわやかな声だった。
「松島春秋」は人恋の歌であるが、若者ではない。
当然である、NHK深夜便のメインリスナーは老人たちだ。
それに合わせたのか、「さとう」の発声がなんとも頼りない。
やたらビブラートをきかせ、息も絶え絶え。
今にも消え入りそうなのだ。
死の床で歌っているようなのだ。
これじゃ〜、聞いているじ〜さん、ば〜さんに失礼だろう。
もちょっと元気に歌ってや。

●商い
地元の自転車屋にペダルの診断をお願いした。
左側が踏み込むときに異音が発生するのだ。
先月、購入したときからその症状があったのだが、そのまま乗っていた。
おじさんは、ベアリングに異常があるとの見立て。
まだ新しいのだから購入した店に行けば無料で対応してくれる、
ちなみに、ウチで交換すれば1600円、と言った。
良心的な対応だった。
礼を述べ辞す。

購入店が近ければいいのだが、羽生のイオンモールなのだ。
車に積んで行くわけにもゆかない。
で、とりあえず電話してみた。
購入時に対応してくれた店長のようだった。
「家はどちらですか」
「宮代です」
「…このへんは詳しくないのですが」
「電車で言えば東武動物公園、春日部の隣です」
「どのように対応するか検討しますので、後ほどお電話を差し上げます」

わが町の知名度の低さは相変わらずだ。

ややあって電話。
「これからお伺いします」

えっ!?
相手の対応にこちらが、面食らった。
羽生から122号線を加須、騎西、白岡を通り我が家まで…
恐縮してしまった。

ナビで来るのだろうが、この界隈は目標物がほとんどない。
隣の病院は準公共施設のようなものだから、その名前を告げた。

小1時間後電話。
「病院の前にいるんですが」
ドアを開けると、以前お会いした店長がにこやかに立っていた。
当方、恐縮。
自転車に乗り、異常個所を確認。
すばやくペダルを交換してくれた。
念のために代替車を持参していたので、それを外して付け替えてくれたのだそうだ。

このような手厚いサービスを提供するイオンの姿勢に感謝するとともに
イオンは競合他社には手ごわい相手だな、と思った。
イオンモールは全国展開している。
野田、越谷にも誕生する。
中でも越谷レイクタウンのイオンモールの規模は日本一と聞く。
周囲の小規模店など全滅するだろう。

●電話
少し離れた席で大声で携帯電話をする奴がいた。
声の調子、言葉遣いから男と思ったのだが、
あまりひどすぎるので、瞥見したら女だった。
ガラの悪いことおびただしい。
嘆かわしい時代になったものだ。
前に男が座っていた。
注意もしない。

こういう非常識な奴らが問題を起こすんだろな。

●学生服
駅構内の外れに学生服の男と女が密着していた。
当然、高校生だ。
男は火のついていないタバコを口にしていた。
つっぱりに〜ちゃんなのだ。
女は頼もしそうに男を見つめている。

昔はタバコは隠れて経験したものだが、
当世、そんなことは気にしない。

駅は禁煙ゾーンだから
喫煙する大人たちは遠慮するのだが、
ケツのあおいに〜ちゃんはそんなこと気にしない。

ルールを逸脱することがかっこいいと勘違いする。
それをまた、かっこいいと勘違いする女がいる。

はたから見ればなっちゃない図なのだが、
彼らは不細工な無法に酔っている。
水でもぶっかけろっ!


3月16日(日曜日)

●野焼き
NHKや民放が伝えていた。
本日、渡良瀬遊水地の「ヨシ焼き」が開催されます、と。

ところが、群馬県に住むいとこから、すでにお誘いがあった。
東武動物公園9時17分発の新栃木行きに乗り込む。
わずか、21分で板倉東洋大前に到着。
この駅が渡良瀬遊水地に近いとは知らなかった。

東京ドーム50個分以上という広大な面積をもつ湿地帯には
以前から興味があって、3〜4度訪れていた。
そのときは、栗橋から大利根に抜け利根川べりを車で行った。
大利根の特徴ある「道の駅」を過ぎれば、あと一息だ。

本日は、いとこご夫妻が車で迎えに来てくれていた。
夫人の実家が途中にあるので、そこに荷物を置いてゆくことにした。
駅から5分とかからない所にその家があった。
もう目の前が堤防だ。

母屋と離れのある堂々とした造りで旧家であることがわかる。
外観は新しいが中は昔の面影に満ちているようだ。
梁は申し分以上の太さ。
床の間の鴨居には遺影が額に入って飾られていた。
夫人のいとこ、若い当主ご夫妻と歓談し、目の前の渡良瀬遊水地へ。

通常の野焼きなどというものではない。
埼玉、群馬、栃木にまたがる広大な地域で一斉に枯れたヨシに点火される。
8時半スタートなのだが、われわれが到着したのは10時を回っていた。
ことによったら最大の見せ場は終わっているかもしれない、という声を背に土手を登る。
カメラを手にした人たちも大勢。



周囲の風景を見渡すと…
グリーンの屋根のトイレがあった。
以前ここで用を足したことがある。
あらら、なんのことはない、いとこ夫人の実家の上を車でうろうろしていたのだ。
後から聞いたのが、トイレは夫人の実家の土地を提供したのだそうだ。

朝からどんよりとして肌寒かったが、
土手に立った頃は雲間から薄日が射してきた。
目の下では、ヨシが大きな炎となって燃え盛っていた。
黒煙が高く上り、まだショーは継続中
遠く古河方面にも黒煙が上がっていた。

しばらく撮影したあと、再び夫人の実家に戻りこたつに入って雑談。
若いご当主は宮代の釣堀に来る、と聞いてまたまたびっくり。

夫人の実家は代々名主をつとめていたそうで、古文書も多く存在するという。
中に、國定忠治の手配書もある、と聞き実物を見たくなったが、
それは、機会があれば次回に…



母屋の隣に「頼母子横穴墓群」という古代豪族の横穴墓が発掘されている。
築造時期は7世紀後半ということだ。
母屋の入り口に調査の木碑が建っているのだが、隣の横穴墓とつながっていたのだそうだ。
渡良瀬遊水地も興味があるのだが、
皆さんから聞いた歴史ロマンはもっと興味がわいた。




11時半に近くの和食のお店を予約していただいていたのだが、
話がはずんで12時を回ってしまった。
5分ほど走り趣味のいい和風建築に到着。
「松毬(まつかさ)」という。
奥の座敷に通される。
隣に谷田川が流れている。
今はまだ冬枯れだが新緑の頃はきれいだろうと思われる欅が何本か見えた。

交通の便はよくないし、知る人ぞ知るという趣きの店なのだが、満員だった。

料理は懐石。
1の膳、2の膳。
趣味がよくおいしゅうございました。
最後のデザートは絶品でしたね。
細長い皿にシャーペットとチーズケーキ、抹茶ムースが盛られ、
中でも、チーズケーキは上品な甘さとこく、きめ細かな舌触り…
今までお目にかかったことのない味を堪能。

いや〜〜参りましたね。
水郷にこのような名店がひっそりとたたずんでいるとは。
残念ながらわが町にはこういう店がない。

車で再び板倉東洋大前まで送っていただく。
今度は、館林のつつじか、夜の足利フラワーパークかなどなど。

小学校〜中学校の夏休みはいつも、いとこと母親の実家で遊んだものだが、
そのうちそれぞれ自分の世界が広がり会うことも少なくなっていた。
彼も定年で、句会、山歩きにいそしむ毎日。
句作は相当の腕らしい。
50年以上経過して、また昔を偲びあいまみえる。
これもまたよきことかな。

3月15日(土曜日)

●土筆
土の中から軸はまだ短いが穂先のしっかりした「筆」が顔を出した。
2〜3日前からその場所で確認をしたのだが
あいにくカメラを持っていなかった。

ポケットに入れて苦にならないSNOYの超小型デジカメがいかれた。
写るには写るのだが、カラーバランスが狂ったひどい画像だ。
4年でおしゃか。
当然もう売っていない。
修理に出したら買うより高くつく。
そのカメラには「引退」しか道が残されていない。

現有機はCANON1台だけになった。
しかし、ポケットに入れるにはかさばるのだ。
SONYの代替機を物色しているのだが、
あれほどの小型デジカメは発売されていない。
携帯内蔵のカメラは構えたときのカッコが悪いので使ったことがない。

以前、デジカメのMINOXと呼ばれるほどの
小型高性能、拡張性に富んだ機種の発売を期待する、と書いたことがあるが、
そういう個性的なカメラはメーカーも興味を示さないようだ。
狙い目だと思うのだが。

3月14日(金曜日)

●冤罪
大阪で映画「それでも僕はやってない」を地で行く事件が発生。
58歳のサラリーマンが地下鉄で、女性から痴漢の声を上げられた。
近くにいた若者が、同調しサラリーマンは
地下鉄事務室に連れてゆかれ、さらに警察署に拘留された。
警察ははなから犯人扱い。
映画と同じである。
8日だか拘留されて帰宅。
その後、女性が自首。
男と仕組んだ狂言だったと判明。
男性は「はめられた」。

男性がTVに出演して警察の対応を批判した。
名前は剥奪され番号で呼ばれる。
事件発生は冬だったので、拘置所での寒い日々を語っていた。

男性は男手ひとつで3人の娘を育て上げたという。
娘たちへの申し訳ないとの思い。
しかし、娘たちが信じてくれたから乗り切れた。

仕組んだ男は甲南大法学部の学生。
担当弁護士が来るまで話さない、とほざいているようだ。
31歳の女性と知り合った日から同棲を始めたというジゴロ。
金に困り、示談金をせしめるために仕組んだという。

法学部の学生が…

ターゲットは実直そうで疲れ気味のおじさん、だった。
こういう人を狙うとは、絶対許せん。
こういう卑劣なやろ〜〜は、重罪にせよ。

被害に遭った男性は
「ポケットに手を入れていたので、そんなことできるはずがない」と言ったが
警察は、信じない。
最初から犯人扱いだったそうだ。

許しがたい男の顔をさらせ!
最近覗いたことはないが、2chでは盛り上がっているんかね。

3月13日(木曜日)

●座り悪し
「新銀行東京」の杜撰な経営が露見。
都議会は揺れに揺れている。
石原慎太郎都知事が答弁したが、強弁で乗り切れるものではない。
責任を負わなくてはならんのは当然だろう。
ところで、いつも思っていたのだが、銀行名のすわりが悪い。
通常は「東京新銀行」なのだろうが、なぜか「新銀行東京」
大学名もそうだ。
「都立大」でよさそうなものだが「首都大学東京」である。
「東京」を最後に置くのが「文学者」の好みなのかね。
どちらも、不安定なネーミング。
そして、銀行のほうはひっくり返った。

●やはり…
本日も新東京タワー建設予定地前を通過した。
試掘が始まっているようだ。
業平橋駅にかなり迫っている。
ここに本当に600m以上のタワーが屹立するのだろうか。
まだ、半信半疑。
狭すぎる。
掃き溜めの鶴。

●偉人
5年前の11月、郷土資料館で
宮代町が生んだ英文学者「島村盛助」氏の特別展が開催された。
この企画展は大変評判を呼び、
資料館始まって以来最大の動員数だった。
氏が教鞭をとった旧制山形高校の教え子たちも山形から訪れたそうだ。

私もこんな身近な場所に偉大な先人がおられたのかと
会場に足を運びプログラムを購入した。

町は、郷土の偉人を小中学生向け教材に取り入れた、と本日の新聞で報道されていた。
島村氏の生家からそんな遠くない所に榊原町長は住んでおられ
生前の島村氏を知る、という。
で、島村氏の地元の前原中の特別講師として教壇に立った。
「太平洋戦争時、英語は敵性外国語として迫害を受けたが、盛助氏は研究を続けた。
努力、精進することで運命は変えられる」と生徒に語りかけた、そうだ。



わが町の「合併」は、正念場を迎えている。
アンケート結果は春日部方向を望む住民が多い。
しかし、幾人かの議員諸氏は違う方向を向いている。
盛助氏の不屈の精神を、ぜひ合併にも活かしていただきたい、と切に希望する次第であります。


●ラ探訪

横浜反町、国道1号線に面したマンションの1階、ラーメン専門店「Shinatuku亭」へ出向く。
木製ドアは手動。「自動で閉まります」と書いてあった。
L字カウンター。
厨房は広々。什器はピカピカに磨かれている。
厨房スタッフは男性1人、女性1名。
注文伺いの女性1名。
店のスペースの割には厨房が少ないが、昼メシタイムを外したので休憩に入っているのかも。
客は3〜4名。
何を食べているのかな、とちらっと見たがサンマー麺ではなかった。
メニューを見ると、塩味、しょうゆ味、つけ麺、チャーシュー麺。
餃子は扱っていなかった。
大盛りで失敗していたので、ノーマルな「しょうゆラーメン」を注文。
レジスターがないので、注文係が来たときに前金で700円支払う。
コップだけ先に来たのだが、肝心の水がない。
催促すると、あわててもってきた。
前金の割にはサービスが悪い。

店の名をあらためて確認「Shinatiku亭」。
「支那竹亭」でなくローマ字綴りなのは、意味があってかな。
座った席の前が、食器洗い場だった。
女性が、がちゃがちゃさせながらコップを洗っている。
目の前でこんなことをやられたら食うときに気が散るね。
奥まった目立たない場所に配置できなかったのかね。

ややあって、カウンター越しに、しょうゆラーメンが運ばれた。
透明感のあるスープ。細めの麺叉焼が2枚、刻み葱、シナチク少々。
見た目は平凡な構成だ。

スープは、やや薄め。鶏がらと魚のミックス(かな)のさっぱり味で
しょうゆよりやや塩味と言った感じ。
麺はストレートの九州とんこつ系でよく用いられる細麺。
店名が「Shinatiku亭」だからシナチクにこだわりがあるのか、と思ったが
どこでもお目にかかる平凡なもの。
叉焼はよく煮込んであり口の中で溶けるような感触。
あぶらみも甘くてくせがない。
刻み葱は客が好みで追加できるようにしてあればいいのに、それはなし。

「専門店」の看板を出しているわりには平凡という印象。
同じ通りにある九州系の「竜馬」のほうが、葱のサービスがある分ポイントはいい。
「竜馬」は替玉が明記されてうるが、ここは大盛りの表示がない。
後から来た客が大盛りを注文していた。
100円高だった。

写真を撮ろうかと思ったが、
目の前で女性がコップを洗っていたので、ままならない。
で、外観を撮影。
隣の中華料理屋は店を閉めていて看板だけが残っていた。
ラーメン戦争で敗退したのかな。

わが町川端の「夢乃家」のラーメンのほうが、数段いけます。
東京風ラーメンはしょうゆの味が濃く、麺は細く、黄色いちじれを以ってよし、とする。
しかも、ここの叉焼はボリュームとこくがあっていうことなし。

3月12日(水曜日)
●発展
景気低迷する中で、胎動する自治体がある。
越谷市だ。
武蔵野線に乗れば、越谷から吉川に向かうと左手に広大な空間が広がる。
「レイクタウン」建設予定地の看板が長いこと風雨にさらされていたが
この町の玄関に相当する「越谷レイクタウン」駅が誕生する。
長さ170mの高架式のホーム。
工事費36億円は都市機構と市が18億円ずつ負担。
3年後には8500人の乗車数を見込んでいる。

39.5ヘクタールの大規模調整池を囲んで
分譲マンション、戸建住居を建設。
2013年には約7000戸、2万2400人が住む町になる予定。
今秋、駅前に26ヘクタールの国内最大級「イオンモール」誕生予定。

越谷市は春日部市を抜き県東部の雄市として成長を続ける。
東武線に武蔵野線がクロスして開通したことが起爆剤になった。
武蔵野線は都内通勤者にも便利になったし、
府中方面に行くにも、新宿を経由しなくて済むので人によってはありがたい。

吉川は町が市に昇格
三郷は常磐道、
流山はつくばXPも

というわけで、武蔵野線沿線は他のサプライズも重なって
驚異的な発展を続けている。
数年前、初めて武蔵野線に乗ったときは
沿線に広がる住宅街に目を見張ったものだ。

発展の息吹が感じられる町は、
風景も住民も輝いている。

わが宮代町は、どうか。
「諦観」。
2つの意味がある。
1)欲望や迷いが消えて、物事にこだわらないこと。
2)あきらめてながめること。

老人たちは1)
若者は2)
ということなのだろう。

2)の連中は周囲の胎動を横目で見ながら、どうしょうもない閉塞感にとらわれている。
結果、町を後にする。
10年間の人口減少がそれを証明している。
1)の人々は、町が疲弊しても自然を愛でることに夢中という仙人的な生活を満喫している。

東武線の要に位置しているのに、元機関区は放置されたまま。
道仏地区の住宅開発は、いつまでも姿が見えない。
スーパーの進出は決まったようだが。
都市開発については宝の持ち腐れという感がある。

●意欲
松伏町といえば、ゴルフの「はにかみ王子」が育った町。
鉄道は通っていない。
初めてこの町を通過したとき
大きな川が流れ松が植えられた風景に感嘆した。
江戸時代の版画に描かれた情景のように見えたのだ。

その後、広い道が真ん中を通る瀟洒な住宅街ができたりして
交通の便は相変わらず悪いのだが、
独自の発展をしているように思える。

この松伏町の中学校で「土曜学校」が開催されているという記事がのった。
当初、学習意欲のある生徒に開催していたのだそうだが、それを拡大。
地域住民や保護者にパソコンを教えるそうだ。
さらに、幼稚園教諭を対象にパソコンお絵描きのプログラムも考慮している。

大学が社会人に向け開催する「エクステンション講座」が流行っているが、
松伏第2中で開催される「公開講座」もこの流れのひとつとも思える。
中心になったのが教頭。
土曜講座のOB、教育実習生、美術クラブの学生たちがサポートするそうだ。

教え子との淫行で逮捕された川口高校の校長に爪のアカでも飲ませたい。

クラスの担任やクラブの顧問になっている教諭は参加していないようだが、
彼らの校内外業務はかなりハードであるから、当然と言えば当然か。

地域との接点を探り、教育現場をこのような形で開放するのはすばらしい。
受講料は教材作成費など差し引き、
残りはクラブ活動の遠征費などに充てるそうだが、このような発想も
予算の「あてがいぶち」からの脱皮。
かかる費用は許された範囲で自分たちで稼ぐという姿勢を評価しますね。

3月11日(火曜日)
●濃霧
早朝の新しい村界隈は濃い霧に包まれていた。
20m先は見えない。
車はライトをつけている。
電車の遅延があるな、と思ったら予想通りだった。
いつも使う半蔵門線乗り入れ電車が運休になった。
やむなく、北千住から浅草へ向かう。

業平橋駅前の工事が始まっていた。
まさか、ここが新東京タワーの建設地だとは思わなかった。
なぜか。
610mのタワーが建つには狭いと感じていた。
電車から見えない押上の向こうのほうにもっと広大な土地があるのだろうと…

新東京タワーのWebサイトへアクセス。
タワー建設する会社の本社が墨田区押上1丁目1番2号にあった。
開発地区の配置図によると、まさに業平橋駅前が建設地。
東西約400m、広さ3.67haという。

旧東京タワーは幹の根の部分が四方に張り出しどっしりしている。
新東京タワーは、旧タワーの2倍の高さがありながら、竹のようにすっくと屹立する。

これまでは、つり革につかまって、始まったばかりの工事をぼ〜っと見ていた。
ここに、新タワーが立ち上がったときをイメージしたのだが、かなり威圧感がある。
周囲に観光客目的の建物やプロムナードが配置されるらしいのだが、
周囲の風景から完全に浮いているように思える。

旧タワーの周辺は緑が多く、
建物はあるのだが、下町のように低い家並みが密集していない。
適度な開放感と、増上寺や都会的なホテルがあって散策にもいい。
下町の新タワーは浅草に回遊させようとしているのだろう。
隅田川の桜並木と、ブルーのホームレスハウス、
墨田区役所脇の巨大な黄金の排泄物状のオブジェを見ることになる。

な〜〜んかバランスが悪いゾーンなのだ。

3月10日(月曜日)
確定申告の締め切りもあと1週間になってしまったよ!
●礼賛
昨日、オリンピック指名を賭け名古屋国際女子マラソンが開催された。
期待のQちゃんは、早い時期から脱落。
完走したものの期待外れの完敗だった。
優勝したマラソン初挑戦の中村友梨香選手が
土佐、野口選手とともに選ばれた。

本日の新聞は、優勝者よりQちゃんの扱いが大きかった。
負けても笑顔、走れてよかった…負けたQちゃんのさわやかさが光った。
しかし、である。
これまで国内で開催された選考競技への参加を見送り
今回の名古屋1本に的を絞ってきた。
優勝して五輪切符を手にするはずだった。

だが、崖っぷちに立ちレースに挑んだにしては、激ヤセが目立った。
拒食症のようにがりがり。
誰もが、これで長距離を乗り切れるのだろうか、と思ったろう。
さらに、レース後、「半月板の手術」を行っていたことを明かした。
術後、完全に立ち向かうだけの期間をおかずレース参加していたのだ。

これでは勝てるわけがない。
経験豊富な選手として、読みが甘すぎるだろう。
負けるべくして負けた。

しかし、マスコミはこぞって褒め称えている。
プロのアスリートとして失格の彼女を。

●醜態
川口市立川口高校の校長が以前奉職していた高校で
在校生の女子をたらしこみ、新任校でも関係を迫っていた。
現在20歳の相手が16歳の頃から卑劣な行為を行っていた。

捜査が進むうち手口が新聞、テレビで報道される。
56歳の男が20歳の肉体に溺れた末路なのだが、
脅しはメールと封書を使っていた。
メールは学校のパソコンから発信されていたというから、
校長室の豪華な椅子に偉そうに座りながらアホなメールをタイピングしていた。
さらに、校名入りの封筒(名前は消してあったそうだが)で
「恋人にきみの裸の写真を送りつける」などと書き込んでいた。
自分の色恋に公共物を使うというせこい奴だった。

人を好きになることは責められないが、
校長が女生徒に手をつけるのはルール違反である。
女の園、デパートで男性社員が「入れ食い」したら風紀が乱れる。
たぶん、厳しい社内規則が定められているだろう。
しかし、高校の生徒手帳に「教師と生徒の恋愛は禁ずる」などと
書くわけがないのでこの間隙を狙ったものだ。
校長と女生徒は、企業でいえば社長と女子社員。
最近の女子高生は頭の内容以上に色気が先行しているから
助平校長の目にとまったのかね。
あるいは、地味で目立たない娘だね。

デジカメが普及しているから、
最近は愛の行為や裸体を簡単に撮らせてしまうのだろうが、これは危険だな〜〜。
別れることになったら、卑劣な男なら必ず脅しの手段に使うだろう。
Winny経由で全世界に恥ずかしい姿が流出してしまうことだってある。
「気をつけよう甘い言葉とデジタルカメラ」

市立川口高校の校長の淫らすぎる事件で
恥ずかしい思いをするのは家族である。
助平校長に娘がいたとしたら、被害者の女性かそれ以下の若さだろう。
それまで、校長の娘だったのが、地獄に転落。
当然妻も激怒。

で、夫婦は離婚、家族は崩壊というおきまりの結末を迎えるのであ〜〜る。

●わからん
最近のOCNのコマーシャル。
志村ケンの馬鹿殿のような白ヌリの4〜5人が
「**おじゃる」などと公家言葉を叫びながら動きまわっている。
「おじゃる」に何か意味があるのかと思ったが、そうでもないらしい。
全くのナンセンスコマーシャルなのだ。
企画するほうもするほうだが採用する企業の考えがわからない。
差別化の手法としても、品がない。
資源の無駄遣いそのものだ。

黄色地に黒いきりんがぬ〜っと突き出した広告。
サラ金の広告だが「金利」が下がったことを告知している。
なぜ「きりん」といぶかったが、
「きりん」と「きんり」を引っ掛けていた。
他愛のない言葉遊びである。

事務機器「コクヨ」のコマーシャル。
「コクヨのよこく」。
一見「回文」のようだが、これも単なる言葉遊び。
回文なら「コクヨのよくこ」だもんね。

アイデアに詰まると、往々にしてこのテの言葉遊びが顔を出す。
しかし、往年の名作「なんである。あいである」のような
パワーあるアプローチまで昇華していない。

●展開
「日本海」と呼ぶなとか「竹島」など領土問題で
日本と韓国は政治レベルでぎくしゃくしているところがあるが、
文化レベルの交流は確実に盛んになっているようだ。
過去の日本と韓国の悲惨な歴史を知る老人たちの心配をよそに
POPS、アニメなど韓国の若者は日本製のレベルの高さを抵抗なく受け入れる。
日本ではあちらのイケ面スターに熱をあげるおばさんが多い。

今まではお互いに受け入れるだけだったが、
日本の若手脚本家と韓流スターがコラボレーションするというニュースが伝わった。
日本人の目で若者たちのドラマを作成し、あちらのスターが演じる。
で、アジアをリードする文化潮流を形成しようというのだ。

日本製テレビドラマの潮流として、
郊外の住宅地で展開される若い妻たちの人間関係を描いたものがあった。
代表作は「岸辺のアルバム」。
「金曜日の妻たち」は「金妻」と呼ばれ類似ドラマが数多く制作されされた。
やや時代は下がり「セレブ」ドラマ、山の手金持ち族をテーマにした。
その後、オフィス物や学園物、青春群像などが企画されているが、
今のところ主流はなく、支流、分流的なドラマが飽きもせず制作されている。
どのドラマも女性が元気がよい。
男性路線の「スポ根」ものは人気がないようだ。

脚本家が頭を悩ませるのは、人間関係をどう描くかなのだが、
最近はネタ切れなのか次第に奇をてらった設定が多いようだ。

新学園モノのヒントになるかどうかわからんが
「事実は小説より奇なり」をジで行く事件が川口市で発生した。
市立川口高校の56歳の市川和夫校長が教え子との「不適切」な交際が発覚したのだ。
娘と同じほどの20歳の女性から別れ話を告げられ、多数のメールを送りつけ脅していた。
折しも、卒業式で、偉そうに「送る言葉」をたれたあと、逮捕されてしまった。

この男、前任地の県北の高校で教頭を務めていたとき、
在校生と交際が始まったということだ。
立場を利用し、10代の少女に手をつけた。
以前、小学校の教頭が未成年に手をつけ逮捕されたが、
教育者のしかも指導的立場にある奴らが、率先して若い女を抱いているから、
その下にいる若い教諭たちも真似することになるでないの。

若い娘を抱きたいひひじじーたちは、携帯電話の出会いサイトで物色しているらしいが、
だいたい、どこかから漏れて逮捕されている。
その中には教師、医師、僧侶という3大スケベ職業の連中が必ず登場する。
サラリーマンは発覚すればクビか降格という危険を犯してまで「援交」に血道を上げる。

男と女は一番近くに居ながら永遠の命題である。
だから、小説・ドラマも手を変え品を変え新作が誕生するのだが、
プラトニックなどというものはいまどき流行らないのか、性愛に始終する。
渡辺なにがしの小説も、現役医師が男と女の下半身問題を描くのだから
ベストセラーになったりする。

昔は、島田清次郎の「地上」とか三島由紀夫の「潮騒」という小説を読みながら
イマジネーションの世界を構築したものだ。
この2作は映画化された。
本も映画も体験しているが、肝心の場面は適当に扱われている。
従って「ふるさとは遠きにありて想う物」という考えが一般的だった。
現代は「露骨」である。



あらら、話は日韓関係からだいぶそれてしまった。

色ぼけ教育者は子供たちに示しつかない。
当然なことがすっぽり抜け落ちている。
これでは、親たちから厳しい要求を突きつけられても文句が言えない、ということだ。

校長も教頭も「穴があったら入りたい」などと抜かすなよ。
「穴に入った」ことが罪なのだからな。

3月9日(日曜日)
●深夜便の歌
NHKの深夜放送で、月替わりで「ラジオ深夜便の歌」つ〜のが流れる。
前は、由紀さおりで今月は石田あゆみ。
石田は「オアシス」という歌を披露している。
大昔「ブルーライトヨコハマ」が大ヒット。
ラジオ深夜便リスナーの団塊世代には青春時代の思い出と結びつくだろう。

彼女の場合「ブルーライト」もそうだったが声量がない。
齢をかさね、さらにその傾向が顕著になった。
面白みのない歌詞と眠気を誘う曲を頼りない声で歌われては
眠りを誘うどころか、即刻他局に変えたくなってしまう。

つい先ほどその曲が流れたのだが、
他のことに集中していたのでまるで気にならなかったのが幸いした。

3月8日(土曜日
●支援策
少子化は大きな社会問題。
動物社会では季節がくると子孫繁栄行為が自然に行われるが、
人間は季節に関係なくいたせるのに結果が伴わない。
戦時中のように「産めよ増やせよ」と政府が大っぴらに言うわけにもゆかず、
「少子化問題」などと、隔靴掻痒的表現を用いている。
肝心の生産世代がその気にならないのだからしょ〜がない。

で、各自治体ともに知恵を絞っている。
近隣市町が実施する「増産支援計画」が発表された。

◎北川辺町(2月1日現在人口1万310名)
町民が産んだ子供一人に町特産コシヒカリ60キロプレゼント。
4月1日以降が対象で、出生届を提出すると、
5キロ分コシヒカリ引換券12枚つづりが支給される。
引換券は無期限。
「すこやか出産祝支給事業」
町は226万8000円の予算計上。

双子だったら120キロなんだろうか。

現金ではなく、米を支給というのが穀倉地帯らしくていいですね。
仕入原価も安いし、地産地消だから経済は町内循環。
生産者、行政、受益者ともににこにこ。

◎鷲宮町(3万5286名)---宮代の人口を追い抜いた元気な町。
4月10日以降に生まれた第3子に10万、第4子に20万、第5子以降に50万円を支給。
町内に1年以上住み、住民登録をしていることが条件。
「すくすく出産祝金支給事業」
町は500万円を計上。

しかし、恩恵をうけようとすると結構大変だ。
5人以上の子持ちではね〜。
北川辺の米と鷲宮の金を合体したようなプランなら
チャレンジしたいと思うカップルが出てくるやもしれない。

子供5人が女ばかりの大家族となれば
ことによったらテレビの取材がくるかもしれん。

子育てしやすい、というわが町はど〜だったろうか。

3月7日(金曜日
●高騰
ものみな上がる。
上がらないのは収入だけ。

小資源国家日本は衣食住ほとんど輸入に依存している。
そんなことは、太平洋戦争以前からわかっていたことだ。
ABCD包囲網の締め付けが厳しくなり石油を求めて
勝ち目のない大戦争をおっぱじめたこともわかっている。

21世紀の石油の締め付けに対し、さすがに暴発するわけにもゆかず。
暴発するだけの準備もない。
というわけで、国民は苦しい「生活防衛戦」を展開しなければならない。

国家を導くはずの、「先生方」は、国会を「騒乱」の場所と勘違いしているらしい。
「空転」。
車のアイドリング状態で、前へ進まない。
アイドリングしてたって、ガソリンは消費するのだ。

大政治家の2世3世が幅を利かせているが、
これは利権を受け継いだだけで、
親父や爺さんより小粒化しているのは明らかだ。
豊かな時代に育った舎弟共だから、気概がない。

幕末から明治維新に生きた若者たちは
20代から国家の大仕事を成し遂げてきたというのに。

尊敬する人物は「坂本竜馬」などと答える政治家に限って弱小小物だろう。
何を尊敬するのか何も伝わってこない。

あらら、週末の朝から、ついグチになってしまったよ。



ラジオで辛口・小沢僚子が生活物資の高騰を嘆いていた。
都内では小松菜が300円するそうだ。

地産地消を奨励するわが町の野菜直売所で
一昨日購入した小松菜は確か120〜130円だった。
はたして、いつ頃から「便乗値上」が行われるか、だ。

ことしは、定番トマト、きゅうり、なす、ピーマンに加え葉物、根物野菜を
栽培することにしようかな〜〜っと。
庭を畑に変え…なにやら、戦時中の耐乏生活に似てきた。

3月6日(木曜日)
●春寸前
横浜市神奈川区反町に「サカタの種」という店がある。
袋入り「種子」ではかなり名を知られている。、
地域のグリーンショップとしては、広い売場面積を誇っている。
宮代に移住する前、この店からほど遠くない場所に住んでいたので、
子犬だったジョンを連れて花や野菜の苗を買いでかけたものだ。

14〜5年ぶりにのぞいてみた。
かなりおしゃれな空間に生まれ変わっていた。
スペースはジョイフル本田幸手店に比べようがないが、
ここを訪れる方で、ジョイフル本田に行ったことがある人は
ほとんどいないと思えるから、十分満足しながら品定めをしている。

店内にじゃがいもの種いもが積まれていた。
テラスには、ポットに入ったイチゴと水菜が少々。
ジョイフル本田の品揃えはさすが、である。

小さな鉢に入ったチューリップたちが、
「早く買ってよ」と店の前に並べられておりました。



反町界隈には期待できそうなラーメン店が並んでいる。
中でも「八龍」の名は知れ渡っている。
夕方から開店で23時まではやっていなかった、と記憶する。
しかし常に行列ができていた。
ここではラーメンしか食べたことがないのだが、
透明度の高い鶏がらベースのスープに細い麺がちょっぴり浮いている。

日本蕎麦屋でもそうだが、
3〜4枚注文しないと食べた気がしない、という店がある。
味もいいが、値段もいい。
「八龍」は、そんな蕎麦屋に似ている。

そっけない店の造りだが、
厨房は常に手入れが行き届き、ステンレスはぴかぴか。
客席同様に広い厨房スペースが確保されている。
このあたりも、こだわりが感じられる。

3月5日(水曜日)
●新しき村
「新しき村」といっても、宮代町の「新しい村」ではないよ。
大正7年、小説家武者小路実篤が、理想郷を作ろうという理念から、
宮崎県児湯郡木城町に開村した。
紆余曲折があったが、現在も存続している。
2006年現在の村内生活者数は23人。村外会員は約200人ほど。
近年、村内の高齢化が進み、農業収入の低迷もあり、
村の運営に困難が増しているのが実情である、ということだ。

「理想郷」。
ロマンチックでいい響きであるが、理想と現実のギャップは大きい。



昨年制定された「住民自治条例」とかにより
宮代町の合併について「住民投票」に依るべしという人たちがいる。
また、ある政治団体も「住民投票」を推進しようとしている。

彼らが熱心なのはそれがどのような結果をもたらすかを認識しているからだ。
「民主主義」の精神に基づき…とお決まりの論法であおりたてる。
しかし、埼玉県でも合併を住民投票にはかった自治体はすべて失敗している。
県の合併を推進する部局では、住民の突き上げに屈しない…という見解を示しているほどだ。

「住民自治」を推進する人たちは、
この町を「理想郷」にしたい、と夢見ている。
そのために、合併せず「単独」を継続しないと「夢」は破れる。

しかし、文士の商法(武士の商法ではないよ)の如く、
熱烈な賛同者が存在しない限り運営は困難をきわめる。
従って、大都会周辺では無理なため、山村僻地に集団移動し
自給自足の生活を余儀なくされる。

「住民条例」に従うと先細りのような気がしてならない。
日々の生活はきれいごとでは済まされない。
彼らの「単独」理論は、「歳入増」の施策が見当たらないのだ。
歳入増はビジネス感覚が要求される。
しかし、リタイヤしたおっさんたちが夢見る理想郷は
都会から途絶した「自然郷」のごとき環境なのだ。
当然、若者たちから受け入れられない。
人口は今以上に落ち込む。
宮崎県の新しき村同様、高齢化に悩み、運営困難に陥る。

「老人閑居して不善をなす」だね。

できることなら、「住民投票」などと騒ぎ立てる人の群れを集団移住させ、
町から切り離して生活をしていただく。
理想郷ですね。

宮代町の明るい将来を望む一群は
さっさと春日部市と合併し50年後に備えるつ〜〜のはどうだんべ。

●情報発信
宮代町臨時議会で
議長は榎本氏、副議長は飯山氏が選出された、と県版で小さく報じられた。
そして、会派も成立した。

宮代町は重大な決断を迫られる時期を迎えようよしている。
住民は(たぶん)固唾をのんで見守っているだろう。

昨年は何度か議会を傍聴した。
平日の午前〜午後に開催されるため、勤め人は傍聴は無理。
従って顔ぶれはだいたい決まっている。

興味はあっても傍聴できない人たちのために、
議員は議会報告だけでなく、
もっと積極的に情報発信すべきだろう。

周辺自治体のかなりの議員諸氏はWebサイトやブログで
日々の活動を伝えているのだが、
宮代町はたった1人というお寒い状況である。

諸氏がポスティングする議会報告は
自身の一般質問と決定事項というワンパターン。
有権者は議会以外の日々の活動も知りたがっている。

諸氏が掲げた公約実現に向けて、
どのように取り組んでいるかを知らせることが、義務ではなかろうか。

議員定数が20名から14名に低減され、
熾烈な選挙戦を勝利した精鋭諸氏である。
多くの住民から、郷土の輝かしい未来を実現してくれるのではないか、と期待されている。
その思いに応えるためにも、
視点ばかりでなく、実際の活動報告をお願いする次第であります。



情報発信は
htmlによるWebサイトがいいのか。
取り組みやすいblogがいいのか。

blogに「返信」機能をつけると、内容によっては「炎上」することもあるので、
言いっぱなし(一方通行)のblogにしている方もある。
htmlなら、発信内容を自由にデザインできるし、
掲示板をつければ、双方コミュニケーションも可能だ。

そんなわけで、議員諸氏には
自由度の高いhtmlによるWebサイト開設を
切に要望するものであります。

3月4日(火曜日)
●地域振興
埼玉県は、4月から県内を9つのブロックに区切り、
「地域振興センター」を設置する、と発表。
目的はNPO、企業、市町村が力を合わせ個性豊かな魅力ある地域づくりの促進。

宮代町は埼葛地域とか県東部に属する、と思っているのだが、
県の見方は少し違うようだ。

その証拠に、9つに区切られたブロックで宮代町が属するのが「利根地域」なのだ。
杉戸、宮代、白岡、蓮田、幸手、久喜、菖蒲、栗橋、鷲宮、騎西、大利根、北川辺、加須、
羽生、行田がこれに含まれる。
「十把ひとっからげ」という荒っぽいやりかたである。
「東部地域」とは春日部、松伏、越谷、吉川、三郷、八潮、草加。
「利根地域」は小さな町と、市の玉石混交。
「東部地域」は、町は松伏だけで、あとはすべて市。

地域振興センターは「利根地域」は行田市に、「東部地域」は春日部市に設置される。

この区切り方は、県が推奨する「合併」構想に似ている。
しかし、知事は「合併はお互いの話し合いで」と付け加えることも忘れない。
「決して押し付けではないのよ」というわけだが、
次々に繰り出される広域構想は、広域合併MAPが下敷きになっているようにも思えてしまう。

「おのおのがた、油断召されるな」

「地域振興センター」はこの4月に発足。
広域消防体制も検討中だが、厳然たる反対根拠がなければ
確か、宮代は羽生か加須のほうに本部が置かれる地域になる。
県東部は「春日部市」に消防本部が置かれる。

春日部市は、自治体としての存在感、格がどんどん上がってゆく。
宮代町はそれを指をくわえながら、眺めているだけ、つ〜〜ことのないよう、
はよ〜決めておくれでないかね。

3月3日(月曜日)
●入札
昨日読売県版に「入札改革の難しさ」なるコラムが掲載された。
筆者は読売新聞熊谷支局長。

指名入札の不透明性は以前から指摘されており
行田市では談合疑惑が発生し、前市長が自殺するという事件に発展した。
真実を知るものが、内容を墓場まで持ってゆくという自治体にありがちなパターンである。

指名競争入札の弊害を除去するため電子入札を導入している自治体も多々ある。
宮代町はどうか。
町のWebサイトを見れば電子入札への移行を模索している時期であることがわかる。
公共工事は、19年度より「原則実施」となっていて、20年度から全面導入とある。
現在は「指名競争入札」で、各事案結果が掲載されているが、
町内の業者がまことに厳しい競争を行っている。

物品の競争入札では、庁舎内のIT関連商品に応札するのは外部業者のみ。
地元業者は「指名」もされていないという状況だ。

読売コラムは、
電子入札と一般競争入札が導入され、落札価格が下がれば
競争力の強い市外業者が大型工事をあらかた受注するする事態も予想できる。
地元業者には厳しい状況になる。
「一般競争」と銘打ちながら、様々な制限を設け、実質的に地元を優遇するようなことがあれば
改革方針は骨抜きになりかねない。
透明度の高い入札と、地元業者の保護育成。双方の両立は確かに難しい。
入札方針を貫くには、地元業者の転業支援なども必要になるだろう、と言っている。

例えば、合併となれば「開国」である。
沿岸漁業で生計を立てていた人々は黒船の前に歯が立たなくなる。
そのために、「仕事を変えなさい」というのだ。
伝統の家業をおいそれと変えるわけにもゆかない。
「座して死を待つ」より「開国」に反対すれば、
家業も安泰、という考えも成り立つ。
しかし、これでは「国家100年の計」に逆行する。
まことに難しい。



電子入札の設定は慣れない人にはハードルが高い。
javaのバージョンが異なると、
電子入札の「門」を開けることができないなどの制約がる。
お困りであれば、私のところでクリアできますが。

●指定管理者制度
お役所言葉は難しいが、
指定管理者制度とは公共施設の運営を
町が行うのではなく、外部企業、団体に委託すること。
狙いは、民間ノウハウ活用により、サービス向上、経費削減を目指す。
宮代町では、平成18年に導入し、平成19年までに7つの施設に適用し
平成18年度実績で5施設で年間約1千万円の歳出削減を達成、と
町の広報誌「みやしろ」3月号に記事が掲載されてた。

この結果を見て、町も公共改革を積極的にやっている、と評価はするが、
もろ手を挙げてではない。

では、このような制度が制定されるまで、運営を自前でやってきたときは、
経営意識が皆無、ということになるではないか。
民間企業、団体が無駄の排除ができて、職員ができなかった、ということになってしまう。
甘い仕事ぶりが浮き彫りになってしまうのだ。

外部にまかせれば、確実に歳出削減ができるのなら、庁舎内の業務も委託すれば…
「そして、誰もいなくなった」ということになってしまう。
民間委託ができる業務には制限があるのだろうけどね。

図書館、郷土資料館なども、やがては外部委託になるのだろうか。

ともかく、自立の道を選択したからには、
徹底的に無駄を省く。
雑巾に例えては申し訳ないが、
水が出なくなるまで絞りきる。
そして、自治体の生き残りを図ることである。



公共施設運営を請け負っている企業、団体の一覧も掲載されている。
私企業は、東部緑地とミズノの2社。
残りは法人格である。
有限会社も1社あるにはあるが、企業としてはまだ未知数。

私企業は経営の効率化では鍛えられているが、
法人格は、国の外郭団体同様
利潤追求という経営形態には違和感がある。

社保庁、防衛省、建設省などの外郭団体である無数の社団法人が
税金の分捕り合戦に血道をあげ
天下り先として槍玉に上がっているおり、
はたして、団体が外部委託先として適正かどうかは…

3月2日(日曜日)
●周防監督
テレビ番組表などざっとしか見ないので、寸前に気がついた。
昨日21時から「それでもぼくはやってない」を放映した。
23時半近くまで見てしまった。
日本映画の監督で、唯一評価するの周防監督だ。
現代風俗や身近な問題を鮮やかな視点で映像化してくれる。
「ファンシイダンス」から見ているのだが、
「しこふんじゃった」毎回起用される俳優は個性的だ。
Shall We Dance で、平凡な役所浩二が登場した。
Danceでは一介のサラリーマン、「それでも…」では弁護士だが
こちらは静かな闘志を燃やしている。

痴漢冤罪をテーマにした映画だが、
電車で通勤する男は誰もがこの陥穽にはまる危険性を内包している。

Danceから10年目の作品ということだが、
法廷の研究にはかなり時間をさいたようだ。

ひょんなことから痴漢の濡れ衣を着せられた青年の法廷ドラマで、
同種の事件は新聞で報道されることはあっても、
裁判がどのように進展していくかなどあずかり知らぬ世界である。
警察署内拘置所の描写もある。

これだけ見せられれば犯罪抑止力が生じようというもの。

仮に冤罪だとして、痴漢に間違われやすい行動つ〜のがある。
映画の青年は、満員電車への乗り方がすでに間違っている。
駆け込んで駅員に押されて乗り込むときは、ドア側に体を向けることだ。
間違っても体の前を女性に密着させてはならない。

青年はリュックを片手で持ち、ドアにはさまった背広を引っ張り
その手の動きが前にいた女子中学生に痴漢と間違えられた。

身動きできないほどの満員で不用意に手でも動かそうものなら嫌疑濃厚となる。
こういう場合は、電車がカーブで中の人間が揺れたときを狙い
一気にはみ出した背広を引っ張るしかない。

青年は、面接に行く途中で履歴書を忘れたのではないか、と
前の駅で降りて、リュックを確認した。
こういうボケは、日常行為もどこか抜けている。
面接という大事な仕事には、前日から用意周到になるものだ。
こういう奴が企業に入ったとしても、
おおポカをやって企業に損失を招くことになりかねない。
企業は面接の前に選別できて、よかった。

電車によっては混雑時はリュックを背負うことを禁止している。

私の場合、ノートパソコン、電源、カメラ、周辺小道具一式、手帳、本など
仕事道具一式をかついで行くので結構重い。
混雑時は床に置き、両足で挟み、両手はつり革を持つことにしている。

ドア付近で奥に進めないときは、どうすべきか。
背負ったまま、周囲の白い視線に耐えながら、
ドアのガラスに手を当てるようにするだろう。
コートの一部がドアに挟まったままなら、
一度は引っ張って見るが、無理なら次のドアが開くまで待つだろう。

「李下に冠を糾さず」「瓜田に沓を入れず」

昔からの教えが頭に叩き込まれていれば
こういう被害に遭わなくて済んだろう。

仮に、冤罪としても、彼の行動は疑惑を招くに等しいものだった。

結審の際の、裁判官の最終弁論は、それを証明していた。

それと、青年は気が弱そうだった。
主張すべきときは、逡巡せずに伝えないと、相手の思う壺だ。
警察も証拠のでっちあげをするようだから、要注意。

私も、この歳にして通勤を始めてしまった。
気をつけよ〜〜っと。

裁判所には傍聴マニアの姿が結構目に付いた。
ときに、映画より面白いという。
特に、性犯罪裁判は「客の入り」が多い。

●深夜放送
NHKの2時からは「和製POPS」だった。
黒田美治、ジミー時田、寺本圭一、小坂和也、平尾昌明…
懐かしい和製ウエスタン歌手ぞろぞろ登場。

私の高校〜大学時代はウエスタンブームだった。
日劇ウエスタンカーニバルでは
ハンク・ウイリアムス、ハンク・スノウなど本場の歌手に影響され
テンガロン・ハットとGパンという和製カウボーイ姿で
ギターやバンジョー、フィドルなどを器用にあやつり
ねばっこい発音で英語の歌を歌っていた。
若いね〜ちゃんたちはキャーキャーいっていたが
私など醒めた目で見ていた。

大学で出会った友人の中には高校時代ウエスタンにかぶれ、
歌詞で英語の勉強をやったという奴もいた。
同じクラスの友人がクラブの発表会があるというので、
文京公会堂まで聞きに行ったこともあった。
当時、各大学もウエスタンバンドがあり
「オールユージュビリー」といった(かな)という
大学対抗のお祭りも盛んだった。



文京公会堂といえば、映画試写会の会場としても使われていた。
高校2年の頃だったか。
まだ、フランス映画隆盛で、ヌーベルバーグ作品が輸入されていた。
どういう手づるか忘れたが
「墓につばをかけろ」という、クリスチャン・マルカン主演の映画を見に行ったことがあった。
この映画、過激な性描写があるので、
18歳未満入場禁止だった。
高校生では見られない。
で、私服で入ったのだが、ドキドキものだった。

黒人の血が混じっているが、外見は白人に見える青年を
クリスチャン・マルカンが演じ、
相手役の女優は忘れたが、彼女を犯すシーンが刺激的だったのだろう。
しかし、世間が騒ぐほどではなかった、と記憶する。
映倫の老人たちの「老婆心」は取り越し苦労だったのだ。

映倫を「役にたたなくなったじじ〜どもが、
ことさら性描写に目くじらたてる」と揶揄したものだ。

そうこうしているうちに、俺がじじ〜になってしまった。
現代の性描写を考えれば、当時のものは他愛なかった。

3月1日(土曜日)

●アンバランス
役場とか市・区役所はそうたびたび行く場所ではない。
まして、自分の住む地域以外のそういう場所はあまり知らない。
あまりごみごみした場所には配置しないだろう、というイメージがある。

白岡町は中心部から離れた田圃の中に豪華な庁舎。
旧庄和町もゆったりしている。
杉戸町は2階建ての地味なつくりだが、前庭はゆったりしている。
春日部市は民家が隣接しているが、その間にスペースを確保している。
中央区役所は、銀座など繁華街から離れた新富町(かな?)。
周辺は密集地だが、中心となる公共施設は周囲に建物がない。
横浜の神奈川区役所は国道1号線に近い7〜8階のビルだ。
消防署が隣接している。
3方家が接しているが、裏手に反町公園という広大なグリーンゾーンがある。
同じく横浜市緑区役所は、昔はごみごみしていたが、
新しく開通した広い道に接し開放感がある。

※Googleの画面。役場と駐車場。ピンクの部分が問題箇所だ。

※地上から見ると、なんとも情けないことになっている。

わが宮代町はどうか。
2階建てのユニークな木造庁舎は景観賞を受賞したそうだが、
選考委員会が今年視察にきたら、はたして受賞したかどうか疑問だ。
それまで正門前は広い駐車場が確保され、
隣は年配者がグランドゴルフに興じる公園だ。
周囲は低い家が建ち並び、景観を傷つけるものではなかった。
昨年暮れから町役場前に造成が始まり、
あれよあれよという間に7棟の家が立ち上がってしまった。
工事は今も進展中だ。

工事が始まる前まで、その土地は当然町有地だと思っていた。
が、意外や意外。私有地だった。
当然、所有者は最初に町へ売却話を持ちかけるだろう。
町は、金がないことを理由に断る。
あるいは、妥協点を見出せなかった。
で、デベロッパーに売却したため、
役場の市民スペース前に民家が出現という
まことにみっともないことになった。

現在、旧役場跡地の公園化事業が進められている。
これにかかわる予算で、土地の購入はできないだろうが、
町は役場前が私有地であることは認識していたのだから、
いずれこのような問題が発生することは予測できたはずだ。
しかし、「町の顔づくりプロジェクト」に
公園化事業を押し切られてしまったのかね。

性急に公園にすることなく、
何年かは有料駐車場にしておき、
正門前の土地をどう確保するかに知恵を絞ったほうがよかったのではないかな。

少し歩けば豊かな自然が広がる町なのだが
市街化地域の都市計画、しかも自分の足元が「犯される」ようでは
由々しきことなのだよ。

●春の音
畦道に早春を告げる野草が咲き出した。
オオイヌノフグリやホトケノザだ。
この1〜2日、再び季節風が吹きまくっているが、
小さな花たちはそんな風圧をものともしない。

季節を告げる俳句はおびただしい。

「青蛙おのれもペンキぬりたてか」 芥川龍之介

この句が生まれたころ龍之介は鎌倉に住んでいた。
同じく鎌倉文士の高浜虚子に芥川は斧正(詩文の添削)をしてもらっていた。
「青蛙…」は龍之介もかなり気に入っていたらしい。
この句は高浜虚子が主宰する「ホトトギス」に掲載されたという。

初夏の頃、ベランダに迷いこんだ青蛙を接写したことがある。
青といっても、実際は緑なのだが、
皮膚がぬめっとして艶がある。
まことにペンキ塗りたての感あり、なのだ。

「青蛙」は夏の季語だ。
「ペンキ塗りたて」は季語ではないが、なんとなく春の感じがする。
これには理由がある。
まだ学生で、広告研究会で広告制作の真似ごとをしていた頃か。
当代人気のコピーライターに「土屋耕一」氏がいた。
現役を退いてから「軽い機敏な子猫難匹いるか」など「回文」で一家を成している。

氏は伊勢丹の広告を作っていたのだが
「ペンキ塗りたて春の色」というキャッチフレーズで
春のファッションをアピールしていた。
イラストは毛利氏。
当時、このコンビは感覚的に優れた広告を連発していた。
この広告のイメージがあまりに強すぎて、
「ペンキ塗りたて」が春のイメージになってしまった、というわけ。

土屋氏は芥川の俳句を知っていたのだろう。

明治時代に「ペンキ塗りたて」とは斬新な感覚だ。
ところが、ルナールの「博物誌」に

「蛙---ペンキ塗りたてご用心」 という短詩がすでにあった。

これは、すでに岸田国士氏により翻訳されていたのだ。

芥川は、ルナールに、土屋氏は芥川かルナールに触発されて
俳句や、名作と呼ばれる広告が誕生した。

つまり、創造の栄誉は早い者勝ち、ということである。

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