田舎三昧の生活と意見

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●吉太郎童謡集

■Contents■
01 つくし
02 都知事選
03 弱点
  初登板
04 夕焼け
05 ワーキングプア
  すっぽん現代
  失敗の研究
06 旅人の目
  損得勘定
07 特派記者
  表明
08 どきどき
  つくし
  悪材料
09 蒼き狼
  旅番組
10 新種続々
11 金属ドロ
  どっちもどっち
  早春
12 兄弟
  波乱
13 参議院予算委員会
  ららぽーと横浜
14 希望の星
  混戦
  接戦
  ぎりぎり
15 もちなおす?
  だめだこりゃ
  嘘
  無事完了
16 都知事選
17 深夜
  気
18 DTP
19 沈丁花
20 参謀
21 墓参
22 続々
  うぐいす
23 桜
24 隣町
25 桜市
26 自転車
27 植木等死去
28 生姜焼き
  開花
29 社長辞任
30 強度不足
31 沖縄戦

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Area
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Culture
Expression
Ginza
History
Hobby
Movie/Drama
PC
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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3月31日(土曜日)
●沖縄戦
教科書検定で「沖縄戦」に関する記述に文科省からの指導が入った。
正式には「検定意見」というのだそうだが、
これに従わないと、お墨付きがもらえず、教科書として認められない。

日本史の教科書で、これまで、太平洋戦争最後の激戦地沖縄で
民間人の集団自決で日本軍の強制あるいは命令があったという
記述を、「誤解する恐れがある」として、「追いつめられて集団自決した」
に変え、軍の関与をなくした。

これに対し、沖縄県民からは「集団自決を軍と切り離しては考えられない」など
反発が出ている、という。

事実、洞窟内で集団自殺、断崖絶壁からの飛び降り自殺が多発したのだが、
「鬼畜英米」と教え込まれ、追い詰められての絶望的な死だったのだろう。
沖縄戦では日本軍の指揮系統が乱れ、
小隊が独自で民間人に無理難題を押し付けたケースが多いのではないだろうか。

洞窟内に軍人と民間人が潜んでいて、赤ちゃんが泣き始めた。
敵に察知されるから黙らせろという軍人。
母親は赤子の口をふさいでいたが、その子は死んでしまったという悲劇もある。

だから、「日本軍の強制」という表現では司令部命令のようで誤解を招く。
「作戦行動を展開していた一部の軍人の命令で集団自決に追い込まれた沖縄県民もいた」
では、どないなもんでしょうか。

3月30日(金曜日)
●強度不足
姉歯事件でマンションの耐久性がクローズアップされたときから、
これは氷山の一角だ、と思っていた。
このたび、国交省が全国のマンション、建築5年以内程度、を
無作為に抽出し耐震強度を調べたら
約1割で設計ミスが見つかり基準の60〜90%台の強度しかない
恐れがあるなどと発表した。
まず、1割というのが意外だった。
2〜3割くらいはあるのではないかと推測していたから。
さらに耐震強度が60〜90%というのは幅がありすぎる。
60%の物件に住むひとは、同じ被害でも90%に人を羨むだろうね。

原因は建築士の設計ミスによるところが多いというが、
単純ミスなのか、いわゆる鉄筋を減らしたり細くしたり、しゃぶコンを使った
「経済設計」を行ったからなのか。
どっちにせよ、携わった建築士は資格剥奪などの厳しい「おしおき」を
しなくてはいかんね。
購入するのは庶民。
長いローンを組んで払い続けなければならない。
欠陥マンションだったら人生設計が一瞬のうちに狂ってしまうもんね。

3月29日(木曜日)

●社長辞任
人事改選の時期である。
新聞の経済欄は毎日、新社長の紹介で賑わっている。

関西テレビ「あるある大辞典」捏造の責任をとって、やっと社長が辞任した。
医療、美容、健康などの分野の新知識を紹介していたの?
類似番組は他局でもやっている。
こういう番組はまったく興味がないので見たことがないのだが、
ある食品が紹介されると、翌日のスーパーの目立つ位置にその商品が
並べられるというほど影響力があるようだ。

面白くてためになる情報番組だが制作側の苦労は並大抵ではない。
毎週、新しい話題を提供しなくてはならないのだから。
請け負った制作会社は孫請けに丸投げ。
階層構造の一番下は、安い制作費と短い製作期間で作らざるを得ない。
だから、もっとも大切な「裏を取る」ことがおろそかになった。

だいたい身近な画期的な話題など無尽蔵にあるわけがない。


三洋電機の野中ともよ会長も退任。
井植創業家の役員も同時に退任。
NHKのキャスターをやっていた方に
あのような大企業のトップが務まるのかと思っていたが、
経営再建ままならず、奮闘空しく…である。

クリーンエネルギーを標榜し高性能乾電池を発売した。
携帯電話、携帯音楽プレーヤー、デジカメ、ノートパソコンなど
最近は電池がなければ動きがとれない。
目のつけどころはいいのだが、
肝心の家庭電化製品が軒並み不調では利益があがらない。
デジカメも自社ブランドは低調でOEMで食っている。
好材料がないのだから、経営基盤の確立などできない。
若い新社長は労務畑出身。
どのような手腕を発揮するのだろうか。

3月28日(水曜日)

●生姜焼き
定食の定番、生姜焼きだが
ラジオから意外な情報が流れてきた。

この大衆的な食べ物を最初に作ったのが「銭形」だという。
「ん?」
銭形って、あの銀座の?
聞き耳を立てていたら「斎藤**」さんが戦後間もなく開発した、という。
やっぱり、あの「銭形」だった。
銀座7丁目、の角を昭和通りに向かって折れる。
2番目の通りの角に「銭形ビル」がある。

私が顔を出したのは昭和45年頃だ。
その頃銭形は銀座8丁目にあり、昼は食堂、夜は飲み処になっていた。
隣のビルに勤めていたので、昼・夜の食事をそこでしていた。
創業者のおやじさんは新潟出身で恰幅がよかった。
おかみさんもいつも店に出ていた。
色の白いふっくらした人でいつもにこにこしていた。
しばらくして、7丁目の現在地に自社ビルを建て、
1階はラーメン屋に貸し、2階が飲み屋、その上が宴会場になっている。

店の近所で喫茶店をやっていた息子が店を手伝うようになった。
今では、おやじさん、おかあさんは引退し
息子の「よ〜ちゃん」と彼の息子が切り盛りしている。
最近、銀座に出かけることもめっきり減ったが、
小学校の同級生が銀座の画廊で個展を開くときは
その帰りに顔を出すことにしている。

そういえば、大昔、「よ〜ちゃん」から「生姜焼きはウチが元祖」というような
ことを聞いたことがあったかもしれないが、
「ほんまかいな」と聞き流していたようだ。

今度、行ったらこの話で盛り上がろうかな。

●開花

やっと咲いた、桜。
個体差があるらしく、7分咲きもあれば1分咲きもある。
先週、土日の天候が悪く、桜も咲かずで、さんざんな桜市だったが、
今年は、4月1日、桜市リターンマッチがあるという。
桜は満開、あとは晴天を祈るのみ。


3月27日(火曜日)
●植木等死去
80歳だったんですね。
晩年は渋い役者をやっておりました。
昭和30年代中頃から昭和40年代中頃まで、
クレージーキャッツ全盛。

シャボン玉ホリデーはよく見ておりました。
番組最後にザ・ピーナツッとハナ肇のコントがあった。
ハナが病床に臥せっていて、孝行娘のピーナッツが看病している。
余命幾何もないのだろう。
悲しい場面に、突然、はしゃぎながら植木が出てくる。
一騒ぎした後、「あらっ、お呼びじゃない」と姿を消す。

「お呼びじゃない」は流行語になった。

日本経済は右上がり。
ざわついていた世相だったが、クレージーキャッツは
嫌味のない笑いを振りまいていた。

最近の高校生あたりは、「昭和っぽい」というのは「古い」という
ことらしいのだが、「明治」は超大昔なんだろうな。
昭和の人間が江戸時代を思っていたような…

3月26日(月曜日)
●自転車
いい陽気になってきた。
室内に置いたクロスバイクの出番がそろそろやって来る。
最近、町内でもママチャリではない自転車に乗る男性を見かけるようになった。
比率はマウンテンバイク9、ロードレーサー1。
クロスバイクは見たことがない。

同好の士がいればツーリングが
もっと楽しくなるのかな、と思うけど
思いたって一人気ままに走るつ〜のもなかなか捨てがたい。

フリーが長かったせいか、
予定を決めて複数で行動することはほとんどなかった。
だから、今もって一人遊びは得意ね。

3月25日(日曜日)

●桜市
朝から冷たくあいにくの雨。
笠原小学校前の桜は、まだつぼみが固い。
花見の景気づけのぼんぼりも寂しげだった。
お祭りは2日間、訪れる人の姿もないまま今日でおしまい。
雨天順延にしなくては、仕込んだ電気設備も無駄になる。

宮代の開花状態を見極め
3月中がいいのか、4月満開の頃がいいのかを判断しないと
せっかくのイベントも、しめっぽいまま終わってしまう。


3月24日(土曜日)
●隣町
杉戸町の町長選が激戦のようだ。
現職に3名の新人。
春日部市との合併を掲げる男性3人に対し
合併せずに自立の道を行くべし、とする女性。

宮代町は今のところ静かである。
火は消えてしまったのだろうか?
隣町の動きを静観している場合ではないと思うが。

3月23日(金曜日)
●桜

都内の開花宣言は一昨日行われたが
わが町の桜はまだ1輪も開いていない。

昨年より長いぼんぼりの列ができ
人の出を待っている。
今年は何組ほどの宴がこの下で行われるのだろうか?

3月22日(木曜日)
●続々
都知事選公示、立候補受付が始まった。
なんと13名が名乗りをあげている。
実質、石原・浅野の戦いになりそうだというのに。
ドクター中松といえば、フロッピーディスク、家庭用石油ポンプの発明家。
毎回落選しているのだが今回も立候補。
そのまんま東に触発された桜金造。
頭を剃り挙げた異様ないでたちでインタビューに応じていた。
初めて名前を聞く人たちもぞろぞろ。

参加することに意義があるわけではないのにね。

●うぐいす
雪も降らず、間もなく春、と思っていた矢先、
強風は連日吹きまくる、気温は下がる。
冬に逆戻りしたような日が続いていた。

今朝は比較的おだやか。
ジョンの散歩の帰り
いつもカワセミと遭遇する
雑木林の奥のほうから
ウグイスの声が聞こえてきた。
かなりしっかりとした鳴き方だった。

町はもくれん、こぶしが満開だ。
桜のつぼみはまだ固い。
都内は開花宣言が行われた。
あと、2〜3日もすればわが町の桜も
ほころびはじめるのだろう。

関宿城の中ノ島公園のこぶしも
咲き誇っているのだろうか。
関東でも有数の大きさの樹木という。
今年は見たいと思っているのだが
なかなか時間がとれない。

3月21日(水曜日)

●墓参
春分の日。
いつもなら彼岸の入りに行くのだが、
中日に出かけるのは珍しかった。

久々の電車である。
春日部を過ぎると、広大な空き地にビルの骨組みが立ち上がっていた。
三井不動産が開発する複合ショッピングセンター「ララタウン春日部」。
(タウンだったは定かではない)。
先日横浜線鴨居駅の川向こうにオープンした「ララポート横浜」。
同じ「ララ」なのだが、
「ポート」と「タウン」は敷地面積の違いなのだろうか。

そんなに大きな寺ではない。
しかし、町の名前にもなっているほどだから歴史はある。
吉原が盛っていた江戸時代の古地図にも見つけられる。
樋口一葉の「たけくらべ」は寺の界隈が舞台になっている。

寺の日光街道側には巨大なマンションが立ちはだかっていた。
何年か前、「建設反対」の垂れ幕やポスターを見かけたが
結局、そのまま執行された。

帰りは浅草に出ることが多かったが今回は上野へ。
東北の玄関口も最近は様変わりが著しい。
天井の高いコンコース下は左右にエキナカショップが目白押し。
休日ということもあってなかなかの人出。

目指す食事処は公園側にある。
上野駅に沿って急な坂がある聚楽の右端。
竹が植えてある新しいビルの脇に
上野の山に抜ける階段ができた。
その、中腹が「板前ごはん 音音」の入口。
13時過ぎということもあって行列ができていた。
本来、並ぶのは嫌いなのだが別の店が思いつかない。
10分ほどで店内に案内された。

以前、小学校のクラス会の帰りに入った店で
座敷の雰囲気がよかったのだが、
今回は、窓側で駅が眺められる。
頼んだ料理ができるまでまた、待たされた。
が、下を通る人の波、車を見ているだけで楽しかった。
なにしろ、地元ではこういう光景は皆無だもんね。

味は普通。
ランチメニューでなく
前回のようにコースを注文しなくてはだめなのかね。

昼間のビールがきいたのか、帰りの電車はよく眠れた。

3月20日(火曜日)

●参謀
石原都知事の選対委員長は、佐々淳行氏だそうだ。
警察官僚、危機管理のプロにして、あの赤軍・浅間山荘事件の指揮官。

先祖は戦国武将、佐々成政、水戸黄門でおなじみの助さんこと佐々宗淳。
母方も鎌倉時代初期の武将。鎌倉幕府の御家人で、初代侍所別当・和田 義盛というものすごい家系。
あの石原氏にずけずけ物を言えるのは、このくらいの人でなければならないのだろう。

慎太郎氏に、挑発にのって応戦するな、と進言したらしいが
毒舌慎太郎も苦笑いをしていた。

3月19日(月曜日)

●沈丁花
満開である。
周囲が暗くなり
風の勢いも弱まると
存在が際立ってくる。

夜の庭は
妖艶な人がたたずんでいるような
香りに包まれる。

3月18日(日曜日)

●DTP
Macを使っていた頃、DTPという言葉が光っていた。
DeskTop Publishing(机上出版)の頭文字をとったものだが、
パソコンで出版物のレイアウトを行う画期的な環境をMacが実現していた。
当時、パソコンはNECのPC−9800シリーズが
寡占状態で、OSはMS−DOS。
ワープロは「一太郎」「松」が人気を二分していた。
黒い画面に白抜きの文字が映し出され
凝ったレイアウトを行うのは至難の業だった。
そのうち、アスキーから「ZeitWord JG」という
レイアウトもできるワープロが発売された。
それは、乳白画面に黒い文字を表示し縦組みもできた。

Macは相変わらず少数派だったが、
「Aldus PageMaker」というレイアウトソフトが
人気を牽引していた。
プロはQuark Expressという
軽く10万円を越すバカ高いソフトを使っていた。
小さな画面ではA4のレイアウトを行うのはつらい作業だ。
全体を見渡そうとすると、文字がラインに変わってしまい実用的ではなかった。
デザイン事務所は大きなディスプレイを使っていたが
非力なCPUとよくフリーズする環境でも嬉々として作業をしていた。

環境はMS−DOSからWindowsとなり何年かおきに進化している。
「What you see is What you get」(だったかな)
画面でみたものが、そのまま出力できると喧伝されたが、
やっとMac並みになったか、とAppleユーザーは思っていた。
最近、レイアウトソフトは、プロの世界ではAdobe InDesignが使われる
ことが多くなっているらしい。

最近、レイアウト物を作る機会が多くなっている。
今はWindowsユーザーになってしまった。
Mac時代から使っていたCANVASというドローソフトの
Windows版をよく使う。
この種のソフトはAdobeイラストレータが定番だが、
1枚物の作成には向いているがページ物は不得意だ。
Microsoft OfficeにはPublisherという
レイアウトソフトがあるが、これを使う人はどれほどいるのだろう。

この3本を使い比べてみたが、CANVASは使いやすい。
これ1本で、ペラ物、ページ物、ホームページ、写真のレタッチをこなす
ドローがベースなので、見出しなどの文字デザインも行え
3Dも作成できる万能ソフトなのだ。

CANVASデータで渡しても開けられる人はいないので
pdfに変換することになる。
最近は、印刷所にpdfで渡しても2色程度ならそのまま印刷してくれる。

CANVASは、いまいちマイナーなソフトだが
よく手になじむ万能ナイフといった存在だ。
しかし、眠ったままの機能がまだまだある。

3月17日(土曜日)
●深夜
ちょいと酒を飲んで24時過ぎの
裏道をチャリで走っていた。
こんな時間に、こんな地元の道を走っているのに
後ろから乗用車がきた。
左に寄ってやり過ごそうとした。
その車は追い越し、私の前で止まった。
なんとパトカーだった。

チャリと言えども、酒気帯び運転は罪になる。
やべ〜な、と思ったが仕方がない。

連れは(男だよ)は、チャリで逃げるような素振りで
スピードをあげ、横道に入った。
パトカーはそれを追うように私を追い越していった。
彼は、水路でションベンをしていた。

2人の警察官が降りてきた。
彼は尋問に対し、権力の後ろ盾があるようなことを喋った。
警官は、そんなことを言われても困る、というようなことを
言っていた。

私は、抵抗しないように極力努めた。
酒気帯び運転のお咎めもなく無事開放された。

主要道路ならともかく
全く人通りのない道である。
こんなところまでパトロールしていることに対し
防犯観点からは頼もしく思ったが、
酒を飲んだから裏道を走っているわけでもなかった我われとしては、
変に疑われたことで、大いに気分を悪くした。

酔っ払って警官といざこざを起こすなんつ〜ことは
別に恐れることはない。
若い頃は、文京区の警察署に連れてゆかれ警官とやりあったことがある。

もう血気にはやることはないが、
理不尽なことを言ったら
対応するつもりでいたが、彼らは去っていった。
お役目ご苦労さん。
せいぜい、深夜の町を走り回っておくれ。
俺は寝る。

●気
樹木から「気」が出ているという。
なかでも桜は著しいという。
ある方が、桜を抱くようなポーズととった。
樹とは接触せず数ミリの間隔を保つ。
手のひらがピリピリしてくる、という。

その方は、喋りに自信があった。
同行中、人生の成功話のようなものを聞いた。
今まで、そのような方とはお目にかかったことがなかったので
拝聴していた。

で、桜を、私も抱いた。
ピリピリこない。
その旨を言ったら
「感度がにぶいんじゃないんですか」と言われた。
いま流行の「鈍感力」つ〜んですかね、と私。

信仰とか迷信とはまるで無縁の小生としては
「だから何よ」

馬鹿言って飲んで帰れば沈丁花。

むせるような深夜の香りに
「気」がいきましたが。

3月16日(金曜日)

●都知事選
ぬわんと、コメディアンの「桜金造」が立候補の意向だって。
あの、今はなき小山遊園地のコマーシャルで鼻に指を当てていた御仁だ。
「乳児院やフリースクールなど、
子どもの発育に関する施設への支援に取り組みたい」と動機を語ったようだが、
これが出馬動機なら知事ではなく、都や区の議員でいいんじゃないの?
住んでいる地域で実績を挙げてからだよな〜。

昨夜は主要候補の4氏が中野で公開討論会を行ったようだが、
その流れで古館のテレ朝、筑紫のTBS、ニュース番組に顔を出していた。
六本木から赤坂への移動だからそんな綱渡りも可能ってわけだ。
古館の番組では、司会者が石原・浅野に質問を向けるものだから
黒川氏の発言時間がほとんどなかった。
番組の終わりで少々おかんむりの黒川氏の姿が映し出された。
筑紫番組の進行は、しゃべりの多い古館とは異なり
参加者に平等に発言機会が与えられるような内容でスタートした。
それが終わり、比較的自由な発言タイムで
黒川氏はかなり控え目だった。
なにがなんでも割って入って物を言おうという人ではなかった。
浅野氏は相変わらず人を食ったような表情で
都合が悪くなると、はぐらかしていた。
自信過剰なのだろうが、好きになれないキャラである。

元足立区長の発言は正論すぎるのと
ピントがずれているようなところがあった。

石原氏はいつものトーンとは異なり
過激な発言はなく,
お詫びをしたり、比較的神妙だった。

3月15日(木曜日)

●もちなおす?
朝青龍、同郷の安馬に勝った


●だめだこりゃ
都知事選に立候補している建築家・黒川氏が記者会見を行い
選挙戦術を公開した。
選挙カーの模型を示した。
ガラス張りの都政をイメージしてシースルーの車だった。
次に、氏が所有する豪華ヨットで神田川を上り
南こうせつに「神田川」を歌わせる。
運動最後の日に東京上空から桜の花びらをまく。

最後に、自分の愛称を自分で決めました
「下町のナポレオン」です。
なぬ?「いいちこ」のことではないか!

おふざけが過ぎるようなパフォーマンスである。
これでは先が思いやられる。

石原氏のキャッチフレーズは「東京再起動」。
「再起動」とはパソコンでよく使われることば。
OSがフリーズしたとき、電源を入れなおすことをいう。
「リセット」ではないのね?
ということは、石原都政がフリーズしている(機能していない)のを
自ら認めた、ということ?

●無事完了
昨、深夜確定申告書類完成。
本日早々に提出。
例年は郵便局から郵送していたが、
役場の申告会場でも受け付けている、ということを知った。
郵便なら切手代。
膨大な領収書が入っているので80円というわけにはゆかない。
役場ならロハ。
来年もここで。

この作業が終わると、新しい年がやってきた、と思う。
2ヵ月半遅れの新年だ。
最近は、4月始まりの手帳があるという。
新年度が社会人の新年というわけ。
例年、ユニークな広告を展開する「手帳の高橋」が
この時期に積極的に新聞で展開している。

例年、年末、銀座の伊東屋で手帳を購入していたが
今年はいただきものを使っている。
最後まで使い切ったことがないのだから
それでよし、とした。

●嘘
西武球団が早稲田の選手に金を渡していた。
親と球団の密約で、生徒は知らないことになっていたが、
それが、嘘だった。
3年生の野手の清水勝仁(かつひと)選手(21)が
良心の呵責から告白。
「アマチュア野球のルールに反し、ご迷惑をおかけした。
すぐに本当のことが言えず、反省している」と頭を下げた。

清水選手は兵庫県内から岩手県の専大北上高に進学。
同校に在学中だった高校3年の2003年8月に、西武関係者と接触、
将来的に西武に入団することを約束した文書に本人がサインしたと見られる。
早大進学後の2004年春ごろから、学費などの名目で月額10万円を手渡されるか、
もしくは銀行振り込みで受け取った。
西武側の説明によると、2005年10月までの間に、
総額1025万7800円を西武から受け取った。

ルール違反と知りつつ親孝行の先取りをしたのだろう。
西武からの悪魔の囁きを蹴っていたら、
彼はどうなっていたろう。
偉大な選手に成長していたら各球団からもっと
高額な金が動いたろうに。
情報では、期待外れ気味のようだ。

彼は、早大野球部を退部することになるだろう、との観測。
四国のリーグに所属して
そこからプロの道に這い上がるのかね。

3月14日(水曜日)
●希望の星
福島県矢祭町の町長根本良一氏(69)といえば
「自立」を目指す自治体の希望の星だった。
なにしろ、平成の大合併に対抗するように「合併しない宣言」をしてしまった。
一躍マスコミの脚光を浴び、矢祭町の名は全国に知れ渡った。
6期という長期政権に自ら幕を引いたのか。
彼の敷いたレールを進めば、ここ何十年かは「独立自治体」でゆけるのだろうか。

●混戦
夕張市の現職が引退表明。
この財政再建団体の市長の座を狙う人たちがなぜか多い。
全国から資料請求があるという。
地元からは2人が名乗りをあげている。

全国各地で10回以上の出馬歴がある青森県の会社経営者(57)は「
私財100億円を夕張再生に使ってもいい」と豪語する。
この人は木下藤吉郎氏ではないの。おっと違った羽柴秀吉氏だった。

真っ先に名乗りをあげた千葉県野田市の元市議(62)は
7日に家族4人で越して来て、地元回りを始めた。
帯広の無職男性(66)は「誰も出ないなら小遣い稼ぎに」という、勘違い男。
男性フリーター(33)は「供託金100万円はためた」と出馬宣言。
説明会にはカナダ在住の日本語放送プロデューサーも出席。
選管には東京、大阪、新潟、愛媛などから照会が来ている。

どこまで本気、どこから野次馬という百花繚乱ぶり。
売名の士の割合のほうが高いと思うが。

候補者が乱立すると「再選挙」の可能性も高まる。
公選法では有効投票総数の25%以上得票しなければ当選できない。
当選者がいなければ50日以内に再選挙が行われる、ということだ。
そうなれば、また血税が使用されることになる。

●接戦
朝日新聞の調査によると
都知事選では石原現職と元宮城県知事浅野氏が接戦という。
黒川氏、吉田氏は早くも圏外?
丸山弁護士が一時期色気をみせたようだが、撤回。
ふくろう博士が今のところ態度保留。
実質、石原・浅野の戦いになるのかね。

●ぎりぎり
明日が確定申告の締め切り。
例年、ぎりぎりに仕上がる。
今年こそはゆとりをもって、と思っていたが
結局この日までずるずると引きずってしまった。

がんばるっきゃないね。

3月13日(火曜日)
●参議院予算委員会
NHKラジオで中継をやっていた。
ワンセグTVでNHK総合を表示させてみた。
面白いことになっていた。
どちらもNHKの実況中継だから同じ内容を送ってくるのだが、
議員の質問、閣僚の対応など
すべて、ワンセグのほうが3秒くらい遅れる。

デジタル放送は中波より到達が遅い、ということもないのだろうから、
PCの回路を通るうちにこのタイムラグが発生するのかね。



山東昭子議員が、農業振興と農村地帯の景観向上について
首相に質問していた。
特に景観についてはフランスの美しい風景を引き合いに出し
日本の農村風景は劣る、といった発言をした。
とくに、これから桜の季節になると、
農山村は美しい桜の脇に
プラスチックの毒々しい桜やぼんぼりをともし
風景を台無しにしている。

おっと、この議員は我が宮代町のことを知っているのか、と思いましたよ。
間もなく笠原小学校前で恒例「桜市」が開催されるが、
議員ご指摘の毒々しいピンクのプラスチックのピラピラと
ぼんぼりが設置されるのだ。
夜桜を楽しんでいただきたい、との
実行委員会の親心なのだろうが、
昨年は、寒いので1〜2組が桜の下で宴をしておりました。

サーチライトで桜の足元から照らせば
妖艶な美しさになると、思うのですが。
今年は、どんな仕掛けなのだろう。

前にも言ったが、
宮代町は桜の木が多い。
これを観光資源として十分活用しているとは思えない。
わずか、100m以内の短い場所で「桜市」が開催されている。
もったいないことだ。
もっとも所在を知る住民だけがゆっくり楽しめる。
こんな贅沢なことはない。
ありがとう。

●ララポート横浜
昔から船橋店が有名だったが、いつの間にか豊洲に、
それから柏の葉公園近くの大型街区に、
またまた横浜都筑区にと、首都圏に続々出店している。
ララポート横浜は、JR横浜線鴨居から鶴見川を渡ったところにある。
昔は緑区だったが、港北区の一部と合体して都筑区になった。
この区は地下鉄、国道246、第三京浜など交通網が縦横に走り元気がいい。

このララポート横浜に百貨店「SOGO」が出店するそうだ。
この巨大な商業施設+街区がこの地域の活性化の切り札になっている。
もとはNECの工場があった場所だ。

私が、この宮代に越してくる前
NEC工場を川向こうに見る
駅前のマンションに住んでいた。
バブル全盛期の頃だ。
10階建ての6階だったから眺めはすこぶるいい。
ゆるやかに蛇行する鶴見川がよく見渡せた。
向こう岸の土手はサイクリングロードになっていて
市ヶ尾を越えて鉄町まで続く約1時間のコースだった。
ドロップハンドルのツーリング車で緑区から青葉区までよく走ったものだ。
終点の酒屋でビールを飲んで帰途につくのが習慣になっていた。

鉄町の丘の上には名門桐蔭高校がそびえている。
この界隈はかつて佐藤春夫が短期間住んでいて「田園の憂鬱」を著した場所だ。
発表されたのは大正9年というから、
暮らしているうちに「憂鬱」な気分になってしまったんだろうね。
見渡す限り雑木林と畑しかなかったろう。
すぐ隣の地区で、時代劇の撮影を見たことがあるくらいだから
大正時代だったら、まだ江戸の雰囲気を色濃く残していただろう。
都会人が住み着くには勇気がいることだ。


NEC跡地にショッピングセンターができるということを
聞いたのは、私がこちらに越してきてだいぶたった頃だ。
私が住んでいた部屋からは、
どんな人が、どんな風景を見ているのだろうか。

隣町の春日部市では
旧庄和町の30過ぎの職員が
自分のパソコンに年金関係の資料を入れたまま
ファイル交換ソフトを使っていたので
住所録を流出した、と報道された。
その、庄和地区の16号線沿いに
大型ショッピングセンターの工事が始まっている。
さらに、春日部駅隣接地も同じような施設の工事が進む。

気の利いた施設が何もない宮代町だが、
隣町に行けば享受できる。
合併すれば同じ市の施設となるのだが。

3月12日(月曜日)
●兄弟
松下電器のLUMIXが人気だ。
広角28mmを搭載して、コンパクトデジタルに新しい流れを作った。
以前から、ライカのルミックスレンズを用いていることもあって
独LEICA社とは関係が深い。
LEICAは自前の「M8」という従来からの35mmカメラの流れをくむ
デザインのデジタル一眼レフがあるが、
松下電器と共同開発した一眼レフとコンパクトタイプがある。
その1台がこれだ。

右が松下製、左が松下の機種をベースにしたライカブランド。
松下のデザインとは微妙に異なる。
余計なものを取り去って、赤丸の中に
Leicaのロゴが光っている。
松下の大阪風こてこてに比べライカのほうがすっきりしている。
松下は希望小売価格49800円だが実質34500円。
一方ライカはブランド料が入って6万円台になる模様。
ちょい惹かれますが、土台が松下なので…

●波乱
春場所が初日、2日目と大荒れだ。
横綱朝青龍がなんと2連敗。
かつてこのような椿事があったろうか。
週刊現代の八百長相撲報道が響いているのかな。

早く立て直さないと、これまでの栄光にも傷がつくだけでなく、
あの記事は本当だったのかも知れない、と思う人も増えるだろうね。

3月11日(日曜日)
●金属ドロ
北関東で頻発している金属ドロ。
世知辛い時代になったもんだと思っていたら
ついに、2人組みの鉄板ドロが逮捕された。
どちらも30代中ごろ。
1人は春日部在住。
もう1人はわが町、宮代の配管工という。
あ〜、はずかしい。

●どっちもどっち
西武球団が早大と東京ガスの野球選手に金を渡していた。
協定違反の行為はもちろん西武が悪い。
早大野球部の監督は西武を痛烈に批判している。
4年間で1025万7800円の金を受け取った
早稲田の選手だが、本人には知らされていなかった。
親と西武の密約だった。

この親は(金が与えられたことで)息子が慢心してはいけない、と黙っていた。
高額な授業料を支払うのが大変でそれに充てた、ということだ。
この親の態度がおかしい。
明治大学の一場投手が、これで退部し監督の首もすげ変わった。
こういう事件があったことを知っているはずだ。
金銭授受がどういう結果を招くかも当然わかっていた。
結局、親のスケベ根性から発生した。
「魚心あれば水心」
子供をダシにして金を受け取った、ど〜しょもない親なのだ。

●早春
春の到来をいち早く告げてくれる雑草が
「ほとけのざ」と「いぬふぐり」。
赤紫と白に青の小さな花をいつもの散歩道で
見かけるようになって久しい。

ぐるっと回ってレジーナ脇のフェンスを通る。
いやでも目に入るのが、細い土の部分だ。
芝が植えられているので、本来ならここに緑が芽吹いてもいい。

町のホームページで「わだちの道」と紹介されている場所なのだが、
無残な姿をさらしている。
ここを通る車は道路の真ん中の土の部分を「わだち」などと思っていない。
中途半端な分離帯、太すぎるセンターラインとしか認識していない。
だから、タイヤに踏みつけられた芝は全滅してしまった。
今年は、また植えなおすのだろうか。
何度も何度も同じことを繰り返す。
たいした金額ではないだろうが、緊縮財政の町の無駄遣いであることには変わりない。

この「わだちの道」はすでに、2本開通していおり
思った効果はまるでなかった、ということを町は認識しているはずである。
それなのに、3度目も同じ過ちを犯した。
「懲りない連中」といおうか。
「税金だから鷹揚に使う」といおうか。

中国の役人が山の緑を取り戻すのに緑ペンキを使ったように
この道も舗装しなおし、幅30cm程度の緑のペンキを使ったほうが
いいのではなかろうか。

3月10日(土曜日)
●新種続々
ラスベガスで開催されているカメラショーに
日本のメーカーが数々の新製品を投入している。
コンパクトデジカメもそうだが、
今回はデジタル一眼レフが異常に熱い。
オリンパス、SONYも現行モデルの上位機種を展示。




写真で見る限り、表面仕上げもすばらしく
どれも精悍な面構えをしている。
CANON、Nikon、Pentaxからの
サプライズ製品は今のところない。
SONY製は、本来ならMinoltaブランドだった。
昔のように、Konica、CONTAXブランドが加われば
35mm一眼レフが華やかだった頃が再現されるのだが…

この1〜2年、デジタル一眼は低価格路線で競合してきたが、
いよいよ、ボディの素材は金属を多用した高機能、
いわば重戦車なみのモデルが賑やかになるのだろう。
コンパクトタイプもSIGMAのような個性的な機種が
各社から登場してくれば、さらに面白い。

3月9日(金曜日)
●蒼き狼
チンギス・ハーンを描いた映画「蒼き狼」が人気であるという。
主演は反町隆史。
戦闘や皇帝即位などスペクタクル・シーンはCG処理も可能なのだが、
モンゴル軍隊、2万人に及ぶ現地のエキストラ出演でスケール感があるという。
だが、主演はじめ台詞のある多くの俳優は日本人で
日本語で演じられる蒙古の物語。
肝心の蒙古での評価はどうなんだろう。

もし、蒙古の俳優が日本で「徳川家康」の映画を撮影する。
北海道原野で自衛隊や日本人のエキストラを使って
「関が原の合戦」シーンを撮影したらどんな具合か。
ちょんまげを結っているが会話は蒙古語。
奇妙な映画だと思うのだが。

●旅番組
埼玉テレビ、愛称「てれたま」。
わが家はUHFのアンテナがないので視聴できなかったが
共同アンテナになってからクリア受信できるようになった。
横浜時代も神奈川テレビは見たことがない。
一体何が面白いのだろう、と思うような番組が目白押し。

たまにチャンネルを合わせると
昼間からカラオケ、ダンス番組が飛び込んでくる。
それも、地元ののカラオケスナック、ダンススタジオの常連が
次々と歌い、踊りまくる。
好きな人にはたまらないのだろうが、興味のない人には
これほどつまないものはない。
それに、通販番組が多い。
スポンサーは地域密着の店舗、企業で
ナショナルスポンサーはほとんどない。
これがUチャンネルなのだ。



栃木路・鬼怒川・川治・湯西川の旅番組を見た。
ガイドは見たこともないお国言葉まる出し、若い男の2人連れ。
川治温泉街の甘味処で白玉、葛きりバニラアイスを賞味する男2人。
「うめそ〜だなや、くうべくうべ」
ちっともうまそうではない。

男2人、川治温泉を代表する「一柳閣」へ移動。
フロントで館内の風呂を説明するのは男性。
露天風呂でくつろく男2人。
食事時間になり、ずらりと料理が並ぶ。
料理の説明をするのは旅館の専務でこれまた男性。
場所柄、鹿、熊の肉が出る。
「国産ですからおいしいです」と専務。

知りませんでした、温泉で出す熊肉には輸入品もあるとは。
牛肉ならともかく、熊の肉も国際化しているのだ。
裏山で捕獲された熊つ〜のもあるのだろうか?

番組の流れを説明するアナウンサーも男。

旅番組といえば女性が出て
多少色っぽさを添えるものだが、
「てれたま」版は男ばっかり。
無骨でシュールでんな。
あまりにも珍しいので
大笑いしながら最後まで見てしまった。

3月8日(木曜日)
●どきどき
本日から、米国ラスベガスでカメラ&アクセサリーの祭典「PMA」が開催されている。
デジタルカメラの最先進国JAPAN各社から、国内発表に先がけて
新型、コンセプトモデルがお目見えする。
今回は、かなり期待の持てるデジタルカメラが、CANON、Nikon、OLIMPUSなど
専業メーカーからではなく、交換レンズのSIGMAから「DP1」が発表されていた。
発売は未定だ。
ブラックボディのコンパクトタイプだが、
艶消し梨地仕上げが玄人好み。
レンズは実焦点距離16.6mm、35mm判換算28mmというから、
リコーのGR DIGITALに似ている。
しかし、グリップ部が盛り上がっていないのでのっぺりしている。
35mmフィルムコンパクトカメラに
チタンボディのCONTAXがあったが、それと似ている。

コンパクトカメラだが、一眼レフなみの撮像素子を搭載している。
画素数が有効1,406万画素というからかなり期待できる。
ストロボが昔のCANON AUTOBOYのような
ポップアップスタイルというのもうれしい。
2.5型約23万画素のTFT液晶モニターを搭載しているが、
専用の角型フードと専用ビューファインダーを購入すれば
広角アナログカメラのようになってしまう。

どうして、SONYからこういう製品が出てこないのだろうね。
すでに大企業病に侵されているから、
こういうコンセプチュアルモデルなど生まれる余地はないのだろう。

デジタル一眼ブームになって、交換レンズメーカーも
アナログ時代のように息を吹き返した。
カメラ専業大メーカーは、面白味のない商品を相変わらず発表してくるだろう。
レンズ専業メーカーが、東芝、富士通などエレクトロニクスメーカーと組んで
どんどん野心的な商品を生み出してくれれば、
ますますこの業界から目が離せなくなる。

●つくし

成長の早さは「たけのこ」なみだろうか。

●悪材料

独特の言いまわしで記者団を煙に巻いている浅野史郎都知事候補だが、
さっそく週刊誌が新しいネタをトップで報じている。
《週刊新潮》
甥は「逮捕された当たり屋」師匠は「福祉の黒幕」
「黒い火ダネ」を抱えている、
《週刊文春》
2大事件黒い報告書
「県の借金を増やし、売り物「情報公開」でも疑惑職員の名前は明かさない。
左遷された県幹部は自殺し、知事の言葉で殺人事件まで起こっていた。



新潮・文春が対抗ページで掲載され、新潮は左側に顔写真。
文春は右側に顔写真。
貧相とも思えるお顔がダブルパンチを喰らっている。

出馬表明をじらし、マスコミに頻繁に登場。
知名度の低さをマスコミを利用してカバーしてきた。
そして、出馬表明をした2日後にスキャンダル記事だ。
好事魔多し、とはこのこと。

3月7日(水曜日)
●特派記者
戦火のイスラエル、パレスチナから記事を送っている女性がいる。
読売新聞エルサレム支局「三井美奈」記者。
その彼女が爆撃され黒煙をあげる町からリポートしている。
芸名のようなお名前と差がありすぎる。
そんなわけで、以前からどんな方なのだろう、と思っていた。

本日、顔写真入の記事が掲載された。
高岡早紀似の人だった。
戦場取材は男性の独壇場かと思っていたが
最近は女性がどこにでも進出しております。

●表明
昨日、前宮城県知事の浅野史郎氏が都知事選に出馬表明。
世論の喚起を待っての登場だが、
宮城県知事選の駆け込み表明に比べれば、今回はゆとりがある。
記者会見で、宮城県での債務を増やしたことを聞かれたら
「道路、橋など先行投資」とかわしたが
7000億円が1兆4000億になったのだから、桁が大きすぎる。

記者の質問に「なんで?どうして?そんなこと聞くの?」というような
とぼけた(もともと、とぼけた顔なのだが)表情と、
左右の腕を交互に顔に寄せて、おどけた態度をとった。

「軽い男」である。
宮崎の知事だって、エンタ系出身だが
記者会見で、相手を馬鹿にしたようなリアクションはしない。
東大卒、高級官僚、宮城県知事、慶大教授という錚々たる肩書なのだが
人間的な魅力を感じない。

浅野氏表明を石原都知事に感想を聞いた。
「江戸っ子、東京っ子が彼を選ぶかね?」
「どういう意味ですか」
「そこまで、俺に言わせるの?」と言って
都知事は去っていった。

「浅黄裏」には投票しないよ、ってことか。
伊達藩の男にしては野暮だもんな〜。

結果が楽しみだが、
石原、黒川、浅野の順ではないのかね。
黒川、石原、浅野つ〜こともあるのかな。

3月6日(火曜日)
●旅人の目
宮代町に関するコンテンツを探していたら、
千葉県の方が、仕事で杉戸に出かけ
初めて降り立った東武動物公園駅東口・西口のことを写真入で書いていた。

住んでいる人ですら、駅周辺の閑散具合を嘆いているのだから
海浜幕張という急激に未来都市化する地域をこよなく愛す人の目から見た
杉戸・宮代は、さんざんな印象だね。
千葉県人の見た杉戸・宮代--->Click

●損得勘定
全国の自治体が「おらが町・村の特産品」を誕生させようと知恵をひねっている。
わが宮代町も例外ではない。
過去に、宮代の米を使った清酒、特産の巨峰がベースのワインなどが誕生した。
現在の売れ行きがどのようになっているかは定かではない。

今、力を入れているのが「宮代餃子」と「みやしろコロッケ」だろう。
地元食材を使った手軽な食品として普及が期待されているのだろうが、
どうも販売戦略が見えてこない。

餃子の消費量に関しては、宇都宮市を抜いて浜松市が日本一なのだそうだ。
野菜も肉も地元産で、大量生産のためのオートメーション機械は、
YAMAHAの本拠地として自動工作機の製作技術が地元にあった。
こうした条件が重なって、地域住民は赤ん坊の頃から餃子に親しんでいる、と
テレビのニュースでやっていた。
浜松餃子は全国制覇が狙える産業として育っている。
宮代餃子のスタンスとはまるで異なる。

視点を戻せば、
宮代餃子は本場・宇都宮に対抗できるポイントは何か?
この界隈には大宮餃子もあって、赤いノボリを立てている店がいくつかある。
この2大ブランド、
さらに、ラーメン屋、中華料理店のオリジナル。
日高屋、幸楽苑の小型だが食べやすいタイプ。
こうした並み居る商品との差別化はどこにあるのか。

「地元産食材」を使用したというだけでは弱いのではないか。
であれば、大勢の人に味を知っていただこう、ということになるのだが、
無料で配るなんてもってのほか、とばかり小商いに走っている。
町や商工会主催のイベント会場で、しっかり商売している。

例えば、休日の東武動物公園駅のコンコースで動物公園に向かう家族に
試食していただくような販促企画は生まれないのだろうか。
食感、味に自信があれば、好印象が生まれるだろう。
しかし、「損して得取れ」精神は皆無のようだ。
これでは、普及はおぼつかないのではないかね。

宮代餃子の情報は商工会のホームページで見ることができる、が
これが、ひどい。
商品写真はピンボケ
(デジタルカメラで、どうしてあのようなものができるのか謎だ)
さらに、無理にサイズを変えているので商品がゆがんでいる。
食品のシズル感など微塵もない。
見るからにまずそうなのだ。
あのような写真なら掲載しないほうがましだろう。
一時が万事、これである。

口に含めばおいしい宮代餃子なのだが、
売るための方策がまずいために、不幸な商品になろうとしている。
もっとも、地元で細々売れていれば成功、とするなら
外野が、とやかく言うことはないけど。

「みやしろコロッケ」はさらにひどい。
埼玉テレビのCMコンテストで町の職員が作った作品が入賞したらしいのだが、
肝心のコロッケの生産体制がまるで見えてこない。
いつ、どこで買えるのか情報が伝わらない。
コマーシャルは優れていても
それは、意外性が受けたのであって、
肝心のコロッケの商品情報はつかめない。
3月はほとんど毎日1日1回テレビ埼玉で放映中、と
町の広報誌の表4に書いてあった。
オンエア料金をまさか町が支払っているとは思えないが、
もし、税金を使っているのであれば、
こんな実体のないCMなど即刻やめ、だろうね。

餃子もコロッケも町の戦略食品としては、
場当たりの戦術ばかりでお寒い限り。

3月5日(月曜日)
●ワーキングプア
安倍内閣が「再チャレンジ」を掲げているが
現実は、そんな甘いものではないらしい。
読売夕刊連載「ワーキングプア」を読むと、暗澹とした気分になる。
が、これは若者側にも責任がある。
学生時代に遊び暮らし、組織の拘束を嫌いフリーターになった。
30過ぎて定職をもたず月収は12万程度。
親の援助が受けられる奴は、なさけないが、なんとか生活はできる。
地方から上京した奴は悲劇だ。
最低生活をするだけである。
生きるだけで精一杯では未来がない。
派遣会社の社員が、自分の社に登録している若者が
ゴミ箱あさりをしている姿を見てショックを受けたという。

事件を起こし拘置所行きになれば
食事は確保でき、うまくいけば技術も身につけることもできる。
(実際は、ほとんどが単純労働らしいけど)
食えなくなれば、最悪の選択をする若者がいない、とは言えない。

30過ぎの手に職のない連中や組織での訓練ができていない奴の
受け入れには企業も躊躇するという。
当然だろうね。
企業は慈善団体ではないのだ。
ワーキングプアというマイナス連鎖を断ち切るには本人の覚悟が要る。
自分自身がわかっていないのだから適職など見つけられない。
そういう連中に限って安易に自分に妥協してしまう。
そのうえ、悪いのは社会だ企業だ、などと責任転嫁する。
こういう、甘っちょろい考え方を徹底的に排除しなければ前進はない。

新卒で企業からはじかれ不本意ながら定職のない若者は
できるだけ早いうちに自分の適性を見つけることだ。
自衛隊に入り精神、肉体の改造を行うのもいいだろう。
あそこは、さまざまな資格が取れるから、
シャバに戻れば特殊車両の技術を生かして就職もできるだろうし
起業することも夢ではないだろう。
そこで、一番希薄であったろう「愛国心」に目覚め
「国を護る」人になってもいい。
30過ぎなら、就農だね。
地方では農業志向の若者を欲しがっているから
中央に固執しないでどんどん全国に散っていこう。
そこで、さまざまな技術を身につける。
その地に定着してもいいし、
農業、林業、井戸掘りなどの技術があれば
海外青年協力隊に参加し世界に飛び出すこともできる。
さらに、まったく新しい人脈を築くことだって可能だ。
かの地で勤勉に働けば、族長に見込まれ
その娘と結婚することもできるかもしれないのだ。
夢にまで見た「逆タマ」だね。

都会で、すねていないで、もっと視野を広く持とうぜ。

●すっぽん現代
週刊現代が宮崎県知事をしつこく追っている。
とことん喰らいついている。
今度は、自宅にさらに2人の女が訪問した、というもの。
深夜人目を忍んでではなく「訪問」である。
読者の好きなスキャンダル。

彼の家には私人、公人としての知人が男も女も大勢訪れるだろう。
それを、あたかも特別な関係のある女性のように書き立てる。
こういう記事は読む気もしないが、な〜んだということが往々にしてある。
東スポが得意の羊頭狗肉的表現。

彼が妻帯者で妻以外の女性が常識外の時間に
頻繁に訪問しているならともかく、
離婚したてで、元妻かとうかずこも今のところ復縁する予定なし。
独身の彼に興味を抱いた女性がいたって不思議ではない。

注目を集める知事への便乗記事に過ぎないのかも。
講談社と言えば、昔、たけし軍団が乗り込んだ出版社。
たけしとその周辺の人物たちに
いまでも、恨みをももっているんではないの。

●失敗の研究
昨日昼。
NHK教育で「失敗から学ぶ」ことを提唱している
工学院大学・畑村洋太郎教授が紹介されていた。
再放送で、まとめて何本か放映された。
非常にためになる番組だった。
東大卒業後日立製作所に入社、それから大学教授になった。

彼は、物作りの現場からさまざまな事例を挙げていた。
象牙の塔にこもっていた人ではないから説得力がある。
航空機、タービン、巨大橋梁、原子力発電所など先端技術で作製されたものには
必ずと言っていいほどどここかに欠陥がある。
過去の事故を徹底解明することで次の失敗を発生させない。

「臭い物には蓋」で事故を隠蔽すると必ずまた事故が起こる。
三菱の「リコール隠し」など、製造現場と経営陣が行った最悪の事例。
今回の不二家問題は雪印の失敗が生かされていない。
鈍感な経営陣の失敗だ。

面白かったのは「吉野家の牛丼」の事例。
これはBSE問題で米国から牛肉輸入がストップした。
商品の90%以上を米国産牛に頼っていた吉野家は商品を提供できなくなった。
吉野家がミスったわけではないが、第3者の事故が経営に大打撃を与える事例。

このとき、畑村教授は吉野家の対応策をシミュレーションしたという。
代替商品、代替商品の調理法、消費者へのアプローチなどなど
100を超える案をひねりだした。
初めは、思いつくことをランダムにあげ、
次に関連事項をグループ化する。
そうしてまとめあげたものを吉野家の社長に提出した。
その中には吉野家経営陣が思いもつかなかった案もあったという。

オーストラリア牛を用いているチェーン店は
相変わらず「牛丼」を販売している。
米国産にこだわりをもつ吉野家は
結果的には「ぶた丼」を販売することになったが、
吉野家の牛丼の味を「舌の記憶」から消滅させないための
販売戦略をたてた。

長期間食べないとその味を忘れてしまうという
科学的なデータがあるのだそうだ。
「1日牛丼復活」というのがそれ。
100万食以上の牛丼が用意され全国店で一斉に売り出された。
テレビ、新聞で販売予告広告をうった。
結果、吉野家の味に飢えていた人々が押し寄せ
あっという間に完売。


この吉野家のケースは「失敗に学ぶ」という概念ではないが、
広告代理店が行う企画によく似ている。
「主要製品の材料が入手不可能になったら次はどのような手をうつか」
クライアントから代理店に、そのようなオーダーが出ることもあるし、
戦略的な代理店は、このことを予測し、企画を売り込むことだってある。

とにかく、昔に比べると広告代理店の活動フィールドは広範なのだ。
あらゆる機会をとらえ販売に結びつけることに興味ある人には
非常に魅力のある業界と言えるだろう。

こうした思考は、なにも大企業向けばかりではない
疲弊した全国の商店街にも目を向けることもできるのだが、
予算のない仕事は徒労だけなので、彼らは取り組みたがらない。
だから、退職した広告マンたちが地元に目を向け
よく訓練されたその知恵を発揮してくれることが望まれるのだ。

3月4日(日曜日)
●夕焼け
1枚長袖を脱いでも寒くはない。
4月の陽気、とラジオが伝えていた。
このところ家人とバックヤードのおびただしい落ち葉を焼き
笹を草刈機で払って春を迎える準備をしている。

沈む太陽が美しかった。

3月3日(土曜日)
●弱点
あの、浅野元宮城県知事のエンジンがかかり始めた。
都民から合格点をいただけるよう
マニフェスト作成のための勉強中、という。
彼が宮城県知事時代に取り組んだことは、
徹底した情報公開と福祉政策。
しかし、大きな汚点を残した。
3期12年で県の借金を約7000億から
1兆4千億円以上に膨らませて去っていった。
これに批判的な職員も大勢いる。

口当たりのいい政策をかかげながら、どんぶり勘定。
この手法をまた東京都で踏襲したら都民は迷惑するよ。
あ、オレ、都民じゃなかった。

●初登板
松坂がレッドソックスに入団後、初登板。
相手はボストン・カレッジという学生チームだった。
高額契約の日本人ピッチャーを見ようと人が集まった。
マスコミ取材陣も数多く集まった。

マウンドに立った松坂は、丸太のように太っていた。
1イニング目、早々に2塁打を打たれひやりとさせられた。
この学生は後々までの語り草とするだろうね。
あの、松坂から初ヒットを打った、と。
しかし、彼の心臓はかなり強力だ。
落ち着いて審判のゾーンを確かめるように
スライダー、ストレートを投げる。
2インニングを投げて降板したが、
調子は尻上がりに良くなっていった。

ベンチに戻った彼は、
コーチと投球フォームの話をしているようだった。
時折笑顔が見えた。
英語がわかるのかなと思ったが
隣に通訳がついていた。

3月2日(金曜日)

●都知事選

浅野前宮城県知事が相変わらずのらりくらり。
夕刊には出馬表明記事が掲載されていたが、
TVの夕方のニュースの記者会見は
「出馬表明」ではない、と明言していた。

この人、宮城県知事選でもぎりぎりの
駆け込み出馬表明で勝利をしたそうだ。
態度をなかなか表さないのは、いつもの作戦。
最近、新聞、TVは動向を探るため浅野氏の露出回数が増えている。
これが、知名度をあげるテね。
宮城では名前を知られていても
大江戸東京では無名とは言わないが
じいちゃん、ばあちゃん、若い連中には
「どこの田舎もん?」と軽くあしらわれる始末。

キャラはお笑い系で、しゃべりも軽い。
とても、現慶大教授とも思えない。
この庶民的なキャラを売り込むのに懸命なのだろう。

いくら作戦とはいえ、マスコミのインタビューで
小馬鹿にしたような物言いは
見苦しい、聞き苦しい、誠意がない。
少なくとも、誠実でない人間と映った。
宮崎の東国原知事のほうが好感度は高いね。
あれで、都民の支持が得られるとでも思っているのかな。
であれば、やっぱ、田舎侍。
民主党に対しても尊大な態度をとっていた。
それに対し、民主党も唯々諾々。
28日の候補者選び期限は過ぎても
ひたすら浅野氏が振り向いてくれるのを待つような弱腰対応。
これが、次期政権を狙える野党第一党というのだから情けない。

ハイソ趣味、身内優遇、タカ派発言が目立つ石原氏は
多少問題含みだが、優柔不断な浅野氏より
あのくらいはっきりしているほうが、あたしゃ好きですね。
4月8日の投票日には…おっと、都民は27歳のときにやめていた。
以来、神奈川県民、埼玉県民とさすらっております。

3月1日(木曜日)
●つくし
水路の脇に生まれたてのつくし。
3月に入り寒さがぶりかえしているが
地面は確実に春を迎える準備が進んでいる。
庭にもチューリップが芽を出している。


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