田舎三昧の生活と意見

<--田舎三昧の掲示板
<--GoogleEarthで地球と遊ぶ
       
2007年1月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

Map

Web Camera


●吉太郎童謡集

■Contents■
01 初詣
  住宅難
02 便利
03 箱根駅伝
04 月光
  保守点検
05 戦慄
06 月夜
07 24年前
08 夜の散歩
  時代劇
  不祥事
09 訪朝
10 のどか
11 保守点検
  大脱皮
  ばらばら
12 古い雑誌から
13 醜態
  不二家
14 行事
15 シンクレア
16 戦慄
17 終日曇天
18 気配
  市民参加
  濃霧
19 唖然
20 愛
21 桜並木
  春を待つ
22 ディパーテッド
23 かわせみ
24 かわせみ
25 Vista
  期待
26 宮代餃子
27 ほっつけ
28 鳥インフルエンザ
29 ホスピタリティ
  かわせみ
30 星野JAPAN
  かわせみ
  遺跡調査
31 あるある


Archive
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月

Link
Yellow House
Chicago Short Stay
Miyashiro Avenue

Category
Area
Area2

Case
Culture
Expression
Ginza
History
Hobby
Movie/Drama
PC
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

First Uploaded 030901
Last Modified 070131

       

 


1月31日(水曜日)
●あるある
フジテレビ系「あるある大辞典」の番組捏造事件が社会問題に。
孫受けの制作会社が捏造の張本人だが、
下請け会社と発注した関西テレビの担当はノー・チェック。
もっとも、関テレのディレクターは食品の最新の薬効については
わからないだろうから、肝心な部分は見逃して
画面のつくりなど枝葉末節を見ていたのだろうな。
マスコミが騒ぐようになってから、
「実はあのときも…」など9年前の番組の捏造発覚。
その後、芋づる式に不正が「あるある」。
便乗告発というか、なんで今頃。
わかっていたなら、オンエア前後に告発すべきを、
そのおっさん、当時はうまい汁をすっていたから
口を閉ざしていた、と思われても仕方がない。

健康志向の高まりとともに
このテの番組は視聴率が取れる。
人気番組になればプライムタイムで放映でき
スポンサーも容易につく。
従って他局も参入する。
毎週放送されるわけだから
現場の仕込みは想像を絶するほど過酷だ。
孫受け、ひ孫受けという零細制作会社にしわ寄せがくる。
現場のスタッフは、ある意味、可哀相だ。
初めから不正な内容で制作したわけでもないのだろうが、
締め切りは迫り、あのような捏造に走ってしまったのだろう。
悪魔のささやきに負け、良心を売り渡してしまったとき、
結果的には社会的に葬られることになる。

不二家の不正も「あるある」。
初期対応のまずさから、社会からさらに厳しい指弾を受ける結果になった。
同属経営の経営認識のゆるさ。
ケーキ屋だけに「甘かった」ではしゃれにもならない。
蛾の入ったチョコレートがあったとか
最新のニュースでは微量の大腸菌が混入されていたにも
かかわらず出荷したとか。
もうめちゃくちゃだ。
食品を扱うメーカーとして失格。
森永製菓や山崎製パンが支援表明しているが、
ブランド力に胡坐をかいて消費者を欺いていた企業はいちど解体、
ブランドを森永か山崎が引き受け、2〜3年後に
再開するようにでもしないと、社会は納得しないだろう。

1月30日(火曜日)
●星野JAPAN
北京五輪に出場する野球チームの監督が星野氏に決定。
長嶋JAPAN、WBCの王JAPN。
これまで読売ジャイアンツOBが指揮を執っていたが、
今でこそ阪神タイガースのシニアディレクターとなっているが
星野といえば打倒巨人に燃えた中日の猛者。
日本代表チームの監督となって
巨人色が排除されている。
選手候補も巨人の選手は2〜3名。
もっとも弱体巨人だから仕方がないが。

その星野がブレーンに選んだ連中が
山本、田淵というから驚いた。
同じ時代に神宮を沸かせた選手であるが、
その3人が采配をふるうという。
監督が3人いるようなものだ。
対戦相手は韓国、台湾の強豪。
すべて破らないとアジアの代表にはなれない。

星野は、一度この3人でやってみたいと思っていた、という。
しかし、プロOBの親善試合ではない。
実力は日本を凌ぐかもしれない韓国。
技術的な躍進著しい台湾。
こういう連中を相手に、還暦3人男でたちうちできるのか大いに疑問。
お友達人事では安倍総理のブレーンと同じで
ボロが出ると思うけどな。

●かわせみ

初撮影に成功!
淡い期待を抱きながらジョンと散歩。
ズーム付コンパクトデジカメをポケットに入れて…。
遭遇ポイントはほとんど決まっている。
今朝も、水路の脇にいた。
距離を保ちカメラを取り出す。
一瞬見えなくなったがまた顔を出した。
排水口の先端に止まった。
光の入り具合もいい。
左手でジョンの鎖を引き、右手の片手撮り。
しかも、最大12倍のデジタルズーム。
作品ではなく記録だから仕上がりは気にしないが
手ブレだけは避けたい。

今朝のかわせみは少しじっとしていた。
「たまには撮らせてやろうか」という風情。
4回シャッターを押したところで、
また、10数メートル先に飛び去った。
追いかける。
光の具合も悪く枯れ草に混じって
かわせみが判別出来ない。
小さな液晶ディスプレイの中で
鳥の姿を探しているうちに
また、動物公園のゴーカートコース方向に飛び去った。

帰り道の遭遇を期待したが、
前に散歩する人がいた。
この位置関係では会うことはない。


●遺跡調査



家の近所で行われている調査も1ヶ月は経過しただろうか。
町のホームページに、縄文時代の土器・石器・装飾品が出土したとあった。
今朝も、10人近くが作業の前の打ち合わせをしていた。
この場所は以前は雑木林。
住宅地になるので土が姿をあらわした。
今まで手が入ったことがない。
案の定、古代人の生活の痕跡が確認された。

1月29日(月曜日)
●ホスピタリティ
相変わらず、東国原宮崎県知事のテレビ露出量はすさまじい。
今朝もワイドショーに出演。
鶏の安全性を訴えていた。
知事当選1週間だが、この間のテレビ出演を金額換算したら
軽く「億」を超す。
火花を散らす県議会のお歴々も、
それは認めざるを得ないだろう。
彼らが束になってかかっても
「東国原」効果の足元にも及ばない。

彼の公約の1つに「宮崎もてなし日本一」という観光戦略がある。
昭和30年代は新婚旅行のメッカだった宮崎だが凋落の一途をたどる。
巨人軍のキャンプ地として有名だったが、沖縄に移転という。
時代と共に観光地としての地位が低下している。
新知事はフィルムコミッション、テレビドラマのロケ地誘致、
中国からの観光客誘致などで年に5%の増加を目論む。
さらにIターン、Uターン組の積極的な受け入れ。
目標は来年4月までに100組。
具体的でわかりやすい。

わが町はどうだろう。
知名度の高い唯一の観光資源は「東武動物公園」。
以前も書いたことがあるが、
これを有効に生かそうという姿勢はほとんどないようだ。
改札を通り、東口ゲートに到着するまで
「おもてなしの」心遣いが感じられない。
唯一、駐車場への勧誘旗振りだけが目立つ。
宮代町、東武鉄道、東武動物公園がスクラムを組んで
「ホスピタリティ」を発揮すれば状況は変わると思うのだが。

●かわせみ
ジョンの散歩はいつもより1時間早かった。
ん?
いつもの場所に小さな鳥の姿。
目を凝らすと、ぬわんと「かわせみ」君ではありませんか。
10mくらいの距離をおいて水路の淵に佇んでいた。
静かに距離を縮めると、
水路の水面近くを飛び去ってしまう。
いつものパターンだ。
これを4回繰り返し、
動物公園のゴーカートコース方向へ消えていった。

それから1時間半後。
わが家の裏手の水路をチャリで走り去ろうとしたとき、
突然、かわせみが飛び立ち
バックヤードの雑木林に消えた。

いずれも1羽だったが、
里山のどこに巣があるのだろう?

1月28日(日曜日)
●鳥インフルエンザ
宮崎県知事に就任したばかりの東国原氏のお膝元で
鳥インフルエンザが発生した。
異色のタレント知事誕生ということで、
本日は朝から晩まで新知事は各局に出ずっぱり。
その席で、「宮崎の鶏は安心です」と風評のもみ消しに
やっきになっている知事の姿が印象的だった。
芸人時代は何かと問題を起こした彼だったが
就任幾日も経過していないのに知事の顔になっている。
早大時代、彼を教えた教授は彼を
「愚直なまでに真面目な学生だった」と言っていた。
彼の故郷再生のために、実直に取り組むのではないだろうか。

宮崎に続いて岡山でも鳥インフルエンザ発生。
既に宮崎では数万羽という鶏が処分されている。
被害の拡散を防ぐためにはやむを得ない措置なのだろうが、
その数は膨大だ。
不幸にも罹病した鳥たちと健康ながら処分された鳥たちの
冥福を祈らずをいられない。

対象が鳥だから何の罪悪感も生まれないのだろうか。
もし、人間だったらヒトラー級の大犯罪。

童謡詩人「金子みすゞ」の故郷は昔は捕鯨が盛んだったという。
人間の命を維持するために多くの鯨が犠牲になる。
捕獲された鯨のなかには妊娠中の鯨もいたそうだ。
土地の人々は、そのような子鯨を不憫に思い
戒名までつけて供養したそうだ。

金子みすゞも生き物に対しやさしい視線を投げかけている。
大漁だ大漁だと陸では人間たちが騒いでいるが
海の中では魚たちが葬式をしている、
というような内容の童謡がある。

鳥インフルエンザで
大量に殺される鶏の記事を見るたびに
この童謡を思い浮かべる。

1月27日(土曜日)
●ほっつけ
老犬ジョンもときには少し遠くまで散歩する。
家を出るときは先頭にたってゆくのだが
家に到着する頃は、人間に引かれて
後からよたよたついてくることが多くなった。

笠原小学校の裏手に「ほっつけ」と呼ばれる
江戸時代からの田圃が残っている。
低湿地帯を掘り込んで細長い堀をつくる、
高い部分を畑にしたのだそうだ。
堀の部分には魚がいので釣り人や鳥が集まる。
わが家の近くの水路にも白鷺が飛来するが、
ほっつけのほうが餌は豊富なような気がする。

1月26日(金曜日)
●宮代餃子
最近、街中でちらほらノボリを目にするようになった「宮代餃子」
この町の名物にすべく、商工会が力を入れている。
ところが、商工会のホームページに紹介されている写真は
シズルがまるで感じられない。
ピンボケである。比率を無理に変えているので扁平になっている。
商品のよさがまるで伝わってこない。
一生懸命作っている人たちの思いがまるで伝わってこない。
と、だめな見本である。
はよ〜なんとかせんかい!と怒鳴りたくなる。

で、夜、某店で食した宮代餃子。
蛍光灯の下で手持ちで撮影したのだから
仕上がりはよくないが、
商工会のものより数段ましである。
で、お味。
いつもながらうまかった!

1月25日(木曜日)

●Vista

Windowsの次期OS「ビスタ」が5日後の30日に世界同時発売される。
過去いくつかの変革を経てきたWindowsOSだが、
今回はWindows95登場以来の「大変革」といわれている。
まず、見た目が変わった。かっちょいい。
「エアロ」とは、後ろが透けて見える画面デザイン。
複数のWindowを開き重ねていても必要なファイルやフォルダが見つけやすくなる。
デスクトップの右には、ガジェットと呼ばれる小物ソフト群。時計、メモ帳、株価情報、ニュースなど
必要に応じてチョイスできる。
うれしいのが、起動時間のスピードアップ。
電源ボタンを押して数秒で使えるようになるそうだ。

ビスタは4種類あり目的に応じて選ぶ。
・ホームベーシック 製品版2万7090円 アップグレード版1万4490円
 検索、セキュリティ機能はあるが、エアロやメディアセンターなどAV機能はない。
・ホームプレミアム 3万1290円、2万790円
 エアロやAV機能など、ビスタの新機能を搭載
・ビジネス      3万9690円、2万7090
 AV機能はないがビジネス向け機能を追加
・アルティメット   5万1240円、3万3390円
 すべての機能を搭載

スペックの低い機種でビスタを使いたいと思ったら「ホームベーシック」
ビスタの新機能とデジカメ、動画、音楽などを利用したいなら「ホームプレミアム」
パーソナル利用なら、このどちらかのOSでよい。

気になるXPへのサポートだが、当初2009年までだったが、
マイクロソフトは本日(25日)、2014年4月まで延長すると発表した。
新OSは周辺機器接続の不都合なども発生するので、
あわてて購入することはない。
少なくとも、2年間はXPを使って、それからVistaへの移行を考えても充分間に合う。

●期待
今朝も会えるかな?
いつもの電車で見かける素敵な女性のことではない。
いつもの水路で遭遇するカワセミである。
寒いというより冷たい朝。
季節風に向かって歩くと涙が出てきた。
カメラの電源を入れていつでも撮影可能。
3日目の出会いが楽しみだった。

遭遇ポイントに着く前、
2羽の鳥を見かけた。
用水の淵で下を覗き込んでいる。
1羽は白鷺だが、それより大きい鳥が
隣で仲良く下を見ている。
カワウでもない、なんという鳥なのだろうか?
この2羽は水路の小魚を狙っている。
だが、冬なので水量は少ないし魚影もほとんどない。
人が近づかなければ、いつまでも佇んでいる。

10mほどの距離を保ちシャッターを切った。
片手に犬の鎖。
カメラは光学ズームを超えたデジタルズームの12倍。
手ブレしないほうがおかしい。
で、出来上がったのがこの写真。

残念ながら、この先のポイントで、
カワセミの姿を見かけることはできなかった。

1月24日(水曜日)

●かわせみ
AM9:30。
いつものように、水路脇を歩く。
本日カメラ持参。
たぶん2日続けて遭遇することはないと思いつつ。
ところが、茶色の小さな鳥がレジーナ方向から雑木林へ
弾丸のように吸い込まれていった。
「かわせみ」だ!
当然ポケットに入れたカメラを用意するひまもなかった。

道をそのまま進む。
15mほど先の用水脇に姿を現した。
立ち止まってカメラを出し、ズームレバーを引く。

映画「ディパーテッド」でポケットに携帯電話を入れたまま
メールを書いて送信するような作業だった。

用水際に移動した瞬間、かわせみは水面すれすれに飛び去り
姿が見えなくなった。
用心深く歩きながら再び姿を現すのではないかと凝視する。
今朝もまたジョンがワリくった。
土のにおいや草を食みたいと思い鎖を引っ張るが
私はかわせみに注意がいっているので、グイと引き戻される。

突然、足元の用水からカワセミが飛び立った。
なんと、見失ったと思ったのだが至近距離にいたのだ。
彼は(彼女かな)、そのまま動物公園のゴーカートコースの向こうに消えていった。

※カワセミと遭遇する水路
明日は、同じ時間に、もっと注意深く歩いてみよう。

1月23日(火曜日)

●かわせみ
AM9、久々にご対面。
水路の脇の折れた枝に止まっていた。
10mほどの距離を保って立ち止まる。
朝日をあびてコバルトブルーの羽根が輝いていた。
かわせみ君は微動だにしない。
しまった!カメラを忘れた!
この距離ならズームをきかせれば初撮影に成功したのに!
そっと歩を進める。
7〜8mになると、さっと飛び去り、
また10mほどの間隔をおいて用水の淵に止まる。
この距離が彼らのセーフティゾーンなのかも知れない。
当方も、また立ち止まる。
こんなことを4回ほど繰り返した。
老犬ジョンにとっては貴重な散歩の時間なのだが、
今朝ばかりは、そっちのことはおかまいなし。
そのうち、かわせみは藪の中に姿を消した。

今年の冬は、これまで見かけたことのない野鳥が多かった。
オナガやムクドリを少し小さくしたような。
尾は長くない。
飛ぶと、かわせみのような輝く青い部分がある。
バックヤードの雑木林で10羽ほど遊んでいるのを何度か見かけた。
あるサイトで、それがカケスであることを知った。

1月22日(月曜日)

●ディパーテッド(死体)
1昨日公開された映画。
見たくてうずうず。
11:40分開演ぎりぎりで幸手シネプレックスへ。
観客20人ほど。
この映画、以前公開された香港映画「インファイナル・アフェア」のリメーク。
潜入捜査官という面白い設定だったが、香港のは見ていなかった。
ひと皮向けつつあるディカプリオ、地味だが存在感ある「マット・ディモン」という若手。
それに、大御所ジャック・ニコルソンの組み合わせ。
「地獄の黙示録」のチャーリー・シーンがじいちゃん警部で顔を出していた。
監督は、「ギャング・オブ・ニューヨーク」のスコセッシ。

面白い。
携帯電話が重要な小道具になっている。
これは内容を言うわけにはゆかない。
しかし、題名どおり「死体」の山が築かれる。

1月21日(日曜日)

●桜並木
夕方になる前の午後、姫宮落川に沿ってチャリで走った。
犬の散歩、夫婦・一人でウォーキングする人の姿が多い。
土手は舗装されていないので足に優しい。
宮代は桜が多いが、姫宮落川沿いも季節がくれば華やかになる。

この桜が観光資源にならないものか、といつも思う。
例年「桜市」が開催されるが、
保健センターから笠原小学校までのごく短い距離だ。
地元の商店が出店するが、
マンネリ化してはいないだろうか?

幸手市の権現堂の桜は全国区になった。
菜の花の黄色と桜の花の競演は見ごたえがあるし
直線の並木は密集していて桜のトンネルをくぐるようだ。
しかし、混雑ぶりもひどい。
そこへゆくと宮代の桜は、周囲の風景とよく調和している。
幸手のような凄みはないけれど、幸手より長い土手を歩くと
なぜか、安らいだ気分になる。
ゆるやかに蛇行する川も風情がある。
本当は、他人に教えたくない、宮代人の桜並木なのだ。

昔、花見は最高の春のイベントだった。
今も上野公園にはその名残りがある。

江戸川の花見も壮観だった。
昭和25年から30年前半までだけど…
当時、金町から柴又にかけての土手は立派な桜並木だった。
常磐線鉄橋の下流に、映画「ふーてんの寅」で有名になった
金町浄水場の取水塔が2つある。
その界隈は、ゴザやムシロを敷いておびただしい人が花見の宴を開いていた。
酔っ払いたちがどんちゃん騒ぎをしていた。
屋台も出て花見気分をあおっていた。

私たち子供は、その周辺をうろちょろ遊んでいた。
いつの間にか、護岸に悪影響を及ぼすとかで、
全ての桜が切り倒されてしまった。
そして、春の風物は姿を消した。
あの「躁」状態をいつも懐かしく思い出す。

東武動物公園に来た人たちは、桜のほんのさわりを見ただけで
園内に吸い込まれてゆく。
花見に来たのではないから当然だ。
まず、地元、近隣に存在をアピールする必要があるだろう。
家族、仲間、カップルで行く最高のお花見ポイントであることを。
そして、動物公園をぐるっと回るラリーのようなイベントなどを開催して
春のひとときを楽しんでいただこう、という寸法だ。
その前に、川面をクリーンアップする必要があるけれど。

●春を待つ
昨日、大寒。
この地域に特有の強い季節風もない。
おだやかな休日。
庭の霜柱を踏みつつ木々の表情を探ってみた。

宇都宮の街路樹を見に行き
帰宅後、購入したマロニエ。
空に向かって伸びているが、まだ蕾は固い。
バックヤードのタラノメも
てんぷらにするにはほど遠い。
足元を見るとヨモギが若い葉を広げていた。
沈丁花は、間もなくやってくる開花に備えている。

玄関先は、鉢植えが小さな春をアピール。
わが家のミミは、まだ布団の中だけど
焼き物の子猫の兄弟が迎えてくれる。


1月20日(土曜日)

●愛
最近ラジオから「エレジー」という曲がよく流れてくる。
懐かしい響きだ。
我われが知るのは「湯の町エレジー」
「伊豆の山々月淡く あたりにむせぶ 湯の煙」
近江俊郎が切々と歌う。
ギターの前奏が長く、この曲が流行った頃
練習曲にした人も多いだろう。

「エレジー」とは「悲しみの気持ちを表した曲」。
今、流れてくるのは映画「愛の流刑地」の主題歌だという。
原作は渡辺淳一氏。
「失楽園」もそうだったが、「禁じられた愛」の名手。
題名の付け方もお上手。
「愛ルケ」も日経新聞連載で話題を呼んだ。
経済新聞に官能小説だもんね。
電車でスポーツ紙を広げるより日経のほうがクレバーに見えるけど
実際は「愛ルケ」に夢中だったりしてね。

わが家は読売新聞なので、この小説を読んだことはない。
映画も情報は広告と新聞評だけだ。

深夜放送で、若い女性アナが恥ずかしそうにこの映画を紹介していた。
冒頭からベッドシーンで「からみ」の割合が多いという。
まかり間違えばポルノ映画なのだが、
名のある監督、俳優が演じると文芸作品というヴェールがかかる。

主演の「トヨエツ」は、「純粋なラブストーリー」と言っているけど、
つまるところが、
互いに家庭のある身で、性愛に溺れる男と女の話し。
動物なら生殖期にしか交わらないが、人間はのべつまくなし。
反社会、背徳が「純粋なラブストーリー」であるわけがない。

女はその最中「殺して」と男にせがむ。
2度目に懇願されたとき、手をかけてしまい
小説家は殺人者になる。
女は本心で叫んだのか。
絶頂期をフランスでは「小さな死」と表現するが、
このたぐいだったのではないか。

この対極にあったのが「愛のコリーダ」。
昭和11年の「阿部定事件」を扱った映画だが、
その最中、男が「首を絞めてくれ」と「定」に言う。
「定」はそうすることが男の快感が増すことを知っていた。
渋谷、二子玉川経由逃避行終着は尾久の待合だった。
1週間いつづけて、部屋から一歩も出ず。
「定」は、大好きな男からせがまれて、
いつものように紐で絞めていたが、誤って殺してしまう。
そして、「定」は男の一物を切り取って逃走してしまう。
2日後、品川駅前「品川館」で逮捕される。

男(石田吉蔵)は、店(中野の鰻料理屋)も家庭も崩壊。
先行きの希望を失っていた。
「定」と過ごす時間が、唯一、自己の存在を確認できる。
このような状態だっから、心の奥では、このまま殺されれば本望、と
思っていたかもしれない。

ところが、事実は違っていた。
疲れ果てた男が「家に帰ってやすみたい」と言い出す始末。
浮気性の男には「定」の前から付き合っていた芸者がいた。
「定」は誰にも渡したくない、という思いから殺してしまったのだ。

2つの「愛」の物語は、極度の性愛を扱っている。
観客の興味の焦点はどこにあるのか?
あからさまな映像より、文章のほうが想像がふくらむことだってある。
だがね、最近は両方とも「疲れる」。

どぎつい性愛物より、
「野菊の墓」「雪国」「地上」のような永遠の恋愛小説のほうが
好ましい年頃になってしまった。

1月19日(金曜日)

●唖然
鉾田市といえば、「だっぺ」のふるさと茨城県。
3町合併で市になった。
青森県へ泊まりで視察に出かけ
旧鉾田町の議員が宴会でコンパニオンにセクハラを行った。
その写真が出回った。
酔っ払ったおやじがチチモミをしていた。

それをテレビ朝日が取り上げた。
市議会が弁明をするというので、取材班が訪問。
議長とリポータ、ディレクターが面談。
その際、議長が
「視察に参加した町会議員たちが話しをしたいと、隣室で待っている」
ドアを開けたら、旧鉾田町町会議員「つくし」会派の議員数名が陣取っていた。

セクハラをしたという議員は不在。
仲間をかばう強硬な発言に始終。
まず、「青森は日帰りできる距離ではないのか?」に対し
それに対し「無理」という論証を繰り広げた。
また、おそまつな視察報告に関して言及すると、
「そんなことはない」と報告書を提出したが、
内容は、青森側が作成した文書を寄せ集めたもの。
鉾田側で作成したのはA4・1P程度のおそまつなもの。

いよいよ「セクハラ疑惑」について言及すると
「1年も前のことを…」などと、毒づく田夫野人議員あり。
テレビカメラが回っているというのに
次元の低い話に始終した。
チチモミ写真が存在するのだから、
いくら弁を弄しても、説得力はない。

これには、スタジオのコメンテーター達も、あきれ返り
反論があるなら、スタジオでやっていただこう、ということになった。

現在の議員数が旧3町合体の120人だが
市議選で半数になる。
ならば、その前に、政務調査費をじゃぶじゃぶ使ってしまおうという
さもしい魂胆がまるみえの視察旅行。
あげくの果てに、スケ*オヤジのチチモミ写真流出。
(この議員は後日、辞職したという。)

小さな町の名士たちなのだろう。
「昔はえがった。
おらたちのやりて〜ほ〜だいだっぺ」
と内心思っているだろうな。

時代錯誤もはなはだしい。

こういう人間を選んだ町民の見識も疑われるけどさ。

1月18日(木曜日)
●気配
いつものようにジョンと夜の散歩。
畑を歩くと周囲が暗いので星が美しい。
今夜も、誰にでもわかるオリオンが輝いていた。

昨日の雨で畑の土はひんやりとしている。
特有の季節風も吹いていない。
そのためか、吐く息は白いのだが
空気は切れるような冷たさではなく
2月下旬あたりの、湿り気をおびた
まろやかさがある。

これを鼻腔に吸い込むと
早春賦を口ずさみたくなる、
というのが、いつものパターンだ。
この歌も、「日本の歌100選」に選ばれていた。

ところが、この冬はまだ雪が降っていない。
このまま春になるわけがない。

●市民参加
自分が住む町に関心をもって
さまざまなプロジェクトに参加する。
多彩な視点からアイデアが提供され
まことによろこばしい。

今年から、ますますこの傾向が顕著になるのではないか。
いわゆる、2007年問題。
戦後間もなく生まれた、「人口の塊り」が定年を迎える。
とにかく、大変な競争をくぐり抜けてきた連中だから、自己主張が強い。
そんな彼らは家にこもっていられるわけがない。
で、町が募集するスタッフに大挙して応募してきたらどうなる。

新聞ネタだが、
正月に「団塊世代を役立たせるために
定年後も活動の場を与えるべきか」というアンケートを実施した。
その回答の1つに
「自分の自慢話ばかりして役に立たないので反対」というのがあった。

わかるわかる。
小生の弟は昭和23年生まれの前期団塊世代。
20年以上パソコンでメシを食っている私の前で
パソコンの能書きをしゃべりはじめた。
知っている知識を忘れないうちにひけらかさないと、
おさまりがつかないらしい。
これには、小生、唖然。
「何、くっちゃべっているんだ、このバカ」という風情で
聞いていたが、そんなことおかまいなし。

相手の立場もわきまえない、自分勝手な思考体形。

専門家によると団塊世代は
「数が多い、声がでかい、議論好きで、まことにうっとうしい」
と評している。

こういう連中が、大勢、町のプロジェクトに応募してきたら…
職員も手こずるだろうな。

●濃霧
7時。
外は一面の乳白色。
濃霧の朝はそんなに寒くはない。
あわててカメラを取り出しレジーナを狙う。
太陽も霧の向こうでぼんやりしていた。

14日、文化庁が「日本の歌100選」を発表した。
世代を超えて歌い継ぎたい歌として国民から募集した、
その選考結果だそうだ。

慣れ親しんだ多くの童謡に混じって
美空ひばり「川の流れのように」、山口百恵「秋桜」
夏川りみ「涙そうそう」、AMAP「世界に一つだけの花」など
新しい曲も入っている。

童謡「牧場の朝」もあった。

「だだ一面にたちこめた 牧場の朝の霧の海…」
今朝のような情景を目にすると
つい、口ずさんでしまう。

1月17日(水曜日)

●終日曇天
降っても小雨。
厚い雲が覆っている。
日本海側のような一日。

ジョンの散歩は朝夕とも家人が行った。

こういう日は動きにブレーキがかかる。
夕刊を取りに外に出ただけだった。

1月16日(火曜日)

●戦慄
夫を撲殺しばらばらにした女の
解体の手口がマスコミに紹介されつつある。
内容を読み上げるだけでなく、
CGで克明に紹介している。
食事時など気分が悪くなる。

こういう方法もあったのか、と
真似る、さらに上をゆく殺人が起こらないことを
切に祈りますよ。



それによると、酔っ払って深夜というか早朝に帰宅し
熟睡していた夫の頭を、ワインボトルで強打。

のこぎり、培養土、養生シート、など
証拠隠蔽の道具を購入するまで、
死体をどのように保管していたのだろうか。

出社していない同僚・友人を心配して
2人の男が、別行動だが、独自に調査をしていた。

男性が、犯人の妻と会話している模様を録音していた。
すでに、彼女をクサイとにらんでいたのだろう。
会話中に、血液とか反応とか殺人をにおわすキーワードが出てくるが
犯人は、すっとぼけている。



殺害後購入した2つ折りの、のこぎりで
夫の頭部を胴体から切り離そうとしたら
おびただしい血液が流れ出た。
このため、作業を中止して
近所のホームセンターで
培養土180リットル(だったかな)、ブルーシートを購入。
ドレッサーを倒し、がん箱状にして養生シートを敷く、
そこに培養土を敷き詰め、今後始める
胴体、下半身の切断作業の際に流れ出る血液を
培養土で吸収した。

相当、悪知恵が働く。
死体遺棄後、この、土とシートはどこに行ったのだろう?
殺害したとき、血が飛び散ったベッドのマットレスは
新潟の実家に送っていたという。
この時点で、新潟の両親は、異常に気づかなかったらしい。

新宿の路上で、初めて死体が発見されたとき、
警察は、培養土がなぜ死体に付着していたのか
理解できなかったそうだ。

死体運搬も旅行用スーツケースを使ったり台車を用いたり。
生首はバッグにつめて電車に乗って町田まで…
よくもまあ、平然として大都会を移動できるもんだ。

今年始まった大河ドラマでは、
若き日の山本勘助が
合戦で討ち取った敵の生首をかついで帰郷する。
幕末は、新選組・近藤勇も斬首され京都にさらされた。
首を切られたのは板橋だったか。
京都までの移動は腐乱しないよう「塩漬け」だ。

夫の首を町田まで捨てに行った女は
ビニール袋に入れただけの「簡易梱包」だったのかね。
いい度胸しておりまする。



妹を殺してばらばらにした歯科医予備校生の
切断技術は優秀だったらしい。

夫殺しの女の技術はどうだったのだろう。
のこぎりで解体した後、腕は包丁で切断し、
ゴミと一緒に出してしまった。
大胆な神経をしております。

今どきの若者は、子供の頃から「ケンタ」育ち。
鳥の「もも」「手羽」をむしゃむしゃ。
関節をボキッと折って、外して分離するなんてことは朝飯前。

人間の場合だって、ばらばらにするのは、
関節の周囲の筋や筋肉を切断してしまえばいい。

肉だって、最近はブロックで購入し、切り刻んで
食べやすいサイズにしているしさ。
いつもは、牛や豚だけど、今回は人間になっただけ。

いや〜〜、作業中の女の表情は
鬼気迫るものがあったんだろうな。

マンションの管理人や住人は
殺人者を「美人」と評しているが、
昔の写真を見る限り、なんであれが「美人」?といぶかった。

護送中の車にフラッシュが当たる。
その瞬間、下を向いた悪女の写真が浮かび上がった。
なんだ、整形しているんじゃないの。
「だんごっ鼻」の鼻筋がすっきりしていた。



事実は小説よりも奇なり。
今回の事件で、なにか少しは小説家のヒントになったかな?

1月15日(月曜日)

●シンクレア
なつかしい英国製8ビットコンピュータ。
どういうわけか、パソコンショップではなく書店で販売されていた。
パソコンには興味があったが、
一体私の生活にどんな利用法があるのか皆目見当がつかなかった。

シンクレアに初めて出会ったのは
渋谷・東急文化会館の7階(だったか)にある三省堂書店だった。
A4程度の小さな筐体でディスプレイは家庭用テレビに接続する。
今から思えば、解像度が低いので文字がにじんで見える。
文字と言っても、漢字が表示できるわけがなく、
ANK(アルファベット、ニューメリック、カナ)だけでだった。
アプリケーションはBASICをプログラミングして自分で作る。

文科系人間にはちんぷんかんぷんの世界だったが、
BASIC言語の解説書は各社から出ていた。
数行入力すれば簡単な計算や、円を描いたりできる。
他愛のないものだが、自分で作ったプログラムが
テレビに表示されるのは、ちょっとした感動ものだった。

しかし、ワープロソフトなど実用的なソフトなど作れるわけがない。
第一、漢字、ひらがなが表示できない。
知的好奇心を少しばかり満たすことができるおもちゃでしかなかった。

シンクレアはパソコンとしてはバカ安の2,9800円(だったと思う)。
買えない値段ではなかったが、
あまりの安さに、かえって手が出なかった。

1月14日(日曜日)

●行事

進修館大ホールで商工会主催の「賀詞交歓会」が開催された。
3年前から顔を出すようになった。
おかげさまで、何人かの知り合いができた。
開催に先立ち、宮代太鼓のお披露目。
ここでも女性パワー。
歯切れのよい勇壮な音が腹に響いた。
来賓は町長、国会議員、県会議員、町会議員。
参加者は150名ということだった。



盛会のうちに散会。
2次会、3次会…
合併話で盛り上がる。
以上

1月13日(土曜日)
●醜態
以前、女性関係で醜聞。
今回、独断行動で醜態。
彼には「醜」の字がよく似合う。

山崎拓氏が北朝鮮訪問を終え北京で記者会見を行った。
進展、何もなし。
逆に、相手から横田めぐみさんとは別人のものと判明した「遺骨」を返せと言われる始末。

どのツラ下げてマイクの前に向かうのか…
さすが政治家、顔色一つ変わっていない。
鈍感なのか、自分のやったことを認識していないのか。

<新聞報道>
山崎氏と宋大使との会談は計5回、約15時間に及んだ。
山崎氏は、自らの訪朝に対する「二元外交」批判について、
「議員外交なので、批判はあたらない。政府の外交方針をわきまえて行動した」と述べた。



とは言え、政府の対北朝鮮重点外交施策に対しニアミス行動をとったことは間違いない。
「あわよくば、俺が手柄を立てて、一躍、時の人となり、存在感を誇示しよう」という
魂胆があったのは明々白々。
それを、一般社会では「スタンドプレー」「売名行為」と言う。

今回、彼の行動が裏目に出てしまったが、そんなことは予測できていた。
しかし、彼は自分が大恥、赤っ恥をかいたこともわかっていないのではなかろうか。

●不二家
戦後の会社かと思っていたが、明治43年創業の老舗だったんですね。
こともあろうに、消費期限が1日過ぎた牛乳で
シュークリームを製造していた。

杜撰な原料管理で経営陣が謝罪会見。
雁首そろえて取材陣の前でおじぎするという、
各社おなじみの光景が繰り広げられた。

藤井林太郎社長が、
「…60歳の男性職人が、消費期限のことを知らず、(牛乳を)使った…」
というようなことを発言していた。

「あ、この会社はだめだ」と思った。
経営陣の管理能力のなさを、
最前線のパート職人に責任をなすりつけている。
職人は「(原料を)捨てると怒られるし…」と話していた。
とかげの尻尾を切れば、この場を乗り切れるとでも思ったのだろうか。
世襲社長の、ボンボンさ加減が露呈した。

工場の製造責任者と本社のコミュニケーション不足があったのだろう。
あるいは、現場の責任者が、多少なら(期限切れを)許容していたのかも知れない。

会社は11月に事実を把握していたのに、
12月の需要期を控えていたので公表せず。
年が明けて、雪印の二の舞になることを恐れて発表した。

「しっかり稼いでから、告白しよう」という魂胆が丸見え。
社長は「考えが甘かった」と言っているが、もう間に合わない。
暮れに稼いだ額以上のものが出てゆくだけでなく、
一番大切な「ブランド力」が失墜。
雪印より企業に体力がないだろうから、
急速に業績悪化で、おなじみの、ペコちゃんともお別れ。

不二家チェーン店には、休業補償を検討しているという。

わずかな量の牛乳をけちったばっかりに…

東武動物公園東口にも不二家がある。
エキナカに洋菓子店ができ競争激化しているというのに
親会社の不祥事で販売ダウン。
踏んだりけったりだ。


不二家騒動のさなか、ミスタードーナツの商品に異物混入、というニュース。
地域は大阪、九州方面。
該当商品の製造は外に委託しているらしいが、
企業母体のダスキンが、対象商品の販売停止、調査に乗り出したという。

こういうことって、不思議に連鎖反応する。

ダスキンといえば「清掃」関係の企業。
そこが、ドーナツを販売している。
なんとなく、ほこりっぽくて、喉がむせるような気がしてきた。

1月12日(金曜日)

●古い雑誌から
昭和51年発行のパソコン雑誌の広告。
当時は、ある会社に在籍しながらアルバイトも精力的に行っていた。
多くの同僚も同様だった。
バイト先は築地明石町にあった。
勤務時間の合間に顔を出すこともあった。

その会社にはワープロが入っていた。

使い勝手の悪いパソコンより
文書作成に特化したワープロのほうが多く使われていた。
その機械は富士通の「OASYS」だった。
日本語ワープロを初めて市場に送り出した富士通は、
どこのオフィスでもよく見かけた。

主に女性が使用していた。
後ろからその様子を見ていたが
私の仕事に使えそうだった。

なにしろ、その頃は原稿用紙にせっせと文字を埋めてゆくという
効率の悪い作業スタイル。

ある時、触らせてもらう機会に恵まれた。
オリベッティのタイプライターを所有していたので
キー配列はだいたいわかる。
だが、入力方法を教えてもらって愕然とした。

富士通は、開発者の確固たる自信があって
「親指シフト」を採用していた。
これが、実にややこしい。
ローマ字入力ならなんとかできるのだが、
富士通自慢の、研究しつくされて生まれた合理的な入力方式だが
まるでなじめなかった。

OASYSはハワイ生まれの力士「ジェシー・高見山」をキャラクターに
派手な広告を打っていた。
「My OASYS」は、画面が小さく、黒い画面に緑の文字。
個人が所有できる安いワープロだった。
オフィスで使われるタイプは、軽く100万をオーバーしているが、
これは、お安くて、75万円!
ゲッ、である。

当時、個人が所有できる価格帯のワープロはあったが、
細い液晶画面で、数行しか表示できない。
文章の前後を眺めることは不可能だった。
とても、仕事に使える代物ではなかった。

My OASYSは、ワープロ専用機をあきらめさせて
その後出てくるNECのパソコンに向かわせることになった
記念すべき機械なのだ。
あのとき、親指シフトに馴染んでしまったら、
パソコンへの移行が大幅に遅れてしまったろう。
その意味で、富士通に感謝。

1月11日(木曜日)
●保守点検
8時55分。
レジーナの一番高い部分、といえば
7〜8階建てのビルに相当するのだろうか。
そこで、青年が点検を行っていた。

一度、乗ったことがありますが、
この場所から下を見ると、かなり緊張しますよ。

安全に楽しんでいただくための
縁の下の力持ち。
自身の安全に気をつけてくださいね。

●大脱皮
劇的に進化を続ける企業も珍しい。
AppleComputerから「Computer」の文字がなくなり
ただの「りんご」になる。
これまでの、コンピュータメーカーから脱皮して家電をも含めた
メーカーを志向するようだ。
と、いっても掃除機、洗濯機などではなく、情報機器の分野で、だが。
しかし、予断は許さない。
あのAppleのことだ。
従来の家電品のカテゴリーを超越した
未来的な商品をデビューさせるってこともある。

iPodと音楽データ配信で大成功を収めたAppleが
今度は「iPhone」を発表した。
携帯音楽プレーヤーと携帯電話の複合商品だ。



日本にも類似商品ならある。
それは、携帯電話の延長線上で、電話に音楽再生機能を付加したもの。
iPhoneは、音楽プレーヤーに電話機能を付加させた。
日本とは発想が全く逆だが、Appleの場合、当然といえば当然。

iPhoneは電話、メール、Web閲覧、音楽・ビデオ再生ができる。
さらに、地図、温度、株価などさまざまな情報が得られる
ウィジェットも搭載している。
日本にはないティストの情報端末だ。

電話でありながら、番号ボタンがない。
大画面上でタッチパネルで行うのだが、新鮮な感じだ。
日本の携帯電話のライフサイクルは短いが、
iPhoneの場合はどうなんだろう。
Appleが提供するファームウェアを
バージョンアップしてゆけば、
常に最新機能を享受できるのだろうか。

アジアでの発売は2008年というから来年だ。
今の仕様では電話が使えないそうだ。
価格も5万〜7万と高価。



思えば1974年、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックという
二人のスティーブが、アップル・コンピュータという
ガレージ・カンパニーを立ち上げた。
2年後、初のパーソナルコンピュータ「Apple T」を発売。
翌1977年に「Apple U」を発売。
1983年「Lisa」
1984年プロトタイプ「Macintosh」
1985年ジョブズ、Appleを追われ「Next」設立
1996年ジョブズ、Apple復帰
などなど、紆余曲折を重ね、
iPodで大ブレークした。

ジョブズ不在の間、スカリー、スピンドラーなどのCEOが登場したが
やっぱり、ジョブズの存在感は大きかった。
彼は、アーキテクトというより、
「夢を形にする」ひらめきをもった天才であり、
彼の周囲にそれを実現する優秀な技術者がいた。

壇上で新製品をデモするとき、
彼はいつもラフなスタイルで登場する。

タキシード姿は
その昔、日本で「Next」発表会を行ったときしか
見ていない。

壇上の彼は、いくつになっても
ちょっとはにかんだようだが、
「どうだ」という得意げな様子で新製品を自らデモする。

頭髪はかなり薄くなったが
いくつになっても
あの、ガレージ・カンパニーを興したときのような
「夢」を追う姿勢が好ましく映る。

●ばらばら
新宿と渋谷で見つかった死体は同一人物だった。
30歳の外資系企業に勤める男性で
解体したのは彼の2つ年上の妻。
頭部は妻の自供から町田で見つかった。

つい最近、兄が妹をばらばらにしたばかり。
犯行場所は渋谷区幡ヶ谷だった。

呪われた渋谷区。

新宿で胴体が発見されたときは、
場所柄、暴力団か中国マフィアの抗争かと思ったが、
夫婦間の殺人だったとは…

殺しのスタイルが急速に残忍になってきている。
動機はこれから解明されるだろうが、
朝のテレビはどこも、この猟奇事件でもちきりだろうな。

「口論が絶えず、暴力をふるわれていた」と自供しているようだが、
それで、殺害、解体しちゃうんだからね〜。

深夜にもかかわらず、スタッフは取材に飛び回っているのだろう。
夫婦の顔写真も用意されるだろう。
ご苦労様なこってす。

1月10日(水曜日)
●のどか
暖かくはなかったが、
風がないので
寒い、というほどでもなかった。

高床式のような小学校の裏手は池。
新しい村ができるまでは、
フェンスで囲まれた立入禁止区域だった。
それが今では住民の憩いの場になっている。

犬を連れて散歩する人、
ウォーキングをする老夫婦、
子供を連れた若い母親、
ときたま、若いカップル。

しかし、この風景に一番似合うのは釣り人だろう。
天気の悪い日以外は、常に何人か糸を垂れている。
顔ぶれも決まっているようだ。
東武動物公園内の釣堀は有料だが、ここは無料。
鯉や鮒に混じって外来魚のブルーギルもかかる。

この池が開放されるまで、
宮代には池らしい池がなかった。
川はあるが、水辺までゆくことはできない。
強引に降りたとしても、
親水公園仕様ではないから、失望するだろう。
というわけで、この池は、
唯一手を伸ばして水に触れたくなる貴重な存在なのだ。

1月9日(火曜日)

●訪朝
安倍政権支持率が降下中。
やっぱり、混迷する日本再生には実力不足か、という
いや〜な風が吹いていることは、当人が一番感じているはず。

首相が定例記者会見をする場所には
「美しい日本」を象徴するような絵がかかっているが、
「それがどうした」と思わせる、今日この頃ではあるね。

そんな折、かつて期待されていたYKKの一人
山崎拓氏が北朝鮮を訪問した。
快挙か愚挙か、やがてわかる。

一番迷惑しているのが安倍政権だろうね。
ここ一番、起死回生の「何か」をやらなくてはいけない時期だというのに
あんなことを独断でやられては
統率力のなさを露呈しまったようなものだ。

小泉元首相が風穴を開けた、北朝鮮外交だが、
安倍さんになって、その他の問題が山積。
結果が出るまで時間がかかるものばかりで、
拉致問題だけに取り組んではいられらない。

国家主権を侵された、あれだけの大問題を
首相になって、どのように対応するのか関心があった。
「拉致担当相」でも任命するのかと思ったら
そんな気配はさらさらない。

山崎氏も、そのへんはよく心得ていて、
「今、俺が行っても安倍君は何も言えないだろう」
との読みがあったに違いない。

政府高官は、山崎氏の訪朝について
「政府は全く関与していない」としている、のだから
山崎氏のスタンド・プレーであることは間違いない。

「拉致被害者の会」だって、
今回の訪朝を、もろ手を挙げて喜んでいるわけではないだろう。
交渉ルートが2本できては困るのだ。
かえって「迷惑」と思っているだろうね。

首相になる前の安倍さんが精力的に取り組み、
ブッシュ大統領も後押ししてくれるかな…と。
少しは光が見えてきたのだが、
ここにきて、アメリカはイラク問題に目が行っているし
安倍さんは、ボロがぽろぽろ出てきて
拉致どころではない。
自分の首があぶない。



山崎氏は、 、北朝鮮に5日間程度滞在するようだが、
会談相手は宋日昊(ソン・イルホ)・日朝国交正常化交渉担当大使
だというじゃないの。

これでは、問題解決などできるわけがない。
将軍様に会えなくてはね。
金さんだって、存在感の薄い日本の政治家に会わないね。
しかも、金さん、最近の日本の経済制裁に、かなり「おかんむり」。

宋日昊氏は、
「経済制裁をゆるめよ」という金さんからの命令を伝えるだろう。
山崎氏は「問題解決の突破口は、やはりそれしかありませんか」と帰国。
ガキの使いのように、首相に伝えるのだろう。

税金を使って、わかりきった内容を聞くために行くわけだ。

拉致にしろ核にしろ劇的な話を持って帰国できたら、
評価を変えてあげます。
「アメしょん」ならぬ「朝しょん」だったら、
渡航費・滞在費を国庫に返納してほしいね。

1月8日(月曜日)
●夜の散歩
21時45分。
ジョンの散歩。
完全防寒。
携帯音楽プレーヤーで
がんがんJazzを聴きながら。

笠原小学校の少し上に
卵の黄身のような上弦の月が昇るところだった。
東南の上空には星の群れ。
寒いけど美しい夜景を堪能した。

●時代劇
昨日、NHK大河ドラマ初日。拡大枠1時間。
「風林火山」とはいえ、主役は武田信玄ではなく、
彼の軍師、山本勘助。
勘助役は、あの名作、
藤沢周平原作「蝉時雨」の内野聖陽。
「蝉時雨」は味わい深いドラマだったし、
内野の存在を知らしめた。
その彼が、大河ドラマの主役だから、大抜擢だろう。

第1回は、浪人中の勘助が諸国を巡っているうちに
甲斐国に入り込む。
そこは、武田、上杉、北条、今川など群雄割拠の地だった。
浪人だから汚れ役なのだが、
山本の焦点が定まっていない。
時に3枚目のような動きをするし、
剣が強いのか弱いのかわからない。
意表をついた技で相手を倒すこともある。

「蝉時雨」では、家、好いた人、剣、友達、城などの
諸問題がからみあい、内野もシリアスな演技を行い
多くのファンをつかんだのだろうが、
「風林火山」で、彼の魅力が出てくるまでには
まだ時間がかかりそうだ。


21時から「白虎隊」2話。
1昨日途中から見始めたが、結構面白そうなので
昨夜は、頭から。

会津戦争における白虎隊の悲劇はあまりにも有名だ。
主人公は「ジャーニーズ事務所」のKA-TU-Nだ。
「硫黄島からの手紙」の大宮のパン屋も、ジャーニーズ事務所だった。

奥羽列藩同盟も次々に西軍に打ち破られ、会津藩は孤立する。
鶴ヶ城内で、かろうじて持ちこたえているが
城には2000発以上の大砲の弾を打ち込まれ、
城の形も変形してしまった。

あくまで抗戦を叫ぶ藩士の中にあって、家老の西郷頼母は降伏を強く勧める。
彼は、早くから戦争に勝ち目はないと思っていたため、
周囲から疎まれていた。
蟄居を解かれ、登城した彼だが、
卑怯者の汚名を着せられた母、妻など一族の女性20名以上が
一斉に自宅で自刃するというすさまじさだった。

ドラマでは、西郷頼母は函館五稜郭へ渡り戦ったと説明する。
事実だが、彼はそこで死んではいない。
主君、松平容保が降伏したあと、彼は日光東照宮の宮司に就く。
西郷頼母は禰宜として主君に従った。
そのご、政治運動に加わったり、
福島県の神社の宮司になったりしたが、
明治32年会津若松に戻り、明治36年その地で死去する。
…とまあ、こんな具合なのだ。

西郷頼母は「白河口の戦い」の指揮官として西軍と戦い落城、敗退。
若松に戻るや、主君に「恭順」を勧めたという。
装備の差で勝ち目はないと思ったのか、
これ以上会津藩から死者をだしてはまずい、と思ったのか。
彼の言動は、主君の不興を買うだけでなく
「卑怯者」のレッテルが貼られてしまう。

己の言動のため、一族の女は自刃という悲劇を招く。
五稜郭に死に場所を見つけたかと思うが、生き延びている。
最終的には、故郷の布団の上で死ぬ。
「会津武士の風上にも置けない西郷頼母」という評価は
地元ではないのだろうか?



「白虎隊」のドラマの造りは、「僕たちの戦争」に似ている。
「…戦争」は完全にSFだけど、昔と現代が不思議なつながり方をしている。
あるいは、浅田次郎の名作「壬生義士伝」だ。
この映画は、明治後期か大正時代の「病院」のシーンから始まる。
それが、男と男の友情へ時代はさかのぼってゆくのだ。



白虎隊は15〜6歳の少年だから、前髪を垂らしている。
本当は、もっと子供なのだが、
ドラマは青年たちが演じていたので、
「前髪ズラ」が似合っていなかった。

それに、会話は標準語。
どうせなら、会津弁でやればよかったのにね。

●不祥事
「成人の日」。
昔は1月15日と、あるべき日が決まっていたが
いつの頃か、連休になるよう浮動型になった。
ちなみに、来年は14日。
カレンダー業者も大変だが、国民の何割かは
この、座りの悪い祝日をとまどっているだろう。

わが町では、本日、コミュニティセンター「進修館」で
記念式典が行われている。
新成人は400名台と
昨日会場設営を行っていた町の職員の方が言っていた。

春日部では、昨日行われたようだ。
恥ずかしい記事が新聞に掲載されていた。

最前列に座っていた新成人十数人が「もうやめろ」などと声を上げ、
うち男を含めた2〜3人が舞台に上がったという。
埼玉県警春日部署は7日、成人式の舞台に上がり、式の進行を妨害したとして、
春日部市のとび職の男(19)を威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕した。
成人式には約1600人が参加。
式典は騒ぎの後に再開し、予定通り終了したという。



例年、このテの騒動は、格好なテレビ・ネタになり、
朝のワイドショーで報道される。
有名なのは沖縄だ。
中学の同窓生たちが、お揃いの和服をしつらえ
大通りで、「こもかむり」を開けて騒ぎまくる。

沖縄を除き全国的に沈静化しつつあるものと思っていたら、
隣町で起きてしまった。
「流行」の伝播がおくれている。
当人たちは、「目だってかっこいい」と錯覚しているようだ。
知性、教養を身につけろとは言わないけど、
成人として自覚が足りない。
この日の意義も知らず、
「今日から酒やタバコをやめます」などと抜かすアホもいる。

だいたい騒ぎを起こすのが「とび職」など職人たちだ。
良識のある職人も多いのだから、
一握りの「腐った職人」のために、色眼鏡で見られてしまう。

わが町は良識派が揃っているから
間違っても、このような恥ずかしいことは起こらない。

1月7日(日曜日)

●24年前
「古い書籍はまとめてゴミに出すべし」と
きつい通達が、家人から出ている。
特に雑誌類がターゲットになっている。

1〜2年前のパソコン雑誌なら
言われるままにヒモでくくるのだが、
20年以上本棚に眠っているものは
価値が出てきてしまう。

技術革新の激しいコンピュータだから
内容的には役に立たないのだが、
パソコンというわけのわからない機械に
入れ込み始めた頃が思い出されるのだ。

その中の1冊。
1983年(昭和58年)、朝日新聞社刊「朝日コンピュータシリーズ・4」
「ビジネス革命の明日---情報爆発に勝つ50の知恵」。

来るべき「高度情報化社会」を暗示させる表紙が泣かせる。
頑丈そうな梁の家。
年季の入った、丈夫そうな家具。
囲炉裏には火がおき自在鍵に鉄瓶がかかっている。
ここまでは、典型的な日本民家。

木こりか猟師か…山で仕事をする男性。
ごましお頭にヘッドセット。
家具の間には大型テレビ、サイズの大きな光磁気ディスクがビルトインされている。
さらに、文机にはパソコン。
脇に電話。
受話器のケーブルがおかしなところに接続されている。
黒い画面にグリーンの線画が描かれている。
机の下にはプリンタがセットされ、画面のコピーがプリントアウトされている。
窓の外の山の上に巨大なパラボラが空をにらんでいる。



これが24年前に想像された情報化社会の図だ。
山奥にあっても、最新情報を入手することができる、
というものなのだろう。
当時、インターネットの概念はなかった。
「ネットワーク社会」という言葉は使われていたけれど、
INSだの専用回線で結ばれていた。
企業では普及の途上だったが、個人の環境では
まだ夢の夢、という時代だった。

それが、今はど〜でしょ…
便利な時代になったものです。

1月6日(土曜日)

●月夜
終日よく降ったが、夜になって雨は止んだ。

ジョンは今年の5月で15歳になる。
人間で言えば80歳近いのだろう。
幸い、大きな病気もせず
朝夕の散歩も元気いっぱい。

しかし、目はにごり、耳も遠くなってきている。
冬の間は、物置に入れて寒さをしのいでいる。
夕方の散歩から翌朝までつなぎっぱなしでは、
彼も老犬だから、排泄がつらいだろう。
室内では、今のところ「おもらし」はしない。

で、22時頃、短い散歩に出ることにしている。

笠原小と動物公園のレストランの常夜灯が
闇の中に浮かび上がっている。
月が真上に出ていた。
オリオンも輝いている。

ジョンが片足を上げている間に、
美しい夜の風景に見とれていた。

1月5日(金曜日)

●戦慄
渋谷区幡ヶ谷の歯科医院で殺人事件。
兄が妹を殺害、バラバラにした。
21歳の予備校生。
親、兄と同じ歯科医を志望したが
学力伴わず、何年も浪人を続けていた。

第一報が伝えられたとき、
家族構成と死体の置かれた状況から
「兄貴がカッとなって殺したんじゃないの?」と
推理したが、その通りだった。

小分けにした死体を
杜撰とも思える場所に隠すというより、置いたまま
予備校の合宿に参加する、という、ずぶとい神経。
自分が犯した「事」の異常さを認識していないようだ。

外から見れば裕福で幸せそうな歯科医の一家。
実態は、受験が失敗続きで
父と兄にコンプレックスを抱いた弟がいた。
風船で言えば破裂寸前だった。
そんなとき、妹から「夢がない」などと言われ
一気に暴発してしまった。

短大生の妹とは、同じ屋根の下に住みながら
3年ほど会話がなかった、という。
兄と妹で、こんなに憎しみあえるものなのかな?



このような、兄妹関係を
親は「知らなかった」では済まされない。
弟が精神的に追い詰められていたことを
「見て見ぬふり」をしていた親の責任は大きい。

それと、次男の進路について
真剣に話し合ったことがあったのだろうか?
病院は兄が継げばいいのだから
弟には、違った道を開いてあげる、という選択肢もあったろう。

弟は「死体損壊」で逮捕されたが、
「損壊」とは「ばらばら」にしたことでしょ。
その前に、鈍器で頭を殴って殺している。
「殺人容疑」で逮捕、とは言わず
「最終行為」で表現するのかね。

子による親殺し。
母親の子殺し。
父親の子殺し。
兄の妹殺し。
妻の夫殺し。
夫の妻殺し。

動物園の「猿山」のほうが、よっぽど平和です。

1月4日(木曜日)
●月光
昨夜が満月だった。
名残の円い月が天空に輝いていた。
星も出ていたが、今夜の月の明るさの前には
影が薄い。
ぴりぴりした寒さではなかったが
吐く息が白い。

デジカメの感度を上げ
塀に腕を当て
手持ちで月を撮影した。
シャッタースピードは1秒。
月がハレーションを起こしてしまったが
屋根や梢はぶれていない。

●保守点検

※ダイナミックな風景が広がる。

動物公園の中から、コンコン、コ〜〜ンと
木を叩く音が聞こえる。
毎朝行われているレジーナの点検作業だ。
何万本という木材を組み上げたジェットコースターだから、
ボルトのゆるみは事故のもと。
長い柄の金槌で叩けば、音でわかる、プロの技。

ジョンの散歩の折り、一番高いところで
作業している人が確認できた。

1月3日(水曜日)

●箱根駅伝
往復とも順天堂大が優勝。
神大はシード落ち。

10時半、駅伝実況をラジオで聞きながら初チャリ。
行き先は、関宿城。1時間の足慣らし。
いつものコンビニでお茶、おにぎり、チョコを購入。
お正月プレゼントで「お皿」をもらった。
まるで予期していなかったので、なんとなく嬉しい。
トリプル初詣のご利益かな?



駅伝は、平塚を過ぎて、横浜に近づいていた。
遊行寺、権太坂を、学生たちがあえいでいた。
実況はヒートしている。
NHKだったが、アナのアクセントがおかしい。

専修大のことを「せんしゅう」と言っていたが
「専修」ではなく「泉州」のアクセント。
それと、「復路」が「袋」のアクセントになっていた。
実に、聞き苦しい。

正しい標準語を使うのが「使命」だったHNKが
こんな状態じゃ「お使命」だぃ。



江戸川のサイクリングコースを遡上。
水門を渡って「中ノ島公園」経由で関宿城へ。
天気もよく、駐車場には車の数も多かった。
サイクリングのメッカにふさわしく、
新年初チャリを楽しむ人々の姿も…

※この水門から江戸川が始まる。海まで約60km。

城の裏手で小休止。
駅伝の学生たちは鶴見を過ぎて都内を目指していた。

※関宿城。首都圏で天守閣のある城は珍しい。

城を撮影するのに光のまわりもよく、絶好だった。
過去何度かここを訪れているけど、
今日ほど、「なめまわす」ようにカメラを向けたのは初めてだった。

小一時間過ごし、一気に帰途につく。
13時35分自宅到着。
順天堂大が、大手町にゴールした。

1月2日(火曜日)

●便利
東武線が半蔵門線と相互乗り入れして
かなり経過したと思うけど、
靖国神社へ行くため、本日、初めて乗った。
曳舟からもぐって、九段下まで1本。
1時間ちょいで、目的地へ到着できた。
今までは、銀座線で日本橋、そこから東西線で九段下。
あるいは、JR秋葉原で三田線岩本町に乗り換え九段下。
ともかく、不便だった。
これを使えば、神保町の古本屋街、
大江戸博物館へのアクセスも良好。

使い方によっては非常に便利な路線。

本日、靖国神社を振り出しに、ウォーキングで
初詣のはしごを行う予定。



8月15日前後になると、騒然とする一帯だけど、
正月は「善男善女」と右翼のお兄さん、街宣車で賑わいを見せる。
参道の両側には屋台が連なっている。
ここも、テキヤの縄張りなんだろうね。



大鳥居をくぐり、日本の陸軍の創始者といわれる、
大村益次郎の銅像を仰ぎ
本殿への山門の前で「猿回し」を、ちょっと見。
参拝したあと、脇の能舞台をちょっと見。
脇から出て、3番町方向へ向かう。
戸建住宅はめっきり少なくマンションの町になっていた。

内堀通りに出て、英国大使館前から国立劇場、最高裁判所を見つつ
国会議事堂へ。
隼町だ。
昔は、この奥に報知新聞社があったんだけどね。
議事堂の向かいの坂を下りて、日枝神社下に到着。
急勾配の階段を上る。
あがったり、さがったり…ハイキング状態ね。

さすが、赤坂。
きれいどころが初詣に来ておりましたよ。

日比谷高校の前を通って赤坂に出ようと思っていたが、
脇の出口から赤い鳥居をくぐって一気に下に出た。
その昔、火災を起こしたホテル・ニュー・ジャパンの脇に出た。
焼け跡はしばらくそのままになっていたが、
いつの間にか立派な高層ビルになっていた。

赤坂見附から銀座線で表参道へ。
やっと、「表参道hills」を見ることができた。
ショッピング・ゾーンの作りがMM21と似ていたが、
こちらはスペースが限られているので、ちょっと息苦しい。


道路に謎の人だかり。
SMAP・SHOPだった。

子馬ほどの犬を散歩させている老夫婦あり。
その人の行くところ、人だかり。
当然だろう。
私も、あんなでかい犬を初めて見た。
毛足が短くBOXER風だが、
ボクサーではないと言っていた。
この近所に住んでいるのか、
どこからかやって来たのかわかりませんけど。
都内にはいろんな人がおりますよ。



九段、番町、永田町、赤坂、表参道…
よ〜歩きました。

地下鉄構内のスープ屋さんで一休み。
「SoupStok」という。
スープも商売になるんだ、という見本ですね。
東京、神奈川、千葉にはあるけど、
今のところ埼玉にはない。
茨城、栃木にも、もちろんない。


※カレーもある。コーヒーとあわせて1000円ね。

帰宅は、東武動物公園まで1本。
1時間30分。
乗り換えなしつ〜のが、気分いい。

1月1日(月曜日)

●初詣
年が変わる時報と共に家を出た。
今年は、昨年のように午後からゆっくり出かけるのではなく
寝る前に初詣をすることにした。

深夜の町をチャリで進む。
サイクリング用の手袋だったので、
姫宮神社に着く頃は手が氷のようになっていた。
すでに、大勢の人が並んでいた。
夜店が3軒、御札販売テントが出ていた。

その昔、横浜・鴨居の杉山神社では
「甘酒」がふるまわれていたが、
ここはそのようなことはない。
参拝が終わったら、さっさと帰宅するのがしきたり。

何組かの若者たちが集まって気勢をあげていた。
家人と私は、神社脇の七福神の出張所のような
小さな社をすべて巡り、わずかな賽銭を入れ、
賽銭の額にふさわしい願い事をした。

帰宅後、以前なら酒を飲んで
冷えた体を温めるのだが、
そんなこともせず、さっさと寝てしまった。


起床はさすがに、10時をまわっていた。
齢が重なると、新しい年だからといって
格別嬉しいことではなくなる。
特別なことはせず、
普段の生活のような2007年スタートとは相成った。

午後から年賀状の作成にかかる。
写真を撮影し、イラストレータでレイアウトし
印刷が終わったのが夕方。
元旦に賀状をいただいた方には申し訳ありませんが
到着は4日過ぎになると思います。

●住宅難
東武動物公園のサファリ・ゴーカート・コースの脇の木が
鳥たちの共同住宅になっている。
夕刻、そこを通りかかった。
秋ごろは白鷺と鵜が仲良く枝に止まっていた。
ところが、いつの間にか鵜だけになっていた。
白い姿がなくなり黒一色。
白鷺が闘争に負けて追い出されたのかな?

立ち止まって生態を見ていた。
気の荒い奴がいて、隣に止まろうとするのを威嚇している。
木の大きさの割りに、鳥の数が多い。
人間なら、さしずめ30坪くらいの密集戸建団地という様相か。
快適なときを過ごそうとなると、最低50坪くらい確保しなければ…
というわけで、隣鳥の進入を防ごうとしているのだ。


| page top |
inserted by FC2 system