田舎三昧の生活と意見

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2006年9月
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Web Camera


■Contents■
01 涼日
  高校選抜
  殺人多発
02 利便性
  自画自賛
  巨峰市
03 稲刈り
  高校選抜
  老老殺人
  付加価値
04 嘘
  花火
  暴力教室
  キーボード
  高校選抜
  切れる
05 高校選抜
06 出会い系
  二科展
  男児誕生
  町長選
  悲劇
07 発行部数
  辛勝
08 少年自殺
  からす
  KISS
09 ピーマン
10 拳闘家
  残暑
11 19時
  稲妻
12 秋雨前線
13 復活
  皇室
  公開と保護
  パトリオット
14 再発
15 進化
  構内店舗

16 飲酒
  遍歴
17 回天

18 あなた
  
ポイ捨て
  うざったい
  小遣い
  敬老会

  
機能美
  国民食
  国際食

19 100万食
  長編映画
20 生き物
  新総裁
  クーデター
21 金木犀
  哀史
  短歌
  ファースト・レディ
22 墓参
23 手前勝手
  往生際

24 秋
25 桜
  全国ブランド
26 エキナカ・ラーメン
27 人間魚雷回天

28 吉野家
  東京薔薇

  戦略機種
 
NIKITA
29 所信表明
30 アイバ


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Yellow House
Chicago Short Stay
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Ginza
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Movie/Drama
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Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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9月30日(土曜日)
●アイバ

東京ローズこと「アイバ・トグリ・ダキノ」が26日に死去した。
日系二世としてロスに生まれた彼女は
叔母の病気見舞いで来日中、日米開戦となって帰国できなくなった。
生活のためNHKに職を見つけ、やがて語学が買われて
米国将兵向け「ゼロアワー」のディスクジョッキーとなった。
厭戦気分にさせる謀略放送だったが
太平洋で戦う米国兵の間で人気番組となり
女性ジョッキーを「東京ローズ」というニックネームをつけた。

謀略放送に携わっていた女性は大勢いたが、
敗戦後、進駐した兵士たちは「東京ローズ」に大いに関心を寄せた。
放送局に押し寄せた記者が、たまたま居合わせたアイバに
「東京ローズはキミか」と尋ねた。
彼女は、ほんのちょっとした出来心から、
大勢の仲間がいたにも関わらず、
「Yes」と答えてしまった。
「大勢の中の一人」と言えばよかったのに。

それが悲劇のはじまりだった。
日本敗戦後、NHKで知り合い結婚した中国系ポルトガル人ダキノ氏とともに米国へ。
夫は米国から追放され、夫婦は以後別れ別れとなる。
アイバは、国家反逆罪で起訴され、
裁判は反日感情が吹き荒れるサンフランシスコで開かれた。
当然、有罪で6年以上服役し市民権を剥奪。
父親は裁判費用に全財産をつぎ込み、死去する。

戦争中も日本政府の帰化要請を拒否して米国への忠誠心を
示し続けたにもかかわらず、帰米後は「反逆者」の烙印(らくいん)を押された。
1977年、当時のフォード大統領の特赦で市民権復活。
2006年1月、困難なときにも米国籍を捨てようとしなかった
「愛国的市民」として、退役軍人会より表彰される。
2006年9月26日、脳卒中びため死去。享年90歳。
合掌

9月29日(金曜日)
●所信表明

阿部新総理が所信表明を行った。
原稿の棒読み。
そこへゆくと、ブッシュは、少なくとも頭に入っており
しゃべりも流暢だ。
記憶に残ったのは「筋肉質の政府」という言葉。
それまで、「骨太の方針」というのが流行っていたが、
骨に肉がついて、次第に人間らしくなってきた。
あとは、「皮膚」が出てくれば一層かたちになるのだが。


9月28日(木曜日)
●吉野家
先日100万食完売作戦の大成功。
そして今回、「あと3日お待ちください」と
期待感をあおる広告。

フアンにとっては、このオレンジ&ブラックの
店舗を見ると、思わず生つばが出るという「パブロフの法則」が
そのままあてはまる。

アメリカの覚えもめでたい。
新生、阿部内閣、いやチーム阿部も
対米戦略食糧部門の尖兵、吉野家にエールを送る、かな?

「牛丼やってます」のコピー。
以前、豊島園が「プール冷えてます」でブレークしたが
そのタッチと似ている。



●東京薔薇
悲運の人「東京ローズ」が
26日、シカゴで老衰のため死去していた。
90歳だった。



※地元シカゴでも、東京ローズの訃報を伝えた。

ダウンタウンにほど近いところに
彼女が晩年を過ごした「戸栗商店」がある。
この何年かは店に出ることもなかったらしい。

私の娘がときたまその店に買い物に行くのだが
甥っ子と見られる愛想の悪い老人が店を守っている、と
いっている。

彼女の数奇な人生については
ここ--> をクリックしてちょ。

●戦略機種
IXYデジタルの陰にかくれてあまり目立たないが
ハイコストパフォーマンス高機能で
カメラをちょっと知ってる人なら
必ず注目するというのがPoweShotシリーズ。

デジタル一眼レフと同等の機能を有し
バックにらくらく収まるコンパクトさ。

その最新版が発売された。
今、流行の手ぶれ防止装置はついていない。
画素数は600万。
ちょっとスペック的には貧弱な感じは否めない。
だが、素早いレスポンス、
がっしりしたホールディング。
フィルムカメラをイメージさせるデザイン。
などなど、その気にさせるカメラだ。

実は2年前に購入したのが
A95という、このシリーズだった。
デザインはかなり角ばっている。

新機種は丸くなって、しかもさらに小型化になった。
アクセントカラーもついて
液晶ディスプレイはたぶん2.5型だ。

A95はディスプレイは1.8型だが、
バリアングルといって回転できる。
これが、花などをローアングルで接写するときなどに
威力を発揮する。

新型は小型、大画面なので
こういう便利な機能を取り外すしかなかったのだろう。
しかも、電源は単3乾電池2個になっているはずだ。
A95は4本収納で、
それなりの重量が生まれるので
さらにホールディングが安定する。
高機能コンパクトは
このPowerShotシリーズが最右翼と思っております。

●NIKITA
新奇な言葉と名物編集長で話題をさらっている女性誌。
トウのたった女性に「若さではなくテクニック」と応援する。
目のつけどころがよかったらしく
販売部数を伸ばしているらしい。

だがね、
「艶女」=アデージョの乱発と
男をその気にさせる手練手管情報。

中年増「色情化」を目論むかのような
ナンセンス見出し。
大阪風、どぎつい、こてこてコピー。
消化不良を起こしそうだぜ。

9月27日(水曜日)
●人間魚雷回天
テレビドラマ「ぼくたちの戦争」、映画「出口のない海」。
どちらも、大戦末期の特攻兵器を描いたものだ。
先日テレビドラマは見たが映画はまだ。
映画評はあまりかんばしくない。
平和そのものの時代に育った俳優たちが
学徒特攻兵の役を演じるには無理がある、のだそうだ。

※DVDも発売されている。
 この学徒兵は宇津井健かな。「渡る世間は鬼ばかり」に出ている。

Yahoo動画では映画を配信している。
そのものずばりの「人間魚雷回天」というのがあった。
早速アクセス。
最初に短いコマーシャルが入るがあまり気にならない。
1本のデータを分けて1話平均20分程度にしてある。
これが5話だから約100分。

気になったのは、ADSLなので低画質なこと。
画面が非常に小さい。
試しに高画質にしたらノッキングはする
途中で静止画になる。
光でないと無理なんやね〜。

駅の近辺は開通しているのだが
私の住む地域は通信過疎。
いつ大きな画面で映画を見られるようになるのかわからない。

モノクロの新東宝の映画だった。
昭和20年代の製作ではなかろうか。
回天の訓練や敵艦に体当たりするシーンは
ミニチュアを使っているので
艦と波の大きさのバランスが悪い。

懐かしい俳優が目白押し。
日本映画全盛期の頃だもんね。

特攻訓練兵たちは大学を繰り上げ卒業した学生少尉。
1歳上の上官(中尉)が、
俳優を卒業して民話の語り部になった故沼田曜一。
沼田部隊は
宇津井健、故岡田英治、故木村功。
最後に彼らが敵艦突入を敢行するのだが、
岡田英治艇は浸水して海底に…
そして、彼は艇内で死亡。

確実に死ぬということがわかっていながら
訓練に励む若者たち。
気が弱く脱落しそうな雰囲気の下士官が木村功。
こういう役柄が良く似合う。
日本版モンティ、というところか。
彼が心を通わせる女性が、津島恵子。
たまにテレビでその姿をお見かけするが
上品な老婦人になっております。
若い頃から美人だったが
映画では、よりによって女々しい木村に
一途な思いを寄せる。

出撃前夜に仲間は登楼して刹那的な一夜を過ごす。
その中に、昨日亡くなった丹波哲郎の姿があった。
木村は津島への思い絶ちがたく、
宿舎で過ごしているが、
寂寥感に捕われ仲間のところへ行く。
女を知らずに死んでゆくのか、と
仲間は「敵娼」を用意してくれるが、
彼は拒絶して別の部屋で酒を浴びている。

明日出撃とも知らず、
津島が木村に逢いに来ていた。
やっと、その場所を見つけるものの
素人の女性は玄関で追い返されそうになる。
ところが、事情を飲み込んだ一人が部屋を教えてくれる。
津島は、そこが何をする場所か知っていた。
ところが、同衾せず酒をあおる木村を発見する。

当時の男女は、
特に、特攻志願をする学生たちは
この期に及んでもプラトニックなのであります。
しかし、初めのうちは抱き合うばかりで
手を出すことができなかった
軟弱木村少尉も、ついに欲望には勝てなかった…
と思わせるシーンに変わる。
ベッドシーンなどありゃ〜せんが、
津島の、肌を許したと思わせる仕草が可愛いね。

いつの間にか二人は浜に出ていた。
夜が明ければ出撃である。
生まれた時代の不幸を呪っていたが
死について次第にふっきれてゆく木村。

わずかな時間、2人はイメージの世界に遊ぶ。
シーンは戦後の江ノ島。
津島のヘアスタイルは変わり
アプレゲールの服装になって
寄り添いながら歩いている。
人がいない浜にはおびただしい
ビーチパラソルと椅子があった。
抱かれた津島は幸せそうだった。
その笑顔が暗転、現実の昭和19年12月に戻される。
間もなく夜が明ける…

出撃。
大勢の歓呼の声に送られて
伊潜に抱かれた回天の上で手を振り、
抜刀して刀を振る4人の仲間たち。
やがて、潜水艦は小さくなってゆく。

津島恵子は、砂浜でちぎれるほど手を振っていた。
艇が見えなくなる。
思いつめた表情で彼女は海の中へ歩いてゆく。
そして、消えていった。

やがて、敵艦艇の停泊地沖に潜水艦が到着。
沼田艇、宇津井艇、木村艇、岡田艇の順につっこんでいった。
先の3艇は敵艦に体当たり。
岡田艇だけが海底に沈んだ。
彼は、浸水による溺死だった。

回天の整備兵に後に水戸黄門役で当った西村晃。
学徒兵の身の周りの世話をする兵隊に殿山泰三。
なつかしい顔ばかり。

空の神風。
海の回天。
海軍は大戦末期に特攻で
多くの有能な若者たちの命を奪った。
彼らは、美しい山河、愛する人たちを守るために
最後は笑顔で散華した。
彼等が託した日本は、こんな姿でいいのだろうか。

親殺し、子殺し、幼児殺し…
まかり通る拝金主義。
まさか、夢にも思っていなかったろう。

9月26日(火曜日)

●エキナカ・ラーメン
東武動物公園駅内のエキナカショップに
出店している中華食堂「日高屋」。
昼時は行列ができるほど繁盛している。

宮代で行列のできる店は、
今のところ、ここと新しい村の野菜直売所くらいだろう。

日高屋はさいたま市に本社のある「ハイデイ日高」のチェーン店。
「ハイデイ日高」は今年8月東証1部上場。
中華そば「日高屋」と中華食堂「日高屋」、
「末来軒」「台南市場」「文楽座」「らーめん日高」「焼鳥日高」の7系列がある。
埼玉、千葉、神奈川、東京と首都圏に合計165店舗を展開する
中華系チェーンのビッグなのだ。

さっそく出かけてみた。
夕方だったので店は3分の入り。
ファーストフード店のようなカウンター形式。
初めての店でオーダーするのは
常に醤油ラーメンと餃子。

注文をとる店員さん、厨房から聞こえてくるスタッフの声もテキパキ。
できあがりも早い。
鶏がら系の澄んだスープと細麺。
上に乗るのはチャーシュー、シナチク、ネギ、のりとオーソドックス。
さっぱり味。
餃子はニンニクと野菜の2種類。
ニンニクをたのんだ。
幸楽苑のそれより大粒でジューシー。

ラーメンもニンニク餃子も私の好みだった。

驚いたのは値段。
ラーメン390円、餃子160円。
やす〜〜い!!
しかも金券を発行していた。

動物公園西口にはラーメン店が結構ある。
が、安い、早い、旨い。
3拍子揃った「日高屋」の出店で
競争はますます激しくなる。
駅構内だからロケーションは抜群だ。

さっぱり味を求めて
杉戸警察となりの幸楽苑によく行っていたが
これからは、
「近い・安い・旨い」日高屋で決まり!ね。

9月25日(月曜日)

●桜
散歩道の終点。
季節はずれの桜が咲いていた。
その家の方に聞いたら
二度咲きするのだそうだ。

秋の観桜。
なんか得した感じ。

●全国ブランド
マグドナルド、ロッテリアに続きドトールが
この町に出店した。
明日オープンだ。
東口の交番脇。
エキナカショップに移転したパン屋のあとに。

西口から、ちょっとお茶でも、と
気軽に出かけられないのが難点だけど。

スタバは無理だったんかね。

9月24日(日曜日)

●秋
台風ははるかな所で日本列島を狙っているようだが、
この2〜3日秋らしい天気が続いている。
今朝は6時半に起床したのだが寒いほどだった。
9月は、あと1週間で終わるし、
秋は確実に深まっている。

相変わらず、木犀の香りが家の周囲に漂っている。
金だけでなく銀も花をつけていた。
垣根に2本植えてある「銀」は
この季節に限らず春に花をつけたりしているけど。

花水木は盛んに紅葉している。
昨年にくらべ赤い実の数が少ない。

冬には小鳥たちの餌になるのだが、
「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い。赤い実を食べた」
というわけにはゆかず、
ムクドリが集団でやってきて
旺盛な食欲を満たしている。

9月23日(土曜日)秋分の日

●手前勝手
「頭の上の蝿も追えないくせに、何おかいわんや」

国旗、国歌に対し先生方は昔から抵抗している。
今回の裁判所の判決。
先生方は東京都の教育委員会に対し
控訴しないように申し入れた。
これに対し、石原都知事が
「なにを馬鹿なことをいってるのだ、当然、控訴」と反論。

石原知事に拍手!

だいたい、最近の先公は焦点が定まっていないんじゃないの?
今朝の新聞では、教師失格者がぞろぞろ。
とくに、40〜50歳代のベテランが
「教える者」として不適切者が多いという。

国旗、国歌にたいし騒いでいるのも
たぶん、この年代だろう。

自分の職分も満足にこなすことができなくて
よくいうぜ。

生徒にセクハラ、買春、飲酒運転、万引き、会費使い込み…
先生以前、社会人として不適格な連中がごまんといるのに、

そういう連中だから
国旗、国歌に対し襟をただすことができなんだよな。
そういう連中に子供を託さなくてはいけない親も可哀相。

阿部さんが教育改革は急務と思うのも無理ないな。

●往生際
蒲田署に痴漢の疑惑で拘留されている
植草一秀容疑者(45)が
自分のHPで「私は潔白」との声明を発表したそうだ。

以前は、品川駅で女子高生のスカートを
手鏡で覗いたとして罰金刑をくらい、
今回は、同じく女子高生の尻に触れたと、
女子高生と周囲の人たちに取り押さえられた。
現行犯である。

「ミラーマン」から「サワリーマン」の
ニックネームをつけられた植草容疑者。

痴漢の対象が常に女子高生。
再犯なのに潔白だとは
都合のいい男だね。

一時期はテレビに頻繁に登場、
経済分析もかなりのものであった。

天国から地獄へまっさかさまの転落だが、しかたないね。
身から出た錆。
慢心は音もなく忍び寄る、のだ。

以前、ラッツ&スターの田代が
盗撮を繰り返し逮捕され
さらに覚醒剤でつかまった。

彼と同様、植草も懲りずに繰り返すのは
病気、という識者の意見。

防ぎようのない衝動がそうさせたのだろうが、
多くの人は理性でカバーする。
それが欠落しているのだから、
入るところに入り矯正する必要があるだろう。

かみさんと子供が可哀相だけどね。
よりによって破廉恥罪だもんな。

9月22日(金曜日)

●墓参
いつもの場所にいつものように。
散歩道の彼岸花が咲きそろっていた。



午後から墓参。
墓石に水をかけ、たわしでこすり
ぞうきんで拭き、最後に水をかける。
花と線香を供え
手を合わせ最近の報告を行う。

帰り際、わが家の墓のはす向かいに
上品な老夫婦が墓参に来ていた。

なにかのきっかけで話しが始まった。
横浜から来たのだが
ご主人は浅草出身だった。
わが家は祖父が日本橋馬喰町時代に
建てた墓だった。
下町の小さな寺だから
やはりこの地域にゆかりの方が多いのだろう。

ご主人は間もなく80歳だと言っていた。
だが、外見は10歳以上若く見える。
都会的でおしゃれな奥さんも70代後半。
ご主人同様、若い。
京都出身だが東京で主人と知り合った、と言っていた。
ご主人は銀行員だった。

話しが進んでゆくうちに
大学生の頃、堀切中学の先生をやっていたという。
おや、奇遇ですね、と私。
私は、同じ葛飾区の金町中出身です。
おやおや、私は高砂に住んでいました。
あらら、私は金町で…
金町のどちらのほうですか、
南口です。といっても昔は北口がなく南口だけでしたが。
その、商店街の中に家がありました。
そうでしたか。私の恩師が金町に住んでいまして…

私は昭和23年に金町に越してきたので
老紳士の若き頃、同じ界隈の空気を吸っていたかもしれない。

私は高校が都立墨田川高校でしたから京成で曳舟まで出ていました。
堀切は立石から上野方面に行くので滅多に通りませんでしたが
高砂は毎日通過していましたよ。

老紳士は、若き日の思い出が甦ったのだろう。

戦前は墨田川高校は府立7中といっていたが
その敷地に府立xx中といって葛飾中学が一時期間借りしていたらしい。
そこで学んでいた、と言っていた。
当番の学生が、サーベルを腰に学内の規律監視していたそうだ。
そのサーベルを腰にチンチン電車で洲崎までいったことがあるが
長くて引きずっていた、とも。

洲崎といえば当時は「紅灯の巷」。
いや、悪所と呼ばれていたかもしれない。
洲崎の名前が出たからには
7中の近くにあった「玉ノ井」の名を出さねばならない。

私が入学する3年前に玉ノ井の灯は消えましたが…
と、いうと、
老紳士は、戦後間もなく、そういうところに出入りしていた学生も
おりましたね、私には関係ありませんでしたが…と。
彼は、早稲田の政経を出たといった。
そのまま、教員になれたのだが銀行員になったとも。

30分ほどの立ち話だった。

そうでしたか…
老紳士は柔和な表情に笑みを浮かべた。

老婦人が、
こういう場所でお話しできたのも、何かのご縁ですね。
奥さんは横浜のご出身ということなら、
こちらにお出かけのときは、ぜひお立ち寄りください、
ということになって、
老紳士と私は名刺交換。

老婦人と家人の話は弾んでいたが
老紳士の「あまりお手間をとらせても…」の言葉で
いつの日かの再会を祈って別れた。

長いこと墓参をしてるが
こういう経験は初めてだった。
しかも、老紳士の青年時代、
子供の私が住んでいた地域と縁があるとは…

周囲をマンションに囲まれた
都会の小さな寺。
空は高く墓参日和だった。

※無縁仏:この寺は浅草寺裏の吉原に近かったため、縁者のいない遊女が葬られている。

老紳士は銀座で食事を済ませてきたらしい。
こちらは、浅草に出て遅い食事をとって帰宅。

ああいうふうに齢を重ねられたらいいな、と思わせる
人たちだった。

9月21日(木曜日)

●金木犀
北側に植えた金木犀が小さな花をつけ始めていた。
甘い香りが空気に溶け込んでいる。
気温は30度近いが
湿度が低いので過ごしやすい。

昼下がりのわずかな時間、
甘くて上品な香りに包まれて
庭の雑草取り。
病院は昼休み。
レジーナの音もなく静寂そのもの。


なんとなく、しあわせ気分。


●哀史

今日の単語
角川:哀れな物語
新明解:悲運、逆境にしいたげられた人(びと)の一生や、
一族の滅亡に関する、涙を誘う物語。

な〜るほど。
新明解のような解釈であれば「女工哀史」の意味も切々と伝わってくる。
角川では、「あ、そう」で終わっちゃうけど。

●短歌
純ちゃんが役割りを終え
メルマガ最終号で短歌を披露した。

「ありがとう 支えてくれて ありがとう 激励 協力 只々感謝」

これって、短歌?
5・7・5・7・7の韻を踏んではいるが
たまたま、最終メッセージが
短歌のようになっちゃった、だけじゃないの。

キャッチフレーズ宰相にふさわしいけどね。

●ファースト・レディ
小泉純ちゃんは独身だったので、
空席だったが、阿部氏の就任で奥方が脚光を浴びている。

今朝、テレビでじっくり拝見した。

以下、朝日新聞情報
安倍氏の妻、昭恵さん(44)は晋三氏が晋太郎氏の秘書時代に、
知人を介して知り合い、87年6月に結婚した。2人に子どもはなく、愛犬「ロイ」と暮らす。
東京・白金の聖心女子学院育ち。
卒業後は広告代理店の雄、電通に勤務。森永創業者一族を父にもつ。
甘党の安倍氏に対し、お酒が強く、支援者とも気軽に飲み歩く。
カラオケでは杏里似であることを意識してか、「オリビアを聴きながら」で盛り上げる。


杏里に似ている…?
わたしは、「研なおこ 」、と思ったけど。
庶民的な風貌。
性格はきさくで陽気、結構、涙もろい。
姉御肌とお見受け。
政治家の妻としてはいいんじゃない。

9月20日(水曜日)

●生き物
「言葉は生き物」とよくいわれる。

「愛妻」の意味にも時代が感じられる。

角川「1.妻を愛すること2.愛する妻」
文字通りで、素っ気ない。

新明解「かけがいのない伴侶として、末永く連れ添えることを願っている(自分の)妻」
う〜〜ん。深い。

夫が妻に対しだいぶ控えめだ。
「願わなければ」居座られるか、どこかに行ってしまう危険性がある、ということだな。
そのためには、家事、育児を負担しながら
ご機嫌・顔色をうかがい。
長い間、仕事人間として家庭を顧みなかった夫は
心は「愛妻」でも、「かたち」がともなわないから
リタイア後、家庭内で疎まれ冷や飯を食うことになる。

新明解の解釈は含蓄がありますよ。
評判のことはある。
「辞書」としてではなく、「聖書」として
一字一句読み進める必要がありそうだ。

●新総裁
阿部さん464票、麻生さん136票、谷垣さん102票。
阿部さんの得票率が70%を超すのではないかという
前評判だったが、結局66%にとどまった。
逆に、麻生、谷垣両氏の得票が伸びたことがサプライズ。

ついに、戦後生まれの首相が誕生する。
51歳。
若いね。
ケネディ、クリントンも若かったけど。

競争社会はいいけれど
格差社会は考え物。
「勤勉」という美徳が通用する社会も必要、
ということを忘れないでおくれ。

●クーデター
タイ陸軍と警察が首都を制圧。
全権を掌握し全土に戒厳令を布告した。
タクシン首相は国連総会出席のため渡米中。
留守を狙ったできごと。

※首相府前の戦車。
 アメリカ製の型の古いタイプじゃないの?

企業、官公庁は休みだがバス、地下鉄などは動き
商店も店を開け、市民も外出して緊張感はあまりなさそうだ。

原因は、タクシン首相一族の不正蓄財、
国王、立憲君主国を批判する発言などで
国民の批判を浴びていた。

タイ国民の王室対する親愛の情は深い。
軍隊も国王に忠誠を誓っているのだろうか。


日本の場合、
クーデターで思い出されるのは
昭和7年、海軍将校の5.15事件。
昭和11年、陸軍将校の2.26事件。

2つのクーデターで政党政治は崩壊。
軍部が政治に関与し挙国一致内閣として
大戦への道にひた走ることになった。


タイの場合、
タクシン政権以前にもクーデターは
頻繁に起きていたらしい。
君主制立憲政治体制が危うくなると
クーデターが起たということか。

濁った水をきれいにする
浄化作用のようなクーデター。

政府機関は緊張しても
国民は普段と変わらない生活を送っている。
「クーデター慣れ」しているのかもしれない。

タクシン首相の去就が注目されるが
今のところ、彼はアメリカで意気軒昂。
失脚したらどこへ帰るのか?

9月19日(火曜日)

●100万食
昨日、吉野家が行った、牛丼100万食販売は
大盛況だったらしい。
用意されたのは、米国産(一部メキシコ産)100トン。
牛1頭から約10キロ取れるバラ肉を牛丼に使用しているので、
この日だけで約1万頭分が
日本人の胃袋におさまった計算になる。

※Oh!デリシャス(手前味噌)
駐日米大使夫妻も近くの店でぱくついた。
賢明な主婦たちが買い控えするなか、
吉野家さまさまでんな。

●長編映画
見てしまった、BS映画を4時間近く。
「Once apon a time in America」。
私の好きなロバート・デ・ニーロ。
禁酒法前からビートルズ時代の1960年まで。
ユダヤ系ギャングの顛末記。

回想シーンと60年代が
行ったり来たりするし、
途中で眠気に誘われるし。

冒頭の殺人シーンが
何かの本題の伏線かと思っていたら
読み違えるし。

最後でやっと辻褄が合った。

番組中に流れる甘く優雅な
「アマポーラ」が
血なまぐさい場面を
かなり救ってくれておりました。

音楽はエンニオ・モリコーネだった。

録画したが、
見直すのは大変だ。

9月18日(月曜日)敬老の日
●あなた
午後に購入した辞書「新明解」をぱらぱら眺めていた。
他の辞書と違い「運用」という、語の使い方も記載されている。
6版の「序」に例として「あなた」という言葉についての使い方に触れていた。
さっそく、33ページの「あなた」を見る。
使い方によって人間関係がおかしくなることがわかる。

私が思い浮かべるのが
「あなた」と呼べば「あなた」とこたえる〜
山のこだまのいとしさよ〜の「あなた」である。

夫婦間で、妻が夫に対して用いる呼称、ですね。

でも、最近こんな呼び方をしている若い夫婦など存在しないだろう。
XXちゃん、とかXXと呼び捨て。
まるで、友だちの延長だ。
尊敬や信頼の念が微塵も感じられない。

この言葉で有名な話がある。
たぶん、第1次南極越冬隊のときだった、と思う。

男所帯で、1年も南極に留まり観測を続ける。
そのため
「南極1号」「2号」などと名付けられた
ビニール製のダッチワイフが密かに運ばれ
隊員たちの性欲処理に使われた、という。

この「人形」の使い勝手についての一文を読んだことがある。

別棟に人形が置いてある。
必要とする奴がここに出向くのだが、
部屋はものすごく寒い。
ヒーター内蔵などといった高性能人形ではなかったらしい。
必要な部分をお湯で温め
そこに「突撃」するのだが、
あまりの寒さで「その気」にもならなかった。
そんなわけで、使う奴はいなくなった。

最近は技術が進んでいるから、
肌触り、体温、パーツのすべてにリアルな人形を作ることができる。
しかし、そういうものが使われているかどうか、
週刊誌もつかんでいないらしい。



話しは、いつものように「蛇行」したが。

隊員たちに日本の留守家庭から定期的に手紙が届けられる。
子供が幼稚園に入りました、など
近況を伝えるものが多い中、
新婚で越冬することになった隊員へ
新妻から手紙が届いた。
そこには「あなた」とだけ書かれていた。

この「あなた」は、
妻が夫に対して使う呼称、だけでは済まされない
迫るものがある。
いろいろな言葉を並べるより
夫のいない寂寥感が伝わってくる。

と、ここまで記載したら辞書ではなくなるからね。



「穴熊」という語には、
熊のことしか説明されていなかった。
しかし、将棋にはこれと同じ名の戦法があったはず。
だが、新明解には記述がなかった。

●ポイ捨て
町の条例でタバコのポイ捨て禁止と相成った。
以前、御茶ノ水で懲りたことがあったので
外出には携帯灰皿を持ち歩くようにしている。
とは言っても、外国の眠気防止のミントが入っていた空き缶だ。
大きさが手頃でデザインがおしゃれ。

今度は、町を歩く時も必要だな。

役場近くの交差点で
黄色い服を着た子供たちがゴミ拾いをやっていた。
カブスカウトらしかった。
リーダーと母親たちが一緒だった。

エキナカショップに行ったときだった。
辞書がないので帰ろうと思ったら、
さっきの子供たちが駅前まで来ていた。

タバコの吸殻を見つけた子供が
リーダーに大声で告げていた。

「タバコが死んでま〜〜す」、だと。

まずいことに、私はタバコをくわえていた。
チャリのロックを外して早々に立ち去った。

それにしても
こまっしゃくれたガキの小憎らしい表現だぜ。
子供の感性、などとは言いたくない。

「ここに捨ててあります」でいいじゃないの。

タバコばかりに目くじらをたてないで
飲み物や弁当の空き箱の入ったポリ袋も
結構捨ててあるんだぜ。
もっと大きな「死体」も処理してね。

●うざったい
27〜8年前の「角川実用国語辞典」には掲載されていない。
大辞林には「俗に、ごちゃごちゃして煩わしいさま」「うざっこい」ともいう。
江戸時代の川柳にも登場する古い言葉だ。
さすが「新明解」。
「まとわりつくようでうっとうしい様子」、前髪が−。
「たまらなく不快な感じがして、そばに寄るのもいやな様子」、−中年男。

中年男が可哀相。
はやく、もう少し年をとり「ちょいわるオヤジ」にならなくてはね。

※「ためぐち」はどこにも見当たらない。

●小遣い
先日、息子がやってきて小遣いをくれる、という。
「はい、あんがとさん」
というわけにもゆかない。
「まだ子供に金をもらうほど老いさらばえてはいない」
なんて意識がかすったのも確かだ。
最初は固辞していたが
家人の「せっかくだからもらっておけば」という言葉が
ポンと背中を押した。

子供のころからいろいろあって、
身を固めてからも問題含み。
その子が、気持も少し落ち着いて
経済的にも少しは安定して…

家人も一緒にいただきましたよ。

母の日、父の日ではなくて
敬老の日の前倒し、というのが、うれし〜〜ね〜〜。


このまま持っていて
タバコ代に消えてしまっては
記念すべき小遣いなのだから、ますいな、と思っていた。
はじめは、コードレスマウスにしようかと思った。
だが、これは永久に残るものではない。
で、次に浮かんだのが国語辞書だった。
三省堂の「新明快国語辞典」である。

仕事柄、漢和、古語、類語をはじめほとんどの辞書は
すでに揃っていた。
最後に購入したのは10年以上前の
三省堂「大辞林」だった。
多くの人は「広辞苑」を買うが
へそ曲がりとしては、安易に同じものを揃えたくなかった。
で、23万3千語の大辞林第2版を、購入。
枕代わりにも使える分厚い辞書だ。

言葉の意味はインターネットで調べることもできるが、
ときに、薄い用紙の辞典を「ひもとく」。
ついつい前後左右を読み始めてしまう楽しさもある。


今日、敬老の日に辞書を買うことに意味があった。
で、15日にオープンしたばかりの「エキナカショップ」の
東武BOOKSに出向いた。

初めて見る店舗群。
ロッテリアもラーメン屋もパン屋、ケーキ屋も人だかりがしていた。
目指す本屋は、明るく広くなっていた。
辞典はどこかな?
文庫本、漫画、新刊書、雑誌は目につくが
学参、辞書が見当たらない。
店員さんに聞くと「扱っておりません」と
つれないお言葉。
「なんだ、なんだ、なんだ。
はけのいい本ばっかしか置かないのかよ〜」
「国語、英和、和英くら置いておけよ」
「この駅は大学生、高校生も大勢乗降するんだぜ」

「あっ、そうか。
あまり必要としないのね、
ここらの学生さんたちは」

で、百間新道の飯田書店へ。
赤いケースの新明解。
ありましたね。
大判とハンディサイズがあったが
店番をしていた奥さんの話しでは
収録語彙数は7万6千5百で変わらないという。

私のばやい、近くで文字を見る場合は
いくら小さくても苦にならないので
ハンディ版にした。

ハンディタイプは机の傍らに常備し
いつでも気軽に使える。
今までは
昭和54年発売「角川版実用国語辞典」を延々と使っていた。
収録語彙は約5万語。
「実用」つ〜のが意外と便利。
なぜか?
英単語も掲載されているから。
この辞書はコピーライター時代から
かなりお世話になってきた。
「新明解」の登場で、静かに退場する運命か?

いやいや。
新明解は解釈が、かなり新鮮、と、もっぱらの評判だ。
実用国語辞典と、どう違うのか
引き比べる楽しさもある。
当分、2冊ならべて使うことになるだろう。

●敬老会
タバコを買うにも難儀する。
近くに煙草屋はおろか自販機もない。

コミュニティセンター「進修館」にあったことを思い出した。
で、行く。
大ホールの周辺は年寄りだらけだった。
そうだった。
本日は敬老の日なり。
町がお祝いをしてくれるのだ。
来賓室には町会議員のお歴々も参集。
もっとも、8割以上は敬老対象だから
客も来賓も同じ土俵、というわけだ。

これから式典が始まるというのに
紙袋を提げて早々に帰ってしまう人もいる。
「一足先に、けいろうかい」ということね。

帰り際、
自転車を目一杯こぐ人とすれ違う。
会場に急いでいるのかな…
と、思ったら
髪の毛は敬老対象だが、まだ青年だった。
失礼。

●機能美
マッキントッシュと言えば昔はスピーカーだったが、
今は、アップルのブランドで「Mac」の名で親しまれている。
しかし、愛用者数ではWinの足元にも及ばないが…

そのMacがCPUをインテルに積み替えた
ラインアップが顔を揃えた。
iBookにはブラックタイプも登場。

iMac、iBook両タイプに言えるのは
洗練されたシンプルなデザイン。
商品を置くだけでさまになる。
Appleも心得ていて
広告では多くを語らず、
この存在感を見てください、と自信まんまん。

ノートタイプのキーボードをWinと比べてみた。
そっけないほど、あたりまえの形状とレイアウト。
それに堅牢性。
一方Winは
キーの作りは四隅がカットされ、
中央部がくぼんでいる。
凝っている。
グレートシルバーのツートーン。
それなりに「化粧」している。
これは2年前のタイプ。
最近、AppleBookに似た
「素っ気ない」タイプも出ているが、
これはビジネス向けが多い。

Macは、それ自身が主人公ではない
ツールとしてでしゃばらない、というデザイン設計思想だろう。
しかし、搭載されるOSとアプリケーションはWinを凌駕する、
という自信にあふれているんだろうね。

●国民食
米国産牛肉にこだわってきた吉野家が
本日限定で100万食の牛丼を販売する。

持ち帰りは1人4食まで。
並380円、大盛480円。
販売は11時から、売り切れ御免。

一目瞭然の全ページ広告だ。
どんぶりには、この会社のマークが入っている。
初めて気がついたのだが、
吉野家の「Y」が牛の角で、
綱がその周りに巻いてある。
「牛丼の横綱」の表明なのだろう。

吉野家の味に飢餓感を抱いていた
全国の愛好者が
どっと押し寄せ、
用意した分は、あっという間にはけてしまうのだろうか。

「並」で単純計算しても、
ものすごい額になる。
スケールメリットとはすごいもんだ。
米国にとっても「吉野家様々」ね。

●国際食

マンモスが出てきて「HUNGRY」
宇宙に飛び出し、宇宙船の中で浮遊したり
意表をついた広告で知られる「カップヌードル」も
全ページ広告で、誕生35年をアピール。
若きプロゴルファー「ミシェル・ウィー」を起用。
その心は…
「末来に挑戦するひたむきさ」
カップヌードルも「おいしさの末来を追い続ける」というもの。

カップヌードルは
インスタントラーメンを「発明」した
日清食品の国際戦略商品だ。
差別化した容器は
どこの国でもよく目立つ。
マーケットを研究し味付けも微妙に違う。

わが家もときどき購入するが
もう少し食べたいと思わせる
あのボリュームが微妙である。
塩分が強いのであれ以上食べると塩梅が悪い。

9月17日(日曜日)

●回天
空の神風。
海の回天。
大戦末期の特攻兵器。
共に海軍。



「僕たちの戦争」
TBSのドラマ。

「さとうきび畑の唄」(2003)
「広島」(2005)
前2作に続く第3弾、という番組紹介。

戦争を弄ぶような作りなので
途中でやめようかと思ったが最後まで見てしまった。

主人公の青年役を演じる「森山末来」って何者?
俳優なのかね。
初めて見る顔だった。

ゲームデザイナーを目指してフリーターをやっている男と
霞ヶ浦海軍航空隊の練習生が
ひょんなことからタイムスリップして
入れ替わってしまう、というストーリー。



2役なのだが、
過去に行った青年、健太は完全に喜劇役者の演技。
飛行訓練生が、人間魚雷「回天」の訓練生になってしまう。

航空隊にいた頃から
生き残ることばかり考えていたのだが
回天搭乗員に選ばれてしまい、
次第に「特攻」に傾斜してゆく。
それも、国を護るという精神ではなく
向こうの時代に付き合っていたガールフレンドの
じいちゃんが、上官だったのだ。
彼が死んでしまえば、ガールフレンドは
この世に生まれてこない。

いよいよ上官が回天に搭乗しようとするとき
彼を殴って気絶させ
そのすきに乗り込んで敵艦に体当たりしてしまう。
初めは、潜望鏡で島の所在を確認し
そこに座礁して生き残ろう、と考えていた。

時は、昭和20年8月16日。
前日に、日本はポツダム宣言を受諾していた。

ところが、敵舟艇を発見し
ガールフレンドの名前を呼びながら突入してしまう。
フリーターの彼が、男としての存在を証明するための行為だった。

一方、現代に迷い込んだ海軍飛行生は
ガールフレンドの「みなみ」と、
沖縄の海に来ていた。
彼女のおなかには子供が宿っていた。

彼は、この日、奇跡で向こうの彼と入れ替わるのではないか、
と、思っていた。
素潜りで美しい海底をさまよっていた。
昭和20年の彼が戦死した瞬間
平成17年の彼は浮上しようとしていた。
ところが、ベルトが珊瑚礁に引っかかってしまい
海面に出ることができなかった。
次第に意識が薄れてゆく。

昭和20年のj彼と
平成の彼は、死の一線で魂が触れ合ったのかもしれない。

なかなか戻って来ない彼。
不安になった「みなみ」が立ち上がると
ぽっかりと、彼の姿が現れる。
溺死はしていなかった。

向こうの世界からやってきた彼は
向こうの世界で死んだ彼の彼女とおなかの子供を
守ってゆこうと心に誓った。


というような、筋なのだが、
「回天」が搭乗するテレビドラマは初めて見た。

歌舞伎役者が「回天」搭乗員を演じている映画が
間もなく封切られるらしい。
(評判はあまり芳しくないが)

この時期「回天」物が、かちあった。



現代にスリップした彼が
都内を歩いて、その変わりざまに驚愕する。
若者のさまざまな風俗が短いカットで映される。
老婆を突き飛ばして若者が走り去る。
彼は駆け寄って起こしてあげる。

そして、
「こんな国のために、大勢の人間が
命を落としていったんじゃないんだっ!」と叫ぶ。

よ〜くわかります。
人心荒廃。
やっぱり「教育」ですね。

大人たちの休みが多すぎるために
子供たちにも、おすそわけ、と
「ゆとりの教育」を導入。
こんな、おもねるようなことをやってちゃ
だめだよな。



「戦国自衛隊」もタイムスリップ映画だった。
今夜の「僕たちの戦争」は軽いタイムスリップ戦争物。
しかし、「人を思う心」はちゃんと伝わりました。

9月16日(土曜日)
●飲酒
酒の広告はタバコに似てやっかいだ。
飲め飲め、吸え吸え、とは露骨にいえない。
で、今朝のサントリーの広告。
最近の飲酒運転事故多発を受けたものだろう。

河口の町。
密集した家並み。
あまり遠くないところに低い山並が広がっている。
夕焼けの美しいひととき。
あかりの灯る家もちらほら。
これから夕餉の支度が始まるのだろう。
なんとはない写真なのだが
なぜかほっとさせられる。

キャッチ:角を飲む。家で飲む。

写真の地方都市だから
日常の移動は車になる。
会社帰りに行きつけの飲み屋に立ち寄ってはいけないのだ。
その1杯が事故の元につながる。
だから、キャッチは自宅飲酒をすすめる。

ボディコピー:
「がんばって働いた一日の終り。
夕暮の空に風が吹くと、
家に帰りたくなってくる。
そして自分の角を、
自分のやりかたで飲みたくなる」
日本中にきっと、
そういうひとがいる。

ストーリー設定が、無理にこじつけている。
これを見るのは都会人も多い。
夕焼空がオフィスの窓から見えると
家に帰りたい、と思う人は少数派だね。
呑み助なら、空の赤と飲み屋のちょうちんの赤が
だぶって見える。
そして、女将の「おいでおいで」と誘うような
笑顔がちらつくのだ。
やむをえない残業で
職場に誰もいなくなってしまうと会社を抜け出し
1時間くらい店に顔を出し
また戻って仕事をする、
なんてことはたびたびあった。
(私のばやいだが)

そして、「角」だが
銀座のスタンドバーのボトルキープの代表格だ。
入社の頃は、マスターから「まだ早いっ!」と「レッド」しか置いてもらえなかった。
それを3年くらい。
それから「白」にランクアップ。
その後に「角」となる。
だいたい7〜8年かかってあこがれの「角」にたどり着いたものだ。
だから、家で「角」を飲むなんつ〜習慣はなかったが。

都会の電車通勤派なら
酒気帯び運転とは無縁だ、
よかったよかった。

問題は、地方の電車のない町の
街道筋の飲み屋の場合ね。
ほとんどの連中が車で飲みに出かける。
至近距離なら自転車だ。

警察もそのあたりのことは当然把握している。
しかし、それまで積極的に取締りを行ってこなかった。
どうしてなんだろね。
思うに、
町全体が「のんべ」なのだ。
町長、村長、町会議員、村会議員も、警察署長も、消防署長も。
こんな具合だから、住民も
車で移動して酒を飲むのは当たり前のことだった。
だから大目に見られていた。

以前から小さな事故は起きていたが
人命にかかわることはなかった。
ところが、ここにきて人身事故が頻発。
悪いことに、役所の職員、警察官なども事故を起こす始末。
身内から犯罪者がぞろぞろで、示しがつかなくなった。

やむなく、処分強化、取り締まり強化することになった。
学校をクビになった教員が
「酒を飲んで起こした事故ていどでクビとは処分が重すぎる」と
訴訟を起こした。
了見違いの「とんちき」がいるから、
酒を提供するサントリーがこんな広告をしなくてはならなくなる。

本来、ウイスキーの広告は本と並んで
発想をどこまでもふくらませることができる。
昔は、名作とされる広告を生み出したものだ。

飲み方を知らない連中が増えるつ〜のも
時代のなせる業か。

●運動会

久しぶりの青空だ。
運動会日和。
家の近くの笠原小学校で開催されていた。
こんなときは打ち上げ花火の「ドン、ドン」が聞こえるのだが
今朝は聞こえなかった。
タバコを買った帰り、裏から覗いた。
6年生の徒競走だった。
土の校庭に裸足の生徒たち。
親やじいちゃん、ば〜ちゃんたちは
藤棚の下や鉄棒脇の木陰で観戦していた。
昔は、競技場すれすれの場所に陣取って
大声をあげて応援したものだが
紫外線の脅威には勝てないようだ。

ビデオカメラ、35mmカメラ、デジタルカメラを持った人たちが
右往左往する。
ある、じいちゃんは昔から使っている35mmカメラ2台、担いでいた。
1台は望遠レンズ、もう1台には標準レンズがついていた。
孫の活躍を収めようと
往年の情熱に火がついたようだね。

台の上には青いシャツの男先生が立っていた。
後ろにはテントが張られ
来賓が並んでいる。
これは昔ながらの風景だ。

周囲に高い建物がないから
秋の青空の高さが
一層際立った運動会だった。

●遍歴

中:彦乃と夢二 右:お要と夢二

NHKの迷宮美術館。
以前は3chでやっていたが
いつの間にか1chに昇格した。
面白い番組だからね。
昨夜は「竹久夢二」
その名を知らない日本人はいない
大正浪漫の美人画家。
多くの女性と浮名を流したが
正式に結婚したのは1回。

名前と相手の女性と作品の幾つかは知っているが
昨夜は重要なことを知った。
見てよかったね。

※いわゆる「夢二式」と呼ばれた様式の完成作品。
 彼の作品は女性の手足が大きいのが気になるのだけど。

夢二の代表作「黒船屋」
オリジナルは榛名山を望む伊香保の夢二美術館で見られる。
22日(だったかな)まで、奥座敷に飾られた
その絵を「ご開帳」しているので、間近で見ることができるそうだ。

猫を抱いた物憂げな女性が「黒船屋」と書かれた箱に腰を下ろしている。
その腕には、大きな黒猫がしっかり抱かれている。
背を向けた黒猫は女性の肩に手を掛け
全身を女性の体にあずけている。

この絵の秘密が解説された。
黒猫は夢二の分身なのだそうだ。
そして、女性は愛人の彦乃。
彦乃が結核にかかり、彼女の父親により
夢二の元を去っていった。
落胆した夢二は彼女の面影を偲びこの絵を描いた。
モデルは、空虚な心をうめてくれた「お葉」だった。

15歳で母親と秋田から上京したお葉は
美術学校で画学生のモデルとして生計をたてていた。
そんなとき、夢二と出会う。
色白でふっくらした秋田美人の彼女に
彦乃の面影を見つけ、
いつの間にか同棲するようになる。

そして彼女をモデルにして描く作品は
すべて彦乃を思いながら…であった。

お葉にしてみればつらいことであったろうが、
夢二を信じて耐えていた。
文字の書けない彼女に
漢字の手本帖を作ってあげたりしたが、
夢二の筆はなかなかだ。

「う」の項には「疑う」とか「浮気者」といった
不似合いな言葉が見られる。
これは、夢二と同棲はしていたが
モデルの仕事は続けていたお葉に対して
画家と浮気しているのではないか、という猜疑心からである、そうですよ。

夢二はよくよく疑い深い男らしく
あてつけのように旅に出ては浮名を流していたという。
心は彦乃で占められてるというのに、
ひたすら待ち続ける
年端も行かないお葉に対し、
ひどいことをするもんだ。

彼女は、ひらがなの多い日記を残していた。
そこには「ぱぱさん、ぱぱさん…」と
遊びに出かけたまま帰ってこない夢二を慕う言葉が頻繁に出てくる。
それでも、夢二の放蕩は直らなかった。
しかしながら、であるよ、
子供は1人生まれていた。

ついに、その子をつれてお葉は夢二と決別する。
女性からの三行半には
「ぱぱさん」という甘えた表現ではなく
「あなた」という呼び方に変わっていた。

「たまき」との離婚。
そして、奇妙なことに彼女と同棲を始める。
彼女は離婚歴があったが、
自立の為に東京で開店した絵葉書店に夢二が足繁く通い
知り合って2ヶ月でスピード結婚していた。
離婚後の同棲中、客の画学生との仲を疑い
刃物で彼女を傷つけるという事件を起こし、
破局した。

2番目の彦乃とは彼女の病死で永遠の別れ。

3番目のお葉とは、やはり男との仲を疑いあてつけに放蕩三昧。
ひたすら耐えたお葉だが、ついに愛想尽かしされた。

要は、女性に対し自信の持てない、
ふにゃ男、というわけだ。
日記には「女に溺れるだけ」と記している。

※お葉に去られたあと、「夢二式」から脱皮した作品。
女性の顔はふっくらしている。輪郭線が細くはっきりしている。
バックは彦乃と夢二が好んだ榛名山。

心を許したすべての女性に去られ
傷心のまま渡米。
彼の国に2年ほど暮らした後、渡欧。
一時帰国して、台湾に行くが体調を崩し
昭和9年、長野県の富士見高原療養所に入院。
9月1日早暁、「ありがとう」の言葉を最後に永眠。
享年51(数え年)。
有島生馬らにより東京・雑司ケ谷墓地に埋葬される。
彦乃と同じ結核だった。
彼は、ハンカチ王子「斎藤」君と同じ、早実なんですよ。
中退しておりますが。

9月15日(金曜日)

●進化

GoogleEarthの3D表示地域が日本にまで及んだ。
早速、銀座4丁目を表示させてみた。
ボランティアの英語ガイドおじさんのいる
三愛前の交番まで表示されていた。
Googleもやってくれますね。

●構内店舗
最近は「駅ナカショップ」つ〜んかな?
JRが駅構内コンコースを「商店街」化。
ニーズを先取りする、おしゃれな店舗構成で
かなりの収益をあげているそうな。
地場「シャッター商店街」からすりゃ、
うらやましい限りだろうね。

そんな動きがここ東武動物公園にも波及した。
北千住駅の地下は、改札内に店舗が集まっており
なかなかの集客力。
ここ、「動物公」は改札外に
東部BOOKS、床屋、ケーキ屋、中華料理、パン屋
東武トラベル、ロッテリアが本日オープン。
東口に、ちょっと遅れて、この町・念願の「ドトール」も開店。

昔の店舗に比べ、クォリティアップ、配置も変わり
乗降客量はたいして変化はないだろうが
人の流れが少し変わる。
j地元の店にとってもこれは脅威だろうな。


この駅、昔は「杉戸」と呼ばれていた。
年配者は今でも、この呼び方をする。
動物公園ができるまでは西口はなかった。
従って、宮代の駅というよりは
杉戸の玄関口。
さらには茨城県境方面の人たちの利用が多い。

今でも改札を出て左右に分かれる人の流れは
右方向の杉戸側のほうが多く、
だいたい7対3くらいの比率になるのではないか。

ところが、宮代の公共施設はほとんどが西口。
この町の顔となるのは西口なのだが、
いまいちパッとしない。
というより、かなりパッとしない。

町は「まちの顔づくり」とかいう
住民参加のプロジェクトを作って
なんとかしよう、と思っている。

役場の跡地の利用法を考えているようだ。
跡地利用も大切だが、
西口の再開発が先決問題なのではないだろうか?

しかし、いいアイデアが生まれたとしても
先立つものは「金」。
緊縮財政下で、新施設のために予算がひねり出せるのだろうか?
また、「この時期に箱物をなぜ作ろうとするのか」と、
反対派の「のろし」があがるだろう。

そうなると、西口再開発など夢のまた夢。
「借金」を嫌う人が多いから
用地買収から始まる膨大な資金が必要と聞いただけで
猛反対が始まるだろう。

なんせ、この前の合併騒動のとき、
「合併特例債」も借金だ、と毛嫌いし、合併しなかったくらいだから。
しかし、あれは町を活性化するためには
必要な金だったのだ。
それをみすみす逃し、
発展から遠のいてゆくことを、半分くらいの町民が選んだ。


かくして、道は壊れ、
駅前は、東武沿線はるか彼方の町みたいに
薄汚れたままで朽ちてゆくのだ。

魅力がないから人が定住しない。
この10年間で人口は
35000人から34000人に減った。
この1000人という数字は大きい。
もとに戻す努力は、今のところ感じられない。

あ、道仏地区に住宅が建設されるようだが、
どんな街区づくりが行われるのか興味があるところ。
たぶん、30〜50坪の変哲のない住宅が並ぶのだろう。

欧米の郊外住宅の街づくりを参考にして
「住んでみたくなる」ような一角が誕生すれば
少しは変わるのだろうがね。

9月14日(木曜日)

●再発
植草のおっさんの
病気がはじまっちまったい。

京急蒲田駅付近の車内で
女子高生のスカートの中に
手を突っ込んで現行犯逮捕。

女子高生が声を出し
周囲の乗客が取り押さえたらしい。
当の本人は「酒飲んでいてわからない」と
言い逃れをしている。

前回は「ミラーマン」。
階段だかエスカレータで
前の女性のスカートの中を手鏡で覗いて、
尾行中の警官に逮捕された。
このときは、シラを切っていたが
結局、罰金50万、手鏡没収で決着。

この、破廉恥罪により
早稲田大学院教授の職を棒にふったが
名古屋の大学が拾ってくれた。
それなのに、である。

盗撮を繰り返し芸能界から追放された田代君。
その後覚醒剤に手を出して逮捕。
今頃どうしているのかな。

植草先生もこれでおしまい。
ムショ入りして
同じ房の「牢名主」のいじめに合い
性格が変わってしまうんだろな。
もう、どこの大学も相手にしてくれないだろう。

東大卒の学者も哀れなもんだ。

9月13日(水曜日)
●復活

ヤンキースの松井が骨折から4ヶ月ぶりにメジャー復帰。
試合はたぶんBSでやっていたのだろうが、見なかった。
試合結果を聞いて、ぶっとんだ。
4打席4安打。
5打席目は4球出塁・
ぬわんと、10割。
夕方のニュースでは不安を感じさせないフルスイング。
ベンチに戻った松井を、
「あきれた奴だ」という表情でジーターが見ていたのが印象的。

ヤンキースにデビューしたときもそうだった。
いきなりのホームラン。

彼はここぞというとき、
大きな見せ場を作って楽しませてくれる。

高校選抜がヤンキースタジオで松井と会い
心のこもった言葉をもらった。
その彼らも画面を食い入るように見ていたのではないか。
そして、その底力に舌を巻いたに違いない。

●皇室
新宮の誕生でマスコミがにぎやかだ。
名前は「悠仁(ひさひと)」君。
忙しい世の中に「悠久」の「悠」という字が好評。
ロハスであり、スローライフなのだ。
それもそうだろう、
汗水流して金を稼がなくてはならない身とは違うのだから
生まれながらの「ゆったり」人生がお約束、だもんね。

ところで、
週刊文春で、柴門ふみが
「皇族と歌舞伎役者を一緒にするな」という「文をものしている。
なんのこっちゃ?
たぶん、後継者問題・「男系男子」のことを言っているんだろな。

天皇家と梨園を同列比較するつ〜のが、まずおかしいぜ。
かたや、神武天皇の昔から万世一系のやんごとなき一族。
こなた、出雲阿国に端を発する「河原乞食」の末裔。
「乞食と王子」のおとぎばなしではないのだから、
ひとつのテーブルで論じてもらっては困るつ〜もんだ。

週刊新潮は、
皇太子一家、お見舞いより「相撲見物」
「命名の儀」皇太子は「鳥海山登山」

弟の嫁が、待望の男児を産んだのに
兄貴一家はお祝いするわけでもなし
自分たちの行事を優先させておりまよ。

これは、もしかしたら「兄弟のみぞ」?
ということに言及したいらしい。

皇室は日本国民の手本となる家族で
あらねばならない。

こういう思いがあるんだろね。
だから、若・貴のようになっちゃ〜いけないよ、
とでもいいたいのか。

戦前は「現人神(あらひとがみ)」であらせられた天皇も
戦後は人間になった。
だから、食事もすれば排泄もする、生殖もする。
折り合いが悪くなることもある。
体面をつくろっていても内情はわからない。

久々の男児誕生ということで
じいちゃん・ばあちゃんは相好を崩しっぱなし。
次男の風貌は母親似であるから、
どうも、そっちのほうが可愛いみたい。
しかも、次男の嫁は義母を目標にしている。

兄貴と言えば
ばりばりのキャリア外交官を射落とした。
しかし、彼女は慣れない環境で籠の鳥。
心の病を発生。
舞台裏を兄貴がマスコミに喋った。

これに対し、弟は
「ああいうことはすべきじゃなかった」と批判。
兄貴の心情を考えれば
もう少し違ったフォローのしかたがあったはずだが、
彼は、親の覚えめでたさ、のほうを選んだ。

あのときから、この兄弟はうまくいってないな、と感じた。
若乃花・貴の花は連日マスコミを賑わせたが
皇室はああいうことは無理だし…
国民はひそひそ話すだけ。

●公開と保護
厚生省はこれまで、敬老の日に
全国の100歳以上のお年寄りの名を公開してきたが、
個人情報保護法の関係で、公表しないことにした。

これまで、日本最高齢の
泉重千代じいちゃん、きんさん・ぎんさん、が
お茶の間に(最近ではリビング)、
ほほえましい話題を提供してきたが、
今後はこういうことが不可能になる。

個人情報保護は、
マスコミの紙面、誌面、画面をつまらないものにしてしまうだろね。
これが行過ぎると、
犯罪者や、もろもろのイベントの受賞者(それはノーベル賞や芥川賞・直木賞まで含まれる)
などなどの場面で、名前の公表ができなくなってしまうじゃないの。

一方では、公共情報をもっと公開しろ。
片方では、個人の情報は隠せ。
好き勝手にやってるな。

●パトリオット
メル・ギブソン主演の映画。
昨晩20時から2245分までBSで放映された。
「愛国者」
米国民の好きな言葉だ。
9.11後の標的となったイラクでは
同名のミサイルが飛び交った。

映画の舞台はは1774年頃の新大陸。
英国の過酷な植民地政策に対し
本国の正規軍を相手に果敢に戦った植民地の民兵のエピソード。
かつて大陸軍(だいりくぐん、ではなて、たいりくぐん)の大尉として
勇猛だったメル・ギブちゃんは
愛する妻を失い6人の子供を、農業をしながら育てるという
平凡だが忙しい日々を送っていた。

ハイティーンになった長男は
英国の横暴対し植民地の軍隊に入って戦おう、と意気込んでいる。

「大儀」という言葉がよく使われている。
これも、イラクに突入したときと同じようだ。

国家(植民地だが)存亡の危機に瀕しているというのに
戦争から目を背けている父親が歯がゆくてたまらない。

とうとう、親の説得を無視して、大陸軍に参加してしまう。

大陸軍は連敗して崩壊も時間の問題ともくされていた。

或る日、敗残兵として実家に息子が逃げ込んでくる。
ところが、英国軍は、ギブちゃんの家にきて息子を捕らえる。
それを阻止しようとした弟は指揮官に背後から撃たれて即死。
あげくの果てに自宅に火をつけられてしまう。
息子は捕虜として連行される。

この事件で、ギブちゃんの眠っていた心に火がついた。
燃え盛る自宅に飛び込み、銃と手斧をとってくる。

年端の行かない2人の息子に銃を渡し
息子を連行した英国軍を待ち伏せる。
3人の連係プレーで、20名近い兵隊をやっつけた。
しかし、1人は取り逃がした。

本隊に戻った英国兵は
そのときの模様を「敵は自由自在に攻めてきたが、一人のようだった。
まるで、幽霊に襲われたようだった」と報告する。

ギブちゃんは、家族や兄弟を英国軍に殺された人たちを募り
正規軍は異なるゲリラを組織して
果敢に英国軍を攻め立てる。

巧みな戦法で、英国軍の足並みは乱れてきた。

…と、こんな展開がありまして、
最後の決戦で、英国軍を打ち負かして、
その後の植民地独立に弾みをつける、というお話し。



戦場で国旗をひらめかせ、劣勢を跳ね返す。

こういうことは、今もって米軍は好きですね。
独立以来の伝統なのかしらね。

日本では「愛国」というと、
「愛国婦人会」とか「愛国行進曲」とか、
軍国主義時代の亡霊につきまとわれるのか、
右傾化するとでも思われているのか。
こういう「なま」の言葉は好まれない。

日本の場合、韓国、中国の民族教育のように
侵略国を徹底的に悪者にするという「愛国教育」のように
単純な図式では済まない。
なにしろ、大陸侵攻した当事者は日本なのだから。
現代史を学習しようとすると、
日本にとって、はなはだ都合が悪いのだ。

もっと遡って、
豊臣秀吉も朝鮮半島を侵略した。

まかりまちがうと、「愛国とは好戦思想」、なんてことになりかねない。

従って、国際スポーツ大会で日本が優勝すると
国旗を振って、「愛国ごっこ」をするっきゃない。



映画「パトリオット」だが、
本国の横暴に対し、
一般人がゲリラ化して、相手をやっつける、というストーリーだ。

おっと、待てよ。
9.11の惨劇を「大儀」に
イラクに攻め入った米国。
一般市民も巻き込まれ、
家族、親兄弟を殺された人々が
イスラム原理主義の「アルカイーダ」に加わりアメリカ兵を殺す。

なんか、似てないかい。

愛国心を抱くのは米国人だけの権利ではないぜ。
アメリカは「世界の警察」を自認し、
紛争に介入、あるいは独裁国家を自由主義国家に建て直すという
高邁な考えで、高慢な考えでドンパチを始める。

アフガン、イラクなどはその典型だ。
そして、彼の地で多くの人々の命を奪っている。
すると、彼の国の人々の「パトリオット」に火がついて
米軍、米国にテロを展開する。
映画「シリアナ」も最後はそんな終わり方だった。

映画「パトリオット」の舞台を
そのまま現代中東にあてはめることができるとは…
皮肉な映画ではありますね。

9月12日(火曜日)

●秋雨前線
天高く馬肥える秋
などと言われ、天気のよい日が続くと思われがちだが
例年、この時期は雨が多い。

ジョンと朝の散歩。
70%明度の曇天。
途中で霧雨。
6〜7月の雨と違って静かな降り様。
秋雨前線が関東上空に停滞しているので
終日こんな天気のようだ。

秋晴れが続くのは来月になってからだが、
その頃になると、冬の気配が。


散歩道には気の早い彼岸花が咲いていた。


9月11日(月曜日)
●19時
NHKラジオニュース上位3。
1.NYテロ5周年
  世界貿易センタービルがアラブ過激派テロで崩壊して5年目。
  惨劇を忘れないための記念式典が当地で開催された。
2.紀子さん40歳の誕生日
  先日、男子を出産した皇室次男坊の嫁が、愛育病院のベッドの上で
  誕生日を迎えた。明日は、命名の儀がとり行われる。
  次男宅では喜びが重なった。
3.斎藤投手大学進学
  甲子園を沸かし、日米高校選抜戦で健闘した早実の斎藤の
  進路が明らかになった。
  端正なマスクでおばちゃんたちが熱狂する、ハンカチ王子の
  ニックネームがつく…
  近頃珍しい高校生らしい高校生の登場で日本列島は彼を注目。
  さらに、プロ行きか大学進学かで気をもませたが、
  家族会議で早稲田進学と決まった。
  身長でプロにはやや不安を残す斎藤だけに
  賢明な選択だろう。
  
  将来も野球に携わってゆきたい、と言っているし
  早稲田で人脈を広げれば
  解説者、評論家としても成功の可能性があるもんね。
  
  プロからメジャー行きのコースは
  あまりにも不確定要素が多い。

●稲妻
夜中にジョンが吠えた。
3時だった。
不審者か?
懐中電灯を手に外に出た。
老犬は嬉しそうに尻尾を振る。
人影はなし。
ピカッときた。
青白く建物が浮かび上がった。

稲妻におびえたのだ。
彼は強風と雷によわい。
この世の終りのように吠えまくる。
今夜もそうだった。

頭上の稲妻は間断なく光っていた。
その遥か上空でかすかに雷鳴がしていた。

ジョンと餌と水を物置に退避させた。
部屋に戻りふとんにもぐりこんだ。
ふと、思った。
寝込んでから落雷があったら
パソコンがいかれる可能性がある。

また、ごそごそ起き出した。
パソコンをコンセントから抜き
モデム、ルーター、スッチングハブの電源を落とした。
いつもいくつかのLEDが点灯しているのだが
久々に部屋は真っ暗。
やっと安心して再び夢路をたどることができた。

9月10日(日曜日)

●拳闘家
亀田3兄弟の長男がランダエタと対戦した日、
牛若丸という選手が前座試合で勝利していた。
コーナーロープにまたがり、
カメラに向けてゴリラみたいなおたけび。
亀・兄と同じパフォーマンスなので
オリジナリティがね〜な、と思いつつ見ておりました。

その、牛若丸君だけど、杉戸在住なんだってね。
広島中卒ってこと知ってた?
最近、地元に後援会ができたんだってさ。
それだけのことだけどさ。

●残暑
夏の終わりを告げるツクツクホウシが賑やかだ。
朝夕の雑木林は大合唱。
かたちは小さく数匹なら、か細い声なのだがが
家の近所は、アブラ蝉の存在が薄くなるほど。
いつもなら、人が近づくと鳴くのをやめて逃げてしまうが
大集団はそんなことはおかまいなし。

午前中、庭の雑草取りをしたが汗がふきだした。
予報は30度を超すと告げていた。
夏が、ぶりかえした。
が、湿度が低いので
木陰に入ると8月には感じなかった涼しさ。
周囲の稲はほとんどが刈り取られ確実に秋に向かっている。

ジョンは花水木の下のベンチの木陰で寝ている。
ミミは、最近見つけた小さな段ボールの中で寝ている。
家人は風邪をひいて布団の中で寝ている。
小生、まもなく昼食の準備をしなくてはならない。

9月9日(土曜日)

●ピーマン
家庭菜園・定番露地物の季節は終わった。
だが、3本植えたピーマンが実をつけている。
きちんと栽培すれば霜が降りるまで収穫できる。

今朝は10個以上収穫。
大きさもスーパーで売られているものと遜色ない。
価格にすれば120〜50円程度だろうが
自宅の野菜はなぜか柔らかい。
肉詰めはもちろん、
サラダに添える、焼きそば、ラーメン、
野菜ジュースなどなど用途は広い。

隣にナスが植えてある。
伸びきった枝を切って秋ナス用にしたのだが
葉が虫にやられた。
実も小さいまま。

裏の市民農園のナスは、
どれも上手にできている。
土、肥料なんだろな。
反省はしているのだが
昔ほど熱中していないので
成果は如実に現れてしまう。

9月8日(金曜日)
●少年自殺

山口県の高専女生徒を殺害後逃亡していた少年が
現場から4.5kほどの山林で自殺していた。
首吊りで、死後かなり経過しており
首と胴体が離れていた、という。

殺害後、間もなく自殺した、と推定。
高温のため腐敗がはやくそんな結果になったのだろう。
凄惨な状況だったんだろうな。

事件発生後、姿をくらましたままだったから
自殺ということが容易に想像できた。
このサイトでも、9月1日、自殺に触れていた。

少年の名は、藤村元紀(もとき)という。
読売朝刊では、顔も掲載していた。
どこにでもいそうな平凡な顔つきだ。

彼は中谷歩さんを殺害後
量販店でロープを購入。
そのまま山林に入り首を吊ったらしい。

バイクの車種と顔写真がいち早く公開されていたら
目撃情報が寄せられたかもしれない。

被害者の両親は
「同級生といえ、娘は20歳。
加害者は19歳なので顔や名前が公開されない…」
少年法の壁に疑問を呈していた。

加害者の将来を考え公表を控える、ということだが、
仮に、逮捕され矯正施設に入り、そこで20歳を迎えたら
刑務所に入りなおすのだろうか?
そして、刑期を終え、シャバに出てきたとき
世間は、そいつのことなど憶えていないよ。

小学生の首を切断し、校門のどびらの上に置いていた
少年Aの場合だって、名前を変え関東地方でひっそり暮らしている、
と、いうじゃないの。
一般人は、そいつのことを知ることもできない。

そんな具合なのだから、
未成年といえ、凶悪犯の場合は
さっさと顔と名前を公にして捜査したほうが
早く逮捕できると思うがね。


動機は闇に葬られた。
が、殺された女性、
何ヶ月か遅く生まれていたら
殺された「少女」となるのかね。

この女性は友人に「藤村君に呼び出されている」と話していたらしい。
犯人の自殺で、こんな証言が浮上した。
警察は、はやい段階でキャッチしていたのかな。

いや、当時の状況では
すぐに犯人の割り出しができたはず。
青森の子殺しといい今回といい、
警察の動きがもたついている。


動機の推理。

藤村は中谷さんを密かに想っていた。
だが、彼女は学内で華やか存在。
性格も顔つきもぱっとしない藤村にとって
高嶺の花だった。

一方、中谷さんは
藤村に対し同じ研究室の仲間。
それだけの感情しかなかった。

いつもなら先生も教室にいるのだが
夏休みで、不在。
ヨーロッパのほうに出かけていた。

生徒たちはめいめい鍵をもって
研究室に出入りしていた。
夏休みも大詰めで、
研究課題の進行が遅れていた藤村は
勉強にかこつけ中谷さんを電話で呼び出した。
(であれば、携帯に交信履歴が残るはずだが)

やっとふたりきりになれた。

といっても、学内には生徒たちが結構いた。
ドアを閉めてしまえば
声はもれることがない。
さらに、鍵をかけてしまえば
同じ研究室の連中しか入ることができない。

外界から遮断された密室で
藤村は、はじめは課題の話をしていたが
本来の目的だった、自分の気持を告白した。

まさか、そんな話しを聞くはめになるとは
夢にも思っていなかった中谷さんは
きょとん、としていたが
「なにいってんの、本気でそんなこと思ってたん」

ピアノ、バレーをこなし、
体育会クラブのマネージャーをやる彼女は
学内の花だった。
彼女に思いを寄せる男子学生はゴマンといるのに

よりによって
一番近くにいながら空気みたいな存在の男から
こんな告白をされ、急に不機嫌になってしまった。

ついつい、乱暴な言葉返してしまった。
「あんたなんか、問題外よ
誰にいってるかわかっているの}

長い間、恋焦がれていた女性から浴びせられた
屈辱的な言葉。

反論しようと思ったが、
うちのめされて言葉も出なかった。
鼓動がさらに激しくなり
頭に血が上っていくのを感じた。
と、同時に、手が彼女の首に食い込んでいた。

彼女は手足をばたつかせながら
必死に抵抗した。
「まさか、このまま殺されちゃうんじゃないよね」
だが、
意識は次第に遠のいていった。

藤村は床に倒れている級友を見て呆然とする。
やっちゃった
こんなことになるはずじゃなかった。
あんな言葉をオレに浴びせた中谷が悪い、
どうしよう
もしかしたら息をふきかえすかもしれない
このまま逃げても
中谷はすぐに通報するだろう

研究室のロッカーを物色したら
細いロープがあった。
適当な長さに切って、
また力任せに首を締め付けた
彼女は何の反応もなかった

これでオレの一生が終わる
自首するわけにはゆかない
生きてつかまったら
みんなから何を言われるか
なかよく付き合っていた友だちも離れていく
こんな息子をもった両親も
あそこには住めなくなるだろう

オレも死ぬのか
ともかく研究室を出よう

てなことで、
誰にも見られず研究室を出て
鍵を閉めて。
オートバイで逃走。

一方的に思っていた男の
短絡的な殺人事件だった、のかな?

一説によると、
死体には男の体液がかけられていた、という。
体液などとぼかしているが、精液だ。
死体を見ながらマスかいてトンズラ。

だが、これはないんじゃないの。
死体の着衣が乱れていた、という報道もない。

第一発見者は、何を見たのか?
週刊誌は、それを追いかけるだろう。

●竹のアート
「農のある町」を推進するわが宮代町では
「かかしコンクール」が終わったら
こんどは「竹のアート展」の作品募集を開始。

昨年は、稲刈りが終わり、広場状になった田圃に
思い思いの竹の作品が並んだ。
この企画は1999年にスタートしたということだ。

いつも思うのだが、
この町の市街化地域は停滞している。
特に、公共施設のある西口は
駅周辺の再開発もままならず、商業施設は弱体。

宮代町と「町」ではあるが、
旧須加村、百間村が合併して以来
基盤整備が遅れたままで「村」のイメージを
色濃く残している。

もともと、徳川幕府の直轄地で
年貢米の生産地だったから純農村地帯。
日光街道沿いの宿場町だった春日部、杉戸にくらべ牧歌的だ。

だから
「農のある町」ではなく
「農のある村」という、しごく当たり前のことを
やっているに過ぎない。

住宅、商業、農業、工業などのゾーンニングが行われ
それぞれが発達していて、はじめて
「農のある町」ということになる。

●からす
最近、低空をまっしぐらに飛んでいる姿をみかける。
なにかを追っているような。
よ〜く見ていたら、奴等はセミを狙っていた。
餌にしているのだ。
セミは低速で不器用に飛ぶ。
カラスにとっては、子カラスでも捕獲しやすいんだろうな。

腹を満たしたカラスが次に狙うのがデザートだ。
今年はなりのいい、わが家の無花果が被害に遭っている。
緑色はそのままに、
やや赤みのさして熟しかけたものが、うまい、んだろね。
朝、ぜいたくに食い散らかしている。
彼らが見逃したものを、人間がかろうじて
いただいている。

●KISS
デジタル一眼レフ普及に弾みをつけたのが
キヤノン「EOS Kiss Digital」。
価格を下げ、ターゲットはヤング・ママ。
幼稚園や小学校の行事に持参し
わが子のほっぺにKissをするように
可愛い瞬間を撮影しましょう、と名付けた。

ところが、広告のビジュアルは
子供たちのパンクロックグループ。
顔に歌舞伎のような隈取りペイント。
下敷きになったのは
往年のロッククループ「KISS」だ。

この2つのシーンを使い分けながら
広告展開は現在におよんでいる。

キヤノンはビデオカメラも生産している。
デジタルカメラではトップシェアでも
ビデオカメラはSONY、松下の後塵を拝している。
最近、デジタルカメラも松下が
じわじわと勢いをつけてきた。

子供の運動会を見に行く親の手には
昔はカメラだったが、いまはビデオカメラが優勢。
あえて、デジタル一眼をファミリーユースに据えた
キヤノンとしては、痛し痒しの選択。

Nikonが最近D80を発売した。
値段のわりに、かなり完成度が高い、という評判。
そこで、キヤノンもNikonの追従をぶっちぎるため、
性能を向上させたKissを発売。

Nikonは広告キャラにキムタクを起用。
CANONは、チャイルド・KISS。
編集スタイルの全ページ見開き。
かなり、リキが入っているけど、この分量をj熟読するのは
業界関係者なんだろね。
最近の潮流はどちらに軍配をあげるのかな?

9月7日(木曜日)

●発行部数
先日、ある方から主要各紙の発行部数を聞かれた。
当然、わかるわけがない。
「発行部数は分かりませんが、読売、朝日、毎日、産経、日経の順は確かです」
と、いって電話を切った。

Webサイトで調べた。
新聞協会なら1発でわかるだろう、という予測はあった。
しかし、新聞全紙の発行量の推移、世界各国の発行比較はあっても
新聞社別の発行部数はなかった。
同業者団体なのに、なぜ?

発行部数で媒体価値が決まる。
広告主は部数の多い媒体を使おうとする。
露骨に数字がわかってしまうと、按配が悪い。
と、推理した。

新聞社を並べるとき、朝、毎、読(チョー、マイ、ヨミ)とするのが通例だ。
読売は、読、朝、毎と言ってるかもね。
いまだに、多くの人は朝日をクォリティペーパーのトップにあげる。
世論形成に力をもっている、と思っている。
そして、知識人が多く住むという
山の手地域に強い。
週刊新潮あたりから、朝日の偏向報道が指摘されたりするが。

対する読売は庶民的な新聞として下町に強い。
私の家でも、日本橋馬喰町に住んでいた祖父の時代から
かれこれ100年、読売一筋。

読売は朝日に猛烈な対抗意識をもち、
朝日が学生スポーツ振興に力を入れれば読売はプロスポーツ。
テレビ時代が始まろうとすれば、
読売は公共NHKに対し民放日本テレビを朝日にさきがけ発足させる。
ライバル意識がお互いを発展させてきた。

発行部数は、いつの間にか読売が1000万部超で世界一になった。
朝日は826万部。
毎日にいたっては394万部。
3大紙といわれていても、この格差。

Webサイトも、読、朝は自前だが
毎日はいつの間にかマイクロソフトMSNに間借りしていた。

3紙の広告比較をしたことはないが、
たぶん、毎日は劣勢にたたされているだろう。

読売は正力社主亡き後、じわりとナベツネが登場。
なにかとお騒がせしているが、
実は、大変な愛妻家で、彼のフアンも増えてきた。
対する朝日は、偏向報道に加え、村山一族内の不祥事など
いいニュースは聞こえてこない。
凋落しつつある名門という印象。

学生時代は就職用に朝日を読んでいたが、
今はラーメン屋の置き新聞を読む程度。

●辛勝
オシム・JPANがイエメンと対戦。
格下相手に、いらいらさせられる試合だった。
前半戦が終わって、見るのをやめた。
後半終了間際で1点入れて、かろうじて勝ったが。

サッカー場は高地だった。
気温が高かった。
芝生が荒れていた。

なんてことは、あのもたつき試合の理由にはならない。
では、その逆の条件だったら
もっとシャープな動きとシュートができたか?
そうは思わないね。

鳴り物入りで迎えた監督と
若返った選手たち。
しかしな〜、ぴりっとしないね。
華のある選手もいない。

選手は若くなっても
トルシエ、ジーコ、オシム…
監督は高齢化している。

試合中、監督のリアクションに
カメラがパンするけど
老齢の巨体が倒れるんじゃないかと
はらはらさせられた。



イエメン、と言われても
アラビア半島のどこ?
地図で確認する始末。

正式名、イエメン共和国
国土は日本の約1.5倍だけど人口1970万人。
ほとんどが砂漠で農業は少なく、遊牧民が多い。
産油国だが、国内総生産は周辺アラブ国家と比べて著しく低い。

競技場の芝の荒れ方を見てもわかるように
貧しい国なのだ。
「モカ・コーヒー」のモカは、イエメン南岸の港湾都市名に
由来するという。

早速、GoogleEartで競技場を見てきた。
国土の西方、標高2213mのナビシェイプ山麓に首都サヌアがある。
首都の北側に競技場はあった。
緑は極端に少なく、民家もまばら。
国力を象徴しているようであった。

9月6日(水曜日)
●出会い系
毎日しつこくメールが入る。
「あなただけ」アプローチね。
面白いので紹介すると…


何度も確認しちゃいました
あなたからメールが来ないので、何度も確認しちゃいました。今日はダメなのかな…
もし、私みたいな女性は好みじゃないとか、嫌がっているのならそのまま言ってください。

仕事とか色々忙しくてとはと思うし、それはそれで仕方ないです。今度ゆっくり時間を
作ってもらえればいいですけど、
返事ももらえないのは不安なんです。こんな私に少しでも興味も持ってもらえたらいい
のだけど。
もし良かったら携帯にでも連絡して下さい。その方が便利ですよね。

http://www.from-land.com/cute
ここから連絡してくれれば直ぐに私の携帯から連絡も出来るし。
もし、繋がらなかったら専用ルームにメッセージを残して下さい。
携帯や会社のパソコンからでも返信できますから。


夕方同じ送信者からまたまた、こんなもんが届いた

やっぱり興味薄!?でしょうか。エッチな写真じゃないとダメ!?
気軽な関係を望んでおいて、こうやって貴方にメールして困らせているのだから変ですね。
私も分かっているつもりなのだけど、どうしても黙って待っているだけじゃ抑えきれなくなって。
このアドレスに送るのは迷惑なのは知っています。

この年齢だし、あまり甘えたことは出来ないし、余裕のある大人の女性として振舞いたいんだけど、
こういう場所だからホンネの自分が出せるんです。

自分のことばかりでゴメンナサイ。


凝りもせず、またまた送られてきた。手強い奴

さっきまでの事は謝ります。ひとりで盛り上がって何を言っているか分からなかったでしょう。

あなたが望んでいるのは分かります。お互い大人ですからさっぱりとクールに満たしあうのが
ベストですよね。時間の制約もあるでしょうし、お互いに一定の距離感で楽しい時間を
過ごせるのが良いのかな、と。

それが前提だったら貴方も気持ち的に気軽でしょ。

それとデート代とか宿泊費とか私持ちでもかまいません。


またきたよっ!しつこい!

遥です。知っていてもらいたいことが1つあります。

専用メールルームのメンバー同士で、家族に知られない秘密のサークル「人妻不倫サークル」から
誘われて参加してみることにしました。女性主催による不倫同好会となっているようです。
別居中だけど一応人妻ですから、私も。
知らない世界、趣味趣向を語り合ったり、実践したりする場なんだそうです。

http://www.koimore.com/cute
こういう所だったら貴方も嫌いじゃないでよね。


こんなメールに騙されるわけね〜だろ。

●二科展
上野のお山はゲージツの秋を迎えて大賑わい。

午後から出向く。
いつもは何の考えもなく北千住から日比谷線で
上野に出ていたのだが
都美術館にはJR上野のほうが歩く距離が短くて済む。
で、北千住で常磐線に乗り換え。
久しぶりに南千住、三河島、日暮里を通過した。

三河島事件が起きたのは何年頃だったろうか、などと思いつつ。

二科展には小学校の同級生が会員として出展している。
いつも、時間の許す同級生が集まり
クラス会以外の旧交を暖めることにしている。
今年は11名が参集。

都美術館での展示は今年で最後。
来年から六本木になるそうだ。

彫刻家で広島の芸術大学で教鞭をとっている
友人が引率すれば、
入場料はロハという特権を生かす。

銅板から像を作成するという鍛金技術ではわが国トップ。
偉い先生になっちまったわけだが、
会えばそういうことはおかまいなし。
小・中学校時代に戻る。

そういえば、春日部東口・LAOX前に彼の作品がある。

長いこと「ランボー」の世界を作り続けていたが
今年の作品は「アンデルセン」像。
かなり大きな作品だ。
我われが雑誌などで知るアンデルセンの顔だった。

2時間近く芸術観賞して食事。
JR上野駅ホームから聚楽が見えるが
その右サイドの映画館が飲食店に変わっていた。
階段になっていて、そこから公園にも出られる。
法面を活用しておしゃれな店が3軒出現していた。
そこの1軒に、「男女11人初秋物語」の面々が席に着く。

16時を15分経過していた。
あと、15分で夜のメニューになるというので
軽く飲みながら待ちつつ、おしゃべりが始まる。

久しぶりに参加したトムが昨年心筋梗塞で倒れたという衝撃報告。
さらに、よしこさんの夫君が、今年、同じく心筋梗塞で急死。
くっこちゃんの亭主もちょっと前に亡くなった。
ドンロー教授も体調が極端に悪い。
かんちゃん、ももえちゃんはめまいがする。

おいおい、変化が激しすぎるでないの。

と、隣を見ると、安太郎弁護士が
彼の故郷の焼酎をぐびぐびやっておりますよ。
元気なのね、よかったよかった。
やえちゃん、ヒトシ、あっちゃんはなんとか元気そう。
よしこさんは、最愛の人を失って間もないというのだが
持ち前の性格で、メリーウィドウを演じていた。
二科展を先に見て、別の集まりに出ていた
くっこちゃんが、途中から登場。

未亡人が2人揃ったら俄然、席が明るくなっちゃった。
とっくに食事が終わったのに
延々話しが続く。
気がつくと21時をまわっていた。
店もいやな顔ひとつしなかったな。
週末、休日だったらこうはゆかないだろう。

なかなか雰囲気のいい店だった。
最近、クラス会は新松戸で開催しているが
今度は上野のこの店、という選択肢が増えた。

わが家到着、23時を回っていた。
本日参加したなかで、一番遠距離だった。
おっと違った、安太郎弁護士は2時間かかるといってた。

●男児誕生
皇居内の次男坊の嫁が出産した。
7時50分、分娩室に、
8時27分、2558gの男児誕生のニュースが入った。

胎盤が産道を覆うようになっているので
昔は難産だったらしいが
今は、帝王切開で産むので危険はない。

平野レミなら「男が出るか、女が出るか」と
囃し立てるのだろうが…
どういうわけか「男」ということは国民周知だった。

男児ということで皇位継承論争が再燃するのかな。

男系男子と皇室典範で規定されているが
万世一系、
由緒正しい血筋の男子の精子でつないでゆこう、
というものなんかな。

これで、長男の嫁にはまたプレッシャーがかかる。
英国王室のようにもっと自由であればいいのにね。

皇室直系に男子3名。
ということで皇室典範は当分そのまま、ということになった。
3人目が天皇即位の頃は生きていないしな〜。

●町長選
来春、杉戸町の町長選が行われる。
出馬表明したのは、
現職の小川伊七氏(65)は5選を目指す。
対する新人は、野口勝久(65)氏。
も一人、町議・斎藤正雄(67)氏。
実際は、小川・野口の対決と見られる。

1市3町合併を座礁させた現職に対し
春日部市との合併を実現させようとする新人。

合併破綻は杉戸町に限ったことではない
わが宮代町をはじめ周辺市町は
軒並み失敗している。

合併新法では、自主的な枠組みで
合併が望ましいとしているが
これがもたつくと県からの指導もある。
意にそぐわない枠組みで
「結婚」させられてはたまらん、と
一旦沈静化した合併騒動が
またぞろ息を吹き返す。

隣町の町長選だが
これがビリヤードの球の動きのように
わが町にどのように影響を及ぼすか?

対岸の火事と、無関心ではいられない
重要な選挙となる。

●悲劇
田圃は稲刈りの真っ最中。
早い秋の風物詩。

従事しているのはほとんどが年配者。
年老いた夫がコンバインで稲を刈る。
年老いた妻が運搬車に移し自宅に運ぶ。
昨日の朝、見た光景だ。

最近は田植えから取入れまで
機械化されている。
だから稲作は一家総出で行うということもなく
先祖伝来の田を守り続けた結果
人生の最終コーナーを迎えてしまった、という
塩梅なのだろう。

昨日は暑かった。
午後1時50分頃、わが町で悲劇が起こった。
どこの田圃か不明だが、
75歳の男性がコンバインの下敷きになり
搬送先の病院で死去した、と新聞報道。

いつものように
いつものことに従事していた。
だが、田の斜面に止めた軽トラックに
刈りとった稲を運ぶ最中の出来事だったという。

コンバインを田に入れるための斜面は
結構、勾配がある。
操縦する人には相当の傾斜に映るはずだ。
柔らかい土なのでキャタピラが食い込み
バランスを崩したのだろう。

「じいちゃん」の非業の死。
しかし、その状況はプロの鏡か、な。

9月5日(火曜日)

●高校選抜
最終戦は4対1で日本の勝利。
結果3勝1敗1分
いい結果を残しましたね。

先発斎藤。
始めは好投し3振の山を築いたが
次第に打ち込まれた。
田中が継投。
しっかり押さえて勝利。

久しぶりに気分いいですね〜。

中近東では、サッカーに敗れた日本に
オシムのぼやき。
自分の采配はよくて、
悪いのは全て選手の責任のような印象。
すばらしい、監督。

9月4日(月曜日)

●嘘
岐阜県庁職員の集団裏金作りが
次々に明らかになってゆく。

料亭から白紙の領収書をもらい
大金を記入して経理から金を受け取り
それを料亭にプールして「財布代わりに」使っていた。
県民の税金を飲み食いしていた。
悪質である。
即刻、クビだねこういう奴等は。

発覚を恐れ「焼却した」と、
当初報道されたが、これは「嘘」と判明。
しっかり使っていた。
事実が発覚するのを恐れて
子供みたいな芝居を打った。

県庁では外部から講師を招き
「モラル」についての講演を行ったというが
頭の禿げたじいさんが、40〜50のいい大人に喋っていた。
職員たちは神妙な顔つきで聞いていたが
いいかげんうんざり、である。

役人体質、役人根性とは
こんな「さもしい」ものなのか。

しゃべるほうだって、壇上からいい大人を相手に
「不正な手段で金を得てはいけません」
などと、真面目な顔で、いい含めなくてはならんとはな。
滑稽以外のないものでもない。

こういう奴等は、家でどんなつら下げて
こどもたちに「親風」を吹かしているのだろうか。

●花火
小泉・4尺玉、阿部・線香花火。
田中真紀子氏の総裁と総裁候補の比較だ。
言い得て妙だが、
この人、こういうことだけはお上手。
ただ〜それだけ。

●暴力教室
岡山発。
小学校6年生が級友と口論、
折りたたみナイフでわき腹を刺す。
被害者は命に別状はなさそう。

またまた、犯罪の低年齢化を象徴するような
事件が発生した。
いいかげん、うんざり、である。

佐世保で女生徒が級友を刺殺した事件で
刃物に対する管理が厳しくなっているはずなのに。
岡山は対岸の火事だったのか
喉元過ぎて熱さを忘れてしまったのか?

私の小学校時代は
「肥後守」を持ち歩くのは悪いことではなかった。
金町小学校の裏手を流れる江戸川に出て
桜の枝や笹を細工してパチンコや刀を作るのに
欠かせない道具だった。
それを喧嘩に使おうなどとは夢にも思わなかった。
相手が素手ならこっちも素手、棒を持てば棒。
徹底的にたたきのめすのではなく、
微妙なタイミングで仲裁が入ったり
自然に力を抜いて仲直りをしていたものだ。

ところが、最近は喧嘩のルールを知らない。
簡単に刃物を使う。
ガキ大将がいた時代は、
子供社会の規則を教えられたものだ。

今の子供は小さな大人なんだろな。
親の世代のやることをよ〜〜く見ております。
こういう事件報道の脇では
教師が酔っ払い運転で殺傷事故とか
兄弟殺人、親子殺人など
いいお手本が並んでいるもんね。

●キーボード
毎日多くの時間をPCと過ごしている。
起動時間、ディスプレイの発色など
快適に向かい合うためのチューニングは欠かせない。
同じくらいマウスボタン、ホィールのクリック感もこだわる。
さらに、重要なのがキーボード。
WindowsマシンはIBM DOS/Vマシンに準拠しているから
デスクトップ型はどのメーカー製を購入しても同じ配列になっている。
しかし、打鍵のタッチ感は千差万別だ。

小生、昔のMacのやや固いかしゃかしゃいうタイプが好きで
標準型ではなく、Macwayのものを使っていた。
同じようなタイプをWindowで探すのはむずかしい。
そこで、「買うとついてくる」キーボードを使うことが多い。

※上が愛用のIBM製、下がDIMENSION4100に付属

※上が4400付属、下が3100付属

デスクトップはDIMENSION4100以来4400、3100と
DELLを使用している。
4100に付属していたのはIBM製と配色がうりふたつ。
ロゴがなければ外観では見分けがつかないほど。
4400からブラックタイプになった。
4400は上部にアールのついた大きめのキーボードだった。
4100は、余分なものをそぎ落としたスリムタイプに変わった。
ところが、一番下の配列部分のキーがふたまわり大きくなった。
時代と共に変化している。

4400を常用しているのだが、
これには昔使っていて、今は本体を廃棄してしまった
IBM-Aptivaのキーボードを相変わらず使っている。
裏のシールには1998.2.6とあるから
8年近く使い続けていることになる。
変化の早いCPにとってこれは驚異的だ。

なぜか?
キーのタッチ感が秀逸なのだ。

昔、鉛筆が隆盛の頃
多くの人はHBを使っていた。
ところが、軽く握ってさらさら書けるので
私はBを使うことが多かった。

入力装置としてのキーボードは
鉛筆の書き味に相当する、と思っている。
DELLのそれは、柔らかくグスグスしているのだが、
IBMは、キーを支持しているラバーかスプリングが
やや反発力の強いものを使用しているのだろう。

そんなわけで、仮に4400が死んでも
キーボードはそのまま使い続けることになるのだろう。

●高校選抜
第4戦は16対3で日本圧勝。
注目の斉藤は登板せず、
途中からの田中が健闘したということだ。
明日、最終戦。

●切れる
子殺し、親殺し、配偶者殺し、友人殺し。
身近な人への殺人が頻発している。
本来なら、理性で心を静めるべきところを
感情が激高してそのまま突っ走ってしまう。

ある瞬間にプッツンする。
いわゆる「切れて」しまう。

この「切れる」原因について
食物から研究をするめているのが
東京農大小泉教授。

最近は食事を作らずコンビニで購入する母親が多い。
例えば、安い幕の内弁当の具だが、
サケの切り身は、養殖池で抗生物質を投与した
チリ産の切り身だそうだ。
米は家畜の餌になるようなアメリカ産の古米を使用。

安く提供するための企業努力とは
このようなものだ。

また、海藻や根菜類のミネラルの摂取が不足している、とも。

こういう食生活を行っていると
キレやすくなるという。

そして、教授は
日本の戦後最大の失敗は農業と教育政策。
生命維持装置としての農業を見直すべきだ、という。


日本人が好きな「忠臣蔵」の原因は
主君が江戸城松の廊下で「切れ」て
吉良に傷つけたことに起因する。

浅野のプッツンに到るまで
吉良の執拗な意地悪があったのだが、
そのわけが、「付け届け」だった。
なんとも、さもしい上役なのだが、
そういう奴に教えを請わなくてはならない
若い浅野の悲劇だった。



江戸城西丸書院番所で1823年に
旗本・松平外記が脇差で同僚に斬りかかった。
3人即死、2人が重軽傷。
松平はその場で自害。

原因は、松平が身に余る役目をおおせつかったが
周囲のやっかみで妨害され
役目をはたせなかった。
それを嘲笑われたために「切れた」という。

職場は陰惨をきわめている。
松平の後ろ右の侍は首が胴体から離れている。
写真なら、あの三島由紀夫の自決現場のようなのだろうが
浮世絵になると
その表情がなぜかユーモラスで
事件現場が喜劇になってしまうのが
ふしぎ。

昔から、人間は一定の許容量を超えると
「堪忍袋の緒が切れる」。
食べ物に関係なく。

勤務先が江戸城といえば
今なら霞ヶ関の官僚だ。
庶民からすればエリートなのだが、
彼らにしても職場の重圧、
これが仕事ならともかく
人間関係に由来している。

こういう事例を見ると、
21世紀の職場は
江戸時代よりさらに重層、複雑怪奇になっている。
民間企業、役所では
屈折した人間関係が渦巻いているんだろうな。

それが臨界点に到達した時
当事者はウツになるか、自殺するか、周囲を巻き込むか…

9月3日(日曜日)
●稲刈り
昨日。
朝の散歩の時は一面に稲穂が揺れていた。
夕方の散歩で同じ場所を通ったら
2枚の田がきれいに刈りとられていた。

本日午後。
機械が入っていた。
バリカンで頭を刈るようにあっというまに
稲が刈られてしまう。
そういえば、イナゴの姿を見なくなった。

●高校選抜
西部地区に移動して第3戦。
TVでちらっと見たのだが
斉藤が打たれたらしい。
しかし、最終回、日本が猛反撃して3点獲得。
6対6で引き分け。
今のところ1勝1敗1分。
もう1勝していただきたいですね。

斉藤は、アメリカでは汗拭きタオルを使用しておりませんね。

●老老殺人
86歳の妻が90歳の夫を殺害。

難聴になった夫に大声を出すと
「うるさいっ」と怒鳴られたというのが
引き金になったらしいが、
長年鬱積したものがあったんだろうね。

老老介護でいたわりつつ暮らさなくてはいけないのに
とんだ事件になってしまった。
ここまで生きて、もう先もわずか、というのにね。
89歳じゃ拘置所暮らしもつらいだろうな。

積年の恨みつらみ…お〜こわ。

●付加価値
百花繚乱、携帯音楽プレーヤー。
ついにSONYらしい製品がデビューする。
iPodの呪縛から解き放たれたような
SONYらしさがひかる。

その名はウォークマン NW−S203F。
防滴仕様で約26グラムと軽量。
従来の防滴加工はゴムなどの素材を使用していたが、
特殊な成型法によって
継ぎ目のないアルミニウムの本体を実現した
スポーツやアウトドア仕様。

本体デザインは棒状で、サイズは幅15×高さ96・5×奥行き15ミリメートル。
上部のジョグを回すことで選曲などの操作が片手で可能だ。

写真ではカプセル状で宇宙的な感じがする。

音楽再生やFMチューナーのほか、歩数や距離の計測、消費カロリーの計算、
ストップウオッチとアウトドア派が喜びそうな機能を満載している。

記録媒体にはフラッシュメモリーを採用し、容量は1ギガバイト。
約3分の高速充電で約3時間の連続再生が、
約45分のフル充電で約18時間の長時間再生が可能。

別売りの専用アームバンドは腕の周囲が約18−38センチメートルの長さに対応し、
吸湿性や速乾性に優れた素材を使用して、装着したままでも操作が可能。

想定価格はNW−S203Fが約1万5000円。専用アームバンドが約2000円。

欲を言えば、AMチューナーも内蔵していれば申し分ないが
どういうわけか、これを搭載した機種は
どこのメーカーからも発売されていない。
AMもステレオ放送をしているが
音質が悪いので敬遠されているのかな。

9月2日(土曜日)

●利便性
夕刊にキヤノンデジカメの全10段広告。
一眼レフではない。IXYとも違う。
PoweShotというカテゴリーの新機種だった。
デジタル一眼ほどヘビーではない。
IXYほどバカチョンではない。
ややカメラ歴のあるオーソドックス派のデジタルとでも言おうか。
デジタル一眼と同じように多機能モードダイアルを備え、
オートはもちろん、シャッター優先、絞り優先など
自在な作画が楽しめる。
しかも、高倍率ズームを備え、
最近の手ぶれ補正機能もついている。

このカメラのターゲットはファミリーだ。
デジタル一眼IOS Kissも同じターゲットを狙っている。
その切り分けが気になるところだが。
ビジュアルは愛娘の幼稚園遠足の
動きのあるワンシーンをママが写すという設定。

女性ならおしゃれなIXYなのだろうが
子供を持った女性は、そんなことはいってられない。
より現実的なメリットが優先する。
そこんところを訴求ポイントにした。

600万画素、10倍ズーム。
そこから生まれる利便性。
昔からの制作セオリーに忠実だ。

だが、ブラックボディは女性受けするだろうか?
結構、いかついからね。

●自画自賛
Nikonが新しいデジタル一眼「D80」を発売した。
かなりコストパフォーマンスがいいらしい。
競合機種はキヤノンのDejital Kiss。
これも近頃新しいタイプになった。
画素数は両機種とも1000万画素。
同じような価格帯で、ガブよつの戦いになる。

キヤノンはコンパクトデジカメIXYに
サッカーの中田を起用しているが
Kissには特定キャラクターはいない。
ファミリーユースで、女性にも簡単に写せる、
という広告アプローチをしていた。
そこへNikonがSMAPのキムタクを起用した。

D80は20〜30代をメインターゲットにしているのだろう。
この上のクラスにD200があるが、
D80は戦略機種なので
かなりお買い得感のある仕上がりになっているのだろう。

しかし、自信があるのだろうが
広告アプローチが「厭味」だ。

キャッチが「名機の資格」
サブが「私は、いいカメラを持っている」

Nikonらしからぬ、ゆとりのない、直裁的なアプローチだ。
な〜にが「名機の資格」だよっ。
「名機」かどうかはユーザーや専門誌が決めるのであって
自分からいうものではない。
しかも、技術革新の激しい製品である。
この機種が何年間、第一線級で発売し続けられるのか?

販売後2〜3か月で「名機」などという評価が与えられるものではない。
もっと謙虚になってほしいね。
「名門」Nikonなのだから。

こういう表現をすると、キヤノン優位ということが
ますます浮き彫りになってしまうじゃないの。

35mmカメラ時代から利用者には
Nikon党つ〜のがおりまして
熱中度合いをキヤノン派と争っていた。

かくいう私はNikonを使っていました。
初代一眼レフの「Nikon F」が
垂涎の的の頃はまだ学生で高嶺の花だった。

社会に出て、中古カメラ店で
やっとあこがれを手にした。

その後、電子回路を搭載した機種の時代になり
Nikomat ELに鞍替え。
これが使いやすいカメラで、20年近く、
デジタルカメラが出現するまで使っていた。
コダック、オリンパス、SONYと
コンパクトデジカメを乗り換えてきたが
最近キヤノンに落ち着いている。
コンパクトタイプのNikonは平凡で
まるで魅力がない…


最近、デジタル一眼が
かつての35mm市場のように隆盛になってきた。
(だが、CONTAX、Konica、Minoltaといった
メーカーは姿を消してしまったが。)

連日、新機種登場を目にしていると
持ち前の「物欲」が片目を開ける。

が、小型化が進んでいるとはいえ
あのごろごろした機械をぶらさげる気分がしない。
高機能、ボディの材質はマグネシウム合金を多用した
高級感あふれるコンパクトタイプ。
こういう機種が選択肢となるんだろうね。

まして、キムタクをキャラに起用した機種など
所有したくはありません。

Nikonのマーケティング戦略だが、
やみくもに若い世代にターゲットを定めるのではなく
リタイヤ間近の団塊世代を狙うつ〜ことは
考えなかったんかね。
彼らは、金を持っているし、よく旅行に出かけるし
デジタル機器にも旺盛な好奇心を発揮するぜ。
デジタル一眼のターゲットにも最適だと思うのだが。

●巨峰市
わが町特産の巨峰の季節となった。
今日、明日と「新しい村」の広場で販売が行われる。
※今日だけでした。夕方には元の芝生に戻っていた。
芝生広場にはテント村も出現。

9時近く、ジョンの散歩のおり会場を眺めた。
9時半開始というのに、
駐車場はもう満杯。
おばちゃんたちの自転車部隊が続々参集。

このイベント記事が埼玉ローカルに掲載された。
近隣市町からも大勢やってくれば
「外貨獲得」になるのだが。

9月1日(金曜日)

●涼日
月が替わったとたん
セミの声が不似合いほど
朝から涼しい。

雨は降ったり止んだり。
こんな日なのでレジーナに
乗りたいと思う客もほとんどいない。

静かでまことに過ごしやすい日だった マル

●高校選抜
早実、駒澤苫小牧はじめ優秀な高校球児の選抜チームが
米国の高校選抜と親善試合を行うために渡米。

ヤンキースタジアムで松井と会い
激励の言葉をもらって大感激。
一夜明けて、野球の殿堂でイチローのバットを見てまた感激。

いよいよ、東部選抜チームと対戦だ。
ダブルヘッダーで、
第一試合5:1
第二試合1:2
1勝1敗の戦績。

場所はクーパーズタウンのダブルデイ・フィールド。
ニューヨーク州というから
マンハッタンのはずれにあるのかと思ったら
ぬわんと、北西に225マイル(360Km)
ニューヨークから車で約5時間。
高校球児たちも強行軍だ。

地図で確認したら山の中。
湖のほとりにあるのだが、
低解像度の衛星地図なので
球場の所在は明らかにできなかった。

球場にはメジャーリーグのスカウト陣も観戦。
地元の人々は日本からのマスコミ陣の多さに驚いていた。

相手チームには150k以上を投げる豪腕がいた。
が、日本の斉藤は大健闘。
三振の山を築いた。

第二試合は田中がホームランを打たれ
逆転負けを喫した。

模様は中継されず、
ワイドショーのコーナーでちょい紹介されただけなのだが、
たぶんYoutubeに投稿されるのではかいかな。

メジャーリーグのスカウトは
斉藤の制球力をほめていたが、
身長がメジャー向きでないことを挙げていた。
確かに170代では日本のプロ野球でも低い。
18歳、まだ伸びる可能性はあるのかな?

試合を見る限り、
堂々と向かっていっていましたね。
外人相手のばあい
先に変化球を投げるのが鉄則らしいのだが
斉藤はストレートで勝負にいった。
度胸もいい。

神よ、彼にもう少し身長を…

●殺人多発
稚内では少年が友人に依頼し母親を殺害。
西のほうでは19歳の少年が20歳の同級生の女性を殺害。
鳥取では30歳の男が元カノの紹介で知り合った女性を
会ったその日に殺害して死体遺棄。
少し前は、青森で自分の娘と2軒先の児童を殺害した母親。
その前は、平塚で自分の子供を4人殺した母親。

陰惨な事件が毎日報道されている。
ワイドショーはネタが多くて超多忙だろうな。

「命の軽さ」が顕著になっている。
殺人の低年齢化も著しい。

殺人者たちは少年法で保護されている。
同級生を殺害した男は逃走中だが
19歳なので情報が著しく制限されていた。

バイクで逃走中、ということは警察発表されたが
車種や少年の顔写真は公表されない。

その後、逃走バイクはホンダのゼロ半。
少年の所持金は2000円程度、と発表された。

当初、立ち回り先としてガソリンスタンドが注目されたが
周囲はセルフ・スタンドが多いと判明。
電車で逃亡する恐れもあると、変わった。

リアルタイムで公表すると
報道陣が捜査の邪魔になるという配慮もあるのだろうが
民間の協力をあおごうとすれば
早期段階でこんな情報は公表すべきだろう。

仮に、少年が山奥で自殺していたら
青森の娘殺しと同じように初動捜査ミスということになる。


殺人という大罪を犯しながら
未成年というだけで、必要以上に法律で保護されている。
被害者は「殺され損」という感じさえある。
そのうえ、知られたくないことまでマスコミに素っ裸にされてしまう。

なんか、おかしい。

こういうことだから若年の殺人者を増加させているのだ。
「命の重さ」を周知徹底させるためにも、
終身刑くらいの極刑にして
社会から隔離する必要があるだろう。

とはいえ、そういう連中を税金で養うのは国民だ。
拘留者が増加の一途をたどれば施設を作らねばならない。
こういう「箱物」を嫌う自治体は多い。
収監者の本籍を調べ
殺人者を輩出するところが責任をもって養え、
ということになるかもしれない。

と、ヨタ話しになってしまったが、
未成年犯罪者の処遇はもっと真剣に考えなくてはならん。

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