田舎三昧の生活と意見

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2006年6月
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Web Camera


■Contents■

01 盗作
  雀のお宿
  健康診断
02 和田東作
03 陰々滅々
04 逮捕状請求
  らっきょう
  隣人
  悪銭
05 縮図
06 恐い
  過疎対策
  6並び
07 シンドラーの誤算
  村上ワル
08 悪知恵
  油断ならん男
  自供
  瀕死の蛇
09 梅雨入り
  MacとWin
10 W杯開催
11 かめ
12 悲鳴
  値上げ
  W杯
  遠い記憶
13 元気な蛇
14 キノコ畑
  イケ面軍団
  暗雲
  ミスジャッジ
  16年前
  うひゃ〜!
15 マイアミビーチ
  景観保全
  ニュルンベルグ
  いちょう
  きゅうり
16 犬も歩けば
  3D画像
17 原因判明
18 ドロー
  クロアチア戦
  音楽
  悲鳴
  光
   野菜ジュース
19 虚脱
20 地震
21 後日談
  クラインガルテン
22 住宅事情
  神頼み
  悪のヒロイン
  松下参入
  事件の里
23 疾風怒濤
  蹴球列島閉幕
  心底ワル
24 造語
  温度差
25 親友
26 雑草刈り
  フリーソフト
  16強
27 出たっ!
  被害者救出
  人悲します
  年金700万円
  誘拐事件
  恐ろしい
  ドローソフト
28 じゃがいも
  野趣味
  青紫蘇
29 またもや、東大の恥
  功名心?
  本名
  間違い
  撤収と撤退
  雷
30 半年経過

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Chicago Short Stay
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Category
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Culture
Expression
Ginza
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Hobby
Movie/Drama
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Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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6月30日(金曜日)
●半年経過
早いっ!
1年の半分が終わる。
夏至が21日だったから、
そろりそろりと夜が長くなっている。

多彩な犯罪が多発。
50年前の1年分の事件が起きてしまった感じだね。
しかし、あっという間に忘れられてゆく。

こんな流れの早い世の中を生きる
子供たちが可哀相な気がするが
昔を知らないのだから
当たり前だと思っている。
これまた、可哀相。

スローライフ、スローフード、ロハスなどと
いう言葉が騒がれている。
生活スタイルを半世紀前に回帰すればいいのだから
昔を知る者は、やろうと思えばやれる。

「ALWAYS3丁目の夕日」は昭和30年代が舞台。
ちょうど半世紀前。
この映画が流行ったのは、
単なる、ノスタルジーではない。
いつの間にか置き忘れてきた
人間同士の厚いコミュニケーションがあった。
子供たちも素朴だった。

現代は「便利さ」という物質に
汚染されてしまった。
少し不便くらいが
生活のサイクルとしては好ましいのではないか?
このことは携帯電話に顕著だね。
なにも、四六時中見えない糸で
結ばれていなくてもいいんじゃないの?

小生のばやい、
1年に2〜3度、あれば便利かな、と思うくらいなので、
現在は所有しておりません。

6月29日(木曜日)

●またもや東大の恥

松本教授の経歴は華麗だった。
またも、日銀総裁と同じ東大卒。
親も息子も東大。
本人は助教授で早稲田へ奉職。
その美貌はつとに有名だった。
議員になった、東大のマドンナなどメじゃないね。
現在56歳だが40代と言っても通用するほどだった。

授業は熱心で、そこそこ生徒には人気があったらしい。
なにしろ、出席をとらなかったらしいから。
しかし、研究室での評判は芳しくない。
機嫌が悪いと当り散らす。
研究生には、国からの助成金を自分の口座に振り込ませ
さらに、松本の口座に還流させるスタイルが確立していた。
内部告発しよう、という声もあったが
就職にさしさわる、と悪の片棒をかつがされていた。

松本は、マネーロンダリングしたあと、
投資信託で運用していた、という。

金に汚いエリートが
また東大卒だった。

●功名心?
早大松本教授が
国からの研究費を私的に貯めこみ使っていた。
写真で見ると56歳という
歳の割には若く見え、
理工学部の教授とは思えない風貌だ。

理工学部の女性教授というのも珍しい。
化学方面だというが、
彼女は国際的にも名前が通っているみたいだ。

現在、国際純正・応用化学連合(IUPAC)の副会長だが
再来年は会長に収まることになっていた。

今回の不祥事で、副会長の辞表を提出。
また、早稲田大学にも辞表を提出したが受理されていない。
大学は「クビ」にする模様。

最近、盗作問題で話題になった画家も
辞表を提出したが、これも受理されず「クビ」。

問題を起こした当人側からの辞表を受け付ければ
その人間の「一身上の都合」となり
問題の焦点がぼけてしまう。
だから、犯した罪を断じるためには「クビ」にする必要があるのね。

韓国のクローン技術で有名な教授も
データ捏造でクビになった。

自分の実力以上に有名になりすぎ、
その虚像に追いつくためには
チョンボするほかなかった、のだろう。

現代の「巧妙が辻」は、
わからなければいいだろう、という
こすっからい精神に支えられているんだろうか。

「功名」が「巧妙」に成り下がった。

●本名
キム・ヘギョンちゃんが
実は、ウンギョンちゃんだった。
南から北に入った
ば〜ちゃんとの会見で明らかになった。
日本人が知っていたのは偽名。
北はなんでそんなことをしたんだろう。

北での演出過多の再会を見守る横田さん夫妻は
複雑な気持だろうな。
北のやり口、手口の汚さは
今に始まったことではないが、
それに翻弄される
日本の拉致被害者の皆さんが可哀相。


それにしても、ウンギョンちゃんの
風貌が変わった。
ますます、ノースコリアン・フェイス。
より、ふっくら、というよりデブになった。
若貴兄弟の、貴に似てきたね。
貴は輪島に似ているし、
どうなっちゃっているの。

●間違い
強欲爺さん。日銀福井。
日銀幹部職員がノーパンシャブシャブ通いで
世間を仰天させたことがあった。
そのとき、福井じじ〜も参加したようなことを
書いてしまったが、
実際は、部下の不祥事で引責辞任、という
ことだった。
当時も年が年なもんだから、
そういう色っぽいことには
役立たず。
もっぱら、金一筋だったんだ。

ニッカの「女房酔わせてどうするつもり」は
いろいろイメージが膨らむが、

しわくちゃじいさんとばあさんが
「3億もってどうするつもり」じゃ
洒落にもならん。

2億を社会のための基金にしても、
まだ、700万以上の年金が入るのだから
生活には困らないだろう。

町工場の老社長が全財産を寄付した、という
話しがあったけど、
ツメのあかでも煎じて飲ませろ。

●撤収と撤退
撤収:引き上げること。
撤退:陣地などを取り払って退くこと。

サマワの自衛隊が役目を終わることになった。
新聞では「自衛隊撤収」という表現を使っている。
撤収と撤退は同じ意味合いなのだが、
なぜ、撤退を使わないのか、と新聞のコラムあった。
「退」は「退却」みたいに感じるから、イヤなんだろな。

かつて、日本軍は「退却」とは言わず「転進」という表現をしていた。
これは、何も知らない銃後の民を、偽るために使われた。


「撤収」で思い出すのは
秋田小学生殺人事件。
犯人の畠山鈴香の
家の周りに大勢の報道陣が押し寄せた。

これまで取材に協力的な態度だったのが、
怒りの形相で「てっしゅうしてください!」
と叫んでいた。

ああいう場合に女が使う言葉にしては硬すぎるな、
と、違和感を覚えた。

普通の女性なら、
「みなさん、お引取りください」というような
表現になるだろう。
それが「てっしゅう」だもんな。
どこで、ああいう言葉遣いを憶えてきたんだろう?

女子プロみたいな、「トド」体躯なので、
つい、現場監督みたいなものいいになったのか?

ついでに。
ああいう女を抱くために通っていた
秋田・藤里町周辺の男たちも、物好きだよな。

●雷
昨夕、6時頃。
茨城方面の空が真っ暗になり遠雷がしていた。
ジョンの散歩がてらスーパーに食材を買いに。
約30分後、「新しい村」前を通過。
雷は、すでに頭上で鳴り響いていた。
かなりのスピードである。
そこから、約3分。
わが家に到着したとたん、大粒の雨が降り出した。
雷は、ピカッ、ガラガラッという強烈なものではなく、
空が一瞬明るくなり、その後、ゴロゴロという
間延びしたものだった。
7時頃から2時間そんな具合だった。

強烈な雷になるのかと思い
パソコンの電源を落とす。
さらに、コンセントを抜き、
そのうえ、ルーター、モデムから電源を抜いた。
被害が及ばないようにと、万全の構えだった。

過去、近くに落雷して3台おしゃかにした経験から
雷には神経質になっている。

21時。
雷がおさまったので、
パソコンを元に戻す。
ところが、インターネット接続ができなくなっていた。
ルーターとモデムのランプの点灯具合を見ると正常。
ブラウザからルーター設定をやり直す。
だめ。
インターネットツールで接続をやりなおす。
これもだめ。
コントロールパネルから
接続関係を確認、LANカードの状態を確認。
みんな正常。

いよいよわからなくなった。

落雷でNTTのほうがやられたか、とも思った。

こういうときは、基本に戻る。
モデムとルーターのLANケーブルを抜き差ししてみた。

なんてこった。
つながった。
電源を外す時、少し動かしたので
ゆるんでしまったのかもしれない。
両方のランプが正常に点灯していたので
つい確認を怠ってしまった。

原因がわかってみれば、
なんとも基本的な馬鹿馬鹿しいことだった。

6月28日(水曜日)
●じゃがいも
裏で栽培していたジャガイモが収穫期を迎えた。
周囲の畑では、とうに終わっていた。
小さなスペースだったので、
10個程度の種芋を半分に切って
切り口に灰をまぶして植える。
3月21日に植え付けたから
約3か月で収穫。
植えた個数のわりにはそこそこ、とれた。

さっそくふかしてバターで試食しようか。

●野趣味
梅雨の晴れ間は貴重だ。
バックヤードの雑草刈が忙しい。

※左がたらの芽、右が山ウド

周辺部には、たらの芽、山ウドが
美しい緑の新芽を伸ばしている。
これらは、天麩羅にすると美味。
青紫蘇を加え、
そうめんプラス天麩羅などいいだろな。

それを、縁側風のデッキで食すことが
今年の夏のテーマね。

●青紫蘇
これまで、冷奴や蕎麦の薬味程度にしか
使ったことがなかった。
ところが、栄養価の高いことを最近知った。

和製ハーブの代表格にして、
ビタミン類、ミネラル類が多く含まれる。
βカロチンが大量に含まれるほか、
ビタミンB群のうちB1、B2、B6、ビタミンC、E、Kも多く、
ナイアシンも含みます。カルシウムが豊富なほか、
鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛なども豊富。
人体に必要な成分がほとんど含まれていると
言っても過言ではない。
さらに、従来よりよく知られている殺菌、防腐作用のほか、
異常に働いていた免疫力を正常にもどす働きがあることが
最近の研究によりわかってきて、
アレルギー抑制効果が期待できるとされている。

あの、薫り高い緑の葉っぱに
こんな優れた効能があったのだ。

スーパーでは
10枚入りで50〜90円で売っている。
それを見るたびに、都会は生活しにくいな、と思う。
田舎では、青紫蘇は雑草なみに畑に生えている。

わが家のバックヤードで栽培している
ネギの周囲に毎年芽を出す。
ひと夏が終わると、大きく育った青紫蘇は
種を撒き散らすので
毎年同じ場所に生えてくる。

※ネギの周囲に出てきた青紫蘇

※近所の畑では青紫蘇を栽培している。わが家は雑草なみね。

さらに半日影の奥には
みずみずしい緑の大きな奴が群生している。

ファイバーフィルター付ミキサーを購入してから
毎朝、野菜ジュースを作っているが、
最近、青紫蘇を5〜6枚入れるようになった。
香りがよく飲みやすくなる。

さらに、20〜30枚をよく洗って陰干しにし
電子レンジでパリパリにする。
それをポリ袋に入れてよくもむ。
こなごなになり青海苔みたいなったら
フライパンでゴマと塩を入れて煎る。
これで、栄養価満点のふりかけができあがり。

なにしろ裏の雑草の中に生えているのだから
この夏は毎日使ってもなくなることはないだろう。

青紫蘇ふりかけは、ご飯にかけるほか、
焼きそば、みそ汁、サラダなんでも使える。

これに味を占めて、
大量に作ってみようかな。

6月27日(火曜日)
●出たっ!

かの、造語マガジン「NIKITA」(ニキータ)でおます。
「柄美女」と書いて「カラージョ」と読ませる。
では、下の方に小さく「艶女」とありますが、
これは「アデージョ」と読ませる。
「女」を「ジョ」と読ませることは不思議ではない。

艶(つや)は艶姿の、「あで」。
だから、アデージョ

「ジョ」とは、スペイン語にあるのかな?
グラシエラ・スサーナの歌を聞いていたら
「エルベジージョ」とかいう言葉がでてきた。
アルゼンチンは確かスペイン語圏だったよね。

だから、色っぽい女を「アデージョ」と言えば
急に、ラテンっぽくなる。

こうして、毎月、造語のオンパレで
わが道を行く「NIKITA」なのだ。

雑誌のコピー。
「ニキータ」あなたに必要なのは“若さ”じゃなくて“テクニック”。

なんたるこっちゃ。
化粧法や着こなしといった、飾る技術を磨く雑誌なのだ。
30オーバーの女性が、いたずらに若さを追いかけるのではなく、
歳にあった演出で自分らしさを磨こう、ということなんだろね。

どんな造語が踊るのか、来月号の広告が楽しみだ。

●被害者救出
テレビのニュースは
岡山の生き埋め殺人現場の掘り起こしと
川崎の誘拐された女子大生、
解放された母娘映像、
おまけ的に
福井日銀総裁、別名ガメツイじいさんのニュースが踊る。
福井のじさん、昔、ノーパン・シャブシャブ通いで
日銀を辞めていた時期があった、ということまで
ほじくりだされてしまった。
昔から色と金に執着。
現在は、権力の座に居座る、欲ぼけジジーだったのだ。


救出されたセレブ母娘が寄り添いながら
警察署の前でインタビューを受けている。
母親は神南で開業する、カリスマ美容整形医師だという。
日本の警察の優秀さに感謝します…てなことを喋っていた。
しかし、この事件は
誘拐した車両のナンバーを
通りすがりの28歳の女性が憶えていたことが
スピード逮捕につながっている。
もし、目撃者がいなかったら、
こんな早く犯人逮捕に結びついたか疑問だ。

警察に感謝するのはいいが、
通報した女性に謝辞があってもいいのではないかね。
それと、その感謝のかたちをどのように
表わすかに、私は興味がありますね。
金が行くのか、物が届けられるのか
言葉だけなのか?
犯人は3億円を要求していたんだぜ。


カリスマ女医は、
日本大学芸術学部を卒業後、
結婚して1女をもうける。
夫とは離婚。
その後、杏林大学に入り美容整形の医師になる。
結構、がんばり屋、ですね。
そして、女手ひとつで娘を育て上げた。

勤務医から独立。
その後、カリスマとしてマスコミの注目を浴び、
セレブの地位を獲得。
自分が開発した化粧品の販売会社の社長を
21歳、明治学院大の娘にやらせている。


警察署前の母娘の写真が新聞に掲載された。
娘はまだ顔をいじっていないようだが、
母親は、造作を変えているような塩梅だ。

あの、能面のようなのっぺり顔。
異常にすっきりした鼻筋と形のいい鼻腔。
薄い唇も、もしかしたら…

まさか、自分の顔は自分でオペできないだろうから、
どこぞの病院で、
自分で描いた設計図をもとに
メスを入れたんかな?

●人悲します
読売朝刊コラム。
俳人・長谷川櫂氏の「四季」。
本日は、女流俳人にして、
銀座1丁目・幸稲荷横の小料理屋「卯波」の女将。
96歳の天寿を全うした「鈴木真砂女」氏の句。

羅(うすもの)や人悲します恋をして

これを理解するには、
彼女の情熱的な人生を知らなくてはならない。

昭和40年、幸稲荷の横丁は
小さな飲み屋が肩を寄せ合っていた。
その後、バブル期に地上げ屋が入り、
様子は大いに変わったが、
「卯波」の側は残り、隣の魚屋も健在。
昔の面影を少しばかり残している。

当時、「卯波」のはす前の店「ともえ」に
頻繁に顔を出していた私は、
お向かいの女将が高名な俳人であることを
知らなかった。
客は久保田万太郎をはじめ
俳壇の重鎮がよく顔を出していたそうだ。

和服の上に白い割烹着をまとい
大きなメガネをして、隣の魚屋で
その日に出すものをみつくろっていた。
そんな姿を何度か見かけた。

その昔、情熱的な日々を送ってきた人とは思えなかった。
枯れていた、ように見えたもの。

その後、私は銀座を離れ赤坂、渋谷と仕事先が移り
幸稲荷の横丁に足を向けることも少なくなった。


卯波の女将が昔、海軍の軍人さんと駆け落ちした、という
ことは、私が通っていた、
卯波の斜め前の「ともえ」のママから聞いていた。

鈴木真砂女女史の著書「銀座に生きる」によると、
1906年、安房鴨川の老舗旅館の女3人姉妹の末娘として生まれる。

長女は婿をとり旅館を継ぐ。
次女は弁護士と結婚。
末娘は日本橋横山町の問屋の次男坊へ嫁ぐ。
ところが、その次男坊は博打で大損をして
行方をくらます。
真砂女は子供を置いて鴨川の実家に戻る。

そこで、長姉の突然の死。
真砂女は、長女の亭主と再婚する。
鬱屈とした日々を過ごしているとき、
旅館を訪れた海軍士官と出会ったのだろう。
本にはそのことには触れていないが
駆け落ちをした、と聞いたことがある。

本の後ろの方で、
40年付き合っていた妻子ある人の死について
触れている。

東京へ出た真砂女は
昭和32年に現在地で小料理屋を開く。
鴨川の老舗旅館の末娘の店、ということもあってか
当初は丹羽文雄など文壇有名人が顔を出すが
その後、真砂女の俳句の知人が集まるようになる。

自己資金もなく知人からの借金で始めた店だが、
すでに50年近くなる。
彼女亡き後、誰が女将を継いでいるのかな。
舞台女優だった娘さんなのかしら。

波乱万丈の人生を送ってきた真砂女の
冒頭の句は、
涼やかな夏の着物をまといながら
道ならぬ恋に生きる女の決意が感じられるのだ。

●年金700万円
村上ファンドに2000万円つぎ込んでいた
日銀・福井総裁の資産が明らかになった。
金融資産2億円以上。
ふむふむ。
せこい爺さんだから蓄財に励んだ結果か。
このほか、給与所得。
さらに驚いたのは、年金収入が約700万円!
総裁の給料のほか、こんな高額年金をもらっていたのかよ。

国民に超低金利を押し付けておきながら
自分は左団扇状態。

こういう人間が日本の金融の舵取りとはね…

アメリカ・マイクロソフト社のビルゲイツが
億万長者なのはわかるし、違和感がない。
彼は、財団をつくり多くの金を社会に還元している。
米国では、成功した者が次に取る行動は
社会還元なのだ。

ところが、村上や、そこに群がる企業や個人の場合。
企業なら、まあ、資金の有効利用で目をつむるとしても、
個人、しかも、日銀総裁という公人が
金儲けに走るとは…
まったく、情けない、を通り越して
品格に欠ける「じじい」としか映らない。

じじいも東大、村上も東大。
ほりえもんは東大中退。

東大は、こういう奴等を社会に送り出す大学だったのだ。

それにしても、年金700万円、とはね。
クソじじい、
少しは遠慮くらいしろいっ!
金の亡者め!!
(無い奴が言ってもごまめの歯軋りかしら)

●誘拐事件
東京で21歳の女子大生が白昼、誘拐された。
幸い、車に押し込まれるところを
女性が目撃しナンバーも覚えていたので、早期解決。

被害者は有名整形外科医の令嬢にして、明治学院大4年生。
セレブを狙ったらしい。
金持ちがテレビに顔を出すのは恐い時代になった。

場所は、渋谷区鉢山町。
大使館が多いお屋敷町。
昼下がり、人目も多いというのに大胆な手口。
犯人は川崎でつかまったが、
韓国、中国、日本の国際誘拐グループ。
荒っぽいやりかたは、
韓国の集団スリと似ている。

生き埋め、誘拐。
秋田の隣人殺し。
奈良の親殺し。

日本も危ない国に成り下がってきた。

●恐ろしい
大阪で発生した21歳同士の殺人事件。
リンチのあと産業廃棄物置場に穴を掘って
生き埋めにして殺害したという。

事件の陰に女ありで
この事件も交際中の女性を巡ってのトラブル。
それにしても、どうしてこのような極端に走るのか。
歯止めがきかなくかるのが
最近の特徴のようだ。

電車の中のちょっとした口論からも
執念深く尾行され刺殺される、ということも
実際あった。

最近の若い連中つ〜のは
護身用にいつもナイフを携帯しているのかね。

戦慄。

だから、最近は不用意に注意などできないね。
「見て見ぬふり」という風潮は
「余計なことをして殺されてはたまらん」という
意識が働いているからだろう。

すれ違いざまに肩が触れた、という程度でも
要注意だもんね。

●ドローソフト
フリーのドローソフト「InkScape」を
結構しつこく試してみた。
一見安定しているようだが、
突然ハングすることがあった。

描画は速いのだが、メニューを開くときの反応が鈍い。

上のような3段重ね文字を作成したのだが、
Officeのワードアートや
イラストレータに比べややわかりにくい。
マニュアルがないため
当初は戸惑ったが、わかってしまえば簡単。
角丸四角なども同様。

ズームイン、アウトがマウスのホィールでできるので
作業中は高倍率、全体を見渡すときは低倍率などの
操作は実にスムーズだった。

一部のデータの切り出しも容易だから、
ホームページのパーツ作成に向いている。

MS-Officeと互換性のある
モンスターフリーソフト「OpenOffice」のドローより
私には好み。
慣れれば便利に使えそう。

6月26日(月曜日)
●雑草刈り
昨日、電動草刈り機でバックヤードの手入れを行った。
一週間もしないうちに雑草が生え揃う。
元気な奴等だ。
雑草のように逞しく、というけど本当にそうだね。
1時間ほど作業をした。
手がしびれる。
そして、本日。
肩は凝る、腕の筋肉は痛い、腰もそうだ。
たったあれだけの作業でこれだもんね。

としはとりたくね〜。
でもな〜、生れ落ちた瞬間から
人間、老いに向かってひた走り続けるのよ。

●フリーソフト
先日のWinampもそうだけど、
よくできたフリーソフトが結構ある。
ちょっと前、Inkscape(インクスケープ)という
米国製ドローソフトを見つけた。
むかしっから、お絵描きとかドローソフトには目がなく
ダウンロードしては、外すということをよくやっていた。

このInkscapeだが、
立ち上がりの画面がメニューのアイコンがびっしり配置され
わたくし好みだった。
が、動作不安定で、すぐハングしてしまう。
実用に適さないので、やむなく外すことになった。
それから、2〜3か月。
ひょんなことから開発社のWebサイトに行ったら
最新版Ver0.44のダウンロードができた。
Ver0.42、Ver0.43までは使い物にならなかったのだ。

そして立ち上がった画面がこれ。

以前に比べ下にカラーバーが表示されていた。
図形描画の動作はきびきびしている。
恐る恐るテキスト入力をやってみた。
以前のバージョンはここでこけた。
しかし、最新版はちゃんと入力ができた。

画面の上下スクロールに加え、左右スクロールまで
マウス操作で行えるし、
画面拡大縮小もマウスでOK。
操作性のよさはイラストレータ以上ね。

Webサイトのドロー系素材作りはPowerPointか
イラストレータで行っていたが
これからは、Inkscapeも使うことになりそう。

●16強
W杯は決勝トーナメントに向かっている。
出揃った16の国を見ると、
サッカーは「大西洋沿岸」のスポーツだということがわかる。
80%はヨーロッパ大陸の国々。
エクアドル、ブラジル、アルゼンチンは南米
メキシコは中南米、ガーナはアフリカ。
オーストラリアはちょっと別格だが
もともと英国の流刑地で今回のチームは
クロアチア移民の子供たちが主力。

※大西洋を中心に据えた地図(左)と、太平洋が中心の地図

ヨーロッパでは大西洋を中心に据えた地図が普通だ。
これを見ると、大航海時代にスペイン、ポルトガルが
植民地化したアルゼンチン、メキシコ、ブラジル、
第一次世界大戦でフランスが領土野心で獲得したアフリカの国々
など、勢力図が見て取れる。
アジアを極東と言っているが
これはヨーロッパからの視点で、
日本は極東のどんづまりに位置している。

アメリカが放送などで、FarEastなどと使っているのは
意識がヨーロッパ寄りなんかね。
アメリカの政治中枢が東部にあるから
物事を大西洋を通してみているからなのかね。

宗祖国から早い時期にサッカーが伝わったのだろう。
オーストラリアはイギリスへの抵抗感から
サッカーよりラグビーのほうがメジャーだった。
アメリカは、野球、バスケットボール、アメリカンフットボールが
メジャーだった。
だからW杯でもぱっとしない。
アメリカ文化を吸収した日本でもサッカーの歴史は浅い。

ニッポンが、今回、予選落ちしたといっても、
カリカリすることはない。
アジアの王者でいいのよ。
精密電子機器、自動車でヨーロッパを席捲したうえ
それぞれの国で国技と思われているサッカーまで
日本が台頭してきたら、
貿易摩擦にも発展しかねないもんね。
彼らにも優越感を持たせるものを残しておかにゃ。

6月25日(日曜日)
●親友
小泉の純ちゃんは28日に渡米する。
格上の親友、ブッシュに会うために。
あちらでは、プレスリーの家を見るのを楽しみにしている、とも。

幕末、ペリーに門戸をこじ開けられた日本。
以来アメリカと長い付き合いが続いてきた。
途中、日米戦という大喧嘩をやったが、
アメリカの民主化政策を素直に受け入れた。
そのおかげをもちまして、
アメリカの傘の下、
日本は、勤勉な国民性も、当時はあったので
急速に経済復興。
今日に到っております。

が、経済関係は、相変わらず
「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪を引く」と
いう状況は変わっていない。

そのアメリカも、牛肉問題では
日本が抵抗しているので、業を煮やし始めた。

狂牛病に感染した牛を食べると
ヤコブ病を発病することがある。

脳がスポンジ状態になっちゃう病気で
治療法も確立していない。
以前、NHKでアメリカの罹病者を紹介していた。
発病から死までは短期間である。
甘い検査体制のもと
牛肉を食べ続けるアメリカ人はタフだね。

沖縄の基地問題もくすぶっているしね。

とまれ、純ちゃんは行く。
迎えるアメリカは、晩餐会を開くなどして
最大級のおもてなし、を行う。


これを知った、中国当局は不快感を示した。
胡錦濤が訪米した折は、昼食会だったから。
ランチを食うのと、フルコースのディナーとの差だからね。

面子を重んじる中国がおもしろくないのも当然だ。

アメリカは、差をつけることによって
日米の緊密な結びつきを示そうとしている。
「日本とは昨日今日の友だちではないのよ。
喧嘩によって友情はさらに緊密になったんだぜ。
今じゃ、親友というより、真友なんだからね。」
とでも言いたげ。

これは、急速に経済が発展し、軍事的にも大国化
しつつある、中国への牽制なのだ。
「貧乏人が、成金になって
世界の石油を飲みつくすだけでなく
世界の経済ルールを逸脱した行為が見られる。
もっと、きっちりやんなさいよ」とアピールする。

中国の著作権無視は昔から有名だ。
マイクロソフトもかなり被害を出しているのでないの。
日本だって、車、バイクは類似品を出されるし、
映像の海賊版など日常茶飯事。

経済大国になったら、「泥棒行為」はやめなさい、
ということだ。

アメリカは
日本との結びつきを「価値観が同じ」と捕らえ
中国とは「利害に基づく」としている。

かつて、
中曽根総理がレーガン大統領と
「ロン、ヤス」と呼び合って
親密感を表現していたが
純ちゃんとブッシュはどうなんだろ〜。

彼はジョージ・ウォーカー・ブッシュという。
「ジュンとジョー」。
とても「「ジュンジョー(純情)路線」とは言い難いが。

6月24日(土曜日)
●造語
最近の雑誌の編集者は
コピーライターより言葉造りがうまい。
特に婦人雑誌において
その傾向が顕著のようだと思っていたが、
ある雑誌社が戦略的に行っているように感じる。

その出版社とは「主婦と生活社」。
伝統ある出版社だが保守的な雰囲気があった。
ところが、最近は
大人の女性向けに「NIKITA(ニキータ)」という雑誌を出している。
このテはマガジンハウスや光文社がうまいのでは、と
思っていたが、なかなかどうして。

女性編集長がTVに登場して精力的に話題づくりを行っている。
今月号は「ガラージョ」という新語。
なんとなくラテンの響きがするが
実は「柄美女」を、そのように読ませている。
プリント柄を大胆に着こなす大人の女。
「柄美女の作り方」とか「ちょいムチバディ」という言葉が並ぶ。

大胆な柄の薄物をまとい、身体の線がわかるくらいの女性を
「ちょいムチバディ」というんだろうな。

「少しむっちりした体」では、いやらしくなるが
言葉を短縮。
「ボディ」ではなく「バディ」と
英語の発音に近い書き方をすれば、
なんとなくやってみたくなろうというものだ。

また、主婦生から
男性向けの「LEON(レオン)」という雑誌が出ている。
これは「大人のクオリティ実用誌」ということだ。
「NIKITA」は「LEON」の女性版という位置づけ。

ネーミングはヨーロッパや南米を連想させるが、無国籍。

LEONは「ゼンマイオヤジ」の言葉が踊る。
かなり強引っぽいが、どういう意味?
「時計の“時”は“トキメキ”の“トキ”」
これと、「ゼンマイオヤジ」の関係は?

ゼンマイ仕掛けの古時計が、オヤジの正体なのだ。
巻くのを忘れると止まってしまう。
しかし、巻き続けることにより
「ときめき」を持続しながら動けるということなのかな?
考え落ち、のような造語だな。

また、モテルオヤジのキーワードは
「LAセクシー」と言うのだそうだ。
「イタリア的“艶”にLA的“ユルさ”を
プラスするのが、次なるリッチスタイル」と定義する。
LA(ロス)的な「ゆるさ」とはなんのこっちゃ?

これが流行の発生源となるとも思えず、
編集部で言葉遊びを楽しんでいるようなもんだろな。
もし、「流行語大賞」を狙ってるとしたら
すごい野心ね。

どこから発生した言葉か知らんが
「ちょいワル・オヤジ」のほうが親しみがある。
一昔前なら「不良中年」と呼ばれたものだが
それよりは、明るい響きがある。

この雑誌のターゲットはどの層なのか?
まもなく定年を迎える「団塊の世代」では
年が行き過ぎているかも知れないが、
金を持っている層、とも言われる。
また、ライフスタイルにもかなりこだわりがある、ともいう。

団塊世代の子供たちでは、若すぎる。
団塊世代の下は、教育、家のローンで
クオリティライフまで金がまわらない。
やっぱ、団塊狙いの雑誌なのだろう。

●温度差
「夫婦いっしょに田舎暮らしを実現する本」
という本が出版された。
(山本一典著 洋泉社1,700円)
それによると、
「人生後半を地方で暮らすとなると、<夫は夢中、妻は反対>」
と、なりがち。
その折り合いをどのようにつけるか、という本なんだろな。

都会暮らしが、一気に福島のほうに移住すろと
そういうことになるのだろう。
都会との関わりを持ちつつ、田園生活を楽しむ、というのであれば
千葉、埼玉は好適地だろう。

私の場合もそういう考えが根底にあった。
春日部を過ぎると車窓風景は劇的に変わる。
低い家並み。
田圃に屋敷林、雑木林。

最近、銀座に出ることもめっきり減った。
たまに、あの喧騒と雑踏を歩くと
頭が痛くなる。
緑に囲まれた家に戻るとほっとするように
なってしまった。私はね…
根っからの横浜育ちという家人は
どうかわかりませんが。

6月23日(金曜日)
●疾風怒濤
シュトルム ウント ドランク。

戦い敗れて空しさばかりが駆け巡る。
ピッチに倒れて上を向いたままの中田の姿が痛々しい。

敵は後半疾風怒濤のごとく日本陣営になだれ込んできた。
こうなると防戦一方。
さすがの川口も好守備の限度を超えた。

NHKは夜の番組で、W杯の日本の戦いぶりの特集を組んだ。
敗因を識者が語る。
それが終わると、今大会で日本がゴールした
貴重な2点のシーンを繰り返し流す。
豪州戦での中村、ブラジル戦での玉田。
野球で言うなら貧打チームだね。

豪州戦ではロスタイムにぼこぼこ入れられた。
ブラジル戦では、前半終了間近に。
さらに後半は翻弄され続けたあげく、ぼこぼこ。

またまた、日本の戦争の歴史に例えるなら、
関東軍は昭和14年、
ノモンハンで宿敵ソ連軍に壊滅的な打撃を受けた。

ソ連軍は対独戦でナチスドイツの機甲師団に敗北を続けていた。
戦車の装甲がまるで違っていたのだ。
その反省から強固な戦車を作る。
それを、対日戦に投入したのだから
日本軍は歯が立たなかった。
日本の戦車は軽戦車と中型戦車しかなかった。
大平原での戦闘など予想していなかったのだ。

これに懲りて機械化に精を出した。
その後、日本は東南アジアを蹂躙する。
仏印、マレー半島では、日本の軽戦車でも戦えた。
なにしろ、イギリス、フランスはろくな戦車はなかったし、
遠く離れた東南アジアに新鋭兵器など輸送はしていなかった。
電撃的勝利に酔った日本軍は、ここで油断してしまった。

敗戦間近の昭和20年、
ソ連軍は、再び日本占領下の満州国境を侵入した。
ナチスドイツは崩壊し、そちらに戦力をさく必要がなくなったので
ドイツ戦での強者を心おきなく、満州の平原に投入できたのだ。

これから先は
五味川純平氏の「人間の条件」のなかの描写に詳しい。
ソ連にしてみれば、
日本の兵器など赤子の手をひねる以上に簡単に
破壊することができた。

ノモンハンの教訓は生かされていなかったのだ。
日本の戦車の装甲は昭和14年当時から比べれば
厚くなってはいたが、
ソ連軍のそれと比べようがないほど劣っていた。

日本軍はタコツボを掘り
そこに爆薬をもった兵士がひそみ
上を通過する戦車の
装甲の薄い腹に爆薬を貼り付けるという
捨て身の戦法をとった。


日本サッカーは、
相手に対し互角の戦いを挑める実力があったのだろうか?
過信してはいなかったか?
あるいは周囲の楽観的な声に、錯覚していなかったか?

ジーコの理想とした戦法が
まだ無理だとしたら、
徹底的な管理サッカーで臨んだほうがよかったのではないか?

アメリカンフットボールでいう
フォーメーションプレーと同じように
局面に応じて千変万化。
選手も、与えられたポジションの戦いかただけを
学ぶのではなく、全てをマスターし
意表をついたフォーメーションプレーを展開する。
いってみれば奇襲戦法のような
トリッキーな戦いも行う必要があるのではないか?

自由なサッカーとは、
頭を使ってイマジネーション豊かに展開するプレー
ではないか、と思うのだが。

怒涛のように押し寄せる敵を前に
防戦一方の日本チームを見ながら
ノモンハン事件と、
敗戦間際に満州国境を突破したロシア軍のことを
思い浮かべてしまった。

●蹴球列島閉幕
4:1という大差でブラジルに負けた。
世界の壁はまだまだ厚いと思い知らされた試合だった。

早朝4時からライブ中継があった。
5時に目が覚めテレビのスイッチを入れる。
試合は間もなく前半戦が終わろうとしていた。
日本も善戦し0対0。

日本が決勝進出するためには3点差で
ブラジルに勝利し
しかも、豪vsクロアチアでクロアチアが勝利しなければならない
という他力本願的な条件もあった。

第1戦の豪州に負けたことが悔やまれる。
FIFAランク格下の豪州に…
あのFIFAランクだけど、なんとなく実情に即していないようだ。

クロアチア移民の2世で構成された豪州はかなり強豪だった。
結果的には、日本が属している
グループFでは、ブラジルと豪州が
決勝進出を果たしたわけだから。

前半が終わろうとするとき
ブラジルが1点入れる。

先取点を守りきれない日本の弱さを露呈した。
いつの間にか寝てしまった。
再び目覚めたのが8時過ぎ。
とうに試合は終わっていた。

思いも寄らない4:1という大差で負けていた。
試合のVTRを見る気にもならなかったが、
夕方の番組で、恐いもの見たさで、観戦。

ブラジルに弄ばれていた。


太平洋戦争においても
真珠湾攻撃という奇襲作戦で勝利して
1年間は破竹の勢いだった。
しかし、ミッドウェー海戦をターニングポイントとして
敗戦への道をひた走る。

大博打のような真珠湾勝利で
軍部は自己を過大評価。
現実がみえなくなっていた。

戦前の日本軍部同様、
サッカーも、自身を過大評価していたのかも知れない。

あるいは、勝ち目がないと思っていても
誰も口にしなかった。
マスコミも現実に触れるのが恐ろしくて、
「奇跡」を信じたのだろう。

あの雰囲気で「日本は負ける」などと言ったら
総スカンをくうだろう。

まるで、太平洋戦争末期のときのようだ。
「日本敗戦」などと口にしようものなら
「非国民」のレッテルが貼られて逮捕されたよ。

でもね、
「愛国心」低下と言われる今日、
目的は何であれ、多くの国民が「ニッポン」を強く意識したのは
いいんでないの。

このエネルギーを、「竹島問題」に振り向けていただきたい。

日本敗退で、一気に潮が引くようになってしまうのかな。
まだまだW杯は続くんだけどな。

●心底ワル
煮ても焼いても食えないワルだぜ。
マンション構造計算、偽装事件の主役、姉歯のことだ。
今度は偽証罪で再逮捕された。

それによると、国会で証言した日付より
1年前から偽装に手を染めていた。

さらに木村建設からの圧力というのは
口から出まかせのウソだった。

自分が犯した重大不正で心が苦しくなり
誰でもいいから、その人のせいにして
気持を軽くしたかった、と自供しているようだ。

なんたるジコチュー!

これにより、
木村建設、ヒューザー、
告発したeホームズは倒産。
直接名指しされた、
木村建設元東京支店長はいいツラの皮。
姉歯にバックマージンを請求していた悪事がばれるわ
自分がやっていないことに濡れ衣を着せられるわ。

ったく始末の悪いワルだぜ、姉歯。

いつの頃か、カツラを脱いで
薄い髪を剃り上げて禅宗の坊主のような風貌になったが、
心の中は、始末の悪い炎がメラメラしていた、というわけ。

護送される車の中の姉歯が、ちらっと映し出されたが
いつも他人事のような顔つき。
いけしゃ〜しゃ〜とした表情が印象に残った。

始めのうちは、
かみさんが病気がちで金がかかったため、などと
偽装の動機を述べていたが、
常に他人のセイにする悪い性向。

そういう男に絶望したのか、
かみさんは自殺。
姉歯の罪は重い。

奴の息子は別姓にしないと
親の罪を一生引きずることになりかねない。
なんせ、珍しい苗字だから
人々は簡単に忘れない。
田中、中村などならよかったのだが。


売れない1級建築士に
やっと日が当たり始めた。
それが、鉄筋を減らすなどの偽装を行った
不正構造計算書のお陰、というのだから
悲しい男である。

品性下劣なキャラで
格好の敵役(かたきやく)となった
ヒューザーの小島元社長も、ある意味では姉歯の被害者。

だが、「経済設計」という美名のもと
欠陥マンションを販売し続けた罪は重大。
鉄筋が少ないのではないか、と気づいた
下請け会社もあったが、
建築確認が通過しているので
これでもいいのだろう、と深追いしなかった。
彼らは、変に追求して仕事を失うことを恐れたのだろう。

とまれ、姉歯のまいた悪の種子が、
マンションという形に花開いたとき、
周囲に毒を撒き散らしたのだ。

何も知らずに購入した人たちの
不幸はあまりある。
しかし、立地条件を考えると
あの広さで、他の物件に比べ格安。
常識的に考えて「おかしい」とは思わなかったのだろうか?
「安物買いのゼニ失い」という言葉もある。

6月22日(木曜日)
●住宅事情
宇宙船Google号でドイツ旅行の折、ドレスデン上空へ立ち寄った。
第二次世界大戦末期も末期、
あと3ヶ月でドイツが敗北する1945年2月13日、
無防備都市宣言をしたドレスデンは
英軍空軍による無差別絨毯爆撃を受け、
石造りの都市は瓦礫と化した。
ドイツ国民の戦意喪失を狙ったものだった。

東ドイツ時代は資金難から町の復興は遅れていたが
東西ドイツの壁が撤去されてから拍車がかかった。
有名なのは「聖母教会」の復興計画。

NHKの文化遺産番組でも紹介されていたが、
破壊され放置されていた協会の石を再利用した部分もある。
Google号から見た「聖母教会」は、まだ工事中だった。
実際には完成しており、その式典には
加害者である英国からエリザベス女王夫妻も隣席している。

工事の進み具合はわからないが、
古いデータだと、判明。

町を流れるエルベ川をすこし遡上して
新興住宅地と思える地域の500m上空に到着。
広い敷地に、ゆったりと家が並んでいた。
この、状況を日本と比べるとどうだろう、と思い
わが町、田園調布の2カ所と比較してみた。
どれも上空500m。
縦100m、横332mの区画に何軒家がおさまっているか。

ドレスデンの住宅地、19棟

田園調布の豪邸地帯、約30棟

わが町の住宅地、約127棟

かつて、「うさぎ小屋」と呼ばれた日本の平均的な住宅だが、
言い得て妙。

●神頼み
点の取れない日本が
ブラジル戦を前にシュート練習に明け暮れたという。
試験直前に暗記カードとにらめっこしているようなもんで、
これで効果が現われるとは、到底思えない。

ジーコの指向する「自由なサッカー」というのは
選手の想像力と先読みが重視される。
その結果がゴール前のパス回し、というのであれば
いかに、想像力が欠如しているかの証拠だ。

試合が近づくにつれて
「マイアミの奇跡」「北朝鮮戦での奇跡」など
神頼みの表現が目につく。

すでにブラジルに負けている。
サムライ・ブルーの日本人らしく
技術で劣るなら精神だ〜〜っ!

川口の技術が光っているというけど、
川口が活躍するということは、
日本が攻撃にさらされている、ということだから
決してほめられたことではない。

源義経「ひよどり越え」源氏勝利
織田信長「桶狭間」今川敗退。
日本帝国「真珠湾攻撃」日本勝利。
日本帝国「パレンバン油田制圧」日本勝利。
すべてこれ奇襲作戦。

上杉・武田は、お互いにフェアプレーだったので
何年経っても決着がつかなかった。ドロー。

つまり、歴史的観点からすると、勝つためには
相手の意表をつく奇襲作戦と
捨て身の「特攻」精神しか残っていないのだよ、日本には。

●悪のヒロイン

新聞の報道スペースは後退したが、
週刊誌では相変わらず「主役」を張っている。
「新潮」は死亡した娘の「首の傷」と「保険金」支払い。
「文春」は小さい扱いだが「殺人罪で再逮捕」と
娘と死の関係をにおわせている。

「女性セブン」は「女性自身」「週刊女性」とは発売日が
異なり、男性週刊誌の2誌と同じ日だ。
ここでは、娘のことより、鈴香に群がった男について触れる。
「男手帳に怯える藤里町の夫たち」
鈴香の手帳には56人の男の名前が書かれているという。
これが何を意味するのか。

藤里町は山の中の小さな町である。
ちょっと蓮っ葉な目立つ女が狭い社会にやってきた。
夫と離婚し娘はいるものの色香を振りまいている。
鬼怒川の温泉ホテルで仲居の経験があるから、
地方の男を手玉に取るのはたやすいこと。
たくみに張り巡らされた蜘蛛の巣に男たちがかかった。

色と金が交差する、静かな村の大騒動。
東北の伝統「通い婚」で「兄弟」になった男たちは、
寄り合いで顔を合わせると、疑心暗鬼。
かみさんからは責められる。
身から出た錆とはいえ、針のむしろの毎日、
というような内容なんだろうな。

●松下参入
商品の存在は明らかだったが
発売時期について明確ではなかった
松下電器のデジタル一眼レフの発売がついに決まった。
「LUMIX L1」、7月22日、だそうだ。

※基本モデルはオリンパスだが、本家に比べ高級感に満ちている。
さすが「まねした」さんの真骨頂。

これで、カメラ専業メーカー、Nikon、キヤノン、オリンパス、アサヒペンタックス
家電メーカーSONYについでPanasonicブランドが出揃った。
SONYは昔のミノルタが発売していたものを
コニカ・ミノルタイメージングのカメラ撤退により
αブランドを引き継いだものだ。
松下電器はオリンパスと共同開発。
オリンパスのいいとこ取りプラス松下の技術を加味して
なかなかいい仕上がりの「デジ一」を誕生させた。

画素数は750万というから、控えめなものだ。
撮像管が大きいので、この画素数でも過不足はないのだろう。
また、デジ一の「弱点」だった、
液晶モニターを見ながらの撮影を、オリンパス機同様、可能にしている。
Nikon、CANONは、そういう機種がない。

デザインは、ペンタプリズムがないので
往年のレンジファインダー35mm一眼レフのように見える。
これが、なかなかかっこいい。
もちろんノイズリダクション機構は搭載。
付属のレンズは35ミリカメラ換算で28〜100ミリのズーム。
コンパクトデジカメでも、松下の28mmは人気だ。
他社との差別化を図った個性的なカメラで参入。
SONYとはまるで違う作戦。

肝心の値段だが、予想価格は25万円前後。
なかり高価な設定である。

簡単に手が出るようなカメラではないが、大いに魅力的。
本家オリンパスより、いいできだもんね〜。

ライカは、このモデルで「ライカブランド」機を発売する可能性が大。
こういう傾向は、既にコンパクトデジカメで実証済み。
これは3〜40万になるんだろうね。

●事件の里
秋田・小学生殺人事件の
犯人が逮捕されてから幾日くらい経過したのか。
W杯開催、日銀総裁不祥事
山口母子殺人事件判決、奈良一家3人殺人事件など
ニュースの影に隠れて、
新聞報道も小さな扱いになっている。

犯人、畠山静香の
2転3転する自供に
捜査陣も振り回されているようだ。
男児のことが解明できたら
今度は犯人の娘の死への追及。

母親が自分が生んだ子を
簡単に殺めることができるのか…

少し前、息子と娘を殺害した
青森出身・平塚在住の女がいた。
(すっかり、遠い事件化している)

やはり、母が子を殺すことはできるんだな。

秋田の事件の舞台、藤里町、とは
どんなところなのだろう。
GoogleMapで調べてみた。

畠山静香は能代市出身だという。
そこから、ずんずん奥に入り
前後を山に挟まれた場所に、藤里町はあった。

6月21日(水曜日)
●後日談
先日、生徒さんのPCのデスクトップ背景が
わけのわからないビットマップ画像が張り付いて取れなくなった。
様々な手段を講じても問題解決できなかった。
一応、私も先生と呼ばれる身であるからして、
そのまま引き下がることを潔しとはしなかった。

本夕刻、再び生徒さん宅を訪問。
前回行わなかった、スパイウェア検知ソフトをインストして
立ち上げたが、それにも引っかからなかった。

やはり、OSの再インストールかな、と
悲観的な思いがよぎる。
しかし、そのパソコンには
高価な業務ソフトが入っていて、
リカバリーしてしまうと
全てのアプリも再インストールしなければならない。

だが、その業務ソフトの開発社が倒産してしまい
経営者、技術陣もどこかへとんずら。
連絡が取れなくなっている。
そんなわけで、バックアップソフトなし
サポートなしの状態だから
リカバリするとそのソフトは使えなくなる。

再度、別の方法はないかと思案。
この、悪戯をおこなうのは、たぶんワームだ。
であれば、むにゃむにゃむにゃ…
しかるべき方法を試して再起動。

すると、みごとに、あのうっとうしいキャラクタが消え
昔の背景が甦った。
ワームは、本来の画面の上の画面を覆うようにして
かぶせていたのだ。

「さすが先生」の声を背に受けて帰宅。
よかった、面目がつぶれなくて…。

●クラインガルテン
わが町には「新しい村」という
農業支援の施設がある。
目玉は地元産の野菜を販売ルートに乗せる販売施設「結」。
いわゆる、地産地消。
これにより、新鮮な野菜を住民は入手できる。
また、生産者は、販売所に直結しているので
通常ルートより安く販売しながら、
それなりの利益が得られる。
また、これまで自家消費するしかなかった
少量の作物も販売できる、というメリットも生まれた。
だから、珍しい農産加工品も並ぶことがある。

開店以来、販売成績はいいらしく、
スペースの増設を繰り返している。

また、高齢化したお百姓さんへの援農施設もある。
農作業ができなく放置された畑は荒れてしまう。
稲作では、苗を育て耕作機で田を耕し稲を植え
雑草を刈り、収穫する。
この長い一連の作業を代行してくれる。
また、野菜や花の苗を作り、「結」で販売する。
ここも、営業成績が右上がりらしく、
ビニールハウスは増え、耕作機も増えている。

と、これまでは、生産者側に
大きなメリットがある施設だったが、
市民農園という住人が地面を利用できる
「結の里」(かな?)という施設もある。
そこはハーブ園や立派なクラブハウスを備え、
利用者は野菜を育成している。

また、本格的に農業を志そうという人のために
「ルーキー塾」という農業講座も開催されている。

雑木林や水田に囲まれ
また、東武動物公園のレジーナを遠望できる
緑豊かな「新しい村」は
住民の憩の場ともなっている。



「新しい村」は「農のある町」を標榜するわが町を
代表する施設なのだ。
かつて、この工事が着工した頃、
町の広報紙に、町長が「クラインガルテン」に触れた
一文を載せたことがあった。
ドイツの「市民農園」である。

明日、日本とブラジル戦がドルトムント市で開催される。
スタジアムの所在を確かめるために
GoogleEartの最新版で上空からその町を眺めていた。

ドイツ最大級で8万人収容のヴェストファーレンスタジアムは
市の中心部から南に下った場所にあった。

GoogleEarh Ver4は画像の解像度が上がった、ということであった。
確かに、ある地域ではそのように感じた。
しかし、地上の人間の姿を確認できる場所に出会わなかった。

ところが、スタジアムの鉄道線路をはさんだ南側に
住宅とは違ったスペースを見つけた。
ぐんぐんズームアップする。
小区画の土地と小さな屋根が確認できた。
これが、クラインガルテンではないだろうか?

Webサイトで、クラインガルテンについて調べた。
周囲の住宅の大きさと比べてみても、
解説の記述のような施設である。

さらに、ズーミングする。
と、人の姿が確認できた。
午後の日を浴び影が長く映っている。
この影がなかったら、「点」でしかなかったろう。
現在は、農作物だけでなく
庭のない都会生活者が庭造りのためにも
利用するそうだが、確かにセカンドハウスのような
庭をつくっているところもあった。
1区画がかなり広い。
日本では、戸建の家が建てられるスペースだ。
これを自治体から借り受ける。
それも何十年という長きにわたり。

120〜130m上空からの画像が
かなり鮮明に再現される。
これがVer4の実力か。

※赤い部分がクラインガルテン。白いサッカースタジアムの面積と比べかなり広い。
黄色で囲った部分が、ドルトムント版「新しい村」と、勝手に名付けた。
ブラジル戦で日本が負けても、すぐ帰国しないで、せっかくここまで来たのだから
見学していって欲しいですね。

クラインガルテンだけでなく
郊外の住宅もつぶさに拝見。
ゆったりとした広いスペースにみごとな庭がある。
第2次世界大戦で市の3分の2を破壊されたという
ドルトムント市だが、
復興計画の中の都市計画もかなり
気合をいれて取り組んでいたありさまがわかる。

それが60年後に美しく花開いたということだろう。
わが町も、これから先どうなるのか?
半世紀後を見越した計画が必要なんだろな。

6月20日(火曜日)
●地震
連夜の深夜サッカー観戦で睡眠不足。
昨夜は珍しく23時、代に寝てしまった。
そのためか今朝は6時30分頃起床。
ゆっくり新聞を読んでいたら
窓辺に置いた花瓶がかすかに揺れている。
その後、地鳴り。
ガタッ、と揺れた。
外の景色を見ながら
このまま大きくなるのだろうか、と思ったら、止んだ。

Web版朝日新聞に、地震速報が掲載されていた。
対応が早いですね。
それによると、

2006年06月20日06時59分
20日午前6時47分ごろ、関東地方で地震があり、東京都23区や
神奈川県東部、神奈川県西部、埼玉県南部などで震度3を観測した。

気象庁によると、震源地は千葉県北西部で深さは約80キロ、
地震の規模はマグニチュード4.8と推定される。

この地震による津波の心配はないという。

震度3を観測した主な地域は次の通り。

東京都台東区、墨田区。横浜市神奈川区、中区、緑区、青葉区。神奈川県厚木市。埼玉県宮代町。

とある。
6時47分地震発生、Web掲載6時59分。
各地の震度が掲載されていた。

埼玉県で、なんでわが町だけが、震度3なんだろうな。
一説によると、役場に設置されている計測器が、揺れやすい場所なのだそうだが…

6月19日(月曜日)
●虚脱
日本ドロー。

そのあと、ブラジル対オーストラリア戦。
見ちゃいましたよ。
豪も健闘したけど2:0。
今朝は7時起き。
梅雨の中休みで気温が上がった。
なんとなく、ぼ〜っとしてますね。

日本:クロアチア戦が終わった頃の
瞬間視聴率は60%を超えていたとか。
国民の多くが固唾をのんで見守っていたんだ。

WBCのときもヒートしたけど
ここまでではなかった。
競技の歴史と全世界での普及率が
サッカーと比べると違うからな〜。

さて、22日は、泣いても笑ってもの
ブラジル戦がドルトムント市で開催される。

ヘッセの「ナルチスとドルトムント」
ん?
あれは「ゴルトムント」だった。

名前は知っているけど
どこにあるの?と聞かれて
地図の上を正確に指すことが、
できなかった。

W杯がドイツで開催されることになって
サッカー場のある都市をあらためて
地図で探してみた。
久しぶりに「地理」の学習。


ドルトムント市についての軽いお勉強。
工業地帯として知られるルール地方の代表的な工業都市。
周辺では石炭、鉄鉱石を産出する。
ドルトムント・エムス運河を通じて、北海と航路がつながっている。
ルール地方の中心に位置するため、近隣都市とともに連合軍爆撃の標的となり、
第2次世界大戦時は3分の2の家が破壊された。
今日、ハイテク産業の街。
ウェストファリアで最も緑にあふれる街の1つで、
第2次世界大戦後の再興で広大な庭園が広がる。

で、今回日本が戦う舞台は「ヴェストファーレンスタジアム」。
1974年の西ドイツW杯に合わせて建設された、欧州を代表するサッカー専用スタジアム。
2003年に現在の形に改修された。
正式名は企業名を冠した「ジグナル・イドゥナ・パーク」だが、
W杯期間中はFIFA規定により、従来のヴェストファーレンの名称が使われる。
83,000人の観客席を擁するドイツ最大のスタジアム。



な〜るほど。


またもや最新鋭GopgleEarth号で
ドルトムント市を訪問した。
ニュルンベルクに比べると市街地内の緑は少ないように思える。
市の北側に工場地帯が広がり
南側にスポーツ施設、住宅地、
グリーンゾーンなどが配置されている。

郊外を散策して驚いた。
個性的な家が並んでいる。
庭がやたら広い。
アメリカの大都市郊外の家並みとは異なる。
庭でくつろく人の姿も確認できた。

この地域に提供されている衛星写真データは
かなり高精細のような気がする。

さらに進む。
ドイツの市民農園「クラインガルデン」を確認できた。
それぞれの区画に小屋が用意されている。
畑の耕作状態などもわかる。

GoogleEarthは、
小中学生の社会科、
「都市の形成」の勉強などにも使えるね。

町並みの様子は、「地球と遊ぶ」で紹介予定。

6月18日(日曜日)
●ドロー
日本選手は健闘したが、
ゴール前でいくつかのチャンスを逃しておりましたね。
残すブラジル戦で勝てばいいのさ。

●イコライザー
Winamp5.2のデザインは秀逸ね。
日本語化キットをかませば、
曲名など2バイト文字の表示も問題ない。

いつもは隠れているイコライザーを表示させる。
このメカニックな顔つきには
惚れ惚れしますね。

ボーカル領域を上げるとその効果はてきめん。
マリア・クレウーザの艶っぽい声が
さらに浮き立ってきます。

今はアンプ内蔵の小型スピーカーで聞いているけど
オーディオ用のアンプをつないでみたくなりますね。

●クロアチア戦
つい先程はじまった。
すごいね〜
何が?
民放ラジオ局TBS、文化、ニッポンのキー局は
同じ放送をやっている。
テレビ東京みたいに
わが道をゆく、という番組編成はできないのかね。
全国民、サッカーファンというわけでもないのだから。

しかし、熱狂ぶり、ヒートアップはオリンピック以上。
1つのスポーツに世界中が集約されるのだから無理もないか。

日本も果敢にミドルシュートを放つがゴールならず。
日本選手は前回の豪州戦と異なりファイト、
だが、宮本がラフプレーで、イエローカード。
その上、相手にPK。
川口の好プレイで助かった。

薄氷を踏むような展開で、心臓に悪い。

もし、負けでもしたら
W杯のために大型液晶テレビを購入して
観戦している連中は、がっくりね。

●音楽
今の若者と違い
「いつも身近に音楽を…」という世代ではない。
携帯音楽プレーヤーより
ラジオで情報を得ていたいほうだ。

とはいえ、昔、買ったCDを聞きたくなるときもある。
一時期、
ブラジルの歌姫「マリア・クレウーザ」を買い続けたことがあった。

これまた昔、
パイオニア、サンスイ、ソニーの
オーディオの仕事をしていたとき、
それなりのコンポを持っていたのだが、
こちらに越してくるとき
LPレコードも含めすべて捨ててきた。
Kenwoodの小さなパワーアンプ、
JBLとサンスイの小型スピーカーだけ持ってきた。
CDはパソコンで聴いていた。

MediaPlayerやiTuneを用いたこともあったが、
デザインが音楽を聴く雰囲気ではなかったので
いつの間にか中断していた。

最近、Winampというソフトをダウンロードした。
これがよくできている。
アンプ、イコライザーなどの
フロントデザインは昔のコンポ風。
縦にも横にもできる。
音響計器のようなスキンもある。
デスクトップに置いておくだけで楽しい。

こんな雨の日は
ふたたび、聴きたくなってきましたね。


ラジオ局も豊富に用意されている。
Winampのデフォルトスキンにするとわかりやすい。
ウィンドウが次々に開くので、大きなディスプレイでないと
窮屈に感じる。

いま、陽気な「サルサ」がカリブの風を運んでいる。

●悲鳴
生徒さんからの電話が鳴った。
「うちのパソコンがおかしくなった」という。
症状を聞くと
「壁紙がとれなくなった」という。
簡単なことだと思ったのだが、
先方はかなりパソコンに明るい。
おっかし〜な〜、と思い、いくつかの対応策を考えた。

わが教室はレスキューもやっている。
で、訪問してディスプレイを拝見。

すると、拡大された、つたないドット絵が貼りついている。
再起動をして症状を見る。

XPを読み込み、
Windows画面に変わるとこの絵が現われる。

初級的な方法、
デスクトップのプロパティで、
デスクトップの
[背景」を選び、再起動。
まるで受けつけない。

次。
ビットマップデータではなさそうなので、
「スタートアップ」ホルダを確認したが、カラ。

次。
「ファイル名を指定して実行」からmsconfigで
常駐ソフトを確認したが該当するような
プログラムは見つからない。


「アプリケーションの追加と削除」で
確認したが、それらしいものはなかった。

次。
「システムの復元」をやってみたが、
指定した日に戻らない。

ことによったら
ウイルスかスパイウエアの仕業ではないか。

次、フリーソフトをダウンロードして
チェックしたが、それにも引っかからなかった。

時間がきたので、不本意ながら帰宅。

残りは
「システム」ファイルと「プログラム」ファイルから
怪しいexe、comファイルを探し出して
削除するという作業だ。

これでだめならOSの再インストール、ということになる。

どなたか、対応策を知りませんか?

●光
NTTの自信に満ちあふれた広告ね。
「O.K?」と言われても
当方「NO」と言わなくてはいけない。
悔しさが残りますね。

技術革新の流れから取り残され
インフラ整備の「蚊帳の外」、という悲哀さえ
感じてしまうよ。

もちろん、インターネット接続はできますよ。
ダイヤルアップじゃないよ、ADSLだよ。
しかし、流れは今や光ファイバー。

わが町にも「光」はやってきてはいるが
まだ、限られた地域のみ。
駅周辺や団地といった
人口密集地域まで。

緑の中でゆったり暮らす
つまり、人の少ない場所は未開通。
これが、首都35k圏の実情なのだ。
こういうとき、田舎は悲しいね〜〜。

●野菜ジュース
野菜の種類が豊富に出回る時期である。
近所の野菜直売所「結」は
地元産の作物を購入する人たちで賑わっている。

わが家の場合、近いので
買い置きすることなく
必要な分量を購入するようにしている。

元来、サラダはそんな好きではない。
しかし、この歳になるとそんなことは言ってられない。
血液のためにも、ある程度の分量を摂取せにゃあかん。

なにも、長生きしたいためではない。
病気で寝込まないための予防である。

で、「飲めばいい」ということに気づき
野菜ジュースを作ることにした。

ミキサーはあるのだが、
ジューサーなどとうの昔に廃棄してしまった。
小松菜、セロリ、ほうれん草、パセリなどを
ジュースにすると、
ミキサーでは繊維まで飲むか
沈殿するのを待って、上澄みをのまにゃいけない。

ジューサーを購入することにした。
手頃なサイズのジューサーがなく
買ってきたのはジューサー・ミキサーだった。

さっそく作ってみた。
昔のものと異なり
フィルターがナイロンメッシュではなく
穴の形状が異なるシェーバーのようだった。

作ってはみたものの
フィルターの掃除が面倒だった。

2回目はミキサーを使ってみた。
従来のものと異なり
「ファイバーフィルター」という
筒状の金属フィルターがついていた。

小松菜、セロリ、牛乳、蜂蜜を
筒状の部分に入れて回転させた。

青汁だから、すごい味がするのだが
一気に嚥下すればいいのだ。

細かい目が均一なフィルターの掃除は簡単だった。

以来、朝のジュースはミキサーでやることになった。
そんなことなら、
ファイバーフィルター付のジューサーでよかったのだ。

商品研究を怠ると
使わないものまで買うこととになってしまう。
場所はくうし、無駄。
反省。

6月17日(土曜日)
●原因判明
先日、ノートPCのOSがやられ、再インストールした。
XPのSP1だったので、SP2にしたり
各種ソフトをインストールして、
ほぼ元の環境にするのに2日かかった。

ところが、画面の書き換えが超スローになってしまった。
ウインドウを移動するにも、
ゆらゆらとかげろうのように残像が現われる。
これじゃ〜、使い物にならんぜよ!
原因がわからなかった。

ことによったら、
HDのフォーマットをかけなおすとき、
クイックフォーマットでやってしまった。
これが原因ではなかったか、と思っていた。

XPを上書きしようかと思い
システムディスクを入れるが
SP1なので、SP2にしたノートPCでは受け付けなかった。

Vista発売までこの超スローで我慢するか、
SP1を入れなおし、また2日かけて環境構築するか。

迷ったまま日々が経過していた。
ひょんなことから
デバイスドライバ一覧を見た。

ぬわんと、ビデオアクセラレータが破損していた。
これが原因だったのだ。

削除して、再起動。
PCはアクセラレータのインストールを要求する。
ドライバー・リカバリディスクを挿入し自動検索。

コピーが終り、再起動。
やったぜ!
ノートPCは往年のスピードを取り戻した。

XP-SP1の再インストールをやらなくてよかった。

6月16日(金曜日)
●犬も歩けば
「棒」にあたる。
人間の場合。
「町を歩けば小ネタにあたる」

レジーナフェンス脇が舗装された際、
センターラインが作られた。
道幅のワリには太すぎる。
一般の人間には分離帯と映る。

しかし、それを設計した人の思いは違っていた。
ぬわんと、「わだち(轍)」をイメージしていたのだ。
新しい村のWebサイトにも、
そのように説明されている。
田舎の情景にふさわしい、とでも思ったのだろう。

「わだち」とは、
野良道などで、同じ場所を作業用の車(昔はリヤカーね)が
通ってできる、車輪のあと。
雑草の生えない場所だ。
そして、車輪と車輪の間には、雑草が生えた
細長い部分が出来上がる、という寸法ね。

舗装道路を轍に見立てたのが間違いのもとだった。
ごていねに、芝生が植えられた。
開通当時は、美しかったが…

本来、往来する車は、
その緑の部分を「またいで」通らなくてはいけない。
ところが、設計者の思い通りにはゆかなかった。

全てのドライバーは「分離帯」と思っている。
道が狭いのに、なんでこんなもん作るんだ。
白線を引いとけば、もっとゆったり通れるものを、と
不評である。

そして、芝生部分に車輪を乗り上げるものだから、
哀れ、芝生はご臨終。

これはいかんと、やっと気がついた。
そして、「分離帯」左右にセメントを埋め込んで
やや狭くするという、修正工事を行った。

しかし、事態は変わらなかった。
今では、コンクリートもぼこぼこ。
今日みたいな昨夜から雨の朝は
あちこちに水溜りができている。

本質を忘れて、「かっこ」だけつけようとすると、
このような過ちを犯すことになる、
という、身近なサンプルね。


雨の中、ジョンの散歩に出た。
履物が汚れるので、舗装道路のコースを歩いていた。
問題の、レジーナ脇の「轍」道を歩いていた。

小生、右側を歩いていた。
向こうから「軽」がやってきた。
周囲に車はいない。
人間があるいているのだから、
当然車がよけて、
ということは、分離帯側を走って通り過ぎるもの、と
思っていた。

ところが、その車は
「ここは車道だから、人間が除けろ」とばかり
車線を変更しないで、小生の前で止まった。

しかたなく、舗装脇の、雨水で汚れたドロの道に退避した。
意地の悪い車だな、と思いつつ見やると
「新しい村」育苗施設のものだった。
そして、ドライバーの顔を見た。

小太り、丸顔。
あれは、たぶん責任者だ。

以前、町有地とわが家の土地の間に
無断でロープが張られたことがあった。

こういう場合は、両者立会いで行うのが
一般的なルールである。
町に抗議した。
謝罪にやってきた男性が、
雨の朝、周囲に車がいないのに
人間を脇に寄せた、あのドライバーだった。

彼も、あの分離帯が「轍」であることを
認識していなかった。

それに、ああいう状況なら
車がよけるのが当然だろう。
横柄というか、思いやりのなさ、を
朝から感じてしまったね。

●3D画像
GoogleEatrhで高層ビル群を見る。
真俯瞰だと、その凹凸が判別しにくい。
画面を斜めにして奥行きをつけると
やや改善されるものの、
水平状態にすると、高層ビルは扁平になり
爆撃を受けた焼け野原のようになってしまう。

ところが、3D画像を選ぶと、
モックアップのようなビル群に変わる。
建物の高さが忠実に再現され
その町は、一気に摩天楼になる。
※画像はシカゴのダウンタウン

今のところ、これが適用されるのは
北米の大都会に限られる。
新宿の高層ビル群を3D画面にしても
効果は現れないよ〜〜。

6月15日(木曜日)
●マイアミビーチ
先日NHK放送から「マイアミビーチルンバ」が流れてきた。
ダンス曲の定番にして、
ラテンミュージック演奏・入門曲の定番である。

ザビア・クガートが1930年代に作曲した
ふる〜〜〜い曲だ。
日本では1960年代に民放から頻繁に流れていた
ような気がする。
何の思い出もないのだが
曲が流れれば口笛で合わせられる。
それほど、耳になじんでしまっている。

ノリはいいのだがなんとなく
哀愁を帯びているような感じがする。
NHKから流れた曲には
女声の歌がついていた。
私がパソコンに仕込んで
MediaPlayerで聞くのはインストルメンタル。
女声ありの曲は
何を歌っているのかわからないが
切なげであった。

舞台のマイアミビーチはフロリダ半島の避暑地。
底抜けに明るそうなのだが
なぜか、哀愁なのね。


地図でしか知らないフロリダ半島とマイアミ。
普通の地図の縮尺では、
マイアミに「湾」があることなどわかりはしない。
私もながいこと、
ハワイのワイキキのように
市街と海岸が続いているのだと思っていた。

ところが、GoogleEarthで、ぐんぐん寄ってみたら
湾をはさんで、マイアミ市とマイアミビーチ市と行政区が異なる、
ということも初めて知った次第ね。

湾の名前を「ビスケーン湾」という。
この湾には、明らかに人工島と思われる場所がいくつもある。
ゴルフコースもある人工島もある。

そこに住む人たちは、超リッチマン、ということだ。
アメリカの俳優、政治家、企業のえらいさん、
キューバや南米の富豪だそうだ。

かつて、キューバ革命が勃発した折り、
共産主義を嫌う実業家たちが
マイアミに大勢亡命した。

マイアミビーチ市は人口約9万人。
なんと、日本の藤沢市と友好都市だ。
そして、江ノ島の片瀬海岸を
「東洋のマイアミ」と名付けている。

ちょっと、ず〜ず〜し〜んじゃないかな。
本家マイアミビーチは、海岸線が長く、
大西洋に面した海はあくまで澄んでいる。
そして、海岸線に沿った通りには
高級リゾートホテルが林立しております。

そこへいくと、「東洋のマイアミ」は
海岸線が短く、海水はきたない。
季節になると、庶民が集まり
芋の子を洗うような混雑ぶり。
海岸線に沿った通りには
おしゃれな店はあるけど、
相変わらずの「よしずっぱり」も残存。
プール付の高級・高層リゾートホテルなんて影も形もない。
よくも、まあ、恥ずかしげもなく名付けたもんだ。

そんなわけで(どんなわけ?)
認識を新たにした、マイアミビーチを
地球と遊ぶ」に掲載しました。

●景観保全
日本橋の上をまたぐ首都高。
以前、小泉首相が「景観を損なう」と発言した。
日本の道路の基点がこんなありさまでは…というのだ。

その後、どうなっちゃったのかな〜〜と思っていた。

さすが、首相の発言は重い。
ちゃんと生きていた。
あの首都高を埋設するらしいのだ。
現在、きったない川が流れているのだが
これをさらって、高速道路化するのか?
その下に作るのか?

その昔。
東京オリンピックを控えて
運河の町、東京は、中心部のほとんどの水路が
高速道路になってしまった。
手っ取り早い方法なのだが、
風情のない町になった。

日本橋の上を通る高速道路がなくなって
下を流れるのが水ではなく車では
やはり景観が損なわれる。

建設費用は4〜5千億というが、
資金はどのように捻出するのだろうか。
国、東京都、周囲の企業などかな。

ともあれ、何年か後には
日の当る日本橋が出現するわけだ。


わが町の事情はどうか?
景観とは、違うのだが。
もっと切実な問題だ。
小さな町を、鉄道が東西を分断している。
日光線と伊勢崎線が分岐するので
レールの数が多い。

駅の両サイドと春日部側の3か所の踏切が
朝夕のラッシュ時に閉まると10分そのまま、
などということはざらだ。

線路の上に橋を渡すことも、
線路の下に道を作ることも
道が狭い、住居が迫っているなどの
状況から無理なのだ。

人々は、あきらめきって
黙々と電車が通り過ぎるのを待っている。

鉄道マニアにはいいだろな。
待っている間に
スペーシア、両毛、快速、準急、区間急行、区間準急、鈍行
日比谷線、日光線、伊勢崎線…
東武の車両すべてを見ることができるのだから。

首相の鶴の一声が期待できない町はどうしたらいいの?
以前、この地域を地盤とする国政議員が
交通渋滞の解消を公約に立候補した。
当選したのだが、
一向に改善される気配がない。
得票のための約束事など、
とうに忘れているのかも知れん。

まるで別の場所に隣町との往来を円滑にする
跨線道路計画があったのよ〜。
1市3町の合併が実現していれば、
合併特例債で建設が進められていたと思うのだが、
「借金」を嫌う人々が多くて、合併頓挫。
計画も棚上げ。
人々は、相変わらず「不便」を「宿命」と考え
黙々としている。

今どき、無借金経営など夢のまた夢。
超優良大企業をかかえる自治体を除いては
どこも借金を抱えている。
企業だって借金を恐れていては
発展の機会を失う。
人と物の流れをスムーズにする道路は
町の発展に不可欠な要素だ。

幹線道路を持たないわが町は「鎖国状態」。

町中には小じゃれたレストランがないから
ちょっと食事を、というときも
4号線、さいたま栗橋線、16号線まで行かねばならない。
あるいは春日部まで出なくはいかん。
とにかく不便な町なのだよ。

●ニュルンベルグ
18日、日本vsクロアチア戦が行われる町。
古都だそうで、旧市街は城壁がめぐらされている。

日本人には、ここで第二次世界大戦の
裁判が行われたことで知られる。
旧ナチ要人が
ニュルンベルグ裁判で連合国に裁かれた。
ヘルマン・ゲーリングは死刑を宣告され、
刑が執行される前に、青酸カプセルを口中で砕いて自殺した。
亡骸は焼却され、刑務所脇の溝に捨てられた、とも。



※ドイツのWebサイトからの周辺地図

サッカーの会場
「フランケン・シュタデオン」(Franken Stadion)は
中心部の南西にある。
周辺には大きな駐車場があるのかと思ったら、
なんと住宅街だった。
深い緑の中に整然と配置されている。

この画像はGoogleEarth Ver4で得た。
GoogleMapでスタジアムを確認したあと
GoogleEarhで再表示したもの。
この2つは同じ画像データを用いているのだが、
GoogleMapの「ほうがワイドに表示できる。

肝心の試合だが、「恐いもの見たさ」で観戦しようかな。

●いちょう

種から芽を出した公孫樹が順調に生育している。
「盆栽」にしたいと思い
心得のある方にコツを聞いた。
鉢に植えて通常通りに水をあげるとどんどん大きくなってしまう。
「生かさず殺さず」の水加減なのだそうだ。
コケを植え、その乾燥具合で
水のやりどきを決めるのだそうだ。

●きゅうり

ゴールデンウィークに苗を植えたキュウリが
採れ始めた。
日照時間が少ないので
何となくひよわなつるを伸ばしている。

6月14日(水曜日)
●キノコ畑
花水木の下にキノコが生え出した。
木陰でいつも湿り気を帯びているので
発生条件が整ったのかもしれない。

見るからに毒、と思える、頭が赤いもの。
シメジのようなもの。
お菓子の「キノコの山」のようなもの。
帽子のデザインの優れたもの。
4種類が、梅雨の晴れ間に出揃った。

●イケ面軍団
イル・デーボ、じゃなかった
イル・ディーヴォ、というコーラスグループ。
ヨーロッパのおばさんたちが熱狂中。
ところが、日本のおばさんたちにも飛び火。
イギリス公演にわざわざ観戦ツアー。
韓流の比ではない。

4人の男性はマチュアである。
SMAPのようながきっぽさがない。
スポーツ選手のような体躯。
スペイン語をしゃべるのもいれば英語もいる。

ポップ・クラシックというジャンルを歌うらしい。
往年のフンパーディンクや
フリオ・イグレシアスのように歌がうまい。
SMAPのように下手じゃない。
マチュアな女性のおめがねにかなう、のである。
来年、日本公演があるという。

甘いマスクと歌上手で
老若大和撫子の心を奪うんだろうな。

W杯の開会式で歌っていた4人組が
彼らだったのね。

●暗雲
まるで日本の天気のようだ。
ブラジル対クロアチアは1:0でブラジル勝利。
優勝候補の一角、ブラジル相手に
1点でしのいだもんだ、クロアチアは。
今度は、日本対クロアチア。

暑さのための体力消耗で日本は総崩れ。
悪夢の後半、最後の5分間。
こういう「もろさ」をかかえたまま、臨む。
クロアチアの主将は日豪戦を見て
「日本なんてぜ〜んぜん恐くない」と言ってるぜ。

当然、日本はドイツの気候を研究して臨んだんだろね。
体力の消耗をどう防ぐか、最小限にするか。
あの試合を見る限り、
みんな疲れきった犬のようだった。

豪の監督と違い、日本の監督には
先取した1点を、後半どのように展開していくのか
思想が見られなかった、とも評されている。

守りに入るのか、攻撃型でよりポイントゲットを狙うのか。
最後に投入された大黒は可哀相なもんだった。
歩数にして何歩かな?
出たと思ったら、あっという間に試合が終わったもんね。

野球でいえば、
勘で勝負する天才型の長嶋野球。
データで勝負する野村野球。
ヒディングは野村タイプで
ジーコは、自分も往年の名選手であるからして、長島型。
今の日本チームには、どちらが必要かね?

ヒディング監督は、次はロシア監督に。
ロシアは大喜びしているそうじゃないの。


韓国でも日豪戦の視聴率は高かったらしい。
日本のそれよりも。
前韓国チーム監督、ヒディングに率いられた豪州が
にっくき日本相手にどんな戦いをするのか?
日本がつぶれれば、後々韓国に有利に働くしね。

その結果、日本はヒディングマジックに完敗。
師匠の読みの確かさに酔いしれた。
師匠は、韓国のためにも日本に勝つ、
なんて嬉しいこと言ってくれていた。
そして、韓国は勝利。
帆に風をはらんで、次の試合に臨む。

日本は、個人的には力量のある、と思われる
選手を揃えながら、
チームという団体行動になると精細を欠いた。
かといって、ブラジルほど
個人能力は高くない。

豹やチータは1匹で獲物を狙うが、
コヨーテ、狼、ジャッカルなど
個の力が弱い動物は群れで狩りをする。
ブラジルと日本の違いもここにあるんじゃないの?

●ミス・ジャッジ
昨日の日豪戦。
中村が1点先取した。
主審のエジプト人が
「あれはミス・ジャッジだった」と述べた。
そして、豪の主将に
「あの1点のために豪が負けることがなくてよかった」
などと話していたことも判明。

確かに、豪のキーパーに突進をかました。
ヘディングならともかく、
映像で見ると、体当たりであることがわかる。
「神風特攻」だね。

それにしても、よく言うぜ。
エジプシャンが。


韓国が勝った。
困ったね。
ますます鼻息が荒くなる。
「弱い日本なにするものぞ。竹島はおいらのもんだ」と。

●16年前

昔、住んでいた横浜のマンション。
鶴見川のほとり。
目の前はJR横浜線「鴨居駅」。
左側の川をまたぐ橋は当時はなかった。

この画像は、冬枯れの時期のようだ。
向こう岸の土手はサイクリングロード。
片道45分かけて上流の終点までよく走っていた。

当時はタイヤの細いロードレーサー。
終点は「鉄町(くろがねまち)」。
その昔、佐藤春夫が
「田園の憂鬱」を書いた場所だ。
酒屋があって、
そこの前のベンチでビールを飲んで帰ったものだ。
高台には、名門「桐蔭学園」の校舎が周囲を睥睨している。
横浜といえども
緑が多く、豚舎もあったりする田舎だった。

●うひゃ〜!
す、すげ〜!!
GoogleEarthがバージョンアップして
Ver4β版を公表した。
早速DL。
わが町を上空から見る。
Ver3では低解像度画面だったのが、
高解像度になっておりましたよ!
わが家至近の東武動物公園「レジーナ」を
300m上空から見る。
うねうねとした、
まるで昨日遭遇した蛇のように見える。

少し下がると、わが家の上空。
見えますね。雑木林の中の家が。

関宿城や江戸川閘門もくっきり。
一部の地域は
さらに解像度が上がって、
人物なども見える、ということだ。

一時期よりテンションが下がっていた
「地球散歩」にもまた熱が入りそう。


フロリダ半島のマイアミビーチに飛んだ。
150m上空からのビュー。

左側がホテル。プールが見える。
右側が海岸。
ビーチパラソルが確認できた。
人の姿はわからない。
これで、ビキニ姿のね〜ちゃんが見えたら
すごいのだろうが…

偵察衛星は
リアルタイムでもっと寄った画像を
送ってくるのだろうね。
映画「エネミーライン」のような。

6月13日(火曜日)
●元気な蛇
先日は、瀕死の子供の蛇に遭遇。

本日は12時30分頃。
「農の道」はブルーベリー畑の前。
チャリの前を40〜50cmの蛇が横切った。
体をうねうねさせながら、かなり速い。
チャリを飛び降り、蛇を追う。

一瞬、かま首を持ち上げこちらを見た。
こげ茶色に黒っぽい縞。
皮膚はつやつやとひかっていた。
元気盛りの若蛇だろう。
奴は、水路目がけて立ち去り
水の中に飛び込んだ。
腰にぶら下げたカメラを出してさらに追う。

水の流れに沿って泳ぐスピードをあげた。
ズーム付のカメラでないことをくやんだ。
なるべく蛇に近づかないと存在が確認できない。

奴は、逆戻りして
水際に下りる階段に上陸。
ちょっと睨み合いが続いた。
そして、石垣の隅間に
うねうねと姿を消した。

この間、3分くらいだったろうか。

実は、瀕死の子蛇を見た翌々日、
同じ場所に近いところで
30cmくらいいのと遭遇していた。

いよいよ、蛇の季節になった。

ジョンの散歩のときは
排泄物処理用の小さなシャベルを持ち歩いている。
昨年までは、
蛇を見ると、そのシャベルで首をはねていたのだ。
私の反応は素早く、ほとんどサドンデス状態だった。
が、今年から宗旨替え。
見逃してやることにした。

仏心が出てくると
先が長くない、のかもね。

6月12日(月曜日)
●悲鳴
日本負けた。

前半、中村が先取点をあげたが
ゴール前で最初はヘディングを狙っていた高原が、
作戦変更。
キーパーを突き飛ばしておりましたね。
よ〜やった。

川口、度重なる危機をよく切り抜けていたが
最後に力尽きた。
最後の3分
解説者は「まだ、チャンスありますよ」と
言っていたが、
結局オーストラリアに2点入れる
チャンスを与えた、というおそまつ。

川口のキックは弾道が高すぎた。
オーストラリアにかなり取られていたもんね。
相手の身長が高いのだから
ライナー性か近場の選手に渡せばよかったのに。

日本はイエローカードを3枚くらったが
オーストラリアの露骨な動きを
だいぶ見逃していたね〜。

主審はエジプト人。
ODAの援助金を引き上げるぞ!

●値上げ
来月からタバコの値段が上がる。
私の銘柄セブンスターは
280円が300円に。

ひどいもんだ。
税収を増やすためにビール、タバコが
ターゲットになっている。

タバコの容器には
「健康を害します」とでかでか書かれている。
肺がん、脳血栓などの原因となると
知りつつ、体内に煙を流し込む。

喫煙地域も次第に少なくなってきた。
新幹線内も全面禁煙になる。

罹病の危険を犯してスパスパ。
肩身の狭い思いをしながらスパスパ。
値上げをものともせずスパスパ。

かなり勇気のいる行為だね。

●W杯
観客は華やか
選手は国を背負っての試合だから
いきおい激しさを増す。

普段はメジャーリーグを好んで見ているが
このときばかりはサッカーね。
だが、時差の関係で夜遅くに放映されるのが…

1時に床に入りTVをつけ
1時間でオートシャット設定する。
ところが、30分くらい経過すると眠くなってしまう。

メキシコvsイラン
解説によるとイランは大型チームで
メキシコは身長差で負ける。
だが、先取点はメキシコ
その後イランが1点。
後半、メキシコが2点入れたようだ。
(その時はもう寝ていた)

今夜は日本vsオーストラリア。
体格ではオーストラリアが優位だが、
メキシコの例もある。
なにがなんでも初戦を勝利で飾っていただきたいね。

●遠い記憶
昨夜23:10。NHKラジオ「日曜名作座」を聞いていた。
森重久弥と加藤道子が何人もの登場人物を
演じ分ける、絶妙のドラマ。
あるときは風呂に浸かりながら聞いたこともある。

昨夜は内海隆一郎作「湖畔亭」。
山陰の温泉地の宿にふらりとやってきた老人の話し。

風呂の温度がいつもと違うので
女将に釜たきが違ったのか不在なのでは、と訊ねた。
女将は図星の指摘にびっくりすろ。
担当の老人が病気で休んでいたのだった。
もし、よかったら私を使ってくれないか、と頼み込む。

通りすがりで素性のわからない人間を
簡単に雇うわけにはゆかない。
当惑している女将に
身分証明代わりに、預金通帳と印鑑を差し出す。
開けてみるとセロが7つついた金額が記入されていた。
金に困っている人ではなかったし、
大金を預けたことで、
老人はその旅館の釜たきに短期就職をする。

確かな腕と人当たりのよさで
旅館に出入りする人たちからも
慕われるようになる。

料理、器にも一家言をもつ老人だった。

温泉旅館対抗の料理の腕を競う大会が開催されることになり
雇い主の湖畔亭から相談を受ける。
的確な意見で、その料理は栄誉に輝くのだが…

女将は、預金通帳の照会を行っていた。
すると、7桁のゼロの金はすべて引き出され
通帳は取引停止になっていた。
女将は老人に対し不穏なものを感じていた。

通帳の顛末と、老人の素性が明らかになるのだが、
真実がわかってしまうと、
老人はそこを辞する手はずを整えていた。

で、料理が最高の栄誉に浴したことも知らず
その老人はいなくなっていた。

というような話なのだが、
善意の人の集まりで
聞いていると心がなごんでくるドラマなのだ。


作者の内海氏については少し知っていた。
私が大学3、4年時にある出版社でアルバイトをしていた。
その社の女性週刊誌の「特派記者」という
肩書きのついた名刺を作ってもらっていた。

いわゆる取材記者ね。
デスクからの指示でインタビューする。

ある時、当時の首相令嬢が結婚するというニュースが入り、
首相宅の勝手口に張り込んだことがある
日比谷花壇から花束が届けられた。
すかさず、車から飛び出し、誰からの贈り物かを
尋ねたりしたこともあった。

かなり面白い仕事だった。
給料が週給というのもよかった。

その出版社に若き日の内海隆一郎氏がいたのだ。
髪が長く、色の白いふっくらとした顔立ちの
温厚そうな人だった。
彼が、私と同じ大学、同じ学部の先輩だということも知っていた。

同じ時期にバイトをしていた同じゼミの女性がいた。
彼女は卒業と同時にその出版社に就職した。
私もそこに入社できたのだが、広告代理店に就職した。

内海氏は出版社に勤めるかたわら
小説を書いていたのだった。

だいぶたってから、そこに就職した女性から
内海氏が会社を辞めて小説家になったことを聞いた。

プロフィールを調べると
出版社勤務時代に執筆した『雪洞にて』(69年)で文学界新人賞を受賞。
翌70年の『蟹の町』が芥川賞候補となる。
十数年のブランクを経て、作家活動に専念するようになり、
平凡な人々の日常を題材とした「ハートウォーミング」という分野を確立して、
4度に亘って直木賞候補となる。
と、あった。

顔写真が掲載されていた。
ふっくらしたところは昔のままだが
昔、ふさふさした毛髪がだいぶ後退していた。

氏自らWebサイトを作成していた。
内海隆一郎の本棚

かなりの作品を発表している。
今度ゆっくり拝読します。

6月11日(日曜日)
●かめ
1昨日梅雨入り。昨日、晴。
本日、梅雨に戻る。
雨の中、ジョンの散歩。
「新しい村・育苗施設」前を通過中。
道の真ん中に、石のようなものを発見。
盛り上がり具合から、瞬時に「カメ」と認識。

昔のジョンなら
すぐに興味を示すのだが
老齢につき視界に入らなかった。

カメは危険を察知して
手足を硬い甲羅の中に引っ込めていた。
車の往来も多い。
これだけの大きさなら
車もよけて通るだろうが
ドジが乗り上げる恐れもある。

事故を避けるために
手近な水路まで避難させた。

水の中に入ったカメは
恐る恐る頭を出した。
様子をうかがい
大きな動物が見ていると気づくと
また首を引っ込めてしまった。

動物公園から逃亡してきたのだろうか?
それとも水田で生まれ育ったのか。

3〜4年前の夏の朝。
同じような大きさのカメが
道をよぎっているのを見たことがある。
そのときは、かんかん照りの中、
水を求めて
カメにしてはかなりのスピードで
水路に飛び込んだ。

今朝のカメは
降りしきる雨の中
優雅に散歩と洒落込んでいたのかも知れない。
子供に見つからなくてよかった。

6月10日(土曜日)
●W杯開催
これから1ヶ月。
熱い闘いが続く。

ミュンヘンスタジアム。
その昔、ミュンヘンオリンピックでイスラエルの
オリンピック選手が
パレスチナゲリラに殺戮に遭った場所。



観客の派手な仮装が目立つ。
試合前のセレモニーは
男性4、女性1のグループの歌。
ステージはあっという間に片付けられ
ドイツ対コスタリカ戦。
日本時間では夜中の1時にキックオフ。



始終主導権を握ったドイツ。
コスタリカも間隙をぬって決める。
ドイツの勝利を確信して
途中で寝てしまった。

結果は4:2でドイツ。
コスタリカも健闘した。

7時にWeb新聞で確認したが
AsahiのW杯の「紙面づくり」は相当
リキが入っております。
Flashを使っているのだろうが、
現場の技術者は徹夜で作成したんだろうな。
Yomiuriもぐあんばっておりますが、
Asahiにゃ負けた。

6月9日(金曜日)
●梅雨入り
朝から厚い雲がかかり
雨が降ったり止んだり。
時おり強い横殴りに変わる。

関東甲信越地方が「梅雨入り」をした。
昨年より1日早く、例年より1日遅い、という
来月下旬までじとじとが続くのかと思うと
大いにうんざり。

ジョンの餌の容器に「なめくじ」が入り込んでいた。

●MacとWin
MacがWinと同じインテル製CPUを搭載した
機種を発売して半年が経過した。
売れ行きはどうなのだろうか?
その後
Mac上でWinを動かせる、という
アナウンスがあったときは、
買っちゃおうか、と思ったものだ。

現在、アップルから無償公開されている
「ブート・キャンプ」β版というソフトを使えば
「夢の環境」が実現するのだ。

Macでデザインをやっている人が
Excelで帳簿をつけようとすると
Mac版Officeを購入しなくてはいけない。
これが結構高価である。

ところが、Win環境を作成し
比較的安いWin用OfficePersonalを
インストールすれば帳簿付け、文書作成が
できちゃうのだね。

一見、お得で便利。

ところが、WinのOS、XP-Home27000円
Proなら3800円程度。
OfficePersonalが35000円くらいなのかな。

Mac内にWin環境を作ろうと思うと
安く見積もっても62000円程度かかってしまう。
であれば、Officeがインストールされた
中古WinNoteを買ったほうがいいかも知れない、となる。

しかも、MacOSXとWinXPを同居させても、
電源を入れ、どちらかを選ばなくてはいけない。
MacOSでデザイン作業しながら
ちょっとWinを呼び出し、Excelで交通費精算をやろう、
ということはできない。
いったん、MacOSを終わらせ、
改めてWinを呼び出さなくてはいけないのだ。

これじゃ、便利さも半減、どころでなない。
はっきり言って不便。

Macの隣にWinNoteを置くほうが
はるかに快適だ。


だいぶ前にMacからWinに鞍替えした身としては
WinマシンでMac環境をエミュレーションできたほうが
よっぽどいい、と思うようになりましたね。

使いにくさが明らかになるにつれ
Appleが思うほど、需要は伸びない、と断言できますよ。

6月8日(木曜日)
●悪知恵
北朝鮮も村上ファンドの村上同様
油断ならん、と思っていたが、
拉致に関する、今回の対応で
狡猾さがまた顔を出した。

「横田めぐみ」さんの夫の可能性が高いとされる
金英男(キム・ヨンナム)さん。

その家族と横田さんが日本で面会した。
「お互いにがんばりましょう」と
日韓の拉致被害者同士が握手した。
(ぎくしゃくした場面もあったけど)

日韓共闘されては都合が悪い北朝は、
分断作戦に出た。

韓国被害者の親を北朝に招き
息子と面会させる、というのだ。

小躍りした韓国被害者側は
日本との約束を反故にして会いに行く、ことになった。
抜け駆け、である。

「やれやれ、いちじはどうなることかと思ったが
こっちの思惑通り運ぶな」、と
北の「にんまり顔」が浮かぶ。

横田夫妻は、北への訪問を拒否している。
北は金英男さんを拉致被害者と認定していないのだが、
「ウチにいるから会いに来なさい」と
悪魔の手招きをする。
おかしいじゃないの、いないはずの人間がいるなんて。

このあたりからして「くさい」行動なのだが、
北にいい顔をしている現政権は
落とし穴に気づかない。
あるいは、気づかないフリをしている。

領土・拉致…どれもこれも
相手が日本だと、条件反射的に「抵抗」するのだ。

●油断ならん男
ライブドアが完全にハメられていた。
村上は自分の利益のために
親友ズラをして「ほりえもん」に近づき
「うまい話がある」とささやいた。

「ITと通信の融合」という野望を抱いていた、
あるいは、村上から吹き込まれた
ほりえもんのハートに火がついた。

ほくそえんだのは村上だ。
「時間外取り引き」という盲点を
教授したのも村上だというじゃないの。

こういう男が跋扈するというのだから
世も末ですな。

文春が名付けた
「日本一の嫌われ者」
ほんまに。

●自供
秋田・小学生殺人事件の容疑者
畠山鈴香が殺人を供述しはじめた。
これまで、死体遺棄は認めたものの
肝心な部分になると、のらりくらりと
手こずらせていた。

が、ついに、
自宅に誘い込み殺害した、と。
当初、共犯者をにおわせる供述をしていたが
殺害・遺棄ともに単独だった。

下校途中、1軒先のおばちゃんが呼び止める。
少年はなんの警戒心も抱かず家に入る。
その後、絞殺された。
少年は「なんでボクが?」と
思考を巡らせるひまもなかったろう。

卑劣な犯行だ。

こういうことをやっておきながら、
平然と、マスコミのインタビューに応じていた。
普通の人間なら、どこかでボロを出すのだろうが、
この「名演技」に当初は騙された。

この女、口のかたちに特徴がある。
上唇がめくれあがり、そこからうさぎのように
2本の歯が見えている。
「下品(げぼん)」の相である、と小生、
勝手に名付けた。
(人相学的にはどうなのか、はわからん)


週刊誌がお得意の、「ほじくり取材」をやっている。
ライバル誌「新潮・文春」はどうか。
新潮は、犯人を360度取材。
その中で、男の好みについて触れていた。
「ウブな年下男が好き」
一方、文春は犯人の、女の側面を追っている。
「鈴香、妖気と男」

犯人は、経済的に逼迫していた。
生活保護を受けながら
最近は仕事もしていなかった。
結果、手っ取り早く金を稼ぐには
自分の体を売ることだ。
男の出入りがあった。
「デリヘル嬢」だった。
などなど、それをうかがわせる情報が飛び交う。

品のない顔と「トド」のような体。
それでも、男たちは通ってきていた。
亡くなった娘は、その度に外に出される。

娘には見せられない仕事をしているのだから
止むを得ない。

しかし、だよ。
このウチはだいぶ前にプロパンの契約を破棄している。
ガスがつかないのだ。
本人は、自宅で料理を作らないから、とかいう理由で
契約解除したらしいのだが、
風呂はどうしてたんだろね?

まさか、薪で湯を沸かしていたということもないだろう。


金に困っていたが、男には困っていなかった。
引っ張り込んだ男たちに「ただ乗り」をさせていたわけでもないだろう。

服装やサングラスなど、生活保護家庭にしては
金のかかった派手な身なりだもんな。
やはり、売春?

風呂なしの家で?
きったね〜女だな。


その間、鍵のかかった家の外で
待たされていた娘が哀れ。

死んだ娘は、
家にお金が無いことを知っていて
給食や遠足の費用を払えなかった。
その日が来ると
「おか〜ちゃんがビョ〜キで…」などと
悲しい嘘をついていたという。

また、近所の食料品店では
無料のアメがあると、
1つは私の分、もうひとつは母親の分といって
2個もらっていった、という。

唯一、慕える母親への気配りを見せていたのだ。

子供に金がないと思わせながら自分には金を使う。
その母親から折檻されていた形跡もある。


少女の死の真相はまだ解明されていない。

「自殺説」まで浮上した。
しかし、自ら命を絶つには子供すぎる、と思うのだが。
もし、事実だとしたら、原因は?

母親の浅ましい行為に気づいて?
世をはかなんで?

どれも小学生には不自然だ。

仮死状態になったわが子を川に沈めた、
この女ならありうるかも知れん。

●瀕死の蛇
ジョンの散歩道。
その真ん中で蛇がとぐろを巻いていた。
人が近づいても逃げようとしない。
動きが鈍い。
伸ばしても15〜6cmの子供だ。
傍らでは兵隊蟻が攻撃を仕掛けている。
もう死にかけているのかもしれない。

昔なら殺してしまっていたのだが
最近は、命ある物に仏心が働くようになった。

蛇に生まれた不幸。
かといって、人間に生まれたとしても
幸せかどうかはわからないけど。

6月7日(水曜日)
●シンドラーの誤算
映画「シンドラーのリスト」は
自分の事業拡大のためとはいえ
ナチスドイツ政権下で
従業員にユダヤ人を雇い、
結果的には彼らの命を救った、という話だった。

21世紀のシンドラーはエレベーター会社。
こういう名前の会社があるとは知らなんだ。

ここの製品がやたら事故を起こしていた。
港区で高校生が、突然動き出した
エレベーターに挟まれ死亡したことに発して
うちも、うちも、というケースが続出。

管理会社の早期対策が遅れたことに起因する。

エレベーターをコントロールしている
コンピュータ制御に欠陥があるんではないの。

次々に報告された不都合に
メーカーは一体なにをやっていたんだろうね。
車ならとっくにリコールだが。

●村上ワル
インサイダー取引で逮捕された村上だが相当の「ワル」だ。
甘いことをいってライブドアをたきつけ、
ニッポン放送株を大量に買わせ
株価が上がったら村上が所有していた
ニッポン放送株を「売り抜け」
巨額の収益を得ていた。

カモにされたライブドアは
社長、役員ともに逮捕、退陣。
会社は空中分解。
全て水泡に帰した。

村上はシナリオを書いて大儲け。
ばかを見たのは、
乗せられたライブドアということになる。

いやなヤロ〜だね。
村上つ〜男は。

インサイダー取引が発覚したおり
異例の記者会見を開き
べらべら喋りまくった。

「きいちゃった、んですよね〜」と
自分は被害者という演出をしたが、
真っ赤な嘘だった。

ガキの頃は
頭はいいが、運動は苦手。
口は達者だった。
大人になっても変わっていなかった。

はっきり言って
嫌われるタイプだね。

こういう奴の周囲に
よくも人が集まるもんだ。
金儲けがうまい、といっても
友人を裏切ってまで
露骨なことをやる、というのでは
これからは、相手にされなくなるだろうな。

6月6日(火曜日)

●恐い
秋田の小学生殺人事件は
隣人が犯人という衝撃的な展開を見せた。

「隣人は静かに笑う」という映画を思い出した。

本日午後。テレビ東京の映画。
「ニードフル シングス(Needful Things)」。

出演は、渋いエド・ハリス。
映画「スターリングラード」で
ドイツ国防軍の狙撃学校の教官という役がナイスでしたね。
今回は、田舎町の保安官役。
対するはマックス・フォン・シドー。
映画「ブラス・ターゲット」では、
第2次大戦で連合軍の将官を暗殺する
ナチスのスナイパー役がグッドでしたね。
連合軍の軍服と鉄カブトを着用するのだが、
顔が大きく長いシドーの似合わないことったら…
今回は、田舎町に開店した骨董店の謎の店主。

この2人が、最後に対決する。

その前に。
骨董店に訪れる客たちは
自分たちが欲しがっていたものを偶然見つける。
その商品を手に入れる。
格安で分けてもらう代わりに店主から
さまざまな依頼を受ける。

それが、連鎖反応のように大きくなって
殺人まで引き起こしてしてしまう。


小さな町で起きた、
隣人同士の殺戮行為。
こわいですね〜〜。


原作は、あの、スティーブン・キング。
じわじわと町を襲う恐怖がたまらんです。
シドー演じる謎の骨董店主の正体は、
意外や意外。

このところ映画館に足を運んでいないが
久々に、茶の間で面白い映画を見た。

●過疎対策
秋田の小学生殺人事件で
容疑者の車から、小学生のものと思われる血痕が採取された。
と、いうのは朝の情報で、
夕方には、容疑者・畠山鈴香は
「絞殺」を供述した。
当初は共犯者をにおわす発言があったが
これも、捜査の目をくらますための虚言だった。
これで、畠山単独犯行がほぼ決定。

事件が発覚したしたとき、
内容そのものより、被害者たちが住んでいる
町営住宅の立派なことに目が行ってしまった、
と、死体が発見されたときに、書いた。

町の過疎対策で造成された戸建団地だ。
ゆったりとした敷地に
ひさしの長い平屋の住宅。
首都圏では見ることができない
ぜいたくな家屋だ。

ここには、共働きの若い家族が多く住んでいて
事件発生当時、ほとんどの親たちは不在だった。
ところが、畠山容疑者は在宅していた。

生活保護を受け、定職に就いていなかったからね。
そのわりには、容疑者の着ているものは
刺繍の入ったGパン。
さらに、同じように刺繍のついたシャツを着ていた。
結構金がかかっております。

同じような造りの家に住む
同じような年頃のファミリー。
しかし、容疑者は離婚してしかも、娘を失った。
(この失ったことも、胡散臭い、
ことによったら自分で手をかけているかもしれない)
しかも、カード地獄で自己破産。
そして生活保護を受ける破目になった。

他の家族の幸せそうな姿を見るにつけ
わが身の不幸を嘆いていたのかもしれない。
そうなったのも自分のせいなのにな。
それが、或る日身近な弱者に対し殺意となって暴発。
夢中で首を絞めたのではないだろうかね。

この女のところに男たちが入れ替わり顔を出していたらしい。
近所の人は「日替わり定食」と呼んでいた。

男がやってくると、
娘を外に出し鍵をかける。
事が終わるまで少女は外で待たなくてはいけない。
これを見た近所の人が食べ物を与えたこともあった、という。

見栄っ張りの好色女。
娘を可愛がるふりをしていたが
事実は違っていた。

自宅で男と逢うのに邪魔になり
度重なる折檻を加え死に至らしめたのかも知れない。

取材陣に対し浴びせた激しい言葉。
まるで、ヒ素入りカレー事件の犯人を想起させる。
あの激しさが子供たちに向けられたのだろう。

それに、農耕馬のような体躯。
女子プロレスにでも入れそうだ。
ああいう女の太腕で首を絞められたら
子供などいちころだ。

そんな女とベッドを共にした
「日替わり弁当」の男たちは
「殺されなくてよかった」と
どこかで胸をなでおろしているだろう。

登りつめている最中に
「愛のコリーダ」みたいに
喉を締められたら
いちころだもんね。

●6並び
2006年6月6日。
だから、なに?
いや、ただそれだけのこと。

来年は
2007年7月7日。
2012年までこの現象ね。
だから?
いや、ただそれだけ。

6月5日(月曜日)
●縮図

朝刊1面は賑やかだ。
村上ファンド、インサイダー取引容疑で捜査。
盗作容疑の画家、盗作を認める。
秋田小学児童死体遺棄の容疑者逮捕。

それぞれが、経済、文化、社会面で引き起こされた犯罪だ。
なんとなく、現代日本を暗示するような…

村上の場合は、仕事の性格上、「M&A」という露骨な活動でも
拝金主義と言われようが、やむなし、という側面があった。
それが、日本の資本主義の体質に合わなかったとしても。
しかし、「ほりえもん」との水面下の交渉。
共同謀議ですね。
これが、ルールを逸脱したインサイダー取り引きになってしまった。
利潤追求をあせったばかりに、墓穴を掘ってしまった。
だから、自業自得。
出る杭は打たれる。
しょせん、「虚業」であるね。

昼過ぎ、村上はインサイダー取引を認めた。
引退も表明している。


盗作老画家の場合。
やっと認めたな、しぶといやっちゃ。
あれだけの、証拠がありながら
のらりくらりの、言い訳は
見苦しい限りだった。
心底、あんなことを考えているとしたら、
噴飯ものの芸術家。

真相は、
アイデアの泉が枯渇して
他人の井戸から水を汲んでいた、ということだ。

おかしな応援団がいた。
小説家の森村誠一。
彼は老画家の弁護に始終していた。
数々の名作を送り出した小説家も、
「老いて鈍化」かと思った。

老画家は、森村作品の装丁をやっていたんだ。
そんなわけで、つきあいが長い。
疑惑の作品でも、あえて擁護したのかも知れん。
テリー伊藤も、老画家の肩をもっていた。
彼の審美眼も、それまで、


秋田・小学生殺人事件は疑問だらけ。
大筋で殺人を認めている。

被害者の顔をしてテレビにも登場していた
自分の娘の死。
なぜ、2軒先の子供を殺さなくてはならなかったか?

警察は共犯者の有無についても調べているという。


3つの事件は
いずれも「身勝手」、「自分がよければいい」というもの。
周囲の迷惑、不幸など考えていない。


今日の反省。
事件にまで発展しないまでも
日常生活で、自己中心的な
言動・行動をしていないか。
(朝から反省してりゃセワないね)

標語:
気をつけよう
肉食中心、自己中心。

6月4日(日曜日)
●逮捕状請求
NHKラジオが、22:37、番組を中断して
秋田小学生殺人事件で
33歳の女性に対し裁判所に逮捕状請求した、と伝えた。
じゃ、自分の娘の死は、どうなんだ?
「恐るべき隣人」

●らっきょう
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
夏目漱石<草枕>

戦前の童謡に
「麦踏みしながら考えた
この畑の向こうには何があるのだろう」
とかいうのがあった。

人間はひとつのことを続けていると
とかく、「考えちゃう」のだ。

本日の私は、

らっきょうの皮を剥きながら、こう考えた。
このまま続ければ手が荒れる。
顔を近づければ涙が出る。
座り続けるのは窮屈だ
とにかく、らっきょの皮剥きはやりにくい。

梅やらっきょを漬ける季節だ。
スーパーには
「果実酒コーナー」が設置され
青梅、らっきょ、容器、酢、砂糖が売られている。


昨日、鳥取産のらっきょ、1.5kgの薄皮むきをやった。
テーブルの上に新聞を広げて
らっきょの頭と尻の部分を切り落とし
薄皮を剥くのだ。

長いことやっていると、
手はべとべと、涙が出る。
らっきょは、玉ねぎやにんにくの親戚なのだろうか。

増量しようということになり、
泥付1kgを購入した。

昨日の反省から、外の水道で
水をちょろちょろ出しながら
たわしでこすると薄皮がきれいにとれる。
1kg分をきれいにするには結構時間がかかる。

たわしを使いながら、泥が落ち薄皮がむけ
真っ白いらっきょうが誕生する。
山だしのね〜ちゃんが
都会の水に洗われ一皮剥けると
見違えるようになるが、
このらっきょうちゃん、に似てるな。

時間がかかりすぎるのをいぶかってか、
家人が「何してるの?」と視察にやってきた。

私が手にしたタワシを見て
顔色が変わった。
「それは、ジョンに使っているたわしでしょ!」
と怒鳴る。
「もう、いらない。捨てて」
と、言って姿を消した。

※たわし、が問題だった。(左) 廃棄処分される、らっきょう(右)
今朝スーパーで500円近く出して買ってきたんだぜ。
家人は、潔癖症である。
最近、とみにその傾向に磨きがかかってきた。

8割がた作業が終わっていた。
「捨てちゃうのかよ!もったいないな」
と、心の中で叫ぶ。

「あ〜やめたやめた」と声に出す。
家に入り
「お前とは、何をやってもかみ合わないね」
これも声に出す。

長いこと生活をしていると、
こういう行き違いが無数にある。
これが、オリのようにたまり、
或る日在る時「熟年離婚」という
結末を迎えるのだろう、と思いますね。

長持ちさせるコツは
「狐と狸の化かし合い」精神が必要なのだろう。
もちろん、小生が狸だが。

廃棄処分されることになった
「らっきょ」が哀れ。
熱湯を通せばいいのではないかと思うが
その案も、却下されてしまった。

許容のキャパが狭い相手に対して、
これからは、顔色を窺いながら
お手伝いをしなければいかんね。

●隣人
「隣人は静かに笑う」という
後味の悪い映画があった。

「ヒ素入りカレー事件」もそうだが
恐るべきは、善人面をした隣人。

秋田の小学1年生殺人事件で
同じ団地に住む33歳の女性が
任意同行で取調べを受けている。

33歳の女性とは誰か?
まさか、あの女性ではアルマーニ。


※田舎の田舎の住人にしては、ちょいケバい

畠山鈴香さんの略歴(週刊ポスト、週刊新潮、週刊朝日他による)
1973年頃、二ツ井町で建材商社を営む家庭に産まれる。弟一名(新潮)
県内町立高校卒業後、鬼怒川温泉の有名ホテルに就職し仲居をする(複数)
2年後、同郷のK氏と共に帰郷し、21歳で結婚する(ポスト)
24歳時に町営住宅に転居後、彩香さん出産。半年後にK氏の浮気が原因で離婚する(週刊朝日)
釣具専門店勤務で家計を支える(ポスト)
スーパーのレジ係に転職する(ポスト)
'99/12〜'03/1 パチンコ店に勤務する。彩香さん入学直前まで。以降就業せず生活保護(ポスト、週刊朝日)
'05年、卵巣腫瘍の為入院し、その後実家で療養する(週刊朝日)
'05年夏、付き合っていた恋人と別れる。彩香ちゃんが亡くなった後も
2度ほど挨拶に来てもらっていた(週刊朝日)
・'05/9 実家の父親が脳溢血で倒れ、半身不随になる。彩香さん3年生、8〜9歳(新潮)
・'06より、深夜に彩香さんの悲鳴や泣き声を隣近所の家庭で聞いている。彩香さん9歳(ポスト)

小生、事件が発生した時点で、
「狭い地域に住む人間」と推理したが
当ってしまった。

捜査当局は、
死体遺棄の場所が土地に詳しい人しか通らない道、
事件発生直後、その団地にいた大人は限られていた。
事件に関与したと思われる白い車。
その所有者。
所有者が車のドアを開けて何かしていた。
などなどの状況証拠から
任意同行を求めた、とある。

もし、事実であれば
「恐るべきは隣人」

●悪銭
旧ライブドアのニッポン放送株買い占め事件で
横から割り込むように
名前が知れ渡った「村上ファンド」。
「ほりえもん」は獄に繋がれたが、
村上義彰はその後も派手な動きで
世間の耳目を集めていた。

それが、である。
ニッポン放送株のインサイダー取引疑惑で
当局の捜査を受けている。

ついに、年貢の納め時、か。
「物言う株主」という美名。
実体は
「露骨な錬金術師」
「塀の上の成金」
風貌は
「痩せた斉藤清六」

上手の手から水がこぼれた。
猿が木から落ちた。

昨日の「編集手帳」

明治時代の経済学者、和田垣謙三が
「手っ取り早く金を儲けるにはどうしたらいいか」
と、聞かれた。
それに答えて
「猿の毛を抜け」と。

心は
「Monkey」から「k」を取ると「Money」。
う〜む。
昔の人は、いいことを言うよ。

さらに、「猿まね」のことを
古い俗語で「株っ齧り(かじり)」というらしい。

オンライン取り引きで
株をやる人が激増しているらしいが、
「手っ取り早さ」が人気らしい。
新種の「猿」が増えているのね。

ところで、村上ファンドは
会社をシンガポールに移したということだ。
税金対策なんだろうね。
さらに、カリブ海のケイマン諸島にも
オフィスがあるらしい。

「タックスヘブン(税金天国)と呼ばれるケイマン諸島は
世界中の金融機関が集まっている。
さらに、マネーロンダリングが必要な
暗黒組織も、そこを使っている。

「火の無いところに煙は立たず」
「李下に冠を正さず」

変な動きをすると、さらに疑惑を生むね。

東大出の元通産官僚。
子供の頃から親公認で株をやっていたらしいが、
金の亡者が、また一人失墜するのかな?
あるいは、こうあることは「想定内」で
対抗策を練っているのかな?

6月3日(土曜日)
●陰々滅々
「世界がもし100人の村だったら」という番組を
21時からフジテレビでやっていた。

エイズ感染した9歳のウクライナの路上生活少年。
チョコレートを知らないカカオ採集に従事する11歳の少年。
12歳で妊娠、出産したアルゼンチンの少女。
こういう悲惨な少年少女が紹介される。

恵まれた国、日本では考えられない。
発展途上国や体制が不安定な国は
皺寄せが弱い子供に向けられる。

ウクライナの少年のリポートをした
桜井幸子は、かたわらで涙ぐみ手を握るだけ。
しまりのない存在だった。

遅い食事をしながら見ていたのだが
正視に堪えられず他局に移動してしまった。

いつだったか、
「世界がもし100人の村だったら」という
本が出版されたが、
こういう悲惨なことを紹介する内容だったけ?

ユニセフがスポンサーの
問題提起番組なら、わかるけど。

6月2日(金曜日)
●和田東作
疑惑の老画家の経歴だけはすばらしい。
東京芸大大学院まで出ているのだ。
その後イタリア留学、
帰国し名古屋の芸術大学の教授にも。

そして、東郷青児賞や文化庁の賞を受賞。
芸術家として陽の当る場所に棲息していたのだが…

では、贋作とおぼしき作品で、なぜ受賞できたのか?

受賞に到る過程で、大勢の専門家の目を通過する。
彼等が、本家の作品を知らなかった、ということに尽きる。

実際、美術評論家や美術雑誌の編集者も
和田東作が下敷きにしたとされる
イタリア人画家アルベルト・スギ氏の名前を知らなかった。

では、ということで、
テレビ局の担当が直接イタリアに電話し
スギ氏の知名度を確認。
それによると、伊現代美術を代表する人で
イタリアでは3本の指に入る、
有名人だ、ということが判明。

これほどまでの人物を
なぜ、日本の美術関係者が知らないんだろ〜。

ひょんなことから
日本人、美術評論家や美術関係者の
知識の底の浅さを露呈することになってしまった。

盗作のオリジナル作品を見抜けなかったほどだからね。

絵画は投資の対象になる。
価格設定など、需要と供給の関係で
いかようにでもなってしまう。

スギ氏の作品が日本人のティストに合わなかったので
輸入する画商も、
紹介する雑誌関係者もいなかった。
ゆえに、日本での知名度はゼロ、ということだった。

こういう事実を知っての盗作行為となれば納得がいく。
文化庁の受賞作品は、
一般人の投書で発覚したらしい。

今回の事件で、スギ氏の多くの絵画が紹介され
一躍、日本での知名度はアップする。
名前は、日本人に馴染みやすい「杉様」だもんね。

さらに、彼がテーマにする題材は
退廃っぽくって、21世紀的だ。

カシニヨールやヴァンドンゲンのような
都会的な雰囲気もあると思うけど
如何?

6月1日(木曜日)
●盗作
洋画家の和田義彦なる人物の作品が
盗作か否かで揺れている。
2〜3日前の新聞報道の後、
テレビのワイドショーが本格的に取り上げ始めた。
オリジナルはイタリア人画家の「スギ」氏。
始めは「杉」という日本人かと思ったよ。

最初の新聞報道では数点のようだったが、
調べが進むうちに、出るは出るは…

オリジナルと和田の作品が並べられた。
盗作などというなまやさしいものではない。
ほとんど同じなのだ。
「模写」と言ったほうがいい。
こちらの腕前は確かだ。
服の皺、紐の結び目など
よくもここまで…

66歳になる日本人老画家は
文化庁や東郷青児賞を受賞しているという。
しかも、この「模写」作品で。

当の本人は「盗作」ではない、とほざいている。
これだけの証拠をつきつけられても。
「シラ」をきっている。
「スギ」氏への「オマージュ」とかなんとか
屁理屈も飛び出した。

スギ氏もイタリアから和田に抗議。
しかし、盗作者は、蛙の面に水。
文化庁からの問合せにもひるまない。
オリジナル、だと信じきっちゃっているのだから
始末が悪い。

この確信犯は
アルツハイマーじゃないのかね。

●雀のお宿
健康診断から帰ると、
軒下におびただしい枯れ草。
また雀だ。

困ったもんだ。
彼らの信念は容易に覆らない。
園芸用の細い棒で掻き出す。
いつまで続くのかね
この、攻防戦が。

●健康診断
町主催の健康診断。
年に1度。
毎年、今頃開催される。
3年前まで無料だった。
緊縮財政につき。
昨年から基本検診1500円、
オプションの胃がん検診300円。
1800円で基礎的な健康状態がわかる。
10時から会場の保健センターで受付開始。

受診者が多いので9時15分に家を出る。
チャリで3分程度。
近いので助かる。
前の受診者たちの後ろに並ぶ。
10時受付の1番乗りだった。

※レントゲン撮影を待つ人たち。時計は10時10分。
  私の帰宅は11時58分だった。

45分ほど居眠りしながら待つ。
やがて、受付開始。
1800円を支払い、
最初の関門、胃がん検診の部屋に行く。
前の人たちが大勢待っていた。
早く来てもこれでは1時間かかるな。

30分待ちで
いよいよ胃のレントゲンバスに乗り込む。
バリウムを飲み、
お子様用ジェットコースターのような
レントゲン装置にしがみつく。
無事終了し、歩き始めたとき、異変が起きた。

胃が収縮するような感じになり
立っていられなくなった。
腰を曲げ、便秘の薬を水2杯で飲み込む。

次は身長・体重測定。
背筋を伸ばすとキリキリ痛む。
そのことを係りの人に告げると
看護婦さんが飛んできた。

「少し休ませて欲しい」
「どういう方法がいいですか」
「外に出てタバコ喫ってきます」

1本すい終わったが
状況は改善されない。
室内に戻り、横にならせていただきたい、と告げる。
「タバコがいけなかったかしらね〜」
と、言われる。

血圧測定の部屋の傍らで横にならされた。
体を折ったり、横になると痛みがなくなる。
ややあって落ち着いた感じだったので
立ち上がると、また痛み出す。

時間ばかり経過する。
早く来た意味がない。
身体を折りながら
「尿採取」「眼底検査」「心電図」を行う。
2階にゆき、医師の問診を受けようとしたが、
こういう状態では無理だから、少し休むように、と言われる。

またまた、早めに来た甲斐がない。

落ち着くまで椅子で座る。
多少痛みはあったが、強硬。
最後に「採血」

バリウムで胃痛という経験は初めてだった。
血圧測定係の方に、
「来年は胃カメラにしたほうがいいかもしれませんね」
と、言われる。

私の時間帯の検診で
こういう症状の人は私だけのようだった。

「要は、繊細なのだ」、ということにしておこう。
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