田舎三昧の生活と意見

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2006年2月
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Web Camera
緊張感に欠けるミミちゃん

■Contents■

01 受難
02 火災警報器、設置義務化
  調べ物
  椎茸
  地震
03 私信
  地震
  スターリングラード
  タイトル
  恵方巻
04 医薬分業
05 待ち組
06 ミュンヘン
  総理
  正統アプローチ
  ブランド化
07 珍種
  DV
08 愛好家
  やっぱりね
  警報機義務化
09 Podcast
  対照的
10薄型テレビ
  カワセミ
11 古河へ
12 どひゃ〜
  冬日
  やぱり
  輪行
13 めろめろ
14 バレンタインデー
  衰退
15 エルマーガントリー
  帰り道
  メンテナンス
  悪知恵
16 新潮創刊50年
17 合併問題
  醜態
  悲惨
18 東西交流
  幼稚園児殺害
19 老婦人
  堂々
20 動機
  国威発揚
21 災難
  消しゴム
  妙
22 外堀埋まる
  果て
  期待外れ
  退任
23 真夜中
  この世の果て
  2転3転
  功名心
  偽造
  春浅き
24 氷上の闘い
  順調
  入院
  やたっ!
  イメチェン
  帰国
  瀬戸際
25 エキシビション
  夕食
  まやかし
  VAIO再び
  昼食
  鉄塔
  上映時間
  朝食
  女の島
26 創造の源
27 ジャーヘッド
  追加
  対抗馬
  新種
  万漢全席
  新種
28 甘い
  侵略


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Category
Area
Area2

Case
Culture
Expression
Ginza
History
Hobby
Movie/Drama
PC
Politics
ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

First Uploaded 030907
Last Modified 060228

       

 


2月28日(火曜日)
●甘い
お騒がせ議員・民主党永田氏が退院。
お詫び会見をするという。
メール問題に端を発した疑惑も、ネタが「贋作」と判明。
多方面に迷惑をかけたことに対する会見だ。

彼は当初、議員辞職するといっていたが撤回。
最終的に党員資格停止半年という微罪に処せられるのみ。
一方、永田氏にGOサインを出した
鳩山、野田氏の幹事長、国対委員長の辞任という形で落ち着きそう。

みんなそれぞれ他人に処分を一任するという、ていたらく。

一方、メールに強気だった前原代表はかすり傷も負わず。
不思議な、お手盛り処分である。

これが野党第1党の実態とは。
おそまつを絵に描いたようなできごと。

●侵略
中国の日本嫌いは、戦前の侵略戦争とそれ以前の日清戦争に由来する。
海を隔てた小国が面積と人口で言えば大国の一部を
手中に収めようと戦争を仕掛けたのだから、
国民感情からすれば当然といえば当然。

逆に、日本が中国に同じようなことをやられ
負けてばかりいたら、同じような気持だろうね。

その中国が、発展途上の域を脱し
目ざましい経済発展を遂げている。
IBMのPC部門の買収にはたまげた。
NotePCの傑作ThinkPad、いまや「レノボ」ブランドだもんね。

嫌日運動を中国当局は、経済格差からくる不満のガス抜きに使っている。
が、不穏とも思える大地に日本企業が続々進出。
その記事が連日、新聞を賑わしておりますよ。

まず、ホンダが武漢で「シビック」生産を始める。
当地の合弁工場の拡張工事が完了。
4月にもセダン「シビック」の生産を始める。
すでに生産中のスポーツ用多目的車「CR―V」と合わせ、
06年の生産台数は計9万台になる予定という。
これでホンダは、広東省で生産するセダン「アコード」を含め、
世界戦略車3車種を中国で現地生産することになる。

武漢といえば戦前からの工業都市。
日本帝国陸軍はここへ「渡洋攻撃」を仕掛けた。
長距離飛行可能な航空機で海を渡り爆撃を行う。
当時、世界で初めて日本が行った先端の戦略爆撃だった。
このときの様子を覚えている古老もまだ生存しているはずだ。

また、
アサヒビール、伊藤忠商事、住友化学の3社は、共同で中国に農業法人を設立し、
中国山東省で農業経営に乗り出す。
生産から流通販売まで一貫した農業経営を進め、
工業分野に比べて遅れている中国農業の近代化を後押しする、ということだ。
約100ヘクタールの農地を借り、最新の農業技術を駆使して
レタスやイチゴなどの栽培や酪農を行う。
酪農で生じた堆肥(たいひ)を野菜や果実の畑に散布する循環型農法を導入し、
中国の都市部で関心が高まっている安全性の高い農産物を生産する。
伊藤忠は中国国内で販売する流通ルートを開拓し、
住友化学は農業資材などを供給する。
という、雄大な構想。

生産された野菜は日本に輸出すのだろう。
今も中国産野菜は日本市場に入っているが、
基準量を越える農薬を使用する、生産管理で不安があるなど
価格は安いが評判はよくない。
こうしたイメージを日本の技術で払拭できれば
有望な流通ルートができあがり、
最終的には中国、日本の両国にメリットが生まれる。

しかし、中国人の労働に対する意識は日本人と異なる。
勤勉さにおいて日本人に劣る、というイメージがある。
これが民族的な特徴であれば、
今も「すぐ、さぼる」というDNAは受け継がれているだろうね。

とまれ、
戦争で敗れ、占領中の中国での行為が
田中角栄時代に「国交回復」はしたものの
日本人の意識には棘のようにつきささったままである。
若い連中はそうでもないのだろうが、団塊の世代以前の者は
少なからず、そう思っている。

さまざまな事情でわが子を中国に残して帰国した人も多い。
その子達をわが子として育ててくれた
心の広い中国の人たちも多いのだ。
あの、憎んでも憎み足りない日本人の子供たちを、である。
そのような方々の好意に感謝しつつも、
民族教育で育った若者たちの日本嫌いの行動には辟易させられる。

積極的に中国に進出する日本企業を見て
彼らは「こんどは、日本は経済戦争で中国を侵略する」と騒ぎ始めはしないかな。
それが不安材料だが、
これにより、中国人の雇用機会が広がるので
彼らには「痛し痒し」。
排斥ばかりしていては、特に農村部の経済発展は見込めない、と
考える若者が増えてくれれば、進出も「いい目」が出るだろう。

日本と中国は再び戦火を交えるようなことはないだろう。
中国も、政策がひっくり返り「外国資産凍結」ということもないだろう。

大衆商品は中国など海外生産。
高級精密製品は日本国内で製造。
今後はこんなふうに2極分化していくのだろうね。

2月27日(月曜日)
●ジャーヘッド
3月3日で終わる。
やっと時間をひねりだして行ってきました。
「シネプレックス幸手」までチャリで、ですよ。
自宅から25分。
これを一度やってみたかった。
1000円ポッキリでロードショー映画鑑賞だもんね。

「シネマ6」は小さな空間だった。
だけど、観客は私のほかに2人の男性のみ。
空いている狙い目は月曜日なのだが、がらがらすぎる!
3人で観賞するには広すぎるほどでありますよ。

話しは1991年の湾岸戦争。
日本人は遠い国の戦争をリビングで酒を飲みながら見ていた。
気楽なもんだ。
だが、戦争のやりかたが変わったという印象を受けた。
とくに夜間戦争だが、暗視装置のついたテレビカメラが緑色の画像を送ってくる。
白っぽい火の玉が行き交う。
スカッドとパトリオットミサイル戦だった。
また戦闘機から発射されたテレビカメラを備えたミサイルが
正確に目標物を破壊する「ピンポイント」攻撃。

派遣された多くの陸軍や海兵も戦闘に参加していたのだろうが
ハイテク兵器ばかりに目がいった、湾岸戦争だった。

主人公のアンソニーは志願して海兵になる。
本土で厳しい新兵教育を受ける。
教育につきものの鬼軍曹がいる。
「きさまは、なんでここにきたんだ」
「大学に行くつもりが、迷ってここにきました」
こんな返事をしたものだから、大目玉をくらう。

上に有刺鉄線をはったどろんこの道を匍匐前進をする。
これもおなじみの訓練だ。
だが、頭上を飛び交うのは本物の機関銃弾だった!
恐怖のあまり立ち上がってしまった仲間が頭を撃たれて即死する。
こんなすさまじい訓練なのだ。

射撃の腕を見込まれたアンソニーは狙撃手としての訓練を受ける。
相棒はトロイだ。
この俳優はピーター・サースガードという。
初めて見る。
いつも眠そうな目をしているが、気持は醒めているような不思議な存在。
日本の「奥田えいじ」のような性格俳優(?)。
今後、期待のもてそうな役者だね。

最近の狙撃は2人1組でやるのかな?
アンソニーが狙撃銃を構える。
隣で相棒のトロイが高倍率の双眼鏡で目標を確認しながら
小声で「撃て・撃て・撃て」と3回ささやく。
アンソニーの腕は相当なもので
人間の形をした標的の頭部のほぼ同じ場所を3回も打ち抜くことができた。

戦地はジャングル戦ではなく砂漠戦なのだが
それに対応した訓練というのは描かれていない。

新兵教育を終え、いよいよ戦地に赴くときがきた。
軍用機で乗り込むのかと思ったら
なんとTWAという民間機でスチュワーデス付きという
海外旅行か出張という気分だ。
仲間の一人がスッチーを卑猥な言葉でからかう。
スッチーも応酬する。
修学旅行みたいな雰囲気でもあった。

基地で出撃命令を待つのだが、
いつになっても、待つばかり。
スクリーンの下に、時間経過のスーパーが入るのだが、忘れた。
だいたい半年くらい待ち続けた、と思う。

砂漠の戦闘訓練は過酷だった。
水を補給してまた繰り返す。
それが幾度も続く。

ひたすら待つ身だから、
士気を維持するために戦争映画なんか上映する。
「地獄の黙示録」で、
有名なシーン。
ワーグナーの曲に乗って戦闘ヘリ集団が水辺から
ジャングル地帯に攻撃に向かう。
新兵たちは、画面に呼応して大騒ぎ。
「やっちまえ」「殺せ」などと、テレビに向かって大声を上げる。

ほかにやることといったら、
仲間との小競り合い、国に残した彼女の話、妻帯者は家族の話。
ほかにやることは、彼女の写真を見ながらマスをかく。

現在も海兵隊には女性兵士はいないのかな?
基地には女性の姿が1人もない。殺風景そのもの。
CNNのクルーの女性記者がちらっと見えただけ。
若い連中だから、性的欲求不満のイライラがつのる。

見えない大きな敵が向こうにいるというのに
高温の基地は気だるさが漂っている。

野営トイレの排泄物処理のシーンがあったが、
たまった「うんこ・しょんべん」は原始的な焼却処理しておりますよ。

※重装備で砂漠を進む。空爆でやられたイラク兵のおびただしい死体に最初はゲロする。
 狙撃用の銃を背負ったいる。

半年待ちに待って、やっと出撃命令が出る。
しかし、空爆でやられ黒焦げになったイラク兵の山ばかりで
自分たちの任務である「斥候狙撃」の目標など見当たらない。
どこまでも続く砂漠。
建物や敵の姿など見えない。

敵は石油パイプラインに火をつけて敗走した。
地平線には行く筋もの火柱が上がっている。
砂漠にも雨は降る。
石油の混ざった黒い雨だった。

唐突だが、その黒い雨の中を馬が現われる。
イラク兵のものか?
人の姿を見つけてその馬はアンソニーに近づいてきた。
本当は白馬だったのだろうか?
顔を撫でてやる。
大きな目と長いまつげがシルエットながらわかる。
作戦行動中なので世話をすることもできない。
こんな所で迷った動物は死が待つのみだ。

狙撃命令が出る。
前線基地の司令塔にいる指揮官を殺せ。
アンソニーとトロイは建物に忍び込み820m先の敵将校を確認する。
トロイは電話でその旨をつげ狙撃許可願いをする。
許可が出た。
トロイは距離と風向きをアンソニーに告げる。
照準器のダイヤルを回して目標を狙う。
引き金に指を当てる。

3人の観客は、固唾を飲む。
私は、あの、映画「レニングラード」の狙撃手が
シャワーを浴びるドイツ将校を狙撃したように
確実に仕留めるものと思いつつスクリーンに釘付けになる。

と、突然ドアが開き、黒人の上級将校が飛びこんでくる。
2人の緊張がぶっ飛んで、鳩が豆鉄砲をくらったいうになる。
士官は同じ目標を見ながら空爆命令を出す。
トロイは猛然と食ってかかるが、狙撃は受け入れられない。
そのうち戦闘機がやってきて
ターゲットの居る建物を爆撃。
彼らの「狙撃」という崇高な任務を飛行機にさらわれてしまった。

第2次世界大戦の市街戦や
ベトナム戦争のジャングル戦でも
しばしば空爆で地域を灰燼に帰す戦術が取られた。

「コンバット」や「プライベートライアン」など、
歩兵部隊の市街戦では狙撃手が活躍するケースもある。

砂漠という広大な地域での狙撃では活躍の場がないのかもしれないな。
あ、思い出した。
ロンメルの北アフリカ戦線で狙撃手同士の死闘を描いた映画があった。
だが、ドイツ軍と連合軍が比較的近い位置で睨み合っているような場合なら
狙撃手の出番はあっても、
湾岸戦争のような、圧倒的に物量の勝ったアメリカ軍と
初めから戦意喪失気味のイラク軍では、勝負にならない。

現在行われているイラクとの戦争は
相手が正規軍でなはくゲリラだ。
だから、市街地では互いに狙撃手の活躍の場はあるだろう。

というわけで、空振りのまま基地に戻ると
当然、爆発音がした。
基地が攻撃されているのかと、恐る恐る近づくと、
戦争が終り全員が喜びの大騒ぎをしていた、のだった。

弾を1発も撃たないで戦争が終わった。
拍子抜けとはまさにこのこと。

※兵隊たちは闇夜に向かって撃ちつづける。

彼は突然、狙撃銃の引き金を引いた。
水平ではなく上に向けて。
他の仲間も、うさ晴らしと安堵の入り交じった気持で
天に向かって乱射した。

帰国して彼らは元の生活に戻った。
学生になる者、ビジネスマンになった者。
スーパーで荷物の上げ下ろしをする者。
家族とショッピングする者。

このとき流れるブルース調の音楽が良かった。
下に詞が流れたが、もう一度確認したいものだ。

「ジャーヘッ」から長髪に戻ったアンソニーの家に昔の仲間が訪れた。
彼のいらいらが嵩じて銃を向けてしまった奴だった。
トロイの死を知らされた。
死因は説明されなかったが、
彼は、しゃばで麻薬関係のダークビジネスにかかわっていたらしい。
多分それが原因だったのだろう。
それにしては平和な死に顔だった。

エンドロールがやけに長かった。
他の2人は先に出てしまった。
ここで、私が後に続いたら、
無人の空間でスクリーンに空しく文字が流れるだけではないかいな。
というわけで、最初に入って最後の最後まで見てしまった。

アンソニーの狙撃銃はなんという名なのだろう?
今度調べておこ〜っと。

「人を1人も殺さない戦争映画」と言われておりますが
それはアンソニーのことで、
空軍にやられたリアルな焼死体はうじゃうじゃ出tきます。
だから「R−15」指定なんだな。

「ミュンヘン」は「PC12」指定だった。

●追加
「地球と遊ぶ」に「トプカピ宮殿」を追加しました。
●対抗馬
マイクロソフトは、独走を続けるAppleのiPOd対抗製品を
「Origami」のコードネームで開発中であるという。
日本の「折り紙」が意味するものは
1枚の紙で千変万化する多様性の比喩だという。

ゲームマシンではプレステやNintendoに対抗する
「X−box」を発売している。
ゲームソフトでは「フライトシミュレータ」は息の長い製品だ。
Excel、Word、Access、PowerPontなどのビジネスソフトは
各国にローカライズされている。
キーボード、マウス、トラックボールなどのポインティングデバイス類もファンが多い。
WindowsというOSを牛耳るだけでなく、
コンピュータまわりで堅実なビジネスを展開している。

株価つり上げだけに血道を上げた、元ヒルズ族も
大いに見習うべきだったのだが、後の祭りだね。

●新種

PENTAXだって黙っておりませんよ。
廉価版デジタル一眼で健闘しているが
1,000万画素の新型も発売日未定ながら発表しております。
プロ向けの1800万画素の中判デジタルも予定している模様。

新型デジタル一眼は高価格帯商品らしく、
ボディの仕上げも入念のようだ。
しかし、松下+オリンパスの新型を見た後では
レンズ口径の小ささが目だってしまう。
レンズ部を持って折れるようなことはないだろうが、
きゃしゃな印象を与えております。
他のの人気機種を見が
NikonはそれほどでもなかったけどCanonも同じような状態だった。


●万漢全席
マージャンなら「清一」、ポーカーなら「フラッシュ」。
ひさびさに15段に同業種が一堂に顔を揃えた。
珍しいできごと。
ローン会社の広告は半五段という制約があるのだろう。
1社で広告を打つより集団の力と言おうか
こうして見るとなかなかの迫力ではありますよ。
各社がキャラを使ってCFも流しているが
誰がどこの顔だかわからない。
それがこの広告で疑問解消だね。

道路沿いにあるキャッシングボックスも
単独というのはあまりなく、
各社が隣り合わせで建っているもんね。

今朝は、このスペースでは足りなくて他面にも2社。
27日といえば給料日後だというのに、
ローン会社がここまで顔を揃えるつ〜のには、何か理由があるのだろうか?

●新種
オリンパスと松下電器が共同開発したデジタル一眼がヴェールを脱いだ。
コンパクトタイプで気を吐く「まねした・さん」が
いよいよ将来性豊かな市場に照準を合わせた、というわけね。
外観はペンタプリズム部がないオリンパスのイメージを
引継ぎ、内部機構は手ぶれ補正機構など松下が開発したものを搭載している。
レンズは松下が多機種でも使っている「Lumix」。


驚いたのが、ペンタ・レスでもだいぶイメージが違うのだ。
オリンパスは軍艦部が傾斜しており、ストロボ内蔵。
松下の「DMC-L1」は鋭角的で、ストロボは内蔵されていないようだ。
レンズ口径が大きいので重量感にあふれている。
しかも仕上げが高級感にあふれている。
昔の高級レンジファインダー35mmカメラのような面構え。
シャッターボタンはモードダイヤルの中央に配置されている。
上部が「まったいら」なので、外部ストロボを取り付ける
ホットシューの出っ張りが目立ってしまっているのが難点。

上部と背面に「Panasonic」の文字がなければ
かなりそそられるカメラだ。
価格は今のところ未定。
発売は今年末になるらしい。
ストロボがない、というのはハイアマチュア以上のクラスを狙っているのだろう。
価格も20万前後か?

2社のOEMでドイツのライカも発売するらしい。
5mm一眼レフで世界市場を日本製で占められて
影が薄かった老舗も高級デジタル一眼で、再参入。

カメラから撤退したコニカ・ミノルタの資産を受け継いだSONYも
当然、新機種を投入するだろう。

NIKON、Canonというカメラメーカー対SONY、松下の家電メーカー。
デジタル一眼市場が久々に賑やかになる。
アサペンにも、ぜひぐあむばって欲しいところ。

2月26日(日曜日)

●創造の源
芸術家の精神構造は普通の人とは違っている、と感じされられた。
NHK「新日曜美術館」−サルバドル・ダリ<愛妻との半世紀>。

彼の作品は、たぶん中学の美術の時間で初めてお目にかかっている。
軟体動物のような時計が木の枝に引っかかっている、あれだ。
以来、彼の描くシュールな世界を見るたびに
なぜか平衡感覚が失われるような感覚にとらわれていた。

番組は彼の生い立ちから死までを追い
数々の作品が紹介された。
それぞれに込められた「意味」も解説していた。

彼についてはピンとした髭、目を向いた顔、奇行癖…など
表面的なことしか知らなかった。
が、「サルバドル」という名前が、実は兄につけられたもので
死をあきらめきれない父親によって同じ名前がつけられた。
そのことを知った彼は、軽い心の病にかかり
「死への恐怖」がつきまとう。
そんな彼を庇護した最愛の母親をガンで失う。

絵の才能は子供の頃からあって、
21歳でシュールな世界を知る以前に描いた写実的な作品が
何点か紹介された。
「病む人」は自画像だが、
鳥かごの中の鳥と顔色の悪い少年が描かれている。
これは彼の心の状態を描写している、と解説された。

スペインのカタルーニャ生まれの彼は
芸術の都パリに出て、シューレアリズムを知る。
心に病を抱える彼は内面を表現するのに最適な手法とめぐり合った。

パリで運命の女性、10歳年上の「ガラ」と知り合う。
ロシア出身の彼女は文化人との派手な交際で知られていた。
当時、詩人の妻だった彼女を奪い生活を始める。

ダリの私生活についてまるで知らなかったため、
ぐだぐだと書いておりますが、
彼女の存在が彼の創造の源になっていたことは確かだ。

戦雲たちこめるヨーロッパから
ニューヨークに制作の場を移し
ここで、時代の寵児になる。
ガラの熱心な売り込みも功を奏した。
金ができると、ガラは年下の男たちと浮気を始める。

凡人には耐え難い妻の不貞行為だが、
彼は「大きな心」で許し、包み込み、それをモチーフに絵を描き続ける。
ダリにとってガラは母親、妻、相棒。
彼の心の中の比重はとてつもない大きなものだった。

ゲストの岸恵子は、NYから再びスペインに戻ったダリの家に行き
実際に2人に会っている。
彼女は、裏切られてもひたすら許すダリには
マゾの気があったのではないか、と推理する。

スペインでの夫婦生活は破綻。
彼女は海辺の瀟洒な家から出奔し若い男のもとに走った。
ガンで倒れ再びダリの元に舞い戻ったのは13年後(?)だった。
その間、ダリは宗教画に打ち込み、
その中に、不在の妻を聖母のように描いている。


ダリ最後の作品「ツバメの尾」に人物は登場しない。
解説によると、そこはダリのDとガラGのイニシャルが隠されている。
言われてみればそう見える。

故郷カタルーニャにはダリの美術館が建設されている。
これもガラの東奔西走でできたものだという。
今も多くの人が訪れる。
入口ホールの下には、彼の棺が納められている。
それを知らない小学生たちが美術授業の一環で
その床を踏みしめ嬉々としている。

小さな子供たちに
晩年のダリの絵に「込められた」、「秘められた」
深い淵のような男と女の物語を教えるのは、早すぎるんでないの?

2月25日(土曜日)
●永田議員
ただ今、病院に雲隠れ中。
党は彼の辞職させないらしい。
最初から最後まで人騒がせな人たちと党だ。

永田議員のホームページを見た。
最新情報には、今回の顛末は書いていない。
彼の得意技、国会での「野次」一覧も書いていない。
都合のいい、おいしいことしか書いていない。

気の弱いカッコマンなのだ。

●エキシビション
食事をしながらNHKで見ましたよ。
日本から荒川と村主が出場。

村主は小道具を使った演技だった。
最後に客席に向かって小道具の中に入っていたものを投げた。
終了後、インタビュアーに中身を聞かれたが、明かさなかった。
エキシビションだから競技のような制約はないのだが
意外性を狙うより、変な演出するより、技で「魅せて」ほしかったな。

荒川は、1夜明けて、女王の貫禄が出てきた。
大人っぽくて、スケール感があって、優美で、確実で…
あの長い手足を充分に使って…
彼女がこだわる、イナバウワー(憶えちゃったよ、この名前)を取り入れ。
見る者を完全に魅了したろう。
アンコールに応えたが、
それを予期して、ちゃんと次を準備しておくんだろうね。

さまざまな競技で日本選手が敗退していった。
マイクを向けられ「楽しんだ」と発言した者が多かった。
聞く方は「空しかった」ね。
荒川も「楽しめた」と言った。
彼女の場合は高い技術の裏づけがあっての言葉だから
聞く方は「納得」した。
女王様の発言には説得力がある。

●夕食
結局、うな丼にした。
米をとぐ。
水仕事ばかりで荒れる。
食器洗いは数が少ないので機械は使わない。
ゴム手袋を使用している。
米は撹拌機で。
これが結構便利。
炊き上がりも1粒1粒光っている。
うなぎは国産ね。
夕方「岩海苔」の瓶詰めを買ってきた。
吸い物が欲しかったな〜。
冷蔵庫にはわかめがあったが
1人前作りのは面倒。
シンプルな食事になってしまった。


●まやかし
今、「軽」が熱い。
特に女性層を狙ったきめ細かな室内デザインで競っている。
HONDAの新小型車「ZEST」デビュー。
ターゲットは若いファミリー。
イメージキャラがトンネルズの「木梨」。
女性と子供はモデル。

一見して異質である。
彼のかーちゃんは「安田成美」ということは、あまねく知られている。
子供だって、この写真より育っているはずだ。
じゃ〜、これは「木梨」の「隠し家族」かということになるぜ。

見るからに「嘘っぽい」というか「偽家族」なのだ。
車種からして、中年木梨よりもっと若い層だろう。
こういうキャスティングをイージーに進める広告代理店はどこだ。
クライアントも反対せず、企画が通過した。
こんなことができる代理店は、察しがつくけどさ。

●VAIO再び

SONYのPC広告第2弾。
先日は差別化ポイントでパームレストの材質について語った。
今回は、
「PCにもなる薄型テレビ」
ん?
小型テレビの広告か?
しかしロゴは「VAIO」だ。
写真もキーボードなど見せず、テレビ然としている。
でも、ノートパソコンの広告なんだよね。
本来なら
「薄型テレビにもなるPC」と言いたいところだ。
それでは平凡で当たり前なので
言い方をひっくり返したのだろうが、
苦しいね。

最近、パソコンとテレビが急接近中。
以前ならキャプチャボードを差し込んでテレビ視聴したのだが
今はその機能を標準で内蔵している。

インターネット接続は無線LANが人気だが
そのPCでテレビを見ようとすれば
アンテナ端子に接続しなくてはならないからコードで結ばれる。

一方で無線、その一方で有線というけったいなことになる。
いずれトランスミッターが出現するのだろう。

VAIOの広告に戻る。
前回も差別化ポイントが「パームレスト」かよ、とケチつけたが
今回は「テレビ機能内蔵」かよ、である。
これらは、どのメーカーもやっていることだ。

だが、広告は「Designing is power」と結んでいる。
機能はともかく「デザイン」の優秀性を見てくれ、と言っている。

機能はどのメーカーも大同小異。
で、SONYはお得意の「見た目」にウェイトを置き始めたのだろうが、
1つ1つ小出しにするより、
「優れたデザイン」と「堅牢性」に徹底的にこだわっているという
姿勢を全面に出したアプローチのほうが説得力があると思うけどな。

●昼食
みそラーメン。
このあたりのスーパーで買えるのは、まるちゃん、しまだや。
わたしの好みは「しまだや」。焼きそばは「まるちゃん」。
これに大量のもやし、きざんだピーマン2個、
チャーシューがないから炒めたベーコンを添える。
こくがあって、けっこういける。

夜は、なんにすっかな?
とにかく、米2合といでおく。
簡単に「うな丼」にするか、「自家製あじの干物」に「野菜炒め」か、「ビーフカレー」か?
箸休めの佃煮や「のり瓶詰」を切らしていることに気がついた。
あとで買いに行くか。

●鉄塔
この界隈、鉄塔が多い。
「猪苗代新幹線」というのもある。
電気の動脈が通っているのだろう。
田園風景には似つかわしくないのだが。

この鉄塔群が建て替え中だ。
その結果、電波状況が悪くなるらしい。
東電が共同視聴地域としてケーブルテレビへ変換中だ。
最近、我が家の前も工事が行われ
引き込み待機中だ。
3月一杯には工事が終了。
全チャンネルクリアに映ることになる。
引っ越して12年、
ものすごい画面で我慢してきたんだもんね。
めでたし、めでたし。

●上映時間
シネプレックス幸手で上映中の「ジャーヘッド」は3月3日で終わる。
次第に迫ってきた。
でも、なかなか行けない。
いらいら。
先日チェックしておいた上映時間は日に3回。
午後は4時50分からだと思っていた。
ならば、今日なら実行できるか、と
再度時間を確認したら、なんと日に1回上映、
9時50分ということだった。
あらら、パ〜だわ。

あまり人気がないのかな。
上映スクリーンも小部屋に変わっているようだ。

こんなふうにころころ変わるのでは
チェックをこまめにやっておかないと「空振り」することになるな。

「シリアナ」も来月はやるのかな?
(3月4日から上映だった。)
「尻穴」。モーホ映画のようなタイトルだが、
石油を巡る陰謀映画。
これは面白そうだ。

●朝食
家人がシカゴの娘のところへ行って11日目。
掃除・炊事・洗濯をこまめにやるというのはかなりエネルギーを使う。
まだ、外食はしていない。
スーパーに食糧を買いに行ったのは4回。
野菜は、大根、人参、ほうれん草、ねぎ、ピーマン、もやしを
手を変えて調理している。
いつも、次の食事は何にしようか、ということが
頭の中をちらちらしている。

さて、朝である。
そろそろめんどくさくなって、モーニングサービス風にした。
ベーコンエッグ、野菜サラダ、トーストね。
チャーハンやベーコンエッグに
刻んだネギを加えると味がよくなることが判明した。

通販で購入した「アットスライス」で
大根、人参、ピーマンの3色サラダをつくりおきしている。
遠心分離機で水分をとばしておくと長持ちする。
歯ざわりがよく、野菜があまり好きでない小生も食べられる。

新聞を読みながら食事をしても文句が出ない。
洗面所から洗濯機の音がしている。
食事作りと洗濯は同時進行ね。

食事が終わったら、洗濯物を干す。
久しぶりの洗濯日和。
夕方から天気が崩れてくるという。
こうなると、完璧な主婦感覚である。
でも、今のところは結構楽しんでいる。

●女の島
昨夜、21時からNTVドラマ「ウーマンズ・アイランド」を
トリノに続き見てしまった。
久々のTV漬け。

これもトレンディドラマつ〜のかな。
六本木の向こうを張って新橋・汐留地区が元気がいい。
日テレ、電通があるからね。
そこで働く30前後の女性の仕事と恋の物語ね。

親子ほど違うミュージカル俳優と結婚した篠原涼子が主演。
彼女、自然体で結構演技がうまいですね。

篠原は汐留近代なビル群からほど近い
昔ながらの小さなビルにある零細・編集プロダクションに勤めている。
窓の向こうの天国と自分の居る場所の落差に矛盾を感じる32歳の編集者だ。

自分の机にはノートパソコン。
編集用の白いIMacが目だっていた。
助手のバイトの女の子が手にするのはデジタル一眼レフ。
CANONだったか。
撮影した人物をパソコンに取り込んで確認していた。

タウンマガジンを創刊することになり、
篠原は言いだしっぺで汐留で働く女性たちを取材することになった。

大手広告代理店、というから電通だね、で働く女性が井川遥。
なんと篠原の高校時代の後輩だった。
彼女は大きなクライアントのCMを作っている。
白い低い仕切りで区切られた仕事場は
篠原のデスクまわりと大違い。

空白の14〜5年で、こんなにも差がついてしまった。
実は、その後輩も男性問題で悩むことになる。

井川はTEPCOのCMなどに出ているが
太りすぎじゃないの。
顔もでかい。
現場を仕切るためにスラックス姿で出てきたが
似合わないことおびただしかった。
広告代理店の女性スタッフにデブはあまりいないはずだが。

スタバのようなビルの1階の喫茶店。
そこの女性店長第1号が中越典子。
大手金融会社を辞めてこの職についた。
彼女は仕事と恋が順調にいっていたのだが…
相手は大手広告代理店社員で、家庭もち。
彼の子供を宿し、悩むことになる。

中越は昨年のNHK大河ドラマ「義経」に
平家の建礼門院役で出ていたね。
現代劇では男を誘惑する小悪魔役が似合いそう。
色が黒そうなのが難点だが。

肝心の篠原にも「友だち以上、恋人未満」がいるが
5年という付き合いで、倦怠きみ。
やがて彼との別れを決断することになる。

篠原が自宅で使っていたノートPCは
松下電器のLet’sNoteだった。

彼女のボーイフレンドは電気会社に勤めている。
別れのとき、彼の会社の近くで会うのだが
東京タワーがよく見えた。
するて〜と、彼の会社は松下電器か通信の東京支社かな?

はためには優雅そうに見える汐留の女性たちも
それぞれに悩みをかかえて生活してるのね。

久しぶりで見る、このテのドラマだったが
最近の事務所の様子がわかって面白かったな。

原作は、最近盗難に遭った、林真理子だった。
彼女は昔、コピーライター。
都会の女性の先端職業には詳しい。

スポンサーは資生堂。
春の化粧品CMに出てくる女性たちが
ドラマに登場する。
伊藤美咲は出演していなかった。

CM、ドラマが表裏一体、というのも珍しい。

2月24日(金曜日)
●氷上の闘い
19時30分からNHKTVでじっくりトリノを見ましたよ〜
冬季五輪をここまでじっくり観戦するのは初めて。

素人目にも荒川の演技はすばらしかった。
伸びやかな手足でしたね。
あんなにスマートな死体、おっと違った肢体とは思いませんでした。
村主も転倒とかのミスはなかったけど、
荒川の堂々した滑りにくらべ、スケール感が感じられなかった。
やはり、荒川の「動」、村主の「静」の印象はいなめません。

演技が終わったあとの仕草も対照的。
陽気に見える荒川に比べ、祈りの村主。
手を組むのは、村主の「くせ」らしいが、自信のなさにも映る。

メダルをとった3人の中で、荒川が一番スマートな身体で
一番大人に見えた。
コーエン、スルツカヤより実年齢も上でないの。


その昔、オリンピックの体操で
ベラ・チャフラフスカという選手がいた。
他の選手が、小柄で妖精のようだったのに対し
ベラは成熟した大人の肉体をもっていた。
妖精たちはアクロバチックな演技を競ったが
ベラが体操の女王になった。

荒川はそこまでグラマスではなかったが
洗練された大人の雰囲気だった。

そのような身体的な特徴で採点を行うことはないだろうが
観客は荒川の演技に魅了されたに違いない。

安藤は、若さゆえか荒削りの感があった。
果敢に4回転にチャレンジしたが失敗。
最後まで硬さが残った。
それに、メイクがきつすぎた。
目の周囲のブルーばかりがやけに目だってしまった。
それが下品な女の雰囲気になっていた。
彼女はアクの強い顔つきだから、それをカバーする化粧が必要だった。

荒川は高度な技を成功させたことが得点に結びついたのだろうが、
優雅に舞うセンスのいい女というイメージが好印象を与えたのだとも思う。
スルツカヤは、スラブかウクライナの百姓女という感じで
都会的な雰囲気はまるで感じられなかったもんね。

●順調
3人目が3ヶ月目。
雲上人界隈のお話である。
男子が生まれると現行法では第3位の継承者となる。
性別が判明できるのは何ヶ月目からだっけ?
もし、わかっても公表されないだろう。
だが、週刊誌は隠密裏に取材合戦が行われ
週刊新潮あたりがすっぱ抜くかも知れない。

第3子が男子の場合、やがては国の象徴になるのだが、
ふつうにゆけば100年くらい先の話しでないの?
その間に女性天皇OKということになるかも知れないしね。
平成の先の先の年号を今からがたがた言ってもはじまらん。

結婚は3年、第1子誕生で10年…
兄貴より先を越していた次男は
第3子生産に関し長男に遠慮していた、と報じられた。

宮内庁の偉いさんは、皇室の「子作り」にも発言する。
これは兄弟の親の意向でもあったという。
弟夫婦に近い医療関係者が
「年齢的にもリミットに近づいている。作るなら今」と意見を述べた。

「そうですか。では、今夜から励みましょう」と、
答えたかどうかわからんがね。
第3者の言で、家族の人数が決まるつ〜のもヘンな話し。
庶民なら「ほっといてくれ!」ということになるだろう。

新聞の人生相談にも散見する。
なかなか子供の生まれない夫婦に
顔を合わせると姑が催促する。
嫁はそれにいたく傷つく。
どうしたらいいの…と。

子作りなど極めて私的な行為である。
5〜6人、犬みたいに生むのもいれば、
欲しくてもできない、というケースもある。

やんごとなきお方が住む界隈は「少子化」とは無関係。
長男家族の原因は
互いに心と体のバランスを欠いている、ということに過ぎない。
でも、彼女に「もう一人」というのは酷だろう。

強引な口説きに負けたのか。
長男の情にほだされたのか
それが敗因だ。

「やはり野におけれんげそう」だったのかも。

●入院
民主党永田議員が塀の中に雲隠れ。
都合が悪くなると政治家、財界人は「入院」措置となるが、
だいたい老人に多い。
30代でこのようなテを使うとはね。

怪文書の入手先をゲロし、
あやふやな情報でお騒がせしました、と
世間、自民党に正々堂々と謝罪すべきがスジではないか。

「ガサ」で問題を起こしたのは彼だぜ。
都合悪くなると亀が首を引っ込めるように入院。
進退は執行部に一任、とはね。
自分のケツも満足に拭けない青二才、ということになる。

ま、ダボハゼみたいに
おいしそうな目先の餌に飛びついた報いだろうね。
前原代表は、偽造メールと判断した時点でも
自説を曲げず銀行口座を公開しない自民党を批判していた。
これもおかしい話で、高速道路を逆走する車みないなもんだ。
もっと素直になって「お騒がせ」を陳謝する柔軟な姿勢が欲しい。

彼は鷹派で知られるが、こういう性向の持ち主が
憲法、自衛隊問題に取り組んだら、どういうことになるのか。
恐い部分があるね。
早く代表を交代したほうがいいんじゃないの?

●やたっ!
ついに荒川が金メダル。
トリノにて最初で最後の大偉業!
ラジオを枕元に置いて寝たが
ジャズを聞きながら不覚にも寝てしまった。
目覚めとともにONしたら、快挙の報道が伝わった。
アジア人としても初だそうだ。
自由の得点が125.32点は自己ベストだという。
大大会でこういうことができるのは偉大だね。
村主、惜しくも4位。
安藤は秘密兵器に失敗して15位。

※荒川の勤務先東京プリンスホテルも大歓声。(夜中の実況を見ていたのかな)

荒川、村主は期待されていただけにかなりの重圧があったろうが
それをはねかえしての「金」だから立派なもんだ。
村主も健闘したが、演技はよくても相変わらず「不幸」がとりついたような雰囲気。
そこへゆくと荒川は「華」がある。

TVでタイミングよく放送していた。
演技しているときの姿がきれいだ。
勝気そうな、目のつりあがった彼女だが
表彰台に立った時は美人に見えたぜ。
「君が代」が流れているとき
曲に合わせて彼女の唇が動いていた。
隣の「銀」の顔がちょうど荒川の「金」のところにある。
サーシャ・コーエンがそのメダルにちらっと視線をやったのが印象的。

24歳の荒川は今回が最後のオリンピック、という姿勢で臨んだ。
そして、自己最高の得点で優勝。
またも「女性」パワー爆発だ。
少しは見習ってはいかがかな、
いつまでも出たい出たいとほざいている
ジャンプのおじさんは。

●イメチェン
スタイリッシュでクールなイチローが
急に親しみやすくなった。
こうした変身ぶりに女性の反応も敏感だ。
彼の好感度も上昇中という。

海外流出組の選手の中で、松井、井口が世界選手権出場辞退したが
イチローは毅然とした態度で王JAPANの一員となり
「王監督」を「男」にする宣言。
昨年は低迷するマリナーズで一人気を吐いていたイチローだから
球団に対しても強気で臨めるのだろう。
オーナー企業が日本のニンテンドーということもあるだろう。

古巣のオリックスは、今年は清原、中村を獲得して注目を集めているが
清原の要請に応え練習に合流した。
テレビにも役者として出演。
今まで壁を作って近寄りがたかった男が
野球以外でも急にマスコミへの露出度が多くなった。

日本と米国に豪邸をかまえ
美人の年上妻と優雅な生活を送っている。
稼いだ金を自分のために使う、蓄えるのは結構だけど、
野茂や松井のように社会貢献をすれば
さらに大人に脱皮できるのだがね。
(やっているのかもしれないけどね)

城島が向こうで注目を集めている。
彼が日本代表を辞退しても、マリナーズでは新人だから許せるよね。
練習で捕球するたびに「GoodBall」とかいちいち声をかけているという。
アメリカではそういう捕手はいないそうだ。
それが、ピッチャーに評判がいいらしい。
あるベテランは
「子供の頃父親とキャッチボールをしていた頃を思い出す」と述べた。
アクティブで人なつっこい性格だから溶け込むのに時間はかからないんじゃない?

その彼が2番を打つというニュース。
1番はイチロー。
今年のマリナーズは面白くなりそう。

米テレビ局『FOX』のホームページでは、早くも
今シーズンの注目新人選手を両リーグからそれぞれ5人ずつ紹介。
その中の一人に城島を選出した。
松井もかすんでしまいそうな塩梅であるね。

●帰国
トリノから日本選手が次々に帰国している。
「どのツラさげて」と言いたいが
当人たちはケロッとしている。
笑顔の帰国である。
国際試合に耐えられない成績だよ。
もう少し、しおらしい態度が欲しいな。

日本人も変わったね。
「恥」の精神はどこへとんずらしたの。
その昔、自殺した「つぶらや」選手の爪のアカでもどうぞ。

ジャンプの原田は
体重不足で失格という選手の風上にも置けないミスを犯しているのに
「4年後も、その次も目指します。オリンピックは好きですから」と話したとか。

おいおい。
「好き」なのはいいけど、勝負だぜ。
「後進に道を譲る」という言葉もある。
指導者として若手の育成という道があるんでないの。
オリンピックのアーチェリーでは、中年の星がメダルを取っているけど
今のジャンプの成績じゃ無理でないの。
自分を知らない無謀な発言としか思えんがね。

●瀬戸際
ほりえもんは「東京拘置所」。
ライブドアは「管理ポスト」。
どちらも折の中。

ライブドアだが、数年前はインターネット無料接続サービスをやっていた。
それが、いつの間にかオンザエッジに買収されていた。
堀江は名の通っているライブドアに本丸を移した。
今回の不祥事で、ライブドアの株式上場が廃止されると
旧堀江帝国は空中分解かね。

でもさ、一番悲しい思いをしているのは
ライブドアの創業者だろうな。
奴に買収されたばっかりに
金融犯罪企業としてその名が永遠に残るのだからね。

2月23日(木曜日)
●真夜中
トリノの実況が真夜中だってね。
フィギュアは最後の砦。
これがこけたら、日本はかっこつかない。
やっぱり気になってしまいますよ。
見ちゃおうかな…

●この世の果て
NHKラジオ21時半頃、
また由紀さおりが歌っておりました。

急ぎメモをとったが、一部追いつけない。
テレコがあればよかったね。
今ではデジタルレコーダーだが、
そんなしゃれたもんは持ってないもんね。
昔ながらのSONYマイクロカセットレコーダーだもんね。
もう何年も使っていないから電池がなくなっているだろう。
やなもんだぜ。
歳とともにそういう機材が必要なくなるつ〜のは。

では、メモを起こしてみよう。

「今夜はここで甘えさせて
わたしはあなたにささやきかけた
肩を抱くのも若い*****
カーテン閉めてカーテン閉めて
くちづけしましょう
笑って泣いて
生きてきたのね
わかってきたのよ
愛の悩みも
この世の果てまでそばにいて」

「どこかで花のかおりがすると
あなたはわたしにほほえみかけた
旅をするのも久しぶりだわ
あかりをけしてあかりをけして
星を見ましょう
ふたりで越えた長い年月
あなたにもらった
愛とやすらぎ
この世の果てまでそばにいて」

「年など****
見つめ合う****
私は生まれあなたに会えた
しあわせでした****愛されたから
この世の果てまでそばにいて」

歳ゆえに3番目になると疲れてきましたね。
紙に書くと、かなり照れくさい文句でありますが、
大御所・岩崎時子先生になると、
おいくつになられても
こういう詞がすらすら出てくるんでしょうか。

この世の果てまでそばにいて」までは許せるけど
あの世の果てまで連れてって」だけは、よしていただきたい。

●2転3転
民主党永田議員が当初の意向を翻したようだ。
前原代表もそのまま。
あれだけ国会、世間を騒がしておいて
一体どうなっているんだろうね。
自分たちのやったことにもっと責任をもって欲しいね。
子供たちにしめしがつかんではないかい!

●蔓延
ファイル共有ソフト「Winny」が猛威をふるっている。
パソコンに潜ませておいた
彼女との赤裸々な写真が流出してしまう、なんてことは日常茶飯事。
一般人はともかく、議員秘書、役人なども
このたぐいの被害を蒙っている。
彼らは赤っ恥をかくだけだが、
「国を守る」人々のパソコンから機密事項が白日にさらされては一大事。

海上自衛隊は隊員のPCから
非常用暗号書、乱数表文書一覧、
印字すると厚手のファイル10冊分が流出した。
護衛艦の通信員が「極秘」データを自分のPCにコピーした。
それがWinny経由で流出した、とみられる。
2chあたりで、この書き込みがあって
海自が初めて気がついた、というおそまつ君。
22日からコールサインや乱数表を変更したそうだ。

隊員の士気低下。
問題意識欠如。
平和ボケ。

若い隊員なのだろうが、
Winnyで音楽データをロハで入手していたのだろうが
そんな高いものじゃないだろ。
給料から買えよな。
お前のせこい気持のおかげ
でスパイに渡ったらどうするんだよ。

●功名心
永田議員に問題のメールを渡した者が
取り沙汰されていた。
あまり評判のいい人物ではない、とも。
週刊新潮がすっぱぬいた。

怪文書は国会周辺に跋扈しているわけで、
これは今にはじまったことではない。
永田議員は爆弾を渡されたわけだが、
彼は真贋を見抜けなかった。
これが不幸のはじまり。

自分の行動が内閣を崩壊させることができるかもしれない。
こうした功名心(巧妙ガ辻ではないよ)が
心の底に潜んでいなかったか。
はやる気持が「裏づけ」調査を甘くした。

結果、議員バッチをはずすことになってしまった。

●偽造
北朝鮮のドル紙幣問題じゃ〜ないよ。
先週来から国会の貴重な予算委員会の時間をさいて
行われている「堀江メール」問題。
民主党・永田議員がメールのコピーを見せながら
武部幹事長の次男に堀江から選挙資金として金が渡っている、と
スクープ発言を行った。
当然、自民党はそんな事実はない、と否定。
民主党はしつこく食い下がり、今週にもつれこんだ。
追求は永田議員から前原代表に移り
昨日の党首討論で行われた。
何か新しい事実が出るものと、国民は国会中継に釘付け。
ところが、前原代表の前振りが長く、
肝心のメール問題は最後になった。
純ちゃんの長広舌で時間が押され、前原代表は尻切れトンボ。
「証拠はあるぞ、あるぞ」と言いつつなにも提示しないまま終わった。
とんだ、肩透かし。
失望。
純ちゃんの言うとおり「ガサネタ」だったな、と国民は思った。
期待感が大きかっただけに民主党の姿勢に、また「失望」」。

「次の内閣」ごっこなどやってるばやいではないやね。

そして今朝。
民主党執行部は永田議員の提出したメールは「偽造」との見解に達した。
で、肝心の永田議員は…先日来姿が見えない。
責任をとって議員辞職の方向で党は検討している、ということだ。

永田町を去る永田議員か。
しゃれにもならん。

「大山鳴動鼠ゼロ匹」というみっともない幕切れになりそう。
与党を蹴落とす好機とばかり、ウラもとらずに突き進んだ
民主党執行部の姿勢も批判されるだろう。

聞けば民主党には弁護士出身の議員も多いという。
こういう連中は何をしていたんだろうね。

「予算委員会」という大切な時間を、
あやふやなスキャンダル問題で時間を潰してしまった。
国家に対する責任も民主党にはある。

ここでつまづいては、前に戻って建築偽装問題の追及などできはしない。
「官から民」問題を突き上げる絶好のチャンスだったのにな。

若い代表もいいが、今回のように間違った方向に突っ走ることもある。
補佐役の鳩山幹事長は何してたんだろ。
名誉職ではないのだから、もっと先を読んでアドバイスするのが当然だろう。
こんな党では先が思いやられる。
これが第2党というのだから、日本の末来は暗いよな〜。

●春浅き
久々に陽光が射す。
おだやかな朝。
ジョンとの散歩も足取りが軽い。
樹木の蕾はまだ固い。
鳥のさえずりも聞こえない。
足元の小さな草もまだ花をつけていない。
オランウータンの笑顔のような木を見つけた。


2月22日(水曜日)

●外堀埋まる
ライブドアに新たな展開。
1昨年の会計が約53億の粉飾決算を行っていたという疑惑。
小菅拘置所収監中の堀江が再逮捕。
さらに、しゃばにいた新生ライブドアの熊谷代表も逮捕された。

次々に腹心が逮捕されているというのに
肝心の堀江はしらを切っている。
彼は決算について「赤字はだめだ黒字にしろ」と
腹心に話していたという。
では、赤字の企業を黒字に見せるにはどうしたらいいんかね?
言外に「粉飾」をにおわせていたのではないの。

この熊谷という男、
堀江逮捕後の新生ライブドアの代表におさまった。
この人事だが、みるから臭いと思っていたよ。
株価至上主義を堀江と共に演出してきた男が
なぜ生き残ったのか、と。
まだウミを出し切っていない、と見る人も大勢いたのではないか。

経済界にパイプをもつおっさんがいくら努力しても
限りなくグレーな役員がいたのでは
対外的な信用は回復できない、と思っておりましたよ。

これで少しはまともな新体制となるのだろうが、
まだ徹底的に刷新しなければライブドアの未来は暗い。
本日の株価は72円だったそうだ。


1月5日に開催された自民党の賀詞交歓会に熊谷元代表が出席していた。
まだ、この次期はハネムーンだったのかしらね。
その後ライブドアは墜落。
今、自民党は彼らとの結びつきを打ち消すのにやっきである。

●果て
最近NHKラジオの夜によく流れる歌がある。
由紀さおりの「この世の果てまでそばにいて」
彼女の伸びのある澄んだ声。
押さえながら歌っている。
耳を澄まして詞を聞くと…
「言えばむなしい愛の言葉ね…手を取り合って…」

戦後のラジオ歌謡のような
懐かしいメローディーなのである。
詞も古風な男と女のような…

調べてみたら。
NHKユア・ソングの今月の歌。
詞は岩崎時子、作曲吉田正。
由緒正しい人たちの作品だった。
さらに、吉田正が昔、何かに使う予定だった曲が
急遽中止になり、そのまま埋もれていた、のだそうだ。

熟年夫婦の細やかな愛情を歌い上げた、とある。
詞を探したが見当たらなかった。

「言えばむなしい愛の言葉ね…手を取り合って…」
若い連中と違って、愛情を確認する言葉を毎日掛け合うという習慣などない世代だ。
共に歩いてきた長い道のりを
お互いに思いやり、いたわり合う。
そんな不器用な心情が伝わってくる歌ではあるね。

●期待外れ
党首討論を聞いた。
前日までほりえもんメールに関して自信たっぷりの
前原民主党代表だったが…
まるで進展なし。
なぜ、あんなにもったいつけるのか?
これ以上証拠はない、と思われても仕方のない内容だ。
首相は余裕の答弁だもんね。

●退任
宮代町の助役と収入役が退任。
昨今の町の厳しい財政状況と、2役制度の見直しを図った結果という。
収入役は任期満了、助役は2年の任期を残して、ということだ。

この2役は地方自治法で置くことが許されているが、
置かなくてもいい、ということなのだろうかね。

町のHPで彼らの給与を確認できる。
助  役 月額 648,000円
収入役 月額 595,000円

このほか期末手当も細かく規定されている。
近隣自治体も確認できるが、騎西町は宮代町より高給だった。

2役の退任により1500万近くが他の費用に回せることになる。
2006年度の予算は78億2500万円。
前年比2.4%減だそうだ。
予算の中の人件費の割合は不明だが、
固定費としてかなりを占めるのだろう。

しかし、切り詰めるだけではやがて行き詰まる。
タコが自分の足を食っているようなものだからね。

人口は10年前の35000人から1000人落ち込んでいる。
原因を追究し、勤労者の定住化策を考え
企業誘致などままならないだろうから起業を促進しなくてはならない。

「住みたくなる、住み続けたくなる」町の創出は簡単にできることではないが、
できることから手をつけなくてはならない。

最近気になるのが道路わき、畑に捨てられたゴミ。
これを徹底的に掃除することも、そのひとつ。
役場の職員がパフォーマンス的に行ったことが
だいぶ前の新聞で紹介されたが、これは今も続いているのだろうか?

宇都宮の駅近く。
マロニエ並木の両側で
主婦やおじさんたちのボランティア団体が熱心に取り組んでいた。
美しい町ならそれを維持しようという気になるのだろうね。

宮代町はどうか。
西口からまっすぐ延びる道がある。
いわばこの町の顔の部分だ。
だが、いつも丸坊主にされた貧弱な街路樹が続く。
その先に、ユニークな笠原小学校、
東武動物公園、緑豊かな新しい村があるというのに
その期待感などまるで感じられない。
市街化された地域の緑化計画がおそまつ過ぎるのだ。
これじゃ〜〜ね。
美観に対する感覚が違うのかな?

2月21日(火曜日)
●災難
胸糞悪くなるから見ないことにしてるのに
たまたまテレビをつけたらNHKトリノニュース。
全く災難だった。

やっていたのはアイスダンス。
日本人ペアは確か再会、じゃないよ、最下位。
それなのに、中年男女がにこにこしながら「充分楽しめました」

何言ってるんだよっ。
楽しみに行きたいなら自費でヨーロッパやアメリカに行けよ!
五輪参加は日本でハクをつけるためじゃないぜ。
何か勘違いしているようなペアなのだ。
もっと、くやしがれよな。

ロシアが優勝したのだが、採点方法が変わり
各国は難易度の高い曲芸みたいなポーズを取り入れた。
そのため転倒続出。
トップのイタリアも敗退、
どこかの選手は腰を痛めて翌日は棄権したそうだ。

日本は無難な技を無難に踊って最下位なんだろうな。
けっ!

だいたい女性のウェアの色彩センスが悪い。
赤と黄色が目立つ。
チャイナカラーだぜ。
顔つきも、そちら風だったけどさ。

そこへゆくとロシアは黒と金と赤。
男性は闘牛士みたいないでたち。
女性もそれに合わせてシックなデザイン。
美男美女。
技もすごいがファッションセンスもよかった。

そこへゆくと、なんだね。
日本のアイスダンスは猿芝居みたいに映ったがね。
日光猿軍団だってもっとマシだろう。
これで、本当にいいのかね?

●消しゴム
春を感じさせる淡い色使いの広告だった。
読売新聞連載漫画「こぼちゃん」の原画が消しゴムで消されている。
今朝は8469回目だった。
長寿である。
当然、朝日や毎日には別の絵柄を使っているんだろうな。

クライアントは「トンボ鉛筆」。
キャッチは
「人は書くことと消すことで書いている」

鉛筆で描いた下絵の線を消しているから
こういうアプローチになったのだろう。

コピーライターは変化球を投げたつもりだろうが
もってまわったわかりにくいコピーだね。

「消すことで作品は生まれる」
とでもしたほうが、消しゴムに「焦点」があたり
すっきりと意味が伝わるだろう。

「人は」の部分は言わずもがなで不要ね。
もったいつけることはない。
「猿は」とか「犬は」なら面白いけどさ。

本社が東京都北区にあったとは知りませんでした。
昭和20〜30年代、鉛筆といえばトンボとコーリン。
私はコーリンを使っていましたが。
消しゴムのブランドは憶えていませんが
消しているうちに紙も破けてしまうということもあり
材質が粗悪だったような感じがする。

後年、高級消しゴムは三菱UNIをもっぱら使っていた。
USAには日本のような高品質の消しゴムはないのかな?
先年、知り合いのAmericanがたくさん買って帰国した。

単価の安い商品に全15段を使っている。
単なる商品広告ではない。
消しゴムを媒介にした企業広告である。

下の目立たない場所で
「文房具への手紙」を募集していた。
使い手の思い入れ、こだわりを書いて送る。
審査に通過するとトンボ文具セットを送ってくれる、というもの。

鉛筆に代わりシャープペンシルが主流とはいえ消しゴムは必需品。
この広告を見て、少し大きめの消しゴムが欲しくなった。

●妙
朝7時台のTBSラジオ。
森本哲郎のうんたらかんたら、という番組がある。
たまたま聞いていた。
映画紹介を評論家の今野雄二がやっていた。
あら珍しい、まだやってるんだね。
2本だった。
1つは「ブロークバック マウンテン」。
これは男性の同性愛の話だそうだ。
若い頃同性愛関係にあった二人が20年後再会する。
その間お互いに女生徒結婚していた。
(女性と、だね。MS−IMEは相変わらずタコだ)
ところが、再び恋の炎が燃え上がる、つ〜もんらしい。
今野が熱を入れて紹介する。
「ず〜いぶん熱心だね。あと1本あるんだよ」と
森本がチャチャを入れる。
今野がそっちの傾向があることは多くの人が知っている。
それをふまえての発言なのは明白。
今野はむきになって反論していたが
顔が赤くなっているのがわかるような気配だった。
2本目「シリアナ」
びっくりしたな〜もう。
また、モーホの映画かと思ったよ。
「尻穴」だもんな。
ところが違った。
シリアの石油利権にからむものらしいかった。
バックに国家犯罪が見え隠れする。
こちらは面白そうだ。

ったく、朝から変な内容とタイトルの映画を紹介するなよな。

2月20日(月曜日)

●動機
1昨日中国人女性が2人の幼稚園児を刺殺した。
言葉の障壁からくる疎外感と
一方的な思い込みによるもののようだ。
殺す相手は誰でもよかった。

浮かばれないのは幼い2人である。
輝かしい人生の入口でそれを閉ざされた。
親の気持になってみればその悲しみはいかばかり。

容疑者には当然弁護士がつく。
心神耗弱を理由に無罪を主張するだろう。
人を殺しておいてこういうことがまかり通るのだから
先進国は殺人天国だな。
江戸時代の人間の方が、道理に叶った判断をするだろうよ。

●国威発揚
経済大国。ハイテク技術国、発展途上国に金をばら撒く国。
紛争地域で貢献するも憲法が足かせで動きが悪い国。
国連では存在感がいまひとつ。

金力はあるが体力ない。
そんな感じの日本である。
だから、国際競技大会は国民の存在感を示すチャンスだ。

貧しいため一人の選手しか参加させることしかできない国もある。
そこへゆくと日本は120人以上の選手団を送り込んだ。
その結果が、この「ていたらく」。

日刊紙は4面もさいてトリノの模様を報道するが
7位入賞とか10位入賞などと、迫力欠けることおびただしい。
前半の競技が終わっても、メダル皆無。
先進国でこんなぶざまなのはJAPANのみだね。

過去の冬季五輪のメダル獲得数を見ても
日本はウインタースポーツが苦手というのは明白だ。
トリノで最悪の結果となったら、30年ぶりの「赤っ恥」だそうだ。

選手団が「青菜に塩」で帰国したら
関係者の責任追及が始まるだろう。

原因はなんだろうね?
協会の連中の世界水準を知らない時代錯誤としか思えない。
国内でちょっといい成績を出した選手がいると
もう「鼻の穴をふくらませ」て胸を張っちゃうというのじゃお先真っ暗。
国内選考会をもっと厳密に行い
レベルに達していない競技にはエントリーしない!
員数合わせでかき集めて選手団を結成しても国際的な恥をかくだけだぜ。
それと、税金の無駄遣いだ。

2月19日(日曜日)

●老婦人
NHKBSで「ターシャ・テューダー四季の庭」を放映していた。
途中から見た。
バーモントに住む老婦人の丹精込めた庭と彼女の生き方を紹介していた。

わが国でバーモントといえば「カレー」と相場が決まっているけど
USAの地図を渡され、バーモント州はどこだ、と言われても
正確に指すことができない。
で、確認したら東部の一番上、カナダと国境を接している小さな州だった。

番組の中の風景も、長い冬と短い温暖な季節がたっぷり紹介されていた。

広大な敷地を30年以上かけて庭造りをした。
短い夏が終ると長い冬の支度を始める。
来春に美しい花が咲くように土壌改良し球根を植える。
紅葉が終わると、外にある花々を鉢に植え替え温室に入れる。

90歳という高齢にもかかわらず
季節の流れに逆らわず淡々と生活している。

雪に埋もれる長い冬は
お気に入りの部屋で絵を描く。
四季の風景をモチーフにした淡彩画。
それが、たいそう上手なのだ。

それもそのはず、彼女は現役のプロだった。
絵本をつくっている。
彼女の母親も肖像画のプロだった。
その血を受け継いだ彼女は離婚後、絵で子供たちを育て上げた。
今も、愛犬のコーギー犬を主人公にした絵本の原画が
彼女の机の前に置いてあった。

お洒落な照明もないパソコンもない。
彼女の、ひいお爺さんが使っていた花瓶に庭の花が生けてあった。
開拓時代の部屋の雰囲気である。

林の中の高台にある彼女の家は
遅い春に一斉に花が咲く。
種類も豊富で、「みごと」としか言いようがない。
しかし年齢には勝てず、広大な庭を管理することが苦痛になってきた。
ところが息子の嫁が、助手となって技を受け継ぐ体制ができた。
孫には「ジャム」や「ろうそく」の作り方を教えた。

電気は通っているが、暖炉の火やローソク、窓からの光が好きなのだそうだ。
「でもね〜、エジソンが電気を発明して、
モーターが使えるようになったのには感謝している」
水汲みの重労働から解放されたときのことを
つい昨日のできごとのようにいう。

90歳といえば大正5年(1916)生まれ。
エジソンが発電機を発明したのは明治13年(1880年)だから
タイムラグがあるけど、すんなり聞けてしまう。

つかの間の美しい季節があるから
長い冬も耐えられるという。
きゃしゃだが、根性の人なのだ。

●堂々
最近、パソコンの新聞広告と言えばDELLとHPの
価格訴求ばかりで面白さに欠ける、と思っていた。
久々にSONY・VAIOが15段製品広告を掲載。
高級感を出そうとライティングに凝っちゃって…
往年のSONYらしくないけど。

キャッチも控えめな大きさ。
「素材を前面に押し出しました」

これだけでは何を言おうとしているのかわからん。
ボディコピーをじっくり読むのは
競合社と広告関係者だと思うけどな。

バックが全面写真でグレーっぽいので
小さな文字が読みにくい。
久々の大きなスペースなので制作者が酔っておりますね。
リーダビリティが抜けている。

でも、読んでみましたよ。
VAIO新機種のパームレストに超薄型のアルミ材が使われている、ということだ。
プラスチック系だと長い間使っているうちに
塗装がはげてくるのだけど、SONYはそんなことはありませんよ。

しかも、アルミ成型技術が新潟の伝統技術を用いた「押し出し・成型」だという。

ここまで読んで、キャッチの意味がわかった。
ずいぶんまどろこしいね。

他社との差別化がパームレストの素材だけつ〜のもさみしいな。
筐体から全て超薄型アルミを使って軽量化、というのならインパクトがあるけどね。

ナショナルの「Let’sNote」は、モバイルPCとして
とっくに小型軽量化を図っているのだからね。

大きなスペースを使って
言えるのはこれだけ、ではSONYのPCも暗いな〜。

2月18日(土曜日)

●東西交流
NHKで朝10時から日仏料理人交流番組を放映していた。
午前中の1時間、ゆっくりテレビを見るなんて滅多にない。

新しい表現を求める仏国の料理人が
京料理の現場に研修にきていた。
番組はその1週間を追っていた。

日仏の素材への姿勢がかなり違う。
例えば、松茸。
日本はその姿を生かし、さらに器の美しさも味わう。
フランスの料理人は、日本式「ダシ」の取りかたを学んだ。
そして、松茸を調理する。
高価な品をミジンにきざむ。
フードプロセッサーでペースト状にする。
味付けに蜂蜜を使う
伝統の京懐石を作る料理人は
意表をつかれたように、
固唾をのみながら見守る。
調理法をメモする。

器に盛られた仏蘭西風京料理に
日本の料理人は素直に驚嘆する。
味もいい。
目からうろこ、の面持ちであった。

フランスの料理人は
新しい店を出すにあたり
日本風割烹スタイルを取り入れたい、という。

世界を代表する料理の交流により
お互いの優れた点を取り入れ進化する。

京都は古都にもかかわらず
昔から新しい事象を柔軟に取り入れる気風がある。
ファッションにおいても顕著だ。

お互いを認め合った料理人のコラボ。
京都には新作を発表する立派な会館がある。
その日は、大勢の料理人が集まり
舞台で繰り広げられる「融合料理」の行方を見守る。
大型スクリーンが舞台の両サイドにあり、
手元を見ることができる。
「観客」は熱心にメモをとっていた。

新作に挑戦する人々と
その技を受け止めようとする人々。
こういうあくなき探究心から
すばらしい料理が生まれる、ということを
実感させられた1時間だった。

●幼稚園児殺害
実行者は中国籍の女性だが
夫は日本人だった。

言葉の壁が障害となって孤立感を深めていったようだ。
子供たちの送迎方法への不満。
しかし、これが「殺人」の動機では短絡的過ぎる。
まだ、闇の部分が解明されていない。

2月17日(金曜日)

●合併問題
県版にでかでかと「71市町村を12市に」

いよいよきましたね。
上からの押し付け案。

埼玉県は他県に比べ圧倒的に市町村の数が多い。
前回の合併も多くの組み合わせが失敗している。
どの地方自治体の住民も確固たる信念をもって
「合併反対」をしたのではない、と思っている。
情緒的な要因が多かった、と見ている。

わが町も、ある団体の「風説」により流された、と思っている。

こんなことじゃいつになっても合併がまとまらないから
ついに強権発動か…



埼玉県には市町村の合併の組み合わせを協議する
「市町村合併推進審議会」がある。
会長は横道清孝(政策研究大学院大学教授)氏だそうだ。
こういう名前の学校があるとは知りませんでした。
会長が示した試案が修正され、さいたま市を除く70市町村を11市に再編、
県内を12市にする案が「全会一致」で決まった、そうだ。

審議会のメンバーはどのような方々なんだろう?

組み合わせ案は県民や市町村から意見を聞いたうえで、3月29日の
次回会合で正式決定し、上田知事に上申される、そうだ。

もう時間はあまりないが、その間に「県民、市町村」から意見を聞いて
まとめあげることができるんだろうかね?

しかし、面白いことにというか、意外というか
審議会が協議する組み合わせ案は「協議を促す指針で
強制力は伴わない」という。

なんだ、「絵に描いた餅」かよ。
そういうことなら、大上段に振りかぶるのは滑稽、だね。


組み合わせ案は12市にまとめるために
じつに「荒っぽく、ひとくくり」にしている。

地図を広げ、境界を接する地方自治体を
赤鉛筆で囲っていったような作業。
この程度なら一杯やりながら誰でもできるだろう。
そんな具合なのだ。


宮代町は、気が遠くなるような市町がひとまとめの中のひとつ。
加須市、羽生市、久喜市、蓮田市、幸手市、宮代町、白岡町、菖蒲町、
栗橋町、鷲宮町、杉戸町、騎西町、北川辺町、大利根町。
ぬわんと、5市10町ですよ!
県東北部を1つにしちゃおうという。で一気に「中核市」へ、という構想。
ぴんとこないな〜。

宮代は杉戸とともに春日部と一緒になるはずだった。
庄和町を呑みこんだ春日部市は、
草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町が一緒になって
さいたま市に次ぐ政令指定都市を狙う。
陸の孤島だった松伏町の将来は明るい。
こじんまとした戸建団地の造成が精力的に進んでいる。

宮代が首都圏寄りの春日部と一緒になっていれば政令市の一員になれるはずだった。
県東の雄市の一員になれるはずだった。前向きの合併だった。
それが、失敗したしたため、県東北の中核市に組み入れられようとしている。
後ろ向きの合併だ。
あの、歴史を誇る岩槻市でさえ、流れを考慮して「さいたま市」と一緒になったというのに。

時代の流れは中途半端な合併を許さないのかも知れない。
小生、白岡、宮代、杉戸という3町の「横向き」の合併を夢想したが
こういう案は今となっては受け入れられないのかも知れない。

しかし、今回の構想はすんなりと通るはずがない。

今となっては、先の合併失敗が「凶」と出た感じがする。
誰だ、目先のことしか考えず「合併反対」を叫んだ奴は!

●醜態
自民党こきおろしで勢いづいていた民主党も
とんだところでミソをつけた。
自民党は巻き返しを図るかも知れない。

民主党「永田」議員のブラック・メール騒動だ。
第1報には、ものすごいネタを発掘したもんだ、と驚いた。
とくとくと追求する永田議員が手にしたメールが映ったが
ヘッダ部分に黒線が引いてあるのがわかった。

ほりえもんが武部幹事長の次男へ
選挙コンサル費5000万の資金提供を行った。
そのメールを入手した、という、とんでも話しだ。

当の武部幹事長は当然否定。

一夜明けて
再び永田議員が立ったが、一気にトーンダウン。
自民党の「証拠を出せ」との要求に
「どうしたら信じていただけるのか教えてください」
と、首相に「泣き」を入れるという「ていたらく」。

当然、あれだけの爆弾を投げたなら
確固たる根拠があってのことと思うが、
なんとも歯切れが悪くなった。

持ち時間が迫ったことを議長に告げられると、
「ぼく、***に質問***」などと発言。
議員が、ああいう席で自分を「ぼく」と言うかね。
中学校の生徒会じゃあるまいし。
目玉だけぎょろつかせていたが、
なんともみっともない幕切れだった。

だからなめられるんだよな、民主党は。

●悲惨
関西で幼稚園児2人が殺害された。
犯人は送迎を行っていた
同じ幼稚園に通う子供の母親。
身柄はすぐ確保された。
日本名を名乗っているが中国人。
言葉の壁で悩んでいたという。

状況からすぐ足がつくとわかっていながら
犯行に及んだのだから、発作的かと思うが
包丁を用意していたというから計画的だ。

動機は語っていないという。

父兄による送迎は、この母親の提案によるものという。
自分の子供がいじめに遭っていないか
自分の目で確認する目的もあったようだ。

母親の亭主は日本人か中国人か報道されていない。
混血なのか中国なのか不明だが
実際にいじめに遭っていたのか、
母親の思い過ごしなのか。

第3者からの犯罪に対し守るべき保護者の犯罪。
これでは、幼稚園児をもつ家族に戦慄が走る。
疑心暗鬼になる。
守ってくれるのは地域でも父兄でもない。
何を信じていいのか、だ。

それと、日本に同化しようとしている善意の外国人に対しても
懐疑の目が向けられるだろう。
しかも、言葉の壁に悩んでいるとなれば
入園拒否、という騒動が起こるかもしれない。

小学女児を殺害し「私の体に悪魔が入った」と「言い訳」をした
日系ブラジル人に対しても、
急速にニュース価値がなくなり報道されなくなった。

外人が日本人を殺めるとどういうことになるか。
「強制収容所」を作り、そこで矯正作業でもさせなくてはいかんな。

2月16日(木曜日)


●新潮創刊50年

敗戦から10年である。
昭和30年である。
映画「ALWAYS3丁目の夕日」の時代である。
日本が経済復興をとげ人も町も元気な頃である。
小生、小6年から中学に移行する年である。
ラジオから流れる三橋美智也、春日八郎の歌を
耳から自然に覚えてしまった時代である。

新潮創刊のニュースは知らないが、家にあった。
柴田錬三郎が「眠狂四郎」を連載していたのは覚えている。

あれから50年ですか。
今週の新潮は全7段の広告を打っている。
「50年の50人」という大特集を組んでいるが
比重は、皇太子妃「雅子」さんの
「第2子ご誕生作戦進行中」というもの。

大変ですな皇室は、
外野の思惑で子作りをしなくてはいけないとは…

文春も、全7段広告で対抗した。
こちらも皇室記事が大特集。
「紀子さまご懐妊・宮中全情報」

長男と次男の嫁の子作りは
しもじもとは大いに違う。
その重圧は我われの想像を絶するのだろう。
外交官時代の快活な女性が、皇居の住人となってから
「笑顔のお手振り」は別として、なんとなく別人となったように思える。
相当な覚悟をして嫁いだとは思うが、
それこそ「想定外」な事情があったんだね。

「文春」は
「第3子即位・皇居に住むのは雅子さま、紀子さま?」
などと書いているが、不敬のそしりを免れない。

第3子即位の前に、現皇太子が即位するんでないの。
皇居に住むのは雅子さんに決まっているじゃないの。
それからの話しをしてどうするの。
まだまだ先のことだよ。
それまでには、女帝誕生ということになってるかも知れないじゃないの。

その頃、私は墓の下。

2月15日(水曜日)
●エルマーガントリー
バートランカスターが演じる、ローカル回りのセールスマンが
地方都市の美人新興宗教家に惚れ、
売りものを、家電品から宗教に変える、という往年の名画。
今夜19:30からBS11で放映。
おすすめです。

●帰り道
昨日、所用があって成田国際空港へ出かけた。
いつものように、東武動物公園から上野へ出て
京成スカイライナーを利用した。
帰路は変えてみようと思った。
一度上野に出て戻るのはアホらしい。
JRを使うことにした。
迷わず南越谷まで購入。1110円だった。

ホームに立ち路線図を見ると、成田空港線つ〜のがあって、
千葉経由で東京、横浜、横須賀へ出てしまう。
成田線で我孫子に出たいのだよ。
駅員に聞いたら、成田で乗り換えてください、という。
な〜んだ、そういうことか。
たぶん子供の頃1度乗ったことがあったと思うが
ほとんど初体験と同じ。
きれいな車両だったが、19時を過ぎていたので車窓風景は見えず。残念。
安食、湖北とかを順調に過ぎる頃は車内もがらがら。
我孫子到着、常磐線に乗り継ぎ。小走り。
新松戸から武蔵野線に乗るのだ。

我孫子から乗ったのは快速で、柏を過ぎたら松戸まで行ってしまう。
なんだ、遠回りしなくても柏から東武野田線で春日部まで行けるじゃないの。
切符を買ったとき、この路線のことは頭になかった。

急遽方針変更。
柏駅の賑わいぶりにはびっくりしながら野田線に乗り込む。
これがまあ、単線ですよ。
駅に着くたび待ち合わせ。
結局、東武動物公園に到着したのが21時10分。
2時間以上かかってしまった。

交通費は、柏までだったらかなり安い、が時間がかかる。
上野まで出てスカイライナーなら、速いが、高い。
運賃に限らず、だいたい、世の中そんなもんだ。

●メンテナンス
掲示板が、メンテナンスのため本夕刻まで利用できません。

●悪知恵
ほりえもん騒動もいろいろなことが白日にさらされてきた。
彼とその取り巻きの「悪」知恵はたいしたもんだ。
だけどさ、このエネルギーをまとうなことに使えばよかったのにね。

若者に起業意識を目覚めさせた功績はあるが、
「反面教師」として彼と彼の側近は、
75日間は記憶に残ることだろうよ。

2月14日(火曜日)
バレンタインデー
チョコレート業界の最大イベントも
送る側の意識の変化があるらしい。

プランタン銀座が2005年末に女性約200人に実施した調査によると、
本命チョコの平均予算は3235円と前年より115円高く、
義理チョコを贈る個数も平均7・9個と前年より2個増えた。
自分のチョコも買うと答えた人は81%に上ったが、
予算は前年より約400円安い2672円とやや控え目という。

「本命チョコ」は高級化、女性に送る「友チョコ」というのもあるとか。

社会的なイベントの「蚊帳の外」ですよ私なんざ。
サイクリング時にエネルギー補給用として購入するくらいだもんね。

●衰退
ラジオをつけてトリノの様子を。
恐いもの聞きたさ、である。
案の定、耳を覆いたくなるような成績だ。
日本と外国の差がどんどん離れてゆく。
結局、お山の大将、ということだったのかね。

残るはフィギュア。
これまで、華麗なテクニックを披露し、注目株だが
これも安心できないそうじゃないの。
米国のクアン選手の棄権で、日本選手の気分も
少しは楽になったのかも知れないが
こういうことでしか期待がもてない、というのでは寂しいよ。

全般的にウインタースポーツの選手層つ〜のは薄いのかね。
トリノでスピード競技惨敗となると、
国内の人気スポーツから脱落。
結果、ますます層は薄くなる。
かろうじて、フィギュアは、注目競技だけに
娘に習わせる親も微増し、
スケートリンクの営業成績もやや上向いたらしい。

夏場は施設のない競技はトレーニングが困難ね。
スキーに車輪をつけたり、
夏草茂れるゲレンデでグラス・スキーだもんね。
こうした、悪循環によって、
ますます競技としてのウインタースポーツは衰退し、
やがては、冬季五輪への出場選手も激減。
今回は120名以上らしいが、
いずれ50人とかになっちゃうかも。

トリノ惨敗を受けて、国内の関係者は蒼白。
国のてこ入れで冬期スポーツ振興策を投じる、
つ〜のがお決まりのパターンだ。

いいじゃないの、無理しなくても。
背伸びして、弱体選手団を送らなくても。
昔から財力と体力は比例しないんだよ。

2月13日(月曜日)

●めろめろ
トリノの日本選手は、惨憺たる成績だ。
今のところ…。
だけど、今後に期待していいのだろうか?

「めろめろ」の「めろ」ちゃん、1回目は尻もちついた。
悪びれない態度はいいけど、
悲壮感が漂わないのもいいけど
やるときゃ、きっちり成績を出していただきたい。

最近の選手は「楽しんできます」とか
「周囲に感動を与えられればいい」など
「逃げ」をうつようなコメントを出すが、
これは間違いじゃないの?
「メダルを取ります」と言えないのは
彼等が自分の実力を認識している、ということではないのかね。

スノボに限らず、世界のレベルは日本よりかなり上のようだ。

予選落ちしたスノボ男子たちは、
4年後に選ばれることを視野に入れてるらしい。
優勝したのはアメリカだが、彼は18、9歳のハイティーン。
年齢だけでいえば日本もひけをとりません。
心意気だけでなく、技術水準を格段に上げていただきたい。

物見遊山で参加されたのでは、たまらん。

2月12日(日曜日

●どひゃ〜
昼間、フジテレビのドキュメンタリー番組。
司馬遼太郎が小学校の教科書用に初めて文章を書いた。
20年近く前のことだ。
しかし、その教科書を採用する学校はなかった。
タイトルは「21世紀を生きる君たちへ」とかいうもの。
人間としての「生きかた、考え方」を偉人を例に語っていた。

東京都下の山奥の学校の女性教諭がその一文を見つけた。
学校は違う教科書を採用していた。
教諭は教科書会社に連絡し、その一文を使わせていただくことにした。

「道徳的」な話しだったが、教諭は情熱を込めて教えた。
いま、教え子たちは20歳を幾つか過ぎている。
社会に出た彼らに、そのときの教えがどのように生かされているか、を
追ったドキュメンタリー。

すっかり忘れていた子供たちもいた。
その中の一人の女の子の名前が
ぬわんと「女王子(じょうおうこ)」という。
これには、たまげた。
つけもつけたり。
親はどんな思いでそのような名前を選んだのかね。

彼女は、今、新宿の風俗「SMの館」で「女王様」になっている、
という話は聞けなかった。

昔、わが息子に「悪魔」とつけた親がいたが
それと同じくらいインパクトがありましたね。

●冬日
おだやかな土曜日とはまるで違う厳しさ。
「北風ぴ〜ぷ〜吹いている」。
古河に昨日行っておいてよかった。
この風じゃ土手を走れないもんね。

●やぱり
トリノ。緯度は稚内、気候的には群馬県前橋なんだそうだ。
だから、前橋市の人は「気分だけでもトリノ」を味わっては…と笑っていたよ。



期待外れぞくぞく。
女子モーグルの結果が出てしまった。
全員メダル逃がす。

ジャンプ。原田失格。
ぬわんと、体重とスキー板が規定違反。
戦わずして敗退。
「自分の不注意」と言ってたが、
ケアレスミスもいいところ。
彼が選ばれた時点で、選手層の薄さを露呈させたが
無理してエントリーする必要がないじゃないの、とは彼のこと。

もっと反省のコメントが欲しかったね。
得意の涙ぽろぽろのおまけつきで。
税金使って送り出しているんだからさ。

●かすむ
弟夫妻が公務を精力的にこなしている。
昨日は、「懐妊」後、おそろいで姿を見せた。
妊娠中にも関わらす、奥方のあのチャーミングな笑顔。
「けなげ」である。
ますます、マスコミ受けがよくなる。

一方、兄夫妻はさらに影が薄くなってしまった。
女性週刊誌を賑わせているのは奥方の「心のやまい」。
ああいう状況なのに「里帰り」もままならない。

周囲の重圧からあなたを「守る」とプロポーズした夫君は
どこまで公約実行しているのか?

ひょうひょうとした雰囲気の弟とお人形さんのような奥方。
(でも、真っ向から兄貴批判をしたりする)
(若・貴兄弟の場合、弟はひどかった。)

兄貴の結婚を待たずに、さっさと身を固め
妹の結婚相手は、弟の友人ときたもんだ。
じわじわとファミリー内の地位固めにかかっている。

兄貴が次期代表になるのは決まっているのだが
問題は、次の代表のことで見えない火花がパチパチしてるのかな?
兄貴のところに男子がいれば問題はないのだが、
奥さんは高齢出産でチャレンジする危険は大きい。
娘が授かったのだって、だいぶ年月が経過してからだしね。

一方、弟のほうは3人目ですよ。
間もなく超音波で性別が判明するか。
もし、「男子」だったら「でかした」ということになるのかね?

以前から気になっていたのは、この兄弟の両親は
成長した長男に対して距離を置いているような…
一方、弟は母親の子供の頃の顔つきに似てるんですよ。

親は子供を平等に愛することができるのか?
私は、それはちょっと難しい、と思っている。
反抗的な息子と従順な息子がいたら、どっちにより多く目が行くか?
と、いうことね。

若い頃から酒くらっていたらしいもんな兄貴は。
あら?私のばやいと、なんとなく似ておりますよ。
だからさ、兄貴に同情するんだよな〜、オレとしては。

兄貴も公務をこなした。
が、隣席にはかみさんの姿見えず。
片肺飛行。
参加者は「同情」の念をもって見守るばかり。

●輪行
北関東は歴史的な見所が多い。
徳川綱吉が出た館林、「大学」のある足利、平将門が活躍した下野一帯…
「地続き」だから、自宅からチャリで行けないこともないが
日帰では、ちょっと二の足を踏む距離でもある。

すっかり忘れていたが「輪行」というテがあった。
分解した自転車を「輪行バッグ」に収納し
電車に持ち込めるのだった。

調べてみたら、以前は持ち込み手数料が260円だったが
JRが平成11年1月1日より無料になり
大手私鉄もそれに追従したという。
であれば、最寄駅まで運び、歴史的な街をくまなく見て回われる。

横浜にいたころ、1度「輪行」したことがあったが
自転車の分解・組み立てなど忘れてしまった。

クロスバイクを購入した店の姉妹店が春日部にある。
いざ、実行ということになれば
「輪行バッグ」の購入を兼ねて「分解・組み立て」のレクチャを
受ける必要があるね。
それに、パンクの対応も。



サイクリング趣味の人のHPを見たが、
結構、私と同じように「普段着」で気軽に出かけている人も結構いる。

私はジョギングをしないのでトレーニング用のジャージを持っていない。
昨日は、Gパンではなく、
寝巻のジャージの上に防寒用パンツをはいて古河まで行ってしまった。
お手軽すぎたかな。

Gパンにディパックというのは一番疲れるスタイルみたい。



私は、今、乗っているクロスバイクを気に入っているが、
年季の入ったサイクリストには「中途半端」で
あまり人気がないみたい。

昔は、ロードレーサーに乗っていた。
ところが、夕暮の横浜線・小机駅前の県道を走っているとき
道路のクラックにタイヤがはまり込んで転倒。
膝をしこたますりむいて血だらけで帰宅したことがあった。

自転車は道の左端を走らなくてはいけない。
ところが、歩道と車道のわずかなスペースは結構危険がひそんでいる。
アスファルトが盛り上がっていたり、側溝をふさぐ格子状の鉄の蓋がある。
細いタイヤはこれが苦手である。
乗り上げてバランスを崩したり、格子と格子の間にはまりこんでしまう。
これが転倒につながることが多い。

当時は、マウンテンバイクももっていたので、
小机転倒以後、市街地走行はもっぱらこっちで行っていた。

細いタイヤはスピードは出て気分はいいが
夜間走行厳禁、となっている。

2月11日(土曜日)

●古河へ
天気晴朗、風もなし。
思い立ったが吉日。
というわけで、懸案の古河行きを決行することにした。
今年、初チャリ。
10時45分のスタートは遅いが
日が伸びているしま〜いいだろう。

本来なら関宿から境大橋に出て
利根川のサイクリングロードを行くのがオーソドックスだが、
そこは帰り道にすることにした。
我が家から和戸に出て御成街道から幸手に出る。
旧4号の町並みを抜ける。
ここも江戸時代からの町だから
しっとりとした趣きがある。
しかし、細い道で交通量が多い。
しばし走り4号線に合流。
権現堂の桜を右に見ながら栗橋に入る。
ひたすら広い道を走るが、
大型車がびゅんびゅん飛ばすので気が抜けない。
こういう道をチャリで走るのはアホらしいが仕方がない。

11時45分、利根川橋を渡り茨城県に入る。
古河市だ。
はるか向こうに高層マンションが見える。
あれは、JR古河駅前の建物。
どこからでもよく見えるランドマーク。

橋を渡ってやや行くと
渡良瀬川と利根川が分岐する。
古河は渡良瀬側だ。
道は快適だが、一部サイクリングロード工事中で砂利道。
パンクに気をつけながら走る。
新三国橋の下を通り、やや走ると三国橋。
ここは、東武日光線新古河駅から市内に入る時に渡る橋だ。
サイクリングロードを降りて、市内に入る。
数年前に通った道なので憶えていた。
狭い通りだが交通量は多い。

※永井路子旧宅 前からと庭側から

※永井路子旧宅内部:時期がら古い雛人形が飾ってあった。

とりあえず駅前に行こうと思ったが
小説家「永井路子」の旧宅が目についた。
土蔵である。
ボランティアガイドのおばさんがいた。
中に入りお茶をゴチになり、部屋の様子を見学する。
彼女が娘時代を過ごした家だ。
女学生時代は、都会的な美人で目立った人だった、という。
同じ年頃の男の子たちは、その美しさに
呆然として、ただ遠くから見つめるだけ、と
ガイドのおばさんが説明してくれた。
永井女史の家族写真が展示されていたが、
なるほど、なるほど。
古河の田舎には珍しい都会センスの少女だった。
お母さんも美人だったな。

土蔵は200年の歴史があるという。
外側を残し内部は当時の雰囲気を再現したものである、という。
話し好きのおばさんに、地図をいただき見所の説明をしていただいた。

古河藩の武家屋敷だった地域、お寺、蔵の地域などをチェックする。
数年前に訪れたときは、徒歩だったので
歴史博物館と鷹見泉石記念館しか見られなかったが
今回はチャリなので狭い場所をどこでも見て回れる。

※武家屋敷地域は立派な邸宅がある。中:総鎮守(後ろは土手) 鎮守前の通りは桜並木
武家屋敷地域は碁盤の目のように整然とし
往時を偲ばせる立派な屋敷もあった。
このあたりを散策し
古河の総鎮守「雀神社」に出ると、桜並木。
4月はいいだろな。

※表通りの電線埋設してある。雰囲気のある裏通りは、まだ電線が見える。右:蔵造りのある肴町。
古河は路地が多く、ほとんどが石畳。
広い通りは電線を埋設しているが
裏通りは昔のまま。
しかし、「歴史の街」として観光に力を入れているようだ。

開放的な栃木市に比べ、入り組んでいるが
城下町だけに「探検」する面白さは、ある。

※利根川サイクリングコース。帰路、ここでひとやすみ。茨城県猿島郡境町、と表示。
江戸川の金町あたりにある取水塔に似ているが、あばれると恐い、坂東太郎。水位を測っている。


※利根川の向こうの関宿城。ここから富士山が見える。夕暮時は最高らしい。

2時間近く町を見て回って帰途につく。
渡良瀬川から利根川に入り境大橋まで。
風が横から吹いており体力消耗。
関宿城を遠くに見ながら
コンビニで仕入れたおにぎりをぱくつく。
10分ほど休んで、一気に関宿橋を渡り杉戸まで。
帰宅、16時10分。5時間ちょいの旅だった。
走行距離62.75km。

※我が家に到着。「あんたは、いいよな」と足代わりのチャリが斜めになってぼやいている。

今度は、少し早めに出発し、北川辺町から渡良瀬遊水地に行き、埼玉・群馬・栃木・茨城の県境を
ふらふらしてみようかな。
渡良瀬遊水地の野焼きは雄大らしいが、もう終わったのかしらね?
※今年は3月19日(日)午前8時半から。(予備日:3月25日、26日)と判明

2月10日(金曜日)

●薄型テレビ
いよいよ「トリノ五輪」が始まる。
100名を超す選手団を送り込んだ日本。
無理してエントリーしなくてもいいよ、と
思える競技もあるんでないの?

ところで、五輪需要で景気がいいのが「薄型テレビ」。
液晶で出遅れたSONYが復活したと、いうでないの。
主要各社も広告に力を入れている。
久々に日立が目にとまった。
「野武士・日立」にふさわしい、見開き30段。
それだけでもインパクトがあるのに
世界の黒沢監督を画面にはめ込んだ。
ますます、強烈だ。

昔は、冷蔵庫、シェーバー、パソコンなどで
話題広告を連発した日立だが
最近はパッとしなかった。
この薄型テレビも短期決戦だと思うけどね。

広告の真ん中にリールにかかった映画フィルムがあった。
黒沢監督だけに、単なる絵柄かと思ったが、
ぬわんと、これが「文字」だった。

「ごくろう」と読めた。
映画界の天皇だけあって、「上から物もうす」なんだな
と、思ったけど「つくろう」だった。
まぎらわしい。

しかも、広告スペースが大きいので近くで見たら
それが文字とは判断できない。
少し離れて「ん?」と気づく。

制作者の「思い」ほど、この仕掛けは伝わらないんじゃないの?
凝ってはいるが、りきみ過ぎ。

何を「つくろう」かは、リードやボディコピーを読まなきゃわからん。

●カワセミ
AM9:40頃、東武動物公園から
雑木林方面に飛び去るカワセミと遭遇。
ほんの1〜2秒だったが、
光の具合が順光だったので
美しい羽根がはっきり確認できた。

2月9日(木曜日)

●Podcast
最近注目を集めつつある、放送番組の新しい聞き方。
ニューメディア、と言えるのかは微妙。
聴取するにはラジオでなく、携帯音楽プレーヤーを使う。
「Podcast」の由来は
「iPod Broadcasting」だからAppleの「iPod」を媒介にする。
ま、他のMP3再生可能な携帯プレーヤーでもOKだが、
Walkmanで先鞭をつけたSONYは
あれよあれよ、とAppleに水をあけられ切歯扼腕だろうね。

チューナーを内蔵しない「iPod」で放送が聞けるのか、という疑問が生まれる。
「放送」の語源は「送りっ放し」だから
聞きたい放送があればその時間にスイッチを入れなくてはならない。
聞き逃せばアウト。
この不便さを解消しようというものだ。
今のところNHKは対応していないが
多くの民放は「Podcast」用データをホームページやBlogで供給している。
新聞社もニュース記事を配信している。
iTune経由で番組をiPodにコピーすれば
外出先に「番組」を持って出られる。
読売新聞は一般ニュースに加え「社説」も配信している。
さらに英会話、小説朗読なども登場するから
満員電車で新聞、単行本を読むという昔から見慣れた光景も
次第になくなっていくのかもしれない。
と、言っても新聞で配信されるのは一部の記事だけどね。

Appleが定着させた文化は着実に裾野を広げてゆくだろう。
こうした社会貢献の結果、株価が上昇するのが健全な資本主義。

東京拘置所であいかわらずしたたかな「どらえもん」らしいが
出所した暁には「まっとうな」仕事を始めることができるかな?
あの、稀代の山師に。

●対照的
長男、次男の嫁の差がさらに広がってきた。
次男の嫁は妊娠し今秋出産予定であるという。
ベビーをおなかに入れて公務に精を出す。
もし、男子誕生なら、「でかした」とさらに評価が高くなるだろう。
髭のいとこも御満悦。
家系存続の大計は大慶であるぞよ、と。
(でも、また女児だったどうするんかな)
国会の協議もトーンダウン。
純ちゃんも路線変更だ。

一方、長男の嫁は心を病んで公務もままならない。
年齢から、もう一人、とはゆかんだろう。

次男の嫁は「お嬢さん」タイプ。
長男のそれは、キャリアウーマン。
出発点から対照的だったが
彼女等が所属するファミリーの中でも存在が対照的だ。

次男家族は、親の元へ妊娠の報告へ行った。
始終和やかに過ごした、という。
ファミリーの慶事なのだから長男家族ともども打ちそろい
お祝いすればいいと、下々は思うのだが
長男一家は、「蚊帳の外」。
この兄弟の両親は、弟の方が可愛いのだろう、と
思わせるフシが過去にもあった。

長男の嫁さんはますますプレシャーがかかるだろう。
それが病気に影響を与えることは明白だ。

キャリアを生かせる公務のことは一旦忘れることだろう。
子供も1人を大切に育てればいい。

もしかしたら、彼女は進路を間違えたのかも知れない。
あのまま仕事を続け、
もっと肩の凝らない人と結ばれていたら
昔の快活さが継続していた、と思うのだがね。

2月8日(水曜日)

●戦国自衛隊
日テレ、2週連続の「ドラマコンプレックス」。
昨夜、見ちゃいましたよ。
大昔、あの頃は小松左京、半村良にはまっていたので
小説は読んでいたけど、ほとんど忘れてた。
その後映画化。見ていない。
自衛隊は川中島の合戦にタイムスリップしたが
今回は、天下分け目の関ヶ原。

陸上自衛隊の全面協力なので
最新の戦闘兵器、車両を見ることができましたね。

反町はとみに軍人役が似合ってきた。
渡辺篤は、相変わらず「滑舌」が悪い。
緊迫したシーンで怒鳴るのだが
迫力がないし聞き取りにくい。
あれはミスキャストでしたね〜。

ドラマは、小説のアイデアを下敷きにしているけど
まったく新しいストーリー。
反町が400年後の世界に残した物が意外な場所から出のだが
妻子がどういうわけか現代の関ヶ原を訪れているんだよね。

ま、はなから荒唐無稽なのだから、いいかっ。

●愛好家
読売新聞に月1回「読者のニュース写真」。
1席から佳作までの写真が掲載される。
今月の受賞者は6人。
年齢は1席70歳。以下58歳、49.69、76、55と続く。
みなさんお年を召していらっしゃる。
1席、3席は山形県酒田市で山形YPCという写真クラブの会員。
同じクラブから2人も入ったと、大いに盛り上がったのではなか。

観光地に行くと高級一眼レフを持った年配の方をよく見かける。
しかも高価な望遠レンズをつけたりしている。
デジタル一眼の人はほとんどいない。
よく使い込んだ銀塩カメラだ。

デジタルカメラも画素数が向上し
35mmに匹敵するほど。
とはいえ「匹敵」だから、肩を並べたとまではゆかない。

彼等がこだわるのは、描写力だ。
やはりフィルムにしか出せない微妙なトーンがある。
これがデジカメ隆盛と言っても「35mmカメラ命」の所以なのだ。

カラー全盛だがモノクロにこだわり続ける人もいる。
自宅に暗室を備え「焼き」を加減する。


こうした熱狂的なフアンも、数は少ないのだろう。
コニカ・ミノルタの35mm、フィルムからの撤退。
ニコンの大幅撤退などが如実に物語る。
これから、35mmカメラは「中古ショップ」でしか
お目にかかれないと思うと寂しい限りである。

●やっぱりね

小泉内閣「猪口」少子化対策大臣のことである。
首相が送り込んだ「刺客」の予想外の抜擢。
政治家初体験にして大臣だもんね。
組閣時の服装から私は「だるま姫」と名前をつけていた。
あの感激ぶり。
素人丸出し。
このままいけるのかな?と思っていたら
週刊新潮が彼女を「あぶり出した」
文春も軽く触れている。
「だるま」が早くも馬脚をあらわしたか。

「軽くヤバイ」どころか「重傷」だ。

●警報機義務化
新聞報道。
法で義務付けられる火災警報器は
煙を感知して警報を出すタイプ。
電池式やコンセント式があり
ホームセンターで3000円程度から購入できる。
購入の目安は日本消防協会の検査に合格した「NSマーク」。
義務化に機に、高額商品を売りつけようとする
悪質業者が出てくる心配があるので注意したい。
不審な業者が訪れた場合は
「各地の消費センター」に相談。

この情報ならよくわかる。
先日町から配布されたチラシは
いろんなことが記載されていたが
肝心な部分がボケていた。
やはり、報道文は、昔から言われるように
「5W1H」を押さえ簡潔でないと伝わらない

2月7日(火曜日)
●珍種

※左が牛丼ミニパソ・右がオリジナルMaxmini

SOFMAPからオリジナルPCがアナウンスされた。
「牛丼ミニパソコン」と「バーガーミニパソコン」
人が食うのではなく「人を食った」ネーミングだ。
形状を見ると、またまたびっくり。
ぬわんと、Mac miniに瓜二つ。
「牛丼」はOS無しだが、メモリ1G,HDD100G、コンボドライブとかなりパワフル。
キーボード、マウス、ディスプレイは別売だから
初めての人には敷居が高い。
10万4800円と値段も高い。
「バーガー」はOSインストール済。
Pentium M 740、メモリ512MB、60GB HDD、DVDマルチドライブ搭載。

面白いパソコンだとは思うが、
2台目、3台目として揃えるにしても価格が高いよ。
Appleマシンそっくりさん、というのも芸がなさすぎ。

●DV
デジタル・ビデオじゃないよ。
「ドメスティック・バイオレンス」
「家庭内暴力」のことかと思っていたら、
解釈の範囲が広い。

DV警告ポスター。
「妻や恋人に手をあげたことのあるかたへ」
「警告します」
「あなたは、暴力の加害者です」、とある。

付き合っている相手への暴力も「DV」だ。
ところで、DVの低年齢化が進んでいるという。


長崎市のNPO法人「DV防止ながさき」が一昨年、
長崎県内の女子高校生1332人を対象にした調査で、
10%に当たる139人がデートDVの被害体験があると答えた。
被害者のうち、3分の1はキスやセックスなど性的強要で、
殴るけるの暴力も3分の1に上った(複数回答)。

神奈川県の私立高2年の女子生徒(16)は
「友達の女の子が彼氏に別れたいと話したら、
殴られた。そんな話はよくある」と話す。


デートと言えば、昔は映画を見て食事とか、話しながら歩き回るなど
他愛のないものだった。
そんなことを繰り返しながら相手を尊重し、女性との付き合い、考えを学び
女性をガードする、という男らしさを身につけていった。

ところが、現代の子供たちは
例えば1回目のデートで過度の内容を期待するか要求するものらしい。
細木数子の言う「男は恐い動物」で、暴力を振るわれたら
男性恐怖症に陥ってしまう娘もいるだろう。
不幸な経験である。

もっとも、健全な付き合いをしている連中も大勢いるのだろうが、
こういう事件性のある行動を起こす男も多い、ということなんだろうね。


DV警告のポスターは
殴られて目に痣を作った成人女性なのだが
なぜ、モデルが外人なんだろうな。
DVは以前から欧米に多いというから、それを敷衍したものか。
だけどな〜、日本人を使ったほうが
臨場感があると思うけどね。

2月6日(月曜日)

●ミュンヘン
行ってきました。
といっても、ドイツではないよ。
面白い。
といっても、ゲラゲラ笑わないよ。
内容はいろいろな場所で紹介されているので
説明はいたしません。

「プライベート・ライアン」では
ノルマンジー上陸作戦で、手足がもげたりリアルな描写があったが、
今回も、同様なシーンが続出。

イスラエルのオリンピック選手が銃で撃たれるシーン。
頬から銃弾が入り頬から抜ける。
その傷口がザクロのように広がり血が噴き出す。
特殊メイクとはいえ、そのリアルさといったらありません。

ホテルのベッドに仕掛けた爆薬が
その量が多すぎて大爆発するシーン。
隣の部屋の男を狙ったのに主人公も「あわや」爆死ということになってしまう。
2つ向こうのカップル。
裸の女にシーツでくるみ脱出を手伝う。
相手の男はすっぽんぽんで、パンフレットで前を隠している。
彼にも声をかけている。
仲間がリーダーを助けにくる。
「おまえ、他人をかまっていないで、さっさと逃げろよ」とでも言わんばかり。
事件に巻き込まれた人には優しいリーダーなのであ〜る。

爆発シーンは館内の音響装置が割れんばかりの大音響!
こっちの座席も吹き飛ばされるのではないか、とびっくらこいた。

主人公がモサドを退職し秘密暗殺チームのリーダーに任命される。
奥さんはあと2〜3ヶ月で子供を出産する。
ヨーロッパへ「出張」する前のつかの間のベッドシーン。
これも特殊メイクでおなかをふっくらさせていた。
やたら、せり出したおなかをカメラが追う。
「ど〜だ、このこだわり」と言わんばかり。
ところが、「へそ」のつくりがリアルではなかったな。

仲間を殺害したオランダ女性を報復に行くシーン。
3台の自転車で川に浮かんだ船に住む女性の家を襲う。
自転車の形はさまざまだ。
ドロップハンドルが1台あった。
彼等が自転車を降りる時、
サイクリング用の棒のような携帯空気入れをひっつかんでゆく。

おかしいな〜
ママチャリに毛が生えたような自転車でも
ヨーロッパでは空気入れを常時携行するんだろうか?
と、思ったらこれが偽装した銃だった。
1回1発しか発射できない。

暗殺者、と察した女が
時間稼ぎをしながらテーブルの引き出しをあける。
そこには小型拳銃が隠してあった。
女は手を伸ばそうとする。
暗殺者の1人は、空気入れに弾を込めているのか
まだ、もたついていた。
1発胸に打ち込む、2発目は首にあたる。
小さな穴が白い肌に2つあく。
女はよろけて椅子に倒れこむ。
げほげほ咳き込むと、喉の命中口から血が吹き出す、というリアル描写。
遅れて来た1人が最後の1発を打ち込み女は事切れる。

襲われたとき、女は色仕掛けでかわそうと思った。
このため半裸で椅子にもたれて死ぬ。
1人の男がローブをかけるが、
他の1人がはぎとってしまう。
昔ならぼかすはずの下の毛が見える。

殺人を終えてアジとにもどる。
衣服を剥ぎ取った男が
「やはり、かけてあげればよかった」と述懐するのが面白い。
こういうのは殺人者に共通する心理なのかね。


「追う」はずの暗殺者が
今度は報復のために「追われる」立場に変わる。
いつ消されるかもしれない恐怖が襲う。
ニューヨークに移り住んだ一家だが
愛する家族も巻き込まれるかもしれない、と思い
ノイローゼになってしまう。
川の向こうには、当時は健在だった「貿易センタービル」が見えた。

イスラエル、パレスチナ、では
今なお悲惨な民族同士の殺し合いが続いている。
9.11で貿易センタービルは吹き飛んでしまった。
原因はイスラエル対パレスチナの抗争ではなかったが。

「世界の警察」を自認するアメリカは
陽気でシンプルなカウボーイのように
他国へ土足で踏み込んでくる。
蹂躙された国の愛国者の憎しみがあることは確かだ。

殺しあうことの空しさがひしひし伝わってくる映画ではありました。


月曜日ということもあってか、観客は20名にも満たない。
前回の「フライトプラン」に続き、ゆったりと観賞できましたよ。

今度は「ジャーヘッド」と「ダビンチコード」が待っている。

●総理
選挙戦をみてもわかるが、
純ちゃんはコピーライターとしても有能だ。
彼がどれだけ自分で考えているのかわからんが、
常に短い言葉で本質をえぐる。
今も、国会中継が行われている。
ラジオで聞いているのだが
「欲望は無限・財源は有限」と喋った。
言葉の対比。

「欲望は無限・財布は有限」と変えれば
「いいものを安く売る」店のキャッチに使える。

●正統アプローチ

商品を堂々と見せる。
広告の手法としてはもっともオーソドックス。
従って、コピーで何を伝えるかが手腕のみせどころ。

三洋とASKLのアプローチが「物ドテン」である。
「三洋電機」は業績低迷し創業者一族「井植」が経営から身を引いた。
それ以前に外部から「野中よもよ」氏を招聘している。
先頃、画期的な「乾電池」を発売した。
単価は小さくても消費量が大きいからヒットすれば
安定利益を確保できるのかも知れない。

本道の家電品では「洗濯機」が、堂々デビュー。
成熟を過ぎた商品だけに、新しい機構で市場を活性化しなくてはならない。
最近各社は、ドラム型。しかも、投入口が斜めに配置されている。

この広告は、自信の表れか商品を堂々見せている。
洗濯物を「洗剤」で洗うのではなく「空気」だそうだ。
画期的なのだろう。
整然と説明している。
三洋は洗濯機に関し、栄光の時代があった。
「サンヨー婦人」。
洗濯機が黎明期の頃
小暮美千代をキャラに広告攻勢をかけたことがあった。
そのイメージは子供心に憶えている。

松下電器と兄弟会社だったが、
追いつき追い越せの勢いがあった。
その後の経過は、ご覧のとおりである。

今朝の洗濯機広告で、往時の夢よもう一度、ということになればいいね。
商品名の「AQUA」だけど、デザインはSONYの「VAIO」に、線の流れが似てるけどね。

SANYOのロゴだが、このデザインは非常にチープ。
(AIWAも同じだが)
企業の顔になる部分だけに、もっと神経使って作り直すほうがいい。
「サンヨー」が「サニョー」と読まれるのを危惧してか「N」の見え方を変えているが、
それが、さらにデザインの「座り」を悪くしている。


ASKULはオフィスのサプライ品販売会社。
一般家庭には縁がない。
今回は、照明の広告だ。
丸い電球と細長い蛍光灯が、ここまで多品種になった。
その形状の面白さを出している。
「明りに明るい」と語呂合わせキャッチ。
コピーライターはこういうアプローチが好きなんだよね。
発想しやすいもんね。
キャッチは陳腐だが、絵柄で救われたというケース。
でも、しばらく見入ってしまったけど。

●ブランド化
焼酎人気が継続中だ。
なかでも鹿児島の「芋」はブランド化して高級品。
「幻の…」と呼ばれるのもあるそうだ。
昔は大衆酒だったが、大層な出世ぶり。
「日吉丸」のようだが、
焼酎は他の酒を制して天下を取ることはできないと思うけどね。

日本酒もそうだが、石高の少ない地酒が全国ブランドになって
出荷量が増えれば味は落ちるわさ。

「薩摩芋」自体も変化をとげている。
「焼き芋」もブランド化しているようだ。
銀座、広尾では産地を明示して差別化を図り
高い価格設定をする。
それでも売れる、という。
こうした現象に対し、関東の芋の産地
「川越」では一過性で終わるのではないかと心配する。

「戦争を知らない子供たち」とは、団塊の世代以降だが
今は彼らの子供たちが消費を牽引する。
さらに来年は「団塊」そのものが定年を向かえ一斉にリタイヤ。
彼らの「こだわり」消費傾向に
多くのメーカーは期待する。

団塊以前の者たちにとって「芋」は代用食だった。
「米」が食べたいけど、戦争で国土は疲弊してとれない。
代わって麦、芋類が食卓に並んだ。
「ギンシャリ」など食えるのは
一部特権階級や農村部だったもんね。

「芋」といえば、「金時」と「農林1号」しか知らない者にとり
これもブランド(銘柄)だが…
昨今の芋現象は、戦時中、戦後を知らない人々の
「大騒ぎ」としか映りません。


読売「時代の証言者」は永六輔が登場。
彼は子供の頃、小諸に疎開したそうだ。
「いじめ」に遭い、母親は着物を売る「竹の子生活」。
町で知らない人が母親の着物を着ているのを見たことがあったそうだ。
そんなわけで、疎開に対するイメージが悪い。
戦後60年経過してもその地に、いい思いを持っていなかった。
同時代の仲間、小林亜星も近いところに疎開していたが
彼はそんなことはなかったそうだ。
同じく、野坂昭如。
彼の描く「火垂の墓」は疎開先で辛酸をなめた兄妹の悲しい話だが、
それは、彼の疎開先・福井県が舞台。
だが、彼は「うらみつらみ」を声高に言わない。
しかし、読者には疎開先の薄情さが伝わる。

こういう経験をした人たちは
当時の主食「芋」にどんなイメージを抱いているか。
「だから、嫌い」という人もいれば
「だから、好き」という人もいて千差万別。

ラジオの語り部「六輔」氏も
昔のことは水に流すようにしたと、言っているが
少年の頃の思いは死ぬまで彼の意識の底を流れ続けることだろう。

2月5日(日曜日)

●待ち組
猪口少子化相が使い始めた「待ち組」。
世間の風潮をなんとか他に目を向けさせようと
使い始めた苦肉の言葉、としか思えない。
意味は「フリーターやニートなど挑戦しないで
様子を様子をうかがう人」のことだそうだ。
さらに
「負け組は立派。その人なりに戦ったのだから」
と、持ち上げる。
だけどね、「負け組」はどうしたらいいのさ?

反省すべきは教育のありかただぜ。
なんでもかんでも「平等」を掲げ
幼稚園・小学校時代から「勝ち負け」意識を排除しようとしてきた。
いい例が、「運動会」だ。
「みんな揃ってゴール」などと、おかしな「演出」をやってきた。
彼等が長ずるにおよび
「受験戦争」に直面し、いやおうなく「勝ち・負け」のレッテルを貼られる。

さらに、「拝金思想」。
親の姿を子供たちは学んできた。
家のローン、教育費…
親はいつも「金がない」とこぼす。

しかし、こんなことはいつの時代もあったのだよ。
生きてゆくのに「金」は絶対必要なのだから
そこで「足るを知る」の精神を家庭は教えなくてはならない。

「フリーターやニート」たちは
競争社会に嫌気がさして、若いにも関わらず
経済的に「足る」を知った人の群れではないのかね。

企業は景気のいいときは大勢雇用し
経営のまずさから左前になると、人員整理する。
そして人件費が安く、いつでも解雇できる「パート」を雇う。
彼らの事情で人生を左右されてはたまらん、という意識が
「待ち組」の大量発生現象となったのではないかね。

反省すべきは社会の仕組みを作る為政者、経営者ではないのかね。
それを棚に上げて、「待ち組」とは、よ〜いうぜ。

猪口「だるま姫」は、責任転嫁せず、
もっと根っこの部分をしっかり見据えておくれでないかえ。
もともと、実力以上の抜擢としか見えないのだからね。

2月4日(土曜日)立春

●医薬分業
ということで、病院・医院の近くに院外薬局ができている。
処方箋を提示して薬をもらうが、
そのとき一緒に薬の内容、シールもついてくる。
当然これらは薬代金のなかに含まれている、と思うわさ。
ところが、ひょんなことから有料だということが判明した。
薬局により差があるらしいのだが20〜30円ということだ。

患者はそんなこと何も知らされていない。
薬局のプリントアウト代。
ランニングコスト代、ということなのかね。
処方箋を提出するとき
「シールはいりません」というと、その分安くなる。

初めから知らされていれば納得するが
当然のように、含まれて請求されていたのかと思うと
なんとなく割り切れない気分だね。

2月3日(金曜日)節分

●私信
京都のGeorge君
たまにはここを見てますか?
姉さんのM野高校時代の同級生で、
ラスベガス在住N君が1月31日死去しました。
この記事を読んだら、姉さんにお伝えください。

●地震
13:39、茨城沖震源。震度3.
めまいを感じそうなゆっくりとした左右の揺れ。
10秒も持続しなかったが、
体感的には揺れの余韻が残った。

●スターリングラード
昨晩19:45〜22:00、NHKBS。
ジュード・ロウとエド・ハリスの狙撃手同士の死闘を描いた映画。
ばっちり録画。
冒頭シーンは、プライベートライアンのノルマンジー上陸作戦ばりの
すさまじいシーンから始まる。
ボルガ川を渡河しようとする赤軍新兵だが装備はおそまつ。
岸にもどろうとする兵士を赤軍将校がトカレフで次々に射殺する。
事実ならひどいものだ。

題名からして、ソ連国策の戦争スペクタクルと思いきや
赤軍政治将校の発案で
狙撃の英雄として祭り上げられた青年と
彼を「始末」にやってきたドイツ国防軍将校との対決もの。
原題は「Anemy of the Gate」という。
なぜ、あんな大袈裟な邦題になったのか不思議である。

エド・ハリス扮するドイツ国防軍将校は、すげ〜〜かっこい〜。
顔つきがじゃがいも系だからよく似合う。
着任したてはふっくりしていたが、最後は頬がこけている。
じつに細かい。
録画しながら、しっかり見てしまった2時間だった。

●タイトル
TIME誌アジア版の表紙は落日の「ほりえもん」。
グローブに地球をキャッチし無法マネーゲームは「GAME OVER?」。
9回裏、最後のボールを捕球してしまったのだ。

しかし、写真はこの日のために撮影をしたものではないはずである。
若き改革者であり
「地球を手玉にとるほりえもん」のはずだった。
タイトルは「NICE CATCH!」
だが、チャップリン扮するヒトラーが
地球儀をもてあそぶのと同じような危険な構図だった。

同じ写真でもタイトルのつけかたひとつで
かくも意味合いが違ってしまう。
あ〜〜こわ。

●恵方巻
テレビで紹介する、
スーパーのチラシはTOPで扱う。
年々元気になってきたのが関西発「恵方巻」。
なんでも、関西では昭和のはじめ頃から存在したようだ。
寿司屋の販売促進のようだ。
今年は「南南東」だっけ?
この方角は誰が決めているの?

確か昨年、この風潮が関東に流れてきたので、
女性が太くて長い海苔巻きを人前でかぶりつくのは
はしたない。卑猥である…
その理由を書いたら、女性に掲示板でおしかりをいただいた。

今年もフロイトの解釈を知らない女性たちが
無邪気にやるんだろうな。
めでたしめでたし。

2月2日(木曜日)
●火災警報機、設置義務
町の広報誌に折り込まれていた。
既存住宅の場合、
平成20年から「住宅用自動火災警報機」の設置が義務付けられる、そうだ。
マンションの天井にあるような煙・熱感知器である。
これって、国の制度なのかな?
マスコミで報道されていたっけ?

タイプは天井設置、壁設置の2つ。
設置場所は「常時寝室として使用する居室」だそうだ。

火災報知機の必要性についての説明がある。
「建物火災の死者の9割が、住宅火災による」
「住宅火災の死者の7割が、逃げ遅れによる」
「逃げ遅れの死者の5割が、睡眠時間帯に発生」
だから、火災報知機が必要、というもの。

これって、ちょっとおかしくない?
マンションに住んでいたときは、全室にスクリンプラー形式があったよな。
全室設置は金がかかるから、寝室に設置しろ、というのかね。
2階家は寝室プラス階段踊り場である。

出火場所、出火原因を明示してくれるのが本筋ではないだろうか?
で、寝室に特定せず、出火の一番多い場所に設置しなくてはね。

寝室以外の場所から出火して
寝室の警報機が熱や煙を感知したときは
もう火が回って手遅れってことにはならないだろうか?


もっと悪いことには、
「火災警報器」の発売はいつ、どこで、いくら位で購入できるのか?
自分で設置するのか業者に頼むのか?
これらが明示されていない。


その上、
「悪質販売等の警報機はクーリングオフの対象となります」とある。
ということは、「設置義務」を商機として
悪質業者が訪問販売する可能性がある、ということではないのかね。

「業者による点検等の必要はありません」ともある。
ということは、市販品をホームセンターやプロパン業者から
購入して、自分で取り付けろ、ということか。

さらに、台所には、設置義務はないが「熱感知」警報機を取り付けましょう、と。
こっちのほうが切実じゃないのでしょうか?

☆消防署、消防団では警報機や消火器等の販売はしておりません、とある。
だったら、このあたりのことをもっと親切に解説してはどうかね。
「義務」なら、設置しなかった場合の「罰則」も記載してね。
なんか、中途半端な告知ではあるね。
悪徳業者に狙われやすい老人家庭でもわかるような内容にしていただきたい、ですね。

●調べ物
ある人物について調べている。
女性である。
以前なら図書館や神保町で文献を探したのだが
今はインターネットでほとんど済んでしまう。

しかし、落とし穴もある。
参照したデータの信憑性はどの程度なのか。
有名な歴史的事象なら間違いようはないが
エピソードなどは、ことによったら正しくない、ということもある。
このため、同じ項目のコンテンツをいくつか比較しながら
内容が同じであれば、間違いないだろう、ということにする。

論文やレポートなら、1次資料、2次資料を使って
シビアにやらなくてはいけないが。

手持ちの資料にも目を通した。
あったあった。
「スーパーレディ1009」上・下巻
あの松岡正剛氏の「工作舎」刊。
発売は上巻:1977年11月、下巻:1978年1月。
27年前の本だ。
ったく、光陰矢の如し。
仕事のネタに使えそうなので買っておいた、と思う。

この本、単なる人名事典ではない。
「女性による女性のための本」
編集、イラスト、レイアウト…全て女性で作製されている。
取り上げた19〜20世紀生まれの古今東西有名無名が1009名。
どれも個性的な女性ばかり。
それを100名以上の女性ライターが人物評している。
「女性カレイドスjコープ」なのだ。
シニカルだったり、男性に挑戦的だったりする。
どれもシャープな切り口で小気味よい。

人選も苦労のあとが忍ばれる。
山口百恵はいても松田聖子はいない。
太地喜和子はいるが夏目雅子はいない。

面白過ぎて調べるのを中断して、読み入ってしまった。

●椎茸
一度椎茸菌を植えつければ何度も「芽(?)」を出すのかな。

今朝、庭の仕切りに「格下げ」した「ほだ木」から
4つばかり椎茸が育成しているのを発見。

ついでに、裏の雑木林の「ほだ木」も確認。
昨年、巨大椎茸が収穫できた、あれ、だ。
らら!また大きくなりそうな奴ができていた。
このところの季節風で、落ち葉が吹き飛んでしまい寒々そうだ。

椎茸って、こんな寒い時期でも成長するのね。

また、バタ炒めの楽しみができた。

●地震
昨夜20:36。
テレ東、房総の旅を見ているとき。
ゴ〜〜ッという地鳴りのあとズズッ〜ンという重低音。
地震!!
家人はリビングの雨戸を開け
私は石油ストーブを消す。
NHKなら地震情報テロップが早いタイミングで流れるのだろうが
さすが、テレ東、マイペースだ。
5分以上経過後、千葉震源、埼玉美里町、横浜市保土ヶ谷震度4。
???
震源地と美里町、保土ヶ谷の関係がわからん。
まるで方向が違う場所の震度が最大とは。
地殻の構造でそういうことってあるのかね?

この界隈、夜は静かだから地鳴りがよく聞こえる。
ぼ〜っとしてないで、その間に行動を起こす。
地鳴りの後、必ず揺れが来るのだから。

2月1日(水曜日)

●受難
カメラ業界の激震止まず。
今度はフジ写真フィルムが5000人削減。
対象はカラーフィルムなど感光材料部門。
ここにもデジタルカメラの普及の影響が現われた。
フジはデジカメにも力を入れているが少し元気がない。

カメラの基幹部分がレンズなどの光学部品からCCDなど半導体に移行。
投資が遅れたメーカーは価格下落、性能開発競争で脱落する。
CONTAX、コニカ・ミノルタのカメラからの全面撤退、
ニコンの2機種を残し35mmカメラから撤退などが如実に物語る。

これに反し、家電メーカーはデジタル家電で培った半導体技術により
元気がいいのは先日言ったとおり。
松下電器が新機種を続々投入し人気カメラの上位を占めている。

元カメラメーカーのCANONが元気がいいのは
コピー機、プリンタなどデジタル機器にいち早く進出し基盤技術があるから。
Nikonは光学系にこだわったため、コンパクトデジカメは苦戦気味だが
デジタル一眼D200はハイアマチュアに人気だ。

PENTAXもカメラメーカーだが、
35mm銀塩カメラではCANON、Nikonの陰に隠れ往年の存在感はなかったが、
コンパクトデジカメ、廉価版一眼で健闘している。
捲土重来のタイミングを計っていたのかな。

カメラ雑誌といえば、
朝日カメラ、カメラ毎日という新聞社系の雑誌と
日本カメラの3誌が知られているがカメラ毎日はとうに撤退。
2誌がぐあんばっている。
昔はときおり購読していたが最近は無縁ね。
広告の見出しを見るが、ときたまデジタルを扱うが
主流は相変わらず「銀塩」だ。
編集方針を柔軟にしないと、やがては淘汰の波にさらわれるだろう。

カメラ愛好家の銀塩派には確固たる理由があるのだろう。
が、デジタルを拒否し続けると取り残される。
折り合いをつけて取り入れることも必要だよな。
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