田舎三昧の生活と意見

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2005年11月
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Web Camera
緊張感に欠けるミミちゃん

■Contents■

01 小机城
  様変わり
  東アジア大会
02攻撃
  赤と黒
03 関宿へ
04 芝居
  過激
05 採れてます
  アスベストがん
06 祭り
  邪魔
  定席
  紅葉
07 コンバット
08 ジブラルタル
  南極
  干物づくり
09 コンバット
  水と緑のふれ愛ロード
10 自爆テロ
11 忘れ物
  続々椎茸
  家裁
  早起き
12 懲戒解雇
13 干物2作目
  特攻隊員
14 デンマーク
  自爆未遂
  ミミ
15 収穫
  腰引ける
16 明暗
  月の出
  食卓へ
17 新雑誌
  さば
18 恐い
  異端児?
  トイレ掃除
19 合併再胎動
  地球と遊ぶ
20 清水公園へ
21 「つくば」へ
22 ぞろぞろ
23 返事だけはいい
  想定内
  限界
24 丸坊主
  草刈始まる
25 追加
26 ついに自殺者
  うまい汁はどこが
27 ラブミー農場を探しに
  追加
28 騙し
29 追加
  サンピエトロ寺院
  バチカンの五稜郭
  国会質疑
  落ち葉
  意気軒昂
30 ラーメン
  捨てる
  燃える

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ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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11月30日(水曜日)
●ラーメン

このところ、もっぱら、さっぱり味の「幸楽苑」ばかり行っていた。
が、4号線杉戸ボウルの右隣にラーメン屋が開店していたのを発見。
うまそうな顔つきの店構えである。
北の麺房「いちどう」という。
15時で昼の部は終わる。
14時30分という中途半端な時間だったが入ってみた。
内部も外観と同じ黒の杉板を使っていた。
見通しのいい座席とカウンターがある。
スタッフは男性1名、女性2名。
元気のいい声で迎えられる。
先客がカウンターにいた。
私もカウンターに。

味噌ラーメンが売りらしいが、いつものように
醤油ラーメンを注文する。
「北の醤油」という名前がついていた。
待つことしばし。
どんぶりのような容器だった。
れんげは重い。磁器だった。
スープをひとすすり。
透明感がある。
野菜と魚でだしをとったと思えるさっぱりした味だった。
大きなのり、チャーシューで麺が隠れている。
半分切りのゆで卵は麺の中に沈んでいた。
麺を引っ張り出す。
私好みの細い麺だ。
歯ざわりしこしこ。茹で加減もいい。
スープはさっぱり系なのだが、
麺にからみつくような感じでもあった。
大ぶりのチャーシューだが、
ブタの味が残っているのである。
これはもう少しタレの中を泳がせたほうがいいと思った。
もう少し食べたいな、と思ったところで完食。
100増しで大盛だったが、初見参はスタンダードでいい。
隣のおにいさんは、味噌の大盛だった。
器がど〜んと大きくなっている。

くせのないラーメンだったが、「北」にこだわるのは
北海道のイメージなんだろうか?
店の雰囲気も味のうち。
また寄らせていただこうと、思う。
今度は、味噌でね。

●捨てる

本年も明日から最終ラウンド。
おしつまってからあわただしくなるのは回避したい。
例年そんなことを思うのだが、流される。
そんな折、「捨てる!スッキリ生活」という本が出た。
参考になるもの
「去年の年賀状は捨てる」
やってませんね〜。
数十年前のものまで押入れに入っておりますよ。
「夏物の靴」
スニーカーやデッキシューズなど安物だが、まだ使えそう…と
狭い下駄箱に押し込んでおります。
が、気がつくとなくなっている。
家人がせっせと捨てているのだ。
「本棚」
並べているだけで満足していないか、と著者は言う。
確かに。満足はしていないけど、
資料としていつの日か出番を待っている本や雑誌があります。
これまで、不定期だが雑誌や古いパソコン本を処分してきた。
すると、不思議なことに、それを必要とすることになる、
ということが何度かあった。
そんなわけで、ホコリをかぶっている本はしこたまある。
「小引き出し」
結構がらくたが詰まっている。
子供の頃、めんこ、ビー玉、ベーゴマを溜め込んだように
他人には価値がなくても当人には捨てがたいつ〜もんが
引き出しに眠っている。
38年前の赤いフェルト製のヘッドキャップなんつ〜のもありますよ。

社会人2年目だった。
広告労協の親睦旅行で河口湖に行ったことがあった。
同僚が当時は高価な8mmで模様を撮影していた。
それを、ビデオ化したものをもらったが、
例の赤い帽子をかむった22歳の私がいる。
そういうのを見てしまうと、赤い帽子はますます手放せなくなる。

そんなわけで、年輪の数だけがらくたが
当人には思い出の品だ、増えていくのだ。

●燃える

散歩の道すがら。
敷地に大きな3本の公孫樹があるお宅がある。
朝の光を受けて葉が金色に輝いていた。
昔、取材で行った熊本城内の大きな公孫樹を思い出した。
そこは、すでに落葉のさなかで、
下で遊ぶ子供たちが手いっぱいにすくい
それを宙に舞い上げていた。
メルヘンのような世界だった。

金色の小さな鳥のかたちして
公孫樹散るなり夕日の丘に

与謝野晶子の歌もそんな情景を思い起こさせる。

11月29日(火曜日)
●追加
「砂漠の戦闘」追加しました。
「フセイン元大統領の故郷ティクリート」追加しました。
「GoogleEarthで地球と遊ぶ」にイラク・アブグレイブ刑務所追加しました。
●サンピエトロ寺院

夕刊にバチカンのサンピエトロ寺院の夜景が掲載されていた。
欧州を襲っている大雨や大雪のため、寺院前を流れる「テベレ川」も増水。
当局は警戒を強めている、という記事だった。
で、いつものクセで実地踏査してみた。

位置関係から橋の上から撮影したものと思われる。
ふと、見るとここにも五稜郭を発見。
偶然だが、トクした気分になった。
早速、姉妹サイトにアップロードしておいた。

●バチカンの五稜郭
またヨーロッパの五稜郭を発見しました。
「GoogleEarthで地球と遊ぶ」の「五稜郭」に追加しました。

●国会質疑

構造計算偽装問題の質疑が国会で行われている。
肝心の姉歯が欠席。
設計事務所の社長自殺に、自分は殺されるのではないか、と、おびえ、
外出ができないありさまである。
あのポーカーフェイスの下は小心者だった。
NHKのテレビ中継は視聴率を稼いでいると思うよ。
今回の事件の関係者が一同に集まり
議員の厳しい質問の集中砲火を浴びるのだから。

ヒューザーの小嶋(おじま)社長は感情激高型。
答弁席で質問に答える以外でも
自席から野次のように怒鳴る。
特にイーホームズの社長の答弁に敏感に反応していた。
下衆な不動産屋のおやじという感じであった。

それぞれが責任のなすりあい。

そもそも、イーホームズが偽装書類を見破れば建築が許可されなかったが
パスしてしまった。
姉歯も意外だったようだ。
これで姉歯は味をしめた。
イーホームズは、国も地方自治体も見逃しているじゃないか…といいつつ
膨大な書類の中から不正を見つけるのは大変だ、と居直る。

建築会社の木村建設は社長と東京支店長が答弁。
設計会社に鉄筋を減らせと言った事実はないか、に対し、
「法令遵守」の中で、という意味を込めて「言った憶えはある」
だから、姉歯が悪い。

販売会社のヒューザー社長小嶋も、
そんな物件を売るはずがないじゃないか!と怒鳴る。
だが、安く仕上がった物件を高めに売ればそれだけ利益が生まれる。
イーホームズがヒューザーの欠陥マンション公表に
圧力をかけていたことも判明。

姉歯の仕事の5割以上を木村建設ーヒューザーの仕事をやっていた下請けだ。
ここで断れば仕事がなくなる、という意識が働く。

それぞれの立場を守るためにウソをつく。
3すくみならぬ、4すくみ。
社長が自殺しなければ5すくみという複雑な構造計算。
かくして、真相は藪の中となるのか。
犠牲者は住人だ。

●落ち葉

栗の木の落ち葉が止まらない。
ただでさえパラパラ。
微風が通るだけでどっと。
で、地面が見えないほど。

夜中の風がスィーパー。
強い季節風が通れば、
あっというまに運んでしまう。

どこかの庭に吹きだまるのかも知れないが
いい迷惑だよね。
本来ならせっせと掃かなくてはいけないのだろうが
そんなことをしても間に合わない量なので
今のところ傍観している。

●意気軒昂

フセイン元イラク大統領の第2回公判が首都バグダッドの特別法廷で再開された。
フセイン王朝の崩壊に伴い、
中枢にいた2人の息子は死亡したが、
父親は穴に隠れていたところをモグラのように引きずり出された。
逃亡生活でやつれ、ひげぼうぼうの
どこにでもいるアラブのおっさんという感じだった。
久しぶりに見る、元圧政者は刑務所で特別待遇されているのか
良好な健康状態のようだった。
大統領時代はなかったが、アラブの男性らしい髭が顔を覆っていた。
ネクタイのない背広姿だったが、
軍服に着替えれば往時を彷彿とさせるのではないかと思った。

法廷における彼は相変わらず尊大だった。
占領者による裁判を非難し、裁判官には
米軍に「お願い」するのではなく「命じなさい」などと吼える。

裁判には、フセインを支えていた政府上層部の連中も出廷。
彼らは民族服を着用していた。

米軍側はフセイン時代に行われていた大量虐殺を取り上げ指弾しようとする。
フセインは、ありもしない理由をでっちあげ
戦争を仕掛けてきた米国の不当さを国際社会に訴えようとするだろう。

民主主義の旗手としては恐怖政治を敷く独裁国家を許せない。
昔は冷戦構造から勃発することが多かったが、最近は
シンプルな正義感で戦争を始める。
自分たちは「核」を所有するが、他国が持つことを危険視している。
それが米国を「世界の警察」と言わせているが、
仕掛けられれる国としては「大きなおせわ」。
イラクの場合も、戦争の大儀が大いに揺らいだ。
確固たる証拠が見つからなかったからだ。

それでも、撤退することなく平和的な民主国家樹立を目指す。

土足でやってきて居続けを決め込み、その家の主を拘束し裁く、ということが
はたして許されるんだろうか…
とフセイン側は国家主権不在をいうだろう。
だが、クルド人の大量虐殺、政敵の抹殺など疑惑の多い「あるじ」である。
米軍はなんとしてでも彼を有罪に持ち込みたいと意気込んでいる。

政敵の抹殺が執行された恐怖の舞台。
バクダッド郊外のアルグレイブ刑務所。
米軍占領後はイラク兵が閉じ込められ、狂気とも思える虐待が行われていた。

その刑務所はどこにあるのだろうか?
GoogleEarthで調べてみた。
「田舎三昧の生活と意見」の姉妹サイト「GoogleEarthで地球と遊ぶ」で報告。

11月28日(月曜日)
●騙し
構造計算偽装問題で、不動産会社ヒューザーの小嶋社長が
テレビに出ずっぱりである。
見れば見るほど胡散臭そうな顔つきだ。
姉歯の被害者だと熱弁をふるう。
いつも同席する同じ社のオールバックの男だが1級建築士だった。
社長と同じ穴のムジナのような風貌だ。
その男が、茅場町界隈の自社物件を購入していた。
「この私でさえ、倒壊危険のある建物であることを知らなかった」
鉄筋を減らせなどと指示していれば、
その建物に住むわけがない、だから被害者なのだと、口角泡を飛ばす。

欠陥マンションとわかってから、
ヒューザーはその物件を106%で買い戻す、と発表した。
顔は詐欺師っぽいが、良心的なんだ…と思ったが、
それには裏があった。

ヒューザーは入居者が支払った購入金額の6%を「契約手付金」として支払い、
所有権を同社に移すことで、購入費の頭金分を来年3月に支払う▽ローンの支払いは
「契約日以降はヒューザーが
重畳(ちょうじょう)的に引き受け、すべて責任を負う」などとしている。

「重畳的」とは何か。
「住民にも債務が残る」ということらしい。

弁護士がヒューザーの示した文書を分析したら、とんでもないことがわかった。

ローン債務は、同社と入居者が連帯して負う仕組みになっていた。
通常の買い戻しなら、入居者に購入金額の全額を支払うか、
ローン債務の全額を引き受けるかして、入居者の負担を消すことが原則。
ところが、この案では(住民にも債務が残る)『重畳的』とあり、
ヒューザーが倒産すれば、入居者が残ったローンを支払わなければならなくなる、という。

銀行は二重ローンを嫌うため、新たなローンを組めなくなるだろう。
20〜30年間も賃貸生活を強いられるうえ、ヒューザーの倒産におびえる生活では、
なんのためにマンションを購入したのか分からない、ということだ。

106%で買い戻すと言っておきながら、このからくり。
さらに、ヒューザーは、12月末ごろの倒産を示唆する文書を
国土交通省に提出していたことが分かった。

文書は、同社の小嶋進社長名で「全(すべ)ての営業及び入金がストップし、
解約金及び賠償金などの出金のみとなっております。いよいよこのままでは、
来月の末を目処(めど)に倒産を余儀なくされております」とし、
金融機関へのあっせんなどを求める内容となっている。

つまり、バブル最盛期に銀行から金を借りまくってバブル崩壊。
巨大な借金が残った不動産会社が
「払えないものは払えない」と開き直ったのと似ている。

欠陥マンション販売で不当な利益を挙げておきながら悪事が露見。
貯めこんだ金以上の補填費用がかかると判明した時点で
「破産」をちらつかせ、消費者の不安をあおり、
それを回避するために、国に金を投入しろと脅す。
悪徳不動産屋以外の何物でもない。

ヒューザー社長の風貌は、やはりそれを如実に物語っている。
騙された人は災難だが、立地・設備の割には安い物件ということで
飛びついたのではなかろうか。
過当競争といっても適正価格つ〜のはある。

11月27日(日曜日)

●ラブミー農場を探しに
小説家「深沢七郎」が死ぬまでの約20年間を過ごした場所が
菖蒲町にあることがわかった。
以前から「ラブミー牧場」を開いたということは知っていたが、
まさか、私が住む宮代からさほど遠くない場所にあったとは…
菖蒲町上大崎である。
地図で探したが、畑ばかりで手がかりはつかめない。
そこで、菖蒲町役場に電話をした。
電話の向こうは美人じゃないかと思わせる甘い声の持ち主だった。
実質本位の役場にしては珍しい心配り。
用件を告げると担当に代わった。
男性であった。
「昭和40年に、小説家の深沢七郎さんが菖蒲町にラブミー牧場を開きましたが
その場所はどのあたりにあるのでしょうか?」
突然、変なことを聞く奴が現われた、と思ったのかもしれない。
「どんなご用件で…?」
「これこれしかじか」とさらに説明。
「それなら町史編纂室のほうでわかると思いますので、
そちらの電話番号は…」
で、かけなおす。
電話の向こうは、そんな昔のことを…とまた、いぶかる。
「これこれしかじか」と同じことを説明。
「町役場の近くにありますので、そのあたりに来られたら
聞いてみてください」
ということだった。
「ラブミー牧場は役場近く」
これだけわかれば、もらったようなもんだ。

「なぜ、ラブミー牧場という名前なのか?」
菖蒲町は純農村地帯なのだが、なぜ「牧場」を開いたのか?
なぜ、あの地をえらんだのか?
そんな疑問が生まれていた。
名前については、当時テレビ映画で「ララミー牧場」というのを放映していたから
それをもじったのかと思った。

だが、それは全く違っていた。
「ラブミー農場」だったのである。
深沢はエルビス・プレスリーが好きで「ラブミー・テンダー」から名前を持ってきた。
農場と言っても、出荷するような大掛かりなものではなく
大きな家庭菜園のようなもので、多品種少量栽培で自給自足を目指していた、という。

1960年に「中央公論」に発表した『風流夢譚』で
「嶋中事件」が起こって以来、全国放浪の果てに選んだ終の棲家が「菖蒲町」だった。
彼は1987(S62)年8月18日、心不全で死去、73歳だった。
当時から同居していた青年の一人を養子に迎え、
その方が今でも住んでいる、という。
七郎の死から18年。
環境も大いに変化しているだろう。

本日は、風もないインデアン・サマー。
格好のチャリ日和であった。
でも、少しばかり寝過ごした。
本来なら、古河市の渡良瀬遊水地を狙うのだが、
12時出発では帰りが遅くなりそう。
で、第2の候補だった菖蒲町へ
「ラブミー農場」を探しに行くことにした。
コースは平坦地だが、サイクリングロードではない。
一般道路を走らねばならない。
幹線道路を行くので交通量も多そうだ。
大型トラックに抜かれた後の「あおり」がこわい。
それに、片側1車線の道はトラックが追い抜きザマにすぐ
左に寄るから接触にも気をつけなくてはならない。
こういう注意を払いながら
白岡、久喜から122号線に入りひたすら走る。
1時間で菖蒲町役場に到着。
122号線は何度か走っているので、迷うことはなかったが
町役場近くへ入るのは初めてだった。
町を少し走ってみた。
見沼用水が町の真ん中を流れ、22000人の町にしては立派な役場はその近くにあった。
用水の反対側には、これまた立派な図書館が建っていた。
役場の正面の通りの下はグランドで少年サッカー大会が開かれていた。
用水周辺は桜が植えられ、4月は美しい眺めになるのだろう。

図書館の前ではイベントが開かれていて人が大勢出ていた。
さて、場所を聞かなくてはいかん。
相手は、なるべく年配がいい。
なんせ、古い出来事なのだ。
通りかかったおばさんに聞いたがまるでわからない。
用水の橋を渡っていた中年の男性2人に聞いた。
名前は聞いたことがあるが場所は知らなかった。
「図書館で聞いてみたら」と言われた。

この界隈では、過去の中に埋もれてしまっているのだろうか?
図書館に戻り、老年の男性に聞いた。
「あの木立の向こうのほうだと思ったけど」
隣の婦人がいった
「もうだれも住んでいないはずだけど」
言われた方角に走ってみた。
茂みは公園だった。
その向こうは「上大崎」の畑が広がる。
途中で舗装が切れた。
自転車を降りてずんずん進むと、藪に囲まれた一角があった。
柵があった。
人が住んだような形跡があった。
ここなのだろうか?
写真を何枚かとる。
役場からかなり離れているが…
なんとなく割り切れない気持で戻ろうとすると
おばあちゃんが自転車で通りかかったので聞いてみた。
「あっちのほう」と指をさす。
その方向へ向かう。やはり役場に向かう方向だ。
用水に出た。
犬を連れた婦人に聞いてみた。
聞いたことはあるが確実な場所は知らなかった。
でも、確実に近場にいる。
用水の橋を渡る。
先を自転車で行く老人に聞いた。
まるで知らない。
道を曲がると農夫が2人。
これなら判るだろう。
「ああ、それならあっち」
「畑の中の一軒家だからすぐわかる」と指をさす。
その方向へ向かう。
だんだん役場が遠くなる。
畑が途切れて人家になってしまう。
少し走ったが、たぶん違うだろうと引き返す途中に
雑貨屋があり、そこのば〜ちゃんに聞く。
菖蒲中学の近くだ、という。
え〜〜〜っ、それなら今通ってきたのにね。
引き返す。
学校の前から学生が大勢出てきたが、
年配の人々にこれだけ聞いてもあやふやなのだから
若い連中では、なおさらわからないだろうと思う。
学校の1本向こうの道に人家があった。
庭に老人がいた。
「ラブミー牧場はこのあたりにありますか…」
さっき聞いた2人の農夫のうちの1人だった。
「うちの近くだよ」と
道に出て、「あそこのうち」と指をさす。

ええええのえ〜っ!

2人のば〜ちゃんに初めて聞いた場所のすぐそばだった。

これほどかように、深沢七郎は過去の人になっていた。

あれだけの小説家が晩年を過ごした場所なのに
町はなんの興味も示していないようだった。
もちろん町のホームページでも紹介されていない。
町とゴタゴタがあったんかな、と勘ぐってしまう。

なんせ、町役場に聞いてもわからず
「町史編纂室」の電話を教えたほどなのだから。

「ラブミー農場」の周囲をぐるぐる回ること小1時間。
やっと目指す場所にたどりついた。

隣りは工場、周囲は人家だった。
40年前は野中の1軒家だったんだろうな。

※人影がなかったので、失礼して敷地内に入ってみた。

敷地は簡素な仕切りで囲まれていた。
昔、畑だった場所には枯れた「セイタカアワダチソウ」が生い茂っていた。
土地の片隅に、くすんだ青ペンキのトタン家が建っていた。
長いこと手を入れた形跡がない、あばら家だった。
入口から建物までの道は雑草が刈ってあった。
仕切りの塀に「深沢」と手書きの表札がかかっていた。
何年も昔に書かれたものだろう。
風雪に耐え文字も読みにくくなっていた。
主人がとうに亡くなり、
これまた年老いた養子の「ヤギサン」が住んでいるらしいのだが
窓が閉まっていた。

深沢七郎がここに移り住んできてからも執筆活動は続けられいた。
当時は共感する人たちが都会から地方から大勢やってきたそうだ。
最後に道を聞いたおじいちゃんは、「昔は映画のロケもあった」といった。

※まだ人の息吹が感じられる頃。立派な建物だ。表札は今回撮影したものと同じ。
左写真の後ろの大きな建物が役場

※風雪に耐えた表札。逆光のため読みにくい。
地元の多くが「ラブミー農場」のことを知らない。
「昭和は遠くなりにけり」だね。
深沢自身もあちらの世界でそれを望んでいるのかも知れない。
「ときたま、物好きが訪れるくらいでちょうどいいのさ」と。

※在りし日の七郎。山梨県石和出身の人らしく家の前にぶどう棚を作っていた。
帰り道は近かった。
ちょっと曲がる道を間違えたおかげで
郷土が生んだ偉人「本田静六」博士のレリーフを見ることができた。
名前を聞いただけではわからないだろうが
日本の公園作りの達人で「日比谷公園」の設計も彼の手による。
15時30分自宅着。

次回の文学を巡るチャリ旅は
田山花袋作「田舎教師」のふるさと「羽生」にするかな?
ここは車で2度訪れているから、道はわかる。

●追加
GoogleEarthで地球と遊ぶに「米軍の秘密収容所」追加しました。

11月26日(土曜日)
●ついに自殺者
【新聞報道】
強度偽装の元請け設計社長遺体を発見、飛び降り自殺か。
神奈川県藤沢市と横浜市のマンション計2棟の設計を元請けした
「森田設計事務所」(東京都世田谷区)の森田信秀社長(55)が26日午前11時半ごろ、
同県鎌倉市稲村ガ崎の海岸の岩場で死亡しているのが見つかった。
姉歯建築設計事務所を下請けに使った経緯について、
「建設費が安上がりで経済的な設計をしてくれる事務所があると、
ヒューザーから紹介されたのが始まり」と説明していた。

紹介したのは「ヒューザー」だが、
「正当だと思っていたから姉歯を下請けに使ったが、
森田の名で建築確認を受けている以上、責任を感じている」と話していた。

良心の呵責に耐えかねて、覚悟の死。
肝心の姉歯は、相変わらずのポーカーフェイス。
罪のかけらも感じられない。
こういうことをやっても、逮捕されることはないらしい。
せいぜい資格剥奪止まりというから、おかしいね。

●うまい汁はどこが…
構造計算偽装問題の姿が次第に浮き彫りになってきた。
同時に、建築士資格、民間検査機関の見直しも図られる見通し。

これまで、欠陥住宅に関してテレビが間歇的に取り上げていたが、
姉歯事件により国が立ち上がり、
消費者の泣き寝入りということも多少是正されるのではないか。

これからマンションを購入しようとする人は
広い間取り、おしゃれなインテリアに惑わされることなく、
建築確認申請書の提示を求めるようになるだろうし、
販売会社も、そういうことをしなければ
売れない時代になるだろう。

さて、姉歯の数値偽装だが、
事件が解明されるにつれ、
彼がそういうことをやっても、
彼自身になんのメリットもないはず。
第2者の圧力があったのではないか、ということが読める。

そして、彼が聴聞会で語ったところによると
建設会社から「鉄筋を減らせ」という指示があった。
また、幹部からリベートを要求された、そうだ。

「鉄筋減らせ」は、今回問題のマンションを建設した
ヒューザー、木村建設、シノケン。
リベート要求は木村建設東京支店の幹部。

2つのことに関し、名指しされた会社は否定している。
リベートなど、銀行の金の流れを調べれば簡単に真相がわかる。

「鉄筋減らせ」は、言った言わないの水掛け論。
しかし、見かけは立派でも骨格の弱い建物を作って利益を得るのは
建築会社、販売会社。

木村建設は補償しきれないとみて早々に破産手続き。
ヒューザーも、社長はTVで立派なこといっていたが、
結局、公的資金の支援がなければ破産、と方向転換。
なんで、悪徳マンション販売会社のために税金を投入しなければいけないのか?
この社長、企業保険にも入っておらずに、虫のいい話しをしている。

近々、国会に召喚されるから、不正の一端が白日にさらされるだろう。

姉歯の「1級建築士」の肩書きも剥奪される。
市川のこきたない家に住んでいたが、
乗り回しているのはベンツだったそうだ。
しかし、「1級建築士」といえども、食うのはラクではないらしい。
想像以上に、1級建築士の数が多く、
仕事にあぶれている連中も多いらしいのだ。
その結果、下請けの構造計算を行い、
発注社からの不正要求にも従わざるを得ない、という事情があった。
48歳のふさふさとした髪の毛も、偽装のようだ。

11月25日(金曜日)
●追加
「GoogleEarthで地球と遊ぶ」に
新しいContentsを追加しました。
日本サッカーチームのワールドカップ出場への長い道のり。
「ドーハの悲劇」から2つの大きな山場の試合は
どんな競技場で開催されたのかを訪ねました。

11月24日(木曜日)
●丸坊主
動物公園周辺の街路樹、トウカエデ。
今年も丸坊主にされてしまった。
これでは、いつになっても夏場に大きな木陰を作ることができない。

笠原小、動物公園の立派な木々とあまりにも対照的。
筑波大脇のトウカエデの長い並木道を見てしまった後なので、
わが町の貧弱さがより際立つ。
毎年冬になると、なぜこれほど寒々しくしなくてはいけないのか?
ナチスにより髪の毛を切られてしまったユダヤの少女たちや
ナチスに協力したしたため、戦後間もなく
同胞により頭を丸められてしまったフランス人女性のことをつい思ってしまった。

※右は、あまりにも有名なロバート・キャパの作品

●草刈、始まる

9時20分、家の前でモーター音がした。
草刈が始まっていた。
昨日、ここで苦言を呈したばかり。
2名の男性が午前中に仕上げた。
偶然のタイミングか?

11月23日(水曜日)勤労感謝の日
●返事だけはいい

わが家の前に町有地がある。
民間に売られた土地だが、
資材置き場になって自然の景観を損なうという配慮からか
町が買い戻した、という経緯がある。
その土地が雑草で覆われる。
視察、見学にやって来る人たちを意識してか
「農の道」周辺はたえず雑草刈りが行われているのだが、
そこから外れた場所は放置されたままだ。
7月頃だったか、町の担当部署に電話したら、
即、3〜4名の男性がやってきてきれいにした。
その後、また伸びてしまった。
で、電話した。
窓口の男性はすぐ行うような口ぶりで対応した。
名を名乗り、よろしくお願いします、と電話を切った。

あれからもう1ヶ月になるだろうか。
雑草はそのままである。
担当の名前を聞いておけばよかった。

「返事はいいけど腰が重い
これが行政サービスの実態です」と
「町長への便り」へ担当の名指しで出してやるんだがね。

●想定内
町ご自慢の「わだち」のある道。
レジーナ脇を走っている。
舗装されたので車の往来が増えた。
当初、「わだち」部分を広く取りすぎたので
あわてて、左右にコンクリートを流し込み狭くした。
「わだち」だと思っているのは、管理する町の担当者だけで、
ここを通過するドライバーたちは分離帯だと思っている。
道のわりには広い「分離帯」だと思っているだろう。

最近、この「わだち」が破損した。
幅を狭くするのに使ったコンクリートが車輪の重さで
けずりとられているのだ。
「構造計算」を改竄し、とろとろのセメントを使ったんじゃないの?

舗装は丁寧に行われているらしく、鋭角部分がそのまま残っている。
「農の家」のトラクターならタイヤが太いからいいけど
乗用車にはよくないんだな〜

だいたい「わだち」は、舗装されていない道にできるものなんだよね。
舗装された道に「わだち」を作るなど
ナンセンス以外のなにものでもない。
無理に「農のある町」のレールに乗せなくてもいいのにね。

こんな所に金かけないで
整形外科前の簡易浄化施設をなんとかしてほしいよ。
人が大勢集まる部分は見栄えよく作って、
住民の通り道は、「安上がり」の装置で済ますという
住民軽視の思想が役場にはあるのだろうか?

●拡張

裏の遊び場が雑草に占領されてしまった。
草刈り機を使えば短時間できれいになるが
根が生きているのでいたちごっこ。
で、立ち鎌で根を切りながら切り開いている。
一気にやるのはしんどいので、もう何週間もかかっている。
一部は、枯葉や季節の終わった野菜、剪定した枝を焼くスペース。
残りは畑にするか、ブルーベリーを植えるか、まだ定かではない。

草の中に隠れていた美しい昆虫を発見。
タマムシのようにきらきら光っていた。
突然、引っ張り出され困惑気味。
軽く土をかけておいた。

雑草部分と有効利用予定地がはっきり切り分けられ、なかなかの見栄えだ。
自然発生したトマト畑には、小さなトマトがまだ残っている。
このまま土に返せば、来期はまた生えてくるのではないか、とちょっと期待。

●限界
姉歯が構造計算を行った危険なマンション、ホテルの数がさらに増えた。
ホテルは営業停止、マンションのうちいくつかは年内に「処分」する。

バカ男の行為により影響は限りなく広がる。
「あいつに計算させると安いコストでできる」という評判で繁盛していたようだが、
仕事を発注した建築事務所は、姉歯から上がってくる「数字」を
おかしいと思わなかったのだろうか。

建築確認チェック機関が民間つ〜のも問題がある。
こういう企業が利潤追求していれば、どこかで検査が甘くなるだろう。
常に公明正大にやっていれば、
「あそこは厳しい」と、客から敬遠されるもんね。
民間機関の限界だね。
やっぱ、国家機関がやるべきだろう。

姉歯事件以前から欠陥マンション問題はあった。
設計会社、建設会社が一丸となって
原価の安い建物を作り不当な利益を上げる、
という構造がはびこっていたのではないかと勘ぐりたくなる。

マンションのように大きな構造物にしてこれだから、
戸建住宅でも同様なことは当然あるのだろうな。
基礎のコンクリート量が少ない、ベタコンの厚さが薄い、材木が細い、
材木の量が少ない…

良心的な職人と出会ううのは至難の技なんだろうね。
いやな時代だよ。
これを契機に国が欠陥住宅問題に本腰を入れればいいのだが、
建築・不動産業界のロビーストたちが暗躍して、結局ぱ〜かな。

11月22日(火曜日)
昨日は2の酉だった。北千住のホームに熊手をもった老婆がいたのも納得。
●ぞろぞろ
構造計算偽造により建築されたマンションが次々に発表されている。
東京が最多だが、埼玉、千葉、神奈川、兵庫、
福岡、佐賀、熊本、鹿児島などに広がる。
姉歯設計事務所も繁盛していた。
建築中だった物件は、当然工事中止されている。
完成したマンション、ホテルの多くは倒壊の恐れあり、という判定。

賃貸マンションの住人はさっさと引っ越せるが
購入した人たちの怒りと不安は察して余りある。
都心の物件を6000万円で購入して、まだ1回しか
支払いを済ませていない人は声が潤んでいた。

補償は誰がするのか、が非常に複雑。
姉歯、そこに仕事を出した建築事務所、
その建築事務所に依頼した不動産会社、
建築確認を国に代わり行う民間チェック機関、
確認書をパスした自治体…
当事者は解決の長い道のり
気が遠くなるだけでなく暗澹とした気分になるだろう。

諸悪の根源は姉歯だが、
奴に構造計算をさせれば、原価の安い建物ができると
仕事を発注していた連中も、かなりワルだ。

長い経験があれば、建築物の規模から鉄筋の量や太さなど
なんとなくわかりそうなものだが、
コスト計算を優先させるばかりに
住民の安全性など気が及ばなかった。
住宅密集地なら地域への安全性も重視されなければならないのに。

過当競争の皺寄せがこういう結果を招いた。

それにしても、姉歯だが、まだ逮捕、拘留されていないのかね。
テレビの取材に応じ、反省の色がまるで感じられない。
あの、平然とした顔つきを見ると、メシがまずくなる。

11月21日(月曜日)
●「つくば」へ
つくばXPが開業してからだいぶ日が経った。
そろそろ物珍しさも安定し、電車も空いているのではないか。
しかも、月曜日だし。
というわけで、私の「つくばXP」初体験。
伊勢崎線で北千住まで出る。
XPの快速は1時間に2本。
(時間によっては1本)

※運賃はつくばまで1000円、ホームは新幹線と同じドアのあるタイプ。バス運賃は700円
秋葉原から45分つ〜ことは、北千住からはほぼ35分。
途中、停車駅は4つ。
地下にもぐったり上に出たり忙しいがXPはぐんぐん進む。
「ながれやま」と名のつく駅が3つもある。
これまで」都心に出るには不便な町だったのに、流山が元気なはずだよ。
利根川を渡ると茨城県守谷市だ。
こういう市があるなんて知りませんでしたよ。
地図で見たら取手から近いんだ。
金町に住んでいた子供の頃、取手といったら辺境の地だと思ってたもんね。
谷和原村を過ぎると終点だ。

この村の隣に「伊奈町」がある。
埼玉にもあるが、茨城の伊奈町は
NHK大河ドラマのクレジットに
「茨城県伊奈町のみなさん」と出るのだが、
その伊奈町なのだろう。
このあたりに撮影場所があるのだろうか?
ちょっと調べたら
「ワープステーション江戸」という歴史公園があって
当時の建物が再現されている。
さらにオープンセットもあった。
やはり、ここがロケに使われていた。
http://www.wsedo.co.jp/index.html
HPには、
撮影に使用された主な作品
●NHK大河「義経」
●NHK大河「新選組!」
●映画「真夜中の野次さん喜多さん」
●映画「血と骨」
●ドラマ「樋口一葉物語」
詳細情報を見たら、あるわあるわ。
今度、行きたくなりましたね。
(おっと話しがそれた)

真新しい「つくば」は地下ホーム。
上に出てびっくりした。
まだ、開発途上だが、SEIBUがある。
当然LOFTもあった。周辺にモールもある。
かなりおしゃれな町なのだ。

この界隈を探訪して帰る予定だったが、
せっかくだから、と筑波神社に足を延ばすことにした。

※かなり急な階段。本殿の大きな鈴。紅葉のベストポイント

これまで、趣味の水汲みで加波山近くの「雨引観音」には何度か来ているが
肝心の筑波山には縁がなかった。
駅前から、筑波神社行きシャトルバスが出ていた。
乗客のほとんどが60歳以上のじ〜ちゃん、ば〜ちゃん。
約40分揺られる。
北千住からつくばに行く以上時間がかかった。

山の中腹に筑波神社はある。
古くからの信仰対象で周囲にはみやげ物屋、温泉ホテルがある。
山門、本殿は歴史を感じさせる重厚なたたづまい。
さらに上るとケーブルカーあり、隣の山を結んでいる。
紅葉もそろそろ終り、と茶屋の人が言っていたが
ケーブルカー乗り場の脇の紅葉は美しかった。
今年は寒暖の差があまりないので、例年より鮮やかさでは劣る、とも。

筑波神社は「おまけ」で本題は「XPつくばの町並み探訪なので
ケーブルはやめにして、早々に山を降りる。
筑波大脇を通る直線道路は「とうかえで」の並木道で2〜3キロ続く。
幹は太く、夏はいい木陰になるのではと思うほど葉が豊かだった。
ここの紅葉も美しかった。

わが宮代の動物公園に到る直線道路に植えてあるのも「とうかえで」ではないか?
どういうわけか、この街路樹は冬には丸坊主にされてしまう。
先日は何人ものおじさんたちが、枝を切っている最中だった。
この町は、なぜ大きく育てようとしないのか。
役場の周囲のケヤキはみごとな大木なのに、
「とうかえで」はいつも貧弱な姿をさらしている。

※町の裏通り。右がシックなロッテリア「
午後3時を過ぎると、日は傾きかけている。
バスターミナル前の建物も西日を背に受けている。
GAPの店もあった。
モールに入る前に周囲を歩いてみた。
小さなメリーゴーランドがある。
フロリスト、ティールームもおしゃれだ。
土地柄、外人も多く、輸入洋酒、ワインの店もある。
ロッテリアもあるのだが、店の作りがいい。
東武動物公園駅のロッテリアも、以前携帯ショップがあった店舗を
禁煙ルームにして拡張したようだが、あれでは金魚鉢だね。
一度、つくばのロッテリアを見に行くといい。
センスがまるで違う。
「つくば」は茨城の田舎だけど、XP「つくば」は
しっかりした都市計画により作られた都会的なゾーン。
住んでも楽しそう。

※町の裏通り。飲み屋、風俗店が入ったキンキラの「お水」ビルはないよ。
だから春日部、越谷あたりとまるっきり違う。
新松戸は駅付近は歓楽街だけど、すこし入ったマンション街にこういう雰囲気はある。

筑波神社まで行ってしまったので町探訪は中途半端に終わったが
もう一度、と言わず2度3度行ってみたい場所である。

沈もうとする太陽を見ながら
利根川、江戸川を渡り35分で北千住に着いた。
同じ時間をかけて東武動物公園に到着。
日はとっぷりと暮れ、西口に降り立った。
暗い町であった。
差がありすぎる。
ついさっき見たのは幻想か。

11月20日(日曜日)
●清水公園へ
天気は上々、風もない。
絶好のチャリ日和。
関宿橋の江戸川左岸から清水公園へ行き
野田橋を渡り、江戸川右岸へ。
そこから関宿橋へ戻るコースを走る。
10時45分出発、15時45帰宅。
走行距離62.55km。
冬のサイクリングは早出、早帰り。
この時間に帰れれば申し分ない。
江戸川河川敷ではいろいろな趣味の人たちがいた。
野球、ゴルフ、カヌー。グライダー、RCヘリ。
セスナに引かれて大空に飛び立つグライダーを
間近で見るのは初めて。しばし見とれる。

※セスナに曳航されるグライダー
清水公園は小学校の3年の頃遠足で行って以来だった。
春は桜のトンネルがいいらしいが、
騒がしく、ホコリっぽくてイメージしていたのとは
大いに違って、失望。

※千葉県側見た野田橋。松伏町へ抜ける道。
カメラを2003年12月8日に購入して9999枚目となる記念すべき写真。
約2年かかっている。カメラはまた0001からカウントを始めた

帰りは向かい風で体力消耗。
だが、快適なサイクリングだった。

次回はいつになるかわからないが、
関宿−境−古河−渡良瀬遊水地を狙う。

11月19日(土曜日)
●合併再胎動
「利根南部都市圏3市6町の合併を考える会」の初会合が
昨日久喜市で開催された。
久喜、蓮田、幸手、宮代、白岡、菖蒲、栗橋、鷲宮、杉戸の
首長、議長、県議らが意見交換したというもの。
発起人は地域選出の議員という。

これら9市町はことごとく合併に失敗しており、
さらに大きな枠組みで中核市の誕生も視野に入れている。
発起人代表は遠藤俊作県議。
発足趣旨は
「少子高齢化や税収などから市民にも現状が伝わり
合併気運が高まっているのではないか」というもの。
これに対し首長たちは
「もう失敗が許されない」と慎重論が相次いだという。
会合は年内に2回目が開催される予定

議員報酬や水道料金の格差で問題含みであるが
先頃、春日部・庄和軍が合併にこぎつけた。

合併破綻組の再合併運動は遅からず起きると思っていたが、
予想以上に早かった。
「舌の根の乾かぬうちに…」である。
「田園都市」広域合併構想は確か久喜市が提案していて
宮代も「お仲間にいかがですか」と誘われたことがあったが
町民は「春日部」を選んだという経緯がある。

首長と議員といった上の連中の会合と合わせて
住民代表の声を入れないと
こういう構想は必ず失敗する、ということを
前回の合併枠組みで学んだはずではなかったか?
山奥の村ならともかく、ある程度の人口を抱える市町では
9つという広域はお互いの利害が複雑にからんでうまくゆく確率はなかり低いだろう。

新春日部市に対抗するような「中核市」を誕生させることはない。
住民の将来を考えたら、発展の足かせとなるような部分を省いた合併が望ましい。

従って、「白岡・宮代・杉戸」という3町合併がいいのではないか、と私は思うがね。
「町」という同じレベルだし、
産業、文化、さらに交通網という地政学的からもバランスがとれているしね。

合併は30年、50年後を見据えなくてはいけないのだから
若者がもっと関心を持たなくてはいけない。
自分たちが年寄りになったとき、
「よかった」と思えるようでなければならないのだよ。
首長、議員といった今・年寄りばかりで決められてはたまらん、と
思わなくてはいかんのだよ。

●GoogleEarthで地球と遊ぶ
8月から遊び始めた。
その面白さにはまってしまった。
こういう人々が世界中に大勢いるらしい。
で、まだ未体験の方に「遊び方」入門と、
実際に出かけてきた場所を紹介することにしました。
興味のある方はclick-->

いくつかデータがたまりましたので、
順次アップロードしていきます。
最初は「五稜郭の謎」です。

11月18日(金曜日)
●恐い
マンション、ホテルの構造計算を書き換えて審査をパスしていた1級建築士が
チェック機関の抜き取り検査で発覚した。
コストを下げるために鉄筋の本数など、建物の強度を決める計算で
少なく計算しており、大きな地震で倒壊する恐れがあるという。
オープンして間もないビジネスホテルは休業、
該当マンションを購入した住民は恐怖におののいている。

ニュース番組で、このとんでもない男、
千葉県市川市富浜2の「姉歯(あねは)建築設計事務所」
姉歯秀次・一級建築士(48)がインタビューに答えていた。
ひどいものである。
反省の色まるでなし。
偽造構造計算書を見抜けなかったチェック機関が悪い、とでもいいたげ。
開き直りなのか、人命などこれっぽちも考えていない態度に
見ているほうが胸糞が悪くなる。

結構仕事は忙しかったようであるが、自宅の1階を事務所にしていた。
売れっ子の事務所にしては「おそまつ」という感じがした。
ところが、「多忙」の内容が、建築物をデザインすることでなく
「構造計算」に特化した下請け事務所だった。
こういう建築事務所があるということを、初めて知りましたね。

偽造構造計算書を作成した彼が悪いのか
コストを下げた計算書を作成するよう指示した元受が指弾されるのか
これから判明するだろう。
仮に元受けに罪ありとなっても、手を下した彼も資格剥奪されるのだろうな。

●異端児?
あんれ〜〜、CANON・PowerShotの広告か、と思った。

多少回復するというボーナス支給額が記事になったが
ボーナス商戦をあてこんでCANONのデジタルカメラが頻繁に
全15段を打っていたから、間違えた。
レイアウトは多少違うが、作例写真をど〜〜んと置いて、
その写真も可愛いわが子(娘)というのも同じだ。
CANONのキャッチは、その可愛い盛りをドラマチックに残しますよ…というアプローチだが
SONYは「1030万画素というだけでは語れない価値がある」と、
ズ抜けたスペックを前面に出していた。

一見一眼レフだが、高性能コンパクトカメラだ。
SONYは一眼レフの技術をもっていないから、
確か、コニカ・ミノルタイメージングと技術提携するはずではなかったか?
老舗カメラメーカー同士がくっついたコニカミノルタも、
デジカメでは業績振るわず、大幅縮小か撤退という噂が飛び交う。
やむなくSONYはあきらめたのかな。
で、新製品DSC−R1を投入したのかも知れないが、
またラインアップが増えてしまった。

以前、SONYのデジカメのラインは多すぎてユーザーを迷わせる、と書いたが
ここにきて懲りもせず、である。

巨砲主義かとも思える、大きなレンズにボディが申し訳なさそうにくっついている、
というのがこのカメラのイメージだ。
従来のF828が同じ思想で作られている。
だが、これはホットシューが上部にある。
今度のは、俯瞰写真を見ると液晶ディスプレイ。
ハッセルブラッドかゼンザブロニカという塩梅だが、
SONYはフリーアングルだから、
カメラアングルに応じて自在に変えることができる。
グリップ部と本体部をつなぐ部分がヤワなように見える。

CANON、NIKON、ASAHIペンタックスが廉価版一眼レフで
しのぎをけずっているというのに、
今頃こういうカメラを発売して、どれだけインパクトを与えることができるのか?

最近のSONYは業績不振だというのもうなずけるマーチャンダイジングである。
SONYは差別化が図れる固有の技術で勝負してほしいよ。

昨年11月頃だったか、ヨン様をキャラに
300万画素、3倍ズームの小型デジカメを発売した。
ところが、その後、尻切れトンボ。
思ったほど売れなかったんではないの?

私も興味があって実機をさわりにいった。
ことによったら、買ってしまおうかと思っていた。
ところが、今愛用している超小型サイバーショットにくらべ
ひとまわり大きくなり、せり出したズームレンズがいかにもちゃっちい。
まるで魅力のないかめらに仕上がっていた。
おかげで、それより少し高価なCANON・PowerShotを買う羽目になった。
(使ってみて、CANONの「使いにくさ」がわかったけどね…
ズーミングはオリンパスのほうがやりやすいですね。
動画に至ってはCANONデジカメはズームがきかない。
オリンパスはOKね)

いつも持ち歩いているSONY DSC−U40だが、
200万画素、単焦点の平凡なスペックだが、
スライドカバーを開けると電源が入り、広角レンズだから
液晶を見ないでカメラを向けてシャッターを押せば
だいたいピントのあった狙った通りの写真が撮れる。
しかも10cmまでのマクロがOK。
Webの素材用ならこれで充分。
だが、デジタルカメラのMINOXを目指して進化を続けて欲しいと願っている。
今なら、画素数500万、音声入り動画、ボイスメモ機能、筐体の高機能化。
これだけスペックアップするだけで、息の長い商品になれるはずなのだ。
それが、わかっておりません。
消費者不在の製品計画をしている。
こんなことを続けていれば、ユーザーは確実に遠のくね。

SONYの広告の商品の上に、不思議な英文が書かれていた。
しかも(c)マークつきで。
こんなもん、だれも真似しないよ。

Ilike. no. other

「.」が2つ単語の後に打ってある。
これはどういう意味なんだろう。

I like no other.であれば
「私は他のものが好きではありません。」
とでも訳すのだろうかね。

昔は「 It's a SONY」だった。
自信の現われだが、
今度は、他社製品との比較で、「私はSONYが好きだ」とでも言わせたいのか。
次第に、断末魔の様相を呈して来ているようだ。
ア〜メン。

●トイレ掃除
 
※新聞記事とGoogleMapで見たASAHIビール本社

隅田川・吾妻橋の墨田区側にASAHIビール本社がある。
その建物の上の黄金色のオブジェはあまりにも有名だ。
「炎」という名前がついているとは知らなかった。
横になった「炎」つ〜のも珍しい。
巨大な「うんこ」は、16年間ここで光り輝いているという。
夕方は西日を浴びてさらにまぶしい。
臭気をあたり一面にふりまいているようでもある。
その「うんこ」が新年を迎えるための掃除をしている、という記事が載った。

※車内から撮影した「うんこ」とGoogleEarthで見たASAHIビール本社

11月17日(木曜日)
●新雑誌

※弱気なキャッチフレーズ
本日、講談社から雑誌が創刊された。
「COURRiER JAPON」(クーリエジャポン)という。
海外1000メディアから発信されるニュースを厳選!だそうだ。
創刊特集は「世界が見たKOIZUMI」
「変人首相」と言われる彼が世界からどう見られているか。
タイムス、東亜日報、オーストラリアン、ヘラルドトリビューンの記事が紹介されていた。
さらに、衆議院選挙圧勝、靖国参拝について、
各国のニュースのダイジェストを掲載。
特集には5ページをさいていた。

創刊号の目玉ならこの倍くらい使って、
意外な国のニュースや的外れ論評など、徹底的に紹介してほしかった。

新聞広告は、昨日、本日と2日使って全15段の創刊広告をうっている。
編集長が語りかける、という手法をとっていた。
それによると、国際化といわれているが、
身の回りは国産情報であふれている。
世界のニュースを世界がどう報じているか、
アメリカ以外の世界の国々が日本をどう見ているか
各国の1000以上のメディアから厳選したニュースを紹介するらしいのだ。
だから、総花的な感じなんだね。
各号「総力特集」なら面白いのですがね。
オリジナル文章を起こすのではなく、
世界の1000のメディアの翻訳なのだから、
多くのスタッフが読み込めばいいだけの話だもんね。

そもそも「クーリエ・ジャポン」と、フランス語のタイトルをなぜつけたのか。

この雑誌の元ねたは、創刊15年の
仏「クーリエ・アンテルナショナル」という雑誌だった。

日本版「クーリエ」の巻頭で、編集長は
「アメリカだけが世界でしょうか」と言っている。

日本の海外情報は決して、米国一辺倒ではない。
が、欧州情報は米国に比べ少ないように思える。
(最近は、フランスの暴動が頻繁に記事になっているが…)
(イラク情報は連日だ)
大きな事件は世界からやってくるが
米国とは政治、経済、文化の結びつきが強いからね〜。

読もうと思えば中東、欧州メディアのサイトへゆけばいいのだが
アラビア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語に堪能でないから
無念の涙を飲んでいるだけだ。
NHKBSの海外メディアニュースもいいが、そればかり見ているわけにもゆかない。

そういう意味で、月2回発行される「クーリエ・ジャポン」は面白いかも知れない。
だが、総花すぎてそれぞれが食い足りない。

フランスの「クーリエ」の読者プロフィールが紹介されていた。
平均年齢35歳
管理職またはエグゼクティブ80%
自分はビジネス、プライベートの両方で成功している72%
過去1年間に海外でバカンスを過ごしている56%
社会活動や文化活動に携わることが非常に大切と考えている48%
グラン・クリュのワインを楽しむ46%

な〜るほど。
少なくとも定年リタイヤ、年金族が読む雑誌ではなさそうだ、フランスでは。

●さば

自家製干物を食すときがきた。
大ぶりのさば。
ガスコンロの下の魚焼きスペースも狭く感じる。
皮もよく焼く。
食卓に乗せる。
かなりの存在感。
脂も乗っておいしゅうございました。
もちろん皮までいただきました。
ごちそうさまでした。

11月16日(水曜日)
●明暗
相変わらず「ほりえもん」は神出鬼没。
通販大手のセシールを傘下に入れたと思ったら、
車の「ジャック・ホールディングス」を買収。
社名を「ライブドア・オート」に変更した。
ネットのカーオークションなんだろね。
フジテレビ騒動で1000億以上手にして
次の買収先を物色していたんだろうね。

一方、楽天は楽天証券のサーバが頻繁に落ちるので
国から業務改善命令を受けた。
また、TBS問題は膠着状態。
共同戦線を張るものと見られていた村上ファンドの村上は
10月にTBS株を売却していたことが判明。
村上は100億円の売却益を得たといわれる。

三木谷の常套手段、二番煎じ作戦。柳の下のどじょう作戦は
彼のプアな想像力以外のなにものでもない。
行く先は多難だね。

カルチャー・コンビニエンス・クラブを経営する増田は
TBSと番組のDVD化を行う企業を設立した。
彼は楽天の社外重役でもある。
こういう微妙なバランス感覚が現代のIT産業企業には必要なのかな。

もっとも、DVD規格が1本化されていない現状では
コンテンツ提供企業も様子見で、両陣営に顔を出しているもんね。

関が原の戦いで、徳川、豊臣のどちらにつくか迷っていた大名は
徳川が勝利したあと、冷や飯を食わされたが、
現代の「天下分け目」のいくさではそんなこともないのだろう。
それほど流動的で群雄割拠の証拠なのかもしれない。

●月の出
つい最近まで細い月だったのだが、
いつの間にかまんまるになっていた。

16時55分、ジョンの散歩に出たら周囲は薄暗い。
東の空に大きな月が昇るところだった。
「新しい村」の野菜直売所「結」が
そこだけ別世界のように明るかった。
図書館裏の「ほっつけ」を通る頃、月はさらに高くなっていた。
画像では白い月だが、実際はもっとオレンジ。

明日の朝は今朝より冷え込むというから、
この月が真上になるころは
煌々と冴え渡るんだろうな。

西を見ると不気味な雲がせり出していた。

●食卓へ
昨夜の出来事になってしまったけど…
椎茸をバター炒めを実行。
小さなフライパンなのだが、椎茸のジャンボさ加減がわかる。
バターを敷いて、裏表をよく焼き、
塩胡椒をして、最後に醤油をふりかける。

肉厚で、なめらかな舌触りと弾力性のある歯ざわり。
かすかなひなたの味と淡白な肉のような風味…
おいしく、おいしく胃袋におさまりました。

家人はテレビで毒キノコを見てから気味悪がっている。
このうまそうな椎茸にも箸をつけようとしなかった。
しめしめ。こんなうまいもんを憶えられては大変だ〜〜。

フライパンにふたをすれば
もっとジューシーに焼きあがったかもしれない。
裏の「ほだぎ」には2つの椎茸が育成中。
これも少し大きくしてからね。

11月15日(火曜日)
●収穫

裏の雑木林脇の「ほだぎ」に生えてきた「椎茸」ものびのびと育った。
(大きくすると、大味になるのかな?)
で、午後、収穫することにした。
姿かたちはこの上なく良好。
湯呑茶碗と比べてもその大きさがわろうというもの。
笠はカステラのような色。
刻印のような柄まで入った、ブランド椎茸だ。
夕飯の1品。バタ焼き。
それに自家製のアジの干物。

そういえば、3日寝かせたサンマの干物を昨晩、食したけど
これも絶品だった。
干物は自家製に限る、と確信した次第。

●腰引ける
どこの国かわかりませんが、変わった形をしております。
上にせり出した巨大な朝顔型だから、命中率が高くなって、
まわりを汚すことも減るんだろうね。

でも、こんな公衆トイレだったらど〜する?
自信のある奴はいいだろうけどね。

11月14日(月曜日)
●デンマーク

あることを調べるため、デンマークの地図をGoogleMapで見ていた。
地図帳は、多くの地名が印刷されていて国土のかたちはわかりにくかった。
ところが、である。
白地図にしたら、デンマークという国は
面白いかたちをしていることに気づいた。
それは、
ハナをたらしたリーゼントのあんちゃんと、
それを見上げる口を開けた出っ歯のねーちゃんの顔に見える。
ねーちゃんの生え際あたりがコペンハーゲンで、
ねーちゃんの顔が「シェラン島」、
ねーちゃんの目玉の湖の名前は、今のところわからない。
あんちゃんの顔がユトランド半島で、
口の下から出ている袋状が、フュン島。
首から下がドイツだ。

ねーちゃんの目玉は湖だと思ったら、海につながっていた。
「イセフィヨルド」という。
右の突き出た部分のくびれたあたりに
「ヤガーシプリス城」つ〜のがあるのだが
GoogleEarthで見ても低解像度データなので確認できなかった。

てなわけで、いろいろお勉強しました。

●自爆未遂
先日、ヨルダン・アンマンの複数ホテルで
アルカイダ系の同時自爆テロが発生した。
イラク人サジダ・リシャウイ(35)は、夫とともに
偽造旅券で5日ヨルダンに入国、9日に事件を起こす。
夫は自爆に成功したが妻は失敗。
13日ヨルダン国営テレビが自爆敢行時の様子を放映。
胸に巻きつけた爆薬がなまなましい。

彼女はアンマンに潜入してから
夫に起爆方法を教わったと供述しているそうだ。
ということは、イラク国内の武装勢力キャンプで
訓練を受けたプロではない、ということか。

先に夫が自爆し、彼女の番になって不発。
逃げ惑う人々とともにホテルを脱出したということだ。
その後、どのようにヨルダン当局に逮捕されたのか不明だが、
こういう素人が「人間爆弾化」している。
入国の際、身体検査に引っかからなかったのは
金属を用いていないプラスチック爆弾。
信管は別の荷物に忍びこませのか。
あるいは、爆薬を別の場所から運び込んだのか?

今後アラブ世界への入国チェックはさらに厳しくなるかも知れないね。

●ミミ

「お魚くわえたどらねこ〜〜」
サザエさんの歌ではないけれど、
猫は魚が大好きなはずなのに…
ミミは好き嫌いがある。
白魚や削り節なら喜んで食べるのだが干物はだめ。
人間が「うまいうまい」と食べているのを
おすそわけしても、においをかんでそのまま行ってしまう。

「猫またぎ」を我われはパクついているわけね。

11月13日(日曜日)
●干物2作目
昨夕、あじ10匹、いか2はい、前回のさんまに代わり「さば」1匹。
すべて開いてもらう。
これで1000円以下ですかからね。
干物でこれだけの量を購入したらとてもこれでは済まない。
一晩冷蔵庫に寝かし、午前中に薄い食塩水につけ
ブルーの籠に入れ、夜まで軒下で干す。

※いかと比べるとサバの大きさがわかる。味噌煮はだめだが干物は好物

魚の表面に薄い皮膜ができて、いい調子だ。
夕食に今朝のイカを、石油ストーブに金網を乗せて焼いてみた。
肉厚に焼き上がった。
「んんめ〜〜〜〜」
こたえられませんわ。
アジは前回作成したものを焼いてみた。
作ってすぐのものより肉がしまって味が向上していた。
薄味のアジであるが、これも「んまっ〜」

大ぶりのサバも上々の仕上がり。
試食が楽しみである。

アジをさばいているのを窓越しに見ていたが、
最後は水をかけながらブラシで小骨をとっていた。
ああいう丁寧な仕事は私には到底できません。
開いていただいたものを干す…これで十分でごわす。

●特攻隊員
太平洋戦争末期には人間を兵器にしたてた特攻が登場した。
主にゼロ戦を使った「神風」であるが、
桜花、剣、潜水艦では回天、震洋、蛟龍,海龍などの特攻兵器があった。
これに、前途ある若者が搭乗し敵艦艇に突っ込んでいく。

今、イラクやパレスチナ、イスラエルで行われているのは人間が兵器に化ける。
陸上でのゲリラ戦だから、大掛かりな「入れ物」は不要で
自分の身体に爆薬を巻きつけて、目標物に到達したら爆発させる。
リモコンで操作する場合もあるらしい。
「戦士」としてマインドコントロールされている彼らは死を恐れない。
ホテルやバザールなど人が集まるところに神出鬼没。
男だけでなく女子供も爆弾と化すから油断ができない。

市民は常に危険と隣り合わせなのだが
外出を控えるということもあまりしないで
休日にはバザールに出かけたりしている。
みんないい度胸をしている。

人間爆弾の装備というのがこれだ。
身体に爆薬をまきつけている。
思ったより薄型である。
鉄を溶接して胴体に巻きつけられるようにしてある。
爆薬は鉄の容器のようなものに入れるのだろうか?
爆発と同時にこの容器状のものも
鋭角な断片になって殺傷力を強めるのだろうか。
肩に吊るすストラップがないから
かなり身体にフィットしたコルセットのようなものだ。
女性が民族服を着たらまるでわからない。
こわいですね〜〜。

11月12日(土曜日)
●懲戒解雇
東武野田線で自分の子供を運転席に乗せ
1駅走らせた運転手が懲戒解雇になった。
これに対し、1500件もの「厳しすぎる」という
メールや抗議電話が殺到したという。
読売夕刊「よみうり寸評」でも、
「情けの滲む、別の処分方法はないだろうか」などと
運転士に同情的な文を掲載した。

たかが自分の子供1人のせて1駅走っただけで「くび」とは
処分が厳しいんじゃないの?
という大合唱。

なんか、おかしい。
公共輸送機関である鉄道で
こういう公私混同が許されるのだろうか。
これを説諭とか再教育で許していいのだろうか?
これが、甘え、気の緩みに結びつくとは考えないのだろうか。

多くの人命を扱う部署で彼の犯した行為はプロ意識に欠けるものだ。
東武は足立区の開かずの踏切で、
人為的なミスで死傷者を出した。
これは、待つ人が多いため人情で手動で開けてしまった。
これが惨事をもたらした。
だから、現場に厳しい判定になったのだと思う。

事故が起こらなかったからいいんじゃないの、という
温情的な処遇は、運転士に対し甘すぎる。

抗議電話、メール。
そのうえ新聞社の論評子までも同情的とは
聞いてあきれる。

11月11日(金曜日)
●忘れ物
きんかんの枝を剪定していた。
蝉の抜け殻がひっそりと緑の葉にしがみついていた。
これは油蝉。
まだ日が浅いように殻はつややかだ。

キンカンは常緑である。
周囲の葉が色づいているので
ますます緑が鮮やかに見える。
夏、この葉から巣立った蝉はとうに一生を終えている。

空蝉は冬の季節風にも吹き飛ばされず
来年の夏までこうして固まっている。

●続々椎茸
椎茸栽培に失敗したと思って仕切り材にしていた
「ほだぎ」から続々生えてきた。

夕方、裏の落ち葉や雑草を手入れしているとき、
横にした「ほだぎ」を何気なく見た。
茶色の円形状のものが目に入った。
「もしや」と思い近づいた。
そこには、
お椀を伏せたような、少女の胸のような
かたちのよい椎茸が適度な大きさになっていた。
虫の害にも遭わず、それはおいしそうな椎茸だった。
おいしそうな椎茸です
隣の「ほだぎ」からも小さな椎茸。
気になって、家の前の庭の「ほだぎ」も見に行く。
案の定、生えていた。
こんなに生えるのは初めてだった。
椎茸菌つ〜のは、いったん植えつけるとこんなに長持ちするものなのか。

最近、TVで首相官邸の木のしたからもキノコが生える。
しかし、それは毒キノコ。
山で生活する人も間違って毒キノコを食べ中毒。
最悪は死亡…
などというニュースが流れ、
我が家のは紛れもなく「椎茸」とわかっていても
なんとなく気色が悪いので放置して、虫の餌になっていた。

裏手のみごとな奴は、ぜひバタ焼きトライしてみるつもり。

●家裁
越谷の家裁に出向くのはこれで2度目。
9月に走ったコースを忘れナビまかせにしたら
とんでもない遠回りをさせられた。
その代わり、越谷本町とかいう
宿場町の面影を残す町並みを見ることができた。
こんど、電車でゆっくり訪れてみようか。

家裁は10時からの調停であった。
2階で行われるのだが、
運悪く先方の弁護士とエレベーターで鉢合わせ。
ふたことみこと言葉を交わす。
今回の調停内容は「養育費」。
もう、離婚は成立しているし、親権も向こうに移った。

息子の元妻は、父親の交通事故による死亡でしこたま金が入った。
渡りに船で、それで弁護士を雇っている。
息子は弁護士を雇う費用がない。
34歳の男に親が立替えるという性質のものでもないし
自分のしでかしたことは自身で解決しろ、というのが私の考え。
しかし、家裁などという行き慣れない場所で
裁判官や調停委員に1人で囲まれ
言いたいことも言えないのでは困るから
その位は同行してサポートしますよ、と言ってある。

今回は、仕事の都合で当事者の息子は出頭できず。
親が子の養育費の調停に参加するという、
はなはだしまらない裁判劇となってしまった。

勝手知ったる…ではないが、
1階の事務所で書類を見せて、2階の待合室で待つ。
結構、家裁を利用する人は多く
5組の男女が、細長い部屋で互いに無関心を装って
名前が呼ばれるのを待っていた。

裁判を起こしたほうは「申立人待合室」、
起こされたほうは「相手方待合室」で待つ。
同じ階にあり、4つばかりの調停室をはさんで並んでいるものだから
トイレやタバコに立った時、会いたくない相手と遭遇してしまうこともある。

たまたま寒い部屋で待たされているので
長椅子から立ち上がり廊下に出ようとして顔を左に向けたら
息子を訴えた元妻が待合室に入るところだった。
私は辛気臭い疫病神を避けるため身体を引っ込めた。

どういうわけか「申立人待合室」は擦りガラスのドアで視線から遮られている。
「相手方待合室」はドアなし。
「さらし者」だね。
こういう差別があるのだよ。

殺風景な「相手方待合室」には時計、HIRO YAMAGATAの複製、雑誌がある。
横浜の観光案内は93年版という、とんでもない古本が置いてあった。
その頃、私はまだ横浜に住んでいたよ。
他の週刊誌も似たり寄ったり。
もっとましなものを置けないものかね。

20分ほど待たされて呼ばれた。
先に、申立人の聴取が行われていたらしい。
今回は、調停員が2名(初老の男性、中年女性)、書記1名。
挨拶すると、書記が「先回もお会いしましたね」という。
顔なんか忘れていますよ。
書記だと思っていたら、調停員が「裁判官」と呼んでいた。

当方の弁論
「養育費」については、実子であれば息子は当然支払う義務がある。
しかし、申立人は、男性関係が乱脈である。
最初の亭主に逃げられ、まだ離婚が成立していないのに
同じ庄和高校の男性とつきあっていた。
時を同じくして息子と知り合い付き合うようになって妊娠。
息子は入籍した。
息子との婚姻中、再び別の男性と知り合い浮気。
こういう、男にだらしない女性であるから
真実、息子の子供かどうか疑わしい。
養育費は成人するまで支払うわけだから、
DNA鑑定で息子の子供であるという事実関係が明確になるまで
「支払う」という意思表示はできかねる、と申し述べた。

これには、調停委員もびっくり。
とんでもないことになったもんだ…と資料の戸籍をひっくり返して見ていた。
「養育費」のことなど、遠のいてしまった。
向こうでお待ちください、と選手交代。
申立人の浮気女と弁護士が呼ばれた。
また、こちらが呼ばれた。
内容が新たな展開になったので、本日は閉廷。
次回は来年、ちゃんちゃん、ですよ。

息子の裁判なのだが、
あの「かえるの面に水」のような浮気女のことを考えると
小生が当事者になったのではないかと思えるほど無性に腹が立つ。

てめ〜は被害者然として、
弁護士に夫の悪口をべらべら喋り
都合の悪いニンフォマニア(色情狂)であることには口をつぐみ
同情を買っているんだろうな。

それにしても、とんでもない性悪女にひっかかったもんだよ、息子は。
俺がお前なら、もっとましなのを選ぶがね。

今後の忠告とお願い
もちょっとスマートに女遊びする技術を磨いていただきたい。
もう少し面食いになっていただきたい。
子供を作ることしかできないメスなど家に連れて来ないでいただきたい。
美人じゃなくてもいいから可愛い、性格の明るい子を見つけていただきたい。
育ちの悪い女は金輪際やめにしていただきたい。
相手の家庭環境をよく見て判断していただきたい。
2度の離婚に懲りて当分結婚など考えないでいただきたい。

以上

●早起き
朝、久々に7時起き。
「子の子」と共同生活していた8月末以来であった。
吐く息が白く、冬の様相。
真っ赤に色づいた花水木の葉が盛んに落ちている。
思えば本年2月から8月まで、子育てに従事していた。
終わってしまえば、遥か昔のことのように思える。
だが、その後も面倒臭い家裁の調停が継続している。

11月10日(木曜日)
●自爆テロ
夕刊にヨルダンの首都アンマンのホテル3か所で自爆テロが発生した。
事件発生は9日夜(日本時間10日未明)。
犠牲者は57人死亡、300人負傷。
ヨルダンはイラクの隣国で、イラク攻撃の出撃地となっていた。
その報復か?
アル・カイーダ系が関与していると見られる。
ヨルダンで大規模な同時無差別テロが起きたのは初めてだそうだ。
新聞に、攻撃を受けたホテルの地図が出ていた。
早速、GoogleEarthで現場上空を訪れた。
新聞と同じ配置図と、距離が近い2つのホテルの上空から観察。




新聞の概念地図から衛星写真のアンマンの市街地を特定するのは楽ではありません。
日本大使館の位置は、もっと左手でした。

だけど、アンマンの現地地図を探し、中心部の各国大使館の配置図を見るとJAPANは
上の位置で正しいのだが…

上がラディソンSASホテル、下がグランド・ハイアット・ホテル

19時のNHKニュースでテロの模様が報道された。
結婚式の最中だった青年は悲痛な面持ちで語っていた。
遥か遠くの国で起きた痛ましい事件だが、このように調べてゆくとそんな感じがしなくなる。
情報化社会は、確かにボーダーレスだと思わざるを得ない。

11月9日(水曜日)
●コンバット

※サンダース軍曹と牧師になれなかった戦車長。戦車から出てくるアングルも珍しい

TV映画の名作「コンバット」。
NHKBSで21時から連夜放映中。
第1話は録画できなかった。
今夜は4話。2話からの見ながら録画は順調であった。
ところが、あと10分ほどで終わろうというとき、
赤い録画ランプが点滅。テープ切れのサイン。
おっかし〜な〜、と思ったら標準スピードで録画していた。
通常は3倍速でやっているので軽く納まるはずだったのにぃ〜〜!
いつもはGコードで手順を追って録画していたのだが、
マニュアル録画はテープスピードをきちんと設定しないと標準でやってしまうんだ!
てなわけで、このドラマの山場である
「戦車長」が教会でドイツ兵に撃たれ、祭壇の前で死ぬシーンがぱ〜〜!
アタマキタ。
こんな苦労するならDVDを買ったほうがましね。

●水と緑のふれ愛ロード
わが家の近くに、片道26kmのサイクリングロードの出発点がある。
宮代町、白岡町、久喜市、鷲宮町、騎西町を結んでいる。
7〜8年前にインターネット研究会のメンバーと走破したことがあった。
20分程度の白岡までは足馴らしでよく走る。
夕方前に久喜まで足を延ばしてみることにした。
白岡を過ぎるとJR宇都宮線に沿って走るのだが、
どの踏切を渡るのか忘れてしまって、一番遠くの3番目を渡り
しばらく走って間違いではないかと思い引き返す。
サイクリングロードが切れる場所にある
自動車整備工場のお兄さんに聞いたら2つ目の踏切だという。
再び戻り、そこを渡って久喜に入る。
しばらく行くと、見たことのあるひなびた煙草屋の建物があった。
昔に比べると周囲に新しい家が立ち並び道もきれいになっていた。
自信はなかったがY字の道を左に行く。
どこまでもまっすぐにね。
ほとんど憶えていなかった。

※町乗り用チャリ                 久喜の懐かしいたたずまいの煙草屋

そのうち、「奥会津」という蕎麦屋の前に出た。
この店は昔1度入ったことがあった。
普通でも巨大な盛りで有名な店である。
だが、黒くて太い田舎蕎麦なので閉口した覚えがある。
そのまま直進。
そのうち、サイクリングロードにぶちあたった、が
今来た道は間違っていたようだ。
だんだん薄暗くなってきたので、
レンガを敷いたがたがたのロードを宮代方面に向かって帰路に着く。
奥会津の店があった交差点を直進ではなく右折すればよかったのだ。

「中須用水」脇をひたすら走るはずの
「水と緑のふれ愛ロード」だが、
久喜のロードは町中を走るんだからね。
標識がほとんどないため
初めての人は必ず迷うだろうな。
市はこういうところには金をかけないのかね。

11月8日(火曜日)
●ジブラルタル


※これはGoogleMapのデータ

ヨーロッパとアフリカが一番接近するジブラルタル海峡。
ジブラルタルにはアメリカ軍の基地があるんですね。
写真は滑走路。
ここの住民はこれをどう思っているのか、日本で報道されたことは1度もないんだろうね。

●南極

※GoogkeEarthの南極大陸。アデア岬はどこにあるのだろう?

夕刊に東京都の1.2倍もある世界最大の浮遊物が崩壊している
という記事と写真が掲載された。
「アデア岬」沖に浮かぶ「B15A」という氷山だ。
早速GoogleEarthで見に行くことにした。
手元の地図には「アデア岬」の記載がなかった。
インターネット検索で、場所を確認。
ぐ〜〜んと接近してみたが
白い大陸で低解像度データだから、もやけてしまう。
だが、たぶんこれではないか、と思う場所を発見した。


※左:新聞の写真 右:アデア岬の沖に浮かぶ氷山(多分)
南極旅行は200万位かかるんですね。
コースは、ニュージーランドまで空路、そこから船旅。
日本人は「なんでも見てやろう」意識が旺盛で
女性がホームページを作っていた。

●干物づくり
あじ、さんま、えぼだい…干物はうまい。
でも、市販品は日持ちをよくするため塩分が強い。
血圧が心配である。
ならば、塩加減を調整できる自家製干物を作ろう。
というわけで、先日幸手市のジョイフル本田へ出向き
干物籠を購入した。
価格は1000円以下。

あじ、さんま、いかをさばいてもらう。
発泡スチロールに水を張り塩を少々。
その中で10〜20分、開きを泳がせる。
水分をペーパータオルで拭き取り籠に入れる。
好みにもよるが4〜5時間陰干しをする。
魚の表面に薄い膜ができている。
直射日光に長時間当てると
身が盛り上がり薄膜が破れてしまう。

昼頃、籠に入れたいかを夕食前に試食してみた。
「ん〜〜〜まいっ!」
観光地で売っているいかの干物と同じかそれ以上の味だった。

干物作りは面白いうえ実質的。
今度はほっけ、きんめなど中型の魚を作ってみよう。
きんめは塩ではなく、醤油、ごまで下ごしらえすれば
珍味ができそう。
「ごくっ!」
(出来栄えを想像して、思わずつばを飲み込んだ)

11月7日(月曜日)
●コンバット
土曜日午後2時過ぎから第1回目「ノルマンジー上陸」がNHK-BSで放映された。
わが家のビデオデッキはBSチューナーを内蔵していない。
だから、テレビ側の外部入力から録画しなくてはいけないのだが、
その録画予約がまだできない。
何度やってもだめね。
そんなわけで、その日は外出していたので録画はNG。
今晩から連日放映されるので、
「見ながら」録画ですよ。
(なんか原始的だな〜)
久々のビック・モローね。
2話は「3人の新兵」
バレーダンサーの新兵がドイツ兵の
機関銃を破壊するために
屋根をバランスを取りながら歩くシーンだが、
なんとなく憶えておりましたね。
40年ぶりの再放送だというが、
あの頃、ぼくは若かった〜〜〜〜。

サンダース軍曹のパトロールチームは
フランスの田舎町を偵察して歩くのだが、
現代のフランスは移民の暴動で荒れております。
パリまで飛び火し、巻き込まれた老人が死亡した。

旧植民地のアラブ、アフリカ系の若者が中心らしいが、
政府のこれまでの対策にも問題があったらしいね。
彼らの文化を否定し、フランスに同化するようなことをやっていたらしい。
それに2級国民として差別もしていたとか…
そんなことをやっていたら、怒りを買いますね。

11月6日(日曜日)
●祭り

新しい村「結」前の芝生広場を2つ使ってイベントが開催されていた。
手前の広場はテント村ができ、さまざまな屋台。
向こうの広場はフリーマーケット。
小さな子供を連れた家族で大賑わい。
地元だけでなく、近隣からも来ているのだろうか。
少子化が叫ばれているけれど
ここだけはちびっこ天国だった。


●邪魔
前を向くのが飽きたら今度は後ろ。
大きな尻尾がワイパーだ。
邪魔。

●定席

寒い夜はディスプレイを炬燵がわりにしている。
いつも間近でこんなふうにされていると、
可愛いのとは別の次元で
結構、うっとうしいものがありますよ。

●紅葉
わが家には花水木が4本ある。
3本は10年物で屋根より高く、幹が太く枝も張り
夏場は貴重な木陰を作ってくれている。

今月に入り葉の色づきも一層鮮やかになった。
朝日を逆光で浴びたときは燃えるようである。
陶工柿右衛門が魅了された色とは
こんな具合ではなかったか、と思わせる。

同じ木だから同じように紅葉するのかと思ったら
赤系と黄系があることがわかった。

11月5日(土曜日)
●採れてます
家の前の家庭菜園はトマトもナスも全て終わった。
が、ピーマンだけは葉は青々としてまだ実をつけている。
裏の菜園では里芋が間もなく収穫。
それが終われば、ネギとニラだけになる。

今朝もザル一杯のピーマン収穫。
霜が降りるまで細々と続く。
結構貴重なのだ。

●アスベストがん
昨夜の報道ステーション。
スティーブ・マックィーンの死因がアスベストがん、だったと報じていた。
罹病の原因を彼は彼の人生から推理していた
1)若い頃海軍にいたとき艦艇の内燃機関室の掃除をやっていた
  当時艦艇内にはかなり使われていた
2)モータースポーツが好きだった彼は、自らレースに参加していた。
  そのとき着用したレーシングスーツに耐火性を強化するために
  アスベストが使われていた
この2つのどっちが引き金になったかは不明だが、
彼は、それについて恨み言は言っていなかった、と未亡人が語っていた。

Steve McQueen(1930-1980)。50年の生涯だった。
当時、米国でもアスベスト被害についてささやかれていたが、
企業が政府に圧力をかけて規制を逃れていたという。
感染から発病までのサイクルが長いから、
彼が10代の終わりに軍隊で罹病していたとしたら、
当時は、耐火素材の本命だったろうから防ぎようがなかった。

彼の戦友の罹病率を調べれば
よりはっきりするのだろうが…
かかりにくい体質の人もいるのかな?

11月4日(金曜日)
●芝居
直腸がんにかかったニュースキャスターの鳥越俊太郎が、
今朝のテレ朝「スーパーモーニング」で、手術代「3500円」と
勘違い発言をして、大騒ぎになったという。
がんの公表から手術の一部始終を記録し、同様の病気に悩む人たちの
参考になれば、という公共的かつジャーナリスト魂の権化みたいな人なのだ。
ところが、一般的には数十万円といわれる直腸がん手術代金を大きく間違えるなど、
認識不足もいいところ。
常識的に考えてもおかしい、と感じないという感度の鈍さを露呈してしまった。
本人は大真面目なだけに、よけい滑稽だ。

悪いけど、この方、以前からニュースのコメントを聞いていても
「ぬるい」んだよね。
変に若ぶってYシャツの前をはだけているけど、
発言内容が、青二才じゃ困るんだよ。65歳だろ。

前にも書いたけど、バクダッド郊外のフセイン元大統領が潜んでいた穴を
取材に行くときも、遺書を書いていたことを「公表」した。

直腸がん手術記録、穴取材…彼のやることはいつも「芝居」がかっている。
それも3流のね。

●過激
相変わらずである。
石原慎太郎東京都知事がワシントン市内で講演した。
「もし、米国と中国が戦争をすれば、米国が絶対負ける」
根拠、
「アメリカはイラクで2000人死ぬだけで大騒ぎするが、
生命に対する価値観が全くない中国は、憂いなしに戦争を始めることができる」
「戦禍が拡大すればするほど、生命の価値にこだわる米国は勝てない」
また、中国の軍事示威行動に触れ、
「生命に非常に無神経な指導者が、米国との緊張が高まった時、
どういう挙に出るか…」と、中国に対する警戒感をあらわにした。
と、新聞報道。

昔から、タカ派で知られる石原だが、
この演説に中国の指導者は「苦笑」では済まないだろうね。

確かに、世界一人口が多い国だから、
マルサスの人口論的に言えば
「戦争で死ぬことによって抑制が図られる」
だが、一時期の「少子奨励政策」により中国の人口ピラミッドは
たぶんピラミッド型をしていないだろう。
徴兵適齢年齢は、構成では一番少ないのではないだろうか。
彼等が戦場で倒れれば、戦争終結後の政策に影響をきたす。
50〜60の年寄りを駆り立てても思うほど効果は上がらない。

敗戦間近のナチスドイツは少年、老人を戦場の矢面に立たせた。
こうなると、断末魔の様相を呈す。
同じく、敗戦間近の日本も特攻攻撃を敢行し多くの若者を無駄死にさせている。
生命に対する価値観をもっていなかったのは
ナチスと日本軍部指導者だったんじゃないの。

イラクでの兵士が2000人死亡で大騒ぎ、というが
イラクではゲリラ戦、局地戦ですね。
中国vs米国という大国同士の直接戦争となれば人海戦術はとりません。
核攻撃だから、兵隊などヘの役にも立たない。
両国とも地下深い所からボタンを押すだけですよ。
地上にいる者は両国ともに瞬時に消えてなくなる。

だから、石原氏の演説は的外れというしかありまへん。
ただただ、中国指導者を刺激するだけでおます。

11月3日(木曜日)
●関宿へ
文化の日で世間は休み。
私も生徒さんのキャンセルが入り、時間ができた。
10月23日、ステラタウンから約20Kの道のりを走って以来
わが愛車クロスバイクは室内で寝ていた。
いよいよである。
天気も快晴ではなかったが、まずまず。
計画通り関宿から境に出かけることにした。
実質、初サイクリング。
10時半、家を出る。
ペダルを軽く踏み込むとスゥイ〜〜っと進む。
いい乗り心地だ。
国道4号の杉戸郵便局前の道をひたすら直進。
と、雨ですよ。
大粒がパラパラときた。
出掛けに天気予報を聞いてこなかったのだが、
こんなふうになるんだったかな?
えぃっままよ!走れ!
でも、このまま本降りになるようなら引き返すしかないな…
などと考えているうちに、止んでしまった。

関宿橋までは、とにかくひたすら直進なのだ。
ここは、車でよく通るので風景も見慣れている。
30分ほど走りコンビニでタバコとお茶を購入。

4号バイパスを横切りトッパン幸手工場を左に見て一気に関宿橋を渡る。
江戸川土手の下を右に曲がる。
ここが、関宿の中心部なのかな?
ほとんど店舗はない。
茨城県境に向かうトラックが結構多い。
左側に鈴木貫太郎記念館がある。
車だと通り過ごしてしまうことが多いだろうね。

本日の目的の1つがここの見学だ。
昭和20年8月15日の終戦内閣の首相が鈴木貫太郎だった。
戦後は、彼の出身地であるここに戻り
昭和23年4月17日、83歳の生涯を閉じた。

彼の父親は関宿藩藩士。生まれは関宿藩飛地の大阪。
江戸時代は利根川、江戸川の分岐の地で水運で栄えた。
現在の関宿城は、本来の場所と違う所に再建されているが
昔は、2つの川の分岐点に近い場所にあったらしい。
鈴木貫太郎の家は城まで徒歩15分位の場所にある。

旧居跡に建てられた記念館は木立に囲まれた
質実剛健な造りだった。
入口の碑文は鈴木内閣内閣書記官長「迫水久常」氏の筆によるものだ。

11時20分記念館到着。
受付のおじさんが暇そうに本を読んでいた。
自転車から離れるのは心配だったが
周囲に人影は無い。
サイクルメーターを外したが、鍵をかけずに中に入る。
一番見たかった、「最後の御前会議」の絵の前に行く。
薄暗い展示室に、これまたダーク調の油絵があった。
デジカメに収める。
(ここは撮影禁止ではなかった)。
大礼服、貫太郎が海軍現役の頃の日清・日露の海戦の油絵などを
カメラに収めて、引き上げる。

外は明るく、空も高い。
絶好のチャリ日和だった。
直進すれば境大橋だが、手前を左に。
もう目の前の丘に白亜の関宿城がそびえている。
一気に城前の公園まで走る。
関宿城へ来るのはこれで3回目。
前の2回は車だった。

家族連れも多かったが、チャリ族も結構来ていた。
1人きままに、2人で喋りながら。
4〜5人のグループ、などなど。
チャリのタイプもロードレーサー、マウンテンバイク、クロスバイクと
自転車の見本市のようだ。
本格的なサイクルファッションに身を固めた人が多く、
黒のチノパン、黒ジャンバーに黒の正ちゃん帽という
散歩ファッションの私など恥ずかしくなるね。

城をバックに自転車をデジカメに収めていた。
中年の外人さんが1人でサイクリングに来ていた。
公園の木のテーブルで休んでいた。
目が合った。
彼は、「写真をとってあげる」というジェスチュアで私のところにやってきた。
お返しに、城をバックに彼の写真を撮った。
「Where are you come from?」と尋ねた。
「ウ〜ン、ナガレヤマ カラネ」
あら、日本語で答えが返ってきた。
「Can you speak Japanese?」
「ウン、チョットネ」
あらまた、日本語だよ。
じゃ、こっちも得意な日本語で喋ることにした。
東武野田線の江戸川台から、江戸川の土手をひたすら走ってきたらしい。
彼は、ロードレーサーに乗っていた。
私のクロスバイクを見て、「アタラシイノ?」
「ええ、買ってまだthree weeks」とちゃんぽんで答える。
お互いの自転車歴や私の住んでいる場所などを話す。
彼は、関宿には何度も来ているらしく、
「この城は、本当は向こうにあった」などと説明してくれた。

彼は、私と同じ年。しかも同じ月。6日私より早く生まれていた。
身分証明書の誕生日の部分を見せてくれた。
奇遇だね。

※同い年の熟年ライダーだぜっ!
彼のメールアドレスを聞いた。
帰宅したら添付で送ると約束して握手で別れた。

関宿城の隣の「中の島公園」へ出向く。
ここは初めてだった。
関宿閘門つ〜のがあって、
利根川の水をここで調節している。
江戸川の始まりの場所だ。
子供の頃遊んだ金町の江戸川の最上流なのだ。
なんとなく感激した。

※江戸川の始まりを利根川側から見る。 江戸川の埼玉側のサイクリングロード

空にはエンジン付のハングライダーが飛んでいた。
初めて見た。

利根川を渡り茨城県境町へ向かう。
境大橋を渡るのだが、
ここは、雨引観音へ水汲みに行くときに2度ばかり通っている。
今回はチャリ。
橋の右側に自転車ロードがあったのを知らず
車と同じ場所を通る。
暑かったのでジャンバーのジッパーを外していた。
風にあおられ内ポケットに入れたデジカメが飛び出すのではないかと思った。
止まるわけにはゆかない。
トラックが多い。
一気に走り抜けないと危険だ。
左端を走るのだが、橋桁が低い。
下の利根川がよく見える。
浅瀬で白鷺が遊んでいた。
トラックにあおられ転倒したらやばい。
とにかく走り続けた。

橋を渡り終わったら、そこは「道の駅・境」だった。
右手にはキンカ堂境店。
大きなショッピングセンターだ。
埼玉では聞かない名前だが、池袋のキンカ堂と関係があるのかな?

「道の駅」の売店は奥まった場所にあった。
1人で走っていると、自転車から離れることができない。
いろいろオプションがついた新車だ。
車体は軽いから、鍵をかけてもそのままバンに積み込まれれば、おしまい。
境から東武動物公園までバスが出ているから、
しょぼんとしながら、それに乗るしかない。

しかたなく、外からのぞいて見るだけにした。
どこにでもある道の駅と同じだ。
産直野菜を買うのなら
家の近所の「新しい村」でも同じだもんね。
わざわざ、ダイコン、ネギをかついで帰ることもあるまい。

再び境大橋を渡り、(今度は安全な道を選んだ)、関宿城へ戻る。
江戸川の堰の上を自転車で渡ることができた。
そのコースを行けば、関宿の町を抜けることなく、
埼玉側の関宿橋の手前に出る。
このコースをどこまでも行けば杉戸の鷲巣へ出る。
(今度はここを走ろう)

帰りはトッパンを右に見て4号バイパスを横切る。
4号線まで1直線。20分で着いた。
東武動物公園駅で「ほか弁」買って無事帰宅。
14時20分。
約4時間、走行距離35kmのサイクリングだった。
4時過ぎ小雨がぱらついた。
秋冬のサイクリングは早出・早帰りに限る。

11月2日(水曜日)
●攻撃
鈴木宗雄の外務省に対するうらみ、つらみは相当深いようだ。
鈴木が北海道開発庁長官をやっていた頃
外務省は彼に相当擦り寄り、いい関係だったのだが、
「ムネオハウス」などの資金の流れで失脚したら
罪を彼一人になすりつけた外務省に怒り心頭なのか。
議員に返り咲いた時、意趣返しを恐れてか
外務省は「鈴木対策マニュアル」を作成し距離を置く作戦に出た。
これが、ますます鈴木の怒りに油を注いだ。
週刊新潮で「外務省の犯罪を暴く−実名告発手記」を連載。
今週号は「東郷審議官の機密費スキャンダルの記事揉み消し」を暴露。

国会を通じて外務省への質問攻め。
これまで28件の質問主意書を提出。
外務省は徹夜で答弁書づくりに追われているという。
一番新しいところでは
モスクワ大使館の「ルーブル委員会」という裏金作り組織の存在。
関係者ではなければ知りえない生々しい質問書らしい。
それに対し外務省は
「おたずねの事実は確認していない」というそっけない回答。

昔から外務省は各国大使館、領事館での金の流れの不透明さが指摘されている。
米国デンバー領事館でも摘発されている。
清廉潔白と胸を張れるところなど皆無だろう。
国民の税金で運営されている海外の大使館、公使館、領事館だから、
「多少の不正をやっても見つからなければいいのさ」という
汗水流して金を稼いだことのない寄生虫役人がいてもおかしくない。
外国で国益の窓口となる、という志の高い人間が減っているし
拝金主義がまかり通る現代だしな。

ここで、鈴木宗雄が正義感に燃えて吼えたとしても、
彼自身が「金にきれい」か、というと「グレー」な部分もある。

媒体を利用して、うっぷんばらしをしているのかも知れないが、
そういう心理を読んで、連載を組む週刊誌も「お先棒担ぎ」と言われるかもね。
ま、持ちつ持たれつ、というところか。

●赤と黒
スタンダールの小説ではないよ。

最近、HPとDELLの広告が変わった。
パソコン通販の雄、DELLは以前からモノクロ全15段広告を行っていた。
HPも通販に力を入れはじめ、同じように全15段広告でアピールしていた。
通販だから同じような広告の作りになってくる。
ところが、最近HPが2色刷りになった。
差別化を狙ったんだろうね。

WindowマシンはもともとIBMのDOS/Vマシンをルーツとしている。
IBMが仕様を公開し、マイクロソフトのOSが後押しをして、
一気に普及し今の隆盛を見るに至った。
だから、基本仕様はどのメーカーも同じ。
韓国、台湾の安いパーツを搭載し、
組立を人件費の安い中国やマレーシアで行い単価を下げている。

DELL、HPともに基本ソフトしか搭載していない。
だから、初めてパソコンを購入するする人には敷居が高い、と思われていた。
ところが最近は、オプションでMS−Office加えることもできる。
さらに手厚い電話サポートで、幾分か初心者のハードルも低くなってきた。

あとはブランドイメージや外観の好みである。
ノートタイプが10万前後で購入できる、いい時代になった。
メモリ増設、HD容量増加、DVDライトなど性能強化を図っても15〜6万だ。

HPの最近の売りは「Made in Tokyo」だ。
本体の組立を外国ではなく都下の工場で行っているという。
「Made in China」より安心ということなのだろう。

富士通も新聞広告全15段を使った通販戦争に加わった。
そこでは、「Made in Japan」を唱っていた。
広告の見た目はDELL、アプローチはHPもどきだ。

11月1日(火曜日)
●小机城

読売新聞社会面に幻想的な写真が掲載されていた。
横浜・港北区小机城の竹林。ローソクをともしていた。
永享の乱(1438〜39)に関東管領上杉氏によって築かれたとされるが正確な築城年代は不明。
天正十八(1590)年の北条氏滅亡後は家康の関東入封にともない廃城。
今「市民の森」となっているが、遺構が残るだけの小高い丘である。

小机は新横浜の隣なのだが、開発から取り残されたような風景が広がる。
近くにはサッカーでおなじみの「横浜スタジアム」がある。
この城へは横浜線小机駅から歩いてゆく。
かつて、小机の隣、鴨居に住んでいたころ、この城へ2度ばかり行ったことがある。
その当時からあまり変わっていないようだ。

●様変わり
SONYデジカメのラインアップが変わった。
PシリーズはひとめでSONY製とわかるユニークな外観だった。
一時期、SONYデジカメを牽引してきたPシリーズが大幅後退。
カタログから姿を消し、
インターネット「SONYスタイル」の通販専門機種になった。
それに代わり超薄型Tシリーズがメイン機種に。
1cmを切った名刺サイズ。それでいてずっしりとした存在感。
ほかにオーソドックスなWシリーズ。動画デジカメMシリーズ。
ヨン様キャラクターのLシリーズ。
まだまだ、R、H、F、V、Sシリーズがある。
こんなにラインアップがあるとは知らなかった。

※PシリーズとTシリーズ

最近、SONYが成績不調と言われるが
わかるような気がする。
デジカメを見ても種類が多すぎる。
ユーザーニーズを探って商品化する、というのではなく
技術者の技量を試すために製品化したように思えるのだ。
メインのTシリーズ以外は、あまり魅力を感じない。
なぜPシリーズを進化させないのだろう?
あと、私が今使っているUシリーズも高機能化すれば
もっと息の長い製品になるはず。
今のSONYは消費者不在という気がする。

CANONのコンパクトデジカメはIXYとPowerShotの2系列。
それぞれ魅力的。
デジカメ市場で差がつくのは当たり前だね。

東アジア大会
マカオで開催されているスポーツの祭典だが、
日本ではいまひとつ盛り上がりに欠けているようだ。
報道されたのだろうが参加国も定かでない。
日本から期待の選手が参加しているのだろうか?
メダルの獲得数もわからない。
たぶん、中国が圧倒的な勝利で展開しているのでないか。
マスコミは大きく取り上げない。

開催国の色を出すためにドラゴンボートが採用されたという。
日本でも昔大陸から伝わり、長崎の「ペーロン」として定着している。
その競技で銅メダルを獲得した、と新聞は報じた。
競技が行われたマカオの「南湾湖」を
GoogleMapで眺めてみた。
マカオタワーのある湖。
昔は湾だったが、せきとめて湖にしたようだ。

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