田舎三昧の生活と意見

掲示板にもどうぞ (~ ~)/

        
2005年9月
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Web Camera


■Contents■

01 出頭
  今はもう秋
  60年前
02 住民票
  別れPart2
  60年前
03 アフガン死
  降伏調印式
  巨峰市
  季節の終わり
  60年前
04 多忙
  パンプキン爆弾
  カワセミ
  ホールディングカンパニー
05 カトリーナ
  豪雨
  100年前
06 60年前
  殴り込みPart1
  殴りこみPart2
07 ニューヨーク
  夕焼け
  自転車盗難
  台風14号
  重い
  女の闘い
  満2年
08 虫
  発見
  後退
  60年前
  選挙集会
09 変節漢
  60年前
10 忸怩・陸自
  シンプル
11 選挙
  60年前
12 残りわずか
  完敗に乾杯!
  60年前
13 最低・最高
  寝返り
  軽薄
  60年前
14 おフランス
  60年前
15 官軍
  最後
  滑稽
  60年前
16 ミニ集会
   韓流・濁流
  民主党
  秋
  町長選
17 選挙事務所
  敗れたり
  馬
  60年前
18 中秋の名月
  ご都合主義
  生命力
  いただきます
  演説の力
19 川柳
  日本が老いる
20 ウィーゼンタール死去
  最強の画像管理ソフト
  彼岸の入り
  凡庸
  見果てぬ夢
  60年前
21 補欠選
  蛙
22 彼岸花
  人口減少
  掲示板
23 幟
  鈍い
  ぎんなん
  60年前
24 一時帰国
  大学のある町
25 60年前
  掲示板
26 いい忘れ
  目黒権之助
  木枯紋次郎
27 掲示板へのお返事
  ご提案
  始動
  ニラの花
  愛国産
  無料Opera
  Mac詣
  60年前
28 彼岸花
  合併異聞
  女性蔑視?
  記事
  わかる?
29 公開討論
  選挙戦
  祭りの後
  応援団
  失敗
  浮動票
  民意
  60年前
30 市政改革
  公報
  長距離ランナーの孤独


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Ginza
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ご注意
人によっては不快な気分になるかも


ご意見・感想などお気軽にどうぞ!

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9月30日(金曜日)
●市政改革
大阪市とこの町では規模が違うから、一概に参考にすることはできないが、
「大鉈」のふるいかたは徹底している。

この町に新しい首長が誕生したら
真っ先に手をつけるのが「自分の城」の改革であることは明白だ。
徹底的に無駄を省いて超スリムに。
(肥満体のスリムに対する執念は、並大抵のものではないですよ。あら、失礼)
(激ヤセで病に倒れては元も子もないけれど…)
新首長は、自宅から自転車か徒歩で登庁するのだから、(近いからいいけどね)
これは、自分の健康維持でもあるのだが
表向きは「経費削減」と叫ぶだろう。
「町もスリムに、私もスリムに」なんっちゃって。
役場の職員も覚悟を決めねばなるまい。
☆大阪市の場合
市が27日発表した。組織や業務のあり方を抜本的に見直したもので、計87項目に及ぶ。
・今後5年間で、約4万8000人の職員を新規採用凍結や一部組織の独立行政法人化などで
 約8000人減らし、職員3万人台を目指す。

06年度からの5年間で約6000人が退職するが、消防士や教諭、看護師など専門的な職員を除き
新規採用を凍結。また、市立大学などの独立行政法人化で定数上の約2000人を削減する。
さらに、現行55歳からの早期退職者制度を50歳に前倒しする。
職員削減率は約16%で、99〜04年の全国自治体の削減率実績(4.6%)を大幅に上回る。

・予算も、現在約1兆2000億円の経常支出を900億円(7.5%)削減。
 「身の丈」に合った規模まで行政組織を縮小、効率化を図って、持続可能な都市経営を目指す。

コスト削減のため、民間への事業移管、市場・競争原理を重視。
職員に対しても、局長・区長にマニフェストを作成させて目標の達成などによる人事評価を実施し、
責任の明確化と成果・能力主義を導入する。
また、身内に甘いと批判される組織を是正するため外部人材の活用を図り、
▽局部長ポストへの外部人材の登用
▽事業評価のための第三者委員会や組織規律を保つための市長直属の監視委員会の設置
などを進める。

一方で、市民サービスと負担の見直しなど自治体版「構造改革」路線を志向。
生活保護世帯への個人給付や無料で市営交通機関に乗れる「敬老パス」など福祉サービス
、ごみ収集などの手数料見直しも検討する。

・厚遇問題など不公正な制度を復活させないため、団体・市民・議員などからの要望、
 口利きをすべて記録し、外部の監視機能を導入する。

関市長は会見で、「厳しい現実を直視して、職員数、財政、組織を
現在の税収に合った水準にすることが大事。
(案は)未来に向けた“発射台”だ。単に目指すのではなく、
固い決意のもとでやり切る」と覚悟を示した。

●公報
選挙公報が配布された。
加納氏:長期政権にストップ!
金子氏:ふるさとのために「宮代・杉戸合併推進」
現職:「思いやり町政」をめざします。
    まちづくり・5つのチャレンジ

現職、金子氏が「まちづくり」の方策を具体的に提案しているのに対し
加納氏は、まちづくりは2の次で、現職退陣を「公約」?に掲げる。
公約らしきものは、きわめて「おおぐくり」で、「まちのゆくすえ」は見えない。
現職追い落としに執念を燃やす。
当選の暁には自身は2期で「区切りをつける」、と言っている
が、「辞める」とは言っていない。
新聞に掲載されていた「新しいごみ焼却炉建設」の項目が抜けている。
マスコミ向けは、社会性を。地元向けは実利をということか。
いや、今の段階で、久喜市との接近があからさまになってはますいからという
配慮からかもしれない。
加納氏は、合併に反対ではない。
ただし、相手は春日部、杉戸ではない、と言っているのだから。
一度は杉戸との合併に票を投じておきながら、である。

●長距離ランナーの孤独

追う側と、追われる側。

歴然とした差があればレースのできは簡単だが
僅差の場合、追う側は一気に追い抜こうと、いきおいを増す。
応援団の旗振りも賑やかになる。

追われる側が、長距離を駆け続けている場合はなおさらだ。
長距離ランナーの足はしっかりしていても、
沿道から飲み物を差し入れただの、
応援マナーがなっちゃないだの
ランナー以外のことでとやかく言われる。
もっとも、応援に暴走は禁物だが。

タイムがすばらしくても、
そのタイムが出せたのは、周囲の支援があったからだ、などと
ランナーの資質以外のことを、ことさら持ち出す。

人々はこのランナーをレースに出すとチョイスしたのだから、
この先、走れるかどうか、
ランナーの資質を観察しなくてなならない。

息切れしているか
足がもつれているか
目が死んでいるか
腕の振りはどうか

レースは坂道にさしかかっている。
この勾配を登れるか。

政策レースを乗り切るのは
物理的年齢からくる体力ばかりではない
精神力と意思、実行力。
視野の広さ。決定にいたるまでのバランス感覚…
それから、レース展開の駆け引きもある。

長距離ランナーが、走り続けているのは
以上の資質を有していたからであろう。

走り続けたランナーは、錆びる、磨耗する。
だから、ランナーを交代させよ、とは簡単は言えない。

走らせるのか、次の走者に交代させるのか
あさって、決まる。

9月29日(木曜日)
●公開討論
今回は間に合わないだろうが、
首長を選ぶ時はぜひやっていただきたいのが「公開討論会」だ。
ニュートラルな団体が企画し、候補者を一同に会し政策討論をしていただく。

怪文書が流れたり、だんまりを続ける候補者を
日の下で査定するまたとない集会となる。

これが開催されれば、候補本人を見ながら選択できるのだから
住民にとってメリットがある。


前回の千葉県知事選には3人立候補した。
現職の堂本女性知事、森田健作、山田安太郎だ。
自公推薦の現職が優位という観測。
首都圏の知事に立候補したがる森田は無節操ということで人気はいまいち。
無名の弁護士山田は共産党推薦。

この3者の公開討論会が県内何か所かで企画された。
私は松戸で開催された集会に出席した。
ところが、森田はスケジュールが折り合わないとキャンセル。
敵前逃亡であった。
これが、彼の実力さ。
公約だって付け焼刃なのだろう、と誰もが思った。

司会者は大学教授だった。
軽妙な喋り口だったが、結構辛らつに話していた。

堂本対山田の政策説明は、司会者の質問という形で進められた。
お互いが丁々発止とやりあうスタイルならもっと白熱したろう。
参加者からの質問も受け付けた。

さすが現職は場馴れしていた。
しゃべりもうまい。
対する山田は、得意分野になると饒舌だったが、
それ以外は資料に目を通しながら、というシーンがあった。
歯切れのよさでは現職に軍配が上がった。

千葉県のコンビナートにおける公害訴訟に数々の実績のある山田だが、
新人の感はいなめない。
現職は始終堂々としていた。

教育問題で学校統廃合を進める現職に山田は猛然と食い下がった。
現職は痛いところをつかれていた。

総括では現職のスピーチはうまかったが、
中身はなにもなく、器用にうわっつらをまとめていたに過ぎなかった。
山田は、誠実に発言していたが、役者が違うという印象が残った。

山田は、小柄で堂々とした体躯の現職とは対照的。
現職は精力的に仕事をこなすであろう、というイメージであった。

このように、直接対決というスタイルは、ある者にとっては危険を伴うこともある。
しかし、有権者にとっては非常に参考になる集会だ。

参加者は饒舌な現職か、訥々であるが誠実な山田か、
あるいは欠席したが、森田か。
森田は、減点ポイントが増えたが、欠席したことで
それ以上のイメージダウンを防ぐことができた。

結果は、現職の一方的な勝利…とはゆかなかった。
森田が、予想外に善戦健闘したのだ。
現職の当確が出たのはだいぶ遅かった。
現職陣営は、かなりやきもきしたろうね。
予想どおり、山田は最下位だった。


後日、山田安太郎の慰労会が新松戸で開かれた。
私も参加した。
彼は、私の小学校時代からのポン友なのだ。

彼が共産党から出馬した理由。
宣伝戦などの内幕を聞いた。
あまり詳細は書けないが、
「登っていた梯子を、突然外された」ように、私には聞こえた。

●選挙戦
選挙戦は「公約」も重要だが、イメージ戦でもある。
アメリカの大統領選でもおなじみだが、PR会社が介入し
候補の服装、ヘアスタイル、メイクまで細かく演出する。
演説内容はもとより、演説の際のポーズもだ。

こういう、宣伝戦のルーツは、ナチスドイツが編み出し、
その方法は現代にアレンジされてはいるが、
大衆にアピールするノウハウはヒトラーのナチスが確立したといってよい。

ヒトラーには、愛人エバ・ブラウンがいたが
選挙戦にはマイナスイメージになるので、大衆にはひた隠しにしていた。
それと、婦人層の支持を得るため、
集会では進んで歩み寄り、腰を低くして彼女等と接し、
子供たちを抱き上げほおずりするなど、好ましいイメージ作りにつとめた。
また、菜食主義者ということも、女性には好評だった。
(エバとはヒトラーが自殺の直前結婚し、責任を果たしたが)

小泉もまた、大衆の心をつかむのがうまい。
がちがちの政治家ではなく、クラシックがすき、舞台が好きというイメージと
リチャード・ギアばりのハンサムで婦人層に人気がある。

ヒトラーはまた、演説がたくみであった。
間のとりかたがうまい。
はじめは静かにかたりかけ、次第に激高してくる。
腕と手の使い方がうまく、まるで聴衆を指揮している指揮者のようだった。
演説会場の照明はもとより、周囲に配置するものにも気を配った。

だから、聴衆はヒトラーという指揮者に操られる楽団のように思うままになった。

彼は、自分の演説ポーズを鏡の前で研究している。
どこで、頭を振って、髪を乱せばいいのかまで計算していた。

こうして、万全の体制をととのえ、宣伝大臣「ヨーゼフ・ゲッペルス」が
用意周到に大衆にナチズムを浸透させていった。

国民が気がついたときは「後の祭り」だったが。

衆院選の小泉手法も、根本はヒトラー流である。

大衆には「単純なことを繰り返せ」
これは、ヒトラーら著書「我が闘争(マインカンプ)」の中で述べている。
「郵政民営化」に論点を絞って戦ったのは、その手法だ。

また、党内の反対グループを粛清した。
ヒトラーは自分を警護する「突撃隊」の指導者エルンスト・レームが邪魔になってきた。
で、粛清したのだが、惨殺という手段を使った。
これは「長いナイフの夜」という事件だ。
そのあと、ハインリヒ・ヒムラーの秘密警察が台頭しドイツは暗黒社会に落ち込んでゆく。

小泉は、郵政民営化に反対する議員を徹底的に圧力をかけた。
「刺客」を放ち、選挙区からも排除した。
そして生まれたのが「小泉チルドレン」だ。

姿形は変えても、ヒトラーの手法が生きている、というわけだ。

選挙戦はで〜んとかまえていればいい、というのは、
支援者が選挙事務所でお茶を飲みながら展開する田舎の選挙なのだろう。
いや、田舎の選挙のほうが、町村を2分するほど激しいと思うのだが。
親子、親戚で対立、という話も伝わってくるしね。

●祭りの後
☆新潮vs文春
予想通り2誌とも「小泉チルドレン」にスポットライト。
文春の総花的かつ女性誌的な見出しのたてかた。
杉村君の周辺洗い出し。
新潮は、「田中角栄研究」ならぬ、新人2人の「研究」ときたもんだ。

杉村君はおいといて。
片山、佐藤、猪口、新人女性議員の3人が対照的だ。
初登院のとき、佐藤、猪口は、ういういらしさが感じられた。
猪口に至っては、国際政治学者にして大使経験したにもかかわらず、
議員になったことに感激して、うっすら涙を見せるという、お嬢さんのような雰囲気。
佐藤は、目は大きいが小泉と同じ薄い唇をさらにきりっとさせて、歯切れよく応えていた。
が、片山さつきは違っていた。
記者の質問に「他の議員とおなじような質問をするのは失礼だわよ」といった口ぶり。
自分が官僚出身で政治の世界に近いところにいたんだから、
「てめ〜ら、そのあたりのことをキモに銘じて質問しろ」という尊大な態度なのだ。

元ミス東大だというが、東大のミスとはこの程度でなれるんだ。
東大の学生も審美眼に欠ける。
あるいはそのときは他がさらにレベルが低かったのか。
(あの東大で女性差別のようなミスコンが行われていたとはね。
コンテストに値しない女子学生が、よく黙っていたもんだ。
ミスコンは私学の定番だとばかり思っておりました。)
選択ミスだな。

はれぼったい目、ひたいに刻まれたシワ、時代遅れのヘアスタイル。
刺客、落下傘で選挙地に到着。
へ〜こらしながら選挙活動していたが、当選したらこの態度豹変。
権威をかさにきて一気に尊大になってしまった。
桝添議員の元妻だというが、こういうクセのある女を毎日見ていたのでは辟易したのだろう。
(あら?女性蔑視発言かな?)

男を踏み台にし、スキャンダルを跳ね返し、のし上がってきた佐藤ゆかり。
育ちのいい大学教授、猪口直子。
経歴を鼻にかける女、片山さつき。

今後の政治活動を見守りたい。
ピンクのおばちゃんもユニークだな。

杉村君だが、雰囲気は往時の森田健作、しゃべりは「パンチ佐藤」に似ているね。
一夜明けての神妙な記者会見が印象的だった。

「祭りの後」が「後の祭り」にならないことを切に祈る。

●応援団
熱心になるあまり暴走するのがこわい。
「えげつない」「そこまでやらなくても」という空気が醸成される。
どこかで、歯止めをかけないと首を絞めることになる。

対抗する側は「してやったり」だ。
受けるほうは「沈黙は金」ということもある。
黙って、自分のイメージが上がるのを見守ればいい。
そのイメージが、実像と乖離していても、だ。

相手の暴走がしずまったところで、
おもむろに正当なことをやれば黙っていても票が流れ込む。
その人物が、過去に疑惑の行動を起こしたことがあったとしても。

だから、応援次第で「敵に塩を送る」ことにもなりかねないのだ。

●失敗
改革や長期政権打倒を叫ぶ人がいて
多くの人が、その発言、いやイメージを好ましいと思い選出されたとする…
「長すぎたから、変えてもいいや」というあいまいな根拠の風に乗れたのだろう。

首長になれば、今までより住民の前に姿を現さなくてはいけなくなる。
公約は立派でも実行力が伴わない
言行不一致、あやふや、狼狽…結局、過大評価。
ご安心ください。
万が一、その人が期待はずれ、となったら、
リコールという手段があるのだから。

長期政権がリコールされなかったというのは、
実行力で実績が累積されていたことの証明ではないか。
住民パワーのある町なら、そのあたりの監視は厳しいのだから。

●浮動票
衆院選、民主党代表選のときもそうだが、各党、党内「浮動票」の行方が帰趨を決める。
「浮動票」とは、そのときの空気で左右に「流れる」票だ。
政治家なら当然それを読んで行動する。

だから、昨年の宮代合併賛否投票も、
煽動した方の行動が「浮動票」に及ぼした影響は多大であった。

民意は住民の明確な意思によって決められたなどというのは、
過大評価どころか、
「真っ赤な嘘」ということが明白である

●民意
政治家の「ころび」に使われることもある便利な言葉だ。
今回は衆議院選で自民党圧勝を受けて
民営化反対をした、鴻池が真っ先に使い、中曽根も同調した。
これから先、自分に降りかかってくるであろう「しばり」を恐れた。
自己保身であることはみえみえ。

大量発生した新人議員へマスコミの目は集まっている。
最年少たなぼた当選の青年も、当初の天真爛漫は消えまともになってしまった。
党執行部からの「指導」を受けての様変わり。
それが一段落したら、再び造反議員刈りがニュースに浮上するだろう。
自民党jが恋しい野田聖子の動きが興味あるところ。


宮代の合併問題で民意は「単独」に決着した。
当然、自分の意思で「合併反対」を決めた人も大勢いただろう。
だが、そういう方ばかりではなかったことは明白だ。

ある方向へ道筋をつけようとした動きに流された方が皆無とは絶対言えない。
連日町内をくまなく走り「税金が上がる、福祉費用が上がる、無料が有料になる」と
ラウドスピーカーでがなられていたら、つい信じ込まされてしまう、というものだ。
でなきゃ「アジテーター」という言葉など存在しなかったはずだ。

ナチスが政権をとったのは巧妙なアジなのだ。
賢明、聡明と言われた知識人までも騙されてしまった。
ドイツの場合ベルサイユ条約後、国家が屈辱的な立場に置かれていたことがナチスには幸いした。
資本家、国民ともナチスの野望を見抜けなかったことが災いした。

一般大衆は、「流されやすい」とも言えるだろう。
「韓流」しかり「自民党圧勝」しかり。
「流行」のメカニズムしかり。
だから、「合併反対」は、すべての住民が
自らの意思で決めた、などとは絶対言えないと思っている。

合併そのもには反対ではない、と煙幕を張りながら
単独に誘導した者の秘めたる野望とはなにか?
そこを、良識ある人たちは見抜かなくてはならない。
合併問題は時代の流れで、必ず再燃する、そのときのためにも。


●60年前:昭和20年9月29日
☆衝撃の写真
2日前Macと昭和天皇が会談した。
そのとき撮影された写真が各紙に掲載された。

リラックスした占領軍の最高司令官。
腕をだらんと下げ固まった様子の昭和天皇。
8月15日の終戦詔勅で現人神だった天皇の声を始めて聞き、
「かん高い」と感じた国民が、
大男の隣でちょびヒゲをはやしたお方が…あの…と、また驚く。
しかも、ちょっと前まで帝国日本の大元帥であったお方が
わざわざ敵に会いに行く。
「負けるとはこういうことなんだ」と、改めて日本の置かれた立場を認識した。

2人並んだ写真は3枚あったという。
その中から、統治者対被統治者ということがよくわかる1枚が選ばれた。

【掲載までの内幕】
内務省情報局、昭和天皇のマッカーサー訪問写真掲載を不敬として発禁処分。
GHQ、「プレス(報道)および言論の自由への追加措置に関する覚書」を9月27日付で公布。
同覚書の効果を27日にまで遡及させ、内務省情報局の発禁処置を即日取り消しとすることを決定。
これにより、昭和天皇のマッカーサー訪問写真が新聞に掲載されることとなった。

9月28日(水曜日)
●彼岸花

いつものところに、いつものように花列ができた。
今年は例年より開花が遅いようである。
ふつう彼岸花は土からニョキッと茎が出て花がつく。
葉がないのでちょっと異様だが、
今年は周囲の雑草が繁茂しているので普通の植物のように見えてしまう。
雑木林では法師蝉がか細く鳴いているのに反し、虫の音がけたたましい。
季節の主役の交代はとうに済んでいるはずなのに今年の蝉はがんばっております。
おや、風に乗って候補者の声が聞こえてきましたよ。

●合併異聞

春日部・庄和との合併を間近に控え、赤沼地区の住民が
合併記念「地ビール<赤沼ロマン>」を発売するという。
「ベニロマン」「カンニホ」という赤米が使われ、
ブレンドが春日部市の人口20万5535人対庄和町3万7385人と同じ割合でブレンドされる。
かなりサビのきいた発想だ。
議員報酬をめぐり、庄和町は春日部市と同じにしろ、ともめている。
人口格差からくる給与体系の低さだろうが、
庄和町にとっては「苦い」味なんだろね。

平成の大合併。
3,200以上あった市町村数は、2006年3月末までに1,822に再編される
見通しになった。
政府はさらに各都道府県に対し、1万人以下の小規模市町村などを対象にした
合併構想の策定を求め、取り組みを促している。

※2〜3万の中途半端な人口の町村は、
国の政策に逆らったんだから、「自助努力」しなさい、ということか。
「ぼろは着てても心は錦」とばかり「自立」の道を歩むものの、
武運つたなく矢折れ刀尽きたときは、「再生」か「吸収」で生き延びられる。。
自治体が潰れても、企業と違って、住民は路頭に迷うことはない。
ちょっと恥ずかしいのを我慢すればいいのだから。

●女性蔑視?
掲示板に、小生が女性候補を攻撃するものだから
「女性蔑視」ではないか、というご意見をいただいた。
「宮代紋次郎」氏への問いかけなので、割り込んでは失礼かと思い、
こちらに意見を述べさせていただきます。

私が、この町の行政に興味を持ち始めたのは、
昨年の「合併問題」からです。
それまでは、月や草花を愛で、静かに、この地に住まわせていただいておりました。

合併反対を叫んでいたのが加納女史でした。
結局「単独」と決まったところ、「再合併運動」が発生。
議会で紛糾。
採決というところで、合併反対の急先鋒加納女史が「杉戸合併」に票を投じたのです。

反対を煽っておきながら、合併票を投じたという矛盾したした行動に疑問を感じたわけです。
最終的に「単独」となり、町は潮が引くように静かになりました。
反対を煽動した加納女史は、そこで「単独のまちづくり」を提案するのが
彼女を支持した人、また反対したが民意に従う住民への「義務」ではなかったか。
それなのに、彼女は何もしなかった。

これでは、単なるアジテーターではないか、と映ったわけです。

ですから、もし、男性が反対運動の先頭に立って、加納女史と同じような行動をとれば
批判の対象は、その男性だったでしょう。

それから、彼女は久喜市との合併推進派のようです。
だから、春日部では都合が悪いから反対したのだとわかりました。
そのときの民意が久喜市だったら、違った動きをしていたかもしれませんね。

つまりは、彼女の隠された動機によって、1市3町の合併は流産したわけです。

また、町長職にふさわしいかどうか、について彼女が適任ではないとも記載しました。
これも、町の行く末を判断する際、「合併反対」のときのように「ぶれ」を起こされては危ない、
という「判断」から、きています。
だが、議員には向いている。
これは。彼女が発行する「視点」を見て判断したのですが、
こういう地道な活動をしているのは現議員のなかでは稀少な存在。
女性の視点でさまざまな問題をとりあげております。
現場主義というか、司令官より参謀、社長より営業局長。
こういうポジションで力を発揮できる人がいます。

ですから、蔑視ではなく、彼女は議員で活躍したほうが、いきいきできるのではないかと
推察した次第です。
単に女だから首長向きではない、と思ったわけではありません。
北海道、千葉、大阪など立派な女性知事がおられますものね。

●記事

投票は10月2日。短期決戦の選挙戦が始まる。
追われる現職は「教育・福祉水準の高いまちづくり」。合併は「枠組みは民意だが、枠組みの方向性は
示したい」
加納候補「4選阻止」「子育て支援の重点化、ごみ焼却炉の建設」。合併は「否定しないが急ぐべき
ではない」と、合併を視野に入れた。昨年の激しい反対の動きから大幅トーンダウン。
金子候補は「杉戸との合併実現」「町・職員の人件費削減」

加納氏の公約がやっと見えた。
「ごみ焼却炉の建設」推進というからには、久喜市との連携をより強化するということなのだろうか?
では合併視野は「久喜市」なんだろうな。
「子育て支援」は、少子化対策だからうなずける。
しかし、前にも触れたが、この町の構成人口の多くを占める「高齢者」対策も触れて欲しかった。
「老人介護施設」のやっかいにならなくても、緊急医療を必要とする50〜60代への「視点」である。
この町の夜間救急医療体制はおそまつである。
近隣との医療ネットワーク強化は早急に取り組まねばならないと思うのだが。

緊縮財政では「町の活性化」公約は大幅に後退する。
金子氏は、杉戸との合併で活力を取り戻そう、という。
やはり、宮代単独での活性化は無理と考える。

ベッドタウン化する町の経営のむずかしさが垣間見える。
現職、加納候補は「福祉・教育」「子育て・ごみ焼却炉建設」と、暮らしのソフト事業の充実を掲げる。
この町で生計する人たちは、本心は「町の活性化」だろう。
この町での消費拡大が図れないと、それこそ死活問題だ。
商店、地場企業の意識改革も必要だが、行政のリードも必要である。
「旧住民」対「新住民」の対決という構図もあるのではなかろうか?

●わかる?
今回の町長選で、女性候補を「とやかく」いう小生に対し
「宮代紋次郎」氏から、

>「真から田舎に憧れる方、コンナお下劣な批判をするとは思いませんが‥
>政治なんかに肩入れしないでノンビリ暮らしにあこがれるものと思い違いをしていました」
という、ご意見をいただいた。

「土に生きようとする者、お上のことに関心を寄せず、
黙々と田畑を耕せ」とでも言いたいのだろうか。

小生反論し、途中にいろいろあって

あるときは土に親しみ、またあるときは銀座の酒に酔う…
こういう生き様が好きなのです。
これが、私の生き方なんだから、他人様にとやかく言われるスジではないと、
思う次第であります

と書いたら、また以下のような反論をいただいた。

>そのとおりですよ‥他人様に言われるスジではないですよ。
>だけど、他人様のことはとやかく言う人は多いらしいですよね。

ここで、論理のすり替えをやられた。

女性候補のことを「とやかく」いうのがお気に召さないらしい。
だがね、彼女の政治に関しての「あやふやな態度」を言っているのであって、
プライベートな生活には一切触れておりません。
政治行動は「公人」なのだから、矛盾していていれば突っ込まれるのは当然。
そのへんをご理解いただきたい。

9月27日(火曜日)
●掲示板へのお返事
「ある町民のホームページ」のチラシを見て
名前:お役人根性をたたきなおせ!
さんから、再びご意見をいただきました。
「赤字」で、だいぶ怒っておいでです。
全文と、私のお返事を、こちらに掲載いたします。

☆が「お役人根性をたたきなおせ! 」さん
●が私の意見です。


丁寧な回答を頂き感謝します
しかし、暇にまかせた?支離滅裂、言葉の公害には感心しません

「暇」じゃ〜ないですよ。
結構、エネルギー使うんですよ。こういうのは。


>現在の宮代町は「箱物」も「企業誘致」も縁がありません
といいますが、六花、ぐるる宮代、勤労者体育館、新庁舎・・
みんな箱物ですよね、おっしゃるとおり(←大矛盾)
補助金(+町税)を消化するために作られる箱物は不要です。

「現在の」と申しましたとおり、「単独」で行くと決まった時点で
すべて出来上がっていた、ということです。
「単独」となって、こういう箱を作るようなことであれば、当然反対しますよ。


六花は立派な建物です、見晴らしもいい、しかし医療は三流です
診療費はなぜか割高なのに、医師の腕が悪い(ご指摘の通り)
これを成果と誇る、現職や役場職員の頭はちょっとおかしい

医師の質の向上を図りたいなら、確か「六花運営委員会」のようなものがあったはず。
だから、そこに申し立てればいいのではないでしょうか?
「六花」は町民の大反対を押し切って設立された「箱物」では、なかったはずです。
理想と現実のギャップを埋める努力をするのは、「住民の声」であるとも思います。
宮代は住民パワーのある町ですもんね。


ぐるる宮代の設備は立派、でもこのような施設は近くに山とある
致命的な問題は、ぐるる宮代はいつもガラガラなこと
暇な誰か?や定年を心待ちにする町職員にとってはこの上ない施設
なのかもしれないが、税金をむしり取られ時間のないサラリーマン
にとっては意味のない設備なのだ
勤労者体育館も同様・・

女性候補が、見せかけだけの箱物に魂を入れましょうと叫ぶなら
箱物だけ作って、「これが私の成果だ」と高くとまる現職は
そろそろお役御免にするのがいいのではないでしょうか

自分の住む町に、こういう施設がなく、杉戸や久喜、春日部のを借りるという
スタイルをお望みですか?
私は、「他人の褌で相撲をとる」ようなのはイヤです。
これでは誇りも持てない3流の町ではないですか?
「子供・老人」にだけ力を入れて、ほかのことは近隣にたよる…利用する。
こういう身勝手なことをやっていては、次第に相手にされなくなりますよ。

「キラリと光る」のは小さな町でも、設備が充実しているということも、
理由のひとつになりませんか。
自分が忙しいから、時間がないから利用しない、だから無用の長物、とは
いささか論理が飛躍しているのではないでしょうか?

という思考であれば、
「郷土資料館」など、すぐ潰せ、とでも言いたいのでしょうね。
ああいう文化施設を軽視するような人は、「パン」のみに生きる人だと思います。
私は、あの施設が大好きです。
それから、「図書館」はいかがですか?
杉戸にはないから、久喜や春日部に行け…とでも。
これらも、全て箱物ですよね。
どのように、評価しているのでしょうか?


税金が増えないとやっていけないのは、夜も眠れないのは、
自分達の給料(仕事ではなく首)が減るのが困る町職員と
悠々と田舎三昧を続けたい管理人さんご自身でしょう

私が言いたいのは、福祉の充実にしろ町の活性化にしろ
何をやるにも、金がかかる、ということです。
「身の丈」とおっしゃいますが、「身」すでに「小人(こびと)」なのですよ。
実入りより出費がかさむ。
1枚1枚衣服をはいでゆく「竹の子生活」のような福祉の町では
情けないですもんね。
税金=職員給与だけではありません。

なお、私、管理人は現役バリバリです。
「悠々自適」など私の性分ではないので、生涯1仕事人を貫きます。
もちろんグランドゴルフなどやったことがありません。
「田舎三昧」とは、わが家からの景色が畑と雑木林なので、そう呼んでいるだけ。
もちろん、自分でも野菜を作っておりますが。
住職接近、いや「住職同一」という理想の形を努力して作ったまでです。
インターネットの普及で可能になったわけですが。


毎日、新庁舎でお昼寝をしている町職員をガラス越しに見て
怒り心頭している町民は私だけではないはずです
>「他人の褌」ではありません、正当な権利なのです
とは呆れてしまいます、公僕が民にたかるとはこのことです

私は役場に頻繁に行かないのですが、居眠りしてるんですか?
緊張感に欠けておりますね。
役場はサービス業ということを職員にもっと徹底させる必要があるようです。
接客態度が悪かった職員を私はメールで名指しで町長に抗議したことがあります。
外から吼えてばかりいないで、役場に直接抗議すればいいと思うのですが…
そのルートはあるのですから。

私が言いたかったのは地方公務員である以上、
給料が税金で賄われるのは当たり前、ということです。
給料に見合った仕事をしろ、というのであれば、その方策は考えられますよね。
が、「公僕」に税金で給料を支払うのがいやだ、ということであれば
役場の「民営化」ですか?

●失礼しました
金子さん、失礼しました。
10時前に撮影したときは、まだ掲出前だったんだ。
夕方、前を通ったら、ちゃんとありました。


●ご提案
風に乗って各候補の宣車からの声がする。
名前を名乗り、よろしく、よろしく。
これもいいけれど、
町長選、補選候補者全員が進修館に集まり、公開討論会を開いてくれるといいですね。
政策の違い、人柄、しゃべりっぷりなど一目瞭然である。

特に、現職の退陣を迫る「改革派」の候補者が
現職に申し込むというのはいかがでしょうか?
期待しております。

●始動
「私道」じゃないよ。
町長選、補選の公示日である。
ポスター掲示板にそれぞれ2候補のポスターが貼り出された。
ん?町長選は鼎立のはずだがK氏のものがない。なにゆえ?


新聞に「中核都市を目指す会」のビラが折り込まれた。
補選候補N氏の支援団体が発行する。

中核市となるべき市が備えなければならない要件は
(1)人口30万以上
(2)人口が50万未満の場合にあっては、面積100平方キロメートル以上

と、あるから近隣では新春日部、杉戸、宮代の合併で条件を満たすことができる。
白岡、久喜、幸手、杉戸、五霞と宮代が一緒になっても、30万に満たないのだ。
N氏は宮代の体力づくりに5大政策を掲げる。
お歳のわりにはおつむが立派で精力的に見える。

※ちなみに周辺部の人口
      2000年2005年
春日部市203,375 209,306
久喜市 72,654 72,474
幸手市 56,413 56,412
宮代町 35,193 35,465
白岡町 46,999 47,922
杉戸町 47,336 47,377
庄和町 37,549 37,457

「中核都市を目指す」と言っても、宮代だけでは到底無理なので
「合併・再ムーブメント」には触れていないが、当然再燃するのだろう。
さらに現職との協調路線を推し進めるという。

一方、女性候補は
「新しいリーダーを」という、ムード、イメージ路線で
政策の「セ」の字も見えてこないし、語らない。
こういうことでいいのかね。
町民を愚弄しているのではありますまいか。
立候補するからには政策を掲げるのは当然だ。
補選候補は女性候補が所属したウェーブの会が推すY氏。
温厚そうだ。
「町に改革を」のスローガンだが、同じく政策が見えない。

今回の2つの選挙は、「合併推進」と「単独」の闘いになった。
「単独派」は、叫んではみたものの、先行き不安を覚えてか、政策を掲げていない。
イメージだけで選挙戦に向かうようである。

今、Y氏の選挙カーが通過した。名前連呼である。
どうか、政策のビラをポスティングしてください。
でないと、判断がつきかねます。

※選挙公報は9月30日に新聞に折り込まれるということだ。

●ニラの花
珍しいのを見つけた。
花の茎と葉が合体している。
葉の先に花をつけたような塩梅だ。
突然変異なんだろうね。


●愛国産
中国が自国の技術で開発した、というデジカメ「愛国」を発売した。
「政冷経熱」と呼ばれる日中関係だが、
「愛国教育」により、日本製品ボイコットは相変わらずらしい。
世界を席捲している日本製デジカメも例外ではない。
そこで、登場したのが「愛国」だ。
日本にも戦前は「愛国婦人会」という団体が存在したが、
「愛国」は気持を1つにする重要ワードね。

で、この中国製の外観だが、日本製によく似ております。
デジカメは成熟製品だから仕方ないのだろうが。
自国の技術というが、日本製を分解して研究していることは当然だし、
彼の国の模倣技術は定評のあるところだ。

もっとも、敗戦後の日本も模倣からスタートしておりますからね。
温かい目で見守ろう、などという温情主義は奴等を増長させるだけです。
わが国のデジカメメーカーが、「愛国」を分解すれば
日本技術の集大成であろうことは明白である。

●無料Opera
9月20日、ブラウザの無料版Operaから広告スペースが消えた。
FireFox対策だという。
2日で100万ダウンロードがあったという。
私もその一人だが。
ツールバーがシンプルで、表示画面が広いのはいいのだが、
一部動画を表示できない。
画面表示が一部乱れる。
これでは、無料でもな〜。
小生、Explorerのエンジンを使ったSlimBrowserつ〜のを使っていますが、
Tagブラウザで結構軽快です。

●60年前:昭和20年9月27日
☆Mac詣
といっても、ハンバーガーショップやコンピュータショップに行くことではないよ。
昭和天皇がアメリカ大使館にマッカーサー元帥を訪問。

※GHQじゃなくてアメ大に出かけたんだね。
皇居から溜池までは近いけど、どのような人物がお供をしたのだろう。
二人が何を話したか、については「全ての関係者が口を噤んでいる」ということだ。

会談までの水面下の駆け引きは相当なものがあったようだ。
当初、「天皇を呼び寄せる」という案があったそうだが、
元帥は「いや、私は待とう。そのうち、天皇の方から、私に会いに来るだろう」。
昭和天皇とマッカーサー会見の半月ほど前のことだった。

アメリカの世論は天皇に戦争責任を負わせる、というものだった。
9月中旬、吉田茂外相は天皇に呼ばれ、「Macに会いたい」と告げられる。
9月20日、天皇の意向を伝えるために、吉田はGHQを訪れる。
「天皇にお目にかかることは、私としても、もっとも喜ばしいことと考えている。
しかし、私は、天皇の自尊心を傷つけたり、困らせるようなことになっては、
良くないと考えている」。とMac。

場所は、GHQよりもアメリカ大使公邸のほうが良いと告げた。
天皇の対面を慮り、プライベートな訪問の形にしたかったからだといわれている。

9月27日午前9時50分、昭和天皇を乗せた車が、
アメリカ大使館公邸に向かって、皇居を出発した。
午前10時、車は、マッカーサーの待つアメリカ大使公邸の門をくぐった。
大使公邸の玄関には、マッカーサーの姿はなく、
出迎えたのは、2人の副官だけだった。
マッカーサーは、この時、出迎えも見送りもしないと決めていた。
昭和天皇は、同行したくない大臣などと次の間で別れ、
通訳と二人だけで奥の部屋に向かった。
10時5分過ぎ、レセプションルームで出迎えたマッカーサーは、
昭和天皇を部屋の奥へと案内した。

写真撮影のあと、2人の会見が始まった。
その場で、どのような会話が交わされたのか、
日米両国の政府は、未だに何も発表していない。

35分にわたった会見が終わった時、
マッカーサーの昭和天皇に対する態度は変わっていた。
彼は予定を変えて、自ら昭和天皇を玄関まで送った。
これは最大の好意の表れだった。

※このときの有名な写真が2日後の新聞に掲載される。

9月26日(月曜日)
●言い忘れ
「宮代紋次郎」さんから、掲示板に早速ごていねいなReをいただきました。
反応があるというのは「楽しきこと哉」
が、私、ちょっといい忘れました。

彼(彼女?)はどうも誤解があるというか、ステロタイプというか…

「真から田舎に憧れる方、政治なんかに肩入れしないで
ノンビリ暮らしにあこがれるものと思い違いをしていました‥」とおっしゃる。

「土に生きようとする者、お上のことに関心を寄せず、
黙々と田畑を耕せ」とでも言いたいのだろうか。
「百姓は政治に関心を持つな」ということなのか?
(「山古志村」の村長さんは、衆議院議員になってしまいましたよ。)
こういう勝手な思い込みが一番恐い。

これでは、封建思想そのものではないか?
ひいては「町を鎖国」する考えにつながるのではないでしょうかね。
ちょっと、時代遅れなのでは。
「時代遅れの男」は川島栄五(?)の歌だけにして欲しいな。

私が好きなのは「銀座の恋の物語」「粋な別れ」。ユーちゃんね。
それと、「ラブユー東京」「夜の銀狐」。
マイク持たせりゃ、結構歌いますよ。
あっ、これも「時代遅れ」かな〜。
誰かが「文化の檻の中で留まっている」と言っておりましたが、
その「と〜り監督」です。

●目黒権之助
「木枯紋次郎」のあとは「目黒権之助」である。
言葉の響きから、かなりクセのある…と思うだろうが
人間ではありませんよ。
目黒の権之助坂であります。

※権之助坂を下りきった          雅叙園新館。本館と対照的       下町風情も残る

本日は、午後から目黒のアンティーク家具屋めぐりをしてきました。
JR目黒駅から権之助坂をくだり大鳥神社を過ぎ、てくてくと。
遠方から行くのだから、歩くのだから…スニーカーじゃないと疲れます。
こういう場所をチャリで見ることができたら、どんなにいいだろな。

目黒はパイオニアの本社がある。
昔、まだオーディオが隆盛だった頃、パイオニアを担当していたので
打ち合わせのためこの町に連日来ていた。

ところが、駅前の様変わりにびっくらこいた。
権之助坂の両サイドはビル、マンションだらけ。

都内の駅付近はだいたいそんな具合で、雰囲気はみんな似ている。
坂の途中のパイオニアのショールームは昔のままだった。
が、その手前にあった飲み屋横丁はビルになり、
1階に小さな店が並んでいた。
こうなると、味気ない。
客同士が肩が触れそうな狭い短い路地で、赤提灯がともっている。
飲み屋街はこうじゃなくては、と思っても、
そういう場所は加速度的に減少している。

「おぢさんたちの夢の空間はどこへ消えていってしまったの…」


青山のアンティーク通りは短い距離だが、
目黒のインテリアショップは、目黒通りを雅子様の実家のある碑文谷を過ぎ、
柿の木坂まで延々と続く。
とても最後まで見て歩く気力はありませんでしたね。
なんせ、とびとびに、しかも両サイドにあるのだから。

※お洒落な家具店(上)に混じって、楽しい店もある(下)。「月光堂」は、きっと掘り出し物が見つかる

でも、家具だけでなくブティック、喫茶店などおしゃれな店もあって
結構楽しいハイクでした。
が、値段は高いね。

●木枯紋次郎
なつかしいですね。
今では政治家の中村敦夫が渡世人に扮した物語。
原作は笹沢佐保だったか?
「あっしには、かかわりのないことで…」といいつつ、
次第に事件に巻き込まれていく。
クールなようで人間味のあるヒーローだった。
なぜか群馬県太田市薮塚本町に
木枯紋次郎碑やテーマパークのような三日月村がある。

3〜4年前、突然、藪塚温泉に出てしまったことがあった。
せっかくなので、風呂に入って帰ってきた。
なぜ、そっち方面に行ったのかまるで覚えがないのだが、
ことによったら、桐生の古い織物工場を見に行ったことがあったので
その帰りに迷い込んだのかもしれない。


27日公示の町長選だが、現在、熾烈なビラ合戦が繰り広げられている。
現職支援団体が、かなりのビラをポスティングしているらしいのだが、
小生の住む地区には入っていない。
先祖代々ここで暮らす人が多い地域なので現職の地盤と見ているのだろうか?
逆に、対抗馬の陣営からは3枚のビラが入っていた。

「宮代紋次郎」という方から掲示板に書き込みがあった。
・現職陣営のビラの内容についてのルール無視を指摘。
・ビラの1枚に、このSiteのコンテンツが使われていることについて「ヤラセ」という解釈
・中傷ビラは現職陣営の焦りからの勇み足
・現職は泰然自若としていたほうがいい
と、いうもの。
ご説ごもっとも、という内容である。

「毎日の行動が選挙活動のようなもの‥デンとかまえて胸を貸してやる」というけれど、
選挙なんてそんな甘いものではおまへんで。
今回の、小泉のえげつないほどの戦いぶりがそれを証明している。
勝つか負けるかだから、横綱相撲というわけにはいかんのです。

4期目を迎えることができるかどうか、という現職である。
1期目は繰り上げ、2・3期目は無風という状況だから
対抗馬を迎えての本格的な選挙は今回が初めてね。
だから、支援団体は妙に肩に力が入っている。

それに、相手が一筋縄ではいかない曲者ということだ。

町民を煽動しておきなから、「単独」と決まったら、だんまり。
単独でゆくためには、どんな町づくりが必要なのかを
彼女の口から聞きたかった。
あれでは、ただの「火つけ女」じゃないの?
結局、無策の亀だから「首をすくめる」しかなかった、と見ております。

相手を蹴落とすために「アジ」るのがお上手だから、油断ができない、のね。

しかし、現職はジェントルマンイメージがある。
スマートな慶應ボーイなのだ。
支援団体がえげつないことをやりすぎると、
その落差が大きくなることは間違いない。
ちなみに、ほとんど知られていないが、現職の「まちづくり」のサイトはここにある-->Click


それから「宮代紋次郎」氏から
ここのSiteに対して、
「誰の目にも留まらないであろう、この無名サイトが全町的に知れ渡った」
「誰の目にも触れないであろう、このサイトもこれで全町的に宣伝された」
と、皮肉たっぷりの「お褒めの」言葉をいただきましたよ。
ここを、現職のプロパガンダサイトと誤解しているようである。

3年前から読み通していただければ、まるで違うことに気づくはずだ。

「この無名サイトを検索するのに、いささか難儀いたしましたが」と
「無名サイト」を連呼してるけど、ここは「有名」を目的とした「売名」サイトじゃないぜ。

その証拠に、Yahoo、Googleで検索してみるといい。
キーワードは「田舎三昧」だぜ。
Yahooなら、1ページ目の6〜7番目、
Googleなら瞬間風速だろうが、1ページ目のトップで見つかる。

そこのSite紹介に目を通せばわかるはずだ。
「田舎暮らし11年。ともすれば昨日の出来事も忘れがち。
これはいかんと綴り始めた日記もどきです。 」
と書いてあるだろう。
ここは、今、流行の田舎暮らしを夢見る人たちが検索してやってくる場なのさ。

町の生臭いことなど避けて通りたいところだが、
昨年の町村合併のころから、折に触れ書くようになった。
傍観するのがきらいなたちで「Show the flag」だね。
もちろん合併賛成派。
そういう視点で、合併阻止の中心人物をウォッチングしていると
言行不一致、二股膏薬というあやふやな姿が浮かんできてしまったのだよ。
きっちりやってくれれば評価しますよ。
その方に決してうらみ、つらみはないのだから。

9月25日(日曜日)
●60年前:昭和20年9月25日
☆日本兵故郷に帰る
復員第一船の「高砂丸(たかさごまる)」が
中部太平洋メレヨン島から1628人を乗せて別府港に到着。

【メレヨン島派遣の兵士の記録】
メレヨン島(現米国領ウォレアイ環礁)は、西太平洋ミクロネシア連邦の20ほどのさんご礁の
小島群で、一番大きな島でも直径1.5キロ程度。
島には、現地住民500人ほどと、ヤシの実を採る日本企業の社員が何人か滞在していた。

この島に1944年(昭和19年)春、約6500人の日本軍が上陸した。
日本軍が建設した一本の滑走路が唯一の軍事施設。
戦略上の重要度は低く、B29による本土爆撃が可能となるサイパンなどから
米軍の目をそらす“おとり”の意味合いが強かったようだ。
米軍の攻撃は日本軍が陸揚げした食糧や弾薬の空爆が主。
南方戦線が緊迫を深め、物資の補給はなく、守備隊には「自活」の指令が出た。

一人50グラムのコメが、一日の支給食糧のすべて。それもすぐに底をついた。
農耕班がサツマイモやカボチャを育てたが、
さんご礁の小さな島では大勢の兵を養うだけの実りは望めない。
畑ではたびたび盗難が発生した。

「島の守り神」といわれていた一メートル級の大トカゲは、すぐにいなくなった。
人さし指ほどのカナヘビは、焼くと縮むので生で食べた。
熟れて落ちたヤシの実に付くウジ虫は甘味があり、奪い合うようにして食べた。

体力のない者、食べ物を確保する技術のない者から倒れる。

6500人の兵のうち、約5000人が亡くなった。
空襲で死んだのは百人程度で、ほとんどは餓死と病死だった。


高砂丸
昭和12年、三菱重工長崎造船所で竣工、神戸〜基隆間の台湾航路に就航。
台湾の原住民、高砂族からきているのかもしれない。
戦時中は徴用され連合艦隊付属特設病院船として使用され、戦後は復員輸送に従事、昭和31年堺で解体。

●掲示板

☆掲示板の書き込み
「ある町民のホームページ」のチラシを見て

名前:お役人根性をたたきなおせ!

ビラ配りの女性候補と
賞味期限の切れた町長とが
泥仕合を繰り広げるみやしろ町長選挙

私は箱物や企業誘致のおこぼれで町を経営していこう
というお役人根性が嫌いです
住民のための福祉を、身の丈にあった福祉を、
自分たちの税金でまかなっていけばよいと思います

「住民をバカにしている」というチラシ発行者のお言葉は
他人の褌で相撲を取り続けようとする
役場職員をはじめとする時代遅れのお役人根性を持ちの方々に、
そのままお返しすればよいと思います

☆上の書き込みに対する私のお返事

ようこそ。「お役人根性をたたきなおせ! 」さん。

今回町長選には3人立候補していますが、
公示前の前哨戦では2人が「つばぜりあい」をしています。

「改革」「女性進出」という社会の波に乗って
加納候補、というより、その支援者たちが怪気炎をあげています。
彼女自身は、支援者たちの作成したプランにのっかっているに過ぎません。

彼女が出す「視点」が、彼女の姿です。
最新号では
「私は合併に反対ではありません」とか
(身体が弱いから)「町長職には耐えられないだろう」
「よそものだから、途中で逃げ出す」といった噂にびくついて
打ち消しにやっきとなっているだけで、
彼女自身の言葉で公約は何も語られておりません。
問題が大きすぎて語れないのかもしれませんね。

現在の宮代町は「箱物」も「企業誘致」も縁がありません。
図書館、体育施設、医療施設も完備しました。
「箱物」は批判の対象となりますが、
住民の健康を考えたとき、「六花」、「ぐるる宮代」「勤労者体育館」などは
重要な施設だと思いますが、いかがでしょうか?
だから、一概に箱物を毛嫌いしてはいけないと思います。
批判されるのは、補助金を消化するために作られる不必要な建造物です。

仮に、音楽教育が盛んで、ここから全国にアマチュア音楽情報を拠点にしよう、
そして、学生音楽のメッカにしよう、と地方自治体と住民が一体で決議したなら、
音響設備の整ったコンサートホールは必要かもしれません。
しかし、首長が次の選挙で破れ、方向が変わったら、それは遺物となる運命でしょう。

「住民のための福祉を、身の丈にあった福祉を、
自分たちの税金でまかなっていけばよい」ということですが、
これは、きれいごとに聞こえてしまうのです。

「自分たちの税金」が町に集約され、さまざまな予算に配分される。
役場職員の人件費がかなりのウエイトを占めるはずです。
具体的な割合はわかりませんが、調べれば数字は出せるでしょう。
ここにきて、役場は早期退職者を募ったり、役員賃金をカットしはじめています。

「福祉」も重要ですが、そればかりに比重をかけられないのは、
おわかりいただけるでしょう。
「身の丈にあった福祉」ですが、
今後かなり「身の丈は縮む」でしょうね。

なにしろ、この町もご他聞に漏れず高齢者が増える一方です。
サラリーマンが少なくなるのだから税収は減る。
購買力が低下するから地元商店に落とす金も少なくなる。
だから、商店からの税収も期待できない。

第一、気の利いた買い物となると、人々は春日部、久喜、都内に流れてしまう。
町の税収増に少しでも貢献しようと思うなら、
何が何でも宮代で買う、という心構えでいなくては。
できますか?そういうことが。

さらに地方交付税も削減される。
町の財布がどんどん軽くなる。
ジリ貧ですね。

だから、住人だけでなんとかしよう、というのは、
現状を知らなさすぎると思うのです。

これまで無料だった福祉サービスは有料になり、
さらには、その値段がどんどん上がってゆく。
国民健康保険料も同じ。
住民にこれらが重くのしかかってきます。

年金暮らしの住民が増え、
若い生産人口に負担がかかるから、
やがて彼らはこの町を去ってゆく。

今後25年にわたる宮代の人口減少のグラフを
私のWebサイトに置きましたがひどいものです。
こうした、悪循環で町はさらに疲弊てゆきます。

町の将来を思うとき、きれいごとでは済まされない、
ということがおわかりでしょうか?
目先だけ見ていては、後で後悔します。

「賞味期限切れ」などと揶揄されている現職ですが、
この12年間で想像以上に成果をあげています。
よく言われることですが、リーダーの資格は年齢で決められるものではありません。
在職年数が長いから、退陣させよう、というものでもありません。

ビジョンがあるか、精神が若いか、実行力があるか、でしょう。
現職は、合併に向けて首長権限でぎりぎりの判断を行い、
そして、「単独やむなし」と決まったら、頭を切り替え、
迅速に合理化プランを実行しています。

「他人の褌で相撲を撮り続けようとする役場職員…」ということですが、
地方公務員という性格上、彼らの給料は税金で賄う、ということは
仕方ないのではないですか。
周辺自治体に比べ、破格な高級を取っているわけでもありません。
彼等が営利企業を設立するわけには行かないのですから。
「他人の褌」ではありません、正当な権利なのです。
では、行政が第三セクターを設立して、
町への歳入増を考えると「民間経営」に移行しろ」という。

町の状況を考えないで、勝手なことを言い過ぎると思いませんか?
無茶苦茶ですよね。

町の職員のサービス意識の低さに文句をつけるならわかりますが、
彼らの給料が税金で支払われていることを非難するのは
見当はずれだと思いませんか。
私は、役場のカウンターサービスが悪いと、
即、町長への手紙をインターネットで送りつけますが。

歳が若いから、流行の女性だからというだけで、
実力を見誤ると、町は危険な状態に陥ると思いませんか?
現職の対抗馬にしては非力すぎるのです。
いつの日か、現職も退陣ということになるのでしょうが、
今はその時ではないと思っています。

9月24日(土曜日)
●一時帰国
昨夕、娘がシカゴから一時帰国した。
以前は、夫婦が雁首そろえて車で成田まで出迎えに行っていた。
が、寄る年なみか、最近はしんどくなった。
で、私が京成上野まで行くことになった。
家人は自宅で、娘からリクエストのあった食事を作るのである。
このほうが、動きに無駄がない。
行きは東武で北千住−上野だったが、
帰りは上野−新白岡コースを選択した。
このほうが乗り換えなし、かつ早い。
新白岡に出迎えに来ていた母親の嬉しそうな顔。
母親、娘つ〜のは特別なんだね。

電車の中で、フランスブランドの携帯音楽プレーヤーを見せてもらう。
表示は細かな字で英語。
慣れている奴ならカンで操作できるのだろうが、
私にはちんぷんかんぷん。
電源は内蔵されたバッテリーをパソコン側からUSBケーブルで充電する。
パソコンがなければ手足をもがれてしまう。
単4電池でもいいから外部バッテリーのほうが安全ではないのかな?

前回の帰国は3月だったが、
ちょうど「子の子」騒動に巻き込まれ、甥っ子の「子守」をして帰っていった。
母親は、ゆっくり時間を共有することができなくて残念がっていた。
今回は、目的が横浜の友人の結婚式出席だから、
わが家にゆっくり落ち着いてはいられない。
前の晩から横浜に泊まり翌日も帰ってこない。
そして次の日帰国である。

娘の好物の食材をしこたま買い込んでいたのだが、
わずか2〜3日で消化しなくてはならない。
全部食べたら豚になる、というものだ。

わが家へ帰ってもパソコンに向かいシカゴやロスの友だちとチャットである。
わたしは、大昔は面白がってチャットをやったが、
最近は必要がないのでまるきり遠ざかっている。
カメラを接続すれば(相手もだが)、
画面に相手の顔を表示させて、おしゃべりができる。
世界は狭くなる。いい時代になったものだ。

●大学のある町
八王子には行ったことがないけれど、
一時期、大学が競ってそこへ移転した。
現在は23の大学、短大、高専があり、11万人を超える
学生が学んでいる全国でも有数の学園都市だ。

市は、産学協同を目指しているが、事例として示されているのが以下の4例のみ。
早くから学園都市構想を立ち上げ誘致した割には少ないのではないか。

平成15年度事例:拓殖大学とアッベ科学株式会社、明星大学と有限会社森たたみ店
平成14年度事例:工学院大学とフォトプレシジョン株式会社、東京工科大学と株式会社菊池製作所

中でも工学院は積極的なようで、
工学院大学の専任教員と八王子市内に本店又は支店を置く中小企業やベンチャー等とが連携し、
実用化の可能性が高く社会の発展に寄与する共同研究を推進し、
大学の保有する研究成果や研究機能を地域の産業界で活用し、
実用化・事業化に資することを目的とするプロジェクトを対象として、
研究施設を提供する「産学共同研究プロジェクト施設提供事業」を実施している。

大学誘致には当然税金面での優遇措置があったろう。
しかし、これだけ集まった大学を前に、宝の山も持ち腐れの観がある。
大学間の調整も煩雑だし、消化不良を起こしそう。
生涯学習の講座はあちこちで開催されているようだから、
勉強好きにはいいね。

大学の立地は駅から離れた山奥で、勉学環境はいいのだろうが学生たちには評判が悪かった。
約11万人を超える学生が学んでいるから
地元商店街は、彼等が町に金を落としてくれることを当て込んだ。が、
学生たちは、そんなださい町で遊ぶのははいやだ、と
都心に近い吉祥寺などの繁華街に繰り出してしまうという話しを聞いたことがある。
最近は事情も変わったのだろうか?

早稲田という一流ブランドを持ってきた本庄市の町づくりはどこまで進んでいるのだろうか?
慶応湘南藤沢キャンパスという一流ブランドを持ってきた藤沢市はどうかな?
「湘南」と名前がつくから海の香りでもするのかと思えば、小田急の山の中「湘南台」からバス。
JRなら辻堂から、同じくバスで延々とゆく。
自動車の湘南ナンバーと同じ、似非っぽい「湘南」なのだ。

都会の匂いのする青山学院大学も工学部は横浜線淵野辺だ。
この駅は何度か降りているが、大学のある町というにおいすらしないごみごみした町だよ。
学問でなく、名前につられて入った学生は全員がっくりだね。4年間そこだから。
青学本部のある青山界隈も学生の町という感じではない。
246に面したファッションストリートだね。

御茶ノ水、駿河台界隈は昔からの学生街。
世界一の古本屋街とあいまって独特の雰囲気を作っている。

本校や中枢が大都会に留まった大学、
例えば早稲田は新宿、慶應は銀座、立教は池袋、青山は渋谷という繁華街が控えている。
が、慶應=銀座のイメージは急速に薄れつつある。
最近の早稲田は新宿より高田馬場かな?ここは専門学校などもあり
早稲田の学生は多くても、特に早稲田の町という感じはしない、カオス状態だ。
慶應は最寄が田町。学生の町というより、森永、NECの本社のあるビジネス街。
三田に抜けるごみごみした細い道が慶應通りで、小さな店が寄り集まっている。
慶應の日吉校舎は、駅の反対側が慶應色を出した商店街で賑わっている。

立教も、幾つかの学部は池袋から新座市に移った。
同じ埼玉でもあの界隈は文教や文化の香りがするのはなぜだ?

東大の本郷界隈は古きよき風情を残す場所もあるが、ビルが林立し
同じく急速にその姿を失いつつある。

芸大は上野公園を控えているから雰囲気はあるが学生町という感じはしない。

聖心女子大は日比谷線広尾だが、校舎へ行くまでの商店街はあるが、そこそこ。
聖心カラーは打ち出していない。外資系企業のおしゃれなゾーンという感じだ。

筑波大は敷地が広大すぎるうえ、研究都市に隣接する。
広すぎてとても学生街とは呼べない。

東京理科大の本部は市ケ谷だっけ?
久喜と野田にキャンパスがあるが、この両市はどのように取り組んでいるのかな?
2つとも大学のある町イメージからほど遠い。

一ツ橋大の国立市はロータリーを囲んで駅周辺の小さな店、
そこから広がる大学通の街路樹などが
学生町として最右翼ではなかろうか?
町の作りも碁盤の目のように整然としている。

☆では、宮代の場合
いろいろ挙げたが、
東武動物公園駅から日工大の学生街への脱皮はどのようなものがいいのか?

駅からまっすぐ延びるうっそうとした街路樹の国立市スタイルもいい。
校舎とは反対の駅周辺に店舗が密集する港北区日吉スタイルもいい。
しかし、宮代は東武動物公園という遊戯ゾーンも控えている。
ここは学生と家族連れやカップルを迎える贅沢な駅なのである。

今、タクシーが客待ちしている閉鎖的な広場を
もっと開放的かつ広くしてロータリーを作る。
周辺にスタバなどお洒落な店を作る。
自転車置場や元魚屋、こういう商店街のなれの果てを一掃し、
現在ある店舗も一斉にデザインを変更。店舗を密集させる。
街路樹も、もっと高くなり枝を広げる樹木に変える。
うるさい電線を埋設して伸びやかな空間を作る。

こうすりゃ、顔つきはがらりと変わる。
と、わかっているんですよ。
しかし、これを実現するために東武、対象地域の地権者をどう説得するの?
店舗の一斉改装の費用はどうするの?
電線の埋設費用はどうするの?
すべて金のかかることばかり。

全国展開をする流通企業と手を組むか?
しかし、この駅の西口乗降客をカウントしてみたら、採算ベースに合わないとわかってしまう。
では、乗降客を増やすために、春日部、白岡方面にバスの運行を考えてみる。
バスターミナルのための広いスペースをどう捻出するのか?
はたして、これも採算が合うか?
では後背地に戸建団地を建設するか?
環境は破壊されますが。

西口の活性化を唱えても、頭の痛いことばかり。

合併拒否して単独を決めた女性議員と
そのグループに具体的な方策をぜひ聞いてみたいものである。

産学協同は、いつまでも実験ばかりではしょうがない。
相手はベンチャーでインキュベーターの役割を大学と町が折半するのかな?
金がからめば、いつまでも「揺籃」状態とはゆかないね。
大学の実験室とは違うのだから、
採算ペースに乗せるための計画書をきっちり提出してもらわんとね。
当然却下されるものも出てくる。

ことほどかように、「言うは易し、行うは難し」なのです。
また、安易なバルーンをあげて町民を誤った方向に導かないでくんさい。
おいしいことを言って、その気にさせるのがうまいんだから〜。
でも、今回は懲りておりますよ町民は。

加納陣営がいう「ライオン像」を置くといった小手先の子供だましのような策では
抜本的な解決は望めない。


9月23日(金曜日)
●幟
町のあちらこちらで見かけるようになった。
町長選には3人立候補しているが、今のところ2大陣営という観がある。

ところが本日、金子氏の主張「杉戸・宮代合併実現」の紙爆弾が新聞に折り込まれた。
金子氏が経営する生活情報紙「暮らしのガイド」の特別版。
4Pすべて合併情報である。
杉戸との合併話は昔から存在する、と聞く。
が、なぜか立ち消える。
そして、また復活するということを繰り返しているらしい。
ということは、住人のコンセンサスがとれていない、ということではないだろうか?
川を挟んだ2つの町は、夏祭りは共同で行うがそれ以外の交流は聞こえてこない。
商工会は人事交流があるようだが、住民レベルでは一体感がない。

だから、合併構想が浮上しても、またか、というクールな反応なのだろう。
今、合併することの是非はちょっと置いておいて。
合併に伴う実務レベルの進展はどうなっているのか?
両町の住民団体が緊密に連携し機運を盛り上げているのか?
とりあえず2町合併し、その後春日部と対等合併するのか?
といった、基本的な話しがまるで聞こえてこない。
このような情報を入れずして「はい、合併賛成です」とは言いにくい。

「幟」に話しを戻す。
片やピンクに白抜き。こなた白地に赤乗せ。
離れた場合の視認性は「白に赤乗せ」の方が有利である。
ピンク・白抜きは、ほとんど読めない。
文字数が多いのなら、部分的に大小つけるとか、四角く抜きピンク文字乗せなどの
工夫を凝らすべきではなかったか?

何本か連なってはためくピンクの幟を見て、
何が書いてあるのかわからず、新築住宅の販売会と間違った人がいたものね。

●鈍い
民主党がやっと気がついた。
「次の内閣」の「大臣」の呼称を「担当」に言い改めるというのだ。

でも、政権奪取したときのことを考え「次の内閣」ごっこはやめない。
呼び方をトーンダウンさせただけだ。
あれだけ、へこんでも性懲りもなく、こだわっておりますよ。
代表が若返ったが、精神構造は変わらないらしい。
そんなことより、今取り組まなくてはいけないことが山積だというのに。

目指すは「闘う政党」らしいが、目先が変わっただけで本質は残存だもんね。

●ぎんなん
わが家の近くに大きな公孫樹の木がある。
敷地からはみ出して道路に黄色い実が散乱している。

隣の竹の子がわが家の庭にでてきたが、これを所有していいものか?
有名な民法解釈だ。
隣の柿が自分の庭に入って来ても、採ることは出来ない。(話して退けて貰う。)
しかし、隣の竹の子などが自分の庭にはえたら、勝手に採っていいということらしい。
個人のぎんなんが公道に落ちていた場合はどうなるのかな?

運動を兼ねて隣の杉戸町へチャリで出かけた。
相変わらず踏切で待たされる。
東武日光線、伊勢崎選、日比谷線が通るものだから
間が悪いととんだ目にあう。
これが東西分断の最大ネックだ。

杉戸に本殿が焼け落ち空き地になっている神社ある。
脇の道にはおびただしいギンナンが落ちていた。
車や自転車に潰されているのも多い。
誰も拾おうとしない。
ここは、公共の場だから気兼ねなくゲットできる。

樹齢1世紀以上もあろうかと思える太い公孫樹を見上げたら
上のほうまで鈴なりだ。
スーパーの小さな袋で2つ収穫しましたね。

山下公園の銀杏並木も今頃はギンナンが落ちている。
そこは日本料理の板さんが拾いにきてるもんね。
いずれ、茶碗蒸しや焼いて出すのだろう。
原価がかからないから丸儲け。

黄色の果肉の匂いがきつい。
中の実を取り出すのは地中に埋めて果肉を腐食させるのかと思っていたら、違っていた。
手でこそぎ落とすのだそうだ。
かぶれるので手袋が必要らしい。
めんどくさくなって、家庭菜園の隅に放置してある。

●60年前:昭和20年9月23日
☆占領軍向けラジオ放送(AFRS)が始まる。
FEN(Far East Network:極東放送)の名で知られる、在日米軍放送が始まった。
AFRSとは、カルフォルニア州に本部がある米軍ラジオ・テレビ・サービス
(American Forces Radio Services)のことで、放送のソフトを供給している。
現在はテレビが加わり、(AFRTS:American Forces Radio and Television Services)
となっている。
なお、FENは
1997年(平成9年)10月から放送局名を
AFN(American Forces Network:米軍放送網)に改めた。

日本国内には、東京都の米軍横田基地にあるAFN東京の他に、
青森県の三沢基地、山口県の岩国基地、長崎県の佐世保基地、
沖縄県のキャンプ・バトラーの各基地内にAFNのラジオ局がある。

9月22日(木曜日)

●彼岸花


明日はお彼岸の中日。
咲き遅れていた彼岸花も次々に目をさました。
赤とんぼはこの色が好きなのか、
どこの花にも止まっている。

●人口減少




町の統計からも、宮代の人口は年を追うごとに少なくなっていることがわかる。
国立社会保障・人口問題研究所が、全国都市の今後25年にわたる人口予測をしている。
それによると、宮代町は2030年には31,979人で現行より3400人弱減少することになる。
周辺の町も同様で、庄和町は約5000人、杉戸町6000人の人口減だ。
こうした現象に危機感をもった自治体が合併して体力強化を図ろうとするのは自然ななりゆき。
それにあらがい、自分たちでなんとかしよう、というのが単独。
説は立派である。
では、人口を増やし、歳入を増やす確実なプランはあるのかな?
働く母親に優しい制度も確かに必要だが、
当面は、節約、倹約でしのごうとする。が、これにも限度がある。
人口減に由来する年金、健康保険の値上げに悲鳴が聞こえる。
サラリーマン増税がさらに拍車をかける。
では、町がなんとか歳入増を見込もうと、
交通網を整備し、幹線道路と直結させ、この町にスムーズに入れるようにすれば
東武動物公園へ訪れる人も増えるかも知れない。
都会の小学生たちに、手近に故郷体験できる宿泊施設をつくり、夏休みに誘致。
通年、自然教室を開催すれば都内の対象を呼べるかもしれない。
しかし、「道路整備」「箱物」というだけでアレルギーを起こす人たちが多い。
動物公園西口の再開発で人を呼び、定着化を図ろうにも、
東武鉄道が話しに乗ってこないし、町にも金がない。
このように、活性化しようにも先立つものがない。

合併すれば合併特例債があったが、
「あれは借金。いずれ返さなくてはいけない。自分たちの首を絞める」などと猛反対。

枯れかかった井戸は「呼び水」を導入しなければ再生しない。
それとも新しい井戸を掘りますか?
こっちのほうがよっぽど金がかかります。

企業なら融資を受けて再生する可能性もある。
融資を受けられないで破産してしまう企業もある。
合併すれば融資してくれる、というのだから
近頃願ってもない話しではないか。
よく言うではありませんか「借金も財産のうち」と。
しんそこ「疲弊」してからでは絶対に融資は受けられません。
これを嫌うのは、先のない老人か、経営経済を知らない主婦層だろう。
目先の小金でなんとかしようと思っても、できないことはできないのだ。

活性化のチャンスをみすみす見逃した町には「耐乏生活」が待っている。

●掲示板
「掲示板」に「ミーちゃん」さんから書き込みがあった。
なにゆえ、現職を支持するのか…と。

【現職応援団ですか?】
12年ぶりの宮代町町長選挙、住民が合併にNOを突きつけたのに
しがらみに捉われて迷走する現職を応援しているのですか?
真のリーダーなら住民が選択した道を尊重するのが当たり前ではないでしょうか?
近隣市町から、宮代は小さくともきらりと光る町と評価が高い町です。
今こそ、新しいリーダーを選び、真に住民の立場に立った改革を進めることが大事かと思います。
従来型の政治家ではこの改革はできません。
生活者の視点で活動する、生活の主役である女性だからできると思います。
私は市民派女性市長の誕生を心から願っています。

【これに対する、私のお返事】

ようこそ。はじめまして。
私は基本的に「合併派」なのです。
理由は、高齢化に伴う税収の減少、地方交付税の締め付け。
さしたる企業のない宮代町は法人税の増収も期待できない。

町の財政は今後逼迫するのは目に見えております。
そうなれば、町を運営する費用を負担するのは住民です。
これを少しでも軽減するには大同団結しかないと思っております。

住民が安らかに暮らしてゆくためには金がかかります。
もちろん充実した「福祉」にも。

そして、今回対立する女性候補が、候補としてあまりにも非力としか思えないので
現職の再選を願っているわけです。
もっと強力な対抗馬だったら、考えも変わっていたかもしれませんが。

女性候補は「六花」の存在を子育て中の母親に焦点を当てております。
もちろんこれも大切です。
しかし、高齢化問題が抜けています。
この町の人口の多くを占めるのは50〜60代であることをご存知ですか?
こういう人たちへの「救急医療体制」のことには、なにも触れられておりません。
これでは、若い女性受けを狙っているとしか考えられませんか?

夜間、救急車で運ばれたことがありますか?
これは宮代町だけでは解決できません。
近隣市町村との緊密な連携がなくては解決できない問題です。
女性候補者は「少子高齢化に備える」といっておきながら、
「今の問題は少子化です」と言い切り「高齢化対策」は切り捨てですものね。
介護ホームの設立で問題解決されては困るのです
まだ、その施設にやっかいにならずにいても、夜中の救急が必要な人がいるのです。

いびきより静かな方が気にかかり


身につまされる川柳です。

私は、2度、六花に行きましたが、
担当の若い医師に不安を覚え、以来病院を変えました。
薬を出すのに、患者の前で「アンチョコ」を見て探している始末。
こういう経験不足の医師に、わが子を託せますか?

また、今年の健康診断から有料になりました。
「宮代単独」が決まったための措置でした。

「合併反対」という掛け声は立派でも、
現実を直視したプランがないことが不安なのです。


「宮代は小さくともきらりと光る町と評価が高い」ということですが、私も同感です。
特に文化面の「図書館」「郷土資料館」「ぐるる宮代」などは誇れるものです。
と、言うと「箱物」と、批判されそうですが、
年配者には実にありがたい「箱物」です。
なにしろ、町営プールは60歳以上は無料ですからね。
監視員の人たちの人件費は税金で賄われているのでしょうね。


「真のリーダーなら住民が選択した道を尊重するのが当たり前ではないでしょうか?」
そうですね。
現職は町の将来を見据え「合併推進派」ですから、可能性をぎりぎりまで探っていましたが、
「もはやこれまで」という時点で、がらりと頭を切り替えました。

単独で行くと決まり、
「公共改革市民検討委員会」が設置され、同時に役場の早期退職、給与の見直しなども
行われています。
この検討委員会の召集も行政側の呼びかけではありませんでしたか?

「単独」と決まった時点で、女性候補の所属するウェーブの会が
「改革委員会」などを迅速に立ち上げればよかったものを、
議会に振り回され、結局「杉戸との合併賛成」というおかしな行動をしましたね。

つまり、反対はしたものの、
その後に何をすべきかを考えていなかった。
単独で行くためのプランは何もなく、町に押しつけたのでしょう。
(その後の動きから、そう思われても仕方ありません)
「改革」「革命」は迅速に行わなければならないのです。
だから、言うことは立派でも行動力が伴わないと思ってしまうのです。

しかし、女性候補者は女性特有の細かい目配り、気配りはできる人のようなので
本当は議員として活躍していただきたいと思っています。
人には向き不向きというのがあって、
トップに立つより、現場で動くほうが仕事ができる人もいるのですよ。


「小さくてもキラリと光る」自治体は、埼玉県内は他にもありそうですが、
だいたいにおいて「財政基盤」がしっかりしています。
幹線道路に面し工業団地がある、優れた観光資源がある、
地場産業が盛んである、工業団地はなくても大企業の城下町である
などなど大きな歳入が見込まれています。

宮代なら大学との産学協同、東武動物公園との協調ですね。
これらの問題は、女性候補者が声高に叫ばなくても
現職も同じように、いやそれ以上に取り組むことができます。

住民活動と並行しトップとの太いパイプも必要です。
特に相手が企業の場合、採算が優先されますから、
きれいごとだけでは済まされません。
主婦感覚の女性には苦手な分野ではないでしょうか?
現職は、東武動物公園のトップと当然コネクションがありますし、
親会社とも同様です。
住民運動と行政のコラボレーションで事に当たれれば、すてきですよね。


現職は、若年層の定着と、年配者の活躍できる町の実現を掲げています。
人材バンク「やりたいゾウ」などはそのあらわれでしょう。
リタイヤ組はまだまだ元気です。
30年以上培った知識と技能を伝えるという貴重な場を提供しています。
ただし、このシステムは、選挙用ではありません。
だいぶ前から導入されております。


昨年の合併賛否を問う際、誤った情報を流し
町民のマインドコントロールを行った結果、
その後のさまざまな騒動が起こりました。
現職は合併の可能性をぎりぎりまで探ったため、
はたからみれば優柔不断な行動に映った思います。

あのとき、現職は、反対する議員を徹底的に排除し、
自分の主張を通そうとする小泉的手法を用いれば、
よかったのかもしれませんね。
ああいう、強硬手段に出た1国の首相に対し
「議会民主主義の危機」という声は聞こえてきません。

宮代では合法的な「合併復活運動」が起こった時点で
猛アレルギーが吹き荒れました。
「法の盲点を突く暴挙」なとと言っておりますが、
国もそういうことを見越して、
合併特例法では認められていたのですよ。


明治維新の頃、ここ埼玉県は武蔵野国といって、小藩がたくさんありました。
が、明治政府の大鉈で廃藩置県を断行、紆余曲折しながら今の行政割りに落ち着きました。
当然、憂き目を見た藩もあったでしょう。
しかし、近代日本を作るためには必要な措置だったのです。
その後、昭和の合併、今回の平成の合併となり、行政区割りが変わろうとしています。
「小さな政府」「大きな自治体」を目指して。
その行く先は、いろいろささやかれている「道州制」が控えております。
合衆国とか連邦政府ですね。
「USA」ならぬ「USJ]の誕生でしょうか。

行政の再枠組みは時代の流れです。
効率のいい行政府の実現です。
「道州制」は当然、小泉任期中には実現できないでしょう。
私の存命中に実現することもないでしょう。
若年層が高齢者になる頃かもしれません。
その頃、年金はどうなっているのでしょうね。
墓の中から見守りたいと思います。


9月21日(水曜日)
●補欠選
町長選に町議が立候補したため、1つ空席が出た。
町長選と補欠選が同時に10月2日に行われる。
公示は今月27日だ。
町のあちこちにポスター掲示板が用意された。

補選に意欲を見せるのは2名らしいが
意外な人物が出るというニュースが伝わってきた。
同じ地区に住むY氏。
同時期に越してきたし、地区の寄り合いでもよく顔を合わせる。
彼は今回町長選に立候補した町議が所属する会派から推されたらしい。
何を公約するのか興味のあるところ。
あとの1人は川端のN氏ということが、先ほどわかった。

●蛙
ピーマンの苗に青蛙が。
いつもは行儀よく足をそろえているのだが。
そろそろ色も変わりつつある。
猛暑を生き延びただけあって、皮膚にうるおいがない。
つやつやした緑がこの蛙の特徴なのに。

※SONYの単焦点デジカメではこういう撮影はできない。
今回はCANON POWESHOT、TELE端でマクロを使った。

9月20日(火曜日)

●サイモン・ウィーゼンタール氏、死去
ナチス追及の鬼、ウィーゼンタール氏が亡くなった。
96歳。 合掌

●最強の画像管理ソフト
Googleが画像管理ソフト「Picasa2」日本版を本日公開した。

早速ダウンロードしてみた(無料です)
解凍して起動すると、PC内の静止画、動画情報をスキャンして
データベースを作る。
3〜4年分のデジタルカメラ画像を溜め込んでいる私のばやい、
2〜30分かかった。
すっかり忘れていた写真、使おうと思い探したが見つからなかった写真などなど
すべて表示した。
画像をアクティブにすると、簡易修正が行える。
動作が軽快。
あの、GoogleMapの軽やかさと同じだ。
MacのiPhotoもびっくりだろう。
いまのところ、Windows版のみね。
ダウンロードはこちらから -->click

今年のトマトのできはよかったのだが、
途中でカメラに収めておき、数えるのをやめてしまった。
このソフトを使えば、7月から9月までのトマトが写った写真を選んで
概数を把握することができそうだ。

●彼岸の入り
朝から曇り。
灌漑用水脇の彼岸花がやっと赤い花をつけはじめた。
午後、墓参。
降っていなければ電車で行き、
帰りは浅草から「つくばEX」で北千住まで出ようかと思っていたのだが、出掛けに雨。
やむなく車。ハイオクが高いつ〜のに。
午前中に弟が来たらしい。
墓には新しい花が供えてあった。

住職と数十秒話す。
向こうはこっちの暮らしぶりを聞く。
毎年同じような会話が繰り返される。
他の墓参客が来たのをしおに辞す。

浅草へは5分ほど。
国際通りはまだ、「つくばEX」の工事が終わっていない。
道の真ん中は低いフェンスがそのまま残っていた。

※吉原の遊女が投げ込まれた無縁仏  ※ラッキー、駐車できた。

3時過ぎだというのに昼食がまだだった。
幸い雷門近くのパーキングに駐車できた。
いつもなら「愛知屋」で蕎麦なのだが、
今回は車から近い「葵丸進」へ。
手堅いところで天丼1680円。
エビ2本、分厚いモンゴイカ、アジ、レンコン、シシトウ。
油にくせがなく、おいしゅうございました。
だいぶ前、ここは観光化して味が落ちたという話しを聞いたことがあった。
だが、頻繁に顔を出しているわけでもないので、昔の味は知らない。

※葵丸進の天丼ね。いい油を使っている。  ※巨大なう*こ。制作者の超感覚に脱帽!

隅田川の向こうにアサヒビール社屋。
西日を受けて黄金色のオブジェは、匂うようでありました。

●凡庸
町長候補加納女史のビラ3枚、ポスティングされていた。
言い訳がましい「視点」124号。
「元気な宮代をつくる会」が2枚。A3版の大型ビラである。
編集発行人は3名。
「元気な宮代を作る会」代表・中央在住、
「視点」懇談会代表・学園台在住、
「宮代をよくする会」会長・宮代台在住。
このグループは「合併反対」の旗振りだった、女史の援護団体。
おおむね「新住民」グループだ。
私も同じ新住民だがね。

会報2号は
「新しい町は、新しい町長の下で」
日本工業大学、東武動物公園、新しい村を
貴重な資源として元気な町づくりをしよう。
会報第3号は
「六花」と提携して少子高齢化に備えよう、と訴える。

最後は
「12年経って賞味期限の切れたリーダーは新人に道を譲るべきです」と
アジる。
だいたい、「賞味期限」などと、主婦感覚の言葉を使う自体、古い。
この言葉を見つけたときは「してやったり」と思ったのだろうが。
「主婦」の目配りは議員活動だけで結構。
町政はこのような次元ではない。

この2枚を見て最初に感じたことは、
「独創性のない陳腐な提案だ」
この町に住むものなら誰でも考えることだ。

町長を目指そうとする者なら、
「だから、どうする」を突っ込んで語ってほしいな。
お題目なら誰でもとなえられる。

さらに、「新しい村」、「六花」は現職の努力で実現したものだ。
実現への過程を無視して
功績の上にイージーに乗っかり、利用方法を言うのは易しい。

また、「新しい村」の経営スタイルに言及している。
「第3セクター」を「官尊民卑」と言っているが、
当時、農家だけでこのような構想が実現できただろうか。
お互いの利益ばかりを優先させ雲散霧消していたに違いない。
行政が中に入りリードしたから実現できたと、思っている。
また、「新しい村」のスペース確保についても
農家だけでは「先祖伝来の田畑」意識が先行し実現できなかったろう。
これは、現職の行政手腕と、素直に評価したほうがいい。

また、「第3セクター」経営だが、大型箱物は
「ハウステンボス」をはじめ多くの施設が失敗している。
が、中小施設では経営が軌道にのっているケースもある。
今後経営安定すれば、「民」への移行も考えられるのだろうが、
「町」が関与していれば、そこから、減少する税収にかわる歳入が見込まれる、というものだ。

現実を直視すれば、この経営スタイルがこの町には
今のところ適切である、と考えられないかな?

なんでもかんでも、政府のやるのは正しいとばかり
「官」から「民」へと騒いでいたのでは、
町の現実を直視していないか、気が付かないか、ということになる。

また、今回の衆議院選の結果から、「女性候補」の進出を挙げ、
この町も、新しいリーダーに女性を、と言っている。
だがね、今回の選挙で小泉自民党が選んだ女性候補は、凄腕の連中ばかりだぜ。
刺客として、相手を倒せるだけの資質をもった女性を選りすぐった。

この町の女性候補は、どうかな?
状況によってふらふらして自身が定まらない。

今回のビラによる、町づくりも、新鮮味がない。
この当たり前のことを、どう展開するのか方法論が見えない。

そして、ここが重要なのだが、
この町をこの先どうしたいのか、がまるで見えてこない。
いわゆる「中・長期計画」だ。
これが抜けていて、
あれをしたい、これをしたい、というのでは
小学生の社会科の発表にも劣る。

このように、ビジョンがなく、目先のことにとらわれているから、
「今日は反対、明日は賛成」というように
行動がぐらつく。
企業経営者なら、とっくに会社を潰している。

こういう方に町のリーダーをまかせては不安がつきまとう。
おわかりでしょうか?

だが、議員には向いていますよ。
これからも、女性、主婦の立場で細かい目配りをし
町のために活動してください。
町長になろうなどとくれぐれも、野心をお持ちにならぬよう。
破滅しますよ、町がね。


●見果てぬ夢
懲りもなくまた始めちゃったよ。

民主党の前原代表は「次の内閣」の組閣に忙しい。
与党になれると、本当に思っているのだろうか?

ところで、この党のマークだが、下の円はなぜいびつなのだろうか?
と、常々思っていた。
寄り合い所帯の不協和音を、上の丸のようになめらかにする意味合いか?


●60年前:昭和20年9月19日

☆文部省、中等学校以下の教科書から戦時教材を削除を指示。
修身教育を【軍国主義】【国家神道】【天皇崇拝】に結びつけ、教科書の黒塗りを強制


9月19日(月曜日)
●川柳
全国有料老人ホーム協会(東京)が、敬老の日に向けて募集した
第5回「シルバー川柳」の入選作品を20句発表。

■化粧品リフォーム詐欺と妻は言う (花井耕一/神奈川県/61歳/無職)
■年金にボーナス無いのと孫が聞き (吉村明宏/埼玉県/66歳/無職)
■年金と相談をして義理を欠き (吉田稔/神奈川県/66歳/無職)
■介護保険満期はいつかとついたずね (上野真伸/東京都/55歳/会社員)
この動悸昔は恋で今病 (朝倉道子/埼玉県/63歳/主婦)
■また一つプライド捨てて楽に生き (西川敏雄/千葉県/75歳/無職)
■老いて子に従うのにも一苦労 (大西福成/大阪府/82歳/団体役員)
■かじられたスネで支える身の重さ (伊藤登/愛知県/78歳/無職)
■診察券五枚で週休二日制 (松田恵一/大阪府/81歳/無職)
■自分史が増える追記で終わらない (谷まさ/大阪府/75歳/無職)
見栄張って杖は要らぬと傘を持ち (澤幸子/兵庫県/52歳/主婦)
■病歴はなしで話の輪を外れ (中淵史生/奈良県/69歳/無職)
老木は枯れたふりして新芽出し (山口みつ子/埼玉県/71歳/主婦)
老医師の過労気遣う老患者 (高木正明/埼玉県/69歳/無職)
持たされた携帯つまりは迷子札 (宮川孝志/埼玉県/64歳/会社員)
いびきより静かな方が気にかかり (田中多美子/三重県/52歳/主婦)
■身内より心が通う介護の手 (早川吉彦/愛知県/48歳/会社員)
■表札で生きる亭主の三回忌 (黒ア千鶴子/東京都/63歳/パート)
忘れえぬ人はいるけど名を忘れ (鳥居和夫/愛知県/66歳/コピーライター)
年だもの最後だわねとまたハワイ (平山なな子/福岡県/54歳/自営業)

さすが、うまい!
66歳コピーライター…どんな仕事をやってるんだろ?
20句中5人が埼玉県。この県は和歌、俳句、川柳が盛んでレベルも高い。

●日本が老いる
【新聞情報】
全国の65歳以上の高齢者が2556万人となり、
初めて総人口の2割に達したことが、15日現在の推計でわかった。
これは日本国民の5人に1人が65歳以上で、
欧米諸国と比べても、最も高い水準となっている。
この割合は今後も伸び続け、10年後には26%に達する見込みという。
生産年齢人口(15〜64歳)に対する高齢者の比率を示す老年人口指数は、
30.2。ほぼ3人で1人のお年寄りを支えている計算になる。

これを受けて、読売社説は、高齢者の定義を変えるよう呼びかける。
この背景は長寿化。
1966年、日本人の平均寿命は男性が68歳、女性が73歳だった。
今では男性78歳、女性85歳と、10年以上も延びた。

人口統計では65歳以上は「老年」(高齢者)だ。
15〜64歳を「生産年齢人口」と呼び、65歳以上は0〜14歳とともに「従属人口」とされる。
だが、統計上の定義が長寿化という実態と合わない。

内閣府が60歳以上の人に「高齢者とは何歳以上か」と聞いた調査では、
8割近い人が70歳より上の年齢を挙げた。

高齢者の定義が「70歳以上」となった場合、
高齢化率は現在より5ポイント前後も下がる。
定年延長など雇用制度を整え、社会保障を改革すれば、
「高齢社会」のイメージは、かなり違ったものになる。

戦後世代のライフスタイルをリードしてきた団塊世代が活躍し続けることで、
高齢者の基準は65歳から70歳、さらに上へと上がっていくのではないか。

もちろん80歳でも90歳でも、「従属人口」ではけっしてない。
年齢にかかわりなく、支えを必要とする人はきちんと支え、
何歳になっても、意欲や経済力のある人は支え手として活躍してもらう。
これからの社会は、そうありたい。


「敬老の日」にふさわしい社説だった。
実際、平均寿命が延びているのに老年を65歳以上と固定するのは実情にそぐわない。
年金受給年齢に達したらリタイヤして
自分の生活を楽しもう、と考える人も多いだろうが、
それを10年以上続けたら飽きるだろうよ。
その前に病気になって計算が狂うことだってある。
健康に留意しながら、できる限り社会とかかわりをもってゆければいい、と私は思いますね。

個人的には情報社会の進展と、
エレクトロニクス機器の進化を見ていたい。

9月18日(日曜日)
●中秋の名月
6時15分といえば、もう薄暗い。
東の端からオレンジの大きな月が昇り始めていた。
宇宙の神秘を垣間見るような、美しい月だった。
 
※昇り始めたルナ・ロッサ            ※19時30分の月

この町は高い建物がなく見通しがいい。
畑が多いために外灯が少なく暗い。
わが家は雑木林の中だから虫の音がにぎやか。
だから、こういうときは昔ながらの月見ができる。
めでたし、めでたし。

●ご都合主義
町長選に立候補している加納女史の「視点」124号が手に入った。
私の家にはポスティングされていなかったが、他所から入手した。

選挙をにらんで、自分に不利な噂を打ち消そうとする内容に始終している。
自分に都合のいいように書こうとするから、とんだ馬脚をあらわした。

最大のお笑い種は、
「私は合併そのものに反対ではありません」だと。
昨年の、合併を問う選挙の前にアジを繰り返し
町民を「合併反対」に導いた張本人が加納議員だ。

「急ごしらえの1市3町合併協議会」に不安を感じ反対した、のだそうだが
全国的に同じようなタイミングで合併協議会が組織されたはず。
では、何年討議すればよかったのか?
あるいは合併先が春日部でなく女史の希望する久喜市だったら満足だったのか?

また、「法の抜け穴をついた前代未聞の<復活劇>に民主主義の危機を感じて」
杉戸・宮代の合併に賛成した、というのだ。

もっともらしい理由をつけているが、
「1市3町合併反対」しながら「2町合併賛成」した、不見転(みずてん)議員ということになる。
合併反対した時点で「単独」を貫き通すべきなのだ。
こういうあやふやな動きをする方に町政は到底まかせられない。

今回の衆議院選挙は、
郵政民営化が衆議院を通過し、参議院で否決され、案が流れた。
小泉が伝家の宝刀を抜き、国会解散を行い総選挙に臨んだ。
反対派を徹底的にたたき、刺客をはなち、結果、自民党が圧勝。
郵政民営化が通過しやすい土壌を作って思い通りにする。

これこそ、議会民主主義の危機ではないの?
「視点」でそこまで噛みつけばいいのだがね。
都合のいいことばかり書く「乱視・点」では困るのだよ。

だが、野党からは、今回の総選挙を「民主主義の危機」と訴える声は聞こえない。
まして、地方裁判所へ提訴する輩も現れない。

1市3町合併復活行動が「法の抜け穴」というが、合法的な行動だった。
これをもって、民主主義の危機とは大仰な。

杉戸合併を唱える金子氏のように、町長選では久喜合併を訴えたらいかがかな?
思い通りにならないことを、もっともらしく書こうとするから
おかしくなるんとちゃうの?

●彼岸花
来週はお彼岸だというのに、いつも咲くはずの彼岸花が見当たらなかった。

今朝、ジョンの散歩時、雑草の間から
アスパラガスのような白い茎が伸びていた。
やっと目覚めた彼岸花だった。
例年、今頃は灌漑用水に沿って花列ができているのにね。
雑草の生命力の前に屈したかな。

●生命力
夏物野菜の苗を整理した。
裏の菜園にはニラが植えてある。
種から育てたが、2年目から株分けして自家消費には充分だ。
この時期、花が咲く。
食用となる葉の間からすくすく伸びて先端に白い小さな花がつく。

※茎は枯れても花は咲くニラ           元気の素ニラ

昨年は、可憐なため放置しておいたら、とんでもない目にあった。
ニラを必要分切り取ると、硬い花の茎を外すのに苦労した。
このため、次から次へと摘み取っている。

夏野菜の苗を乾燥させるために裏の空き地へ一輪車に乗せて捨てに行った。
4〜5日前に摘んだニラの花が咲いていた。
茎は乾燥してひからびているのに。
これには、たまげた。
子孫を残そうとする執念を感じるとともに、
この生命力の強靭さが、ニラにはあるのだ、と実感した。

お吸い物、野菜炒め、餃子に使っているが、
今後は、心して「いただきます」。

※キュウリの陰に隠れていたピーマン     間もなくサトイモも収穫どき
●いただきます
食事の前に意識することなく使っている言葉だ。
が、最近は「いただきます」も言わずに
食べ始める連中も多いという。

では、何を「いただきます」なのか。
丹精込めて作った人たちに感謝を込めて発せられるのかと思っていた。

が、グルメで知られる山本益博氏によると、
食卓に上った植物や動物の「命」を「いただきます」なのだそうだ。
自分が生きるために他の生き物の命を「もらう」のだから…

野菜などと異なり、牛、豚は人間と同じ哺乳動物だ。
その命を「あやめる」。
映画「猿の惑星」ではないが、もし進化した牛や豚が世界を
それこそ「牛耳って」いたら、人間が「家畜」になっていたかも知れないのだよ。

人間が牛や豚を食べる側になっていたのは幸いだった。
そのために、屠殺場では供養をしているのだろう。
魚市場も供養を行う。

童謡詩人・金子みすゞの故郷は昔は鯨漁が盛んで、
死んだ鯨の供養は江戸時代から行われていたそうだ。
子供を胎内に入れて死んだ母親鯨のためには、
子鯨に名前をつけて供養したという。
そういう、土地で生まれ育った彼女だから、
万物を見る目が宗教的である。

●演説のちから
民主党の新旧交代について、立候補の演説が大きく影響しているようだ。
選挙前、管を推すグループは、自派は90票、前原派50票と読み
残りの50票の行方を読みかねていたそうだ。
いわゆる浮動票だね。
2人の演説は対照的だった。
管元代表は「小泉ハリケーンに大打撃を受けた民主党を救うのはオレ」。
と得意の比喩を持ち出して「経験・実績のある、私にまかせなさい」というようなアプローチ。
対する前原は、「積極性・一緒に変えよう」という協調性を前面に押し出した。
とはいえ、改憲論者であり、自衛隊の格上げを狙う氏を危険視するむきもあった。
そういうイメージをやわらげるため、自身の母子家庭で育った例をあげ、
少子化問題にも触れるなど、ただのタカ派ではないこともアピールした。
これは、取り巻きの進言もあったようだ。

この演説を聴いて、迷っていた議員は前原に1票を投じた。
結果、管94、前原96という僅差の勝利となった。

42歳という若い党代表の誕生は、確実に自民党に影響を与える。
自民党執行部は60過ぎのおっさんばかり。
後継者レースに顔をそろえる若い阿部といえども50歳。
さて、今後どんな展開になるのだろう。

9月17日(土曜日)
●選挙事務所
現職の町長選事務所ができあがった。
最近炎上したアンテナショップ「結」と同じ敷地内に。
新庁舎とも近いし、現職が公務を終えたらすぐ顔を出せる便利な場所だ。

「やっぱりこの人。明日を託せる人」
選挙用スローガンが目立つ。
対抗馬加納女史は「新しい町長を」だったかな。
金子氏は「杉戸宮代の合併を」かな。

3人3様。
金子氏は公約1本をスローガンにしている。
今回の自民党のような手法だ。
加納氏は動機づけを狙うが当たり前すぎる。
現職は、これまでの実績と人柄で動機づけをする。
訴えるパワーは現職にあり、と思いますね。

でも、このスローガンはB案だった。
A案はもっと強烈。
「この町を託せますか、あの人に」。
自信をもって問うものだった。
これじゃ誹謗すれすれ、というので変わったのかな。

なんでこんな内幕を知っているの、って?
だってさ、昔はコピーライターやってた私の素性を知って
スローガンや印刷物の制作依頼が来たんだもん。

後援組織が考えたスローガンは抽象的な言葉が並んでいた。
これはますい。
現職の人柄、実績がまるで伝わらない。
すでに加納女史のスローガンを刷り込んだのぼりがはためいていた。
まだ、金子氏の立候補情報はなかった。
彼らに勝るセールスポイントは過去12年の在職で
町が大きく変わったことだ。
資料を見ると、あらためて現職の着実な手腕が感じられた。
合併には失敗したけれど、
今進めている改革を、そのまま継続していただきたい。
さらに、少子高齢化対策にも取り組んでいただきたい。
現職の「まちづくり構想」に目を通した。
バランスの取れたものだった。

こうした背景から、現職の人柄をどうアピールするか。
政策は彼の口から語ればいい。
で、出来あがったのが、何案かのスローガン。
最終的にA、B案が残り、
私はA案がおすすめだったが、後援会はB案を採用したのだった。
なお、現職の町づくりを説明するホームページも開設された。
興味のあるかたは、こちらを -->Click

●敗れたり
民主党代表選は元代表・管直人(58)vs次の内閣」防衛担当・前原誠司(43)の対決となった。
同党所属の国会議員が投票し、前原96、菅94票。
僅少差で前原が新代表に選出された。
新旧対決・師弟対決と言われたが、開けて見ればわずか2票差で
若者に席を譲ることになった。

これまで実業界は若手抜擢のサプライズ人事があったが
政治の世界は40、50は「はなたれ小僧」視する傾向が強かった。
派閥のドンが牛耳っていた。

小泉は昭和17年早生まれ。
64歳だから首相の年齢にしては若い部類に入るだろう。
だがこれに続くのが「若き獅子」たち。
後継者も40〜50代はが混じるなど自民党も若返りが予想される。

民主党自体が若いイメージがあるから
管58歳は年長組になってしまうのだろう。
代表の頃、衆議院予算委員会で小泉との
丁々発止のやりとりが記憶に新しい。
だが、よく小泉にはぐらかされていた。

予算委員会つ〜のは
こんなくだらん議論をする場所なんだ、と思ったものだ。

とまれ、前原が新代表に就任した。
「次の内閣」ごっこはいい加減にやめて、
与党の政策の穴をただし、独自の、現実味のある「世直し」を進めていただきたいもんだ。

●馬
10時近く。ジョンの散歩。
わが家近くを乗馬している人がいた。
東武動物公園西口には東武の乗馬クラブがあるので
馬自体は珍しくないが、この界隈では非日常的な光景だ。
新しい村のイベントに来ているのかも知れなかった。

遠くで見かけたので足音は聞こえなかったが
舗装道路だから、蹄鉄のリズミカルな音を立てていたのだろう。

昭和20年代は道で牛馬をよく見かけた。
後ろに台車をつけて労役に使っていたのだ。
牛は人糞や野菜を運び馬は道具を運んでいた。

当時私が住んでいたのは東京都のはずれで
国道6号線のすぐそばだった。
通る車も少なく、「13間道路」と呼ばれた広い道で
小学生の私はボール投げをして遊んだものだ。
道のはじを牛や馬が通る。
馬はパッカパッカと規則正しい蹄の音を響かせていた。
時おり立ち止まり、大きな糞を落とした。
できたての馬糞は湯気を立てていた。
飼い主はそれを始末するでもなしに通り過ぎた。
だから、道には乾燥してひからびた汚物があちらこちらに落ちていたものだった。

やがて、国道6号を進駐軍の車列が通るようになった。
当時、どこへ行くのかわからなかったが、
日本軍の松戸通信隊が江戸川の向こうにあった。
そこへ向かうのか、はたまたその先の霞ヶ浦に行ったのか…

昼間でもライトを点灯したジープを先頭に
オリーブドラブ色の軍用トラックの長い車列が壮観だったことを憶えている。

●60年前:昭和20年9月17日
☆GHQ(General Headquarters:連合国最高司令官総司令部)が東京へ移転。
※皇居と向かい合う巨大な建物、東京・日比谷の第一生命相互ビル
(現、DNタワー21、第一・農中ビル)に進駐軍の指令中枢が引っ越してきた。
皇居同様、爆撃目標から外されていたのかね。
やがて勝利の暁には使うことがあるかも知れないから。

1952年にサンフランシスコ講和条約?発効とともに廃止されるまで日本を支配していた.
占領軍の帝王・マッカーサー元帥が執務したテーブルと椅子はそのまま今に残されている。

☆西日本を中心に「枕崎台風」が上陸。室戸台風に次ぐ規模で、死者・行方不明者3756人。

9月16日(金曜日)
●ミニ集会
午後7時から、私の住む「山崎集会所」で現職のミニ集会が開催された。
9月27日告示、10月2日投開票の町長選の前哨戦である。

顔を出す。
なぜか?

今回3人立候補している。
加納女史の事前活動の情報はなにひとつない。
いち早く学園台に事務所を開設し、派手なのぼりをひらめかせているワリには
広報物が、当山崎地区には入ってない。
町長になったら何をやりたいか、まるで見えてこない。
しかし、町議の彼女は日頃から「視点」という活動報告兼行政解説兼自画自賛の
印刷物を刊行している。
これをつぶさに目を通しているが、彼女の首尾一貫しない行動がわかってしまうのである。
際立っていたのが、1市3町合併における彼女等一派「ウェーブの会」の動きだ。
彼らの合併反対アジが功を奏して、宮代は単独の道を選んだ。
そして、「合併復活運動」が起こり、議会で採択されたとき、
阻止するための手段として「杉戸合併」を選んだ。
この行動を不可解と思った人たちも多かったろう。
「苦渋の決断」などと正当化していたが、こんな調子なのである。

こういう人が首長になったら、方向がころころ変わって町がどうなってしまうかわからない。
しかし、町民の声を主婦の目ですくい上げ、こまごまとした施策を行うには適任だろう。
つまり、町長向きではないのである。
議員に留まっていればよかったものを。
なぜか勘違いして立候補してしまった。

金子氏であるが、
彼は昔から杉戸町との合併運動を進めている。
今回も、ラウドスピーカーを搭載した車を自ら運転して町内を巡回し
杉戸町との合併を訴えていた。
しかし、である。
1市3町合併騒動で、多くの町民は疲れて、まだ、うんざりしている。
その後、杉戸町との合併運動が小さなエネルギーとなって沸き起こった。
しかし、反応はいまいちだった。
それが再燃した。
町長選立候補への伏線だった。
当然、彼一人が杉戸との合併を叫んでも始まらない。
結婚相手の杉戸町の宮代合併推進派とは連携がとれているのだろうか?

それと、なぜ今、2町合併なのだろうか?
お互いにどれだけメリットがあるのかまるで見えてこない。

10月に春日部市と合併する庄和町の町長は
「今度は宮代・杉戸を対等ではなく吸収合併だ」とほざいた。

宮代町も単独で生き残るためさまざまな施策を行っている。
役場職員の人件費削減、町会議員の定数削減といった
税収に占める人件費の削減に積極的に取り組んでいる。
しかし、2007年問題以後、税収も減少するし
地方交付税も期待できない。
いくら切り詰めても、破綻するときはやってくる。

2町合併は、吸収合併を防ぐための防御策なのだろうか。

合併破綻は、新しい合併への仕切りなおしである。
合併枠組みは、春日部市とは限らない。
周囲が軒並み合併に失敗しているのだから。
白岡、杉戸、久喜、幸手という案も浮上するかもしれない。
いや、あくまで都会に近い春日部がいいと固執する人もいるだろう。

旧1市3町の合併が「中核市」の要件を満たす。
他との合併では構成人口でやや足りないのだよ。

ここで中途半端な合併をするより、財政体力が衰えないよう
自助努力し、満を持した合併を再考する必要がある。

よって、金子氏の「2町合併」の公約は、
この時期の町民ニーズを満たしていない。

だから、今回の町長選には4選目になるのだが、
彼のこれまでの行政手腕を、これからも発揮していただきたい、
という思いから「ミニ集会」に顔を出した。

定刻少し前に会場に着いた。
といっても、自宅から自転車で2〜3分のところだ。
前列に町長、後援会長、町議会議長はじめ
加納女史を推すウェーブの会と共産党以外の町議のほとんどが顔を出していた。
合併推進派の議員たちだ。
これはすごい勢力ですね。
山崎地区からは、先祖代々ここで暮らすお歴々と、新住民の混成部隊だ。

後ろの座布団に座ろうかと思っていたのだが
どういうわけか、最前列に座らせられてしまった。
町長とは目と鼻の先。
最前列は、3代前、現山崎地区長、後ろには4代前の地区長である。
場違いな場所に座ってしまったもんだ。

町長、町議会議長とは今年の新年賀詞交歓会で顔を合わせ
話しをしているので、まるで知らない人というわけではなかった。

山崎地区からはどんな顔ぶれが参加しているのかは
最前列に座ってしまったために、よくわからなかったが
地区の寄り合いによく出てくる多くの奥さん連、旦那衆の顔がなかった。

ここは保守的な地区だから、昔から住む人たちが
もっと出席すると思っていたんだが。

後援者、現職の挨拶に続き、現職への要望など意見交換を行う。
現職の誠実な性格で、住民からの質問にていねいに答えていた。
ともすれば、合併失敗の話しに後戻りする。
「もう終わってしまったことだから」と前置きしながら、
合併していれば、ああなるはず、こうなるはずだった、と。

今は、合併より自立できる町への脱皮である。
でも、これには限界がある、とも。
町が苦しい時期に立候補なのだが、
これまで、町をここまで変えてきたという自負がある。
この経験と長年培った県や国へのパイプをフルに使っていただきたいものだ。

9時に散会。
参加者に若い連中の姿はなかった。
もし、加納候補が若い運動員を使い、若者層にアピールしたらどうなる。
年配者の多くは現職を支持しても、浮動票の動きが気になるところだ。
現職は若者にアピールする方法を考えていただきたい。

●韓流・濁流
NHKを含めた各局で1週間に放映されている韓国ドラマは4〜5本あるのではないか?
宮廷物「チャングムの誓い」を除けば、すべて恋愛ドラマ。
この前終わった「悲しい恋歌」、間もなく終わる「夏の香り」
シチュエーションは異なるが話しの展開が何となく似ている。

「夏の香り」は今日が最終回。
今、19話をTBSで放映中ね。
15時から20話。これでおしまい。
音楽は「冬ソナ」と同一人物だというからね、やっぱ似てしまう。

あまりの加熱ぶりに、どんなものかいな、と見たのが「冬のソナタ」
韓国青年のさま変わりにびっくらこいた。
なんせ、彼の国の青年像といえば
「小松川女子高生殺人事件」の犯人「李珍宇」で止まっていたんだもん。
つまり、顔が四角でエラが張っている…
ところが、どうでしょ。
まるきり違うではあ〜りませんか。

次から次へと放映されるドラマを見ても、
固定概念を覆す若者ばかり。
イ・ビョンホンは、輪郭が往年の韓国を残しているけど。
主演クラスは清潔感のある顔、バタくさい顔、和人っぽい顔バラエティに富んでいる。

だがね、製作本数が多いので見た顔があっちこっちに顔を出す。
ただでさえ、俳優の顔と名前が一致しないのだから、
役柄の名前とごっちゃになる。

そのうえ、日本人の吹き替えとギャップがあったりする。
韓国語・日本語スーパー付きつ〜のが一番いいんでないの。

女優も結構美人が多いが、チェ・ジウは別格だね。
「夏の香り」のソン・イエジンは「4月の雪」でペ・ヨンジュンと共演するの?
彼女は平凡な顔つきで、韓国の大竹しのぶってところかな。

●民主党
小沢副代表が代表選への出馬を見送った。
氏への支持者がそれほどではないことと、鼎立の混乱を避けるためだそうだ。
「思ったほど、俺の人気はないのね」だね。
鳩山元代表が、「小泉を子ども扱いしたのは小沢氏一人…」
だから、互角に討論するためにも「出ておくれでないかえ」と口説いたそうだが。

で、前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)と、菅直人・前代表(58)の一騎打ちとなる構図が固まった。

両氏は16日朝のTBSの番組にそろって出演。
小泉首相との対決について、菅氏は「ケンカの仕方では首相に負けたことはない」と強調した。
前原氏も「ケンカの仕方で秘策は考えている」と応じ、火花を散らした。

なんかおかしい。
今民主党は自民に大敗したことを真摯に受け止め
再生のために何をすればいいのか。
国民に支持されえる野党となるには何が必要か。

こうした足元固めが要求されているのに、
何が、小泉とのケンカだ!
こんな次元だからいつまでも自立できないのだよ。

代表選・新旧対決といっているが、
前原も「次の内閣・防衛担当」などという、
物欲しげな肩書きを外して、本人の実力で勝負しろ。

だいたい、英国の真似をしてシャード・キャビネットなどと言い出したのが共産党。
それから、民主党が、ネクスト・キャビネット、じゃなくて「次の内閣」と言い出した。

政権の射程圏ならともかく、惨敗だぜ。
ったく、みっともないことおびただしい。
こんなことやってるから、自民党に水をあけられるんだよ。

「マニフェスト」だって英国の物真似。
形から入ったってだめだってば!

国語辞書で調べるとこんな意味だ。
宣言。声明。宣言書。檄文(げきぶん)。
特に、共産党宣言。

「公約」より視点は上。
しかし、国民はこういう崇高な内容とわかっているのかな。
認識は「党・公約」だね。
あれもやる、これもやる、といっても方法論まで突っ込んでいない。

例えば、サマワに出張中の自衛隊を12月までに撤退させる、と言っていたが
準備に半年かかるというでないの。
今から準備しても到底間に合わない。
でも、負けたから実行する必要がなくなってよかったね。

ここにきて英国、オーストラリアが撤退するかもしれない、という。
自分で自分を守れない「軍隊」だから、
こんどはどこの国に守ってもらおうというのか?
アメリカも、もう手一杯だしな。

こういうように、現実離れした「マニフェスト」だからね。
間違っても「党・口約」にならないように。

●秋
昨夕から急に涼しくなった。
渡る風が変わった。
半袖でジョンの散歩では「さむイボ」である。

「秋風が吹く」「秋風が立つ」

水面では「秋波」…
いや「秋波」は送るものだった。

秋の場合「風が立つ」と「別れ」、
「波を送る」と「接近」とはね。

「燃える秋」とは紅葉だが、
最近は「萌える」という表現が目立つ。

3大紙の見出しには登場しないが
夕刊紙、スポーツ紙には

デヴィ夫人も「ゆかりたん萌え」?
濡れて萌えて挑発中

などとある。

この「萌え」はどういう意味なんだろね?

●町長選
来月投開票が行われるわが町の首長選び。
これまで無風だったが、今回は3人の戦いになる。
現職・榊原氏、元町議・加納女史、元町議・金子氏。
公示は2週間後だったかな。

現職はきめこまかな町づくりを挙げる
金子氏は杉戸町との合併を
加納女史は…?

金子氏は公約1本
現職は多彩な町づくり

自民・民主との手法に似ている?
町長選はどちらが有利に働くのだろうか

9月15日(木曜日)
●官軍
勝てば官軍
旧幕軍の悔しさが滲み出る、というのは昔の話。

今は、「志」がないから、「民意」の白旗を掲げて勝者に擦り寄る者続出。
郵政民営化に反対した鴻池、中曽根とその一派しかり。
そして、この度細江茂光岐阜市長が、
比例区で当選した佐藤ゆかりに面会を申し込み当選の祝いを述べた。
選挙期間中、佐藤が表敬訪問した折、握手を拒否したというのにね。

落下傘候補で不倫が浮上した佐藤の当選はなし、と読み間違った市長の修正行動ね。
意趣返しされてはたまらん、という思いからの行動だろうが、
軍門に下るようで、なんとなくみっともない。

●最後
最後のトマトが獲れた。
小さく皮も固い。
今年のトマトは大成功。
周囲の畑はすべて秋冬物に変わった。
わが家の菜園はまだ夏のまま。
昨日に比べしのぎやすいようなので、
トマト、キュウリの苗を抜き、次の作物に備えなくてはならない。

※最後の1個。隣のネギは裏の菜園で栽培

●滑稽
【新聞情報】
渋谷消防署救急隊員・河口絵里子容疑者(32)(東京都多摩市)が
探偵を自称する田部孝治容疑者(40)(国立市)に不倫相手の妻の殺害を依頼した。
不倫相手の奥さんに子供ができ、裏切られた気持ちになったので(殺害を)依頼した
女は手付金として100万円、
その後も合計1500万円を渡したが殺人は履行されなかった。
「騙されたのではないか」と
その女は警察に相談に行き、事件が発覚したという。

田部容疑者らが、実際に薬品などを用意していれば
殺人予備容疑などに問えるが、そうした事実は確認されておらず、
捜査1課は、金品を供与して犯罪を依頼した者と、それを請け負った者を処罰する
暴力行為等処罰法を適用した。

インターネットの“殺人請け負いサイト”つ〜のがあり、
女はここで自称探偵を見つけて殺人依頼したという。

自殺サイトで自殺願望者を装い殺人相手を物色し
実際に殺してしまったという事件があった。

今回は殺人事件にまで発展しなかったが、
人間の罪の深さを垣間見る思いである。
と同時に、人間の命も軽くなったものだとも思う。

自分の思い通りにならないと殺す、というのではたまらんね。

しかし、この事件、
「殺人請負サイト」に書き込みをしていた男は
ことによったら、新手の「詐欺」かもしれないぜ。
ここで、金を受け取っても、依頼内容が殺人では
被害届を出さないだろう、と思った。

ところが、この男の読みは甘かった。
女は、とんでもない発想をするものだ。
自分が殺人依頼したというのに、詐欺にあったのではないか、と
警察署に飛び込んだ、というのだからな。

自称探偵は殺人方法を説明し、薬品購入代などと称して
10回、1500万円を受け取っている。

32歳の女はこのくらいの金を貯蓄しているんだね。
普段は真面目で遊ぶこともなく溜め込んでいたのかもしれない。
出会った妻子持ちの甘い言葉を信じたばっかりに…。
男はただの遊びだったのかもしれないのにな。

救急隊員、自称探偵、不倫相手とその妻。
今週の殺人劇場は、人間喜劇がテーマでありました。

●60年前:昭和20年9月15日
☆東京日比谷第一生命相互ビルにGHQ本部を設置することが決定される。
☆GHQ、日華道船舶の修理促進および戦時標準船の完成を命令。
☆ソ連、千島全島をソ連領とする旨を布告。
☆東久邇宮稔彦首相、マッカーサー元帥を訪問。
☆全国の大学・高専、一斉に授業を再開。
☆『日米会話手帖』刊行、360万部売れる。
 ※この発行部数は黒柳徹子「窓際のトットちゃん」まで破られることはなかったそうだ。
  ちなみに「ヨン様」も「トットちゃん」の愛読者。黒柳が感激していた。 

9月14日(水曜日)
●おフランス
在シカゴの娘から電話。
このサイトを見ているらしく、話しの内容は携帯音楽プレーヤーだった。
最近購入したらしい。

ARCHOSというフランス製だそうだ。
3Gのメモリ搭載、筐体は金属製と言っていた。
彼の国もこういう生産技術があったのかと意外だった。
ブランドはフランスだが、生産国まで確認してはいないらしい。
最近はSONYですらMade in Chinaなのだ。
近々一時帰国するから間もなく現物にお目にかかれる。

●60年前:昭和20年9月14日
☆GHQ、100トン以上の船舶航行を解禁。
☆GHQ、「言論および新聞の自由に関する覚書」違反で、同盟通信社の業務停止を指示。
  翌15日正午まで配信停止を命ぜられる。
☆「大日本政治会」解散。

9月13日(火曜日)
●最低・最高
100歳以上になる国内の高齢者が今月末の時点で、
前年に比べ2568人増えて2万5606人に達し、過去最多となったことが、
厚生労働省が13日発表した「長寿番付」でわかった。
このうち女性は2万1820人で、初めて2万人を突破した。

人口10万人に占める100歳以上の数を都道府県別にみると、
最多は沖縄(51・43人)で33年連続。
これに、高知、島根、熊本が続いた。
最も少なかったのは埼玉(9・81人)で、千葉、愛知の順番だった。

※今回の衆議院選投票率で、埼玉は前回のワースト1を返上した。
(ほんのわずかね)
100歳以上の高齢者が住む自治体ではワースト1。
長く生きることがベストとは思わないが、やっぱり悔しいじゃありませんか。
でもね、常に最高つ〜ものもある。
熊谷の気温だ。
本日も含めこのところ残暑が厳しいが、明日も熊谷は36度とか。
東京、千葉、神奈川はどんなに悔しがっても、ここには負けるぞ。
ん?喜んでいいものかいな

高齢者が住みにくい埼玉だが、
もし、前土屋県知事がそのまま留まっていれば、どんな反応をしただろうか?
なにしろ彼の郷土に対する思い入れは深く大きい。
埼玉が負けるのがいやなのだ。
即刻、原因の究明と対策の大号令がかかるだろう。
現、上田知事はどうだろう?
「あ、そう」と軽く受け流しそうだな。
彼は埼玉出身だっけ?
それほど印象が薄い。

プロフィールは
1948年5月15日福岡県福岡市生まれ。
県立三池高校から法政大学法学部卒。
早稲田大学大学院政治学研究科終了。
大学院時代は完全自活のため所沢で学習塾を開業。 

ふ〜〜ん。

●寝返り
といっても、赤ん坊の寝相じゃないよ。

郵政法案に反対した参議院の中曽根弘文一派全員
<旧亀井派11人(離党した荒井広幸議員を除く)>が態度を一変させた。
彼らが反対したから郵政民営化法案が流れ、
小泉が伝家の宝刀を抜いて衆議院解散となった。

理由は、自民党大勝利は「民意」だからそれに従う。
言い回しは異なるが、先の鴻池と同じである。

結果が出てから態度を豹変させる。
だったら、最初から賛成していれば
膨大な税金を使って選挙をすることもなく、
多くの議員が落選の憂き目を見ることもなかった。

「国民の明確な意思を重く受け止め尊重したい」とは
もっともな言い分だが、
中曽根がこんな日和見の小早川のような奴とは思わなかったぜ。

こういう信念のない政治家を選んでしまった国民もお馬鹿だよな。
こいつは親の七光りでここまできた男だからな〜。
顔つきは知性的だが、こういう優男を政治家にしちゃいかんぜよ。

孤立する荒井にはぐわむばって欲しいが
結局、大波に呑み込まれてしまうんだろうな。

●軽薄
かつて日本のお家芸は「軽薄短小」だった。
なかでもSonyが送り出す製品は
電子機器愛好者にはたまらなく魅力的だった。
あれから幾星霜。
だいぶ様変わりしてしまった。
このたび、Appleが発売した携帯音楽プレーヤー「iPod nano」は
「鉛筆サイズ」とかいう。
小ささ、薄さを表わすのに、あちらでは「鉛筆」を例に出すのかね。
手のひらと比べてそのサイズの有り様がわかった。

携帯音楽プレーヤー市場は過熱気味で撤退する企業が出ている。
Appleに対抗できるのはSonyしかない。

「iPod nano」を迎え撃つ製品を発売したようだが
かつて「Walkman」を発売したときのような衝撃はない。
直線を使った鋭角的なAppleに比べ曲線が多い。
安定といおうか円熟味なのか。
メインターゲットは20代だろうが、
彼らのテイストに合うか疑問だね。

こんなふうになっちゃ、Sonyもお終いよ。

●60年前:昭和20年9月13日

☆近衛・マッカーサー会談

どのような会談内容であったか、手持ちの資料では解明できなかった。

近衛文麿といえば、第79代総理大臣であった細川護熙(8ヶ月の短命内閣)の
母方の祖父に当たる。
五摂家の血筋を持つ公爵近衛篤麿の長男で毛並みの良さではピカいち。
しかし、良家の血筋にありがちな、どこか無責任でひ弱な影がある。
昭和12年から15年にかけ、第一次〜第三次近衛内閣を組閣。
第三次内閣は3ヶ月の短命内閣だったが。

彼は大東亜共栄圏構想を発表し、日本を国際的に孤立化させ
政党を解散させ大政翼賛会を発足させた。
日独伊軍事同盟の締結、日ソ中立条約の締結など
日本を戦争の道へひた走らせた極悪人である。
東條英機内閣は、近衛の敷いたレールをひた走り
昭和16年12月8日真珠湾攻撃で太平洋戦争に突入した。

結果的に、文官である近衛の暴走をだれも止めることができなかった。

敗戦後、この男は卑怯なふるまいをした。
日中戦争の泥沼化、太平洋戦争の開戦の全責任を軍部に転嫁し、
自分は軍部の独走を阻止できなかったことが遺憾であると釈明。

1945年12月6日にGHQからの逮捕命令を聞いて、
A級戦犯として極東国際軍事裁判で裁かれることを知った。
巣鴨拘置所に出頭を命じられた最終期限日の昭和20年12月16日、
荻窪の自宅・荻外荘で青酸カリを飲み自殺した。

9月12日(月曜日)
●残りわずか
7月30日にロードショーされた「亡国のイージス」も
残すところ1週間で終わる。
邦画であるがこれは見ておきたかった。
近場では草加で上映中。
しかし、あの映画館は狭くてスクリーンも小さい。
大宮界隈にシネコンがあるらしいが、駅付近ではなさそう。
映画を見るには、ここは不便な町だ。
隣町、春日部のロビンソンシアターも営業不振でクローズしてしまった。

有楽町の丸の内ピカデリーに出かける。
13時15分開演。
新白岡に車を止めて、上野まで45分、有楽町へ7〜8分。
シニア料金1000円ですよ。
でもね、往復交通費1620円を加算すると
「メリットも中くらいなりおらが町」つ〜ところか。

予告編上映中に滑り込む。
全席指定の総入れ替えだった。

この映画館は椅子がゆったりしているので好きね。
スクリーンも大きく音響効果もいい。

この映画の原作小説は話題になったらしい。
しかし、映画は???と思う部分が多々あった。
カットバックつ〜んですか?
関係のないようなシーンが突然織り込まれる。
あとから、それが伏線であることがわかるのだが、
小説を読んでいない者には未消化のまま残る。

海自、空自協力というだけあって、
イージス艦やジェット戦闘機のシーンは迫力がありましたね。


イージス艦は新聞、テレビのニュースで時おり姿を現す
最新鋭の防空システムを搭載した護衛艦だ。
海上自衛隊は横須賀、舞鶴に各1隻、佐世保に2隻、計4隻を配備している。
専守防衛にうってつけの艦艇である。


この艦が某国工作員と、彼と結託した副長に乗っ取られる。
某国とはいっているが、名前からして北朝鮮だ。
それから始まる息づまる艦内の戦闘シーン。
真田広之が、ラスト・サムライのときと同じく、いい味を出している。
彼は、共演した女優とねんごろになることで有名だが、
今回は男臭い映画で、女優は2人。
原田美枝子と韓国女優。
彼の好みではなかったのか、男優との友情を大切にしたのか?
ロマンスは聞こえてこない。


米国が開発した最新化学兵器が出てきたり
それを叩き潰す秘密兵器があったり、
偵察衛星が活躍したりするのだが、
映画からはそればあまり伝わってこない。
ハリウッド製なら、もっと劇的に、効果的に映像化するのだろうが。

最後のあたりで「いそかぜ」の甲板上で
手旗信号を送る、真田の姿があった。
それを偵察衛星が捕らえて、ズームアップする。
手旗信号の内容を読み取り、ジェット攻撃の中止をするのだが、
この衛星の使い方は「エネミーライン」からヒントをもらってたとしか思えない。

イージス艦「いそかぜ」が東京湾内で自爆沈没するシーンはCGだろう。
日本のCG技術は進んでいるのだろうが、
いまいち迫力に欠けていた。


冒頭で首を吊った女性が出てくる。
唐突なので、それが何を意味するのかわからなかった。
最後のシーンで墓の前の原田美枝子の台詞で、
寺尾演じる副長の女性関係がなんとなくわかる。
だが、小説を読まないと、事実はわからず、あくまで推測だ。

そんなわけで、食ったものがどこかにつかえているような感じが残る。

でも、都市ゲリラ戦の映画としては面白かったデス。


意外な俳優が出てくるし、中には台詞なしという俳優もいる。

第204飛行隊・宗像良昭1等空尉。イージス艦撃沈に向かう途中で作戦中止。
マイク真木と前田びばりの息子、真木蔵人が演じていた。台詞なし。

若い乗組員が陸に上がって喧嘩する。それを静止する警官役。
伊東ゆかりの昔の亭主にして歌手の佐川満男。
これは、わからなかった。うまく化けている。

首相の前で状況説明する海上幕僚長・湊本仁志
英語の上手い往年のロック歌手鹿内 孝。

内閣情報官・瀬戸和馬
元グループサウンズ岸部一徳。
新聞の連載小説「金鳥劇場」や富士通パソコンCMにも登場。
今や、貴重なバイプレーヤーでおます。

あ、そうそう。吉田栄作だっけ、彼も出ていた。
足が長く士官の白い制服が似合っておりました。


この危機を乗り越えなくてはいけない、
ときの内閣総理大臣・梶本幸一郎 に原田芳雄。
NHK「ハチローの歌」ではハチローの父親「佐藤紅緑」をやっていたが
結構はちゃめちゃな性格の役はうまい。
今回も、彼の在職中に起きた大事件に
「なんで、俺のときに…」とぼやく。

9.11、巨大ハリケーンなどに見舞われた米国ブッシュも
つぶやきそうな台詞だ。

●完敗に乾杯!
自民党圧勝。
小泉参謀総長のもと綿密に練られた選挙作戦だった。
論点は1つ。郵政の民営化。
野党は彼の劇場型と呼ばれる選挙の脇役でしかなかった。
やっきになって反論すればするほど
主役にスポットライトが当たる。
マスコミも連日書き立てる。
若年層の選挙への選挙への関心を高めたというが
ほとんどが自民党への観客動員数を増やしたに過ぎなかった。

結果は政権交代を目論んでいた民主党の惨敗。
やっぱりな。
対抗するアングラ劇場を作って
年金、少子化の演出をしなくてはいけなかった。
それを、「民営化反対」などとしたから食われた。
前も言ったろう「次の内閣」なんて「ままごと」やってないで仕事に邁進しろ、と。
岡田代表辞任。
負け戦の責任をとるのは当然だろう。
これだけ完敗すれば、かえってすっきりする。
最大野党も小自民じゃだめだと、気が付く(かな)

神奈川など18区ある小選挙区のうち90%自民当選だもんな。
よって、義兄は比例にも引っかからなかった。

一度ひっくり返った法案も、このように合法的に復活させることができる。
小泉の執念だ。
これを「議会制民主主義を根底からくつがえす」などと叫んだ者がいたがろうか。

ちょっと前、この町の再合併案が復活した。
内容は違うが、構造は似たものだ。
このとき、町民と議員の一部が民主主義を楯に大反対。
結局、復活劇は収束した。
小イズム精神でやれば、変わっていたかも知れない。

●60年前:昭和20年9月12日

☆杉山元、ピストル自殺

最終階級:元帥陸軍大将。
陸軍航空育ての親。
1940〜1944年まで参謀総長に就任し、太平洋戦争開戦立案・指導にあたる。
1943年元帥号を拝命。1944年の東條首相の参謀総長兼任の際、辞任し教育総監に再任される。
小磯内閣で陸軍大臣に再任されたが、1945年小磯内閣総辞職後、本土決戦にそなえて設立された
第1総軍司令官となった。

司令部で拳銃を胸部に4発撃ち込み自決、その知らせで夫人は短刀で自決した。享年67歳

輝かしい経歴にもかかわらず、才能に恵まれず、
支那事変勃発から幾度となく戦局の見通しを誤り、
部下の強硬論に必ず押し切られるところから
「ボケ元」、「ドア」とあだ名された。
年功序列によって単に順繰りで出世できたとも言えなくはない。

9月11日(日曜日)
●選挙

この町も役場で期日前投票を済ませた人が多かったようだ。
18時過ぎ、投票場の百間小学校に出向く。
小雨が降っていた。
早い時間に済ませた人が多かったのか、混雑はしていなかった。

20時からテレビ各局は選挙番組一色。
TBSは筑紫哲也氏、久米宏氏。
出口調査の当確が次々に紹介される。
案の定、「刺客」として放たれた女性候補が顔を出す。

自民党圧勝の字が躍る。
21時ちょい過ぎに埼玉13区・土屋品子の当確が流れる。
これから夜中までテレビに釘付けというわけにはゆかない。
ラジオを脇に置き、PCに向かう。

●60年前:昭和20年9月11日
☆GHQが東條英樹ら戦犯容疑者39人の逮捕を指令。

GHQによって逮捕される寸前にピストルで自殺、未遂に終わる。

(自殺未遂。無様な姿をさらす東條)

※軍国日本の最高指導者にしては醜態を演じた。
前夜、軍刀で割腹するならともかく、拘束にきたMPの隙をみて拳銃を使って腹部を撃った。
で、未遂。みっともない、情けない、ぶざまの一語に尽きる。
「捕虜になったら死ね」と兵隊に命令していた本人の裏腹な姿。

どこを撃てばどうなるかくらいはわかっていたはずなのに、
臆病風が吹いたに違いない。
かつて「カミソリ東條」と言われていたらしいが、気が小さかったのだろう。
それを隠すための弁舌だったのだ。
胆力なし口だけ。
今もいるよな、こういう奴って。

前日の10日アメリカの従軍記者の会見に応じて
東條は、「現在わしは百姓」との心境を述べたのち、
「戦争犯罪者については」の質問に、「戦争犯罪者?それは勝者が決定するものだ、
日本的解釈だが私は、戦争犯罪者ではない、戦争責任者なのだ」と語っていた。

※何を語ろうが自由だが、「責任者」ならそれらしい最後を望んだのだよ国民は。
ヒトラー:拳銃自殺
ムソリーニ:愛人クララ・ペタッチと共に吊るされた

東條の自殺は、最高の戦争犯罪者(責任者)のそれとしては、「一死以て大罪を謝し奉る」、
「神州不滅を確信しつゝ大君の深き恵にあみし身は言ひ遺すべき片言もなし」との遺書を残して
割腹自殺を図った阿南とあまりにも対照的であった。
敗戦から1カ月近くたった、しかもGHQによって逮捕命令がだされ、
逮捕寸前にアメリカ官憲の前でしかもピストルでの自殺未遂を、
日本国民は実に冷やかに受け止めた。

東條は、極東国際軍事裁判でA級戦犯 として起訴され、
48(昭和23)年12月23日、絞首刑に処せられた。享年65歳。

東京裁判の東條

※靖国神社に合祀されている問題で、東條の娘が発言しているが、
ごちゃごちゃ、しゃしゃり出られては大いに迷惑。
東條の名誉回復、歴史的再評価などないぜ。
国を亡国寸前まで追いやり、無辜の民を死に追いやり、
家族を離散させた張本人なのだからな。

東条英機の次男・輝雄(05年7月現在90歳)は元三菱自動車工業社長で、
東大工学部航空科を卒業後、1937(昭和12)年に三菱重工業へ入社し、
ゼロ戦の開発にかかわった。
戦後の1959(昭和34)年に官民合同で設立された
「日本航空機製造」の取締役設計部長に出向し、
初の国産旅客機YS11の設計で中心的な役割を担った。

※そうかいそうかい。よかったね。

9月10日(土曜日)
●忸怩・陸自
陸上自衛隊が防御研究のためロシアから火器を購入するという。
イラクの武装勢力が使用する火器はソ連製が多いためだ。
購入するのは、カラシニコフの名で知られる自動小銃AK47、AK74のほか、
携帯型の対戦車ロケット砲RPG7や狙撃銃ドラゴノフなど数種類の火器と
その銃弾・砲弾。数量は「あわせて数十丁」という。
近く入札を行い、国内の商社を通じてロシアのメーカーから来年度中に取り寄せる。

こういう情報が堂々と新聞に掲載される時代になったんだね。
昔なら敵国の武器の研究は秘密裏に行ったものだ。
緊張関係にあり、ゾルゲみたいなスパイが国内に潜んでいれば、即刻本国に打電され、
ソ連は火力を増強した改良型生産に着手する可能性もある。

もっとも、中東で使用されているのはアフガン戦争の際使用され、
イラクに流入したものだから、現在では旧式に属するものかも知れないけどね。

現代のスパイは公開情報から状況分析できる。
いい時代になったものだ。

こういう話を聞いたことがある。
潜水艦の鋼板の厚さは各国ともトップシークレットだった。
これがわかれば敵国は魚雷や爆雷の火薬充填量を特定できる。

日本海軍の酸素魚雷は当時世界のトップ技術が使われていた。
スクリューの航跡(白い泡)が出ないため
敵艦船が気がついたときは回避不能で轟沈されるのだ。
これを搭載する伊号潜水艦のハッチから士官が出てくる写真が新聞に掲載された。
戦意高揚のための措置だ。
当局は厳重なチェック体制を敷いていたが、なぜかこの写真は許可された。

人間のサイズとハッチの断面から潜水艦の鋼板の厚さを割り出すことができた。
敵国のスパイはこれを見逃すことはなかった。

映画「スパイ・ゾルゲ」では、日本のドイツ大使館で
ゾルゲが機密文書をカメラに収めるシーンがあった。
ミノックスのような超小型カメラではなくライカだった。

スパイといえば「ジェームス・ボンド」のような痛快活劇を思い浮かべてしまうが
現実は地味な活動を積み上げていたようだ。

●シンプル
明日を選挙に控え
新聞は各党、連日広告攻勢をかけている。
意見広告をするのは自民と民主。
他は予算に余裕がないのか候補者の顔写真を額縁のように並べている。

自民:小泉の大首写真で「私は問いたい」
「改革を止めるな」
民営化に賛成か反対か 前進か後退か

民主:岡田の顔は小さい
「身近な幸せを実現するために
新しい政府を創る」

自民は見た目にダイナミック、アプローチは単純な論法。
彼のキャラクターを前面に押し出す。
だが、郵政の民営化ができなければ改革後退というのは唐突。
郵政民営化は小泉の昔からの持論だが、
真っ先にやらなければなない問題かね?

民主はグリッドを使い整然とレイアウトされているが
硬直した感じを与える。
生真面目だが面白みに欠ける岡田の性格を反映しているのかもね。
そのくせ、小スペースの広告では
「政府 アウト」などと地口の「おふざけ」アプローチ。
首尾一貫していない。


宣伝戦は自民のほうが伝わりやすい。
かの、ヒトラーも「マインカンプ」の中で言っている。
「大衆にあれこれ言っても伝わらない、
1つのことを繰り返せ」と。

小泉はテレビのアプローチもシンプル。
ヒトラーの手法を忠実に実行している。

強引におし進めることを「小イズム」といおう。

ところで、自民党にはブッシュの宣伝戦を行った
米国チームが参加してるって本当?

9月9日(金曜日)
●変節漢
鴻池祥肇・元防災相は、衆院選で与党が過半数を維持した場合は、
選挙後の特別国会に再提出される郵政法案に賛成する意向を固めた。
理由は、
「前回は自分の信じるところに従い、反対したが、
今回は民意に従うのが政治家の筋ではないかと思う」

噴飯物である。
「民意」とは口当たりのいい言葉だが、要は一貫性のない「内股膏薬」である。
大きな流れに組み込まれようというのだからね。
美学のない俗物。
自己保身以外の何物でもないぜ。

こういう奴が政治家だと!
しかも、大臣級というのだから恐れ入る。
「加藤の乱」同様みっともない。
やめろ、この商売を。

征韓論で下野した西郷隆盛を見習え。

●60年前:昭和20年9月9日
☆中国に降伏
岡村寧次支那派遣軍総司令官、中国国民政府何応欽陸空軍総司令に対し、降伏文書に署名。

※8月15日に終戦詔勅、9月2日にミズーリ号上で連合国に対し降伏文書に署名したというのに
大陸ではまだ戦闘行為があったとはね。
ミズーリ号には中国国民党の高級軍人が参加していたはずだ。

☆マッカーサー、日本占領方針について声明

9月8日(木曜日)
●選挙集会
東横線白楽。
加藤候補の地元集会が開催された。
7時開催だが、埼玉からなので3時に出る。
16号岩槻インターまでの道は相変わらず混雑。
高速。四つ木の分岐で都内を横切るのを避け湾岸を行く。
最近横浜に出かけなかったので久々のドライブ。
横羽・東神奈川で降りる。
JR東神奈川と京急神奈川新町の間がマンションだらけで驚く。
国道1号を戻り綱島街道へ。浦島丘を白楽方面に入る。
この界隈も昔はよく走った道だ。
会場の白幡小学校は家人の母校。

6時頃到着したので、小学校内に駐車して
白楽界隈を歩くことにした。
坂の途中にある小さな駅。
東横線白楽駅にはエレベータが設置され、上りホームには
階段を登らないで済む改札口ができていた。

ここに来るのは20年ぶりくらいではないか。
昭和45年から5年近く住んでいた町なのだ。

Appleのコンピュータを初めて見たショップも
ビルの3階に看板を出していた。
道筋は昔のままだが、飲み屋が増えていた。

よく火災を起こすので有名な六角橋商店街へ。
いつも通った本屋も健在だったが、コミック専門店になり
ビニールカバーをかけた漫画がびっしり並んでいた。
アスファルト道路は、滑り止めの砂利を混ぜたコンクリリートの道に変わっていた。
狭い道を人と車がごったがえすのは昔のままだった。

ここは神奈川大学の学生の通り道。
夕方は帰宅、買い物、学生で通りはあふれんばかりである。
こういう賑わいは、宮代では望むべくもない。

白鳥座という映画館のあった場所には東海銀行が出店していたが
そのスペースは半分になり、そこにはドトールがあった。
お茶を飲みながら夕暮の活気にあふれた町を見ていた。

子供が小さかった頃のことがふと頭をよぎる。
息子が「子の子」の年の頃はこの町で過ごしていたのだ。
私は仕事が忙しく子育ては家人まかせでよく喧嘩もしたが
崩壊しつつある息子の家庭のようなことはなかった。

※懐かしい町だ。狭くごみごみしていて駅前と呼べたものではない。狭い道を行くと十字路。
そのまま直進すると3分ほどで昔住んでいたアパートに到着する。
角にはドトールが出店していた。
六角橋商店街は狭い通りに人と車がひしめく活気あふれた一角だ。

店の前で加藤議員の宣車が7時からの集会の告知にやってきた。
6時45分、会場に向かうことにする。

※ドトールでお茶していると、加藤議員の宣車がやってきて集会告知をしていた。
定刻の会場はまだぱらぱら。議員がミニ集会から戻るころ、8分の入りだった。

体育館には椅子が用意され、受付も万全の体制だ。
候補の奥さんと娘、家人の2人の姉も来ていた。
定刻になっても参加者の数は少なかった。
そのうち家人の2番目の兄も関内から駆けつけた。

昔はファミリー総出でサポートしたが、
埼玉在となった我が家は出足が悪くなった。
昔はポスター張りに緑区を走り回ったものだ。

定刻過ぎに参加者は微増した。
若者は皆無。
定年間近、年金暮らしの人たちがほとんどだ。
市会議員を10数年やっていたので地元の知名度は抜群だが、
国政参加となって、事務所を鶴見と神奈川区役所付近の2カ所にした。
これが地元密着にどう影響するか?

地区会長、市議、県議と挨拶が進む。
近隣のミニ
集会に出席していた加藤候補が会場到着。
さっそく話しが始まる。

個人を売り込むより政党間の主張の説明を行う。
今回の自民党旋風は想像以上で
東京、千葉そして神奈川までも追い風だという。
民主苦戦がマスコミでも報じられる。

郵政民営化を前面に出す自民にくらべ民主党の主張は、ややこしい。
岡田代表の性格のなせる業か。
そこで、加藤候補は、郵政民営化vs年金・子育てに絞りアピール。

小泉は横浜磐石とみてか、応援演説にも顔をださない、という。
たいへんな自信である。

神奈川3区。
小選挙区は小此木彦三郎元外務大臣の息子・八郎が
本人の存在感は非常に薄いのだが
自民党公認、県連、市会などの支援を受けて圧倒的な強さを誇っている。
齢40にして4回連続当選である。
デビュー当時はパンチパーマ、演説もできない。
ヘアスタイルは変わったが、人前で喋るのは苦手というのは変わらないらしい。
政治家のイメージから程遠いお方なのだが、
取り巻きに祭り上げられられたのだろうな。
これもすべて親父のお陰。

惜敗率で決まる比例区の党派別人数も、
南関東・自民有利ということになれば、
民主党の人数は相対的に低下する。
2重苦の戦いを加藤議員は余儀なくされている。

私が住むのは埼玉13区にして比例区は北関東。
票が3つあるのに役に立たない。
あの、「ばかっぱち」
(私が名付けたのではないよ。選挙区で、八郎候補はそう呼ばれている)
には負けたくないが、
選挙も、裁判も正義が勝つとは限らないのがこの世の習い。
ホンデュラス戦のように逆転勝利とは、なかなかいかない。

●虫
「無視」じゃないよ。

死にたれば蟷螂横になってゐる 山口波津女

今朝の読売歳時記。
解説:命を落とした一匹のカマキリがちょっと横になっている。
草をわたる風のように軽々とした虫たちの最期。

昆虫たちの一生はこの夏に次の世代に命を託し短期間で終わる。
実にあっさりしたものだ。

この時期、セミたちも同じような運命にある。
庭や玄関先で仰向けになったアブラゼミを見かけるようになった。
死んだのかと思い手を伸ばすとばたばた動き出す。
しかし、くるぐる回るだけで飛ぶことはできない。
臨終なのだろう。
セミの仰向けになったその姿は大往生のようにも見える。

●迷言

あの、田中真紀子がまた小泉をこきおろした。
外務大臣を罷免され、民主党に草鞋を脱いでいるが
無所属で立候補している。
岡田代表と宣車の上で吼えた。
ちょっと前までは小泉と蜜月状態だったのに。

「頭モジャモジャ、頭の中もモジャモジャ」
言いえて妙である。

管・前代表も川柳を披露した。
(彼の作ではないが)
「純ちゃんと叫んだ私が恥ずかしい」

順風満帆で選挙戦に臨む小泉自民党。
政治漫画にも表現されれている。
追う民主党も必死だね。

●発見
清志郎の愛車、新宿で発見

ロック歌手・忌野清志郎(54)の盗難された自転車(160万円相当)が
7日、東京・新宿区の路上で見つかった。
警視庁新宿署で引き取った清志郎は「よかった」と感謝。
25日にハワイで開かれる大会には、愛車とともに予定通り出場する。

犯人は盗んではみたが、これだけ大きく報道されては
処分することもできないと観念。放置したのではないかな。

●後退
「豊かさも中くらいなりおらが国」

どうしてくれる小泉。
お前が「郵政民営化」と吼えている間に
「生活の豊かさ」で日本は世界11位に後退したぜ。

7日、国連開発計画(UNDP)が世界177か国・地域の
生活の豊かさを比べた「人間開発報告書」を発表した。
一人当たり国内総生産(GDP)や平均寿命、識字率などから
生活の質を示す「人間開発指数」を割り出して比較した。

日本は前年まで5年連続で9位だったが、11位に後退。

ベスト3はノルウェー、アイスランド、オーストラリア。
以下、ルクセンブルク、カナダ、スウェーデン、スイス、アイルランド、ベルギー、米国と続いた。
アジアでは香港が22位、シンガポールが25位、韓国が28位に入った。
中国は前年の94位から85位になった。

こうして見ると「福祉」の充実している国が上位にあるようで。
韓国が日本に追いつき追い越せと競争意識むき出しだが、まだまだだね。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどはどうなってるんだろう?

●60年前:昭和20年9月8日
☆進駐軍第一ホテル接収。
※現・第一ホテル東京に続き、
9月8日、アメリカを中心とした連合国の占領軍が銀座に進駐。
銀座の建物も次々に接収された。
服部時計店がPX(アメリカ陸軍専用の駐屯地の売店)となり、間もなく松屋に移された。
服部時計店はGHQや各国の連絡所が置かれた。
他に東芝ビル、松田ビル、クロサワビル、千疋屋なども接収。

千疋屋、松坂屋が進駐軍向けのキャバレーに。
松坂屋の地下五百坪を借りて開いた「オアシス・オブ・ギンザ」は最大規模のキャバレー。
伊東屋の七階、八階には国際親善協会がキャバレー「メリーゴールド」を出店。

銀座パレス(現・博品館)には、悪名高いR・A・Aが置かれ、連合軍兵士相手の
娼婦募集の窓口になった。

接収解除になるのは昭和27年4月。

9月7日(水曜日)
●ニューヨーク
19時NHK教育テレビ「ニューヨークはこうして生まれた」
面白い番組だった。
マンハッタン島誕生の氷河期から現代まで
移民当時の絵画やCGを駆使して、
いかに世界の大都市へ発展していくかを紹介していた。

1800年代には、グリッドシステムという碁盤の目のような整然とした
町作りのための測量がはじまった。
将来、道路になる場所に家があれば、強権発動で排除していく。
相当な抵抗に遭ったが、結果として正解だった。
21世紀のNYも、当時の構想通りできあがった。

細い道がうねうね曲がりくねったわが町は、
地権者の言いなり、ということがよくわかる。
また、笠原小学校がそこになければ、
駅から春日部に抜ける道ができたものを…という声も聞かれる。
ニューヨークの町づくりと比較されてはたまらんだろうが。

長大な運河、セントラルパーク、ブルックリン橋など壮大な構造物も
マンパワーと素朴な道具で作られていたというから驚く。

「ギャング オブ ニューヨーク」という映画がある。
9.11のテロで公開が1年遅れたといういわくつきの作品だ。
レオ様が主演の、NYの裏面史とでもいうべきもの。
これを見たときは荒唐無稽な作り話かと思った。
ところが、実在の人物をもとに書かれた小説がもとになっていた。
原作者は1889年ミズーリ生まれのハーバート・アズベリー。

オランダからの入植者が「ニューアムステルダム」と名付けた新興の小さな町は
英国に攻められ「ニューヨーク」と名前を変える。
「ギャング オブ ニューヨーク」の時代は1863年。
英国系移民が暴力でこの新興都市を牛耳っていた。
主導権争いで対抗するのはアイルランド系移民。
棍棒やナイフで殺しあうという血なまぐさい抗争を繰り返していた。
日本は幕末。新選組が京都で活躍していた頃だ。
仁義なき殺し合いという点では似ているね。

「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソンがアイルランド系の牧師役だった。
その息子がレオナルド・ディカプリオだ。

とにかく「ほんまかいな」というほどの、コミックタッチの映画だった。
だが、史実だという。
テレビ放送では、こういう暴力都市の一面は紹介されなかった。
セントラルパーク構想は、「ギャング・オブ・ニューヨーク」の時代設定の
10年後、1873年に生まれたというから先を読む目は確かだ。

やがてエジソンが電気供給会社を設立する。
高層ビルラッシュが始まる。
とにかく、ダイナミックに発展してきたニューヨークに圧倒された。

こういう番組が作れるのは、やっぱりNHK。
次々に発覚する不祥事に便乗不払い組が増えているらしいが、
私は、ちゃんと受信料を払っておりますよ。

●夕焼け

ジョンの散歩時、西の空は明るくなってはいたが、周囲は雨雲であった。
6時頃、窓ガラスが真っ赤に染まっていた。
カメラをもってあわてて飛び出す。
南から西にかけてきれいな夕焼けだった。
予報によると明日は台風一過で猛暑がぶり返す。
埼玉は35度を超すと言っていた。
うんざり。

●自転車盗難
ロック歌手の忌野清志郎(54)が今月、東京都新宿区内で
160万円相当の高級自転車を盗まれる被害に遭っていたことがわかった。
知人の敷地内に置いて1時間後に気がついたらワイヤが切られていたという。
高価な品は家の中に入れておかなくちゃいかんよ。

わが家近くのスーパーでは6000円程度からママチャリを売っていますよ。
有名ブランドのフレームや材質、変速機で組めば100万を越すことくらいわかっていたが
彼は相当なチャリ好きだね。

昔は10万円台のマウンテンバイクを購入したこともあったが
今は35000円のポタリング用自転車に乗っておりますよ。
そろそろ飽きたので、またマウンテンバイクに乗り換えようかと思っているけど
せいぜい5万円ね。
年金暮らしにはそれでも贅沢だよ。

●台風14号
7日午前9時現在、能登沖にあって、時速約50キロで北東に進んでいる。
同日午後9時には北海道・奥尻島の南西約120キロの海上に達し、
北海道に上陸する恐れがあるという。

九州、四国に大被害をもたらした14号だが、関東地方直撃は免れた。
が、巨大な熱帯性低気圧のおかげで、東風が強く、湿度が高く蒸し暑い。
野菜畑も強風にあおられ、めちゃくちゃ。
まだトマトは収穫できるので、これを除いて整理することにしよう。

ジョンの散歩のおり、保育園のさつまいも畑の前を通った。
6月頃だったか、「子の子」がここで植えた苗が元気で育っていた。
間もなく芋ほりに子供たちがやってくるだろう。
とんだ展開で「子の子」は、
今、民主党候補・武山ゆり子の出身地、庄和町に住んでいる。
収穫の喜びも知らず、
2DKのクソ狭い空間でばあさん、おじき、母親と棲息している。

だから何だ、と言われても困るのだが。

●重い
相変わらずこのSiteは開くのが遅い。
確認のためアクセスするが、当事者もうんざりする。
写真の点数が多くなるなるためと思っていたが、
それだけではなかった。
このデータを置いているinfoseekのサーバーに負荷がかかりすぎているのだ。
ちなみに、ほかに置いたSiteはスムーズに開く。
楽天傘下になったinfoseekだが、サーバが改善されなくては
この現象は改善されない。

●女の闘い
私の住む埼玉13区は3人候補者がいる。
自民、民主、共産だ。
が実質自民・土屋、民主・武山。
女の決戦場となるだろう。
土屋は父親が前埼玉県知事という血統のいい牝馬だが
姉の不祥事で父親が知事職を辞するという最悪の事態だった。
武山に激しく攻め寄られたが辛勝。
今回は大きく引き離して当選を目論んでいる。
一方、武山は闘志むき出し。
その思いがポスターにも表れている。
おおかたの候補者がスマイルポーズなのだが、
彼女は牝ライオンのようだ。


前回だったか、
土屋は公約のひとつに鉄道網の改善を挙げていたと思う。
そこで、「開かずの踏切」対策を述べていた。
わが町にも東西を分断する2カ所の踏切があるため、
これが改善されればいいと思っていた。
だが、公約は公約。
どこまで取り組まれたか皆目わからん。

今回の土屋は
・少子高齢化対策
・教育問題
・構造改革
である。
前回の「交通網整備」はどこかへ吹き飛んだ。
しかし、「少子高齢化」は「郵政民営化」より早急に
取り組まなくてはならない問題、と小生も考える。
だがね、町議では不可能な地域の問題も1つくらいとりあげて欲しかったな。
でも、彼女は時代の流れを読むのはうまい。

一方、武山。
・税金の無駄遣い阻止
・安全、安心な住環境実現
・医療、福祉の充実
・地域主権

2人とも似たり寄ったり。
共産党の赤岸は「大増税反対」
相変わらず「なんでも反対」共産党。
もう少し、表現に気を配ればいいものを。

土屋は春日部市、武山は隣の庄和町出身。
今年10月、この2つが合併して「大」春日部市になる。

11日の投票に向け熾烈な戦いを行っているのに
庄和町の町会議員は、合併後の議員報酬格差にぶすたれた。

合併後7ヶ月は報酬は固定されたままなのだ。
こういう取り決めを行った首長に文句を言った。
ちなみに、春日部市:45万1000円、庄和町:23万5000円。

市と町。格が違うのだからこういう具合なんだろうが、
「対等合併」を盾に庄和町町会議員が
差額の151万2000円の堀を埋めようとやっきになっている。
やれやれ(ダブルミーニングだからね)。

●満2年
本日をもってこのサイトも3年目に突入。
日記帳ではこうも長続きしなかったと思いますよ。
訪問、感謝!

9月6日(月曜日)
●60年前:昭和20年9月6日
☆トルーマン米大統領、「降伏後における米国の初期対日方針」を承認し、マッカーサー元帥に指令。
☆重光葵外相、連合軍は軍政を敷かないと発表。
 ※とはいえ、GHQによる間接統治。
   つまり、日本政府はGHQの言い分には逆らえない傀儡政権となる。
   これは昭和27年まで続く。
☆朝鮮建国準備委員会、朝鮮人民共和国樹立を宣言。米軍の圧力によって瓦解。
 ※日本の敗戦により、それまで帝国日本の支配下にあった朝鮮、満州、中国、東南アジアの
   国々は独立運動が起こる。
   しかし、それは簡単なものではなかった。
   中国は共産党と国民党が争い、インドネシアはオランダが、インドシナはフランスが、
   朝鮮はアメリカとソ連が…覇権争いを行い泥沼化していった。

●殴りこみPart1
バブル時代は米国のホテル、有名ビルを次々に買収。
本土席巻の感があった日本だが、
バブルが潰えてから、立場が逆転していた。
敗戦当時の日本のように米国資本の進駐にさらされていた。
ところが、このたびIT資本が米国進出を果たした。

ホリエモンが選挙で浮かれている間に
楽天の美木谷が
米ネット広告大手「リンクシェア」(本社ニューヨーク)を買収し、
完全子会社化する、と発表した。
楽天は今後、同社を足掛かりに、
世界最大の電子商取引(EC)市場である米国に本格参入する。

久々に聞く快挙。
これまで、ホリエモンの行く先をチョッカイしていたような
三木谷であるが今回はほめてあげる。

●殴りこみPart2
小泉の選挙区・神奈川11区にとんでもない男が無所属で立候補していた。
選挙好きの秀吉さんだ。
青森の土建屋にしてホテル経営者。
確か、都知事選にも顔を出していたはず。

小泉は旧弊を打破する構造改革を、叡山焼き討ちになぞらえたか?
自らを信長にたとえた。
そこへ、木下藤吉郎改め羽柴秀吉改め豊臣秀吉である。
歴史的には主従であったが、この選挙では挑戦者だ。
歯牙にもかからないだろうが、小泉信長も苦笑しているだろう。


話し変わって神奈川3区。
いつも小此木と加藤の宿命の戦いになる。
八郎は彦三郎元外務大臣の息子。
七光り議員だが過去4回当選とは、本人の実力以上。
環境副大臣やってるとはまるで知らなかった。
一方加藤は若い頃は藤山愛一郎の秘書をなるなど
政治の世界を早くから目指していた。
その後自民党市議を長年努め、衆議院を狙うが失敗。
以後苦節10年。
さきがけ、日本新党を経て民主党から出馬。
当選を果たすが、今回の解散で再度の挑戦。
小選挙区、比例区2つに顔を出すので、たぶん大丈夫だと思うが油断は大敵。
来週は東横線白楽の白幡小学校で演説会があるので行かねば。
えっ、なんでまたそんな遠くにまで…
実は、彼は義兄なのであります。


9月5日(月曜日)
●カトリーナ
米国南部を襲った最悪ハリケーンの名前だ。
同名の女性はいい迷惑だろうね。

今回大きな被害を受けたのは
ジャスの発祥地ニューオーリンズ
「オースザンナ」のルイジアナ。
飯田公彦の「ルイジアナ・ママ」つ〜のもあった。
これには、ルイジアナかとニューオーリンズが歌いこまれている。
アラバマは〜「アラバマの月」というのがあったっけ?
ご当地ソングで、なじみの深い町がやられたんだな。

昭和22年9月14〜16日に日本を襲い
大被害をもたらせたカスリン台風も有名だ。
私は5歳で宮代町の旧百間村の西光院というお寺に疎開していた。
利根川が決壊して、このあたりも水浸し。
洪水は都内にまで達した。
お寺の裏は芋畑で、そこに「水が入った」という大人の怒鳴り声を記憶している。
翌年、葛飾区金町に引っ越すことになる。

●豪雨
昨夕方ポツリときた雨は次第に本降りになってきた。
「義経」は大河ドラマの1つの山場「壇ノ浦の戦い」。
保険のコマーシャルでほのぼのとした役をやっている阿部君が
平家の公達としていい味を出していた。
放映中もテレビの画面がちらつく。
雷の影響だ。
あまりひどくはなかったが、時折、岩槻方面でバリバリ音がした。

あとでわかったのだが、岩槻は豪雨のため住宅に浸水があった。
国道16号の野田市あたりは冠水し走れたものではない、と
息子から電話が入った。
幸い私の住む地区はそれほどの豪雨ではなかった。
都内も局地的に1時間に100ミリの雨が降ったという。
川は氾濫。大都会の脆弱さを露呈。

今朝の新聞は、衆院選、アメリカ南部を襲ったハリケーン、
関東地方の集中豪雨の記事が踊っていた。

雨も雷も長時間止まず。
パソコンの電源は用心のため早々に落としていた。

NHKラジオは番組を中断して道路、天気情報を流していた。
男性穴は「東葛飾」を「ひがしかしつか」と読んだ。

「カンボジア難民」を「なんぼじゃ・かんみん」と言い間違えた話は有名だが、
この「穴」も、このあと3箇所くらいの「東葛飾」を、同じ読み間違い、つっかえをしていた。

●100年前:明治38年9月5日
☆日露講和条約締結
1905年前の本日、米国のポーツマスで、
アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトの仲介で日露の仲直りが行われ
ポーツマス条約が締結された。
日本側全権:小村寿太郎 ロシア全権:ウィッテ

手前方が日本交渉団で右から三人目が小村寿太郎、奥方がロシア交渉団で右から三人目がウィッテ

日本国内はアジアの小国が大国に勝利したので沸きに沸いていた。
ところが、実情は息も絶え絶えのギリギリ状態だった。
これ以上戦争が長引けば負けていたかも知れなかった。

負けたロシア側も強硬だった。
日露戦争では、日本は早い段階からアメリカに講和の仲介を依頼し
日英同盟により英国とも情報交換を行っていた。

これにより、息も絶え絶えの勝利だったにもかかわらず
ロシアからの領土割譲は予想以上だった。
しかし、賠償金は獲得できなかった。

1)韓国における日本優位の承認
2)関東州租借権、長春以南の鉄道と付属炭鉱を日本に譲渡
3)樺太の北緯50度以南の獲得
4)沿海州の漁業権獲得

ポーツマス条約で、以上のような権益が日本にころがりこんだ。
指導者たちはこれでよし、としたが
大勝利に酔った国民は、日本の弱腰をなじり各地で暴動が起きた。

資源のない島国日本が日清・日露戦争をへて
念願の大陸進出を果たせた。

これで、気が大きくなった日本軍部は過大な野望を描くことになる。
で、50年後の太平洋戦争での無条件降伏だ。
日本の領土は鎖国をしていた江戸時代に逆戻りをした。
もっとも、これが本来の姿なのだがね。

太平洋戦争の終わらせかたの無能ぶりが
日露戦争にくらべて、きわだつ。

日独伊の枢軸同盟を結んだ日本だが、
ヨーロッパにおけるナチスドイツの緒戦の勢いに日本軍部は幻惑された。
ヒトラーの自殺によるナチスドイツの敗北を予想した連中などいなかった。
ムッソリーニのイタリアも瓦解。
孤立無援となった日本は、日ソ不可侵条約を締結したが、
ロシアは日露戦争で日本に煮え湯を飲まされた国だぜ。
終戦内閣の首相鈴木貫太郎が、
連合国との和平仲介をロシアに依頼したというのは
こういう歴史を認識していたのかと首をかしげたくなる。

案の定、ポツダム宣言受諾の7日前ソ連が参戦。
「不可侵条約」などクソくらえである。
こうして、ロシアは千島・樺太はもとより北方領土まで手に入れた。
スターリンは北海道まで占領し自国のものにしようとした。
この提案はトルーマン米大統領に一蹴され、
スターリンの日本本土占領計画は阻止されたが、
万一、実現されたら、東西ドイツ、南北朝鮮のようになっていたことは間違いない。

明治の先輩たちが血と汗で獲得した領土を
昭和の指導者がすべて吐き出した。
状況把握の甘さがこの悲劇を招いたのだが、
大国意識からくる慢心以外のなにものでもない。
おおばかものめ!!!

平成の国家指導者はどうかね?
アメリカ追従というバランスを欠いた外交、
ロシア、朝鮮、中国との領土論争における弱腰
政党間のコップの嵐
明治政府の指導者にくら存在感が薄く、スケールが極めて小さくなった。

9月4日(日曜日)
●多忙
テレビを見るのにね。
8時から「義経」。今夜は「壇ノ浦」だしね。
9時から「RONIN」。ロバート・デ・ニーロだしね。
今日は、テレビ三昧。
こんな日もあるのだ。

●パンプキン爆弾
午後NHKBSでドキュメンタリーを放映した。
1時〜3時:映像の戦後60年
3時〜6時:8月15日あの日世界は何をめざしていたのか
共に興味のある内容だった。
BS録画はお手の物、というわけにはゆかないのだが録画した。
気になって、テレビ側でモニターしていた。
ということは、録画しながら番組を見ていた。
なんと、5時間である。

終戦前夜の8月14日、熊谷市、秋田市、豊田市など
日本の幾つかの都市がB29の爆撃を受けた。
ポツダム宣言受諾するか否かで天皇と閣僚がもたついていた。
結局連合国へ打電したのは15日深夜。
さっさと降伏しなかったために、
受けなくてもいい攻撃を受けたのだ。

豊田市の自動車工場というからトヨタだよな。
ここの攻撃に「パンプキン爆弾」が使われたというのだ。
何だ何だ「かぼちゃ爆弾」て〜〜のは?
初めて聞く名前だった。
画面に現れたのは、長崎に投下された原爆「FatMan」ではないか!
「パン…爆弾」つ〜のは、原爆投下用に作られた訓練用模擬爆弾という。
だから、豊田市に落とされたのは、外観は原爆だった。
充填されたのは火薬だが、通常爆弾の10倍の威力があったという。
航空写真が紹介されたが、工場敷地に大きな穴があいていた。

8月14日の爆撃で全国で2000人が命を落としたという。
負け際が潔くないから、こんな結果になった。
昭和天皇が、飾りの神輿でなく、もっとリーダーシップをとり
国民を考えて迅速に判断していればね〜〜。

皇居前で玉音放送を土下座をしながら聞く人々の写真は有名だ。

15日、朝7時に重大放送があると予告があった。
だが、これで敗戦を察知し皇居前に集まったわけではなかろう。
多くの国民は天皇の放送内容が難しくて理解できなかったという。
むしろ、初めて聞く現人神(あらひとがみ)の声が、
キンキンとかん高いのでびっくりした、という人の方が多い。

15日昼ごろ皇居を警備していた近衛兵(曹長)が存命だった。
彼は皇居前に集まった人々を目撃していた。

門を出ると大勢の人が集まり、彼等が発する声が地から湧き上がるように
うねるように聞こえたという。
とてもこの世のものとは思われなかったそうだ。

ビデオは無事録画できていた。
見直すのに5時間!

●カワセミ
9時ちょい前。ジョンの散歩。
灌漑用水に突き出た生活排水用エンピ管の上に羽根を休めていた。
朝日に、コバルトブルーが輝いていた。
見るのは今年3回目かな?
小柄だったのでまだ若鳥なのかもしれない。

めっきり目が悪くなったジョンは当然気がつかない。
反対方向を向いて雑草を食べていた。
時おりグイグイ鎖を引っ張る。
振り向いている間に、カワセミが飛んでいって、と思い無視する。

当然向こうはこっちの存在に気がついている。
適当な距離を置いて眺めていた。
デジカメはあったが広角レンズの短焦点では使い物にならない。
こういうばやいはズームでないとな。

突然、用水を上りはじめた。
いつものように、身を隠すように用水の中を低く飛んでゆく。
小走りに追う。
数メートル先の枝に止まった。
近づくと、また数メートル先まで飛んでいってしまう。
繰り返すこと3回。
悪いことにジョンが排泄。
そっちに気を取られているうちに見失った。

でも、今朝のカワセミとのつかの間の交流は楽しかった。

●ホールディングカンパニー
持ち株会社ばやりである。
すべてを抱え込む巨大企業ではなく、
小分けにして、その株を保有する。
危険の分散だが、
大鑑巨砲主義から航空機と駆逐艦による機動性重視みたいなもんだ。

政府も同じようなことをやろうとしている。
構造改革による小さな政府への移行だね。
合併を進めるのは
「小さな政府・大きな地方自治体」の実現かね。
「道州制」という話もあるしね。
どうせアメリカがお手本なのだろうが。

今、郵政の民営化に血道をあげているが、
自由主義経済では採算の上がらない部門は切り捨てるのが常道だ。
スーパー、ホテルなどを見れば納得するだろう。

小泉は若い頃からの持論を構造改革の名の下に実現しようとしているが、
今の日本は、早急に手をつけなくてはならないことが他にもあるんじゃないの。
プライオリティが間違っている。
しかし、彼は郵政を変えられなくて、他の何が変えられる、と問題をすり替えているけど。

旧体制を打破して生まれた明治政府が
富国強兵を唱えて世界の仲間入りを果たした。
以来、人口は増え続け国力も世界のトップレベルに達した。

だが、100年以上をかけて日本という国自体が老齢化した。
この先50年、100年を考えたら
郵政の民営化などやっている場合ではないだろう。
少子化対策こそ真っ先に取り組むべき問題ではないのかね。

安心して子供を生み育てることのできる社会の再創出だよな。
今の日本は、子供のいない過疎村と同じ状態なんだからね。
しかしこれは教育、医療、景気、年金など重要な問題をすべて包含しているから容易なことではないけど。

人口が突出している団塊の世代は敗戦の申し子だ。
ということは、日本が戦争に巻き込まれるか、引き起こし
灰燼に帰した中から再生するという方法が
人口増の手っ取り早い方法といえるな。

9月3日(土曜日)
●アフガン死
射殺。
やっぱりな。
広島県尾道市立美木中学の男性教諭福正純さん(44)と
同僚の女性教諭長谷川忍さん(30)が遺体で発見された。

2人は夏休みを利用し8月8日にパキスタンからアフガン入りし
連絡が取れなくなってから、約1カ月が経過していた。

究極の自己責任を全うしたのだから、とやかく言われる筋ではないかもしれない。
が、イラク同様政情不安定な国で、彼等が通過する道は最も危険地帯。

車に練炭を入れて集団自殺するのと同じくらい確実な死への道ではないか。
これを知りつつ向かった2人の関係が気になるところだが、
テレビのワイドニュースや週刊誌が真相報道してくれるだろう。

●降伏調印式
東京湾上に浮かぶ戦艦ミズーリ号で9月2日に調印式が行われた。
この、歴史的かつ荘厳な舞台で、
緊張したある将官がサインの位置を間違ってしまった。
1つずれたまま、調印式の終了をマッカーサー連合軍司令官が宣言する。
そこから始まる面白おかしい人間劇。
これは、必見だと思いますよ。
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pdfで4枚もの。
1M以上の重いファイルなので開くのに若干時間がかかりますが、御容赦。

●巨峰市

ブドウの王様「巨峰」はわが町の特産品。
毎年、収穫時期に「巨峰市」が開催される。
今年も、残暑厳しい好天に恵まれ、近郷近在から人々が訪れる。
「新しい村」の芝生広場にはテントが張られ、焼きそば、おでん、おしるこなどが出店。
お祭り騒ぎである。
目玉は巨峰の販売だ。
整理券が配られ、あっという間に売り切れという。
だが、このあたりの住民はここでは買わない。
町に点在する巨峰農家から購入するのだ。
好きなだけ購入できるし、地方発送もしてくれる。
しかも、安い。
テント村の食べ物も、例えば栃木市のお祭りのそれに比べ高価。
お祭り、感謝価格ではなく、しっかり商売している。
だから、最近は前を通り過ぎるだけで、会場には入ったことはない。

●置き土産
小さな靴、水鉄砲…
「子の子」が置いていった品々が、まだ目線に入る。
家人は汚れていた靴を今朝、水洗いしていた。
心なしか背中がさみしそう。

この水鉄砲で庭を駆け回りびしょびしょになりながら撃ちあいをやった。
「子の子」はたいそう喜んで、リクエストされていたが果たせなかった。

今度の場所ではこういう遊びは無理だろう。
引きこもりの兄貴が相手をしないだろうし、庭もない。
アパートの駐車場ではできないし、隠れる木もない。
可哀相なのは「子の子」である。
不倫中の母親に、金で無理に引き戻されたんだから。
あのバカ女、これから不倫相手の妻とのゴタゴタが始まるのだろう。

「子の子」の置き土産はいずれ、全部段ボールに詰め込むからね。
あるいは、これらを使うことはもうないのだから廃棄処分をするか。
私が冷酷な執行官役なのだ。

●季節の終わり

残暑厳しく畑作業もおなおざりになっていた。
徒長したトマトはジャングル状態。
だが、まだ実をつけている。
ミニトマトも相変わらず期待できる。
キュウリは枯れた。
ピーマンは霜が降りるまで収穫できる。
相変わらずナスの栽培はうまくない。
ブルーベリーは1日おきに小さなザルいっぱいとれる。
だが、夏物はおしまい。
プロの畑は、耕運機が入りきれいにならされ
そこに秋冬物の苗が植えられている。

今年の夏、トマトは大収穫だった。
正確な数は数えていないが、12本の苗から250個以上はとれたと思う。

●60年前
☆ノー・モア・ヒロシマ

9月3日早朝、外人記者として初めて広島入りした
イギリスの『デイリー・エキスプレス』紙のピーター・バーチェット記者が、
9月5日付同紙に外人記者として、世界で初めて被爆地の実情を伝えた記事の最後に記された言葉。
この記事は、『デイリー・エキスプレス』の一面に大きく掲載され、
大見出の「THE ATOMIC PLAGUE」のすぐ下には、
I write this warinng to world
(「私はこれを世界への警告として書く」)と書かれ、
最後は、No more Hiroshimaで締めくくられた。

9月2日(金曜日)
●住民票
3月に庄和町から宮代町に「子の子」の住所を移した。
私のところから保育園に通うための措置であった。
これを再び庄和町へ移すことになった。
しかし、元の住所ではない。
浮気女が実家に戻っているので、その住所であった。
母親名義のアパートかと思っていたが、
実際は引きこもりの兄貴の名義になっていた。
これまた浮気な母親と母親の血を受け継いだ浮気女は
母親からすれば子、浮気女からすれば兄のアパートにころがりこんでいたのだ。
2DKに3人の大人と1人の子供…
人口密度が高いな。

宮代町役場で住民票の移動の手続きを行った。
それに付随する、健康保険証、保育園退園、児童手当などの手続きは
ベルトコンベア式にスムーズに行われた。
昼時であったが職員の対応は、3月のときと違っておおむね良好だった。

作成された「転出証明書」は、浮気女のもとへ届けなければ効力は発生しない。
しかし、じかに連絡を取り合うことは禁止されているので
いったん、浮気女が依頼した千代田区の弁護士事務所に送付することになる。
まどろこしい話だが、こういうものなだろうね。
結局、先方不在で、発送は月曜日になる。
当方としては「子の子」のために、早急に手続きをしたのだが、
「3日遅れの便り」という、都はるみの歌みたいになってしまった。

●別れPart2
8月30日には「子の子」との別れをした。
今朝は「子の子」の情操教育のために飼育していたカブト虫を
見つけてきた裏の林に逃がすことにした。
メスは卵を産んで、オスも年を越すこともなく死んでしまうのだそうだ。

人間も動物も昆虫も、一緒に生活すると情が移る。
しかし、このまま狭い飼育箱に閉じ込めておいては
短い一生なのだから可哀相。
オスは浅い場所にいたのですぐ発見できた。
メスは切りクズの深い場所にいるらしくかき回してみても見つからない。
仕方なく飼育箱をひっくり返し、ツガイにして
栗の木の幹に止まらせた。

カブト虫用ゼリーと蜜を購入して毎晩あげていたので
羽根の艶がいい。
まるで、茶羽根ゴキブリのようにつやつやしている。
オスは元気よく幹を登っていった。
急に飛んだ。
あらら、畑の方にいっちまったよ。
逆だろうに。
林の中に逃げ込まなくては、人間に見つかるぜ。
でなきゃ、がんばって東武動物公園の林まで飛んでゆけ!
メスは、栗の木をのそのそ移動していたが落下した。
自分でよじ登ってくれよ。

この2匹はペアリングの真っ最中だった。
あまりの気持ちよさに、思わず手の力が抜け枝から落っこちた。
それでもまだオスの突起はメスの中にあった。
偶然そこへ私が通りかかったのだ。
オスをつまんだらメスまでくっついてきた。
そのまま2匹家に持ち帰った。
愛の行為の真っ最中に拉致してしまって、
申し訳ない、と思っている。
悪名高い北朝鮮の誘拐犯だって、
セックス中の男女を拉致したりはしないからね。

前の晩「子の子」に「裏でカブト虫をつかまえてあげるから」と言ったばかり。
翌日その約束を実現してしまったので、
「子の子」の私を見る目が変わった。
「スーパー・ギギ」

「子の子」からすれば私は「じぃ〜じ」である。
「じじ〜〜」ではないよ。
しかし、その呼び名がいやなので、小さなときから
「ギギ」と言わせていたのだよ、

家人の姉の子、つまり甥姪であるが、
彼らには小学校の頃から「**おにいさん」と呼ばせていた。
だから、40過ぎた彼らは今でも私のことを「おにいさん」と呼んでいる。
子供の頃からの教育が肝心ね。

●60年前
☆戦艦ミズーリ上で降伏文書調印 
全権:重光葵、梅津美治郎/第二次世界大戦終結
※これをもって、日本が敗戦した日と見るむきもある。
 一般的には、昭和天皇が終戦詔勅を読み上げた8月15日だが。

全権大使重光葵らを乗せた黒塗りが横浜大桟橋に到着する。
その中には若き日の加瀬俊一もいた。シルクハット姿がダンディ。
日本軍の攻撃に備え東京湾沖合いに停泊する戦艦ミズーリ号。
日本側一行はランチでミ号へ向かう。戦勝国将校は敬礼で迎える。
※連合国側が撮影した映像は、貴重なシーンを余すところなく捉えている。
歴史好きにはたまらんな〜〜〜
本日は疲れたので、この続きは、またあとで

9月1日(木曜日)

●出頭

13時30分に家裁へ出頭命令。
松伏町を抜けて越谷へ入り市民病院がの交差点を左折すれば
地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所の建物が見える。
隣りはおしゃれなイタリアンレストランだ。
定刻前に到着。
定刻に調停室に入る。
10分、15分、20分いくら待っても関係者は来ない。
業を煮やし、部屋を出て、ここに連れて来た係員を探しその旨を告げる。
彼はあわてて担当官を探しに行った。
ややあって、「そのままお待ちください」
30分遅れで、ドタドタと5人の男女が入ってきた。

彼らは慣れているのだろうが、
こっちは、裁判処女だぜ。
遅れるなら遅れると一言あってもよさそなものではないかい?
こういう非常識な連中に裁かれるのかと思うと
なんとなく不愉快になってきた。

イライラしてはいかんよ、と自分に声をかけた。
<続く>

●今はもう秋

「トワエモア」の世界である。
しかしここは「誰もいない海」ではない。
空は広く高い。まるで海のようである。
その下で栗がはぜ、巨峰が実り、稲刈りが始まった。


●60年前:昭和20年9月1日
東亜交通公社、日本交通公社に改称。
※JTBの誕生は意外に早かった。
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